JP3920660B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストロボ撮影時、特に近距離における撮影時に画像を補正するデジタルカメラなどの撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル式の撮像装置であるデジタルカメラにおいて、ストロボを内蔵したものが普及している。デジタルカメラによって被写体を比較的近距離からストロボ撮影された画像は、オーバ露光になる傾向になるので、たとえば、特開2000−278598号公報に開示されているように、オーバ露光の傾向にある画像データを補正し、適正な画像を取得することが行なわれている。
【0003】
すなわち、特開2000−278598号公報に開示されているデジタルカメラにおいては、基準となる変換特性カーブ(γ補正に使用されるカーブ)における入力信号の輝度の最小値にシフトさせた変換カーブに対応するγ補正テーブルを作成する。そして、オーバ露光の傾向がある画像データを作成された変換カーブにより処理することによって出力される画像信号の偏りを補正している。
【0004】
また、デジタルカメラのストロボ撮影には、オーバ露光の他に、撮影された画像において配光ムラが生じることが知られている。配光ムラは、デジタルカメラにおいて光学系とストロボとが離れて配置されるために起こる現象であって、被写体とデジタルカメラとの距離が近いほど顕著になる。
【0005】
また、デジタルカメラによって近距離から被写体をストロボ撮影を行なった場合、デジタルカメラの光学系のシェーディングによって画像周辺の光量が低下することがある。このような場合、撮影された画像の周辺部分が暗くなったり、あるいは画面の明るさが不均一になるといった現象が発生し、画像の品質を低下させるおそれがある。そして、画像周辺の暗さを解消するためにストロボの発光量を高めると、撮影された画面の中心部分が白く映る(白飛び)現象が発生し、画質低下を招来させてしまうことになる。
【0006】
そこで、このような画質低下を回避するために、被写体までの距離とストロボの配光分布の関係を記録したテーブルを用意し、撮像素子で撮像された撮像データをそのテーブルにしたがって補正して良好な画像を出力することが行なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示されるように、従来のストロボ撮影における補正処理を行なう場合に、配光分布の光量差が拡大すると、ワイド撮影の場合、輝度レベル差が拡大し、効果的な補正が行なわれなくなり、その結果、撮影ミスとなってしまうという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ストロボ撮影において撮影データの補正処理を行なって画像出力を行なう際に、当該補正が補正外(非有効)であったときに使用者に報知し、撮影ミスの発生を回避することを第1の目的とする。
【0009】
また、ストロボ撮影において、被写体サイズが入力された場合、その被写体サイズに適した撮影状態を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる撮像装置にあっては、被写体の画像を撮像する撮像手段と、前記被写体までの距離を測定する測距手段と、前記距離に応じて光量制御を行なうストロボと、前記被写体までの距離と前記ストロボの配光分布との関係を補正テーブルとして記録する補正テーブル記録手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像データを前記補正テーブルにしたがって補正する撮像データ補正手段と、を有する撮像装置において、所定の表示情報を表示する表示手段と、前記被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が前記補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、前記表示手段に警告情報を出力するように制御する制御手段と、を備えたものである。
【0011】
この発明によれば、ストロボ撮影において、被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が、補正テーブルにしたがって撮像データの補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、表示手段に警告情報を出力することにより、使用者にその撮影状態が良好に行なわれないことを認識させることが可能になる。
【0012】
また、請求項2にかかる撮像装置にあっては、前記制御手段は、前記被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が前記補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、前記レンズ焦点距離を前記補正が有効な領域まで変化させるものである。
【0013】
この発明によれば、ストロボ撮影において、被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が、補正テーブルにしたがって撮像データの補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させることにより、補正効果のある領域での撮影が可能になる。
【0014】
また、請求項3にかかる撮像装置にあっては、さらに、前記被写体の縦、横の少なくともいずれか一方のサイズを入力する入力手段を備え、前記制御手段は、前記被写体サイズを取得し、当該被写体サイズから、前記撮像手段の一定領域に結像するためのレンズ焦点距離と被写体までの距離を演算し、当該演算値が実際のレンズ焦点距離と被写体までの距離と不一致の場合、前記表示手段を介して使用者に対して撮影距離の変更を促し、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させるものである。
【0015】
この発明によれば、使用者が事前に被写体サイズを入力し、その被写体サイズを基に、撮像手段の一定領域に結像するためのレンズ焦点距離と被写体までの距離を演算し、当該演算値が実際のレンズ焦点距離と被写体までの距離と不一致の場合、表示手段を介して使用者に対して撮影距離の変更を促し、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させることにより、使用者に対し、ストロボ制御精度、配光角、手ぶれ状態などを考慮した撮影状態を提供することが可能になる。
【0016】
また、請求項4にかかる撮像装置にあっては、前記制御手段は、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させる場合、レンズ焦点距離と撮影距離の組み合わせのうち、レンズ焦点距離が最も短い値を選択するものである。
【0017】
この発明によれば、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させる場合、レンズ焦点距離と撮影距離の組み合わせのうち、レンズ焦点距離が最も短い値を選択することにより、手ぶれの発生を少なくさせることが可能になる。
【0018】
また、請求項5にかかる撮像装置にあっては、前記被写体サイズは、A系列、B系列の一部である。
【0019】
この発明によれば、被写体サイズの入力を、A系列、B系列の一部とすることにより、たとえばA4と入力することができるユーザインターフェースが実現可能となる。
【0020】
また、請求項6にかかる撮像装置にあっては、前記表示手段は、前記撮像手段で撮像された画像を表示する機能を備え、前記制御手段は、前記撮像手段の一定領域を前記表示手段に表示するものである。
【0021】
この発明によれば、撮像手段の一定領域を表示手段に表示することにより、被写体を表示手段の画面上で構図を決める際に、予め入力された被写体サイズを画面に表示された一定領域に被写体を合わせることが可能になる。
【0022】
また、請求項7にかかる撮像装置にあっては、前記撮像手段の一定領域は、画面枠であり、前記制御手段は、入力サイズの縦/横のいずれかが前記画面枠と略重なり、他方が画面の中にあるように制御するものである。
【0023】
この発明によれば、入力サイズの縦/横のいずれかが画面枠と略重なり、他方が画面の中にあるように制御することにより、上記一定領域の表示を画面枠で行なうことが可能になる。
【0024】
また、請求項8にかかる撮像装置にあっては、前記制御手段は、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が一致したときに使用者に適正状態であることを知らせるものである。
【0025】
この発明によれば、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が一致したときに使用者に適正状態であることを知らせることにより、表示手段の一定領域に被写体を合わせる際に距離情報から適正状態になったことを知らせることが可能になる。
【0026】
また、請求項9にかかる撮像装置にあっては、前記制御手段は、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が不一致の場合、当該距離のずれた方向を使用者に知らせるものである。
【0027】
この発明によれば、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が不一致の場合、当該距離のずれた方向を使用者に知らせることにより、表示手段の一定領域に被写体を合わせる際に距離情報からカメラをどのように動かしたらよいかを伝えることが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる撮像装置の好適な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。この撮像装置は、ストロボ108を備えるデジタル方式のカメラである。すなわち、この撮像装置は、被写体を撮像するCCD102と、ストロボ108を用いた撮影時にCCD102によって撮像されたデータ(撮像データ)を補正するための補正テーブルを記録したEEPROM107と、CCD102によって撮像された撮像データを、EEPROM107に記録されている補正テーブルによって補正するフロントエンド処理部103、DSP・JPEG部104、CPU109を備えている。さらに、この撮像装置には使用者に対して各種のメッセージや装置状態などを示す表示部120が設けられている。
【0030】
フロントエンド処理部103は、CCD(電荷結合素子)102から入力するアナログの撮像データをサンプル・ホールドするCDS(相関2重サンプリング)110、撮像データの振幅の変動を検出し、出力信号を一定に保つように増幅器の利得(ゲイン)を自動的に制御するAGC111、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(ADC)112を備えている。
【0031】
CPU109は、図1に記載の電気的な構成要素のすべてを所定のプログラムにしたがって制御しており、ホワイトバランスの設定、AE(Auto Expose)、AF(Auto Focus)の制御、フロントエンド処理部103やDSP・JPEG部104で行なわれる演算のパラメータを設定する。
【0032】
また、この実施の形態では、CPU109が、CCD102が出力する撮像データにおける評価値(周波数特性)を取得する。そして、取得した評価値からAF動作のための自動フォーカス部101を駆動した際に発生するパルスの数から自動フォーカス部101と被写体との距離を測定するものとする。
【0033】
また、図1に示した撮像装置は、レンズ100、レンズ100を介して入力した像をフォーカシングする自動フォーカス部101を備えている。また、図1に示した構成は、ADC112によってデジタルデータに変換された撮像データを記録するSDRAM105と、DSP・JPEG部104によって処理された撮像データが記録されるメモリカード106とを備えている。
【0034】
表示部120は、デジタルカメラにおいてモニター表示を行なうLCD画面であってもよく、あるいは装置上部などに設けられ、装置の状態を示す液晶表示部であってもよい。
【0035】
つぎに、以上のように構成された撮像装置の動作について説明する。CCD102が出力したアナログの撮像データは、フロントエンド処理部103においてデジタルデータ(Rawデータ)に変換され、SDRAM105に保存される。このとき、デジタルの撮像データは、アナログの撮像データと同様に配列されている。
【0036】
DSP・JPEG部104は、SDRAM105に保存された撮像データを読み出してDSP処理することによって輝度信号(Y)、色信号(C)を生成する。このようなDSP処理は、カメラ信号処理とも呼ばれている。また、JPEG処理を施して圧縮する。圧縮された撮像データは、メモリカード106に記録される。
【0037】
上述した撮像装置は、ストロボ108を使った撮影(ストロボ撮影)を行なう場合、EEPROM107に記録された補正テーブルに基づいて撮像データを補正する。また、撮像データの補正は、フロントエンド処理部103のAGC111、またはDSP・JPEG部104で行なうことが可能である。
【0038】
つぎに、DSP・JPEG部104で撮像データを補正するときの補正係数テーブルについて説明する。図2は、DSP・JPEG部104において、カメラ信号処理を行なう構成を示すブロック図である。CCD102のRaw data(R,Gr,Gb,Bの4種類)は、DSP・JPEG部104に入力されると、マルチプレクサ502で4色の信号毎に分岐され、可変ゲインアンプ503a〜503dに送られる。この可変ゲインアンプ503a〜503dは、各補正やホワイトバランス(WB)に使用される。
【0039】
可変ゲインアンプ503a〜503dのゲイン値は、CPU109で制御される。AGC111のゲイン量を変化させる場合は、CCD全画素分のゲイン値テーブルを使用する。テーブルはEEPROM107に記録されている。また、評価生成ブロック501もDPS・JPEG部104内にあり、たとえばΣR,ΣGr,ΣGb,ΣBの4つの積算値を演算して評価値を生成する。CPU109は、生成された評価値によって画像の状態を判断し、ホワイトバランスや各補正もできるように構成されている。可変ゲインアンプ503a〜503dを通った信号は、次段の4行×3列のマトリックス504でRGB信号に変換され、輝度信号、色信号の処理部に送られる。
【0040】
図3は、ストロボ撮影時の光量分布を示す説明図である。図3(a)は紙などの一様な面を持つ被写体において撮影された水平方向のある1ライン(ラインL)の輝度分布を示し、(b)はラインLによって撮影された画像におけるラインLに沿う方向Hと輝度信号Yとの関係(光量分布)を示している。図示するように、特に近距離からストロボ撮影を行なった場合、光量は、ラインLの中央付近に比べて両端部分が低下する。このような特性は、撮像光学系とストロボとの距離が離れているほど顕著となる。すなわち、近距離での撮影では、周辺光量が落ちると共に、撮像光学系とストロボとの位置が離れている影響が大きくなり、中心から一様に分布しなくなる。
【0041】
AGC111によって補正を行なう場合の補正テーブルは、デジタルカメラの図3(b)に示した特性の反対の特性を示すゲイン量の補正テーブルとして設定される。また、DSP・JPEG部104で補正を行なう場合には、図3(b)に示した特性の反対の特性を示すゲインアンプの補正係数テーブルとして設定される。なお、光量分布の特性は、デジタルカメラによって固有で既知である。
【0042】
図4は、AGC111によって撮像データを補正する場合に使用される補正テーブルを示す説明図である。k(1,1)・・・k(h,v)の各データは、補正テーブルに含まれる各補正データであって、CCD102が備える画素のそれぞれに対応している。たとえばCCD102が300万画素を持つとすると、h:2048、v:1536まで設定すれば、CCD102の全画素を個々に補正することができる補正テーブルが設定できる。なお、全画素に対して補正を行なってもよいし、処理速度向上のため計算量を減らす場合は、h,vの数を少なくすればよい。
【0043】
AGC111において撮像データを補正する場合、CPU109は、図4に示した補正テーブルのk(1,1)・・・k(h,v)の各データをEEPROM107から読み出し、AGC111に出力する。AGC111は、通常のAE動作時と同様にして求められた各画素のゲイン値をCPU109から入力した補正データによって補正しながらゲインコントロールの処理を行なう。
【0044】
つぎに、AGC111において撮像データを補正する場合の処理を、図5に示すフローチャートを参照し、説明する。デジタルカメラは、まず、AF動作時に発生するパルス数を用いて被写体までの距離に関する情報を取得する(ステップS11)。続いて、被写体をストロボ撮影し(ステップS12)、CCD102から出力された信号(撮像データ)をCDS110によってCDS処理(サンプル・ホールド)する(ステップS13)。
【0045】
続いて、CPU109は、EEPROM107に記録されている補正テーブルから補正データを読み出し、AGC11にセットする(ステップS17)。AGC111は、セットされた補正データによってゲイン値を変更しながらAGC処理を行なう(ステップS14)。AGC処理された撮像データは、ADC112によってデジタルデータに変換され(ステップS15)、さらにカメラ信号処理される(ステップS16)。
【0046】
図6は、DSP・JPEG部104において撮像データを補正する場合の処理を示すフローチャートである。デジタルカメラは、まず、AF動作時に発生するパルス数を用いて被写体までの距離に関する情報を取得する(ステップS21)。続いて、被写体をストロボ撮影し(ステップS22)、CCD102から出力された信号(撮像データ)をCDS110によってCDS処理(サンプル・ホールド)する(ステップS23)。
【0047】
CDS処理された撮像データは、AGC111に出力され、AGC111においてゲイン値が制御される(ステップS24)。続いて、ADC112によってデジタルデータに変換され(ステップS25)、さらにカメラ信号処理される(ステップS26)。このとき、CCD102の画素別に設定される可変ゲインアンプの係数をCPU109からセットする(ステップS27)。
【0048】
上記図5および図6の処理はストロボ撮影の場合においてのみ行なわれる。また、図4に示す補正テーブルを複数用意し、外付けAEセンサなどで得られた距離情報に応じて使い分けてもよい。この場合、距離に対する使用テーブルを選択するための閾値を設けることで実現する。距離に関連付けられた補正テーブルを複数有する場合、距離情報から線形補間を行ない、補正テーブルを生成し、補正に使用する。
【0049】
文字などを鮮明にし、記録データ量を少なくする目的から、撮影した画像をCPU109で2値化処理する文字モードの場合、正しく2値化できる閾値があればよいので、自然画像に対してテーブルの分解能を粗くすることができる。この場合、図4に示す補正テーブルのk(m,n)自体の分解能(ビット数)を落としてもよいし、テーブルのh,vの数を減らしても同様の効果が得られる。
【0050】
つぎに、ある撮影距離におけるストロボ撮影の配光分布の状態と、レンズ焦点距離ワイド(W)とテレ(T)の撮影画面の状態を図7に示す。ここでは、ラインに沿う方向Hと光量分布との関係をワイド画面とテレ画面に対応させて示している。図において、符号150Tはテレ画面、符号150Wはワイド画面である。図7(a)は光量のピークが中央部分、(b)は(a)の状態より近距離の撮影距離での状態であり、光量のピークが端部側にそれぞれ分布している状態を示している。
【0051】
図8は、図7(a)、(b)それぞれに対応し、ワイド画面150Wとテレ画面150Tに対応した水平一ラインの輝度信号Yとの関係を示すグラフである。なお、図中、ワイドをW、テレをTと略記する。ここでは、図示のごとく、(a)において、ワイドWではYレベルの差が大きく、テレTではYレベルの差が小さくなる。他方、(b)ではワイドWのYレベル差が拡大し、補正しきれなくなる。また、テレTでもYレベル差は拡大するが、補正可能である。
【0052】
図9は、一定サイズ(H1、H2、H3・・)を画面いっぱいに撮影する場合におけるレンズ焦点距離(W、T)と撮影距離(L1〜L3、L1' 〜L3')の関係を示す説明図であり、上側がワイド、下側がテレを示す。図において、符号201Wはワイド撮影時のCCD102の露光エリア、符号201Tはテレ撮影時のCCD102の露光エリアを示している。
【0053】
すなわち、上記図7〜図9に示すように、ストロボ撮影においては、コントロール精度、配光角の関係により、一定の近距離、焦点距離まで対応することができない。また、一定距離の被写体に対し、ワイド撮影の場合は配光の変化が大きく、前述した補正処理を行なうことが難しくなる。反対に、テレ撮影はぶれやすく、被写界深度が浅くなる。
【0054】
したがって、一定サイズの被写体を画面いっぱいに撮影を行なおうとすると、ワイドの場合、被写体距離が短くなり、発光制御が難しくなると共に、反対に、テレ撮影の方はぶれが生じやすい。
【0055】
被写体サイズとその被写体の画面上でのサイズを設定することにより、レンズ焦点距離と撮影距離の関係が決定される。すなわち、被写体サイズとその被写体の画面上でのサイズが決まり、その上でたとえばレンズ焦点距離を決めれば撮影距離が決定する。
【0056】
そこで、この実施の形態では、これらストロボ撮影の特性を考慮し、補正外になった場合に使用者にその旨を知らせて警告すると共に、補正可能な領域へガイドするように促し、撮影ミスを回避する。また、あらかじめ被写体サイズが限定(使用者の入力)された場合、その被写体に最適になるように制御する。以下、フローチャートを参照して説明する。
【0057】
なお、この場合における補正とは、前述したように、被写体までの距離とストロボ108の関係をEEPROM107に補正テーブルとして記録しておき、CCD102からの出力信号を上記補正カーブにしたがって補正することである。
【0058】
図10は、本発明の実施の形態にかかる第1の動作例を示すフローチャートである。図において、まず、撮影距離を取得し(ステップS31)、レンズ焦点距離を取得する(ステップS32)。続いて、上記撮影距離およびレンズ焦点距離から、当該撮影における上記補正が有効であるか否かを判断する(ステップS33)。ここで、補正が有効と判断したならば、この撮影距離・レンズ焦点距離に対応するEEPROM107に記憶されている補正テーブルを読み出し、補正による撮影動作を実行する(ステップS34)。一方、ステップS33において、補正が有効でないと判断した場合、警告動作を行なう(ステップS35)。この警告動作は、たとえば、表示部120に補正外になった旨を警告表示(メッセージ、あるいは警告マークなど)で知らせる。
【0059】
図11は、本発明の実施の形態にかかる第2の動作例を示すフローチャートである。図において、まず、前述の図10の動作と同様に、撮影距離およびレンズ焦点距離を取得し(ステップS41、S42)、この撮影距離およびレンズ焦点距離から、当該撮影における上記補正が有効であるか否かを判断する(ステップS43)。ここで、補正が有効と判断したならば、この撮影距離・レンズ焦点距離に対応するEEPROM107に記憶されている補正テーブルを読み出し、補正による撮影動作を実行する(ステップS44)。一方、ステップS43において、補正が有効でないと判断した場合、補正効果が得られる領域までズーム変化させ、レンズ焦点距離を変更する(ステップS45)。
【0060】
図12は、本発明の実施の形態にかかる第3の動作例を示すフローチャートである。図において、まず、被写体サイズの入力情報を取得する(ステップS51)。続いて、前述と同様に、撮影距離およびレンズ焦点距離を取得し(ステップS52、S53)、この撮影距離およびレンズ焦点距離から、当該撮影における上記補正が有効であるか否かを判断する(ステップS54)。ここで、補正が有効と判断したならば、さらに取得した被写体サイズの入力情報が撮像素子(CCD102)の一定領域に結像しているか否かを判断する(ステップS55)。ここで、被写体サイズの入力情報が撮像素子の一定領域に結像していると判断したならば、前述のように補正テーブルによる補正動作を実行する(ステップS56)。
【0061】
一方、ステップS54において、補正が有効でないと判断した場合、補正効果が得られる領域までズーム変化させ、レンズ焦点距離を変更する(ステップS57)。また、ステップS55において、被写体サイズの入力情報が撮像素子の一定領域に結像していないと判断した場合、表示部120を介し、使用者へ撮影距離を変更する方向を指示する(ステップS58)。
【0062】
図13は、本発明の実施の形態にかかる第4の動作例を示すフローチャートである。図において、まず、被写体サイズの入力情報を取得する(ステップS61)。続いて、補正が有効な条件下で、入力サイズが撮像素子(CCD102)の一定領域に結像するレンズ焦点距離と撮影距離の組み合わせの中で、レンズ焦点距離が最も短いものを選択し(ステップS62)、その選択されたレンズ焦点距離に変更する(ステップS63)。
【0063】
続いて、撮影距離を取得し(ステップS64)、演算した撮影距離と実際の撮影距離とが同じであるか否かを判断する(ステップS65)。ここで、両者の撮影距離が同じであると判断した場合には、前述のように補正テーブルによる補正動作を実行する(ステップS66)。一方、ステップS65において、両者の撮影距離が異なる場合には、表示部120を介し、使用者へ撮影距離を変更する方向を指示する(ステップS67)。
【0064】
つぎに、図1における表示部120はCCD102で取得した撮像画像に信号処理した後、その撮像画像をモニタ表示可能な構成とした場合、CCD102の一定領域をこのモニタに表示する例について説明する。たとえば、図14に示すように、(b)のように適正な被写体サイズに対し、(a)に示すように被写体サイズが小さい場合、あるいは(c)に示すように被写体サイズが大きい場合に、警告表示を行ない、適正ではないことを使用者に知らせる。
【0065】
このように、一定領域の表示を画面枠で行なう場合、入力サイズの縦横のいずれかが略画面枠と重なり、他方が画面の中にあるように構成することにより、撮像画像表示における制御が簡略化され、表示画面を簡素することができる。また、演算した被写体距離と実際の被写体距離を比較し、双方の距離が一致したとき使用者に表示することにより、すなわち、一定領域に被写体を合わせる場合、距離情報から適正状態になったことを使用者に知らせることにより、撮影時における操作性が向上する。また、一定領域に被写体を合わせる際に、距離情報からカメラを動かす方向(被写体から離すのか、近付けるのか)を使用者に伝えることにより、さらに操作性が向上する。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる撮像装置(請求項1)によれば、ストロボ撮影において、被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が、補正テーブルにしたがって撮像データの補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効(補正外)である場合、表示手段に警告情報を出力することにより、使用者にその撮影状態が良好に行なわれないことを認識させることが可能になるため、その状態で撮影を続行した場合の撮影ミスを未然に防止することができる。
【0067】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項2)によれば、ストロボ撮影において、被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が、補正テーブルにしたがって撮像データの補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させることにより、補正効果のある領域での撮影が可能になるため、撮影ミスにつながる状態から補正可能な撮影状態に移行することができる。
【0068】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項3)によれば、使用者が事前に被写体サイズを入力し、その被写体サイズを基に、撮像手段の一定領域に結像するためのレンズ焦点距離と被写体までの距離を演算し、当該演算値が実際のレンズ焦点距離と被写体までの距離と不一致の場合、表示手段を介して使用者に対して撮影距離の変更を促し、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させることにより、使用者に対し、ストロボ制御精度、配光角、手ぶれ状態などを考慮した撮影状態を提供することが可能になるため、最適な状態で撮影することができる。
【0069】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項4)によれば、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させる場合、レンズ焦点距離と撮影距離の組み合わせのうち、レンズ焦点距離が最も短い値を選択するので、手ぶれの少ない撮影を行なうことができる。
【0070】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項5)によれば、被写体サイズの入力を、A系列、B系列の一部とすることにより、たとえばA4と入力することができるユーザインターフェースが実現可能となるため、ドキュメント撮影に対する操作性を向上させることができる。
【0071】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項6)によれば、撮像手段の一定領域を表示手段に表示することにより、被写体を表示手段の画面上で構図を決める際に、予め入力された被写体サイズを画面に表示された一定領域に被写体を合わせることが可能になるため、最適な撮影状態を提供することができる。
【0072】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項7)によれば、入力サイズの縦/横のいずれかが画面枠と略重なり、他方が画面の中にあるように制御することにより、上記一定領域の表示を画面枠で行なうことが可能になるため、表示手段の制御を簡略化することができると共に、表示画面の煩雑さがなくなる。
【0073】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項8)によれば、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が一致したときに使用者に適正状態であることを知らせることにより、表示手段の一定領域に被写体を合わせる際に距離情報から適正状態になったことを知らせることが可能になるため、操作性が向上する。
【0074】
また、本発明にかかる撮像装置(請求項9)によれば、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が不一致の場合、当該距離のずれた方向を使用者に知らせることにより、表示手段の一定領域に被写体を合わせる際に距離情報からカメラをどのように動かしたらよいかを伝えることが可能になるため、使用者が的確な撮影状態で撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】DSP・JPEG部において、カメラ信号処理を行なう構成を示すブロック図である。
【図3】ストロボ撮影時の光量分布を示す説明図である。
【図4】AGCによって撮像データを補正する場合に使用される補正テーブルを示す説明図である。
【図5】AGCにおいて撮像データを補正する場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】DSP・JPEG部において撮像データを補正する場合の処理を示すフローチャートである。
【図7】ある撮影距離におけるストロボ撮影の配光分布の状態と、レンズ焦点距離ワイド(W)とテレ(T)の撮影画面の状態を示す説明図である。
【図8】図7(a)、(b)それぞれに対応し、ワイド画面とテレ画面に対応した水平一ラインの輝度信号Yとの関係を示すグラフである。
【図9】一定サイズを画面いっぱいに撮影する場合におけるレンズ焦点距離と撮影距離の関係を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる第1の動作例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態にかかる第2の動作例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態にかかる第3の動作例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態にかかる第4の動作例を示すフローチャートである。
【図14】一定領域の表示例と適正/不適正の状態例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 レンズ
101 自動フォーカス部
102 CCD
103 フロントエンド表示部
104 DSP・JPEG部
107 EEPROM
108 ストロボ
109 CPU
120 表示部

Claims (9)

  1. 被写体の画像を撮像する撮像手段と、前記被写体までの距離を測定する測距手段と、前記距離に応じて光量制御を行なうストロボと、前記被写体までの距離と前記ストロボの配光分布との関係を補正テーブルとして記録する補正テーブル記録手段と、前記撮像手段によって撮像された撮像データを前記補正テーブルにしたがって補正する撮像データ補正手段と、を有する撮像装置において、
    所定の表示情報を表示する表示手段と、
    前記被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が前記補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、前記表示手段に警告情報を出力するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記被写体までの距離とレンズ焦点距離を取得し、当該距離における領域が前記補正を行なった場合に有効/非有効であるかを判定し、非有効である場合、前記レンズ焦点距離を前記補正が有効な領域まで変化させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. さらに、前記被写体の縦、横の少なくともいずれか一方のサイズを入力する入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記被写体サイズを取得し、当該被写体サイズから、前記撮像手段の一定領域に結像するためのレンズ焦点距離と被写体までの距離を演算し、当該演算値が実際のレンズ焦点距離と被写体までの距離と不一致の場合、前記表示手段を介して使用者に対して撮影距離の変更を促し、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、レンズ焦点距離を補正が有効な領域まで変化させる場合、レンズ焦点距離と撮影距離の組み合わせのうち、レンズ焦点距離が最も短い値を選択することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記被写体サイズは、A系列、B系列の一部であることを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記表示手段は、前記撮像手段で撮像された画像を表示する機能を備え、
    前記制御手段は、前記撮像手段の一定領域を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項3、4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像手段の一定領域は、画面枠であり、前記制御手段は、入力サイズの縦/横のいずれかが前記画面枠と略重なり、他方が画面の中にあるように制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が一致したときに使用者に適正状態であることを知らせることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、演算結果の被写体距離と実際の被写体距離とを比較し、両者の距離が不一致の場合、当該距離のずれた方向を使用者に知らせることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
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