JP3919993B2 - ルーバ機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、各種の空調設備・装置におけるエアの吹き出し口に備え付けられるルーバ機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の空調設備、装置を構成するエアの吹き出し口に備えられるルーバにあっては、互いに板面を同じ向きに配する複数のフラップを有しており、典型的には、この複数のフラップを同じ向きに傾動させることにより前記吹き出し口から吹き出されるエアの向きを可変可能としている。
【0003】
しかるに、単純に複数のフラップを前記のように吹き出し口に設けて構成されるルーバによっては、当該吹き出し口から吹き出されるエアを左右あるいは上下におおむね案内できるに留まるものであり、かかるエアを所望の方向に集中的に案内し難いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたことから、本出願人は、複数の整流板を回動可能に組み付けた傾動プレートを当該整流板の所定回動位置において傾動可能としたルーバ機構を提案している。(特願平9−289254号参照)
【0005】
しかるに、かかる本出願人提案のルーバ機構にあっては、前記傾動プレートの傾動をモータからの駆動力を伝達する伝達ギアにかみ合うギア体を傾動プレートに組み付けられたギアと所定の位置でかみ合わせることによりなさしめている関係で、この傾動プレートの動きにより広範なバリエーションを与え難いものであった。
【0006】
そこでこの発明は、吹き出し口から吹き出されるエアを、所望の方向に集中的に案内可能とするルーバ機構において、機構の複雑化を招くことなく、当該エアの案内をなすフラップ列全体の傾動をなすスイングプレート(従来例における傾動プレート)の傾動を、広範なバリエーションを持つように設定可能とすることを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、ルーバ機構が以下の(1)〜(6)の構成を備えたものとした。
(1)エアの吹き出し口を構成するフレームに開設された軸穴への連通穴と、この連通穴を巡るように設けられて当該軸穴に回動可能に差し入れ組み付けられる差込部とを備え、前記吹き出し口内に傾動可能に配されるスイングプレートと、
(2)吹き出されるエアの向きを可変可能に前記スイングプレートにそれぞれ回動可能に備えられるフラップ列と、
(3)前記フレームにおける前記吹き出し口の外側に配される前記フラップ列及び前記スイングプレートの駆動ユニットとを備えるルーバ機構であって、
(4)前記フラップ列は、前記スイングプレートの連通穴に回動可能に差し入れ組み付けられる脚部と当該脚部の内側において突き出す連結軸とを備えた主動フラップと、この主動フラップの回動に伴って当該主動フラップと同じ向きに回動されるようにリンク手段により連結された従動フラップとを備えており、
(5)前記駆動ユニットは、駆動手段によりスライド移動されるスライド体と、このスライド体に設けられたラック部にかみ合って当該スライド体の移動に伴って回動されると共に、前記主動フラップの連結軸に連結される中心軸を備えた駆動ギアと、当該駆動ギアの中心軸を中心に回動されるように当該中心軸が通されると共に、一端側に前記スイングプレートの差込部への接合部を備えた筒状体とを備えており、
(6)前記スライド体に、当該スライド体の移動方向に交差する向きに延びる部分を備えたカム溝が設けてあると共に、前記筒状体の他端側に当該カム溝に案内されるピンが設けてあり、カム溝の前記部分によってスライド体の移動により筒状体を回動させてスイングプレートを傾動させるようにしている。
【0008】
かかる構成によれば、前記スライド体の移動により、前記スイングプレートを傾動させることなく、あるいはまた、当該スイングプレートを傾動させながら、フラップ列を構成する各フラップを回動させて吹き出されるエアを左右に案内することができる。
【0009】
また、フラップ列を構成する各フラップが所定の位置に回動された状態から、前記スライド体の移動によりスイングプレートを傾動させて、回動されたフラップ列の各フラップにより吹き出されるエアを所望の方向に集中的に案内することができる。
【0010】
特に、前記スライド体に設けるカム溝の長さ、形状を変更することにより、前記スイングプレートの傾動角度、動作を容易に調整することができ、吹き出されるエアの案内の仕方を異ならせるルーバを容易かつ適切に構成することができる。
【0011】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載のルーバ機構における筒状体が少なくとも二つのピンを備えていると共に、スライド体が少なくとも二カ所のカム溝を有しており、当該スライド体の一方側への移動により前記二カ所のカム溝の一方に前記二つのピンの一方が案内されると共に、当該スライド体の他方側への移動により前記二カ所のカム溝の他方に前記二つのピンの他方が案内される構成としてあるものとした。
【0012】
かかる構成によれば、一つのピンを一つのカム溝に案内させて前記スイングプレートの傾動をさせた場合に比べ、スライド体の移動距離を最小限に留めて前記スイングプレートの傾動を行わしむることができる。
【0013】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2記載のルーバ機構におけるスライド体にその移動方向に沿った長穴が透設してあると共に、この長穴に駆動ギアの中心軸が納められており、この長穴が幅広部分と幅狭部分とを有していると共に、スライド体のラック部が当該長穴の幅広部分が形成された箇所における当該スライド体の外面に設けてあり、駆動ギアの中心軸における前記長穴に入り込んだ中間部が、対向する両面間の寸法を前記長穴の幅狭部分の両穴壁間の間隔とほぼ等しくした四角柱状に構成してあるものとした。
【0014】
かかる構成によれば、かかる駆動ギアを、前記長穴の幅広部に中間部を位置させるスライド体の移動位置においては、当該スライド体の移動により正逆いずれかの方向に回動させることができる。また、前記長穴の幅狭部に中間部を位置させるスライド体の移動位置においては、当該中間部の対向した両側面を当該幅狭部の穴壁に摺接させることにより、前記筒状体の回動に伴って駆動ギアが連れ回りしないようにすることができる。この結果、例えば、スイングプレートが筒状体の回動により傾動される段階では、当該スイングプレートに備えられたフラップ列を構成する各フラップが回動されることなく、所定の角度各フラップを回動させたフラップ列が全体として傾動されるようにすることができる。
【0015】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1、請求項2又は請求項3記載のルーバ機構が、吹き出し口の端側と中央側とにそれぞれ配される、それぞれフラップ列を備えた二つのスイングプレートを有していると共に、スライド体の移動により、それぞれのスイングプレートに対応して設けられた駆動ギアと筒状体とを回動させる構成としてあるものとした。
【0016】
かかる構成によれば、二つのスイングプレートの双方またはいずれか一方を傾動させることにより、省スペースで吹き出し口から吹き出されるエアを所望の方向に集中的に案内することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図17に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0018】
なお、ここで図1は、吹き出し口Dの一方側に組み付けられるルーバ機構と当該吹き出し口Dの構成の要部とを斜視の状態として示している。また、図2および図3は、かかるルーバ機構を構成する駆動ユニット3の要部部品を分離して斜視の状態として示している。また、図4は、かかるルーバ機構を構成するスイングプレート1とフラップ列2とを分離して斜視の状態として示している。また、図5は、吹き出し口Dに備え付けられた状態でスイングプレート1とフラップ列2を吹き出し口Dの長さ方向に沿って断面にして示しており、また、図6は、フラップ列2を構成する主動フラップ20の組み付け部分を吹き出し口Dの幅方向に沿って断面にして示している。
【0019】
また、図7は、この実施の形態にかかるルーバ機構によるフラップ列2およびスイングプレート1の動作を、各動作段階毎に表した構成図であり、図7(イ)の状態から同図(ロ)、同図(ハ)の順に一方向の動作が進行され、同図(ハ)、同図(ロ)、同図(イ)の順にこの方向の復帰動作が進行される。また、 図7(イ)の状態から同図(ニ)、同図(ホ)、同図(ヘ)の順に他方向の動作が進行され、同図(ヘ)、同図(ホ)、同図(ニ)、同図(イ)の順にこの方向の復帰動作が進行される。
【0020】
また、図8ないし図13は、図7の各動作を行わしむる駆動ユニット3におけるスライド体30と筒状体および駆動ギアの動きを理解しやすいように、これらを平面視の状態で表した構成図であり、各図における上側の図(各図の(イ)図)ではスライド体30と筒状体32を、各図における下側の図(各図の(ロ)図)では中心軸31cを筒状体32に通させた駆動ギア31とスライド体30とを筒状体32を省略して表している。図8は図7(イ)の動作位置、図9は図7(ニ)の動作位置、図10は図7(ホ)の動作位置、図11は、図7(ヘ)の動作位置、図12は図7(ロ)の動作位置、さらに、図13は、図7(ハ)の動作位置に対応した駆動ユニット3の要部を示したものである。
【0021】
また、図14ないし図16は、スライド体30をそれぞれ表しており、また、図17は、図1ないし図16に示される構成を備えたルーバ機構と対称の形状を備え、各部品を対称に配列させたルーバ機構を、吹き出し口Dの他方側に備えさせた状態を示している。
【0022】
この実施の形態にかかるルーバ機構は、各種の空調設備・装置におけるエアの吹き出し口Dに備え付けられて、当該吹き出し口Dから吹き出されるエアの向きを可変させる用途で用いられるものである。
【0023】
この実施の形態にあっては、かかるルーバ機構は、細長く構成された前記吹き出し口Dを形作るフレームMにおける長さ方向に亙る向き合った側板Maの一方に取り付けられるものとしてある。そして、かかるルーバ機構は、かかる吹き出し口D内に傾動可能に配されるスイングプレート1と、このスイングプレート1における前記側板Maに向き合わない面に回動可能に組み付けられるフラップ列2と、前記側板Maの外面側に組み付けられるかかるスイングプレート1及びフラップ列2の駆動ユニット3とを備えている。
【0024】
(スイングプレート1)
スイングプレート1は、フラップ列2を構成する後述の主動フラップ20および従動フラップ21の回動組み付け穴10をほぼ等間隔に透設された細長い板状に構成してある。
【0025】
また、後述の主動フラップ20の回動組み付け穴10を前記フレームMに開設された軸穴Mbへの連通穴10aとしている。また、かかるスイングプレート1は、このスイングプレート1における前記側板Maに向けられた側に、前記連通穴10aを巡るように周回状に突設された複数の突起11a、11a…よりなる前記軸穴Mbに差し入れ組み付けられる差込部11を備えている。かかる差込部11を構成する複数の突起11a、11a…はその外面をほぼ同一の円の円弧に沿わせるように湾曲させており、前記軸穴Mbに回動可能に差し入れられる構成としてある。
【0026】
また、かかる差込部11を構成する複数の突起11a、11a…のうち、等間隔を開けて設けられた四つの突起11a、11a…が先端に外向きの掛合爪11cを備えた弾性突起11bとしてあり、前記軸穴Mbへの差込部11の差し入れに伴って当該弾性突起11bの弾発力により前記側板Maの外側において前記掛合爪11cが当該軸穴Mbの穴縁に掛合した構成としてある。(図5)また、この実施の形態にあっては、かかる四つの弾性突起11a、11a…のうち対向位置にある二つの弾性突起11b、11bの内面に、当該弾性突起11bの突き出し方向に延びる後述の筒状体32の接合部32cに接合される接合リブ11dが形成してある。
【0027】
この実施の形態にあっては、ルーバ機構が独立した二つの前記スイングプレート1、1を備えている。二つのスイングプレート1、1の一方は主動フラップ20と二枚の従動フラップ21、21とから構成されたフラップ列2を備えており、二つのスイングプレート1、1の他方は主動フラップ20と四枚の従動フラップ21、21…を備えている。
【0028】
(フラップ列2)
フラップ列2は、一つの主動フラップ20と複数の従動フラップ21とにより構成されている。
【0029】
いずれのフラップ20、21もフランジ22の一面側に板状のウイング23を備えると共に、当該フランジ22の他面側に前記スイングプレート1に設けた回動組み付け穴10に回動可能に差し入れ組み付けられる一対の脚部24、24を備えている。この実施の形態にあっては、かかる脚部24は弾性変形可能に構成してあり、また、先端に掛合爪24aを備えている。そして、前記回動組み付け穴10への差し入れに伴ってかかる脚部24の弾発力により前記スイングプレート1におけるこのスイングプレート1が組み付けられる前記フレームMの側板Maに向けられた側において前記掛合爪24aが当該回動組み付け穴10の穴縁に掛合した構成としてある。
【0030】
また、かかるフラップ列2を構成する主動フラップ20に対し各従動フラップ21はリンク手段25により連結されており、主動フラップ20の回動に伴って同じ向きに同じ回動角で従動フラップ21が回動される構成としてある。
【0031】
この実施の形態にあっては、かかるリンク手段25をスイングプレート1とほぼ平行に配されると共に、各フラップ20、21における前記フランジ22の前記ウイング23の形成側に設けられた突部26をそれぞれ回動可能にはめ入れた細長い板状体として構成している。
【0032】
また、前記主動フラップ20における一対の脚部24、24の間には、前記連通穴10aとなる回動組み付け穴10を通じて前記吹き出し口Dを構成するフレームMの軸穴から当該フレームMの外側に突き出す長さの連結軸27が突設されている。この連結軸27の先端部には当該先端部を二つに区分する割溝27aが設けてあり、後述する駆動ユニット3における駆動ギア31の中心軸31cの先端をこの割溝27a内に納めさせて当該連結軸27と中心軸31cとが連結されるようにしてある。
【0033】
(駆動ユニット3)
駆動ユニット3は、駆動手段によって、この実施の形態にあっては吹き出し口Dの長さ方向にスライド移動されるスライド体30と、このスライド体30の移動により回動される前記主動フラップ20の駆動ギア31と、この駆動ギア31の中心軸31cが通されていると共に前記スライド体30の移動により回動されてスイングプレート1を傾動させる筒状体32とを備えている。
【0034】
この実施の形態にあっては、前記スイングプレート1が二つ設けられていることから、前記駆動ギア31と筒状体32も二つづつ備えられている。
【0035】
また、これらスライド体30、駆動ギア31、筒状体32は、吹き出し口Dを構成するフレームMへの組み付け側を開口させると共に蓋体34に当該開口を閉塞されるケース33に納められて全体としてかかる駆動ユニット3を構成している。
【0036】
前記駆動ギア31および筒状体32は、前記ケース33の上下方向に回転軸線を沿わせるように当該ケース33に配されている。
【0037】
(駆動ユニット3/スライド体30)
スライド体30は、この実施の形態にあっては、細長い板状に構成してある。そして、前記ケース33における細長い収納部33aにスライド移動可能に納められている。かかるスライド体30のケース33底面に向けられた面(以下、スライド体30の下面30aという。)には当該スライド体30の移動方向に沿った溝30cが形成してあると共に、前記ケース33における細長い収納部33aの底面には当該細長い収納部33aの長さ方向に沿って当該スライド体30の溝30cに納まる案内リブ33bが設けてあり、この案内リブ33bによりスライド体30の規則的なスライド移動が担保されている。
【0038】
また、かかるスライド体30は、その長さ方向にある一方の側端部の一部に駆動ラック部30dを備えている。そして、前記ケース33における細長い収納部33aに連通する側部収納部33cに当該ケース33の上下方向に回転軸を位置させるように配されると共に、上部に前記スライド体30の駆動ラック部30dにかみ合う歯部35aを有すると共に下部に駆動手段としてのモータ(図示は省略する。)の駆動力を伝達するギア(図示は省略する。)にかみ合う歯部35bを備えた伝達ギア35を通じて、かかるモータの駆動によりスライド体30が移動される構成としてある。
【0039】
また、かかるスライド体30は、当該スライド体30の移動方向に沿った長穴30eを間隔を開けて二カ所に透設状態に備えている。そして、この実施の形態にあっては、かかる長穴30eに後述する駆動ギア31の中心軸31cが納められた状態で当該スライド体30が移動される構成としてある。
【0040】
かかる二カ所の長穴30eはそれぞれ、幅広部分30fと幅狭部分30gとを有している。また、かかるスライド体30の下面30aであって、当該幅狭部分30gの側方に後述の駆動ギア31の歯部31bにかみ合うラック部30iが形成してある。
【0041】
また、かかるスライド体30の上面30bには、当該スライド体30の移動方向に交差する向きに延びる部分を備えたカム溝30jが設けてある。
【0042】
この実施の形態にあっては、前記二カ所の長穴30e、30eの周囲にそれぞれ、一端を当該長穴30eの幅広部分30fに連通させる二つの主カム溝30j、30jが設けてあると共に、当該二つの主カム溝30j、30jの一方とほぼ平行をなすように延び、しかも、前記スライド体30における駆動ラック部30dが設けられている側端部において一端を外方に開放させた従カム溝30jが設けてある。
【0043】
二つの主カム溝30j、30jの一方は前記長穴30eの幅広部分30fから前記スライド体30の一方端側に向けて延びている。また、二つの主カム溝30j、30jの他方は、二つの主カム溝30j、30jの他方よりも長く前記長穴30eの幅広部分30fから前記スライド体30の他方端側に向けて延びている。
【0044】
また、この実施の形態にあっては、前記スライド体30の他方端側にある長穴30eの周囲にある二つの主カム溝30j、30jにおける短い方の主カム溝30jは当該スライド体30の移動方向に沿って真っ直ぐ延びた構成としてある。前記従カム溝30jは、前記長穴30eを挟んで、二つの主カム溝30j、30jのうちの長い方の主カム溝30jとほぼ平行をなすように、つまり、かかる長い方の主カム溝30jと同じ向きに同じように屈曲しながら延びている。この実施の形態にあっては、前記スライド体30における駆動ラック部30dが設けられた側に二カ所の張り出し部30n、30nが形成されており、かかる従カム溝30jの閉塞端側が当該張り出し部30nに形成されている。
【0045】
より具体的には、図8における左側の長穴30eの周囲に形成されている長い方の主カム溝30jは、当該長穴30eの幅広部分30fから当該長穴30eに沿ってほぼ平行に延びた後、前記スライド体30の駆動ラック部30dが設けられた側と反対の側端部に向けて斜めに延び、これに続いて当該側端部近傍より前記駆動ラック部30dが設けられた側に向けて斜めに延びるように設けられている。また、この図8における左側の長穴30eの周囲に形成されている短い方の主カム溝30jは、当該長穴30eの幅広部分30fから当該長穴30eに沿ってほぼ平行に延びた後、前記スライド体30の駆動ラック部30dが設けられた側と反対の側端部に向けて斜めに延びるように設けられている。
【0046】
一方、図8における右側の長穴30eの周囲に形成されている長い方の主カム溝30jは、当該長穴30eの幅広部分30fから当該長穴30eに沿ってほぼ平行に延びた後、前記スライド体30の駆動ラック部30dが設けられた側と反対の側端部に向けて斜めに延び、これに続いて当該側端部近傍より前記駆動ラック部30dが設けられた側に向けて斜めに延びるように設けられている。また、この図8における右側の長穴30eの周囲に形成されている短い方の主カム溝30jは、当該長穴30eの幅広部分30fから当該長穴30eに沿ってほぼ平行に図8における左側に向けて真っ直ぐ延びている。
【0047】
(駆動ユニット3/駆動ギア31)
駆動ギア31は、外周に前記スライド体30のラック部30iにかみ合う歯部31bを備えた円盤状をなすギア部31aと、このギア部31aの一面側において当該ギア部31aのほぼ中央から突き出す中心軸31cとを備えている。
【0048】
また、かかる駆動ギア31は、前記ギア部31aの他面側のほぼ中央において開口した軸穴31fを有しており、前記ケース33の底面に突設された軸桿33dを当該軸穴31fに差し入れさせて当該ケース33に回転可能に支持された構成としてある。
【0049】
また、かかる駆動ギア31は、前記スライド体30の長穴30eに前記中心軸31cを入り込ませた状態で前記歯部31bを当該スライド体30の長穴30eにおける幅広部分30fの側方に形成されたラック部30iにかみ合わせる構成としてある。
【0050】
また、この実施の形態にあっては、この駆動ギア31の中心軸31cにおけるスライド体30の長穴30eに入り込んだ中間部31dは四角柱状に構成されている。そして、この中間部31dの最大寸法が前記長穴30eの幅広部分30fにおける両穴壁30h、30h間の間隔よりも小さく構成されていると共に、この中間部31dにおける対向した両側面31e、31e間の寸法が当該長穴30eの幅狭部分30gにおける両穴壁30h、30h間の間隔とほぼ等しくなるように構成されている。
【0051】
この結果、この実施の形態にあっては、かかる駆動ギア31は、前記長穴30eの幅広部分30fに中間部31dを位置させるスライド体30の移動位置においては、当該スライド体30の移動により正逆いずれかの方向に回動可能とされる。一方、前記長穴30eの幅狭部分30gに中間部31dを位置させるスライド体30の移動位置においては、当該中間部31dの対向した両側面31e、31eを当該幅狭部分30gの穴壁30hに摺接させることにより、後述の筒状体32の回動に伴って連れ回りしないようにすることが可能とされる。
【0052】
この実施の形態にあってはまた、前記スライド体30の二カ所の長穴30eに対応して二つの駆動ギア31、31が設けられている。それぞれの駆動ギア31の中心軸31cの先端部は平板状に形成されており、この先端部を後述する筒状体32内において前記フラップ列2を構成する主動フラップ20の連結軸27に形成させた割溝27aに入り込ませて当該連結軸27に中心軸31cを連結させる構成としてある。
【0053】
この実施の形態にあっては、図8に示されるように中心軸31cを長穴30eの幅広部分30fのほぼ中央に位置させた基準位置Pからの、同図における左側へのスライド体30の移動により、同図における左側にある駆動ギア31が最終的にほぼ45度時計回りに回動され、この45度の回動位置で中間部31dの両側面31e、31eを長穴30eの幅狭部分30gの両穴壁30h、30hにそれぞれ摺接させるものとしてあると共に、同図における右側にある駆動ギア31が最終的にほぼ60度時計回りに回動され、この60度の回動位置で中間部31dの両側面31e、31eを長穴30eの幅狭部分30gの両穴壁30h、30hにそれぞれ摺接させるものとしてある。(図9〜図11)
【0054】
また、前記基準位置Pからの、図8における右側へのスライド体30の移動により、同図における左側にある駆動ギア31が最終的に45度反時計回りに回動され、この45度の回動位置で中間部31dの両側面31e、31eを長穴30eの幅狭部分30gの両穴壁30h、30hにそれぞれ摺接させるものとしてあると共に、同図における右側にある駆動ギア31が最終的に45度反時計回りに回動され、この45度の回動位置で中間部31dの両側面31e、31eを長穴30eの幅狭部分30gの両穴壁30h、30hにそれぞれ摺接させるものとしてある。(図12、図13)
【0055】
この結果、この実施の形態にあっては、前記二つのスイングプレート1に回動可能に設けられたフラップ列2をそれぞれ、前記基準位置Pにおいて前記吹き出し口Dから吹き出されるエアの流れ(当該エアの吹き出し方向を図7において符号Fで示す。)を可変させずに真っ直ぐに吹き出させるようにウイング23を配するように組み付けておくことにより、(図7(イ))この状態から図7における左側に向けて、同図の左側にあるフラップ列2のウイング23を最終的にほぼ45度傾動させることができ、また、同図の右側にあるフラップ列2のウイング23を最終的にほぼ60度傾動させることができる。(図7(ニ)〜(ヘ))なお、この実施の形態にあっては、前記長穴30eの図8における右側の穴端がそれぞれスライド体30における駆動ラック部30dが形成された側と反対の側端部側に向けてやや屈折されており、この屈折された穴端により前記駆動ギア31の中間部31dを案内することによって図7(ホ)の状態からさらに若干二つのスイングプレート1に設けられたフラップ列2がそれぞれ時計回りの向きに回動される構成としてある。(図7(ヘ))
【0056】
また、図7における右側に向けて、同図の左側にあるフラップ列2のウイング23を最終的に45度傾動させることができ、また、同図の右側にあるフラップ列2のウイング23を最終的に45度傾動させることができる。(図7(ロ)、(ハ))
【0057】
(駆動ユニット3/筒状体32)
筒状体32は、外筒部32aとこの外筒部32aよりも長い内筒部32dとを備えている。両筒部32a、32bは基板部32eの一面に一方の筒端を一体に接合させており、外筒部32aの他方の筒端よりも上方に内筒部32dの他方の筒端が位置されるように構成されている。また、かかる基板部32eには内筒部32dの内部空間に連通する穴32fが設けられている。
【0058】
また、かかる筒状体32の外筒部32aの他方の筒端には、直径方向両側位置に前記基板部32eの側に延びる割溝32bが設けてある。この実施の形態にあっては、前記スイングプレート1の差込部11の内側に当該筒状体32の外筒部32aが入り込むように構成してあると共に、この差込部11を構成する一対の弾性突起11b、11bの内側に形成された前記接合リブ11dがかかる割溝32bにはまり込むように構成してあり、これにより当該筒状体32と差込部11とが接合されるものとしてある。すなわち、この実施の形態にあっては、かかる筒状体32の割溝32bが前記差込部11に対する接合部32cとされている。
【0059】
かかる筒状体32は、前記基板部32e側から前記内筒部32d内に、前記スライド体30の長穴30eに通された前記駆動ギア31の中心軸31cを差し入れさせることにより、この中心軸31cを中心に回動可能となるように当該スライド体30における上面30bに基板部32eの他面を接しさせた状態で備えられている。
【0060】
また、この実施の形態にあっては、かかる筒状体32には、前記スライド体30の長穴30eの周囲に形成されたカム溝30jに案内されるピン32gが三つ設けてある。各ピン32g、32g…はいずれも前記基板部32eから側方に張り出す突出片32hの先端側であって、前記外筒部32aの突き出し側と反対の側に突設されている。
【0061】
また、かかる筒状体32の三つのピン32g、32g…のうちの二つが、前記スライド体30の移動により、前記二つの主カム溝30j、30jにそれぞれ案内され、かつ、残りの一つが前記従カム溝30jに案内される構成としてある。そして、前記スライド体30の二カ所の長穴30e、30e部分のそれぞれにおいて、当該長穴30eの幅広部分30fに前記駆動ギア31の中心軸31cが位置づけられた当該スライド体30の基準位置Pにおいて、(図8)前記二つの主カム溝30j、30jにおける長穴30eとの連通側にそれぞれ前記三つのピン32g、32g…のうちの二つが個別に入り込み、かつ、当該スライド体30の前記駆動ラック部30dの形成側の側端部に残りの一つのピン32gが側部を近接させるように、前記三つのピン32gが位置付けられている。
【0062】
この実施の形態にあっては、図8に示されるように中心軸31cを長穴30eの幅広部分30fのほぼ中央に位置させた基準位置Pからの、同図における左側へのスライド体30の移動により、同図における左側の筒状体32が同図の右側の主カム溝30jの案内により一旦28度時計回りに回動された後、そこから半時計回りに最終的には60度回動され、また、この回動に伴って同図における左側の主カム溝30jに入り込んでいたピン32gが長穴30eの幅広部分30f内に抜き出されるように当該左側の長穴30eに連通した右側の主カム溝30jが形成してある。また、前記基準位置Pからの図8における左側へのスライド体30の移動により、同図における右側の筒状体32が同図の右側の主カム溝30jの案内により一旦18度時計回りに回動された後、そこから半時計回りに最終的には36度回動され、また、この回動に伴って同図における左側の主カム溝30jに入り込んでいたピン32gが長穴30eの幅広部分30f内に抜き出されるように当該右側の長穴30eに連通した右側の主カム溝30jが形成してある。(図9〜図11)
【0063】
また、中心軸31cを長穴30eの幅広部分30fのほぼ中央に位置させた基準位置Pからの、図8における右側へのスライド体30の移動により、同図における左側の筒状体32が同図の左側の主カム溝30jの案内により最終的に28度反時計回りに回動され、また、この回動に伴って同図における右側の主カム溝30jに入り込んでいたピン32gが長穴30eの幅広部分30f内に抜き出されるように当該左側の長穴30eに連通した左側の主カム溝30jが形成してある。また、前記基準位置Pからの図8における右側へのスライド体30の移動によっては、同図における右側の筒状体32は回動されないように当該右側の長穴30eに連通した左側の主カム溝30jが形成してある。(図12、図13)
この結果、この実施の形態にあっては、前記フラップ列2を備えた二つのスイングプレート1をそれぞれ、このスイングプレート1を前記基準位置Pにおいて当該スイングプレート1の長さ方向を吹き出し口Dの長さ方向に揃えるように組み付けておくことにより、(図7(イ)/以下、ストレート位置という。)図7の左側にフラップ列2のウイング23が回動する状態において同図の左側および右側にあるスイングプレート1を時計回りに一旦傾動させた後、(図7(ホ)/以下、スポット位置という。)反時計回りに傾動させることができる。(図7(ヘ)/以下、スーパースポット位置という。)
【0064】
また、前記フラップ列2を備えた二つのスイングプレート1をそれぞれ、前記ストレート位置から、図7の右側にフラップ列2の羽が回動する状態において同図の左側にあるスイングプレート1を半時計回りに傾動させることができる。(図7(ハ)/以下、スーパーワイド位置という。)
【0065】
(ルーバ機構/アッセンブリー)
前記駆動ユニット3を構成するケース33の開口を塞ぐように当該ケース33に組み付けられる蓋体34には、このケース33の細長い収納部33a内に間隔を開けて設けられた、前記駆動ギア31の中心軸31cの挿通された二つの筒状体32の突き出される穴34aが形成してある。(図2)
【0066】
吹き出し口Dを形成するフレームMにおける一方の側板Maに開設された二カ所の軸穴Mb、Mbの下方にそれぞれ筒状体32が位置されるように当該側板Maの外面側に駆動ユニット3を組み付けると共に、当該吹き出し口Dの内側から前記軸穴Mb内にスイングプレート1の差込部11を、当該差込部11が筒状体32の接合部32cに接合され、かつ、この差込部11の内側に位置される主動フラップ20の連結軸27を駆動ギア31の中心軸31cに連結させるように、差し入れ組み付けることにより、吹き出し口Dを構成する前記フレームMにルーバ機構を組み付けることができる。
【0067】
(ルーバ機構/機能)
前記ストレート位置にスイングプレート1がある状態においては、図7(イ)に示されるフラップ列2のウイング23が吹き出されるエアの向きを可変させない基準位置Pから左右にほぼ等しい角度、前記スライド体30の移動により当該スライド体30のラック部30iにかみ合う駆動ギア31を回動させて、スイングプレート1を傾動させることなくウイング23のみを回動させることができ、吹き出されるエアを左右に案内することができる。(図7(ロ)、図7(ニ))また、図7(ニ)に示されるフラップ列2のウイング23が左側に回動された状態から、前記スライド体30をさらに移動させて二つのスイングプレート1、1を前記スポット位置に傾動させることができ、(図7(ホ))また、さらに、前記スーパースポット位置に傾動させることができる。(図7(ヘ))これにより、左側に回動されたフラップ列2のウイング23により吹き出されるエアを各図における左側に集中的に案内することができる。
【0068】
また、図7(ロ)に示されるフラップ列2のウイング23が右側に回動された状態から、前記スライド体30をさらに移動させて二つのスイングプレート1、1のうちの左側のスイングプレート1を前記スーパーワイド位置に傾動させることができる。(図7(ハ))これにより、右側に回動されたフラップ列2のウイング23により吹き出されるエアを各図における右側に集中的に案内することができる。
【0069】
二つのスイングプレート1、1のうち各図における左側にあるスイングプレート1を吹き出し口Dの中央側に、各図における右側にあるスイングプレート1を吹き出し口Dの端側に位置させておけば、前記スポット位置およびスーパースポット位置において吹き出し口Dの中央側に集中的に吹き出されるエアを案内することができる。
【0070】
また、吹き出し口Dを構成するフレームMに以上に説明したルーバ機構を二以上備えさせれば、吹き出し口Dから吹き出されるエアを様々な向きに全体として案内できると共に、吹き出されるエアの一部と他の一部とが異なる向きに吹き出されるようにすることができる。典型的には、吹き出し口Dの他方側に以上に説明したルーバ機構と同一の構造を備えると共に、構成各部品を対称に位置させたルーバ機構を設けさせることにより、前記フレームMに支障なく二つのルーバ機構を設けさせることができる。(図17)
【0071】
この実施の形態にかかるルーバ機構によれば、前記スライド体30に設けるカム溝30jの長さ、形状を変更することにより、前記スイングプレート1の傾動角度、動作を容易に調整することができ、吹き出されるエアの案内の仕方を異ならせるルーバを容易かつ適切に構成することができる。
【0072】
また、前記スライド体30の長穴30eの周囲に設けられた向きの異なる二つの主カム溝30j、30jの一方に案内されるピン32gと当該二つの主カム溝30j、30jの他方に案内されるピン32gとの二つのピン32gが前記筒状体32に備えられていることから、一つのピン32gを一つのカム溝30jに案内させて前記スイングプレート1の傾動をさせた場合に比べ、スライド体30の移動距離を最小限に留めて当該スライド体30の傾動を行わしむることができる。
【0073】
【発明の効果】
この発明にかかるルーバ機構によれば、機構の複雑化を招くことなく、吹き出し口から吹き出されるエアを所望の方向に集中的に案内するフラップ列全体の傾動をなすスイングプレートの傾動を、広範なバリエーションを持つように設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーバ機構の斜視構成図
【図2】駆動ユニット3の分離斜視構成図
【図3】図2と異なる向きから視た駆動ユニット3の分離斜視構成図
【図4】フラップ列2とスイングプレート1の分離斜視構成図
【図5】フラップ列2の組み付け状態を示す断面構成図
【図6】図5と異なる向きから視たフラップ列2の組み付け状態を示す断面構成図
【図7】フラップ列2とスイングプレート1の動作を示す平面構成図
【図8】スライド体30と筒状体32を示した平面構成図(本図(イ))およびスライド体30と駆動ギア31を示した平面構成図(本図(ロ))
【図9】スライド体30と筒状体32を示した平面構成図(本図(イ))およびスライド体30と駆動ギア31を示した平面構成図(本図(ロ))
【図10】スライド体30と筒状体32を示した平面構成図(本図(イ))およびスライド体30と駆動ギア31を示した平面構成図(本図(ロ))
【図11】スライド体30と筒状体32を示した平面構成図(本図(イ))およびスライド体30と駆動ギア31を示した平面構成図(本図(ロ))
【図12】スライド体30と筒状体32を示した平面構成図(本図(イ))およびスライド体30と駆動ギア31を示した平面構成図(本図(ロ))
【図13】スライド体30と筒状体32を示した平面構成図(本図(イ))およびスライド体30と駆動ギア31を示した平面構成図(本図(ロ))
【図14】スライド体30の平面図
【図15】スライド体30の底面図
【図16】スライド体30の側面図
【図17】図1のルーバ機構と対称に構成されたルーバ機構の斜視構成図
【符号の説明】
D 吹き出し口
M フレーム
Mb 軸穴
1 スイングプレート
10a 連通穴
11 差込部
2 フラップ列
20 主動フラップ
21 従動フラップ
24 脚部
25 リンク手段
27 連結軸
3 駆動ユニット
30 スライド体
30i ラック部
30j カム溝
31 駆動ギア
31c 中心軸
32 筒状体
32c 接合部
32g ピン

Claims (4)

  1. エアの吹き出し口を構成するフレームに開設された軸穴への連通穴と、この連通穴を巡るように設けられて当該軸穴に回動可能に差し入れ組み付けられる差込部とを備え、前記吹き出し口内に傾動可能に配されるスイングプレートと、
    吹き出されるエアの向きを可変可能に前記スイングプレートにそれぞれ回動可能に備えられるフラップ列と、
    前記フレームにおける前記吹き出し口の外側に配される前記フラップ列及び前記スイングプレートの駆動ユニットとを備えるルーバ機構であって、
    前記フラップ列は、前記スイングプレートの連通穴に回動可能に差し入れ組み付けられる脚部と当該脚部の内側において突き出す連結軸とを備えた主動フラップと、この主動フラップの回動に伴って当該主動フラップと同じ向きに回動されるようにリンク手段により連結された従動フラップとを備えており、
    前記駆動ユニットは、
    駆動手段によりスライド移動されるスライド体と、
    このスライド体に設けられたラック部にかみ合って当該スライド体の移動に伴って回動されると共に、前記主動フラップの連結軸に連結される中心軸を備えた駆動ギアと、
    当該駆動ギアの中心軸を中心に回動されるように当該中心軸が通されると共に、一端側に前記スイングプレートの差込部への接合部を備えた筒状体とを備えており、
    前記スライド体に、当該スライド体の移動方向に交差する向きに延びる部分を備えたカム溝が設けてあると共に、前記筒状体の他端側に当該カム溝に案内されるピンが設けてあり、カム溝の前記部分によってスライド体の移動により筒状体を回動させてスイングプレートを傾動させるようにしていることを特徴とするルーバ機構。
  2. 筒状体が少なくとも二つのピンを備えていると共に、スライド体が少なくとも二カ所のカム溝を有しており、
    当該スライド体の一方側への移動により前記二カ所のカム溝の一方に前記二つのピンの一方が案内されると共に、当該スライド体の他方側への移動により前記二カ所のカム溝の他方に前記二つのピンの他方が案内される構成としてあることを特徴とする請求項1記載のルーバ機構。
  3. スライド体にその移動方向に沿った長穴が透設してあると共に、この長穴に駆動ギアの中心軸が納められており、
    この長穴が幅広部分と幅狭部分とを有していると共に、スライド体のラック部が当該長穴の幅広部分が形成された箇所における当該スライド体の外面に設けてあり、
    駆動ギアの中心軸における前記長穴に入り込んだ中間部が、対向する両面間の寸法を前記長穴の幅狭部分の両穴壁間の間隔とほぼ等しくした四角柱状に構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のルーバ機構。
  4. 吹き出し口の端側と中央側とにそれぞれ配される、それぞれフラップ列を備えた二つのスイングプレートを有していると共に、
    スライド体の移動により、それぞれのスイングプレートに対応して設けられた駆動ギアと筒状体とを回動させる構成としてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載のルーバ機構。
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