JP3919768B2 - 少なくとも一のアクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ポリマーと4,4−ジアリールブタジエンを含有する光保護組成物、その用途 - Google Patents

少なくとも一のアクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ポリマーと4,4−ジアリールブタジエンを含有する光保護組成物、その用途 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも一の水相、少なくとも一の油相、少なくとも一の水溶性又は水分散性で、部分的又は完全に中和され、架橋した又は架橋してないアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマー、及び少なくとも一のUV線遮蔽系を含有し、該遮蔽系が4,4-ジアリールブタジエン型の少なくとも一のUV-A遮蔽剤を含有していることを特徴とする光保護組成物に関する。
280nmと400nmの間の波長の光線によりヒトの皮膚はサンタン状態となり、特にUV-Bとして知られている280nmと320nmの間の波長の光線により、皮膚は、自然なサンタン状態の形成に対して有害なサンバーン状態となったり、紅斑を引き起こすことが知られている;よって、このUV-B線は遮蔽しなければならない。
また、皮膚をサンタン状態にする原因である320と400nmの間の波長を有するUV-A線が皮膚に傷害を誘発するおそれがあることが知られており、特に敏感肌又は太陽光線に絶えずさらされている肌の場合にしかりである。UV-A線は、特に、皮膚の弾力性を喪失させ、しわを出現せしめ、皮膚を時期尚早の老化に導くものである。UV-A線は、紅斑反応の惹起を促進したり、ある患者においてはこの反応を増幅し、光毒性又は光アレルギー反応の原因にさえなる。よって、UV-A線も遮蔽することが望ましい。
このように、UV-AとUV-B線を遮蔽しなければならず、現在ではUV-A及びUV-B遮蔽剤を含有する、ヒトの表皮を保護するための化粧品用組成物が存在する。
これら抗日光組成物は、水中油型エマルション(すなわち、分散させる水性連続相と分散させられた脂肪性非連続相とからなる化粧品的及び/又は皮膚科学的に許容可能な担体)、又は油中水型エマルション(脂肪性連続相に水相が分散したもの)の形態で存在しており、有害なUV線を選択的に吸収可能な一又は複数の従来からの脂溶性有機遮蔽剤及び/又は従来からの水溶性有機遮蔽剤を種々の濃度で含有してなるもので、これらの遮蔽剤(及びそれらの量)は、所望の日光保護ファクターに従って選択され、日光保護ファクター(SPF)は、UV遮蔽剤を用いない場合の紅斑形成閾値に達するまでに必要なUV線の線量に対する、UV遮蔽剤を用いた場合の紅斑形成閾値に達するまでに必要なUV線の線量の比率を数学的に表したものである。このようなエマルションにおいて、親水性遮蔽剤は水相に存在しており、親油性遮蔽剤は脂肪相に存在している。
アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)ポリマーは、カルボン酸のポリマー性誘導体(ノベオン社(Noveon)により供給されているカルボポール(Carbopols))と比較して、調製物における可撓性及び化粧品特性の故に、特に高く評価されている。実際それらは、ゲル化効果を低減させることなく、4〜6のpH値で処方され得る。これらの誘導体には、主として2つの群があり:
(a)親水性又は水分散性ポリマー、例えば、ホスタセリン(Hostacerin)AMPSの名称でクラリアント社(Clariant)から供給されている、中和され架橋されたポリアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、又はAMPSと他の親水性モノマー(類)とのコポリマー、例えばセピック社(SEPPIC)から供給されているセピゲル(Sepigel)305、及びクラリアント社から供給されているアリストフレックス(Aristoflex)AVC、
(b)欧州特許出願第1069142号に記載されているもののような、アルキル単位とAMPSを含有する両親媒性ポリマー、
を挙げることができる。
これらのアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマーは、特にエマルションの製造に適している。それらにより、広範囲のテクスチャー、及びミルクから増粘したクリームまでの範囲のコンシステンシーを有する、安定した調製物を得ることができる。
有用な有機UV-A遮蔽剤として、UV-Aに特に効果的な化合物群は、特に仏国特許出願公開第2528420号及び仏国特許出願公開第2639347号に開示されている1,4-ベンゼン[ジ(3-メチリデン-10-ショウノウスルホン)]酸、及びその種々の塩であり、実際それは、280〜400nmの波長を有する紫外線を吸収することができ、320〜400nmの間、特に約345nmに最大吸収する。
しかしながら、アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマーで安定化及び/又は増粘された光保護エマルションに、この種のUV遮蔽剤を導入すると、それらの粘度をかなり低減させるか、又は不安定にさせるおそれがある。
よって、上述した不具合を有することなく、1,4-ベンゼン[ジ(3-メチリデン-10-ショウノウスルホン)]酸、及びその種々の塩の効果に匹敵し、UV-Aに活性のある有機遮蔽剤を含有してよく、安定した、アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマーをベースにしたエマルションが必要なことは明らかである。
「安定」なる表現は、組成物の肉眼的又は顕微鏡的外観が、室温で1ヶ月後でも変化していないことを意味すると理解される。
本出願人は、驚くべきことに、少なくとも一の部分的又は完全に中和され、架橋した又は架橋してないアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマー、及び4,4-ジアリールブタジエン型の少なくとも一のUV-A遮蔽剤を含有するエマルションが、この必要性を満足させることを見出した。
本明細書の以降において、「UV線遮蔽系」なる表現は、UV線を遮蔽する単一の有機又は無機化合物、又はUV線を遮蔽するいくつかの有機又は無機化合物の混合物、例えばUV-A遮蔽剤とUV-B遮蔽剤を含有する混合物からなる、UV線遮蔽剤を意味すると理解される。
この発見が、本発明の基礎を形成する。
よって本発明の主題の一つは、少なくとも一の水相、少なくとも一の油相、少なくとも一の部分的又は完全に中和され、架橋した又は架橋してない、水溶性又は水分散性のアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ポリマー、及び少なくとも一のUV線遮蔽系を含有し、該遮蔽系が4,4-ジアリールブタジエン型の少なくとも一のUV-A遮蔽剤を含有していることを特徴とする光保護組成物にある。
本発明の他の特徴、側面及び利点は、以下の詳細な記載を読むことにより明らかになるであろう。
本発明で使用されるポリマーは、遊離又は部分的又は完全に中和された形態で、少なくとも一のアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)モノマーを含有する架橋した又は架橋していないホモポリマー又はコポリマーである。
好ましくは、本発明のAMPSポリマーは、無機塩基(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水)、又は有機塩基、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパンジオール、N-メチルグルカミン、塩基性アミノ酸、例えばアルギニン及びリジン、及びこれら化合物の混合物で、部分的又は完全に中和され得る。本発明において「中和された」なる表現は、ポリマーが完全に又はほとんど完全に中和された、すなわち少なくとも90%中和されたことを意味すると理解される。
本発明のこれらのAMPSポリマーは架橋していても架橋していなくてもよい。
前記ポリマーが架橋している場合には、架橋剤は、フリーラジカル重合によって得られるポリマーの架橋のために一般的に使用されるオレフィン性ポリ不飽和化合物から選択することができる。
架橋剤として例えば、ジビニルベンゼン、ジアリルエーテル、ジプロピレングリコールジアリルエーテル、ポリグリコールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ヒドロキノンジアリルエーテル、エチレングリコール又はテトラエチレングリコールジ(メタ)アクリラート、トリメチロールプロパントリアクリラート、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、トリアリルアミン、トリアリルシアヌラート、ジアリルマレアート、テトラアリルエチレンジアミン、テトラアリルオキシエタン、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、アリル(メタ)アクリラート、糖系列のアルコールのアリルエーテル、又は他の多官能アルコールのアリル又はビニルエーテル、及びリン酸及び/又はビニルホスホン酸の誘導体のアリルエステル、又はこれら化合物の混合物を挙げることができる。
本発明の好ましい実施態様において、架橋剤はメチレンビスアクリルアミド、メタクリル酸アリル又はトリメチロールプロパントリアクリラート(TMPTA)から選択される。架橋度は、一般的に当該ポリマーに対して0.01mol%〜10mol%、特に0.2mol%〜2mol%の範囲である。
本発明のAMPSポリマーは、水溶性又は水分散性であってよい。このケースにおいて、それらは:
− 上述したような一又は複数の架橋剤で架橋しているならば、AMPSモノマーのみを含有する「ホモポリマー」;又は
− 上述したような一又は複数の架橋剤で架橋しているならば、AMPS及び一又は複数の親水性又は疎水性のエチレン性不飽和モノマーから得られるコポリマー;
である。前記コポリマーが疎水性のエチレン性不飽和モノマーを含有している場合、後者は脂肪鎖を含有せず、好ましくは少量しか存在しない。
本発明の目的において「脂肪鎖」なる表現は、少なくとも7の炭素原子を有する任意の炭化水素鎖を意味すると理解される。
「水溶性又は水分散性」なる表現は、質量で1%の濃度となるように25℃の水相に導入した際に、肉眼で見て均質な透明溶液が得られるように、すなわち1cm厚のサンプルを透過する500nmの波長の最大光線透過率が少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%となるポリマーを意味すると理解される。
本発明のAMPSポリマーは両親媒性であってよく、すなわちそれらは少なくとも一の脂肪鎖に、親水性部分と疎水性部分の双方を含有している。
水溶性又は水分散性ポリマー
本発明のポリマーが、水溶性又は水分散性(非両親媒性)コポリマーである場合、それらは:
− 一又は複数の架橋剤で架橋しているならば、AMPSモノマーのみを含有する「ホモポリマー」;又は
− 一又は複数の架橋剤で架橋しているならば、AMPS及び一又は複数の親水性又は疎水性のエチレン性不飽和モノマーから得られるコポリマー;
である。前記コポリマーが疎水性のエチレン性不飽和モノマーを含有している場合、後者は脂肪鎖(酸素原子数が6を超えない)を含有しない。
本発明の「ホモポリマー」は、好ましくは架橋され中和されており、それらは次の工程:
(a)tert-ブタノール及び水、又はtert-ブタノール溶液に、遊離の形態のAMPS等のモノマーを分散又は溶解させ;
(b)(a)で得られたモノマーの溶液又は分散液を、ポリマーのスルホン酸官能基の中和度合いが90〜100%で得られるような量の、一又は複数の無機又は有機塩基、好ましくはアンモニア水NHで中和させ;
(c)架橋モノマー(類)を、(b)で得られた溶液又は分散液に添加し;
(d)10〜150℃の範囲の温度で、フリーラジカル開始剤の存在下、従来のフリーラジカル重合を実施し;tert-ブタノールをベースにした溶液又は分散液にポリマーを沈殿させる;
ことを含む調製方法に従い得られ得る。
この種のポリマーとして、特に「ホスタセリンAMPS」(CTFA名:アンモニウムポリアクリルジメチルタウラミド)の商品名でヘキスト社(Hoechst)から市販されている、架橋され中和されているアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ホモポリマーを挙げることができる。
本発明の水溶性又は水分散性AMPSコポリマーは、水溶性のエチレン性不飽和モノマー、疎水性モノマー又はそれらの混合物を含有する。
水溶性コモノマーは、イオン性又は非イオン性であってよい。
イオン性の水溶性コモノマーとしては、例えば次の化合物及びそれらの塩を挙げることができる:
− (メタ)アクリル酸、
− スチレンスルホン酸、
− ビニルスルホン酸及び(メタ)アリルスルホン酸、
− ビニルホスホン酸、
− マレイン酸、
− イタコン酸、
− クロトン酸、
− ジメチルジアリルアンモニウムクロリド、
− メチルビニルイミダゾリウムクロリド、
− 例えば、アミン基を含むエチレン性不飽和モノマーを、活性なハロゲンを含有するカルボン酸のナトリウム塩(例えばクロロ酢酸)、又は環状スルホン(例えばプロパンスルホン)を用いて第4級化することにより得られる、エチレン性カルボキシベタイン類又はスルホベタイン類、
− 以下の式(A):
Figure 0003919768
[上式中:
− RはH、-CH、-C又は-Cから選択される;
− Xは次のものから選択される:
− -OR型のアルキルオキシド類で、Rが、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であり、少なくとも一のスルホン(-SO )基及び/又はスルファート(-SO )基及び/又はホスファート(-PO )基及び/又は第4級アンモニウム(-N)基で置換され、該R、R及びRは、互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR+R+R+Rの炭素原子の合計が6を越えることはない。さらに、R基は、ハロゲン原子(ヨウ素、臭素、塩素、フッ素);ヒドロキシル(-OH);エーテル(-O-);第1級アミン(-NH);第2級アミン(-NHR)及び/又は第3級アミン(-NR)基で置換されていてもよく、ここでR及びRは、互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR+R+Rの炭素原子の合計が6を越えることはない。第4級化ジメチルアミノエチルメタクリラート(DAMEMA)を挙げることができる。
− -NH、-NHR及び-NR基で、R及びRは互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR+Rの炭素原子の合計が6を越えることはなく、前記R及び/又はRは、少なくとも一のスルホン基(-SO )及び/又はスルファート基(-SO )及び/又はホスファート基(-PO )及び/又は第4級アミン基(-N101112)で置換され、R10、R11及びR12は、互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR+R+R10+R11+R12の炭素原子の合計が6を越えることはない。さらに、前記Rは及び/又はR基は、ハロゲン原子(ヨウ素、臭素、塩素、フッ素);ヒドロキシル基(-OH);エーテル基(-O-);第1級アミン基(-NH);第2級アミン基(-NHR13)、第3級アミ基(-NR1314)で置換されていてもよく、ここでR13及びR14は、互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR+R+R13+R14の炭素原子の合計が6を越えることはない]の水溶性ビニルモノマー。そのようなものとして(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド(APTAC及びMAPTAC)を挙げることができる。
また、非イオン性の水溶性コモノマーとして、例えば次のものを挙げることができる:
− (メタ)アクリルアミド、
− N-ビニルアセトアミド及びN-メチル-N-ビニルアセトアミド、
− N-ビニルホルムアミド及びN-メチル-N-ビニルホルムアミド、
− 無水マレイン酸、
− ビニルアミン、
− N-ビニルカプロラクタム、N-ブチロラクタム、N-ビニルピロリドン等の、4〜9の炭素原子を有する環状アルキル基を有するN-ビニルラクタム類、
− 式CH=CHOHのビニルアルコール、
− 以下の式(B):
Figure 0003919768
[上式中:
− R15はH、-CH、-C又は-Cから選択される;
− Xは次のものから選択される:
− -OR16型のアルキルオキシド類で、R16が、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であり、ハロゲン原子(ヨウ素、臭素、塩素、フッ素);ヒドロキシル基(-OH);エーテル基(-O-);第1級アミン基(-NH);第2級アミン基(-NHR17)、第3級アミン基(-NR1718)で置換されていてもよく、ここでR17及びR18は、互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR16+R17+R18の炭素原子の合計が6を越えることはない。そのようなものとして、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、及びエチレングリコール、ジエチレングリコール又はポリアルキレングリコール(メタ)アクリラートを挙げることができる。
− -NH、-NHR19及び-NR1920基で、R19及びR20は互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR19+R20の炭素原子の合計が6を越えることはなく、前記R19及び/又はR20は、ハロゲン原子(ヨウ素、臭素、塩素、フッ素);ヒドロキシル基(-OH);エーテル基(-O-);第1級アミン基(-NH);第2級アミン基(-NHR21)、第3級アミ基(-NR2122)で置換されていてもよく、ここでR21及びR22は、互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR19+R20+R21+R22の炭素原子の合計が6を越えることはない]の水溶性ビニルモノマー。そのようなものとしてジメチルアミノエチルメタクリルアミドを挙げることができる。
脂肪鎖を含有しない疎水性コモノマーとして、例えば次のものを挙げることができる:
− スチレン及びその誘導体、例えば4-ブチルスチレン、アルファ-メチルスチレン及びビニルトルエン、
− 式CH=CH-OCOCHの酢酸ビニル;
− 式CH=CHORのビニルエーテルで、Rは飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であり、
− アクリロニトリル、
− カプロラクトン、
− 塩化ビニル及び塩化ビニリデン、
− 重合後に、シリコーンメタクリルアミド類、メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン等のシリコーンポリマーに至るシリコーン誘導体、
− 次の式(C):
Figure 0003919768
[上式中:
− R23はH、-CH、-C又は-Cから選択される;
− Xは次のものから選択される:
− -OR24型のアルキルオキシド類で、R24が、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基である。
− -NH、-NHR25及び-NR2526基で、R25及びR26は互いに独立して、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状である1〜6の炭素原子を有する炭化水素基であるが、ただしR25+R26の炭素原子の合計が6を越えることはない。そのようなものとして、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、n-ブチル(メタ)アクリラート、tert-ブチル(メタ)アクリラート、アクリル酸シクロヘキシル、及びアクリル酸イソボルニル、及び2-エチルヘキシルアクリラートを挙げることができる。]
の疎水性ビニルモノマー。
本発明の水溶性又は水分散性AMPSポリマーは、50000g/mol〜10000000g/mol、好ましくは80000g/mol〜8000000g/mol、より好ましくは100000g/mol〜7000000g/molの範囲のモル質量を有する。
AMPS及び水溶性のエチレン性不飽モノマーから得られる、水溶性又は水分散性のコポリマーとしては、セピック社からシムルゲル(SIMULGEL)600の名称で市販されている、イソヘキサデカンとポリソルベイト(polysorbate)-80の40%逆相エマルション(invert emulsion)としてのアクリルアミド/アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ナトリウムの架橋したコポリマー(CTFA名:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/イソヘキサデカン/ポリソルベイト-80)、又はセピゲル305の名称で市販されている、C13-C14イソパラフィンとラウレス(laureth)-7におけるエマルションとしてのアクリルアミド/アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ナトリウムの架橋したコポリマー(CTFA名:ポリアクリルアミド/C13-C14イソパラフィン/ラウレス-7)等の、AMPSとアクリルアミド又はメタクリルアミドから得られるものを挙げることができる。また、AMPSとビニルピロリドン又はビニルホルムアミドとのコポリマー、例えばクラリアント社からアリストフレックス(ARISTOFLEX)AVCの名称で市販されている、アクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/VPのコポリマー(INCI名)等の製品を挙げることができる。さらに、AMPSとアクリル酸ナトリウムのコポリマー、例えばセピック社からシムルゲルEGの名称で市販されている、水/イソヘキサデカン/オレイン酸ソルビタンのメチルにおける逆相エマルションとしてのAMPS/アクリル酸ナトリウムの架橋したコポリマー(CTFA名:アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/イソヘキサデカン/ポリソルベイト-80)を挙げることもできる。またさらに、AMPSとヒドロキシエチルアクリラートのコポリマー、例えばセピック社からシムルゲルNSの名称で市販されている、ポリソルベイト60/スクワランにおける逆相エマルションとしてのAMPS/ヒドロキシエチルアクリラートの架橋したコポリマー(INCI名:ヒドロキシエチルアクリラート/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムのコポリマー(及び)スクワラン(及び)ポリソルベイト60)を挙げることもできる。
両親媒性AMPSポリマー
本発明の両親媒性AMPSポリマーは、少なくとも一の脂肪鎖を有する疎水性部分と親水性部分の双方を有する。
ポリマー中に存在する脂肪鎖は、7〜30の炭素原子、好ましくは7〜22の炭素原子、より好ましくは7〜18の原子、特に12〜18の炭素原子を有する。
本発明の両親媒性ポリマーは、一般的に50000〜10000000、好ましくは100000〜8000000、より好ましくは100000〜7000000の範囲の重量平均分子量を有する。
本発明の両親媒性AMPSポリマーは、架橋していても架橋していなくてもよい。架橋剤は、上述したものから選択され得る。特に、メチレンビスアクリルアミド、メタクリル酸アリル又はトリメチロールプロパントリアクリラート(TMPTA)が使用される。架橋度は、当該ポリマーに対して好ましくは0.01〜10mol%、特に0.2〜2mol%で変化する。
本発明の両親媒性ポリマーは、特にC-C22n-モノアルキルアミン又はジ-n-アルキルアミンとの反応によって変性されたランダム両親媒性AMPSポリマー、例えば国際公開第00/31154号に記載されているものから選択され得る。これらのポリマーはまた、例えばアクリル酸、メタクリル酸又はそれらのβ-置換されたアルキル誘導体、又はモノ-又はポリアルキレングリコールを用いて得られるそれらのエステル、アクリルアミド、メタアクリルアミド、ビニルピロリドン、イタコン酸又はマレイン酸、又はそれらの混合物から選択される、他のエチレン不飽和の親水性単位をさらに含有していてもよい。
本発明の好ましいポリマーは、7〜30の炭素原子、好ましくは7〜22の炭素原子、より好ましくは7〜18の炭素原子、特に12〜18の炭素原子を有する少なくとも一の疎水性部分を含有する少なくとも一のエチレン性不飽和モノマーとAMPSとの両親媒性ポリマーから選択される。この疎水性部分は、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のアルキル基(例えばn-オクチル、n-デシル、n-ヘキサデシル、n-ドデシル、オレイル)、分枝状基(例えばイソステアリル)又は環状基(例えばシクロドデカン又はアダマンタン)であってよい。
これら同様のポリマーは、一又は複数の親水性のエチレン不飽和コモノマー、例えばアクリル酸、メタクリル酸又はそれらのβ-置換されたアルキル誘導体、又はモノ-又はポリアルキレングリコールを用いて得られるそれらのエステル、アクリルアミド、メタアクリルアミド、ビニルピロリドン、イタコン酸又はマレイン酸をさらに含有してよい。
またこれら同様のポリマーは、例えば:
− C-C18フッ化又はアルキルフッ化基(例えば、式-(CH)-(CF)-CFの基)
− コレステリル基又はコレステロールから誘導される基(例えば、コレステリルヘキサノアート基)
− 芳香族多環式基、例えばナフタレン又はピレン
− シリコーン又はアルキルシリコーン又はアルキルフルオロシリコーン基
を含む、一又は複数の疎水性のエチレン性不飽和コモノマーをさらに含有してもよい。
これらのコポリマーは、特に欧州特許出願公開第750899号、米国特許第5089578号、及びYotaro Morishimaによる以下の文献に記載されている:
− 「自己集合両親媒性高分子電解質及びこれらのナノ構造(Self-assembling amphiphilic polyelectrolytes and their nanostructures - Chinese Journal of Polymer Science Vol. 18, No. 40, (2000), 323-336)」;
− 「蛍光及びダイナミック光拡散によって研究した、水中におけるナトリウム=2-(アクリルアミド)-2-メチルプロパンスルホナート及び非イオン性界面活性剤マクロモノマーのランダムコポリマーのミセル形成(Micelle formation of random copolymers of sodium 2-(acrylamido)-2-methylpropanesulfonate and a non-ionic surfactant macromonomer in water as studied by fluorescence and dynamic light scattering - Macromolecules 2000, Vol. 33, No. 10 - 3694-3704)」;
− 「高分子電解質に共有結合した非イオン性部分によって形成されたミセルネットワークの溶液特性:レオロジー性質に対する塩の効果(Solution properties of miscelle networks formed by non-ionic moieties covalently bound to an polyelectrolyte: salt effects on rheological behavior - Langmuir, 2000, Vol. 16, No. 12, 5324-5332)」;
− 「ナトリウム=2-(アクリルアミド)-2-メチルプロパンスルホナート及び会合マクロモノマーの刺激反応性両親媒性コポリマー(Stimuli response amphiphilic copolymers of sodium 2-(acrylamido)-2-methylpropanesulphonate and associative macromonomers - Polym. Preprint, Div. Polym. Chem. 1999, 40(2), 220-221)。
それらはまた、欧州特許出願第1069142号、国際公開第02/44224号、国際公開第02/44225号、国際公開第02/44227号、国際公開第02/44229号、国際公開第02/44230号、国際公開第02/44231号、国際公開第02/44267号、国際公開第02/44268号、国際公開第02/44269号、国際公開第02/44270号、国際公開第02/44271号、国際公開第02/43677号、国際公開第02/43686号、国際公開第02/43687号、国際公開第02/43688号、国際公開第02/43689号(クラリアント社(CLARIANT))にも記載されている。
本発明の疎水性のエチレン不飽和モノマーは、次の式(1):
Figure 0003919768
[上式中、R27は水素原子、直鎖状又は分枝状のC-Cアルキル基(好ましくはメチル)を示し;YはO又はNHを示し;R28は7〜22の炭素原子、好ましくは7〜18の炭素原子、特に12〜18の炭素原子を有する脂肪鎖を含有する疎水性基を示す]
のアクリルアミド類及びアクリラート類から好ましく選択される。
疎水性基R28は、好ましくは飽和又は不飽和で直鎖状のC-C18アルキル基(例えば、n-オクチル、n-デシル、n-ヘキサデシル、n-ドデシル、オレイル)、分枝状基(例えばイソステアリル)又は環状基(例えばシクロドデカン又はアダマンタン);過フッ化C-C18アルキル基(例えば、式-(CH)-(CF)-CFの基);コレステリル基又はコレステロールエステル、例えばコレステリルヘキサノアート基;芳香族多環式基、例えばナフタレン又はピレンから選択される。これらの基の中でも、特に好ましいのは、直鎖状又は分枝状のアルキル基である。
本発明の特に好ましい形態において、疎水性基R28は、少なくとも一のアルキレンオキシド単位、好ましくはポリオキシアルキレン化鎖をさらに含有する。好ましいポリオキシアルキレン化鎖は、エチレンオキシド単位及び/又はプロピレンオキシド単位からなり、特にエチレンオキシド単位のみからなる。オキシアルキレン化単位のモル数は、一般的に1〜30mol、好ましくは1〜25mol、さらに好ましくは3〜20molで変化する。
これらのポリマーとしては、次のものを挙げることができる:
− 架橋している又は架橋していない中和又は非中和のコポリマーであって、当該ポリマーに対して15重量%〜60重量%のAMPS単位及び40重量%〜85重量%の(C-C16)アルキル(メタ)アクリルアミド単位又は(C-C16)アルキル(メタ)アクリラート単位を含むコポリマー、例えば欧州特許出願公開第750899号に記載のもの;
− ポリマーに対して10〜90mol%のアクリルアミド単位、0.1〜10mol%のAMPS単位、及び5〜80mol%のn-(C-C16)アルキルアクリルアミド単位を含むターポリマー、例えば米国特許第5089578号に記載のもの。
両親媒性ポリマーとしては、完全に中和されたAMPSとn-ドデシル、n−ヘキサデシル及び/又はn-オクタデシルメタクリラートのコポリマー、AMPSとn-ドデシルメタクリラートのコポリマーで、架橋していてるか、又は架橋していないものを挙げることができる。
特に:
(a)次の式(2):
Figure 0003919768
[上式中、Xはプロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン又はアンモニウムイオンである]
の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)単位;
(b)次の式(3):
Figure 0003919768
[上式中、n及びpは互いに独立してモル数を示し、これは0〜30、好ましくは1〜25、より好ましくは3〜20で変化し、n+pは30以下、好ましくは25未満、より好ましくは20未満であり;R27は上述した式(1)に示した同様の意味を有し;R29は7〜22の範囲のm炭素原子、好ましくは7〜18の炭素原子、より好ましくは12〜18の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキルを示す]
の単位;
からなる架橋した又は架橋していない両親媒性コポリマーを挙げることができる。
式(2)において、カチオンXは、特にナトリウム又はアンモニウムを示す。
式(3)のモノマーとしては::
− (メタ)アクリル酸と8EOでポリオキシエチレン化されたC10-C18脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポール(GENAPOL)C-080、
− (メタ)アクリル酸と8EOでポリオキシエチレン化されたC11脂肪オキシアルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールUD-080、
− (メタ)アクリル酸と7EOでポリオキシエチレン化されたC12-C14脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールLA-070、
− (メタ)アクリル酸と11EOでポリオキシエチレン化されたC12-C14脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールLA-110、
− (メタ)アクリル酸と8EOでポリオキシエチレン化されたC16-C18脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールT-080、
− (メタ)アクリル酸と15EOでポリオキシエチレン化されたC16-C18脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールT-150、
− (メタ)アクリル酸と11EOでポリオキシエチレン化されたC16-C18脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールT-110、
− (メタ)アクリル酸と20EOでポリオキシエチレン化されたC16-C18脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールT-200、
− (メタ)アクリル酸と25EOでポリオキシエチレン化されたC16-C18脂肪アルコールのエステル、例えばクラリアント社から販売されている製品ゲナポールT-250、
− (メタ)アクリル酸と25EOでポリオキシエチレン化されたC18-C22脂肪アルコール及び/又は25EOでポリオキシエチレン化されたC16-C18脂肪イソアルコールのエステル、
を挙げることができる。
特に:
(i)p=0、n=7又は25、R27がメチルを示し、R29がC12-C14又はC16-C18アルキルの混合物を表す、架橋していないもの、
(ii)p=0、n=8又は25、R27がメチルを示し、R29がC16-C18アルキルの混合物を表す、架橋しているもの、
から選択される。
これらのポリマーは、欧州特許出願第1069142号に記載され合成されている。これら特定の両親媒性ポリマーは、従来からのフリーラジカル重合法に従い、一又は複数の開始剤、例えばアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、アゾビスジメチルバレロニトリル、2,2-アゾビス[2-アミジノプロパン]ヒドロクロリド(ABAH=2,2-アゾ-ビス[2-アミジノプロパン]ヒドロクロリド)、有機過酸化物、例えばジラウリルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、tert-ブチルヒドロペルオキシド等、無機過酸化化合物、例えば過硫酸カリウム又は過硫酸アンモニウムの存在下にて、又はH等任意に還元剤の存在下にて得ることができる。
これらの両親媒性ポリマーは、特に、tert-ブタノール媒質中におけるフリーラジカル重合によって得られ、沈殿する。tert-ブタノールに沈殿させる重合法を使用すると、使用において特に好ましい、ポリマー粒子のサイズ分布を得ることができる。
前記反応は、0〜150℃、好ましくは10〜100℃の温度にて、大気圧又は減圧下のいずれにて行ってもよい。これはまた、不活性雰囲気下、好ましくは窒素下で行ってもよい。
本発明のポリマーは、好ましくは上述したような、無機又は有機塩基で部分的又は完全に中和される。
本発明の両親媒性ポリマーにおける式(2)の単位及び式(3)の単位のmol%濃度は、所望する化粧品用途、エマルションの種類(水中油型又は油中水型)、及び調製物の所望するレオロジー特性に応じて変化する。それらは0.1〜99.9mol%の間で変化し得る。
本発明のほとんど疎水性ではない両親媒性AMPSポリマーは、水中油型エマルションを増粘及び/又は安定化させるのに適している。式(3)の単位のモル割合は、0.1〜50%、特に1〜25%、さらには3〜10%で変化する。
本発明のより疎水性である両親媒性AMPSポリマーは、油中水型エマルションを増粘及び/又は安定化させるのに適している。式(3)の単位のモル割合は、50.1〜99.9%、特に60〜95%、さらには65〜90%で変化する。
本発明のポリマーにおけるモノマー分布は、例えば、交互、ブロック(マルチブロックを含む)、又は任意のタイプであってよい。
本発明のAMPSポリマーは、活性物質として、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%、さらに好ましくは0.1〜5重量%、特に0.5〜2重量%の範囲の量で、一般的に存在する。
本発明において、4,4-ジアリールブタジエン化合物は、好ましくは次の式(I):
Figure 0003919768
[上式中、ジエン系はZ,Z;Z,E;E,Z又はE,E立体配置、又は該立体配置の混合物のものであり、ここで:
− R及びRは同一又は異なっており、水素、C-C20アルキル基;C-C10アルケニル基;C-C12アルコキシ基;C-C10シクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C20アルコキシカルボニル基;C-C12モノアルキルアミノ基;C-C12ジアルキルアミノ基;アリール;ヘテロアリール又はカルボキシラート残基、スルホナート残基又はアンモニウム残基から選択される水溶化置換基を示し;
− Rは、基COOR;COR;CONR;CN;O=S(-R)=O;O=S(-OR)=O;RO-P-(-OR)=O;C-C20アルキル基;C-C10アルケニル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10ビシクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C10ビシクロアルケニル基;置換されていてもよいC-C18アリール;置換されていてもよいC-Cヘテロアリールを示し;
− Rは、基COOR;COR;CONR;CN;O=S(-R)=O;O=S(-OR)=O;RO-P-(-OR)=O;C-C20アルキル基;C-C10アルケニル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10ビシクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C10ビシクロアルケニル基;置換されていてもよいC-C18アリール;置換されていてもよいC-Cヘテロアリールを示し;
− RないしRは同一又は異なっており、水素;C-C20アルキル基;C-C10アルケニル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10ビシクロアルキル基;C-C10ビシクロアルケニル基;C-C10シクロアルケニル基;置換されていてもよいアリール;置換されていてもよいヘテロアリールを示し;
− nは1〜3で変化し;
ないしR基は、それらが結合する炭素原子と共に、縮合していてもよいC-C環を形成可能である]
に相当するものから選択される。
-C20アルキル基としては、例えば:メチル、エチル、n-プロピル、1-メチルエチル、n-ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、n-ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル、1-エチル-2-メチルプロピル、n-ヘプチル、n-オクチル、n-ノニル、n-デシル、n-ウンデシル、n-ドデシル、n-トリデシル、n-テトラデシル、n-ペンタデシル、n-ヘキサデシル、n-ヘプタデシル、n-オクタデシル、n-ノナデシル又はn-エイコシルを挙げることができる。
-C10アルケニル基としては、例えば:エテニル、n-プロペニル、1-メチルエテニル、n-ブテニル、1-メチルプロペニル、2-メチルプロペニル、1,1-ジメチルエテニル、n-ペンテニル、1-メチルブテニル、2-メチルブテニル、3-メチルブテニル、2,2-ジメチルプロペニル、1-エチルプロペニル、n-ヘキセニル、1,1-ジメチルプロペニル、1,2-ジメチルプロペニル、1-メチルペンテニル、2-メチルペンテニル、3-メチルペンテニル、4-メチルペンテニル、1,1-ジメチルブテニル、1,2-ジメチルブテニル、1,3-ジメチルブテニル、2,2-ジメチルブテニル、2,3-ジメチルブテニル、3,3-ジメチルブテニル、1-エチルブテニル、2-エチルブテニル、1,1,2-トリメチルプロペニル、1,2,2-トリメチルプロペニル、1-エチル-1-メチルプロペニル、1-エチル-2-メチルプロペニル、n-ヘプテニル、n-オクテニル、n-ノネニル、n-デセニルを挙げることができる。
-C12アルコキシ基としては:メトキシ、n-プロポキシ、1-メチルプロポキシ、1-メチルエトキシ、n-ペントキシ、3-メチルブトキシ、2,2-ジメチルプロポキシ、1-メチル-1-エチルプロポキシ、オクトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、n-ブトキシ、2-メチルプロポキシ、1,1-ジメチルプロポキシ、ヘキソキシ、ヘプトキシ、2-エチルヘキソキシを挙げることができる。
-C20アルコキシカルボニル基としては、C-C20アルコール類のエステルを挙げることができる。
-C12モノアルキルアミノ又はジアルキルアミノ基としては、アルキル基が、メチル、n-プロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジメチルエチル、ヘキシル、ヘプチル、2-エチルヘキシル、イソプロピル、1-メチルプロピル、n-ペンチル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-メチル-1-エチルプロピル、オクチルから選択されるものを挙げることができる。
-C10シクロアルキル基としては、例えば:シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、1-メチルシクロプロピル、1-エチルシクロプロピル、1-プロピルシクロプロピル、1-ブチルシクロプロピル、1-ペンチルシクロプロピル、1-メチル-1-ブチルシクロプロピル、1,2-ジメチルシクロプロピル、1-メチル-2-エチルシクロプロピル、シクロオクチル、シクロノニル又はシクロデシルを挙げることができる。
一又は複数の二重結合を有するC-C10シクロアルケニル基としては:シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロペンタジエニル、シクロヘキセニル、1,3-シクロヘキサジエニル、1,4-シクロヘキサジエニル、シクロヘプテニル、シクロヘプタトリエニル、シクロオクテニル、1,5-シクロオクタジエニル、シクロオクタテトラエニル、シクロノネニル又はシクロデセニルを挙げることができる。
シクロアルキル又はシクロアルケニル基は、例えば塩素、フッ素又は臭素等のハロゲン;シアノ;ニトロ;アミノ;C-Cアルキルアミノ;C-Cジアルキルアミノ;C-Cアルキル;C-Cアルコキシ;ヒドロキシルから選択される一又は複数(好ましくは1〜3)の置換基を有し得る;それらは、1〜3のヘテロ原子、例えば硫黄、酸素又は窒素で、その自由な原子価標が水素又はC-Cアルキル基により飽和されていてもよいものをさらに有してもよい。
ビシクロアルキル又はビシクロアルケニル基は、例えば、二環式テルペン類、例えばピナン、ボルナン、ピネン、又はショウノウ又はアダマンタン誘導体から選択される。
アリール基は、好ましくは、例えば塩素、フッ素又は臭素等のハロゲン;シアノ;ニトロ;アミノ;C-Cアルキルアミノ;C-Cジアルキルアミノ;C-Cアルキル;C-Cアルコキシ;ヒドロキシルから選択される一又は複数(好ましくは1〜3)の置換基を有し得るフェニル又はナフチル環から選択される。特に好ましくは、フェニル、メトキシフェニル、ナフチル及びチエニルである。
ヘテロアリール基は、一般的に、硫黄、酸素又は窒素から選択される一又は複数のヘテロ原子を含有する。
水溶化基は、例えばカルボキシル又はスルホキシ残基であり、特に、それらの生理学的に許容可能なカチオンとの塩、例えばアルカリ金属塩又はトリアルキルアンモニウム塩、例えばトリ(ヒドロキシアルキル)アンモニウム又は2-メチルプロパン-1-オール-2-アンモニウム塩である。さらに、アンモニウム基、例えばアルキルアンモニウム、及びそれらの生理学的に許容可能なアニオンとの塩の形態を挙げることもできる。
式(I)の化合物は、それ自体公知であり、それらの構造及びそれらの合成は、独国特許出願第19755649号、欧州特許出願第916335号、欧州特許出願第1133980号及び欧州特許出願第1133981号に記載されている。
式(I)の化合物の例として、次の化合物:
Figure 0003919768
Figure 0003919768
を挙げることができる。
式(I)の好ましい化合物は、
− n=1又は2;
− R及びRは同一又は異なっており、水素、C-C20アルキル基;C-C12アルコキシ基;C-C12モノアルキルアミノ基;C-C12ジアルキルアミノ基;カルボキシラート基、スルホナート基又はアンモニウム残基から選択される水溶化置換基を示し;
− Rは、基COOR;COR;CONR;C-C20アルキル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C10ビシクロアルキル基;置換されていてもよいフェニル、ナフチル又はチエニルを示し;
− Rは、基COOR;COR;CONR;C-C20アルキル基;C-Cシクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C10ビシクロアルキル基;置換されていてもよいフェニル、ナフチル又はチエニルを示し;
− R及びR基は同一又は異なっており、水素;C-C12アルキル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10シクロアルケニルル基;C-C10ビシクロアルキル基;C-C10ビシクロアルケニル基;置換されていてもよいフェニル又はナフチルを示す;
ものである。
これらの化合物の中でも、特に好ましいのは、
− R及びRは同一又は異なっており、水素、C-C20アルキル基;C-C20アルコキシ基;カルボキシラート基、スルホナート基又はアンモニウム残基から選択される水溶化置換基を示し;
− Rは、基COOR;COR;CONRを示し;
− Rは、基COOR;COR;CONRを示し;
− R及びR基は同一又は異なっており、水素;C-C12アルキル基;C-Cシクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C10ビシクロアルキル基;C-C10ビシクロアルケニル基;置換されていてもよいフェニル又はナフチルを示す;
ものである。
特に好ましい実施態様において、式(I)の化合物は次の式(I'):
Figure 0003919768
[上式中、R及びR基は同一又は異なっており、水素;C-C20アルキル基;C-Cシクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基を示す]
のものから選択される。
これら式(I')の化合物の中でも、特に次の構造:
Figure 0003919768
を有する、1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエンを挙げることができる。
本発明のエマルションに使用され得る他の4,4-ジアリールブタジエン群は、次の式(II):
Figure 0003919768
[上式中、ジエン系はZ,Z;Z,E;E,Z又はE,E立体配置又は該立体配置の混合物のものであり、ここで:
− R、R、R及びnは、上述した式(I)に示した意味を有し;
− Y'は、基-O-又は-NR-を示し;
− Rは、水素;直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基;C-C10アルケニル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10ビシクロアルキル基;C-C10シクロアルケニル基;C-C10ビシクロアルケニル基;アリール;ヘテロアリールを示し;
− X'は、結合価qと、2〜10のヒドロキシル基を有するC-C20における、直鎖状又は分枝状で脂肪族又は脂環式のポリオール残基を示し;該残基の炭素鎖は一又は複数の硫黄又は酸素原子;一又は複数のイミン基;一又は複数のC-Cアルキルイミノ基が挿入可能であり;
− qは2〜10の範囲であり、
− X'が2〜10のヒドロキシル基を有するC-C20のポリオール残基、特に:
Figure 0003919768
である]
に相当するものである。
好ましい式(II)の化合物は:
− R及びRは同一又は異なっており、水素、C-C12アルキル基;C-Cアルコキシ基;カルボキシラート基、スルホナート基又はアンモニウム残基から選択される水溶化置換基を示し;
− Rは、基COOR;CONR;CN;C-C10シクロアルキル基;C-C10ビシクロアルキル基を示し;
− R及びRは同一又は異なっており、直鎖状又は分枝状のC-C20アルキル基;C-C10シクロアルキル基;C-C10ビシクロアルキル基;置換されていてもよいナフチル又はフェニルを示し;
− X'は、2〜6、特に2〜4のヒドロキシル基を有するC-C20のポリオール残基を示す;
ものである。
より好ましい式(II)の化合物は:
− X'がエタノール又はペンタエリトリトール残基を示す;
ものである。
特に好ましい式(II)の化合物は、次の化合物:
Figure 0003919768
Figure 0003919768
から選択される。
上述した式(II)の化合物はそれ自体公知であり、それらの構造及び合成方法は、欧州特許出願公開第1008586号に(記載の内容の主要部分を形成)記載されている。
4,4-ジアリールブタジエン化合物は、組成物の全重量に対して、好ましくは0.1重量%〜20重量%、より好ましくは1重量%〜10重量%の範囲の割合で、組成物に存在する。
本発明の組成物は、局所適用において従来より使用され、水相及び脂肪相を含有する任意の生薬形態、特にローション又は漿液型の分散液、水相に脂肪相を分散させて得られる(O/W)又は逆(W/O)のミルク型の液体又は半液体状のコンシステンシーを有するエマルション、クリーム又はゲル型の希薄、半固体状又は固体状のコンシステンシーを有するエマルションもしくは懸濁液、又は多相エマルション(W/O/W又はO/W/O)、マイクロエマルション、イオン性及び/又は非イオン性の小胞分散液、又はロウ/水相分散液の形態で提供され得る。これらの組成物は、慣習的な方法で調製される。
本発明の特定の実施態様において、本発明のAMPSポリマー及び/又はコポリマーを用いて調製された水中油型又は油中水型エマルションは、界面活性剤を1重量%未満しか、又は含有さえしてなくてもよいが、保管中安定している。
本発明のエマルションの組成物に導入され得る脂肪相の種類は重要ではなく、例えば、エマルションの製造に適した、一般的に既に知られている全ての化合物からなるものであってよい。特に、これらの化合物は単独で又は混合物として、種々の脂肪物質、植物、動物又は鉱物由来の油、天然又は合成ロウ等から選択され得る。
組成物の脂肪相に入れられ得る油としては、特に:
− 鉱物性油、例えばパラフィン油及び流動パラフィン、
− 動物由来の油、例えばペルヒドロスクワレン、
− 植物由来の油、例えばスイートアルモンド油、アボカド油、ヒマシ油、オリブ油、ホホバ油、ゴマ油、ラッカセイ油、グレープシード油、菜種油、ヤシ油、ヘーゼルナッツ油、シアバター、パーム油、杏仁油、カロフィラム(calophyllum)油、米糠油、トウモロコシ胚芽油、小麦胚芽油、大豆油、ヒマワリ油、月見草油、ベニバナ油、トケイソウ油及びライムギ油、
− 合成油、例えばプルセリン油、エステル、例えばミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、アジピン酸イソプロピル、アジピン酸エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、プロピレングリコールジカプリラート及びラノリン酸から誘導されるエステル、例えばラノリン酸イソプロピル、ラノリン酸イソセチル、イソパラフィン類、及びポリ-α-オレフィン類、
を挙げることができる。
本発明のエマルションに使用可能な他の油としては、安息香酸C12-C15脂肪アルコール(ファインテックス社(FINETEX)のフィンソルブ(Finsolv)TN)、エーテル、親油性アミノ酸誘導体、例えばN-ラウロイルサルコシン酸イソプロピル(アジノモト(Ajinomoto)のエルドゥー(Eldew)SL-205)、脂肪アルコール類、例えばラウリル、セチル、ミリスチル、ステアリル、パルミチル又はオレイルアルコール及び2-オクチルドデカノール、アセチルグリセリド類、アルコール類及びポリアルコール類のオクタノアート類及びデカノアート類、例えばグリコール及びグリセロールのもの、アルコール類及びポリアルコール類のリシノレアート類、例えばセチルのもの、脂肪酸トリグリセリド類、例えばカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド類、C10-C18の飽和した脂肪酸トリグリセリド類、フッ化及び過フッ化した油、ラノリン、水素化ラノリン、アセチル化ラノリン、最後に揮発性又は非揮発性のシリコーン油を挙げることができる。
もちろん、脂肪相は、一又は複数の従来からの親油性化粧品用アジュバント、例えばロウ、親油性ゲル化剤、界面活性剤、有機又は無機粒子、特に抗日光化粧品用組成物の製造及び生産において既に慣習的に使用されているものをさらに含有していてもよい。
慣習的に、分散性水相は水、又は水と多価アルコール(類)、例えばグリセロール、ブチレングリコール、プロピレングリコール及びソルビトールとの混合物、もしくは水と水溶性低級アルコール(類)、例えばエタノール、イソプロパノール又はブタノール(水性アルコール溶液)との混合物からなるものであってよい。
また本発明の組成物は、水溶性又は脂溶性又は一般的に使用されている化粧品用溶媒に不溶であり、UV-A及び/又はUV-Bに活性のある他の付加的な有機又は無機のUV遮蔽剤をさらに含有してよい。
付加的な有機遮蔽剤は、特にアントラニラート類;ケイ皮酸誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;サリチル酸誘導体;ショウノウ誘導体;トリアジン誘導体、例えば米国特許第4367390号、欧州特許出願第863145号、欧州特許出願第517104号、欧州特許出願第570838号、欧州特許出願第796851号、欧州特許出願第775698号、欧州特許出願第878469号、欧州特許出願第933376号、欧州特許出願第507691号、欧州特許出願第507692号、欧州特許出願第790243号及び欧州特許出願第944624号に記載されているもの;ベンゾフェノン誘導体;β,β-ジフェニルアクリラート誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロナート誘導体;ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン類;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;欧州特許出願第0832642号、欧州特許出願第1027883号、欧州特許出願第1300137号及び独国特許出願第10162844号に記載されているベンゾオキサゾール誘導体;ビス-ベンゾアゾリル誘導体、例えば欧州特許第669323号及び米国特許第2463264号に記載されているもの;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;米国特許第5237071号、米国特許第5166355号、英国特許出願第2303549号、独国特許出願第19726184号及び欧州特許出願第893119号に記載されているメチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体;遮蔽ポリマー及び遮蔽シリコーン類、特に国際公開第93/04665号に記載されているもの;α-アルキルスチレンから誘導される二量体、例えば独国特許出願第19855649号に記載されているもの;及びそれらの混合物から選択される。
UV-A及び/又はUV-Bに活性のある有機遮蔽剤の例としては、INCI名で以下に示すものが挙げられる:
パラ-アミノ安息香酸誘導体
PABA、
エチルPABA、
エチルジヒドロキシプロピルPABA、
特にISP社から「エスカロール(ESCALOL)507」の名称で販売されているエチルヘキシルジメチルPABA、
グリセリルPABA、
BASF社から「ユビヌル(UVINUL)P25」の名称で販売されているPEG-25-PABA。
サリチル酸誘導体
ロナ(Rona)/EMインダストリーから「ユーソレックス(Eusolex)HMS」の名称で販売されているホモサラート(homosalate)、
ハーマン・アンド・レイマー社(Haarmann and REIMER)から「ネオ・ヘリオパン(NEO HELIOPAN)OS」の名称で販売されているサリチル酸エチルヘキシル、
スケル社(SCHER)から「ディプサル(DIPSAL)」の名称で販売されているサリチル酸ジプロピレングリコール、
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンTS」の名称で販売されているサリチル酸TEA。
ジベンゾイルメタン誘導体
特にホフマン・ラ・ロシュ社(HOFFMANN LA ROCHE)から「パルソール(PARSOL)1789」の商品名で販売されているブチルメトキシジベンゾイルメタン、
イソプロピルジベンゾイルメタン。
ケイ皮酸誘導体
特にホフマン・ラ・ロシュ社から「パルソールMCX」の商品名で販売されているメトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
メトキシケイ皮酸イソプロピル、
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンE1000」の商品名で販売されているメトキシケイ皮酸イソアミル、
シノキサート、
メトキシケイ皮酸DEA、
メチルケイ皮酸ジイソプロピル、
ジメトキシケイ皮酸グリセリルエチルヘキサノアート。
β,β'-ジフェニルアクリラート誘導体
特にBASF社から「ユビヌルN539」の商品名で販売されているオクトクリレン(Octocrylene)、
特にBASF社から「ユビヌルN35」の商品名で販売されているエトクリレン(Etocrylene)。
ベンゾフェノン誘導体
BASF社から「ユビヌル400」の商品名で販売されているベンゾフェノン-1、
BASF社から「ユビヌルD50」の商品名で販売されているベンゾフェノン-2、
BASF社から「ユビヌルM40」の商品名で販売されているベンゾフェノン-3又はオキシベンゾン、
BASF社から「ユビヌルMS40」の商品名で販売されているベンゾフェノン-4、
ベンゾフェノン-5、
ノルクアイ社(Norquay)から「ヘリソーブ(Helisorb)11」の商品名で販売されているベンゾフェノン-6、
アメリカン・シアナミド社(American Cyanamid)から「スペクトラ-ソーブ(Spectra-Sorb)UV-24」の商品名で販売されているベンゾフェノン-8、
BASF社から「ユビヌルDS-49」の商品名で販売されているベンゾフェノン-9、
ベンゾフェノン-12、
2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル。
ベンジリデンショウノウ誘導体
シメックス社(CHIMEX)から「メギゾリル(MEXORYL)SD」の名称で製造されている3-ベンジリデンショウノウ、
メルク社(MERCK)から「ユーソレックス6300」の名称で販売されている4-メチルベンジリデンショウノウ、
シメックス社から「メギゾリルSL」の名称で製造されているベンジリデンショウノウスルホン酸、
シメックス社から「メギゾリルSO」の名称で製造されているメト硫酸ショウノウベンザルコニウム、
シメックス社から「メゾリル(MESORYL)SX」の名称で製造されているテレフタリリデンジショウノウスルホン酸、
シメックス社から「メゾリルSW」の名称で製造されているポリアクリルアミドメチルベンジリデンショウノウ。
ベンゾイミダゾール誘導体
特にメルク社から「ユーソレックス232」の商品名で販売されているフェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンAP」の商品名で販売されているフェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム。
トリアジン誘導体
チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社(CIBA SPECIALTY CHEMICALS)から「チノソーブ(TINOSORB)S」の商品名で販売されているアニソトリアジン、
特にBASF社から「ユビヌルT150」の商品名で販売されているエチルヘキシルトリアゾン、
シグマ3V社(SIGMA 3V)から「ユバソーブ(UVASORB)HEB」の商品名で販売されているジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
2,4,6-トリス(ジイソブチル-4'-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジン。
ベンゾトリアゾール誘導体
ロ−ディア・シミー社(RHODIA CHIMIE)から「シラトリゾール(Silatrizole)」の名称で販売されているドロメトリゾール(Drometrizole)トリシロキサン、
チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社から「チノソーブM」の商品名で水性分散液におけるマイクロ化形態のものとして、もしくはフェアマウント・ケミカル社(FAIRMOUNT CHEMICAL)から「ミキシム(MIXXIM)BB/100」の商品名で固体形態のものとして販売されているメチレンビス-ベンゾトリアゾリル-テトラメチルブチルフェノール。
アントラニル誘導体
ハーマン・アンド・レイマー社から「ネオ・ヘリオパンMA」の商品名で販売されているアントラニル酸メンチル。
イミダゾリン誘導体
エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオナート。
ベンザルマロナート誘導体
ベンザルマロナート官能基を有するポリオルガノシロキサン類、例えばホフマン・ラ・ロシュ社から「パルソールSLX」の商品名で販売されているポリシリコーン-15。
ベンゾオキサゾール誘導体:
シグマ3V社から「ユバソーブK2A」の商品名で販売されている2,4-ビス-[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)-イミノ-1,3,5-トリアジン、
及びそれらの混合物。
特に好ましい有機遮蔽剤は:
サリチル酸エチルヘキシル、
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
オクトクリレン、
ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、
ベンゾフェノン-3、
ベンゾフェノン-4、
ベンゾフェノン-5、
2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル、
4-メチルベンジリデンショウノウ、
テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、
フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、
2,4,6-トリス(ジイソブチル-4'-アミノベンザルマロナート)-s-トリアジン、
アニソトリアジン、
エチルヘキシルトリアゾン、
ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
メチレンビス-ベンゾトリアゾリル-テトラメチルブチルフェノール、
ドロメトリゾールトリシロキサン、
ポリシリコーン15
2,4-ビス-[5-1(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、
及びそれらの混合物、
から選択される。
付加的な無機遮蔽剤は、被覆又は非被覆の金属酸化物の顔料又はナノ顔料(一次粒子の平均径:一般的に5nm〜100nm、好ましくは10nm〜50nm)、例えば、それ自体、全てUV光保護剤としてよく知られている酸化チタン(アモルファス、又はルチル及び/又はアナターゼ型の結晶)、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムのナノ顔料から選択される。また、従来からのコーティング剤は、アルミナ及び/又はステアリン酸アルミニウムである。このような、被覆又は非被覆の金属酸化物のナノ顔料は、特に、欧州特許出願第518772号及び欧州特許出願第518773号に記載されている。
本発明の付加的な遮蔽剤は、組成物の全重量に対して0.1重量%〜30重量%、好ましくは0.5重量%〜15重量%の範囲の量で、本発明の組成物に一般的に存在する。
また、本発明の組成物は、皮膚を人工的にサンタン状態にする、及び/又はブロンズ色にするための薬剤(自己サンタン剤)をさらに含有してもよい。
自己サンタン剤は、例えばイサチン、アロキサン、ニンヒドリン、グリセルアルデヒド類、メソ酒石酸アルデヒド、グルタルアルデヒド、エリトルロース、仏国特許出願第2466492号及び国際公開第97/35842号に記載されているような4,5-ピラゾリンジオン誘導体、ジヒドロキシアセトン(DHA)、欧州特許出願第903342号に記載されているような4,4-ジヒドロキシピラゾリン-5-オン誘導体等のモノ-又はポリカルボニル化化合物から一般的に選択される。好ましくはDHAが使用される。
DHAは遊離の形態及び/又はカプセル化された形態、例えば特に、国際公開第97/25970号に開示されているリポソーム等の脂質小胞体にカプセル化された形態で使用され得る。
モノカルボニル又はポリカルボニル化された自己サンタン剤は、組成物の全重量に対して0.1〜10重量%、好ましくは組成物の全重量に対して0.2〜8重量%の範囲の割合で、本発明の組成物に一般的に存在する。
また本発明の組成物は、特に有機溶媒、イオン性又は非イオン性の増粘剤、緩和剤、湿潤剤、乳白剤、安定剤、エモリエント、シリコーン類、昆虫忌避剤、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、活性剤、顔料、ポリマー類、噴霧剤、アルカリ性又は酸性化剤、又は化粧品及び/又は皮膚科学の分野において通常使用されている任意の他の成分から選択される従来からの化粧品用アジュバントをさらに含有してもよい。
もちろん、当業者であれば、本発明の組成物に固有の有利な特性が、考慮される添加により損なわれないか、又は実質的に損なわれないように留意して、上述した可能な付加的な化合物(類)及び/又はそれらの量を選択するであろう。
有機溶媒として、低級アルコール及びポリオールを挙げることができる。
増粘剤としては、架橋したアクリルポリマー、例えばノベオン社から提供されているカーボマー(Carbomers)、アメルコール社(Amerchol)からビスコフォーブ(Viscophobe)DB1000の名称で販売されているポリアクリラート-3又はノベオン社から提供されているペミュレン(Pemulen)タイプのアクリラート/C10-C30アクリル酸アルキルの架橋したポリマー;アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸から誘導されるポリマー(クラリアント社(Clariant)から提供されているホスタセリン(Hostacerin)AMPS、セピック社(Seppic))から提供されているセピゲル(Sepigel)305)、合成の中性ポリマー、例えばポリ-N-ビニルピロリドン、多糖類、例えばグアー及びキサンタンガム、変性した又は未変性のセルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルグアーガム、メチルヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースを挙げることができる。
本発明の組成物は、多くの処理、特に頭皮を含む皮膚、唇及び毛髪の美容処理、特に皮膚、唇及び/又は毛髪の保護及び/又は手入れ、及び/又は皮膚及び/又は唇のメークアップにおける用途が見出されている。
本発明の他の主題は、頭皮を含む皮膚、唇及び毛髪の美容処理ための製品、特に皮膚、唇及び/又は毛髪の保護及び/又は手入れ、及び/又は皮膚及び/又は唇のメークアップのための製品を製造するための、上述した本発明の組成物の使用からなる。
本発明の化粧品用組成物は、例えば液体ないし半液体状のコンシステンシーを有する、顔及び/又は体を手入れ及び/又は日光保護するための製品、例えばミルク、多かれ少なかれ滑らかなクリーム、ゲルクリーム及びペーストとして使用されてもよい。それらはエアゾールとして包装されてもよく、ムース又はスプレーの形態で提供されてもよい。
本発明において、噴霧性液状ローションの形態である本発明の組成物は、加圧装置により、微細粒子の形態で皮膚又は毛髪に適用される。本発明の装置は当業者によく知られており、ノンエアゾールポンプ又は「アトマイザー」、噴霧剤を含有するエアゾール容器、及び噴霧剤として圧縮空気を使用するエアゾールポンプが含まれる。後者は、米国特許第4077441号及び米国特許第4850517号(記載の内容の主要部分を形成)に記載されている。
本発明において、エアゾールとして包装される組成物は、一般的に従来からの噴霧剤、例えばフッ化水素化化合物ジクロロジフルオロメタン、ジフルオロエタン、ジメチルエーテル、イソブタン、n-ブタン、プロパン、トリクロロフルオロメタンを含有する。それらは、組成物の全重量に対して15〜50重量%の範囲の量で存在する。
特に本発明を例証するものであって、制限するものではない実施例を、以下に付与する。
実施例A:保湿及び光保護クリーム(AMPSから誘導される架橋したゲル化コポリマーを含有し、界面活性剤で安定化されたO/Wエマルション)
Figure 0003919768
調製方式
界面活性剤、及び場合によってはジアリールブタジエン誘導体を、攪拌しつつ、75℃で油相に溶解させる;得られた溶液は肉眼で均質であった。Moritz型ホモジナイザーを用い、2000rpmの攪拌速度で15分間、70℃で攪拌することにより、水相に油相をゆっくりと導入して、各エマルションを調製した。ついで、各エマルションをゆっくりと攪拌しつつ、室温まで冷却した。
室温で24時間後、エマルション1は液状であるが、本発明のエマルション2は安定しており、皮膚への好ましい適用感がある光沢のあるクリームが形成された。
実施例B:光保護ミルク(AMPSから誘導される架橋していない両親媒性コポリマーで安定化された、界面活性剤を含有しないO/Wエマルション)
Figure 0003919768
調製方式
両親媒性AMPSコポリマーを、攪拌しつつ、25℃で2時間、水相に溶解させる;得られた溶液は肉眼で均質であった。Moritz型ホモジナイザーを用い、2000rpmの攪拌速度で15分間攪拌することにより、水相に油相をゆっくりと導入して、エマルションを調製した。
エマルション3は流動的であり、粘度が失われていた。本発明のエマルション4は安定しており、良好なミルク型のテクスチャーを有していた。
実施例C:光保護クリーム(架橋したAMPSから誘導される両親媒性コポリマーで安定化された、界面活性剤を含有しないO/Wエマルション)
Figure 0003919768
調製方式
両親媒性AMPSコポリマーを、攪拌しつつ、25℃で2時間、水相に溶解させる;得られた溶液は肉眼で均質であった。Moritz型ホモジナイザーを用い、2000rpmの攪拌速度で15分間攪拌することにより、水相に油相をゆっくりと導入して、各エマルションを調製した。
室温で24時間後、エマルション5は、クリーム化現象の出現を伴い、肉眼で不安定であった。エマルション6は安定したままで、良好なミルク型のテクスチャーを有していた。

Claims (40)

  1. 少なくとも一の水相、少なくとも一の油相、少なくとも一の部分的又は完全に中和され、架橋した又は架橋してない、水溶性又は水分散性のアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)ポリマー、及び少なくとも一のUV線遮蔽系を含有し、該遮蔽系が次の式(I'):
    Figure 0003919768
    [上式中、R 及びR 基は同一又は異なっており、水素;C −C 20 アルキル基;C −C シクロアルキル基;C −C 10 シクロアルケニル基を示す]
    から選択される少なくとも一のUV−A遮蔽剤を含有していることを特徴とする水中油型エマルション形態の光保護組成物。
  2. AMPSポリマーが、無機又は有機塩基で部分的又は完全に中和されていることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 無機塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又はアンモニア水から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
  4. 有機塩基が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパンジオール、N-メチルグルカミン、塩基性アミノ酸、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項2に記載の組成物。
  5. AMPSポリマーが少なくとも90%中和されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. AMPSポリマーが架橋されており、架橋剤がフリーラジカル重合によって得られるポリマーの架橋のために一般的に使用されるオレフィン性ポリ不飽和化合物から選択される、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 架橋剤が、ジビニルベンゼン、ジアリルエーテル、ジプロピレングリコールジアリルエーテル、ポリグリコールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ヒドロキノンジアリルエーテル、エチレングリコール又はテトラエチレングリコールジ(メタ)アクリラート、トリメチロールプロパントリアクリラート、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、トリアリルアミン、トリアリルシアヌラート、ジアリルマレアート、テトラアリルエチレンジアミン、テトラアリルオキシエタン、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、アリル(メタ)アクリラート、糖系列のアルコールのアリルエーテル、又は多官能アルコールのアリル又はビニルエーテル、及びリン酸及び/又はビニルホスホン酸の誘導体のアリルエステル、又はこれら化合物の混合物から選択される、請求項6に記載の組成物。
  8. 架橋剤が、メチレンビスアクリルアミド、メタクリル酸アリル又はトリメチロールプロパントリアクリラート(TMPTA)から選択される、請求項6に記載の組成物。
  9. 架橋度が、ポリマーに対して0.01〜10mol%範囲である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. AMPSポリマーが水溶性又は水分散性であり、
    (i)架橋した又は架橋していないAMPSホモポリマー;
    (ii)一又は複数の親水性のエチレン性不飽和モノマー又は脂肪鎖を含有しない疎水性のエチレン性不飽和モノマー、及びAMPSから得られる架橋した又は架橋していないコポリマー;
    からなる群から選択される、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 水溶性又は水分散性AMPSポリマーが、50000g/mol〜10000000g/mol範囲のモル質量を有する請求項10に記載の組成物。
  12. AMPSホモポリマーがアンモニウムポリアクリロイルジメチルタウラミドであることを特徴とする、請求項10又は11に記載の組成物。
  13. 一又は複数の親水性又は疎水性のエチレン性不飽和モノマーとAMPSの架橋した又は架橋していないコポリマーが:
    (a)AMPSとアクリルアミド又はメチルアクリルアミドのコポリマー;
    (b)AMPSとビニルピロリドン又はビニルホルムアミドのコポリマー;
    から選択されることを特徴とする、請求項10又は11に記載の組成物。
  14. 水溶性又は水分散性AMPSコポリマーが:
    − ポリアクリルアミド/C13−C14イソパラフィン/ラウレス-7
    − アクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム/イソヘキサデカン/ポリソルベイト-80;
    − アクリロイルジメチルタウリン酸アンモニウム/VPコポリマー;
    から選択されることを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
  15. AMPSポリマーが両親媒性であることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 両親媒性AMPSポリマーが、7〜30の炭素原子有する少なくとも一の脂肪鎖を含有していることを特徴とする、請求項15に記載の組成物。
  17. 両親媒性AMPSポリマーが、50000〜10000000範囲の重量平均分子量を有していることを特徴とする、請求項15又は16に記載の組成物。
  18. 両親媒性AMPSポリマーが、C−C22n-モノアルキルアミン又はジ-n-アルキルアミンとの反応によって変性されたランダム両親媒性AMPSポリマーで、一又は複数の親水性のエチレン性不飽和モノマーを含有していてもよいものから選択されることを特徴とする、請求項15ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 両親媒性AMPSポリマーが、AMPS、7〜30の炭素原子有する少なくとも一の疎水性部分を含有する少なくとも一のエチレン性不飽和モノマー、及び場合によっては一又は複数の親水性のエチレン性不飽和コモノマー、のポリマーから選択されることを特徴とする、請求項15ないし17のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 7〜30の炭素原子を有する少なくとも一の疎水性部分を含有するエチレン性不飽和モノマーが、次の式(1):
    Figure 0003919768
    [上式中、R27は水素原子、メチル等の直鎖状又は分枝状のC−Cアルキル基を示し;YはO又はNHを示し;R28は7〜22の炭素原子有する脂肪鎖を含有する疎水性基を示す]
    のアクリルアミド類及びアクリラート類から選択される、請求項19に記載の組成物。
  21. 疎水性基R28が、飽和又は不飽和で直鎖状のC−C18アルキル基;C−C18過フッ化アルキル基;コレステリル基又はコレステロールエステル;芳香族多環式基から選択される、請求項20に記載の組成物。
  22. 疎水性基R28が、少なくとも一のアルキレンオキシド単位さらに含有していることを特徴とする、請求項20又は21に記載の組成物。
  23. オキシアルキレン化単位のモル数が、1〜30mol変化する、請求項22に記載の組成物。
  24. 両親媒性AMPSポリマーが、
    (a)次の式(2):
    Figure 0003919768
    [上式中、Xはプロトン、アルカリ金属カチオン、アルカリ土類金属カチオン又はアンモニウムイオンである]
    の2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)単位;
    (b)次の式(3):
    Figure 0003919768
    [上式中、n及びpは互いに独立してモル数を示し、これは0〜30変化し、n+pは30以下あり;R27は上述した式(1)に示した同様の意味を有し;R29は7〜22の範囲の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキルを示す]
    の単位;
    からなる両親媒性コポリマーである、請求項20ないし23のいずれか1項に記載の組成物。
  25. がナトリウム又はアンモニウムを示す、請求項24に記載の組成物。
  26. 両親媒性AMPSポリマーが:
    (i)p=0、n=7又は25、R27がメチルを示し、R29がC12−C14又はC16−C18アルキルの混合物を表す、架橋していないもの、
    (ii)p=0、n=8又は25、R27がメチルを示し、R29がC16−C18アルキルの混合物を表す、架橋しているもの、
    から選択される、請求項24又は25に記載の組成物。
  27. 式(3)の単位のモル割合が、0.1〜50%変化する、請求項24ないし26のいずれか1項に記載の組成物。
  28. 式(3)の単位のモル割合が、50.1〜99.9%変化する、請求項24ないし26のいずれか1項に記載の組成物。
  29. AMPSポリマーが、活性物質として、組成物の全重量に対して0.01〜20重量%範囲の量で存在している、請求項1ないし28のいずれか1項に記載の組成物。
  30. 式(I')の化合物が、次の構造:
    Figure 0003919768
    を有する、1,1-ジカルボキシ(2,2'-ジメチルプロピル)-4,4-ジフェニルブタジエンであることを特徴とする、請求項1ないし29のいずれか1項に記載の組成物。
  31. 4,4-ジアリールブタジエン化合物が、組成物の全重量に対して0.1重量%〜20重量%範囲の割合で存在していることを特徴とする、請求項1ないし30のいずれか1項に記載の組成物。
  32. 水溶性、脂溶性又は一般的に使用されている化粧品用溶媒に不溶であり、UV-A及び/又はUV-Bに活性のある、少なくとも一の付加的な有機又は無機遮蔽剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし31のいずれか1項に記載の組成物。
  33. 付加的な有機遮蔽剤が、アントラニラート類;ケイ皮酸誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;サリチル酸誘導体;ショウノウ誘導体;トリアジン誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β,β'-ジフェニルアクリラート誘導体;ベンゾトリアゾール誘導体;ベンザルマロナート誘導体;ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン類;ビス-ベンゾアゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;ベンゾオキサゾール誘導体;メチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体;遮蔽ポリマー及び遮蔽シリコーン類;α-アルキルスチレンから誘導される二量体;及びそれらの混合物から選択される、請求項32に記載の組成物。
  34. 付加的な有機遮蔽剤が、
    サリチル酸エチルヘキシル、
    メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、
    オクトクリレン、
    ブチルメトキシジベンゾイルメタン、
    フェニルベンゾイミダゾールスルホン酸、
    ベンゾフェノン-3、
    ベンゾフェノン-4、
    ベンゾフェノン-5、
    2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸n-ヘキシル、
    4-メチルベンジリデンショウノウ、
    テレフタリリデンジショウノウスルホン酸、
    フェニルジベンゾイミダゾールテトラスルホン酸二ナトリウム、
    2,4,6-トリス(4'-ジイソブチルアミノベンザルマロナート)-s-トリアジン、
    アニソトリアジン、
    エチルヘキシルトリアゾン、
    ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、
    メチレンビス-ベンゾトリアゾリル-テトラメチルブチルフェノール、
    ドロメトリゾールトリシロキサン、
    ポリシリコーン15、
    2,4-ビス-[5-1-(ジメチルプロピル)ベンゾオキサゾール-2-イル-(4-フェニル)イミノ]-6-(2-エチルヘキシル)イミノ-1,3,5-トリアジン、
    及びそれらの混合物、
    から選択される、請求項33に記載の組成物。
  35. 付加的な無機遮蔽剤が、被覆又は非被覆の金属酸化物の顔料又はナノ顔料から選択される、請求項32に記載の組成物。
  36. 付加的な無機遮蔽剤が、アモルファス又はルチル及び/又はアナターゼ型の結晶である酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム又は酸化セリウムのナノ顔料である、請求項35に記載の組成物。
  37. 皮膚を人工的に褐色にする及び/又はサンタン状態にするための少なくとも一の薬剤をさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし36のいずれか1項に記載の組成物。
  38. 有機溶媒、イオン性又は非イオン性の増粘剤、緩和剤、湿潤剤、乳白剤、安定剤、エモリエント、シリコーン類、昆虫忌避剤、香料、防腐剤、界面活性剤、フィラー、活性剤、顔料、ポリマー類、噴霧剤、アルカリ性又は酸性化剤、又は化粧品及び/又は皮膚科学の分野において通常使用されている任意の他の成分から選択される少なくとも一の化粧品用アジュバントをさらに含有していることを特徴とする、請求項1ないし37のいずれか1項に記載の組成物。
  39. 組成物の全重量に対して、多くて1重量%の乳化界面活性剤を含有する、水中油型エマルションの形態で提供されることを特徴とする、請求項1ないし38のいずれか1項に記載の組成物。
  40. 皮膚、唇及び/又は毛髪の保護及び/又は手入れ、及び/又は皮膚及び/又は唇をメークアップする等、頭皮を含む皮膚、唇及び毛髪を美容処理するための製品の製造のための、請求項1ないし39のいずれか1項に記載の組成物の、使用。
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