JP3919372B2 - サーボ信号ベリファイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3590やQIC等の磁気テープの技術分野に属し、詳しくは、複数の記録バンドを有する磁気テープにおいて、適正な情報の記録および読み取りを行うために記録されるサーボ信号が適正に記録されているか否かをベリファイするサーボ信号ベリファイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、3590やQIC等の磁気テープを用いる情報記録分野では、記録密度が非常に高くなっており、テープの幅方向に多数の記録トラックを形成される磁気テープも少なくない。そのため、適正な情報の記録や読み取りを行うためには、記録トラックに対して、高精度に磁気ヘッドを位置させる必要がある。
磁気テープへの情報の記録や情報の読み取り(以下、単に記録とする)は、磁気テープを長手方向に搬送(走行)しながら行うのが通常である。しかしながら、磁気テープは薄膜であるため、搬送の際に幅方向に微妙に振動してしまい(搬送ブレ)その結果、記録トラックと磁気ヘッドの位置が相対的にズレてしまう。特に、近年では、前述の様に記録密度が高くなっているので、若干の位置ズレでも、記録ミスにつながる。
【0003】
そのため、予め、磁気テープに、記録トラックを検出するためのサーボ信号を記録しておき、情報の記録の際に、サーボ信号読取用の磁気ヘッド(サーボヘッド)でサーボ信号を読み取って(検出して)、その結果に応じて、記録用の磁気ヘッドをテープの幅方向に移動して、磁気ヘッドの位置を磁気テープの搬送ブレに応じて調整し、記録トラックに対して、正確に磁気ヘッドを位置して、適正な情報の記録を行うことを可能にしている。
【0004】
サーボ信号は、一例として、テープの幅方向に所定の角度(アジマス)を有する短い信号を、記録トラックを挟んで、テープの長さ(搬送)方向に連続して記録してなるものである(図1参照)。
このようなサーボ信号の中に、所定の長さより短い信号(信号のカケ)や、途中が切れている信号(信号のヌケ)があったり、記録されているべき信号がない(信号落ち)等の不都合があると、サーボ信号の検出ミスとなり、適正な情報の記録を行うことができなくなってしまう。
サーボ信号は、通常、磁気テープの製造過程で記録されるが、サーボ信号の欠陥がある磁気テープは、製品として不適性である。そのため、磁気テープの製造においては、サーボ信号が適正に記録されているか否かのベリファイ(確認)を行う必要がある。
【0005】
サーボ信号のベリファイ方法としては、実際の記録装置(もしくは読取装置)と同様のサーボヘッドでサーボ信号を読み取る方法が例示される。通常の記録装置の磁気ヘッドは、1つの記録バンドのみに対応するものであり、サーボヘッドは、磁気テープ幅方向の磁気ヘッドの上もしくは下に1つか、磁気ヘッドの上下に2つ配置される。
ところが、記録トラックは複数有り、サーボ信号(サーボトラック)もそれに応じて多数あるのが通常であるので、この方法では、磁気テープの全長にわたるサーボ信号の読み取りを、複数回行う必要があり、ベリファイに時間がかかる。また、記録装置のサーボヘッドは、サーボ信号の全域よりも狭い領域に対応するので、前述のような、信号のカケやヌケがあっても、適正な信号が記録されていると判定してしまう場合も有る。
【0006】
このような不都合を解消するために、磁気テープに記録される全てのサーボトラックに対応するサーボヘッドを有し、かつ、このサーボヘッドが、サーボ信号の全域を読み取ることができる大きさを有する、磁気テープのサーボ信号のベリファイ装置も知られている。
この装置によれば、磁気テープを一回搬送するだけで全てのサーボ信号の検査を行うことができるが、この装置でも、やはり、細かいサーボ信号のヌケやカケを検出することは困難であり、不適性なサーボ信号を適正と判定してしまう場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、3590等に利用される各種の情報を磁気記録される磁気テープに、適正にサーボ信号が記録されているか否かをベリファイするサーボ信号ベリファイ装置であって、磁気テープを一回搬送するだけで全てのサーボ信号のベリファイを行うことができ、かつ、サーボ信号の信号落ちはもちろん、細かなサーボ信号のヌケやカケも好適に検出して、良好なベリファイを行うことができるサーボ信号ベリファイ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、複数の記録トラックに対応するサーボ信号が形成されている磁気テープの、サーボ信号ベリファイ装置であって、前記磁気テープを長手方向に搬送する搬送手段と、前記複数のサーボ信号の夫々のトラック幅よりも読取領域の狭いサーボ信号読取用ヘッドを、前記磁気テープに記録された各サーボ信号に対応して有するヘッド部と、前記サーボ信号のトラック幅の1.1倍〜2倍の幅で、前記磁気テープの搬送方向と直交する方向に前記ヘッド部を往復動する、ヘッド部移動手段と、前記サーボ信号読取用ヘッドによるサーボ信号の読み取り結果に応じて、前記磁気テープに記録されたサーボ信号が適正か不適正かを判定する判定手段とを有し、前記サーボ信号における、サーボ信号の繰り返し単位をフレーム、同じアジマスを有する信号の集まりをバーストとした際に、前記判定手段は、バーストをモノマルチ化して1フレーム合計して得られる信号Σt i が下記式(1)を満たす場合、および、1つのサーボ信号トラックの全バーストをモノマルチ化して得られる信号T track が下記式(2)を満たす場合の、少なくとも一方に当てはまる場合に、前記磁気テープに形成されたサーボ信号が不適性であると判定することを特徴とするサーボ信号ベリファイ装置を提供する。
Σt i < Σ[({(n i −2)×l stripe }/v)+T] ……式(1)
track < T W /v head ……式(2)
(上記式(1)および式(2)において、t i はフレーム中のi番目のバーストをモノマルチ化した信号を: n i はフレーム中のi番目のバーストのサーボ信号の数を: l stripe はバースト内におけるサーボ信号の間隔[m]を: vは [( tape ) 2 ( head ) 2 ] 1/2 を: Tはモノマルチの出力パルス幅を: T W はサーボ信号のトラック幅[m]を: v head は前記ヘッド部の移動速度[m/秒]を: v tape はテープの搬送速度[m/秒]を: それぞれ示す。
また、上記式(1)の総和記号Σにおいて、加算は、i=1から、1フレームにおけるバースト数Nまで行われる。)
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のサーボ信号ベリファイ装置について、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
【0011】
図1に、本発明のサーボ信号ベリファイ装置の一例の概念図を示す。
図1に示されるサーボ信号ベリファイ装置10(以下、ベリファイ装置10とする)は、磁気テープT(以下、テープTとする)に記録されたサーボ信号のベリファイ(確認)を行う装置であって、基本的に、ヘッド部12と、ヘッド部12の移動手段14と、判定手段16と、テープTを長手方向(図1矢印a方向)に搬送する、テープTの搬送手段(図示省略)とを有する。
【0012】
図示例において、テープTは4つの記録トラックを有するものであり、これに応じて、各記録トラックを挟んで、合計で5本のサーボ信号のトラック(以下、サーボトラックSとする)を有する。
また、各サーボトラックSは、図中右方向に開く形状のアジマスを有するサーボ信号5本、同左方向に開く形状のアジマスを有するサーボ信号5本、同右方向に開く形状のアジマスを有するサーボ信号4本、および同左方向に開く形状のアジマスを有するサーボ信号4本の、4つの集合を1つの単位として、この単位を繰り返して形成される。
ここで、本発明においては、同じアジマス信号の集まりをバースト、サーボ信号の繰り返し単位をフレームとする。すなわち、図示例のサーボトラックSは、前記5本のサーボ信号を有するバースト2つと、4本のサーボ信号を有するバースト2つの、4つのバーストから1フレームが構成され、このフレームの繰り返しで形成される。
【0013】
なお、図示例においては、バースト内のサーボ信号は一定の所定間隔で形成され、また、バースト間も、一定の所定間隔である。
【0014】
ヘッド部12は、サーボ信号を読み取る磁気ヘッド(以下、サーボヘッドとする)を、テープTの各サーボトラックSに対応して、テープTの搬送方向と直交する方向(以下、幅方向とする)に、配列して有するものであり、図示例においては、テープTの5本のサーボトラックSに対応して、5つのサーボヘッド18(18a、18b、18c、18dおよび18e)を有する。
従って、テープTを先端から終端まで一回搬送(1パス)するだけで、全サーボトラックSのベリファイを行うことができる。
【0015】
本発明のベリファイ装置10において、サーボヘッド18は、磁気情報の記録装置(読取装置)にサーボヘッドとして用いられている、公知の磁気情報の読取ヘッドが各種利用可能であるが、本発明においては、サーボヘッド18の幅方向の読み取り領域は、サーボトラックSの幅よりも狭い。
なお、サーボヘッド18の幅方向の読み取り領域は、サーボトラックSの幅よりも狭ければいいが、好ましくは、サーボトラックSの幅の1/200〜1/5程度、特に、サーボトラックSの幅の1/100〜1/10程度とするのが好ましい。これにより、微細なサーボ信号のカケやヌケをより好適に検出できる、実際のドライブでのサーボ信号のヌケをシュミレートできる等の点で好ましい。
【0016】
なお、本発明のベリファイ装置においては、サーボヘッド18の数は、サーボトラックの数と同一であるのに限定はされず、テープTに形成された各サーボトラック、好ましくは全サーボトラックに対応するサーボヘッドを有するものであればよい。
従って、サーボトラックの記録間隔等が対応するものであれば、例えば、図示例のベリファイ装置10で3本のサーボトラックを有するテープTのベリファイを行ってもよく、あるいは、10本のサーボヘッドを有するベリファイ装置によって、図示例のように5本のサーボトラックを有するテープTのベリファイを行ってもよい。
【0017】
本発明のベリファイ装置10においては、テープTを長手方向に搬送しつつ、移動手段14によってヘッド部12(すなわちサーボヘッド18)を幅方向に往復動して、サーボヘッド18によって各サーボトラックSのサーボ信号を読み取り、サーボ信号のベリファイを行う。
本発明においては、前述のように、サーボトラックSの幅よりも小さいサーボヘッド18を用い、ヘッド部12を幅方向に往復動しながらサーボ信号を読み取ってベリファイを行うことにより、サーボ信号のほぼ全域を読み取ることができ、これにより、サーボ信号の信号落ちのみならず、微細なサーボ信号のカケやヌケも好適に検出して、高精度なベリファイを行うことができる。
【0018】
テープTの搬送手段には特に限定はなく、キャプスタンローラ、ピンチローラ、ガイドローラ等を用いる、公知のテープ製造装置や磁気記録等で用いられる公知の方法でよい。
一方、ヘッド部12の移動手段14としては、後述する移動条件を実施できる各種の手段が利用可能であり、例えば、ピエゾ素子のような電歪材料による振動を用いる方法、フェライト等の磁歪材料による振動を用いる方法、ボイスコイルモータを用いる方法、電磁音叉を用いる方法等が例示される。
【0019】
ここで、本発明においては、ヘッド部12の往復動の幅は、サーボバンドSの幅の1.1倍〜2倍で行われ、特に、1.4倍〜1.6倍が好ましい。
【0020】
また、ヘッド部12の往復動は、好ましくは、下記式(3)を満たすように行われる。
2L/vtape < TW /vhead < 1000L/vtape ……式(3)
なお、L: 1フレームの長さ[m]
W : サーボトラックSの幅[m]
tape: テープTの搬送速度[m/秒]
head: ヘッド部12の移動速度[m/秒] である。
【0021】
ヘッド部12の往復動を、上記条件を満たして行うことにより、微細なサーボ信号のカケやヌケをより好適に検出できる、テープ全長および全サーボトラック領域のサーボ信号のカケやヌケを好適に検出できる等の点で好ましい。
【0022】
ヘッド部12の各サーボヘッド18の出力は、判定手段16に送られる。
判定手段16は、各サーボヘッド18の出力信号を処理して、サーボ信号がテープTに適正に記録されているか否かを判定する部位である。
図2に、判定手段16の一例のブロック図を示す。なお、図2には、サーボヘッド18aに対応する判定手段16aのみを示すが、図示例のベリファイ装置10は、5つのサーボヘッド18を有するものであり、判定手段16は、判定手段16a以外にも、サーボヘッド18b,18c、18dおよび18eの、それぞれに対応する判定手段も有する。
【0023】
判定手段16aは、基本的に、波形整形部20、第1リトリガブルモノマルチ処理部22(以下、第1モノマルチ処理部22とする)、カウント部24、第1集計部26、パルスカウンタ28、第1判定部30、第2モノマルチ処理部32、第2集計部34、および第2判定部36を有して構成される。
図示例においては、第1モノマルチ処理部22の下流から、第1判定部30に至るブロックで、サーボトラックSの各フレームのベリファイを行い、第1モノマルチ処理部22の下流から、第2判定部36に至るブロックで、1つのサーボトラックS全体に対するベリファイを行う。
【0024】
以下、図3に示されるタイミングチャートを参照して、判定手段16について、より詳細に説明する。なお、図3では、説明を簡略にするために、入力信号のバーストの間隔は一定とするが、本例では、方向の異なるアジマスを有するサーボ信号のベリファイを、テープTを長手方向に搬送しつつヘッド部12を幅方向に往復動して行うので、実際の入力信号のバーストの間隔は変動する。
また、本発明においては、判定手段は以下の構成および方法に限定されないのはもちろんである。
【0025】
サーボヘッド18aによるサーボ信号の読み取りによって、判定手段16aに入力された入力信号(図3の▲1▼)は、まず、波形整形部20で波形整形されて、図3の▲2▼に示されるように、HIGHおよびLOW の2値信号とされ、次いで、第1モノマルチ処理部22に送られる。
第1(リトリガブル)モノマルチ処理部22では、波形整形された信号をモノマルチ化する。すなわち、波形整形された信号が所定の間隔(=バースト中におけるサーボ信号の間隔lstripe)で出力された領域を検出して、図3の▲3▼−aに示されるように、所定の間隔で出力される信号の最初から最後までを1つの連続的な信号とする。従って、サーボ信号が適正に記録されていれば、モノマルチ化された信号は、同じアジマス信号の集まりであるバーストの長さとなる。
なお、サーボ信号の間隔lstripeは、テープTの搬送速度やサーボ信号の形成間隔等から、予め算出して、第1モノマルチ処理部22に設定しておき、これを用いてモノマルチ化を行ってもよい。
【0026】
第1モノマルチ処理部22で処理された信号(以下、モノマルチ信号とする)は、カウント部24および第2モノマルチ処理部32に送られる。
カウント部24は、クロック信号(CLK)およびパルスカウンタ28から出力される1フレーム毎のリセット信号に応じて、モノマルチ信号がHIGHの時間をカウントして、第1集計部26に送る。
図示例においては、1フレームは4バーストからなるので、パルスカウンタ28は、図3の▲5▼に示されるように、4バースト毎にリセット信号となるパルス信号をカウント部24(および第1集計部26)に出力する。カウント部24は、このリセット信号に応じて、1フレーム毎に、モノマルチ信号がHIGHの時間をカウントして、各バーストのHIGHの時間t1 、t2 、t3 およびt4 として第1集計部26に送る。
【0027】
第1集計部26は、パルスカウンタ28から出力されたリセット信号に応じて、前記HIGHの時間t1 、t2 、t3 およびt4 を取り込み、集計して、1フレーム中におけるHIGHの時間として、第1判定部30に送る。すなわち、第1集計部26は、バーストのモノマルチ信号を1フレーム合計して得られる信号Σti を算出して、第1判定部30に送る。
iは、そのフレームにおけるバーストの順番である。従って、上記式の総和記号Σにおいて、加算は、i=1から、1フレームにおけるバースト数N(図示例では4)まで行われる。
【0028】
第1判定部30は、所定の演算を行い、このΣti が下記式(1)を満たす場合には、そのフレームのサーボ信号は不適性であるとして、NG信号を出力する。
Σti < Σ[({(ni −2)×lstripe}/v)+T] ……式(1)
なお、ni : フレーム中のi番目のバーストのサーボ信号の数
stripe: バースト内における信号の間隔[m]
v: [(vtape)2+(vhead)2]1/2
T: 第1モノマルチ処理部22の出力パルス幅
で、それ以外は、前記式(3)と同様である。
また、式(1)における総和記号Σの加算は、Σti と同様である。
【0029】
なお、第1モノマルチ処理部22の出力パルス幅Tは、下記式(4)を満たす範囲の中で、回路的に設定すればよい。
stripe/v < T < (2・lstripe)/v ……式(4)
【0030】
前述のように、第1モノマルチ処理部22で処理されたモノマルチ信号は、第2モノマルチ処理部32にも出力される。
第2モノマルチ処理部32は、サーボヘッド18aがサーボトラックSから外れた旨の信号に応じて、第1モノマルチ処理部22から出力されたモノマルチ信号(図3の▲3▼−b参照)を、さらにモノマルチ化し、図3の▲6▼−bに示されるように、1本のサーボトラックSに対応するモノマルチ信号として、第2集計部34に送る。
第2集計部34は、このモノマルチ信号がHIGHの時間を取り込み、この時間を信号Ttrack として、このTtrack を第2判定部36に送る。
【0031】
第2判定部36は、所定の演算を行い、このTtrack が下記式(2)を満たす場合には、そのサーボトラックのサーボ信号は不適性であるとして、NG信号を出力する。
track <TW /vhead ……式(2)
なお、TW はサーボ信号のトラック幅[m]: で、それ以外は、前述の各式と同様である。
【0032】
図示例のベリファイ装置10を利用するテープTの製造においては、第1判定部30および第2判定部36から出力されるNG信号に応じて、そのテープTが製品として適正か不適性かを判定するが、その判定基準は、テープTに要求される精度や記録密度に応じて適宜決定すればよい。
例えば、1つでもNG信号が出た場合には、そのテープTは不適性であると判定してもよく、フレームに対して所定数以上のNG信号が出た場合に不適性であると判定してもよく、フレームに対するNG信号は所定数以下であってもサーボトラックSに対するNG信号が出た場合には不適性であると判定してもよく、さらに、複数のサーボトラックで同時にNG信号が出た場合に不適正であると判定してもよい。また、これらは複数を組み合わせて使用してもよい。
【0033】
以上、本発明のサーボ信号ベリファイ装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変更を行ってもよいのは、もちろんである。
【0034】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の磁気テープのサーボ信号ベリファイ装置によれば、磁気テープを一回搬送するだけで、磁気テープに記録された全てのサーボ信号のベリファイを行うことができ、かつ、サーボ信号の信号落ちはもちろん、細かなサーボ信号のヌケやカケも好適に検出して、好適なサーボ信号のベリファイを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーボ信号ベリファイ装置の一例の概念図である。
【図2】 図1に示されるサーボ信号ベリファイ装置の判定手段の一例のブロック図である。
【図3】 図2に示される判定手段のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 (サーボ信号)ベリファイ装置
12 ヘッド部
14 移動手段
16 判定手段
18(18a,18b,18c,18d,18e) サーボヘッド
20 波形整形部
22 第1(リトリガブル)モノマルチ処理部
24 カウント部
26 第1集計部
28 パルスカウンタ
30 第1判定部
32 第2モノマルチ処理部
34 第2集計部
36 第2判定部

Claims (1)

  1. 複数の記録トラックに対応するサーボ信号が形成されている磁気テープの、サーボ信号ベリファイ装置であって、
    前記磁気テープを長手方向に搬送する搬送手段と、
    前記複数のサーボ信号の夫々のトラック幅よりも読取領域の狭いサーボ信号読取用ヘッドを、前記磁気テープに記録された各サーボ信号に対応して有するヘッド部と、
    前記サーボ信号のトラック幅の1.1倍〜2倍の幅で、前記磁気テープの搬送方向と直交する方向に前記ヘッド部を往復動する、ヘッド部移動手段と、
    前記サーボ信号読取用ヘッドによるサーボ信号の読み取り結果に応じて、前記磁気テープに記録されたサーボ信号が適正か不適正かを判定する判定手段とを有し、
    前記サーボ信号における、サーボ信号の繰り返し単位をフレーム、同じアジマスを有する信号の集まりをバーストとした際に、
    前記判定手段は、バーストをモノマルチ化して1フレーム合計して得られる信号Σt i が下記式(1)を満たす場合、および、1つのサーボ信号トラックの全バーストをモノマルチ化して得られる信号T track が下記式(2)を満たす場合の、少なくとも一方に当てはまる場合に、前記磁気テープに形成されたサーボ信号が不適性であると判定することを特徴とするサーボ信号ベリファイ装置。
    Σt i < Σ[({(n i −2)×l stripe }/v)+T] ……式(1)
    track < T W /v head ……式(2)
    (上記式(1)および式(2)において、t i はフレーム中のi番目のバーストをモノマルチ化した信号を: n i はフレーム中のi番目のバーストのサーボ信号の数を: l stripe はバースト内におけるサーボ信号の間隔[m]を: vは [( tape ) 2 ( head ) 2 ] 1/2 を: Tはモノマルチの出力パルス幅を: T W はサーボ信号のトラック幅[m]を: v head は前記ヘッド部の移動速度[m/秒]を: v tape はテープの搬送速度[m/秒]を: それぞれ示す。
    また、上記式(1)の総和記号Σにおいて、加算は、i=1から、1フレームにおけるバースト数Nまで行われる。)
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