JP3917574B2 - 超精密微小差圧測定装置及び超精密差圧測定装置 - Google Patents

超精密微小差圧測定装置及び超精密差圧測定装置 Download PDF

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Description

本発明は、高性能電子式秤量・圧力変換器を用いた超精密微小差圧測定装置及び超精密差圧測定装置に関するものであり、差圧計の基準器や低抵抗フィルタの圧力降下特性の計測、フィルタ性能の監視、減圧下の気体を扱う流体機器における流動特性の評価用ツールとして使用され超精密差圧測定装置と、数気圧程度の差圧の測定に汎用される超精密差圧測定装置に関するものである。
従前から、微小圧力や微小差圧の測定の基準器として、通常アスカニア型微圧計や液柱型マノメータのような液柱高さを目視により読み取りする型式のものが用いられているが、シリンダのラム機構に作用する力を電子式秤量器により秤量するようにした型式のものも使用されて来た。
さらに、歪みゲージ或いは半導体ゲージ等を用いて差圧を電気的に検出する方法も多く用いられているが、これ等を基準器として用いることは一般に行なわれていない。
しかし、例えば、前者の液柱高さを目視により読み取る型式のアスカニア型微圧計では、読み取り分解能が最高でも0.01mm程度であり、3桁程度の有効な数字の水柱ナノメータ(nmAq)オーダの微小な差圧を連続的に正確に測定することは全く不可能な上、測定値を電気信号として連続的に出力できない。
また、後者の電子式秤量器を使用する型式の電子圧測定装置においては、測定結果を電気信号として連続的に出力することはできるものの、被測定圧力により生じた力をステムやラム等を介して電子式秤量・圧力変換器へ伝達する構成としているため、可動部分の摩擦や機械的加工精度に起因する測定誤差の発生が不可避であり、結果として微小差圧を高精度で計測することができないという問題がある(実公平6−76937号及び特公平2−52975号等)。
尚、このことは、数気圧程度の差圧測定を目的とする所謂汎用型の電子圧測定装置においても同様であり、可動部分の摩擦等による測定誤差が不可避であるため、高精度な測定が出来ないと云う問題がある。
実公平6−76937号公報 特公平2−52975号公報
本発明は、従前のこの種微小圧力や微小差圧の測定装置並びに汎用の電子式圧力測定装置における上述のごとき問題、すなわち(1)液柱高さを目視により検出する型式のものでは読み取り精度が低いうえ、検出値を連続的に出力することができないこと、また、(2)電子式秤量器を用いる型式のものでは、圧力を力に変換して電子式秤量器へ伝達する機構の可動部の摩擦等により、測定誤差の発生が不可避であり、微小差圧の測定が困難なうえ、測定精度が低いこと等の問題を解決せんとするものであり、電子式秤量・圧力変換器そのものを被測定圧力がかかった空間内へ配設すると共に、電子式秤量・圧力変換器に固定した受圧板を介して前記被測定圧力空間と他方の被測定空間との間を封止液又は仕切膜により気密に隔離することにより、3桁程度の有効な数字の水柱ナノメータ(nmAq)オーダの超微小差圧の高精度な測定及び数気圧程度の汎用差圧の超精密測定を可能とした超精密微小差圧測定装置及び超精密差圧測定装置を提供することを発明の主たる目的とするものである。
本願発明者等は、受圧面を形成する受圧板を摺動機構(可動機構)を介して支持することにより、受圧板にかかる力を電子式秤量器へ伝達するようにした従来の方式は、前記摺動部分に生じる摩擦抵抗が誤差を誘引する原因となり、超微小差圧の測定には不適当であると判断し、当該摩擦抵抗等による誤差を避けるため、受圧面を形成する受圧板を拘束することなく電子式秤量・圧力変換器の受台上に支持固定すると共に、受圧板の上・下両面側の二つの被測定圧力空間を受圧板を介して気密に区割する方策として、液封方式の採用を着想した。
また、これと同時に、数気圧程度の差圧測定に際しては、前記液封方式に替えて薄い樹脂フイルム又は金属製膜体を仕切膜として利用することにより、より高精度な差圧測定が可能なことを着想した。
本願発明は上記着想と測定試験の結果に基づいて創作されたものであり、請求項1の発明は、圧力導入孔7aを備えた下部本体7と圧力導入孔8aを備えた上部本体8とを対向状に組み合せ、その内部空間の内壁面に環状の封止液貯留溝9を設けた装置本体1と、平板状、ディスク板3aとその外周縁に下方へ向けて突設した封止壁3bとから逆皿形に形成され、前記装置本体1内に配設されて内部空間を下部空間7と上部空間8とに気密状に分割する受圧板3と、前記装置本体1の下部空間7内に配設した電子式秤量・圧力変換器2と、電子式秤量・圧力変換器2の受台5上に前記受圧板3を支持固定する支持体4と、前記受圧板3の外周縁部を液封して、下部空間7と上部空間8との間の気密を保持する液封部Rとから成り、上部空間8内の圧力P1と下部空間7内の圧力P2間の微差圧を受圧板3を介して電子式秤量・圧力変換2により測定する構成としたことを発明の基本構成とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、電子式秤量・圧力変換器2の最小秤量表示を0.0001gより小さい値とするようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、受圧板3を支持固定する支持体4の上端、下端または上・下両端を尖頭形とするようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、電子式秤量・圧力変換器2を、秤量値を電気信号の形で連続的に取り出し、これをコンピュータに送り、差圧に変換して出力する構成としたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、電子式秤量・圧力変換器2を、電子式秤量器と電子式秤量器からの秤量信号を差圧に変換して出力するコンピュータとから成る構成としたものである。
請求項の発明は、請求項1の発明において、液封部Rを、装置本体1の内部空間の内壁面に形成した環状の封止液貯留溝9と、封止液貯留溝9内へ充填した封止液6と、封止液6の内部へ上方よりその下端面を挿入した受圧板3の外周縁に設けた封止壁3bとから成る構成としたものである。
請求項の発明は、請求項の発明において、液封部Rを、その接液部の全部または一部に均斉な濡れ性を維持するための表面処理を施した液封部としたものである。
請求項8の発明は、圧力導入孔7aを備えた下部本体7と圧力導入孔8aを備えた上部本体8とを対向状に組み合せて形成した内部に空間部を有する装置本体1と、装置本体1内にその内壁面との間に小さな間隙δを置いて配設され、装置本体1の内部空間を下部空間7と上部空間8とに気密状に分割する受圧板3と、前記装置本体1の下部空間7内に配設した電子式秤量・圧力変換器2と、電子式秤量・圧力変換器2の受台5上に前記受圧板3を支持固定する支持体4と、前記受圧板3の外周面と装置本体1の内壁面との前記間隙δに配設されて下部空間7と上部空間8との間の気密を保持する仕切膜10とから成り、上部空間8内の圧力P1と下部空間7内の圧力P2間の差圧を受圧板3を介して電子式秤量・圧力変換器2により測定する構成としたことを発明の基本構成とするものである。
請求項の発明は、請求項の発明において、電子式秤量・圧力変換器2の最小秤量表示を0.0001gより小さい値とするようにしたものである。
請求項10の発明は、請求項の発明において、受圧板3を支持固定する支持体4の上端、下端または上・下両端を尖頭形とするようにしたものである。
請求項11の発明は、請求項の発明において、受圧板3の外周面にこれと垂直に、前記仕切膜10の内周縁を挿入する嵌合溝3dを、また装置本体1の内壁面の前記嵌合溝3dと同一の高さ位置にこれと垂直に仕切膜10の外周縁を挿入する嵌合溝1dを設け、両嵌合溝3d、1d内へ仕切膜10の内・外各外周縁を気密に挿入固着する構成としたものである。
請求項12の発明は、請求項の発明において、仕切膜10を樹脂フィルム又は金属製薄膜から成る鍔状の仕切膜とすると共に、当該仕切膜10の外周縁部を装置本体1の嵌合溝1d内へ、またその内周縁部を受圧板3の勘合溝3d内へ夫々気密に挿入する構成としたものである。
請求項13の発明は、請求項の発明において、電子式秤量・圧力変換器2を、秤量値を電気信号の形で連続的に取り出し、これをコンピュータで差圧に変換して出力する構成としたものである。
請求項14の発明は、請求項13の発明において、電子式秤量・圧力変換器2を、電子式秤量器と電子式秤量器からの秤量信号を差圧に変換して出力するコンピュータとから成る構成としたものである。
本発明に係る超精密微小差圧測定装置においては、受圧板3が上下方向へ全く移動しないため、封止液6が作るメニスカスに受圧板3が影響を与えることが皆無である。
また、二つの環状液面を形成する封止液6の液面高さは、両圧力空間7、8の差圧ΔPによって異なるが、両液面の面積A1 、A2 は、後述するように、等しくすることが必須条件ではない。
更に、両圧力空間7、8の間の差圧ΔPの微小な変化に伴なって液面の形状が変化すると、これによって封止液6の作るメニスカスが変化し、受圧板3に上下方向に働く力が誘起される。
しかし、この力は、内外(両面)の環状液面の間で相殺される方向に働くため、差圧の測定精度に影響を及ぼすことが無い。
本発明においては、装置本体1内の下部空間7内に電子式秤量・圧力変換器2を設けると共に、受圧板3とその外周縁の液封部Rによって装置本体1内を下部空間7と上部空間8とに気密状に分割し、前記受圧板3にかかる両空間7、8間の差圧による力を電子式秤量・圧力変換器2により連続的に計測すると共に、これを差圧に換算して電気信号として出力する構成としている。
その結果、差圧により生じた力は、電子式秤量・圧力変換器2の上へ固定した受圧板3を介して電子式秤量・圧力変換器2へ直接的に伝達されることになり、差圧により生じた力の伝達系路には機械的な摩擦部が一切介存しないため、差圧の測定精度を大幅に向上させることができ、最小秤量を適切に選んだ電子式秤量・圧力変換器2を用いることにより、本発明の超精密微差圧測定装置の場合には、3桁若しくはそれ以上に大きな有効数字を持つ微小差圧の高精度な連続測定が可能となり、例えば最小秤量が0.0001gの電子式秤量・圧力変換器2を用いた場合には水柱数百ナノメートルオーダの差圧の高精度連続測定が可能となる。
また、液封部Rを形成する封止液6は、差圧の測定上にその密度が関係しないため、いかなる液体であっても封止液として使用することができる。
その結果、封止液の選定が容易となり、測定装置自体の構造が極く簡単なものであることともあいまって、製造コストの大幅な引下げが可能となる。
更に、本願発明の超精密差圧測定装置に於いては、仕切膜10がフレキシブルな薄膜であるため、装置本体1の嵌合溝1d及び受圧板3の嵌合溝3dへの仕切膜10の挿入に伴って受圧板3に上下方向の力を誘発することはない。
加えて、受圧板3の形態や重量すなわちその材質や厚さ、形状は、差圧の測定に全く無関係となるため、任意に受圧板3の材質や厚さや形状等を選定することができ、この面からも差圧測定装置の製造コストの一層の引下げが可能となる。
また、従前の差圧測定装置の場合には、その校正や検定を行なう際に基準器等が必要となり、また検定時には実際に差圧を発生させる必要があるのに対して、本願発明の差圧測定装置では、差圧(圧力)に相当する重錘を載せることによって、差圧を必要とすることなしに校正や検定を容易に行なうことができ、極めて好都合である。
本発明は上述の通り、極く簡単な構造の安価に製造可能な装置により、これまでにない超高精度な微差圧の連続測定と電気信号による連続的な測定値の出力を可能にするものであり、優れた実用的効用を奏するものである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る超精密微小差圧測定装置の断面概要図であり、図1において、1は装置本体、2は電子式秤量・圧力変換器、3は受圧板、4は支持体、5は電子式秤量・圧力変換器の受台、6は封止液である。
前記装置本体1は金属やエンジニアリングプラスチックによって内部に空間部を備えた箱型に形成されており、本実施形態においては下部本体1aと上部本体1bとを対向状に組み合せ、両者を気密状に固定することにより装置本体1が形成されている。
なお、図1の実施形態においては、平面形状が円形の下部本体1aと上部本体1bとをそれぞれ対向状に組み合せることにより装置本体1を形成するようにしているが、装置本体の形態や構造はいかなるものであってもよいことは勿論である。
前記下部本体1aには、その内部空間7に連通する圧力導入孔7aが、また、上部本体1bにはその内部空間8に連通する圧力導入孔8aがそれぞれ穿孔されている。
また、装置本体1の内周壁には所定の横幅寸法と深さ寸法を有する上面側が開放された環状の封止液6の貯溜溝9が形成されており、当該貯溜溝9内に封止液6が貯留されている。
なお、図1の実施形態では貯溜溝9を下部本体1aの内周壁面の上方部に形成しているが、図3及び図4に示すように、貯溜溝9を上部本体1bの内周壁面に形成するようにしてもよい。
前記電子式秤量・圧力変換器2は一方の圧力空間(下部本体1aの内部空間7)内に設けられており、この下部本体1aに支持固定されている。
また、前記電子式秤量・圧力変換2は、電子式秤量器と電子式秤量器からの秤量値を差圧に変換して出力するコンピュータとから構成されている。
なお、電子式秤量器そのものは公知であるため、ここではその詳細な説明を省略するが、被測定微差圧ΔPを3桁程度の有効数字を有する水柱数百ナノメートルオーダの範囲で測定するためには、後述するように電子式秤量器の最小表示としては0.0001g程度のものを用いる。また、最大秤量容量としては、測定すべき最大差圧の大きさに適合したものを選定する。
本実施形態においては、電子式秤量器としてAND社製のHXシリーズ、上皿電子天秤HX−100を使用しており、最小表示0.0001g、最大秤量容量101gのものを使用している。
前記受圧板3はプラスチック材を加工して逆皿形に形成されており、平板状の円形ディスク3aの外周縁には、下方へ直角に突出させた状態で封止壁1bが形成されている。なお、受圧板3の材質はプラスチック材に限定されるものではなく、金属材を用いて形成してもよい。
また、当該受圧板3は、前記外周縁の封止壁1bを図1に示すように貯溜溝9の封止液6内へ挿入した状態で、支持体4を介して電子式秤量・圧力変換器2の受台5上に水平姿勢で支持、固定されており、受圧板3そのものが上下方向へ移動することは全く無い。
本実施形態においては、受圧板3を厚さ約2mmのプラスチックにより形成しており、また、その直径Dは、後に例示するように被測定差圧ΔPの最大値と最小値に適合した大きさに選定されている。
さらに、前記支持体4は金属により円筒形または円錐台に形成されており、装置本体1の外形寸法に応じてその高さ寸法は適宜に選定される。この支持体4の材質はいかなる材質であってもよく、本実施形態においては、支持体4は砲金により形成されている。また、支持体4の形状も、円筒形や円錐台に限定されるものではなく、例えば側面視が台形や長方形、正方形等の直方体等でもよい。
前記封止液6は、後述するように被測定差圧ΔPの大きさに応じてその貯留高さが適宜に選定されている。
なお、封止液6の密度は被測定差圧ΔPによって電子式秤量・圧力変換器2に加わる下方への押圧力Faに直接関係しないように秤量操作できるので、封止液6はいかなる液体(例えば水やオイル等)であってもよく、本実施形態においてはシリコンオイルが封止液6として利用されている。
すなわち、図1からも明らかなように、前記受圧板3と封止液6とにより、装置本体1の内部は圧力導入孔7aに連通する下部空間7と、圧力導入孔8aに連通する上方空間8とに気密状に分割されており、かつ電子式秤量・圧力変換器2は下方空間7内に配設されていて、受圧板3にかかる両空間7、8の圧力差ΔP=P1 −P2 >0(またはΔP=P2 −P1 >0)に相当する力Fが当該電子式秤量・圧力変換器2により連続的に計測されると共に、この計測された秤量値がコンピュータによって差圧に変換され、電気信号として連続的に外部へ出力されることになる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る超精密微小差圧測定装置の断面概要図であり、上部本体1bと下部本体1aがフランジを用いずに気密状に連結されている点、支持体4の一端が尖頭形状になっている点及び電子式秤量・圧力変換器2が受台を有していない点が、前記図1に示した第1実施形態に係る装置と異なっており、その他の構成は第1実施形態に係る装置の場合と同一である。
すなわち、前記支持体4は、その上端が尖頭状4aに形成されており、その尖頭部4aが受圧板3の下面側に形成した受溝3c内へ係合されている。このように、尖頭部4aを受溝3c内へ係合させることにより、受圧板3の横方向への移動が阻止されることになる。なお、支持体4の形状とその設定本数は、受圧板3を安定に支えることができれば、自由に選択可能である。
また、図2の実施形態では、支持体4の上端部のみを尖頭状に形成しているが、上端部と下端部の両方を尖頭状としてもよい。
さらに、図2の実施形態では、電子式秤量・圧力変換器2を下方空間7内に配設する構成としているが、電子式秤量・圧力変換器2を上方空間8内に下向きに配置し、受圧板3を支持体4を介して吊下げ状に支持固定する構成としてもよい。電子式秤量・圧力変換器2のオフセット量の調整に受圧板3等の重量を含めることにより、受圧板3を吊下げ支持する構成の採用が可能となる。
次に、本発明に係る超精密微差圧測定装置の作動原理について説明する。
図3及び図4は、図1に示した本発明の超精密微差圧測定装置において、電子式秤量・圧力変換器2に加わる差圧ΔPに関係する説明図であり、前者の図3は下方空間7と上方空間8との間の差圧ΔPが零のときの環状液封部R(受圧板3の封止壁3b及び貯溜溝9内の封止液6)の状態を示すものであり、また後者の図4は、下方空間7と上方空間8との間に差圧P1 −P2 >0が生じている場合の環状液封部Rの状態を示すものである。
今、図3及び図4においてS1 を受圧板3の上面の面積、S2 を受圧板下面の面積、ρを封止液6の密度、gを重力の加速度、A1 を環状液封部Rの外環部の面積、A2 を環状液封部Rの内環部の面積、P0 を差圧が零のときの上下空間部8、7内の圧力、hboを封止壁3bの下端面と封止液6の液面間の距離とすると、封止液6内の封止壁3b下端面の位置における封止液圧Pbo=Po+ρghboで表わされる。
また、図4に示すように上下両空間8、7の圧力がP1 、P2 となり、両者の間に差圧P1 −P2 (P1 >P2 )が発生する場合、外環部の液面は下降すると共に内環部の液面は上昇する。ただし、図4において、hbは差圧が発生しているときの封止壁3bの下端面と外環部の液面間の距離、h1 は差圧が発生しているときの外環部の液面と差圧が零のときの液面間の距離、h2 は差圧が発生しているときの内環部の液面と差圧が零のときの液面間の距離、Pbは差圧が発生しているときの封止壁3bの下端面の位置における液圧である。
そうすると、差圧が発生しているときの封止壁3bの下端面における液圧Pbは、下記の式(1)で表わされる。
Pb=P1 +ρghb=P2 +ρg(h1 +h2 +hb)……(1)
また、P1 −P2 =ρg(h1 +h2 )……(2)
1 1 =A2 2 ……(3)
であるから、式(2)と式(3)とから差圧P1 −P2 は式(4)で表わされる。
1 −P2 =ρg(1+A2 /A1 )h2 ……(4)
また、hbo=hb+h1 ……(5)
であるから、受圧板3の上下面に働く圧力によって生じる力の差Fは、下記の式(6)〜式(9)により表わされる。
F=S1 1 −{S2 2 +(S1 −S2 )Pb}……(6)
ここで(S1 −S2 )をΔS=(S1 −S2 )……(7)
とし、式(1)のPbを式(6)に代入すると、式(8)が得られる。
F=S1 1 −(S2 2 +ΔSPb)
=S1 1 −〔S2 2 +ΔS{P2 +ρg(h1 +h2 +hb)}〕
=S1 1 −{(S2 +ΔS)P2 +ΔSρg(h1 +h2 +hb)}
=S1 1 −S1 2 −ΔSρg(h1 +h2 +hb)
=S1 (P1 −P2 )−ΔSρg(h1 +h2 +hb)……(8)
上記式(8)の第2項を式(5)を用いて書き改めると、式(9)が得られる。
F=S1 (P1 −P2 )−ΔSρg(h2 +hb+h1
=S1 (P1 −P2 )−ΔSρg(h2 +hbo)
=S1 (P1 −P2 )−ΔSρgh2 −ΔSρghbo……(9)
上記式(9)の第3項は、差圧が零の状態において受圧板3の重量と共に電子式秤量・圧力変換器2をリセットすることで、差圧の測定時にはカウントされない、つまり零になっている項である。従がって、実際に電子式秤量・圧力変換器2により検出される力をFaとすると、このFaは式(10)により表わされる。
Fa=S1 (P1 −P2 )−ΔSρgh2 ……(10)
さらに、式(10)に、式(4)を代入してh2 を消去すると、式(11)のようになり、この式(11)から最終的に必要とする差圧P1 −P2 の算定式が式(12)として得られる。なお、式(12)中のSeは式(13)で定義される有効受圧面積である。
Fa=S1 (P1 −P2 )−ΔS(P1 −P2 )/(1+A2 /A1
=S1 (P1 −P2 ){1−(ΔS/S1 )/(1+A2 /A1 )}……(11)
(P1 −P2 )=Fa/Se……(12)
Se=S1 /{1−(ΔS/S1 )/(1+(A2 /A1 ))}……(13)
すなわち、電子式秤量・圧力変換器2により計量された力Faから測定の目的である差圧(P1 −P2 )を決定するには、Faを有効受圧面積Seで割ればよい。
また、当該超精密微小差圧測定装置を設計する際に、ΔSをS1 に比して特に小さくする必要はなく、更にA2 をA1 に一致させるような必要も全く無い。
なお、差圧(P1 −P2 )が僅かに変化した場合には、封止液6の液面と封止壁3bの壁面の間に生じるメニスカスも僅かに変形することになる。しかし当該変形の発生のしかたは、上部空間8側(P1 側)と下部空間7側(P2 側)とでは逆になるため、結果としてこのメニスカスの変形に伴なう表面張力は相殺されることになり、差圧測定の精度を低下させる要因とはならない。
また、封止液6の液面と封止壁3bおよび封止液貯溜溝9との間のメニスカスの形状が、壁面の汚れ等により濡れ性が不均斉である場合には濡れの状態が時間的に変動し、差圧(P1 −P2 )よって生じる力Faの外乱要因となることがありうる。
このような場合には、接液壁面に撥液処理をあらかじめ施すことによって、有効な対策とすることができる。
上述したように、式(12)を用いることにより、本願発明の超精密微小差圧測定装置においては、電子式秤量器の出力をコンピュータで差圧に変換することより、差圧(P1 −P2 )を求めることができ、且つ前記式(12)は封入液6の密度ρや受圧板3の重量とは無関係なものであるため、封入液6及び受圧板3の材質や形状等はいかなるものであってもよいことになる。
次に、受圧板3の外形寸法と、本発明の超精密微小差圧測定装置でもって測定可能な最小差圧及び当該最小差圧を空気流の動圧で表わした場合の空気流速の関係について説明する。
今、受圧板の有効受圧面積をSe、差圧をΔP、電子式秤量器に加わる力をFと仮定すると、前記力Fは、F=SeΔPで表わされる。
ここで、仮に差圧ΔPによって生ずる力の秤量Fを0.1gとすると、測定される差圧の値ΔPは、ΔP=F/Se=0.1/Se(g/mm2 )=0.01/Se(kg/cm2 )=0.01×104 /Se(mmAq)=100/Se(mmAq)となる。
上記の差圧ΔPに相当した動圧を有する常温・常圧の空気の流速をu(m/s)とすると、
ΔP=ρu2 /2g=(1.25/1000)u2 /2g= 0.06378・u2 (mmAq)となる。
前記ΔP≒100/Se(mmAq)の式の中のSeをパラメータにしてΔPを演算すると共に、これを動圧とする空気の流速uを求めると、下記の表1のようになる。
Figure 0003917574
なお、上記表1において、有効受圧面積Seは、受圧板の有効直径Demmに換算して表わされている。
上述のように、秤量Fが0.1gの電子式秤量・圧力変換器2を使用すると、例えば円形の受圧板の有効直径Deが100mmのときには、測定差圧ΔPが0.01273mmAqとなる。また、有効直径Deが400mmのときには、ΔPが795.8nmAqとなり、この場合には3桁程度の有効数字を有する水柱数百ナノメートルの差圧ΔPを測定することが可能となる。
このように、本願発明の超精密微差圧測定装置においては、秤量Fが0.1g〜0.0001gの電子式秤量・圧力変換器2を使用することにより、3桁若しくはそれ以上に大きな有効数字を有する微差圧を高精度で測定することが可能となる。
図5は、本願第2発明の実施形態に係る汎用超精密差圧測定装置の断面概要図であり、図1乃至図4に示した第1発明の超精密微小差圧測定装置に於ける液封方式に替えて、仕切膜10による封止方式を採用した点が第1発明とは異なっている。
即ち、図5に於いて、1は装置本体、2は電子式秤量・圧力変換器、3は受圧板、4は支持体(負荷伝達用錐体)、7は下方空間、8は上方空間、10は仕切膜であり、仕切膜10を除いたその他の構成は、図1乃至図4に示した前記第1発明の場合と同一である。
当該図5の第2発明に於いては、測定可能な差圧の上限値を数気圧のオーダにまで高めるため、上部空間圧力P1 (1次圧力)と下部空間圧力P2 (2次圧力)の隔離のために仕切膜10が使用されている。
仕切膜10としては、(イ)薄い膜厚であって柔軟性を有すること(フレキシブルな特性を具備すること)、(ロ)温度変化等により仕切膜10が伸縮しても、電子式秤量・圧力変換器2に加わる力が生じないこと及び(ハ)長期に亘って安定した気密性を保持でき、耐食性に優れていること等の特性を具備したものが望ましく、本実施形態に於いては、厚さ5〜200μmの樹脂フイルム又は金属製薄膜が使用されている。
尚、前記仕切膜10の温度変化等による伸縮により、電子式秤量・圧力変換器2に加わる力が発生するのを防止するため、仕切膜10の両端部の受圧板3と下部本体1aへの固定点は同一水平面に保持されており、更に上記電子式秤量・圧力変換器2に加わる力そのものが誘起し難くなるように、仕切膜10には図6に示すように、若干弛みが与えられている。
図6は、仕切膜10による上下両空間部8、7間の隔離部分を示す部分拡大図であり、細幅の鍔状(リング状)の仕切膜10の内周縁部と外周縁部は、夫々受圧板3の端面及び下部本体1aの内周壁面に垂直状に形成された嵌合溝3d、1d内へ夫々挿入され、気密状に接着(又は挾圧)固定されている。
図6を参照して、いま、Dを受圧板3の直径、δを受圧板3の端面と下部本体1aの内壁面との間隙寸法、Faを差圧(P1 −P2 、P1 >P2 )により発生した力の内の支持体4を介して電子式秤量・圧力変換器2に加えられる力、FDを受圧板3に生ずる力、Fpを仕切膜10に生ずる力とする。
また、前記Fpは、間隙δが受圧板3の直径Dに比較して相対的に小さいため、受圧板3と下部本体1aの両方へ等分に伝達されるとする。
そうすると、前記支持体4を介して電子式秤量・圧力変換器2へ伝達される力Faは、Fa=FD+Fp/2となる。ここで、FD=(P1 −P2 )×πD2 /4、Fp=(P1 −P2 )×π(D+δ)×δであるから、Faは下記の式14で表わされる。
Fa=(P1 −P2 )×πD2 /4+(P1 −P2 )×π(D+δ)×δ/2
=(P1 −P2 )×πD2 /4×{1+2δ/D+2×(δ/D)2 }…(14)
いま、受圧板3の直径D及び仕切膜10の横幅(即ち間隙寸法δ)が与えられていると、前記式(14)から(P1 −P2 )=Fa/〔(πD2 /4)×{1+2δ/D+2(δ/D)2 }〕=Fa/K…(15)となる。ここに、K=(πD2 /4)×〔1+2δ/D+2(δ/D2 )〕…(16)である。差圧P1 −P2 は電子式秤量・圧力変換器2で検出されたFaを分母の定数Kで除することにより、与えられることになる。
本発明に係る超精密微小差圧測定装置は、差圧計の基準器や低抵抗フィルタの圧力降下特性の計測、フィルタ性能の監視、減圧下の気体を扱う流体機器における流動特性の評価用ツール等として使用され、また、超精密差圧測定装置は、一般工業用等の数気圧程度の差圧測定に汎用されるものである。
本発明の第1実施形態に係る超精密微小差圧測定装置の断面概要図である。 本発明の他の実施形態に係る超精密微小差圧測定装置の断面概要図である。 差圧が零のときの環状液封部Rの状態を示す断面図である。 差圧が生じているときの環状液封部Rの状態を示す断面図である。 第2発明に係る汎用超精密差圧測定装置の断面概要図である。 仕切膜による上下空間部の隔離状態を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
1は装置本体、1aは下部本体、1bは上部本体、1dは嵌合溝、2は電子式秤量・圧力変換器、3は受圧板、3aは平板状のディスク板、3bは封止壁、3cは受溝、3dは嵌合溝、4は支持体、4aは尖頭部、5は支持体の受台、6は封止液、7は下方空間、7aは圧力導入孔、8は上方空間、8aは圧力導入孔、9は封止液貯溜溝、Rは環状液封部(封止壁3b、封止液6及び貯溜溝9)、A1 は外環部の面積、A2 は内環部の面積、S1 は受圧板上面の面積、S2 は受圧板下面の面積、Seは有効受圧面積、Deは有効直径、ρは封止液の密度、gは重力の加速度、Poは差圧が零のときの上下両空間部内の圧力、hboは差圧が零のときの封止壁3bの下端面と液面間の距離、Pboは差圧が零のときの封止壁3bの下端面の位置における液圧、P1 は上部空間8内の圧力、P2 は下部空間7内の圧力、hbは差圧が発生しているときの封止壁3bの下端面と外環部の液面間の距離、h1 は差圧が発生しているときの外環部の液面と差圧が零のときの液面間の距離、h2 は差圧が発生しているときの内環部の液面と差圧が零のときの液面間の距離、Pbは差圧が発生しているときの封止壁3bの下端面の位置における液圧、10は仕切膜、Dは受圧板の直径、δは受圧板3の端面と下部本体1aの内壁面との間隙寸法。

Claims (14)

  1. 圧力導入孔7aを備えた下部本体7と圧力導入孔8aを備えた上部本体8とを対向状に組み合せ、その内部空間の内壁面に環状の封止液貯留溝9を設けた装置本体1と、平板状のディスク板3aとその外周縁に下方へ向けて突設した封止壁3bとから逆皿形に形成され、前記装置本体1内に配設されて内部空間を下部空間7と上部空間8とに気密状に分割する受圧板3と、前記装置本体1の下部空間7内に配設した電子式秤量・圧力変換器2と、電子式秤量・圧力変換器2の受台5上に前記受圧板3を支持固定する支持体4と、前記受圧板3の外周縁部を液封して、下部空間7と上部空間8との間の気密を保持する液封部Rとから成り、上部空間8内の圧力P1と下部空間7内の圧力P2間の微差圧を受圧板3を介して電子式秤量・圧力変換2により測定する構成としたことを特徴とする超精密微小差圧測定装置。
  2. 電子式秤量・圧力変換器2の最小秤量表示を0.0001gより小さい値とするようにした請求項1に記載の超精密微小差圧測定装置。
  3. 受圧板3を支持固定する支持体4の上端、下端または上・下両端を尖頭形とするようにした請求項1に記載の超精密微小差圧測定装置。
  4. 電子式秤量・圧力変換器2を、秤量値を電気信号の形で連続的に取り出し、これをコンピュータで差圧に変換して出力する構成とした請求項1に記載の超精密微小差圧測定装置。
  5. 電子式秤量・圧力変換器2を、電子式秤量器と電子式秤量器からの秤量信号を差圧に変換して出力するコンピュータとから成る構成とした請求項4に記載の超精密微小差圧測定装置。
  6. 液封部Rを、装置本体1の内部空間の内壁面に形成した環状の封止液貯留溝9と、封止液貯留溝9内へ充填した封止液6と、封止液6の内部へ上方よりその下端面を挿入した受圧板3の外周縁に設けた封止壁3bとから形成した請求項1に記載の超精密微小差圧測定装置。
  7. 液封部Rを、その接液部の全部または一部に均斉な濡れ性を維持するための表面処理を施した液封部とした請求項に記載の超精密微小差圧測定装置。
  8. 圧力導入孔7aを備えた下部本体7と圧力導入孔8aを備えた上部本体8とを対向状に組み合せて形成した内部に空間部を有する装置本体1と、装置本体1内にその内壁面との間に小さな間隙δを置いて配設され、装置本体1の内部空間を下部空間7と上部空間8とに気密状に分割する受圧板3と、前記装置本体1の下部空間7内に配設した電子式秤量・圧力変換器2と、電子式秤量・圧力変換器2の受台5上に前記受圧板3を支持固定する支持体4と、前記受圧板3の外周面と装置本体1の内壁面との前記間隙δに配設されて下部空間7と上部空間8との間の気密を保持する仕切膜10とから成り、上部空間8内の圧力P1と下部空間7内の圧力P2間の差圧を受圧板3を介して電子式秤量・圧力変換器2により測定する構成としたことを特徴とする超精密差圧測定装置。
  9. 電子式秤量・圧力変換器2の最小秤量表示を0.0001gより小さい値とするようにした請求項8に記載の超精密差圧測定装置。
  10. 受圧板3を支持固定する支持体4の上端、下端または上・下両端を尖頭形とするようにした請求項8に記載の超精密差圧測定装置。
  11. 受圧板3の外周面にこれと垂直に、前記仕切膜10の内周縁を挿入する嵌合溝3dを、また装置本体1の内壁面の前記嵌合溝3dと同一の高さ位置にこれと垂直に仕切膜10の外周縁を挿入する嵌合溝1dを設け、両嵌合溝3d、1d内へ仕切膜10の内・外各外周縁を気密に挿入固着する構成とした請求項8に記載の超精密差圧測定装置。
  12. 仕切膜10を樹脂フィルム又は金属製薄膜から成る鍔状の仕切膜とすると共に、当該仕切膜10の外周縁部を装置本体1の嵌合溝1d内へ、またその内周縁部を受圧板3の勘合溝3d内へ夫々気密に挿入する構成とした請求項に記載の超精密差圧測定装置。
  13. 電子式秤量・圧力変換器2を、秤量値を電気信号の形で連続的に取り出し、これをコンピュータで差圧に変換して出力する構成とした請求項に記載の超精密差圧測定装置。
  14. 電子式秤量・圧力変換器2を、電子式秤量器と電子式秤量器からの秤量信号を差圧に変換して出力するコンピュータとから成る構成とした請求項13に記載の超精密差圧測定装置。
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