JP3916678B2 - カレンダ装置及びふれを制御したロール並びにそれらの運転方法 - Google Patents

カレンダ装置及びふれを制御したロール並びにそれらの運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3916678B2
JP3916678B2 JP51628299A JP51628299A JP3916678B2 JP 3916678 B2 JP3916678 B2 JP 3916678B2 JP 51628299 A JP51628299 A JP 51628299A JP 51628299 A JP51628299 A JP 51628299A JP 3916678 B2 JP3916678 B2 JP 3916678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
pressure
stopper
control
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP51628299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001505264A (ja
Inventor
ブレンデル,ベルンハート
スフェンカ,ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eduard Kuesters Maschinenfabrik GmbH and Co KG
Original Assignee
Eduard Kuesters Maschinenfabrik GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eduard Kuesters Maschinenfabrik GmbH and Co KG filed Critical Eduard Kuesters Maschinenfabrik GmbH and Co KG
Publication of JP2001505264A publication Critical patent/JP2001505264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3916678B2 publication Critical patent/JP3916678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/02Rolls; Their bearings
    • D21G1/0206Controlled deflection rolls
    • D21G1/0213Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member
    • D21G1/022Controlled deflection rolls with deflection compensation means acting between the roller shell and its supporting member the means using fluid pressure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
    • B29C43/24Calendering
    • B29C43/245Adjusting calender parameters, e.g. bank quantity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B3/00Presses characterised by the use of rotary pressing members, e.g. rollers, rings, discs
    • B30B3/005Roll constructions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/58Measuring, controlling or regulating
    • B29C2043/5833Measuring, controlling or regulating movement of moulds or mould parts, e.g. opening or closing, actuating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/32Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C43/44Compression means for making articles of indefinite length
    • B29C43/46Rollers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C15/00Calendering, pressing, ironing, glossing or glazing textile fabrics
    • D06C15/02Calendering, pressing, ironing, glossing or glazing textile fabrics between co-operating press or calender rolls
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C15/00Calendering, pressing, ironing, glossing or glazing textile fabrics
    • D06C15/08Rollers therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

この発明は、輪転機にかけるウエブ、特に印刷用ロール紙の処理を行なうカレンダ装置に関する。また、この発明は、インタナルロールスリーブストロークを有するふれ制御ロール、並びに、カレンダ装置内のロール群組体における上端及び/又は下端ロールとして用いられときに、このようなふれ制御をしたロールの動作位置を固定する方法に関するものである。
従来の技術及び解決課題
DE−3004913C2号ドイツ特許明細書によって、カレンダ装置のロール群配置における上端と下端の両方に、ふれ制御を施したロールを用いることが知られており、そのふれ制御ロールでは、ロールスリーブが、スリーブの液圧式支持部材によってロール軸にしかもそのロール軸に関し縦方向に可動な状態で支持され、つまるところ、インタナルロールスリーブストロークが付与されているのである。そのロール群組体における中間ロールも、また縦方向に可動な状態に構成されている。ロール群組体全体における縦方向位置は、運転中に何らかの方法によってプリセットされなければならないので、そのために時々装置を停止させることになる。したがって、各ふれ制御ロールのロール軸は、そのロールスリーブのベアリングサイドサポート部材の縦長孔を通過し、而して、そのロールスリーブは、その長孔の範囲内でそのロール軸に対して縦方向に可動な状態となっている。そのスリーブと装填状態の影響で、端部ロールの一つのロールスリーブは、その両端においてそのロール軸に接するカウンタストッパに対向してその長孔の停止部に支承されるまで移動し、そしてそのロールスリーブしたがってロール群組体全体の所定プリセット位置(運転位置)に到り、かくして、運転中の所定位置に保持されることになる。この装置の不利な点は、カレンダ作動中に、剛直な機械停止動作によって増大した機械部品の不可避的な振動がロールスリーブとそのロール群組体全体に伝達され、処理されるべきウエブ製品の価値を損なう結果となる。更に、これの不利な点は、たった一箇所、つまり、剛直な機械停止によって生じたロールスリーブストロークの最も偏心した外側が、その運転位置をプリセットするのに適用されることである。このロールスリーブがその停止部に支持されているということは、また、線形荷重プロファイルにおける、制御可能性が制限(限定)されることを意味するものである。
DE−3416210C2号ドイツ特許明細書によって、一つのロール端部を有するロールプレス部が教示されており、それは、ロールスリーブがその端部付近で対応するロール軸に取付けられる構成となっている。ベアリングまわりには、力検知器が配置されており、その出力信号は、ロールスリーブの内周に作用する液圧式支持部材の支持力を制御するコントローラを作動させて、その検知された力が軽減され、つまり可及的に小さな力がベアリングを経由してロールスリーブに伝達されることになる。DE−3909911C1号ドイツ特許明細書の開示するこの種装置の改良型では、液圧検知器が用いられ入る。その不利な点は、ロール軸に対する相対的なインタナルロールスリーブストロークのない端部ロールは、荷重力、つまり線形荷重プロファイルを、より正確に設定し制御できるようにする、自動負荷式ふれ制御ロールとして用いることは、実質的にできないことにある。更に、その不利な点は、その制御装置の複雑性とロールスリーブの一方向の縦作動位置に限定されていることにある。
同様の不利な点が、ロール軸と端部ロールのロールスリーブの相対的な高さを、そのロール軸がロールスリーブの大体中間位置となるようにしてあるDE−2943644C2号ドイツ特許明細書の装置にも現れているのである。
DE−3918989号ドイツ特許明細書には、あるふれ制御ロールにおいて、液圧式支持部材が縦方向に伸長動作し、ロール軸を支承して縦方向に移動させると共に、少なくとも一つの開放液圧式ベアリングポケットによりロールスリーブの内周に作用して停止部でストローク制限するようになっている装置が開示されている。ある停止部に到達すると、その液圧式支持部材は、機械的に固定されてそれ以上は伸長することができない。このことは、ロールスリーブをロール軸に対しては特定の位置決めをさせることになる。その一つの不利な点は、その位置決めが線荷重の設定のための実際に伝達される力によってなされ、その変化によって力伝達における変化に追従して基準位置の変化を生じることである。
最後にDE−4203497A1号ドイツ特許明細書からは、ウエブ製品の加圧処理のための補整ロールを知ることができるが、これは、ロール軸に支持されている回転ロールスリーブによって包囲されていて、逐次隣接して配置された液圧式の支持部材によって縦方向に移動可能な固定補整ロールでなり、その液圧式支持部材は、ロール軸の外殻における二本の直径線上に配置されている。液圧式支持部材が圧力媒体によってある特定の圧力値で作動すると、それらの力は協働してロールスリーブに部分的に長手方向の変形をさせることができる。その一つの不利な点は、かかる補整ロールがインターナルロールストロークなしに設計されていて、前述したような不利な点がこの場合にも起こることである。
この発明が解決する課題は、それ故に、カレンダ装置について、一台の同じ装置で、インターナルスリーブストロークを有する自動装填式端部ロールのロールスリーブの位置決めを可能にし、また、中間ロール群を担持し、ロール群を縦方向に変位できるように保持し、而して、ロールニップにおいて所望の線形荷重プロファイルを正確に設定し、そして位置決め範囲に作用している力を検知しこれを制御できるようにするものである。
また、この発明の別な課題は、ふれ制御ロールにおいて、実質的に費用の追加なくして、運転中のロールスリーブのロール軸に対する位置決めを可能にすることである。
上記課題を解決するため、本発明のうち請求の範囲第1項に係るふれ制御ロールは、ロール軸とその周りを回転するロールスリーブとを備え、前記ロールスリーブが、インターナルロールスリーブストロークを有すると共に、連続して配置された液体静圧式のラジアル方向変位移動が可能な支持部材によって前記ロール軸に支承されている、製品ウエブを処理するためのカレンダ装置に用いるふれ制御ロールにおいて、少なくとも一つの液圧式ストッパを、前記支持部材とは反対方向に作動するように設け、前記ストッパは、プランジャを備える液体静圧式の支持部材によって形成され、前記プランジャは、前記ロール軸のボア内を摺動するように案内されると共にその端面に少なくとも一つの液体静圧式のベアリングポケットを有し、前記プランジャは、予め設定できるインターナルロールスリーブストロークのために、停止部によって制限された最大部材ストロークまで押圧されるように配置され、前記少なくとも一つのベアリングポケットが前記ロールスリーブの内周面にシール隙間を残してもたれかかり、そこのシール隙間には、圧力流体が流れると共に、前記ボアに供給された定常流の圧力液体が前記プランジャの開口を介してベアリングポケットに流れることを特徴としている。
また、本発明のうち請求の範囲第14項に係るカレンダ装置は、カレンダフレーム中に配置されているロールで構成された少なくとも一つのロール群組体で構成されていて、そのロールの端部はロールベアリング中に案内されており、マウントによってカレンダフレームに取付けされていて、更に各二本のロールの間に形成されたニップを構成してあり、そのニップを製品ウエブを通過させることができるようにした、製品ウエブを処理するためのカレンダ装置において、回転しないように固定されたロール軸によってカレンダフレーム中に配置してある少なくとも一本の端部ロールが、請求の範囲第1項から第13項の何れか一に記載したふれ制御ロールであり、そして、ストッパがニップから遠い側に配置してあることを特徴としている。
また、本発明のうち請求の範囲第15項に係るカレンダ処理をする方法は、請求の範囲第1項から第13項の何れか一に記載したふれ制御ロールの形の下端ロールの作動位置を固定することで製品ウエブのカレンダ処理をする方法であり、予め設定できる目標値を用いて下端ロールの液体式ストッパへの定常的体積測定圧液流の設定をし、支持部材圧力を起動して、下端ロールのロールスリーブを、その支持部材圧に対向して作用している液体式ストッパの予め設定できるストローク限界がそれによって作動位置に到達確定されるまで上昇させ、カレンダ装置を閉め、そして、部材支持力のコンピュータ制御によってニップ中の予め設定できるラインフォースを設定し、その定常的体積測定圧液流の目標値を維持して、その下端ロールのロールスリーブ変位の結果として液体式ストッパ中に前記ロールスリーブの変位に対する圧力値変化に応答する反力を創出する、各工程を有することを特徴としている。
カレンダ装置では、したがって、ふれ制御ロールが、インターナルストロークを有するふれ制御ロールとして構成され、しかも、そのロールスリーブをロール軸に対して相対的に位置決めするための装置に適合するよう配置されている。そのカレンダ装置の運転状態においては、そのロールスリーブはその位置決め装置によってある運転状態に保持される。そのロールスリーブは、最も下端のロールニップにおける累積線形荷重で、あるロール群組体の縦方向に変位可能な中間ロールを担持する。そのロールスリーブを、そのようなやり方で支持部材や少なくとも一つの停止部材上に取付けると、ロールニップ全体にかかる線形荷重プロファイルを最も正確に設定したり制御したりすることを可能にする。
上端ロールも、またインターナルストロークを有し、且つ下端ロールと同じやり方で設けることができるように構成することができる。したがって、たった一つのロール設計だけ必要であり、それは、上端又は下端のロールの両方に使用することができるのであり、ロールの準備において利便性を生じる。
「疑似停止」(pseudo−stop)の用語は、ロール軸に対するロールスリーブの相対的な位置が相互に隣接して存在する機械的部分によっては決定されるものではなく、液圧媒体薄膜が停止用部材とロールスリーブとの間の通隙中に介在するものであることの意味を持たせようとするものである。その通隙の高さは、供給される液圧媒体の圧力によるのであって、それは位置決め力の目安となる。
本発明のうち請求の範囲第1項に係る発明によれば、インターナルスリーブストロークを有するふれ制御ロールは、液圧的手段によってロールスリーブの位置決めができるようにしてある。その液圧式ストッパは、その限定された部材ストロークにより、オーバフローバルブを用いてロール軸に選択的なストロークができるように固定するものであり、而して、そのロールスリーブを選択された作用位置に停止し保持するように動作する。そのインターナルストロークの範囲内において、ふれ制御ロールは、そこで所定の位置に変位させられてそこで固定できる。
ストッパの最大ストロークまで押された液圧式ベアリングポケットに、定常的に作動油又は圧力媒体流が供給されると、ロールスリーブの内周がベアリングポケットに近接するように引かれたときには、ある圧力をそのベアリングポケット内に形成することができる。その圧力は、特定の隙間高さのシール用隙間をもってロールスリーブの内周壁に対してベアリングポケットが接合する所定の目標値まで上げるのであるが、それは、目標値に対応する隙間を通って来る流れで実現されるのである。もし、その特定の隙間の高さが、外力の邪魔が作用して増大した場合は、そのベアリングポケット内の圧力は低下し、その結果として同等の反力が形成される。
このような液圧式に位置決めされた流体静力学式ストッパは、実際の力の伝達において複雑にはならない。ある目標液圧は、かくして固定に要する特定の剛性を得るために設定でき、つまり、このシステムは、一方では過度の剛性を生じることなく、しかし、他方では過度のたわみも生じることもないのである。かくして、振動緩衝作用が最大に利用されている。
液圧式に位置決めされるピストン/シリンダ型流体静力学式ストッパは、また実際の負荷伝達部材、つまり支持部材とは異なるピストン径を有しており、更にこれらの部材の支持力に影響を及ぼすことができるようになっている。同じことがその流体静力学式ストッパのシール縁幅についてもいえるのである。
あるストッパのベアリングポケット中の圧力の上昇低下は、好ましくないロールスリーブの縦方向の変位の別なインジケータとなっている。そのベアリングポケット中の圧力値変化は、それ故に、その支持部材の支持力を調節するための制御信号として測定され使用される。もし、例えば、あるストッパのベアリングポケット中の圧力が、直接的又は間接的にロールスリーブが縦方向に変位して目標圧力値より高くなった場合は、その圧力上昇は、予め設定できる最大圧力値に到達すると、コントローラに送られて支持力を変化させることで目標圧力値を回復させる支持部材を制御するために制御信号をトリガーする。もし、ベアリングポケット中の圧力が低下した場合は、予め設定できる最小圧力値に到達すると、その制御信号は同様にしてコントローラに送られ、そのコントローラは、その支持力を変化させて目標圧力値を回復する。かくして、そのロールスリーブは、所定の運転位置に咬持されそこに保持される。
固定の有効範囲は、また、そのストッパのベアリングポケット内の目標圧力値を介して決定される。その有効範囲は、最初には、ベアリングポケット中の目標圧力値と最大圧力値との違いであり、これは、予め、圧液供給ライン中の圧力制御弁を介して確実に設定することができ、そして、次に、そのベアリングポケット内の目標圧力値と最小圧力値との違いがその選択された目標圧力値を介して決定できる。力はこのようにして制御される。そのような方法によって、ロールとロールスリーブとは、破損から免れるよう保護される。ストッパの目標圧力値は、プロファイル計算にで確実に設定することができる値として算入でき、しかも、その値は、支持部材中の液圧の最大化の結果ではないので、任意に設定することができるのである。
目標圧力から出発したときに、中間に支承されているロール群を考慮に入れて最も小さなプロファイルを形成するので、もし、少なくとも二つのストッパをロールの約4分の1の部分に存在するように配置することもまた効果的である。
また、ロールスリーブの位置決めのためのそれらストッパを、独立した圧液供給路を有する独立した後方対面部材としてロールに更に組み込まれるようにすることも効果的である。
そしてまた、この発明のふれ制御ロールを、それらストッパがそのロールの後方に面した側に配置されるような仕方でカレンダに組み込まれるとも効果的である。故障のない通常の運転におけるように小さい圧力変化の結果、その負荷線からの局部的起動は然るべく小さくすることができる。
更に、この発明の改善点や利点は、以下のように従属請求の範囲に見ることができる。
この発明は、添付図面に示された実施例を参照して、以下により詳細に説明される。
図1は、第一の実施例でありストッパを有するふれ制御ロールの縦断面図である。
図2は、図1のストッパの軸方向断面図であって、圧力流体供給ラインも示している。
図3は、図2の3−3線に沿った断面図である。
図4は、圧力/ニップ幅のグラフ
図5は、図1のふれ制御ロールを有するこの発明のカレンダ装置の系統的側面図である。
図6は、ストッパの変形例を示す。
図7は、第二の実施例のストッパを有するふれ制御ロールの長手方向断面図である。
図8は、図7に示す一対のストッパの軸方向断面図である。
図9は、第三の実施例のストッパを有するふれ制御ロールの長手方向断面図である。
図10は、図9によるストッパ/支持部材の対の軸方向断面図である。
図11第四の実施例のストッパを有するふれ制御ロールの長手方向断面図である。
図12は、図11によるストッパの対の軸方向断面図である。
図13は、別な態様に変形したストッパを示している。
図14aと図14bは、この発明のカレンダ装置の下端ロールとその上に配置された一つの中間ロールの系統的横断面図であり、カレンダ装置の設計精神と作動原理とを示している。
図1は、カレンダ装置の例えば下端ロール62として用いることができる自動装填式ふれ制御ロールの第一の実施例を示しており、このふれ制御ロールは、ロール軸10を有していて、その突出端部は(単に示してある)カレンダフレーム12の中で回転しないように固定できる(図5を参照)。ロール軸10にはロールスリーブ14が取付けられており、これは、例えば、サイドサポート部材11の如き少なくとも一つの案内挿入体によって、ロール軸10に対して縦方向に変位できるものであり、また、ラジアル方向に変位可能な流体静圧式支持部材16を介してロール軸上に支承される。このロール軸10は、ロールスリーブ14の内周壁13から全ての側に対して離隔していて、そのロールスリーブ14はロール軸10に対して縦に変位できるようになっている。そのふれ制御ロールはかくしていわゆるインターナルストロークが付与される。その支持部材16は、縦上方に向けられてそのロールスリーブ14を担持する。
その支持部材16は、この場合は例えばDE−3820974C3号又はDE−3918989C1号各ドイツ特許明細書に説明されているような流体静圧式シール部材の形を採る。これらの明細書では、支持部材16はロールスリーブ14の内周壁に対して作用するものであり、その支持部材は流体静圧式ベアリングポケット17を画成するシール部材15の形を採り、それに対して圧力流体が第一の供給ライン18を通じて供給される。そのシール部材15は、ロール軸10中の盲空腔19中で縦に変位できるように案内されており、それらの伸長機能が対応する圧力媒体供給部を有する液圧式ピストン/シリンダ装置で付与されている。
また、例えば、DE3119317C2号ドイツ特許明細書に説明されているような支持部材16の例も用いることができる。
この場合は、このような支持部材16を複数、例えば8機をロール軸10の長さに沿って一連に配設する。
少なくとも一つのストッパ又は停止部材20がロール軸10上に、円周方向180°ずらして、つまり、支持部材16の一連配置で直径又は対向線上に配置する。図1に示した実施例によれば、二つのストッパ20は、相互に離隔して設けるのが好適である。それらのストッパ20は、図2と図3とに詳細に示してあるように、安全停止部材を有する流体静圧式支持部材の形を採っている液圧で位置決めされるストッパ20であるのが好適である。図1によれば、それらのストッパ20は、例えば、下方に向かって動作し、それにより支持部材16が上方に向かって動作する。
図2と図3によれば、各ストッパ20は、シール部材又はロール軸10のボア24内を摺動するように案内されているピストン状のシリンダ体を有するプランジャ22で構成されている。シール部材22が選択できる伸長位置にある図2に示された運転位置は、停止部材によって決定される。それらの停止部材は、頭付きボルト28によって形成されていて、同時に、そのシール部材22をねじれに対して固定しまたロール軸10に取付けられる。頭付きボルト28の頭部26は、シール部材22で明確に確定された最大伸長の位置、而してロール軸10との位置関係を明確に決定する。それら頭部26は固定的停止部を形成する。このストッパ20は、かくして選択的にプリセットできる限定された部材ストロークを有しており、そのストローク限界を構成する。そのシール部材22は、供給ライン37を経由して盲空腔38に供給される圧力媒体によって、運転位置に保持される。
二本のチャンネル又は流路30がシール部材22を貫通していて圧力媒体が供給される。そのシール部材22は、ロールスリーブ14の内周壁13に合致している端面又は接合面32で接合する。端面32には、少なくとも一つの好適にはそれ以上の平坦なベアリングポケット23が形成され、それらは端面32の中心部を取り除くことで、リムを形成するそのウエブの部分が完全に残る。その端面32はロールスリーブ14とで空隙34を画成し、そこをチャンネル30を経由して圧力流体が供給される。
圧力流体は、ロール軸10中に形成されたインレット36を経由してチャンネル30に供給される。供給ライン40が、ロール軸10を通じてモータ44で駆動されるポンプ42、そして供給コンテナ41まで延在している。
あるストッパ20の流体静圧式ベアリングポケット23には、体積流として常時一定の作動油又は圧力流体が供給されていて、その流れは、実質的に圧力はない。ロールスリーブ14の内周壁13がそのストッパ20の軸受面32に近接するように引かれると、ストッパ20のシール隙間34が形成される結果、予め設定できる目標値に到達し、そして隙間の高さS(それはμの範囲、例えば50μ)がその対応する隙間の流れに対応して形成されるまで、流体静圧的ポケット23内に定常体積の流れに応じた圧力が形成される。その液圧で位置決めされる流体静圧式ストッパ20に要求される定常圧は、別な油圧ライン37を通じて形成されるのである。
もし、ロールスリーブ14に外力の邪魔が作用して非平衡状態が生じると、そのストッパ20はシール隙間34の範囲内、つまりμの範囲で僅かにストローク移動して上方に押し上げられ、そのストッパ20の中の圧力は上昇して平衡が回復するまで上昇を続ける反力を惹起する。そのストッパ20は、その結果、ベアリングポケットの中の圧力値変化による位置のインジケータとなり、縦方向のロールスリーブ変位に応答して反力を形成する。
もし、その反力が、支持及び負荷システム中の力の平衡を回復できず、そのストッパ20中の圧力は予め設定できる最大圧力値まで上昇を続けると、その圧力上昇は、(トランスデューサ50によって)コントローラ52に送出される制御信号をトリガーして、その支持部材16がその支持力を変化させ、目標圧力値の範囲で平衡状態を回復させる。
もし、他方において、平衡状態が崩れた結果として、ロールスリーブ14がシール隙間34の範囲でストッパ20から遠ざかる方向に移動するならば、ストッパ20内の圧力は、平衡が回復するまで降下する。もし、ストッパ20内の圧力が降下して予め設定できる最小圧力値に到達したならば、制御信号が、同様にコントローラ52に送出され、それは、コンピュータ54を経由して支持力を変化させ、目標圧力値の範囲で平衡状態が回復する。
もし、ロールスリーブ14に作用する外部の邪魔な力が大きくてそれらを補整することができないときは、システムに故障が生じているのである。ロールスリーブ14が上方に移動してストッパ20内の圧力が予め設定できる最大値まで上昇すると、制御信号は、カレンダ装置のロール群組体を開いて、システムが故障したことを表示する。これに対応して、ロールスリーブ14が下方に移動してストッパ20内の圧力が予め設定できる下限までに降下すると、そのロール群組体は同様に開かれ(開放され)カレンダ装置内の故障状態を表示する。
図4a及び図4bのようにカレンダ装置のロール群組体を閉鎖して、上記したふれ制御ロールを下端ロールとして配置組付けるには、次のことを行なうのである。圧力油の一定流量が二つの後方に面したストッパ20に送出される。その瞬間の圧力は、ロールスリーブ14がベアリングの中で着床しそして固定されたストッパ20はそのロールスリーブ14と接触していないので、実質的に零である。次のステップでは、支持ピストンの圧力が、流体静圧式支持部材16において励起されてロールスリーブ14は上昇する。固定されたストッパ20がロールスリーブ14と接触すると、後方に向いた力が生じてそのロールスリーブがそれ以上上昇するのを妨げる。そのロールスリーブ14はプリセットされた運転位置にある。ロール群組体を閉鎖した後で、そのロールスリーブ14は上記したように液圧式にその運転位置に咬持固定され、支持部材16の支持力を、ニップ内の予め設定できるライン圧力にしたがって設定することを可能にしている。
図1から図4によれば、ポンプ42が一定のスループット、すなわち、単位時間で一定の体積を供給し、それは、例えば、ギヤポンプ又は他の正圧排出ポンプのようなポンプでも可能である。これらの定常圧力源に加えて、定常流量デストリビュータも使用することも可能である。
ポンプ42は、ライン40を支配している圧力に対向して圧送するのであり、また、それが、過剰圧バルブ46によって設定されている圧力に到達するまでできるように構成されている。ライン40中の圧力は、センサ50、この場合一つの圧力センサ、によって検知され、流体静圧式支持部材16の支持力を決定する圧力のためにコントローラ52に送出される。
ここで、ロールスリーブ14が完全に降下したことを想定する。これは、例えば、図14aに示されているが、そこでは、上記に説明したふれ制御ロールがカレンダ装置の下端ロール62を構成しており、その上に中間ロール63が配置されている。その二つのロール62,63間に横たわっているニップは開いた状態となっている。
シール間隙34の間隙幅Sが非常に大きく圧液がポンプ42によって循環するので、ロールスリーブ14のその位置におけるライン40中の対応圧力は、実質的に零である。
もし、支持部材16が圧液によって作動すると、それらは、ロールスリーブ14を上昇させて図14bに示したようにニップを通過するウエブ材料に圧力を作用させる。そのロールスリーブ14は、かくしてストッパ20のシール部材22により近接するように引かれる。その隙間幅Sは減少して、その隙間を横断する圧力は増大し、そして下方に向かう力がそのロールスリーブ14に負荷される。もし、その力が平衡状態にあれば、そのロールスリーブ14はその隙間の高さに対応する位置あり、圧力P1がライン40内を支配することになる。これは目標位置と実際の位置とが合致している場合である。
もし、ロールスリーブ14の位置が、例えば、狭い隙間で高い圧力の目標位置から出発するのであれば、通常は、流体静圧式支持部材16の支持力を設定するコントローラが介入して、その目標位置を回復させる。しかしながら、この発明においては、実際の位置が、コントローラ側の介入なしに上限P2/S2と下限P3/S3(図4を見よ。)の間の目標位置から出発することを許容するものである。その結果は、ストッパ20が「疑似停止」(pseudo−stop)を画成するものであり、それは、緩衝によって、あらゆる衝撃をも吸収するようになっている。もし、その圧力が値P2を越えたり又は値P3を下まわったりした場合にだけ、コントローラが介入し、そのロールスリーブ14をその目標位置に回復させるよう試みる。しかしながら、もし、(圧力リミッタ46により予め設定されている)最大圧力P4に到達したならば、コントローラの予め設定されている制御範囲を越えてしまうであろうから、そのカレンダ装置は自動的にスイッチを切ることになる。同じことは、圧力が圧力P5を下まわったときにもいえるのである。
変形例においては、圧力範囲P2からP3を越えると、一方では、圧力が圧力P1より下に降下する場合と、他方では、圧力P1を越える場合とを、各積分して、それら二つの積分の商を求めることができる。その積分商の信号は、そこでそのコントローラに対してロールスリーブ14の位置変化の動向を示すものである。また、別な変形例では、コントローラは、また、予め設定した時間を越えない限りにおいて、圧力P2を越える場合と圧力がP3を下まわる場合を許容することができる。ここで、コントローラは膨大な数の相互接続制御回路の制御下になければならず、それがあらゆる制御信号を評価するのに時間を要するものであることを、考慮に入れなければならない。カレンダ装置では通常的なあるように高速度計算機が用いられたとしても、そのコンピュータは、なお、一秒の計算時間の数十倍が必要であり、少しの間、例えば、カレンダ装置のロールスリーブ及び/又は中間ロールにおいて不可避的に生じるインバランスによって生じる隙間34の中に、周期的な動揺が起こる蓋然性がある。
ストッパ20の幾何学的構成、特に有効直径と隙間の長さは、限界に幅のあるものであり、その結果、剛結側と可変側とに疑似停止を設定することができるのである。既に上記したように、基本的には、一つのストッパ20で十分なのであるが、ロールスリーブが変形する傾向は、それ故に検知され回避できるので、二つのストッパがより好適である。
既に上に説明したように、運転中は、プランジャ22がボルト頭部26に常時接触しており、その結果、それは、ロール軸10上の固定位置に実質的に固定されるのである。そのロール軸内に向かって変位する機能は、如何なる状況においてもロールスリーブ14とストッパ30との摩擦接合を避けるのに安全な手段である。
更に、疑似体積又は非体積圧力源(quasi−volumetric or non−volumetric pressure sources)を用いる可能性もある。しかしながら、なお、ストッパ20中を支配することができる最大圧力が必要な場合においても、その運転状態をできるだけ良好に保つための流体静圧作用を保護する最小の流れがあることは重要である。液圧作用は、複合摩擦が、シール部材22の端面32とロールスリーブ14の内周壁13との間に生じることなく、磨耗による損傷はこの部分においては簡単に回避することができることを意味する。
図5は、この発明のカレンダ装置の部分破断した系統的側面図であり、それによれば、上端ロール60には位置決め装置が取付けられている。しかしながら、下端ロール62には、また、必要な部品を組み込んであって必要な全てのものがロール自体の設計内で、部品補給を有利にしている。中間ロール63は、上端ロール60と下端ロール62との間に配置されている。その中間ロール63は、レバー機構64によって縦方向に可動な状態に組付けられている。下端ロール62のベアリングは、またリフト装置65によって縦方向に調節ができるようになっている。上端ロール60におけるストッパ20は、そのロールの後方に面した側に配置してある。同じ構成が下端ロール62にも施してある。
下端ロールのロールスリーブを位置決めするのが好適である。上下端ロールにおけるストッパは、ロール軸上に落ち着いてロールスリーブの内周壁には接触しない。
図6は、図2の部品を変形した停止部材を示しており、図2のものと同じ機能のものについて同じ符号を付してある。図2のねじ付きボルト28は、ここではタペット29によって置き換えられており、その軸端に面する端部はピストン31を担持している。液圧媒体がライン33又は35を通じて供給されると、そのタペットは(図示の)上端位置又は下端位置を採ることができ、而して、ロールスリーブの二つの異なる目標位置は、そのロールを離すことなく選択することができる。ライン33,25,37中の圧力は、勿論、相互に合致していなければならず、而して、プランジャ22は、常時所望の端部位置に保持されることになる。
そのロールスリーブの異なる目標位置をプリセットするための別な手段は、図7と図8とに示してある。図1の二つのストッパ20の代わりに、一対のストッパ70が設けられており、そのストッパ70は、異なる長さのボルト28と対をなしている。各対の一つのストッパだけが液圧媒体によって作動し、他のストッパは圧力がかからない接続関係を有している。図8では、左手側に示されたストッパが作動できる。更にロールスリーブの目標位置は、勿論、三つ又はそれ以上のストッパの群によってプリセットすることもできる。
上述したのはロールの縦型群組体についてに限っているが、それはカレンダ構造の通常の態様のみに関しているのである。この発明は、勿論、ロール軸によって画成される平面が異なる特殊な方向に設定されるのであれば、それにも用いることができる。
図9と図10とは、中でストッパ70に保持用ボルト28が構成されており、また、保持用ボルトなしで少なくとも一つの流体静圧式支持部材71を有する群を形成している好適なふれ制御ロールの第三実施例を示している。この変形例においては、保持用ボルトを有しない支持部材71は、常時、つまり、ロールスリーブ14がストッパ70から離隔したときでも、支持ピストン圧によって内周壁13に着座している。その目的のために、支持部材70,71は、体積圧力源を有する共通の圧力供給ラインにライン73,74を通じて連絡している。
図11と図12に示した第四の実施例では、複数のストッパ70の群における全てのストッパに同じ長さの保持用ボルト28を設けてあり、共通の体積圧力源に接続してある。この態様は、ロールスリーブがそのストッパ70から離隔した後に、全ての部材がそれらの保持用ボルト28によってストローク動作を制限されてそれ以上ロールスリーブの動きに追従できないようにしているので、述べられた第三の実施例の不利を回避することになる。その構成の運転作動にも、保持用ボルト28の長さに不可避的な誤差を有しているときの安全策を施してある。そのロールスリーブの作動位置は、そこで最も短い保持用ボルト28を有する支持部材70によって決定される。
最後に、図13は、流体静圧式支持部材であって流体静圧式支持プランジャ81を具備する態様のストッパ80の構造を示している。

Claims (17)

  1. ロール軸(10)とその周りを回転するロールスリーブ(14)を備え、前記ロールスリーブ(14)が、インターナルロールスリーブストロークを有すると共に、連続して配置された液体静圧式のラジアル方向変位移動が可能な支持部材(16)によって前記ロール軸に支承されている、製品ウエブを処理するためのカレンダ装置に用いるふれ制御ロールにおいて、少なくとも一つの液圧式ストッパ(20,70)を、前記支持部材(16)とは反対方向に作動するように設け、前記ストッパ(20,70)は、プランジャ(22)を備える液体静圧式の支持部材によって形成され、前記プランジャ(22)は、前記ロール軸(10)のボア(24)内を摺動するように案内されると共にその端面に少なくとも一つの液体静圧式のベアリングポケット(23)を有し、前記プランジャ(22)は、予め設定できるインターナルロールスリーブストロークのために、停止部(26)によって制限された最大部材ストロークまで押圧されるように配置され、前記少なくとも一つのベアリングポケット(23)が前記ロールスリーブ(14)の内周面にシール隙間(34)を残してもたれかかり、そこのシール隙間(34)には、圧力流体が流れると共に、前記ボア(24)に供給された定常流の圧力液体が前記プランジャ(22)の開口(30)を介してベアリングポケット(23)に流れる、ふれ制御ロール。
  2. 請求の範囲第項に記載のふれ制御ロールにおいて、ポンプ(41)に接続された供給ライン(40)が圧力液体を前記ボア(24)に供給し、前記供給ライン(40)の圧力を検知するための測定装置(50)を備えている、ふれ制御ロール。
  3. 請求の範囲第項に記載のふれ制御ロールにおいて、前記測定装置(50)は、ベアリングポケット(23)に圧力液体を供給する前記供給ライン(40)中に配置された圧力センサの形である、ふれ制御ロール。
  4. 請求の範囲第項に記載のふれ制御ロールにおいて、前記測定装置(50)は、前記支持部材(16)の制御装置(52)と結合できるように配置されている、ふれ制御ロール。
  5. 請求の範囲第項から第項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、前記少なくとも一つのベアリングポケット(23)内の最大圧力をプリセットするための圧力制限バルブ(46)が供給ライン(40)中に設けてある、ふれ制御ロール。
  6. 請求の範囲第項から第項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、前記少なくとも一つのベアリングポケット(23)への作動油の定常体積制御流を設定するためのポンプ(42)が圧力液体の供給ライン(40)に設けてある、ふれ制御ロール。
  7. 請求の範囲第に記載ふれ制御ロールにおいて、前記ポンプ(42)は、体積測定作動ポンプの形を採っている、ふれ制御ロール。
  8. 請求の範囲第項から第項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、液圧式ストッパ(20,70)は、圧力液体の供給ライン(40)に接続している複数のベアリングポケット(23)を備えている、ふれ制御ロール。
  9. 請求の範囲第項から第項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、前記停止部は、保持用ボルト(28)によって形成されている、ふれ制御ロール。
  10. 請求の範囲第項から第項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、二つのストッパ(20,70)が相互に離隔して設けられている、ふれ制御ロール。
  11. 請求の範囲第10項に記載のふれ制御ロールにおいて、前記二つのストッパ(20,70)が実質的にロールの四分の一の点に存在している、ふれ制御ロール。
  12. 請求の範囲第項から第11項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、前記ストッパ(20)の制限された部材ストロークの停止部として、前記プランジャ(22)の縦方向変位可動性を制限するボルト(28)の形の機械的停止部が設けられている、ふれ制御ロール。
  13. 請求の範囲第項から第12項の何れか一に記載のふれ制御ロールにおいて、前記支持部材(16)の配列から遠い側に、前記ストッパ(20,70)の他に付加的支持部材(71)が配置されている、ふれ制御ロール。
  14. カレンダフレーム中に配置されているロールで構成された少なくとも一つのロール群組体で構成されていて、そのロールの端部はロールベアリング中に案内されており、マウントによってカレンダフレームに取付けされていて、更に各二本のロールの間に形成されたニップを構成してあり、そのニップを製品ウエブを通過させることができるようにした、製品ウエブを処理するためのカレンダ装置において、回転しないように固定されたロール軸(10)によってカレンダフレーム(12)中に配置してある少なくとも一本の端部ロール(60,62)が、請求の範囲第項から第13項の何れか一に記載したふれ制御ロールであり、そして、ストッパ(20,70)がニップから遠い側に配置してある、カレンダ装置。
  15. 請求の範囲第1項から第13項の何れか一に記載したふれ制御ロールの形の下端ロールの作動位置を固定することで製品ウエブのカレンダ処理をする方法であり、
    予め設定できる目標値を用いて下端ロールの液体式ストッパへの定常的体積測定圧液流の設定をし、
    支持部材圧力を起動して、下端ロールのロールスリーブを、その支持部材圧に対向して作用している液体式ストッパの予め設定できるストローク限界がそれによって作動位置に到達確定されるまで上昇させ、
    カレンダ装置を閉め、そして、部材支持力のコンピュータ制御によってニップ中の予め設定できるラインフォースを設定し、
    その定常的体積測定圧液流の目標値を維持して、その下端ロールのロールスリーブ変位の結果として液体式ストッパ中に前記ロールスリーブの変位に対する圧力値変化に応答する反力を創出する
    各工程を有する、製品ウエブのカレンダ処理をする方法。
  16. 請求の範囲第15項に記載のカレンダ処理をする方法において、
    カレンダ処理中の液体式ストッパ中の実際の圧力値を測定し、
    選択できる時間的間隔で目標値と実測圧力値とを比較して起動値を決定し、
    その起動値を部材支持力のコンピュータ制御にエンターすることで制御ループを創出する、
    各工程を有する、カレンダを処理する方法。
  17. 請求の範囲第15項又は第16項に記載のカレンダ処理をする方法において、上端ロールのロールスリーブを下降させる支持部材の圧力の起動が上端ロールの作動位置を固定するのに用いられる、カレンダ処理をする方法。
JP51628299A 1997-08-30 1998-08-26 カレンダ装置及びふれを制御したロール並びにそれらの運転方法 Expired - Fee Related JP3916678B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19738025A DE19738025A1 (de) 1997-08-30 1997-08-30 Kalanderanordnung
DE19738025.5 1997-08-30
PCT/EP1998/005428 WO1999011862A1 (de) 1997-08-30 1998-08-26 Kalanderanordnung sowie biegeeinstellwalze und ein betiebsverfahren hierfür

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001505264A JP2001505264A (ja) 2001-04-17
JP3916678B2 true JP3916678B2 (ja) 2007-05-16

Family

ID=7840764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51628299A Expired - Fee Related JP3916678B2 (ja) 1997-08-30 1998-08-26 カレンダ装置及びふれを制御したロール並びにそれらの運転方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0941382B1 (ja)
JP (1) JP3916678B2 (ja)
DE (2) DE19738025A1 (ja)
WO (1) WO1999011862A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006056695A1 (de) * 2006-11-29 2008-06-05 Andritz Küsters Gmbh Kalander zur Behandlung einer Warenbahn
CN102658453B (zh) * 2012-04-28 2014-11-19 黄石山力大通热工设备有限公司 一种高锰钢张力辊加工方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3004913C2 (de) * 1980-02-09 1982-07-15 Kleinewefers Gmbh, 4150 Krefeld Kalander
DE3117398A1 (de) * 1981-05-02 1982-11-18 Escher Wyss AG, Zürich "anordnung mit einer durchbiegungseinstellwalze und zugehoerigem regler"
DE3918989C1 (ja) * 1989-06-10 1990-12-13 Eduard Kuesters Maschinenfabrik Gmbh & Co Kg, 4150 Krefeld, De
DE4203497C2 (de) * 1992-02-07 1997-04-17 Andreas Dipl Ing Knorr Ausgleichwalze zur Druckbehandlung von Warenbahnen
ATE219806T1 (de) * 1994-03-09 2002-07-15 Metso Paper Inc Verfahren zum positionieren des rollmantels einer rohrförmigen rolle, zum gebrauch in einer papier- oder ähnlichen maschine, mittels gleitlager und eine rolle zur durchführung des verfahrens

Also Published As

Publication number Publication date
DE19738025A1 (de) 1999-03-18
EP0941382A1 (de) 1999-09-15
EP0941382B1 (de) 2003-10-15
JP2001505264A (ja) 2001-04-17
DE59809924D1 (de) 2003-11-20
WO1999011862A1 (de) 1999-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5388917A (en) Spindle unit
CA1139140A (en) Roll for use in calenders or the like
FI109722B (fi) Menetelmä murskaimen laakeroinnin kunnon valvomiseksi sekä murskain
KR102071940B1 (ko) 기계가공 머신 및 기계가공 머신의 작동방법
EP0535137B1 (en) Self-loading controlled deflection roll
US6595122B1 (en) Slide inclination correcting method and slide inclination correcting apparatus in press machinery
US7694545B2 (en) Adjustable stroke mechanism
JPH01295016A (ja) 軸受装置
JPH0730784B2 (ja) ロール装置
KR20170096638A (ko) 자동 조정 시스템을 포함한 편심 스크류 펌프, 그리고 조정 방법
GB2272393A (en) Press shutheight adjustment
CA1276708C (en) Apparatus for rotating the shells of rolls in calenders or the like
US20100170377A1 (en) Eccentric pump
JPH0520604B2 (ja)
JP3916678B2 (ja) カレンダ装置及びふれを制御したロール並びにそれらの運転方法
US6497177B2 (en) Calender arrangement and a deflection controlled roll and method of operating them
US20130025475A1 (en) Press with sliding bearing lubrication as a function of the press operating state and method for operation of said press
US5447605A (en) Position control for self-loading roll
US5067660A (en) Stress regulator for pulp grinding apparatus and method
WO2006040399A1 (en) Method for compensating variations in nip load caused by shape defects of a roll
US6772682B1 (en) Press shutheight adjustment using bolster hydraulic tie rod assemblies
RU2457053C1 (ru) Прокатное устройство с регулировочным устройством
EP3127691B1 (en) Glue applicator roll position adjustment device of single facer and glue applicator roll position adjustment method
CA2385494C (en) Method and apparatus for adjusting the gib-slide clearance using a pressurized chamber combination
JPH05138408A (ja) 高速主軸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060823

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061128

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees