JP3914150B2 - ケース及びアプリケータを有する器具 - Google Patents

ケース及びアプリケータを有する器具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1種類の物質を塗布する器具に関し、特に、軸線を有するケース、ケースから分離可能なアプリケータ及び物質を収容していて、ケース内に少なくとも部分的に受け入れられる容器を有し、ケースがアプリケータにより物質を取り出すことができるようにする少なくとも1つの側開口部を備えた器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる器具は、欧州特許出願公開第EP−A2−1118286号明細書から知られている。この欧州特許出願公開明細書は、塗布されるべき物質がカップ内に収容され、アプリケータをケースから分離したときに、カップをこれを受け入れるハウジング内の定位置に配置することができるようになった器具の例を記載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特に、上述した形式の器具の製造を容易にすることが要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴のうちの一つによれば、本発明は、包装兼用塗布器具であって、物質の入った器具を受け入れるコンパートメントと、包装兼用塗布器具への解放自在な固定に適したアプリケータにより物質が取り出されるようにする第1の開口部と、第1の開口部と関連していて、アプリケータによる変位に適した伝達部材を介してアプリケータによって開閉できるシャッタと、第1の開口部とは別個の第2の開口部とを有し、容器は、これを伝達部材に対して動かすことにより第2の開口部に差し込まれるよう設計されていることを特徴とする包装兼用塗布器具を提供する。
【0005】
本発明の特徴によれば、第1及び第2の開口部は、軸線を有するケース内に設けられていることを特徴とする請求項1記載の器具。
本発明の別の特徴によれば、容器は、ケースの軸線に沿って変位されることにより第2の開口部を通ってケース内に差し込まれる。
本発明の別の特徴によれば、アプリケータは、伝達部材に固定された状態のままケースに対して自由に回転できる。
【0006】
本発明の更に別の特徴によれば、シャッタは、ケースに対して自由に回転でき、伝達部材は、ケースに対するアプリケータの回転運動を伝達してケースに対するシャッタの回転運動を生じさせるようにするのに適している。
この場合、特に、伝達部材は、アプリケータが伝達部材を回転させることができるようアプリケータと協働するのに適しているのがよい。
【0007】
本発明の特徴によれば、アプリケータは、伝達部材の浮彫り状態になった部分と相補形状をなして協働するのに適した浮彫り状態の少なくとも1つの締結部分を有している。
【0008】
本発明の実施形態では、伝達部材は、シャッタを有している。かくして、シャッタは、容器の一体部分を形成する必要はない。シャッタをプラスチック材料の成形により伝達部材と一体に形成するのがよい。
【0009】
容器を伝達部材のハウジング内に嵌め込むことができ、このハウジングは、物質を取り出すことができるようケースの側開口部と位置合わせできる開口部を備えている。かかる実施形態では、伝達部材は、ケースと実質的に同一長さのものであるのがよく、それにより伝達部材を取り扱いやすくする。
【0010】
本発明の別の実施形態では、容器は、シャッタを有し、このシャッタは、必ずしも伝達部材の一体部分をなす必要はない。容器をプラスチック材料の成形によりシャッタと一体に形成することができ、シャッタは場合によっては、物質を受け入れるハウジングの少なくとも一部を構成するのにも役立つ壁で構成される。容器と伝達部材をケース内で端と端を突き合わせた状態に配置するのがよい。このように配置することにより、容器に、容器が伝達部材のハウジング内に受け入れられた場合の容積よりも大きな容積が与えることができる。
【0011】
本発明の特徴によれば、容器は、特にスナップ留めにより伝達部材に固定できるような形状になっている。容器を例えば容器をケース内に挿入する動作の終わりに自動的に伝達部材に固定するのがよい。
【0012】
本発明の特徴によれば、伝達部材とアプリケータは、一緒に回転するよう互いに結合されるのに適しており、伝達部材は、アプリケータを伝達部材と一緒に回転するよう結合した後、アプリケータが伝達部材に対して回転するのを阻止するような形状になっている。かかる配置は、欧州特許出願公開EP−A2−1118286号の図28の実施形態と比較した場合に有利であることが判明しており、この欧州特許出願公開明細書は、各々が全体としてL字形のスロットを備えた伝達部材を記載している。この公知の実施形態では、アプリケータは、スロットに嵌まることができるスタッドを有し、ケースは、スタッドと協働するねじ山を有している。スロットの底部に相当する“L”の下脚により、アプリケータと伝達部材を互いに組み合わせた後、アプリケータを伝達部材に対して回すことができる。かかる回転により、アプリケータのスタッドが望ましくない仕方でケースのねじ山を乗り越える場合がある。
【0013】
ケースは、円周方向に延びる少なくとも1つの浮彫り状態の部分、具体的には肩を有するのがよく、伝達部材は、ケースに対する伝達部材の少なくとも一方向における軸方向変位を阻止しながら、伝達部材がケースに対して回転することができるよう浮彫り状態部分と協働するのに適した少なくとも1つの要素を有する。
【0014】
伝達部材は、少なくとも1つのスロット、特に、各々が器具の軸線に平行な少なくとも1つの実質的に直線状の部分を有する2つの対向した縁部を備えるスロットを有するのがよく、アプリケータの浮彫り状態の一部、特にスタッドが、スロットに嵌入可能である。伝達部材は、2つの直径方向反対側に位置したスロット、好ましくは4つのスロットを有するのがよく、アプリケータは、スロットと嵌合するのに適した浮彫り状態の少なくとも2つの部分、特に、2つのスタッド、好ましくは4つのスタッドを有するのがよい。
【0015】
スロットは、外方へ末広がりになった開口部を有するのがよく、これら開口部は、ユーザがアプリケータをケース内に戻しているときに当初アプリケータをケースに対して角度的に高精度で位置決めするよう留意する必要なくスタッドをスロットに容易に嵌めることができるような仕方で円周方向に互いに次々に位置している。器具は、ケースを有し、伝達部材は、ケース内に軸方向に挿入されることによりケース内の定位置に配置され、スロットは、これら相互間に舌部を構成し、舌部は、ケース内への伝達部材の完全挿入の終わりにケースにスナップ留めされるのに適している。
【0016】
ケースは、内側ねじ部を有するのがよく、アプリケータは、アプリケータをケースに対して回すと、アプリケータがケースに対して軸方向に動くような仕方でかかるねじ部と協働するのに適している。ねじ部は、特にアプリケータが4つのスタッドを有している場合、4つの互いに平行なねじ山から成るのがよい。
【0017】
伝達部材は少なくとも、第1の固定要素を有するのがよく、容器は場合によっては、容器の位置決めの際、第1の固定要素と協働して容器を伝達部差に固定するのに適した第2の固定要素を一端部に有する。第2の固定要素は、少なくとも1つの固定タブを有するのがよく、容器は好ましくは、容器内の定位置への伝達部材の配置の終わりに、伝達部材へのスナップ留めに適した2つの固定タブを有する。第1の固定要素は、固定タブの歯を受け入れるのに適した少なくとも1つの開口部を有するのがよい。
【0018】
容器は少なくとも、浮彫り状態の第1の位置決め部分を有するのがよく、伝達部材は少なくとも、伝達部材に対する所定位置への容器の位置決めを助けるよう第1の位置決め部分と協働するのに適した浮彫り状態の第2の位置決め部分を有し、浮彫り状態の第1及び第2の位置決め要素はそれぞれ好ましくは、少なくとも1つの傾斜面を有する。例えば、容器及び伝達部材のうちの一方は、V字形溝を構成する要素を有し、容器及び伝達部材のうちの他方は、器具のケースの軸線を含む平面内に位置していて、溝と実質的に相補する形状のプロフィールを備えた要素を有する。
【0019】
別の特徴では、本発明は、ケースを有し、ケースは、その内面に少なくとも浮彫り状態の第1の部分、特に、ケース軸線に平行な2つの直径方向反対側のスプラインを有するのがよく、伝達部材は、伝達部材をケースに対して回転させると、浮彫り状態の第1の部分を乗り越えるのに適した少なくとも1つの浮彫り状態の第2の部分を有する。浮彫り状態の第2の部分は、実質的にアプリケータをケースに固定する運動の終わりに、浮彫り状態の第1の部分を乗り越えるのがよく、第2の部分は、第1の部分を越えると、硬い箇所に当たった感触を生じさせるのがよく、これによりアプリケータが正しくケースに固定されたことをユーザに知らせる。
【0020】
伝達部材又は容器は少なくとも、ケースに対する回転変位を例えば1回転の約1/4に制限するために第1の当接部、特に、ケースの少なくとも1つの当接部と協働するのに適した2つの直径方向を反対側の当接部を有するのがよい。
【0021】
本発明の特定の実施形態では、物質は、ケークを形成するのがよい。
アプリケータは、物質を唇又は瞼、或いは睫毛又は眉毛に塗布できるよう構成されているのがよい。
包装兼用塗布器具は、少なくとも部分的に透明又は半透明である材料で作られたシャッタを有するのがよい。
【0022】
別の特徴では、本発明は、ケース及びアプリケータを有する物質の包装兼用塗布器具を組み立てる方法であって、ケースは、アプリケータにより物質が取り出されるようにする開口部を有し、上記方法は、互いに固定されたケースとアプリケータを組立てステーションに運ぶ段階と、1回分の物質をアプリケータにより物質が取り出されるようにする開口部とは異なるケースの開口部を介してケース内に挿入する段階とを有し、ケースとアプリケータは、1回分の物質がケース内に挿入されている間、互いに固定されることを特徴とする方法を提供する。
【0023】
本発明の器具の製造は、ケースとアプリケータを相互取付けのために組立てステーションに運ぶことができるので容易に実施でき、物質の入った容器を特にケースの軸線に沿ってケース内へ挿入する作業は、比較的自動化が容易な作業である。
【0024】
容器は、物質を直接収容するのがよく、即ち、物質は、物質受入れハウジングを構成する容器の壁と接触した状態であるのがよい。変形例として、物質を、容器に装着されたカップ、例えばプラスチック材料又は金属製のカップに入れてもよい。
【0025】
本発明の1つの特定の特徴では、物質の入った容器は、ケースの軸線回りにケースに対して自由に回転することができる。器具は、ケースに対するアプリケータの回転運動をケースに対する容器の回転運動に変換できるようにする運動伝達部材を有するのがよい。容器をケース内の定位置に配置している間、容器を伝達部材に固定するのがよい。
【0026】
アプリケータは、アプリケータをケース内に保持できるよう少なくとも1つの浮彫り状態の対応部分と協働するのに適した少なくとも1つの浮彫り状態の締結部分を有するのがよく、物質は、少なくとも1つの浮彫り状態の対応部分に対して動くことによりケース内に挿入される。伝達部材は、上述した少なくとも1つの対応関係にある浮彫り状態の部分を有するのがよい。
【0027】
上記器具は、物質を収容した容器を有するのがよく、容器は、ケース内に少なくとも部分的に受け入れられるのに適しており、ケースは、アプリケータによって物質を取り出すことができるようにする少なくとも1つの側口部を有する。
【0028】
かかる状況において、上記組立て方法は、
a)互いに固定されたケースとアプリケータを組立てステーションに運ぶ段階と、
b)ケースとアプリケータを互いに固定している間、ステーションにおいて物質の入った容器をケース内に挿入する段階とを有するのがよく、
上記挿入は、ケースの軸線に沿って行われる。
【0029】
別の特徴では、本発明は、物質を塗布する器具であって、物質を取り出すことができるようにする開口部を備えたケースと、ケースに固定されると共にこれから分離されるのに適したアプリケータとを有し、アプリケータは、ケースの多条ねじ部に嵌まり込むのに適した4本のスタッドを有していることを特徴とする器具を提供する。
【0030】
ケースは、アプリケータの回転運動を、開口部を介する物質への接近を阻止する位置をとることができるシャッタに伝達することができるインサート、特に運動伝達部材を有するのがよい。この伝達部材は、外部に向かって末広がりになった開口部を備えていて、スタッドが嵌まり込むことができる4つのスロットを有するのがよい。スロットは、互いに平行な直線状部分を含む対向した縁部を備えるのがよい。
【0031】
別の特徴では、本発明は、少なくとも1種類の物質を塗布する器具であって、軸線を有すると共に少なくとも1つの側開口部を備えたケースと、ケースに解放自在に固定されるのに適したアプリケータと、少なくとも側開口部を介して物質を取り出すことができるようにする位置と、側開口部を介する物質への接近を阻止するようにする位置との間でケースに対して動くことができるシャッタと、ケースに対するアプリケータの運動を伝達してシャッタがケースに対して動くようにする伝達部材とを有し、運動は、位置相互間で起こり、器具は、物質を収容した容器を更に有し、容器は、伝達部材がすでにケース内の定位置に配置された状態で、ケースの軸線に沿ってケース内へ挿入されるのに適していることを特徴とする器具を提供する。
本発明の内容は、本願の一部を形成する添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むと一層よく理解されよう。
【0032】
【発明の実施の形態】
特許請求の範囲を含む本明細書全体にわたり、「〜を有する又は〜から成る」という用語は、もし特段の指定がなければ「〜を少なくとも1つ含む」と同義であると理解されるべきである。
【0033】
図1〜図4に示す塗布器具10は、ケース20及びアプリケータ30を有し、このアプリケータを使用していないときにはケース20に固定することができる。図示の例では、ケース20は、長手方向軸線Xに沿って形状が細長く、このケースは、2つの反対側の端部21a,21bのところで開口した管状本体21から成っている。本体21は、例えば剛性で不透明の熱可塑性材料を射出成形することによって作られている。ケース20は、側開口部22を更に有し、この開口部は、図示の例では形状が実質的に矩形である。例を挙げて説明すると、開口部22は、例えば寸法が0.5cm〜1.5cmの短い側部及び寸法が例えば3cm〜5cmの長い側部を有している。図示の例では、開口部22は、例えば開口部21bのそばに本体21の半分に過ぎない部分を占める部分20aに設けられている。開口部21bに隣接した開口部22の縁部22aは、特に図1及び図2で理解できるように開口部21bから例えば約0.5cmの距離だけ間隔を置いて位置している。
【0034】
アプリケータ30は、非常に概略的に図示されており、一端に例えばブラシの形態をした任意種類の塗布要素31を備えている。図示の例では、塗布要素31は、一端が中間部分33により取っ手34に連結された剛性ロッド32を有し、中間部分の機能については以下に説明する。中間部分33は、図示の例ではそうであるようにケース20の開口部21aを閉鎖する要素にもなることができる。
【0035】
特に図3で理解できるように、物質Pの入った容器40が、ケース20内に受け入れられ、器具10は、容器40がケース20に対して所定の位置にあるとき、側開口部22を通って物質Pに接近することができるように構成されている。
【0036】
例を挙げて説明すると、物質Pは、化粧品又は皮膚ケア製品である。「化粧品」という用語は、EEC通達(Directive )76/768(1993年6月14日のEEC会議通達93/35によって修正されている)で特定された意味で用いられている。
【0037】
例を挙げると、物質Pは、押し固められた粉末の形態をしていてもよく、或いは容器内に配置されたカップ内へ流し込んで固化するようにしてもよい。物質Pは、四散して湿り気のある塗布要素と接触するのに適したものであるのがよい。物質Pは、これを収容したハウジングの壁にくっつくことができる。
【0038】
図1〜図4に対応する実施形態では、容器40は、物質Pに接近できるようにする容器40の開口部41が側開口部22の後に位置決めされてユーザが物質Pを取り出すことができるようにする少なくとも1つの位置と、容器40の開口部41が角度的に、例えば側開口部22から1回転の約1/4ずれていて、これから完全に分離され、したがってユーザが物質Pにもはや接近することができないようになっていて、この場合、容器40の軸線Xの回りに円筒形の形状をしたシャッタ形成壁43が、側開口部22の後の位置を占める少なくとも1つの位置との間で軸線Xの回りにケース20に対して自由に回転することができる。
【0039】
図示の例では、壁43は又、物質Pを収容するハウジングを構成している。壁43の外径は、この壁がケースの部分20aの内側に比較的僅かなクリアランスで嵌まることができるように選択されており、この部分20aの内面21cは、軸線Xを中心とする円筒形である。
【0040】
物質を収容する容器40のハウジングは、2つの仕切り45,46によって軸方向に構成されており、これら仕切りは、この実施形態の軸線Xに垂直に延びている。図3で分かるように、容器40がケース20の内部の定位置にあるとき、第3の仕切り47が仕切り46をケースの外部から分離している。この仕切り47は、2つの直径方向反対側に位置した一体のブリッジ又は橋渡し部48によって壁43に連結されており、これらブリッジの各々には、以下に説明する目的で当接部49が形成されている。
【0041】
図示の実施形態では、物質への接近を断接できるのは、容器40を回すことによってである。この回転運動は、アプリケータ30を軸線Xの回りに回すことによって得られ、伝達部材50により、アプリケータ30を容器40と一緒に回るよう結合することができる。
【0042】
図示の実施形態では、伝達部材50は、軸線Xを中心とする管状本体51を有し、この本体は、図3で分かるように塗布要素31をアプリケータ30のロッド32及び中間部分33と一緒にこの本体内に嵌め込むことができるよう一端50aが開口している。
伝達部材50のその端部50aから見て反対側の端部50bは、容器40を伝達部材50に固定できるように形づくられている。
【0043】
図示の実施形態では、容器40は仕切り47から見て遠くに位置したその端部のそばに2つの固定タブ61を備え、これらタブは、実質的に直径方向反対側に位置した2つの場所で仕切り45に繋がっており、各タブ61は、伝達部材50の凹部64内に対応関係をなしてスナップ留めされるのに適したキャップ62を備えている。伝達部材は、アプリケータ30を受け入れるハウジングの端壁を構成する仕切り66を有している。開口部50bのほうに向いた仕切り66の表面は、互いに対して角度をなす3角形の輪郭又は外形の2つの実質的に平らな反対側に位置した表面又はフェースを備える箇所を構成している。これらフェースは、2つの反対側に位置した凸状フェースで互いに連結されている。壁69は、仕切り45に連結されている。この壁69は、仕切り66の上述のフェースに接触する2つの表面又はフェース68を有している。壁69がその平面に垂直な方向に見えると、2つのフェース68は、仕切り66に嵌まるのに適したV字形の溝を構成する。容器40と伝達部材50を結合すると、仕切り66と壁69は協働してタブ61が凹部64内に適切にスナップ嵌合するようになり、容器はこの場合、伝達部材に対して所定の角度配向状態をなす。
【0044】
伝達部材50は、開口部50aの他に、4つのスロット70を有し、各スロットは、軸線Xに実質的に平行な2つの直線状部分70aを備えた2つの対向した縁部を有している。これら4つのスロット70は、軸線Xの回りに互いに90°間隔で配置され、これらスロットの間には、各々それぞれの歯73を備えた舌部72が構成されている。
【0045】
ケース20は、開口部21aの他に、環状の肩75を有し、舌部72の歯73は、伝達部材50を端部21を介してケース20内に完全に挿入すると、肩75に軸方向に当接するのに適している。
ケース20は、開口部21aの他に、多数のねじ山で構成されたねじ部80を有し、アプリケータ30は、ねじ部80と協働することができるように構成されている。
【0046】
図示の実施形態では、中間部分33は、軸線Xの回りに互いに90°間隔で配置された4つのスタッド81を有している。この実施形態では、これらスタッド81は各々、軸線Xに垂直な軸線を中心とした形状が円筒形である。
【0047】
各スタッド81の直径は、実質的に、スロット70の直線状部分70a相互間の距離に一致しており、したがってスタッド81が直線状部分70a相互間にいったん嵌まると、アプリケータを伝達部材50に対して回転させることができないようになっている。直線状部分70aは、図4で理解できるように箇所70cを構成する外方に末広がりになった縁部70bに繋がっており、かくしてスタッド81をスロット70に嵌入しやすくしている。この実施形態では、多条ねじ部は、互いに平行な4つのねじ山を有している。
【0048】
各スタッド81は、スロット70を介して多条ねじ部80のねじ山のうちの1つと協働するのに適していて、したがってアプリケータ30をケース20に対して回すと、アプリケータ30がケース20の内部で軸方向に動くようになっている。
【0049】
特に図1及び図2で理解できるように、伝達部材50は、軸線Xに平行なスプラインによって構成されていて、同様に軸線Xに平行なスプラインによって構成されたケースの浮彫り状態の部分86の各側に位置できるのに適した浮彫り状態の2つの部分85を有している。アプリケータ30をケース20に対して回して、伝達部材50を回すと、スプライン85のうちの1つが、スプライン85を乗り越え、それにより硬い箇所に当たった感触が得られ、これに伴ってカチッという音が出る場合がある。
【0050】
ケース20は、開口部21bの他に、容器及び伝達部材によって構成された組立体のケース内部での回転変位を制限するよう当接部49と協働する2つの直径方向反対側に位置した当接部90を有している。上述の組立体はかくして、壁43が物質に対する接近を阻止する閉鎖位置とユーザが塗布要素31により開口部22を通って物質Pを取り出すことができる開放位置との間でケース20に対して自由に回転することができる。
【0051】
器具10を製造するには以下のように行うのがよい。
ケース20、アプリケータ30、容器40及び伝達部材50がすでに作られているものと仮定する。
【0052】
伝達部材50を開口部21bに通してケース20の内部に取り付け、アプリケータ30をケース20に螺着させる。その結果得られた組立体を容器40の組立てのための支柱に装着するのがよく、物質Pは直接又はカップ(図示せず)を用いて容器内にすでに入れられている。
【0053】
物質Pの入った容器40を開口部21bを介してケース20内に挿入し、歯61が凹部64にスナップ嵌合する。仕切り66と壁69のフェース68との協働により、伝達部材50に対する容器60の正しい角度の位置決めが容易になる。容器40がケース20内の定位置にあるとき、伝達部材50を容器40の壁43が側開口部22を閉じるようにケース20に対して位置決めする。
【0054】
器具10を用いるため、ユーザはアプリケータをねじ戻し、それにより壁43をケース20の壁と完全に重なり合うようにする。塗布要素をケースの軸線に垂直に物質と接触状態で前後に動かして側開口部22を通過させることにより物質Pを取り出すことができる。
【0055】
図5〜図8を参照して器具100について以下に説明する。この器具は、器具10の要素と同一の幾つかの要素を有しており、これら要素には図中、同一の参照符号が付けられている。
【0056】
図1〜図4の実施形態の場合と同様、伝達部材150は、ケース20の長さのほんの一部しか占めず、ケース20の長さの残部は、図5〜図8に示す変形例では容器40によって占められ、伝達部材150は、ケース20の実質的に全長にわたって延び、容器140を受け入れることができるハウジング151を構成している。容器140は、物質Pを収容したハウジングを構成する壁143を有し、この壁は、軸線Xを中心として円筒形である。開口部141が、容器のハウジング内に入れられた物質Pへの接近を可能にし、このハウジングは、仕切り145,146によって軸方向に構成されている。仕切り146は、容器がケース20内の定位置にあるとき、材料ブリッジ148により壁143に連結された仕切り147によって外部から分離される。当接部149は、ケースの当接部90と協働するよう一体ブリッジ148に設けられている。
【0057】
容器140は、上述の壁69と同一の機能を果たす壁169を有し、この壁は、V字形溝を構成する2つのフェース168を備えている。容器140は、容器140を上述したタブ61と同一の仕方で伝達部材150に固定できるようにする2つのタブ161を更に有している。
【0058】
伝達部材150は、上述の伝達部材50の場合と実質的に同一の第1の部分150a及び第1の部分と一線をなして延びていて、容器140を受け入れるハウジング151を構成する第2の部分150bを有している。第2の部分150bは、側開口部191を備えた壁190を有している。壁190は、軸線Xを中心とした円筒形であって、容器140内に入れられている物質Pへの接近を阻止するシャッタとして役立つことができる。
【0059】
器具100を製造するため、ケース20、アプリケータ30、容器140及び伝達部材150をまず最初に作る。
伝達部材150を舌部72の歯73が肩75にスナップ留めされるまで開口部21bを通ってケース20に挿入する。次に、アプリケータ30をケース20上の定位置に配置し、スタッド81は、スロット70に嵌まってねじ部80と協働する。
アプリケータ30をいったんケース20内の定位置にねじ込むと、伝達部材150の壁190は、側開口部22の後の位置を占め、ケース20を閉鎖する。
【0060】
その結果得られた組立体をこの形態で容器140を定位置に配置するステーションまで運ぶのがよく、この容器は物質を壁143及び仕切り145,146で構成される容器のハウジング内へ直接流し込み、又は物質Pを収容したカップをこのハウジング内の定位置に配置することにより物質Pですでに満たされている。
【0061】
容器140をケース20の開口部21bを介して伝達部材150内へ軸方向に挿入し、ついにはタブ161が凹部64にスナップ嵌合するようにする。仕切り146は、伝達部材150の端壁に軸方向に当接する。仕切り145は、円形の自由縁部を有し、この仕切りは、壁169を収容したケースの内部空間への接近を阻止する。仕切り146は、輪郭が円形の自由縁部を更に有し、この仕切りは、壁190にぴったりと嵌まり込む。
【0062】
上述の実施形態の全てにおいて、塗布要素31は、ブラシ以外の要素であってよく、特に、この塗布要素は、図9に示すようにフロック加工されたエンドピースから成っていてもよく、或いは図10に示すようなエラストマー製のエンドピースから成っていてもよい。また、塗布要素をマスカラブラシ又は睫毛又は眉毛用の櫛で構成してもよい。
【0063】
当然のことながら、本発明は、上述の実施形態には限定されない。特に、ケースには図示の形状以外の形状を与えることができる。アプリケータを螺合方式以外の方式でケースに固定してもよい。
【0064】
容器は、複数の種類の物質を収容することができる。例えば、容器は、側開口部を通って同時に又は別々に接近可能な少なくとも2つのハウジング内に少なくとも2つの互いに異なる種類の物質を収容してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としての塗布器具の分解斜視図である。
【図2】図1の器具の分解軸方向断面図である。
【図3】アプリケータがケース内の定位置にある状態の図1の器具の軸方向断面図である。
【図4】アプリケータ及びアプリケータを導入することができるケースの端部の部分軸方向断面図である。
【図5】本発明の別の実施形態としての塗布器具の分解斜視図である。
【図6】図5の器具の分解軸方向断面図である。
【図7】アプリケータとケースを図にした状態で示す軸方向断面図である。
【図8】アプリケータをケース内の定位置に配置した後の図5の器具を示す軸方向断面図である。
【図9】塗布要素の別の例を示す図である。
【図10】塗布要素の別の例を示す図である。
【符号の説明】
10 包装形容塗布器具
20 ケース
22 側開口部
30 アプリケータ
40 容器
43 シャッタ形成部材
45,46,47 仕切り
49 当接部
50,150a 運動伝達部材
61 固定タブ
70 スロット
72 舌部
75 肩
150b シャッタ

Claims (39)

  1. 包装兼用塗布器具であって、
    物質の入った容器を受け入れるためのコンパートメントと、
    包装兼用塗布器具へ解放自在に固定されたアプリケータと、
    アプリケータによって物質を取り出すための第1の開口部と、
    第1の開口部と関連したシャッタと、
    アプリケータによって、第1の開口部を開放及び/又は閉鎖するため、アプリケータによる変位で駆動される伝達部材とを有し、アプリケータは、伝達部材の浮彫り状態の相補形状部分と協働する、少なくとも1つの浮彫り状態の締結部分を有しており、
    更に、容器を伝達部材に対して動かして差し込むように構成された、第1の開口部とは別個の第2の開口部を有する、ことを特徴とする包装兼用塗布器具。
  2. 第1及び第2の開口部は、軸線(X)を有するケース内に設けられていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  3. 容器は、ケースの軸線(X)に沿って変位されることにより第2の開口部を通ってケース内に差し込まれることを特徴とする請求項2記載の器具。
  4. アプリケータは、伝達部材に固定された状態のままケースに対して自由に回転できることを特徴とする請求項2記載の器具。
  5. シャッタは、前記ケースに対して自由に回転でき、伝達部材は、ケースに対するアプリケータの回転運動を伝達してケースに対するシャッタの回転運動を生じさせるようにするのに適していることを特徴とする請求項4記載の器具。
  6. 伝達部材(150)は、シャッタ(190)を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  7. シャッタ(190)は、プラスチック材料の成形により伝達部材(150)と一体に形成されていることを特徴とする請求項6記載の器具。
  8. 容器(40)は、シャッタ(43)を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  9. 容器(40)は、プラスチック材料の成形によりシャッタ(43)と一体に形成されていることを特徴とする請求項8記載の器具。
  10. 容器は、特にスナップ留めにより伝達部材に固定できるような形状になっていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  11. 伝達部材とアプリケータは、一緒に回転するよう互いに結合されるのに適しており、伝達部材は、アプリケータを伝達部材と一緒に回転するよう結合した後、前記アプリケータが伝達部材に対して回転するのを阻止するような形状になっていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  12. 器具は、円周方向に延びる少なくとも1つの浮彫り状態の部分、具体的には肩を備えたケースを有し、前記伝達部材は、ケースに対する伝達部材の少なくとも一方向における軸方向変位を阻止しながら、伝達部材がケースに対して回転することができるよう前記浮彫り状態部分と協働するのに適した少なくとも1つの要素(73)を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  13. 伝達部材は、少なくとも1つのスロット(70)、特に、各々が器具の軸線(X)に平行な少なくとも1つの実質的に直線状の部分を有する2つの対向した縁部(70a)を備えるスロットを有し、アプリケータの浮彫り状態の一部、特にスタッド(81)が、前記スロットに嵌入可能であることを特徴とする請求項1記載の器具。
  14. 伝達部材は、2つの直径方向反対側に位置したスロット(70)、好ましくは4つのスロット(70)を有し、アプリケータは、前記スロットと嵌合するのに適した浮彫り状態の少なくとも2つの部分、特に、2つのスタッド(81)、好ましくは4つのスタッドを有していることを特徴とする請求項13記載の器具。
  15. 器具は、ケースを有し、伝達部材は、ケース内に軸方向に挿入されることによりケース内の定位置に配置され、スロットは、これら相互間に舌部(72)を構成し、舌部は、ケース内への伝達部材の完全挿入の終わりにケース(20)にスナップ留めされるのに適していることを特徴とする請求項13記載の器具。
  16. 器具は、ケースを有し、ケースは、少なくとも1つの内側ねじ部(80)を有し、アプリケータは、前記ケースに対するアプリケータの軸方向の変位に伴って、ケースに対するアプリケータの回転が生じるように前記ねじ部と協働するのに適していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  17. ねじ部は、4本の互いに平行なねじ山から成ることを特徴とする請求項16記載の器具。
  18. スタッドは、ねじ部と協働するのに適していることを特徴とする請求項13又は16記載の器具。
  19. 伝達部材は少なくとも、第1の固定要素(64)を有し、容器は少なくとも、容器を定位置に配置すると、第1の固定要素と協働するのに適した第2の固定要素(61;161)を一端部に有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  20. 第2の固定要素は、少なくとも1つの固定タブ(61;161)を有し、容器は好ましくは、容器内の定位置への伝達部材の配置の終わりに、伝達部材へのスナップ留めに適した2つの固定タブ(61;161)を有していることを特徴とする請求項19記載の器具。
  21. 第1の固定要素は、固定タブの歯を受け入れるのに適した少なくとも1つの開口部(64)を有していることを特徴とする請求項20記載の器具。
  22. 容器は少なくとも、浮彫り状態の第1の位置決め部分(69;169)を有し、伝達部材は少なくとも、伝達部材に対する所定位置への容器の位置決めを助けるよう第1の位置決め部分と協働するのに適した浮彫り状態の第2の位置決め部分(66)を有し、浮彫り状態の第1及び第2の位置決め要素はそれぞれ好ましくは、少なくとも1つの傾斜面(68)を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  23. 容器及び伝達部材のうちの一方は、V字形溝を構成する要素(69;169)を有し、容器及び伝達部材のうちの他方は、器具のケースの軸線(X)を含む平面内に位置していて、前記溝と実質的に相補する形状のプロフィールを備えた要素(66)を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  24. 器具は、ケースを有し、ケースは、その内面に少なくとも浮彫り状態の第1の部分、特に、ケース軸線に平行な2つの直径方向反対側のスプラインを有し、伝達部材は、伝達部材をケースに対して回転させると、前記前記浮彫り状態の第1の部分を乗り越えるのに適した少なくとも1つの浮彫り状態の第2の部分を有していることを特徴とする請求項1記載の器具。
  25. 前記浮彫り状態の第2の部分は、実質的にアプリケータをケースに固定する運動の終わりに、前記浮彫り状態の第1の部分を乗り越えることを特徴とする請求項24記載の器具。
  26. 物質は、ケークの形態をしていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  27. アプリケータ(30)は、物質を唇又は瞼、或いは睫毛又は眉毛に塗布できるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  28. シャッタは、少なくとも部分的に透明又は半透明である材料で作られていることを特徴とする請求項1記載の器具。
  29. ケース及びアプリケータを有する物質の包装兼用塗布器具を組み立てる方法であって、ケースは、アプリケータにより物質を取り出すための開口部(22)を有し、前記方法は、互いに固定されたケースとアプリケータを組立てステーションに運ぶ段階と、1回分の物質(P)をアプリケータにより物質が取り出されるようにする開口部とは異なるケースの開口部(21b)を介してケース内に挿入し、ケースとアプリケータは、1回分の物質がケース内に挿入されている間、互いに固定される段階とを有する、ことを特徴とする方法。
  30. アプリケータは、前記アプリケータをケース内に保持できるよう少なくとも1つの浮彫り状態の対応部分と協働するのに適した少なくとも1つの浮彫り状態の締結部分を有し、物質は、前記少なくとも1つの浮彫り状態の対応部分に対して動くことによりケース内に挿入されることを特徴とする請求項29記載の方法。
  31. 器具は、物質(P)を収容した容器(40;140)を有し、前記容器は、ケース内に少なくとも部分的に受け入れられるのに適しており、ケースは、アプリケータ(30)によって物質を取り出すことができるようにする少なくとも1つの側口部(22)を有し、前記方法は、
    a)互いに固定されたケース(20)とアプリケータ(30)を前記組立てステーションに運ぶ段階と、
    b)ケースとアプリケータを互いに固定している間、前記ステーションにおいて物質の入った容器をケース内に挿入し、この挿入は、ケースの軸線(X)に沿って行われることを特徴とする請求項29記載の方法。
  32. 物質の入った容器(40;140)は、ケースの軸線の回りにケースに対して自由に回転できることを特徴とする請求項29記載の方法。
  33. 器具は、ケースに対するアプリケータの回転運動をケースに対する容器の回転運動に変換できるようにする運動伝達部材(50;150)を有し、容器をケース内の定位置に配置しながら容器を前記伝達部材に固定することを特徴とする請求項29記載の方法。
  34. 伝達部材は、前記浮彫り状態の少なくとも1つの対応部分を有していることを特徴とする請求項33記載の方法。
  35. 少なくとも1種類の物質を塗布する器具であって、軸線を有すると共に少なくとも1つの側開口部を備えたケースと、ケースに解放自在に固定されるアプリケータと、少なくとも側開口部を介して物質を取り出すことができる位置と、側開口部を介する物質への接近を阻止する位置との間でケースに対して動くことができるシャッタと、ケースに対するアプリケータの運動を伝達してシャッタをケースに対して動かすための伝達部材とを有し、前記運動は、前記位置相互間で起こり、アプリケータは、伝達部材の浮彫り状態の相補形状部分と協働する、少なくとも1つの浮彫り状態の締結部分を有しており、
    更に、物質を収容した容器を有し、容器は、伝達部材がすでにケース内の定位置に配置された状態で、ケースの軸線に沿ってケース内へ挿入されるのに適していることを特徴とする器具。
  36. 前記アプリケータは、ケースの多条ねじ部に嵌まり込むのに適した4本のスタッドを有していることを特徴とする、請求項35に記載の器具。
  37. 前記運動伝達部材によって、アプリケータの回転運動がシャッタに伝達されることを特徴とする請求項35記載の器具。
  38. 前記伝達部材は、外部に向かって末広がりになった開口部を備えていて、スタッドが嵌まり込むことができる4つのスロットを有していることを特徴とする請求項36記載の器具。
  39. スロットは、互いに平行な直線状部分を含む対向した縁部を備えていることを特徴とする請求項38記載の器具。
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