JP3913750B2 - データ送受信システム - Google Patents

データ送受信システム Download PDF

Info

Publication number
JP3913750B2
JP3913750B2 JP2004196497A JP2004196497A JP3913750B2 JP 3913750 B2 JP3913750 B2 JP 3913750B2 JP 2004196497 A JP2004196497 A JP 2004196497A JP 2004196497 A JP2004196497 A JP 2004196497A JP 3913750 B2 JP3913750 B2 JP 3913750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
data
management module
hard disk
module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004196497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005044350A (ja
Inventor
博一 成田
力 三好
明輝子 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004196497A priority Critical patent/JP3913750B2/ja
Publication of JP2005044350A publication Critical patent/JP2005044350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3913750B2 publication Critical patent/JP3913750B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、データ送受信システムに関し、特に、簡易かつ高速な方法でデータの送受信制御を行なうことが可能なデータ送受信システムに関する。
従来のデータ送受信システムでは、データを送受信する際にデータの送受信に関する情報が記憶されたファイルの内容を参照して、データ送信または受信の制御を行なっている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開平7−146851号公報
しかしながら、ファイルの参照方法は、ファイルの種類やOS(Operating System)の種類等によって異なる。このため、ファイルの内容を参照しながら送受信制御を行なう方法では、機種に依存させてシステムを構築しなければならず、異機種が混在するような環境においては、データ送受信システムの構築に手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、異機種が混在するような環境においても、容易に構築可能なデータ送受信システムを提供することを目的とする。
また、データの送受信制御を高速に行なうことができるデータ送受信システムを提供することも目的とする。
本発明のある局面に従うデータ送受信システムは、データを送受信するデータ送受信システムであって、前記データを送信するデータ送信装置と、前記データを受信するデータ受信装置とを備え、前記データ送信装置および前記データ受信装置は、あらかじめ定められた制御用ファイルの存否により前記データの送信または受信の制御を行なうことを特徴とする。
この構成によると、OSのファイルシステムを利用することが可能であるため、特殊な計算機言語を使用しなくても、例えば、UNIX(登録商標)のシェルスクリプトなどOSに備わっている機能を利用することによりデータ送受信システムの構築が可能である。このため、異機種が混在するような環境においても、データ送受信システムの構築が容易である。
また、制御用ファイルの存否のみでデータの送受信が制御される。このため、データの送受信のたびに制御用のファイルをオープンする必要がなく、データの送受信制御を高速に行なうことができる。また、制御用ファイルの存否により、データ送受信における動作状態を把握することができる。
好ましくは、前記データ送信装置は、前記データをデータファイルとして送信し、前記データ受信装置は、前記データ送信装置より受信した前記データファイルのファイル名を変更することを特徴とする。
この構成によると、データ送信装置から送信されたデータファイルがデータ受信装置では別名で保存される。このため、データ送信装置によるデータ送信処理と、データ受信装置によるデータ受信処理とが干渉することがなくなる。なお、この構成は、実施の形態1により実現されている。
さらに好ましくは、前記データ受信装置は、前記制御用ファイルおよび前記データ送信装置より受信した前記データファイルを記憶する記憶部と、前記制御用ファイルの存否に基づいて、前記データファイルの受信制御を行なうデータ受信管理部とを有し、前記制御用ファイルには、前記データ送信装置から前記データ受信装置に前記データファイルを送信可能か否かを存否により示す送信可否ファイルが含まれ、前記データ送信装置は、前記送信可否ファイルが存在する場合に、前記送信可否ファイルを削除した後、前記データ受信装置に前記データファイルを送信し、前記データ受信管理部は、前記データ送信装置より受信した前記データファイルのファイル名を変更した後、前記送信可否ファイルを生成することを特徴とする。
この構成によると、送信可否ファイルを削除したデータ送信装置のみがデータ受信装置にデータファイルを送信することができることになる。このため、複数のデータ送信装置が同時にデータ受信装置にデータファイルを送信することがなくなる。なお、実施の形態1では、記憶部はワーキングエリアに相当し、データ受信管理部は管理モジュールに相当する。
なお、前記データ送信装置は、前記制御用ファイルおよび前記データを格納したデータファイルを記憶する記憶部と、前記制御用ファイルの存否に基づいて、前記データファイルの送信制御を行なうデータ送信管理部とを有し、前記制御用ファイルには、前記データ受信装置が前記データファイルを受信可能か否かを存否により示す受信可否ファイルが含まれ、前記データ送信管理部は、送信すべき前記データファイルを生成した時点で前記受信可否ファイルを作成し、前記データ受信装置は、前記受信可否ファイルが存在する場合に、前記受信可否ファイルを削除した後、前記データ送信装置から前記データファイルを受信することを特徴としていてもよい。
この構成によると、受信可否ファイルを削除したデータ受信装置のみがデータ送信装置からデータファイルを受信することができることになる。このため、複数のデータ受信装置が同時にデータ送信装置からデータファイルを受信することがなくなる。なお、この構成は実施の形態2により実現されており、記憶部はワーキングエリアに相当し、データ送信管理部は管理モジュールに相当する。
本発明に係るデータ送受信システムにより、高速なデータ送受信制御が可能となり、特に、大量のデータを送受信するデータ送受信システムにおいてはその実用的価値は極めて高い。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るデータ送受信システムについて説明を行なう。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ送受信システムの構成を示す図である。データ送受信システム20は、データを一方の装置から他方の装置へ送信するためのシステムであり、データ送信装置22と、コンピュータネットワーク26を介してデータ送信装置22と相互に接続されたデータ受信装置24とを含む。なお、コンピュータネットワーク26には、データ受信装置24に対してデータを送信する他のデータ送信装置も多数接続されている。
本実施の形態では、データ受信装置24において利用されるデータを、データ送信装置22がデータ受信装置24に対して順次送信する方法について説明する。
図2は、データ送信装置22の外観図である。データ送信装置22は、データ受信装置24にデータを送信するための装置であり、コンピュータ34と、コンピュータ34に指示を与えるためのキーボード36およびマウス38と、コンピュータ34の演算結果等の情報を提示するためのディスプレイ32と、コンピュータ34で実行されるプログラムを読み取るためのCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)装置40および通信モデム(図示せず)とを含む。
データを送信するためのプログラムは、コンピュータで読取可能な媒体であるCD−ROM42に記憶され、CD−ROM装置40で読み取られる。または、コンピュータネットワーク26を通じで通信モデムで読み取られる。
図3は、データ送信装置22のハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ34は、CPU(Central Processing Unit)44と、ROM(Read Only Memory)46と、RAM(Random Access Memory)48と、ハードディスク50と、通信モデム52と、バス54とを含む。
CPU44は、CD−ROM装置40または通信モデム52を介して読み取られたプログラムを実行する。ROM46は、コンピュータ34の動作に必要なプログラムやデータを記憶する。RAM48は、プログラム実行時のパラメータなどのデータを記憶する。ハードディスク50は、プログラムやデータなどを記憶する。通信モデム52は、コンピュータネットワーク26を介して他のコンピュータとの通信を行なう。バス54は、CPU44、ROM46、RAM48、ハードディスク50、通信モデム52、ディスプレイ32、キーボード36、マウス38およびCD−ROM装置40を相互に接続する。
図1に示されるデータ受信装置24は、データ送信装置22より送信されるデータを受信するための装置であり、データ送信装置22と同様に図2および図3に示されるようなハードウェア構成を有する。そのため、その詳細な説明はここでは繰返さない。
図4Aは、データ送受信システム20の構成を示す機能ブロック図である。
データ送信装置22のCPU44は、データ送信に関する制御を行なうためのプログラムであるデータ送信モジュール62を実行する。データ受信装置24のCPU44は、データ受信に関する制御を行なうためのプログラムである管理モジュール64と、当該データを利用して各々所定の処理を実行するためのプログラムである複数のアプリケーションモジュール66a,66bおよび66cなどからなるアプリケーションモジュール群66とを実行する。以下、アプリケーションモジュール群66のうちアプリケーションモジュール66aを代表例に説明を行なう。その他のアプリケーションモジュールも同様の動作を行なう。
データ受信装置24のハードディスク50には、データ送信装置22およびデータ受信装置24の間で送受信されるデータを含むファイルおよび送受信の状態を示すファイルを格納するためのワーキングエリア68が設けられている。また、ハードディスク50には、データ送信装置22およびデータ受信装置24の間で送受信されるファイルのファイル名の名称部が定義されている定義ファイル70が設けられている。ここで、ファイル名を「xxx.yyy」とした場合、ピリオドより前半の部分「xxx」を「名称部」と呼び、後半の部分「yyy」を「拡張子」と呼ぶこととする。
管理モジュール64およびアプリケーションモジュール66aは、ハードディスク50に記憶されている定義ファイル70を参照することにより、ワーキングエリア68に記憶される各種ファイルの名称部が何であるかを知ることができる。
図4Bは、データ送信モジュール62の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
より詳細に説明すると、データ送信モジュール62は、データ送信可否判断部62aと、制御ファイル管理部62bと、データ送信部62cとを備えている。データ送信可否判断部62aは、ワーキングエリア68に格納された各種ファイルの存否に基づいて、データ送信が可能か否かを判断する処理部である。
制御ファイル管理部62bは、データの送信状態に基づいて、ワーキングエリア68内の各種ファイルの発生および消滅を行なう処理部であり、アクセス排除部63aと、書込み終了宣言部63bとを備える。アクセス排除部63aは、後述するOKファイルを削除することにより、他のデータ送信装置のデータ送信モジュールがワーキングエリア68にアクセスするのを排除する。書込み終了宣言部63bは、後述するENDファイルをワーキングエリア68に作成することにより、データ送信モジュール62によるデータ(後述するFTPファイル)の書き込みが終了したことを宣言する。
データ送信部62cは、データ送信可否判断部62aの判断結果に応じて、データを送信する処理部である。
図4Cは、管理モジュール64の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
管理モジュール64は、データ書込み可否判断部64aと、制御ファイル管理部64bと、データ書込み部64cとを備えている。データ書込み可否判断部64aは、ワーキングエリア68に格納された各種ファイルの存否に基づいて、ワーキングエリア68に格納されたファイル間でデータの書込みが可能か否かを判断する処理部である。
制御ファイル管理部64bは、データの書込みの状態に基づいて、ワーキングエリア68内の各種ファイルの発生および消滅を行なう処理部であり、書込み宣言部65aと、データ送信モジュール排他制御解除部65bと、アプリケーションモジュール排他制御解除部65cとを備える。書込み宣言部65aは、後述するwlockファイルを作成することにより、データ書込み部64cがワーキングエリア68にデータを書き込むことを宣言し、アプリケーションモジュール66aがワーキングエリア68からデータを読み出すことを排除する。データ送信モジュール排他制御解除部65bは、後述するOKファイルを作成することにより、データ送信モジュール62に対する排他制御を解除する処理部である。また、データ送信モジュール排他制御解除部65bは、後述するeventファイルを作成することにより、アプリケーションモジュール66aに対して使用可能なデータファイル(後述するdatファイル)が存在することを知らせる。アプリケーションモジュール排他制御解除部65cは、後述するwlockファイルを削除することにより、アプリケーションモジュール66aの排他制御を解除する。
データ書込み部64cは、データ書込み可否判断部64aの判断結果に応じて、ワーキングエリア68に格納されたファイル間でデータの書込みを行なう処理部であり、アプリケーションモジュール使用データ作成部65dと、バックアップファイル作成部65eとを備える。アプリケーションモジュール使用データ作成部65dは、後述するFTPファイルの中身を後述するdatファイルの最後に追加することにより、アプリケーションモジュールが使用するデータを作成する。バックアップファイル作成部65eは、FTPファイルのバックアップファイル(後述するbakupファイル)を作成する。
図4Dは、代表例とするアプリケーションモジュール66aの詳細な構成を示す機能ブロック図である。
アプリケーションモジュール66aは、データ読込み可否判断部67aと、制御ファイル管理部67bと、データ読込み部67cと、アプリケーション部67dとを備えている。データ読込み可否判断部67aは、ワーキングエリア68に格納された各種ファイルの存否に基づいて、ワーキングエリア68に格納されたデータを読込むことが可能か否かを判断する処理部である。
制御ファイル管理部67bは、データの読込みの状態に基づいて、ワーキングエリア68内の各種ファイルの発生および消滅を行なう処理部であり、データ書込排除部69aと、データ書込許可部69bと、バックアップファイル0クリア部69cとを備えている。データ書込み排除部69aは、後述するrlockファイルをワーキングエリア68に作成することにより、管理モジュール64がワーキングエリア68にデータを書き込むことを排除する。データ書込み許可部69bは、rlockファイルを削除することにより、管理モジュール64によるデータの書き込みを許可する。バックアップファイル0クリア部69cは、FTPファイルのバックアップファイル(bakupファイル)のファイルサイズを0バイトにする。
データ読込み部67cは、データ読込み可否判断部67aの判断結果に応じて、ワーキングエリア68に格納されたデータを読込む処理部である。アプリケーション部67dは、データ読込み部67cが読込んだデータを利用して所定の処理を実行する処理部である。
図5は、ワーキングエリア68に記憶される各種ファイルの意味を拡張子ごとに整理した表である。
拡張子が「OK」であるファイル(以下「OKファイル」と言う。)は、データ送信装置22からデータ受信装置24にデータを送信可能な場合に存在するファイルである。OKファイルのファイルサイズは0バイトである。
拡張子が「FTP」であるファイル(以下「FTPファイル」と言う。)は、データ送信装置22よりデータ受信装置24に送信されるデータの実体を含むファイルである。
拡張子が「END」であるファイル(以下「ENDファイル」と言う。)は、データ送信装置22からデータ受信装置24にFTPファイルの送信が完了した際に生成されるファイルである。ENDファイルのファイルサイズは0バイトである。
拡張子が「rlock」であるファイル(以下「rlockファイル」と言う。)は、アプリケーションモジュール66aがワーキングエリア68からデータを読込む際に作成するファイルである。rlockファイルが存在する間は、管理モジュール64は、ワーキングエリア68にデータを書き込むことができない。rlockファイルのファイルサイズは0バイトである。
拡張子が「wlock」であるファイル(以下「wlockファイル」と言う。)は、管理モジュール64がワーキングエリア68にデータを書き込む際に作成するファイルである。wlockファイルが存在する間はアプリケーションモジュール66aは、ワーキングエリア68からデータを読み出すことができない。
拡張子が「dat」であるファイル(以下「datファイル」と言う。)は、データ送信装置22より受信したFTPファイルを管理モジュール64が順次蓄積することにより作成されるファイルであり、アプリケーションモジュール66aにより使用されるファイルである。
拡張子が「bakup」であるファイル(以下「bakupファイル」と言う。)は、管理モジュール64が作成するFTPファイルのバックアップファイルである。
拡張子が「event」であるファイル(以下「eventファイル」と言う。)は、管理モジュール64によりdatファイルが新たに生成されたことをアプリケーションモジュール66aに知らせるためのファイルである。eventファイルのファイルサイズは0バイトである。
次に、データ送信モジュール62、管理モジュール64およびアプリケーションモジュール66aの実行する動作についてフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、3つのモジュールが生成、削除等するファイルのファイル名の名称部は同一であるものとする。
図6は、データ送信モジュール62が実行する処理のフローチャートである。また、図7は、データ送信モジュール62実行時のワーキングエリア68に格納されているファイルの一例を示す図である。以下、図6および図7を適宜参照しながら、データ送信モジュール62が実行する処理について説明する。
データ送信モジュール62は、ワーキングエリア68にOKファイルが存在するか否かを調べ(S2)、OKファイルが存在しなければ(S2でNO)、処理を終了する。OKファイルが存在すれば(S2でYES)、データ送信モジュール62は、OKファイルを削除する(S4)。OKファイルが存在することは、データ送信モジュールがFTPファイルを送信可能な状態にあることを示している。また、OKファイルを削除することにより、他のデータ送信装置のデータ送信モジュールがワーキングエリア68にアクセスするのを排除する。また、アプリケーションモジュール66aがワーキングエリア68にアクセスするのも排除する。
次に、データ送信モジュール62は、FTPファイルをワーキングエリア68に書き込む(S6)。FTPファイルの書き込みが終了すると、データ送信モジュール62は、ENDファイルをワーキングエリア68に作成し(S8)、データ送信モジュール62によるFTPファイルの書き込みが終了したことを宣言する。
なお、データ送信モジュール62がワーキングエリア68を直接参照することはできないため、上述の処理は、データ受信装置24の管理モジュール64を介して行なわれる。
図8は、管理モジュール64が実行する処理のフローチャートである。また、図9は、管理モジュール64実行時のワーキングエリア68に格納されているファイルの一例を示す図である。以下、図8および図9を適宜参照しながら、管理モジュール64が実行する処理について説明する。
管理モジュール64は、ワーキングエリア68にFTPファイルとENDファイルとが存在し、かつrlockファイルが存在しないか否かを調べる(S12)。FTPファイルとENDファイルとが存在することはデータ送信モジュール62によりワーキングエリア68にFTPファイルが書き込まれたことを示している。また、rlockファイルが存在しないことは、アプリケーションモジュール66aによりワーキングエリア68がアクセスされていないことを示している。
以上の3つの条件のうち1つでも満たさない場合には(S12でNO)、処理を終了する。3つの条件をすべて満たす場合には(S12でYES)、管理モジュール64は、wlockファイルを作成する(S14)。wlockファイルを作成することにより、データ書込み部64cがワーキングエリア68にデータを書き込むことを宣言し、アプリケーションモジュール66aがワーキングエリア68からデータを読み出すことを排除する。
wlockファイル作成後、管理モジュール64は、FTPファイルの中身をdatファイルの最後に追加する(S16)。すでにアプリケーションモジュール66aによりdatファイルが使用された場合には、datファイルは削除されるため、この場合には、FTPファイルをdatファイルにコピーしたことになる。しかし、アプリケーションモジュール66aによりdatファイルが使用されていない場合には、datファイルのファイルサイズが、FTPファイルのファイルサイズ分だけ増加することになる。
管理モジュール64は、FTPファイルをbakupファイルにコピーし、バックアップを作成する(S18)。
FTPファイルのコピー処理(S16およびS18)が終了した後、管理モジュール64は、FTPファイルとENDファイルとを削除する(S20)。また、wlockファイルを削除する(S22)。これにより、アプリケーションモジュール66aの排他制御が解除される。
最後に、管理モジュール64は、OKファイルとeventファイルとを作成する(S24)。OKファイルを作成することにより、データ送信モジュール62に対する排他制御が解除される。また、eventファイルを作成することにより、アプリケーションモジュール66aに対して使用可能なdatファイルがあることを知らせる。
図10は、アプリケーションモジュール66aが実行する処理のフローチャートである。また、図11は、アプリケーションモジュール66a実行時のワーキングエリア68に格納されているファイルの一例を示す図である。以下、図10および図11を適宜参照しながら、アプリケーションモジュール66aが実行する処理について説明する。
アプリケーションモジュール66aは、ワーキングエリア68にeventファイルが存在し、wlockファイルが存在せず、かつOKファイルが存在するか否かを調べる(S32)。eventファイルが存在することは、アプリケーションモジュール66aが使用可能なdatファイルがすでに生成されていることを意味する。wlockファイルが存在しないことは、管理モジュール64がワーキングエリア68にデータを書き込んでいないことを意味する。OKファイルが存在することは、管理モジュール64によるdatファイルへのFTPファイルの追加処理が終了していることを示している。
以上の3つの条件のうち1つでも満たさない場合には(S32でNO)、処理を終了する。3つの条件をすべて満たす場合には(S32でYES)、アプリケーションモジュール66aは、rlockファイルをワーキングエリア68に作成する(S34)。rlockファイルを作成することにより、管理モジュール64がワーキングエリア68にデータを書き込むことを排除し、これからdatファイルを使用することを宣言する。
アプリケーションモジュール66aは、実行時にdatファイルを読込み、使用する(S36)。datファイルの使用後、アプリケーションモジュール66aは、datファイルを削除する(S38)。また、rlockファイルとeventファイルとを削除する(S40)。rlockファイルを削除することにより、管理モジュール64は、データの書き込みが可能になる。
最後に、bakupファイルの内容を削除し、bakupファイルのファイルサイズを0バイトにする(S42)。
なお、管理モジュール64は、動作の状態を示すログファイル(図示せず)を、ワーキングエリア68に記憶されているファイルに変更があった場合などに随時出力する。
図12は、ファイル送受信処理における動作主体、動作状態および各種ファイルの存否を示す図である。
図12に示されるように、典型的なファイル送受信処理では、データ送信モジュール62がFTPファイルを送信し、管理モジュールがそれをdatファイルに蓄積し、最後にアプリケーションモジュール66aがdatファイルを使用する。ただし、データ送信モジュール62、管理モジュール64およびアプリケーションモジュール66aは独自のプロセスとして動作しているため、必ずしもこの順序で処理が行なわれるとは限らない。
図12に示されるように、例えばデータ送信モジュール62によるファイルの送信処理が完了した状態では(S8)、FTPファイルおよびENDファイルが存在するが、OKファイル、rlockファイルおよびwlockファイルは存在しないことを示している。
図13は、各動作状態におけるワーキングエリア68に格納されているファイルのリストの一例を示す図である。図13に示されるリストは、UNIX(登録商標)における「lsコマンド」を実行することにより生成されたものである。図13(a)から図13(f)は、上述の典型的なファイル送受信処理に従い作成され、ワーキングエリア68に記憶されているファイルの遷移を順に示している。
図13(a)に示されるように、図6に示されるデータ送信モジュール62によるFTPファイル書込み処理(S6)が終了した直後には、OKファイルが削除されており、FTPファイルが生成されている。
図13(b)に示されるように、ENDファイル作成処理(S8)が終了した直後には、ENDファイルが新たに生成されている。
図13(c)に示されるように、図8に示される管理モジュール64によるdatファイル作成処理(S16)が終了した直後には、wlockファイルが作成されており、かつFTPファイルがdatファイルに追加されている。なお、datファイルのファイル名の名称部は、FTPファイルのファイル名の名称部の大文字を小文字に変えたものである。
図13(d)に示されるように、OKファイルとeventファイルの作成処理(S24)が終了した直後には、FTPファイル、ENDファイルおよびwlockファイルが削除されており、OKファイルとeventファイルとが作成されている。
図13(e)に示されるように、図10に示されるアプリケーションモジュール66aによるdatファイルの使用処理(S36)が終了した直後には、rlockファイルが作成されている。
図13(f)に示されるように、bakupファイルの0クリア処理(S42)が終了した直後には、datファイル、rlockファイルおよびeventファイルが削除されており、bakupファイルのファイルサイズが0バイトになっている。
次に、各モジュールの排他制御に用いられるファイルのうち代表的なOKファイル、wlockファイルおよびrlockファイルの各々に着目し、その発生から消滅までについて説明する。
図14は、OKファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。OKファイルは、図8および図9に示されるように管理モジュール64がdatファイルを更新し(S16)、bakupファイルを作成した後に(S18)、作成される(S24)。また、OKファイルは、図6および図7に示されるように、ワーキングエリア68にOKファイルが存在する場合に(S2でYES)、削除される(S4)。OKファイルが存在している期間は、データ送信モジュール62によるFTPファイルの送信ができ、OKファイルが存在しない期間は、データ送信モジュール62によるFTPファイルの送信ができない。このように、OKファイルの存否により、データ送信モジュール62によるワーキングエリア68へのアクセスの排他制御を行なっている。
図15は、wlockファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。wlockファイルは、図8および図9に示されるように、ワーキングエリア68にFTPファイルとENDファイルとが存在し、かつrlockファイルが存在しない場合に(S12でYES)、管理モジュール64により作成される(S14)。また、wlockファイルは、図8および図9に示されるように、datファイルが更新され(S16)、bakupファイルが生成された後に(S18)、管理モジュール64により削除される(S22)。wlockファイルが存在している期間は、アプリケーションモジュール66aによるデータの読出しができず、wlockファイルが存在しない期間は、アプリケーションモジュール66aによるデータの読出しができる。このように、wlockファイルの存否により、アプリケーションモジュール66aによるワーキングエリア68へのアクセスの排他制御を行なっている。
図16は、rlockファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。rlockファイルは、図10および図11に示されるように、ワーキングエリア68にeventファイルがあり、wlockファイルがなく、かつOKファイルがある場合に(S32でYES)、アプリケーションモジュール66aにより作成される(S34)。また、rlockファイルは、アプリケーションモジュール66aによりdatファイルが使用された後(S36)、アプリケーションモジュール66aにより削除される(S40)。rlockファイルが存在している期間は、管理モジュール64によるデータの書込みができず、rlockファイルが存在しない期間は、管理モジュール64によるデータの書込みができる。このように、rlockファイルの存否により、管理モジュール64によりワーキングエリア68へのアクセスの排他制御を行なっている。
以上説明したように本実施の形態によると、OKファイル、ENDファイル、rlockファイル、wlockファイルおよびeventファイルが存在するか否かにより各種状態が示され、それに従い、データ送信モジュール62、管理モジュール64およびアプリケーションモジュール66aの動作の制御が行なわれる。
このようにファイルの存否のみで各種モジュールの制御を行なっている。このため、データを送受信するたびに、ファイルをオープンする必要がなく、データの送受信制御を高速に行なうことができる。
また、データ送信モジュール62がワーキングエリア68に書き込んだFTPファイルは、管理モジュール64によりdatファイルに追加され、追加後に削除される。このため、データ送信モジュール62は、書き込み可能な状態になれば、順次FTPファイルをワーキングエリア68に書き込むことができる。また、データ送信モジュール62がデータを書き込むファイルの拡張子と管理モジュール64がデータを書き込むファイルの拡張子とを異ならせている。このため、データ送信モジュール62によるデータ書込み処理と管理モジュール64によるデータ書込み処理とが干渉することがなくなる。
さらに、管理モジュール64は、ログファイルを随時出力している。このため、システムの管理者はデータの送受信処理が正しく行なわれているか否かを管理することができる。
さらにまた、管理モジュール64は、FTPファイルをコピーしたbakupファイルを作成している。このため、システムが途中で正しく動作しなくなったような場合であっても大切なデータが失われることはない。
[実施の形態2]
図17は、本発明の実施の形態2に係るデータ送受信システムの構成を示す図である。データ送受信システム80は、データを一方の装置から他方の装置へ送信するためのシステムであり、データ送信装置82と、コンピュータネットワーク26を介してデータ送信装置82と相互に接続されたデータ受信装置84とを含む。なお、コンピュータネットワーク26には、データ送信装置82より送信されたデータを受信する他のデータ受信装置も多数接続されている。
本実施の形態では、実施の形態1と異なり、データ送信装置82において作成されたデータをデータ受信装置84が順次受信する方法について説明する。
データ送信装置82およびデータ受信装置84の各々のハードウェア構成は、図2および図3に示されるデータ送信装置22(データ受信装置24)のハードウェア構成と同様である。このため、その詳細な説明はここでは繰返さない。
図18Aは、データ送受信システム80の構成を示す機能ブロック図である。
データ送信装置82のCPU44は、データ送信に関する制御を行なうためのプログラムである管理モジュール88および各々が送信データを作成するプログラムである複数のアプリケーションモジュール86a,86bおよび86cなどからなるアプリケーションモジュール群86を実行する。以下、アプリケーションモジュール群86のうちアプリケーションモジュール86aを代表例に説明を行なう。その他のアプリケーションモジュールも同様の動作を行なう。データ受信装置84のCPU44は、データ受信に関する制御を行なうためのプログラムであるデータ受信モジュール90を実行する。
データ送信装置82のハードディスク50には、データ送信装置82およびデータ受信装置84の間で送受信されるデータを含むファイルおよび送受信の状態を示すファイルを格納するためのワーキングエリア68が設けられている。また、ハードディスク50には、データ送信装置82およびデータ受信装置84の間で送受信されるファイルのファイル名のうち、名称部が定義されている定義ファイル70が設けられている。
図18Bは、データ受信モジュール90の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
より詳細に説明すると、データ受信モジュール90は、データ受信可否判断部90aと、制御ファイル管理部90bと、データ受信部90cとを備えている。データ受信可否判断部90aは、ワーキングエリア68に格納された各種ファイルの存否に基づいて、データ受信が可能か否かを判断する処理部である。
制御ファイル管理部90bは、データの受信状態に基づいて、ワーキングエリア68内の各種ファイルの発生および消滅を行なう処理部であり、他データ受信モジュール排除部91aと、データ書込み排除部91bと、データ受信終了宣言部91cとを備えている。他データ受信モジュール排除部91aは、後述するOKファイルを削除することにより、他のデータ受信装置のデータ受信モジュールがワーキングエリア68にアクセスするのを排除する。データ書込み排除部91bは、後述するSTARTファイルを作成することにより、管理モジュール88がワーキングエリア68にデータを書き込むのを排除する。データ受信終了宣言部91cは、後述するENDファイルを作成することにより、データ受信部90cによるデータ(後述するFTPファイル)の受信が終了したことを宣言する。
データ受信部90cは、データ受信可否判断部90aの判断結果に応じて、データを受信する処理部である。
図18Cは、管理モジュール88の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
管理モジュール88は、データ書込み可否判断部88aと、制御ファイル管理部88bと、データ書込み部88cとを備える。データ書込み可否判断部88aは、ワーキングエリア68に格納された各種ファイルの存否に基づいて、ワーキングエリア68に格納されたファイル間でデータの書込みが可能か否かを判断する処理部である。
制御ファイル管理部88bは、データの書込みの状態に基づいて、ワーキングエリア68内の各種ファイルの発生および消滅を行なう処理部であり、データ書込み宣言部89aと、データ書込み許可部89bと、送信データ存在宣言部89cとを備えている。データ書込み宣言部89aは、後述するwlockファイルを作成することにより、データ書込み部88cがワーキングエリア68にデータを書き込むことを宣言し、アプリケーションモジュール86aがワーキングエリア68にデータを書き込むことを排除する。データ書込み許可部89bは、wlockファイルと後述するdatファイル(データの実体)とを削除することにより、アプリケーションモジュール86aがワーキングエリア68にdatファイルを書き込むことを許可する。送信データ存在宣言部89cは、後述するOKファイルを作成することにより、データ受信モジュール90へ送信すべきデータ(後述するFTPファイル)が存在することを宣言する。
データ書込み部88cは、データ書込み可否判断部88aの判断結果に応じて、ワーキングエリア68に格納されたファイル間でデータの書込みを行なう処理部であり、送信データ作成部89dと、バックアップファイル作成部89eとを備えている。送信データ作成部89dは、datファイル(後述)をFTPファイル(後述)に追加することにより、送信されるデータを作成する。バックアップファイル作成部89eは、datファイルのバックアップファイル(後述するBAKファイル)を作成する。
図18Dは、代表例とするアプリケーションモジュール86aの詳細な構成を示す機能ブロック図である。
アプリケーションモジュール86aは、データ書込み可否判断部87aと、データ書込み部87cと、アプリケーション部87dとを備えている。データ書込み可否判断部87aは、ワーキングエリア68に格納された各種ファイルの存否に基づいて、ワーキングエリア68にデータを書き込むことが可能か否かを判断する処理部である。データ書込み部87cは、データ書込み可否判断部87aの判断結果に応じて、ワーキングエリア68にデータを書き込む処理部である。アプリケーション部87dは、所定の処理を実行することにより、データ書込み部87cにより書き込まれるデータを生成する処理部である。
図19は、ワーキングエリア68に記憶される各種ファイルの意味を拡張子ごとに整理した表である。
拡張子が「OK」であるファイル(以下「OKファイル」と言う。)は、データ受信装置84がデータ送信装置82からファイルを受信可能な場合に存在するファイルである。OKファイルのファイルサイズは0バイトである。
拡張子が「START」であるファイル(以下「STARTファイル」と言う。)は、データ受信装置84がデータ送信装置82からデータの受信を開始したことを示している。STARTファイルのファイルサイズは0バイトである。
拡張子が「FTP」であるファイル(以下「FTPファイル」と言う。)は、データ送信装置82よりデータ受信装置84に送信されるデータの実体を含むファイルである。
拡張子が「END」であるファイル(以下「ENDファイル」と言う。)は、データ受信装置84がデータ送信装置82からデータの受信を完了した際に生成されるファイルである。ENDファイルのファイルサイズは0バイトである。
拡張子が「BAK」であるファイル(以下「BAKファイル」と言う。)は、アプリケーションモジュール86aが作成する後述するdatファイルのバックアップファイルである。
拡張子が「wlock」であるファイル(以下「wlockファイル」と言う。)は、管理モジュール88がワーキングエリア68にデータを書き込む際に生成されるファイルである。wlockファイルが存在する間はアプリケーションモジュール86aは、ワーキングエリア68にデータを書き込むことができない。
拡張子が「dat」であるファイル(以下「datファイル」と言う。)は、アプリケーションモジュール86aにより作成されるファイルであり、データ送信装置82からデータ受信装置84に送信されるデータが記憶されているファイルである。
次に、データ受信モジュール90、管理モジュール88およびアプリケーションモジュール86aの実行する動作についてフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、3つのモジュールが生成、削除等するファイルは同じ名称部を有するものとする。
図20は、データ受信モジュール90が実行する処理のフローチャートである。また、図21は、データ受信モジュール90実行時のワーキングエリア68に格納されているファイルの一例を示す図である。以下、図20および図21を適宜参照しながら、データ受信モジュール90が実行する処理について説明する。
データ受信モジュール90は、ワーキングエリア68にOKファイルが存在するか否かを調べる(S52)。OKファイルが存在する状態は、データ送信装置82がデータ受信装置84から受信すべきファイルが存在することを示している。
OKファイルが存在しなければ(S52でNO)、データ受信モジュール90は処理を終了する。OKファイルが存在すれば(S52でYES)、データ受信モジュール90はOKファイルを削除する(S54)。OKファイルを削除することにより、他のデータ受信装置のデータ受信モジュールがワーキングエリア68にアクセスするのを排除する。
データ受信モジュール90は、STARTファイルを作成する(S56)。STARTファイルを作成することにより、管理モジュール88がワーキングエリア68にデータを書き込むのを排除する。
データ受信モジュール90は、ワーキングエリア68に格納されているFTPファイルを受信する(S58)。受信が完了すると、データ受信モジュール90は、ワーキングエリア68にENDファイルを作成し(S60)、ワーキングエリア68からのFTPファイルの受信が終了したことを宣言する。
なお、データ受信モジュール90がワーキングエリア68を直接参照することはできないため、上述の処理は、データ送信装置82の管理モジュール88を介して行なわれる。
図22は、管理モジュール88が実行する処理のフローチャートである。また、図23は、管理モジュール88実行時のワーキングエリア68に格納されているファイルの一例を示す図である。以下、図22および図23を適宜参照しながら、管理モジュール88が実行する処理について説明する。
管理モジュール88は、ワーキングエリア68にSTARTファイルが存在するか否かを調べる(S62)。STARTファイルが存在すれば、データ受信モジュール90よるによるFTPファイル受信中の可能性がある。このため、STARTファイルが存在すれば(S62でNO)、管理モジュール88は処理を終了する。STARTファイルが存在しなければ(S62でYES)、管理モジュール88は、ワーキングエリア68にwlockファイルを作成する(S64)。wlockファイルを作成することにより、ワーキングエリア68にデータを書き込むことを宣言し、アプリケーションモジュール86aがワーキングエリア68にデータを書き込むことを排除する。
wlockファイル作成後、管理モジュール88は、datファイルをFTPファイルに追加し(S66)、datファイルをBAKファイルにコピーする(S68)。
その後、管理モジュール88は、STARTファイルとENDファイルとを削除し(S70)、wlockファイルとdatファイルとを削除する(S72)。wlockファイルとdatファイルとを削除することにより、アプリケーションモジュール86aがワーキングエリア68にdatファイルを書き込むことを許可する。
最後に、管理モジュール88は、OKファイルを作成する(S74)。OKファイルを作成することにより、データ受信モジュール90へ送信すべきFTPファイルが存在することを宣言し、データ受信モジュール90は、ワーキングエリア68からFTPファイルの受信が可能になる。
図24は、アプリケーションモジュール86aが実行する処理のフローチャートである。また、図25は、アプリケーションモジュール86a実行時のワーキングエリア68に格納されているファイルの一例を示す図である。以下、図24および図25を適宜参照しながら、アプリケーションモジュール66aが実行する処理について説明する。
アプリケーションモジュール86aは、ワーキングエリア68を参照し、wlockファイルおよびdatファイルの双方ともが存在しないか否かを調べる(S82)。wlockファイルが存在している状態は、管理モジュール88がデータを書き込んでいるため、アプリケーションモジュール86aはデータを書き込むことができない。また、すでにdatファイルが存在する場合にアプリケーションモジュール86aがさらにdatファイルを作成してしまうと、もともとワーキングエリア68に格納されていたdatファイルに上書きされてしまう。
このため、wlockファイルまたはdatファイルのいずれかがワーキングエリア68に存在する場合には(S82でNO)、アプリケーションモジュール86aは処理を終了する。
また、wlockファイルおよびdatファイルのいずれのファイルも存在しない場合には(S82でYES)、アプリケーションモジュール86aは、ワーキングエリア68にアプリケーションモジュール86aの実行の結果作成されるデータをdatファイルとしてワーキングエリア68に作成する(S84)。
なお、管理モジュール88は、実施の形態1と同様、動作の状態を示すログファイル(図示せず)を、ワーキングエリア68に記憶されているファイルに変更があった場合などに随時出力する。
図26は、ファイル送受信装置における、動作主体、動作状態および各種ファイルの存否を示す図である。
図26に示されるように、典型的なファイル送受信処理では、アプリケーションモジュール86aがdatファイルを送信し、管理モジュール88がそれをFTPファイルに蓄積し、データ受信モジュール90がFTPファイルを受信する。ただし、アプリケーションモジュール86a,管理モジュール88およびデータ受信モジュール90は独自のプロセスとして動作しているため、必ずしもこの順序で処理が行なわれるとは限らない。
図26に示されるように、例えばアプリケーションモジュール86aによる送信ファイルの作成処理(S84)が終了した状態では、datファイルが存在するが、それ以外のファイルは存在しないことを示している。
図27は、各動作状態におけるワーキングエリア68に格納されているファイルのリストの一例を示す図である。図27に示されるリストは、UNIX(登録商標)における「lsコマンド」を実行することにより生成されたものである。図27(a)から図27(e)は、上述の典型的なファイル送受信処理に従い作成され、ワーキングエリア68に記憶されているファイルの遷移を順に示している。
図27(a)に示されるように、図24に示されるアプリケーションモジュール86aによるdatファイル作成処理(S84)が終了した直後には、datファイルが生成されている。
図27(b)に示されるように、図22に示される管理モジュール88によるFTPファイル作成処理(S66)が終了した直後には、新たにwlockファイルおよびFTPファイルが生成されている。なお、FTPファイルのファイル名の名称部は、datファイルのファイル名の名称部の小文字を大文字に変えたものである。
図27(c)に示されるように、OKファイル作成処理(S74)が終了した直後には、wlockファイルおよびdatファイルが削除されており、OKファイルが作成されている。
図27(d)に示されるように、図20に示されるデータ受信モジュール90によるSTARTファイル作成処理(S56)が終了した直後には、OKファイルが削除されており、STARTファイルが作成されている。
図27(e)に示されるように、ENDファイル作成処理(S60)が終了した直後には、ENDファイルが作成されている。
次に、各モジュールの排他制御に用いられるファイルのうち代表的なOKファイル、wlockファイルおよびSTARTファイルの各々に着目し、その発生から消滅までについて説明する。
図28は、OKファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。OKファイルは、図22および図23に示されるように管理モジュール88がFTPファイルを更新した後に(S66)、作成される(S74)。また、OKファイルは、図20および図21に示されるように、ワーキングエリア68にOKファイルが存在する場合に(S52でYES)、データ受信モジュール90により削除される(S54)。OKファイルが存在している期間は、データ受信モジュール90によるFTPファイルの受信ができ、OKファイルが存在しない期間は、データ受信モジュール90によりデータの受信ができない。このように、OKファイルの存否により、データ受信モジュール90によるワーキングエリア68へのアクセスの排他制御を行なっている。
図29は、wlockファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。wlockファイルは、図22および図23に示されるように、ワーキングエリア68にSTARTファイルが存在しない場合に(S62でYES)、管理モジュール88により作成される(S64)。また、wlockファイルは、管理モジュール88によりFTPファイルが更新された後(S66)、管理モジュール88により削除される(S72)。wlockファイルが存在している期間は、アプリケーションモジュール86aによるデータの書込みができず、wlockファイルが存在しない期間は、アプリケーションモジュール86aによるデータの書込みができる。このように、wlockファイルの存否によりアプリケーションモジュール86aによるワーキングエリア68へのアクセスの排他制御を行なっている。
図30は、STARTファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。STARTファイルは、図20および図21に示されるように、ワーキングエリアにOKファイルが存在する場合に(S52でYES)、データ受信モジュール90により作成される(S56)。また、STARTファイルは、管理モジュール88によりFTPファイルが更新された後(S66)、管理モジュール88により削除される(S70)。STARTファイルが存在している存在している期間は、管理モジュール88によるデータの書込みができず、STARTファイルが存在している期間は、管理モジュール88によるデータの書込みができる。このように、STARTファイルの存否により管理モジュール88によるワーキングエリア68へのアクセスの排他制御を行なっている。
以上説明したように本実施の形態によると、OKファイル、STARTファイル、ENDファイル、wlockファイルおよびdatファイルが存在するか否かにより各種状態が示され、それに従い、データ受信モジュール90、管理モジュール88およびアプリケーションモジュール86aの動作の制御が行なわれる。
このようにファイルの存否のみで各種モジュールの制御を行なっている。このため、異機種が混在するような環境においても容易にデータ送受信システムを構築することができる。
また、データを送受信するたびに、ファイルをオープンする必要がなく、データの送受信制御を高速に行なうことができる。
また、アプリケーションモジュール86aがワーキングエリア68に書き込んだdatファイルは、管理モジュール88によりFTPファイルに追加され、追加後に削除される。このため、アプリケーションモジュール86aは、書込み可能な状態になれば、順次datファイルをワーキングエリア68に書き込むことができる。また、アプリケーションモジュール86aがデータを書き込むファイルの拡張子と管理モジュール88がデータを書き込むファイルの拡張子とを異ならせている。このため、アプリケーションモジュール86aによるデータ書込み処理と管理モジュール88によるデータ書込み処理とが干渉することがなくなる。
さらに、管理モジュール88は、ログファイルを随時出力している。このため、システムの管理者はデータの送受信が正しく行われているか否かを管理することができる。
さらにまた、管理モジュール88は、datファイルをコピーしたBAKファイルを作成している。このため、システムが途中で正しく動作しなくなったような場合であっても大切なデータが失われることはない。
本発明によると、異機種が混在するような環境においても容易にデータ送受信システムを構築することができる。
また、データの送受信制御を高速に行なうことができる。
また、データ送受信における動作状態を把握することができる。
さらに、データ送信処理とデータ受信処理とが干渉しない。
さらにまた、複数のデータ送信装置が同時にデータ受信装置にデータファイルを送信することがなくなる。
また、複数のデータ受信装置が同時にデータ送信装置からデータファイルを受信することがなくなる。
さらに、システムの管理者は、データの送受信処理が正しく行なわれているか否かを管理することができる。
さらにまた、システムが途中で正常に動作しなくなったような場合であっても大切なデータが失われることがない。
なお、上述の実施の形態ではデータ受信モジュール90がワーキングエリア68に直接アクセスすることができない構成となっていたが、直接アクセスできるような構成であってもよい。
また、データ送受信装置の構成は上述した実施の形態に限定されるものではない。すなわち、図31に示すデータ送受信システム100のように、データ送信装置102が複数設けられていてもよいし、データ受信装置104が複数設けられていてもよい。また、データ管理装置106が設けられていてもよい。データ管理装置106は、データ受信装置24に含まれる管理モジュール64とハードディスク50とから構成される。または、データ管理装置106は、データ送信装置82に含まれる管理モジュール88とハードディスク50とから構成される。また、データ送信装置102は、データ送信装置22と同様の構成を有するか、アプリケーションモジュール群86から構成される。さらに、データ受信装置104は、アプリケーションモジュール群66から構成されるか、データ受信装置84と同様の構成を有する。
本発明は、データ送受信システムに適用でき、特に、様々なOSのデータ送信装置およびデータ受信装置が混在した環境下でのデータ送受信装置等に適用できる。
本発明の実施の形態1に係るデータ送受信システムの構成を示す図である。 データ送信装置およびデータ受信装置の外観図である。 データ送信装置およびデータ受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ送受信システムの構成を示す機能ブロック図である。 データ送信モジュールの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 管理モジュールの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 代表例とするアプリケーションモジュールの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 ワーキングエリアに記憶される各種ファイルの意味を拡張子ごとに整理した表である。 データ送信モジュールが実行する処理のフローチャートである。 データ送信モジュール実行時のワーキングエリアに格納されているファイルの一例を示す図である。 管理モジュールが実行する処理のフローチャートである。 管理モジュール実行時のワーキングエリアに格納されているファイルの一例を示す図である。 アプリケーションモジュールが実行する処理のフローチャートである。 アプリケーションモジュール実行時のワーキングエリアに格納されているファイルの一例を示す図である。 ファイル送受信処理における動作主体、動作状態および各種ファイルの存否を示す図である。 ワーキングエリアに格納されているファイルのリストの一例を示す図である。 OKファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。 wlockファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。 rlockファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るデータ送受信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るデータ送受信システムの構成を示す機能ブロック図である。 データ受信モジュールの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 管理モジュールの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 代表例とするアプリケーションモジュールの詳細な構成を示す機能ブロック図である。 ワーキングエリアに記憶される各種ファイルの意味を拡張子ごとに整理した表である。 データ受信モジュールが実行する処理のフローチャートである。 データ受信モジュール実行時のワーキングエリアに格納されているファイルの一例を示す図である。 管理モジュールが実行する処理のフローチャートである。 管理モジュール実行時のワーキングエリアに格納されているファイルの一例を示す図である。 アプリケーションモジュールが実行する処理のフローチャートである。 アプリケーションモジュール実行時のワーキングエリアに格納されているファイルの一例を示す図である。 ファイル送受信装置における、動作主体、動作状態および各種ファイルの存否を示す図である。 ワーキングエリアに格納されているファイルのリストの一例を示す図である。 OKファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。 wlockファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。 STARTファイルの発生から消滅までの遷移を示す図である。 データ送受信システムの他の構成を示す図である。
符号の説明
20,80 データ送受信システム
22,82 データ送信装置
24,84 データ受信装置
26 コンピュータネットワーク
32 ディスプレイ
34 コンピュータ
36 キーボード
38 マウス
40 CD−ROM装置
42 CD−ROM
44 CPU
46 ROM
48 RAM
50 ハードディスク
52 通信モデム
54 バス
62 データ送信モジュール
64,88 管理モジュール
66,86 アプリケーションモジュール群
66a,66b,66c,86a,86b,86c アプリケーションモジュール
68 ワーキングエリア
70 定義ファイル
90 データ受信モジュール

Claims (4)

  1. データを送受信するデータ送受信システムであって、
    ネットワークを介してデータを送信するデータ送信装置と、
    前記ネットワークを介して前記データ送信装置より送信されるデータを受信するデータ受信装置とを備え、
    前記データ受信装置は、
    受信したデータと複数の制御ファイルとを格納するハードディスクと、
    前記複数の制御ファイルの存否に基づいてデータの送信または受信に関する制御を行ない、前記データ送信装置より受信したデータを前記ハードディスクに格納する管理モジュールと、
    前記ハードディスクに格納されている受信したデータを利用して、所定の処理を実行するアプリケーションモジュールとを有し、
    前記データ送信装置は、
    (i)前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信可能な場合に存在する制御ファイルであるOKファイルが前記ハードディスクに格納されているか否かを前記ネットワークを介して前記管理モジュールに問い合わせ、(ii)当該管理モジュールから前記OKファイルの存否に関する情報を受信し、(iii)当該OKファイルが存在するとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信可能であると判断し、(iv)当該OKファイルが存在しないとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信することができないと判断するデータ送信可否判断部と、
    前記データ送信可否判断部において前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信可能であると判断された場合に、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記OKファイルの削除要求を送信することにより前記管理モジュールに前記OKファイルを削除させ、他のデータ送信装置が前記ネットワークを介して前記データ受信装置にデータを送信することを排除するアクセス排除部と、
    前記アクセス排除部による前記OKファイルの削除要求送信後に、前記ネットワークを介して前記管理モジュールにデータの実体を含むファイルであるFTPファイルを送信することにより前記管理モジュールに当該FTPファイルを前記ハードディスクに格納させるデータ送信モジュールと、
    前記データ送信モジュールによるFTPファイルの送信完了後に、前記データ送信装置から前記データ受信装置にFTPファイルの送信が完了したことを示す制御ファイルであるENDファイルの作成要求を前記ネットワークを介して前記管理モジュールに送信することにより、前記管理モジュールに前記ENDファイルを作成させ、前記データ送信モジュールによるデータの書込みが終了したことを宣言する書込み終了宣言部とを有し、
    前記管理モジュールは、
    前記FTPファイルが前記ハードディスクに格納されており、前記ENDファイルが前記ハードディスクに格納されており、かつ前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクに格納されている前記FTPファイルに含まれるデータを追記したファイルであるdatファイルを利用していることを示す制御ファイルであるrlockファイルが格納されていないことを判断することにより、前記FTPファイルに含まれるデータを前記datファイルに追記可能であることを判断するデータ書込み可否判断部と、
    前記データ書込み可否判断部が前記FTPファイルに含まれるデータを前記datファイルに追記可能であると判断した場合に、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込んでいることを示す制御ファイルであるwlockファイルを作成することにより、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書込むことを宣言し、前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクからデータを読み出すことを排除する書込み宣言部と、
    前記書込み宣言部が前記wlockファイルを作成した後に、前記ハードディスクに格納されている前記FTPファイルに含まれるデータを前記datファイルに追記するデータ書込み部と、
    前記データ書込み部による前記datファイルへの追記終了後に、前記wlockファイルを削除することにより、前記アプリケーションモジュールの排他制御を解除するアプリケーションモジュール排他制御解除部と、
    前記アプリケーションモジュール排他制御解除部による排他制御の解除後に、前記OKファイルを作成することにより前記他のデータ送信装置に対する排他制御を解除し、前記datファイルが新たに作成されたことを示す制御ファイルであるeventファイルを作成することにより、前記アプリケーションモジュールに対して使用可能な前記datファイルがあることを知らせるデータ送信モジュール排他制御解除部とを有し、
    前記管理モジュールは、前記データ書込み部による前記datファイルへの追記終了後に、前記FTPファイルと前記ENDファイルとを削除し、
    前記アプリケーションモジュールは、
    前記eventファイルが前記ハードディスクに格納されており、前記wlockファイルが前記ハードディスクに格納されておらず、かつ前記OKファイルが前記ハードディスクに格納されていることを判断することにより、前記アプリケーションモジュールが使用可能な最新の前記datファイルが前記ハードディスクに格納されていることを判断するデータ読込み可否判断部と、
    前記データ読み込み可否判断部が前記アプリケーションモジュールが使用可能な最新の前記datファイルが前記ハードディスクに格納されていると判断した場合には、前記rlockファイルを前記ハードディスクに作成することにより、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込むことを排除するデータ書込み排除部と、
    前記データ書込み排除部による前記rlockファイルの前記ハードディスクへの作成が終了した後に、前記datファイルを利用して所定の処理を実行するアプリケーション部と、
    前記アプリケーション部による前記所定の処理の実行後に、前記rlockファイルおよび前記eventファイルを前記ハードディスクより削除することにより、前記管理モジュールによるデータの書込みを許可するデータ書込み許可部とを有する
    ことを特徴とするデータ送受信システム。
  2. データを送受信するデータ送受信システムであって、
    ネットワークを介してデータを送信するデータ送信装置と、
    前記ネットワークを介して前記データ送信装置より送信されるデータを受信するデータ受信装置とを備え、
    前記データ送信装置は、
    送信するデータを作成するアプリケーションモジュールと、
    送信するデータと当該データの状態を示す少なくとも1つの制御ファイルとを格納するハードディスクと、
    前記少なくとも1つの制御ファイルの存否に基づいてデータの送信または受信に関する制御を行なう管理モジュールとを有し、
    前記アプリケーションモジュールは、
    前記ハードディスクに、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込んでいることを示す制御ファイルであるwlockファイルが存在せず、かつ前記アプリケーションモジュールにより作成されるデータを含むファイルであるdatファイルが存在しない場合に、前記datファイルを前記ハードディスクに書込み可能であると判断する第1のデータ書込み可否判断部と、
    前記第1のデータ書込み可否判断部において前記datファイルの書込みが可能であると判断された場合に、所定の処理を行なうことによりdatファイルを生成するアプリケーション部と、
    前記アプリケーション部で前記datファイルが生成された後に、当該datファイルを前記ハードディスクに書込む第1のデータ書込み部とを有し、
    前記管理モジュールは、
    前記データ受信装置が前記データ送信装置からデータを含むFTPファイルの受信を開始したことを示す制御ファイルであるSTARTファイルが前記ハードディスクに格納されていない場合に、前記datファイルを前記FTPファイルに追記可能であると判断する第2のデータ書込み可否判断部と、
    前記第2のデータ書込み可否判断部において前記FTPファイルへの追記が可能であると判断された場合に、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込んでいることを示す制御ファイルであるwlockファイルを作成することにより、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書込むことを宣言し、前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクにデータを書き込むことを排除するデータ書込み宣言部と、
    前記書込み宣言部による前記wlockファイルの作成後、前記datファイルを前記FTPファイルに追記する第2のデータ書込み部と、
    前記第2のデータ書込み部による追記の後、前記wlockファイルと前記datファイルとを削除することにより、前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクにdatファイルを書き込むことを許可するデータ書込み許可部と、
    前記データ書込み許可部において書込みの許可が行なわれた後、前記データ受信装置が前記データ送信装置から前記FTPファイルを受信可能であることを示す制御ファイルであるOKファイルを作成することにより、前記データ受信装置へ送信すべきFTPファイルが存在することを宣言する送信データ存在宣言部とを有し、
    前記管理モジュールは、前記第2のデータ書込み部による追記の後、前記STARTファイルと、前記データ受信装置が前記データ送信装置から前記FTPファイルの受信を完了した際に生成される制御ファイルであるENDファイルとを削除し、
    前記データ受信装置は、
    (i)前記OKファイルが前記ハードディスクに格納されているか否かを前記ネットワークを介して前記管理モジュールに問い合わせ、(ii)当該管理モジュールから前記OKファイルの存否に関する情報を受信し、(iii)当該OKファイルが存在するとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から送信される前記FTPファイルの受信が可能であると判断し、(iv)当該OKファイルが存在しないとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から送信される前記FTPファイルの受信が不可能であると判断するデータ受信可否判断部と、
    前記データ受信可否判断部において前記データ送信装置から送信される前記FTPファイルの受信が可能であると判断された場合に、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記OKファイルの削除要求を送信することにより前記管理モジュールに前記OKファイルを削除させ、他のデータ受信装置が前記管理モジュールを介して前記ハードディスクにアクセスするのを排除する他データ受信モジュール排除部と、
    前記他データモジュール排除部による排除後に、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記STARTファイルの作成要求を送信することにより前記管理モジュールに前記STARTファイルを作成させ、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込むのを排除するデータ書込み排除部と、
    前記データ書込み排除部による排除後に、前記ネットワークを介して前記データ送信装置よりFTPファイルを受信するデータ受信部と、
    前記データ受信部による前記FTPファイルの受信後に、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記ENDファイルの作成要求を送信することにより前記管理モジュールに前記ENDファイルを作成させ、前記データ受信部によるデータの受信が終了したことを宣言するデータ受信終了宣言部とを有する
    ことを特徴とするデータ送受信システム。
  3. データを送受信するデータ送受信システムによるデータ送受信方法であって、
    前記データ送受信システムは、
    ネットワークを介してデータを送信するデータ送信装置と、
    前記ネットワークを介して前記データ送信装置より送信されるデータを受信するデータ受信装置とを備え、
    前記データ受信装置は、
    受信したデータと複数の制御ファイルとを格納するハードディスクと、
    前記複数の制御ファイルの存否に基づいてデータの送信または受信に関する制御を行ない、前記データ送信装置より受信したデータを前記ハードディスクに格納する管理モジュールと、
    前記ハードディスクに格納されている受信したデータを利用して、所定の処理を実行するアプリケーションモジュールとを有し、
    前記データ送信装置が、(i)前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信可能な場合に存在する制御ファイルであるOKファイルが前記ハードディスクに格納されているか否かを前記ネットワークを介して前記管理モジュールに問い合わせ、(ii)当該管理モジュールから前記OKファイルの存否に関する情報を受信し、(iii)当該OKファイルが存在するとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信可能であると判断し、(iv)当該OKファイルが存在しないとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信することができないと判断するデータ送信可否判断ステップと、
    前記データ送信可否判断ステップにおいて前記データ送信装置から前記データ受信装置にデータを送信可能であると判断された場合に、前記データ管理装置が前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記OKファイルの削除要求を送信することにより前記管理モジュールに前記OKファイルを削除させ、他のデータ送信装置が前記ネットワークを介して前記データ受信装置にデータを送信することを排除するアクセス排除ステップと、
    前記アクセス排除ステップにおける前記OKファイルの削除要求送信後に、前記データ受信装置が前記ネットワークを介して前記管理モジュールにデータの実体を含むファイルであるFTPファイルを送信することにより前記管理モジュールに当該FTPファイルを前記ハードディスクに格納させるデータ送信ステップと、
    前記データ送信ステップにおけるFTPファイルの送信完了後に、前記データ受信装置が前記データ送信装置から前記データ受信装置にFTPファイルの送信が完了したことを示す制御ファイルであるENDファイルの作成要求を前記ネットワークを介して前記管理モジュールに送信することにより、前記管理モジュールに前記ENDファイルを作成させ、前記データ送信モジュールによるデータの書込みが終了したことを宣言する書込み終了宣言ステップと、
    前記書込み終了宣言ステップにおいてデータの書込み終了の宣言が行なわれた後に、前記管理モジュールが、前記FTPファイルが前記ハードディスクに格納されており、前記ENDファイルが前記ハードディスクに格納されており、かつ前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクに格納されている前記FTPファイルに含まれるデータを追記したファイルであるdatファイルを利用していることを示す制御ファイルであるrlockファイルが格納されていないことを判断することにより、前記FTPファイルに含まれるデータを前記datファイルに追記可能であることを判断するデータ書込み可否判断ステップと、
    前記データ書込み可否判断ステップにおいて前記FTPファイルに含まれるデータを前記datファイルに追記可能であると判断した場合に、前記管理モジュールが、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込んでいることを示す制御ファイルであるwlockファイルを作成することにより、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書込むことを宣言し、前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクからデータを読み出すことを排除する書込み宣言ステップと、
    前記書込み宣言ステップにおいて前記wlockファイルを作成した後に、前記管理モジュールが前記ハードディスクに格納されている前記FTPファイルに含まれるデータを前記datファイルに追記するデータ書込みステップと、
    前記データ書込みステップにおける前記datファイルへの追記終了後に、前記管理モジュールが、前記FTPファイルと前記ENDファイルとを削除するステップと、
    前記FTPファイルと前記ENDファイルとの削除後に、前記管理モジュールが前記wlockファイルを削除することにより、前記アプリケーションモジュールの排他制御を解除するアプリケーションモジュール排他制御解除ステップと、
    前記アプリケーションモジュール排他制御解除ステップにおける排他制御の解除後に、前記管理モジュールが前記OKファイルを作成することにより前記他のデータ送信装置に対する排他制御を解除し、前記datファイルが新たに作成されたことを示す制御ファイルであるeventファイルを作成することにより、前記アプリケーションモジュールに対して使用可能な前記datファイルがあることを知らせるデータ送信モジュール排他制御解除ステップと、
    前記データ送信モジュール排他制御解除ステップにおいて前記アプリケーションモジュールに対して使用可能な前記datファイルがあることを知らせた後、前記アプリケーションモジュールが、前記eventファイルが前記ハードディスクに格納されており、前記wlockファイルが前記ハードディスクに格納されておらず、かつ前記OKファイルが前記ハードディスクに格納されていることを判断することにより、前記アプリケーションモジュールが使用可能な最新の前記datファイルが前記ハードディスクに格納されていることを判断するデータ読込み可否判断ステップと、
    前記データ読み込み可否判断ステップにおいて前記アプリケーションモジュールが使用可能な最新の前記datファイルが前記ハードディスクに格納されていると判断された場合には、前記アプリケーションモジュールが前記rlockファイルを前記ハードディスクに作成することにより、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込むことを排除するデータ書込み排除ステップと、
    前記データ書込み排除ステップにおける前記rlockファイルの前記ハードディスクへの作成が終了した後に、前記アプリケーションモジュールが前記datファイルを利用して所定の処理を実行するアプリケーションステップと、
    前記アプリケーションステップにおける前記所定の処理の実行後に、前記アプリケーションモジュールが前記rlockファイルおよび前記eventファイルを前記ハードディスクより削除することにより、前記管理モジュールによるデータの書込みを許可するデータ書込み許可ステップとを含む
    ことを特徴とするデータ送受信方法。
  4. データを送受信するデータ送受信システムによるデータ送受信方法であって、
    前記データ送受信システムは、
    ネットワークを介してデータを送信するデータ送信装置と、
    前記ネットワークを介して前記データ送信装置より送信されるデータを受信するデータ受信装置とを備え、
    前記データ送信装置は、
    送信するデータを作成するアプリケーションモジュールと、
    送信するデータと当該データの状態を示す少なくとも1つの制御ファイルとを格納するハードディスクと、
    前記少なくとも1つの制御ファイルの存否に基づいてデータの送信または受信に関する制御を行なう管理モジュールとを有し、
    前記ハードディスクに、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込んでいることを示す制御ファイルであるwlockファイルが存在せず、かつ前記アプリケーションモジュールにより作成されるデータを含むファイルであるdatファイルが存在しない場合に、前記アプリケーションモジュールが前記datファイルを前記ハードディスクに書込み可能であると判断する第1のデータ書込み可否判断ステップと、
    前記第1のデータ書込み可否判断ステップにおいて前記datファイルの書込みが可能であると判断された場合に、前記アプリケーションモジュールが所定の処理を行なうことによりdatファイルを生成するアプリケーションステップと、
    前記アプリケーションステップで前記datファイルが生成された後に、前記アプリケーションモジュールが当該datファイルを前記ハードディスクに書込む第1のデータ書込みステップと、
    前記第1のデータ書込みステップにおいて前記datファイルの書込みが行なわれた後に、前記管理モジュールが、前記データ受信装置が前記データ送信装置からデータを含むFTPファイルの受信を開始したことを示す制御ファイルであるSTARTファイルが前記ハードディスクに格納されていない場合に、前記datファイルを前記FTPファイルに追記可能であると判断する第2のデータ書込み可否判断ステップと、
    前記第2のデータ書込み可否判断ステップにおいて前記FTPファイルへの追記が可能であると判断された場合に、前記管理モジュールが、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込んでいることを示す制御ファイルであるwlockファイルを作成することにより、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書込むことを宣言し、前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクにデータを書き込むことを排除するデータ書込み宣言ステップと、
    前記書込み宣言ステップにおける前記wlockファイルの作成後、前記管理モジュールが前記datファイルを前記FTPファイルに追記する第2のデータ書込みステップと、
    前記第2のデータ書込みステップにおける追記の後、前記管理モジュールが、前記STARTファイルと、前記データ受信装置が前記データ送信装置から前記FTPファイルの受信を完了した際に生成される制御ファイルであるENDファイルとを削除するステップと、
    前記ENDファイルの削除の後、前記管理モジュールが前記wlockファイルと前記datファイルとを削除することにより、前記アプリケーションモジュールが前記ハードディスクにdatファイルを書き込むことを許可するデータ書込み許可ステップと、
    前記データ書込み許可ステップにおいて書込みの許可が行なわれた後、前記管理モジュールが、前記データ受信装置が前記データ送信装置から前記FTPファイルを受信可能であることを示す制御ファイルであるOKファイルを作成することにより、前記データ受信装置へ送信すべきFTPファイルが存在することを宣言する送信データ存在宣言ステップと、
    前記送信データ存在宣言ステップにおける宣言の後、前記データ受信装置が、(i)前記OKファイルが前記ハードディスクに格納されているか否かを前記ネットワークを介して前記管理モジュールに問い合わせ、(ii)当該管理モジュールから前記OKファイルの存否に関する情報を受信し、(iii)当該OKファイルが存在するとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から送信される前記FTPファイルの受信が可能であると判断し、(iv)当該OKファイルが存在しないとの情報を受信した場合に前記データ送信装置から送信される前記FTPファイルの受信が不可能であると判断するデータ受信可否判断ステップと、
    前記データ受信可否判断ステップにおいて前記データ送信装置から送信される前記FTPファイルの受信が可能であると判断された場合に、前記データ受信装置が、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記OKファイルの削除要求を送信することにより前記管理モジュールに前記OKファイルを削除させ、他のデータ受信装置が前記管理モジュールを介して前記ハードディスクにアクセスするのを排除する他データ受信モジュール排除ステップと、
    前記他データモジュール排除ステップにおける排除後に、前記データ受信装置が、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記STARTファイルの作成要求を送信することにより前記管理モジュールに前記STARTファイルを作成させ、前記管理モジュールが前記ハードディスクにデータを書き込むのを排除するデータ書込み排除ステップと、
    前記データ書込み排除ステップにおける排除後に、前記データ受信装置が、前記ネットワークを介して前記データ送信装置よりFTPファイルを受信するデータ受信ステップと、
    前記データ受信ステップにおける前記FTPファイルの受信後に、前記データ受信装置が、前記ネットワークを介して前記管理モジュールに前記ENDファイルの作成要求を送信することにより前記管理モジュールに前記ENDファイルを作成させ、前記データ受信装置によるデータの受信が終了したことを宣言するデータ受信終了宣言ステップとを含む
    ことを特徴とするデータ送受信方法。
JP2004196497A 2003-07-04 2004-07-02 データ送受信システム Expired - Fee Related JP3913750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004196497A JP3913750B2 (ja) 2003-07-04 2004-07-02 データ送受信システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003192208 2003-07-04
JP2004196497A JP3913750B2 (ja) 2003-07-04 2004-07-02 データ送受信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005044350A JP2005044350A (ja) 2005-02-17
JP3913750B2 true JP3913750B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=34277186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004196497A Expired - Fee Related JP3913750B2 (ja) 2003-07-04 2004-07-02 データ送受信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3913750B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6683385B1 (ja) * 2018-11-15 2020-04-22 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理装置、情報処理システム、テキスト自動変換方法及びテキスト自動変換プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005044350A (ja) 2005-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255373B2 (ja) ネットワークファイルシステムのための管理および同期化アプリケーション
US6636878B1 (en) Mechanism for replicating and maintaining files in a spaced-efficient manner
JP2912840B2 (ja) ファイル管理システム
RU2344468C2 (ru) Способ управления множеством состояний файла для дублированных файлов
US6665675B1 (en) Shared file system having a token-ring style protocol for managing meta-data
US6484186B1 (en) Method for backing up consistent versions of open files
US5991777A (en) System and method for performing defined actions when grafting the name space of one storage medium into the name space of another storage medium
JP4279452B2 (ja) 1つの記憶媒体の名称空間を別の記憶媒体の名称空間に移植する場合に既定のアクションを実行するシステムおよび方法
JP2006505069A (ja) ハードウェアベースのファイルシステムのための装置および方法
US20090157737A1 (en) Database Trigger Modification System and Method
JP2008165431A (ja) ミラーリングプログラム、ミラーリング方法、情報記憶装置
JPH0713838A (ja) エラーの回復方法及び装置
JP3857259B2 (ja) オブジェクト状態転送方法,オブジェクト状態転送装置およびオブジェクト状態転送プログラム並びにそのプログラムの記録媒体
JPH10254748A (ja) 分散共有メモリ一貫性最適制御方法
JP3643166B2 (ja) 物理区画に基づいて記憶域をアーカイブするための方法、メモリ、および装置
US20030105780A1 (en) File system, control method, and program
US20060085487A1 (en) Computer for storage device and method of control for storage device
JP4971717B2 (ja) ディレクトリ分散型記憶装置及びデータ処理要求移譲プログラム
JP3913750B2 (ja) データ送受信システム
JP2004246702A (ja) 計算機システム、計算機装置、計算機システムにおけるデータアクセス方法及びプログラム
JP4060890B2 (ja) 階層化ドライバ入出力システム内の複数ドライバによる入出力要求の再処理を可能にするファイル・システム・プリミティブ
EP1501253A2 (en) Data transmitting and receiving system
EP1404110B1 (en) Method, apparatus and program for data management
JP2006146907A (ja) 電子ファイルシステムにおけるリストおよびその他の項目の管理
JP2000222258A (ja) データベースの構造を変更する方法、データベース・アクセス要求の制御方法、オンラインシステム、データベース運用支援ミドルウエアを格納する記憶媒体、及び、移行ユーティリティを格納する記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060306

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060908

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees