JP3910820B2

JP3910820B2 - Convertible car seal structure

Info

Publication number: JP3910820B2
Application number: JP2001311159A
Authority: JP
Inventors: 秀人 ▲高▼嶋; 勝則中川
Original assignee: Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd; Daihatsu Motor Co Ltd
Current assignee: Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd; Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date: 2001-10-09
Filing date: 2001-10-09
Publication date: 2007-04-25
Anticipated expiration: 2021-10-09
Also published as: JP2003118393A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフパネルとバックパネルとを折り畳み格納可能としたコンバーチブル車のシール構造に関し、特にハードタイプのルーフパネルとバックパネルとを二つ折り状態として折り畳んでラゲッジルームに格納可能としたコンバーチブル車において、ラゲッジルームの水密性を確保するべくバックパネルとラゲッジドアとの間でシールするようにした構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種のコンバーチブル車のシール構造として特許第２５１９３５３号公報に記載されているものがある。この従来の技術では、図７に示すように、幌布状のルーフ５１と、樹脂パネル等の剛体にて形成されて中央部にリアウインドガラス５２が設けられたバックパネル５３のほか、前開き式の開閉体５４をもって開閉可能な格納空間５５とを備えていて、ルーフ５１を蛇腹形状のものとなるように折り畳みながらバックパネル５３側に引き寄せ、さらにその折り畳んだルーフ５１とともにバックパネル５３を後方に傾倒させることでそれらルーフ５１およびバックパネル５３を格納空間５５に格納できるようになっている。
【０００３】
そして、図８に示すように、バックパネル５３の下縁部には内外二つのシールリップ５６，５７を有するウエザーストリップ５８が装着されていて、上記ルーフ５１およびバックパネル５３が展開状態にあるときには開閉体５４の前縁部を上記ウエザーストリップ５８に弾接させることで格納空間５５の水密性を確保するべくそのシールを行うようになっている。なお、バックパネル５３とリアウインドガラス５２との間にはいわゆるはめ殺しタイプのウエザーストリップ５９が介装されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構造では、ウエザーストリップ５８が二つのシールリップ５６，５７を備えていることにより実質的に二重シール構造となっていて、少なくともバックパネル５３の展開使用状態では格納空間５５への雨水等の浸入を防止することができるものの、バックパネル５３をルーフ５１とともに折り畳み格納しようとするときにそのウエザーストリップ５８が保有している水の処理については全く考慮されていない。そのため、例えばウエザーストリップ５８が何らかの水を保有していることに気付かずにそのままバックパネル５３を折り畳み格納すると、格納完了状態ではバックパネル５３は展開状態に対してほぼ反転した姿勢となることから、それまでウエザーストリップ５８が保有していた水が格納空間５５内に滴下することとなる。
【０００５】
このような現象は例えば降雨もしくは洗車直後にルーフ５１およびバックパネル５３を折り畳み格納しようとする場合に往々にして発生し、特に上記格納空間５５とラゲッジルーム（荷室）とを共用化して場合には内部の荷物や内装を濡らしてしまうこととなって好ましくない。
【０００６】
本発明はこのような課題に着目してなされたもので、バックパネルの下縁部のウエザーストリップが何らかの水を保有している状態でバックパネルを折り畳み格納したとしても、そのウエザーストリップからラゲッジルームへの水の落下を防止することができるようにしたシール構造を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明は、ルーフパネルとバックパネルとを折り畳みながらそのバックパネルが展開状態に対してほぼ反転姿勢となるように両者をラゲッジルーム内に格納可能としたコンバーチブル車にして、上記バックパネルの展開時にはそのバックパネルの下縁部に装着されたラゲッジウエザーストリップに前開き可能なラゲッジドアを弾接させてシールするようにした構造を前提としている。
【０００８】
そして、その上で、上記ラゲッジウエザーストリップは、ラゲッジドアとの弾接時に二重シール構造とするべくインナシールリップとアウタシールリップとを備えているとともに、上記ラゲッジウエザーストリップの一部には、バックパネルの格納状態で水受け部として機能するドリップ溝が形成されていることを特徴としている。
【０００９】
この場合、上記ドリップ溝は例えば請求項２に記載のようにインナシールリップに形成されているものとし、より具体的には、請求項３に記載のように上記インナシールリップにはリブが突設されていて、このリブとインナシールリップとでドリップ溝が形成されているものとする。
【００１０】
したがって、これらの請求項１〜３に記載の発明では、ラゲッジウエザーストリップが何らかの水を保有していることに気付かずにバックパネルを実質的に反転姿勢となるように折り畳み格納した場合には、それらの水はドリップ溝によって捕集されて、ラゲッジルーム内に滴下するようなことはなくなる。
【００１１】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜３のいずれかの記載を前提として、上記ラゲッジウエザーストリップはバックパネルの展開状態においてインナシールリップとアウタシールリップとの間に排水溝を形成していて、バックパネルが展開状態から格納状態に移行する過程では、上記排水溝に捕集されている水をドリップ溝に移し替えるようにしてそのドリップ溝で捕集するようになっていることを特徴としている。
【００１２】
したがって、この請求項４に記載の発明では、上記と同様にラゲッジウエザーストリップが何らかの水を保有していることに気付かずにバックパネルを実質的に反転姿勢となるように折り畳み格納した場合には、バックパネルが格納状態に徐々に移行する過程で、上記排水溝に捕集されている水がラゲッジウエザーストリップの一部を伝わりながらドリップ溝に移し替えられて、最終的にそのドリップ溝で捕集されることになる。
【００１３】
【発明の効果】
請求項１〜４に記載の発明によれば、ラゲッジウエザーストリップが何らかの水を保有している状態でバックパネルを展開使用状態から反転姿勢となるように折り畳み格納した場合でも、ラゲッジウエザーストリップが保有していた水はドリップ溝で捕集されることになるために、その水がラゲッジルーム内に滴下するようなことがなく、内装や荷物を濡らしてしまうのを未然に防止することができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１〜６は本発明の好ましい実施の形態を示す図であり、特に図１，２はコンバーチブル車のルーフ展開使用状態から格納状態に至る過程の概略を示している。
【００１５】
図１の（Ａ）に示すように、コンバーチブル車の車体１は、居室上部を覆うルーフパネル２と、リアウインドガラス３が装着されたバックパネル４のほか、前開きが可能なラゲッジドア（トランクリッド）５により開閉可能なラゲッジルーム６とを備えている。ルーフパネル２およびバックパネル４はいわゆるハードパネルとして鋼板等にて構成されていて、両者は図示しないヒンジをもって折り畳み（二つ折り）可能に連結されている。
【００１６】
そして、図１の（Ａ）に示すように、上記フールパネル２およびバックパネル４が展開使用状態にあるときには、ルーフパネル２はフロントウインドガラス側のフロントルーフレール７と突き合わされている一方、例えば電動制御によりルーフパネル２およびバックパネル４を折り畳み格納する際には、同図（Ｂ）に示すように最初にラゲッジドア５が前開き方式にて開き、次いでルーフパネル２が後方に平行移動しながらバックパネル４が図示しないヒンジを回転中心として後方に傾動し、最終的には図２に示すようにルーフパネル２とバックパネル４とが二つ折り状態となり且つバックパネル４が展開時の姿勢に対してほぼ反転姿勢となる状態をもって双方のパネル２，４がラゲッジルーム６内に格納される。これをもって車体１はいわゆるオープンカーの形態となる。
【００１７】
ここで、上記ラゲッジルーム６はラゲッジスペースとバックパネル４等の格納空間とに共用化されていることから、ラゲッジドア５は上記バックパネル４等の格納の際には後ヒンジ前開き方式にて開くことができる一方で、荷物の積み降ろしの際には前ヒンジ後開き方式にて開くことができるようになっている。
【００１８】
図３は図１，２の車体１の左後方側を斜め上方から見た斜視図を、図４は図３のＢ−Ｂ線に沿う断面図すなわちバックパネル４の下縁部の断面図をそれぞれ示しており、バックパネル４の下縁部であって且つラゲッジルーム６の開口縁の前部に相当する位置には車幅方向に沿ってラゲッジウエザーストリップ８が装着されている。このラゲッジウエザーストリップ８は、インナウエザーストリップ９とこれよりも前方側に位置するアウタウエザーストリップ１０とを両面テープ１１にて接合固定したもので、バックパネル４の展開状態でラゲッジドア５を閉止したときにはインナシールリップとして機能するインナウエザーストリップ９側の中空リップ１２がラゲッジドア５のインナパネル５ａに弾接し、同時にアウタシールリップとして機能するアウタウエザーストリップ１０側の中空リップ１３がラゲッジドア５の前縁部に弾接するようになっている。
【００１９】
インナウエザーストリップ９は、例えば断面Ｕ字状をなすソリッドゴム製のウエルト部１４とスポンジゴム製の中空リップ１２および補助リップ１５とを一体に押出成形したもので、ウエルト部１４には芯金１６が埋設されているとともに複数の保持リップ１７が突設されていることから、ウエルト部１４はそれ自体の保持力をもって、インナパネル４ｂとともにバックパネル４を形成しているアウタパネル４ａのフランジ部４ｃに嵌合保持されている。
【００２０】
他方、アウタウエザーストリップ１０は、略偏平状をなすソリッドゴム製のベース部１８の端部にスポンジゴム製の中空リップ１３を一体に押出成形したもので、中空リップ１３はバックパネル４側のアウタパネル４ａに沿うようにこれに圧接しているとともに、ベース部１８の他端から直立したフランジ部１９が両面テープ１１をもってインナウエザーストリップ９側のウエルト部１４に接合固定されている。そして、ベース部１８とフランジ部１９とはそれら両者のなす略Ｖ字状の空間をもって排水溝２０を形成している。
【００２１】
なお、上記中空リップ１２，１３の自由状態での形状を図５に示してある。
【００２２】
ここで、上記インナウエザーストリップ９とアウタウエザーストリップ１０とは、両面テープ１１の接合によることなく例えば押出成形あるいは金型成形にて互いに一体に成形するようにしてもよい。また、アウタウエザーストリップ１０はバックパネル４の下縁部の車幅方向両端相当位置をもって収束しているのに対して、インナウエザーストリップ９はラゲッジルーム６の開口縁の両側部および後部をシールするための図示外のラゲッジウエザーストリップと連続していて、それらとともに全体として閉ループ状のシール線を形成している。
【００２３】
上記インナシールリップとして機能することになるインナウエザーストリップ９側の中空リップ１２のうちアウタウエザーストリップ１０側の面には斜め下方に向けてリブ２１が突設されており、図６に示すようにバックパネル４とともにラゲッジウエザーストリップ８を上下反転させたときには、中空リップ１２の一部とリブ２１とのなす略Ｖ字状の空間をもって水受け部としての上方が開放したドリップ溝２２を形成するように設定されている。
【００２４】
したがって、このように構成されたシール構造によれば、図４に示すようにバックパネル４の展開使用状態でラゲッジドア５を閉止したときには、ラゲッジドア５がインナウエザーストリップ９側の中空リップ１２とアウタウエザーストリップ１０側の中空リップ１３にそれぞれ弾接して、実質的に二重シール構造をもってラゲッジルーム６をシールすることになる。この時、インナウエザーストリップ９側の中空リップ１２がラゲッジドア５の弾接によって撓み変形したとしても、同図に示すようにリブ２１が他の部位と干渉することはない。すなわち、バックパネル４が展開使用状態にあるかぎり上記インナウエザーストリップ９側の中空リップ１２の一部とリブ２１とで形成されるドリップ溝２２は何ら機能しない。
【００２５】
そして、図４に示すようなラゲッジドア５の閉止状態において、アウタウエザーストリップ１０側の中空リップ１３とラゲッジドア５との弾接によるシール部から万が一水が浸入したとしても、それらの水は排水溝２０にて捕集されて流れることになるので、インナウエザーストリップ９を越えてラゲッジルーム６側に浸入するような事態を招くことはない。
【００２６】
その一方、図１の（Ｂ）および図２に示すように、ルーフパネル２とともにバックパネル４を折り畳み格納した場合には、最終的にはバックパネル４が反転姿勢となりながら両者が二つ折り状態となってラゲッジルーム６内に格納されることから、その格納完了状態ではバックパネル４に装着さているラゲッジウエザーストリップ８も図６に示すようにほぼ反転姿勢のものとなる。
【００２７】
そして、バックパネル４とともにラゲッジウエザーストリップ８が図４の展開使用状態から図６の格納完了状態に至る過程においては、ラゲッジウエザーストリップ８も反転姿勢となりながらリブ２１をもって形成されるドリップ溝２２が徐々に上向き状態となることから、図５に示すようにラゲッジドア５の開状態でラゲッジウエザーストリップ８の排水溝２０が何らかの水Ｗを保有していた場合には、図６に示すようにバックパネル４の後方への傾動変位に伴って排水溝２０の水Ｗがフランジ部１９を伝わりながら徐々にドリップ溝２２へと流れ込み、全てがそのドリップ溝２２にて捕集されることになる。
【００２８】
すなわち、バックパネル４の折り畳み格納前に図５のように排水溝２０が何らかの水Ｗを保有していることを認識せずにバックパネル４を格納動作させたとしても、排水溝２０に保有されている水Ｗをドリップ溝２２に移し替えるようにしてそのドリップ溝２２にて捕集することから、ラゲッジルーム６内に水が落ちることがなく、内装や荷物を濡らしてしまうような事態を未然に防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図１】コンバーチブル車の側面説明図で、（Ａ）はルーフパネルおよびバックパネルの展開使用状態を示す図、（Ｂ）は同じく格納途中の状態を示す図。
【図２】図１のコンバーチブル車におけるルーフパネルおよびバックパネルの格納完了状態を示す要部拡大側面説明図。
【図３】図１，２のコンバーチブル車の左後方を斜め上方から見た要部斜視図。
【図４】図３のＢ−Ｂ線に沿う拡大断面図。
【図５】図４の状態からラゲッジドアを開いた状態を示す断面図。
【図６】図５の状態からラゲッジドアが格納状態となるまで反転させたときの断面図。
【図７】従来のコンバーチブル車の一例を示す後斜視図。
【図８】図７のＡ−Ａ線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
２…ルーフパネル
４…バックパネル
５…ラゲッジドア
６…ラゲッジルーム
８…ラゲッジウエザーストリップ
９…インナウエザーストリップ
１０…アウタウエザーストリップ
１２…中空リップ（インナシールリップ）
１３…中空リップ（アウタシールリップ）
１８…ベース部
１９…フランジ部
２０…排水溝
２１…リブ
２２…ドリップ溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a seal structure for a convertible vehicle in which a roof panel and a back panel can be folded and stored, and in particular, in a convertible vehicle in which a hard roof panel and a back panel are folded in a folded state and stored in a luggage room. The present invention relates to a structure that seals between a back panel and a luggage door in order to ensure watertightness of the luggage room.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent No. 2519353 discloses a seal structure of this type of convertible vehicle. In this conventional technique, as shown in FIG. 7, in addition to a hood cloth-like roof 51 and a back panel 53 formed of a rigid body such as a resin panel and provided with a rear window glass 52 at the center, a front opening is provided. And a storage space 55 that can be opened and closed with an openable / closable opening / closing body 54, and draws the roof 51 toward the back panel 53 while folding the bellows into a bellows shape. The roof 51 and the back panel 53 can be stored in the storage space 55 by being tilted to the storage space 55.
[0003]
As shown in FIG. 8, a weather strip 58 having two inner and outer seal lips 56 and 57 is attached to the lower edge of the back panel 53, and the roof 51 and the back panel 53 are in the unfolded state. The front edge of the opening / closing body 54 is elastically brought into contact with the weather strip 58 to seal the storage space 55 to ensure water tightness. A so-called snap-in type weather strip 59 is interposed between the back panel 53 and the rear window glass 52.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional structure, the weather strip 58 is provided with two seal lips 56 and 57, so that it has a substantially double seal structure. However, no consideration is given to the treatment of water held by the weather strip 58 when the back panel 53 is folded and stored together with the roof 51. Therefore, for example, when the back panel 53 is folded and stored as it is without noticing that the weather strip 58 has some water, the back panel 53 is almost inverted with respect to the unfolded state in the storage completed state. The water held by the weather strip 58 until then dripped into the storage space 55.
[0005]
Such a phenomenon often occurs, for example, when the roof 51 and the back panel 53 are folded and stored immediately after rain or after washing, especially when the storage space 55 and the luggage room (loading room) are shared. Is not preferable because it wets the internal luggage and interior.
[0006]
The present invention has been made paying attention to such a problem, and even if the weather strip at the lower edge of the back panel holds some water, the luggage panel can be folded and stored even if the back strip is folded and stored. It is an object of the present invention to provide a seal structure that can prevent water from falling on the surface.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a convertible vehicle in which both the roof panel and the back panel can be stored in the luggage room so that the back panel is in an inverted position with respect to the deployed state while the roof panel and the back panel are folded. When the back panel is unfolded, it is assumed that the luggage door strip attached to the lower edge of the back panel is elastically contacted with a luggage door that can be opened in front and sealed.
[0008]
In addition, the luggage weather strip is provided with an inner seal lip and an outer seal lip so as to have a double seal structure at the time of elastic contact with the luggage door, and a part of the luggage weather strip includes A drip groove that functions as a water receiving portion in the retracted state of the back panel is formed.
[0009]
In this case, it is assumed that the drip groove is formed in the inner seal lip as described in claim 2, for example, and more specifically, the inner seal lip is protruded by a rib as described in claim 3. It is assumed that a drip groove is formed by the rib and the inner seal lip.
[0010]
Therefore, in the inventions according to these first to third aspects, when the luggage weatherstrip is folded and stored so as to be in a substantially inverted posture without noticing that it retains some water, The water is collected by the drip groove and does not drop into the luggage room.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, on the premise of any one of the first to third aspects, the luggage weather strip forms a drainage groove between the inner seal lip and the outer seal lip in a developed state of the back panel. In the process where the back panel moves from the deployed state to the retracted state, the water collected in the drainage groove is transferred to the drip groove and collected in the drip groove. It is a feature.
[0012]
Therefore, in the invention according to claim 4, when the back panel is folded and stored so as to be in a substantially inverted posture without noticing that the luggage weather strip has some water as in the above case. In the process of the transition of the back panel to the retracted state, the water collected in the drainage groove is transferred to the drip groove along the part of the luggage weather strip, and finally caught in the drip groove. Will be gathered.
[0013]
【The invention's effect】
According to the first to fourth aspects of the present invention, even when the luggage weatherstrip is folded and stored so as to be in the inverted posture from the unfolded and used state while the luggage weatherstrip retains some water, the luggage weatherstrip retains it. Since the collected water is collected in the drip groove, the water is not dripped into the luggage room, and it is possible to prevent the interior and luggage from getting wet.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 to 6 are views showing a preferred embodiment of the present invention. In particular, FIGS. 1 and 2 schematically show a process from a roof deployment use state to a storage state of a convertible vehicle.
[0015]
As shown in FIG. 1A, a convertible vehicle body 1 includes a roof panel 2 that covers the upper part of a living room, a back panel 4 with a rear window glass 3 attached, and a luggage door (trunk) that can be opened forward. And a luggage room 6 that can be opened and closed by a lid 5. The roof panel 2 and the back panel 4 are made of steel plates or the like as so-called hard panels, and both are connected so as to be foldable (folded in half) with a hinge (not shown).
[0016]
As shown in FIG. 1A, when the full panel 2 and the back panel 4 are in the unfolded use state, the roof panel 2 is abutted against the front roof rail 7 on the front window glass side. When the roof panel 2 and the back panel 4 are folded and stored by the control, the luggage door 5 is first opened by a front opening method as shown in FIG. The back panel 4 tilts backward about a hinge (not shown) as a center of rotation, and finally the roof panel 2 and the back panel 4 are folded in two as shown in FIG. Both panels 2 and 4 are stored in the luggage room 6 in a state of being almost inverted. With this, the vehicle body 1 takes the form of a so-called open car.
[0017]
Here, since the luggage room 6 is shared by the luggage space and the storage space for the back panel 4 and the like, the luggage door 5 is opened by the rear hinge front opening method when the back panel 4 and the like are stored. While it can be opened, it can be opened by the front hinge and rear opening method when loading and unloading the luggage.
[0018]
3 is a perspective view of the left rear side of the vehicle body 1 shown in FIGS. 1 and 2 as viewed obliquely from above, and FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 3, that is, a cross-sectional view of the lower edge portion of the back panel 4. A luggage weather strip 8 is attached along the vehicle width direction at a position corresponding to the lower edge of the back panel 4 and the front edge of the opening edge of the luggage room 6. The luggage weather strip 8 is formed by joining and fixing an inner weather strip 9 and an outer weather strip 10 located on the front side with a double-sided tape 11, and the luggage door 5 is closed when the back panel 4 is unfolded. Sometimes, the hollow lip 12 on the inner weather strip 9 side that functions as the inner seal lip elastically contacts the inner panel 5a of the luggage door 5, and at the same time, the hollow lip 13 on the outer weather strip 10 side that functions as the outer seal lip is in front of the luggage door 5. It comes in contact with the edge.
[0019]
The inner weather strip 9 is formed by integrally extruding, for example, a solid rubber welt portion 14 having a U-shaped cross section, a sponge rubber hollow lip 12 and an auxiliary lip 15. Is embedded and a plurality of holding lips 17 project, so that the welt part 14 has its own holding force on the flange part 4c of the outer panel 4a that forms the back panel 4 together with the inner panel 4b. Mated and held.
[0020]
On the other hand, the outer weather strip 10 is formed by integrally extruding a sponge rubber hollow lip 13 at the end of a solid rubber base 18 having a substantially flat shape, and the hollow lip 13 is an outer panel on the back panel 4 side. 4a, and a flange portion 19 standing upright from the other end of the base portion 18 is joined and fixed to the welt portion 14 on the inner weather strip 9 side with a double-sided tape 11. The base portion 18 and the flange portion 19 form a drainage groove 20 with a substantially V-shaped space formed by both of them.
[0021]
The shape of the hollow lips 12 and 13 in the free state is shown in FIG.
[0022]
Here, the inner weather strip 9 and the outer weather strip 10 may be formed integrally with each other by, for example, extrusion molding or die molding without joining the double-sided tape 11. Further, the outer weather strip 10 converges at positions corresponding to both ends in the vehicle width direction of the lower edge portion of the back panel 4, whereas the inner weather strip 9 seals both sides and the rear portion of the opening edge of the luggage room 6. For this reason, a non-illustrated luggage weather strip is connected to form a closed loop seal line as a whole.
[0023]
Among the hollow lips 12 on the inner weather strip 9 side that will function as the inner seal lip, ribs 21 protrude from the surface on the outer weather strip 10 side obliquely downward, as shown in FIG. When the luggage weather strip 8 is turned upside down together with the back panel 4, a drip groove 22 is formed with a substantially V-shaped space formed by a part of the hollow lip 12 and the rib 21 and opened upward as a water receiving portion. Is set to
[0024]
Therefore, according to the seal structure configured as described above, when the luggage door 5 is closed with the back panel 4 unfolded as shown in FIG. 4, the luggage door 5 is connected to the hollow lip 12 on the inner weather strip 9 side. The luggage room 6 is substantially sealed with a double seal structure by elastic contact with the hollow lips 13 on the outer weather strip 10 side. At this time, even if the hollow lip 12 on the inner weather strip 9 side is bent and deformed by the elastic contact of the luggage door 5, the rib 21 does not interfere with other parts as shown in FIG. That is, as long as the back panel 4 is in a deployed and used state, the drip groove 22 formed by a part of the hollow lip 12 on the inner weather strip 9 side and the rib 21 does not function at all.
[0025]
And in the closed state of the luggage door 5 as shown in FIG. 4, even if water intrudes from the seal part by the elastic contact between the hollow lip 13 on the outer weather strip 10 side and the luggage door 5, the water is drained. Since it is collected in the groove 20 and flows, there is no possibility of entering the luggage room 6 beyond the inner weather strip 9.
[0026]
On the other hand, as shown in FIG. 1B and FIG. 2, when the back panel 4 is folded and stored together with the roof panel 2, the back panel 4 is finally in the inverted posture while both are folded in two. Therefore, the luggage weather strip 8 attached to the back panel 4 in the storage completed state is almost in an inverted posture as shown in FIG.
[0027]
In the process of the luggage weather strip 8 together with the back panel 4 from the unfolded use state of FIG. 4 to the storage completion state of FIG. 6, the drip groove 22 formed with the ribs 21 is gradually formed while the luggage weather strip 8 is also in the inverted posture. When the drainage groove 20 of the luggage weather strip 8 has some water W in the opened state of the luggage door 5 as shown in FIG. 5, the back panel as shown in FIG. 4, the water W in the drainage groove 20 gradually flows into the drip groove 22 while being transmitted through the flange portion 19, and is collected by the drip groove 22.
[0028]
That is, even if the back panel 4 is retracted without recognizing that the drainage groove 20 holds some water W as shown in FIG. 5 before the back panel 4 is folded and stored, it is retained in the drainage groove 20. Since the collected water W is transferred to the drip groove 22 and collected in the drip groove 22, water does not fall into the luggage room 6 and the interior and luggage are wetted. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory side view of a convertible vehicle, in which (A) shows a deployed state of a roof panel and a back panel, and (B) shows a state in the middle of storage.
FIG. 2 is an enlarged side explanatory view of a main part showing a state where the roof panel and the back panel are completely stored in the convertible vehicle of FIG. 1;
3 is a perspective view of the main part of the convertible vehicle shown in FIGS.
4 is an enlarged sectional view taken along line BB in FIG. 3;
5 is a cross-sectional view showing a state in which the luggage door is opened from the state of FIG. 4;
6 is a cross-sectional view when the luggage door is inverted from the state of FIG. 5 until it is in a retracted state.
FIG. 7 is a rear perspective view showing an example of a conventional convertible vehicle.
8 is an enlarged sectional view taken along line AA in FIG.
[Explanation of symbols]
2 ... Roof panel 4 ... Back panel 5 ... Luggage door 6 ... Luggage room 8 ... Luggage weather strip 9 ... Inner weather strip 10 ... Outer weather strip 12 ... Hollow lip (inner seal lip)
13 ... Hollow Lip (Outer Seal Lip)
18 ... Base part 19 ... Flange part 20 ... Drain groove 21 ... Rib 22 ... Drip groove

Claims

ルーフパネルとバックパネルとを折り畳みながらそのバックパネルが展開状態に対してほぼ反転姿勢となるように両者をラゲッジルーム内に格納可能としたコンバーチブル車にして、上記バックパネルの展開時にはそのバックパネルの下縁部に装着されたラゲッジウエザーストリップに前開き可能なラゲッジドアを弾接させてシールするようにした構造であって、
上記ラゲッジウエザーストリップは、ラゲッジドアとの弾接時に二重シール構造とするべくインナシールリップとアウタシールリップとを備えているとともに、
上記ラゲッジウエザーストリップの一部には、バックパネルの格納状態で水受け部として機能するドリップ溝が形成されていることを特徴とするコンバーチブル車のシール構造。While the roof panel and the back panel are folded, the back panel is made into a convertible vehicle that can be stored in the luggage room so that the back panel is in an inverted position with respect to the deployed state. It is a structure in which a luggage door that can be opened forward is elastically contacted with a luggage weather strip attached to the lower edge portion and sealed.
The luggage weather strip is provided with an inner seal lip and an outer seal lip so as to have a double seal structure at the time of elastic contact with the luggage door.
A drip groove functioning as a water receiving portion in a retracted state of the back panel is formed in a part of the luggage weather strip.

上記ドリップ溝はインナシールリップに形成されていることを特徴とする請求項１に記載のコンバーチブル車のシール構造。The seal structure for a convertible vehicle according to claim 1, wherein the drip groove is formed in an inner seal lip.

上記インナシールリップにはリブが突設されていて、このリブとインナシールリップとでドリップ溝が形成されていることを特徴とする請求項２に記載のコンバーチブル車のシール構造。3. The seal structure for a convertible vehicle according to claim 2, wherein a rib is projected from the inner seal lip, and a drip groove is formed by the rib and the inner seal lip.

上記ラゲッジウエザーストリップはバックパネルの展開状態においてインナシールリップとアウタシールリップとの間に排水溝を形成していて、
バックパネルが展開状態から格納状態に移行する過程では、上記排水溝に捕集されている水をドリップ溝に移し替えるようにしてそのドリップ溝で捕集するようになっていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のコンバーチブル車のシール構造。The luggage weather strip has a drainage groove formed between the inner seal lip and the outer seal lip when the back panel is unfolded.
In the process in which the back panel transitions from the deployed state to the retracted state, the water collected in the drainage groove is transferred to the drip groove and collected in the drip groove. The seal structure for a convertible vehicle according to any one of claims 1 to 3.