JP3910148B2 - 排気口付き分析用具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料(たとえば血液や尿などの生化学的試料)における特定成分(たとえばグルコース、コレステロールあるいは乳酸)を分析する際に使用される分析用具に関する。
【0002】
【従来の技術】
血液中のグルコース濃度を測定する場合、簡易な手法として、使い捨てとして構成されたグルコースセンサを利用する方法が採用されている(たとえば特許文献1参照)。グルコースセンサとしては、たとえば本願の図20、図21(a)および(b)に示したグルコースセンサ9のように、血糖値の演算に必要な応答電流値を、作用極90および対極91を利用して測定できるように構成されたものがある。グルコースセンサ9は、基板92上に、スリット93aが形成されたスペーサ93を介して、カバー94を積層した構成を有している。基板92上には、これらの要素92〜94により、流路95が規定されている。流路95は、毛細管力により血液を移動させるためのものであり、血液を導入するための導入口95aと、流路95の内部を血液が移動する際に流路95の内部の気体を排出するための排気口95bと、を備えている。
【0003】
グルコースセンサ9においては、通常、流路95において適切に血液を移動させるように、カバー94における流路95を規定する面に親水処理を施している。一方、基板92上には、酸化還元酵素および電子伝達物質を含んだ試薬層96が設けられている。この試薬層96は、血液が導入された際に流路95の内部に液相反応系が構築されるように、溶解性の高いものとされている。このため、基板92の表面についても、試薬層96によって親水性の高いものとされている。
【0004】
このように、グルコースセンサ9では、カバー94に親水処理が施され、基板92上に溶解性の高い試薬層96が設けられているため、スペーサ93における流路95に臨む部分に比べて、基板92およびカバー94における流路95を臨む部分のほうが血液が進行しやすくなっている。したがって、流路95に血液を導入した場合には、図21(a)に示したように血液Bの移動状態を側方から観察すれば、基板92の表面およびカバー94の表面の沿った部分に関しては、中央部分に比べて積極的に血液Bが進行する。これに対して、図21(b)に示したように血液Bの移動状態を上方から観察すれば、流路95における幅方向の中心部に関しては、両端部に比べて積極的に血液Bが進行する。血液Bの進行は、図21(c)に示したように血液が排気口95bの縁に到達したときに一応終息する。
【0005】
流路95の内部においては、図21(a)から予想されるように、血液の供給により試薬層96が溶解し、液相反応系が構築される。この液相反応系に対しては、作用極90および対極91を利用して電圧を印加することができ、そのときの応答電流値は作用極90および対極91を用いて測定することができる。応答電流値は、液相反応系における電子伝達物質と作用極90との間の電子授受量を反映したものとして得られる。すなわち、応答電流値は、作用極90の周りに存在し、かつ作用極90と電子の授受を行える電子伝達物質の量(濃度)に相関している。
【0006】
図20に示したように、排気口95bは、一般に、円形状の形態とされている。このような排気口95bにおいては、図21(b)に示したような形態で血液Bが進行すれば、図21(c)に符号97で示したように、排気口95bに隣接した部分に血液Bが到達できず、流路95の端部に血液が供給されない空洞部分が生じることがある。この場合、空洞部分97を埋めるように、経時的に徐々に血液Bが移動し、あるいは血液Bが突然移動してしまうことがある。このような現象が応答電流値を測定しているときに生じたなら、作用極90の周りに存在する電子伝達物質の量(濃度)が急激に変わり、測定される応答電流値が本来得られるべき値からずれてしまう。血液Bの移動現象は、血糖値を測定する度に生じるわけではなく、また血液Bの移動現象が生じるタイミングもグルコースセンサ毎に一様でないため、血液Bの移動現象により、応答電流値の測定再現性、ひいては演算される血糖値の再現性が悪くなってしまう。
【0007】
【特許文献1】
特公平8−10208号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情のもとに考え出されたものであって、試料を移動させるための流路を備えた分析用具において、試料分析の再現性を向上させることを課題としている。
【0009】
【発明の開示】
本発明では、上記した課題を解決するために次の技術的手段を講じている。
【0010】
すなわち、本発明のバリエーションとしての分析用具は、基板上に、特定方向に沿って試料を移動させるための流路が設定された分析用具であって、上記流路が、上記基板の板厚方向視において上記特定方向に直交する幅方向に特定の寸法を有し、かつ当該流路の内部の気体を排出するための排気口を備えた排気口付き分析用具において、上記排気口の縁は、試料の移動方向の上流側に位置する部分に、上記幅方向または略幅方向に延びる直線状部分を有していることを特徴としている。
【0011】
流路は、たとえば上記幅方向の中央部分を移動する試料の移動速度が、他の部分よりも大きくなるように構成される。
【0012】
直線状部分の寸法は、流路における幅方向の寸法と同一または略同一、もしくは流路における幅方向の寸法よりも大きくするのが好ましい。
【0013】
排気口は、たとえば多角形に形成される。典型的には、排気口は、矩形または三角形に形成される。排気口は、半円など、その他の形状であってもよい。
【0014】
本発明の第の側面においては、基板上に、特定方向に沿って試料を移動させるための流路が設定された分析用具であって、上記流路が、上記基板の板厚方向視において上記特定方向に直交する幅方向に特定の寸法を有し、かつ当該流路の内部の気体を排出するための排気口を備えた排気口付き分析用具において、上記流路は、上記幅方向の中央部分を移動する試料の移動速度が、他の部分よりも大きくなるように構成されており、上記排気口の縁は、試料の移動方向の上流側に位置する部分に、中央部分が両端部に比べて試料の移動方向の下流側に向けて凹んだ部分を有していることを特徴とする、排気口付き分析用具が提供される。
【0015】
排気口の縁は、たとえば試料の移動方向の上流側に位置する部分が、試料の移動方向の下流側に向けて凹んだ円弧状とされる。
【0016】
本発明の第1の側面に係る分析用具は、たとえば基板に対してカバーを積層した形態とされ、基板およびカバーにより流路が規定される。この場合、カバーには、板厚方向に貫通し、かつ排気口を構成する貫通孔が形成される。
【0017】
カバーは、たとえばスペーサを介して基板に対して積層される。この場合、スペーサは流路を規定する。流路におけるスペーサにより規定される部分は、流路を規定する他の部分に比べて疎水性が大きくなるように構成される。
【0018】
本発明の他のバリエーションにおいては、基板上に、特定方向に沿って試料を移動させるための流路が設定された分析用具であって、上記流路が、上記基板の板厚方向視において上記特定方向に直交する幅方向に特定の寸法を有し、かつ当該流路の内部の気体を排出するための排気口を備えた排気口付き分析用具において、上記排気口の縁は、試料の移動方向の上流側に位置する部分が、上記流路の内部を移動する試料の先端縁における上記板厚方向視の形状に対応させられていることを特徴とする、排気口付き分析用具が提供される。
【0019】
本発明の第1の側面に係る分析用具においては、たとえば流路が、毛細管力により試料を移動させるように構成される。もちろん、ポンプの動力などを利用して流路の内部において試料を移動させるように構成してもよい。
【0020】
本発明の第の側面においては、基板上に、特定方向に沿って試料を移動させるための流路が設定された分析用具であって、上記流路が上記基板の板厚方向視において上記特定方向に直交する幅方向に特定の寸法を有するとともに、当該流路の内部の気体を排出するための排気口を備えた排気口付き分析用具において、上記流路は、当該流路における上記幅方向の中央部分を移動する試料の移動速度が、他の部分よりも大きくなるように構成されており、上記排気口は、上記流路における試料の移動方向の下流側に隣接した位置に形成されており、上記流路における上記排気口を含む端部には、上記流路の内部における上記幅方向の両端部を移動する試料の移動を阻止するためのストッパ部が設けられていることを特徴とする、排気口付き分析用具が提供される。
【0021】
本発明の第の側面に係る分析用具は、たとえば基板に対して、スリットが形成されたスペーサを介してカバーを積層した形態を有し、かつ基板、スペーサおよびカバーにより流路が規定される。この場合、ストッパ部は、たとえばスリットにおける流路を規定する部分のうち、試料導入口に隣接する部分における幅方向の寸法に比べて、排気口に隣接する部分における幅方向の寸法のほうを小さくすることにより設けられる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0023】
まず、本発明の第1の実施の形態に係るグルコースセンサについて、図1ないし図4を参照して説明する。
【0024】
図1ないし図4に示したグルコースセンサX1は、使い捨てとして構成されたものであり、濃度測定装置(図示略)に装着して使用するものである。このグルコースセンサX1は、長矩形状の基板1に対して、スペーサ2を介してカバー3を積層した形態を有している。グルコースセンサX1においては、各要素1〜3により、基板1の長手方向に延びる流路4が規定されている。流路4は、開口部(導入口)40から導入された血液を、毛細管現象を利用して基板1の長手方向に移動させ、かつ導入された血液を保持するためのものである。
【0025】
スペーサ2は、基板1の上面10からカバー3の下面30までの距離、すなわち流路4の高さ寸法を規定するためのものである。このスペーサ2には、先端部が開放したスリット20が形成されている。スリット20は、流路4の幅寸法を規定するためのものであり、スリット20における先端の開放部分は、流路4の内部に血液を導入するための導入口40を構成している。このスペーサ2は、たとえばアクリルエマルジョン系材料を用いて形成されている。
【0026】
カバー3には、貫通孔31が形成されている。貫通孔31は、流路4の内部の気体を外部に排気するためのものであり、四角形に形成されている。貫通孔31は、縁31aが導入口40側に位置し、かつ当該縁31aが流路4の幅方向(基板1の短手方向)に延びるように設けられている。カバー3の表面は、スペーサ2よりも親水性が高いものとされている。カバー3は、たとえばビニロンなどにより形成されて全体が親水性の高いものとされ、あるいは流路4を臨む面に親水処理が施されている。親水処理は、たとえば紫外線を照射することにより、あるいはレシチンなどの界面活性剤を塗布することにより行われる。
【0027】
図2および図3によく表れているように、基板1の上面10には、作用極11、対極12および試薬部13が形成されている。作用極11および対極12は、全体として基板1の長手方向に延びている。作用極11および対極12の端部11a,12aは、基板1の短手方向に延び、かつ長手方向に並んでいる。一方、作用極11および対極12の端部11b,12bは、濃度測定装置(図示略)に設けられた端子に接触させるための端子部を構成している。基板1は、作用極11および対極12の端部11b,12b,11a,12aが露出するようにして絶縁膜14により覆われている。絶縁膜14は、たとえば撥水剤を含む紫外線硬化樹脂により形成されており、疎水性の高いものとされている。
【0028】
試薬部13は、作用極11および対極12の端部11a,12aどうしを橋渡すようにして設けられており、たとえば電子伝達物質および相対的に少量の酸化還元酵素を含む固体状に形成されている。この試薬部13は、血液に対して容易に溶解するものとして形成されている。したがって、流路4に血液を導入した場合には、基板1の表面に沿って試料が移動しやすく、また流路4の内部には、電子伝達物質、酸化還元酵素およびグルコースを含む液相反応系が構築される。
【0029】
酸化還元酵素としては、たとえばGODやGDHを用いることができ、典型的にはPQQGDHが使用される。電子伝達物質としては、たとえばルテニウム錯体や鉄錯体を使用することができ、典型的には[Ru(NH3)6]Cl3やK3[Fe(CN)6]を使用することができる。
【0030】
グルコースセンサX1を用いた血糖値の測定は、グルコースセンサX1を濃度測定装置(図示略)に装着した上で、グルコースセンサX1の導入口40を介して流路4に血液を供給することにより、濃度測定装置(図示略)において自動的に行われる。
【0031】
濃度測定装置(図示略)に対してグルコースセンサX1を装着した場合、グルコースセンサX1の作用極11および対極12が濃度測定装置の端子(図示略)に接触する。これにより、血液の導入後に構築される液相反応系に対しては、作用極11および対極12を利用して電圧を印加し、あるいは電圧印加時の応答電流値を測定することができる。一方、流路4に血液を供給した場合、流路4において生じる毛細管現象により、血液が導入口40から貫通孔31に向けて進行する。血液の進行過程においては、血液により試薬部13が溶解させられ、流路4の内部に液相反応系が構築される。
【0032】
グルコースセンサX1では、カバー3における流路4を臨む部分の親水性が高くされ、基板1上に溶解性の高い試薬層13が設けられている。そのため、スペーサ2における流路4に臨む部分に比べて、基板1およびカバー3における流路4を臨む部分のほうが、血液が進行しやすくなっている。したがって、流路4においては、図5に示したように血液Bの移動状態を側方から観察すれば、基板1の表面およびカバー3の表面の沿った部分に関しては、中央部分に比べて積極的に血液Bが進行する。これに対して、図6に示したように、血液Bの移動状態を上方から観察すれば、流路4における幅方向の中心部に関しては、両端部に比べて積極的に血液Bが進行する。血液Bの進行は、図7に示したように血液が貫通孔31の縁31aに到達したときに終息する。
【0033】
液相反応系においては、たとえば酸化還元酵素が血液中のグルコースと特異的に反応してグルコースから電子が取り出され、その電子が電子伝達物質に供給されて電子伝達物質が還元型とされる。液相反応系に対して作用極11および対極12を利用して電圧を印加した場合、還元型とされた電子伝達物質から作用極11に電子が供給される。したがって、濃度測定装置においては、たとえば作用極11に対する電子供給量を、応答電流値として測定することができる。濃度測定装置(図示略)では、流路4に対する血液の供給から一定時間が経過したときに測定される応答電流値に基づいて、血糖値が演算される。
【0034】
グルコースセンサX1では、貫通孔31が四角形とされ、血液の進行を止める貫通孔31の縁31aが流路4の幅方向に延びる直線状とされている。そのため、図7と図21(c)とを比較すれば分かるように、グルコースセンサX1では、貫通孔 (排気口95b)が円形とされている場合に比べて、流路4(95)の端部において、血液が供給されない空洞部分47(97)が生じる可能性が小さくなり、また空洞部分47が生じたとしてもその容積は小さくなる。したがって、グルコースセンサX1では、血液Bの移動が一旦終息した後に、空洞部分47に血液Bが移動する可能性が小さく、また血液Bの移動が生じたとしても、その移動量は小さなものとなる。その結果、作用極11の端部11aの周りに存在する電子伝達物質の量(濃度)が急激に変化する可能性も低減し、測定される応答電流値が本来得られるべき値により近いものとなる。したがって、グルコースセンサX1では、応答電流値の測定再現性、ひいては演算される血糖値の再現性を良好なものとすることができる。
【0035】
グルコースセンサX1においては、カバー3の貫通孔31が四角形とされているが、上述した効果を得るためには、血液の進行を止める貫通孔の縁が、流路の幅方向に延びる直線状とされていればよい。したがって、図8(a)に示したように、貫通孔31′の形状が三角形、あるいは図8(b)に示したように、貫通孔31″の形状が半円であってもよく、またその他の形状であってもよい。
【0036】
次に、本発明の第2の実施の形態に係るグルコースセンサについて、図9および図10を参照して説明する。ただし、これらの図においては、先に説明したグルコースセンサX1と同一の要素について同一の符号を付してあり、ここでは重複説明を省略するものとする。
【0037】
図9および図10に示したグルコースセンサX2は、カバー3の貫通孔31Aの形態が先に説明した第1の実施の形態に係るグルコースセンサX1(図1参照)とは異なっている。貫通孔31Aは、血液の進行を止める縁31Aaが血液の進行方向に向けて凹んだ円弧状とされている。
【0038】
上述したように、流路4の内部に血液を供給した場合には、流路4の幅方向の中心部が両端部に比べて積極的に進行し、その結果、血液の進行方向の縁は弧状となる。したがって、貫通孔31Aにおける血液Bの進行を止める縁31Aaの形状を、血液Bの進行方向に向けて凹んだ円弧状とすれば、縁31Aaの全体において、血液の進行を同時的に止めることができるようになる。その結果、グルコースセンサX1のように、貫通孔31の縁31aを直線状とする場合(図7など参照)に比べて、流路4の端部において、血液Bが供給されない空洞部分(47)が生じる可能性をさらに小さくし、また空洞部分 (47)が生じたとしてもその容積をさらに小さくすることができる。したがって、グルコースセンサX2においては、応答電流値の測定再現性、ひいては演算される血糖値の再現性をさらに改善することができる。
【0039】
次に、本発明の第3の実施の形態に係るグルコースセンサについて、図11および図12を参照して説明する。
【0040】
図11および図12に示したグルコースセンサX3は、流路4における血液の進行方向側の端部にストッパ部22を設けたものである。このストッパ部22は、スペーサ2に設けられた一対の突起22Cにより構成されている。突起22Cは、流路4における幅方向の内方に向けて突出するものであり、円弧状のストッパ面22cを有している。
【0041】
ストッパ部22は、流路4の長手方向の端部において、幅方向の端部に位置している。すなわち、流路4に血液が導入された場合に、空洞部分ができ得る部位(図7参照)に形成されている。したがって、ストッパ部22を設けることにより、血液の導入後において、流路4に空洞部分が生じてしまうことを抑制することができるようになる。
【0042】
このような効果を確実に得るためには、ストッパ部22は、流路4における幅方向の中央部を進行する血液が排気口31Cの縁に接触するよりも先に、もしくは同時的に、流路4における幅方向の端部を進行する血液が接触するように構成するのが好ましい。
【0043】
ストッパ部22の構成は、先に説明したものには限定されない。たとえば、図13(a)に示したように、スペーサ2′に段部22C′を設けることによりストッパ部22′を設けてもよく、また図13(b)に示したようにストッパ部22″を矩形の突起22C″により構成してもよく、その他の構成によりストッパ部を形成してもよい。
【0044】
本発明は、上述した第1ないし第3の実施の形態に係るグルコースセンサには限定されない。本発明は、たとえば血液以外の試料を用いてグルコースを測定するためのグルコースセンサ、血液中のグルコース以外の成分、あるいは血液以外の試料液を用いてグルコース以外の成分を分析するための分析用具に対しても適用することができる。
【0045】
【実施例】
以下においては、本発明に係るグルコースセンサが、応答電流値の測定において、再現性が改善されていることについて実証する。
【0046】
(グルコースセンサの作成)
実施例1〜3および比較例1〜3で使用するグルコースセンサは、基板およびこの基板上に設ける各構成要素(図2参照)については同様な手法により作成した。まず、PET製の基板上に、カーボンインクを用いたスクリーン印刷により作用極および対極を形成した。次いで、作用極および対極の両端部を露出させるようにして、接触角が95度であるUV硬化樹脂を用いて、基板を絶縁膜により覆った。続いて、電子伝達層および酵素含有層からなる2層構造の試薬部を形成した。電子伝達層は、基板上における作用極および対極が露出する部分に電子伝達物質を含む第1材料液を0.4μL塗布した後に第1材料液を送風乾燥(30℃、10%Rh)することにより形成した。酵素含有層は、電子伝達層上に、酸化還元酵素を含む第2材料液を0.3μL塗布した後に第2材料液を送風乾燥(30℃、10%Rh)することにより形成した。
【0047】
第1材料液は、下記表1に▲1▼〜▲4▼で示した材料をその番号通りの順序で混合した混合液を、1〜3日放置した後、この混合液に電子伝達物質を添加することにより調製した。電子伝達物質としては、[Ru(NH3)6]Cl3(同仁化学研究所「LM722」)を使用した。
【0048】
【表1】
Figure 0003910148
【0049】
表1などにおいて、SWNはルーセンタイトSWNの略称であり、CHAPSは3-[(3-cholamidopropyl)dimethylammonio] propanesulfonic acidの略称であり、ACESはN-(2-acetamido)-2-aminoethanesulfonic acidの略称である。SWNとしてはコープケミカル(株)製「3150」を使用し、CHAPSとしては同仁化学研究所製「KC062」を使用し、ACESとしては同仁化学研究所製「ED067」を使用した。なお、ACES溶液はpHが7.5となるように調製した。
【0050】
一方、第2材料液は、酸化還元酵素を0.1%CHAPSに溶解させることにより調製した。酸化還元酵素としては、酵素活性が500U/mgであるPQQGDHを使用した。
【0051】
次いで、試薬部を避けるようにして絶縁膜上にアクリルエマルジョン系粘着剤を塗布した後に、スペーサ、カバーを積層することによりグルコースセンサを作成した。
【0052】
実施例1
本実施例では、応答電流値のタイムコースに基づいて再現性を評価した。グルコースセンサとしては、表2に示したとおり、四角形の貫通孔(排気口)が形成された厚みが270μmのカバーを採用し、かつスペーサによって流路の長さ寸法を2.84mm、幅寸法を1.5mm、厚み寸法を0.06mmに設定したものを用いた。応答電流値のタイムコースは、グルコース濃度が400mg/dLであり、かつHct値の異なる3種類の血液(Hct値が20%、43%、および70%)を用いて、各Hct値の血液毎に30回測定した。作用極と対極との間への電圧印加は、印加電圧値を200mVとして血液の供給開始から5秒後に開始し、応答電流値は、電圧印加の開始から、50msec毎に経時的に測定した。タイムコースの測定結果を図14(a)〜(c)に、タイムコースにおける乱れ発生率を表2に示した。
【0053】
実施例2
本実施例では、表2に示したとおり、グルコースセンサとしてカバーの厚みを200μmに設定したものを用いた以外は、実施例1と同様にして応答電流値を測定した。タイムコースの測定結果を図15(a)〜(c)に、タイムコースにおける乱れ発生率を表2に示した。
【0054】
実施例3
本実施例では、表2に示したとおり、図9および図10に示したような貫通孔(排気口)を備えたカバーを採用したグルコースセンサを使用した以外は、実施例1と同様にして応答電流値を測定した。貫通孔における血液の進行を止める縁は、血液の進行方向に向けて凹んだ曲率半径が1mmの円弧状の凹縁とした。タイムコースの測定結果を図16(a)〜(c)に、タイムコースにおける乱れ発生率を表2に示した。
【0055】
比較例1
本比較例では、表2に示したとおり、直径が2mmの円形の貫通孔(排気口)を備えたカバーを採用したグルコースセンサを用いた以外は、実施例1と同様にして応答電流値を測定した。タイムコースの測定結果を図17(a)〜(c)に、タイムコースにおける乱れ発生率を表2に示した。
【0056】
比較例2
本比較例では、表2に示したとおり、グルコースセンサとして流路の長さ寸法が2.60mmに設定されたものを用いた以外は、比較例1と同様にして応答電流値を測定した。タイムコースの測定結果を図18(a)〜(c)に、タイムコースにおける乱れ発生率を表2に示した。
【0057】
比較例3
本比較例では、表2に示したとおり、グルコースセンサとしてカバーの厚みが200μm、流路の長さ寸法が2.60mmに設定されたものを用いた以外は、比較例1と同様にして応答電流値を測定した。タイムコースの測定結果を図19(a)〜(c)に、タイムコースにおける乱れ発生率を表2に示した。
【0058】
【表2】
Figure 0003910148
【0059】
比較例1〜3から分かるように、貫通孔(排気口)の形状を円形とすれば、応答電流値のタイムコースにおいて乱れが生じている。これに対して、実施例1〜3から分かるように、貫通孔(排気口)における上流側の縁を直線あるいは下流側に向けて凹んだ形状とした場合には、応答電流値のタイムコースにおいて乱れが生じていない。したがって、流路における血液の移動を終息させるための排気口の縁を直線あるいは凹縁とすれば、応答電流値の測定において、良好な再現性が得られることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るグルコースセンサの全体斜視図である。
【図2】図1に示したグルコースセンサの分解斜視図である。
【図3】図1のIII‐III線に沿う断面図である。
【図4】図1に示したグルコースセンサの端部を、カバーを取り除いた状態で示した平面図である。
【図5】図1に示したグルコースセンサにおける血液の進行状態を説明するためのものであり、図3に相当する断面図である。
【図6】図1に示したグルコースセンサにおける血液の進行状態を説明するためのものであり、図4に相当する平面図である。
【図7】図1に示したグルコースセンサにおける血液の進行状態を説明するためのものであり、図4に相当する平面図である。
【図8】グルコースセンサの他の例を示す全体斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るグルコースセンサを示す全体斜視図である。
【図10】図9に示したグルコースセンサにおける血液の移動が終息した状態を示す図4に相当する平面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るグルコースセンサを示す全体斜視図である。
【図12】図11に示したグルコースセンサにおける端部を、図4に相当する平面図として示したものである。
【図13】ストッパ部の他の例を説明するためのものであり、グルコースセンサの端部を、図4に相当する平面図として示したものである。
【図14】実施例1における応答電流値の測定結果を、タイムコースとして示したグラフである。
【図15】実施例2における応答電流値の測定結果を、タイムコースとして示したグラフである。
【図16】実施例3における応答電流値の測定結果を、タイムコースとして示したグラフである。
【図17】比較例1における応答電流値の測定結果を、タイムコースとして示したグラフである。
【図18】比較例2における応答電流値の測定結果を、タイムコースとして示したグラフである。
【図19】比較例3における応答電流値の測定結果を、タイムコースとして示したグラフである。
【図20】従来のグルコースセンサの一例を示す全体斜視図である。
【図21】図20に示したグルコースセンサにおける血液の進行状態を説明するためのものであり、(a)はグルコースセンサの端部の断面図、(b)および(c)はグルコースセンサの端部を、カバーを取り除いた状態で示した平面図である。
【符号の説明】
X1〜X3 グルコースセンサ(分析用具)
1 基板
2,2′ スペーサ
22,22′,22″ ストッパ部
3 カバー
31,31′,31″,31A,31C (カバーの)貫通孔
31a,31Aa (貫通孔の)縁
4 流路
B 血液(試料)

Claims (7)

  1. 基板上に、特定方向に沿って試料を移動させるための流路が設定された分析用具であって、
    上記流路が、上記基板の板厚方向視において上記特定方向に直交する幅方向に特定の寸法を有し、かつ当該流路の内部の気体を排出するための排気口を備えた排気口付き分析用具において、
    上記流路は、上記幅方向の中央部分を移動する試料の移動速度が、他の部分よりも大きくなるように構成されており、
    上記排気口の縁は、試料の移動方向の上流側に位置する部分に、中央部分が両端部に比べて試料の移動方向の下流側に向けて凹んだ部分を有していることを特徴とする、排気口付き分析用具。
  2. 上記排気口の縁は、試料の移動方向の上流側に位置する部分が、試料の移動方向の下流側に向けて凹んだ円弧状とされている、請求項に記載の排気口付き分析用具。
  3. 上記基板に対してカバーを積層した形態とされているとともに、上記基板および上記カバーにより上記流路が規定された分析用具において、
    上記カバーには、上記板厚方向に貫通し、かつ上記排気口を構成する貫通孔が形成されている、請求項1または2に記載の排気口付き分析用具。
  4. 上記カバーは、スペーサを介して上記基板に対して積層されており、かつ、上記スペーサは上記流路を規定するものであり、
    上記流路における上記スペーサにより規定される部分は、上記流路を規定する他の部分に比べて疎水性が大きくされている、請求項に記載の排気口付き分析用具。
  5. 上記流路は、毛細管力により試料を移動させるように構成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の排気口付き分析用具。
  6. 板上に、特定方向に沿って試料を移動させるための流路が設定された分析用具であって、
    上記流路が上記基板の板厚方向視において上記特定方向に直交する幅方向に特定の寸法を有するとともに、当該流路の内部の気体を排出するための排気口を備えた排気口付き分析用具において、
    上記流路は、当該流路における上記幅方向の中央部分を移動する試料の移動速度が、他の部分よりも大きくなるように構成されており、
    上記排気口は、上記流路における試料の移動方向の下流側に隣接した位置に形成されており、
    上記流路における上記排気口を含む端部には、上記流路の内部における上記幅方向の両端部を移動する試料の移動を阻止するためのストッパ部が設けられていることを特徴とする、排気口付き分析用具。
  7. 上記基板に対して、スリットが形成されたスペーサを介してカバーを積層した形態を有し、かつ上記基板、上記スペーサおよび上記カバーにより上記流路が規定されており、
    上記ストッパ部は、上記スリットにおける上記流路を規定する部分のうち、試料導入口に隣接する部分における上記幅方向の寸法に比べて、上記排気口に隣接する部分における上記幅方向の寸法のほうを小さくすることにより設けられている、請求項に記載の排気口付き分析用具。
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