JP3909946B2 - 双方向波長スイッチ及び光合分波装置 - Google Patents

双方向波長スイッチ及び光合分波装置 Download PDF

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Description

【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長多重伝送システムに用いて好適な双方向波長スイッチ及び光合分波装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、通信技術の高度化,複雑化に伴い、波長多重伝送(WDM)システムが案出されている。図20は、従来案出されている波長多重伝送システムを示すブロック図であり、この図20に示す波長多重伝送システム100′は、光合分波装置1′−a,1′−bを用いてネットワーク化されている。
【0004】
また、伝送路には、通常、一対以上の光ファイバペア7′が用いられ、一方の光ファイバ8′−aを上りの通信回線として使用するとともに、他方の光ファイバ8′−bを下りの通信回線に使用するようになっている。また、光増幅中継器9′−aが、光ファイバ8′−a,8′−bの損失を補償するため光ファイバ8′−a,8′−b中に配置される。一つの中継器9′−aは、上下回線用に少なくとも二つ以上の光増幅器9′−bを備えている。端局50a′,50b′,50c′,60′からは、波長の異なる複数の信号光(WDM信号)が一本の光ファイバ中に送出される。WDM信号は、光合分波装置1′−a,1′−bにより波長毎に伝送路が振り分けられ、端局50a′,50b′,50c′,60′へ送られる。
【0005】
WDMネットワークに用いられる光合分波装置1′−a,1′−bは、OADM(optical add ‐drop multiplexer)回線を組み合わせることにより構成される。
図21は、OADM回路の基本特性を説明するための図である。OADM回路30′aは、幹線系伝送路ファイバ8′−c中を伝搬するWDM信号(λ1 ,λ2 ,・・,λ n)のうちいくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ8′−eへ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ8′−dから入力される信号光と合波して幹線系伝送路ファイバ8′−fへ出力する。通常、分岐する信号光波長と、挿入する信号光波長とは、同一波長に選ばれる。
【0006】
WDM光通信システムにおいては、通常、上下回線用に少なくとも一つ以上の光ファイバペアを用いる。従って、光合分波装置1′−a,1′−bは、図21の様なOADM回路を少なくとも2つ以上用いて構成される。
光合分波装置1′−a,1′−bは、例えば、図22に示すように、基幹系の光ファイバ8′−a,8′−bにそれぞれOADM回路30′aを介装するとともに、分岐・挿入系の光ファイバぺア8−g,8−hが接続されて構成される。
【0007】
また、OADMの波長選択性に自由度を持たせるため、透過特性を可変できる音響光学チュウナブルフィルタ(Acousto-optic tunable filter 以下「AOTF」と言う)を用いてOADMを構成することが考えられる。
AOTFは、音響光学効果を応用したデバイスであり、その透過特性を可変できる光フィルタとして有効である。AOTFの構成としては幾つかのものが考えられているが、基本動作原理は同じである。説明のため、一例として図23に示すような構成のAOTFを考える。
【0008】
図23に示すAOTF30′は、RF信号(Radio Frequency) を制御ポート30−7から電極部30′−1(IDT,以下「トランスデューサ」と言う)に与えることにより、表面弾性波(SAW)を発生させる。SAWは、SAWクラッド30′−2を伝搬し、SAW吸収体30′−3によって吸収される。一方、信号光は、光入力ポート01から入射し、PBS(Polarization beam splitter)30′−4によって偏光分離され、二つの光導波路へと分岐される。SAWと信号光が重なり合い干渉しあうと、音響光学効果により、一部の波長の光のみが選択的に偏光変換を受ける。偏光変換された波長の光は、出力側のPBS30′−5によって偏波分離され、光出力ポート02′から出射される。また、これと同時に、光入力ポート02から信号光を入力すると、偏光変換された光は光出力ポート02′から出射され、その他の光は出力ポート01′から出射される。RF信号周波数すなわちSAW周波数と偏光変換される光の波長は、温度が一定の条件では一対一に対応する。すなわち、RF信号周波数を変化させることにより、各出力ポートから出射される光の波長を選択することが可能である。
【0009】
このAOTF30′をOADMとして用いる場合には、例えば、光入力ポート01をメイン入力ポートに、光入力ポート02をアド光(挿入光)入力ポートに、光出力ポート01′をメイン出力ポートに、光出力ポート02′をドロップ光(分岐光)入力ポートに対応させて使用する。RF信号を入力すると、そのRF周波数に対応した波長の光を同時に挿入・分岐(アド・ドロップ)することができる。また、周波数の異なる複数のRF信号を同時に入力した場合には、それらのRF周波数に対応した複数の波長の光を選択することができる。即ち、複数かつ任意の波長の光を同時に選択できるOADMフィルタとして非常に有効である。AOTFは、原理的には双方向性を持っており、入出力ポートを入れ換えても同じように動作する。
【0010】
この様なAOTF30′を用いた光合分波装置の構成は、例えば図22の光合分波装置の構成から考えると、具体的には図24に示すような構成になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成では、AOTFを2台必要とし、しかも2台毎に、それを駆動するためのRF信号源および駆動回路が必要であるととともに、装置の構成が複雑となる課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたものであり、双方向性可変フィルタ機能を有する光デバイスと光サーキュレータとを組み合わせることにより、光デバイスの付設数を少なくして信号光の切り替えをできるようにした、双方向波長スイッチ及び光合分波装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の双方向波長スイッチは、一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対とをそなえ、一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記他方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成されるとともに、他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を一方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成された双方向性可変フィルタ機能を有する光デバイスと、光デバイスにおける一方の入出力端対及び他方の入出力端対のうちのいずれかに接続されて、光サーキュレータを使用することにより、いずれかの入出力端対をなす一対の入出力端のうちのいずれか一方の入出力端と双方向光信号伝送手段との間で、光信号の入出力経路を切り替える第1光信号経路切替部とをそなえ、かつ、該いずれかの入出力端対をなす一対の入出力端のうちのいずれか他方の入出力端は双方向伝送路に接続されたことを特徴とする
【0013】
更に、本発明の双方向波長スイッチは、光デバイスが、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタとして構成することもできる
【0014】
または、本発明の双方向波長スイッチは、第1光信号経路切替部に接続されていない方の入出力端対に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、光デバイスと双方向光信号伝送手段との間で、光信号の入出力経路を切り替える第2光信号経路切替部を設けることもできる
また、本発明の双方向光スイッチは、第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成するいずれかの入出力端に3端子光サーキュレータを接続するように構成することもできる
【0015】
または、本発明の双方向波長スイッチは、第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端にそれぞれ3端子光サーキュレータを接続するように構成することもできる
さらに、本発明の双方向波長スイッチは、第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成するいずれかの入出力端に3端子光サーキュレータを接続するように構成することもできる
【0016】
または、本発明の双方向波長スイッチは、第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端にそれぞれ3端子光サーキュレータを接続するように構成することもできる
一方、本発明の光合分波装置は、一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対をそなえ、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を他方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するとともに、他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記一方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタと、音響光学チュウナブルフィルタにおける一方の入出力端対接続されて、サーキュレータを使用することにより、一方の入出力端対をなす一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、一方の入出力端対をなす他方の入出力端と光合波路との間、および一方の入出力端対をなす一方又は他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部と、音響光学チュウナブルフィルタにおける他方の入出力端対に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、他方の入出力端対をなす一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、他方の入出力端対をなす他方の入出力端と光合波路との間、および他方の入出力端対をなす一方又は他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第2光信号経路切替部とをそなえて構成されたことを特徴とする
【0017】
さらに、本発明の光合分波装置は、第1光信号経路切替部が、第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうちの光分岐路,光合波路へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成されるとともに、第2光信号経路切替部が、第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうちの光分岐路,光合波路へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成することもできる
【0018】
または、本発明の光合分波装置は、第1光信号経路切替部が、第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうち双方向光伝送手段へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成されるとともに、第2光信号経路切替部が、第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうち双方向光伝送手段へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成することもできる
【0019】
または、本発明の光合分波装置は、第1光信号経路切替部が、第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端に接続されて、双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えるための複数の3端子光サーキュレータをそなえて構成されるとともに、第2光信号経路切替部が、第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端に接続されて、双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えるための複数の3端子光サーキュレータをそなえて構成することもできる
【0020】
または、本発明の光合分波装置は、第1光信号経路切替部又は第2光信号経路切替部に、強制的に光信号を該双方向光伝送手段側へ切り替える強制スイッチ部を設けることもできる
または、本発明の光合分波装置は、第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と光分岐路との間に、光合波部が設けられるとともに、第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と光合波路との間に、光分岐部を設けて構成することもできる
【0021】
その上、本発明の光合分波装置は、光合波部又は光分岐部を、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタで構成することもできる
または、本発明の光合分波装置は、第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と光分岐路,光合波路との間に、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタを設けて構成することもできる
【0022】
他方、本発明の光合分波装置は、一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対とをそなえ、一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を他方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成されるとともに、他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を一方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成された双方向性可変フィルタ機能を有する光デバイスと、光デバイスにおける一方の入出力端対接続されて、光サーキュレータを使用することにより、一方の入出力端対における該一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、一方の入出力端対をなす他方の入出力端と光合波路との間、および一方の入出力端対をなす一方又は他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部と、光デバイスにおける他方の入出力端対に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、他方の入出力端対における一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、他方の入出力端対をなす他方の入出力端と光合波路との間、および他方の入出力端対をなす一方又は他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第2光信号経路切替部とをそなえて構成されたことを特徴としている
また、本発明の光合分波装置は、一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対をそなえ、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、上記両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタと、該音響光学チュウナブルフィルタにおける該一方の入出力端対及び他方の入出力端対にそれぞれ接続されて、それぞれ光サーキュレータを使用することにより、該音響光学チュウナブルフィルタと双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部及び第2光信号経路切替部とをそなえて構成され、かつ、該第1光信号経路切替部又は該第2光信号経路切替部に、強制的に光信号を該双方向光伝送手段側へ切り替える強制スイッチ部が設けられていることを特徴としている。
さらに、本発明の光合分波装置は、一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対をそなえ、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、上記両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタと、該音響光学チュウナブルフィルタにおける該一方の入出力端対及び他方の入出力端対にそれぞれ接続されて、それぞれ光サーキュレータを使用することにより、該音響光学チュウナブルフィルタと双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部及び第2光信号経路切替部とをそなえて構成され、かつ、上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と該光分岐路との間に、光合波部が設けられるとともに、上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と該光合波路との間に、光分岐部が設けられたことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(a)第1実施形態の説明
図1は、本発明の第1実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図1に示す伝送システム100は、波長多重信号を送受信する光送受信端局50a,50b間が双方向光信号伝送手段としての光ファイバペア(幹線系伝送路)7を介して接続された伝送システムであるが、さらに、光受信端局50a,50b間に光合分波装置1を介装して構築される。
【0024】
光ファイバペア7は、一方の光ファイバ8を上りの回線として用いるほか、他方の光ファイバ9を下りの回線として用いる。
光合分波装置1は、光受信端局50aから送出されて幹線系伝送路ファイバ8中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)のうちのいくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ15へ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ25から入力される信号光と合波して光受信端局50bに通ずる幹線系伝送路ファイバ8へ出力するものである。さらに、光受信端局50bにて送出されて幹線系伝送路ファイバ9中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)からも、光合分波装置1は、いくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ25へ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ15から入力される信号光と合波して光受信端局50aに通ずる幹線系伝送路ファイバ9へ出力するものでもある。
【0025】
ここで、光合分波装置1は、双方向伝送路15,25を介してブランチ端局60と接続される。
通常、分岐する信号光波長と挿入する信号光波長とは、同一波長に選ばれるようになっている。
このため、光合分波装置1は、音響光学チュウナブルフィルタ(Acousto Optical Tunable Filter〔以下、「AOTF」と言う。〕)30,第1切替部10,第2切替部20をそなえて構成される。
【0026】
ここで、AOTF30(AOTF30′に相当)は、音響光学効果を応用したデバイスであり、RF信号を制御ポート30−7より供給されることにより、入力光信号の出力状態を制御しうるものであり、各入出力端01(ポート番号1),02(ポート番号3),01′(ポート番号2),02′(ポート番号4)から入力される信号光を所望の入出力端01,02,01′,02′から出力するように切替制御を行なうものである。ここで、下記の表1は、AOTF30の入出力信号の切替え制御を示す表である。
【0027】
【表1】
Figure 0003909946
【0028】
なお、基幹系の光ファイバ8,9を伝送される信号光は、入出力端02,02′にて入出力されるようになっており、一方、光ファイバ25を伝送される信号光は、入出力端01にて入出力される他、光ファイバ15を伝送される信号光は、入出力端01′にて入出力されるようになっている。
また、AOTF30は、RF信号周波数すなわちトランスデューサーにて発生するSAW周波数による音響光学効果の影響が及ぶ光波長は、温度が一定の条件では一対一に対応していることに基づき、RF信号周波数を変化させることにより、各入出力端01,02,01′,02′から出力される信号光を選択することができる。
【0029】
例えば、上記表1 に示すように、制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態で、AOTF30は、光送受信端局50aから入出力端02へ波長多重信号λ−3,λ′−3を入力されると、所望の波長の信号光λ−3を分岐光として入出力端01′からブランチ端局60に通ずる双方向伝送路としての光ファイバ15中へ出力するようになっている。更に、AOTF30は、ブランチ端局60から双方向伝送路としての光ファイバ25中を伝送される信号光λ−1,λ′−1を入出力端01から入力される、AOTF30は、所望の信号光λ−1を合波光として入出力端02′から出力するようになっている。
【0030】
別言すると、AOTF30は、制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFのときは、AOTF30は、光送受信端局50aから入出力端02へ波長多重信号λ−3,λ′−3を入力されると、信号光λ−3,λ′−3を入出力端02′から双方向伝送手段としての光ファイバ8,9に通ずる光サーキュレータ11へ向けて出力するようになっている。更に、AOTF30は、ブランチ端局にて送出された双方向伝送路としての光ファイバ25中を伝送される信号光λ−1,λ′−1を入出力端01から入力されると、信号光λ−2,λ′−2を入出力端01′から出力するようになっている。
【0031】
ここで、図1に示す括弧書きにある信号光は、制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFのときの、信号光の経路を示すことを意味する。
なお、上記の信号光λ−3,λ′−3,λ−2,λ′−2等は、それぞれ常に1波長の信号光を意味するものではなく、複数の信号光を含んでいる場合をも意味するものである。
【0032】
AOTF30にRF信号を入力した時に、SAWによる音響光学効果の影響を受ける信号光の波長をλとして表記しており、他方、影響を受けない信号光の波長をλ′とする。図1中、λ−iのiは、信号光λ−iが入力する入出力端のポート番号を示す。
また、制御ポート30−7へ入力されるRF信号は、光合分波装置1内に付設されるRF信号源(図示しない)から供給されるようになっている。また、RF信号源(図示しない)は、光送受信端局50a,50bやブランチ端局60に付設することもできる。以下、RF信号源が、光合分波装置1内に付設される場合を前提に説明するが、光合分波装置1 外に付設されている場合も同じことを意味する。
【0033】
光送受信端局50b等の光合分波装置1とは離隔した位置にRF信号源を付設した場合には、RF信号を光信号に変換して、信号光が伝送される光ファイバ8,9,15,25を伝送するようにすることもできる。例えば、光ファイバ15,25を介してブランチ端局60から送られてきたRF光信号を所望のRF信号を制御ポート30−7に入力するようにすることもできる。
【0034】
また、第1光信号経路切替部としての第1切替部10は、AOTF30における一方の入出力端対に接続されて光サーキュレータを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路8,9との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なうものである。
ここで、サーキュレータ(circulator) は、数個の端子をもち、ある端子に入ったエネギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものであり、図1に示す第1切替部10の3端子光サーキュレータ11は、3個の端子C1,C2,C3をもち、端子C1を光ファイバ9と接続し、端子C2をAOTF30の入出力端02′に接続し、端子C3を光ファイバ8と接続して構成されている。そして、この3端子光サーキュレータ11では、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図1中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっており、例えば、光ファイバ9を伝送されてくる信号光は、3端子光サーキュレータ11により、AOTF30へ向けて出力されるようになっていて、AOTF30から出力された信号光は、光サーキュレータ11により、光ファイバ8へ出力される。
【0035】
一方、第2光信号経路切替部としての第2切替部20は、他方の入出力端対に接続されて光サーキュレータを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なうものである。
また、第2光信号経路切替部としての第2切替部20は、AOTF30における他方の入出力端対に接続されて光サーキュレータを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路8,9との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なうものである。
【0036】
ここで、サーキュレータ(circulator) は、数個の端子をもち、ある端子に入ったエネルギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものであり、図1に示す第2切替部の3端子光サーキュレータ21も、3個の端子C1,C2,C3をもち、端子C1を光ファイバ8と接続し、端子C2をAOTF30の入出力端02に接続し、端子C3を光ファイバ9と接続して構成されている。そして、この3端子光サーキュレータ21でも、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図1中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっていて、例えば、光ファイバ8を伝送されてくる信号光は、3端子光サーキュレータ21により、AOTF30へ向けて出力されるようになっており、AOTF30から出力された信号光は、光サーキュレータ21により、光ファイバ9へ出力される。
【0037】
従って、光合分波装置1は、第1切替部10,第2切替部20,AOTF30の各機能により、所望の信号光を挿入・分岐(アド・ドロップ)することができるようになっている。
上述の構成により、本発明の第1実施形態にかかる光合分波装置の第1切替部10では、光ファイバ9中を伝送される光送受信端局50bからの信号光λ−4,λ′−4は、3端子光サーキュレータ11の端子C1から入力されると端子C2からAOTF30へ向けて出力される。一方、AOTF30の入出力端02′から出力された信号光λ−1,λ′−3(λ−3,λ′−3)は、3端子光サーキュレータ11の端子C2から入力されると端子C3から光送受信端局50bへ向けて光ファイバ8中へ出力される。
【0038】
第2切替部20では、光ファイバ8中を伝送される光受信端局50aからの信号光λ−3,λ′−3は、3端子光サーキュレータ21の端子C1から入力されると端子C2からAOTF30の入出力端02へ向けて出力される。一方、AOTF30の入出力端02から出力された信号光λ−2,λ′−4(λ−4,λ′−4)は、3端子光サーキュレータ11の端子C2から入力されると端子C3から光送受信端局50aへ向けて光ファイバ9中へ出力される。
【0039】
AOTF30では、各入出力端01,02,01′,02′から入力された信号光を所望の入出力端01,02,01′,02′から出力する。
具体的には、上記表1に示すように、AOTF30は、制御ポート30−7からRF信号を入力されることで、トランスデューサーにてSAWを発生させ、SAWと入力光との音響光学効果により、信号光を分岐光,合波光として、所望の出力端から出力する。
【0040】
例えば、AOTF30は、光送受信端局50aからの信号光λ−3,λ′−3を入出力端02から入力すると、信号光λ−3を分岐光として、入出力端01′から出力する。一方、AOTF30は、光送受信端局50aからの信号光λ−2,λ′−2を入出力端01′から入力すると、信号光λ−2を合波光として、入出力端02から出力する。
【0041】
従って、光合分波装置1は、第1切替部10,第2切替部20,AOTF30の各機能により、所望の信号光を分岐,合波することができる。
このように、本発明の第1実施形態にかかる光合分波装置によれば、双方向動作が可能なAOTF30と光サーキュレータ11,21とを組み合わせることにより、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置製作の経費を削減することができる。
【0042】
(a1)第1実施形態の第1変形例
図2は、本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図2に示す伝送システム110は、前述の第1実施形態にかかる伝送システム100と同様に、光送受信端局50a,50双方向光信号伝送手段としての光ファイバ8−1を介して接続された伝送システムであり、さらに、光受信端局50a,50b間光合分波装置1−1介装されている。
【0043】
光合分波装置1−1は、前述の第1実施形態にかかる光合分波装置1に比して、第1切替部10−1,第2切替部20−1が、光分岐路15−1b,25−1b,光合波路15−1a,25−1aとAOTF30の入出力端02,02′との間に3端子光サーキュレータ11−1,21−1をそなえて構成されるとともに、AOTF30の入出力端01,01′が、それぞれ光送受信端局50a,50bと双方向光伝送路としての光ファイバ8−1と接続されている点で相違する。
【0044】
なお、前述の第1実施形態において用いた符号と同じものについては、同様の機能を有するため、その説明は省略する。
ブランチ端局60からの信号光λ−4,λ′−4は、3端子光サーキュレータ11−1にて端子C1から入力されると、端子C2から出力されるようになっている。
【0045】
一方、AOTF30の入出力端02′からの信号光λ−1,λ′−3(λ−3,λ′−3)は、3端子光サーキュレータ11−1にて端子C2から入力されると、端子C3から出力される。
AOTF30は、前述の第1実施形態と同様に、前述の表1に示すような信号光の切り替え制御を行なうものである。
【0046】
上述の構成により、本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置では、第1切替部10−1では、ブランチ端局60からの信号光λ−4,λ′−4は、3端子光サーキュレータ11−1を経由してAOTF30へ送出される。一方、AOTF30の入出力端02′から信号光λ−1,λ′−3(λ−3,λ′−3)は、3端子光サーキュレータ11−1を経由してブランチ端局60へ送出される。
【0047】
他方、第2切替部20−1では、ブランチ端局からの信号光λ−3,λ′−3は、3端子光サーキュレータ21−1を経由してAOTF30へ送出される。また、AOTF30の入出力端02から信号光λ−2,λ′−4(λ−4,λ′−4)は、3端子光サーキュレータ21−1を経由してブランチ端局60へ送出される。
【0048】
従って、光合分波装置1−1は、前述の第1実施形態にかかる光合分波装置1と同じように、第1切替部10−1,第2切替部20−1,AOTF30の各機能に基づき、所望の信号光を分岐・合波する。
このように、本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置においても、双方向動作が可能なAOTF30と光サーキュレータ11,21とを組み合わせることにより、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができる。
【0049】
(b)第2実施形態の説明
図3は、本発明の第2実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図3に示す伝送システム120は、前述の伝送システム100と同じように、波長多重信号を送受信する光送受信端局50a,50b間が双方向光信号伝送手段としての光ファイバペア7を介して接続された伝送システムであるが、さらに、光受信端局50a,50bとの間も光合分波装置2が介装される。
【0050】
なお、第1実施形態において用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
光合分波装置2は、光送受信端局50aにて送出された幹線系伝送路ファイバ8中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)のうちのいくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ15−2bへ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ25−2aから入力される信号光と合波して光送受信端局50bに通ずる幹線系伝送路ファイバ8へ出力するものである。また、光合分波装置2は、光送受信端局50bにて送出された幹線系伝送路ファイバ9中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)からも、いくつかの信号光を分岐系伝送路ファイバ25−2bへ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ15−2aから入力される信号光と合波して光送受信端局50aに通ずる幹線系伝送路ファイバ9へ出力するものでもある。
【0051】
通常、分岐する信号光波長と、挿入する信号光波長は、同一波長に選ばれるようになっている。ここで、光合分波装置2は、双方向伝送路15−2b,25−2b,15−2a,25−2aを介してブランチ端局60と接続される。
それ故、光合分波装置2は、AOTF30,第1光信号経路切替部としての第1切替部10−2,第2光信号経路切替部としての第2切替部20−2をそなえて構成される。
【0052】
第1切替部10−2,第2切替部20−2は、それぞれ光サーキュレータを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−2b,25−2bと光合波路15−2a,25−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波或いは分波を行なうものである。
【0053】
第2実施形態にかかる第1切替部10−2,第2切替部20−2は、前述の第1実施形態に比して、基幹系の光ファイバ8,9のそれぞれに3端子光サーキュレータ11−2a,11−2b,21−2a,21−2bをそなえて構成されることで相違する。
ここで、3端子光サーキュレータ11−2a,11−2b,21−2a,21−2bは、前述の第1実施形態にかかる3端子光サーキュレータ10,20と同じように、3個の端子C1,C2,C3をもち、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図3中矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。
【0054】
第1切替部10では、ブランチ端局60から合波路15−2a中を伝送される信号光λ−4,λ′−4は、3端子光サーキュレータ11−2aを介してAOTF30の入出力端01′へ送出されるようになっているとともに、AOTF30の入出力端01′からの信号光λ′−1,λ−3(λ−1,λ′−1)は、3端子光サーキュレータ11−2aを介して光送受信端局50bへ向けて光ファイバ8中へ送出されるようになっている。
【0055】
更に、第1切替部10−2では、光送受信端局50bから光ファイバ9中を伝送される信号光λ−2,λ′−2が、3端子光サーキュレータ11−2bを介してAOTF30の入出力端02′へ送出されるようになっているとともに、AOTF30の入出力端02′からの信号光λ−1,λ′−3(λ−3,λ′−3)は、3端子光サーキュレータ11−2bを介してブランチ端局60へ向けて分岐路15−2b中へ送出されるようになっている。
【0056】
上記を換言すると、第1切替部10−2は、AOTF30の入出力端01′,02′に接続されて、幹線系の光ファイバ8,9と光分岐路15−2bと光合波路15−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えるための3端子光サーキュレータ11−2a,11−2bをそなえて構成されることにより、第1光信号経路切替部の機能を発揮する。
【0057】
第2切替部20−2では、ブランチ端局60から合波路25−2a中を伝送される信号光λ−3,λ′−3が、3端子光サーキュレータ21−2bを介してAOTF30の入出力端02へ送出されるとともに、AOTF30の入出力端02からの信号光λ′−2,λ−4(λ−2,λ′−2)は、3端子光サーキュレータ21−2bを介して光送受信端局50aへ向けて光ファイバ9中へ送出されるようになっている。
【0058】
更に、第2切替部20−2では、光送受信端局50aから光ファイバ8中を伝送される信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aを介してAOTF30の入出力端01へ送出されるとともに、AOTF30の入出力端01からの信号光λ−2,λ′−4(λ−4,λ′−4)は、3端子光サーキュレータ21−2aを介してブランチ端局60へ向けて分岐路25−2b中へ送出されるようになっている。
【0059】
上記を換言すると、第2切替部20−2は、AOTF30の入出力端01,02に接続されて、幹線系の光ファイバ8,9と光分岐路25−2bと光合波路25−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えるための3端子光サーキュレータ21−2a,21−2bをそなえて構成されることにより、第2光信号経路切替部の機能を発揮する。
【0060】
上述の構成により、本発明の第2実施形態にかかる光合分波装置によれば、光合分波装置2は、第1切替部10−2,第2切替部20−2,AOTF30の各機能により、所望の信号光を分岐,合波する。
具体的に、光合分波装置2は、AOTF30に入力するRF信号のON/OFF状態,RF信号の信号数,周波数を変化させることにより、光ファイバ8,9中を伝送する信号光から任意の波長の光を分岐,合波(アド・ドロップ)する。
【0061】
換言すると、光合分波装置2は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号を入力したRF信号ONのとき、RF信号に対応する波長λの光を分岐,合波(アド・ドロップ)する。
例えば、光合分波装置2は、制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態で、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1を第2切替部20−2の3端子光サーキュレータ21−2aを介して入出力端01から受信すると、分岐光として信号光λ−1を入出力端02′から出力する他、信号光λ′−1を入出力端01′から出力する。ここで、分岐光としての信号光λ−1は、第1切替部10−2の3端子光サーキュレータ11−2b,光分岐路15−2bを介してブランチ端局60へ送信される。
【0062】
さらに、光合分波装置2は、制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態で、ブランチ端局60からの合波光λ−4,λ′−4を第1切替部10−2の3端子光サーキュレータ11−2aを介して入出力端01′から受信すると、合波光として信号光λ−4を入出力端02から出力する他、信号光λ′−4を入出力端01から出力する。ここで、合波光としての信号光λ−4は、第2切替部20−2の3端子光サーキュレータ21−2b,基幹系光ファイバ9を介して光送受信端局50aへ送信される。
【0063】
一方、光合分波装置2は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFの状態では、基幹系の光ファイバ8,9を伝送される信号光を分岐,挿入すること無く、そのままの状態で光ファイバ8,9中へ出力する。
例えば、光送受信端局50aから光ファイバ8中を伝送される信号光λ−1,λ′−1は、第2切替部20−2の3 端子サーキュレータ21−2aにて端子C1から入力された後、端子C2からAOTF30の入出力端01へ向けて送信される。その後、信号光λ−1,λ′−1は、AOTF30の入出力端01′から3 端子サーキュレータ11−2aの端子C2へ向けて送出された後、端子C3から光ファイバ8を介して光送受信端局50bで送信される。
【0064】
このように、本発明の第2実施形態にかかる光合分波装置によれば、双方向動作が可能なAOTF30と光サーキュレータ11,21とを組み合わせることにより、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができる。
(b1)第2実施形態の第1変形例の説明
図4は、本発明の第2実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図4に示す伝送システム121は、前述の第2実施形態にかかる伝送システム120と同じように光送受信端局50a,50b間に光ファイバペア7を付設するとともに、光送受信端局50a,50b間も光合分波装置2−1を介装する。
【0065】
光合分波装置2−1は、前述の光合分波装置2と比較して、AOTF30の各入出力端01,02,01′,02′に3端子光サーキュレータを接続して構成されている点では同じであるが、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−2b,25−2bと光合波路15−2a,25−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう3端子光サーキュレータの用い方で相違する。
【0066】
光合分波装置2−1は、AOTF30,第1切替部10−21,第2切替部20−21をそなえて構成されるが、第1切替部10−21,第2切替部20−21の構成が第2実施形態にかかる第1切替部10−21,第2切替部20−21と異なる。
なお、前述の第1実施形態,第2実施形態等において用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
【0067】
即ち、第1切替部10−21では、前述の第2実施形態に比して、3端子光サーキュレータ11−2bの端子C2とAOTF30の入出力端01′とが光ファイバ9により接続されるとともに、3端子光サーキュレータ11−2aの端子C2とAOTF30の入出力端02′とが光ファイバ8により接続されるようになっている。
【0068】
他方、第2切替部20−21は、第1切替部10−21と同じように、3端子光サーキュレータ21−2a,21−2bを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路25−2bと光合波路25−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波或いは分波を行なうものである。
【0069】
3端子光サーキュレータ21−2aは、端子C1を光ファイバ8と接続し、端子C3を光ファイバ9と接続する一方、端子C2を光ファイバを介してAOTF30の入出力端01と接続されて構成される。
従って、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aを介してAOTF30へ送出される一方、AOTF30の入出力端01からの信号光λ′−2,λ−4(λ−2,λ′−2)は、3端子光サーキュレータ21−2a,光ファイバ9を介して光送受信端局50aへ送出される。
【0070】
一方、3端子光サーキュレータ21−2bは、端子C1を光合波路25−2aと接続し、端子C3を光分岐路25−2bと接続する一方、端子C2をAOTF30の入出力端02と接続されて構成される。
従って、ブランチ端局60からの合波光λ−3,λ′−3は、3端子光サーキュレータ21−2bを介してAOTF30へ送出される一方、AOTF30の入出力端02からの信号光λ′−4,λ−2(λ−4,λ′−4)は、3端子光サーキュレータ21−2b,光分岐路25−2bを介してブランチ端局60へ送出される。
【0071】
上述の構成により、本発明の第2実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置2−1は、第1切替部10−21,第2切替部20−21,AOTF30の各機能により、所望の信号光を分岐,合波する。
具体的に、光合分波装置2−1は、AOTF30に入力するRF信号のON/OFF状態,RF信号の信号数,周波数を変化させることにより、光ファイバ8,9中を伝送する信号光から任意の波長の光を分岐,合波(アド・ドロップ)する。
【0072】
例えば、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aの端子C2からAOTF30の入出力端01へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01′,02′から出力される。
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されているRF信号ONの状態では、信号光λ−1は、入出力端02′から出力された後、第1切替部10−21の3端子光サーキュレータ11−2aを介して光送受信端局50bへ送出される。一方、信号光λ′−1は、入出力端01′から出力された後、第1切替部10−21の3端子光サーキュレータ11−2b,光分岐路15−2bを介してブランチ端局60へ送出される。即ち、光合分波装置2−1は、光送受信端局50aからの信号光に関して、RF信号に対応する信号光(AOTF30のトランスデューサーにて発生するSAWによる音響光学効果の影響が及ぶ信号光)を光送受信端局50bへ送出する。
【0073】
他方、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されなRF信号OFFのとき、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aの端子C2からAOTF30の入出力端01へ入力されると、AOTF30の入出力端01′から出力される。その後、信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ11−2b,光分岐路15−2bを介して光送受信端局60へ送出される。
【0074】
並びに、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFの状態では、ブランチ端局60からの信号光λ−3,λ′−3は、3端子光サーキュレータ21−2bの端子C1からAOTF30の入出力端02へ入力されると、AOTF30の入出力端02′から出力される。その後、信号光λ−3,λ′−3は、3端子光サーキュレータ11−2a,光ファイバ8を介して光送受信端局50bへ送出される。
【0075】
従って、光合分波装置2−1は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号を入力されていない場合には、光送受信端局50aからの全信号光λ−1,λ′−1を分岐するとともに、光送受信端局50bからの全信号光λ−2,λ′−2をそのままの状態で光送受信端局50aへ送出する。
このように、本発明の第2実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置によれば、双方向動作が可能なAOTF30と光サーキュレータ11−2a,11−2b,21−2a,21−2bとを組み合わせることにより、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができる。
【0076】
(b2)第2実施形態の第2変形例の説明
図5は、本発明の第2実施形態の第2変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図5に示す伝送システム122は、前述の第2実施形態の第1変形例にかかる伝送システム121と同じように光送受信端局50a,50b間に光ファイバペア7を付設するとともに、光送受信端局50a,50b間も光合分波装置2−2を介装されている。
【0077】
なお、前述の第1実施形態,第2実施形態の第1変形例等において用いた符号と同じものについては、その説明は省略する。
光合分波装置2−2も、前述の光合分波装置2−1等と同じように、光ファイバ8,9と光分岐路15−2b,25−2bと光合波路15−2a,25−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えることにより、光信号を合波・分岐(アド・ドロップ)するものである。
【0078】
ここで、光合分波装置2−2は、AOTF30,第1切替部10−22,第2切替部20−21をそなえて構成されるが、第1切替部10−22の構成が第1実施形態にかかる第1切替部10−21と相違する。
即ち、第1切替部10−22は、前述の第2実施形態の第1変形例にかかる第1切替部10−21と比較して、AOTF30の入出力端01′,02′に3端子光サーキュレータを接続して構成されている点では同じであるが、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−2bと光合波路15−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう3端子光サーキュレータ11−2b′,11−2a′の用い方で相違する。
【0079】
3端子光サーキュレータ11−2b′,11−2a′は、3個の端子C1,C2,C3をもち、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図5中矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。
ここで、図5に示す3端子光サーキュレータ11−2b′では、端子C1は光ファイバ9を介して光送受信端局50bと接続されているとともに、端子C2はAOTF30の入出力端01′と接続されている他、端子C3が光ファイバ8を介して光送受信端局50bと接続されている。
【0080】
従って、光送受信端局50bからの信号光λ−2,λ′−2は、3端子光サーキュレータ11−2b′を介してAOTF30へ送信されるともに、AOTF30の入出力端01′からの信号光λ′−1,λ−3(λ−1,λ′−1)は、3端子光サーキュレータ11−2b′を介して光送受信端局50bへ送信されるようになっている。
【0081】
一方、図5に示す3端子光サーキュレータ11−2b′では、端子C1が光合波路15−2aを介してブランチ端局60と接続されており、端子C2はAOTF30の入出力端02′と接続されている他、端子C3は光分岐路15−2bを介してブランチ端局60と接続されている。
従って、ブランチ端局60からの信号光λ−4,λ′−4は、3端子光サーキュレータ11−2a′を介してAOTF30へ送信されるようになっているともに、AOTF30の入出力端02′からの信号光λ′−3,λ−1(λ−3,λ′−3)は、3端子光サーキュレータ11−2a′を介してブランチ端局60へ送信されるようになっている。
【0082】
それ故、第1切替部10−22は、3端子光サーキュレータ11−2a′,11−2b′をそなえて構成することで、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−2bと光合波路15−2aとの間で光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分岐を行なう第1光信号経路切替部の機能を発揮するようになっている。
【0083】
上述の構成により、本発明の第2実施形態の第2変形例にかかる光合分波装置では、第1切替部10−22,第2切替部20−21,AOTF30の各機能により、所望の信号光を分岐,合波する。
具体的には、光合分波装置2−2は、AOTF30に入力するRF信号のON/OFF状態,RF信号の信号数,周波数を変化させることにより、光ファイバ8,9中を伝送する信号光から任意の波長の光を分岐,合波(アド・ドロップ)する。
【0084】
換言すると、光合分波装置2−2は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態で、基幹系の光ファイバ8,9中を伝送される信号光の内でRF信号に対応する信号光を分岐するとともに、光合波路25−2a,15−2a中を伝送される信号光の内でRF信号に対応する信号光を合波光として入出力端01′,01から出力する。
【0085】
例えば、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aの端子C2からAOTF30の入出力端01へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01′,02′から出力される。
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されている場合には、信号光λ−1は、入出力端02′から出力された後、第1切替部10−22の3端子光サーキュレータ11−2a′,光分岐路15−2bを介してブランチ端局60へ送出される。一方、信号光λ′−1は、入出力端01′から出力された後、第1切替部10−22の3端子光サーキュレータ11−2b′,光ファイバ8を介して光送受信端局50bへ送出される。即ち、光合分波装置2−1は、光送受信端局50aからの信号光に関して、RF信号に対応する信号光(AOTF30のトランスデューサーにて発生するSAWによる音響光学効果の影響が及ぶ信号光)を分岐光としてブランチ端局60へ送出する。
【0086】
並びに、ブランチ端局60からの信号光λ−3,λ′−3は、3端子光サーキュレータ21−2bの端子C2からAOTF30の入出力端02へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01′,02′から出力される。
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されているRF信号ONの場合には、信号光λ−2は、入出力端01′から出力された後、第1切替部10−22の3端子光サーキュレータ11−2b′,光ファイバ8を介して光送受信端局50bへ送出される。一方、信号光λ′−1は、入出力端02′から出力された後、第1切替部10−22の3端子光サーキュレータ11−2a′を介してブランチ端局60へ送出される。即ち、光合分波装置2−1は、ブランチ端局60からの信号光に関して、RF信号に対応する信号光(AOTF30のトランスデューサーにて発生するSAWによる音響光学効果の影響が及ぶ信号光)を合波光として光送受信端局50bへ送出する。
【0087】
他方、光合分波装置2−2は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFの場合には、信号光の分岐,合波を行なわずに、光送受信端局50aからの信号光をそのままの状態で光送受信端局50bへ送信するとともに、光送受信端局50bからの信号光をそのままの状態で光送受信端局50aへ送信する。
【0088】
このように、本発明の第2実施形態の第2変形例にかかる光合分波装置によれば、双方向動作が可能なAOTF30と光サーキュレータ11−2a′,11−2b′,21−2a,21−2bとを組み合わせることにより、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができる。
【0089】
(c)第3実施形態の説明
図6は、本発明の第3実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図6に示す伝送システム130は、前述の第2実施形態等にかかる伝送システム120等と同じように光送受信端局50a,50b間に光ファイバペア7を付設するとともに、光送受信端局50a,50b間も光合分波装置3を介装して構築される。
【0090】
なお、前述の第1実施形態,第2実施形態等にて用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
光合分波装置3も、光送受信端局50aにて送出された幹線系伝送路ファイバ8中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)のうちのいくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ15−2bへ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ25−2aから入力される信号光と合波して光送受信端局50bに通ずる幹線系伝送路ファイバ8へ出力するものである。また、光送受信端局50bにて送出された幹線系伝送路ファイバ9中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)からも、光合分波装置3は、いくつかの信号光を分岐系伝送路ファイバ25−2bへ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ15−2aから入力される信号光と合波して光送受信端局50aに通ずる幹線系伝送路ファイバ9へ出力するものでもある。
【0091】
このため、光合分波装置3も、AOTF30,第1切替部10−3,第2切替20−21をそなえて構成される。
第1切替部10−3は、第2切替部20−21と同じように、3端子光サーキュレータ11−2a,11−2bを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−2bと光合波路15−2aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波或いは分波を行なうものであり、3端子光サーキュレータ11−2a,11−2bを設けて構成される他、強制スイッチ部としてのスイッチ(SW)12をそなえて構成される点で第2実施形態にかかる第1切替部10−2と相違する。
【0092】
スイッチ12は、強制的に光信号を双方向光伝送路としての光ファイバ8側に切り替えるものであり、信号光の伝送経路を切り替えるに際して、SW制御端子12−1に切り替えの信号が入力されることで、信号光の伝送経路を切り替えるようになっている。ここで、切り替えの信号は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力される場合には、スイッチ12がON状態になる旨の情報を用いる。
【0093】
図7(a),(b)は、それぞれ第3実施形態にかかるスイッチの動作を説明するためのブロック図であり、この図7(a)はスイッチ12がOFF状態のときの、信号光が、伝送する経路を示すブロック図であり、図7(b)はスイッチ12がON状態のときの、信号光が、伝送すう経路を示すブロック図である。
ここで、スイッチ12がOFF状態のときは、3端子光サーキュレータC3から送出された信号光λ−1,λ′−1は、スイッチ12にて強制的に光ファイバ8へ伝送経路を切り替えられて、光送受信端局50bへ送信されるようになっている。
【0094】
一方、スイッチ12がON状態のときは、3端子光サーキュレータC3から出力された信号光λ′−1は、分岐光として、スイッチ12にて光分岐路15−2bへ送出されるようになっている。
上述の構成により、本発明の第3実施形態にかかる光合分波装置では、第1切替部10−3,第2切替部20−21,AOTF30の各機能に基づき、所望の信号光を分岐,合波する。
【0095】
具体的には、光合分波装置3は、AOTF30に入力するRF信号のON/OFF状態,RF信号の信号数,周波数を変化させることにより、光ファイバ8,9中を伝送する信号光から任意の波長の光を分岐,合波(アド・ドロップ)する。
例えば、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aの端子C2からAOTF30の入出力端01へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01′,02′から出力される。
【0096】
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されているRF信号ONのときは、信号光λ−1は、入出力端02′から出力された後、第1切替部10−3の3端子光サーキュレータ11−2aを介して光送受信端局50bへ送出される。一方、信号光λ′−1は、入出力端01′から出力された後、第1切替部10−3の3端子光サーキュレータ11−2b,光分岐路15−2bを介してブランチ端局60へ送出される。即ち、光合分波装置3は、光送受信端局50aからの信号光に関して、RF信号に対応する信号光(AOTF30のトランスデューサーにて発生するSAWによる音響光学効果の影響が及ぶ信号光)を光送受信端局50bへ送出する一方、RF信号に基づく音響光学効果の影響を受けない信号光を分岐する。
【0097】
他方、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFの状態では、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、AOTF30の入出力端01′から出力される。その後、信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ11−2bを経由して、スイッチ12へ送られるが、スイッチ12にて、幹線系の光ファイバ8へ強制的に伝送経路を切り替えられて、光送受信端局50bへ送出される。
【0098】
並びに、光送受信端局50bからの信号光λ−2,λ′−2は、3端子光サーキュレータ11−2bの端子C2からAOTF30の入出力端01′へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01,02から出力される。
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されている場合には、信号光λ−2は、入出力端02から出力された後、第2切替部20−21の3端子光サーキュレータ21−2b,光分岐路25−2bを介してブランチ端局60へ送出される。一方、信号光λ′−2は、入出力端01から出力された後、第2切替部20−21の3端子光サーキュレータ21−2a,光ファイバ9を介して光送受信端局50aへ送出される。即ち、光合分波装置3は、光送受信端局50bからの信号光に関して、RF信号に対応する信号光(AOTF30のトランスデューサーにて発生するSAWによる音響光学効果の影響が及ぶ信号光)をブランチ端局60へ向けて分岐する一方、RF信号に基づく音響光学効果の影響を受けない信号光を光送受信端局50aへ送信する。
【0099】
従って、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号の入力が無い場合には、光合分波装置3は、光ファイバ8,9中を伝送される信号光に関して分岐,合波(アド・ドロップ)を全く行なわない状態になる。
このように、本発明の第3実施形態にかかる光合分波装置によれば、双方向動作が可能なAOTF30と光サーキュレータ11−2a,11−2b,21−2a,21−2bとを組み合わせることにより、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができるとともに、光スイッチをそなえることで、システム運用上必要な分岐・合波(アド・ドロップ)を全く行なわない状態を作ることができる。
【0100】
(d)第4実施形態の説明
図8は、本発明の第4実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図8に示す伝送システム140は、前述の第3実施形態にかかる伝送システム120等と同じように光送受信端局50a,50b間に光ファイバペア7を付設するとともに、光送受信端局50a,50b間も光合分波装置4を介装して構築される。
【0101】
光合分波装置4も、光送受信端局50aから幹線系伝送路ファイバ8中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)のうちのいくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ31へ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ32から入力される信号光と合波して光送受信端局50bに通ずる幹線系伝送路ファイバ8へ出力するものである。また、光合分波装置4は、光送受信端局50bから幹線系伝送路ファイバ9中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)からも、いくつかの信号光を分岐系伝送路ファイバ31へ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ32から入力される信号光と合波して光送受信端局50aに通ずる幹線系伝送路ファイバ9へ出力するものでもある。
【0102】
光合分波装置4も、AOTF30,第1切替部10−3,第2切替20−21をそなえて構成されるが、更に、光合分波装置3は、第1切替部10−3,第2切替部20−21からの信号光を合波する光合波器35と第1切替部10−3,第2切替部20−21への信号光を分岐する光分岐器36とをそなえて構成されることを特徴とする。
【0103】
なお、前述の第1実施形態,第3実施形態等にて用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
ここで、第1切替部10−3からの光分岐路15−2b中を伝送される信号光と第2切替20−21からの光分岐路25−2b中を伝送される信号光とは、光合波部としての光合波器35にて合波されて、光ファイバ31中へブランチ端局60へ向けて出力されるようになっている。
【0104】
また、ブランチ端局60からの信号光は、光分岐部としての光分岐器36にて分岐されて、第1切替部10−3へ通ずる光合波路15−2aと第2切替20−21へ通ずる光合波路25−2aとに出力されるようになっている。
光合波器36,光分岐器35をそなえるに際して、光ファイバ31,32を伝送する信号光の波長が、重複しないように配慮を必要とする。
【0105】
ここで、図9は、本発明の第4実施形態にかかる伝送システムの波長配置例を示す図である。図9に示す波長配置例では、光送受信端局50aとAOTF30とを結ぶ光ファイバ8中の信号帯域は、波長λ−1,λ′−1の範囲であり、波長λ′−3,λ′−4の範囲を用いることはできないようになっている。一方、光送受信端局50bとAOTF30とを結ぶ光ファイバ9中の信号帯域は、波長λ−2,λ′−2の範囲であり、波長λ−3,λ−4の範囲を用いることはできないようになっている。従って、図9に示す波長配置例では、使用できる波長範囲に一定の制限がある。
【0106】
上述の構成により、本発明の第4実施形態にかかる光合分波装置では、第1切替部10−3,第2切替部20−21,AOTF30光分岐器36,光合波器35の各機能に基づき、所望の信号光を分岐,合波する。
具体的には、光合分波装置4は、AOTF30に入力するRF信号のON/OFF状態,RF信号の信号数,周波数を変化させることにより、光ファイバ8,9中を伝送する信号光から任意の波長の光を分岐,合波(アド・ドロップ)する。
【0107】
例えば、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aの端子C2からAOTF30の入出力端01へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01′,02′から出力される。
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されRF信号ONのときは、信号光λ−1は、入出力端02′から出力された後、第1切替部10−3の3端子光サーキュレータ11−2aを介して光送受信端局50bへ送出される。一方、信号光λ′−1は、入出力端01′から出力された後、第1切替部10−3の3端子光サーキュレータ11−2b,光分岐路15−2bを介して光合波器35へ送出される。即ち、光合分波装置3は、光送受信端局50aからの信号光に関して、RF信号に対応する信号光(AOTF30のトランスデューサーにて発生するSAWによる音響光学効果の影響が及ぶ信号光)を光送受信端局50bへ送出する一方、RF信号に基づく音響光学効果の影響を受けない信号光を分岐する。
【0108】
他方、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFの場合には、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、AOTF30の入出力端01′から出力される。その後、信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ11−2bを経由して、スイッチ12へ送られるが、スイッチ12にて、幹線系の光ファイバ8へ強制的に伝送経路を切り替えられて、光送受信端局50bへ送出される。
【0109】
また、光送受信端局50bからの信号光λ−2,λ′−2は、3端子光サーキュレータ11−2bの端子C2からAOTF30の入出力端01′へ入力されると、AOTF30の所望の入出力端01,02から出力される。
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態では、信号光λ−2は、入出力端02から出力された後、第2切替部20−21の3端子光サーキュレータ21−2b,光分岐路25−2bを介して光合波器35へ送出される。
【0110】
他方、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されないRF信号OFFのとき、光送受信端局50bからの信号光λ−2,λ′−2は、AOTF30の入出力端01から出力される。その後、信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−2aを経由して光送受信端局50aへ送出される。
そして、第1切替部10−3からの光分岐路15−2b中を伝送される信号光λ′−1等と第2切替部20−21からの光分岐路25−2b中を伝送される信号光λ−2等とは、光合波部としての光合波器35にて合波されて、光ファイバ31中へブランチ端局60へ向けて出力される。
【0111】
並びに、ブランチ端局60からの信号光λ−4,λ−3,λ′−4,λ′−3は、光分岐器36にて分岐されて、第1切替部10−3へ通ずる光合波路15−2aと第2切替20−21へ通ずる光合波路25−2aとに出力される。
例えば、光合波路15−2a中を伝送される信号光λ−4,λ−3,λ′−4,λ′−3は、第1切替部10−3の3端子光サーキュレータ11−2aを経由して入出力端02′から入力して所望の入出力端01,02から出力されるようになっている。
【0112】
ここで、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態で、信号光λ−4,λ−3は、合波光として入出力端01から出力された後、第2切替部20−21の3端子光サーキュレータ21−2a,光ファイバ9を介して光送受信端局50aへ送出される。
このように、本発明の第4実施形態にかかる光合分波装置によれば、第1切替部10−3,第2切替部20−21からの信号光は、光合波器36にて合波されてブランチ端局60へ送出される他、ブランチ端局60からの信号光は、光分岐器35にて分岐されて第1切替部10−3,第2切替部20−21へ送出されるので、光合分波装置4とブランチ端局60との間を接続する光ファイバの本数を少なくすることができるため、システム構築の費用を削減することもできる。
【0113】
ところで、図10は、第4実施形態の応用例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図10に示す伝送システム140′の光合分波装置4′は、前述の第4実施形態にかかる光合分波装置4に比して、光分波器36′をそなえて構成される点で相違する。
ブランチ端局60からの信号光は、光分岐部としての光分波器36′にて分岐されて、第1切替部10−3へ通ずる光合波路15−2aと第2切替20−21へ通ずる光合波路25−2aとに出力されるようになっている。
【0114】
例えば、光分波器36′には、波長λ−3,λ′−3を足した範囲と波長λ−4,λ′−4を足した範囲とを分離する光フィルタが用いられる。
ここで、図11は、本発明の第4実施形態の応用例にかかる伝送システムの波長配置例を示す図である。前述の第4実施形態にかかる光合分波装置4での信号光λ−3,λ′−4の波長を用いると、信号光λ−3,λ′−4は、入射されてきた方向に逆戻りすることになり、このような状態は、システム運用上用いないため、信号光λ−3,λ′−4には特に波長範囲を配分する必要は無い。
【0115】
従って、図11に示す波長配置は、波長帯域を無駄なく利用することができるようになっている。
なお、光分波器36′は、図11に示す波長配置例のように、予め分離する波長λ,λ′を考慮して設計する必要がある。
このような、光分波器36′を用いた光合分波装置4′は、前述の光合分波装置4と同じように信号光を分岐,挿入することができるため、システム構築の費用を削減することもできる。
【0116】
(d1)第4実施形態の第1変形例の説明
図12は、本発明の第4実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図12に示す伝送システム141の光合分波装置4−1は、前述の第4実施形態にかかる光合分波装置4に比して、AOTF36−1をそなえて構成される点で相違する。
【0117】
なお、前述の第1実施形態,第4実施形態等にて用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
光分岐部としてのAOTF36−1は、ブランチ端局60からの信号光を分岐して第1切替部10−3へ通ずる光合波路15−2aと第2切替20−21へ通ずる光合波路25−2aとに出力するものである。
【0118】
図12に示すAOTF36−1は、RF信号が制御ポート30−7に入力されたときに、信号光λ′−3の波長範囲と信号光λ−4の波長範囲とを分離することができるようになっている。このような、条件の下で、図13は、本発明の第4実施形態の第1変形例にかかる伝送システムの波長配置例を示す図であり、この図13に示す波長配置例では、一本の光ファイバ中で信号光の波長が重複しないように、波長配置が決定されている。
【0119】
AOTF36−1とAOTF30との制御ポート30−7には、同じRF信号が入力されるように構成されるので、AOTF36−1の波長選択特性が、AOTF30と連動して変化するようになっている。
上述の構成により、本発明の第4実施形態にかかる光合分波装置では、ブランチ端局からの信号光λ′−3,λ−4は、光分岐部としてのAOTF36−1を経由して所望の光合波路15−2a,25−2aへ送出される。
【0120】
具体的には、AOTF36−1の制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONのとき、信号光λ′−3は、入出力端01′から出力される。その後、信号光λ′−3は、3端子光サーキュレータ21−2bを経由してAOTF30の入出力端02へ入力された後、入出力端02′から合波光として光送受信端局50bへ送信される。
【0121】
さらに、AOTF36−1の制御ポート30−7にRF信号が入力されるRF信号ONの状態で、信号光λ−4は、音響光学効果の影響を受けて入出力端01′から出力される。その後、信号光λ−4は、3端子光サーキュレータ11−2aを経由してAOTF30の入出力端02′へ入力された後、入出力端01から合波光として光送受信端局50aへ送信される。
【0122】
このように、本発明の第4実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置に依れば、光分岐部としてAOTF36−1が用いられるので、RF信号数,RF周波数等を変化させるとともに、AOTF30と連動させることができるため、波長選択性に自由度がある伝送システムを構築することができる。
なお、AOTF36−1の代わりに、可変光フィルタを用いても同じように信号光を基幹系の光ファイバを伝送される信号光と合波することができる。
【0123】
さらに、光結合器35の代わりに、AOTFを用いても波長の選択性に自由度得ることが可能である。
(e)第5実施形態の説明
図14は、本発明の第5実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図14に示す伝送システム150は、前述の第1実施形態,第2実施形態等にかかる伝送システム100等と同じように光送受信端局50a,50b間に光ファイバペア7を付設するとともに、光送受信端局50a,50b間も光合分波装置5を介装して構築される。
【0124】
なお、前述の第1実施形態等で用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
光合分波装置5も、光送受信端局50aから幹線系伝送路ファイバ8中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)のうちのいくつかの信号光だけを分岐系伝送路ファイバ31へ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ32から入力される信号光と合波して光送受信端局50bに通ずる幹線系伝送路ファイバ8へ出力するものである。また、光送受信端局50bから幹線系伝送路ファイバ9中を伝送するWDM信号(λ1,λ2,・・λn)からも、光合分波装置5は、いくつかの信号光を分岐系伝送路ファイバ31へ分岐し、残りの信号光を挿入系伝送路ファイバ32から入力される信号光と合波して光送受信端局50aに通ずる幹線系伝送路ファイバ9へ出力するものでもある。
【0125】
このため、光合分波装置5は、第1切替部10−5,第2切替部20−5,AOTF30,分岐合波部40をそなえて構成される。
第1光信号経路切替部としての第1切替部10−5,第2光信号経路切替部としての第2切替部20−5は、それぞれ光サーキュレータを使用することにより、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−5b,25−5bと光合波路15−5a,25−5aとの間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波或いは分波を行なうものである。
【0126】
このため、第1切替部10−5は、3端子光サーキュレータ11−5a,11−5bを備えて構成されており、これらの3端子光サーキュレータ11−5a,11−5bは、ある端子に入ったエネルギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものである。ここで、3端子光サーキュレータ11−5aは、端子C1を光ファイバ9と接続し、端子C2をAOTF30の入出力端02′に接続し、端子C3を光ファイバ8と接続して構成される。一方、3端子光サーキュレータ11−5bは、端子C1を光分岐路15−5bと接続し、端子C2をAOTF30の入出力端01′に接続し、端子C3を光合波路15−5aと接続して構成される。
【0127】
これらの3端子光サーキュレータ11−5a,11−5bは、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図14中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。例えば、光ファイバ9を伝送されてくる信号光λ−2,λ′−2は、3端子光サーキュレータ11−5aにより、AOTF30へ向けて出力されるようになっており、AOTF30から出力された信号光λ−1,λ′−3(λ−4,λ′−3)は、光サーキュレータ11−5aにより、光ファイバ8へ出力される。
【0128】
第2切替部20−5は、3端子光サーキュレータ21−5a,21−5bを備えて構成されており、これらの3端子光サーキュレータ21−5a,21−5bは、ある端子に入ったエネルギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものである。ここで、3端子光サーキュレータ21−5aは、端子C1を光ファイバ8と接続し、端子C2をAOTF30の入出力端01に接続し、端子C3を光分岐路25−5bと接続して構成される。一方、3端子光サーキュレータ21−5bは、端子C1を光ファイバ9と接続し、端子C2をAOTF30の入出力端02に接続し、端子C3を光合波路25−5aと接続して構成される。これらの3端子光サーキュレータ21−5a,21−5bは、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図14中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。例えば、光ファイバ9を伝送されてくる信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−5aにより、AOTF30へ向けて出力されるようになっており、AOTF30の入出力端01から出力された信号光λ−2は、光サーキュレータ21−5aにより、光分岐路25−5bへ出力される。
【0129】
分岐合波部40は、第1切替部10−5からの光分岐路15−5b中を伝送される信号光と第2切替20−5からの光分岐路25−5b中を伝送される信号光とを合波してブランチ端局60へ向けて出力するものであるとともに、ブランチ端局60からの信号光を分岐して第1切替部10−5へ通ずる光合波路15−5aと第2切替20−5へ通ずる光合波路25−5aとに出力するものである。
【0130】
このため、分岐合波部40は、AOTF30−1,3端子光サーキュレータ41,42をそなえて構成される。
AOTF30−1は、前述のAOTF30と同様の機能を有するものであり、同じ透過特性を持つ用に構成されているものであり、入力されるRF信号は、AOTF30に入力されるものと同じである。
【0131】
したがって、AOTF30−1とAOTF30とは、連動して動作するようになっている。
3端子光サーキュレータ41,42は、前述の3端子光サーキュレータ11−5aと同じ機能を有するものであり、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図14中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。
【0132】
換言すると、分岐合波部40では、AOTF30−1と3端子光サーキュレータ41,42とをそなえることにより、AOTF30−1が所望の入出力端01,02,01′,02′から信号光を出力するとともに、3端子光サーキュレータ41,42も特定の方向に所望の信号光を出力するように配置されていることから、分岐合波部40は、AOTF30−1と3端子光サーキュレータ41,42とをそなえることにより、第1切替部10−5,第2切替部20−5と光分岐路15−5b,25−5bと光合波路15−5a,25−5aとの間で、RF信号を供給されることにより、入力光信号の出力状態を制御するようになっている。
【0133】
上述の構成により、本発明の第5実施形態にかかる光合分波装置の第1切替部10−5は、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路15−5bと光合波路15−5aとの間で、光信号の入出力経路の切り替えを行なう。
例えば、AOTF30の入出力端01′から出力された信号光λ′−1は、第1切替部10−5の3端子光サーキュレータ11−5bを経由して、結合分岐部40へ送出される。結合分岐部40からの信号光λ−4は、3端子光サーキュレータ11−5bを経由して、AOTF30の入出力端01′へ送出される。
【0134】
並びに、光送受信端局50bからの信号光λ−2,λ′−2は、3端子光サーキュレータ11−5aを経由して、AOTF30の入出力端02′へ送出されるとともに、AOTF30の入出力端02′からの信号光λ−1,λ′−3(λ−4,λ′−3)は、3端子光サーキュレータ11−5aを経由して、光送受信端局50bへ送出される。
【0135】
一方、第2切替部20−5は、AOTF30と双方向光伝送路としての光ファイバ8,9と光分岐路25−5bと光合波路25−5aとの間で、光信号の入出力経路の切り替えを行なう。
例えば、AOTF30の入出力端01から出力された信号光λ′−3は、第2切替部20−5の3端子光サーキュレータ21−5aを経由して、結合分岐部40へ送出される。結合分岐部40からの信号光λ′−3は、第2切替部20−5の3端子光サーキュレータ21−5bを経由して、AOTF30の入出力端02へ送出される。
【0136】
並びに、光送受信端局50aからの信号光λ−1,λ′−1は、3端子光サーキュレータ21−5aを経由して、AOTF30の入出力端01へ送出されるとともに、AOTF30の入出力端02からの信号光λ′−2,λ−4は、3端子光サーキュレータ21−5bを経由して、光送受信端局50aへ送出される。
そして、結合分岐部40では、第1切替部10−5からの光分岐路15−5b中を伝送される信号光λ′−1と第2切替20−5からの光分岐路25−5b中を伝送される信号光λ−2とを合波してブランチ端局60へ向けて出力するとともに、ブランチ端局60からの信号光λ−4,λ′−3を分岐して第1切替部10−5へ通ずる光合波路15−5aと第2切替20−5へ通ずる光合波路25−5aとに出力する。
【0137】
具体的には、AOTF30−1では、制御ポート30−7にRF信号が入力されると、3端子光サーキュレータ41,光分岐路25−2bを経由して伝送されてくる信号光λ−2は、入出力端01′から入力された後、SAWとの音響光学効果により、出力経路を切り替えられて入出力端02から信号光λ′−1とともに出力される。また、ブランチ端局60からの信号光λ−1,λ′−3は、入出力端01から入力された後、SAWとの音響光学効果の影響が及ぶ信号光λ−4は、出力経路を入出力端01′から入出力端02′に切り替えられて、送出されれる。
【0138】
従って、光合分波装置5は、第1切替部10−5,第2切替部20−5,AOTF30,結合分岐部40の各機能に基づき、所望の信号光を分岐,合波する。
このように、本発明の第5実施形態にかかる光合分波装置5によれば、光結合器の機能と光合波器の機能とを兼ね備えたAOTF30−1が、第1切替部10−5,第2切替部と光分岐路31,光合波路32との間に設けられて、AOTF30と連動しつつ、信号光の伝送が行なわれるため、波長選性の自由度が高い伝送システムを構築することができるとともに、光ファイバの本数を減少すること等ができるため、装置の構成を更に簡単化できる。
【0139】
ところで、図15は、本発明の第5実施形態の応用例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図であり、この図15に示す伝送システム151の光合分波装置5−1は、前述の第5実施形態にかかる光合分波装置5に比して、第2切替部20−5′に強制スイッチ部としてのスイッチ(SW)22をそなえて構成される点で相違する。
【0140】
尚、前述の第5実施形態等において用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
スイッチ22は、強制的に光信号の伝送経路を切り替えるものであり、信号光の伝送経路を切り替えるに際して、SW制御端子22−1に切り替えの信号が入力されることで、信号光の伝送経路を切り替えるようになっている。ここで、切り替えの信号は、AOTF30の制御ポート30−7にRF信号が入力される場合には、スイッチ22がON状態になる旨の情報を用いるようになっている。
【0141】
図16(a),(b)は、それぞれ第5実施形態の応用例にかかるスイッチの動作を説明するためのブロック図であり、この図16(a)はスイッチ22がOFF状態のときの、信号光が、伝送する経路を示すブロック図であり、図16(b)はスイッチ22がON状態のときの、信号光が、伝送する経路を示すブロック図である。
【0142】
ここで、スイッチ22がOFF状態のときは、3端子光サーキュレータ21−5aの端子C3から送出された信号光は、スイッチ22にて強制的に幹線系の光ファイバ9へ伝送経路を切り替えられて、光送受信端局50aへ送信されるようになっている。
上記の構成により、第5実施形態の応用例にかかる光合分波装置においても、光合分波装置5−1が、前述の光合分波装置5と同じように、第1切替部10−5,第2切替部20−5′,AOTF30の各機能に基づき、所望の信号光を分岐,合波する。従って、第5実施形態の応用例にかかる光合分波装置によっても、波長選性の自由度が高い伝送システムを構築することができるとともに、光ファイバの本数を減少すること等ができるため、装置の構成を更に簡単化できる。
【0143】
(f)第6実施形態の説明
図17は、本発明の第6実施形態にかかる双方向波長スイッチを示すブロック図であり、この図17に示す双方向波長スイッチ70は、信号光の伝送経路を切り替えるものであり、双方向光ファイバ8−2,8−3,8−4,8−5中を伝送する信号光を所望の経路へ伝送するように制御するように構成されている。
【0144】
このため、双方向光波長スイッチ70は、光デバイスとしてのAOTF30,第1光信号経路切替部としての第1切替部10−6をそなえて構成される。
なお、前述の第1実施形態等で用いた符号と同じものについては同様の機能を有するため、その説明は省略する。
AOTF30は、一対の入出力端01,02を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端01′,02′を有する他方の入出力端対とをそなえ、例えば、入出力端01から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端01′から出力するとともに、残りの光信号を他方の入出力端02′から出力することができるものである。なお、AOTF30は、他の入出力端02,01′,02′に光信号が入力された場合も上記と同じように、信号光を所望の入出力端から出力することができるようになっている。
【0145】
第1切替部10−6は、AOTF30の入出力端01′に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、AOTF30と双方向光信号伝送路8−4,8−5との間で、光信号の入出力経路を切り替えるものである。
このため、第1切替部10−6は、3端子光サーキュレータ11−6をそなえて構成される。
【0146】
3端子光サーキュレータ11−6は、ある端子に入ったエネルギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものであり、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図17中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっており、具体的には、端子C1から入力された信号光は端子C2から出力され、端子C2から入力された信号光は端子C3から出力される他、端子C2から入力された信号光は端子C1から出力されるようになっている。
【0147】
上述の構成により、本発明の第6実施形態にかかる双方向波長スイッチによれば、光ファイバ8−5中を伝送されて双方向波長スイッチ70に入力された信号光は、先ず第1切替部の3端子サーキュレータ11−6にて伝送経路をAOTF30の入出力端01′方向に切り替えられた後、AOTF30にて、SAWとの音響光学効果の影響を受ける波長の信号光は、RF信号が入力された際に、入出力端02から出力されるとともに、残りの信号光は、入出力端01から出力される。また、AOTF30にて、RF信号が入力されていない場合には、3端子サーキュレータ11−6の端子C2からの信号光は、入出力端01から出力するようになっている。
【0148】
ここで、AOTF30は、制御ポート30−7に入力されるRF信号の信号数,周波数等を変化させることにより、所望の信号光を所望の入出力端から出力する。
なお、AOTF30は、他の入出力端01,02等から入力された信号光をも、所望の入出力端から出力することができる。
【0149】
従って、双方向波長スイッチ70は、AOTF30の機能と第1切替部10−6の機能とが相乗して、信号光を所望の伝送経路へ送出する。
このように、本発明の第6実施形態にかかる双方向波長スイッチによれば、双方向動作が可能なAOTF30と第1切替部10−6との組み合わせが、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができるとともに、装置を簡素に作製できる。
【0150】
また、上記の波長スイッチ70で、光ファイバ8−2,8−3,8−4,8−5の何れかが光分岐路及び光合波路として用いる場合には、波長スイッチ70は、波長多重伝送システムで用いる光合分波装置(例えば、OADM−BUまたはOADM−NODE)において、信号光を波長選択してアド(挿入),ドロップ(分岐)する基本機能を実現する要素として供給できる。
【0151】
なお、光サーキュレータ11−6を設ける入出力端は、使用する状況によって異なり、様々なバリエーションを考えることができる。
また、本発明の第6実施形態にかかる双方向光波長スイッチによれば、光デバイスがAOTF30で構成されているので、波長選択性の自由度が高くすることができるとともに、装置の構成を簡素にすることができる。
【0152】
ここで、図18は、本発明の第6実施形態の変形例にかかる双方向光波長スイッチを示すブロック図であり、この図18に示す双方向光波長スイッチ71は、前述の双方向波長スイッチ70に比して、第1切替部10−6′が接続されている入出力端01′,02′側とは反対側の入出力端01,02側に第2切替部20−6をそなえて構成される点で相違する。
【0153】
第1光信号経路切替部としての第1切替部10−6′と第2光信号経路切替部としての第2切替部20−6とは、AOTF30と光ファイバ9−0,9−1,9−2,9−3,9−4,9−5との間で、信号光の入出力経路を切り替えるものである。
このため、第1切替部10−6′と第2切替部20−6とは,3端子光サーキュレータ11−6′,21−6をそなえて構成される。
【0154】
3端子光サーキュレータ11−6′,21−6は、ある端子に入ったエネルギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものであり、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図18中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。
上述の構成により、本発明の6実施形態の変形例にかかる双方向波長スイッチによっても、双方向波長スイッチ71は、前述の双方向波長スイッチ70と同じように、第1切替部10−6′,第2切替部20−6,AOTF30の各機能に基づき、信号光を所望の光ファイバから出力することができる。
【0155】
このため、双方向波長スイッチ71は、前述の双方向波長スイッチ70と同じように、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができるとともに、装置を簡素に作製できる。
なお、光ファイバ9−2と光ファイバ9−3とを又は光ファイバ9−4と光ファイバ9−5とを光ファイバペアとして構成することもできる。
【0156】
ところで、図19は、本発明の6実施形態の応用例にかかる双方向波長スイッチを示すブロック図であり、この図19に示す双方向波長スイッチ72は、前述の双方向波長スイッチ71に比して、第1切替部10−6a,第2切替部20−6aに2つの3端子光サーキュレータをそなえて構成される点で相違する。
第1光信号経路切替部としての第1切替部10−6aと第2光信号経路切替部としての第2切替部20−6aとは、AOTF30と光ファイバ9′−1,9′−2,9′−3,9′−4,9′−5,9′−6,9′−7,9′−8との間で、信号光の入出力経路を切り替えるものである。
【0157】
このため、第1切替部10−6aと第2切替部20−6aとは,3端子光サーキュレータ11−6a,11−6b,21−6a,21−6bをそなえて構成される。
3端子光サーキュレータ11−6a,11−6b,21−6a,21−6bは、ある端子に入ったエネルギーを特定の方向に隣接する端子に伝送するものであり、光信号がある端子C1,C2,C3から入力されると、図19中、矢印で示す方向に光を導いて最初に到達する端子から光信号を出力するようになっている。
【0158】
上述の構成により、本発明の6実施形態の応用例にかかる双方向波長スイッチによっても、双方向波長スイッチ72は、前述の双方向波長スイッチ71と同じように、第1切替部10−6a,第2切替部20−6a,AOTF30の各機能に基づき、信号光を所望の光ファイバから出力することができる。
このため、双方向波長スイッチ72は、前述の双方向波長スイッチ70と同じように、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができるとともに、装置を簡素に作製できる。
【0159】
なお、光ファイバ9′−1,9′−2或いは光ファイバ9′−3,9′−4等の光ファイバは、光ファイバペアを用いて構成することもできる。
(g)その他
なお、上記において、光デバイスとしてAOTF30を主として述べたが、更に、AOTF30と同じ様な機能を有する一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対とをそなえ、両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成された素子等を用いても、信号光の出力経路の切り替えを前述の第1実施形態等において用いることができる。
【0160】
また、第1切替部10等に用いるサキューレータが、4個以上の端子をそなえて構成される場合や、3個以上そなえて構成される場合においても、信号光の出力経路の切り替えを上記同様に実施することができる。
並びに、上記の如く詳述したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の形態により実施できる。
【0161】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の双方向波長スイッチよれば、双方向性可変フィルタ機能を有する光デバイスと第1光信号経路切替部との組合せが、信号光の切替えを行なうので、装置を構成する部品数を削減し、簡易な構成にすることができるとともに、波長多重伝送システムで用いる光合分波装置において、信号光を波長選択してアド(挿入),ドロップ(分岐)する基本機能を実現する波長スイッチを供給できる利点がある。
【0162】
さらに、本発明双方向波長スイッチによれば、光デバイスが、音響光学チュウナブルフィルタで構成されるので、波長選択性の自由度が高くすることができるとともに、装置の構成を簡素にすることができる利点もある。
または、本発明双方向波長スイッチによっても、光デバイスと第1光信号経路切替部と第2光信号経路切替部との組合せが、信号光の切替えを行なうので、装置を構成する部品数を削減し、簡易な構成にすることができるとともに、波長多重伝送システムで用いる光合分波装置において、信号光を波長選択してアド(挿入),ドロップ(分岐)する基本機能を実現する波長スイッチを供給できる利点がある。
【0163】
または、本発明双方向波長スイッチによれば、音響光学チュウナブルフィルタと双方光信号伝送路との間の光信号の入出力経路を3端子光サーキュレータが、好適に実施しうることで、装置を構成する部品すう削減し、簡易な構成にすることができる利点がある。
または、本発明双方向波長スイッチによっても、光デバイスと第1光信号経路切替部と第2光信号経路切替部との組合せが、信号光の切替えを行なうので、装置を構成する部品数を削減し、簡易な構成にすることができるとともに、波長多重伝送システムで用いる光合分波装置において、信号光を波長選択してアド(挿入),ドロップ(分岐)する基本機能を実現する波長スイッチを供給できる利点がある。
【0164】
本発明の光合分波装置よれば、光合分波装置が音響光学チュウナブルフィルタと第1光信号経路切替部と第2光信号経路切替部との組合せにより、信号光を分岐・挿入するので、装置を構成する部品数を削減し、簡易な構成にすることができる利点がある。
更に、本発明光合分波装置によっても、光デバイスと第1光信号経路切替部と第2光信号経路切替部との組合せが、信号光を分岐するとともに挿入するので、装置を構成する部品数を削減し、簡易な構成にすることができる利点がある。
【0165】
更に、本発明光合分波装置によれば、双方向動作が可能な音響光学チュウナブルフィルタと第1光信号経路切替部と第2光信号経路切替部とに複数の3端子光サーキュレータとの組み合わせが、信号光の切り替えを行なうので、AOTFの付設数を少なくして装置の製作の経費を削減することができる利点もある。
【0166】
または、本発明光合分波装置によれば、強制スイッチ部が、強制的に光信号を双方向光伝送路側へ切り替えるので、システム運用上必要な分岐・合波(アド・ドロップ)を全く行なわない状態を作ることもできる。
または、本発明光合分波装置によれば、光合波部,光分岐部が設けられるため、光分岐路,光合波路の数を減少させて、システム構築の費用を削減することもできる利点もある。
【0167】
更に、本発明光合分波装置によれば、光合波部又は光分岐部が、音響光学チュウナブルフィルタで構成されることで、波長選択性に自由度がある伝送システムを構築することができる利点もある。
または、本発明光合分波装置によれば、音響光学チュウナブルフィルタが、第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と光分岐路,光合波路との間の、信号光の状態を制御するので、波長選性の自由度が高い伝送システムを構築することができるとともに、光ファイバの本数を減少すること等ができるため、装置の構成を更に簡単化できる利点もある。
【0168】
並びに、本発明の光合分波装置よれば、光合分波装置が光デバイスと第1光信号経路切替部と第2光信号経路切替部との組合せにより、信号光を分岐・挿入するので、装置を構成する部品数を削減し、簡易な構成にすることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態の第2変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図6】本発明の第3実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図7】(a),(b)は、それぞれ第3実施形態にかかるスイッチの動作を説明するためのブロック図である。
【図8】本発明の第4実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図9】本発明の第4実施形態にかかる伝送システムの波長配置例を示す図である。
【図10】本発明の第4実施形態の応用例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図11】本発明の第4実施形態の応用例にかかる伝送システムの波長配置例を示す図である。
【図12】本発明の第4実施形態の第1変形例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図13】本発明の第4実施形態の第1変形例にかかる伝送システムの波長配置例を示す図である。
【図14】本発明の第5実施形態にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図15】本発明の第5実施形態の応用例にかかる光合分波装置が適用された伝送システムを示すブロック図である。
【図16】(a),(b)は、それぞれ本発明の第5実施形態の応用例にかかるスイッチの動作を説明するためのブロック図である。
【図17】本発明の第6実施形態にかかる双方向波長スイッチを示すブロック図である。
【図18】本発明の第6実施形態の変形例にかかる双方向光波長スイッチを示すブロック図である。
【図19】本発明の6実施形態の応用例にかかる双方向波長スイッチを示すブロック図である。
【図20】従来案出されている波長多重伝送システムを示す図である。
【図21】OADM回路の基本特性を説明するための図である。
【図22】従来、案出されているOADM回路が適用された光合分波装置を示す図である。
【図23】従来、案出されているAOTFを示す図である。
【図24】従来、案出されていAOTFを用いた光合分波装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
01,02,01′,02′ AOTFの入出力端
1,1−1,1′−a,1′−b,2,2−1,2−2,3,4,4′,4−1,5,5−1 光合分波装置
7,7′, 8′−g,8′−h 光ファイバペア
8,8−1,8−2,8−3,8−4,8−5,8′−a,8′−b, 8′−c,8′−d, 8′−e,8′−f, 9,9−0,9−1,9−2,9−3,9−4,9−5,9′−1,9′−2,9′−3,9′−4,9′−5,9′−6,9′−7,9′−8,15,15−1a,15−1b,15−2a,15−5a,15−5b,15−2b,25−1a,25−1b,25−2a,25,25−2b,25−5a,25−5b,31,32 光ファイバ
9′−a 光増幅中継器(中継器)
9′−b 光増幅器
10,10−1,10−2,10−21,10−22,10−3,10−5,10−7,10−7′,10−7a 第1切替部
11,11−2a,11−2a′,11−2b,11−2b′,11−5a,11−5b,11−7′,11−7a,11−7b,21,21−2a,21−2b,21−7,21−7a,21−7b 3端子サーキュレータ
12,22 スイッチ
12−1,22−1 SW(スイッチ)制御端子
20,20−1,20−2,20−21,20−5,20−5′,20−7,20−7a 第2切替部
30,36−1 AOTF
30′−1 IDT(トランスデューサ)
30′−2 SAWクラッド
30′−3 SAW吸収体
30′−4,30′−5 PBS
30−7 制御ポート
30′a OADM回路
35 光合波器
36 光分岐器
40 分岐合波部
50a,50b,50a′,50b′,50c′,60′ 光送受信端局(端局)
60 ブランチ端局
70,71,72 双方向波長スイッチ
100,110,120,121,122,130,140,140′,150,151 伝送システム
C1,C2,C3 3端子光サーキュレータの端子

Claims (18)

  1. 一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対とをそなえ、上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記他方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成されるとともに、上記他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記一方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成された双方向性可変フィルタ機能を有する光デバイスと、
    該光デバイスにおける該一方の入出力端対及び他方の入出力端対のうちのいずれかに接続されて、光サーキュレータを使用することにより、該いずれかの入出力端対をなす一対の入出力端のうちのいずれか一方の入出力端と双方向光信号伝送手段との間で、光信号の入出力経路を切り替える第1光信号経路切替部とをそなえ、かつ、該いずれかの入出力端対をなす一対の入出力端のうちのいずれか他方の入出力端は双方向伝送路に接続されたことを特徴とする、双方向波長スイッチ。
  2. 該光デバイスが、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、上記両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタとして構成されたことを特徴とする、請求項1記載の双方向波長スイッチ。
  3. 該第1光信号経路切替部に接続されていない方の該入出力端対に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、該光デバイスと双方向光信号伝送手段との間で、光信号の入出力経路を切り替える第2光信号経路切替部が設けられていることを特徴とする、請求項1記載の双方向波長スイッチ。
  4. 該第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成するいずれかの入出力端に3端子光サーキュレータが接続されていることを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載の双方向波長スイッチ。
  5. 該第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端にそれぞれ3端子光サーキュレータが接続されていることを特徴とする、請求項1又は請求項3に記載の双方向波長スイッチ。
  6. 該第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成するいずれかの入出力端に3端子光サーキュレータが接続されていることを特徴とする、請求項3記載の双方向波長スイッチ。
  7. 該第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端にそれぞれ3端子光サーキュレータが接続されていることを特徴とする、請求項3記載の双方向波長スイッチ。
  8. 一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対をそなえ、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記他方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するとともに、上記他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記一方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタと、
    該音響光学チュウナブルフィルタにおける該一方の入出力端対接続されて、サーキュレータを使用することにより、該一方の入出力端対をなす該一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、該一方の入出力端対をなす該他方の入出力端と光合波路との間、および該一方の入出力端対をなす該一方又は該他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部と、
    該音響光学チュウナブルフィルタにおける該他方の入出力端対に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、該他方の入出力端対をなす該一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、該他方の入出力端対をなす該他方の入出力端と光合波路との間、および該他方の入出力端対をなす該一方又は該他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第2光信号経路切替部とをそなえて構成されたことを特徴とする、光合分波装置。
  9. 該第1光信号経路切替部が、該第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうち上記の光分岐路,光合波路へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成されるとともに、
    該第2光信号経路切替部が、該第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうち上記の光分岐路,光合波路へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項8記載の光合分波装置。
  10. 該第1光信号経路切替部が、該第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうち上記双方向光伝送手段へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成されるとともに、
    該第2光信号経路切替部が、該第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する入出力端のうち上記双方向光伝送手段へ接続されるべき入出力端に接続された3端子光サーキュレータをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項8記載の光合分波装置。
  11. 該第1光信号経路切替部が、該第1光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端に接続されて、上記の双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えるための複数の3端子光サーキュレータをそなえて構成されるとともに、
    該第2光信号経路切替部が、該第2光信号経路切替部に接続された入出力端対を構成する各入出力端に接続されて、上記の双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えるための複数の3端子光サーキュレータをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項8記載の光合分波装置。
  12. 該第1光信号経路切替部又は該第2光信号経路切替部に、強制的に光信号を該双方向光伝送手段側へ切り替える強制スイッチ部が設けられていることを特徴とする、請求項8記載の光合分波装置。
  13. 上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と該光分岐路との間に、光合波部が設けられるとともに、
    上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と該光合波路との間に、光分岐部が設けられたことを特徴とする、請求項8記載の光合分波装置。
  14. 上記の光合波部又は光分岐部が、
    音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタで構成されていることを特徴とする、請求項13記載の光合分波装置。
  15. 上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と上記の光分岐路,光合波路との間に、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタが設けられたことを特徴とする、請求項8記載の光合分波装置。
  16. 一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対とをそなえ、上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記他方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成されるとともに、上記他方の入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を上記一方の入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記一方の入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように構成された双方向性可変フィルタ機能を有する光デバイスと、
    該光デバイスにおける該一方の入出力端対接続されて、光サーキュレータを使用することにより、該一方の入出力端対における該一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、該一方の入出力端対をなす該他方の入出力端と光合波路との間、および該一方の入出力端対をなす該一方又は該他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部と、
    該光デバイスにおける該他方の入出力端対に接続されて、光サーキュレータを使用することにより、該他方の入出力端対における該一方の入出力端と双方向光伝送手段との間、該他方の入出力端対をなす該他方の入出力端と光合波路との間、および該他方の入出力端対をなす該一方又は該他方の入出力端と光分岐路との間で、それぞれ光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第2光信号経路切替部とをそなえて構成されたことを特徴とする、光合分波装置。
  17. 一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対をそなえ、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、上記両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタと、
    該音響光学チュウナブルフィルタにおける該一方の入出力端対及び他方の入出力端対にそれぞれ接続されて、それぞれ光サーキュレータを使用することにより、該音響光学チュウナブルフィルタと双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部及び第2光信号経路切替部とをそなえて構成され、
    かつ、該第1光信号経路切替部又は該第2光信号経路切替部に、強制的に光信号を該双方向光伝送手段側へ切り替える強制スイッチ部が設けられていることを特徴とする、光合分波装置。
  18. 一対の入出力端を有する一方の入出力端対と、一対の入出力端を有する他方の入出力端対をそなえ、音響制御信号を制御ポートより供給されることにより、上記両入出力端対のうちのいずれかの入出力端対を構成する一方の入出力端から波長の異なる複数の光信号を入力すると、一部の光信号を光信号が入力されていない入出力端対を構成する一方の入出力端から出力するとともに、残りの光信号を上記光信号が入力されていない入出力端対を構成する他方の入出力端から出力するように、入力光信号の出力状態を制御しうる音響光学チュウナブルフィルタと、
    該音響光学チュウナブルフィルタにおける該一方の入出力端対及び他方の入出力端対にそれぞれ接続されて、それぞれ光サーキュレータを使用することにより、該音響光学チュウナブルフィルタと双方向光伝送手段,光分岐路,光合波路との間で、光信号の入出力経路を切り替えて、光信号の合波あるいは分波を行なう第1光信号経路切替部及び第2光信号経路切替部とをそなえて構成され、
    かつ、上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と該光分岐路との間に、光合波部が設けられるとともに、
    上記の第1光信号経路切替部,第2光信号経路切替部と該光合波路との間に、光分岐部が設けられたことを特徴とする、光合分波装置。
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