JP3908179B2

JP3908179B2 - Indoor and outdoor air treatment equipment

Info

Publication number: JP3908179B2
Application number: JP2003029077A
Authority: JP
Inventors: 重太郎小林; 宏幸林
Original assignee: Tobishima Corp
Current assignee: Tobishima Corp
Priority date: 2003-02-06
Filing date: 2003-02-06
Publication date: 2007-04-25
Anticipated expiration: 2023-02-06
Also published as: JP2004239518A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内へ取り込む外気の処理並びに室内空気の循環処理を連動して行う室内外空気の処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、外気を室内に取り入れる際、この外気を清浄化したりする等の各種処理する装置はすでに提案されていたが、コストの問題もあり特定の分野だけに限られていた。
【０００３】
すなわち、前記特定の分野としてはいわゆる医療分野があげられ、例えば手術室・新生児室・集中治療室等患者の抵抗力が弱く、空気の質が問われる区域においてのみ高価で専門的な装置が設置されていたにすぎなかった。
【０００４】
また、工業分野においても、集積回路等を製造するクリーンルームとなる区域があり、その区域にも高価で専門的な装置は設置されている。
【０００５】
そのほか例えば空気の質の衛生的精度が要求される製薬工場や人間の体内に直結する食品工場あるいは大学等の研究所にも高価で専門的な装置は設置されていた。
【０００６】
しかしながら、一般大衆の通常の生活空間である集合住宅内、宿泊施設、事務ビル等の執務空間、学校施設あるいは医療福祉施設等では、外気を室内に取り入れる際、ある程度の大きさからなる粒度に対しては効果のある粗塵フィルターを設ける程度の装置しか設置されていないのが現状である。
【０００７】
また近年、都市部では輸送又は移動の利便性追及のため、詳細な道路網の整備形成が著しく、ある区域によっては当初想定していた交通量以上となって、その近隣地域に有害物質が充満するものとなり、道路の騒音についても近隣地域に弊害をもたらしていた。
【０００８】
さらに、屋外騒音に対する住宅性能表示制度では、窓開口における防音性能の表示については規定されているものの、換気設備のための外壁開口部について防音性能を規定するものがなく、特に集合住宅において室内へ取り込む外気の処理並びに室内空気の循環処理装置についての防音設備設置は皆無に等しいものであった。
【０００９】
ところで、人間が生活・活動する空間は、近年以下のような原因と汚染物質で汚染されているといえる。
【００１０】
すなわち、交通量増大に伴う排気ガス・ＮＯｘ・ＳＯｘ・粒子状物質・道路粉塵による大気の汚染、あるいは植物から飛散する花粉、特に問題とされるのはスギ花粉、さらに、建材から発散されるＶＯＣ（ホルムアルデヒド等）、また交通騒音、ハウスダストによる室内発塵、生活臭、ペット臭等である。
【００１１】
さらに、社会活動の進化に対し、室内空間安全性・快適性に関する公的規制が現況にそぐわない状況にあり、すでに建設された建物では室内環境を満足させる性能を確実に保有しているとは言い難い。
【００１２】
また、現在施工中又は設計中の物件でもこれら室内空間安全性・快適性を確実に保有しているとは到底言えないものである。
【００１３】
特に交通量の多い道路付近に立地した建物では非常に苛酷な状況にあると言える。
【００１４】
しかして、近年において室外にある各種汚染物質の侵入防止と、かりに室内に侵入してしまった汚染物質又は内部で発生している汚染物質の清浄作業を連動させるシステムあるいは装置が要請されてはいるものの製品として具体的に提案されるには至っていないものである。
【００１５】
なぜなら、室内へ取り込む外気の処理並びに室内空気の循環処理装置はその対策商品に使用する部材が多岐の分野にわたるものとなり、それを集約して製品化するのは難しくその結果いまだ一般商品化又は総合対策商品化されてはいないからである。
【００１６】
そして、従来からある各々の対策部材及び対策システムは、専門的な医療又は工業的要求に応えるもので性能は格段によいが、一般的な価格ではなかったのである。
【００１７】
また、対策商品は室内空気の給排気と連動させる必要があるが、既存システムはこれらと協調連動する性能を有してはいないのである。
【００１８】
さらに、対策商品の設置スペースと設置位置にも問題がある。すなわち、従来からある既存商品は室内に設置する例のみであるが、外気の取り込み部分で外部汚染物質を排除する必要があり、外気の取り込み部分に設ける必要がある。しかし、外気の取り込み部分の外側に設置すれば外観に影響を及ぼしかつその耐久性も問題となるからである。
【発明が解決しようとする課題】
かくして本発明は前記従来の課題に対処すべく創案されたものであり、安価なコストで室内空間の安全性・快適性を迅速、確実にすべく室内へ取り込む外気の各種処理が行え並びに室内空気を循環させて繰り返し清浄化等の処理が行える室内へ取り込む外気の処理並びに室内空気の循環処理装置を提供することを目的とするものである。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
本発明による室内外空気の処理装置は、
外気を室内へ取り込む外気取込用貫通孔の外側に設けられてなり、
無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間と、前記吸音空間の次に設けられ、フィルター方式、電気集塵方式による市販の集塵機からなる集塵ユニットにより形成された集塵部と、前記集塵部の次に設けられ、表面が二酸化チタンでコーティングされた小粒ビーズ状をなす大量複数個の光触媒体と、蛍光灯などで構成した光源と、これらを収納する容器とにより構成された脱臭器ユニットにより形成された脱臭部と、前記脱臭部の次に設けられ、外気を強制的に室内へ取り込む強制ファンと、を備えた室内へ取り込む外気の外気処理部と、
前記外気処理部に隣接して設けられ、室内空気を送り出す送出口と、送出した室内空気を前記外気処理部取込口近傍位置の外気処理部内へ導入する導入路と、を有し、
前記導入路内には、少なくとも無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間が設けられて室内空気循環処理部が形成され、該循環処理部から前記外気処理部へ導入された室内空気は、前記外気処理部で処理されて、取り込まれた外気と共に室内へ導入される循環を繰り返す、
ことを特徴とし、
または、
外気を室内へ取り込む外気取込用貫通孔の外側に設けられてなり、
無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間と、前記吸音空間の次に設けられ、フィルター方式あるいは電気集塵方式による市販の集塵機からなる集塵ユニットにより形成された集塵部と、前記集塵部の次に設けられ、表面が二酸化チタンでコーティングされた小粒ビーズ状をなす大量複数個の光触媒体と、蛍光灯などで構成した光源と、これらを収納する容器とにより構成された脱臭器ユニットにより形成された脱臭部と、前記脱臭部の次に設けられ、外気を強制的に室内へ取り込む強制ファンと、を備えた室内へ取り込む外気の外気処理部と、
前記外気処理部に隣接して設けられ、室内空気を送り出す送出口と、送出した室内空気を前記外気処理部取込口近傍位置の外気処理部内へ導入する導入路と、を有し、
前記導入路内には、少なくとも無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間が設けられて室内空気循環処理部が形成され、該循環処理部から前記外気処理部へ導入された室内空気は、前記外気処理部で処理されて、取り込まれた外気と共に室内へ導入される循環を繰り返してなると共に、導入路内には、前記吸音空間のほか、前記集塵部、前記脱臭部のうち、いずれかあるいは２つ組み合わされて室内空気循環処理部が形成された、
ことを特徴とし、
または、
前記外気取込口の近傍に外気取り込み量を制御する第１制御弁が設けられてなると共に、前記送出口の近傍に室内空気送出量を制御する第２制御弁が設けられた、
ことを特徴とし、
または、
前記吸音材には光触媒物質として使用される二酸化チタンが含有されていることを特徴とし
または、
前記吸音材の表面が防汚フィルムで被覆されていることを特徴とするものである。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
本発明による室内外空気の処理装置１は、新築の住宅であれば同時にあるいは既設の住宅であれば後から設置することも出来る。
【００２１】
その設置状態の一例を挙げれば、図３に示すように集合住宅のバルコニー天井部分に設置することが出来る。
【００２２】
また、図６に示すように、バルコニーの出窓下側空間に設置することも出来る。
【００２３】
ここで、本発明による室内外空気の処理装置１は、壁材を貫通して形成された外気取込用貫通孔１９を境にしてその外側に設けられた室内へ取り込む外気の外気処理部２と、室内空気循環処理部３とを有して構成されている。
【００２４】
ここで、室内へ取り込む外気の外気処理部２は、図１に示されており、その内部に、無機質系材料からなる吸音材４で構成された吸音空間５と、集塵ユニット６により形成された集塵部１３と、脱臭器ユニット１４により形成された脱臭部７と、外気８を強制的に取り込む強制ファン９とを有して構成されている。
【００２５】
強制ファン９によって強制的に室内へ導入される外気８はまず外気取込口１０から外気処理部２内に進入する。
【００２６】
この外気取込口１０の近傍位置には吸音空間５が形成されており、その側面には無機質系材料からなる板状の吸音材４が取り付けられている。
【００２７】
ここで無機質系材料、例えばコンクリート製吸音部材で形成された板状の吸音材４の構成につき説明する。
このコンクリート製吸音部材形成にはセメントと骨材と水が必要とされる。
【００２８】
骨材としては、軽量骨材のパーライト、炭素中空球、プラスチックバルーン、ガラスバルーン、シリカバルーン、シラスバルーン等の、有機、無機を問わず天然、人工の骨材が例としてあげられる。
【００２９】
そしてこれら使用される骨材は、含水率及び吸水率が１０％以下のものとなっている。また特にこれらの骨材は、水を透過させない表面層を持っていること、吹き付け施工で形成するならば、吹付施工に必要な強度を有していること等の条件を満足する軽量骨材が好ましい。
【００３０】
さらに、骨材の配合量は１００〜５００の重量部とされる。
【００３１】
これは、セメントや水との投入量のバランスをとるためであり、投入量が１００重量部未満であると所望の吸音効果が得られず５００重量部を超えると、吹き付け施工で形成する場合には吹付作業性が悪化して例えば吹き付けにより得られる塗膜が脆くなる等の虞があるからである。
【００３２】
そして、上記の様な特性を有する軽量骨材としては、いわゆる高強度無機発泡粒が例として挙げられる。当該無機発泡粒は表面を磁器質のスキン層で覆った、軽量にして高強度の軽量骨材であり、極めて高い吸音性能を有しているからである。
【００３３】
水は水和反応によりセメントを凝結・硬化させるためにも必須の材料である。
【００３４】
以上により、ミキサーにセメント、水及び前記骨材を投入し混合を行う。ここで、投入されるセメントについては、特に種類を限定するものではなく、従来公知の普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメント、混合ポルトランドセメント等が使用できる。
【００３５】
なお、セメントの配合量は５０から３００重量部を必須とするものである。これは前述の骨材や水との投入量のバランスを採るためであり、５０重量部未満であると吸音材に充分な強度を付与できず３００重量部を超えて配合すると吸音効果が低下する虞があるからである。
【００３６】
この際（すなわちセメント投入の際）に、各種添加剤（混和剤、減水剤、繊維製補強剤等）も必要に応じて配合することが出来る。これらの配合量は適宜決められる。
【００３７】
なお前述のように、水は水和反応によりセメントを凝結・硬化させるために必須であり、その最終的な配合量（吹付けられた直後における配合量）は５０〜１３０重量部となる。
【００３８】
これは、５０重量部未満であると、セメントの硬化が不十分となるおそれがあり、１３０重量部を超えて配合すると、硬化に時間がかかるばかりでなく吹付作業後の塗膜に流動性が生じて、均一に硬化しない虞が生じるからである。
【００３９】
しかして、これにより従来方式では困難であった理想的ポーラス状態の仕上用吸音材を、容易に構成することが可能となる。
【００４０】
すなわち、例えば吹き付け施工するならば、吹付時において、各材料が一様に分散されてバランス良く混合され、理想的な混合状態の半流動体材料を得ることが可能となり、これにより、一様にポーラス状態である理想的な吸音材を構成することが可能となる。
【００４１】
そして、成形されたコンクリート製の板状吸音材４は極めてポーラスな状態であるために、広い周波数帯域に対して充分な吸音特性を有し、従来方法のように一定の周波数帯域の音（ノイズ）に対して吸音率が落ち込んでしまう可能性への懸念も払拭される。
【００４２】
また、事前に必要に応じてマスキング作業により養生を行う場合もある。施工条件にもよるが、吹付施工完了後は、約２０〜３０時間で凝結・硬化する。急結剤を併用した場合には数分〜十数分で急結する。
【００４３】
急結剤を併用して得られる吸音層は、多孔質構造が良好に維持されるため、併用しない場合に比較して良好な吸音効果を得られる。
【００４４】
次に、粉体材料または液体として添加される各種添加剤（チタン、混和剤、減水剤、増粘剤、起泡剤、急結剤、等）について説明する。
【００４５】
ここではさらに、ＮＯｘ（窒素酸化物）を吸収する作用を付加するために、例えばアナターゼ型結晶構造を有する二酸化チタンのチタンを投入使用しても構わない。
【００４６】
ここで、二酸化チタンは、その結晶構造により、アナターゼ型とルチル型がある。ルチル型は比較的結晶構造が安定しており、一般的には白色の着色顔料として使用されている。一方アナターゼ型は、加熱されるとルチル型に移行してしまう不安定な結晶構造であるが、光触媒作用を有することが近年の研究で明らかにされていた。
【００４７】
すなわち、アナターゼ型二酸化チタンは、受光することによって表面に活性酸素を生じ、これが空気中のＮＯｘ（窒素酸化物）と化合吸収して、大気浄化作用を現わすものと考えられる。
【００４８】
アナターゼ型二酸化チタンは２〜１００重量部含むことを必要とする。２重量部未満であるとＮＯｘ（窒素酸化物）吸収作用が十分ではなく、１００重量部を超えて配合しても、配合量に比例した大気浄化作用が得られずコスト的にはむしろ不利となる。
【００４９】
尚、前述した骨材には二酸化チタンをコーティングして使用することが好ましいものである。軽量骨材に二酸化チタンコーティングをコーティングしたとき、きわめて高いＮＯｘ除去効果を有することが確認された。
【００５０】
さらに、混和剤の一部として有機混和剤を用いることも可能である。有機混和剤としては、オールアクリル樹脂、アクリル−スチレン共重合体樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂などの樹脂エマルジョンが例示できる。特に好ましくは、末端にカルボキシル基等の極性基を持つアクリル系樹脂エマルジョンが推奨される。その他必要に応じて配合する混和剤としては、凝結を制御するのに好適な石膏類、吸音材を補強するための各種のフィラー、例えばポリエステル、ポリエチレン、ビニロン、レーヨン、ナイロン等の化学繊維・ガラス繊維、ロックウール等の無機繊維、各種の硅砂、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、クレー等の顔料類、マイカ等のリン片状充填材が例示できる。
また、吹き付け施工型の吸音部材であれば、該吹付型吸音材の施工性および硬化後の性能確保・向上のための減水剤、増粘剤等の各種の添加剤も必要に応じて配合することができる。これらの配合量は適宜決められる。
【００５１】
更に、吹き付け作業を容易にし、また吸音性能を向上させる目的で、起泡剤を添加することがある。起泡剤は一般に陰イオン界面活性剤、動物性蛋白質等から適宜選択して使用できる。Ｎ−アシルアミノ酸およびその塩、アルキルエーテルカルボン酸、アシル化ペプチド等のカルボン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩、にかわ等が例示できる。
起泡剤の添加方法は（１）起泡剤を適当な濃度に稀釈して吹付型吸音材の練り混ぜ時に直接添加する方法、（２）起泡剤を発泡装置に通して気泡を生成し、この気泡を練り混ぜ後の吹付型吸音材に混合する方法が例示できる。
【００５２】
いずれの方法によっても、吹付施工前の吸音材における気泡の容積率が２０〜８０％となるように調整する。気泡が２０％未満であると吸音効果の向上が得られず、８０％を超えると吸音材の強度が低下して耐久性が落ちるおそれがあるからである。
【００５３】
また、吹付施工後にセメントの硬化に伴なって気泡が消滅することがあるが、消滅後に吹き付けた吸音材中には空隙が残る。この吸音材中の空隙率が１０〜５０％となることが好ましい。１０％未満であると吸音効果の向上が得られず、５０％を超えると吸音材の強度が低下して耐久性が落ちるおそれがあるからであるからである。
【００５４】
吹付型吸音材を施工する際に、いわゆる急結を必要とする場合がある。こうした場合、急結剤を吹付工法に併用することが可能である。急結剤としては塩化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム等のアルミン酸カルシウム類、仮焼明ばん石、水ガラス等の無機質物を例示することができる。また、トリエタノールアミン、グリセリン等の一部の有機物にも急結剤として使用できるものがある。急結剤は吸音材を吹付ノズルから噴射した直後の状態に、同様のノズルから略同一方向に噴射を行い、ノズルから吸音材施工面に到達する迄の時間に空中混合させることが好ましい。
【００５５】
次に前記の板状吸音材４の表面に貼着剥離可能な防汚フィルム１１を貼りつけてあってもかまわない。
【００５６】
該防汚フィルム１１の材質としては、一般に市販されている防汚フィルム１１の材質が使用される。すなわち、アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリプロピレン、高耐候性ＰＥＴフィルム等があげられる。
【００５７】
なお、この防汚フィルム１１に光触媒酸化チタンをコーティングしたフィルムを使用しても構わない。すなわち、高耐候性ＰＥＴフィルムの表面に光触媒酸化チタンをコーティングして用いる。そして、裏面は粘着剤コーティング層とセパレータで構成する。
【００５８】
さらに、貼り付け作業時における光触媒面の傷つきを防止するため、表面にはあらかじめ保護フィルムを貼り付けておくことが好ましい。従ってこの場合、防汚フィルム１１は３層構造となる。
【００５９】
このような防汚フィルム１１であれば、さらに、汚れを光触媒により分解し、防汚フィルム１１自体の交換時期を延長させることが出来る。
【００６０】
また、防汚フィルム１１を貼った板状の吸音材４は外気処理部２内側に脱着可能に取り付けてある。
【００６１】
よって、防汚フィルム１１が汚れてしまったら、板状吸音材４を簡単に取り外して交換することが出来る。
【００６２】
ここで、取り外し作業は処理装置１の取り外し用パネル１２を取り外し、その後防汚フィルム１１でコーティングされた板状の吸音材４を取り外す。
【００６３】
そして、取り外された板状の吸音材４から前記防汚フィルム１１を剥離し、新しい防汚フィルム１１と交換する。
【００６４】
新しい防汚フィルム１１を貼着した板状の吸音材４を外気処理部２内側に取り付けた後、再び処理装置１の取り外し用パネル１２を所定の箇所に取り付け、作業は完了する。
【００６５】
吸音空間５を通過した外気８は集塵ユニット６が設けられた集塵部１３に進入する。
【００６６】
集塵ユニット６は、一般に市販されている集塵機を使用できる。ここで、各種塵埃を除去するための方法は多岐にわたっており、大別してフィルター方式、電気集塵方式とに別けられる。
【００６７】
フィルター方式とは不織布フィルター、例えばナイロン、テトロン等の漉布で、５〜２０ミリメートル厚のフィルターで塵埃保持量を大きくした形（綿状）の物が多い。
一般に空気抵抗は小さく、洗浄により再度使用が出来るが、数ミクロン以下の小粒子はほとんど捕集出来ない。
次に、高性能フィルター、すなわち極細のガラス繊維または合成樹脂を主体としたフィルターをジグザグに折り、表面積を大きくしたものがある。
【００６８】
空気抵抗が大きく再生は不可であり、コストが嵩む。ＨＥＰＡフィルターは最も高率なフィルターであるが、グラスアスベストの漉材は脆く高価であり、一般的にはプレフィルターの後で使用する。
【００６９】
次に電気集塵方式であるが、いわゆる浮遊塵埃を静電気の力で吸着捕集する方式で１０μｍ以下０、０１μｍサブミクロン粒子も捕集することが出来る。
【００７０】
ここで、一般の室内空気浄化の目的で利用されている電気集塵器は塵埃を帯電させるイオン化部（イオンチャージャー）と、帯電した塵埃を吸着捕集する集塵部（コレクター）との二段荷電式が多い。
【００７１】
イオン化部は、２０〜３０ｍｍ前後の間隔に配列した針状電極や、タングステンワイヤー（φ０．２ｍｍ）と平行電極から成っており、針状電極に直流１０ＫＶ程度の高電圧を印加する。
【００７２】
これにより、プラス極からマイナス極にコロナ放電が発生し、空気分子はプラス、マイナスに帯電し、多量のイオンが発生する。
【００７３】
マイナスイオンはイオン化線に吸着されて電気的に中和するが、プラスイオンは前述平行板に沿って充満し、この中を流入する塵埃は直ちに（＋）帯電する。
【００７４】
一方、集塵部は直流５ＫＶ程度の電圧が印加された電極（＋）と接地された電極（双方アルミニウム０．６ｍｍｔ）で構成されておりプラスサイドに帯電された塵埃はこの集塵部の電界内に流入するとクーロン力（電気力量）によってマイナス極に吸着する。
【００７５】
ただし、集塵電極間に５ＫＶが印加されているため、板間隙間を５ｍｍ以下にすると、火花放電が発生するため、集塵効率は
８０〜９０％以下となる。
【００７６】
そしてマイナス集塵電極に付着した塵埃を定期的に洗浄、清浄化して繰り返し使用する。
【００７７】
集塵部１３を通過した外気８から、例えば車両系排気から放出された粒子状物質、道路の粉塵、花粉、ハウスダスト等が消失される。
【００７８】
さらに、前記の集塵部１３を通過した外気８は脱臭器ユニット１４により形成された脱臭部７を通過する。
【００７９】
ここで、本発明による脱臭器ユニット１４は、光触媒を利用した脱臭器ユニット１４が使用される。
【００８０】
この光触媒を利用した脱臭器ユニット１４としては、例えば、表面が二酸化チタンでコーティングされた小粒ビーズ状をなす大量複数個の光触媒体と、蛍光灯などで構成した光源と、これらを収納する容器とにより構成される。
【００８１】
このような脱臭器ユニット１４内に外気８を通過させることにより、外気８中に含まれるＮＯｘ、ＳＯｘの除去が行え、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等のいわゆるＶＯＣによる不快な臭い、刺激感、生活臭、ペット臭を解消することが出来る。
【００８２】
しかして、前記吸音空間５，集塵部１３及び脱臭部７を通過した外気８は強制ファン９により外気取込用貫通孔１９を経て室内へ取り込まれる。
【００８３】
このように、外気８の導入に際し、外部騒音を吸音排除した上で、外気８に含まれる車両系排気から放出された粒子状物質、道路の粉塵、花粉、ハウスダスト等を消失することが出来、さらには外気８中に含まれるＮＯｘ、ＳＯｘの除去が行え、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等のいわゆるＶＯＣによる不快な臭い、刺激感、生活臭、ペット臭を解消することが出来る。
【００８４】
次に、本発明による室内空気の循環処理につき説明する。
【００８５】
室内での空気は室内外空気処理装置１における室内空気循環処理部３に送出される。
【００８６】
ここで、室内空気循環処理部３は図２から理解されるように、室内空気１５を送り出す送出口１６と送出した室内空気１５を前記外気の処理部２の取込口１０近傍位置へ導入する導入路１７と該導入路１７に連通した処理空間部１８を有しており、前記処理空間部１８内には、無機質系材料からなる吸音材４で構成された吸音空間５が少なくとも設けられている。
【００８７】
そして、この吸音空間５で使用される無機質系材料からなる吸音材４は外気の処理部２内の吸音空間５で使用される無機質系材料からなる吸音材４とほぼ同様の構成からなるものが使用されている。
【００８８】
なお、この室内空気循環処理部３、またその中でも処理空間部１８の構成については、前記した外気処理部２の構成と同様に吸音空間５のみならず、脱臭部７や集塵部１３を併せて形成しても構わない。
【００８９】
しかして、この室内空気循環処理部３内に強制ファン９を設け、室内空気１５を強制的に外気処理部２の取込口１０近傍位置へ送出するものとしてもよい。
【００９０】
しかし、この室内空気循環処理部３内における強制ファン９が設置されていなくとも室内空気１５は外気処理部２に設けられている強制ファン９によって強制的に外気取込口１０から外気処理部２内へ導入されうる構成となっている。
【００９１】
以上において、まず外気８は外気取込口１６から外気処理部２へ導入され、吸音空間５で外部の騒音が吸音される。ついで外気８は集塵部１３を通過し、該集塵部１３により外気８に含まれる車両系排気から放出された粒子状物質、道路の粉塵、花粉、ハウスダスト等が消失される。
【００９２】
さらに、外気８は脱臭部７を通過し、この脱臭部７により交通量の激しい地域にあって特に外気８中に含まれるＮＯｘ、ＳＯｘの除去が行われる。また、その他、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等のいわゆるＶＯＣによる不快な臭い、刺激感、生活臭、ペット臭が解消される。
【００９３】
そして、室内空気１５のいわゆる清浄化処理については、室内空気循環処理部３における送出口１６から室内空気１５を取り込み、導入路１７を通過させた後、処理空間部１８へ送る。
【００９４】
この処理空間部１８では吸音空間５が少なくとも形成されており、空気の流道に伴う騒音がカットされる。
【００９５】
前記吸音空間５から室内空気８は外気処理部２の取込口１０近傍位置に送出され、再び外気処理部２における吸音空間５、集塵部１３及び脱臭部７を通過して室内へ導入される。
【００９６】
このように室内空気１５は何度となく室内空気循環処理部３及び外気処理部２を循環し、清浄化され、脱臭されることとなる。
このように本実施例による室内外空気の処理装置であれば、比較的安価なコストで室外にある各種汚染物質の侵入防止と、すでに室内に侵入してしまった汚染物質や内部で発生している汚染物質の清浄作業を連動させる処理装置として稼働させることが出来るのである。
【００９７】
次に、図７に本発明の他の実施例を示す。
【００９８】
図７では外気８を取り込む外気取込口１０を室内外空気処理装置１の下方に垂下して形成した導入管路２０の先端部に形成してある。
【００９９】
そして、図７から理解されるように、前記導入管路２０内には外気８を室内に導入する強制ファン９−１が設けられていると共に、該強制ファン９−１の設置場所よりさらに外側に位置する箇所に該導入管路２０を開閉制御するための第１制御弁２１が設けられている。
【０１００】
また、室内空気１５を循環処理するために設けられた導入路１７内においても、この導入路１７を開閉制御するための第２制御弁２２が設けられている。
【０１０１】
しかして、本実施例では、近年、集合住宅等で住宅不在時またはカビ、臭気、ＶＯＣ等の対策のために２４時間換気システムが多く導入されていることに対応するものである。
【０１０２】
従来の２４時間換気システムを図９を参照して説明する。
【０１０３】
従来の２４時間換気システムは図９に示すように、例えばキッチンやユニットバス等に設置された排気ファン２３によって微量ながらも２４時間換気を行うものである。
【０１０４】
しかし、この２４時間換気システムでは室内を負圧状態にしてしまうこととなり、未対策又は対策不十分な給気口２４からは外気８が進入してしまう。そして、そのことはすなわち有害となる物質等も同時に室内へ進入させてしまうことを意味する。
【０１０５】
しかるに本実施例による２４時間排気システムでは、この従来の課題が解消でき、たとえ２４時間換気システムを稼働させたとしても、室内を負圧状態にすることがなく、もって未対策又は対策不十分な給気口２４から外気８が進入してしまうおそれを排除したものである。
【０１０６】
すなわち、図７から理解されるように、排気ファン２３が２４時間連続で稼働されたとしても、本装置１をそれに併せて２４時間稼働させれば、決して室内が負圧状態になることはなく、もって、未対策又は対策不十分な給気口２４から有害な外気８が進入することがない。
【０１０７】
その詳細を述べると、まず、同図に示すように、排気ファン２３が２４時間稼働状態とされているとき、本装置も２４時間稼働状態とする。
【０１０８】
すなわち、複数台設置されている強制ファン９−１，９−２，９−３を１台だけの稼働としたりし、さらには前記した第１制御弁２１及び第２制御弁２２を中間開状態などの開閉制御をして、室内の風圧を負圧状態とはしないものとする。
【０１０９】
よって、たとえ未対策又は対策不十分な給気口２４があったとしてもその吸気口２４から有害な外気８が進入することがない。
【０１１０】
ここで、室内が負圧状態となったか否かの判断は、例えば本実施例による室内外空気処理装置１内部に設けた圧力センサー（図示していない）等で行えばよい。
【０１１１】
すなわち、前記圧力センサーが室内が負圧状態となっているとの状態を例えば風量の違いで検知したとき、強制ファン９−１，９−２，９−３あるいは第１制御弁２１，第２制御弁２２を制御し、室内が負圧状態とならないよう制御する。
【０１１２】
具体的には図８に示す。この表に示すように、ケース１の場合は、本装置１を使用して外気処理を積極的に行っている状態であり、最大量の外気８を取り入れ、そのため圧力センサーで検知する風量も最大となっている。
【０１１３】
ケース２については強制換気ファン９−１１，９−２あるいは室内空気循環処理部３の導入路１７内に設けた強制ファン９−３を稼働させるとともに、キッチン等の排気ファン２３を１台のみを稼働させたものである。
【０１１４】
そして、第２制御弁２３は半分閉めた状態、すなわち「中間開」の状態としてある。
【０１１５】
このケース２の場合は、キッチンでの料理時の使用等が該当する。
ケース３の場合は、２４時間換気状態としたものであり、強制ファン９−１，９−２あるいは９−３の内いずれか１台の稼働とし、かつ第２制御弁２３を半分閉めた状態、すなわち「中間開」の状態とした。
【０１１６】
これにより、室内は負圧状態とはならず、未対策又は対策不十分な給気口２４から有害な外気８が進入することがない。
【発明の効果】
かくして本発明は以上の構成よりなる。
【０１１７】
そして本発明による室内外空気処理装置であれば、安価なコストで室内空間の安全性・快適性を迅速、確実にすべく室内へ取り込む外気の各種処理が行え、さらに室内空気を循環させて繰り返し清浄化等の処理が行える等、室内へ取り込む外気の処理並びに室内空気の循環処理が連動して行えるなど優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による室内外空気処理装置における外気の処理部の概略構成を説明する説明図（その１）である。
【図２】本発明による室内外空気処理装置における室内空気循環処理部の概略構成を説明する説明図（その１）である。
【図３】本発明による室内外空気処理装置の設置状態を説明する概略説明図（その１）である。
【図４】本発明による室内外空気処理装置における外気の処理部の概略構成を説明する説明図（その２）である。
【図５】本発明による室内外空気処理装置における室内空気循環処理部の概略構成を説明する説明図（その２）である。
【図６】本発明による室内外空気処理装置の設置状態を説明する概略説明図（その２）である。
【図７】本発明による室内外空気処理装置の他実施例の概略構成を説明する概略構成説明図である。
【図８】本発明による室内外空気処理装置の他実施例における動作状態を示す説明図である。
【図９】従来の換気システムの概略構成を説明する概略構成説明図である。
【符号の説明】
１室内外空気の処理装置
２外気の処理部
３室内空気循環処理部
４吸音材
５吸音空間
６集塵ユニット
７脱臭部
８外気
９強制ファン
１０外気取込口
１１防汚フィルム
１２取り外し用パネル
１３集塵部
１４脱臭器ユニット
１５室内空気
１６送出口
１７導入路
１８処理空間部
１９外気取込用貫通孔
２０導入管路
２１第１制御弁
２２第２制御弁
２３排気ファン
２４給気口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an indoor / outdoor air processing apparatus that performs processing of outside air to be taken into a room and circulation processing of room air in conjunction with each other.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when processing outside air into the room, various processing devices such as cleaning the outside air have been proposed. However, due to cost problems, the device has been limited to a specific field.
[0003]
That is, as the specific field, there is a so-called medical field. For example, an expensive and specialized apparatus is installed only in an area where the patient's resistance is weak and air quality is questioned, such as an operating room, a neonatal room, and an intensive care unit. It was only being done.
[0004]
Also in the industrial field, there is an area that becomes a clean room for manufacturing integrated circuits and the like, and expensive and specialized devices are also installed in the area.
[0005]
In addition, for example, expensive and specialized devices have been installed in pharmaceutical factories that require sanitary accuracy of air quality, food factories directly connected to the human body, and research laboratories such as universities.
[0006]
However, in apartment buildings, accommodation facilities, office buildings, etc., which are ordinary living spaces for the general public, school facilities, medical welfare facilities, etc., when taking outside air indoors, At present, only devices that can provide an effective coarse filter are installed.
[0007]
Also, in recent years, in order to pursue the convenience of transportation or movement in urban areas, the development of detailed road networks has been remarkable, and in some areas the amount of traffic exceeded the originally anticipated traffic volume and the neighboring areas are filled with hazardous substances. As a result, road noise was also harmful to neighboring areas.
[0008]
In addition, the housing performance display system for outdoor noise stipulates the display of soundproof performance in window openings, but there is no provision for soundproof performance for outer wall openings for ventilation equipment, especially in apartment buildings. The installation of the soundproofing equipment for the processing of the outside air to be taken in and the circulation processing device for the indoor air was nothing.
[0009]
By the way, it can be said that the space where humans live and act is contaminated with the following causes and pollutants in recent years.
[0010]
In other words, air pollution due to increased traffic, NOx, SOx, particulate matter, road dust, pollen scattered from plants, especially cedar pollen, and VOC emitted from building materials (Formaldehyde, etc.), traffic noise, indoor dust generation due to house dust, living odor, pet odor, etc.
[0011]
Furthermore, public regulations on indoor space safety and comfort are not in line with the current situation as social activities evolve, and it is said that buildings that have already been built have the performance to satisfy the indoor environment. hard.
[0012]
Moreover, it cannot be said that the property currently under construction or under design is surely possessing these indoor space safety and comfort.
[0013]
In particular, it can be said that the building is located in the vicinity of a road with heavy traffic.
[0014]
Therefore, in recent years, there has been a demand for a system or device that works together to prevent the entry of various types of pollutants outside the room and to clean the pollutants that have entered the room or pollutants generated inside. It has not yet been specifically proposed as a product.
[0015]
This is because the processing of the outside air taken into the room and the circulation processing device for the indoor air have a wide range of components used for the countermeasure products, and it is difficult to consolidate them into a product, and as a result, it is still a general product or a comprehensive product. This is because measures are not commercialized.
[0016]
And each conventional countermeasure member and countermeasure system meet special medical or industrial demands, and the performance is remarkably good, but it is not a general price.
[0017]
In addition, countermeasure products need to be linked with indoor air supply / exhaust, but existing systems do not have the ability to coordinate with them.
[0018]
Furthermore, there is a problem in the installation space and installation position of the countermeasure product. That is, conventional existing products are only examples installed indoors, but it is necessary to exclude external contaminants at the outside air intake portion, and it is necessary to provide them at the outside air intake portion. However, if it is placed outside the outside air intake portion, it affects the appearance and its durability is also a problem.
[Problems to be solved by the invention]
Thus, the present invention was devised to cope with the above-described conventional problems, and can perform various types of processing of the outside air taken into the room in order to ensure the safety and comfort of the indoor space at a low cost, and the indoor air. It is an object of the present invention to provide a processing device for outdoor air taken into a room and a circulation processing device for indoor air, which can be repeatedly cleaned and circulated.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
An indoor / outdoor air processing apparatus according to the present invention comprises:
It is provided outside the through-hole for taking in outside air into the room,
Inorganic materialPorous plate made of concrete sound absorbing materialSound absorbing materialIs attached to the sideA constructed sound absorbing space;It is installed next to the sound absorbing space and consists of a commercially available dust collector using a filter method and an electric dust collection method.A dust collecting portion formed by a dust collecting unit;A large number of photocatalysts in the form of small beads whose surfaces are coated with titanium dioxide, a light source composed of a fluorescent lamp, and a container for storing these are provided next to the dust collecting part.A deodorization part formed by the deodorizer unit;Provided next to the deodorizing part,A forced fan for forcing outside air into the room, and an outside air processing unit for taking outside air into the room,
Provided adjacent to the outside air processing unit, the outlet for sending out indoor air, and the sent out room air at a position near the outside air processing unit intake portTo outside air processing departmentAn introduction path to be introduced,
In the introduction path, at least an inorganic materialA sound absorbing space formed by attaching a porous plate-like sound absorbing material made of concrete sound absorbing member to the side surface is provided to form an indoor air circulation processing unit, and the circulation processing unit is introduced into the outside air processing unit The indoor air thus processed is processed by the outdoor air processing unit and is repeatedly circulated into the room together with the taken-in external air.
It is characterized by
Or
It is provided outside the through-hole for taking in outside air into the room,
Inorganic materialPorous plate made of concrete sound absorbing materialSound absorbing materialIs attached to the sideA constructed sound absorbing space;It is provided next to the sound absorbing space and consists of a commercially available dust collector using a filter system or an electrostatic dust collection system.A dust collecting portion formed by a dust collecting unit;A large number of photocatalysts in the form of small beads whose surfaces are coated with titanium dioxide, a light source composed of a fluorescent lamp, and a container for storing these are provided next to the dust collecting part.A deodorization part formed by the deodorizer unit;Provided next to the deodorizing part,A forced fan for forcing outside air into the room, and an outside air processing unit for taking outside air into the room,
Provided adjacent to the outside air processing unit, the outlet for sending out indoor air, and the sent out room air at a position near the outside air processing unit intake portTo outside air processing departmentAn introduction path to be introduced,
In the introduction path, at least an inorganic materialPorous plate made of concrete sound absorbing materialSound absorbing materialIs provided with a sound absorption space that is attached to a side surface to form an indoor air circulation processing unit, and the indoor air introduced from the circulation processing unit to the outside air processing unit is processed by the outside air processing unit, While being repeatedly circulated into the room with the outside air taken in,In the introduction path,In addition to the sound absorbing space,Among the dust collection part and the deodorization part,One or twoCombined to form an indoor air circulation processing unit,
It is characterized by
Or
A first control valve that controls the outside air intake amount is provided in the vicinity of the outside air intake port, and a second control valve that controls the indoor air delivery amount is provided in the vicinity of the delivery port.
It is characterized by
Or
The sound absorbing material contains titanium dioxide used as a photocatalytic substance.It is characterized by
Or
The surface of the sound absorbing material is covered with an antifouling film.It is characterized by this.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on embodiments shown in the drawings.
The indoor / outdoor air treatment apparatus 1 according to the present invention can be installed at the same time if it is a newly built house or later if it is an existing house.
[0021]
If an example of the installation state is given, it can be installed on the balcony ceiling of the apartment house as shown in FIG.
[0022]
Moreover, as shown in FIG. 6, it can also install in the bay window lower space of a balcony.
[0023]
Here, the indoor / outdoor air processing apparatus 1 according to the present invention has an outside air processing unit 2 for taking outside air into a room provided on the outer side of a through-hole 19 for taking in outside air formed through a wall material. And an indoor air circulation processing unit 3.
[0024]
Here, the outside air processing unit 2 for taking outside air into the room is shown in FIG. 1, and is formed by a sound absorbing space 5 composed of a sound absorbing material 4 made of an inorganic material and a dust collecting unit 6. The dust collecting unit 13, the deodorizing unit 7 formed by the deodorizer unit 14, and the forced fan 9 that forcibly takes in the outside air 8 are configured.
[0025]
The outside air 8 that is forcibly introduced into the room by the forcible fan 9 first enters the outside air processing unit 2 from the outside air intake 10.
[0026]
A sound absorbing space 5 is formed in the vicinity of the outside air inlet 10, and a plate-like sound absorbing material 4 made of an inorganic material is attached to the side surface thereof.
[0027]
Here, the configuration of the plate-like sound absorbing material 4 formed of an inorganic material, for example, a concrete sound absorbing member will be described.
Cement, aggregate, and water are required to form the concrete sound absorbing member.
[0028]
Examples of aggregates include natural and artificial aggregates of light, aggregate, pearlite, carbon hollow spheres, plastic balloons, glass balloons, silica balloons, shirasu balloons, etc., regardless of organic or inorganic.
[0029]
These aggregates used have a water content and water absorption of 10% or less. In particular, these aggregates have a surface layer that does not allow permeation of water, and if they are formed by spraying construction, lightweight aggregates satisfying conditions such as having the strength necessary for spraying construction are required. preferable.
[0030]
Furthermore, the compounding quantity of an aggregate shall be 100-500 weight part.
[0031]
This is in order to balance the amount of input with cement and water. When the amount of input is less than 100 parts by weight, the desired sound absorption effect cannot be obtained. This is because the spraying workability is deteriorated and, for example, the coating film obtained by spraying may become brittle.
[0032]
And as a lightweight aggregate which has the above characteristics, what is called a high intensity | strength inorganic foaming particle is mentioned as an example. This is because the inorganic foamed particles are lightweight aggregates of light weight and high strength, the surfaces of which are covered with a porcelain skin layer, and have extremely high sound absorbing performance.
[0033]
Water is an essential material for setting and hardening cement by hydration reaction.
[0034]
As described above, the cement, water, and the aggregate are added to the mixer and mixed. Here, the type of cement to be added is not particularly limited, and conventionally known ordinary Portland cement, early-strength Portland cement, moderately hot Portland cement, sulfate-resistant Portland cement, white Portland cement, mixed Portland cement, etc. Can be used.
[0035]
In addition, the compounding quantity of cement makes 50 to 300 weight part essential. This is in order to balance the amount of the above-mentioned aggregate and water, and if it is less than 50 parts by weight, the sound-absorbing material cannot be provided with sufficient strength, and if it exceeds 300 parts by weight, the sound-absorbing effect is lowered. This is because there is a fear.
[0036]
At this time (that is, when cement is added), various additives (admixture, water reducing agent, fiber reinforcing agent, etc.) can be blended as necessary. These compounding amounts are determined as appropriate.
[0037]
As described above, water is essential for setting and hardening the cement by hydration reaction, and its final blending amount (blending amount immediately after spraying) is 50 to 130 parts by weight.
[0038]
If the amount is less than 50 parts by weight, the cement may be insufficiently cured. If the amount exceeds 130 parts by weight, not only does the curing take time, but the coating film after spraying has fluidity. This is because there is a possibility that it will be hardened uniformly.
[0039]
Thus, it is possible to easily construct a finishing sound-absorbing material in an ideal porous state, which is difficult with the conventional method.
[0040]
That is, for example, if spraying is performed, at the time of spraying, each material is uniformly dispersed and mixed in a well-balanced manner, and an ideal mixed state semi-fluid material can be obtained. An ideal sound absorbing material in a porous state can be configured.
[0041]
Since the molded concrete plate-like sound absorbing material 4 is in a very porous state, it has sufficient sound absorbing characteristics over a wide frequency band, and sound (noise) in a certain frequency band as in the conventional method. ) Concerns about the possibility that the sound absorption rate will drop.
[0042]
Moreover, curing may be performed by masking work as necessary in advance. Although it depends on the construction conditions, it will condense and harden in about 20-30 hours after the completion of spraying construction. When a quick set is used in combination, it quickly sets in a few minutes to a few dozen minutes.
[0043]
Since the sound absorbing layer obtained by using the rapid setting agent maintains a good porous structure, a better sound absorbing effect can be obtained as compared with the case of not using them together.
[0044]
Next, various additives (titanium, admixture, water reducing agent, thickener, foaming agent, quick setting agent, etc.) added as a powder material or liquid will be described.
[0045]
Here, in order to add an action of absorbing NOx (nitrogen oxide), for example, titanium dioxide of titanium dioxide having an anatase type crystal structure may be used.
[0046]
Here, titanium dioxide has an anatase type and a rutile type depending on its crystal structure. The rutile type has a relatively stable crystal structure and is generally used as a white colored pigment. On the other hand, the anatase type is an unstable crystal structure that shifts to the rutile type when heated, but recent studies have shown that it has a photocatalytic action.
[0047]
That is, it is considered that anatase-type titanium dioxide generates active oxygen on the surface by receiving light, which is combined with and absorbed by NOx (nitrogen oxide) in the air to exhibit an air purification action.
[0048]
Anatase type titanium dioxide needs to contain 2 to 100 parts by weight. If it is less than 2 parts by weight, the NOx (nitrogen oxide) absorption action is not sufficient, and even if it exceeds 100 parts by weight, an air purification action proportional to the amount of addition cannot be obtained, and this is rather disadvantageous in terms of cost. Become.
[0049]
In addition, it is preferable that the above-mentioned aggregate is coated with titanium dioxide. It has been confirmed that when a light aggregate is coated with a titanium dioxide coating, it has a very high NOx removal effect.
[0050]
Further, an organic admixture can be used as a part of the admixture. Examples of the organic admixture include resin emulsions such as all acrylic resin, acrylic-styrene copolymer resin, and styrene-butadiene copolymer resin. Particularly preferably, an acrylic resin emulsion having a polar group such as a carboxyl group at the terminal is recommended. Other admixtures that can be blended as necessary include plaster suitable for controlling the setting, and various fillers for reinforcing sound absorbing materials, such as chemical fibers and glass such as polyester, polyethylene, vinylon, rayon, and nylon. Examples thereof include inorganic fibers such as fibers and rock wool, various types of cinnabar, pigments such as barium sulfate, calcium carbonate, and clay, and flake fillers such as mica.
In addition, in the case of a spray construction type sound absorbing member, various additives such as a water reducing agent and a thickener for securing and improving the workability of the spray type sound absorbing material and performance after curing are also blended as necessary. be able to. These compounding amounts are determined as appropriate.
[0051]
Furthermore, a foaming agent may be added for the purpose of facilitating the spraying operation and improving the sound absorption performance. In general, the foaming agent can be appropriately selected from an anionic surfactant, animal protein and the like. N-acyl amino acids and salts thereof, alkyl ether carboxylic acids, carboxylated salts such as acylated peptides, alkyl benzene sulfonates, sulfonates such as alkyl naphthalene sulfonates, sulfate esters, phosphate esters, glues, etc. It can be illustrated.
The foaming agent is added by (1) a method in which the foaming agent is diluted to an appropriate concentration and added directly when mixing the spray type sound absorbing material, and (2) the foaming agent is passed through a foaming device to generate bubbles. A method of mixing the bubbles with the spray-type sound absorbing material after kneading can be exemplified.
[0052]
In any method, the volume ratio of bubbles in the sound-absorbing material before spraying is adjusted to 20 to 80%. This is because if the bubbles are less than 20%, the sound absorbing effect cannot be improved, and if it exceeds 80%, the sound absorbing material may be reduced in strength and durability may be lowered.
[0053]
In addition, bubbles may disappear as the cement hardens after spraying, but voids remain in the sound absorbing material sprayed after the disappearance. It is preferable that the porosity in the sound absorbing material is 10 to 50%. This is because if the amount is less than 10%, the sound absorbing effect cannot be improved, and if it exceeds 50%, the strength of the sound absorbing material is lowered and the durability may be lowered.
[0054]
When constructing the spray type sound absorbing material, there is a case where so-called quick setting is required. In such a case, it is possible to use a quick setting agent in the spraying method. Examples of the quick setting agent include calcium aluminates such as calcium chloride, aluminum hydroxide, sodium carbonate and sodium hydroxide, and inorganic substances such as calcined alumite and water glass. Some organic substances such as triethanolamine and glycerin can be used as a quick setting agent. It is preferable that the quick setting agent is injected in a substantially same direction from a similar nozzle immediately after the sound absorbing material is injected from the spray nozzle, and is mixed in the air until reaching the sound absorbing material construction surface from the nozzle.
[0055]
Next, an antifouling film 11 that can be adhered and peeled off may be attached to the surface of the plate-like sound absorbing material 4.
[0056]
As the material of the antifouling film 11, the material of the antifouling film 11 that is generally commercially available is used. That is, acrylic resin, polyester, polypropylene, highly weather-resistant PET film and the like can be mentioned.
[0057]
A film obtained by coating the antifouling film 11 with photocatalytic titanium oxide may be used. That is, a photocatalytic titanium oxide is coated on the surface of a highly weather-resistant PET film. The back surface is composed of an adhesive coating layer and a separator.
[0058]
Furthermore, in order to prevent the photocatalytic surface from being damaged during the pasting operation, it is preferable that a protective film be pasted on the surface in advance. Therefore, in this case, the antifouling film 11 has a three-layer structure.
[0059]
With such an antifouling film 11, the dirt can be further decomposed with a photocatalyst, and the replacement time of the antifouling film 11 itself can be extended.
[0060]
The plate-like sound absorbing material 4 with the antifouling film 11 attached is detachably attached to the inside of the outside air processing unit 2.
[0061]
Therefore, if the antifouling film 11 becomes dirty, the plate-like sound absorbing material 4 can be easily removed and replaced.
[0062]
Here, the removal operation removes the removal panel 12 of the processing apparatus 1 and then removes the plate-like sound absorbing material 4 coated with the antifouling film 11.
[0063]
Then, the antifouling film 11 is peeled off from the removed plate-like sound absorbing material 4 and replaced with a new antifouling film 11.
[0064]
After attaching the plate-like sound absorbing material 4 with the new antifouling film 11 attached to the inside of the outside air processing unit 2, the removal panel 12 of the processing apparatus 1 is attached again to a predetermined location, and the operation is completed.
[0065]
The outside air 8 that has passed through the sound absorbing space 5 enters the dust collecting unit 13 in which the dust collecting unit 6 is provided.
[0066]
As the dust collection unit 6, a commercially available dust collector can be used. Here, there are a wide variety of methods for removing various kinds of dust, which can be broadly classified into a filter method and an electrostatic dust collection method.
[0067]
The filter system is a non-woven fabric filter such as nylon or tetron, and is often in a form (cotton-like) with a dust holding amount increased by a 5 to 20 mm thick filter.
Generally, the air resistance is small and it can be used again by washing, but small particles of several microns or less can hardly be collected.
Next, there is a high-performance filter, that is, a filter mainly composed of ultrafine glass fiber or synthetic resin, which is zigzag-folded to increase the surface area.
[0068]
Air resistance is high and regeneration is not possible, increasing costs. Although the HEPA filter is the most efficient filter, the glass asbestos brazing material is brittle and expensive and is generally used after the prefilter.
[0069]
Next, as an electric dust collection method, a so-called floating dust is adsorbed and collected by electrostatic force, and 10 μm or less 0,01 μm submicron particles can also be collected.
[0070]
Here, the electrostatic precipitator used for the purpose of general indoor air purification is a two-stage of an ionization part (ion charger) for charging dust and a dust collection part (collector) for adsorbing and collecting charged dust. There are many charge types.
[0071]
The ionization part consists of needle-like electrodes arranged at intervals of about 20 to 30 mm, tungsten wires (φ0.2 mm) and parallel electrodes, and applies a high voltage of about 10 KV direct current to the needle-like electrodes.
[0072]
As a result, corona discharge is generated from the positive electrode to the negative electrode, air molecules are charged positively and negatively, and a large amount of ions are generated.
[0073]
Negative ions are adsorbed by the ionization lines and are electrically neutralized. However, positive ions are filled along the parallel plate, and the dust flowing therein is immediately (+) charged.
[0074]
On the other hand, the dust collecting part is composed of an electrode (+) to which a voltage of about 5 KV DC is applied and a grounded electrode (both aluminum 0.6 mmt), and the dust charged on the positive side is the electric field of this dust collecting part. When it flows in, it is attracted to the negative pole by Coulomb force (electric force).
[0075]
However, since 5 KV is applied between the dust collection electrodes, spark discharge occurs when the gap between the plates is 5 mm or less.
80 to 90% or less.
[0076]
The dust adhering to the minus dust collecting electrode is periodically washed and cleaned and used repeatedly.
[0077]
For example, particulate matter, road dust, pollen, house dust, etc. released from the vehicle exhaust are lost from the outside air 8 that has passed through the dust collection unit 13.
[0078]
Furthermore, the outside air 8 that has passed through the dust collection unit 13 passes through the deodorization unit 7 formed by the deodorizer unit 14.
[0079]
Here, the deodorizer unit 14 using a photocatalyst is used as the deodorizer unit 14 according to the present invention.
[0080]
As the deodorizer unit 14 using this photocatalyst, for example, a large number of photocatalysts in the form of small beads whose surfaces are coated with titanium dioxide, a light source composed of a fluorescent lamp, etc., and a container for storing them Consists of.
[0081]
By allowing the outside air 8 to pass through such a deodorizer unit 14, NOx and SOx contained in the outside air 8 can be removed, and unpleasant odor, irritation, life odor due to so-called VOC such as formaldehyde, toluene and xylene. , Can eliminate pet odor.
[0082]
Thus, the outside air 8 that has passed through the sound absorbing space 5, the dust collecting portion 13, and the deodorizing portion 7 is taken into the room by the forced fan 9 through the outside air intake through hole 19.
[0083]
In this way, when the outside air 8 is introduced, the external noise is eliminated, and particulate matter, road dust, pollen, house dust, etc. released from the vehicle exhaust contained in the outside air 8 can be lost. Furthermore, NOx and SOx contained in the outside air 8 can be removed, and unpleasant odor, irritation, living odor and pet odor due to so-called VOC such as formaldehyde, toluene and xylene can be eliminated.
[0084]
Next, the indoor air circulation process according to the present invention will be described.
[0085]
The indoor air is sent to the indoor air circulation processing unit 3 in the indoor / outdoor air treatment device 1.
[0086]
Here, as is understood from FIG. 2, the indoor air circulation processing unit 3 introduces the outlet 16 for sending out the indoor air 15 and the sent indoor air 15 to a position near the intake port 10 of the processing unit 2 for the outside air. There is an introduction path 17 and a processing space portion 18 communicating with the introduction path 17, and at least a sound absorbing space 5 made of a sound absorbing material 4 made of an inorganic material is provided in the processing space section 18. Yes.
[0087]
The sound absorbing material 4 made of an inorganic material used in the sound absorbing space 5 has substantially the same structure as the sound absorbing material 4 made of an inorganic material used in the sound absorbing space 5 in the outside air processing unit 2. in use.
[0088]
In addition, about the structure of this indoor air circulation process part 3, and the process space part 18 among these, not only the sound absorption space 5 but the deodorizing part 7 and the dust collection part 13 are combined similarly to the structure of the above-mentioned outside air process part 2. May be formed.
[0089]
Therefore, a forced fan 9 may be provided in the indoor air circulation processing unit 3 to forcibly send the indoor air 15 to a position near the intake port 10 of the outside air processing unit 2.
[0090]
However, even if the forced fan 9 in the indoor air circulation processing unit 3 is not installed, the indoor air 15 is forcibly forced from the outdoor air intake 10 by the forced fan 9 provided in the outdoor air processing unit 2. It has a configuration that can be introduced inside.
[0091]
In the above, first, the outside air 8 is introduced from the outside air intake 16 to the outside air processing unit 2, and external noise is absorbed in the sound absorbing space 5. Subsequently, the outside air 8 passes through the dust collection unit 13, and particulate matter, road dust, pollen, house dust, and the like discharged from the vehicle exhaust contained in the outside air 8 are lost by the dust collection unit 13.
[0092]
Further, the outside air 8 passes through the deodorizing unit 7, and NOx and SOx contained in the outside air 8 are removed by the deodorizing unit 7 in an area where traffic is heavy. In addition, unpleasant odors, irritation, living odors and pet odors caused by so-called VOC such as formaldehyde, toluene and xylene are eliminated.
[0093]
For the so-called cleaning process of the indoor air 15, the indoor air 15 is taken in from the outlet 16 in the indoor air circulation processing unit 3, passes through the introduction path 17, and then sent to the processing space 18.
[0094]
In the processing space 18, at least the sound absorption space 5 is formed, and noise associated with the air flow path is cut.
[0095]
The room air 8 is sent from the sound absorbing space 5 to a position near the intake port 10 of the outside air processing unit 2, and again passes through the sound absorbing space 5, the dust collecting unit 13 and the deodorizing unit 7 in the outside air processing unit 2 and is introduced into the room. The
[0096]
In this way, the indoor air 15 circulates through the indoor air circulation processing unit 3 and the outdoor air processing unit 2 several times, and is cleaned and deodorized.
As described above, the indoor / outdoor air processing apparatus according to the present embodiment prevents intrusion of various pollutants outside the room at a relatively low cost, and generates pollutants that have already entered the room or inside. It can be operated as a processing device that links the cleaning work of pollutants.
[0097]
Next, FIG. 7 shows another embodiment of the present invention.
[0098]
In FIG. 7, an outside air intake port 10 for taking in outside air 8 is formed at the distal end portion of the introduction pipe line 20 formed by hanging down from the indoor / outdoor air treatment apparatus 1.
[0099]
As can be understood from FIG. 7, a forced fan 9-1 for introducing the outside air 8 into the room is provided in the introduction pipe line 20, and further outside the place where the forced fan 9-1 is installed. A first control valve 21 for controlling the opening and closing of the introduction pipe line 20 is provided at a position located in the position.
[0100]
In addition, a second control valve 22 for opening and closing the introduction path 17 is also provided in the introduction path 17 provided for circulating the indoor air 15.
[0101]
Therefore, this embodiment corresponds to the fact that in recent years, many 24-hour ventilation systems have been introduced for measures such as mold, odor, VOC, etc. when housing is absent in an apartment house or the like.
[0102]
A conventional 24-hour ventilation system will be described with reference to FIG.
[0103]
As shown in FIG. 9, the conventional 24-hour ventilation system performs ventilation for 24 hours with a small amount by using an exhaust fan 23 installed in, for example, a kitchen or a unit bath.
[0104]
However, in this 24-hour ventilation system, the room is in a negative pressure state, and the outside air 8 enters from the air supply port 24 that has not been or has not been adequately implemented. That means that harmful substances or the like enter the room at the same time.
[0105]
However, in the 24-hour exhaust system according to the present embodiment, this conventional problem can be solved, and even if the 24-hour ventilation system is operated, the room is not brought into a negative pressure state. The possibility that the outside air 8 enters from the air supply port 24 is eliminated.
[0106]
That is, as can be understood from FIG. 7, even if the exhaust fan 23 is operated continuously for 24 hours, if the apparatus 1 is operated for 24 hours together with that, the room will never be in a negative pressure state. Therefore, harmful outside air 8 does not enter from the air supply port 24 that has not been or has not been adequately implemented.
[0107]
More specifically, as shown in the figure, when the exhaust fan 23 is in an operating state for 24 hours, this apparatus is also in an operating state for 24 hours.
[0108]
That is, only one of the forced fans 9-1, 9-2, and 9-3 installed is operated, and the first control valve 21 and the second control valve 22 described above are in an intermediate open state. It is assumed that the indoor wind pressure is not changed to a negative pressure state by opening / closing control.
[0109]
Therefore, even if there is an air supply port 24 that has not been countermeasured or is insufficiently countermeasured, harmful outside air 8 does not enter from the air inlet 24.
[0110]
Here, the determination as to whether or not the room is in a negative pressure state may be made by, for example, a pressure sensor (not shown) provided inside the indoor / outdoor air treatment apparatus 1 according to the present embodiment.
[0111]
That is, when the pressure sensor detects that the room is in a negative pressure state, for example, due to a difference in air flow, the forced fans 9-1, 9-2, 9-3 or the first control valve 21, second The control valve 22 is controlled so that the room is not in a negative pressure state.
[0112]
Specifically, it is shown in FIG. As shown in this table, the case 1 is a state in which the outside air treatment is actively performed using the present apparatus 1, and the maximum amount of outside air 8 is taken in, so that the air volume detected by the pressure sensor is also maximum. It has become.
[0113]
For case 2, the forced ventilation fans 9-11 and 9-2 or the forced fan 9-3 provided in the introduction passage 17 of the indoor air circulation processing unit 3 is operated, and only one exhaust fan 23 such as a kitchen is used. It has been operated.
[0114]
The second control valve 23 is in a half-closed state, that is, an “intermediate open” state.
[0115]
In the case of Case 2, use during cooking in the kitchen is applicable.
In the case of the case 3, it is in a 24-hour ventilation state, one of the forced fans 9-1, 9-2 or 9-3 is operated, and the second control valve 23 is half closed. That is, the state is “intermediate open”.
[0116]
As a result, the room is not in a negative pressure state, and harmful outside air 8 does not enter from the air supply port 24 that has not been or has not been adequately implemented.
【The invention's effect】
Thus, the present invention has the above configuration.
[0117]
The indoor / outdoor air treatment apparatus according to the present invention can perform various treatments of the outside air taken into the room at a low cost to ensure the safety and comfort of the indoor space quickly, and further circulate the indoor air repeatedly. It has excellent effects such as the processing of the outside air taken into the room and the circulation processing of the room air can be performed in conjunction with each other, such as cleaning.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram (part 1) illustrating a schematic configuration of an outdoor air processing unit in an indoor / outdoor air processing apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram (part 1) illustrating a schematic configuration of an indoor air circulation processing unit in the indoor / outdoor air processing apparatus according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic explanatory view (No. 1) for explaining an installation state of the indoor / outdoor air treatment apparatus according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory diagram (part 2) illustrating a schematic configuration of an outdoor air processing unit in the indoor / outdoor air processing apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram (part 2) illustrating a schematic configuration of an indoor air circulation processing unit in the indoor / outdoor air processing apparatus according to the present invention.
FIG. 6 is a schematic explanatory diagram (part 2) illustrating an installation state of the indoor / outdoor air treatment device according to the present invention.
FIG. 7 is a schematic configuration explanatory diagram illustrating a schematic configuration of another embodiment of the indoor / outdoor air treatment apparatus according to the present invention.
FIG. 8 is an explanatory view showing an operating state in another embodiment of the indoor / outdoor air treatment apparatus according to the present invention.
FIG. 9 is a schematic configuration explanatory diagram illustrating a schematic configuration of a conventional ventilation system.
[Explanation of symbols]
1 Indoor and outdoor air treatment equipment
2 Outside air processing section
3 Indoor air circulation treatment section
4 Sound absorbing material
5 Sound absorption space
6 Dust collection unit
7 Deodorization part
8 open air
9 Forced fans
10 Outside air intake
11 Antifouling film
12 Removal panel
13 Dust collector
14 Deodorizer unit
15 Indoor air
16 Outlet
17 Introduction
18 Processing space
19 Through-hole for taking in outside air
20 Introduction pipeline
21 First control valve
22 Second control valve
23 Exhaust fan
24 Air supply port

Claims

外気を室内へ取り込む外気取込用貫通孔の外側に設けられてなり、
無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間と、前記吸音空間の次に設けられ、フィルター方式、電気集塵方式による市販の集塵機からなる集塵ユニットにより形成された集塵部と、前記集塵部の次に設けられ、表面が二酸化チタンでコーティングされた小粒ビーズ状をなす大量複数個の光触媒体と、蛍光灯などで構成した光源と、これらを収納する容器とにより構成された脱臭器ユニットにより形成された脱臭部と、前記脱臭部の次に設けられ、外気を強制的に室内へ取り込む強制ファンと、を備えた室内へ取り込む外気の外気処理部と、
前記外気処理部に隣接して設けられ、室内空気を送り出す送出口と、送出した室内空気を前記外気処理部取込口近傍位置の外気処理部内へ導入する導入路と、を有し、
前記導入路内には、少なくとも無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間が設けられて室内空気循環処理部が形成され、該循環処理部から前記外気処理部へ導入された室内空気は、前記外気処理部で処理されて、取り込まれた外気と共に室内へ導入される循環を繰り返す、
ことを特徴とする室内外空気の処理装置。It is provided outside the through-hole for taking in outside air into the room,
A sound absorbing space in which a porous plate-like sound absorbing material made of a concrete sound absorbing member made of an inorganic material is attached to the side surface, and the sound absorbing space is provided next to the sound absorbing space. A dust collecting unit formed by a dust collecting unit including a dust collector, a large number of photocatalysts formed in the form of small beads whose surface is coated with titanium dioxide, which is provided next to the dust collecting unit, and a fluorescent lamp A deodorizing unit formed by a deodorizing unit constituted by a configured light source and a container for storing these, and a forced fan that is provided next to the deodorizing unit and forcibly takes outside air into the room. An outside air processing unit for taking outside air into the room,
A delivery port that is provided adjacent to the outside air processing unit and sends out room air; and an introduction path that introduces the sent room air into the outside air processing unit near the outside air processing unit intake port;
In the introduction path, an indoor air circulation processing unit is formed by providing a sound absorbing space in which a porous plate-like sound absorbing material made of a concrete sound absorbing member made of an inorganic material is attached to the side surface, The indoor air introduced from the circulation processing unit to the outside air processing unit is processed by the outside air processing unit and repeats circulation introduced into the room together with the taken-in outside air.
An indoor / outdoor air processing apparatus.

外気を室内へ取り込む外気取込用貫通孔の外側に設けられてなり、
無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間と、前記吸音空間の次に設けられ、フィルター方式あるいは電気集塵方式による市販の集塵機からなる集塵ユニットにより形成された集塵部と、前記集塵部の次に設けられ、表面が二酸化チタンでコーティングされた小粒ビーズ状をなす大量複数個の光触媒体と、蛍光灯などで構成した光源と、これらを収納する容器とにより構成された脱臭器ユニットにより形成された脱臭部と、前記脱臭部の次に設けられ、外気を強制的に室内へ取り込む強制ファンと、を備えた室内へ取り込む外気の外気処理部と、
前記外気処理部に隣接して設けられ、室内空気を送り出す送出口と、送出した室内空気を前記外気処理部取込口近傍位置の外気処理部内へ導入する導入路と、を有し、
前記導入路内には、少なくとも無機質系材料であるコンクリート製吸音部材からなるポーラス状態の板状吸音材が側面に取り付けられて構成された吸音空間が設けられて室内空気循環処理部が形成され、該循環処理部から前記外気処理部へ導入された室内空気は、前記外気処理部で処理されて、取り込まれた外気と共に室内へ導入される循環を繰り返してなると共に、導入路内には、前記吸音空間のほか、前記集塵部、前記脱臭部のうち、いずれかあるいは２つ組み合わされて室内空気循環処理部が形成された、
ことを特徴とする室内外空気の処理装置。It is provided outside the through-hole for taking in outside air into the room,
A sound absorbing space constructed by attaching a plate-like sound absorbing material in a porous state made of a concrete sound absorbing member, which is an inorganic material , to the side, and is provided next to the sound absorbing space, and is commercially available by a filter method or an electric dust collection method A dust collecting unit formed by a dust collecting unit including a dust collector, a large number of photocatalysts formed in the form of small beads whose surface is coated with titanium dioxide, which is provided next to the dust collecting unit, and a fluorescent lamp A deodorizing unit formed by a deodorizing unit constituted by a configured light source and a container for storing these, and a forced fan that is provided next to the deodorizing unit and forcibly takes outside air into the room. An outside air processing unit for taking outside air into the room,
A delivery port that is provided adjacent to the outside air processing unit and sends out room air; and an introduction path that introduces the sent room air into the outside air processing unit near the outside air processing unit intake port;
In the introduction path, an indoor air circulation processing unit is formed by providing a sound absorbing space in which a porous plate-like sound absorbing material made of a concrete sound absorbing member made of an inorganic material is attached to the side surface, indoor air introduced into the outside air processing unit from the circulating processing unit is processed by the outside air processing unit, it becomes repeatedly circulating introduced into the room together with the captured ambient air, the introduction path, the In addition to the sound absorbing space, an indoor air circulation treatment unit was formed by combining any one or two of the dust collection unit and the deodorization unit.
An indoor / outdoor air processing apparatus.

前記外気取込口の近傍に外気取り込み量を制御する第１制御弁が設けられてなると共に、前記送出口の近傍に室内空気送出量を制御する第２制御弁が設けられた、A first control valve for controlling an outside air intake amount is provided in the vicinity of the outside air intake port, and a second control valve for controlling an indoor air delivery amount is provided in the vicinity of the delivery port;
ことを特徴とする請求項１又は請求項２記載の室内外空気の処理装置。The indoor / outdoor air processing apparatus according to claim 1 or 2, characterized by the above.

前記吸音材には光触媒物質として使用される二酸化チタンが含有されていることを特徴とする請求項１、請求項２または請求項３記載の室内外空気の処理装置。The indoor / outdoor air processing apparatus according to claim 1, wherein the sound absorbing material contains titanium dioxide used as a photocatalytic substance.

前記吸音材の表面が防汚フィルムで被覆されていることを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３または請求項４記載の室内外空気の処理装置。The indoor / outdoor air processing apparatus according to claim 1, wherein the surface of the sound absorbing material is covered with an antifouling film.