JP3903578B2 - 信号処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、任意のネットワークで放送されているデジタル放送番組を他のネットワークで配信サービスする場合に使用される変調変換送出装置に適用して好適な信号処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。詳しくは、所定の使用信号処理部が故障した場合、予備(リダンダント)信号処理部を使用信号処理部とし、前記故障した使用信号処理部を予備信号処理部とすることによって、構成が単純となり、かつ管理が簡単となるようにし、かつ、信号処理部が他の装置に与える不要な放射成分を抑制する信号処理装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、衛星デジタル多チャンネル放送を、ケーブルテレビ事業者等が自施設内のネットワークを利用し、変調変換送出装置等によって配信サービスする等、任意のネットワークで放送されているデジタル放送番組を他のネットワークで配信サービスすることが考えられる。他えば、図12に示すような、衛星デジタル多チャンネル放送を利用したデジタルCATV(Cable Television)システム10が考えれる。
【0003】
このシステム10は、通信衛星20の複数のトランスポンダ(衛星中継器)からのデジタル放送信号を受信するアンテナ11と、この受信されたデジタル放送信号の伝送周波数や変調方式等を変更してCATV用のデジタル放送信号を生成して伝送路13に送出する変調変換送出装置12とを有して構成されている。なお、伝送路13には、受信端末であるSTB(Set Top Box)14−1乃至mが接続され、これらのSTB14−1乃至mで選択されたチャンネルの画像が、それぞれSTB14−1乃至mに対応するモニタ15−1乃至mに表示される。
【0004】
図13は、変調変換送出装置12の構成例を示している。この変調変換送出装置12Aは、マイクロコンピュータを備えており、装置全体の動作を制御する制御部71と、通信衛星20の第1乃至Nのトランスポンダより送られてくるSHF(Super High Frequwncy)MHz帯のデジタル放送信号を処理して、VHF(Very High Frequency)帯、またはUHF(Ultra High Frequency)帯のCATV用のデジタル放送信号BS1乃至Nを生成する信号処理部72−1乃至N(以下、個々に信号処理部72−1乃至Nを区別する必要がないときは、単に信号処理部72と記述する)と、予備(リダンダント)としての信号処理部73と、信号処理部72の出力信号あるいは信号処理部73の出力信号を選択的に出力する切り換えスイッチ74−1乃至N(以下、個々に切り換えスイッチ74−1乃至Nを区別する必要がないときは、単にスイッチ74と記述する)と、このスイッチ74の出力信号を加算して伝送路13に出力する加算器75とを有している。
【0005】
制御部71には、ユーザが、信号処理部72のチューナ(図示せず)における受信周波数の設定、周波数変換器(図示せず)の変換周波数の設定等、さらに信号処理部72のいずれかが故障した場合、あるいはその故障が除去された場合の入力等を行うための操作部76と、送出装置12の状態等を表示する液晶表示器等で構成される表示部77が接続されている。また、各スイッチ74のa側の固定端子は、それぞれ対応する信号処理部72の出力側が接続され、b側の固定端子には、共通に信号処理部73の出力側が接続され、さらにその可動端子は、それぞれ加算器75の入力側に接続される。
【0006】
スイッチ74での切り換えは、制御部71により制御される。通常、スイッチ74はa側に接続され、信号処理部72で生成されるデジタル放送信号BS1乃至Nが加算器75に供給される。
【0007】
一方、信号処理部72−1乃至Nの内のいずれかが故障し、ユーザが操作部76で、その故障情報の入力を行ったとき、故障した信号処理部に対応するスイッチがb側に切り換えられ、その故障した信号処理部に代えて信号処理部73が使用される状態となる。その場合、信号処理部73のチューナの受信周波数、周波数変換器の変換周波数等は、一致するように制御され、この信号処理部73において、その故障した信号処理部で得られていたのと同様のデジタル放送信号が生成される。
【0008】
さらに、故障した信号処理部の故障が除去され、ユーザが操作部76でその故障除去情報の入力を行ったとき、故障が除去された信号処理部に対応する切り換えスイッチがa側に切り換えられ、予備としての信号処理部73に代えて、その故障が除去された信号処理部が使用される状態となる。これにより、信号処理部73は、予備(リダンダント)としての待機状態に戻される。
【0009】
なお、ユーザは、信号処理部72−1乃至N,73が故障したか、あるいはその故障が除去されたかの判定を、例えば、図示したように、各信号処理部72,73から出力されるデジタル放送信号をモニタ受信機80に供給し、それぞれのデジタル放送信号に係る受信画像をチェックすることで行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示すように構成された変調変換装置12においては、信号処理部73を予備(リダンダント)の信号処理部として固定しているため、信号処理部72−1乃至Nのいずれかが故障した場合には、その故障した信号処理部に代えて信号処理部73を使用するように切り換える必要があり、その切り換えを行うためのスイッチ74が設けられている。従って、構成が複雑になるとともに、スイッチ74として高価な高周波スイッチを用いることから、装置全体が高価となる不都合がある。
【0011】
また、信号処理部73を予備(リダンダント)の信号処理部として固定するため、故障した信号処理部の故障が除去された場合には、ユーザは操作部76で、その故障除去情報の入力を行って、信号処理部73を予備として待機する状態に戻しておく必要があり、管理が難しいという不都合がある。
【0012】
さらに、上述したような多チャンネル放送に対応した装置においては、自チャンネル外への不要放射は、帯域通過濾過器を通すことで制限が行われているが、装置への電源投入時やチャンネルの変更等の場合に過渡的に発生する不要放射は、隣接チャンネルに漏れて、影響を与える場合がある。
【0013】
そこで、この発明では、構成が単純で、かつ、その管理が簡単となる予備の信号処理部を含み、かつ、不要放射を抑制するようにした信号処理装置等を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を計結するための手段】
本発明の一側面の信号処理装置は、共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中 1 個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部と、前記複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と、前記複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器と、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定するための判定装置と、前記判定装置による判定結果に基づいて、前記予備の信号処理部の処理状態が前記故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように前記予備の信号処理部を制御するとともに、前記故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、前記予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御する制御部とを備えている。
【0015】
前記スイッチ部は、前記信号処理部からの出力信号が過渡状態の場合、前記出力信号が定常状態になるまで前記信号処理部からの出力信号を入力しないようにすることができる。
前記複数個の信号処理部は、それぞれ第1のネットワーク上の複数のデジタル放送信号より所定伝送周波数の第1のデジタル放送信号を選択し、この第1のデジタル放送信号に係る第1のデジタル変調信号を得るチューナ手段と、前記第1のデジタル変調信号を復調して第1のデジタル放送データを得る復調手段と、前記第1のデジタル放送データの番組仕様情報を第2のネットワークに適合した番組仕様情報に変更して第2のデジタル放送データを得る番組仕様情報変更手段と、前記第2のデジタル放送データを変調して、第2のデジタル変調信号を得る変調手段と、前記第2のデジタル変調信号を周波数変換して第2のネットワーク上の所定伝送周波数のデジタル放送信号を得る周波数変換手段とをさらに備えるようにすることができる。
前記制御部は、少なくとも前記予備の信号処理部の前記チューナ手段の受信周波数および前記周波数変換手段の変換周波数を、前記故障した使用信号処理部の前記チューナ手段の受信周波数および前記周波数変換手段の変換周波数と一致させるように制御するようにすることができる。
【0016】
本発明の一側面の信号処理方法は、共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中の1個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部と、前記複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と、前記複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器とを備える信号処理装置の信号処理方法において、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定し、判定結果に基づいて、前記予備の信号処理部の処理状態が前記故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように前記予備の信号処理部を制御するとともに、前記故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、前記予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御する。
【0017】
本発明の一側面の記録媒体は、共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中の1個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部と、前記複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と、前記複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器とを備える信号処理装置に、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定し、判定結果に基づいて、前記予備の信号処理部の処理状態が前記故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように前記予備の信号処理部を制御するとともに、前記故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、前記予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御する処理を信号処理装置に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
【0018】
本発明の一側面の信号処理装置および方法、並びに記録媒体のプログラムにおいては、共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中の1個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部が、複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と接続され、複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器がさらに接続され、複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定するための判定装置も接続される。また、判定装置による判定結果に基づいて、予備の信号処理部の処理状態が故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように予備の信号処理部を制御するとともに、故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての変調変換送出装置12Aを示している。この変調変換送出装置12Aは、図12に示すデジタルCATVシステム10において、変調変換送出装置12の代わりに使用される。この送出装置12Aはマイクロコンピュータを備えており、装置全体の動作を制御する制御部31と、通信衛星20より送られてくるSHF帯のデジタル放送信号を生成する信号処理部32−1乃至(N+1)(以下、個々に信号処理部32−1乃至(N+1)を区別する必要がない場合、単に信号処理部32と記述する)と、この各信号処理部32の出力側にそれぞれ設けられたスイッチ部33−1乃至(N+1)(以下、個々にスイッチ部33−1乃至(N+1)を区別する必要がない場合、単にスイッチ部33と記述する)と、この各スイッチ部33の出力信号を加算して伝送路13に送出する加算器34とを有している。
【0020】
制御部31には、ユーザが通信衛星20の第1乃至Nのトランスポンダ(衛星中継器)より送られてくる受信すべきデジタル放送信号の伝送周波数の設定や、使用中のN個の信号処理部のいずれかが故障した際の入力を行うための操作部35と送出装置12Aの状態等を表示する液晶表示器等で構成される表示部36が接続されている。
【0021】
スイッチ部33の導通および遮断は、制御部31により制御される。この場合、スイッチ部33のうち、使用中のN個の信号処理部に対応するスイッチ部は導通状態とされ、残りの予備で待機状態とされている1個の信号処理部に対応するスイッチ部は遮断状態とされる。本実施の形態において、各スイッチ部33は、それぞれ可変型のアッテネータで構成され、導通状態は最小減衰量の状態で実現され、遮断状態は最大減衰量の状態で実現される。このようにスイッチ33を、それぞれ可変型のアッテネータで構成することにより、スイッチ部33を導通状態に、あるいはその逆に変化させる際のノイズの発生を抑制することができる。
【0022】
1つまたは複数の信号処理部32において、電源投入時やチャンネル変更時などの過渡状態を伴うとき、不要な放射成分が加算器34によって他のチャンネルに混合され、影響を及ぼす状態を回避するために、スイッチ部33は、この過渡状態が落ちつく(定常状態になる)まで、その信号処理部32からの入力(加算器34への出力)を遮断するようになされている。
【0023】
図1に示す送出装置12Aの信号処理部の切り換えを動作を説明する。最初、通信衛星20の第1乃至Nのトランスポンダより送信されるSHF帯のデジタル放送信号は、それぞれ信号処理部32−1乃至Nで処理され、これらの信号処理部32乃至Nで、それぞれ伝送周波数を異にするVHF帯、またはUHF帯のデジタル放送信号BS1乃至Nが生成されているとする。この場合、信号処理部32−1乃至Nは使用中となり、この信号処理部32−1乃至Nに対応するスイッチ部33−1乃至Nは導通状態とされている。
【0024】
一方、信号処理部32−(N+1)は、予備で待機状態となり、この信号処理部32−(N+1)に対応するスイッチ部33−(N+1)は遮断状態とされている。また、信号処理部32−1乃至Nのチューナは、それぞれの通信衛星20のトランスポンダ1乃至Nより送信されてくるSHF帯のデジタル放送信号を受信するように受信周波数が制御されている。
【0025】
この状態で、例えば、信号処理部32−1が故障し、この信号処理部32−1でデジタル放送信号BS1が良好に生成されなくなったとする。なお、ユーザは、信号処理部32−1乃至(N+1)が故障したか否かの判定を、例えば、図示したように、信号処理部32−1乃至(N+1)より出力されるデジタル放送信号をモニタ受信機39に供給し、それぞれのデジタル放送信号に係る受信画像をチェックすることで容易に行うことができる。
【0026】
信号処理部32−1が故障し、ユーザが操作部35で、その故障情報の入力を行うと、まず、制御部31の制御により、信号処理部32−(N+1)のチューナの受信周波数や、その他の処理状態が故障した信号処理部32−1と同等となるように制御される。これにより、信号処理部32−(N+1)は、デジタル放送信号BS1を生成する状態となる。次に制御部31の制御により、信号処理部32−(N+1)に対応するスイッチ部33−(N+1)は導通状態とされると共に、故障した信号処理部32−1に対応するスイッチ部33−1は遮断状態とされる。これにより、信号処理部32−2乃至(N+1)は使用中となり、一方、信号処理部32−1は予備で待機状態となる。
【0027】
上述したように、信号処理部32−(N+1)のチューナの周波数や、その他の処理状態を制御し、この信号処理部32−(N+1)よりデジタル放送信号BS1が得られる状態とした後に、スイッチ部33−(N+1)を導通状態とすることで、スイッチ部33−(N+1)より故障した信号処理部32−1で得られていた同様のデジタル放送信号BS1のみを得ることが可能となる。なお、故障した信号処理部32−1は、このように予備で待機状態にある間に修復され、故障が除去されることになる。
【0028】
以下、使用中のN個の信号処理部のいずれかが故障し、ユーザが操作部35で、その故障情報の入力を行う時は、上述した同様の制御動作により、故障した信号処理部は新たに予備で待機状態とされ、その代わりにそれまで予備で待機状態にあった信号処理部が使用される状態になる。
【0029】
次に、信号処理部32の構成について説明する。まず、通信衛星20より送信されてくるデジタル放送信号について説明する。本実施の形態において、デジタル放送信号は、DVB(Digital Video Broadcasting)システムに対応したものである。図2Bは、DVBシステムにおけるデジタル放送データのフレーム構成を示しており、8個のMPEG2のトランスポートパケット(図2A参照)で1フレームが構成されている。この場合、パケット内の同期バイト(=47H)を用い、8パケットに1回の同期バイトを反転(=B8H)させてフレーム同期を得る構成となされている。なお、各MPEG2トランスポートパケット(MPEG2TSパケット)には、リードソロモン(204,188)による誤り訂正符号等が付加されている。図2Bに示すデジタル放送データがQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調され、その後にSHF帯に周波数変換されて通信衛星20より送信されてくるデジタル放送信号となる。
【0030】
図3は、MPEG2のトランスポートパケットのパケット構成を示しており、188バイトのうち先頭の4バイトは、パケットヘッダを構成している。パケットヘッダには、該当パケットの個別ストリーム(データ列)の属性を示すPID(Packet Identification:パケット識別子)が配されている。MPEG2トランスポートパケットのペイロード(データ部)には、周知のように図4のパケット構成を示すPES(Packetized Elementary Stream)パケットが再分割されて配されると共に、さらにMPEG2システムの中で規定されているPSI(Program Specific Informetion:プログラム仕様情報)としてのPAT(Program Association Table)、PMT(Program Map Table)、NIT(Network Information Table)等も配される。
【0031】
ここで、PSIは簡便な選局操作およびプログラム選択を実現するために必要な情報である。PATは各プログラム場号(16ビット)毎に、そのプログラムを構成するパケットの情報を伝送するPMTのPIDを示すものであり、図5は、PATのテーブル構造を示している。PAT自体のPIDとしては、固定的にPID=”0”が割り当てられる。
【0032】
主な内容について説明する。テーブルIDは、テーブルの種類を示すものであって、PATでは”0×00”(16進表記)である。TS(トランスポート・ストリーム)IDは、ストリーム(多重化された符号化データ)を識別するものであって、衛星の場合はトランスポンダに相当する。バージョン番号は、テーブルの内容が最新される都度加算される。カレント・ネクスト・インジケータは、新旧のバージョンを同時に伝送する際の識別に用いられる。プログラム番号は、個々のチャンネルを識別するものである。ネットワークPIDは、プログラム番号が”0×0000”の場合に、NITのPIDを示すものである。プログラム・マップPIDは、PMTのPIDを示すものである。
【0033】
また、PMTは、各プログラム番号毎に、そのプログラムを構成する映像、音声、付加データ等のストリームが伝送されるパケットのPIDを示すものである。PMT自体のPIDは、上述したようにPATで指定される。図6は、PMTのテーブル構造を示している。PATと重複しない主な内容について説明する。テーブルIDは、テーブルの種別を表すものであって、PMTでは”0×02”である。PCR PIDは復号する際の基準となるクロック(PCR)が含まれるパケットPIDを示すものである。ストリーム・タイプは、映像、音声、付加データ等のストリームで伝送される信号の種類を示すものである。
【0034】
また、NITは、伝送路に関する物理的な情報、すなわち衛星においては衛星の軌道、偏波、トランスポンダ毎の周波数等を示すものである。NIT自体のPIDは、上述したようにPATで指定される。図7はNITのテーブル構造を示している。PAT,PMTと重複しない主な内容について説明する。テーブルIDは、テーブルの種類を示すものであって、当該ネットワークが”0×40”、他のネットワークが”0×41”である。ネットワークIDは、ネットワークを識別するものである。衛星の場合は、個々の衛星に相当する。
【0035】
さらに、NITの一部として重要な役割を果たす2つのディスクリプタについて説明する。まず、サテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタを説明する。このディスクリプタは、TS(トランスポート・ストリーム)ディスクリプタ長に従って、繰り返されるディスクリプタの1番目として使用するものであって、TSIDと一対となる。
【0036】
図8はサテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタの構造を示している、ディスクリプタ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタの種別を示すものである。このディスクリプタでは、”0×43”となる。周波数は、ストリーム(ここではトランスポンダ)毎の伝送周波数を示すものである。起動/西経・東経フラグ/偏波は、衛星の軌道、偏波を示すものである。変調/シンボル・レート/内側誤り訂正符号率は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0037】
次に、サービス・リスト・ディスクリプタを説明する。このディスクリプタは、TSディスクリプタ長に従って、繰り返されるディスクリプタの2番目以降として使用するものであって、当該ストリーム(ここでは、トランスポンダ)に多重化されたサービス(チャネル)のIDを示すものである。すなわち、1つのTSIDに複数のサービス・リスト・ディスクリプタが付属する。
【0038】
図9は、サービス・リスト・ディスクリプタの構造を示している。ディスクリプタ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタの種別を示すものである。このディスクリプタでは、”0×41”となる。サービスIDは、サービスを識別するものである。通常、サービスは視聴者が選局するチャネルと一致する。サービスタイプは、映像、音声、データ等、サービスの内容を示すものである。
【0039】
通信衛星20より送信されてくる上述したようなデジタル放送信号を受信する受信機の動作例を簡単に説明する。なお、PATおよびPMTにおいてはプログラム番号が、NITにおいてはサービスIDが、それぞれ視聴者が選局するチャネル番号に該当する。さらに、NITがネットワーク全体、すなわち全てのトランスポンダの情報を含み、同一のテーブルが全てのトランスポンダで並列に伝送されるのに対し、PATおよびPMTは、それぞれが伝送されるトランスポンダ内の番組の情報だけからなり、各トランスポンダ毎に異なった内容となっている。
【0040】
視聴者が受信機において、「M」チャネルを選局したとする。受信機では、固定のPIDによってNITを受信した後、NITのサービス・リスト・ディスクリプタ内のサービスIDについて「M」をサーチする。そして、サービスID「M]を含むサービス・リスト・ディスクリプタの前に組み合わされているサテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタを受信して、「M」チャネルを伝送しているトランスポンダの周波数を認識し、受信周波数を制御する。そして、「M]チャネルを伝送しているトランスポンダからのデジタル放送信号よりPATを検出し、そのPAT内のプログラム番号について「M」をサーチする。
【0041】
そして、PAT内のプログラム番号「M」を認識した後、PAT内のプログラム番号「M]に付随するプログラム・マップPIDによってPMTを受信する。このPMT内でプログラム番号「M」に対応するストリーム・タイプ(映像、音声等)毎のエレメンタリPIDを認識した後、そのエレメンタリPIDと一致するPIDを持つトランスポート・ストリーム・パケットを分離する。そして、分離したパケットを各デコーダで復号し、視聴者が選局した「M」チャネルの映像信号や音声信号等を出力する。
【0042】
図10は、信号処理部32の構成を示している。この信号処理部32は、アンテナ11で受信されたSHF帯の複数のデジタル放送信号より、通信衛星20の所定のトランスポンダより送信されるデジタル放送信号を選択し、そのデジタル放送信号に対して周波数変換処理を行ってQPSK変調信号S1を得るチューナ41と、そのQPSK変調信号S1を復調して、DVBのフレーム構成の信号S2を得る復調器42と、この復調器42より出力されるDVBのフレーム構成の信号S2に対して誤り訂正を行って、デジタル放送データとしてMPEG2トランスポートパケットS3を順次得るECC(Error Correction Code)デコーダ43とを有している。
【0043】
また、信号処理部32は、ECCデコーダ43より順次出力されるMPEG2トランスポートパケットS3よりNIT(ネットワーク・インフォメーション・テーブル)を検出するNIT検出回路44と、このNIT検出回路44で検出されたテーブルNITaを制御部31(図1参照)でCATVに適合するように変更して得られたテーブルNITbを記憶するメモリ46とを有している。NIT検出回路44では、固定のPIDに基づいてNITの検出が行われる。
【0044】
上述したように、通信衛星20に係るデジタル放送データにおけるNITのテーブル構造は、図7に示すようになっているため、NIT検出回路44で検出されるテーブルNITaのテーブル構造も同様である。制御部31では、テーブルNITbを得るに当たって、テーブルNITaにおける伝送周波数情報等を持つサテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタ(図8参照)が、図11にその構造を示すCATV・デリバリー・システム・ディスクリプタに変更される。
【0045】
主な内容を説明する。ディスクリプタ・タグは、DVBで規定されており、ディスクリプタの種別を示すものである。このディスクリプタでは、”0×44”となる。周波数は、CATVにおけるストリーム(多重化された符号化データ)毎の伝送周波数を示すものである。FEC(外符号)は、外符号としての誤り訂正符号を示すものであって、このディスクリプタでは、”0010”となる。変調/シンボルレート/FEC(内符号)は、伝送方式に関する仕様を示すものである。
【0046】
なお、CATVにおけるデジタル放送信号の数が、衛星デジタル放送におけるデジタル放送信号の数よりも少ない場合がある。つまり、通信衛星20がL個のトランスポンダを備え、衛星デジタル放送におけるデジタル放送信号の数がL個であるとき、CATVではそのL個のデジタル放送信号のうちN個(N<L)のデジタル放送信号が選択的に使用されることがある。その場合、制御部31では、テーブルNITbを得るにあたって、テーブルNITaにおけるCATVで使用されないデジタル放送信号に対応したTS(トランスポート・ストリーム)IDに係る情報(図7において、トランスポート・ストリームID乃至ディスクリプタまでの情報)が削除される。
【0047】
メモリ45,46の書き込み、読み出しは、制御部31によりインタフェース47を介して制御される。上述したチューナ41の受信周波数も、制御部31により、インタフェース47を介して制御される。
【0048】
また、信号処理部32は、ECCデコーダ43より順次出力されるMPEG2トランスポートパケットS3よりNITを検出し、そのNITをメモリ46に記憶されているテーブルNITbに置き換えるNIT置換回路48を有している。このNIT置換回路48でも、固定のPIDに基づいてNITの検出が行われる。また、制御部31でテーブルNITbを得るのにあたって、上述したようにテーブルNITaにおけるCATVで使用されないデジタル放送信号に対応したTS(トランスポート・ストリーム)IDに係る情報が削除される場合、NIT置換回路48では、その削除された情報に係る部分にダミービットが挿入される。
【0049】
また、信号処理部32は、NIT置換回路48でNITが置き換えられたMPEG2トランスポートパケットS4に対して、リードソロモン(204,188)の誤り訂正符号を付加する等して、DVBのフレーム構成の信号S5(図2B参照)を得るECCエンコーダ49と、このDVBのフレーム構成の信号S5に64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)の変調処理を行う変調器50と、この変調器50より出力される64QAM変調信号の周波数を変換してVHF帯またはUHF帯のCATV用のデジタル放送信号を得る周波数変換器51とを有している。
【0050】
図10に示す信号処理部32の動作を説明する。アンテナ11で受信されたSHF帯の複数のデジタル放送信号は、信号処理部32のチューナ41に供給される。チューナ41では、通信衛星20の所定のトランスポンダより送信されてくるデジタル放送信号が選択され、さらにそのデジタル放送信号に対して周波数変換処理が行われてQPSK変調信号S1が得られる。このQPSK変調信号S1に対して復調器42に供給され、この復調器42ではQPSK変調信号S1に対して復調処理が行われてDVBのフレーム構成の信号S2が得られる(図2B参照)。そして、このDVBのフレーム構成の信号S2がECCデコーダ43に供給され、このECCデコーダ43ではDVBのフレーム構成の信号S2に対して誤り訂正処理が行われてデジタル放送データとしてのMPEG2トランスポートパケットS3が順次得られる(図2A参照)。
【0051】
また、ECCデコーダ43より順次出力されるMPEG2トランスポートパケットS3は、NIT検出回路44に供給され、このNIT検出回路44では、MPEG2トランスポートパケットS3よりNITが検出される。そして、検出されたテーブルNITaは、メモリ45に供給され、記憶される。
【0052】
制御部31は、メモリ45よりテーブルNITaを読み出し、そのテーブルNITaにおけるサテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタ(図8参照)をCATV・デリバリー・システム・ディスクリプタ(図11参照)に変更し、さらにテーブルNITaにおけるCATVで使用されないデジタル放送信号に対応したTS(トランスポート・ストリーム)IDに係る情報を削除する等し、CATVに適合したテーブルNITbを得、このテーブルNITbをメモリ46に記憶しておく。
【0053】
また、ECCデコーダ43より順次出力されるMPEG2トランスポートパケットS3は、NIT置換回路48に供給され、このNIT置換回路48ではNITが検出され、そのNITの部分がメモリ46に記憶されているテーブルNITbに置き換えられる。この場合、制御部31でテーブルNITbを得るにあたって、テーブルNITaにおけるCATVで使用されないデジタル放送信号に対応したTS(トランスポート・ストリーム)IDに係る情報が削除される場合、NIT置換回路48では、その削除された情報に係る部分にダミービットが挿入される。
【0054】
また、NIT置換回路48でNITが置換されたMPEG2トランスポートパケットS4は、ECCエンコーダ49に供給され、このECCエンコーダ49では、リードソロモン(204,188)の誤り訂正符号が付加される等して、DVBフレーム構成の信号S5が形成される。このDVBのフレーム構成の信号S5は変調器50に供給され、この変調器50ではDVBのフレーム構成の信号S5に64QAMの変調処理が行われて、64QAM変調信号S6が得られる。そして、この64QAM変調信号S6は周波数変換器51に供給され、この周波数変換器51では、64QAM変調信号に周波数変換処理が行われてVHF帯またはUHF帯の所定の伝送周波数のCATV用のデジタル放送信号が得られる。
【0055】
上述信号処理部32で得られるCATV用のデジタル放送信号におけるPSI(プログラム仕様)は、衛星デジタル放送におけるPSIのうち、ケーブルテレビ用受信端末で受信が可能となるように、NITのみを変更したものである。そのため、CATVの伝送路13に接続されている受信端末としてのセット・トップ・ボックス14−1乃至m(図12参照)では、上述した衛星デジタル放送受信機における選局動作と同様に、選局動作が行われることとなる。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態においては、使用中のN個の信号処理部のいずれかが故障し、ユーザが操作部35で、その故障情報の入力を行う時は、故障した信号処理部は新たに予備で待機状態とされ、その代わりにそれまで予備で待機状態にあった信号処理部が使用される状態となる。従って、本実施の形態においては、予備(リダンダント)の信号処理部を固定しない構成としているため、使用信号処理部と予備信号処理部を切り換える切り換えスイッチ74−1乃至N(図13参照)は不要となり、各信号処理部32−1乃至(N+1)を設けるだけですみ、構成を単純にでき、安価に構成できる。
【0057】
また、予備(リダンダント)の信号処理部を固定しない構成としているため、故障した信号処理部の故障が除去された場合であっても、その信号処理部を予備信号処理部から使用信号処理部に戻す必要がなく、管理が簡単となる。
【0058】
また、本実施の形態においては、予備の信号処理部を使用中の信号処理部にするにあたって、予備の信号処理部のチューナの受信周波数等を制御し、この信号処理部より故障した信号処理部で得られていたと同様のデジタル放送信号が得られる状態とした後に、予備の信号処理部に対応して設けられたスイッチ部を導通状態とするものであり、そのスイッチ部より故障した使用信号処理部で得られていたと同様のデジタル放送信号のみを得ることが可能となる。
【0059】
また、本実施の形態においては、スイッチ部33−1乃至(N+1)を、それぞれ可変型のアッテネータで構成することにより、スイッチ部33−1乃至(N+1)を導通状態から遮断状態に、あるいはその逆に変化させる際のノイズの発生を抑制することできる。さらに、スイッチ部33−1乃至(N+1)は、電源投入時やチャンネルの設定変更時などの過渡状態を伴う場合における、信号処理部32−1乃至(N+1)が発生する不要な放射成分を抑制するため、定常状態になるまで、遮断状態にするようにしたので、他の回路等に影響を及ぼすことを防ぐことが可能となる。
【0060】
なお、上述の実施の形態においては、使用中の信号処理部がN個であるのに対し、予備(リダンダント)の信号処理部が1個であるものを示したが、予備の信号処理部の個数は1個に限定されない。予備の信号処理の個数が多くなる程、構成は冗長となるが、一度に処理できる故障数を大きくできる。
【0061】
また、上述した実施の形態においては、この発明を、デジタルCATVシステム10の変調変換送出装置12Aに適用したものであるが、この発明は、複数個の信号処理部を有し、複数個の信号処理部は1個または複数個の予備信号処理部を含み、複数個の信号処理部のうち予備信号処理部を除く1個または複数個の使用信号処理部に1または複数の信号を並列に処理させる信号処理装置に同様に適用できることは勿論である。
【0062】
また、上記実施の形態において、スイッチ部33−1乃至(N+1)の切り換えが制御部31によって自動的に行われるものを示したが、手動で行うことも考えられる。
【0063】
なお、本明細書中において、上記処理を実行するコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体には、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の他、インターネット、デジタル衛星などのネットワークによる伝送媒体も含まれる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、予備(リダンダント)の信号処理部を固定しない構成とするため、使用信号処理部と予備信号処理部を切り換える切り換えスイッチは不要となり、例えば複数個の信号処理部の出力側にそれぞれの出力信号を出力する否かを決めるスイッチ部を設けるだけで済み、構成を単純にでき、かつ安価に構成できる。また、予備(リダンダント)の信号処理部を固定しない構成とするため、故障した信号処理部の故障が除去された場合であっても、その信号処理部を予備信号処理部から使用信号部に戻す必要がなく、管理が簡単となる。
【0065】
また本発明によれば、スイッチ部より故障した信号処理部で得られていたと同様の出力信号のみを得ることができる。また、スイッチ部に入力される信号が過渡状態の場合、定常状態になるまでスイッチを遮断状態にするようにしたので、不要な放射成分により他の装置に影響を及ぼすことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのデジタルCATVシステムを構成する変調変換送出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 MPEG2トランスポートパケットと、DVBシステムのフレーム構成を示す図である。
【図3】 MPEG2トランスポートパケットのパケット構造を示す図である。
【図4】 PESパケットのパケット構造を示す図である。
【図5】プログラム・アソシエーション・テーブル(PAT)のテーブル構造を示す図である。
【図6】 プログラム・マップ・テーブル(PMT)のテーブル構造を示す図である。
【図7】ネットワーク・インフォメーション・テーブル(NIT)のテーブル構造を示す図である。
【図8】 NITにおけるサテライト・デリバリー・システム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図9】 NITにおけるサービス・リスト・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図10】変調変換送出装置を構成する信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図11】 CATV・デリバリー・システム・ディスクリプタの構造を示す図である。
【図12】デジタルCATVシステム構成を示すブロック図である。
【図13】デジタルCATVシステムを構成する変調変換送出装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 CATVシステム, 11 アンテナ, 12A 変調変換送出装置, 13 CATVの伝送路, 14 セット・トップ・ボックス, 15 モニタ, 20 通信衛星, 31 制御部, 32 信号処理部, 33 スイッチ部, 34 加算器, 35 操作部, 36 表示部, 39 モニタ受信機, 41 チューナ, 42 復調器, 43 ECCデコーダ, 44 NIT検出回路,45,46 メモリ, 47 インタフェース, 48 NIT置換回路, 49 ECCエンコーダ, 50 変調器, 51 周波数変換器

Claims (6)

  1. 共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中の1個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部と、
    前記複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と、
    前記複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器と、
    前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定するための判定装置と、
    前記判定装置による判定結果に基づいて、前記予備の信号処理部の処理状態が前記故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように前記予備の信号処理部を制御するとともに、前記故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、前記予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御する制御部と
    を備えている信号処理装置。
  2. 前記スイッチ部は、前記信号処理部からの出力信号が過渡状態の場合、前記出力信号が定常状態になるまで前記信号処理部からの出力信号を入力しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記複数個の信号処理部は、それぞれ
    第1のネットワーク上の複数のデジタル放送信号より所定伝送周波数の第1のデジタル放送信号を選択し、この第1のデジタル放送信号に係る第1のデジタル変調信号を得るチューナ手段と、
    前記第1のデジタル変調信号を復調して第1のデジタル放送データを得る復調手段と、
    前記第1のデジタル放送データの番組仕様情報を第2のネットワークに適合した番組仕様情報に変更して第2のデジタル放送データを得る番組仕様情報変更手段と、
    前記第2のデジタル放送データを変調して、第2のデジタル変調信号を得る変調手段と、
    前記第2のデジタル変調信号を周波数変換して第2のネットワーク上の所定伝送周波数のデジタル放送信号を得る周波数変換手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
  4. 前記制御部は、少なくとも前記予備の信号処理部の前記チューナ手段の受信周波数および前記周波数変換手段の変換周波数を、前記故障した使用信号処理部の前記チューナ手段の受信周波数および前記周波数変換手段の変換周波数と一致させるように制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中の1個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部と、
    前記複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と、
    前記複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器と
    を備える信号処理装置の信号処理方法において、
    前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定し、
    判定結果に基づいて、前記予備の信号処理部の処理状態が前記故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように前記予備の信号処理部を制御するとともに、前記故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、前記予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御する
    信号処理方法。
  6. 共通の放送信号が並列的に供給され、それぞれが互いに互換性を有する複数個の信号処理部であって、少なくともその中の1個が予備の信号処理部として使用される複数個の信号処理部と、
    前記複数個の信号処理部のそれぞれに対応して設けられ、前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給される複数個のスイッチ部であって、それぞれのスイッチ部が外部からの制御によりその導通状態が変更される可変型のアッテネータで構成されている複数個のスイッチ部と、
    前記複数個のスイッチ部からの信号が加算される加算器と
    を備える信号処理装置に、
    前記複数個の信号処理部のそれぞれの出力が供給され、どの信号処理部が故障したのかを判定し、
    判定結果に基づいて、前記予備の信号処理部の処理状態が前記故障した信号処理部の故障前の処理状態と同等となるように前記予備の信号処理部を制御するとともに、前記故障した信号処理部に対応するスイッチ部を遮断状態とし、前記予備の信号処理部に対応するスイッチ部を導通状態とするように制御する
    処理を信号処理装置に実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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