JP3902386B2 - 水処理装置 - Google Patents
水処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3902386B2 JP3902386B2 JP2000196246A JP2000196246A JP3902386B2 JP 3902386 B2 JP3902386 B2 JP 3902386B2 JP 2000196246 A JP2000196246 A JP 2000196246A JP 2000196246 A JP2000196246 A JP 2000196246A JP 3902386 B2 JP3902386 B2 JP 3902386B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- treated
- tank
- gas
- liquid separation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
この発明は、プール、浴場の浴槽といった大型の水槽から、ビルの屋上などに配置される給水槽、一般家庭用の浴槽といった小型の水槽まで、種々の水槽に貯留された被処理水を滅菌処理することができる、新規な水処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば屋内外に設置されたプール、あるいは旅館の浴場や公衆浴場における浴槽などは、その水質を維持するために定期的に、いわゆる(サラシ粉、高度サラシ粉)や次亜塩素酸ソーダ(NaCIO)の水溶液を投入して滅菌処理をする必要がある。
しかし従来は、この作業を、プールや浴場の従業者などが手作業で行っており、しかもカルキや次亜塩素酸ソーダの水溶液は刺激性を有するため、とくに営業時間内に投入する際には十分に注意しながら作業を行わねばならないなど、処理をするのに大変な労力を要するという問題があった。
【0003】
またとくにカルキは固形粉末であるため、投入後、溶解して濃度が均一になるまでに時間を要し、その間、プールや浴槽を使用できないという問題もあった。また、ビルの屋上などに配置される給水槽や、あるいは一般家庭用の浴槽の場合は、水道水中に含まれる塩素イオンの滅菌力のみに頼っているのが現状であり、とくに給水槽の場合には、内部に藻が繁殖するなどして水質が悪化することが1つの社会問題ともなっている。
【0004】
また、一般家庭用の浴槽の場合は通常、ほぼ1〜2日ごとに水を入れ替えるため水質の点で問題はないように思われがちであるが、浴槽に接続されたボイラー内は頻繁に清掃できないために雑菌やかびなどが繁殖しやすく、やはり水質の悪化が懸念される。
【0005】
この発明の目的は、上記のような種々の水槽に貯留された被処理水を、簡単かつ効率的に滅菌処理することができる、新規な水処理装置を提供することにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本願出願人は、上述のような各水槽に貯留された被処理水を電解槽に導き、電気化学反応により滅菌処理する水処理装置を発明した。
この発明した水処理装置では、電極を有する電解槽へ被処理水を供給し、被処理水に対して電気化学反応(いわゆる電気分解)を施す。施された電気化学反応により、次亜塩素酸イオン、塩素ガス、HCIO等が発生し、それらが被処理水に溶けることによって、被処理水が滅菌されるようになっている。
【0007】
このように電解槽を用い、電気化学反応により滅菌をする水処理装置においては、電解槽内の被処理水の水位を一定範囲に制御すべく、水槽内の水位をフロートスイッチ等を利用して検知し、電解槽への被処理水の流入量を調整している。
【0008】
ところが、フロートスイッチが故障したり、制御装置が誤動作等すると、電解槽内の水位を一定範囲に制御できなくなり、被処理水が電解槽から溢れ出す問題があった。
【0009】
被処理水が漏れ出すと、短絡や漏電の心配がある。とくに、被処理水には高濃度の含塩素化合物が含まれているので、腐食の問題も懸念され、このような課題を解決するような水処理装置にする必要があった。
この発明は、上述のような課題を解決し、安全かつ良好に滅菌処理をすることのできる新規な水処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明は、被処理水を貯留する水槽と、当該水槽から導入された被処理水を電気化学反応によって滅菌する電解槽と、前記被処理水を水槽から電解槽に導入し、かつ滅菌処理後に水槽に還流させる水処理経路とを備えた水処理装置において、前記電解槽は、電解槽内の水位が所定の水位を超えた場合に、余剰処理水を外部へ排出する排水経路を有しており、当該排水経路は、所定水位を超えた余剰水のみが流れ出し、電解槽上部内のガスが漏れないように、一方の端部が電解槽の被処理水中で開口した逆U字型に屈曲形成され、オーバーフロー水がサイフォン作用を起こさないように前記逆U字部分の頂部を前記電解槽の上端開口より上方に位置させたことを特徴とする水処理装置である。
【0011】
請求項2の発明は、被処理水を貯留する水槽と、当該水槽から導入された被処理水を電気化学反応によって滅菌する電解槽と、前記被処理水を水槽から電解槽に導入し、かつ滅菌処理後に水槽に還流させる水処理経路とを備えた水処理装置において、前記電解槽は、電解槽内の水位が所定の水位を超えた場合に、余剰処理水を外部へ排出する排水経路を有しており、当該排水経路は、所定水位を超えた余剰水のみが流れ出し、電解槽上部内のガスが漏れないように、一方の端部が電解槽の被処理水中で開口した逆U字型に屈曲形成され、前記排水経路を通じて、オーバーフローした被処理水の有無を検知する溢水検知手段を有し、溢水検知手段の信号に基づいて、被処理水のオーバーフローを検知したら報知動作を行うことを特徴とする水処理装置である。
【0015】
請求項1の構成によれば、フロートスイッチの故障等により、電解槽の被処理水の水位を所定水位に維持できなくなった場合でも、所定の水位を超えた被処理水は排水経路へオーバーフローさせ、ドレン口へ送られるようになる。従って、溢れた被処理水による短絡や漏電などのおそれを最小限に抑えることができる。
【0016】
排水経路を逆U字形状に屈曲させ、一方の端部を電解槽の被処理水中に開口することによって、排水経路は一方端が常に被処理水にて閉ざされるので、電気分解で発生した水素ガスなどが、排水経路に漏洩することがない。これにより、ガスが不所望に排水経路を通じてドレン口に流入するおそれがなく、安全性をより一層向上させることができるようになる。
【0017】
排水経路の逆U字形部分の頂部が電解槽の上端開口より上方に位置するようにすることによって、オーバーフロー水がサイフォン作用を起こさない。従って、所定水位を超えた余剰水のみ排水でき、サイフォン作用によって不必要に大量の被処理水が排出されるのを防止できる。
【0019】
また、請求項2の構成によれば、被処理水が排水経路を通じて、オーバーフローするとブザー等により報知されるようになる。ユーザーは報知動作を確認することにより、電解槽の水位制御の故障に気づき、装置を停止させたり、故障箇所を応急修理するなど適切な処置を迅速に行うことができるようになり、万一の水位制御の故障による被害を最小限度に留めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態にかかる水処理装置1を、プールや浴場の浴槽などの大型の水槽2に組みこんだ構造を簡略化して示す図である。
【0021】
図に見るように水槽2には、砂ろ過のためのフィルター21を組みこんだ、循環ポンプ22によって多量の被処理水Wを常時、図中二重実線の矢印で示す方向に循環させるための主循環経路20が設置されており、水処理装置1の水処理経路10は、図中実線の矢印で示すように、上記主循環経路20の、フィルター21より下流側の分岐点J1から分岐して、複数枚の電極板110…からなる電極組11と、微細気泡除去用のフィルター12とを内蔵した、電解槽を兼ねる気液分離槽13を経たのち、上記分岐点J1より下流側の合流点J2で、再び上記主循環経路20に合流するように接続されている。
上記水処理経路10の、分岐点J1から気液分離槽13に至る途上には順に、開閉弁B1、流量調整のための調整弁B2、流量計S1、電磁弁B3、および被処理水をろ過して有機物などを除去するためのフィルター14が配置されている。
【0022】
また電磁弁B3とフィルター14との間には、被処理水の水圧を測定するための圧力計S3が接続されている。
【0023】
この圧力計S3と前記流量計S1とは主に、主循環経路20から水処理経路10への被処理水の供給が何らかの原因でストップしたり減少したりして、気液分離槽13内の水位が所定量以上に低下した際に、電極組11や、後述する送出用ポンプP1への通電を停止して運転を停止することで、これらの部材の破損を未然に防止するために設けられている。
【0024】
水処理経路10の、気液分離槽13から合流点J2に至る途上には順に、気液分離槽13内から被処理水を送出することで、被処理水Wを水処理経路10内で循環させるためのための送出用ポンプP1、流量計S4、逆流防止のための逆止弁B7、流量調整のための調整弁B8、B9、および開閉弁B10が配置されており、また流量計S4と逆止弁B7との間には被処理水の水圧を測定するための圧力計S5が接続されている。
【0025】
この圧力計S5と上記流量計S4とは主に、水処理経路10から主循環経路20への被処理水の還流が何らかの原因でストップしたり減少したりして、気液分離槽13内の水位が所定量以上に上昇した際に、気液分離槽13の空気導入口131aなどから水が溢れるのを防止すべく、開閉弁B1、B10を閉じて、水処理経路10を主循環経路20から遮断するために設けられている。
【0026】
気液分離槽13は、図2にも示すように、その主体をなす箱状の槽本体130と、この槽本体130の上部開口130cを塞いで気液分離槽13の上面部を構成する大蓋体131とで構成されており、このうち槽本体130内は、前述した微細気泡除去用のフィルター12によって、2つの気液分離領域130a、130bに区画されている。
【0027】
そしてこの2つの気液分離領域130a、130bのうち、最上流側の気液分離領域130a内に、前述した複数枚の電極板からなる電極組11が配置されて、気液分離槽13が、電気化学反応のための電解槽として兼用されている。
また最下流側の気液分離領域130bの底部には、被処理水の送出口130dが形成されており、この送出口130dからの、水処理経路10の後半部分を形成する配管101上に、前述した送出用ポンプP1が配置されている。
【0028】
一方、上記気液分離槽13内の、各気液分離領域130a、130bにおける被処理水Wの水面より上側で、かつフィルター12の上辺より上側には、大蓋体131との間に隙間が形成されており、それによって気液分離槽13内に、図中一点鎖線の矢印で示すように、上記各気液分離領域130a、130bに亘るガス流通路13aが形成されている。
【0029】
また大蓋体131のうち、水流に対するフィルター12の抵抗の影響で、図に見るようにその水位が最も低くなり、それによって水面上に十分な空間のある、最下流側の気液分離領域130bの直上位置には、フィルター12で被処理水Wから分離された、微細気泡に起源するガスを槽外へ強制的に排出するための、吸い込み型のブロアF1を途中に配置した排気管F2が接続されており、一方、最上流側の気液分離領域130aの直上位置には、上記ブロアF1によって、槽外へ排出されるガスに代えて、槽内に空気を導入するための、空気導入口131aが形成されているとともに、水処理経路10の前半部分を形成する配管100が接続されている。
【0030】
また、大蓋体131にはフィルター12を保持した小蓋体132が、大蓋体から分離可能な状態で配置されている。この小蓋体132はフィルター12のメンテナンスを行うときに利用される。小蓋体132と大蓋体の間は図示しないシール部材が設けられていて、隙間から被処理水やガスが漏れないようにシールされている。
【0031】
また、大蓋体131の略中央位置には、気液分離領域130a内の水位を一定範囲に制御する水位制御手段としてのフロートスイッチSWが、その水位検知部SW1を、気液分離領域130a内に挿入するように配置されている。
【0032】
フロートスイッチSWは、水位検知部SW1で検知した、最上流側の気液分離領域130a内の、被処理水Wの水位を検知して、開閉弁B1の開閉や、調整弁B2による流量の調整を行うことで、槽13への被処理水の流入量を調整し、それによって、当該領域130aの被処理水Wの水位を所定水位に制御するものである。
【0033】
さらに、気液分離槽の最上流側の側壁には、オーバーフローした被処理水を排水する排水管30が接続されている。
この排水管30は側面視逆U字形状に屈曲形成されており、一方の端部30aが図示しないドレン口に接続され、他方の端部30bが気液分離槽の側壁であって、被処理水に水没する位置に接続されている。他方の端部30bは常に被処理水に水没しているので、被処理水Wから分離され槽上部空間に漂っている、微細気泡に起源するガス等が排水管30へ侵入するのを防いでいる。
【0034】
また、排水管30は、逆U字部分の内面における下側頂部(図2のA)がフロートスイッチSWで制御される所定水位時の水面より若干上方に位置し、かつ、気液分離槽13の上端開口130cより下方に位置するように配設されている。フロートスイッチSWや開閉弁B1、調整弁B2の動作不良、制御装置の故障等によって、気液分離槽13に流入する被処理水の流入量が調節できなくなり、気液分離槽13の被処理水Wの水位を所定水位に制御不能になった場合は、所定水位を超えて流入する被処理水は、気液分離槽13の上端開口130cから溢れる前に排水管30へオーバーフローし、図示しないドレン口へ排出されるようになる。
【0035】
排水管30の逆U字部分内面における上側頂部(図2のB)は、気液分離槽130の上端開口130cより上方位置になるように配設されているので、オーバーフロー水がサイフォン作用を起こさない。これにより、所定水位を越えた余剰水のみ排水でき、サイフォン作用によって不必要に大量の被処理水が排出されるのを防止できる。
【0036】
配管100から気液分離槽13に流入する被処理水の最大流入量に比べて、排水管30が処理できるオーバーフロー水の排水量が多くなるように排水管30の断面積を大きくしても、サイフォン作用を防止できる。
【0037】
また、排水管30の一方端30aの近傍には、排水管内に被処理水がオーバーフローしてきたことを検知する溢水検知手段39が設けられている。溢水検知手段39は図3に示すように、例えば、マイクロスイッチ36と排水管30内に挿入された水受板37とからなり、排水管30内にオーバーフローした被処理水が流れ込んでくると、被処理水の流入圧力で水受板が押し下げられることにより、マイクロスイッチ36がONし、溢水の検知が行われる。38は、水受板37と排水管の隙間を塞ぐシール材である。
【0038】
溢水検知手段39が、被処理水のオーバーフローを検知すると、図示しないブザーや表示部等に通電され、ユーザーに報知される。
水位制御の故障により、排水管30内に被処理水がオーバーフローしていることは、外部からは容易に察知することができなかったが、本願では被処理水がオーバーフローするとブザーや表示部等により報知されるようになる。ユーザーは報知動作を確認することにより、気液分離槽13の水位制御の故障に気づき、装置を停止させたり、故障箇所を応急修理するなど適切な処置を迅速に行うことができるようになり、万一の水位制御の故障による被害を最小限度に留めることができる。
【0039】
尚、図示しないが、上記気液分離槽13の下側に、漏れた被処理水の受け皿を配置させてもよい。万が一、気液分離槽13で水漏れが発生したとしても、漏れた被処理水による短絡や漏電などのおそれを、最小限に抑えることができる。
【0040】
電極組11を構成する電極板110としては、例えばチタン(Ti)製の基板の表面全面に金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、白金−イリジウム(Pt−Ir)などの貴金属の薄膜を、めっき法や焼成処理によってコーティングしたものなどが使用される。
【0041】
微細気泡除去用のフィルター12や、有機物等を除去するフィルター14としては、いずれも天然あるいは化学繊維製の不織布などが使用される。
中でも特に微細気泡除去用のフィルター12としては、当該フィルター12が、電極組11による電気化学反応の直後に配置されるため、ポリプロピレン繊維などの、電気化学反応によって発生する含塩素化合物や活性酸素等に対して十分な耐性を有する繊維で形成され、しかも微細気泡を容易に透過させないために、目の細かい不織布が好適に使用される。
【0042】
上記各部を備えた水処理装置1を用いて、水槽2内の被処理水Wを滅菌処理するには、まず通常どおり循環ポンプ23を作動させて、主循環経路20内を、図1に二重実線の矢印で示すように多量の被処理水Wを常時、循環させながら、送出用ポンプP1を作動させるとともに、開閉弁B1、B10を開く。
そうすると、主循環経路20内を循環している被処理水Wの一部が、主に主循環経路20の内圧と、大気圧下にある気液分離槽13との圧力差によって水処理経路10内に流入して、まず調整弁B2を通って流量が調整され、ついで流量計S1で流量が、残留塩素センサー(図示せず)で残留塩素濃度が、そして圧力計S3で水圧が、それぞれ測定されたのち、フィルター14に送られて有機物などが除去される。上記調整弁B2による流量の調整は、流量計S1の測定流量に応じて調整される。
【0043】
つぎに被処理水は、気液分離槽13の最上流側の気液分離領域130aに送られて、当該領域130a内で、図示しない残留塩素センサーによって測定された残留塩素濃度の測定結果などに基づいて電極組11に通電することで、電気化学反応によって滅菌処理されたのち、フィルター12を透過して下流側の気液分離領域130bに順次、送られて行く間に、前記の機構によって微細気泡が除去されて、見た目もきれいな澄んだ状態とされる。
【0044】
またこの際に被処理水から除去された、微細気泡に起源するガスは、ブロアF1を運転することで発生する、空気導入口131aから吸い込み口131bへ流れる空気の流れに乗って気液分離槽13内から除去され、排気管F2を通って、図中黒矢印で示すように室外や排気口など(図示せず)へ排出される。
【0045】
一方、滅菌処理が完了し、微細気泡が除去された被処理水は、送出用ポンプP1の働きによって、最下流側の気液分離領域130dから、その底部に設けた送出口130dを通って槽外に送出され、流量計S4、逆止弁B7、調整弁B8、B9、および開閉弁B10を通って合流点J2で主循環経路20に戻され、水槽2に還流される。
【0046】
上記各部を備えた水処理装置1は、実際には、図4に示すように上記各部やそれを駆動するための電源装置31、制御装置(シーケンサー)32、気液分離槽13、ブレーカ33等を、適当な大きさのキャビネット34内に配置するとともに、上記各部のうちポンプ類、フィルター類、圧力計等の、定期的な、あるいは不定期のメンテナンスを行う必要がある部材をキャビネット34外に配置するなどしてユニット化した状態で、プールなどの設備内に設置される。
【0047】
キャビネット34は一方の側面にメンテナンス用の開口が設けられた箱体で形成されていて、前記メンテナンス用開口には横開き式の扉35が設けられている。キャビネット34内の上段位置には、制御装置32、ブレーカー33、電源装置31及び、図示しない計器類や操作スイッチ等が配設されている、そして、下段位置には、気液分離槽13がそのフィルター12が配置されている側を扉35側に、電極が配置されている側を奥側にして配設されている。
【0048】
気液分離槽13においては、電極11に比べてフィルター12の方がメンテナンスを必要とする頻度が高く、気液分離槽13におけるフィルター12側をキャビネット24の扉35側に配置することにより、メンテナンスにおける作業性を向上させることができる。
この発明は、以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる水処理装置を簡略化して示す図。
【図2】上記水処理装置の要部である、気液分離槽の概略断面図。
【図3】溢水検知手段の構造を示す部分断面図。
【図4】本発明の各部をキャビネットに配置した概略断面図。
【符号の説明】
1 水処理装置
13 電解槽(気液分離槽)
30 排水経路
SW 水位制御手段
Claims (2)
- 被処理水を貯留する水槽と、当該水槽から導入された被処理水を電気化学反応によって滅菌する電解槽と、前記被処理水を水槽から電解槽に導入し、かつ滅菌処理後に水槽に還流させる水処理経路とを備えた水処理装置において、
前記電解槽は、電解槽内の水位が所定の水位を超えた場合に、余剰処理水を外部へ排出する排水経路を有しており、当該排水経路は、所定水位を超えた余剰水のみが流れ出し、電解槽上部内のガスが漏れないように、一方の端部が電解槽の被処理水中で開口した逆 U 字型に屈曲形成され、オーバーフロー水がサイフォン作用を起こさないように前記逆 U 字部分の頂部を前記電解槽の上端開口より上方に位置させたことを特徴とする水処理装置。 - 被処理水を貯留する水槽と、当該水槽から導入された被処理水を電気化学反応によって滅菌する電解槽と、前記被処理水を水槽から電解槽に導入し、かつ滅菌処理後に水槽に還流させる水処理経路とを備えた水処理装置において、
前記電解槽は、電解槽内の水位が所定の水位を超えた場合に、余剰処理水を外部へ排出する排水経路を有しており、当該排水経路は、所定水位を超えた余剰水のみが流れ出し、電解槽上部内のガスが漏れないように、一方の端部が電解槽の被処理水中で開口した逆 U 字型に屈曲形成され、
前記排水経路を通じて、オーバーフローした被処理水の有無を検知する溢水検知手段を有し、
溢水検知手段の信号に基づいて、被処理水のオーバーフローを検知したら報知動作を行うことを特徴とする水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196246A JP3902386B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196246A JP3902386B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002011473A JP2002011473A (ja) | 2002-01-15 |
JP3902386B2 true JP3902386B2 (ja) | 2007-04-04 |
Family
ID=18694778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000196246A Expired - Lifetime JP3902386B2 (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3902386B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4557813B2 (ja) * | 2005-02-09 | 2010-10-06 | 三洋電機株式会社 | 水処理装置 |
JP4813588B2 (ja) * | 2009-09-29 | 2011-11-09 | 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 | バラスト水処理装置 |
JP6292393B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-14 | Toto株式会社 | 除菌水生成装置 |
JP6291974B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-14 | Toto株式会社 | 除菌水生成装置 |
JP2015192968A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | Toto株式会社 | 除菌水生成装置 |
-
2000
- 2000-06-29 JP JP2000196246A patent/JP3902386B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002011473A (ja) | 2002-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100437308B1 (ko) | 수처리장치 | |
KR100404949B1 (ko) | 용수처리장치 | |
JP2003024943A (ja) | 水処理装置 | |
JP2004097854A (ja) | 水処理装置 | |
KR100566126B1 (ko) | 수처리장치 | |
JP2010007281A (ja) | 水洗トイレ用殺菌・洗浄装置 | |
JP3902386B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP7180008B2 (ja) | 塩素消毒水生成装置 | |
JP3505457B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3398104B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP4716617B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3530452B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3495680B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3408218B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3403133B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3398103B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP4693881B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP2002153879A (ja) | 水処理装置 | |
JP2002018442A (ja) | 水処理装置 | |
JP4693886B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP2001293476A (ja) | 水処理装置 | |
JP3021133U (ja) | 強酸性水生成機 | |
JP3671639B2 (ja) | 浴用水の循環浄化装置 | |
JP3465611B2 (ja) | 殺菌装置及び殺菌装置を備えた浴槽水循環浄化装置 | |
JP3671684B2 (ja) | 浴槽水浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050527 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20051226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061228 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3902386 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 6 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |