JP3901012B2 - スピーカ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器および情報通信機器に使用されるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピーカについて、図2により説明する。
【0003】
図2は従来のスピーカの断面図を示したものである。
【0004】
図2のごとく、着磁されたマグネット1を上部プレート2およびヨーク3により挟み込んで磁気回路4を構成していた。この磁気回路4のヨーク3にフレーム6を結合し、このフレーム6の周縁部にダイアフラム7の外周に位置するエッジ10を接着していた。このダイアフラム7にボイスコイル8のボビン8aを結合し、ボイスコイル8を、その一方がフレーム6に結合されたダンパー9にて中心保持して上記磁気回路4の磁気ギャップ5にはまり込むようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、特に小型スピーカの市場からの低価格化要求の中で、部品点数が多く、さらなる低価格化要求に対応できないという課題を有するものであった。
【0006】
本発明は、部品点数を削減し、コストを低減するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0008】
本発明の請求項1に記載の発明は、エッジとダイアフラムとボビンとダンパーは、部品点数の削減のために同じ材料で、樹脂によるインジェクション成形、またはシートの真空成形による一体品で構成するとともに、エッジはダイアフラムの前記フレーム側に向かう延長方向に波型コルゲーションを形成して構成し、ダンパーはボビンの下部プレート側に向かう延長方向に、方向を変えることなく波型コルゲーションを形成して構成し、下部プレートの前記マグネットの結合面と同一面に結合した構成としたものである。この構成により、部品点数の削減化ができ、コスト低減を実現することができるとともに、中心保持性能の向上や生産工法の簡略化を実現することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0010】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の請求項1に記載の発明について説明する。
【0011】
図1は本実施形態のスピーカの断面図を示したものである。
【0012】
図1によると、着磁されたマグネット21を上部プレート22および下部プレート23により挟み込んで構成された磁気回路24の上部プレート22に、フレーム26を結合している。そして、このフレーム26の周縁部に、ダイアフラム27の外周にダイアフラムのフレーム側に向かう延長方向にコルゲーションを波型に設けたエッジ30を設け、このダイアフラム27のエッジ30との反対側に、その一部が磁気回路24の磁気ギャップ25に配置されたボイスコイル28とボビン28aを設け、このボビン28aのダイアフラム27との反対側に、ボビンの下部プレート側に向かう延長方向に、方向を変えることなくコルゲーションを波型に設けたダンパー29を設けて下部プレート23のマグネット21の結合面と同一面に結合している。ここで、このエッジ30とダイアフラム27とボビン28aとダンパー29は同じ材料で一体品で構成している。これは、樹脂によるインジェクション成形やシートの真空成形により構成している。
【0013】
この構成により、部品点数の削減による生産工数の短縮化と生産工法の簡略化ができ、多大なコスト低減を実現することができる。
【0014】
また、このように、エッジ30とダイアフラム27とボビン28aとダンパー29を一体化して構成することにより、エッジ30とダイアフラム27とボビン28aとダンパー29の偏心を防止することができ、スピーカのギャップ不良を低減することもできる。
【0015】
さらに、ダンパー29を下部プレート23に結合していることにより、フレーム26に結合したときと比較すると、ボイスコイル28の下方でダンパー29にて支持することができ、エッジ30での支持位置との距離を大きく確保することができるため、ローリングの抑制力を増大させることができ、ボイスコイル28の中心保持性能を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスピーカは、エッジとダイアフラムとボビンとダンパーを一体品で構成している。
【0017】
この構成により、部品点数の削減による生産工数の短縮化と生産工法の簡略化ができ、多大なコスト低減を実現することができる。
【0018】
また、このように、エッジとダイアフラムとボビンとダンパーを一体化して構成することにより、エッジとダイアフラムとボビンとダンパーの偏心を防止することができ、スピーカのギャップ不良を低減することもできる。
【0019】
さらに、ダンパーを方向を変えることなく下部プレートに結合していることにより、フレームに結合したときと比較すると、ボイスコイルの下方でダンパーにて支持することができ、エッジでの支持位置との距離を大きく確保することができるため、ローリングの抑制力を増大させることができ、ボイスコイルの中心保持性能を向上させることができる。
【0020】
このように本発明は、多大なコスト低減とギャップ不良を低減することができる優れたスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるスピーカの断面図
【図2】 従来のスピーカの断面図
【符号の説明】
21 マグネット
22 上部プレート
23 下部プレート
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 ダイアフラム
28 ボイスコイル
28a ボビン
29 ダンパー
30 エッジ
Claims (1)
- フレームと、外周部がエッジを介してこのフレームに結合されたダイアフラムと、このダイアフラムにそのボビンが結合されるとともに、その一部がマグネットと上部プレートと下部プレートとからなる磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、このボイスコイルの中部を保持したダンパーとからなるスピーカであって、前記エッジと前記ダイアフラムと前記ボビンと前記ダンパーは、部品点数の削減のために同じ材料で、樹脂によるインジェクション成形、またはシートの真空成形による一体品で構成するとともに、前記エッジは前記ダイアフラムの前記フレーム側に向かう延長方向に波型コルゲーションを形成して構成され、前記ダンパーは前記ボビンの前記下部プレート側に向かう延長方向に、方向を変えることなく波型コルゲーションを形成して構成され、前記下部プレートの前記マグネットの結合面と同一面に結合したスピーカ。
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