JP3900694B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、撮像素子、CPU(central processing unit)、メモリを初めとする半導体技術の普及、発展に伴って、フィルムに代わってCCD(charge-coupled device)を初めとする撮像素子で、シーンを画像信号に変換し、CPUで処理を行った後にフラッシュメモリ上に画像信号を記録する、いわゆるデジタルカメラが普及している。デジタルカメラにおいては、撮影シーンを確認するため、あるいは撮った画像をその場で直ちに確認できるようにするためのLCD(liquid crystal display)等からなる画像表示手段を備えたものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデジタルカメラにおいては、電源投入後、直ちに表示手段を作動させていた。ところが、電源投入直後、内部の回路は立ち上がり過程にあるので動作が安定しない。そのため、表示手段にノイズ混じりの画像が表示され見苦しいという問題があった。
【0004】
また、デジタルカメラにおいても、従来の銀塩カメラ同様、撮影レンズが、携帯時にはボディ内部に収容されており、電源投入後に所定位置まで飛び出す、いわゆる沈胴タイプのレンズが使用されるようになってきている。この場合、電源投入に伴って収容位置から合焦可能な所定位置まで撮影レンズが移動するように構成されている。しかし、従来のデジタルカメラにおいては、レンズの移動と表示手段の表示タイミングとの関係については、なんら考慮されておらず、レンズが所定位置まで移動していないのにもかかわらず、表示手段も作動しており、合焦されないボケた像が表示されてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点を考慮して、表示手段の動作タイミングを制御することにより、表示手段で表示される画像の品質を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被写体像を撮影レンズによって撮像素子上に結像させ、前記撮像素子によって前記被写体像を電気信号に変換するものであって、前記電気信号に基づいて撮影画像を表示する液晶表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、電源投入後、前記電気信号の情報を含むデータ信号の前記液晶表示手段への送信が開始されてから所定時間経過後に前記液晶表示手段による表示画像が観察可能な状態となるように制御する制御手段を備えた構成とする。このような構成により、データ送信開始直後のノイズがのった画像が観察されないことになる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、被写体像を撮影レンズによって撮像素子上に結像させ、前記撮像素子によって前記被写体像を電気信号に変換するものであって、電源投入に伴って収容位置から合焦可能な所定位置まで移動する撮影レンズと、前記電気信号に基づいて撮影画像を表示する表示手段とを備えたデジタルカメラにおいて、電源投入後、前記撮影レンズの前記所定位置への移動が完了してから前記表示手段による表示画像が観察可能な状態となるように制御する制御手段を備えた構成とする。
【0008】
上記構成においては、撮影レンズの収容位置から所定位置への移動中の焦点の合わないぼけた像が観察者には観察されないことになる。
【0009】
更に請求項2に記載の発明は、前記撮影レンズが前記収容位置から前記所定位置へ移動した時点で、前記電気信号の情報を含むデータ信号の前記表示手段への送信が開始されてからの経過時間が所定時間に達していない場合、前記制御手段は前記経過時間が前記所定時間に達してから前記表示手段による表示画像が観察可能な状態となるように制御する構成とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、前記表示手段は液晶表示部と該液晶表示部を照明する照明手段とからなり、前記制御手段は前記照明手段を点灯状態とすることにより前記観察可能な状態とする構成とする。
【0011】
上記構成においては、電源投入直後は、照明手段を点灯しないことにより表示画像が観察者に観察されないようにする。透過型の液晶表示部の場合、照明手段はバックライトである。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、前記所定時間は、前記液晶表示部における画像出力が安定化するまでに要する時間である構成とする。ノイズののった画像が表示されることを防止するためには、所定時間を上記のように設定することが、最も望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態であるデジタルカメラについて、図を用いて説明する。図1〜図3に本実施形態のデジタルカメラの外観図を示す。デジタルカメラ1は、図1〜図3に示すように、箱型のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3とから構成されている。本実施形態のデジタルカメラ1は、撮影シーンを確認するため、あるいは撮った画像をその場で直ちに確認できるようにするためのLCD表示部10(図2参照)を備えている。
【0014】
以下、カメラ本体部2において、LCD表示部10が構成されている面を背面、その裏側の面を前面、シャッタボタン9等の操作部材が構成されている面を上面、その裏側の面を底面とする。図1は紙面下方向が底面となる前面図、図2は紙面下方向が底面となる背面図、図3は紙面下方向が前面となる底面図である。尚、前面、背面、上面、底面に囲まれた2面のうち、図1において右側に位置する面を撮像部接続面、左側に位置するもう一方の面を保持面(一般的にはこの面に手のひらを当ててカメラを保持するため)とする。
【0015】
まず、カメラ本体部2の構成要素から説明する。カメラ本体部2の前面には、図1に示すように、左端部の適所にグリップ部4が設けられ、上部適所に内蔵フラッシュ5が設けられている。カメラ本体部2の背面には、図2に示すように、左端部の略中央に撮影画像のモニタ表示(ビューファインダーに相当)及び記録画像の再生表示等を行なうためのLCD表示部10が設けられている。
【0016】
LCD表示部10の下方位置に、圧縮率設定スライドスイッチ12が設けられている。LCD表示部10の上方位置には、左側から、FL(フラッシュ)モード設定スイッチ11、押す毎にオン/オフが切り替わる電源スイッチPS、撮影/再生モード設定スイッチ14が設けられている。右方位置には、4連スイッチZが設けられている。
【0017】
デジタルカメラ1には、フラッシュ発光に関するモードとして被写体輝度に応じて自動的に内蔵フラッシュ5を発光させる「自動発光モード」、被写体輝度に関係なく内蔵フラッシュ5を強制的に発光させる「強制発光モード」及び内蔵フラッシュ5の発光を禁止する「発光禁止モード」が設けられ、FLモード設定スイッチ11を押す毎に「自動発光」、「強制発光」及び「発光禁止」の各モードがサイクリックに切り換わり、いずれかのモードが選択設定されるようになっている。
【0018】
また、デジタルカメラ1では、後述のメモリカードに記録される画像データの圧縮率Kが1/8と1/20の2種類の値で選択設定可能に構成されている。例えば圧縮率設定スイッチ12を右にスライドすると、圧縮率K=1/8が設定され、左にスライドすると、圧縮率K=1/20が設定される。なお、本実施形態では、2種類の圧縮率Kが選択設定できるようにしているが、3種類以上の圧縮率Kを選択設定できるようにしてもよい。
【0019】
撮影/再生モード設定スイッチ14は、「撮影モード」と「再生モード」とを切換設定するものである。撮影モードは、写真撮影を行なうモードであり、再生モードは、メモリカードに記録された撮影画像をLCD表示部10に再生表示するモードである。撮影/再生モード設定スイッチ14も2接点のスライドスイッチからなり、例えば右にスライドすると、再生モードが設定され、左にスライドすると、撮影モードが設定される。
【0020】
4連スイッチZは、4つのボタンZ1、Z2、Z3、Z4からなるものである。ボタンZ1を押すと後述の撮像部3のズームレンズがワイド方向へ移動し、ボタンZ2を押すとズームレンズがテレ方向へ移動する。また、ボタンZ3を押すとプラス方向の露出補正がなされ、ボタンZ4を押すとマイナス方向の露出補正がなされる。ズーミングに伴って、被写体の見かけ上の輝度が変化した場合でも、露出補正ボタンZ3、Z4を押すことによってマニュアルで最適な露出値に設定できる。ズームボタンZ1、Z2と露出補正ボタンZ3、Z4が1個の4連スイッチZとして構成されているため、片手でこれらの操作が可能であり、操作性が良い。
【0021】
カメラ本体部2の底面には、図3に示すように、電池装填室18とカード装填室17とが設けられ、両装填室17,18の装填口は、クラムシェルタイプの蓋15により閉塞されるようになっている。尚、図1では、蓋15は開いている状態であり、図2、図3では閉じている状態である。蓋15は図1の矢印15aに示す方向に開閉する。
【0022】
本実施形態におけるデジタルカメラ1は、4本の単三形乾電池E1〜E4を直列接続してなる電源電池Eを駆動源としており、電池装填室18はこの4本の電池が収納されるように構成されている。カード装填室17には、圧縮した画像データを記録するメモリカード8が収納されるように構成されている。メモリカード8は、図1に示すようにカメラ本体部2の前面及び背面に平行な方向(矢印8a方向)に出し入れされる。
【0023】
カメラ本体部2の上面には、図1、図2に示すように、略中央に再生モードにおいて記録画像を再生する際のコマ送り用のスイッチ6,7が設けられている。スイッチ6は、記録画像をコマ番号が増大する方向(撮影順の方向)にコマ送りするためのスイッチ(以下、UPスイッチという)であり、スイッチ7は、記録画像をコマ番号が減少する方向にコマ送りするためのスイッチ(以下、DOWNスイッチという)である。また、背面側(図2)からみてDOWNスイッチ7の左側にメモリカード8に記録された画像を消去するための消去スイッチDが設けられ、UPスイッチ6の右側にシャッタボタン9が設けられている。
【0024】
カメラ本体部2の保持面には、図1、図2に示すようにパーソナルコンピュータが外部接続される接続端子13が設けられている。カメラ本体部2は、主として、撮像部3で取り込まれた画像信号に所定の信号処理を施した後、LCD表示部10への表示、メモリカード8への記録、パーソナルコンピュータへの転送等の処理を行なうものである。
【0025】
次に、撮像部3について説明する。撮像部3は、沈胴式の撮影レンズを有しカメラ本体部2の撮影部接続面に着脱可能である。撮像部3は、カメラ本体部2に装着された状態で入射窓301a(ここから撮影レンズに光が入射する)の位置が、前面側から上面側を通り背面側まで180度回動自在に構成されている。図1〜図3では、入射窓301aが前面側にある状態を示している。
【0026】
図1〜図3に示すように、撮像部3は、カメラ本体部2の高さ方向の長さ寸法と略同一の長さ寸法を有し、かつ、カメラ本体部2の幅寸法に比べて若干大きめの寸法を有する縦長直方体状となっている。図1、図2に示すように、撮影部3には外観からわかる構成として、撮影レンズの入射窓301a、フラッシュ光の被写体からの反射光を受光する調光センサ305、及び銀塩レンズシャッターカメラでよく知られているような光学ファインダー31が設けられている。
【0027】
図4に、撮像部3の内部の概略構成を示す。尚、図4(a)は電源オフ時で撮影レンズ301が収容されている状態を示し、図4(b)は電源オン時で、撮影レンズ301が合焦可能な所定位置に移動した状態を示す。電源投入に伴って撮影レンズ301は(a)の状態から(b)の状態へ移動する。尚、本実施形態において、所定位置はワイド端となっている。図4では、紙面上側がカメラ本体の前面側となり、下側がカメラ本体の背面側となっている。
【0028】
撮像部3は、前群3011と後群3012とからなるズームレンズである撮影レンズ301と、撮影レンズ301の後方位置(背面方向)の適所に配されたCCDカラーエリアセンサ303を備えた撮像回路302と、フラッシュ光の被写体からの反射光を受光する調光センサ305(図1参照)を備えた調光回路304が設けられている。また、前記撮影ンズ301のズーム比の変更と収容位置、所定位置間のレンズ移動を行うためのズームモータM1及び合焦を行うためのモータM2とが設けられている。
【0029】
撮影レンズ301は、収容時には、図4(a)に示すように前群3011が合焦可能な所定位置よりも後群3012よりに位置するようにセットされ(収容位置)、電源ボタンを押すことによって、図4(b)に示すように前群3011が前方に移動する、いわゆる沈胴方式の撮影レンズとなっている。これによって、デジタルカメラ1の幅寸法を大きくすることなく光軸方向に長いズームレンズの採用が可能になっている。尚、電源オン時は撮影レンズ301がワイド端に位置するようにセットされ、電源オフ時には収容位置にセットされる。ズームモータM1を駆動源として上記レンズ移動が実施される。
【0030】
次に、デジタルカメラ1の内部ブロックに関して、図5のブロックを用いて説明する。まず、撮像部3の内部ブロックから説明する。CCD303は、ズームレンズ301により結像された被写体の光像を、R(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。タイミングジェネレータ314は、CCD303の駆動を制御するための各種のタイミングパルスを生成するものである。
【0031】
撮像部3における露出制御は、絞りが固定絞りとなっているので、CCD303の露光量、すなわち、シャッタスピードに相当するCCD303の電荷蓄積時間を調節して行なわれる。被写体輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定できない場合は、CCD303から出力される画像信号のレベル調整を行なうことにより露光不足による不適正露出が補正される。すなわち、低輝度時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合わせて露出制御が行なわれる。画像信号のレベル調整は、信号処理回路313内のAGC回路のゲイン調整において行なわれる。
【0032】
タイミングジェネレータ314は、カメラ本体部2のタイミング制御回路202から送信される基準クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成するものである。タイミングジェネレータ314は、例えば積分開始/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD303に出力する。
【0033】
信号処理回路313は、CCD303から出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路313は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路により画像信号のノイズの低減を行ない、AGC回路のゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行なう。
【0034】
調光回路304は、フラッシュ撮影における内蔵フラッシュ5の発光量をカメラ本体部2の全体制御部211により設定された所定の発光量に制御するものである。フラッシュ撮影においては、露出開始と同時に被写体からのフラッシュ光の反射光が調光センサ305により受光され、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路304からFL制御回路発光停止信号STPが出力される。
【0035】
次に、カメラ本体部2の内部ブロックに関して説明する。A/D変換器205は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器205は、タイミング制御回路202から入力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を10ビットのデジタル信号に変換する。
【0036】
タイミング制御回路202は、上記のようにA/D変換器205に対するクロックを生成するとともに、基準クロックを生成したり、タイミングジェネレータ314を制御する。タイミング制御回路202は、全体制御部211により制御される。
【0037】
黒レベル補正回路206は、A/D変換された画素信号(以下、画素データという)の黒レベルを基準の黒レベルに補正するものである。また、WB回路207は、γ補正後にホワイトバランスも合わせて調整されるように、R,G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行なうものである。WB回路207は、全体制御部211から入力される、レベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)は全体制御部211により撮影画像毎に設定される。
【0038】
γ補正回路208は、画素データのγ特性を補正するものである。γ補正回路208は、γ特性の異なる6種類のγ補正テーブルを有し、撮影シーンや撮影条件に応じて所定のγ補正テーブルにより画素データのγ補正を行なう。
【0039】
画像メモリ209は、γ補正回路208から出力される画素データを記憶するメモリである。画像メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有している。すなわち、画像メモリ209は、CCD303がn行m列の画素を有している場合、n×m画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素データが対応する画素位置に記憶されるようになっている。
【0040】
VRAM210は、LCD表示部10に再生表示される画像データのバッファメモリである。VRAM210は、LCD表示部10の画素数に対応した画像データの記憶容量を有している。
【0041】
撮影モードにおいては、撮像部3により1/30(秒)毎に撮像された画像の各画素データがA/D変換器205〜γ補正回路208により所定の信号処理を施された後、画像メモリ209に記憶されるとともに、全体制御部211を介してVRAM210に転送され、LCD表示部10に表示される(ライブビュー表示)。これにより撮影者はLCD表示部10に表示された画像により被写体像を視認することができる。
【0042】
また、再生モードにおいては、メモリカード8から読み出された画像に全体制御部211で所定の信号処理が施され、VRAM210に転送され、LCD表示部10に再生表示される。LCD表示部10には、透過型液晶が使用されているため、バックライト16によりLCD表示部10後方から光を投射することによりLCD表示部10に表示されている画像が視認できる。バックライト16をオフした状態では、LCD表示部10に表示されている画像はほとんど視認できない。
【0043】
カードI/F212は、メモリカード8への画像データの書込み及び画像データの読出しを行なうためのインターフェースである。また、通信用I/F213は、パーソナルコンピュータ19を通信可能に外部接続するための、例えばUSB規格に準拠したインターフェースである。
【0044】
FL制御回路214は、内蔵フラッシュ5の発光を制御する回路である。FL制御回路214は、全体制御部211の制御信号に基づき内蔵フラッシュ5の発光の有無、発光量及び発光タイミング等を制御し、調光回路304から全体制御部211を介して入力される発光停止信号STPに基づき内蔵フラッシュ5の発光量を制御する。RTC219は、撮影日時を管理するするための時計回路である。図示しない別の電源で駆動される。
【0045】
操作部250は、上述した、UPスイッチ6、DOWNスイッチ7、シャッターボタン9、FLモード設定スイッチ11、圧縮率設定スイッチ12、撮影/再生モード設定スイッチ14、4連ボタンZを備えている。また、シャッタボタン9は銀塩カメラで採用されているような半押し状態(S1)と押し込んだ状態(S2)とが検出可能な2段階スイッチになっている。
【0046】
撮影モードでシャッターボタンをS1状態にすると、画像メモリ209の画像データのコントラストが最大となるように、全体制御部211がAFモータ制御回路214を介してAFモータM2を制御することにより、撮影レンズ301のオートフォーカス処理を実行し、シャッタボタン9を離すとその位置でフォーカスロックする。
【0047】
電源スイッチPSは、自己保持回路PSHに接続されており、電源オフ状態で電源スイッチPSを一度押すと、自己保持回路PSHはオン状態を維持するため、全体制御部211や各ブロックへの通電が維持される。また、電源オン状態で電源スイッチPSを押すと、それが全体制御部211で検出され、全体制御部211はズームモータM1の駆動に必要でないブロックに対しては直ちに通電をオフし、ズームレンズの前群3011が収容位置に復帰するのに必要な所定時間ズームモータ駆動回路215を介してズームモータM1を駆動した後、ズームモータM1の駆動に必要なブロックと自分自身の通電を遮断する。
【0048】
また、電源Eの電圧監視回路Wが全体制御部211に接続されており、電源電圧が3.7Vまで低下した段階で、上述した電源オフ時と同じ処理を行い、デジタルカメラの電源を遮断する。この3.7Vというのは、ズームレンズの前群3011が収容位置に復帰するのに必要な最低限の電圧であり、電源電圧がこれより低くなるとズームレンズの前群3011が収容位置に復帰できなくなる。
【0049】
これは、電源電圧が3.7Vに低下した段階でバックライト16を含むズームモータM1の駆動に必要でないブロックに対しては直ちに通電をオフするということを前提に設定されている。もし、ズームレンズの前群3011が収容位置に復帰する間も、バックライト16を含むズームモータM1の駆動に必要でないブロックも通電を維持するのであれば、検出レベルは例えば4.0Vに設定する必要があり、これは、電池の使用可能期間が短くなるという不都合がある。
【0050】
全体制御部211は、マイクロコンピュータからなり、上述した撮像部3内及びカメラ本体部2内の各部材の駆動を有機的に制御してデジタルカメラ1の撮影動作を統括制御するものである。
【0051】
以上述べた、撮像部3とカメラ本体部2とは、撮像部3の装着面334に設けられた、334a,334b,334c,334d,334e,334fからなる6グループの接続端子群と、本体2の接続板234に設けられた234a,234b,234c,234d,234e,234fからなる6グループの接続端子群によって撮像部3と本体部2とが電気的に接続される。
【0052】
全体制御部211の詳細な内部ブロックを図6に示し、これについて説明する。全体制御部211は、露出制御値(シャッタスピード(SS))を設定するための輝度判定部211aとシャッタスピード設定部211bとを備えている。輝度判定部211aは、撮影モードにおいて、CCD303により1/30(秒)毎に取り込まれる画像を利用して被写体の明るさを判定するものである。すなわち、輝度判定部211aは、画像メモリ209に更新的に記憶される画像データを用いて被写体の明るさを判定するものである。
【0053】
輝度判定部211aは、画像メモリ209の記憶エリアを9個のブロックに分割し、各ブロックに含まれるG(緑)の色成分の画素データを用いて各ブロックを代表する輝度データを算出する。
【0054】
シャッタスピード設定部211bは、輝度判定部211aによる被写体の明るさの判定結果に基づいてシャッタスピード(CCD303の積分時間)を設定するものである。シャッタスピード設定部211bは、シャッタスピードSSのテーブルを有している。
【0055】
シャッタスピードSSは、カメラ起動時に1/128(秒)に初期設定され、撮影モードにおいて、シャッタスピード設定部211bは、輝度判定部211aによる被写体の明るさの判定結果に応じて初期値から高速側若しくは低速側に1段ずつ変更設定する。
【0056】
また、全体制御部211は、撮影シーンに応じて適切なシャッタスピードSSの設定、γ補正、フィルタリング補正(後述)を行なうために、「低輝度シーン」、「中輝度通常シーン」、「中輝度逆光シーン」及び「高輝度シーン」の4種類の撮影シーンを判定するシーン判定部211cを備えている。「低輝度シーン」は、室内撮影や夜間撮影のように、通常、フラッシュによる補助光を必要とするシーンであり、「中輝度通常シーン」は、主被写体に対する照明光(自然光、人工光を含む)が順光で、かつ、その明るさが適当であるため補助光無しで撮影可能なシーンである。また、「中輝度逆光シーン」は、全体的な明るさは適当であるが、主被写体に対する照明光が逆光のため、フラッシュ発光が好ましいシーンであり、「高輝度シーン」は、例えば晴天の海やスキー場での撮影のように全体的に非常に明かるいシーンである。
【0057】
更に、全体制御部211は、撮像画像が風景や人物等の通常の写真撮影の画像(以下、この種の撮影画像を自然画という)であるか、ボードに描かれた文字、図表等の画像(以下、この種の2値画像に類似した画像を文字画という)であるかを判定する画像判定部211eを備えている。
【0058】
画像判定部211eは、画像メモリ209に記憶された撮像画像を構成する画素データに基づき各画素位置の輝度データのヒストグラムを作成し、このヒストグラムに基づき撮像画像の内容を判定する。一般に、撮像画像の輝度データのヒストグラムは、自然画の場合は、輝度分布の偏りが少なく、1つのピーク値を有する、いわゆる1山分布となるが、例えばホワイトボードに描かれた文字のような文字画の場合は、白地部分と黒の文字部分とにそれぞれ輝度分布の偏りが見られ、2山分布となる。従って、画像判定部211eは、撮像画像の輝度データのヒストグラムが1山分布であるか、2山分布であるかを判別することにより撮像画像が自然画であるか、文字画であるかを判別する。そして、この判定結果もメモリ211dに記憶される。
【0059】
全体制御部211は、上記撮影画像の記録処理を行なうために、フィルタリング処理を行なうフィルタ部211fとサムネイル画像及び圧縮画像を生成する記録画像生成部211gとを備え、メモリカード8に記録された画像をLCD表示部10に再生するために、再生画像を生成する再生画像生成部211hを備えている。
【0060】
フィルタ部211fは、デジタルフィルタにより記録すべき画像の高周波成分を補正して輪郭に関する画質の補正を行なうものである。フィルタ部211fは、圧縮率K=1/8,1/20のそれぞれについて、標準的な輪郭補正を行うデジタルフィルタと、この標準的な輪郭補正に対して、輪郭を強める2種類のデジタルフィルタと輪郭を弱める2種類のデジタルフィルタの合計5種類のデジタルフィルタを備えている。
【0061】
記録画像生成部211gは、画像メモリ209から画素データを読み出してメモリカード8に記録すべきサムネイル画像と圧縮画像とを生成する。記録画像生成部211gは、画像メモリ209からラスタ走査方向に走査しつつ、横方向と縦方向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを読み出し、順次、メモリカード8に転送することで、サムネイル画像を生成しつつメモリカード8に記録する。
【0062】
また、記録画像生成部211gは、画像メモリ209から全画素データを読み出し、これらの画素データに2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJPEG方式による所定の圧縮処理を施して圧縮画像の画像データを生成し、この圧縮画像データをメモリカード8の本画像エリアに記録する。
【0063】
全体制御部211は、撮影モードにおいて、シャッタボタン9により撮影が指示されると、撮影指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネイル画像と圧縮率設定スイッチ12で設定された圧縮率KによりJPEG方式により圧縮された圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率K、撮影日、撮影時のフラッシュのオンオフのデータ、シーン情報、画像の判定結果等の情報)とともに両画像をメモリカード8に記憶する。
【0064】
図7に、メモリーカード8内のデータ配列を模式的に示す。デジタルカメラによって記録された画像は、圧縮率1/20で40コマの画像が記憶可能であり、各コマにはタグ81の部分とJPEG形式で圧縮された高解像度の画像データ((640×480)画素)82とサムネイル表示用の画像データ((80×60)画素)83が記録されている。各コマ単位で、たとえばEXIF形式の画像ファイルとして扱うことが可能である。
【0065】
撮影/再生モード設定スイッチ14を再生モードに設定したときには、メモリカード8内のコマ番号の最も大きな画像データが読み出され、再生画像生成部211hにて、データ伸張され、これがVRAM210に転送されることにより、表示部10には、コマ番号の最も大きな画像すなわち、間近に撮影された画像が表示される。UPスイッチ6を操作することにより、コマ番号の大きな画像が表示され、DOWNスイッチ7を押すことによりコマ番号の小さな画像が表示される。
【0066】
図8のタイムチャートを用いて、本実施形態における電源オンオフ時のシーケンスについて詳述する。尚、ここでは撮影モード時の処理に関して説明しているが、撮影モード以外のモードであっても同様である。
【0067】
デジタルカメラが電源オフ状態のとき、時刻T0で電源ボタンが押されると、CPUから構成される全体制御部211は直ちに起動し、デジタルカメラは通電状態になる。また、電源ボタンオンをトリガーにして、全体制御部211はズームモータM1の駆動の開始を指示し、ズームレンズ301の前群3011は収容位置から、所定位置(ワイド端)へと移動する。この移動は3秒以内に完了する。
【0068】
また、全体制御部211は時刻T0からt1秒後にビデオ回路に通電を指示する。ここでいうビデオ回路とは図5のVRAM210とLCD10であり、図8ではLCD表示部のオンオフと、LCD表示部に与えられる信号(画像データの情報を含む信号)の波形をVideo信号として示している。t2の期間(約0.3秒間)はLCD表示部10の内部のLCD駆動用ICが安定しないので、図8に示すようにVideo信号の波形がひずんでおり、このときにバックライト16を点灯させ、LCDに表示される画像を見える状態にするとノイズが表示されて見苦しくなる。そこで、バックライト16を点灯させるタイミングをLCD表示部の画像出力が安定するt2以降とすることにより、ノイズが目立たなくなる。つまり、t2の期間はLCD表示部による表示画像が観察者に観察されない状態となっている。
【0069】
尚、以上の事情は画像信号を扱う他のブロックについても、程度の差こそあれ同様のことが言える。例えば、WB回路207も通電後所定時間は安定しないので、WB回路207の通電後同時にバックライト16を点灯させると、WB回路207が不安定であることに起因するノイズが見える状態となってしまう。
【0070】
次に、電源オフ時の処理に関して説明する。デジタルカメラが電源オン状態のとき時刻T1に電源ボタンを押されても、ズームレンズが収容位置に復帰するのに必要な時間t3(約3秒間)、全体制御部211は通電状態を維持し、時間t3の経過後デジタルカメラの通電をオフさせる。時間t3の期間は、ズームモータM1の駆動に必要でないブロックは全て通電を遮断するので、LCD表示部10、バックライト16の通電も遮断され、ビデオ信号も出力されなくなる。
【0071】
これによって、バッテリーレベルが低下した状態であっても、レンズを収容位置に復帰させることができる。もし、消費電力が大きなブロック(例えばバックライト16)を通電させたままで、ズームモータM1を駆動すると、バッテリーレベルがさらに低下してレンズの収容位置への復帰が不可能になる可能性がある。
【0072】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によると、電源投入直後のノイズののったデータ信号に基づく表示は観察されないように制御することにより、観察される画像品質が向上する。尚、表示部の画像出力が安定化するまで、表示画像が観察されないように制御することが望ましい。
【0073】
また、請求項2に記載の発明によると、沈胴式の撮影レンズを備えた構成のデジタルカメラにおいて、電源投入に伴い撮影レンズが収容位置から合焦可能な所定位置まで移動する間に撮影される合焦されないぼけた像は表示されないように制御するので、画像品質が向上する。さらに、請求項2に記載の発明によると、合焦されないぼけた像が表示されることがなくなるとともに、ノイズ混じりの画像が表示されることがなくなり画像品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のデジタルカメラの前面から見た外観図。
【図2】 本実施形態のデジタルカメラの背面から見た外観図。
【図3】 本実施形態のデジタルカメラの底面から見た外観図。
【図4】 撮影レンズ(a)収容時、(b)所定位置移動時の撮像部内部の概略構成を示す図。
【図5】 本実施形態のデジタルカメラの内部ブロック図。
【図6】 全体制御部の詳細なブロック図。
【図7】 メモリカード内のデータ配列を模式的に示した図。
【図8】 本実施形態の電源オンオフ時のシーケンスを示したタイムチャート。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体部
3 撮像部
8 メモリカード
9 シャッターボタン
10 LCD表示部
16 バックライト
209 画像メモリ
211 全体制御部
250 操作部
301 撮影レンズ
303 CCD
Z 4連ボタン
W 電圧監視回路
M1 ズームモータ
Claims (4)
- 被写体像を撮影レンズによって撮像素子上に結像させ、前記撮像素子によって前記被写体像を電気信号に変換するものであって、前記電気信号に基づいて撮影画像を表示する液晶表示手段を備えたデジタルカメラにおいて、
電源投入後、前記電気信号の情報を含むデータ信号の前記液晶表示手段への送信が開始されてから所定時間経過後に前記液晶表示手段による表示画像が観察可能な状態となるように制御する制御手段を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 被写体像を撮影レンズによって撮像素子上に結像させ、前記撮像素子によって前記被写体像を電気信号に変換するものであって、電源投入に伴って収容位置から合焦可能な所定位置まで移動する撮影レンズと、前記電気信号に基づいて撮影画像を表示する表示手段とを備えたデジタルカメラにおいて、
電源投入後、前記撮影レンズの前記所定位置への移動が完了してから前記表示手段による表示画像が観察可能な状態となるように制御する制御手段を備え、前記撮影レンズが前記収容位置から前記所定位置へ移動した時点で、前記電気信号の情報を含むデータ信号の前記表示手段への送信が開始されてからの経過時間が所定時間に達していない場合、前記制御手段は前記経過時間が前記所定時間に達してから前記表示手段による表示画像が観察可能な状態となるように制御することを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記表示手段は液晶表示部と該液晶表示部を照明する照明手段とからなり、前記制御手段は前記照明手段を点灯状態とすることにより前記観察可能な状態とすることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
- 前記所定時間は、前記液晶表示部における画像出力が安定化するまでに要する時間であることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
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