JP3900654B2 - フォークリフトのフード開閉機構 - Google Patents

フォークリフトのフード開閉機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトのフード開閉機構に係り、詳しくはバッテリフォークリフトのバッテリ収容部あるいはエンジンフォークリフトのエンジン収容部の上方を覆うとともに、上面に座席を有するフードの開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にフォークリフトにおいては、運転者が着座する座席が、バッテリ収容部あるいはエンジン収容部の上方を覆うフードの上面に設けられている。また、フォークに荷を載せたときの安定性及びフォークリフトの走行安定性を保つため、フォークリフトの車体の後側には、カウンタウェイトが設けられている。
【0003】
バッテリフォークリフトにおいては、車体の後部寄りでカウンタウェイトの前方にバッテリ収容部が設けられ、このバッテリ収容部に複数のバッテリセルを収容したバッテリケースからなるバッテリが収容される。そして、バッテリ交換時にはフードが全開された状態で、バッテリがバッテリ収容部から取り出され、新しいバッテリあるいは充電された状態のバッテリがバッテリ収容部に収容される。バッテリの取り出しは、バッテリフードを開放位置に配置した後、バッテリケースの掛止孔に掛止されたワイヤを介してバッテリをクレーン等で吊り上げた後、車体の幅方向に移動させることにより行われる。
【0004】
この種のフード開閉機構としては、図7に示すように、車体フレーム(支柱)51にブラケット52を介して回動可能に支持されたヒンジ53を備え、その先端側にフード54が固定された構成のものが一般的である。
【0005】
また、実開昭58−188270号公報には図8に示すように、車体フレーム51の前後2点において可動リンク55,56を取り付け、エンジンフード57を可動リンク55,56の先端に回動可能に連結し、エンジンフード57の全開時にエンジンフード57をカウンタウエイト58の上に平行移動させるものが開示されている。また、同公報には、エンジンフード57を支持する可動リンク55,56の位置を変更して、エンジンフード57の全開時にエンジンフード57が閉鎖位置の上方に平行移動される構成のものも開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
運転席の前方に装備されたステアリングホイール(ハンドル)59及び荷役操作用の荷役レバー60(1本のみ図示)は、運転者が操作し易い位置に配設されており、その位置はフード先端の上方に近くなる。従って、フード54をその後側に回動中心を有するヒンジ53を使用して支持する従来の構成では、フード54の回動中心を上側に位置させるのが難しい。また、フード54の最大開放角度はフード54の上面に装備された座席(シート)61がカウンタウエイト58と当接する角度に規制される。従って、フードの全開状態において、フード54の基端がバッテリ収容部又はエンジン収容部の上方の比較的低い位置に配置された状態となる。その結果、特にバッテリフォークリフトにおいてバッテリの交換作業時にフード54がバッテリケースと干渉して、作業性が低下するという問題がある。
【0007】
この問題はフードの側壁54aの高さが高くなると、より顕著になる。なぜならば、側壁54aが高くなるほどフード54の回動軌跡の最大半径Rmax が大きくなるとともに、開放位置において前側に突出する側壁54aの長さが長くなり、バッテリケースと干渉し易くなる。従って、バッテリフォークリフトの場合はフードとして側壁の低いものを使用して、バッテリケースとフードとの干渉を回避するようにしていた。そのため、従来はバッテリフォークリフトのフードと、エンジンフォークリフトのフードとを共通にすることはできず、それぞれ専用のフードが必要となり、製造コストが高くなっていた。
【0008】
フード54の開閉途中にフード54とハンドル59の干渉をさけるため、ハンドル59を支持するコラムを前方に傾動可能に構成したものもある。しかし、ハンドルを傾動できる角度には種々の規制要因があり、必ずしも全てのフードとの干渉を回避できる位置まで傾動させることは難しく、機構も複雑になる。
【0009】
一方、図8に示すフード開閉機構では、全開状態においてエンジンフード57がカウンタウエイト58の上に位置するため、エンジン収容部の上方は完全に開放される。しかし、バッテリフォークリフトではバッテリケースの幅はカウンタウエイト58の左右両側に位置する支柱の間隔より広く、フードの幅も支柱の間隔より広いため、前記の構成をバッテリフォークリフトに適用するのは難しい。バッテリケースの幅より支柱の間隔を広くすると、フードの取付けのためにフォークリフトの車幅が大きくなるという問題がある。また、エンジンフード57を閉鎖位置の上方に平行移動させる構成は、バッテリ交換時にバッテリケースをクレーンで吊り上げる作業ができなくなり、バッテリフォークリフトに適用することはできない。
【0010】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は開放位置に配置されたフードを、エンジンフォークリフトにおけるエンジンのメンテナンス作業、あるいはバッテリフォークリフトにおけるバッテリの点検及びバッテリ収容部からのバッテリケースの取り出し及び収容のための作業の作業性を損なわない状態に保持でき、しかも開閉途中にフードがステアリングホイール(ハンドル)や荷役レバーに干渉するのを回避できるフォークリフトのフード開閉機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、フォークリフトのバッテリ収容部又はエンジン収容部を覆うとともにその上面に座席が装備されるフードの開閉機構であって、前記フードの後方に回動中心を有し、フォークリフトの車体に対して車体の幅方向と直交する面内で回動可能に支持され、かつ前記フードの閉鎖状態において斜め下側後方に向かって延びる基準位置に配置されるとともに、該基準位置より下方への回動が規制されたレバーと、基端側に突設された支持部が前記レバーに回動可能に連結されたフードと、前記車体と前記フードとの間に設けられ、車体側及びフード側に対する回動可能な連結部間の距離が伸縮可能に構成されるとともに伸長側に付勢され、かつ車体側の連結部の位置が前記レバーの回動中心より前側下方に設けられた付勢手段とを備え、前記付勢手段は、前記支持部を介して前記レバーに付勢力を作用させ、前記付勢手段の前記車体側及びフード側に対する連結部の位置は、前記フードが閉鎖位置から全開位置に回動される際に、フード先端がフォークリフトのハンドルより高くなるまでは、前記レバーに作用する付勢力の方向が前記レバーを基準位置より下方へ回動させる方向となるように設定されている
【0012】
請求項2に記載の発明では、前記レバー、フォークリフトの車体側に回動可能に連結される第1端部と、前記支持部の基端に回動可能に連結される第2端部とを設け、前記フードが閉鎖位置にあるときは、前記第1端部よりも前記第2端部が下方に位置し、前記支持部は、基端が前記レバーの第2端部に回動可能に連結され、先端がフード側に固定され、前記付勢手段は、前記フードが閉鎖位置から全開位置に回動される際に、前記支持部が前記レバーと一直線状になるまでは、前記支持部は前記第2端部を回動中心として回動するとともに前記レバーは回動不能となるように回動が規制され、前記支持部が前記レバーと一直線状になった後は、前記支持部は前記第2端部を回動中心として回動するとともに前記レバーは前記第1端部を回動中心として回動するように設定されている。
【0013】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記支持部は前記フードと別体に形成されたヒンジの一部を構成するとともに、締結部材を介してフードに固定されている。
【0014】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢手段はシリンダ及び該シリンダに対して出没可能かつ突出側に付勢されたロッドを備え、第1端部が車体側に回動可能に連結されるとともに、第2端部がフード側に回動可能に連結されている。
【0015】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢手段は前記フードの閉鎖状態においてフード側の連結部の位置が車体側の連結部の位置より下方に位置するように配設されている。
【0016】
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢手段は前記フードが全開位置に配置された状態で前記連結部間の距離が最大となり、かつ前記レバーが斜め上側後方に向かって延びる状態となるように配設されている。
【0017】
従って、請求項1に記載の発明では、フードはレバーに対する支持部の連結部あるいはレバーの回動中心を中心として回動される。フードが閉鎖位置から全開位置へ回動されるとき、支持部を介してレバーに作用する付勢手段の付勢力の方向が、レバーを基準位置より上方へ回動させる方向になるまでは、レバーが基準位置に保持される。そして、フードは基準位置に配置されたレバーと支持部の連結部を中心に回動される。前記付勢手段の付勢力の方向が、レバーを基準位置より上方へ回動させる方向になると、レバーが上方へ回動され、フードは上方へ移動される。そして、フードが全開位置に配置された状態においては、フードの下端の位置は、支持部の回動中心をレバーの回動中心位置に設定した従来の構成に比較して、レバーの回動中心と支持部の回動中心との距離のほぼ2倍程度上方に移動可能となる。
【0018】
また、前記フードが閉鎖位置から全開位置に回動されるとき、少なくともフードの先端がフォークリフトのハンドルより高くなるまでは、フードは基準位置に保持されたレバーと支持部との連結部を回動中心とした最小半径で上方に回動される。そして、フードの先端がフォークリフトのハンドルより高くなった後、レバーが上方へ回動されフードはさらに上方へ移動される。
【0019】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記支持部はヒンジの一部を構成するように前記フードと別体に形成され、締結部材を介してフードに固定されている。従って、フォークリフトの機種対応してフードに対する前記ヒンジの取り付け位置を変更することにより、支持部の突出長さが異なる場合に簡単に対処できる。
【0020】
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記付勢手段は直線状に伸縮され、フードが閉鎖位置から回動されるのに伴ってロッドが突出される。付勢手段のフード側の連結部の位置が車体側の連結部の位置より高くなった後は、付勢手段の付勢力はフードを開放側に付勢する作用も果たす。
【0021】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の発明において、フードが閉鎖位置に配置された状態においては、前記付勢手段の付勢力はフードを閉鎖側へ付勢するように働く。
【0022】
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の発明において、全開位置に配置されたフードを閉鎖位置に回動させるには、付勢手段の付勢力に抗してフードを押し下げながら前方へ回動させる。全開位置においてレバーが斜め上側後方に向かって延びる状態あるため、フードを押し下げる力によりレバーが確実に後方に回動を開始し、フードが閉鎖位置側へ円滑に回動される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をバッテリフォークリフト(以下、単にフォークリフトという)1に具体化した一実施の形態を図1〜図6に従って説明する。図3に示すように、バッテリフォークリフト(以下単にフォークリフトという)1の車体を構成する機台フレーム1aの前側にはマスト2が装備されている。マスト2にはフォーク3がリフトブラケット3aを介して昇降可能に装備されている。車体の後側には、カウンタウェイト4が設けられている。車体を構成する機台フレーム1aには4本の支柱5が立設され、これらの支柱5及びヘッドガード5aによって囲まれた空間により運転室6が構成されている。
【0024】
運転室6の後側下方にはバッテリ収容部7が設けられ、バッテリ収容部7内にはバッテリケース8に多数のバッテリセル(図示せず)を収容したバッテリが収容されるようになっている。バッテリケース8には、バッテリケース8を吊り上げるためのワイヤ(図示せず)が掛止される掛止孔(図示せず)が形成されている。
【0025】
バッテリ収容部7の上方にはフードとしてのバッテリフード9が回動(開閉)可能に配設され、その上壁9aの上面に座席10(図3にのみ図示)が装備されている。バッテリフード9はその幅が後側の一対の支柱5の間隔より広く形成され、座席10の幅は支柱5の間隔より狭く形成されている。
【0026】
バッテリフード9は閉鎖位置においてバッテリケース8の上端と上壁9aとの距離が大きくなるように、側壁9b及び前壁9cが高く形成されている。また、バッテリフード9はその下側の幅が後側の両支柱5の間隔より広く形成され、かつ全開位置に配置された状態で上壁9aが両支柱5の間に進入可能な形状に形成されている。図2に示すように、この実施の形態ではバッテリフード9は上側の幅が下側の幅より狭くなるように、両側壁9bは上側がバッテリフード9の内側に向かう斜状に形成されている。
【0027】
車体の一部を構成する左右一対の支柱5にはそれぞれブラケット11(図1及び図4に図示)が固定されている。各ブラケット11にはバッテリフード9を回動可能に支持するため、図4及び図5に示すような、特殊なヒンジ12が固定されている。ヒンジ12はブラケット11に固定される一対の固定片13と、固定片13に支軸14aを介してその第1端部が回動可能に支持された一対の第1レバー15と、第1レバー15の第2端部に支軸14bを介して基端が回動可能に支持された第2レバー16とから構成されている。第2レバー16にはねじ孔16aが2個形成されている。また、ブラケット11はL字状に形成され、図4に示すように、支柱5に対する取付部11aと直交する支持部11bに第1レバー15及び第2レバー16との干渉を避けるための切り欠き部11cが形成されている。なお、図示の都合上、固定片13、第1レバー15及び第2レバー16の長さの関係並びにねじ孔16aの間隔は図1と異なっている。
【0028】
第1レバー15は固定片13とのなす角度が所定の範囲内で往復回動可能に構成されている。この実施の形態では図1に示すように固定片13が水平に固定された状態で、第1レバー15が固定片13を基準としてほぼ90度〜260度の範囲で回動可能となっている。第1レバー15はバッテリフード9の後方に回動中心を有し、フォークリフト1の車体に対して車体の幅方向と直交する面内で回動可能に支持され、かつバッテリフード9の閉鎖状態において斜め下側後方に向かって延びる図1に実線で示す基準位置に配置されるとともに、該基準位置より下方への回動が規制されたレバーを構成する。
【0029】
図1に示すように、第2レバー16はその先端側がバッテリフード9の内部に挿通された状態で、締結部材としてのボルト17を介してバッテリフード9に固定されている。バッテリフード9の内側には支持プレート18が一体に形成され、第2レバー16は支持プレート18の左右両側にそれぞれ形成された孔(図示せず)を貫通し、ねじ孔16aに螺合するボルト17により支持プレート18に締め付け固定されている。第2レバー16はバッテリフード9の基端側に突設され、前記レバー(第1レバー15)に回動可能に連結された支持部を構成する。
【0030】
機台フレーム1aとバッテリフード9との間には所謂ダンパー19が配設されている。ダンパー19はシリンダ20及び該シリンダ20に対して出没可能かつ突出側に付勢されたロッド20aを備えている。ロッド20aは伸縮可能に形成されている。そして、ダンパー19はシリンダ20側の端部(第1端部)が機台フレーム1aに固定されたブラケット(図示せず)に連結部としての軸21を介して回動可能に連結され、ロッド20a側の端部(第2端部)が支持プレート18の下面に突設されたブラケット22に連結部としてのピン23を介して回動可能に連結されている。軸21は支軸14aより前側下方に設けられている。図2に示すように、この実施の形態ではブラケット22はバッテリフード9の幅方向の中央に突設され、ダンパー19はバッテリフード9に対してその幅方向の中央部において連結されている。
【0031】
ダンパー19は車体側及びフード側に対する回動可能な連結部間の距離が伸縮可能に構成されるとともに伸長側に付勢され、かつ車体側の連結部の位置が前記レバー(第1レバー15)の回動中心より前側下方に設けられた付勢手段を構成する。
【0032】
ダンパー19はバッテリフード9が閉鎖位置から全開位置に回動される際に、バッテリフード9の先端が少なくともフォークリフト1のハンドル24より高くなるまでは、第2レバー16を介して第1レバー15に作用する付勢力の方向が、第1レバー15を基準位置より下方へ回動させる方向となるように、軸21及びピン23の位置が設定されている。この実施の形態ではバッテリフード9が車体の前後方向に対してほぼ垂直に延びる位置まで回動した状態で、第2レバー16を介して第1レバー15に作用する付勢力の方向が第1レバー15を基準位置より上方へ回動させる方向となるように、軸21及びピン23の位置が基準位置に配置された状態の第1レバー15の位置に関連して設定されている。また、ダンパー19はバッテリフード9が全開位置に配置された状態で軸21及びピン23間の距離が最大となり、かつ第1レバー15が斜め上側後方に向かって延びる状態となるように配設されている。
【0033】
なお、機台フレーム1aにはバッテリフード9に設けられた係止部と係止可能なフック(いずれも図示せず)が設けられている。そして、バッテリフード9が閉鎖位置に配置された状態でフックが係止部に係止されて、バッテリフード9が閉鎖位置に保持されるようになっている。
【0034】
次に、前記のように構成されたフード開閉機構の作用を説明する。
図6はバッテリフード9の開閉動作時における、第1レバー15、第2レバー16及びダンパー19の位置関係を示す模式図である。第2レバー16の先端とダンパー19のピン23との位置関係は常に一定となる。バッテリフード9はバッテリ交換時あるいは点検時以外は、図1及び図3に実線で示す閉鎖状態に保持される。ダンパー19は直線状に伸縮され、ダンパー19のバッテリフード9側の連結部(ピン23)の位置が車体側の連結部(軸21)の位置より高くなるまでは、バッテリフード9を開放側に付勢する作用はないが、それ以降はバッテリフード9を開放側に付勢する。バッテリフード9が閉鎖位置に配置された状態では、ダンパー19の付勢力はバッテリフード9に対して斜め下方に向かうように作用する。従って、前記付勢力はバッテリフード9を閉鎖位置側へ押圧するように作用する。
【0035】
バッテリ交換のためバッテリ収容部7からバッテリケース8を取り出すときには、まず、バッテリフード9を閉鎖位置に保持するための、フックと係止部との係止状態が解除され、バッテリフード9が開放可能な状態となる。この状態で作業者がバッテリフード9の先端を手で持って、上方へ回動させる。第1レバー15は第2レバー16を介して第1レバー15に作用するダンパー19の付勢力の方向が、第1レバー15を基準位置より上方(図1、図6(a)の反時計回り方向)へ回動させる方向になるまでは、基準位置に保持される。即ち、図1に示す閉鎖位置の状態からバッテリフード9が開放側(図1の時計回り方向)に回動されたとき、図6(b)に実線で示すように第2レバー16が第1レバー15と一直線状になるまでは、ダンパー19の付勢力は第1レバー15を図6(a)の時計回り方向に回動させる方向となる。従って、その間は、第1レバー15が基準位置に保持され、バッテリフード9は当該位置に固定された第1レバー15の支軸14bを回動中心として回動される。従って、バッテリフード9の先端の回動軌跡の半径は最小の状態に保持される。そして、バッテリフード9はその先端がハンドル24や荷役レバー(図示せず)と干渉せずに回動される。
【0036】
図6(b)に実線で示す状態から、バッテリフード9の開放側の回動に伴って第2レバー16がさらに図6(b)の時計回り方向に回動されると、ダンパー19の付勢力は第1レバー15を図6(b)の反時計回り方向に回動させる方向となる。そして、図6(b)に鎖線で示すように第1レバー15が支軸14aを中心として図6(b)の反時計回り方向に回動され、第2レバー16の基端が閉鎖位置より上方へ移動を開始する。そして、ダンパー19が最も延びた状態でバッテリフード9が全開位置となり、バッテリフード9はその位置で保持される。この状態では図6(c)に示すように、第1レバー15は斜め上側後方に向かって延びる状態となる。また、この状態では図1に鎖線で示すように、バッテリフード9の一部が支柱5の間に進入し、側壁9bが支柱5のクッションラバー(図示せず)に当接する状態となる。そして、この状態ではダンパー19はバッテリフード9を開放側へ付勢する作用をなすため、バッテリフード9は開放位置に保持される。
【0037】
なお、万一の外圧に対してバッテリフード9が不意に閉じることのないように、図示しない公知のロック機構によりバッテリフード9が開放状態にロックされる。ロック機構はバッテリフード9の全開と同時にロック状態となり、バッテリフード9を閉じるときは作業者がロック機構の解除操作を行う。
【0038】
図1においてCで示す鎖線のバッテリフード9の位置が、従来の単純な構造(1軸構造)のヒンジを使用してその回動中心を支軸14aの位置にした場合の全開状態に対応する位置である。図1にBで示すこの実施の形態の場合のバッテリフード9の位置は、従来の構成の場合に比較して、バッテリフード9の基端の高さがほぼ第1レバー15の長さの2倍の距離だけ上方に移動される。
【0039】
この状態で従来と同様に、バッテリケース8の掛止孔にワイヤのフックを掛止して、クレーンによりワイヤを介してバッテリケース8をバッテリ収容部7内から吊り上げる。そして、バッテリケース8の下端がバッテリ収容部7の上端より高くなるまで上昇させた後、ダンパー19の配設側と反対側へ車体の幅方向に移動させて図示しないバッテリ運搬車上に載せる。
【0040】
次に新しいバッテリセル又は既に充電されているバッテリセルが収容されたバッテリケース8を、取り出し作業と逆の順序でバッテリ収容部7に収容する。そして、バッテリフード9を閉鎖位置まで回動させた後、フックが係止部に係止する係止位置に配置されて、バッテリ交換作業が終了する。
【0041】
バッテリフード9を閉鎖位置まで回動させる際には、バッテリフード9の先端を持ってダンパー19の付勢力に抗してバッテリフード9を押し下げながら前方へ回動させる。全開位置において第1レバー15が斜め上側後方に向かって延びる状態あるため、バッテリフード9を押し下げる力により第1レバー15が確実に後方(バッテリフード9を閉鎖側へ移動させる方向)に回動を開始し、バッテリフード9が閉鎖位置側へ円滑に回動される。
【0042】
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1) 全開位置におけるバッテリフード9の基端と回動中心との距離が、全閉位置の場合より大きくなり、全開時におけるバッテリフード9の下端とバッテリ収容部7との距離が大きくなる。即ち、バッテリフード9を支持するヒンジ12の固定位置を従来と同じにしたとき、全開状態におけるバッテリフード9の基端の位置が従来より高くなる。従って、バッテリの点検及びバッテリ収容部7からのバッテリケース8の取り出し及び収容のための作業の作業性が向上する。
【0043】
(2) バッテリフード9が閉鎖位置から全開位置に回動されるとき、少なくともバッテリフード9の先端がフォークリフト1のハンドル24より高くなるまでは、バッテリフード9は基準位置に保持された第1レバー15と第2レバー16との連結部(支軸14)を回動中心とした最小半径で上方に回動される。従って、開閉途中においてバッテリフード9がハンドル24や荷役レバーと干渉するのを回避できる。
【0044】
(3) バッテリフード9を回動可能に支持する支持部が、ヒンジ12の第2レバー16としてバッテリフード9と別体に形成されるとともに、ボルト17を介してバッテリフード9に固定されている。従って、フォークリフトの機種によってバッテリフード9から突出する支持部の長さが異なっても、バッテリフード9へのヒンジ12の取り付け位置を変更することにより簡単に対処でき、支持部をバッテリフード9に一体に形成したものに比較してバッテリフード9の製造が容易になる。
【0045】
(4) 付勢手段が所謂ダンパー19で構成されているため、市販品をそのまま使用できて構造も簡単になる。
(5) バッテリフード9が閉鎖位置に配置された状態においては、ダンパー19の付勢力はバッテリフード9を閉鎖側へ付勢するように働くため、バッテリフード9を閉鎖位置に保持するための保持手段(例えば係止部とフックの組み合わせ)を省略することが可能になる。
【0046】
(6) 全開位置において第1レバー15が斜め上側後方に向かって延びる状態あるため、バッテリフード9を押し下げる力により第1レバー15が確実にバッテリフード9の閉鎖方向に回動を開始し、バッテリフード9が閉鎖位置側へ円滑に回動される。
【0047】
(7) 全開位置においてバッテリフード9の基端の位置が従来より上側に移動されるため、バッテリフード9上に装備された座席10がカウンタウエイト4と干渉することによって開放角が規制されることを回避できる。
【0048】
(8) 全開位置におけるバッテリフード9の基端の高さは、第1レバー15の長さとダンパー19のストロークにより設定できるため、機種に応じてバッテリフード9の全開位置を適正な位置に設定するのが簡単になる。
【0049】
(9) バッテリフード9の側壁9bを高くすることが可能となり、バッテリフード9をエンジンフォークリフトのエンジンフードと共通の形状にすることができ、フードの製造コストを低減できる。また、側壁9bの上部を内側に向かって斜状に形成することにより、支柱5との干渉を避けた状態でバッテリフード9の全開位置をより後方に移動させることができる。
【0050】
(10) 付勢手段(ダンパー19)がバッテリフード9の内側においてバッテリフード9に連結されているため、付勢手段が障害物と接触することを回避できる。
【0051】
(11) 付勢手段(ダンパー19)がバッテリフード9の中央に設けられているため、付勢手段による付勢力がバッテリフード9にバランス良く作用し、バッテリフード9の開閉動作が円滑に行われ易くなる。
【0052】
(12) 従来のバッテリフードに比較して、バッテリフード9の側壁9bの高さが高くなるため、バッテリフード9の内容積が大きくなる。従って、バッテリフード9の内側に電装部品や補機を配設することも可能になる。
【0053】
なお、実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ バッテリフード9に対するダンパー19の連結位置はバッテリフード9の中央に限らず、中央から偏倚した位置であってもよい。また、ダンパー19を1個ではなく複数個設けてもよい。ダンパー19をバッテリフード9の左右両側に一対設けた場合はダンパー19の付勢力がバッテリフード9にバランス良く作用するとともに、各ダンパー19として付勢力の小さなものを使用できる。
【0054】
○ 第2レバー16と支持プレート18との連結構成として、第2レバー16に形成したねじ孔16aにボルト17を螺合する代わりに、第2レバー16及び支持プレート18に形成した孔を貫通するボルト17と、該ボルト17に螺合するナットを使用してもよい。また、支持プレート18及び第2レバー16のいずれか一方に雄ねじが形成されたピンを突設し、他方にそのピンが貫通する孔を形成し、雄ねじに螺着されるナットで第2レバー16を支持プレート18に締め付け固定してもよい。
【0055】
○ 第2レバー16をバッテリフード9に設けられた支持プレート18やブラケット等を介してバッテリフード9に固定する代わりに、バッテリフード9に直接ボルトやナットを介して固定してもよい。
【0056】
○ 特殊なヒンジ12を使用せずに、第1レバー15に連結される支持部をバッテリフード9に一体に形成し、該支持部を貫通する支軸14bを介してバッテリフード9を第1レバー15に回動可能に連結してもよい。
【0057】
○ ダンパー19に代えて、スライド可能に連結された複数のレバー(好ましくは断面コ字状のレバー)と、該レバーを伸長方向に付勢するばねとで付勢手段を構成してもよい。
【0058】
○ 付勢手段の配設位置は、バッテリフード9の閉鎖状態においてフード側の連結部の位置が車体側の連結部の位置より下方に配置される位置に限らず、両連結部が同じ高さあるいはフード側の連結部が上方に配置される位置でもよい。この場合はバッテリフード9の閉鎖状態において付勢手段がフードを閉鎖側に付勢しないため、閉鎖状態に保持する保持手段が必要になる。
【0059】
○ 第1レバー15を、バッテリフード9が全開位置に配置された状態で斜め上側後方に延びる状態に限らず、真上に向かって延びる状態や上側前方に向かって延びる状態となるように配設してもよい。
【0060】
○ 第1レバー15を固定片13及び第2レバー16に対して支軸14a,14bによって連結したヒンジ12の一部品として構成する代わりに、機台フレーム1a又は支柱5に直接あるいはブラケットを介して支持された支軸に第1レバー15を回動可能に支持してもよい。この場合、基準位置に配置された第1レバー15と係合して、第1レバー15の基準位置から前側への回動を規制する規制部材が機台フレーム1aに設けられる。
【0061】
○ バッテリフード9の上部側の幅も下部側と同様に後部側の支柱5の間隔より広く形成してもよい。この場合、バッテリフード9の全開位置は支柱5より前側になる。
【0062】
○ 前記各実施の形態の構成をエンジンフォークリフトのエンジンフードに適用してもよい。エンジンフードに適用した場合も、前記各実施の形態に対応した効果のうちバッテリフォークリフトに特有な効果を除いた効果が得られる。
【0063】
前記各実施の形態から把握できる技術的思想(発明)について、以下にその効果とともに記載する。
付勢手段はフードの内側においてフードに連結されている。この場合、付勢手段がフードの側壁より外側に突出しないため、走行中に付勢手段が障害物と接触することを回避できる。
【0064】
付勢手段はフードに対してその幅方向の中央部において連結されている。この場合、付勢手段が1個であっても付勢手段による付勢力がフードにバランス良く作用し、フードの開閉動作が円滑に行われ易くなる。
【0065】
フードはその下側の幅が後側の両支柱の間隔より広く、上側の幅が後側の両支柱の間隔より狭く形成され、かつ開放位置においてフードが車体の前後方向に対してほぼ垂直な状態となる。この場合、支柱との干渉を避けた状態でフードの全開位置をより後方に移動させることができる。
【0066】
フードはバッテリフォークリフトのバッテリ収容部を覆うフードである。この場合、バッテリフォークリフトにおけるバッテリの点検及びバッテリ交換作業の作業性を損なわない状態でフードを開放位置に保持でき、しかも開閉途中にフードがハンドルや荷役レバーに干渉するのを回避できる。
【0067】
○ 前記フード開閉機構を備えたフォークリフト。この場合、エンジンフォークリフトにおけるエンジンのメンテナンス作業、あるいはバッテリフォークリフトにおけるバッテリの点検及びバッテリ交換作業の作業性を損なわない状態でフードを開放位置に保持でき、しかも開閉途中にフードがハンドルや荷役レバーに干渉するのを回避できる。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1〜請求項6に記載の発明によれば、エンジンフォークリフトにおけるエンジンのメンテナンス作業、あるいはバッテリフォークリフトにおけるバッテリの点検及びバッテリ交換作業の作業性を損なわない状態でフードを開放位置に保持でき、しかも開閉途中にフードがハンドルや荷役レバーに干渉するのを回避できる。
【0069】
請求項に記載の発明によれば、開閉途中においてバッテリフードがハンドルと干渉するのを確実に回避できる。
請求項3に記載の発明によれば、フォークリフトの機種によってフードから突出する支持部の長さが異なっても、フードへのヒンジの取り付け位置を変更することにより簡単に対処でき、支持部をフードに一体に形成したものに比較してフードの製造が容易になる。
【0070】
請求項4に記載の発明によれば、付勢手段を所謂ダンパーで構成することができ、付勢手段に市販品をそのまま使用することが可能で構造も簡単になる。
請求項5に記載の発明によれば、フードが閉鎖位置に配置された状態においては、付勢手段の付勢力はフードを閉鎖側へ付勢するように働くため、フードを閉鎖位置に保持するための保持手段を省略することが可能になる。
【0071】
請求項6に記載の発明によれば、全開位置にあるフードの閉鎖時に、フードを押し下げる力によりレバーが確実にフードの閉鎖方向に回動を開始し、フードが閉鎖位置側へ円滑に回動される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のフード開閉機構の概略側断面図。
【図2】 バッテリフードの背面図。
【図3】 フォークリフトの概略側面図。
【図4】 ヒンジとブラケットの関係を示す平面図。
【図5】 ヒンジの概略斜視図。
【図6】 フードの開閉時のダンパーと両レバーの位置関係を示す模式図。
【図7】 従来のフード開閉機構を示す概略側面図。
【図8】 従来の別のフード開閉機構を示す概略側面図。
【符号の説明】
1…フォークリフト、1a…車体を構成する機台フレーム、7…バッテリ収容部、9…フードとしてのバッテリフード、10…座席、12…ヒンジ、14a…回動中心としての支軸、15…レバーとしての第1レバー、16…支持部としての第2レバー、17…締結部材としてのボルト、19…付勢手段としてのダンパー、20…シリンダ、20a…ロッド、21…連結部としての軸、23…連結部としてのピン、24…ハンドル。

Claims (6)

  1. フォークリフトのバッテリ収容部又はエンジン収容部を覆うとともにその上面に座席が装備されるフードの開閉機構であって、
    前記フードの後方に回動中心を有し、フォークリフトの車体に対して車体の幅方向と直交する面内で回動可能に支持され、かつ前記フードの閉鎖状態において斜め下側後方に向かって延びる基準位置に配置されるとともに、該基準位置より下方への回動が規制されたレバーと、
    基端側に突設された支持部が前記レバーに回動可能に連結されたフードと、
    前記車体と前記フードとの間に設けられ、車体側及びフード側に対する回動可能な連結部間の距離が伸縮可能に構成されるとともに伸長側に付勢され、かつ車体側の連結部の位置が前記レバーの回動中心より前側下方に設けられた付勢手段とを備え
    前記付勢手段は、前記支持部を介して前記レバーに付勢力を作用させ、前記付勢手段の前記車体側及びフード側に対する連結部の位置は、前記フードが閉鎖位置から全開位置に回動される際に、フード先端がフォークリフトのハンドルより高くなるまでは、前記レバーに作用する付勢力の方向が前記レバーを基準位置より下方へ回動させる方向となるように設定されているフォークリフトのフード開閉機構。
  2. 前記レバー、フォークリフトの車体側に回動可能に連結される第1端部と、前記支持部の基端に回動可能に連結される第2端部とを設け、前記フードが閉鎖位置にあるときは、前記第1端部よりも前記第2端部が下方に位置し、
    前記支持部は、基端が前記レバーの第2端部に回動可能に連結され、先端がフード側に固定され、
    前記付勢手段は、前記フードが閉鎖位置から全開位置に回動される際に、前記支持部が前記レバーと一直線状になるまでは、前記支持部は前記第2端部を回動中心として回動するとともに前記レバーは回動不能となるように回動が規制され、前記支持部が前記レバーと一直線状になった後は、前記支持部は前記第2端部を回動中心として回動するとともに前記レバーは前記第1端部を回動中心として回動するように設定されている請求項1に記載のフォークリフトのフード開閉機構。
  3. 前記支持部は前記フードと別体に形成されたヒンジの一部を構成するとともに、締結部材を介してフードに固定されている請求項1又は請求項2に記載のフォークリフトのフード開閉機構。
  4. 前記付勢手段はシリンダ及び該シリンダに対して出没可能かつ突出側に付勢されたロッドを備え、第1端部が車体側に回動可能に連結されるとともに、第2端部がフード側に回動可能に連結されている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のフォークリフトのフード開閉機構。
  5. 前記付勢手段は前記フードの閉鎖状態においてフード側の連結部の位置が車体側の連結部の位置より下方に位置するように配設されている請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のフォークリフトのフード開閉機構。
  6. 前記付勢手段は前記フードが全開位置に配置された状態で前記連結部間の距離が最大となり、かつ前記レバーが斜め上側後方に向かって延びる状態となるように配設されている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のフォークリフトのフード開閉機構。
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