JP3900433B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばCDMA(Code Division Multiple Access)通信方式などに採用されているいわゆる送信電力制御を行う通信端末に関する。
例えばCDMA通信方式においては、携帯電話端末と基地局との間の信号送受信時に、送信電力を必要最小限に抑えると共に、基地局側での受信電波の強度を一定レベルにするためのいわゆる適応送信電力制御が行われている。特に最近の携帯電話端末は、CDMA通信方式において精度の高い送信電力制御を行うために、APC(Auto Power Control)回路を備えており、送信パワーアンプから出力された送信出力を検波回路により電圧値(検波出力値)に変換し、その検波出力値が送信電力の期待値よりも低下する時には送信電力値を上げるように制御し、逆に、検波出力値が送信電力の期待値よりも上昇するときには送信電力値を下げるような制御を行うことにより、送信電力が所望の期待値になるように制御している。
なお、特開平10−173548号の公開特許公報(特許文献1)には、例えば工場出荷時等において、送信回路に設けられているトランジスタICのAGC(Automatic Gain Control)の制御電圧とAPC制御の検波出力との対応関係を求め、それらAGCの制御電圧とAPC制御の検波出力との対応関係から、AGCの制御電圧の閾値とAPC制御の検波出力の閾値をそれぞれ決定し、それらの閾値をメモリ内に記憶させておくようにし、実際の通信時において、検波出力値及びAGC制御電圧値と、メモリ内に記憶されている閾値とに基づいて、APC制御が異常動作しているか否かを判定し、異常動作していると認識したときには送信を停止することにより、回路の破壊等を防止する技術が開示されている。
特開平10−173548号公報(第1図)
ところで、上述のようなAPC制御においては、例えば検波出力値が異常な値になった場合、通信が出来なくなったり、回路が破壊されてしまう恐れがあることが知られている。すなわち、増幅器の故障などの回路の異常により検波出力値が例えば常に低い値を示した場合、APC制御では送信電力を上げ続けてしまうことになり、その結果、送信パワーアンプに対して過入力が入り、最悪の場合、回路が破壊されてしまうことになる。逆に、基板のショートなどの回路の異常により検波出力値が常に大きな値を示した場合、APC制御では送信電力を下げ続けてしまうことになり、その結果、最終的には通信が途絶えてしまうことになる。
ここで、上述の特許文献1に示した公開特許公報記載の技術によれば、実際の通信時のAGC制御電圧値及び検波出力値と、メモリ内に記憶されている閾値とに基づいて、APC制御の異常動作を判定し、異常動作と認識したときに送信を停止することにより、回路の破壊等を防止できることになる。
しかしながら、当該特許文献1に示した公開特許公報記載の技術の場合には、工場出荷時などに、各携帯電話端末毎に、AGCの制御電圧とAPC制御の検波出力との対応関係を求め、それら対応関係を基に、AGCの制御電圧の閾値とAPC制御の検波出力の閾値をそれぞれ決定しなければならない。すなわち、それら閾値は、各携帯電話端末毎の回路特性に応じた異なる値となる。このため、工場出荷時には、各携帯電話端末毎にそれら閾値を求め、当該求めた閾値をメモリ等に記憶させる作業を行わなければならず、その結果として、生産性が著しく低くなり、また製造コストも上昇することになるため、好ましくない。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、送信電力制御のためのAPC制御の異常を検出して回路の破壊等を防止可能にすると共に、工場出荷時における閾値の調整などの工程を不要とし、生産性の向上と製造コストの低減を可能とする、通信端末を提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、基地局との間で無線通信を行う際に、基地局側での受信電波の強度を一定レベルにするための送信電力制御を行う通信端末であり、ハイゲインの信号増幅を行う第1のモードとローゲインの信号増幅を行う第2のモードとが切替制御され、第1のモードと第2のモードの何れか切り替えられたモードにより送信信号の増幅を行う増幅手段と、送信電力制御により送信すべき電力値に対応した予想送信電力値を生成する予想送信電力値生成手段と、アンテナから出力する送信信号の検波値を生成する検波値生成手段と、増幅手段が第1のモードに切り替えられている場合には、予想送信電力値と第1の閾値とを比較すると共に、第1の閾値より小さい第2の閾値と検波値とを比較し、予想送信電力値が第1の閾値を越え且つ検波値が第2の閾値を下回ったと判定した時に信号の送信を停止し、一方、増幅手段が第2のモードに切り替えられている場合には、予想送信電力値と第3の閾値とを比較すると共に、第3の閾値より大きい第4の閾値と検波値とを比較し、予想送信電力値が第3の閾値を下回り且つ検波値が第4の閾値を越えたと判定した時に信号の送信を停止する制御手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち本発明によれば、予想送信電力値は、送信電力制御により送信すべき電力値から求めることができる値であり、各通信端毎の回路特性差を考慮する必要性のない情報となっている。したがって、予想送信電力値と検波値の差分との比較対象である所定値は、各通信端毎に全て同じ値に設定することができる。
本発明においては、第1のモードの場合には、予想送信電力値と第1の閾値の比較と第2の閾値と検波値の比較を行って、予想送信電力値が第1の閾値を越え且つ検波値が第1の閾値より小さい第2の閾値を下回った時、また、第2のモードの場合には、予想送信電力値と第3の閾値の比較と第4の閾値と検波値の比較を行って、予想送信電力値が第3の閾値を下回り且つ検波値が第3の閾値より大きい第4の閾値を越えたと判定した時には、信号の送信を停止することにより、送信電力制御のためのAPC制御の異常を検出して回路の破壊等を防止できると共に、例えば工場出荷時における閾値の調整などの工程を不要とし、生産性の向上と製造コストの低減が可能となっている。
以下、図面を参照しながら、本発明の通信端末の一実施の形態について説明する。本発明実施形態では、CDMA通信方式の携帯電話端末を例に挙げているが、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されることはない。
〔送信系の回路構成〕
図1には、本実施形態の携帯電話端末の主要部である送信系の回路構成を示す。なお、本実施形態の携帯電話端末において、受信系の回路構成はCDMA通信方式の一般の携帯電話端末と同じであるため、図1にはそれら受信系の回路構成の図示を省略しており、また本実施形態ではそれら受信系の説明についても省略している。
図1において、CPU7から出力された送信データは、トランスミッタIC6に送られる。当該トランスミッタIC6は、送信データにより搬送波を変調することで送信信号を生成すると共に、その送信信号を内部の図示しないAGC回路によりゲイン調整して出力する。なお、トランスミッタIC6内のAGC回路によるゲイン調整の制御は、CPU7によりなされている。
上記トランスミッタIC6での変調処理により得られた送信信号は、帯域制限フィルタであるバンドパスフィルタ5に送られ、ここで送信周波数帯域に制限される。バンドパスフィルタ5から出力された送信信号は、パワーアンプ4に送られる。
パワーアンプ4は、例えば2段の増幅器42,44がスイッチ41,43により切り替えられることにより、ハイゲインモードとローゲインモードに切り替え可能となされている。すなわち、ハイゲインモードの場合には、スイッチ41,43が共に被切替端子a側に切り替えられることにより増幅器42,44による2段分の増幅が行われ、一方、ローゲインモードの場合には、スイッチ41,43が共に被切替端子b側に切り替えられることにより増幅器44のみによる1段分の増幅が行われる。なお、これらスイッチ41,43の切替制御は例えばCPU7により行われ、CPU7は、送信電力制御においてハイゲインモードとローゲインモードの何れを用いるかにより、それらスイッチ41,43の切替制御を行う。
上記パワーアンプ4から出力された送信信号は、アイソレータ3を介し、さらにデュープレクサ2からアンテナ1へ送られる。これにより、アンテナ1からは送信波が出力されることになる。
ディスプレイドライバ12は、CPU7から供給された表示信号に応じてディスプレイ13を駆動する。これにより、ディスプレイ13上には、後述するエラー表示などの所望の表示が行われることになる。
パワーマネージメントIC10は、バッテリ11からの電力を各部へ供給する。また、パワーマネージメントIC10は、後述するようにCPU7の制御の元、各部への電源供給を自動的に停止することも可能となされている。
また、図1において、パワーアンプ4から出力された送信信号は、本発明にかかる検波値生成手段として機能する検波ディテクタ8にも送られる。当該検波ディテクタ8は、入力された送信信号を検波し、その検波電圧を出力する。当該検波ディテクタ8からの検波電圧(以下、検波出力値とする)は、ローパスフィルタ9により高周波成分が除去された後、CPU7に送られる。
すなわち、図1の構成においては、パワーアンプ4の出力を、検波ディテクタ8とローパスフィルタ9を介してCPU7にフィードバックするAPC回路が形成されており、上記トランスミッタIC6内のAGC回路でのゲイン調整に加えて、当該APC回路による高精度の送信電力制御が行われている。具体的に説明すると、CPU7は、当該携帯電話端末が自ら送信すべき送信電力値を予想送信電力値として認識しており、この予想送信電力値に対して、検波ディテクタ8の検波出力値が大きい時には送信電力値を下げるように制御し、逆に、予想送信電力値に対して検波出力値が低い時には送信出力を上げるように制御する。すなわち、CPU7は、当該予想送信電力値と検波出力値との差に基づいて、APC制御を行っている。
〔異常検出時の動作〕
ここで、本発明実施形態の携帯電話端末は、図2のフローチャートに示す処理を行うことにより、送信電力制御のためのAPC制御の異常を検出して回路の破壊等を防止できるようにしている。すなわち、本実施形態の携帯電話端末のCPU7は、本発明にかかる、送信電力制御により送信すべき電力値に対応した予想送信電力値を生成する予想送信電力値生成手段としての機能と、予想送信電力値と検波出力値とを比較し、予想送信電力値と検波出力値の差分が所定値以上あるときに、信号を送信を停止する制御手段としての機能とを有している。
図2において、ステップS1にて信号の送信が開始されると、CPU7は、ステップS2の処理として、送信電力が安定するまでの所定の時間(例えば100ms)だけ待った後、ステップS3の処理へ進む。
ステップS3の処理に進むと、CPU7は、パワーアンプ4がハイゲインモードであるか否か判定し、ハイゲインモードであるときにはステップS4へ処理を進め、そうでないときにはステップS10へ処理を進める。
ステップS10の処理に進むと、CPU7は、パワーアンプ4がローゲインモードであるか否か判定し、ローゲインモードであるときにはステップS11処理を進め、そうでないときにはステップS2へ処理を戻す。
ステップS4の処理に進んだ場合、CPU7は、送信電力制御におけるハイゲインモード時の予想送信電力値と、予め用意して保持しているハイゲイン予想上限閾値EUとを比較する。
ここで、本実施形態において、ハイゲイン予想上限閾値EUは、予め用意されてメモリ等に記憶されている値であるが、その比較対象となる値は、ハイゲインモード時における送信電力制御の予想送信電力値となっている。すなわち、本実施形態の場合のハイゲイン予想上限閾値EUは、送信電力制御の予想送信電力値についての閾値であるため、前述した特許文献1の公開特許公報に記載されたAGCの制御電圧とAPC制御の検波出力との対応関係から決定される閾値のように、工場出荷時等に各携帯電話端末毎に個々に求めなければならない性質の情報(つまり各携帯電話端末毎の回路特性に応じた情報)ではなく、各携帯電話端末毎の回路特性差を考慮する必要性のない情報となっている。したがって、ハイゲイン予想上限閾値EUは、各携帯電話端末において全て同じ値に設定することができ、その結果、各携帯電話端末の生産性を向上させることができ、またコストの上昇も抑えることが可能となる。
ステップS4において、CPU7は、予想送信電力値がハイゲイン予想上限閾値EUよりも大きいと判定した場合、ステップS5へ処理を進め、一方、予想送信電力値がハイゲイン予想上限閾値EU以下であると判定した場合、ステップS10へ処理を進める。
ステップS5の処理に進むと、CPU7は、検波出力値と、予め用意して保持しているハイゲイン検波下限閾値DLとを比較する。なお、本実施形態の場合、このハイゲイン検波下限閾値DLについても、各携帯電話端末で全て同じ値に設定することができる。また、ハイゲイン予想上限閾値EUとハイゲイン検波下限閾値DLとの関係は、EU>DLであり、EUとDLとの差は6〜7dB程度となされている。
ステップS5において、CPU7は、検波出力値がハイゲイン検波下限閾値DLよりも小さいと判定した場合、ステップS6へ処理を進め、一方、検波出力値がハイゲイン検波下限閾値DL以上であると判定した場合、ステップS10へ処理を進める。
ステップS6の処理に進むと、CPU7は、何らかの突発的な異常によりステップS3〜ステップS5にて全てイエスと判定されてしまった場合を除外するために、ステップS3〜ステップS5にて全てイエスと判定された状態が3回連続したか否か判定する。ステップS6にて、CPU7は、3回連続したと判定した場合、ステップS7へ処理を進め、一方、3回連続しなかったと判定した場合、ステップS10へ処理を進める。
すなわち本実施形態において、ステップS2及びステップS3からステップS6までのループでは、ハイゲインモードのときに、予想送信電力値がハイゲイン予想上限閾値EUよりも大きく、且つ、検波出力値がハイゲイン検波下限閾値DLよりも小さい状態、言い換えると、予想送信電力値と検波出力値の差分がハイゲイン予想上限閾値EUとハイゲイン検波下限閾値DLとの間の差分よりも大きくなった状態が、100ms毎に3回連続して検出されたか否かを検出している。
ステップS7の処理に進むと、CPU7は、トランスミッタIC6への送信データの出力を停止することで信号送信を停止し、次いで、ステップS8にて回路の異常が発生していると認識し、ディスプレイ13上に回路異常(例えばパワーアンプの故障)によるエラーが発生している旨の表示を行わせた後、パワーマネージメントIC10を制御して自動的に電源をオフさせる。
また、ステップS10にてローゲインモードであると判定されてステップS11の処理に進むと、CPU7は、送信電力制御におけるローゲインモード時の予想送信電力値と、予め用意して保持しているローゲイン予想下限閾値ELとを比較する。なお、本実施形態の場合、このローゲイン予想下限閾値ELについても、ハイゲイン予想上限閾値EUの場合と同様に、各携帯電話端末で全て同じ値に設定することができる。
ステップS11において、CPU7は、予想送信電力値がローゲイン予想下限閾値ELよりも小さいと判定した場合、ステップS12へ処理を進め、一方、予想送信電力値がローゲイン予想下限閾値EL以上であると判定した場合にはステップS2へ処理を戻す。
ステップS12の処理に進むと、CPU7は、検波出力値と、予め用意して保持しているローゲイン検波上限閾値DUとを比較する。なお、本実施形態の場合、このローゲイン検波閾値DUについても、各携帯電話端末で全て同じ値に設定することができる。また、ローゲイン予想下限閾値ELとローゲイン検波上限閾値DUとの関係は、EL<DUであり、ELとDUとの差は6〜7dB程度となされている。
ステップS12において、CPU7は、検波出力値がローゲイン検波上限閾値DUよりも大きいと判定した場合、ステップS13へ処理を進め、一方、検波出力値がハイゲイン検波下限閾値DL以下であると判定された場合にはステップS2へ処理を戻す。
ステップS13の処理に進むと、CPU7は、何らかの突発的な異常によりステップS11〜ステップS12にて全てイエスと判定されてしまった場合を除外するために、ステップS11〜ステップS12にて全てイエスと判定された状態が3回連続したか否か判定する。ステップS13にて、CPU7は、3回連続したと判定した場合、ステップS14へ処理を進め、一方、3回連続しなかったと判定した場合にはステップS2へ処理を戻す。
すなわち本実施形態において、ステップS2及びステップS10からステップS13までのループでは、ローゲインモードのときに、予想送信電力値がハイゲイン予想下限閾値ELよりも小さく、且つ、検波出力値がハイゲイン検波上限閾値DUよりも大きい状態、言い換えると、予想送信電力値と検波出力値の差分がローゲイン予想下限閾値ELとローゲイン検波上限閾値DUとの間の差分よりも大きくなった状態が、100ms毎に3回連続して検出されたか否かを検出している。
ステップS14の処理に進むと、CPU7は、トランスミッタIC6への送信データの出力を停止することで信号送信を停止し、次いで、ステップS15にて回路の異常が発生していると認識し、ディスプレイ13上に回路異常(例えば基板のショート)によるエラーが発生している旨の表示を行わせた後、パワーマネージメントIC10を制御して自動的に電源をオフさせる。
〔まとめ〕
以上説明したように、本実施形態の携帯電話端末によれば、送信電力制御の予想送信電力値と検波出力値をそれぞれ所定の閾値と比較することで、回路の異常を認識することが可能であり、また、回路の異常を認識した時には電源をオフすることにより、携帯電話端末の破壊等の二次被害を防止することができる。また、本実施形態において、閾値との比較対象は予想送信電力値と検波出力値であり、各携帯電話端末毎の回路特性差を考慮する必要性のない情報となっているため、各携帯電話端末において全て同じ値に設定することができる。このため、例えば工場出荷時などに、各携帯電話端末毎に個々に閾値を調整する必要がなく、その結果、携帯電話端末の生産性を向上させることができ、またコストの上昇を抑えること、メモリの節約などが可能となる。また、本実施形態の場合、上述したCPUの動作は、単に比較と電源制御等のシンプルな処理であるため、CPUへの負荷増大を防ぐこともできる。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、図2のステップS9やステップS16では、携帯電話端末の全ての電源をオフする例を挙げているが、送信系についてのみ電源供給を停止し、他の部分の電源供給については維持するようにしても良い。この場合、信号の送信にかかわらない機能については引き続き使用可能となる。
本発明は、携帯電話端末だけでなく、少なくとも送信電力制御を行う送信部を備えたものであれば、例えば通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)やパーソナルコンピュータなどの全ての機器にも適用可能である。
本発明実施形態の携帯電話端末の主要部の概略構成を示すブロック図である。 本発明実施形態の携帯電話端末が、送信電力制御のためのAPC制御の異常を検出して回路の破壊等を防止する際の動作フローチャートである。
符号の説明
1 アンテナ、2 デュープレクサ、3 アイソレータ、4 パワーアンプ、5 バンドパスフィルタ、6 トランスミッタIC、7 CPU、8 検波ディテクタ、9 ローパスフィルタ、10 パワーマネージメントIC、11 バッテリ、12 ディスプレイドライバ、13 ディスプレイ、41,42 スイッチ、42,44 増幅器

Claims (7)

  1. 基地局との間で無線通信を行う際に、基地局側での受信電波の強度を一定レベルにするための送信電力制御を行う通信端末において、
    ハイゲインの信号増幅を行う第1のモードとローゲインの信号増幅を行う第2のモードとが切替制御され、第1のモードと第2のモードの何れか切り替えられたモードにより送信信号の増幅を行う増幅手段と、
    送信電力制御により送信すべき電力値に対応した予想送信電力値を生成する予想送信電力値生成手段と、
    アンテナから出力する送信信号の検波値を生成する検波値生成手段と、
    上記増幅手段が上記第1のモードに切り替えられている場合には、上記予想送信電力値と第1の閾値とを比較すると共に、上記第1の閾値より小さい第2の閾値と上記検波値とを比較し、上記予想送信電力値が第1の閾値を越え且つ上記検波値が上記第2の閾値を下回ったと判定した時に信号の送信を停止し、一方、上記増幅手段が上記第2のモードに切り替えられている場合には、上記予想送信電力値と第3の閾値とを比較すると共に、上記第3の閾値より大きい第4の閾値と上記検波値とを比較し、上記予想送信電力値が第3の閾値を下回り且つ上記検波値が上記第4の閾値を越えたと判定した時に信号の送信を停止する制御手段とを有する
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 表示を行うためのディスプレイを備え、
    上記制御手段は、上記増幅手段が上記第1のモードに切り替えられている場合に、上記予想送信電力値が第1の閾値を越え且つ上記検波値が第2の閾値を下回ったと判定した時と、上記増幅手段が上記第2のモードに切り替えられている場合に、上記予想送信電力値が第3の閾値を下回り且つ上記検波値が第4の閾値を越えたと判定した時には、回路異常が発生していることを上記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 上記増幅手段は、二つの増幅器の両方を用いた増幅と一方の増幅器のみを用いた増幅とを切替可能となされ、上記第1のモードの時には上記二つの増幅器により送信信号の増幅を行い、上記第2のモードの時には一つの増幅器により送信信号の増幅を行い、
    上記制御手段は、上記増幅手段が上記第1のモードに切り替えられている場合に、上記予想送信電力値が第1の閾値を越え且つ上記検波値が第2の閾値を下回ったと判定した時には、上記増幅手段の故障による回路異常が発生していることを上記ディスプレイに表示させ、上記増幅手段が上記第2のモードに切り替えられている場合に、上記予想送信電力値が第3の閾値を下回り且つ上記検波値が第4の閾値を越えたと判定した時には、回路基板のショートによる回路異常が発生していることを上記ディスプレイに表示させることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  4. 上記第1の閾値は予想送信電力値に対する上限閾値であり、上記第2の閾値は検波値に対する下限閾値であり、上記第3の閾値は予想送信電力に対する下限閾値であり、上記第4の閾値は検波値に対する上限閾値であることを特徴とする請求項2記載の通信端末。
  5. 各部に電源を供給する電源手段を有し、
    上記制御手段は、上記信号の送信を停止した後、上記電源手段を制御して各部への電源供給を停止させることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  6. 上記制御手段は、上記増幅手段が上記第1のモードに切り替えられている場合に、上記予想送信電力値が第1の閾値を越え且つ上記検波値が第2の閾値を下回ったと判定した状態が一定時間毎に所定回数連続したときに上記信号の送信を停止し、上記増幅手段が上記第2のモードに切り替えられている場合に、上記予想送信電力値が第3の閾値を下回り且つ上記検波値が第4の閾値を越えたと判定した状態が一定時間毎に所定回数連続したときに上記信号の送信を停止することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  7. 第1の閾値乃至第4の閾値を予め保持したメモリを備えていることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
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