JP3895489B2 - ラッピング材ホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型の表面研磨等のラップ仕上げを行う場合に使用するラッピング材ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
金型の表面研磨のほか、金属の錆落としや成形品のバリ取り等のラップ仕上げには、ラッピング材を用いて手作業で行うことが多い。ラッピング材としては、カーボランダム等の砥石材を使用したもののほか、近時はガラス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維等の無機繊維を熱硬化性樹脂に混合してスティック状等の所定形状に成形したものが知られている(特開平1−222865号公報)。
【0003】
このようなラッピング材を用いて金型面等を研磨仕上げする場合、作業者はラッピング材を手で持って研磨作業を行うため、適当なラッピング材ホルダーが必要になる。ホルダーはラッピング材が研磨時にぐらつかないようにラッピング材を強固に固定保持できるものでなければならない。その一方で、ホルダーは、ラッピング材の先端が研磨によって磨耗した場合に容易に必要な長さだけラッピング材をホルダーの先端から容易に繰り出すことができるものでなければならない。
しかし、このような2つの要求を満足させるためには、ホルダーの機構が複雑になり、コストがかかるものにならざるを得なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、簡単な構造でラッピング材の固定保持と繰り出しとを容易に行うことができるラッピング材ホルダーを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のラッピング材ホルダーは、ラッピング材を長手方向の先端より突出可能に載置するためのラッピング材載置面を上面に有し、かつ下面に長手方向に沿って先端から後方に向かって厚さが順次大きくなる傾斜面を有する棒体と、この棒体の先端部が挿通され、傾斜面の所定位置で上部内面が前記載置面上に載置したラッピング材に当接し下部内面が前記棒体の傾斜面に当接した状態で、棒体の後方に圧入して、前記ラッピング材を前記載置面上に圧接固定するリング状の固定具とを備えたことを特徴とする。
【0006】
このように構成した本発明のホルダーによれば、リング状の固定具を棒体の先端部に挿通し、後方にスライドさせていくと、固定具の下部内面が棒体下面の傾斜面に当接するようになるので、そのまま強く固定具を後方に圧入することにより、ラッピング材に当接した固定具の上部内面がラッピング材に圧接するので、ラッピング材を強固に固定することができる。
【0007】
一方、ラッピング材を棒体の先端から繰り出す場合には、上記固定具を少しだけ先端に向かって戻しラッピング材の圧接力を緩めるだけで、必要な長さだけ自在にラッピング材をホルダーの先端から繰り出すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明のラッピング材ホルダーを説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す斜視図であり、ホルダー1の全体を示している。このホルダー1は、上面に平坦なラッピング材載置面2を有する棒体3と、この棒体3の先端部3aが挿通されるリング状の固定具4とから構成される。固定具4は第1の固定具41と第2の固定具42とからなる。
【0009】
棒体3の上面両側には、ラッピング材載置面2から立ち上がったガイド7a,7bが設けられている。これにより、ラッピング材6を棒体3の長手方向にスライド自在にしている。そして、棒体3の先端は開放されているので、ラッピング材6は棒体3の先端より突出可能となる。一方、棒体3の下面には、長手方向に沿って先端から後方に向かって厚さが順次大きくなる傾斜面5が形成される。この傾斜面5は棒体3の全長に対して約1/4以上の長さであるのがよい。
固定具4は略ロ形のリング状であり、この固定具4に棒体3の先端を挿通して、傾斜面5のいずれかの位置で固定具4が止まるようにしている。この状態で、固定具4を棒体3の後方に圧入することにより、載置面2上に載置されたラッピング材6が固定される。
【0010】
図2はスティック状のラッピング材6が2つの固定具41,42によって固定された状態を示している。図3および図4に示すように、第1の固定具41は上部内面41aから下部内面41bまでの長さh1 が小さく、第2の固定具4bは上部内面42aから下部内面42bまでの長さh2 が大きくなっている。そのため、第1の固定具41は棒体3の先端部3aの近くで、第2の固定具42はそれよりも後方でそれぞれラッピング材6を棒体3の載置面2上に圧接している。
【0011】
すなわち、本発明にかかるホルダー1にラッピング材6を固定するには、図5に示すように、まず棒体3の載置面2上にラッピング材6を載置する。その際、ラッピング材6の先端6aを棒体3の先端部3aよりも少し突出させておく。その状態で第2の固定具42を棒体3の先端部3aより差し込み、傾斜面5の所定位置で下部内面42bが傾斜面5に当接した状態でさらに強く後方に圧入する。これにより、第2の固定具42の上部内面42aがラッピング材6に強く圧接し、ラッピング材6を固定する。
【0012】
ついで、同様にして、第1の固定具41を棒体3の先端部3aより差し込み、強く圧入してラッピング材6に強く圧接固定させる。
ラッピング材6の圧接固定を強固なものにするためには、図5に示すように、両固定具41,42の下部内面41b,42bを、該固定具の上部内面41a,42aに対して、前記ラッピング材載置面2に対する前記傾斜面5の傾斜角度と略等しい傾斜角度を有する斜面状に形成するのが望ましい。これにより、下部内面41b,42bの全体が傾斜面5に当接し、強い圧接力が得られる。
【0013】
このようにして棒体3にラッピング材6を固定した後、棒体3を手で把持し、図6に示すようにして、金型等の研磨面8にラッピング材6の先端6aを当て、矢印で示すように前後にホルダー1を動かしながら、研磨面8を研磨する。このとき、ラッピング材6は固定具41,42によって強固に載置面2に固定されているので、研磨面8にラッピング材の先端6aを強く押し当てても、ラッピング材6が後方に押し戻されることはない。
【0014】
また、研磨によってラッピング材の先端6aが磨耗した場合には、固定具41,42を少しだけ棒体3の先端部3a側に戻せばよい。これにより、ラッピング材6は圧接固定状態から解放されるので、載置面2に沿って必要な長さだけラッピング材6を棒体3の先端部3aより繰り出すことができる。しかる後、固定具41,42を再び棒体3の後方に圧入してラッピング材6を圧接固定する。
【0015】
上記棒体3および固定具41,42は、プラスチック、ゴム、木、金属等のいかなる材質のものでもよいが,硬質プラスチック材等の硬質材を用いて作製するのが望ましい。また、棒体3の載置面2を粗面加工してラッピング材6の滑りを防止するのが望ましく、さらに作業者の手で把持される部位である棒体3の両側面や底面も同様に粗面加工して手の滑りを防止するのが望ましい。
粗面加工としては、例えば梨地加工等が挙げられる。このような粗面加工は、成形時に、または成形後の後加工(例えばブラスト処理)等により形成することができる。
【0016】
以上のように、この実施形態では、ラッピング材6のホルダー1への取付けが簡単であるだけでなく、ラッピング材6のホルダー1の先端からの繰り出しも非常に簡単に行うことができると共に、ラッピング材6のホルダー1先端からの突出長さも自由に決めることができるので、使い勝手が良く研磨作業の作業性も向上するという利点がある。しかも、本発明にかかるホルダー1は、ラッピング材載置面2と傾斜面5とを有する棒体3とリング状の固定具4というごく簡単な部品から構成されているだけであるから、安価に製造することができる。
【0017】
本発明の他の実施形態を図7および図8に示す。この実施形態で使用するホルダー1’は、棒体3’の幅が全長にわたって一定な形状を有するものである。ホルダー3,3’の握り易さを考慮すると、ラッピング材6が比較的狭幅のものである場合には図1に示すように把持部分が先端部よりも太くなった形態のものが好適であるが、比較的広幅のラッピング材6を使用する場合には、図7および図8に示すような形状のホルダー1’を使用するのがよい。その他は図1〜図6に示す実施形態と同じであるので、同じ符号を付して説明を省略する。
【0018】
以上の実施形態では、2つの固定具41,42を使用したが、固定具4は1つだけであってもよい。その場合、ラッピング材6への圧接力を高め固定を確実なものにするために、固定具4の幅(すなわち棒体3の長手方向に沿った長さ)を大きくしておくのが望ましい。
また、本発明における棒体は、前記のようにラッピング材載置面と傾斜面とを有する限り、任意な形状をとり得るものであり、角棒形、丸棒形等の形状がいずれも採用可能である。
【0019】
【発明の効果】
本発明のホルダーは、ラッピング材の固定保持と先端からのラッピング材の繰り出しを容易に行うことができると共に、繰り出されたラッピング材の突出長さも自由に調節することができ、しかも簡単な構造および機構であるので安価に製造できるという効果がある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラッピング材用ホルダーの一実施態様を示す斜視図である。
【図2】ホルダーへのラッピング材保持状態を示す部分斜視図である。
【図3】図2の III−III 線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】ラッピング材のホルダーへの固定方法を示す説明図である。
【図6】ラッピング材の使用状態を示す説明図である。
【図7】本発明のラッピング材用ホルダーの他の実施態様を示す斜視図である。
【図8】図7に示すラッピング材用ホルダーの下面(底面)部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ホルダー
2 ラッピング材載置面
3 棒体
4 固定具
5 傾斜面
6 ラッピング材
41 第1の固定具
41a 上部内面
41b 下部内面
42 第2の固定具
42a 上部内面
42b 下部内面

Claims (3)

  1. ラッピング材を長手方向の先端より突出可能に載置するためのラッピング材載置面を上面に有し、かつ下面に長手方向に沿って先端から後方に向かって厚さが順次大きくなる傾斜面を有する棒体と、
    この棒体の先端部が挿通され、傾斜面の所定位置で上部内面が前記載置面上に載置したラッピング材に当接し下部内面が前記棒体の傾斜面に当接した状態で、棒体の後方に圧入して、前記ラッピング材を前記載置面上に圧接固定するリング状の固定具とを備えたことを特徴とするラッピング材ホルダー。
  2. 前記固定具における下部内面は、該固定具の上部内面に対して、前記ラッピング材載置面に対する前記傾斜面の傾斜角度と略等しい傾斜角度を有する請求項1記載のラッピング材ホルダー。
  3. 前記固定具が、上部内面から下部内面までの長さが小さい第1の固定具と、上部内面から下部内面までの長さが大きい第2の固定具とからなる請求項1または2記載のラッピング材ホルダー。
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