JP3895174B2 - Aqueous white printing ink composition - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性白色印刷インキ組成物に関する。さらに詳しくは、紙などの基材に印刷されたときの、白インキの重ね刷り適性および白色度や隠蔽性に優れ、さらにストリーク現象を起こし難い水性白色印刷インキ組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、段ボールを中心とした包装容器の分野では、内容物に対して高級なイメージなどを持たせるために、鮮明な印刷物が求められるようになっている。そして、段ボール印刷の分野ではフレキソ印刷方式が主流であるが、鮮明な印刷物を得るためには、より鮮やかな発色や高い光沢を有するインキを忠実に印刷することが必要となり、最近では、グラビア印刷方式やオフセット印刷方式と競合できるように、特に細線再現性に優れ、印刷むらの少ないプレプリント印刷方式がより注目されるようになっている。
【０００３】
プレプリント印刷方式とは、ジュート紙、クラフト紙等の表ライナーへ印刷インキを印刷した後、高温の熱板の間を通して中芯および裏紙を貼り合わせるもので、一般的な段ボールの凹凸のある表面に印刷するよりも、高い印刷再現性を得ることができるものである。
【０００４】
しかしながら、プレプリント印刷方式でも印刷版としては柔軟なフレキソ凸版を利用することから、印刷中に圧力がかかると印刷版の表面がつぶれ、図柄が太るという問題が懸念される。この問題はインキを印刷版に多く転移させればさせるほど顕著となるため、印刷版への転移量を極力少なくして印刷することが必要となる。そして、この様な少ない印刷版へのインキ転移量で印刷すると、紙面に転移する量も少なくなるため、プレプリント印刷方式では、より薄膜の印刷皮膜で良好な印刷物が得られることが最近の要求になっている。
【０００５】
ところが、段ボール印刷では、下地となる紙の色が印刷品質の低下の原因となりやすく、特に淡色の印刷部分で下地の紙の色が出ると、くすんで見え、印刷物の見栄えを著しく損なう結果となる。そして、前述のプレプリント印刷方式における印刷皮膜の薄膜化は、この問題をますます助長させることになる。
【０００６】
そこで、プレプリント印刷用途で利用されるインキにおいては、まず、高い色濃度と隠蔽性を基本性能として持ち合わせていなければならない。とりわけ、白色インキは本来の白い色の印刷部分の印刷以外にも、下地の色を隠蔽して上刷り印刷の図柄を引き立たせる役割を果たす場合が多いため、白色度と隠蔽性は非常に重要な性能である。
【０００７】
一般的に白インキの顔料として使用されている酸化チタンは、白色無機顔料の中でも白色度、隠蔽力などに優れた理想的な顔料であるが、比重が大きいため、インキ中の分散安定性が悪く、顔料の沈降分離が起こりやすい等の問題点がある。そのため、近年、分散能力を向上させるために、酸化チタンに代えて、有機材料として様々な粒径、形状、材質の樹脂粒子を着色材として使用したインキ組成物が多数提案されているが、これらでは十分な隠蔽力、白色度が得られていないのが現状である。
【０００８】
また、前述のプレプリント印刷方式では、インキの転移量を少なくするために、非常に細かいセルを有するアニロックスロールと、ドクターブレードとを利用したインキ供給装置を使用するようになっている。この様なインキ供給装置を使用している印刷機では、アニロックスロールとドクターブレードの間でストリークと呼ばれる現象が起こりやすくなる。ストリークとは、ドクターブレードとアニロックスロールとの間でインキ固形分の濃度むらや凝集が起こる現象であり、ドクターブレードの先端にかかるずりせん断応力による固体相と液体相の分離、紙繊維や異物の混入が原因で起こるが、特に高固形分の酸化チタン系の白インキを印刷すると、このストリーク現象が起こりやすいという問題がある。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明の目的は上記問題点を解決し、通常の段ボール印刷だけでなく、プレプリント印刷においても良好な重ね刷り適性と、高い白色度や隠蔽性を有し、さらにストリーク現象を起こし難い水性白色印刷インキ組成物を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、（１）白色顔料、バインダー樹脂、水および必要に応じて水性媒体を主要成分とする水性白色印刷インキ組成物において、前記白色顔料として、酸化チタンと柱状結晶または板状結晶の水酸化アルミニウムとを用い、さらに酸化チタン：水酸化アルミニウムの重量比率が４０：６０〜９３：７であることを特徴とする水性白色印刷インキ組成物に関する。
【００１１】
また本発明は、（２）前記酸化チタンおよび水酸化アルミニウムの合計含有量がインキ組成物中２０〜７０重量％である前記（１）項記載の水性白色印刷インキ組成物に関する。
【００１２】
また本発明は、（３）前記水酸化アルミニウムが板状結晶の水酸化アルミニウムである前記（１）または（２）項記載の水性白色印刷インキ組成物に関する。
【００１３】
また本発明は、（４）前記水酸化アルミニウムの平均粒子径が０．３〜７．０μｍである前記（１）〜（３）項のいずれかに記載の水性白色印刷インキ組成物に関する。
【００１４】
さらに本発明は、（５）前記（１）〜（４）項のいずれかに記載の水性白色印刷インキ組成物を用い、かつプレプリント方式で印刷することを特徴とする段ボールの製造方法に関する。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の水性白色印刷インキ組成物について詳細に説明する。
【００１６】
本発明の水性白色印刷インキ組成物で使用する白色顔料は、酸化チタンおよび柱状結晶または板状結晶の水酸化アルミニウムとを、酸化チタン：水酸化アルミニウムの重量比率が４０：６０〜９３：７となる割合で併用するものである。酸化チタンとしては一般的に印刷インキの顔料として用いられているものが使用できる。水酸化アルミニウムとしては、不定形、針状結晶、柱状結晶、板状結晶など各種の形態のものがあるが、白色度、隠蔽性、重ね刷り性、耐ストリーク性の点から、柱状結晶または板状結晶のものが好ましく、その中でも特に板状結晶のものが好ましい。柱状結晶、板状結晶の水酸化アルミニウムの市販品としては、ハイジライト（昭和電工（株）製）などがある。水酸化アルミニウムの重量比率が前記範囲より少ないと、白色度、隠蔽性が低下する傾向にあり、水酸化アルミニウムの重量比率が前記範囲より多いと、白色度、隠蔽性、重ね塗り性、耐ストリーク性が低下する傾向がある。この点から、酸化チタン：水酸化アルミニウムの重量比率は好ましくは６０：４０〜９０：１０である。水酸化アルミニウムの粒子径が大きすぎても小さすぎても白色度、隠蔽性が低下する傾向にあるから、水酸化アルミニウムは平均粒子径が０．３〜７．０μｍのものが好ましく、より好ましくは０．５〜３．０μｍである。また、酸化チタンおよび水酸化アルミニウムの合計含有量はインキ組成物中２０〜７０重量％であるのが好ましく、より好ましくは２０〜６０重量％である。
【００１７】
本発明の水性白色印刷インキ組成物で使用するバインダー樹脂としては、通常の水性印刷インキ組成物で使用される不飽和二重結合を有するモノマーを重合させて得られる樹脂や、官能基同士の反応によって得られる樹脂などであれば、とくに制限なく使用できる。具体的には、アクリル酸あるいはメタクリル酸とそのアルキルエステル、あるいはスチレン等を主なモノマー成分として共重合した水溶性アクリル系樹脂、水溶性スチレン−アクリル樹脂、水溶性スチレン−マレイン酸樹脂、水溶性スチレン−アクリル−マレイン酸樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂などの各種バインダー樹脂が好適な例として例示できる。バインダー樹脂の含有量は水性白色印刷インキ組成物中１〜２０重量％が適当である。
【００１８】
本発明の水性白色印刷インキ組成物で使用できる水性媒体としては、水または水と水混和性溶剤との混合物があげられる。水混和性溶剤としては、例えば、低級アルコール類、多価アルコール類、およびそれらのアルキルエーテルまたはアルキルエステル類等があげられ、具体的には、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等があげられる。
【００１９】
本発明の水性白色印刷インキ組成物には、上記に示した成分以外に、必要に応じて造膜剤、顔料分散剤または顔料分散樹脂、ブロッキング防止剤、湿潤剤、粘度調整剤、ｐＨ調整剤、消泡剤、一般の界面活性剤等種々の添加剤を適宜選択して使用することができる。
【００２０】
これら各種材料を使用して、本発明の水性白色印刷インキ組成物を製造する方法としては、白色顔料、バインダー樹脂、水、必要に応じて水混和性溶剤、および必要に応じて顔料分散剤または顔料分散樹脂を混合して混練し、さらに添加剤、水、必要に応じて水混和性溶剤、および所定の材料の残りを添加、混合する方法が一般的である。
【００２１】
なお、本発明の水性白色印刷インキ組成物は、上記の各成分を必要量混合し、ホモミキサー、ラボミキサーなどの高速攪拌機や、３本ロールミルやビーズミルなどの分散機にて混合、分散することにより容易に得ることができる。
【００２２】
本発明の水性白色印刷インキ組成物は、紙またはプラスチックフィルムを被着体として、フレキソあるいはグラビア印刷方式などによって印刷することができる。
【００２３】
特に、フレキソ印刷でも最近のプレプリント印刷方式や、あるいはグラビア方式のようにドクターブレードを用いた印刷においては、ストリーク現象を起こしにくいといった特徴を有する。さらに、段ボール印刷物の製造においては、プレプリント印刷方式によって薄膜の印刷皮膜が形成されても、十分な隠蔽性および高い白色度を有するものである。
【００２４】
【実施例】
以下、実施例によって、本発明の水性白色印刷インキ組成物ならびにその製造方法をさらに詳細に説明するが、本発明はその趣旨と適用範囲に逸脱しない限りこれらに限定されるものではない。なお、以下の記述において「部」は重量部を示す。
【００２５】
[水性白色印刷インキの製造方法]
顔料およびバインダー樹脂を撹拌混合し、ビーズミルを使用して常法に従い混練後、表１のインキ組成（部数で示す）に従って各種インキ材料を添加し、実施例１〜６および比較例１〜４の水性白色印刷インキ組成物を得た。使用した顔料およびその他の材料は以下の通りである。
【００２６】
酸化チタン、粒子径：０．２５μｍ、形状：不定形
水酸化アルミニウム
サンプル１：平均粒子径：３．０μｍ、形状：不定形
サンプル２：平均粒子径：１．０μｍ、形状：六角板状
サンプル３：平均粒子径：１．０μｍ、形状：不定形
サンプル４：平均粒子径：３．０μｍ、形状：六角板状
サンプル５：平均粒子径：０．５μｍ、形状：六角板状
サンプル６：平均粒子径：０．５μｍ、形状：不定形
バインダー樹脂：ジョンクリル６７１（ジョンソンポリマー製）
造膜剤：ジョンクリル６１１（ジョンソンポリマー製）
消泡剤：アクアレン１４４８（サンノプコ製）
溶剤：グリコール系溶剤／イソプロピルアルコ−ル混合溶剤
【００２７】
[印刷物の性能評価]
上記で調製した水性白色印刷インキ組成物を、フレキソ印刷機（東谷製作所(株）製東谷フレキソ印刷機、印刷速度：８０ｍ／ｍｉｎ）を用いて原紙（東海パルプ（株）製東海ＴＫライナー）に印刷を行い、得られた実施例１〜６および比較例１〜４の印刷物について、以下に示す評価方法で評価した。その評価結果を表２に示す。
【００２８】
・白色度
各印刷物の白インキの白色度を目視評価した。なお、白色度が高いものを５、白色度が低いものを１として５段階評価した。
【００２９】
・隠蔽性
各印刷物の白インキの隠蔽性を目視評価した。隠蔽性の高いものを５、隠蔽性が低いものを１として５段階評価した。
【００３０】
・重ね刷り適性
重ね刷りしたときのトラッピング性を目視評価した。なお、トラッピング性がいいものを５、トラッピング性が劣っているものを１として５段階評価した。
【００３１】
・耐ストリーク性
印刷時のストリークを目視評価した。なお、ストリーク現象が起こっていないものを５、ストリーク現象がひどいものを１として５段階評価した。
【００３２】
【表１】

【００３３】
【表２】

【００３４】
【発明の効果】
本発明の水性白色印刷インキ組成物は、通常の段ボール印刷だけでなく、プレプリント印刷においても良好な重ね刷り適性と、高い白色度や隠蔽性を有し、さらにストリーク現象を起こし難いという効果を奏する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aqueous white printing ink composition. More specifically, the present invention relates to an aqueous white printing ink composition that is excellent in white ink overprintability, whiteness and concealment properties when printed on a substrate such as paper, and is less prone to streak phenomenon.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in the field of packaging containers centering on corrugated cardboard, a clear printed matter has been demanded in order to give a high-class image to the contents. In the field of cardboard printing, flexographic printing is the mainstream, but in order to obtain clear prints, it is necessary to faithfully print inks with more vivid colors and high gloss. In order to be able to compete with the method and the offset printing method, a preprint printing method which is particularly excellent in fine line reproducibility and has little printing unevenness has been drawing more attention.
[0003]
The preprint printing method is a method in which printing ink is printed on a front liner such as jute paper or kraft paper, and then the core and backing paper are pasted through a hot platen. Higher print reproducibility can be obtained than printing.
[0004]
However, since a flexible flexographic relief plate is used as the printing plate even in the preprint printing method, there is a concern that the surface of the printing plate may be crushed and the pattern will be thickened when pressure is applied during printing. This problem becomes more prominent as more ink is transferred to the printing plate. Therefore, it is necessary to perform printing with as little transfer as possible to the printing plate. And, when printing with such a small amount of ink transfer to a printing plate, the amount of transfer to the paper surface also decreases, so the preprint printing method is a recent requirement that a good printed matter can be obtained with a thinner printing film It has become.
[0005]
However, in corrugated cardboard printing, the color of the underlying paper is likely to cause a decrease in print quality, and particularly when the color of the underlying paper appears in a light-colored printed part, it looks dull and results in a noticeable deterioration in the appearance of the printed matter. . And the thinning of the printed film in the above-mentioned preprint printing method further promotes this problem.
[0006]
Therefore, inks used for preprint printing must first have high color density and hiding properties as basic performance. In particular, white ink often plays a role in concealing the background color by concealing the background color in addition to printing the original white-colored printed part, so whiteness and concealment are very important. Performance.
[0007]
Titanium oxide, which is generally used as a pigment for white ink, is an ideal pigment with excellent whiteness and hiding power among white inorganic pigments. Unfortunately, there are problems such as the precipitation and separation of pigments. Therefore, in recent years, in order to improve the dispersibility, many ink compositions have been proposed in which resin particles of various particle sizes, shapes and materials are used as coloring materials instead of titanium oxide. However, at present, sufficient hiding power and whiteness are not obtained.
[0008]
In the above-described preprint printing method, an ink supply device using an anilox roll having very fine cells and a doctor blade is used to reduce the amount of ink transfer. In a printing machine using such an ink supply device, a phenomenon called streak tends to occur between the anilox roll and the doctor blade. Streak is a phenomenon in which the concentration and agglomeration of ink solids occur between the doctor blade and anilox roll. Separation of the solid phase and the liquid phase due to shear stress applied to the tip of the doctor blade, paper fibers and foreign matter Although this occurs due to mixing, there is a problem that this streak phenomenon is likely to occur particularly when printing a high solid content titanium oxide-based white ink.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, the object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and has good overprintability, high whiteness and concealment ability not only in normal cardboard printing but also in preprint printing, and further hardly causes streak phenomenon. It is to provide an aqueous white printing ink composition.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention relates to (1) an aqueous white printing ink composition comprising a white pigment, a binder resin, water and, if necessary, an aqueous medium as main components. As the white pigment, titanium oxide and columnar crystals or plate crystals are used. The present invention relates to an aqueous white printing ink composition characterized by using aluminum hydroxide and further having a weight ratio of titanium oxide: aluminum hydroxide of 40:60 to 93: 7.
[0011]
The present invention also relates to (2) the aqueous white printing ink composition according to item (1), wherein the total content of titanium oxide and aluminum hydroxide is 20 to 70% by weight in the ink composition.
[0012]
The present invention also relates to (3) the aqueous white printing ink composition according to (1) or (2) above, wherein the aluminum hydroxide is plate-like aluminum hydroxide.
[0013]
The present invention also relates to (4) the aqueous white printing ink composition according to any one of (1) to (3), wherein the aluminum hydroxide has an average particle size of 0.3 to 7.0 μm.
[0014]
Furthermore, the present invention relates to (5) a method for producing corrugated cardboard, wherein the aqueous white printing ink composition according to any one of (1) to (4) is used and printing is performed by a preprint method.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the aqueous white printing ink composition of the present invention will be described in detail.
[0016]
The white pigment used in the aqueous white printing ink composition of the present invention includes titanium oxide and columnar crystal or plate crystal aluminum hydroxide, and a weight ratio of titanium oxide: aluminum hydroxide of 40:60 to 93: 7. It is used together in the ratio. As titanium oxide, those generally used as pigments for printing inks can be used. There are various types of aluminum hydroxide such as amorphous, needle-like crystals, columnar crystals, and plate crystals. From the viewpoints of whiteness, concealability, overprinting, and streak resistance, columnar crystals or plates are used. Of these, a crystalline one is preferable, and a plate-like one is particularly preferable. As a commercial product of columnar crystal or plate-like crystal aluminum hydroxide, there is Hygilite (manufactured by Showa Denko KK). When the weight ratio of aluminum hydroxide is less than the above range, the whiteness and hiding properties tend to decrease, and when the weight ratio of aluminum hydroxide is more than the above range, the whiteness, hiding performance, overcoatability, and streak resistance Tend to decrease. From this point, the weight ratio of titanium oxide: aluminum hydroxide is preferably 60:40 to 90:10. If the particle size of the aluminum hydroxide is too large or too small, the whiteness and the hiding property tend to decrease. Therefore, the aluminum hydroxide preferably has an average particle size of 0.3 to 7.0 μm, more preferably. Is 0.5 to 3.0 μm. The total content of titanium oxide and aluminum hydroxide is preferably 20 to 70% by weight, more preferably 20 to 60% by weight in the ink composition.
[0017]
As a binder resin used in the aqueous white printing ink composition of the present invention, a resin obtained by polymerizing a monomer having an unsaturated double bond used in an ordinary aqueous printing ink composition, or a reaction between functional groups. Any resin can be used without particular limitation. Specifically, water-soluble acrylic resin, water-soluble styrene-acrylic resin, water-soluble styrene-maleic acid resin, water-soluble, copolymerized using acrylic acid or methacrylic acid and its alkyl ester or styrene as the main monomer component Various binder resins such as styrene-acrylic-maleic acid resin, water-soluble polyurethane resin, and water-soluble polyester resin can be exemplified as suitable examples. The content of the binder resin is suitably 1 to 20% by weight in the aqueous white printing ink composition.
[0018]
Examples of the aqueous medium that can be used in the aqueous white printing ink composition of the present invention include water or a mixture of water and a water-miscible solvent. Examples of the water-miscible solvent include lower alcohols, polyhydric alcohols, and alkyl ethers or alkyl esters thereof. Specifically, lower alcohols such as methanol, ethanol, normal propanol, and isopropanol. , Ethylene glycol, propylene glycol, diethylene glycol, dipropylene glycol, glycerin and other polyhydric alcohols, ethylene glycol monomethyl ether, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol monoacetate, propylene glycol monomethyl ether, propylene glycol monoethyl ether, propylene glycol Monoacetate, diethylene glycol monomethyl ether, dipropylene glycol monomethyl ether, etc. That.
[0019]
In addition to the components shown above, the aqueous white printing ink composition of the present invention includes a film-forming agent, a pigment dispersant or a pigment dispersion resin, an antiblocking agent, a wetting agent, a viscosity modifier, and a pH adjuster as necessary. Various additives such as antifoaming agents and general surfactants can be appropriately selected and used.
[0020]
Using these various materials, the method for producing the aqueous white printing ink composition of the present invention includes a white pigment, a binder resin, water, a water-miscible solvent as required, and a pigment dispersant or A method is generally used in which a pigment-dispersed resin is mixed and kneaded, and an additive, water, a water-miscible solvent as necessary, and the remainder of a predetermined material are added and mixed.
[0021]
The aqueous white printing ink composition of the present invention is prepared by mixing the required amounts of the above components and mixing and dispersing them with a high-speed stirrer such as a homomixer or a lab mixer, or a dispersing machine such as a three-roll mill or a bead mill. Can be obtained more easily.
[0022]
The aqueous white printing ink composition of the present invention can be printed by a flexo or gravure printing method using paper or a plastic film as an adherend.
[0023]
In particular, flexographic printing has a feature that streak phenomenon is unlikely to occur in printing using a doctor blade as in the recent preprint printing method or gravure method. Furthermore, in the manufacture of corrugated cardboard printed matter, even if a thin printed film is formed by a preprint printing method, it has sufficient concealing properties and high whiteness.
[0024]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although the Example demonstrates the water-based white printing ink composition of this invention, and its manufacturing method in detail, this invention is not limited to these, unless it deviates from the meaning and application range. In the following description, “parts” indicates parts by weight.
[0025]
[Method for producing aqueous white printing ink]
The pigment and the binder resin were stirred and mixed, kneaded according to a conventional method using a bead mill, and then various ink materials were added according to the ink composition (shown in parts) in Table 1, and Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4 An aqueous white printing ink composition was obtained. The pigments and other materials used are as follows.
[0026]
Titanium oxide, particle size: 0.25 μm, shape: amorphous aluminum hydroxide sample 1: average particle size: 3.0 μm, shape: amorphous sample 2: average particle size: 1.0 μm, shape: hexagonal plate sample 3 : Average particle size: 1.0 μm, shape: irregular sample 4: Average particle size: 3.0 μm, shape: hexagonal plate sample 5: average particle size: 0.5 μm, shape: hexagonal plate sample 6: average particle Diameter: 0.5 μm, Shape: Indefinite binder resin: Jonkrill 671 (Johnson polymer)
Film-forming agent: Jonkrill 611 (manufactured by Johnson Polymer)
Antifoaming agent: Aqualene 1448 (manufactured by San Nopco)
Solvent: Glycol solvent / Isopropyl alcohol mixed solvent
[Performance evaluation of printed matter]
The aqueous white printing ink composition prepared above is applied to a base paper (Tokai TK liner manufactured by Tokai Pulp Co., Ltd.) using a flexographic printing machine (Toya Flexo Printing Machine manufactured by Toya Seisakusho Co., Ltd., printing speed: 80 m / min). Printing was performed, and the obtained printed materials of Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4 were evaluated by the evaluation methods shown below. The evaluation results are shown in Table 2.
[0028]
-Whiteness The whiteness of the white ink of each printed matter was visually evaluated. In addition, the thing with a high whiteness was set to 5, and the thing with a low whiteness was set to 1, and five steps were evaluated.
[0029]
-Concealing property The concealment property of the white ink of each printed matter was visually evaluated. Five grades were evaluated, with 5 having high concealment and 1 having low concealment.
[0030]
-Suitability for overprinting The trapping property when overprinting was visually evaluated. In addition, five grades were evaluated with 5 being good trapping property and 1 being poor trapping property.
[0031]
• Streak resistance during streak-proof printing was visually evaluated. The evaluation was made on a five-point scale, with 5 indicating no streak phenomenon and 1 indicating a severe streak phenomenon.
[0032]
[Table 1]

[0033]
[Table 2]

[0034]
【The invention's effect】
The water-based white printing ink composition of the present invention has not only normal cardboard printing but also good overprintability in preprint printing, high whiteness and concealment, and the effect of hardly causing streak phenomenon. Play.

Claims (5)

白色顔料、バインダー樹脂、水性媒体を主要成分とする水性白色印刷インキ組成物において、前記白色顔料として、酸化チタンおよび柱状結晶または板状結晶の水酸化アルミニウムとを用い、さらに酸化チタン：水酸化アルミニウムの重量比率が４０：６０〜９３：７であることを特徴とする水性白色印刷インキ組成物。In an aqueous white printing ink composition comprising a white pigment, a binder resin, and an aqueous medium as main components, titanium oxide and columnar crystal or plate crystal aluminum hydroxide are used as the white pigment, and further titanium oxide: aluminum hydroxide The water-based white printing ink composition is characterized by having a weight ratio of 40:60 to 93: 7. 前記酸化チタンおよび水酸化アルミニウムの合計含有量がインキ組成物中２０〜７０重量％である請求項１記載の水性白色印刷インキ組成物。The aqueous white printing ink composition according to claim 1, wherein the total content of titanium oxide and aluminum hydroxide is 20 to 70% by weight in the ink composition. 前記水酸化アルミニウムが板状結晶の水酸化アルミニウムである請求項１または２記載の水性白色印刷インキ組成物。The aqueous white printing ink composition according to claim 1 or 2, wherein the aluminum hydroxide is plate-like aluminum hydroxide. 前記水酸化アルミニウムの平均粒子径が０．３〜７．０μｍである請求項１〜３のいずれかに記載の水性白色印刷インキ組成物。The aqueous white printing ink composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the aluminum hydroxide has an average particle size of 0.3 to 7.0 µm. 請求項１〜４のいずれかに記載の水性白色印刷インキ組成物を用い、かつプレプリント方式で印刷することを特徴とする段ボールの製造方法。A method for producing corrugated cardboard, wherein the aqueous white printing ink composition according to any one of claims 1 to 4 is used and printing is performed by a preprinting method.