JP3895114B2

JP3895114B2 - Built-in cooker

Info

Publication number: JP3895114B2
Application number: JP2001024232A
Authority: JP
Inventors: 和成今本
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2001-01-31
Filing date: 2001-01-31
Publication date: 2007-03-22
Anticipated expiration: 2021-01-31
Also published as: JP2002228162A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン等のカウンタートップに組み込まれて使用されるビルトイン型調理器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば誘導加熱調理器等の調理器をビルトイン型調理器としてをシステムキッチンのカウンタートップに組み込む場合、図８に示すような取付構成としていた。
この図８において、誘導加熱調理器１は調理器本体２とトッププレート３とを具備してなり、この調理器本体２内には図示しないが誘導加熱コイルや回路基板等を設けており、またトッププレート３には図示しないが前記誘導加熱コイルに対向するプレート部と該プレート部の外周囲を保持する枠部４とから大略構成されていて、これら調理器本体２とトッププレート３とは、その外周縁部３ａたる枠部４の適宜の位置において図示しないがネジ止め手段等により連結固定され一体化されている。
【０００３】
しかるに、この誘導加熱調理器１を組み込むに際しては、まず調理器本体２をキッチンのカウンタートップ５の開口部６から内方に落し込み、この開口部６より大きな外形をなす前記トッププレート３の外周縁３ａにて係止し、所謂懸架状態に支持させる。そして、付属部品として用意された金属製の矩形平板状の固定具７の一端を調理器本体２の底部２ａに設けたナット部８に第１のボルト部材９にて締め付けた後、その他端をカウンタートップ５の裏面側まで延出し、その端部に第２のボルト部材１０を螺挿するとともに先端をカウンタートップ５の裏面に押し付けるようにして締め付ける。これにより、固定具７を介して調理器本体２を下方に引張るように付勢して、トッププレート３との間で挟持しその外周縁３ａがカウンタートップ５の上面である開口部６周縁に密着されるように取付固定される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようにカウンタートップ５の上面に係止されたトッププレート３との接合面は、キッチン等で使用された水等の液体が容易に侵入しないように強く密着する構成が望ましい。そのためには、第２のボルト部材１０を強く締め付ける必要があるが、この場合、強く締め付けるほど固定具７を介して第１のボルト部材９を固持しているナット部８に対し、離脱方向の外力が集中する。
【０００５】
従って、上記構成の取付強度を上げるには固定具７が容易に変形しないことはもとより、ナット部８に応力が集中し易いので径大でネジの締め代を大きくするなどの配慮が必要であり、且つ該ナット部８を設ける調理器本体２の水平な底部２ａは変形し易く、そのために例えば金属製の調理器本体２の外郭をなす全体の板厚を増すことはコスト的に極めて不経済であるばかりか、その他の手段としても別部材のナット部材を溶着したりせねばならず複雑化し面倒である。
しかも、最近では斯かる調理器本体２の外郭を形成するには容易に製作できる合成樹脂製とする場合が増えているが、斯かる場合には別体のナット部をモールドしたり、やはりその周辺を補強するなど工夫が必要となる。
【０００６】
また、上記のような固定具７を用いた取付作業は、通常キッチン内部の狭い暗所において行われることが多く、できるだけ簡易な取付構成であることが好ましい。
例えば、上記取付構成において、固定具７を予め調理器本体２に仮固定した状態で開口部６から落とし込み、そして該固定具７を所定位置まで回動させて締付固定すれば、該固定具７をその都度連結固定することに比べると遥かに効率良く取り付けられることが予測される。
【０００７】
ところが、いずれにしてもキッチン内部において前記した第１,第２の２本のボルト部材９，１０を強固に締め付ける作業が必要で、特に暗所で手探りでの作業を強いられる場合には、例えば第２のボルト１０を螺挿する位置決めや、これら各ボルト９，１０を図示しない締付治具を使用して強く締め付ける作業は、キッチン下部の狭い場所において不自然な体勢となることも相俟って面倒で困難となるなどの問題を有していた。
【０００８】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、キッチン等内部の狭くて暗所における組み込み作業となっても、固定具と調理器本体との連結作業が容易にでき、しかもボルト部材の部品点数を削減した上で強度的にも良好で簡単に取付固定ができるビルトイン型調理器を提供するにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のビルトイン型調理器は、キッチン等のカウンタートップの上面開口部から調理器本体を落とし込むとともに、該本体の上部に設けられたトッププレートの外周縁で係止して組み込むようにしたものにおいて、前記調理器本体を構成する本体ケースの側壁に、側方に突出する突段部を形成するとともに、該突段部の段差部近傍に係合口を設け、この係合口にＬ字状の固定具の垂直部上端を係合するとともに、該固定具の水平部にボルト部材を螺挿し、このボルト部材を前記カウンタートップの裏面に締め付けることにより、前記固定具を介して前記トッププレートとの間でカウンタートップを挟持し取付固定したことを特徴とする（請求項１の発明）。
【００１０】
斯かる構成によれば、固定具およびボルト部材による部品点数の低減を図りながら、Ｌ字状に形成してなる固定具は自体の強度向上はもとより、本体ケースとの連結強化も果たし得、しかも、固定具を本体ケースに組み付ける際に突段部の段差部にて衝止してそれ以上の移動を阻止することで所謂位置規制され、以って続いて行なう係合口との位置合わせは必要に応じ横方向に若干調整移動させる程度で行え、その連結作業を容易にする。従って、キッチン等内部の狭くて暗所における組み込み作業も簡単確実にできるなど、コスト的にも有利な実用的効果を有する。
【００１１】
そして、請求項１記載のものにおいて、本体ケースの係合口を有する側壁には、固定具の垂直部上端を下方から前記係合口に向けて案内する凸部を形成したことを特徴とする（請求項２の発明）。
【００１２】
斯かる構成によれば、固定具の上端部を係合口に案内する凸部を設けたので、キッチン内部から固定具を組み付ける場合、係合口を有する本体ケースの下方から宛がう位置決めが手探りでも容易に確認でき、従って斯くして位置決め後は固定具を単に上方にスライド移動させるだけで係合口位置に案内され、一致した位置で容易に係合連結させることができるもので、面倒になりがちなキッチン内部の組み込み作業を一層簡単確実に行うことができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
（第１の実施の形態）
以下、本発明のビルトイン型調理器として誘導加熱調理器１１に適用して示す第１実施例について、図１ないし図３に基づき説明する。
このうち図１は、例えば１口タイプの誘導加熱調理器１１をキッチン内部に組み込んだ全体構成を示す縦断面図、図２は該調理器１１単体の外観斜視図である。これら図面に示すように、まず誘導加熱調理器１１単体の構成としては、詳細は後述するがキッチン内部に落とし込まれる調理器本体１２と、この調理器本体１２の上面部を形成するように被着されたトッププレート１３とから大略構成されている。
【００１８】
しかるに、上記調理器本体１２は、本実施例では合成樹脂製とし上面を開口した矩形箱状の本体ケース１４と、この内部に前記トッププレート１３に近接して配設された誘導加熱コイルユニット１５と、また下方に放熱部材１６を有して設けられた回路基板１７等から構成されている。そのうち、前記誘導加熱コイルユニット１５は、耐熱絶縁材料からなるコイルベース１８と、このコイルベース１８上に配設された誘導加熱コイル１９とから構成され、また上記回路基板１７は、その誘導加熱コイル１９を制御するインバータ回路やその他の電子部品（いずれも図示せず）が実装された構成としている。
その他、調理器本体１２には図示しないが冷却ファンやそのための吸気口や排気口を備え、前記放熱部材１６を介して回路基板１７が搭載する発熱性部品の冷却を行なうようにしている。
【００１９】
一方、前記トッププレート１３は、その略中央部に位置して結晶化ガラスからなる円板状のプレート部２０と、このプレート部２０を保持するアルミニウム製で板状の枠部２１とから構成されている。そのプレート部２０は、前記誘導加熱コイル１９と対向配置され、上面を調理用鍋等の載置部とするものである。また、前記枠部２１は、前記調理器本体１２の上面開口を有する外形寸法より大きくて、その外周縁を前記本体ケース１４の開口周縁と重ね合せて前記トッププレート１３の外周縁１３ａとして庇状に延出した形態にあって、斯かるトッププレート１３は調理器本体１２たる本体ケース１４に図示しないネジ止め手段とか接着剤等の固着手段により連結固定している。
尚、詳しい図示は省略するが、図２に示すように前記枠部２１の右前部（調理器１１の正面側）には、前記誘導加熱コイルユニット１５をオン，オフするスイッチキーや火力調整キー、火力表示部等を備えた操作パネル２２が設けられている。
【００２０】
斯くして、上記構成からなる誘導加熱調理器１１は、図１に示す如くシステムキッチンに組み込まれて利用される。即ち、図１に明示するようにキッチンのカウンタートップ２３には、前記本体ケース１４にて外郭を形成する前記調理器本体１２を、落とし込み可能でトッププレート１３の外周縁１３ａにて係止される大きさの矩形の開口部２４が形成されている。従って、この開口部２４に調理器本体１２を落とし込まれた誘導加熱調理器１１は、前記トッププレート１３の外周縁１３ａにて係止され所謂懸架状態に支持される。
そして、この状態にて詳細は後述するが例えば相対する2箇所においてＬ字状の固定具２５を用いて、カウンタートップ２３に堅固に取付固定され、キッチン内部に不動状態に組み込まれている。
【００２１】
更に、この組み込み状態における具体的構成について、図１，２を参照して述べる。まず、前記した調理器本体１２を構成する本体ケース１４の左右の両側壁１４ａ，１４ｂには、縦方向の上面開口端から下方中腹部に至り外方に膨出した突段部２６，２６が形成され、その境界の段差部２６ａには正面視して矩形の係合口２７が夫々形成されている。以下、説明を簡略するために一方の左側壁１４ａ側の１箇所における構成および取付手段につき説明する（他方の右側壁１４ｂ側の構成も同一である）。
【００２２】
上記した係合口２７は、図示するように本実施例では一部突段部２６を含みその段差部２６ａ近傍に貫通した角孔状に形成されていて、これは本体ケース１４を合成樹脂にて型成形するとき、上下方向の型抜きにて該係合口２７も同時に成形できる構成にある。尚、前記突段部２６の幅（横）方向の寸法は、本実施例では図２に示す如く前記係合口２７の幅寸法より大きくするのが好ましいが、同等若しくは若干小さくても特に支障はなく適宜に設定される。
【００２３】
そして、上記係合口２７には前記したＬ字状に曲成された固定具２５の一端が係合されている。具体的には、固定具２５は剛体性の高い金属製で前記係合口２７の幅寸法より幅狭の板状にあって、これをＬ字状に折曲形成している。そのＬ字状の一端たる垂直部上端には、例えば下方にコ字状に折曲された鉤部２５ａが形成されていて、該鉤部２５ａが前記係合口２７に挿入され引掛けられて、下方向に対し係合して連結された状態にある。また、他端の水平部には例えばバーリング加工されたナット部２５ｂが形成され、これに螺挿されたボルト部材たる蝶型ボルト２８が強く締め付けられ、従って蝶型ボルト２８の先端がカウンタートップ２３の裏面を強く押圧した状態にあって、前記したトッププレート１３の外周縁１３ａとの間で該カウンタートップ２３を挟持することで取付固定され、以って誘導加熱調理器１１がキッチン内部に不動状態に組み込まれている。
【００２４】
しかして、上記構成の誘導加熱調理器１１をキッチンに組み込む作業手順につき、図１，２に加えて特には図３に示す要部の分解図を参照して述べる。まず、図３に示す如く調理器本体１２部分を、カウンタートップ２３の開口部２４からキッチン内部に落とし込む。これにより、開口部２４の周縁上に前記したようにトッププレート１３の外周縁１３ａが係止され懸架状態に支持される。次いで、固定具２５を組み付けるべくキッチン内部たるカウンタートップ２３の下部内方から鉤部２５ａを係合口２７に引掛けるようにして係合させる。
【００２５】
この場合、キッチン内部が暗くて手探りで作業するような悪条件下にある場合につき述べるに、本体ケース１４の突段部２６および係合口２７位置（略中央位置）を大よその目安として、固定具２５の上端たる鉤部２５ａを左側壁１４ａに宛がい上方へ滑らせる。このとき、固定具２５の他端には予め蝶型ボルト２８を若干螺挿して保持させておくと良い。やがて、鉤部２５ａが突段部２６の段差部２６ａに当接して、これ以上の上方への移動は衝止されるので、この段差部２６ａに沿って該固定具２５を必要に応じ若干左、または右に移動（横方向）させる。この結果、鉤部２５ａが段差部２６ａ近傍の係合口２７に一致すると、該鉤部２５ａは係合口２７に挿入されるとともに、固定具２５を下方に引張ることにより係合口２７の下縁部に確実に係合状態となる。
尚、固定具２５を予め予測した係合口２７に対応する下方の位置に一致して宛がうことができた場合は、鉤部２５ａが突段部２６に位置する係合口２７の上縁部に衝止されるとともに、直ちに該係合口２７に挿入されて係合し連結状態を得ることができるのは言うまでもない。
【００２６】
そして、鉤部２５ａを係合させた後は、固定具２５に予め保持させておいたボルト部材たる蝶型ボルト２８をナット部２５ｂを介して強く締め付けることによって、蝶型ボルト２８の先端がトッププレート２３の裏面を強く押圧せしめる。
【００２７】
従って、蝶型ボルト２８を締め付けるに伴い、固定具２５を介して調理器本体１２を下方内部に引張り込み、その結果、トッププレート１３の外周縁１３ａと蝶型ボルト２８との間でカウンタートップ２３が強く挟持されて不動状態に取付固定され、以って誘導加熱調理器１１のキッチンへの組み込みが完了する。
【００２８】
さて、上記構成とした本実施例によれば、誘導加熱調理器１１をキッチンたるトッププレート２３の内部に組み込む際、次の作用効果を有する。
即ち、まず誘導加熱調理器１１をキッチンに組み込むに際して、付属品としては固定具２５と蝶型ボルト２８の２種類の部品にて、カウンタートップ２３への取付固定が簡単確実にでき、組み込み作業の効率化を図ることができる。特に、固定具２５を組み付ける際、該固定具２５を突段部２６の段差部２６ａにて衝止させるようにしたので、それ以上の上方への移動は阻止され所謂位置規制され、その後の係合口２７と鉤部２５ａとの位置合わせは単に左右方向に調整移動する程度で容易に行なえる。
【００２９】
従って、斯かる係合口２７と鉤部２５ａとの係合が終えれば、後は至極簡単な蝶型ボルト２８を回動する締め付け作業のみであり、しかも固定具２５に蝶型ボルト２８を予め螺挿して保持させておけば、ナット部２５ｂへ蝶型ボルト２８を螺挿するための位置合わせ作業は不要にでき、一層効率良く組み込むことができる。このように、部品点数の削減や位置合わせも容易にできるとともに、ボルト部材による螺挿作業も大幅に軽減できるので、これら組み込み作業がキッチンたるカウンタートップ２３の内部が、暗くて狭い場所などの悪条件にあっても誘導加熱調理器１１を簡単確実に取付固定できる。
【００３０】
また、固定具２５はＬ字状に形成して、その垂直上端部を係合口２７に係合させ、他端の水平部を介して蝶型ボルト２８にてカウンタートップ２３の裏面に締め付けるようにしたので、該固定具２５自体の機械的強度を高め得、しかも蝶型ボルト２８の締め付けに伴い鉤部２５ａと係合口２７とは係合方向の外力が加わり一層連結が強化されるとともに、その連結部に加わる応力は、固定具２５の幅寸法に相当する鉤部２５ａの内面領域と係合口２７の下縁領域で受け、且つ本体ケース１４の縦方向の側壁１４ａで受け止めるので、従来構成で述べたナット部に離脱方向の応力が集中したり、該本体ケースの水平な底部が変形するようなことはなく、従って遥かに機械的強度に富み耐久性に優れた構成が得られる。
【００３１】
更には、本実施例によればボルト部材の点数削減を図る上に、蝶型ボルト２８を採用したので、特別な締付治具を用いることなく締め付け作業を容易にし、延いては堅固な取付状態、所謂取付強度を高め得ることが可能となり、このことはトッププレート１３の外周縁１３ａ下面がカウンタートップ２３の上面に接合する密着度を高め、こぼれた水等がこの接合面から侵入するのを防止するに有効である。
【００３２】
上記実施例に対し、図４ないし図７は本発明の第２ないし第４実施例を示したもので、上記第１実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみにつき述べる。
【００３３】
（第２の実施の形態）
まず、図４および図５は本発明の第２実施例を示すもので、図４は図２相当図であり、図５は作用を説明するための図４の要部の拡大図である。
このものは、上記第１実施例に対し調理器本体１２の外郭を形成する本体ケース２９についてのみ異なる構成に改善したもので、他は共通とするものである。
【００３４】
即ち、本実施例における本体ケース２９は、係合口２７の両側部から下方の縦方向に指向して形成したリブ状の凸部３０ａ，３０ｂを有する点で異なる構成にある。尚、斯かる凸部３０ａ，３０ｂの高さは、何ら制約されるものではないが、本実施例では突段部２６と同一高さに突出している。また、これら凸部３０ａ，３０ｂ間の間隔は、係合口２７の横方向寸法（幅寸法）と同じで、これは図５に二点鎖線で示す固定具２５の幅寸法より若干大きく設定している。
【００３５】
上記したように、本実施例では係合口２７の両側部に凸部３０ａ，３０ｂを設けたので、誘導加熱調理器１１のキッチン組み込みに際して、斯かる突部３０ａ，３０ｂが固定具２５を下方から係合口２７に向けて案内する作用をなし、組み込み作業を一層効率良く行うことができる。具体的には、図示しないキッチンのカウンタートップの開口部に調理器本体１２を落とし込んだ後、その本体ケース２９の係合口２７に固定具２５を係合させるべく、その垂直部の上端の鉤部２５ａを図５に示す如く各凸部３０ａ，３０ｂ間に宛がう。
【００３６】
この場合、キッチン内部が狭いとか暗くても指先の感触にて突部３０ａ，３ｂを容易に確認できるので手探り作業を可能にする。そして、上記鉤部２５ａを同図中二点鎖線で示す矢印方向にやゝ押し付けるようにしてスライド移動させると、該鉤部２５ａが突段部２６に位置する係合口２７の上縁部に衝止されて、それ以上の移動は阻止されるとともに、略同時に鉤部２５ａが係合口２７に挿入される。そこで、固定具２５を若干下方に引張り移動させれば、鉤部２５ａが係合口２７の下縁部に係合して連結される。従って、後は上記第１実施例と同様に図示しないボルト部材を締め付けることで誘導加熱調理器１１はカウンタートップに取付固定され、所謂キッチン内部への組み込み作業が完了する。
【００３７】
このように、本実施例では固定具２５の上端である鉤部２５ａを係合口２７に案内する凸部３０ａ，３０ｂを設けたので、キッチン内部から固定具２５を係合口２７を有する本体ケース２９の側壁に、その下方から宛がう位置決めが手探りでも容易にでき、且つその位置決め後は固定具２５を上方にスライド移動させるだけで係合口２７に挿入して係合させることができるもので、面倒になりがちなキッチン内部の組み込み作業を一層簡単確実に行うことができる。
【００３８】
尚、本実施例においては、固定具２５の上端を案内する凸部３０ａ，３０ｂを、係合口２７の両側部に所謂２条連続したリブ状に形成したが、これに限らず例えば一方の凸部３０ａ若しくは３０ｂのみ形成した場合でも、固定具２５を宛がう位置決めは手探りでも可能であり、且つこれに沿って固定具２５を上方の係合口２７に向けて案内する作用効果も十分期待できる。
【００３９】
（第３の実施の形態）
図６は本発明の第３実施例を示す要部の断面図で、特には上記第２実施例で述べた凸部３０ａ，３０ｂに対し、所定寸法に特定した凸部３１ａ，３１ｂ（一方の凸部３１ａのみ図示）を有する点で異なるものである。即ち、係合口２７の両側部から下方の縦方向に延びる凸部３１ａ（３１ｂ）は、図６に示すトッププレート１３の外周縁１３ａ下面より該凸部３１ａ（３１ｂ）の下端部までの長さ寸法Ｈを４０ｍｍ以上に設定して突出形成したものである。
【００４０】
因みに、一般に普及している周知のキッチンに用いられているトッププレートの厚み寸法を調べてみると、最小１５ｍｍから最大４０ｍｍの範囲に大半が該当することが分かった。そこで、図６の（ａ）および（ｂ）は、カウンタートップ２３ａおよび２３ｂの夫々の厚み寸法Ｔ1およびＴ2のみが異なる実施態様を示したもので、以下同図（ａ）の厚み寸法Ｔ1を最小の１５ｍｍとし、また同図（ｂ）の厚み寸法Ｔ2を実用度が高い３０ｍｍと見立てて説明する。
【００４１】
まず、同図（ａ）に示すカウンタートップ２３ａの厚み寸法Ｔ1が小さい場合（この例では１５ｍｍ）には、突段部２６の段差部２６ａや係合口２７および凸部３１ａ（３１ｂ）は開口部２４の外部下方に露呈しており、固定具２５を組み付けるべく本体ケース３２に宛がう位置決めや係合連結する作業は難なく行え、蝶型ボルト２８の螺挿量が多くなる程度で上記第２実施例と同様に効率良く組み込むことができる。
【００４２】
一方、同図（ｂ）に示すカウンタートップ２３ｂの厚み寸法Ｔ2が大きい場合（この例では３０ｍｍ）には、段差部２６ａや係合口２７が厚み寸法Ｔ2の開口部２４の内方に隠れた配置構成となることが多くなる。しかるに、本実施例ではトッププレート１３の外周縁１３ａ下面より凸部３１ａ（３１ｂ）の下端部までの長さ寸法Ｈを４０ｍｍ以上に設定したので、カウンタートップ２３ｂの厚み寸法Ｔ2（３０ｍｍ）より下方に該凸部３１ａ（３１ｂ）の下端部が突出露呈する形態となり、従ってその各下端部間に固定具２５を宛がうことが容易にでき、この位置決めができれば後は固定具２５を上方にスライド移動させるだけで、凸部３１ａ（３１ｂ）間に案内されて係合口２７との係合も簡単確実に行なえるなど、結果として手探り作業となっても上記第２実施例と実質的に同様の作用効果が期待できる。
【００４３】
以上述べたように、凸部３１ａ（３１ｂ）を各種のカウンタートップ２３ａ，２３ｂの厚み寸法を考慮して４０ｍｍ以上とする長さ寸法Ｈを設定したので、大半のキッチンのカウンタートップが有する種々の厚み寸法に対応して誘導加熱調理器１１を取付固定でき、しかもキッチン内部の狭くて暗い場所にあっても容易に組み込むことができる。
【００４４】
（第４の実施の形態）
次いで、図７は本発明の第４実施例を示す要部の断面図で、上記第１実施例では本体ケース１４を合成樹脂製とした構成にて突段部２６や係合口２７を設けたのに対し、本実施例では金属製の本体ケース３３を採用した点が異なるものである。即ち、図７では突段部３４の段差部３４ａ下位に係合口３５を切り起し成形により設けた構成としている。
【００４５】
従って、上記構成においてカウンタートップ２３に組み込む場合は、開口部２４に落とし込まれた調理器本体１２は、その外郭を形成する前記本体ケース３３の下方から固定具２５が宛がわれ、外方に膨出形成された突段部３４の段差部３４ａにて一旦衝止される。そして、必要に応じ固定具２５を左右動させることにより、その上端の鉤部２５ａを係合口３５に容易に一致させることができ、鉤部２５ａと該係合口３５とが係合することで固定具２５を本体ケース３３に容易に連結することができ、以後蝶型ボルト２８を強く締め付けることにより上記第１実施例と同様にカウンタートップ２３に取付固定ができ、組み込み作業はキッチン内部においても容易に実行できる。
【００４６】
尚、本実施例では係合口３５を突段部３４の下位に形成したが、上記第１実施例と同様に突段部３４にわたって形成することも可能で、少なくとも段差部３４ａ近傍に設ければ略同等の作用効果が得られるとともに、また切り起し成形に限らない。更には、本実施例においても先の第２，第３実施例で述べた如き係合口３５の側部からリブ状の凸部を下方に形成することも可能である。
【００４７】
その他、本発明は上記し各図面に示された実施例に限定されるものではなく、例えば誘導加熱調理器に限らず少なくともキッチン等のカウンタートップの内部に落とし込んで組み込む調理器全般に適用できることはもとより、固定具等を用いた固定箇所は必要に応じて１箇所或は複数箇所に適用すれば良く、また具体的には固定具の垂直部上端に形成したコ字状の鉤部にしても、単に鋭角に折曲した形状でも良いし、該固定具は必要に応じ更に補強ビードや適宜の幅広に形成するなど、実施に際し具体的に種々変更が可能である。
【００４８】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のビルトイン型調理器においては、キッチン等のカウンタートップの内部に組み込むに際して、調理器本体を構成する本体ケースに突段部を形成するとともに、該突段部の段差部近傍に係合口を設け、この係合口にＬ字状に形成した固定具の一端を係合させ、他端に螺挿したボルト部材を前記カウンタートップの裏面に締め付けることによって取付固定する構成とした。
【００４９】
斯かる構成により、固定具およびボルト部材による部品点数の低減を図りながら、Ｌ字状になした固定具自体の強度向上および本体ケースとの連結強化も果たし得、しかも、固定具を組み付ける際に突段部の段差部にて衝止して位置規制され、必要に応じ若干横方向に調整移動する程度で係合口と一致させることができるので、係合口との連結作業を容易にする。従って、キッチン等内部の狭くて暗所における組み込み作業も容易で確実にできるなど、実用に好適するビルトイン型調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を誘導加熱調理器に適用してキッチン内部に組み込んだ第１実施例を示す全体構成の縦断面図
【図２】調理器単体の外観斜視図
【図３】組み込み手順を説明するための要部を破断して示す分解図
【図４】本発明の第２実施例を示す図２相当図
【図５】図４の要部の拡大図
【図６】本発明の第３実施例を示す異なる態様（ａ）および（ｂ）の各要部の断面図
【図７】本発明の第４実施例を示す要部の断面図
【図８】従来構成の図７相当図
【符号の説明】
図中、１１は誘導加熱調理器（ビルトイン型調理器）、１２は調理器本体、１３はトッププレート、１４，２９，３２，３３は本体ケース、２０はプレート部、２１は枠部、２３はカウンタートップ、２４は開口部、２５は固定具、２６，３４は突段部、２６ａ，３４ａは段差部、２７，３５は係合口、２８は蝶型ボルト（ボルト部材）、および３０ａ，３０ｂ，３１ａ，３１ｂは凸部を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a built-in cooker that is used by being incorporated in a countertop such as a system kitchen.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, when a cooking device such as an induction heating cooking device is incorporated as a built-in cooking device in a countertop of a system kitchen, the mounting configuration is as shown in FIG.
In FIG. 8, the induction heating cooker 1 includes a cooker body 2 and a top plate 3, and an induction heating coil, a circuit board, etc. are provided in the cooker body 2, although not shown. Although not shown in the top plate 3, the top plate 3 is generally composed of a plate portion facing the induction heating coil and a frame portion 4 that holds the outer periphery of the plate portion. The cooker body 2 and the top plate 3 are: Although not shown in the figure, the frame portion 4 as the outer peripheral edge portion 3a is connected and fixed and integrated by a screwing means or the like (not shown).
[0003]
However, when the induction heating cooker 1 is assembled, the cooker body 2 is first dropped inward from the opening 6 of the countertop 5 of the kitchen, and the outside of the top plate 3 having an outer shape larger than the opening 6 is removed. It is locked at the periphery 3a and supported in a so-called suspended state. And after fastening one end of the metal rectangular flat plate-shaped fixture 7 prepared as an accessory to the nut portion 8 provided on the bottom 2a of the cooker body 2 with the first bolt member 9, the other end is fixed. The counter top 5 is extended to the back surface side, and the second bolt member 10 is screwed into the end portion of the counter top 5, and the tip is pressed against the back surface of the counter top 5. Thus, the cooker body 2 is urged to be pulled downward via the fixture 7, and is sandwiched between the top plate 3 and the outer peripheral edge 3 a of the opening 6 is the upper surface of the countertop 5. It is mounted and fixed so that it is in close contact.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it is desirable that the joint surface with the top plate 3 locked on the upper surface of the countertop 5 as described above is strongly adhered so that a liquid such as water used in a kitchen or the like does not easily enter. For this purpose, the second bolt member 10 needs to be tightened strongly. In this case, the nut portion 8 that holds the first bolt member 9 through the fixture 7 in the disengagement direction as the bolt is tightened more strongly. External force concentrates.
[0005]
Therefore, in order to increase the mounting strength of the above configuration, not only the fixture 7 is not easily deformed, but also stress is likely to be concentrated on the nut portion 8, so that consideration must be given to increasing the screw tightening margin with a large diameter. In addition, the horizontal bottom 2a of the cooker main body 2 provided with the nut portion 8 is easily deformed. For this reason, for example, increasing the overall thickness of the outer shell of the metal cooker main body 2 is extremely uneconomical in terms of cost. In addition, as another means, a nut member as a separate member must be welded, which is complicated and troublesome.
Moreover, recently, there is an increasing number of cases made of a synthetic resin that can be easily manufactured to form the outline of the cooker body 2, but in such a case, a separate nut portion is molded, It is necessary to devise such as reinforcing the surroundings.
[0006]
In addition, the mounting operation using the fixture 7 as described above is usually performed in a narrow dark place inside the kitchen, and it is preferable that the mounting configuration be as simple as possible.
For example, in the above-described mounting configuration, when the fixture 7 is temporarily fixed to the cooker body 2 in advance and dropped from the opening 6, and the fixture 7 is rotated to a predetermined position and fixed, the fixture It can be expected that the attachment will be much more efficient than connecting and fixing 7 each time.
[0007]
However, in any case, it is necessary to firmly tighten the first and second two bolt members 9 and 10 in the kitchen. The positioning of screwing the second bolt 10 and the work of tightening each of the bolts 9 and 10 using a tightening jig (not shown) may result in an unnatural posture in a narrow space below the kitchen. It was troublesome and difficult.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and therefore the object of the present invention is to facilitate the connection work between the fixture and the cooker main body even if the work is a narrow and dark interior work in the kitchen or the like. In addition, it is an object of the present invention to provide a built-in type cooker that has good strength and can be easily fixed and fixed while reducing the number of parts of the bolt member.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the built-in cooker of the present invention drops the cooker body from the upper opening of the countertop of a kitchen or the like, and is locked at the outer periphery of the top plate provided on the upper part of the body. In this case, the side wall of the main body case constituting the cooker body is formed with a protruding step portion protruding sideways, and an engagement port is provided near the step portion of the protruding step portion. Engaging the upper end of the vertical portion of the L-shaped fixture with the engagement port, screwing a bolt member into the horizontal portion of the fixture, and tightening the bolt member to the back surface of the countertop, A counter top is sandwiched and fixed between the top plate and the top plate (invention of claim 1).
[0010]
According to such a configuration, the fixture formed in an L-shape can not only improve its strength but also strengthen the connection with the main body case while reducing the number of parts by the fixture and the bolt member. When the fixing tool is assembled to the main body case, the position is regulated by stopping at the stepped portion of the protruding portion and preventing further movement, and the engagement port to be performed subsequently. Alignment can be done by moving it slightly in the horizontal direction as necessary. Facilitates connection work. Therefore, there is a practical effect that is advantageous in terms of cost, such as being able to easily and surely perform the work in a narrow and dark place inside the kitchen or the like.
[0011]
And in the thing of Claim 1, the convex part which guides the perpendicular | vertical upper end of a fixing tool toward the said engagement port from the downward direction was formed in the side wall which has an engagement port of a main body case. Item 2).
[0012]
According to such a configuration, since the convex portion for guiding the upper end portion of the fixture to the engagement port is provided, when assembling the fixture from the inside of the kitchen, the positioning addressed from the lower side of the main body case having the engagement port can be searched. Therefore, after positioning, the fixture can be guided to the engagement port position simply by sliding upward, and can be easily engaged and connected at the coincident position. It is easier and more reliable to install the interior of the kitchen.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
Hereinafter, the 1st Example applied and applied to the induction heating cooking appliance 11 as a built-in type cooking appliance of this invention is demonstrated based on FIG. 1 thru | or FIG.
Among these, FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an overall configuration in which, for example, a single-mouth induction heating cooker 11 is incorporated in a kitchen, and FIG. 2 is an external perspective view of the cooker 11 alone. As shown in these drawings, the structure of the induction heating cooker 11 alone is described below in detail. As will be described in detail later, the cooker body 12 that is dropped into the kitchen and the top surface of the cooker body 12 are formed. The top plate 13 is generally composed of a worn top plate 13.
[0018]
However, the cooker main body 12 is made of a synthetic resin in the present embodiment and has a rectangular box-shaped main body case 14 having an open top surface, and an induction heating coil unit 15 disposed in the vicinity of the top plate 13. And a circuit board 17 provided with a heat dissipating member 16 below. Among them, the induction heating coil unit 15 includes a coil base 18 made of a heat-resistant insulating material, and an induction heating coil 19 disposed on the coil base 18, and the circuit board 17 includes the induction heating coil. An inverter circuit for controlling the circuit 19 and other electronic components (both not shown) are mounted.
In addition, although not shown, the cooker main body 12 is provided with a cooling fan and an intake port and an exhaust port therefor, so that the heat-generating components mounted on the circuit board 17 are cooled via the heat radiating member 16.
[0019]
On the other hand, the top plate 13 is composed of a disk-shaped plate portion 20 made of crystallized glass located at a substantially central portion thereof, and an aluminum-made plate-shaped frame portion 21 that holds the plate portion 20. ing. The plate portion 20 is disposed to face the induction heating coil 19 and has an upper surface as a placement portion such as a cooking pan. Further, the frame portion 21 is larger than the outer dimension having the upper surface opening of the cooker body 12, and its outer peripheral edge is overlapped with the opening peripheral edge of the main body case 14 to form a bowl shape as the outer peripheral edge 13 a of the top plate 13. The top plate 13 is connected and fixed to the main body case 14 which is the cooker main body 12 by screwing means (not shown) or fixing means such as an adhesive.
Although not shown in detail, as shown in FIG. 2, a switch key or a heating power adjustment key for turning on / off the induction heating coil unit 15 is provided on the right front portion of the frame portion 21 (front side of the cooking device 11). An operation panel 22 having a thermal power display unit and the like is provided.
[0020]
Thus, the induction heating cooker 11 having the above configuration is used by being incorporated in the system kitchen as shown in FIG. That is, as clearly shown in FIG. 1, the cooker main body 12, which forms an outline by the main body case 14, can be dropped on the countertop 23 of the kitchen and is locked by the outer peripheral edge 13 a of the top plate 13. A rectangular opening 24 having a size is formed. Therefore, the induction heating cooker 11 in which the cooker body 12 is dropped into the opening 24 is locked at the outer peripheral edge 13a of the top plate 13 and supported in a so-called suspended state.
In this state, as will be described in detail later, for example, L-shaped fixtures 25 are firmly attached and fixed to the countertop 23 at two opposite locations, and are incorporated in a stationary state inside the kitchen.
[0021]
Further, a specific configuration in this built-in state will be described with reference to FIGS. First, the left and right side walls 14a and 14b of the main body case 14 constituting the cooker main body 12 have protruding step portions 26 and 26 that bulge outward from the upper opening end in the vertical direction to the lower middle abdomen. In the step portion 26a at the boundary, a rectangular engagement port 27 is formed in front view. Hereinafter, in order to simplify the description, the configuration and attachment means at one location on the left side wall 14a side will be described (the configuration on the other right side wall 14b side is also the same).
[0022]
As shown in the figure, the engaging port 27 is formed in a square hole shape including a part of the protruding step portion 26 and penetrating in the vicinity of the stepped portion 26a. When the mold is formed, the engagement port 27 can be formed at the same time by vertical die cutting. In the present embodiment, the width (lateral) dimension of the protruding step portion 26 is preferably larger than the width dimension of the engaging port 27 as shown in FIG. It is set appropriately.
[0023]
The engagement port 27 is engaged with one end of the fixture 25 bent in the L-shape. Specifically, the fixture 25 is made of a highly rigid metal and has a plate shape that is narrower than the width of the engagement port 27, and is bent into an L shape. At the upper end of the vertical portion that is one end of the L-shape, for example, a flange portion 25a bent in a U-shape is formed, and the flange portion 25a is inserted into the engagement port 27 and hooked. It is in a state of being engaged and connected in the downward direction. Further, for example, a burring nut portion 25b is formed in the horizontal portion at the other end, and a butterfly bolt 28, which is a bolt member screwed into the nut portion 25b, is strongly tightened. The countertop 23 is attached and fixed between the outer peripheral edge 13a of the top plate 13 and the induction heating cooker 11 is immovable inside the kitchen. Built into the state.
[0024]
Thus, an operation procedure for incorporating the induction heating cooker 11 having the above-described configuration into the kitchen will be described with reference to FIGS. First, as shown in FIG. 3, the cooker body 12 is dropped into the kitchen from the opening 24 of the countertop 23. As a result, the outer peripheral edge 13a of the top plate 13 is locked and supported in a suspended state on the peripheral edge of the opening 24 as described above. Next, the hook 25a is engaged with the engagement port 27 from the lower inner side of the counter top 23, which is the inside of the kitchen, so that the fixture 25 is assembled.
[0025]
In this case, the case where the interior of the kitchen is dark and is under a bad condition such as a groping work will be described. As a rough guide, the position of the protruding portion 26 and the engagement port 27 of the main body case 14 is fixed. The hook 25a, which is the upper end of the tool 25, contacts the left side wall 14a and slides upward. At this time, the butterfly bolt 28 may be slightly screwed into the other end of the fixture 25 in advance. Eventually, the flange portion 25a comes into contact with the stepped portion 26a of the protruding step portion 26, and further upward movement is stopped, so that the fixture 25 is slightly left along the stepped portion 26a as needed. Or move right (horizontal). As a result, when the flange portion 25a coincides with the engagement port 27 in the vicinity of the stepped portion 26a, the flange portion 25a is inserted into the engagement port 27, and the fixing tool 25 is pulled downward to the lower edge of the engagement port 27. Engagement is ensured.
In addition, when the fixing tool 25 can be addressed in accordance with the lower position corresponding to the engagement port 27 predicted in advance, the upper edge portion of the engagement port 27 where the flange portion 25a is located at the protruding step portion 26. Needless to say, it can be immediately inserted into the engagement port 27 and engaged to obtain a connected state.
[0026]
After engaging the hook 25a, the butterfly bolt 28, which is a bolt member previously held by the fixture 25, is strongly tightened via the nut 25b, so that the tip of the butterfly bolt 28 is at the top. The back surface of the plate 23 is strongly pressed.
[0027]
Accordingly, as the butterfly bolt 28 is tightened, the cooker main body 12 is pulled downwardly through the fixture 25, and as a result, the counter top 23 is interposed between the outer peripheral edge 13 a of the top plate 13 and the butterfly bolt 28. Is firmly clamped and fixed in an immobile state, so that the induction heating cooker 11 is completely assembled into the kitchen.
[0028]
Now, according to the present embodiment configured as described above, when the induction cooking device 11 is incorporated into the top plate 23 which is a kitchen, the following operational effects are obtained.
That is, when the induction heating cooker 11 is first assembled in the kitchen, the attachment to the counter top 23 can be easily and securely attached to the countertop 23 with two types of accessories, the fixture 25 and the butterfly bolt 28. Efficiency can be improved. In particular, when the fixing device 25 is assembled, the fixing device 25 is stopped at the step portion 26a of the protruding step portion 26, so that further upward movement is prevented and so-called position control is performed. The alignment of the joint 27 and the collar portion 25a can be easily performed only by adjusting and moving in the left-right direction.
[0029]
Therefore, when the engagement between the engagement port 27 and the flange portion 25a is completed, only the tightening operation for rotating the butterfly bolt 28 is simple and the butterfly bolt 28 is attached to the fixture 25 in advance. If it is screwed and held, the alignment operation for screwing the butterfly bolt 28 into the nut portion 25b can be dispensed with and can be incorporated more efficiently. As described above, the number of parts can be easily reduced and the positioning can be easily performed, and the screwing work by the bolt member can be greatly reduced. Therefore, the inside of the countertop 23 as a kitchen is dark and narrow. The induction heating cooker 11 can be mounted and fixed easily and reliably even under conditions.
[0030]
Further, the fixture 25 is formed in an L-shape, and its vertical upper end is engaged with the engagement port 27 and is tightened to the back surface of the countertop 23 with a butterfly bolt 28 via the horizontal portion at the other end. As a result, the mechanical strength of the fixture 25 itself can be increased, and as the butterfly bolt 28 is tightened, the flange portion 25a and the engagement port 27 are applied with an external force in the engagement direction to further strengthen the connection. The stress applied to the connecting portion is received by the inner surface region of the flange portion 25a corresponding to the width dimension of the fixture 25 and the lower edge region of the engagement port 27, and is received by the longitudinal side wall 14a of the main body case 14, so that in the conventional configuration The stress in the separating direction is not concentrated on the nut portion described above, and the horizontal bottom portion of the main body case is not deformed. Therefore, a structure having much higher mechanical strength and excellent durability can be obtained.
[0031]
Further, according to the present embodiment, since the butterfly bolt 28 is employed in order to reduce the number of bolt members, the tightening operation can be facilitated without using a special tightening jig, and as a result, a firm attachment can be achieved. It is possible to increase the state, so-called mounting strength, which increases the degree of adhesion that the lower surface of the outer peripheral edge 13a of the top plate 13 is bonded to the upper surface of the countertop 23, and spilled water or the like enters from this bonded surface. It is effective to prevent.
[0032]
4 to FIG. 7 show the second to fourth embodiments of the present invention. The same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted. Only the part is described.
[0033]
(Second Embodiment)
4 and 5 show a second embodiment of the present invention. FIG. 4 is a view corresponding to FIG. 2, and FIG. 5 is an enlarged view of a main part of FIG. 4 for explaining the operation.
This is the same as the first embodiment except that the main body case 29 that forms the outline of the cooker main body 12 has a different configuration, and the others are common.
[0034]
That is, the main body case 29 in the present embodiment is different in that it has rib-shaped convex portions 30a and 30b formed so as to be directed in the vertical direction downward from both side portions of the engagement port 27. In addition, although the height of such convex parts 30a and 30b is not restrict | limited at all, it protrudes in the same height as the protruding step part 26 in a present Example. Further, the spacing between the convex portions 30a and 30b is the same as the lateral dimension (width dimension) of the engagement port 27, which is set slightly larger than the width dimension of the fixture 25 shown by the two-dot chain line in FIG. Yes.
[0035]
As described above, since the convex portions 30a and 30b are provided on both side portions of the engagement port 27 in the present embodiment, when the induction heating cooker 11 is incorporated into the kitchen, the projections 30a and 30b cause the fixture 25 to be moved from below. An action of guiding toward the engagement port 27 is performed, and the assembling work can be performed more efficiently. Specifically, after dropping the cooker main body 12 into the opening of the countertop of the kitchen (not shown), the hook portion at the upper end of the vertical portion is engaged with the engagement port 27 of the main body case 29. 25a is routed between the convex portions 30a and 30b as shown in FIG.
[0036]
In this case, even if the inside of the kitchen is narrow or dark, the protrusions 30a and 3b can be easily confirmed by the touch of the fingertips, so that the groping work is possible. When the flange portion 25a is slid and moved in the direction of the arrow indicated by the two-dot chain line in the figure, the flange portion 25a is brought into contact with the upper edge portion of the engagement port 27 located at the protruding step portion 26. It is stopped and further movement is prevented, and the flange portion 25a is inserted into the engagement port 27 substantially simultaneously. Therefore, if the fixture 25 is pulled and moved slightly downward, the collar portion 25a is engaged with and connected to the lower edge portion of the engagement port 27. Therefore, after that, the induction heating cooker 11 is attached and fixed to the counter top by tightening a bolt member (not shown) as in the first embodiment, and the so-called operation of incorporating into the kitchen is completed.
[0037]
Thus, in this embodiment, since the projections 30a and 30b for guiding the flange 25a, which is the upper end of the fixture 25, to the engagement port 27 are provided, the main body case 29 having the engagement port 27 from the inside of the kitchen. Positioning from the lower side of the side wall can be easily performed by searching, and after the positioning, the fixture 25 can be inserted into the engagement port 27 and engaged by simply sliding the fixture 25 upward. Assembling work inside the kitchen, which tends to be troublesome, can be performed more easily and reliably.
[0038]
In the present embodiment, the convex portions 30a and 30b for guiding the upper end of the fixture 25 are formed in so-called two continuous ribs on both side portions of the engagement port 27. Even when only the portion 30a or 30b is formed, positioning to which the fixing tool 25 is addressed can be carried out by hand, and the effect of guiding the fixing tool 25 toward the upper engagement port 27 along this can be expected sufficiently. .
[0039]
(Third embodiment)
FIG. 6 is a cross-sectional view of an essential part showing a third embodiment of the present invention. In particular, the protrusions 30a and 30b (one of the protrusions 30a and 30b described in the second embodiment are specified in a predetermined dimension). It is different in that it has a convex portion 31a only). That is, the convex portion 31a (31b) extending in the vertical direction from both sides of the engagement port 27 is a length from the lower surface of the outer peripheral edge 13a of the top plate 13 shown in FIG. 6 to the lower end portion of the convex portion 31a (31b). The projection is formed with the dimension H set to 40 mm or more.
[0040]
By the way, when examining the thickness dimension of the top plate used in a well-known kitchen that is widely used, it was found that most of the range corresponds to a range from a minimum of 15 mm to a maximum of 40 mm. 6 (a) and 6 (b) show an embodiment in which only the thickness dimensions T1 and T2 of the countertops 23a and 23b are different, and the thickness dimension T1 in FIG. The thickness dimension T2 in FIG. 5B is assumed to be 30 mm, which is highly practical.
[0041]
First, when the thickness dimension T1 of the countertop 23a shown in FIG. 5A is small (15 mm in this example), the stepped portion 26a, the engagement port 27, and the convex portion 31a (31b) of the protruding stepped portion 26 are openings. 24 is exposed to the outside lower part, and positioning and engaging connection to the main body case 32 for assembling the fixture 25 can be performed without difficulty. As in the embodiment, it can be incorporated efficiently.
[0042]
On the other hand, when the thickness dimension T2 of the countertop 23b shown in FIG. 5B is large (in this example, 30 mm), the stepped portion 26a and the engagement port 27 are hidden behind the opening 24 having the thickness dimension T2. Often becomes a configuration. However, in this embodiment, the length dimension H from the lower surface of the outer peripheral edge 13a of the top plate 13 to the lower end of the convex portion 31a (31b) is set to 40 mm or more, so that it is lower than the thickness dimension T2 (30 mm) of the countertop 23b. Thus, the lower end portion of the convex portion 31a (31b) protrudes and is exposed, so that it is easy to place the fixture 25 between the respective lower end portions. It is substantially the same as in the second embodiment as a result of the groping work as a result of being guided between the convex portions 31a (31b) and being easily engaged with the engagement port 27 simply by sliding. Can be expected.
[0043]
As described above, since the length dimension H is set so that the convex portion 31a (31b) is 40 mm or more in consideration of the thickness dimension of the various countertops 23a and 23b, various countertops of most kitchens have various types. The induction heating cooker 11 can be attached and fixed according to the thickness dimension, and can be easily incorporated even in a narrow and dark place inside the kitchen.
[0044]
(Fourth embodiment)
Next, FIG. 7 is a cross-sectional view of the main part showing a fourth embodiment of the present invention. In the first embodiment, the main body case 14 is made of a synthetic resin, and a protruding step portion 26 and an engagement port 27 are provided. On the other hand, this embodiment is different in that a metal main body case 33 is employed. That is, in FIG. 7, the engagement port 35 is cut and raised below the step portion 34a of the protruding step portion 34 and formed by molding.
[0045]
Therefore, when incorporating into the countertop 23 in the above-described configuration, the cooker main body 12 dropped into the opening 24 is addressed by the fixture 25 from below the main body case 33 that forms the outer shell, and outward. The bumps 34 are temporarily stopped at the stepped portion 34a of the protruding stepped portion 34. Then, if necessary, the fixing tool 25 is moved to the left and right so that the flange 25a at the upper end can be easily aligned with the engagement port 35, and is fixed by engaging the flange 25a and the engagement port 35. The tool 25 can be easily connected to the main body case 33, and thereafter, by tightening the butterfly bolt 28, it can be attached and fixed to the countertop 23 in the same manner as in the first embodiment, and the assembling work is easy even inside the kitchen. Can be executed.
[0046]
In this embodiment, the engagement port 35 is formed below the protruding portion 34. However, it can be formed over the protruding portion 34 as in the first embodiment, and if it is provided at least near the step portion 34a. While substantially the same effect can be obtained, it is not limited to cutting and raising. Furthermore, in this embodiment, it is also possible to form a rib-like convex portion downward from the side portion of the engagement port 35 as described in the second and third embodiments.
[0047]
In addition, the present invention is not limited to the embodiments described above and shown in the drawings. For example, the present invention is not limited to induction heating cookers, and can be applied to all cookers incorporated at least inside a countertop such as a kitchen. Of course, the fixing part using the fixing tool may be applied to one place or a plurality of places as required, and more specifically, a U-shaped hook part formed at the upper end of the vertical part of the fixing tool. The shape may be simply bent at an acute angle, and the fixing device may be variously modified in practice, such as forming a reinforcing bead or an appropriate width as required.
[0048]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, in the built-in type cooking device of the present invention, when incorporated into the countertop of a kitchen or the like, a protruding portion is formed in the main body case constituting the cooking device main body, and the protruding step An engagement port is provided in the vicinity of the stepped portion of the unit, and one end of an L-shaped fixture is engaged with the engagement port, and a bolt member screwed into the other end is fastened to the back surface of the countertop to fix the mounting. It was set as the structure to do.
[0049]
With such a configuration, the strength of the L-shaped fixture itself can be improved and the connection with the body case can be strengthened while reducing the number of parts by the fixture and the bolt member, and when the fixture is assembled. The position is regulated by stopping at the stepped part of the protruding part. If necessary, it can be aligned with the engagement port with slight lateral adjustment. Therefore, the connection work with the engagement port is facilitated. Therefore, it is possible to provide a built-in type cooker suitable for practical use, such as being able to easily and surely perform an assembling operation in a dark and dark place inside a kitchen or the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an overall configuration showing a first embodiment in which the present invention is applied to an induction heating cooker and incorporated in a kitchen.
[Fig. 2] Appearance perspective view of a single cooker
FIG. 3 is an exploded view showing a principal part for explaining an assembling procedure.
FIG. 4 is a view corresponding to FIG. 2 showing a second embodiment of the present invention.
5 is an enlarged view of the main part of FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view of main parts of different modes (a) and (b) showing a third embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of an essential part showing a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram corresponding to FIG.
[Explanation of symbols]
In the figure, 11 is an induction heating cooker (built-in type cooker), 12 is a cooker body, 13 is a top plate, 14, 29, 32 and 33 are body cases, 20 is a plate part, 21 is a frame part, and 23 is Countertop, 24 is an opening, 25 is a fixture, 26 and 34 are protruding steps, 26a and 34a are stepped portions, 27 and 35 are engagement holes, 28 is a butterfly bolt (bolt member), and 30a and 30b, Reference numerals 31a and 31b denote convex portions.

Claims

キッチン等のカウンタートップの上面開口部から調理器本体を落とし込むとともに、該本体の上部に設けられたトッププレートの外周縁で係止して組み込むようにしたものにおいて、
前記調理器本体を構成する本体ケースの側壁に、側方に突出する突段部を形成するとともに、該突段部の段差部近傍に係合口を設け、この係合口にＬ字状の固定具の垂直部上端を係合するとともに、該固定具の水平部にボルト部材を螺挿し、このボルト部材を前記カウンタートップの裏面に締め付けることにより、前記固定具を介して前記トッププレートとの間でカウンタートップを挟持し取付固定したことを特徴とするビルトイン型調理器。In addition to dropping the cooker body from the top opening of the counter top such as a kitchen, and locking and incorporating it at the outer periphery of the top plate provided at the top of the body,
The side wall of the main body case constituting the cooker body is formed with a protruding step portion protruding sideways, and an engagement port is provided in the vicinity of the step portion of the protruding step portion, and an L-shaped fixture is provided in the engagement port. And a bolt member is screwed into the horizontal portion of the fixture, and the bolt member is fastened to the back surface of the countertop, so that the top plate is interposed between the fixture and the top plate. Built-in type cooking device characterized by sandwiching and fixing the counter top.

本体ケースの係合口を有する側壁には、固定具の垂直部上端を下方から前記係合口に向けて案内する凸部を形成したことを特徴とする請求項１記載のビルトイン型調理器。 The built-in cooker according to claim 1, wherein a convex portion is formed on a side wall of the main body case having an engagement port to guide the upper end of the vertical portion of the fixture from below to the engagement port.