JP3894610B2 - レセプタクルコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグのソケットコンタクトに接続される、複数のピンコンタクトを有するレセプタクルコネクタの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の複数のピンコンタクトを有する丸形のレセプタクルコネクタの側面断面図を図4に示す。ただし、ピンコンタクトは断面図として表してはいない。図4において、1はアルミ合金などにより構成されているレセプタクルシェル、2は絶縁材料からなるピンインサート、3は銅合金などから構成されているピンコンタクト、4はレセプタクルシェル1にピンインサート2を係止するリテナーリング、5は合成ゴムなどから構成されているフランジガスケットである。なお、ピンコンタクト3の接続線接続部6は、半田付け又はクリンプ形式のものであってもよい。また、7はレセプタクルシェル1に図示してないプラグコネクタを接続した際に、両者の結合が外れないように固定する図示しないカップリングリングの内周面のねじ部に螺合するねじ部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のレセプタクルコネクタは、プラグコネクタとの嵌合状態では、ピンコンタクト3,3相互間又はピンコンタクト3とレセプタクルシェル1との沿面距離が、図4のA点とB点との間でありその距離は短く、例えばその沿面距離が3.7mm程度の場合は、耐電圧が約3700V程度であり、コネクタの小形化により沿面距離が更に短くなると、耐電圧は大幅に低下するという問題がある。
本発明は、レセプタクルコネクタの形状を大きくすることなく、沿面距離を長くして耐電圧特性を向上させることを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によるレセプタクルコネクタは、プラグのソケットコンタクトに接続される中間に鍔部が形成された複数のピンコンタクトを有するレセプタクルコネクタにおいて、前記複数の各ピンコンタクトの前記鍔部の接続線接続部と反対側の根元部分周面に溝部を設け、前記ピンコンタクトの根元部分より前記ソケットコンタクトとの非接触部の所要の部分までの外周面を覆うように一端が前記ピンコンタクトの前記溝部に係合するよう内周面に凸部が形成された絶縁材料からなるコンタクトスリーブを圧入により装着せしめ、前記複数のピンコンタクトの接触部側におけるピンコンタクト相互間及び各ピンコンタクトとレセプタクルシェルとの間の沿面距離を長くし、絶縁特性を高めることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1(a)は、本発明の丸形のレセプタクルコネクタの一実施例の構造を示す側面断面図である。ただし、図4と同様にピンコンタクトは断面図として表してはいない。なお、ピンコンタクト11及びピンコンタクト11に設けてあるコンタクトスリーブ12を除いては、図4に示した従来のレセプタクルコネクタと同様であるため、その説明を省略する。図1(b)は図1(a)に示した丸部分Rの部分拡大図である。図1(c)は図1(a)に示したスリーブ12の拡大図である。
本発明は、ピンコンタクト11の相手側のソケットコンタクト接触部分を除く非接触部分に、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)などの絶縁材料により形成されたコンタクトスリーブ12を設けたものである。
【0006】
このコンタクトスリーブ12のピンコンタクト11に対する固定方法は、圧入又は軽圧入により装着させると共に、図1(b)に示すようにピンコンタクト11のピンインサート2に係合される鍔部111の根元部分の周面に溝部112を設け、コンタクトスリーブ12の一側端の、ピンコンタクト11の溝部112に係合する部分の内周面に凸部121を形成し、ピンコンタクト11にコンタクトスリーブ12を圧入したとき、コンタクトスリーブ12の凸部121がピンコンタクト11の溝部112に係合して、抜け止めとしての作用を奏するようにしたものである。
このように、ピンコンタクト11の所要箇所がコンタクトスリーブ12により覆われることにより、ピンコンタクト11相互間の沿面距離が図2に示すC点とD点との間になるため、図4に示した従来のレセプタクルコネクタの沿面距離3.7mmに対して9.5mmと長くなり、耐電圧も約3700Vから約9500Vに大幅に向上する。
【0007】
次に、ピンコンタクトにコンタクトスリーブを固定する構造の他の例を図3に示す。即ち、図3(a)に示すピンコンタクト13の相手側ソケットコンタクトとの非接触部を、その接触部を形成する外径よりも若干細い部分132(アンダーカット)として形成し、この細い部分132の長さに対応する長さのコンタクトスリーブ14を、ピンコンタクト13の細い部分132に圧入して装着するようにしたものである。
なお、コンタクトスリーブの円筒部の厚さは約0.15mm程度に形成される。また、ピンコンタクト11のコンタクトスリーブ12で覆われる部分は、ピンコンタクト11の図示しない相手側のソケットコンタクトとの非接触部の全体を覆う必要はなく、所要の沿面距離が確保できる程度の部分を覆うことで足りる。
【0008】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明は、ピンコンタクトの相手側プラグとの非接触部に、絶縁材料により形成されたコンタクトスリーブを圧入して装着することにより、ピンコンタクト相互間及びピンコンタクトとレセプタクルシェルとの間の沿面距離を長くするようにして、レセプタクルコネクタの耐電圧特性を向上させたものであり、レセプタクルコネクタの小形化に際しても耐電圧特性を十分に確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレセプタクルコネクタの構造の一実施例を示す側面断面図である。
【図2】図1に示したレセプタクルコネクタの沿面距離を説明する側面断面図である。
【図3】本発明におけるレセプタクルコネクタのピンコンタクトにコンタクトスリーブを固定する他の例を説明する側面図である。
【図4】従来のレセプタクルコネクタの構造の一例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 レセプタクルシェル
2 ピンインサート
3,11,13 ピンコンタクト
4 リテナーリング
5 フランジガスケット
6 接続線接続部
7 ねじ部
111,131 ピンコンタクトの鍔部
112 ピンコンタクトの溝部
12,14 コンタクトスリーブ
121 コンタクトスリーブの凸部
Claims (1)
- プラグのソケットコンタクトに接続される中間に鍔部が形成された複数のピンコンタクトを有するレセプタクルコネクタにおいて、
前記複数の各ピンコンタクトの前記鍔部の接続線接続部と反対側の根元部分周面に溝部を設け、前記ピンコンタクトの根元部分より前記ソケットコンタクトとの非接触部の所要の部分までの外周面を覆うように一端が前記ピンコンタクトの前記溝部に係合するよう内周面に凸部が形成された絶縁材料からなるコンタクトスリーブを圧入により装着せしめ、前記複数のピンコンタクトの接触部側におけるピンコンタクト相互間及び各ピンコンタクトとレセプタクルシェルとの間の沿面距離を長くし、絶縁特性を高めることを特徴とするレセプタクルコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP03974797A JP3894610B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | レセプタクルコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03974797A JP3894610B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | レセプタクルコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223298A JPH10223298A (ja) | 1998-08-21 |
JP3894610B2 true JP3894610B2 (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=12561565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03974797A Expired - Fee Related JP3894610B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | レセプタクルコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3894610B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
KR100404418B1 (ko) * | 1999-12-13 | 2003-11-12 | (주) 나라기술단 | 전기접속용 단자 제조방법 및 그 구조 |
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1997
- 1997-02-10 JP JP03974797A patent/JP3894610B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH10223298A (ja) | 1998-08-21 |
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