JP3891021B2 - Information processing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク形状の記録媒体に対して情報の処理を行う情報処理装置に関する。詳しくは、本体部に対して開く量を規制した蓋部を設け、蓋部を開くことで形成される挿入・排出口から記録媒体の出し入れを行うとともに、蓋部内で記録媒体を保持する記録媒体保持手段を、蓋部を開けたときは記録媒体の挿入経路から退避させることで、記録媒体の挿入時の障害の発生を防ぐものである。
【0002】
【従来の技術】
ディスク形状の記録媒体としてのCD(コンパクトディスク)がセットされ、音楽の再生が行える情報処理装置が存在する。特に、持ち運びが可能な情報処理装置として、いわゆるポータブルCDプレーヤーと呼ばれるものが存在する。
従来のポータブルCDプレーヤーは、本体部に対して開閉可能な蓋部が設けられ、蓋部を大きく、例えば90度近くまで開けて本体部に対して人手によりCDの着脱を行っていた。
【0003】
これに対して、本体部と蓋部を一体とし、装置側面に設けた挿入・排出口よりCDを水平方向に挿抜するタイプのポータブルCDプレーヤーも存在する。このCDを水平方向に挿抜するタイプのポータブルCDプレーヤーでは、CDをターンテーブルにセットするため、CDあるいはターンテーブルを昇降させる機構が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
蓋部を大きく開けてCDの着脱を行うポータブルCDプレーヤーでは、利用者が例えば立った姿勢でCDの入れ替えを行う場合等の操作性が悪いという問題がある。
また、CDを水平方向に挿抜するタイプのポータブルCDプレーヤーでは、CDあるいはターンテーブルを昇降させる機構が必要であり、CDあるいはターンテーブルが昇降するためのスペースが必要となるので、装置が厚くなるという問題がある。
【0005】
そこで、ディスク形状の記録媒体をパッケージに収納したMD(ミニディスク)がセットされるポータブルMDプレーヤーの構造をポータブルCDプレーヤーに適用して装置の薄型化を図ることが考えられる。しかしながら、ポータブルMDプレーヤーではパッケージを持たないCDを扱う機構については当然考えられていないので、ポータブルMDプレーヤーの構造をそのままポータブルCDプレーヤーに適用したのでは、CDに傷を付けてしまう等の問題があり、ポータブルMDプレーヤーの構造をポータブルCDプレーヤーに適用して装置の薄型化を図ることはできなかった。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ディスク形状の記録媒体を傷めることなく取り扱うことが可能な薄型の情報処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
ディスク形状の記録媒体がセットされ、情報の処理を行う情報処理装置において、記録媒体を回転させるターンテーブルを少なくとも備えた本体部と、本体部に対して開閉可能に取り付けられ、記録媒体の挿入・排出口が設けられると共に、記録媒体を保持し、記録媒体の挿入経路を形成し得るガイド部が設けられたフレームを有する蓋部と、ターンテーブルの位置に合わせて蓋部のフレームに回転可能に取り付けられ、記録媒体の中心に嵌って位置を規制するクランプ部を有し、蓋部を閉じた際、ターンテーブルとの間に記録媒体を挟持する回転可能な記録媒体保持手段と、蓋部の開く量を規制して、該蓋部の開閉を行う開閉手段と、蓋部を開くことで挿入・排出口が露呈すると、ガイド部にガイドされて挿入経路を挿入される記録媒体の挿入方向奥側のクランプ部が記録媒体の中心に嵌る位置で、記録媒体保持手段の挿入・排出口と対向する側が記録媒体の挿入経路から退避する方向に、記録媒体保持手段を傾斜させる姿勢規制手段とを備えたものである。
【0008】
本発明に係る情報処理装置では、開閉手段により蓋部は開く量を規制して本体部に対して開く。蓋部が所定量開くと、挿入・排出口が現れ、この挿入・排出口から記録媒体が挿入される。このとき、記録媒体保持手段は傾斜して挿入・排出口と対向する側が記録媒体の挿入経路から退避した状態で、蓋部内で記録媒体を保持する。そして、蓋部を閉じると、記録媒体保持手段は水平な状態となり、記録媒体を本体部のターンテーブルに取り付ける。
【0009】
これにより、記録媒体を挿入・排出口から挿入する際、記録媒体の挿入方向先端が記録媒体保持手段と衝突することがなく、記録媒体に傷を付ける等の障害の発生を防ぐことができる。そして、蓋部側で記録媒体を保持し、蓋部の開閉で記録媒体をターンテーブルにセットできるので、装置を薄型にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の情報処理装置の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態の情報処理装置の側断面図で、図1(a)は本体部2に対して蓋部3を閉じた状態、図1(b)は本体部2に対して蓋部3を開いた状態を示す。本実施の形態の情報処理装置1は、本体部2に対して蓋部3をヒンジ部4を支点に開閉可能とし、図1(b)に示すように蓋部3を開けたとき、本体部2と蓋部3の間に形成される隙間を記録媒体としてのCD5の挿入・排出口6とする。そして、蓋部3内でCD5を保持するクランパ21を蓋部3を開けたときは傾斜させることで、CD5との衝突を防ぐものである。
【0011】
図2は本体部2の内部構成を示す平面図、図3は本体部2の内部構成を示す斜視図であり、まず、本体部2の構成を説明する。本体部2を構成する筐体7には、図1に示す蓋部3を開けるための開閉手段を構成する持ち上げ手段として、操作ノブ8、リンク9およびロックレバー10が設けられる。操作ノブ8は、筐体7の側部に矢印a方向にスライド移動可能に取り付けられる。この操作ノブ8にはリンク9に動作を伝達するためのカム面8aと、図1に示す蓋部3を持ち上げる山型の突起部8bが設けられる。
【0012】
リンク9は、一方の端部側が筐体7に軸9aを支点に回転可能に取り付けられる。このリンク9の他方の端部側にはピン9bが設けられ、このピン9bが操作ノブ8のカム面8aに当接する。また、リンク9の軸9aとピン9bの間にはガイドピン9cが設けられる。なお、ピン9bはリンク9の一の面、ここでは下面に突出形成され、ガイドピン9cはリンク9の上面に突出形成される。また、リンク9にはカム穴9dが設けられる。そして、このリンク9は、図示しないバネにより軸9aを支点に時計回りである矢印b1方向に回転する力を受けている。
【0013】
ロックレバー10は筐体7に軸10aを支点に回転可能に取り付けられる。このロックレバー10の、軸10aを挟んで一方の端部側にはガイド穴10bが設けられ、他方の端部側には図1に示す蓋部3を持ち上げる斜面を有する突起部10cが設けられる。また、ロックレバー10の、図1に示す挿入・排出口6の近傍には鉤状の爪部10dが設けられる。
【0014】
このガイド穴10bにはリンク9のガイドピン9cが挿入され、リンク9の軸9aを支点とした回転がガイドピン9cとガイド穴10bによってロックレバー10に伝達される。すなわち、リンク9が軸9aを支点に反時計回りである矢印b2方向に回転すると、ロックレバー10も軸10aを支点に反時計回りである矢印c2方向に回転する。また、リンク9が軸9aを支点に時計回りである矢印b1方向に回転すると、ロックレバー10も軸10aを支点に時計回りである矢印c1方向に回転する。
【0015】
さて、リンク9は操作ノブ8のスライド移動により回転するものであり、操作ノブ8を矢印a方向に移動させると、カム面8aがピン9bを押すことで、リンク9は矢印b2方向に回転する。これにより、操作ノブ8の移動で突起部8bが矢印a方向に移動すると、ロックレバー10に設けた突起部10cは矢印d方向に移動する。
【0016】
リンク9は、操作ノブ8の動作をロックレバー10へ伝達する機能に加え、図1に示すCD5にブレーキを掛けるブレーキ手段としてのブレーキレバー11を動作させる機能を持つ。
【0017】
ブレーキレバー11は筐体7に軸11aを支点に回転可能に取り付けられている。このブレーキレバー11の下面にはガイドピン11bが設けられ、このガイドピン11bがリンク9のカム穴9dに挿入される。これにより、リンク9が軸9aを支点として回転することで、カム穴9dの形状に沿ってガイドピン11bの位置が変位し、ブレーキレバー11は軸11aを支点に回転する。そして、リンク9の一方向(矢印b2方向)への所定量の回転の間に、ブレーキレバー11の位置はブレーキオフ、ブレーキオン、再度ブレーキオフへと変化する。なお、ブレーキレバー11には後述するようにパッド11c(図16等に図示)が設けられ、このパッド11cが図1に示すCD5の縁部と接触してCD5の回転にブレーキを掛ける。
【0018】
筐体7には、図1に示すCD5の挿入を誘導するガイド機構を構成するガイドレバー12が設けられる。このガイドレバー12には、CD5が接触した場合に傷を付けないようにローラ12aが設けられる。また、筐体7には、ガイドレバー12を作動させる押し込みレバー13が設けられ、図1に示す蓋部3を閉める動作で、ガイドレバー12を退避させる。
【0019】
なお、筐体7内において、ロックレバー10と、ガイドレバー12および押し込みレバー13を設ける位置が重なるので、ロックレバー10には、ガイドレバー12および押し込みレバー13を退避する開口部10eが設けられる。このガイドレバー12および押し込みレバー13の詳細は後述する。
【0020】
筐体7にはドライブユニット14が設けられる。このドライブユニット14はCD5を回転させるターンテーブル15、このターンテーブル15を駆動する図示しないモータ機構、CD5を光学的に読み取るピックアップ16、このピックアップ16を移動させる図示しない機構等を備える。このターンテーブル15の上面中央にはリング状の永久磁石15aが露出して設けられる。
【0021】
筐体7の両側部にはカム面7aが設けられる。図4はカム面7aの詳細を示す破断斜視図で、図1に示す挿入・排出口6が設けられる側を正面側としたとき、図4(a)は本体部2を正面から見て筐体7の左側の壁部7Lを内側から見た斜視図、図4(b)は筐体7の右側の壁部7Rを内側から見た斜視図である。
【0022】
カム面7aは、筐体7の対向する壁部7Lと壁部7Rのそれぞれに設けられ、筐体7の底面側である下端側には誘導斜面7bが形成されるとともに、この誘導斜面7bから連続して上端側には保持部7cが形成される。誘導斜面7bは、下端から上方の向かうに従い、本体部2の正面側から奥方へと傾斜している斜面である。また、保持部7cは正面側に凸となっている略半円形状のR面である。そして、誘導斜面7bと保持部7cは壁部7Lおよび壁部7Rの面から垂直に立ち上がっている。
【0023】
図5は蓋部3の内部構成を示す平面図、図6は蓋部3の内部構成を示す斜視図であり、次に蓋部3の構成を説明する。蓋部3を構成する筐体17には、図1に示すCD5の取り込みおよび排出を誘導する取込・排出手段としての取込・排出アーム18L,18Rと、蓋部3を閉状態および開状態の両方の状態で保持する開閉手段を構成する蓋部姿勢保持手段および取込・排出アーム18L,18Rの位置を規制する位置規制手段としてのスライダー19L,19Rと、CD5のイジェクトを行うイジェクト手段としてのイジェクトアーム20と、CD5を保持する記録媒体保持手段としてのクランパ21とが設けられる。なお、図5においては蓋部3の内部構造を説明するため筐体17を2点鎖線で示している。ここで、スライダー19Lはクランパ21を傾斜させる姿勢規制手段としても機能する。
【0024】
これら取込・排出アーム18L,18R、スライダー19L,19R、イジェクトアーム20およびクランパ21は、それぞれ図7に示すアッパーフレーム22に取り付けられ、このアッパーフレーム22が筐体17に取り付けられる。
【0025】
図7はこのアッパーフレーム22の斜視図である。アッパーフレーム22の両側部には、クランパ21とともに図1に示すCD5を保持する一対のガイド部23L,23Rが設けられる。ガイド部23Lは正面側から見てL字型の断面形状を有し、このガイド部23Lと対向するガイド部23Rは正面側から見て逆L字型の断面形状を有する。
【0026】
そして、ガイド部23Lには、下方に向けて突出した突起部24Lが設けられ、ガイド部23Rにも下方に向けて突出した突起部24Rが設けられる。なお、突起部24Lは、図2および図3に示すロックレバー10の突起部10cにより押し上げられる。また、突起部24Rは、図2および図3に示す操作ノブ8の突起部8bにより押し上げられる。
【0027】
アッパーフレーム22の正面側には、図1に示す挿入・排出口6を構成する一対の開口部25L,25Rが設けられる。開口部25Lは正面側から見て逆コの字型の溝を有し、この開口部25Lと対向する開口部25Rは正面側から見てコの字型の溝を有する。この開口部25Lの端部25Laから開口部25Rの端部25Raまでの間隔は、図1に示すCD5の直径より若干大きなものとする。また、アッパーフレーム22の正面側には、図2および図3に示すロックレバー10の爪部10dが引っ掛かるロック部22bが設けられる。
【0028】
図5および図6に戻り、左右一対の取込・排出アーム18L,18Rは、図7に示すアッパーフレーム22の上面に形成した図示しない取付部にスライド移動可能に取り付けられる。各取込・排出アーム18L,18Rの下面には、垂直方向に延在する軸を持つガイドローラ26L,26Rが設けられる。
【0029】
これらガイドローラ26L,26Rを、図7に示すアッパーフレーム22の下面側に露出させるため、アッパーフレーム22には、ガイドローラ26L,26Rの移動範囲にあわせて穴部27がそれぞれ設けられる。
【0030】
さて、取込・排出アーム18Lは図1に示すCD5の挿抜方向と直交する矢印e1および矢印e2方向に移動可能で、取込・排出アーム18RもCD5の挿抜方向と直交する矢印f1および矢印f2方向に移動可能であり、ガイドローラ26L,26Rの間隔は接近あるいは離間する。なお、取込・排出アーム18Lは、付勢手段である図示しないバネにより矢印e2方向に移動する力を受け、取込・排出アーム18Rは、図示しないバネにより矢印f2方向に移動する力を受けており、ガイドローラ26Lとガイドローラ26Rが接近する方向の力を受けている。
【0031】
取込・排出アーム18Lには、その移動範囲を規制するため第1の位置決め部28aと第2の位置決め部28bが設けられる。また、取込・排出アーム18Rには、その移動範囲を規制するため第1の位置決め部29aと第2の位置決め部29bが設けられる。
【0032】
ここで、第1の位置決め部28aと第1の位置決め部29aが対向し、第2の位置決め部28bと第2の位置決め部29bが対向するように各部の形状が定められる。そして、第1の位置決め部28aと第1の位置決め部29aとの間隔が、第2の位置決め部28bと第2の位置決め部29bとの間隔より狭くなるようにしてある。
【0033】
スライダー19L,19Rは、図7に示すアッパーフレーム22の上面両側部で、各取込・排出アーム18L,18Rの後方にそれぞれスライド移動可能に取り付けられる。各スライダー19L,19RはL字型に折り曲げられた断面形状を有し、アッパーフレーム22の両側部から突出するピン30L,30Rが設けられる。また、各スライダー19L,19Rは図1に示すCD5の挿抜方向に沿った矢印g1および矢印g2方向に移動可能で、図示しないバネにより取込・排出アーム18L,18R方向である矢印g1方向に移動する力を受けている。
【0034】
これにより、各スライダー19L,19Rのピン30L,30Rは、それぞれ図4に示すカム面7aに押し付けられ、カム面7aの形状に沿ってピン30L,30Rが移動することで、蓋部3を閉じるとともに、スライダー19L,19Rがスライド移動する。
【0035】
スライダー19Lの前方側部には位置決め部31Lが設けられ、スライダー19Lの位置に応じて、この位置決め部31Lが取込・排出アーム18Lの第1の位置決め部28aあるいは第2の位置決め部28bと当接することで、取込・排出アーム18Lの位置を規制する。
【0036】
また、スライダー19Rの前方側部には位置決め部31Rが設けられ、スライダー19Rの位置に応じて、この位置決め部31Rが取込・排出アーム18Rの第1の位置決め部29aあるいは第2の位置決め部29bと当接することで、取込・排出アーム18Rの位置を規制する。
【0037】
なお、スライダー19Lの位置決め部31Lが取込・排出アーム18Lの第1の位置決め部28aと当接するときは、スライダー19Rの位置決め部31Rが取込・排出アーム18Rの第1の位置決め部29aと当接する。また、位置決め部31Lが第2の位置決め部28bと当接するときは、位置決め部31Rが第2の位置決め部29bと当接する。この関係を満たすように、取込・排出アーム18L,18R、スライダー19L,19Rおよび図4に示すカム面7aの形状が定められている。
【0038】
イジェクトアーム20はアッパーフレーム22の上面に軸20aを支点に回転可能に取り付けられる。このイジェクトアーム20の一方の端部には図1に示すCD5を押し出す押し出し部20bが設けられる。この押し出し部20bはアッパーフレーム22の下面側に露出する。また、イジェクトアーム20のアッパーフレーム22の側部に位置する部分には、図2および図3に示す操作ノブ8に押される伝達ピン20cが設けられる。この伝達ピン20cもアッパーフレーム22の下面側に露出する。
【0039】
クランパ21は、図7に示すアッパーフレーム22の下面側に回転可能に取り付けられる。クランパ21は上面側に回転の中心となる軸21aが設けられ、この軸21aの上端には、軸21aより径の大きなフランジ部21bが設けられる。また、クランパ21は鉄製として、図3等に示すターンテーブル15の永久磁石15aで吸着できるようにする。これにより、図1に示すCD5は、ターンテーブル15がクランパ21を吸着することで、ターンテーブル15とクランパ21に挟まれて保持される。このため、ターンテーブル15には、CD5を固着するチャッキング機構は設けていない。なお、クランパ21に永久磁石を設け、ターンテーブル15に鉄製のリング等を取り付ける構成でもよい。
【0040】
図7に示すアッパーフレーム22には、クランパ21を支持する取付穴22aが設けられる。この取付穴22aは、クランパ21の軸21aの径より広く、かつ、フランジ部21bの径より狭い溝形状である。そして、図5および図6に示すフランジ部21bが取付穴22aに引っ掛かることで、クランパ21のアッパーフレーム22からの落下が防止される。
【0041】
このクランパ21は、蓋部3が開いた状態では、蓋部3内において図1に示すCD5の位置決めを行い、蓋部3が閉じたときに図2等に示すターンテーブル15との間にCD5を挟持して、CD5をターンテーブル15に取り付けられるようにしてある。
【0042】
さて、蓋部3を開けたときのスライダー19Lの動作をクランパ21に伝達して、クランパ21を傾斜させる伝達手段としてリンク32および退避バネ33が設けられる。リンク32は図7に示すアッパーフレーム22の上面に軸32aを支点に回転可能に取り付けられる。このリンク32の一方の端部には押圧部32bが設けられるとともに、他方の端部にはピン32cが設けられる。このピン32cがスライダー19Lの図示しない取付穴に回転可能に挿入されることで、スライダー19Lの移動によりリンク32は軸32aを支点に回転する。
【0043】
退避バネ33は一方の端部が図7に示すアッパーフレーム22に固定され、他方の端部は自由端でクランパ押え部33aが形成される。図8はクランパ21の保持構造の詳細を示す説明図で、図8(a)は要部平面図、図8(b)は図8(a)のA−A断面図である。クランパ押え部33aは、アッパーフレーム22の取付穴22aに入り、クランパ押え部33aの先端は、フランジ部21bより内側で、かつ軸21aに接しない位置にあり、アッパーフレーム22からのクランパ21の脱落および位置ずれを防ぐ機能を有する。
【0044】
また、クランパ押え部33aは、アッパーフレーム22の下面に露出し、蓋部3を開けたときにその露出量を変化させることで、挿入・排出口6側が持ち上がるようにクランパ21を傾斜させる機能を有する。
【0045】
図5および図6に戻り、退避バネ33の途中には山型に折り曲げて形成した凸部33bが形成される。この凸部33bは、スライダー19Lの移動によりリンク32が軸32aを支点に回転する際の押圧部32bの軌跡中に位置し、リンク32の回転により押圧部32bに押される。退避バネ33は、凸部33bが押されることで弾性変形し、図8(b)に示すクランパ押え部33aのアッパーフレーム22からの露出量が増える。これにより、クランパ押え部33aがクランパ21を押して退避させる。
【0046】
アッパーフレーム22の開口部25L,25Rには制動手段としての制動アーム34が設けられる。この制動アーム34は、挿入あるいは排出途中のCD5と接触する位置に設けられ、図5および図6に示す取込・排出アーム18L,18RでCD5を排出する際、この制動アーム34が抵抗となってCD5の飛び出しを防止する。
【0047】
次に、本実施の形態の情報処理装置1の動作を説明する。上述した図2および図5は蓋部3が閉じた状態を示す。蓋部3が閉じた状態では、操作ノブ8は図2示すホームポジションHPに位置する。図9は蓋部3の開閉と操作ノブ8の動作を示す説明図、図10は蓋部3の開閉とロックレバー10の動作を示す説明図である。図9(a)に示すように、操作ノブ8がホームポジションHPにあるときは、操作ノブ8の突起部8bはアッパーフレーム22の突起部24Rとは接触しない。また、操作ノブ8とイジェクトアーム20の伝達ピン20cは接触しない。
【0048】
操作ノブ8とロックレバー10はリンク9を介してつながっており、操作ノブ8がホームポジションHPにあるとき、ロックレバー10は図2に示す位置にある。このとき、図10(a)に示すように、ロックレバー10の突起部10cはアッパーフレーム22の突起部24Lとは接触しない。
【0049】
図11および図12は蓋部3の開閉とスライダー19L,19Rの動作を示す説明図で、図11は情報処理装置1を右(R)側から見た側断面図、図12は左(L)側から見た側断面図である。図11(a)および図12(a)に示すように、蓋部3が閉じた状態では、スライダー19L,19Rは、ピン30L,30Rがそれぞれカム面7aの誘導斜面7bに当接する位置にある。このときのスライダー19L,19Rの位置をフロントポジションFPとする。
【0050】
スライダー19L,19RがフロントポジションFPにあると、図5に示すように、スライダー19Lの位置決め部31Lが取込・排出アーム18Lの第1の位置決め部28aに当接する。また。スライダー19Rの位置決め部31Rが取込・排出アーム18Rの第1の位置決め部29aに当接する。これにより、ガイドローラ26L,26Rの間隔は広くなっている。また、スライダー19LがフロントポジションFPにあるとき、リンク32の押圧部32bは退避バネ33の凸部33bから退避した位置にある。
【0051】
蓋部3を開けるときは、図9(a)に示すように操作ノブ8を矢印a方向に移動させる。操作ノブ8をホームポジションHPから矢印a方向に所定量移動させると、図9(b)に示すように、操作ノブ8の突起部8bがアッパーフレーム22の突起部24Rに接触を開始する。この突起部8bが突起部24Rに接触を開始したときの操作ノブ8の位置を持ち上げ開始ポジションP2とする。なお、操作ノブ8がホームポジションHPから持ち上げ開始ポジションP2に移動するまでの間に、図2に示すブレーキレバー11を作動させる動作があるが、ブレーキレバー11の動作は後述する。
【0052】
図13は操作ノブ8が持ち上げ開始ポジションP2にあるときの状態を示す平面図で、操作ノブ8で作動するリンク9、ロックレバー10、ブレーキレバー11およびイジェクトアーム20の状態を示す。
【0053】
操作ノブ8をホームポジションHPから持ち上げ開始ポジションP2に移動させると、操作ノブ8のカム面8aがリンク9のピン9bを押す。これにより、リンク9は、軸9aを支点に反時計回りである矢印b2方向に回転する。リンク9が矢印b2方向に回転すると、ガイドピン9cがロックレバー10のガイド穴10bを押す。これにより、ロックレバー10は軸10aを支点に反時計回りである矢印c2方向に回転する。ロックレバー10が矢印c2方向に回転すると、ロックレバー10の突起部10cは矢印d方向に移動し、操作ノブ8が持ち上げ開始ポジションP2にくると、図10(b)に示すように、ロックレバー10の突起部10cがアッパーフレーム22の突起部24Lに接触を開始する。
【0054】
また、ロックレバー10が矢印c2方向に回転することで、爪部10dが図7に示すアッパーフレーム22のロック部22bから外れる。これにより、蓋部3の閉状態でのロックが解除される。
【0055】
操作ノブ8を持ち上げ開始ポジションP2から矢印a方向に所定量移動させると、図9(c)に示すように、操作ノブ8の突起部8bがアッパーフレーム22の突起部24Rを押し上げる。この突起部8bが突起部24Rを押し上げたときの操作ノブ8の位置を持ち上げ終了ポジションP3とする。操作ノブ8が持ち上げ終了ポジションP3まで移動すると、操作ノブ8とイジェクトアーム20の伝達ピン20cが接触を開始する。
【0056】
図14は操作ノブ8が持ち上げ終了ポジションP3にあるときの状態を示す平面図で、操作ノブ8で作動するリンク9、ロックレバー10、ブレーキレバー11およびイジェクトアーム20の状態を示す。
【0057】
操作ノブ8を持ち上げ開始ポジションP2から持ち上げ終了ポジションP3に移動させると、操作ノブ8のカム面8aがリンク9のピン9bをさらに押すことで、リンク9は、軸9aを支点に矢印b2方向にさらに回転する。リンク9が矢印b2方向に回転すると、ガイドピン9cがロックレバー10のガイド穴10bをさらに押す。これにより、ロックレバー10は軸10aを支点に矢印c2方向にさらに回転する。これにより、ロックレバー10の突起部10cは矢印d方向にさらに移動し、操作ノブ8が持ち上げ終了ポジションP3にくると、図10(c)に示すように、ロックレバー10の突起部10cがアッパーフレーム22の突起部24Lを押し上げる。
【0058】
このように、操作ノブ8を持ち上げ開始ポジションP2から持ち上げ終了ポジションP3に移動させると、操作ノブ8の突起部8bの斜面でアッパーフレーム22の突起部24Rの斜面を押し上げることで、図9(c)に示すように操作ノブ8の突起部8bでアッパーフレーム22の突起部24Rを持ち上げる。この操作ノブ8の移動で、同時に、ロックレバー10の突起部10cの斜面でアッパーフレーム22の突起部24Lの斜面を押し上げることで、図10(c)に示すようにロックレバー10の突起部10cでアッパーフレーム22の突起部24Lを持ち上げる。これにより、操作ノブ8の持ち上げ開始ポジションP2から持ち上げ終了ポジションP3までの移動により、ヒンジ部4を支点に蓋部3を開けることができる。
【0059】
さて、蓋部3を開けると、図11(b)および図12(b)に示すように、スライダー19L,19Rの位置は、ピン30L,30Rがそれぞれカム面7aの保持部7cに当接する位置に移動する。ここで、ピン30L,30Rの接触位置が誘導斜面7bから保持部7cへと移動する過程で、カム面7aの形状から、スライダー19L,19Rは図示しないバネに抗してフロントポジションFPから矢印g2方向に後退する。このピン30L,30Rがそれぞれカム面7aの保持部7cに当接したときのスライダー19L,19Rの位置をリアポジションRPとする。
【0060】
ここで、各カム面7aの保持部7cは、それぞれ略半円形状のR面で、ピン30L,30Rの円周面と略合致する形状を有する。また、スライダー19L,19Rは、図示しないバネにより矢印g1方向に押されており、ピン30L,30Rは、それぞれ保持部7cに矢印g1方向の力を受けて押し付けられている。
【0061】
これにより、ピン30L,30Rはそれぞれ保持部7cに引っ掛かり、蓋部3を閉じないようにするとともに、蓋部3の開く角度を規制する。このように、スライダー19L,19Rは、蓋部3を開いた状態で保持する機能を有する。
【0062】
さて、図9(c)に示すように持ち上げ終了ポジションP3まで移動した操作ノブ8から手を離すと、図示しないバネの力で操作ノブ8はホームポジションHPに戻る。これにより、操作ノブ8の突起部8bはアッパーフレーム22の突起部24Rから離れる。また、操作ノブ8がホームポジションHPに戻ることで、リンク9およびロックレバー10が、図14に示す位置から図示しないバネによりそれぞれ矢印b1,c1方向に回転することで、ロックレバー10の突起部10cはアッパーフレーム22の突起部24Lから離れる。しかしながら、蓋部3が開いた状態では、上述したように、ピン30L,30Rが保持部7cに押し付けられているので、操作ノブ8の突起部8bおよびロックレバー10の突起部10cによる保持が無くとも、蓋部3は開いた状態を保持する。なお、開いた蓋部3の状態の詳細は後述する。
【0063】
このように、蓋部3が開くと、図1(b)に示すように、本体部2と蓋部3との間に挿入・排出口6が形成される。この挿入・排出口6は、本体部2を構成する図2に示す筐体7と、蓋部3を構成する図7に示すアッパーフレーム22とにより構成される。
【0064】
この挿入・排出口6からのCD5の挿抜動作は後述するが、上述したように蓋部3を開けると、ターンテーブル15にCD5がセットされている場合は、図7に示すガイド部23L,23RがCD5をターンテーブル15から持ち上げて、蓋部3側でCD5を保持する。このターンテーブル15はCD5を固着するチャッキング機構を持たないので、CD5の縁部付近にガイド部23L,23Rで持ち上げる力を加えることで、CD5はターンテーブル15から外れる。
【0065】
蓋部3を開けた後、操作ノブ8を持ち上げ終了ポジションP3からさらに矢印a方向に所定量移動させると、図9(d)に示すように、操作ノブ8の突起部8bがアッパーフレーム22の突起部24Rを通過し、イジェクトアーム20の伝達ピン20cを押し込む。この操作ノブ8がイジェクトアーム20を押し込んだときの操作ノブ8の位置をイジェクト終了ポジションP4とする。
【0066】
図15は操作ノブ8がイジェクト終了ポジションP4にあるときの状態を示す平面図で、操作ノブ8で作動するリンク9、ロックレバー10、ブレーキレバー11およびイジェクトアーム20の状態を示す。
【0067】
操作ノブ8を持ち上げ終了ポジションP3からイジェクト終了ポジションP4に移動させると、操作ノブ8がイジェクトアーム20の伝達ピン20cを押す。これにより、イジェクトアーム20は軸20aを支点に反時計回りである矢印h2方向に回転する。これにより、図7に示すガイド部23L,23RでCD5を保持している場合は、押し出し部20bでCD5を押し出す。
【0068】
また、操作ノブ8を持ち上げ終了ポジションP3からイジェクト終了ポジションP4に移動させると、操作ノブ8に対するリンク9のピン9bの接触箇所がカム面8aからスライド面8cに移行する。スライド面8cは操作ノブ8の移動方向に沿った面であるので、ピン9bの接触箇所がスライド面8cとなると、操作ノブ8の移動によらず、リンク9の姿勢は変化しない。これにより、ロックレバー10の姿勢も変化しない。したがって、操作ノブ8を持ち上げ終了ポジションP3からイジェクト終了ポジションP4へ移動させると、操作ノブ8の突起部8bはアッパーフレーム22の突起部24Rから離れるが、図10(d)に示すように、ロックレバー10の突起部10cはアッパーフレーム22の突起部24Lを持ち上げた状態を保持する。
【0069】
これにより、操作ノブ8がイジェクト終了ポジションP4にあるときは、蓋部3を閉めようとする外力が加わっても、ロックレバー10の突起部10cがアッパーフレーム22の突起部24Lを押えることで、蓋部3を開いた状態で保持する。
【0070】
さて、図9(d)に示すようにイジェクト終了ポジションP4まで移動した操作ノブ8から手を離すと、図示しないバネの力で操作ノブ8はホームポジションHPに戻る。これにより、上述したように、操作ノブ8の突起部8bはアッパーフレーム22の突起部24Rから離れるとともに、ロックレバー10の突起部10cはアッパーフレーム22の突起部24Lから離れる。また、操作ノブ8がイジェクトアーム20の伝達ピン20cから離れるので、イジェクトアーム20は図15に示す位置から図示しないバネの力で軸20aを支点に時計回りである矢印h1方向に回転して退避する。このとき、図11(b)および図12(b)に示すようにピン30L,30Rが保持部7cに押し付けられているので、蓋部3は開いた状態を保持する。
【0071】
次に、操作ノブ8の操作によるブレーキレバー11の動作を説明する。図16および図17はブレーキレバー11の動作を示す平面図である。リンク9に設けたカム穴9dは、図16(a)に示すように、一方の端部から第1のブレーキオフポジションB−off1、ブレーキオンポジションB−on、第2のブレーキオフポジションB−off2となっている。
【0072】
そして、カム穴9dの形状は、カム穴9dの第1のブレーキオフポジションB−off1から軸9aまでの距離と、第2のブレーキオフポジションB−off2から軸9aまでの距離を略同じとし、カム穴9dのブレーキオンポジションB−onから軸9aまでの距離を、各ブレーキオフポジションにおける距離より短くした形状となっている。また、第2のブレーキオフポジションB−off2は、軸9aを中心とした円弧の一部である。
【0073】
操作ノブ8がホームポジションHPにあるときは、図16(a)に示すように、ブレーキレバー11のガイドピン11bはカム穴9dの第1のブレーキオフポジションB−off1に位置する。ガイドピン11bが第1のブレーキオフポジションB−off1に位置すると、図3等に示すターンテーブル15にCD5が保持されている場合、このCD5の縁部にブレーキレバー11のパッド11cは接触しない。
【0074】
蓋部3を開けるため、操作ノブ8をホームポジションHPから矢印a方向に所定量移動させると、図16(b)に示すように、操作ノブ8のカム面8aがリンク9のピン9bを押す。これにより、リンク9は、軸9aを支点に矢印b2方向に回転する。リンク9が矢印b2方向に回転すると、カム穴9dにおけるブレーキレバー11のガイドピン11bの位置は第1のブレーキオフポジションB−off1からブレーキオンポジションB−onに移動する。これにより、ブレーキレバー11は軸11aを支点に反時計回りである矢印i2方向に回転する。
【0075】
よって、ガイドピン11bがブレーキオンポジションB−onに位置すると、CD5の縁部にブレーキレバー11のパッド11cが接触する。これにより、CD5の回転にブレーキを掛けることができる。このCD5にブレーキを掛ける操作ノブ8の位置をブレーキポジションP1とする。このブレーキポジションP1は、図9で説明したホームポジションHPと持ち上げ開始ポジションP2の間に存在し、操作ノブ8がブレーキポジションP1に位置する場合は、蓋部3は閉じたままである。
【0076】
操作ノブ8をブレーキポジションP1から持ち上げ開始ポジションP2に矢印a方向へ移動させると、図17(a)に示すように、操作ノブ8のカム面8aがリンク9のピン9bをさらに押す。これにより、リンク9は、軸9aを支点に矢印b2方向にさらに回転する。リンク9が矢印b2方向にさらに回転すると、カム穴9dにおけるブレーキレバー11のガイドピン11bの位置はブレーキオンポジションB−onから第2のブレーキオフポジションB−off2に移動する。これにより、ブレーキレバー11は軸11aを支点に今度は時計回りである矢印i1方向に回転する。
【0077】
よって、ガイドピン11bが第2のブレーキオフポジションB−off2に位置すると、ブレーキレバー11のパッド11cはCD5の縁部から離れる。操作ノブ8を持ち上げ開始ポジションP2に移動させると、図9等で説明したように、蓋部3の持ち上げが開始されるが、このとき、ブレーキレバー11のパッド11cはCD5から離れており、蓋部3を開く際にブレーキレバー11のパッド11cがCD5と接触して、CD5に傷を付ける等の障害が発生しない。
【0078】
操作ノブ8を持ち上げ開始ポジションP2から持ち上げ終了ポジションP3に矢印a方向へ移動させると、図17(b)に示すように、操作ノブ8のカム面8aがリンク9のピン9bをさらに押す。これにより、リンク9は、軸9aを支点に矢印b2方向にさらに回転する。リンク9が矢印b2方向にさらに回転すると、ブレーキレバー11のガイドピン11bはカム穴9dの第2のブレーキオフポジションB−off2内を移動する。これにより、ブレーキレバー11は回転することなく姿勢を保持する。
【0079】
よって、ブレーキレバー11はパッド11cがCD5と接触しない状態を保持する。操作ノブ8を持ち上げ終了ポジションP3に移動させると、図9等で説明したように、蓋部3が持ち上げられるが、このとき、ブレーキレバー11のパッド11cはCD5から離れており、蓋部3を開く際にブレーキレバー11のパッド11cがCD5と接触して、CD5に傷を付ける等の障害が発生しない。
【0080】
なお、操作ノブ8を持ち上げ終了ポジションP3からイジェクト終了ポジションP4に移動させる際は、図15で説明したように、リンク9は回転しないので、ブレーキレバー11の姿勢も変化しない。
【0081】
以上のように、操作ノブ8がホームポジションP1にあるときは、ブレーキレバー11はパッド11cがCD5と接触しない位置にある。これにより、CD5は回転することができる。蓋部3を開けるため、操作ノブ8を矢印a方向に移動させて行くと、操作ノブ8がブレーキポジションP1に位置した段階でブレーキレバー11はパッド11cがCD5と接触する位置に移動し、CD5にブレーキを掛けることができる。これにより、例えば、CD5の演奏直後の回転が停止していないような状況で蓋部3を開けようとしても、蓋部3が開く動作の前に必ずブレーキレバー11でブレーキを掛けることができ、CD5が回転している状態で蓋部3が開けられることはない。
【0082】
操作ノブ8が持ち上げ開始ポジションP2に位置した段階でブレーキレバー11はパッド11cがCD5から離れる位置に移動する。これにより、蓋部3を開け始める段階で、蓋部3により持ち上げられようとしているCD5に本体部2側のブレーキレバー11のパッド11cが接触することはない。
【0083】
そして、操作ノブ8が持ち上げ開始ポジションP2から持ち上げ終了ポジションP3に移動する間、ブレーキレバー11はパッド11cがCD5と接触しない姿勢を保持するので、蓋部3とともに持ち上げられるCD5に、本体部2側のブレーキレバー11のパッド11cが接触することはない。
【0084】
次に、CD5の挿抜動作を説明する。図18は開いた蓋部3の状態を示す平面図である。この図18は、取込・排出アーム18L,18R、スライダー19L,19R、クランパ21、リンク32および退避バネ33の状態を示す。
【0085】
蓋部3が開くと、図11(b)および図12(b)で説明したように、スライダー19L,19RがリアポジションRPまで矢印g2方向に移動する。スライダー19L,19RがリアポジションRPに移動すると、取込・排出アーム18L,18Rが図示しないバネでそれぞれ矢印e2,矢印f2方向に移動して、図18に示すように、スライダー19Lの位置決め部31Lが取込・排出アーム18Lの第2の位置決め部28bに当接する。また。スライダー19Rの位置決め部31Rが取込・排出アーム18Rの第2の位置決め部29bに当接する。これにより、ガイドローラ26L,26Rの間隔は狭くなっている。
【0086】
また、スライダー19LがフロントポジションFPからリアポジションRPに移動すると、スライダー19Lの図示しない取付穴がリンク32のピン32cを押し、リンク32が軸32aを支点に時計回りである矢印j1方向に回転する。これにより、リンク32の押圧部32bが退避バネ33の凸部33bを押す位置に移動する。
【0087】
図19および図20はクランパ21の動作を示す説明図で、図19はクランパ21を正面側から見た図、図20はクランパ21を側面側から見た図である。まず、蓋部3が閉じており、リンク32の押圧部32bが退避バネ33の凸部33bから離れているときは、図19(a)および図20(a)に示すように、退避バネ33のクランパ押え部33aはクランパ21とは接触しない。これにより、クランパ21は自由に回転することができる。
【0088】
蓋部3を開けることで、スライダー19LがフロントポジションFPからリアポジションRPに移動し、リンク32の押圧部32bが退避バネ33の凸部33bを押すと、退避バネ33は弾性変形し、クランパ押え部33aのアッパーフレーム22からの露出量が増加して、クランパ押え部33aがクランパ21を押す。これにより、図19(b)および図20(b)に示すように、クランパ21は、クランパ押え部33aに押された側が下がり、正面から見て手前側が持ち上がる方向に傾斜する。よって、CD5を挿入する際、CD5の挿入方向の先端がクランパ21に衝突することを防ぐ。
【0089】
次に、蓋部3にCD5を挿入する動作を説明する。図9および図10で説明したように、操作ノブ8を操作して蓋部3を開けると、図1(b)に示すように挿入・排出口6が現れるので、CD5を蓋部3内に挿入して行く。このとき、CD5の挿入方向は、本体部2に対しては斜め方向からとなる。
【0090】
ここで、CD5を挿入するときは、操作ノブ8は図示しないバネの力でホームポジションHPに戻っているとする。これにより、操作ノブ8の突起部8bはアッパーフレーム22の突起部24Rから離れ、ロックレバー10の突起部10cはアッパーフレーム22の突起部24Lから離れた状態で、蓋部3は図11および図12に示すようにスライダー19L,19Rのピン30L,30Rがカム面7aの保持部7cに押し付けられることで開いた状態を保持している。
【0091】
図18において蓋部3にCD5を挿入して行くと、CD5の縁部が取込・排出アーム18L,18Rのガイドローラ26L,26Rに当接する。取込・排出アーム18L,18Rは、図示しないバネの力で互いが接近する矢印e2,矢印f2方向に移動する力を受けているが、ガイドローラ26L,26Rが挿入されるCD5に押されることで、図示しないバネに抗して取込・排出アーム18L,18Rは二点鎖線で示す位置まで互いが離間する矢印e1,矢印f1方向に移動し、ガイドローラ26L,26Rの間隔が広がる。
【0092】
CD5の直径部分がガイドローラ26L,26Rを過ぎると、図示しないバネの力で取込・排出アーム18L,18Rは互いが接近する矢印e2,矢印f2方向に移動しようとする。これにより、ガイドローラ26L,26Rの間隔が狭まることで、CD5にこれを内部に取り込む力を作用させる。よって、CD5を挿入して行くと、途中からはCD5は取込・排出アーム18L,18Rによって自動的に取り込まれる。
【0093】
取込・排出アーム18L,18RによってCD5を取り込んで行く際、CD5の記録・読取面方向の位置は図7に示すガイド部23L,23Rによってガイドされる。そして、取込・排出アーム18L,18RによってCD5を取り込んで行くと、CD5の中心がクランパ21に到達する。クランパ21は図20(b)に示すように、正面から見て手前側が持ち上がる方向に傾斜しているが、クランプ部21cの後端側がCD5の中心に嵌り、蓋部3内におけるCD5の位置を規制する。
【0094】
上述したように、図18に示す蓋部3を開けた状態では、スライダー19L,19RがリアポジションRPに位置するので、図5に示す蓋部3を閉めた時より、ガイドローラ26L,26Rがより内側まで移動できるようになっている。よって、取込・排出アーム18L,18Rによって、CD5をクランパ21で保持できる位置まで確実に取り込むことができる。
【0095】
次に、CD5を排出する動作を説明する。図15で説明したように、操作ノブ8をイジェクト終了ポジションP4まで移動させることで、イジェクトアーム20を回転させ、CD5を排出する。このイジェクトアーム20による排出過程で、CD5の縁部が取込・排出アーム18L,18Rのガイドローラ26L,26Rに当接する。取込・排出アーム18L,18Rは、図示しないバネの力で互いが接近する矢印e2,矢印f2方向に移動する力を受けているが、ガイドローラ26L,26Rがイジェクトアーム20で排出されるCD5に押されることで、図示しないバネに抗して取込・排出アーム18L,18Rは互いが離間する矢印e1,矢印f1方向に移動し、ガイドローラ26L,26Rの間隔が広がる。
【0096】
CD5の直径部分がガイドローラ26L,26Rを過ぎると、図示しないバネの力で取込・排出アーム18L,18Rは互いが接近する矢印e2,矢印f2方向に移動しようとする。これにより、ガイドローラ26L,26Rの間隔が狭まることで、CD5にこれを外部に排出する力を作用させる。そして、図15に示す位置までイジェクトアーム20が回転したとき、CD5をその直径部分がガイドローラ26L,26Rを通過する位置まで排出できるようにすれば、イジェクトアーム20で排出したCD5を取込・排出アーム18L,18Rによってさらに自動的に排出することができる。
【0097】
次に、蓋部3を閉める動作について説明する。図11(b),図12(b)に示す状態から蓋部3に閉じる力を加えると、スライダー19L,19Rは図示しないバネに抗してリアポジションRPからさらに微小量後退し、ピン30L,30Rがカム面7aの保持部7cを外れ、誘導斜面7bに移動する。
【0098】
ピン30L,30Rが誘導斜面7bに移動すると、スライダー19L,19Rを矢印g1方向に移動させる図示しないバネの力でピン30L,30Rがそれぞれ誘導斜面7bの形状に沿って移動することで、蓋部3は強制的に閉まって行く。このように、蓋部3はスライダー19L,19Rを移動させる図示しないバネの力で閉まるものであり、スライダー19L,19Rは、蓋部3を強制的に閉め、かつ、蓋部3を閉めた状態保つ機能も併せ持つ。そして蓋部3が閉じた状態では、蓋部3はスライダー19L,19Rにより閉じる方向の力を受けることから、蓋部3が浮き上がることはない。
【0099】
この蓋部3を閉めるとき、操作ノブ8はホームポジションHPに位置し、これにより、ロックレバー10は図2に示す位置にある。そして、蓋部3を閉める動作でロックレバー10の爪部10dを図7に示すロック部22bに引っ掛けるため、ロックレバー10のみを矢印c2方向に回転できるようにしてある。すなわち、リンク9のガイドピン9cが挿入されるガイド穴10bは三角形状として、ロックレバー10の矢印c2方向への回転に自由度を持たせてある。これにより、蓋部3を閉めると本体部2側の爪部10dが蓋部3側のロック部22bに自動的に引っ掛かり、閉じた状態を保持できるようになる。
【0100】
この蓋部3が閉まる過程で、ピン30L,30Rが誘導斜面7bの形状に沿って誘導されることで、スライダー19L,19RはリアポジションRPから図5に示すフロントポジションFPに移動する。
【0101】
スライダー19L,19RがリアポジションRPからフロントポジションFPに移動すると、スライダー19Lの位置決め部31Lの接触位置が取込・排出アーム18Lの第2の位置決め部28bから第1の位置決め部28aに移る。また、スライダー19Rの位置決め部31Rの接触位置が取込・排出アーム18Rの第2の位置決め部29bから第1の位置決め部29aに移る。これにより、取込・排出アーム18L,18Rは互いが離間する方向である矢印e1および矢印f1方向に移動するのでガイドローラ26L,26Rの間隔が広がる。よって、蓋部3を閉じる動作でガイドローラ26L,26Rを退避させ、ガイドローラ26L,26RとCD5との接触を防ぐ。また、スライダー19LがフロントポジションFPに移動すると、リンク32は図18に示す位置から軸32aを支点に矢印j2方向に回転し、図5に示すように押圧部32bは退避バネ33の凸部33bから退避した位置に移動する。
【0102】
これにより、図19(a)および図20(a)に示すように、退避バネ33のクランパ押え部33aはクランパ21とは接触しない。よって、蓋部3を閉めると、クランパ21は傾斜することなく図3に示すターンテーブル15の永久磁石15aに吸着され、クランパ21はターンテーブル15とともに回転することができる。
【0103】
また、CD5が挿入されている状態で蓋部3を閉めると、クランパ21と図7に示すガイド部23L,23Rで位置決めされていたCD5が、蓋部3を閉めることでクランパ21等で押されてターンテーブル15に乗る。そして、ターンテーブル15とクランパ21が永久磁石15aで吸着することで、CD5はターンテーブル15とクランパ21の間の挟まれた状態で、ターンテーブル15に保持される。
【0104】
このように、蓋部3を閉める動作で、蓋部3側で保持しているCD5を本体部2側のターンテーブル15にセットすることができる。また。蓋部3を開けると、ターンテーブル15で保持していたCD5を蓋部3側で保持し、イジェクト可能な状態とすることができる。これにより、ターンテーブル15にCD5をセットする際、ターンテーブル15を昇降させたり、本体部2内でCD5を昇降させる必要がなく、情報処理装置1の厚みを押えることが可能となるものである。
【0105】
また、蓋部3の開く量は規制され、CD5の出し入れは、挿入・排出口6からCD5を記録・読取面に対して略水平方向に移動させることで行え、かつ、ターンテーブル15へのCD5のセットは蓋部3の開閉で行えるので、CD5を出し入れする際の操作性が向上する。
【0106】
上述したように、蓋部3を閉めると、退避バネ33のクランパ押え部33aはクランパ21とは接触しない位置に退避している。また、蓋部3を閉じるときは、操作ノブ8は図2に示すホームポジションHPに位置していることで、図16(a)に示すようにブレーキレバー11はCD5と接触しない位置にある。さらに、蓋部3を閉めると取込・排出アーム18L,18Rの位置をフロントポジションFPにあるスライダー19L,19Rで規制することで、ガイドローラ26L,26RがCD5と接触しない位置に退避している。これにより、ターンテーブル15によりCD5を回転させることができる。
【0107】
次に制動アーム34の動作を説明する。図21は制動アーム34の詳細を示す説明図で、図21(a)は蓋部3の正面図、図21(b),(c)は制動アーム34の詳細および動作を示す説明図である。なお、図21(b),(c)は開口部25R側の制動アーム34を示しているが、開口部25L側は、図21(b),(c)に示す制動アーム34と対称形の制動アーム34が同様に設けられている。
【0108】
制動アーム34は、開口部25L,25Rのそれぞれ端部25La,25Raに、軸34aを支点に回転可能に取り付けられる。また、制動アーム34には、CD5と接触する斜面部34bが設けられる。制動アーム34は、ねじりコイルバネ35により斜面部34bが開口部25L,25Rに露出する方向に回転する力を受けており、通常は、図21(a),(b)に示すように、斜面部34bが開口部25L,25Rの端部25La,25Raにそれぞれ露出している。
【0109】
これに対して、CD5の挿入あるいは排出途中では、CD5の縁部の角が斜面部34bを押し、制動アーム34はねじりコイルバネ35に抗して退避する。このとき、斜面部34bがねじりコイルバネ35の力でCD5の縁部に斜め下方向から押し付けられているので、CD5との間に働くしゅう動摩擦がCD5の挿抜の際の抵抗となる。
【0110】
ここで、制動アーム34は斜面部34bでCD5と接触する構成とすることで、CD5の非データ記録部である縁部の角と接して抵抗となり、記録・読取面との間にしゅう動摩擦を起こさないようにしてある。
【0111】
また、制動アーム34を開口部25L,25Rのそれぞれ端部25La,25Raに設けることで、CD5に制動を掛けるタイミングを制御している。図22は制動アーム34と取込・排出アーム18L,18Rの動作タイミングを示す説明図である。CD5が実線で示す位置、すなわちCD5の直径位置Rが取込・排出アーム18L,18Rのガイドローラ26L,26Rと接する位置にあるとき、制動アーム34がCD5と接触し、かつ、CD5全体が二点鎖線で示すように蓋部3内に取り込まれる前の位置にあるとき、制動アーム34がCD5と接触しないような位置関係で制動アーム34を設ける。これにより、CD5を取り込むときは、人手でCD5全体を蓋部3内に押し込む前に、制動アーム34による制動を受けることなく、取込・排出アーム18L,18RによりCD5を取り込むことができる。
【0112】
これに対して、CD5を排出するときは、イジェクトアーム20でCD5を押し出したとき、CD5はその直径位置Rがガイドローラ26L,26Rを通過するが、このとき、制動アーム34が図21(c)に示すようにCD5の縁部に接触するので、取込・排出アーム18L,18RによるCD5の排出に制動を掛けることができる。これにより、CD5をイジェクトする際の飛び出しを防止できる。
【0113】
このように、制動アーム34を開口部25L,25Rのそれぞれ端部25La,25Raに設けることで、制動アーム34を設ける位置を設定するだけで、特別な退避機構等を設けることなく、取込・排出アーム18L,18Rによる取込時には制動を掛けず、取込・排出アーム18L,18Rによる排出時のみ制動を掛けることが可能となる。
【0114】
図23はガイドレバー12および押し込みレバー13の構成の詳細および動作を示す説明図である。図1(b)に示すように、本体部2に対してCD5を斜め上方から挿入するので、CD5の本体部2に対する挿入角度が付き過ぎると、CD5の挿入方向先端がターンテーブル15に衝突する可能性がある。そこで、ガイド機構として本体部2にガイドレバー12および押し込みレバー13を設けてある。
【0115】
ガイドレバー12は、略L字型の断面形状を有し、短辺側の端部が軸12bを支点に筐体7に回転可能に取り付けられる。このガイドレバー12の長辺側の端部にはローラ12aが取り付けられている。ここで、軸12bおよびローラ12aの回転軸は、挿抜されるCD5の記録・読取面に対して平行で、かつ、CD5の挿抜方向と直交する方向に延在している。また、ガイドレバー12の短辺側には、この短辺の延在方向に沿ったカム穴36が設けられる。
【0116】
押し込みレバー13は、一方の端部側が軸13aを支点に筐体7に回転可能に取り付けられる。この押し込みレバー13の他方の端部は自由端となっている。また、押し込みレバー13の途中には側方に向けてピン13bが突出しており、このピン13bがガイドレバー12のカム穴36に挿入される。ここで、軸13aおよびピン13bは、挿抜されるCD5の記録・読取面に対して平行で、かつ、CD5の挿抜方向と直交する方向に延在している。
【0117】
そして、押し込みレバー13の他方の端部が筐体7の正面側を向き、ガイドレバー12のローラ12aが図2等に示すターンテーブル15側を向くように筐体7内に取り付けられる。
【0118】
押し込みレバー13はコイルバネ37により上方に押し上げられる力を受けている。このコイルバネ37が押し込みレバー13を押し上げる力により、ピン13bおよびカム穴36を介してガイドレバー12が押し上げられる。
【0119】
さて、押し込みレバー13が軸13aを支点に押し上げられる方向に回転して行くと、ピン13bがガイドレバー12のカム穴36の一方の端部に突き当たる。ガイドレバー12の軸12bと押し込みレバー13の軸13aとの間隔は一定であるので、ピン13bがカム穴36の一方の端部に突き当たる位置までガイドレバー12および押し込みレバー13が押し上げられると、コイルバネ37の力を受けても、これ以上はガイドレバー12および押し込みレバー13とも押し上げられることはない。このガイドレバー12および押し込みレバー13が上限まで押し上げられた状態を図23(a)に示し、このときのガイドレバー12および押し込みレバー13の位置をガイド位置とする。
【0120】
ガイドレバー12がガイド位置にあると、挿抜されるCD5をローラ12aでガイドすることができ、本体部2に対して傾斜させて挿入されるCD5の、本体部2に対する挿入角度が付き過ぎて、CD5の挿入方向先端が図2等に示すターンテーブル15に衝突することを防ぐ。
【0121】
ガイドレバー12がガイド位置にあるとき、押し込みレバー13の軸13aを向いた第1のカム面36aがカム穴36には形成されている。また、カム穴36のこの第1のカム面36aと対向する側には斜面となっている第2のカム面36bが形成されている。このカム穴36の形状は、ガイドレバー12の姿勢を保つ規制手段を構成する。
【0122】
CD5の挿抜等で、ガイドレバー12を押し下げようとする力が加わると、ガイドレバー12が軸12bを支点に矢印k方向に回転しようとするので、カム穴36の第1のカム面36aがピン13bを軸13a方向である矢印m方向に押す。
【0123】
さて、ピン13bの移動可能方向は、押し込みレバー13が軸13aを支点に回転することによる矢印n方向である。このため、第1のカム面36aがピン13bを押す力の方向である矢印mと、ピン13bの移動可能方向である矢印nは鈍角で交差しているので、第1のカム面36aがピン13bを押す力は押し込みレバー13を回転させる力とならず、押し込みレバー13は回転しない。
【0124】
これにより、ガイドレバー12を押し下げようとする力が加わっても、カム穴36とピン13bで連結している押し込みレバー13が回転しないので、ガイドレバー12は回転することができず、ガイド位置を保持する。
【0125】
これに対して、蓋部3を閉めて行くと、アッパーフレーム22が押し込みレバー13の他方の端部を押す。さて、押し込みレバー13が軸13aを支点に回転しようとすることによるピン13bの移動方向は矢印n方向である。ピン13bの矢印n方向への移動で、ピン13bはカム穴36の第2のカム面36bを押すことになるが、このピン13bが第2のカム面36bを押す力は、ガイドレバー12を回転させる力となる。
【0126】
これにより、押し込みレバー13を押し下げる力が加わると、押し込みレバー13の軸13aを支点とした矢印n方向の回転に伴い、カム穴36の形状に従ってガイドレバー12が軸12bを支点に矢印k方向に下降する。
【0127】
そして、蓋部3を閉じると、アッパーフレーム22で押し込みレバー13を押し込むことで、図10(b)に示すようにガイドレバー12および押し込みレバー13は退避位置まで移動し、図2等に示すターンテーブル15で保持されたCD5にガイドレバー12および押し込みレバー13が接触することを防ぐ。
【0128】
ここで、押し込みレバー13が押されることでガイドレバー12を下降させる際、ピン13bが斜面となっている第2のカム面36bをまず押すことで、押し込みレバー13の下降量に対してガイドレバー12の下降量が多くなる機構となっている。これにより、蓋部3を閉める過程で、ガイドレバー12が初期段階で大きく退避することで、蓋部3とともに下降してくるCD5とローラ12aとの接触を防ぐ。
【0129】
なお、蓋部3を開けると、アッパーフレーム22が押し込みレバー13を押える力が無くなるので、コイルバネ37により押し込みレバー13が押し上げられる。退避位置にある押し込みレバー13を押し上げようとすると、ピン13bがカム穴36の第2のカム面36bと対向する斜面である第3のカム面36cを押す。これにより、ガイドレバー12にこれを押し上げる力が加わり、コイルバネ37により押し込みレバー13とともにガイドレバー12がガイド位置まで押し上げられる。
【0130】
図24はガイド機構の他の実施例を示すアッパーフレーム38の斜視図である。アッパーフレーム38は、図7に示すアッパーフレーム22と同様に、CD5を保持するガイド部23L,23R,蓋部3を持ち上げるための突起部24L,24R,ガイドローラ26L,26Rが入る穴部27、クランパ21を保持する取付穴22aが設けられる。
【0131】
そして、このアッパーフレーム38にはCD5の挿入・排出口39が設けられるとともに、この挿入・排出口39から連続してガイド機構としてガイド板38aが設けられる。このガイド板38aは、挿入・排出口39の下部を奥方に延長したものである。
【0132】
図25はガイド板38aの動作を示す説明図で、このアッパーフレーム38が組み込まれた情報処理装置1′のCD5の挿入時の動作を説明する。蓋部3を開けると、蓋部3に設けられるアッパーフレーム38で構成される挿入・排出口39が現れる。CD5は本体部2に対して斜め上方から挿入されるが、挿入・排出口39の下部を延長してガイド板38aが設けてあるので、CD5はこのガイド板38aにガイドされて挿入される。これにより、CD5の本体部2に対する挿入角度が付き過ぎることはなく、CD5の挿入方向先端がターンテーブル15に衝突することはない。
【0133】
このように、アッパーフレーム38にガイド機構としてガイド板38aを一体に設けた場合は、可動部品を用いることなくCD5の挿抜時のガイドが行える。また、図23に用いるガイドレバー12と押し込みレバー13をガイド機構として備えた場合は、アッパーフレーム22の形状を単純にできることから、強度を増すことができるとともに、本体部2にガイド板38aを回避するスペースが不要となることから、設計の自由度が増す。
【0134】
次に本発明の情報処理装置の他の実施の形態を説明する。図26は他の実施の形態の情報処理装置40を示す説明図で、図26(a)は平面図、図26(b)は側断面図である。なお、この図26では、取込・排出手段と姿勢規制手段の変形例を示す。
【0135】
取込・排出手段としての取込・排出アーム41L,41Rは、蓋部42を構成するアッパーフレーム43に軸41aを支点に回転可能に取り付けられる。各取込・排出アーム41L,41Rの下面には、垂直方向に延在する軸を持つガイドローラ44L,44Rが設けられる。
【0136】
さて、取込・排出アーム41Lは軸41aを支点に矢印p1および矢印p2方向に回転可能で、取込・排出アーム41Rは軸41aを支点に矢印q1および矢印q2方向に回転可能であり、ガイドローラ44L,44Rの間隔は接近あるいは離間する。なお、取込・排出アーム41Lは、付勢手段である図示しないバネにより矢印p1方向に回転する力を受け、取込・排出アーム41Rは、図示しないバネにより矢印q1方向に回転する力を受けており、ガイドローラ44Lとガイドローラ44Rが接近する方向の力を受けている。
【0137】
姿勢規制手段としてのスライダー45は、アッパーフレーム43にスライド移動可能に取り付けられる。このスライダー45の両側は折り曲げられ、それぞれカム面45aが形成されている。また、スライダー45は図1に示すCD5の挿抜方向に沿った矢印r1および矢印r2方向に移動可能で、図示しない付勢手段としてのバネにより取込・排出アーム41L,41Rが設けられる側と反対方向である矢印r1方向に移動する力を受けている。
【0138】
スライダー45にはクランパ21を傾斜させるクランパ押え部45bが設けられる。また、スライダー45には取込・排出アーム41Lと当接する押圧部45Lおよび取込・排出アーム41Rと当接する押圧部45Rが設けられる。
【0139】
図27はスライダー45とクランパ21の関係を示す説明図で、図27(a)は蓋部42を閉じた状態、図27(b)は蓋部42を開けた状態を示す。クランパ21は図26に示すアッパーフレーム43に取り付けたU字形状の溝を持つ支持部材43aに軸21aを挿入してフランジ部21bを引っ掛けることで、回転自在に取り付けられる。また、スライダー45のクランパ押え部45bはフランジ部21bと対向配置される斜面を有し、クランパ21の移動を規制している。
【0140】
図26に戻り、本体部46の対向する両内側部には、スライダー45のカム面45aと接触するピン47がそれぞれ設けられる。このピン47にカム面45aが当接することで、スライダー45の位置が規制される。
【0141】
そして、本体部46に対して蓋部42はヒンジ部42aを支点に開閉可能であり、蓋部42を開閉することで、ピン47によってカム面45aの形状に従いスライダー45が移動する。
【0142】
なお、この情報処理装置40では、蓋部42の開閉手段としては、図示しないが、例えば蓋部42を開く方向に付勢する手段、蓋部42を閉状態でロックする手段、ロックを解除する手段、蓋部42の開く量を規制する手段を設ける。
【0143】
図28は蓋部42を開けた状態を示す説明図で、以下に蓋部42の開閉動作について説明する。なお、図28(a)は平面図、図28(b)は側断面図である。
【0144】
蓋部42を開けていくと、蓋部42側のスライダー45のカム面45aと、本体部46側のピン47の接触箇所は変化する。そして、カム面45aが図示しないバネによりピン47に押し付けられているので、蓋部42を開けていくと、このカム面45aの斜面の形状によって、スライダー45は矢印r1方向に移動する。
【0145】
これにより、スライダー45は取込・排出アーム41L,41Rから離れる方向に移動するが、取込・排出アーム41Lは図示しないバネで矢印P1方向に回転する力を受け、取込・排出アーム41Rは矢印q1方向に回転する力を受けているので、スライダー45の矢印r1方向の移動に伴って、取込・排出アーム41Lは矢印p1方向に回転し、取込・排出アーム41Rは矢印q1方向に回転する。これにより、ガイドローラ44Lとガイドローラ44Rの間隔は狭くなる。
【0146】
また、スライダー45が矢印r1方向に移動すると、図27(b)に示すように、クランパ押え部45bの斜面がクランパ21のフランジ部21bを押す。これにより、クランパ押え部45bでフランジ部21bを押し上げる力が加わり、クランパ21は図28に示す挿入・排出口6側が持ち上がる方向に傾斜する。
【0147】
このように、蓋部42を開けることで、ガイドローラ44Lとガイドローラ44Rの間隔が狭くなるので、取込・排出アーム41L,41Rによって、CD5をクランパ21で保持できる位置まで確実に取り込むことができる。
また、クランパ21は挿入・排出口6側が持ち上がる方向に傾斜しているので、CD5を挿入する際、その先端がクランパ21に衝突することを防ぐことができる。
【0148】
蓋部42を閉めて行くと、ピン47がカム面45aを押すことで、スライダー45は矢印r2方向に移動する。これにより、スライダー45の押圧部45Lが取込・排出アーム41Lを押して軸41aを支点に矢印P2方向に回転させるとともに、スライダー45の押圧部45Rが取込・排出アーム41Rを押して軸41a支点に矢印q2方向に回転させる。これにより、ガイドローラ44Lとガイドローラ44Rの間隔は広くなる。
【0149】
また、スライダー45が矢印r2方向に移動すると、クランパ押え部45bがクランパ21のフランジ部21bから離れる。これにより、図27(a)に示すように、クランパ21は自在な姿勢を取ることができる。
【0150】
このように、蓋部42を閉じることで、ガイドローラ44Lとガイドローラ44Rの間隔が広くなるので、図示しないターンテーブルにセットされたCD5とガイドローラ44L,44Rの接触を防ぐことができる。
【0151】
また、クランパ21は自在な姿勢を取ることができるので、図示しないターンテーブルとの間にCD5を挟持することでCD5をターンテーブルにセットし、回転することができる。
【0152】
上述した各実施の形態の情報処理装置は、ポータブルCDプレーヤーを例に説明したが、本発明は、ポータブルCDプレーヤーの他、可搬型のCD−ROMドライブ装置等、ディスク状の記録媒体を用いる情報処理装置に適用可能である。
【0153】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ディスク形状の記録媒体がセットされ、情報の処理を行う情報処理装置において、記録媒体を回転させるターンテーブルを少なくとも備えた本体部と、本体部に対して開閉可能に取り付けられ、記録媒体の挿入・排出口が設けられると共に、記録媒体を保持し、記録媒体の挿入経路を形成し得るガイド部が設けられたフレームを有する蓋部と、ターンテーブルの位置に合わせて蓋部のフレームに回転可能に取り付けられ、記録媒体の中心に嵌って位置を規制するクランプ部を有し、蓋部を閉じた際、ターンテーブルとの間に記録媒体を挟持する回転可能な記録媒体保持手段と、蓋部の開く量を規制して、該蓋部の開閉を行う開閉手段と、蓋部を開くことで挿入・排出口が露呈すると、ガイド部にガイドされて挿入経路を挿入される記録媒体の挿入方向奥側のクランプ部が記録媒体の中心に嵌る位置で、記録媒体保持手段の挿入・排出口と対向する側が記録媒体の挿入経路から退避する方向に、記録媒体保持手段を傾斜させる姿勢規制手段とを備えたものである。
【0154】
これにより、記録媒体を挿入・排出口から挿入する際、記録媒体の挿入方向先端が記録媒体保持手段と衝突することがなく、記録媒体に傷を付ける等の障害の発生を防ぐことができる。そして、蓋部側で記録媒体を保持し、蓋部の開閉で記録媒体をターンテーブルにセットできるので、装置を薄型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の情報処理装置の側断面図である。
【図2】本体部の内部構成を示す平面図である。
【図3】本体部の内部構成を示す斜視図である。
【図4】カム面の詳細を示す破断斜視図である。
【図5】蓋部の内部構成を示す平面図である。
【図6】蓋部の内部構成を示す斜視図である。
【図7】アッパーフレームの斜視図である。
【図8】クランパの保持構造の詳細を示す説明図である。
【図9】蓋部の開閉と操作ノブの動作を示す説明図である。
【図10】蓋部の開閉とロックレバーの動作を示す説明図である。
【図11】蓋部の開閉とスライダーの動作を示す説明図である。
【図12】蓋部の開閉とスライダーの動作を示す説明図である。
【図13】操作ノブが持ち上げ開始ポジションにあるときの状態を示す平面図である。
【図14】操作ノブが持ち上げ終了ポジションにあるときの状態を示す平面図である。
【図15】操作ノブがイジェクト終了ポジションにあるときの状態を示す平面図である。
【図16】ブレーキレバーの動作を示す平面図である。
【図17】ブレーキレバーの動作を示す平面図である。
【図18】開いた蓋部の状態を示す平面図である。
【図19】クランパの動作を示す説明図である。
【図20】クランパの動作を示す説明図である。
【図21】制動アームの詳細を示す説明図である。
【図22】制動アームと取込・排出アームの動作タイミングを示す説明図である。
【図23】ガイドレバーおよび押し込みレバーの構成の詳細および動作を示す説明図である。
【図24】ガイド機構の他の実施例を示すアッパーフレームの斜視図である。
【図25】ガイド板の動作を示す説明図である。
【図26】他の実施の形態の情報処理装置を示す説明図である。
【図27】スライダーとクランパの関係を示す説明図である。
【図28】蓋部を開けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・情報処理装置
2・・・本体部
3・・・蓋部
4・・・ヒンジ部
5・・・CD
6・・・挿入・排出口
7・・・筐体
7a・・・カム面
7b・・・誘導斜面
7c・・・保持部
8・・・操作ノブ
8a・・・カム面
8b・・・突起部
8c・・・スライド面
9・・・リンク
9a・・・軸
9b・・・ピン
9c・・・ガイドピン
9d・・・カム穴
10・・・ロックレバー
10a・・・軸
10b・・・ガイド穴
10c・・・突起部
10d・・・爪部
10e・・・開口部
11・・・ブレーキレバー
11a・・・軸
11b・・・ガイドピン
11c・・・パッド
12・・・ガイドレバー
12a・・・ローラ
12b・・・軸
13・・・押し込みレバー
13a・・・軸
13b・・・ピン
14・・・ドライブユニット
15・・・ターンテーブル
15a・・・永久磁石
16・・・ピックアップ
17・・・筐体
18L,18R・・・取込・排出アーム
19L,19R・・・スライダー
20・・・イジェクトアーム
20a・・・軸
20b・・・押し出し部
20c・・・伝達ピン
21・・・クランパ
21a・・・軸
21b・・・フランジ部
21c・・・クランプ部
22・・・アッパーフレーム
22a・・・取付穴
22b・・・ロック部
23L,23R・・・ガイド部
24L,24R・・・突起部
25L,25R・・・開口部
26L,26R・・・ガイドローラ
27・・・穴
28a・・・第1の位置決め部
28b・・・第2の位置決め部
29a・・・第1の位置決め部
29b・・・第2の位置決め部
30L,30R・・・ピン
31L,31R・・・位置決め部
32・・・リンク
32a・・・軸
32b・・・押圧部
32c・・・ピン
33・・・退避バネ
33a・・・クランパ押え部
33b・・・凸部
34・・・制動アーム
34a・・・軸
35・・・ねじりコイルバネ
36・・・カム穴
36a・・・第1のカム面
36b・・・第2のカム面
36c・・・第3のカム面
37・・・コイルバネ
38・・・アッパーフレーム
38a・・・ガイド板
39・・・挿入・排出口
40・・・情報処理装置
41L,41R・・・取込・排出アーム
41a・・・軸
42・・・蓋部
42a・・・ヒンジ部
43・・・アッパーフレーム
43a・・・支持部材
44L,44R・・・ガイドローラ
45・・・スライダー
45a・・・カム面
45b・・・クランパ押え部
45L,45R・・・凹圧部
46・・・本体部
47・・・ピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an information processing apparatus that processes information on a disk-shaped recording medium. Specifically, a recording medium is provided that includes a lid portion that regulates the amount of opening with respect to the main body portion, and that allows the recording medium to be taken in and out of an insertion / discharge port formed by opening the lid portion, and that holds the recording medium in the lid portion When the lid is opened, the holding means is retracted from the insertion path of the recording medium to prevent the occurrence of a failure when the recording medium is inserted.
[0002]
[Prior art]
There is an information processing apparatus in which a CD (compact disc) as a disc-shaped recording medium is set and music can be reproduced. In particular, there is a so-called portable CD player as an information processing apparatus that can be carried.
A conventional portable CD player is provided with a lid that can be opened and closed with respect to the main body, and the lid is large, for example, opened to nearly 90 degrees, and a CD is manually attached to and detached from the main body.
[0003]
On the other hand, there is also a portable CD player of a type in which a main body and a lid are integrated and a CD is horizontally inserted and removed from an insertion / ejection opening provided on the side surface of the apparatus. A portable CD player of the type that inserts and removes a CD in the horizontal direction requires a mechanism for moving the CD or the turntable up and down in order to set the CD on the turntable.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
A portable CD player that opens and closes a lid and attaches and detaches a CD has a problem that the operability is poor when a user replaces a CD in a standing position, for example.
In addition, in a portable CD player of a type in which a CD is inserted and removed in a horizontal direction, a mechanism for raising and lowering the CD or the turntable is necessary, and a space for raising and lowering the CD or the turntable is required. There's a problem.
[0005]
Therefore, it is conceivable to reduce the thickness of the apparatus by applying the structure of a portable MD player in which an MD (mini disk) containing a disk-shaped recording medium in a package is set to the portable CD player. However, since a mechanism for handling a CD having no package is naturally not considered in a portable MD player, if the structure of the portable MD player is applied to the portable CD player as it is, there is a problem that the CD is damaged. However, it has been impossible to reduce the thickness of the apparatus by applying the structure of the portable MD player to the portable CD player.
[0006]
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it provides a thin information processing apparatus that can handle a disk-shaped recording medium without damaging it.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In an information processing device that sets a disk-shaped recording medium and processes information, it can be opened and closed with respect to the main body with at least a turntable that rotates the recording medium. And a recording medium insertion / discharge opening, and a frame provided with a guide portion for holding the recording medium and forming a recording medium insertion path. The lid and the lid according to the position of the turntable Is rotatably mounted on the frame of the Recording media In the center Regulate position Having a clamping part Close the lid When Hold the recording medium between the turntable Do By rotating the recording medium holding means, the opening / closing means for opening and closing the lid portion by regulating the opening amount of the lid portion, and opening the lid portion When the insertion / discharge port is exposed, the clamp portion on the back side in the insertion direction of the recording medium guided by the guide portion and inserted through the insertion path is fitted at the center of the recording medium, The recording medium holding means is provided with posture regulating means for inclining the recording medium holding means in a direction in which the side facing the insertion / discharge port of the recording medium retreats from the recording medium insertion path.
[0008]
In the information processing apparatus according to the present invention, the lid is opened with respect to the main body by restricting the opening amount by the opening / closing means. When the lid is opened by a predetermined amount, an insertion / discharge port appears, and a recording medium is inserted from the insertion / discharge port. At this time, the recording medium holding means holds the recording medium in the lid in a state where the side facing the insertion / discharge port is inclined and retracted from the insertion path of the recording medium. When the lid is closed, the recording medium holding means is in a horizontal state, and the recording medium is attached to the turntable of the main body.
[0009]
As a result, when the recording medium is inserted from the insertion / discharge port, the leading end of the recording medium in the insertion direction does not collide with the recording medium holding means, and it is possible to prevent the occurrence of troubles such as scratching the recording medium. And since a recording medium is hold | maintained at the cover part side and a recording medium can be set to a turntable by opening and closing of a cover part, an apparatus can be made thin.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an information processing apparatus according to the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a side sectional view of the information processing apparatus according to the present embodiment. FIG. 1A shows a state in which the
[0011]
2 is a plan view showing the internal configuration of the
[0012]
One end side of the
[0013]
The
[0014]
A
[0015]
The
[0016]
In addition to the function of transmitting the operation of the
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
In the
[0020]
The
[0021]
Cam surfaces 7 a are provided on both sides of the
[0022]
The
[0023]
FIG. 5 is a plan view showing the internal configuration of the
[0024]
The intake /
[0025]
FIG. 7 is a perspective view of the
[0026]
The guide portion 23L is provided with a protruding
[0027]
On the front side of the
[0028]
Returning to FIGS. 5 and 6, the pair of left and right intake /
[0029]
In order to expose the
[0030]
The take-in /
[0031]
The take-up /
[0032]
Here, the shape of each part is determined so that the first positioning part 28a and the
[0033]
The
[0034]
Thereby, the
[0035]
A
[0036]
Further, a
[0037]
When the
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
A
[0043]
One end of the retracting
[0044]
Further, the
[0045]
Returning to FIG. 5 and FIG. 6, a
[0046]
A
[0047]
Next, the operation of the
[0048]
The
[0049]
11 and 12 are explanatory views showing the opening and closing of the
[0050]
When the
[0051]
When the
[0052]
FIG. 13 is a plan view showing a state when the
[0053]
When the
[0054]
Further, as the
[0055]
When the
[0056]
FIG. 14 is a plan view showing a state when the
[0057]
When the
[0058]
As described above, when the
[0059]
Now, when the
[0060]
Here, the holding
[0061]
As a result, the
[0062]
Now, as shown in FIG. 9C, when the hand is released from the
[0063]
In this way, when the
[0064]
The insertion / extraction operation of the
[0065]
When the
[0066]
FIG. 15 is a plan view showing a state when the
[0067]
When the
[0068]
When the
[0069]
As a result, when the
[0070]
As shown in FIG. 9D, when the hand is released from the
[0071]
Next, the operation of the
[0072]
The shape of the
[0073]
When the
[0074]
When the
[0075]
Therefore, when the
[0076]
When the
[0077]
Therefore, when the
[0078]
When the
[0079]
Therefore, the
[0080]
When the
[0081]
As described above, when the
[0082]
When the
[0083]
While the
[0084]
Next, the CD5 insertion / extraction operation will be described. FIG. 18 is a plan view showing a state of the opened
[0085]
When the
[0086]
Further, when the
[0087]
19 and 20 are explanatory views showing the operation of the
[0088]
When the
[0089]
Next, an operation for inserting the
[0090]
Here, when the
[0091]
In FIG. 18, when the
[0092]
When the diameter portion of the CD5 passes the
[0093]
When the CD5 is taken in by the take-in / discharge
[0094]
As described above, when the
[0095]
Next, the operation for ejecting CD5 will be described. As described with reference to FIG. 15, by moving the
[0096]
When the diameter portion of the CD5 passes the
[0097]
Next, an operation for closing the
[0098]
When the
[0099]
When the
[0100]
In the process of closing the
[0101]
When the
[0102]
Accordingly, as shown in FIGS. 19A and 20A, the
[0103]
When the
[0104]
As described above, the
[0105]
Further, the opening amount of the
[0106]
As described above, when the
[0107]
Next, the operation of the
[0108]
The
[0109]
On the other hand, during the insertion or ejection of the
[0110]
Here, the
[0111]
In addition, the
[0112]
On the other hand, when ejecting CD5, when CD5 is pushed out by the
[0113]
In this way, by providing the
[0114]
FIG. 23 is an explanatory diagram showing details and operations of the configuration of the
[0115]
The
[0116]
The
[0117]
Then, the
[0118]
The
[0119]
Now, when the
[0120]
When the
[0121]
When the
[0122]
When a force is applied to push down the
[0123]
The movable direction of the
[0124]
As a result, even if a force to push down the
[0125]
On the other hand, when the
[0126]
As a result, when a force to push down the
[0127]
Then, when the
[0128]
Here, when the
[0129]
When the
[0130]
FIG. 24 is a perspective view of an
[0131]
The
[0132]
FIG. 25 is an explanatory diagram showing the operation of the
[0133]
As described above, when the
[0134]
Next, another embodiment of the information processing apparatus of the present invention will be described. 26A and 26B are explanatory views showing an information processing apparatus 40 according to another embodiment. FIG. 26A is a plan view and FIG. 26B is a side sectional view. FIG. 26 shows a modified example of the intake / discharge means and the attitude regulating means.
[0135]
The intake /
[0136]
The intake /
[0137]
The
[0138]
The
[0139]
27A and 27B are explanatory views showing the relationship between the
[0140]
Returning to FIG. 26, pins 47 that come into contact with the
[0141]
The
[0142]
In the information processing apparatus 40, as an opening / closing means for the
[0143]
FIG. 28 is an explanatory diagram showing a state in which the
[0144]
When the
[0145]
As a result, the
[0146]
When the
[0147]
As described above, since the gap between the
Further, since the
[0148]
As the
[0149]
Further, when the
[0150]
Thus, by closing the
[0151]
Further, since the
[0152]
The information processing apparatus of each embodiment described above has been described by taking a portable CD player as an example. However, the present invention is information using a disk-shaped recording medium such as a portable CD-ROM drive device in addition to a portable CD player. It is applicable to a processing device.
[0153]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in an information processing apparatus in which a disk-shaped recording medium is set and processes information, a main body unit including at least a turntable for rotating the recording medium, and opening / closing with respect to the main body unit Possible And a recording medium insertion / discharge opening, and a frame provided with a guide portion for holding the recording medium and forming a recording medium insertion path. The lid and the lid according to the position of the turntable Is rotatably mounted on the frame of the Recording media In the center Regulate position Having a clamping part Close the lid When Hold the recording medium between the turntable Do By rotating the recording medium holding means, the opening / closing means for opening and closing the lid portion by regulating the opening amount of the lid portion, and opening the lid portion When the insertion / discharge port is exposed, the clamp portion on the back side in the insertion direction of the recording medium guided by the guide portion and inserted through the insertion path is fitted at the center of the recording medium, The recording medium holding means is provided with posture regulating means for inclining the recording medium holding means in a direction in which the side facing the insertion / discharge port of the recording medium retreats from the recording medium insertion path.
[0154]
As a result, when the recording medium is inserted from the insertion / discharge port, the leading end of the recording medium in the insertion direction does not collide with the recording medium holding means, and it is possible to prevent the occurrence of troubles such as scratching the recording medium. And since a recording medium is hold | maintained at the cover part side and a recording medium can be set to a turntable by opening and closing of a cover part, an apparatus can be made thin.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view of an information processing apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a plan view showing the internal configuration of the main body.
FIG. 3 is a perspective view showing an internal configuration of a main body.
FIG. 4 is a cutaway perspective view showing details of a cam surface.
FIG. 5 is a plan view showing an internal configuration of a lid.
FIG. 6 is a perspective view showing an internal configuration of a lid.
FIG. 7 is a perspective view of an upper frame.
FIG. 8 is an explanatory view showing details of a clamper holding structure;
FIG. 9 is an explanatory diagram showing the opening / closing of the lid and the operation of the operation knob.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing the opening / closing of the lid and the operation of the lock lever.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing the opening / closing of the lid and the operation of the slider.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing the opening / closing of the lid and the operation of the slider.
FIG. 13 is a plan view showing a state when the operation knob is at a lifting start position.
FIG. 14 is a plan view showing a state when the operation knob is at a lifting end position.
FIG. 15 is a plan view showing a state when the operation knob is at an ejection end position.
FIG. 16 is a plan view showing the operation of the brake lever.
FIG. 17 is a plan view showing the operation of the brake lever.
FIG. 18 is a plan view showing a state of the opened lid.
FIG. 19 is an explanatory diagram showing the operation of the clamper.
FIG. 20 is an explanatory diagram showing the operation of the clamper.
FIG. 21 is an explanatory view showing details of a braking arm.
FIG. 22 is an explanatory diagram showing operation timings of a braking arm and a take-in / discharge arm.
FIG. 23 is an explanatory diagram showing details and operation of the configuration of the guide lever and push lever.
FIG. 24 is a perspective view of an upper frame showing another embodiment of the guide mechanism.
FIG. 25 is an explanatory view showing the operation of the guide plate.
FIG. 26 is an explanatory diagram illustrating an information processing apparatus according to another embodiment.
FIG. 27 is an explanatory diagram showing a relationship between a slider and a clamper.
FIG. 28 is an explanatory view showing a state where a lid is opened.
[Explanation of symbols]
1 Information processing device
2 ... Main body
3 ... Lid
4 ... Hinge part
5 ... CD
6 ... Insertion / discharge port
7 ... Case
7a ... Cam surface
7b ... guide slope
7c ... Holding part
8 ... Control knob
8a ... Cam surface
8b ... Projection
8c ... Slide surface
9 ... Link
9a ... axis
9b ... pin
9c ... Guide pin
9d ... Cam hole
10 ... Lock lever
10a ... axis
10b ... Guide hole
10c ... Projection
10d ... Claw
10e ... opening
11 ... Brake lever
11a ... axis
11b ... Guide pin
11c ... Pad
12 ... Guide lever
12a ... Roller
12b ... axis
13 ... Push lever
13a ... axis
13b ... pin
14 ... Drive unit
15 ... Turntable
15a ... Permanent magnet
16 ... Pickup
17 ... Case
18L, 18R ... Take-in / discharge arm
19L, 19R ... Slider
20 ... Eject arm
20a ... axis
20b ... Extruding part
20c: Transmission pin
21 ... Clamper
21a ... axis
21b ... Flange
21c ... Clamp part
22 ... Upper frame
22a ... Mounting hole
22b ... Lock part
23L, 23R ... Guide part
24L, 24R ... Projection
25L, 25R ... opening
26L, 26R ... Guide roller
27 ... hole
28a ... 1st positioning part
28b ... second positioning part
29a ... 1st positioning part
29b ... 2nd positioning part
30L, 30R ... pin
31L, 31R ... Positioning part
32 ... Link
32a ... axis
32b ... Pressing part
32c ... pin
33 ... Retraction spring
33a ... clamper presser part
33b ... convex part
34 ... Brake arm
34a ... axis
35 ... Torsion coil spring
36 ... Cam hole
36a: first cam surface
36b ... second cam surface
36c ... third cam surface
37 ... Coil spring
38 ... Upper frame
38a ... Guide plate
39 ... Insertion / discharge port
40: Information processing apparatus
41L, 41R ... Intake / discharge arm
41a ... axis
42 ... Lid
42a ... hinge part
43 ... Upper frame
43a ... support member
44L, 44R ... Guide roller
45 ... Slider
45a ... cam surface
45b ... clamper presser part
45L, 45R ... concave pressure part
46 ... Main body
47 ... pin
Claims (6)
前記記録媒体を回転させるターンテーブルを少なくとも備えた本体部と、
前記本体部に対して開閉可能に取り付けられ、前記記録媒体の挿入・排出口が設けられると共に、前記記録媒体を保持し、前記記録媒体の挿入経路を形成し得るガイド部が設けられたフレームを有する蓋部と、
前記ターンテーブルの位置に合わせて前記蓋部の前記フレームに回転可能に取り付けられ、前記記録媒体の中心に嵌って位置を規制するクランプ部を有し、前記蓋部を閉じた際、前記ターンテーブルとの間に前記記録媒体を挟持する回転可能な記録媒体保持手段と、
前記蓋部の開く量を規制して、該蓋部の開閉を行う開閉手段と、
前記蓋部を開くことで前記挿入・排出口が露呈すると、前記ガイド部にガイドされて挿入経路を挿入される前記記録媒体の挿入方向奥側の前記クランプ部が前記記録媒体の中心に嵌る位置で、前記記録媒体保持手段の前記挿入・排出口と対向する側が前記記録媒体の挿入経路から退避する方向に、前記記録媒体保持手段を傾斜させる姿勢規制手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。In an information processing apparatus in which a disk-shaped recording medium is set and processes information,
A main body having at least a turntable for rotating the recording medium;
A frame that is attached to the main body portion so as to be openable and closable, is provided with an insertion / discharge port for the recording medium, and is provided with a guide portion that holds the recording medium and can form an insertion path for the recording medium. A lid having ,
The clamp has a clamp portion that is rotatably attached to the frame of the lid portion in accordance with the position of the turntable and that fits in the center of the recording medium to regulate the position, and when the lid portion is closed, the turntable Rotating recording medium holding means for sandwiching the recording medium between
An opening / closing means for restricting an opening amount of the lid and opening / closing the lid;
When the insertion / exhaust port is exposed by opening the lid, a position where the clamp portion on the back side in the insertion direction of the recording medium is guided by the guide portion and inserted into the insertion path is fitted in the center of the recording medium And a posture regulating means for inclining the recording medium holding means in a direction in which the side of the recording medium holding means facing the insertion / ejection port is retracted from the insertion path of the recording medium. Processing equipment.
前記姿勢規制手段は前記蓋部の開閉で変位し、前記蓋部を閉めたときに、前記取込・排出手段を前記記録媒体との非接触位置に退避させる位置規制手段として機能する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。Contacting the recording medium inserted from the insertion / discharge port, applying a force in the direction of taking in the lid, and contacting the recording medium discharged from the insertion / discharge port, from the lid Equipped with a take-in / discharge means that applies a force in the discharging direction,
The posture restricting means is displaced by opening and closing the lid, and functions as a position restricting means for retracting the take-in / discharge means to a non-contact position with the recording medium when the lid is closed. The information processing apparatus according to claim 1 .
前記姿勢規制手段は、前記蓋部を閉めたときは、前記一対のガイドローラの位置を前記記録媒体に対する非接触位置まで移動させ、前記蓋部を開けたときは、前記一対のガイドローラの間隔を、前記蓋部を閉めたときより狭くする位置規制手段として機能する
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。The take-in / discharge means includes a pair of guide rollers that contact an edge of the recording medium and a biasing means that biases the guide rollers in a direction in which the guide rollers approach each other.
The posture regulating means moves the position of the pair of guide rollers to a non-contact position with respect to the recording medium when the lid is closed, and when the lid is opened, the gap between the pair of guide rollers The information processing apparatus according to claim 2 , wherein the information processing apparatus functions as a position restricting unit that narrows the position more narrowly than when the lid is closed.
付勢力を受けて移動するスライダーと、
前記蓋部の開閉に応じて前記スライダーの位置を誘導するカム面とを備え、
前記スライダーの移動で前記記録媒体保持手段を傾斜させる
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の情報処理装置。The posture regulating means is
A slider that moves in response to the biasing force,
A cam surface for guiding the position of the slider in response to opening and closing of the lid,
The information processing apparatus according to claim 1, wherein the recording medium holding unit is tilted by the movement of the slider.
前記姿勢規制手段および閉じた状態の前記蓋部を前記姿勢規制手段が保持する位置まで押し上げる持ち上げ手段とにより前記開閉手段を構成した
ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。The cam surface of the posture regulating means has a shape for applying a force in the closing direction to the lid portion in the closed state and holding the lid portion in the open state in an open state,
5. The information processing apparatus according to claim 4, wherein the opening / closing unit is configured by the posture regulating unit and a lifting unit that pushes the closed lid portion up to a position held by the posture regulating unit.
ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。The information processing apparatus according to claim 4 , further comprising a transmission unit that changes the movement of the slider to a force in a direction in which the recording medium holding unit is inclined.
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