JP3890511B2 - Asphalt waterproofing fabric - Google Patents

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、アスファルトとの一体性に優れたアスファルト防水用基布に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より各種ある防水工法において、アスファルト防水工法は防水性、耐久性、信頼性に優れており、その上施工が容易で経済的にも有利なことから広く使用されている。
【０００３】
ところで、上述のアスファルト防水用工法においては、通常、アスファルト防水用基布が使用されているが、かかる防水用基布に関し、特にポリエステル不織布を主とし、最近ではガラス繊維等を複合化したアスファルト防水用基布が出されている。（例えば、特公昭５８−３８６号公報、特公昭６２−３７１５４号公報参照）
【０００４】
しかしながら、前者はポリエステル不織布層と、編織物層とをニードルパンチで結合してなる複合体にアスファルトを含浸させたものであることから、ニードルパンチ時に補強層となる編織物層の繊維切断により編織物の変形自由度が高まり投入した繊維量に見合った物性が得られず不経済的であるとともに、編織物にガラス繊維等を用いた場合には切断した繊維がアスファルト加工中に飛散するという欠点があった。更に、表面が毛羽立っている為アスファルト加工中にロールに巻きつき基布が破断することもあった。
【０００５】
また、一方、後者は不織布層と無機質層とをカレンダーがけによって結合したものであることから、繊維密度が高くなりアスファルトの含浸性が低下し基布表面にアスファルト層が膜状に付着する為アスファルトと基布の間に剥離を生じたり、表面にひび割れが生じる等の欠点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来のアスファルト防水用基布における前記欠点、即ち補強層にかかるコストの過剰上昇、切断繊維のアスファルト加工中の飛散といった環境上の問題、アスファルトと基布の剥離やアスファルト表面の割れの発生といった性能上の問題を解消し、基布とアスファルトとの一体性に優れ、初期剛性の高い、加工性に優れたアスファルト防水用基布を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記目的に適合する本発明は、不織布層／補強繊維層／不織布層の三層構造よりなり、不織布層はポリエステルの長繊維をランダムに配列して形成された目付が４０〜１００ｇ／ｍ²の不織布層であり、下記の補強繊維層と、粘度が接着時において５００〜８００ｃｐｓである接着剤を５〜３０ｇ／ｍ ² 塗着することによりラミネート結合されていると共に、結合された後、更に１５〜２５ｇ／ｍ ² のバインダーが付与されることによってその不織布層と補強繊維層の繊維どうしの交点が固着されている複合体からなるアスファルト防水用基布である。
補強繊維層：目付が８〜２０ｇ／ｍ²で１５０〜６００デニールのフィラメントを、繊維間ピッチ３〜１５ｍｍで、タテ方向または更にヨコ方向に配置して形成されている。
【０００９】
そして、補強繊維層としては１５０〜６００デニールのフィラメントを繊維間ピッチ３〜１５ｍｍでタテ方向または更にヨコ方向に配置して形成した構造が効果的であり、また、接着剤の粘度は接着時において５００〜８０００ｃpsであることが有効である。
以下、更に上記本発明の詳細を説明する。
【００１０】
先ず、本発明におけるポリエステルの長繊維をランダムに配列して形成された不織布層としては、例えばスパンボンド方式により形成された長繊維不織布、予め長繊維よりなるウエブをニードルパンチ等で機械的に交絡させた不織布である。
【００１１】
ポリエステルはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等をはじめ、イソフタル酸を含むポリエステルおよびこれらの共重合物からなる。また、ポリエチレンナフタレート等の変性物もこれに含まれる。
【００１２】
これらの長繊維は、高強度、高伸度のものが好ましい。不織布層の長繊維は、通常、溶融紡糸により形成され、ランダム化された長繊維群はネット等で捕集して形成される。
【００１３】
また、開繊性改良剤、酸化防止剤、安定剤、紫外線吸収剤等は紡糸の際、ウェブ形成およびその前後で付与される。
【００１４】
不織布層の長繊維は、0.５〜２０デニール特に３〜１５デニールが好ましい。形成されたウェブは予めニードルパンチ等の機械的交絡加工が施されるときは、パンチ数は３０〜１２０回／ｃｍ² にすることが繊維を交絡させ強度を向上させるのに好ましい。
【００１５】
不織布層の目付は、特に４０〜１００ｇ／ｍ ^２ が好ましい、厚さは、０．４〜４．０ｍｍ、特に１．０〜３．０ｍｍが好ましい。
【００１６】
次に補強繊維層は、フィラメントを引き揃えたもの、或いはこれを交差、重ねて交点を固着した網状物、および編織物からなり、特にガラス繊維、炭素繊維等の高弾性・高耐熱性繊維からなるものが好ましい。
【００１７】
補強繊維層の組織は特に１５０〜６００デニールのフィラメントを、繊維間ピッチ３〜１５ｍｍの間隔でタテ方向或いは更にヨコ方向に配置することが好ましい。補強繊維層の目付は８〜２０ｇ／ｍ²である。補強繊維層の繊維間ピッチを大きくすると、アスファルト含浸後に不織布の収縮による表面の凹凸が発生する。また繊維間ピッチを小さくすると物性上の問題は無いが、繊維使用量が増大し不経済的である。繊維のフィラメント数を大きくすると、繊維が表面に浮きだし凹凸を生じる。またフィラメント数を小さくすると、求める初期剛性が得られなくなる。
【００１８】
なお、補強繊維層の素材としては、前記長繊維の他、アラミド、アルミナ、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルホン等の高弾性・高耐熱性を有し、繊維化が可能であれば使用可能であり、またこれらの繊維の併用も可能である。
【００１９】
更に前記不織布層と補強繊維層をラミネート結合する接着剤は、ウレタン、アクリル、尿素・メラミン等の樹脂、またはエチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリブチレンテレフタレート等のホットメルト樹脂又はシートの使用が可能である。接着剤の付与量は、接着剤の種類によって異なるが、５〜３０ｇ／ｍ² 、特に５〜１５ｇ／ｍ² が好ましい。接着剤の付与量が大きくなると、アスファルトの含浸性が低下するとともに、不経済的である。接着剤の付与量が小さくなると不織布層と補強繊維層との剥離強力が低下する。接着剤の粘度は１００〜１００００ｃｐｓ、特に５００〜８０００ｃｐｓが好ましい。接着剤の粘度が小さくなると、接着剤が不織布層にしみ込み、剥離強力が低くなると共に、アスファルトの含浸性が低下する。接着剤の粘度が大きくなると、接着剤の均一付与が困難になる。接着方式としてはスパイラル、スプレー、ロールコート、ダイ・コート（フィルム・コート）、静電スプレー、メルトブロー方式など種々あるが、これらのいずれでも可能である。
【００２０】
かくして、不織布層と補強繊維層がラミネート結合された後は繊維どうしの交点を固着するためバインダーが付与される。
【００２１】
繊維どうしの交点を固着する為のバインダーは、尿素・メラミン系、アクリル系、エポキシ系等の硬化性樹脂が主として使用されるが、融点が２００℃より大きいものであればバインダーとして使用可能であり、例えばポリエステル系樹脂等がある。バインダーの付与量はアスファルト防水用基布目付の３〜５０wt％、特に５〜３０wt％が好ましい。バインダーの付与量が大きくなると、アスファルト含浸性が低下する。逆に小さくなると、表面の毛羽立ちを抑えきれず、アスファルトの含浸中にロールへの巻きつきが発生する。
【００２２】
アスファルトの含浸はアスファルトを槽内で溶融し、前記形成された基布を浸漬することによって行なわれるが、このとき、アスファルトの溶融温度は通常、１８０〜２２０℃位であり、浸漬時間は３０〜６０秒程度である。
【００２３】
アスファルト含浸によるアスファルトの付着量は適宜ロール等で扱って平均化する。余り付着が多すぎては不経済であり、また少なくすぎてはアスファルト防水能が低下する。以下、本発明の実施例を掲げる。
【００２４】
【実施例】
以下の仕様にもとづき、不織布目付、補強層の構造、接着剤、バインダーなどを変え、表１に示す実施例１〜５の各基布を得た。また、同様にして比較のため表２に示す参考例１〜３及び比較例１，２の各基布を得た。表中、基布は、アスファルト防水用基布を意味し、補強繊維層と不織布層とを接着剤でラミネート結合し、繊維同士の交点をバインダーによって固着した複合体をいう。そして防水用基材とは、該基布にアスファルトを含浸したシート状物をいう。
そして、これら各例の基布について夫々物性を測定し加工性ならびに含浸性等を対比した。その結果を表１，表２に併記して示す。
【００２５】
（イ）不織布層：３．２デニールのポリエチレンテレフタレート長繊維をランダムに配列し形成されたウエブにニードルパンチ加工（パンチ数６０／ｃｍ²）を施した不織布。
（ロ）補強繊維層：タテ３００デニール、ヨコ６００デニールのガラス繊維フィラメントを、タテ・ヨコとも１０ｍｍの間隔に配置し、交点をバインダーで固着したネット状シート（目付１２ｇ／ｍ²）
（ハ）接着剤：湿気硬化型ウレタン樹脂（付与量５〜１５ｇ／ｍ²），アクリル樹脂（付与量１５ｇ／ｍ ² ），
（ニ）バインダー：尿素・メラミン−アクリル系（付着量１５〜２０ｇ／ｍ²），ポリエステル系（付着量２５ｇ／ｍ ² ）
（ホ）基布：不織布層／補強繊維層／不織布層の３層構造で、各層間は接着剤で結合されている。これをバインダー中にディップ、パッド−ドライを行い不織布層と補強繊維層の繊維の交点を固着したアスファルト防水用基布。
（ヘ）アスファルト加工：工業用アスファルト（第３種）を浴槽中で溶融させ、２００℃にし、これに上記基布を４０秒浸漬し、ロール扱いで目付１６００ｇ／ｍ²にした。
【００２６】
【表１】

【００２７】
【表２】

【００２８】
前記表に示された性能比較より次のようなことが看取される。
実施例１：基本となる実施例
実施例２〜５：効果の差異
▲１▼接着剤上昇に伴って剥離強力は向上する。接着剤がウレタンとアクリルで剥離強力の差異はあるが、両方とも接着剤として使用可能。
▲２▼実施例３、実施例２の順に不織布目付を増大させたが、基布引張強力の増加、アスファルト補強効果上昇により基材の引張強力が上昇。
▲３▼補強層の目付増に伴い、２００℃３％伸び応力、３％伸び応力が上昇。但し、実施例１は横方向のみ実施例２〜４より補強繊維量増加の為、３％伸び応力も横方向のみ上昇。
▲４▼実施例１から順次バインダー付与量を増加させたが、この範囲内では殆ど影響はない。
参考例１：バインダー付与量を３ｇ／ｍ^２迄低減すると、基布表面の繊維が毛羽立ち、アスファルト加工時にロールへの巻付きが発生。基布の引張伸度も低い。比較例１：補強層の繊維間ピッチを２０ｍｍ迄増大（目付は低下）すると、補強無し部分の単位面積が増加と補強部モジュラス低下により、アスファルト含浸後（防水用基材）に凹凸が発生した。加工時の巾収縮も５％と大きい。また接着剤量が低い為、剥離強力が低い。
参考例２：バインダー量が６０ｇ／ｍ^２迄上昇すると、基布物性は問題ないが、アスファルトの含浸性が悪化し、アスファルト含浸後（防水用基材）の引張強力が低下した。
比較例２：不織布目付を３５ｇ／ｍ^２迄減少させると、アスファルトとの一体性が低下し、アスファルト含浸後（防水用基布）の引張強力が低い。
参考例３：接着剤の付与量を４０ｇ／ｍ^２迄上げると、接着層部分へのアスファルトの含浸性が悪化し、補強層の凹凸が防水用基材の表面に顕在化する、また、不織布目付に対して補強層の目付が高いのが、この現象を助長している。
【００２９】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明防水用基布は、比較基布に比し性能、加工性においてすぐれており、頗るアスファルトの含浸性が良好でアスファルトを含浸してなる基材において基布からのアスファルトの剥離やアスファルト表面の割れを惹起こすことなくアスファルトとの一体性にすぐれたアスファルト防水用基布である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an asphalt waterproofing base fabric excellent in unity with asphalt.
[0002]
[Prior art]
Among various waterproofing methods, the asphalt waterproofing method has been widely used because it is excellent in waterproofness, durability, and reliability, and is easy to construct and economically advantageous.
[0003]
By the way, in the above asphalt waterproofing construction method, an asphalt waterproofing base fabric is usually used. As for the waterproofing base fabric, in particular, a polyester nonwoven fabric is mainly used, and recently, an asphalt waterproofing compounded with glass fiber or the like is combined. The base fabric has been put out. (For example, see Japanese Patent Publication No. 58-386 and Japanese Patent Publication No. 62-37154)
[0004]
However, since the former is a composite formed by bonding a polyester nonwoven fabric layer and a knitted fabric layer with a needle punch, the asphalt is impregnated. Disadvantage that the degree of freedom of deformation of the woven fabric is increased and it is uneconomical that physical properties commensurate with the amount of input fiber are not obtained, and that when knitted fabric is made of glass fiber etc., the cut fiber is scattered during asphalt processing was there. Furthermore, since the surface is fluffy, the base fabric may be wound around the roll during asphalt processing.
[0005]
On the other hand, since the latter is a non-woven fabric layer and an inorganic layer bonded by calendering, the fiber density becomes high and the asphalt impregnation property decreases, and the asphalt layer adheres in the form of a film on the surface of the base fabric. There were drawbacks such as peeling between the fabric and the base fabric and cracking on the surface.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides the above-mentioned drawbacks of the conventional asphalt waterproofing base fabric, that is, an environmental problem such as excessive increase in cost of the reinforcing layer, scattering of the cut fiber during asphalt processing, peeling of the asphalt and base fabric, and asphalt surface An object of the present invention is to provide a base fabric for asphalt waterproofing that solves performance problems such as occurrence of cracks, has excellent integrity between the base fabric and asphalt, has high initial rigidity, and is excellent in workability.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention suitable for the above-mentioned object has a three-layer structure of nonwoven fabric layer / reinforcing fiber layer / nonwoven fabric layer, and the nonwoven fabric layer has a basis weight of 40-100 g / m formed by randomly arranging polyester long fibers ^{2 is} a non-woven fabric layer , and is laminated and bonded by applying 5 to 30 g / m ² of an adhesive having a viscosity of 500 to 800 cps at the time of bonding and the following reinforcing fiber layer . Furthermore, it is a base fabric for waterproofing asphalt comprising a composite in which the intersections of the fibers of the nonwoven fabric layer and the reinforcing fiber layer are fixed by applying a binder of 15 to 25 g / m ² .
Reinforcing fiber layer: It is formed by arranging filaments having a basis weight of 8 to 20 g / m ² and 150 to 600 denier with a pitch of 3 to 15 mm between fibers in the vertical direction or further in the horizontal direction.
[0009]
As the reinforcing fiber layer, a structure formed by arranging filaments of 150 to 600 denier with a pitch of 3 to 15 mm between fibers in the vertical direction or further in the horizontal direction is effective. It is effective to be 500 to 8000 cps.
The details of the present invention will be described below.
[0010]
First, as the nonwoven fabric layer formed by randomly arranging the polyester long fibers in the present invention, for example, a long fiber nonwoven fabric formed by a spunbond method, a web previously made of long fibers is mechanically entangled with a needle punch or the like. Non-woven fabric.
[0011]
The polyester includes polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, and the like, polyesters containing isophthalic acid, and copolymers thereof. Also included are modified products such as polyethylene naphthalate.
[0012]
These long fibers are preferably those having high strength and high elongation. The long fibers of the nonwoven fabric layer are usually formed by melt spinning, and randomized long fiber groups are collected by a net or the like.
[0013]
In addition, a fiber opening improver, an antioxidant, a stabilizer, an ultraviolet absorber and the like are applied during and after the web formation during spinning.
[0014]
The long fiber of the nonwoven fabric layer is preferably 0.5 to 20 denier, particularly 3 to 15 denier. When the formed web is subjected to mechanical entanglement processing such as needle punching in advance, the number of punches is preferably 30 to 120 times / cm ² in order to entangle the fibers and improve the strength.
[0015]
Basis weight of the nonwoven fabric layer is preferably 40 to 100 g / ^{m 2,} especially, the thickness, 0.4～4.0Mm, particularly 1.0~3.0mm is preferred.
[0016]
Next, the reinforcing fiber layer is composed of filaments that are arranged together, or a net-like material that intersects and overlaps the filaments, and a knitted fabric, and particularly high-elasticity and heat-resistant fibers such as glass fibers and carbon fibers. Is preferred.
[0017]
Filaments, especially of 150 to 600 denier tissue reinforcing fiber layer is preferably disposed in the vertical direction or further transverse direction at intervals of fiber pitch 3 to 15 mm. The basis weight of the reinforcing fiber layer is 8 to 20 g / m ² . When the interfiber pitch of the reinforcing fiber layer is increased, surface irregularities occur due to shrinkage of the nonwoven fabric after asphalt impregnation. Further, if the pitch between fibers is reduced, there is no problem in physical properties, but the amount of fibers used increases, which is uneconomical. When the number of filaments of the fiber is increased, the fibers are raised on the surface and uneven. If the number of filaments is reduced, the desired initial rigidity cannot be obtained.
[0018]
In addition to the above-mentioned long fibers, the reinforcing fiber layer can be used if it has high elasticity and high heat resistance such as aramid, alumina, polyether ether ketone, polyether sulfone, and can be made into fibers. These fibers can also be used in combination.
[0019]
Furthermore, the adhesive for laminating the nonwoven fabric layer and the reinforcing fiber layer can be a resin such as urethane, acrylic, urea / melamine, or a hot melt resin or sheet such as ethylene-vinyl acetate resin or polybutylene terephthalate. . The amount of adhesive applied varies depending on the type of adhesive, but is preferably 5 to 30 g / m ² , particularly preferably 5 to 15 g / m ² . When the applied amount of the adhesive is increased, the asphalt impregnation property is lowered and it is uneconomical. When the applied amount of the adhesive is reduced, the peel strength between the nonwoven fabric layer and the reinforcing fiber layer is lowered. The viscosity of the adhesive is preferably 100 to 10000 cps, particularly 500 to 8000 cps. When the viscosity of the adhesive is reduced, the adhesive penetrates into the nonwoven fabric layer, the peel strength is lowered, and the asphalt impregnation property is lowered. When the viscosity of the adhesive increases, it becomes difficult to uniformly apply the adhesive. There are various bonding methods such as spiral, spray, roll coat, die coat (film coat), electrostatic spray, and melt blow method, and any of these can be used.
[0020]
Thus, after the nonwoven fabric layer and the reinforcing fiber layer are laminated, a binder is applied to fix the intersections of the fibers.
[0021]
Binders for fixing the intersections between fibers are mainly curable resins such as urea / melamine, acrylic and epoxy, but can be used as binders if their melting points are higher than 200 ° C. For example, there are polyester resins. The applied amount of the binder is preferably 3 to 50 wt%, particularly preferably 5 to 30 wt%, based on the base fabric for asphalt waterproofing. As the amount of binder applied increases, the asphalt impregnation property decreases. On the other hand, when it becomes small, the surface fuzz cannot be suppressed, and winding around the roll occurs during the asphalt impregnation.
[0022]
The asphalt impregnation is performed by melting the asphalt in a bath and immersing the formed base fabric. At this time, the melting temperature of the asphalt is usually about 180 to 220 ° C., and the immersion time is 30 to 30 ° C. About 60 seconds.
[0023]
The amount of asphalt deposited by asphalt impregnation is appropriately handled with a roll or the like and averaged. Too much adhesion is uneconomical, and if it is too little, the asphalt waterproofing ability decreases. Examples of the present invention will be given below.
[0024]
【Example】
Based on the following specifications, the nonwoven fabric basis weight, the structure of the reinforcing layer, the adhesive, the binder, and the like were changed to obtain the respective base fabrics of Examples 1 to 5 shown in Table 1. Similarly, each base fabric of Reference Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 shown in Table 2 was obtained for comparison . In the table, the base fabric means a base fabric for asphalt waterproofing, and refers to a composite in which a reinforcing fiber layer and a nonwoven fabric layer are laminated and bonded with an adhesive, and an intersection of fibers is fixed with a binder. The waterproof base material refers to a sheet-like material in which the base fabric is impregnated with asphalt.
And the physical property was measured about the base fabric of each of these examples, respectively, and the workability, the impregnation property, etc. were contrasted. The results are shown in Tables 1 and 2 together.
[0025]
(B) non-woven layer: 3.2 denier polyethylene terephthalate long fibers needle punched into c d blanking formed by arranging at random (punch number 60 / cm ²⁾ of subjecting nonwoven.
(B) Reinforcing fiber layer: Net sheet (weight per unit of 12 g / m ² ) in which glass fiber filaments of vertical 300 denier and horizontal 600 denier are arranged at intervals of 10 mm with vertical and horizontal, and the intersections are fixed with a binder
(C) Adhesive: moisture-curing urethane resin (amount of applied 5 to 15 g / m ² ), acrylic resin (amount of applied 15 g / m ² ),
(D) Binder: Urea / melamine-acrylic (attachment amount 15-20 g / m ² ), polyester (attachment amount 25 g / m ² )
(E) Base fabric: a three-layer structure of non-woven fabric layer / reinforcing fiber layer / non-woven fabric layer, and each layer is bonded with an adhesive. An asphalt waterproofing base fabric in which the intersection of the nonwoven fabric layer and the reinforcing fiber layer is fixed by dipping and pad-drying this in a binder.
(F) Asphalt Processing: melted industrial asphalt (Type 3) in the bath, to 200 ° C., this the base fabric was dipped for 40 seconds, and the role handling Ide w th 1600 g / m ^2.
[0026]
[Table 1]

[0027]
[Table 2]

[0028]
The following can be seen from the performance comparison shown in the table.
Example 1: Basic Examples Examples 2 to 5: Difference in Effect (1) The peel strength is improved as the adhesive is increased. There are differences in peel strength between urethane and acrylic adhesives, but both can be used as adhesives.
(2) The nonwoven fabric basis weight was increased in the order of Example 3 and Example 2. However, the tensile strength of the base material was increased by increasing the base fabric tensile strength and increasing the asphalt reinforcement effect.
(3) Along with the increase in the basis weight of the reinforcing layer, the 200 ° C 3% elongation stress and 3% elongation stress increased. However, since Example 1 increases the amount of reinforcing fibers only in the lateral direction compared to Examples 2 to 4, the 3% elongation stress also increases only in the lateral direction.
{Circle around (4)} The amount of binder applied was increased sequentially from Example 1, but there was almost no effect within this range.
Reference Example 1: When the amount of binder applied is reduced to 3 g / m ² , the fibers on the surface of the base fabric become fuzzy, and winding around the roll occurs during asphalt processing. The tensile elongation of the base fabric is also low. Comparative Example 1 : When the inter-fiber pitch of the reinforcing layer was increased to 20 mm (weight per unit area), the unit area of the non-reinforcing part increased and the modulus of the reinforcing part decreased, resulting in unevenness after asphalt impregnation (waterproof base material). . The width shrinkage during processing is as large as 5%. Moreover, since the amount of adhesive is low, the peel strength is low.
Reference Example 2 : When the binder amount was increased to 60 g / m ² , the physical properties of the base fabric were satisfactory, but the asphalt impregnation property deteriorated, and the tensile strength after asphalt impregnation (waterproof base material) decreased.
Comparative Example 2 : When the nonwoven fabric basis weight is reduced to 35 g / m ² , the integrity with asphalt is lowered, and the tensile strength after asphalt impregnation (waterproof base fabric) is low.
Reference Example 3 : When the application amount of the adhesive is increased to 40 g / m ² , the asphalt impregnation property of the adhesive layer portion is deteriorated, and the unevenness of the reinforcing layer becomes apparent on the surface of the waterproof base material. The fact that the basis weight of the reinforcing layer is higher than the basis weight promotes this phenomenon.
[0029]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the waterproof fabric according to the present invention is superior in performance and workability as compared with the comparative fabric, and has a good asphalt impregnation property and is a base fabric impregnated with asphalt. Asphalt waterproof base fabric with excellent integrity with asphalt without causing asphalt peeling or cracking on the asphalt surface.

Claims (1)

不織布層／補強繊維層／不織布層の三層構造よりなり、不織布層はポリエステルの長繊維をランダムに配列して形成された目付４０〜１００ｇ／ｍ²の不織布層であり、且つ下記の補強繊維層と粘度が接着時において５００〜８０００ｃｐｓである接着剤を５〜３０ｇ／ｍ ² 塗着することによりラミネート結合されていると共に、結合された後、更に１５〜２５ｇ／ｍ ² のバインダーが付与されることによってその不織布層と補強繊維層の繊維どうしの交点が固着されている複合体であることを特徴とするアスファルト防水用基布。
補強繊維層：目付が８〜２０ｇ／ｍ²で、１５０〜６００デニールのフィラメントを、繊維間ピッチ３〜１５ｍｍで、タテ方向又は更にヨコ方向に配置して形成されている。 The nonwoven fabric layer has a three-layer structure of nonwoven fabric layer / reinforcing fiber layer / nonwoven fabric layer, and the nonwoven fabric layer is a nonwoven fabric layer having a basis weight of 40 to 100 g / m ² formed by randomly arranging polyester long fibers , and the following reinforcing fibers with the layer and the viscosity are laminated binding by 5 to 30 g / m ² coating wears adhesive is 500~8000cps during bonding, after being coupled, further of 15-25 g / m ² binder is applied asphalt waterproof base fabric, wherein the intersections of the fibers each other of the non-woven fabric layer and the reinforcing fiber layer by Rukoto is complex is fixed.
Reinforcing fiber layer: It is formed by arranging filaments with a basis weight of 8 to 20 g / m ² and 150 to 600 denier with a pitch of 3 to 15 mm between fibers in the vertical direction or further in the horizontal direction.