JP3889241B2

JP3889241B2 - Imaging device

Info

Publication number: JP3889241B2
Application number: JP2001149573A
Authority: JP
Inventors: 登高田; 正臣飯泉
Original assignee: Panasonic Corp; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Corp; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2001-05-18
Filing date: 2001-05-18
Publication date: 2007-03-07
Anticipated expiration: 2021-05-18
Also published as: JP2002344797A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置に関し、詳しくは、テレビカメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等に設けられた撮像素子と撮像レンズとの間の距離、所謂フランジバック距離を２段階に可変してフォーカスを簡単に調整することができる撮像装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、テレビカメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等の撮像装置にあっては、撮像レンズと撮像素子の間の光軸方向の距離（一般的にはレンズ座面から結像面までの距離、通常これをフランジバック距離という）を調整することにより、フォーカスを調整するようにしており、この撮像装置としては、例えば、特公平７−８０２１号公報に記載されたようなものがあり、図10〜図12のように示される。
【０００３】
図10、図11において、テレビカメラのフレームの一部を構成する前面エスカッション１の前面からは図示しない撮像レンズが取付けられるレンズ座２が設けられており、このレンズ座２の外周部にはフランジバック調整リング３が回転自在に設けられている。このフランジバック調整リング３は図12に示すように内周面にカム面３ａが形成されており、このカム面３ａは図12中、レンズ座２の突出方向先端部から基端部に向かって深くなるような傾斜面に形成されている。
【０００４】
また、このフランジバック調整リング３には一対の穴３ｂが形成されており、この穴３ｂにはそれぞれボルト４ａ、４ｂが挿通されるようになっている。また、レンズ座２には一対のネジ穴２ａが形成されており、フランジバック調整リング３をレンズ座２に取付ける際には、レンズ座２にフランジバック調整リング３を重ねた後、穴３ｂとネジ穴２ａを位置合わせし、次いで、ボルト４ａ、４ｂを穴３ｂを通してネジ穴２ａに螺合させる。
【０００５】
このようにしてフランジバック調整リング３をレンズ座２に取付けた後、フランジバック調整リング３をレンズ座２に対して回転させると、フランジバック調整リング３のカム面３ａがレンズ座２に固定されたボルト４ａ、４ｂに沿って移動するため、フランジバック調整リング３がレンズ座２に対して進退する、すなわち、レンズ座２の突出方向（光軸方向）に沿って移動する。
【０００６】
また、前面エスカッション１の背面にはブラケット５が取付けられており、このブラケット５には撮像素子であるＣＣＤ６が取付けられ、ＣＣＤ６は中央部が開口された押え板７と取付け板８に挟持されるようになっている。
【０００７】
具体的には、押え板７はボルト９によって取付け板８に固定されることにより、ＣＣＤ６が押え板７の開口から露出するようにして押え板７と取付け板８に固定され、押え板８をボルト10によってブラケット５に取付けることにより、ＣＣＤ６がブラケット５に固定される。
【０００８】
また、ブラケット５の外周部からは一対の舌状部材５ａ、５ｂが突出しており、この舌状部材５ａ、５ｂは一対のコイルバネ11ａ、11ｂの一端部が当接するようになっている。このコイルバネ11ａ、11ｂの他端部は本体フレームの一部を構成するシャーシ12によって押圧されることにより、舌状部材５ａ、５ｂとシャーシ12の間の縮設され、ブラケット５を前面エスカッション１側に付勢するようになっている。
【０００９】
また、前面エスカッション１の背面にはこの前面エスカッション１の延在方向に沿って延在する図示しないガイドレールが形成されおり、ブラケット５の外周部にはこのガイドレールに沿って移動可能な突起部が形成されている。このため、ブラケット５は撮像レンズの光軸方向のみに移動可能になっている。
【００１０】
このような従来のテレビカメラにあっては、フランジバック調整リング３を一方向に回転させると、フランジバック調整リング３のカム面３ａの深い部分から浅い部分がレンズ座２に固定されたボルト４ａ、４ｂに沿って移動するため、フランジバック調整リング３がレンズ座２に対してブラケット５側に移動し、ブラケット５がコイルバネ11ａ、11ｂの付勢力に抗してレンズ座２のレンズ面から離隔する。このため、ＣＣＤ６と撮像レンズの距離が離れる。
【００１１】
一方、フランジバック調整リング３を他方向に回転させると、フランジバック調整リング３のカム面３ａの浅い部分から深い部分がレンズ座２に固定されたボルト４ａ、４ｂに沿って移動するため、フランジバック調整リング３がレンズ座２に対してブラケット５と反対方向に移動し、ブラケット５がコイルバネ11ａ、11ｂに付勢されてレンズ座２のレンズ面に近接する。このため、ＣＣＤ６と撮像レンズの距離が近づく。
【００１２】
このようにフランジバック調整リング３を回転させたときに、カム面３ａとボルト４ａ、４ｂの接触位置を可変させることにより、フランジバック調整リング３の回転運動をブラケット５の直進運動に変換し、撮像レンズとＣＣＤ６との相対距離を可変させてフォーカスを調整することができる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のテレビカメラにあっては、カメラ用レンズが多様化しており、フランジバック距離の異なったレンズが開発され、一般的に用いられている、所謂Ｃマウント用のレンズ（フランジバック距離が17.526mm）に加え、異なったフランジバック距離のレンズ、所謂ＣＳマウント用のレンズ（例えば、フランジバック距離が12.5mm）に対応できるようにすることがカメラ側に要求されている。
【００１４】
ところが、上記従来例の構成では、フランジバック調整リング３を回転させたときに、カム面３ａとボルト４ａ、４ｂの接触位置を可変させることにより、フランジバック調整リング３の回転運動をブラケット５の直進運動に変換し、撮像レンズとＣＣＤ６との相対距離を可変させてフォーカスを調整することができるが、これはＣマウントまたはＣＳマウント専用のフランジバック調整リングを金型で成形してＣマウント専用またはＣＳマウント専用の調整機構として使用していたため、Ｃマウント専用またはＣＳマウント専用のフランジバック調整リングが必要になってしまった。具体的には、カム面の深さが異なる２種類のフランジバック調整リングが必要になってしまった。
【００１５】
したがって、ＣマウントまたはＣＳマウント専用のフランジバック調整リングを製作するための金型が必要になる上に、ＣマウントまたはＣＳマウント毎にフランジバック調整リングを管理する必要があり、テレビカメラの製造コストが増大してしまうとともに、管理する部品の種類が増大して部品管理が面倒なものとなってしまった。
【００１６】
本発明は、上記従来の問題を解決するためのものであり、共通のフランジバック調整リングによってフランジバック距離を多段的に変化させることができるようにして、低コストでかつ、部品管理を容易にすることができる撮像装置を提供するものである。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、本体フレームと、前記本体フレームの前面から突出するとともに撮像レンズが装着可能な環状のレンズ座に回転自在に取付けられたフランジバック調整リングと、前記本体フレームの内周面に前記フランジバック調整リングと対向して設けられるとともに前記撮像素子が装着された撮像素子取付け部材と、前記本体フレームに取付けられ、前記撮像素子取付け部材を軸方向に沿って移動させる軸部材と、前記ブラケットおよび前記撮像素子を前記レンズ座に向かって加圧する押圧部材と、前記フランジバック調整リングの前記撮像素子取付け部材と対向する面に設けられ、前記フランジバック調整リングを一方に回転させたときに前記撮像素子取付け部材に当接して前記押圧部材の付勢力に抗して前記撮像素子取付け部材をフランジバック調整リングから離隔する方向に移動させる一方、前記フランジバック調整リングを他方に回転させたときに前記撮像素子取付け部材に当接して前記押圧部材の付勢力によって前記撮像素子取付け部材をフランジバック調整リングに近接させる方向に移動させるカム面とを備え、前記軸部材の外周部に規制部材を脱着自在に設け、前記規制部材の取付け位置を可変することにより、前記フランジバック調整リングの回転に伴って移動する前記撮像素子取付け部材の移動量を多段的に規制するように構成される。
【００１８】
このような構成により、軸部材の外周部に規制部材を脱着自在に設け、規制部材の取付け位置を可変することにより、フランジバック調整リングの回転に伴って移動する撮像素子取付け部材の移動量を多段的に規制することができるため、共通のフランジバック調整リングによってＣマウント用のフランジバック距離（フランジバック距離17.526mm）とＣＳマウント用のフランジバック距離（フランジバック距離が12.5mm）を設定することができる。この結果、低コストでかつ、部品管理を容易にして管理コストが増大するのを防止することができる。
【００１９】
本発明の撮像装置は、前記規制部材は、前記撮像素子取付け部材と前記レンズ座側の本体フレームの間の前記軸部材の外周部である第１の取付け位置と、前記撮像素子取付け部材と前記レンズ座と反対側の本体フレームの間の前記軸部材の外周部である第２の取付け位置とに脱着自在に設けられ、前記規制部材が前記第１の取付け位置に取付けられたときに、前記押圧部材が前記撮像素子取付け部材および前記レンズ座側と反対側の本体フレームの間に介装されるとともに、前記規制部材が前記第２の取付け位置に取付けられたときに、前記押圧部材が前記規制部材の外周部でかつ、前記撮像素子取付け部材および前記レンズ座側と反対側の本体フレームの間に介装されるように構成される。
【００２０】
このような構成により、規制部材を第１の取付け位置に取付けた場合には、押圧部材が撮像素子取付け部材をレンズ座に向かって押圧したときに、規制部材が撮像素子取付け部材をレンズ座側に移動するのを規制して、撮像レンズと撮像素子の間の光軸方向の距離を大きく取ることができる。このため、Ｃマウントのフランジバック距離に設定することができる。
【００２１】
また、規制部材を第２の取付け位置に取付けた場合には、フランジバック調整リングを押圧部材の付勢力に抗して一方に回転させたときに、規制部材により撮像素子取付け部材がレンズ座と反対側に移動するのを規制して、撮像レンズと撮像素子の間の光軸方向の距離を小さく取ることができる。このため、ＣＳマウントのフランジバック距離に設定することができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に基づいて説明する。
【００２３】
図１〜図９は本発明に係る撮像装置の一実施形態を示す図であり、撮像装置としては、テレビカメラ、ビデオカメラ、デジタルカメラ等に適用することができる。
【００２４】
まず、構成を説明する。図１〜図４において、本体フレームの一部を構成する前面エスカッション21の前面からは環状のレンズ座22が突出しており、このレンズ座22の開口穴22ａには図示しない撮像レンズが装着されるようになっている。
【００２５】
また、このレンズ座22の外周部にはフランジバック調整リング23が回転自在に取付けられており、このフランジバック調整リング23の外周部にはその円周方向に亘ってレール溝24が延在している。また、フランジバック調整リング23の外周部の所定箇所にはレンズ座22の延在方向（光軸Ａ方向）と同方向に延在する３つの切欠き24ａ（図１中、１つのみ図示）が形成されており、この切欠き24ａはレール溝24に連通している。
【００２６】
また、前面エスカッション21の内周面には撮像素子取付け部材としてのブラケット25が取付けられており、このブラケット25には撮像素子であるＣＣＤ26を実装したプリント基板27が取付けられるようになっている。具体的には、ブラケット25に形成されたネジ穴25ａ、25ｂにボルト28ａ、28ｂによってプリント基板27が固定されるようになっている。また、ブラケット25の中央部には開口穴25ｃが形成されており、ＣＣＤ26はこの開口穴25ｃからレンズ座22側に露出している。
【００２７】
また、ブラケット25の両端部には一対の舌状部材29、30が形成されており、この舌状部材29、30には挿通孔29ａ、30ａが形成されている。
【００２８】
この挿通孔29ａ、30ａは図３に示すように前面エスカッション21の背面から突出する一対の軸部材31ａ、31ｂに挿通されるようになっており、ブラケット25はこの軸部材31ａ、31ｂに対して光軸方向に摺動自在となっている。
【００２９】
また、この軸部材31ａ、31ｂにはそれぞれコイルバネ32ａ、32ｂが挿通されるようになっており、このコイルバネ32ａ、32ｂは前面エスカッション21の後部にボルト39によって固定された押さえ板38に押圧されることにより、縮設されてブラケット25をフランジバック調整リング23に向かって押圧するようになっている。なお、本実施形態では、押さえ板38も本体フレームを構成している。
【００３０】
一方、ブラケット25の外周部には３つの突起部35ａ〜35ｃが設けられており、この突起部35ａ〜35ｃはフランジバック調整リング23側に突出し、フランジバック調整リング23と当接可能になっている。なお、本実施形態では、コイルバネ32ａ、32ｂおよび押え用板バネ33ａ、33ｂが押圧部材を構成している。
【００３１】
また、レンズ座22の周囲の前面エスカッション21には３つの係合突起36ａ〜36ｃが設けられており、この係合突起36ａ〜36ｃは切欠き24ａを通してレール溝24に係合可能になっている。
【００３２】
また、フランジバック調整リング23のブラケット25と対向する面にはカム面37ａ〜37ｃが設けられており、このカム面37ａ〜37ｃはそれぞれブラケット25の突起部35ａ〜35ｃに当接するようになっている。
【００３３】
このカム面37ａ〜37ｃはブラケット25に対して深い面Ａ、段差面Ｂおよび浅い面Ｃを有しており、フランジバック調整リング23を回転させたときに各面Ａ、Ｂ、Ｃにブラケット25の係合突起35ａ〜35ｃを係合させることにより、フランジバック調整リング23の回転運動をブラケット25の直進運動に変換し、撮像レンズとＣＣＤ26を近接離隔させることでＣＣＤ26と撮像レンズの距離を可変させ、フランジバック調整を行なうようになっている。
【００３４】
このとき、カム面37ａ〜37ｃの深い面Ａとブラケット25の係合突起35ａ〜35ｃが係合したときには、撮像レンズとＣＣＤ26の光軸方向の距離が長くなってＣマウント（フランジバック距離が17.526mm）に設定されるとともに、カム面37ａ〜37ｃの浅い面Ｃとブラケット25の係合突起35ａ〜35ｃが係合したときには、撮像レンズとＣＣＤ26の光軸方向の距離が短くなってＣＳマウント（フランジバック距離が12.5mm）に設定され、この切換えは段差面Ｂを境にして行なわれる。
【００３５】
一方、軸部材31ａ、31ｂの外周部には規制部材としてのスペーサ40ａ、40ｂが脱着自在に取付けられるようになっており、このスペーサ40ａ、40ｂの軸部材31ａ、31ｂに対する取付け位置を可変することにより、フランジバック調整リング23の回転に伴って移動するブラケット25の移動量を多段的に規制するようになっている。
【００３６】
具体的には、スペーサ40ａ、40ｂはブラケット25とレンズ座22側の前面エスカッション22間の軸部材31ａ、31ｂの外周部である第１の取付け位置（図５参照）と、ブラケット25とレンズ座22側の前面エスカッション22間と反対側の押さえ板39の間の軸部材31ａ、31ｂの外周部である第２の取付け位置（図６参照）とに脱着自在に設けられるようになっており、スペーサ40ａ、40ｂが第１の取付け位置に取付けられたときに、コイルバネ32ａ、32ｂがブラケット25と押さえ板38の間に介装されるとともに、スペーサ40ａ、40ｂが第２の取付け位置に取付けられたときに、コイルバネ32ａ、32ｂがスペーサ40ａ、40ｂの外周部でかつ、ブラケット25と押さえ板38の間に介装されるようになっている。
【００３７】
次に、撮像装置を組立てる方法を説明する。
〔ＣＳマウントについて〕
【００３８】
まず、フランジバック調整リング23をレンズ座22に重ねて各切欠き24ａと係合突起36ａ〜36ｃを位置合わせした後、切欠き24ａを通してレール溝24を係合突起36ａ〜36ｃに係合させることにより、フランジバック調整リング23をレンズ座22に取付ける。
【００３９】
次いで、ブラケット25に形成されたネジ穴25ａ、25ｂにボルト28ａ、28ｂによってプリント基板27を固定した後、ブラケット25を前面エスカッション21に取付けるために、舌状部材29、30の挿通孔29ａ、30ａを軸部材31ａ、31ｂに挿通する。次いで、スペーサ40ａ、40ｂを軸部材32ａ、32ｂに挿通した後、コイルバネ32ａ、32ｂを軸部材31ａ、31ｂに挿通してスペーサ40ａ、40ｂの外周部に取付ける。
【００４０】
次いで、押さえ板38をボルト39によって前面エスカッション21に取付けることにより、図６に示すようにスペーサ40ａ、40ｂを第２の取付け位置に装着するとともにコイルバネ32ａ、32ｂを舌状部材29、30と押さえ板38の間に縮設することにより、コイルバネ32ａ、32ｂによってブラケット25をフランジバック調整用リング23側に付勢する。
〔Ｃマウントについて〕
【００４１】
まず、フランジバック調整リング23をレンズ座22に重ねて各切欠き24ａと係合突起36ａ〜36ｃを位置合わせした後、切欠き24ａを通してレール溝24を係合突起36ａ〜36ｃに係合させることにより、フランジバック調整リング23をレンズ座22に取付ける。
【００４２】
次いで、ブラケット25に形成されたネジ穴25ａ、25ｂにボルト28ａ、28ｂによってプリント基板27を固定した後、スペーサ40ａ、40ｂを軸部材32ａ、32ｂに挿通し、次いで、ブラケット25を前面エスカッション21に取付けるために、舌状部材29、30の挿通孔29ａ、30ａを軸部材31ａ、31ｂに挿通した後、コイルバネ32ａ、32ｂを軸部材31ａ、31ｂに挿通する。
【００４３】
次いで、押さえ板38をボルト39によって前面エスカッション21に取付けることにより、図５に示すようにスペーサ40ａ、40ｂを第１の取付け位置に装着するとともにコイルバネ32ａ、32ｂを舌状部材29、30と押さえ板38の間に縮設することにより、コイルバネ32ａ、32ｂによってブラケット25をフランジバック調整用リング23側に付勢する。
【００４４】
次に、図７〜９に基づいてフランジバック調整方法を説明する。
〔ＣＳマウント時〕
【００４５】
図６に示すように、スペーサ40ａ、40ｂが第２の取付け位置に取付けられるため、ブラケット25がフランジバック調整リング23に近接した位置から離隔する位置に移動する量が少なく規制される。このため、フランジバック調整リング23を矢印Ｌで示す左側（他方側）に回転させると、ブラケット25がフランジバック調整リング23から短い移動距離でレンズ座22から離隔する方向に移動してスペーサ40ａ、40ｂに衝止するため、フランジバック調整リング23の回転が規制される。
【００４６】
したがって、図７、図８に示すように、フランジバック調整リング23のＬ方向およびＲ方向で示す右側（一方側）の回動に伴ってフランジバック調整リング23のカム面37ａ〜37ｃの浅い面Ｃの領域でブラケット25の係合突起35ａ〜35ｃが係合して、撮像レンズとＣＣＤ26の光軸方向の距離が短くなるＣＳマウント（フランジバック距離が12.5mm）に設定され、この浅い面Ｃの範囲でブラケット25が移動してＣＣＤ26がレンズ座22に設けられた撮像レンズ側に近接、離隔する。
〔Ｃマウント時〕
【００４７】
図５に示すように、スペーサ40ａ、40ｂが第１の取付け位置に取付けられるため、ブラケット25がフランジバック調整リング23から離隔した位置から押さえ板38側に位置して、フランジバック調整リング23に近接する方向への移動量が規制される。
【００４８】
このため、フランジバック調整リング23を回転させると、ブラケット25がフランジバック調整リング23から離れた距離から押さえ板38側までの移動距離で移動し、フランジバック調整リング23に近接しようとすると、スペーサ40ａ、40ｂに衝止してフランジバック調整リング23の回転を規制される。
【００４９】
したがって、図９に示すように、フランジバック調整リング23のＬ方向およびＲ方向の回動に伴ってフランジバック調整リング23のカム面37ａ〜37ｃの深い面Ａの領域でブラケット25の係合突起35ａ〜35ｃが係合して、撮像レンズとＣＣＤ26の光軸方向の距離が長くなるＣマウント（フランジバック距離17.526mm）に設定され、この深い面Ａの範囲でブラケット25が移動してＣＣＤ26がレンズ座22に設けられた撮像レンズ側に近接、離隔する。
【００５０】
このように本実施形態では、軸部材31ａ、31ｂの外周部にスペーサ40ａ、40ｂを脱着自在に設け、スペーサ40ａ、40ｂの取付け位置を可変することにより、フランジバック調整リング23の回転に伴って移動するブラケット25の移動量を２段階に規制するようにしたため、共通のフランジバック調整リング23によってＣマウント用のフランジバック距離とＣＳマウント用のフランジバック距離を設定することができる。この結果、低コストでかつ、部品管理を容易にして管理コストが増大するのを防止することができる。
【００５１】
特に、本実施形態では、スペーサ40ａ、40ｂを、ブラケット25とレンズ座22側の前面エスカッション22間の軸部材31ａ、31ｂの外周部である第１の取付け位置と、ブラケット25とレンズ座22側の前面エスカッション22間と反対側の押さえ板39の間の軸部材31ａ、31ｂの外周部である第２の取付け位置とに脱着自在に設け、スペーサ40ａ、40ｂを第１の取付け位置に取付けたときに、コイルバネ32ａ、32ｂをブラケット25と押さえ板38の間に介装するとともに、スペーサ40ａ、40ｂを第２の取付け位置に取付けたときに、コイルバネ32ａ、32ｂをスペーサ40ａ、40ｂの外周部でかつ、ブラケット25と押さえ板38の間に介装するようにした。
【００５２】
このため、スペーサ40ａ、40ｂを第１の取付け位置に取付けた場合には、コイルバネ32ａ、32ｂがブラケット25をレンズ座22に向かって押圧したときに、スペーサ40ａ、40ｂがブラケット25をレンズ座22側に移動するのを規制して、撮像レンズとＣＣＤ26の間の光軸方向の距離を大きく取ることができ、Ｃマウントのフランジバック距離に設定することができる。
【００５３】
また、スペーサ40ａ、40ｂを第２の取付け位置に取付けた場合には、フランジバック調整リング23をコイルバネ32ａ、32ｂの付勢力に抗して一方に回転させたときに、スペーサ40ａ、40ｂによってブラケット25がレンズ座22と反対側に移動するのを規制して、撮像レンズとＣＣＤ26の間の光軸方向の距離を小さく取ることができる。このため、ＣＳマウントのフランジバック距離に設定することができる。
【００５４】
【発明の効果】
本発明によれば、共通のフランジバック調整リングによってＣマウント用のフランジバック距離（フランジバック距離17.526mm）とＣＳマウント用のフランジバック距離（フランジバック距離が12.5mm）を設定することができる。この結果、低コストでかつ、部品管理を容易にして管理コストが増大するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る撮像装置の一実施形態を示す図であり、その撮像装置の分解斜視図
【図２】一実施形態の撮像装置のフランジバック調整機構の側面断面図
【図３】（ａ）は一実施形態の前面エスカッションの背面図、（ｂ）は同図（ａ）のＡ−Ａ方向矢視断面図
【図４】一実施形態のフランジバック調整リングとブラケットの当接状態を示すその背面図
【図５】一実施形態のスペーサを第１の取付け位置に取付けたときの撮像装置の要部断面図
【図６】一実施形態のスペーサを第２の取付け位置に取付けたときの撮像装置の要部断面図
【図７】一実施形態のフランジバック調整リングを他方向に回転させたときのブラケットの突起とフランジバック調整リングのカム面の深い面が当接した状態を示す図
【図８】一実施形態のフランジバック調整リングを一方向に回転させたときのブラケットの突起とフランジバック調整リングのカム面の段差面が当接した状態を示す図
【図９】一実施形態のフランジバック調整リングを一方向に回転させたときのブラケットの突起とフランジバック調整リングのカム面の浅い面が当接した状態を示す図
【図１０】従来の撮像装置の分解斜視図
【図１１】従来の撮像装置の側面断面図
【図１２】従来のフランジバック調整リングの斜視図
【符号の説明】
21 前面エスカッション（本体フレーム）
22 レンズ座
23 フランジバック調整リング
25 ブラケット（撮像素子取付け部材）
26 ＣＣＤ（撮像素子）
31ａ、31ｂ軸部材
32ａ、32ｂコイルバネ（押圧部材）
37ａ〜37ｃカム面
38 押さえ板（本体フレーム）
40ａ、40ｂスペーサ（規制部材）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an imaging apparatus, and more specifically, the distance between an imaging element and an imaging lens provided in a television camera, a video camera, a digital camera, or the like, that is, a so-called flange back distance can be changed in two stages to easily focus. The present invention relates to an imaging device that can be adjusted.
[0002]
[Prior art]
In general, in an imaging apparatus such as a TV camera, a video camera, or a digital camera, the distance in the optical axis direction between the imaging lens and the imaging element (generally the distance from the lens seating surface to the imaging surface, usually (Referred to as flange back distance), and the focus is adjusted. As this imaging device, for example, there is a device described in Japanese Examined Patent Publication No. 7-8021. Shown as twelve.
[0003]
10 and 11, a lens seat 2 to which an imaging lens (not shown) is attached is provided from the front surface of the front escutcheon 1 constituting a part of the frame of the TV camera. A back adjustment ring 3 is rotatably provided. As shown in FIG. 12, the flange back adjusting ring 3 has a cam surface 3a formed on the inner peripheral surface. The cam surface 3a is directed from the front end in the protruding direction of the lens seat 2 to the base end in FIG. It is formed in the inclined surface which becomes deep.
[0004]
The flange back adjusting ring 3 is formed with a pair of holes 3b through which bolts 4a and 4b are inserted, respectively. The lens seat 2 has a pair of screw holes 2a. When the flange back adjustment ring 3 is attached to the lens seat 2, the flange back adjustment ring 3 is overlaid on the lens seat 2, and then the holes 3b and The screw holes 2a are aligned, and then the bolts 4a and 4b are screwed into the screw holes 2a through the holes 3b.
[0005]
After the flange back adjustment ring 3 is attached to the lens seat 2 in this way, when the flange back adjustment ring 3 is rotated with respect to the lens seat 2, the cam surface 3a of the flange back adjustment ring 3 is fixed to the lens seat 2. In order to move along the bolts 4a and 4b, the flange back adjusting ring 3 moves forward and backward with respect to the lens seat 2, that is, moves along the protruding direction (optical axis direction) of the lens seat 2.
[0006]
A bracket 5 is attached to the back surface of the front escutcheon 1, and a CCD 6 as an image pickup device is attached to the bracket 5, and the CCD 6 is sandwiched between a presser plate 7 having an opening at the center and a mounting plate 8. It is like that.
[0007]
Specifically, the presser plate 7 is fixed to the mounting plate 8 by bolts 9, so that the CCD 6 is exposed from the opening of the presser plate 7 and fixed to the presser plate 7 and the mounting plate 8. The CCD 6 is fixed to the bracket 5 by being attached to the bracket 5 with bolts 10.
[0008]
A pair of tongue-like members 5a and 5b protrude from the outer peripheral portion of the bracket 5, and the tongue-like members 5a and 5b come into contact with one end portions of the pair of coil springs 11a and 11b. The other end portions of the coil springs 11a and 11b are pressed between the tongue-like members 5a and 5b and the chassis 12 by being pressed by the chassis 12 constituting a part of the main body frame, and the bracket 5 is connected to the front escutcheon 1 side. It is supposed to be energized.
[0009]
In addition, a guide rail (not shown) extending along the extending direction of the front escutcheon 1 is formed on the back surface of the front escutcheon 1, and a protrusion that can move along the guide rail is provided on the outer periphery of the bracket 5. Is formed. For this reason, the bracket 5 is movable only in the optical axis direction of the imaging lens.
[0010]
In such a conventional television camera, when the flange back adjustment ring 3 is rotated in one direction, the bolt 4a in which the shallow part from the deep part of the cam surface 3a of the flange back adjustment ring 3 is fixed to the lens seat 2. 4b, the flange back adjustment ring 3 moves toward the bracket 5 with respect to the lens seat 2, and the bracket 5 is separated from the lens surface of the lens seat 2 against the urging force of the coil springs 11a and 11b. To do. For this reason, the distance between the CCD 6 and the imaging lens is increased.
[0011]
On the other hand, when the flange back adjustment ring 3 is rotated in the other direction, the shallow part of the cam surface 3a of the flange back adjustment ring 3 moves along the bolts 4a and 4b fixed to the lens seat 2, so that the flange The back adjustment ring 3 moves in the direction opposite to the bracket 5 with respect to the lens seat 2, and the bracket 5 is biased by the coil springs 11 a and 11 b to approach the lens surface of the lens seat 2. For this reason, the distance between the CCD 6 and the imaging lens approaches.
[0012]
When the flange back adjustment ring 3 is rotated in this way, the rotational position of the flange back adjustment ring 3 is converted into the straight movement of the bracket 5 by changing the contact position between the cam surface 3a and the bolts 4a and 4b. The focus can be adjusted by changing the relative distance between the imaging lens and the CCD 6.
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional TV camera, the lenses for the camera are diversified, and lenses with different flange back distances have been developed and commonly used, so-called C mount lenses (flanges). In addition to a back distance of 17.526 mm, the camera side is required to be able to handle lenses with different flange back distances, so-called CS mount lenses (for example, a flange back distance of 12.5 mm).
[0014]
However, in the configuration of the conventional example described above, when the flange back adjustment ring 3 is rotated, the contact position between the cam surface 3a and the bolts 4a and 4b is changed, so that the rotational movement of the flange back adjustment ring 3 is controlled by the bracket 5. The focus can be adjusted by changing the relative distance between the imaging lens and the CCD 6 by converting it into a linear motion, but this is only for the C mount by molding a flange back adjustment ring dedicated to the C mount or CS mount with a mold. Or, since it was used as an adjustment mechanism dedicated to the CS mount, a flange back adjustment ring dedicated to the C mount or CS mount became necessary. Specifically, two types of flange back adjustment rings with different cam surface depths are required.
[0015]
Therefore, a mold for producing a flange back adjustment ring dedicated to the C mount or CS mount is required, and it is necessary to manage the flange back adjustment ring for each C mount or CS mount. As the number of parts increases, the types of parts to be managed increase, making parts management troublesome.
[0016]
The present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and the flange back distance can be changed in multiple stages by a common flange back adjustment ring, so that low cost and easy part management can be achieved. An imaging device capable of performing the above is provided.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The imaging device of the present invention includes a main body frame, a flange back adjustment ring that protrudes from the front surface of the main body frame and is rotatably attached to an annular lens seat on which an imaging lens can be mounted, and an inner peripheral surface of the main body frame An imaging element mounting member provided opposite to the flange back adjustment ring and mounted with the imaging element, a shaft member attached to the main body frame and moving the imaging element mounting member along an axial direction, A pressing member that presses the bracket and the image sensor toward the lens seat; and a surface that faces the image sensor mounting member of the flange back adjustment ring, and the flange back adjustment ring is rotated in one direction. The image sensor mounting portion against the urging force of the pressing member in contact with the image sensor mounting member Is moved away from the flange back adjustment ring, and when the flange back adjustment ring is rotated in the other direction, the image pickup element attachment member abuts against the image pickup element attachment member by the urging force of the pressing member. A cam surface that moves in the direction of approaching the back adjustment ring, a restriction member is detachably provided on the outer periphery of the shaft member, and the attachment position of the restriction member is varied to rotate the flange back adjustment ring. Accordingly, the moving amount of the imaging element mounting member that moves with the movement is regulated in a multistage manner.
[0018]
With such a configuration, the restricting member is detachably provided on the outer peripheral portion of the shaft member, and the attachment position of the restricting member is varied, thereby reducing the amount of movement of the image sensor attaching member that moves with the rotation of the flange back adjustment ring. Since it can be regulated in multiple stages, the flange back distance for C mount (flange back distance 17.526mm) and the flange back distance for CS mount (flange back distance is 12.5mm) are set by a common flange back adjustment ring. be able to. As a result, it is possible to prevent the increase in management cost by facilitating component management at low cost.
[0019]
In the imaging apparatus of the present invention, the restriction member includes a first attachment position that is an outer peripheral portion of the shaft member between the imaging element attachment member and the body frame on the lens seat side, the imaging element attachment member, and the When the restricting member is attached to the first attachment position, it is detachably provided at a second attachment position that is an outer peripheral portion of the shaft member between the lens frame and the main body frame on the opposite side. When the pressing member is interposed between the imaging element mounting member and the body frame on the opposite side of the lens seat side, and when the restricting member is mounted at the second mounting position, the pressing member is The outer peripheral portion of the restricting member is configured to be interposed between the imaging element mounting member and the main body frame opposite to the lens seat side.
[0020]
With such a configuration, when the regulating member is mounted at the first mounting position, when the pressing member presses the imaging device mounting member toward the lens seat, the regulating member moves the imaging device mounting member to the lens seat side. Therefore, the distance in the optical axis direction between the imaging lens and the imaging element can be increased. For this reason, it can set to the flange back distance of C mount.
[0021]
Further, when the restricting member is attached to the second attachment position, when the flange back adjustment ring is rotated to one side against the urging force of the pressing member, the restricting member causes the imaging element attaching member to be in contact with the lens seat. By restricting the movement to the opposite side, the distance in the optical axis direction between the imaging lens and the imaging element can be reduced. For this reason, it can set to the flange back distance of CS mount.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, description will be made based on embodiments of the present invention.
[0023]
1 to 9 are diagrams showing an embodiment of an imaging apparatus according to the present invention, and the imaging apparatus can be applied to a television camera, a video camera, a digital camera, or the like.
[0024]
First, the configuration will be described. 1 to 4, an annular lens seat 22 protrudes from the front surface of a front escutcheon 21 constituting a part of the main body frame, and an imaging lens (not shown) is mounted in the opening hole 22a of the lens seat 22. It is like that.
[0025]
A flange back adjustment ring 23 is rotatably attached to the outer periphery of the lens seat 22, and a rail groove 24 extends in the circumferential direction of the outer periphery of the flange back adjustment ring 23. ing. In addition, three notches 24a (only one is shown in FIG. 1) extending in the same direction as the extending direction of the lens seat 22 (direction of the optical axis A) are provided at predetermined positions on the outer peripheral portion of the flange back adjusting ring 23. The notch 24 a communicates with the rail groove 24.
[0026]
Further, a bracket 25 as an image pickup device mounting member is attached to the inner peripheral surface of the front escutcheon 21, and a printed circuit board 27 on which a CCD 26 as an image pickup device is mounted is attached to the bracket 25. Specifically, the printed circuit board 27 is fixed to screw holes 25a and 25b formed in the bracket 25 by bolts 28a and 28b. An opening hole 25c is formed at the center of the bracket 25, and the CCD 26 is exposed from the opening hole 25c to the lens seat 22 side.
[0027]
A pair of tongue-like members 29, 30 are formed at both ends of the bracket 25, and insertion holes 29a, 30a are formed in the tongue-like members 29, 30.
[0028]
As shown in FIG. 3, the insertion holes 29a and 30a are inserted into a pair of shaft members 31a and 31b protruding from the back surface of the front escutcheon 21, and the bracket 25 is connected to the shaft members 31a and 31b. It is slidable in the optical axis direction.
[0029]
Further, coil springs 32a and 32b are inserted into the shaft members 31a and 31b, respectively, and the coil springs 32a and 32b are pressed by a pressing plate 38 fixed to the rear portion of the front escutcheon 21 by a bolt 39. As a result, the bracket 25 is compressed and presses the bracket 25 toward the flange back adjustment ring 23. In this embodiment, the pressing plate 38 also constitutes a main body frame.
[0030]
On the other hand, three protrusions 35 a to 35 c are provided on the outer peripheral portion of the bracket 25, and the protrusions 35 a to 35 c protrude toward the flange back adjustment ring 23 and can come into contact with the flange back adjustment ring 23. Yes. In the present embodiment, the coil springs 32a and 32b and the presser leaf springs 33a and 33b constitute a pressing member.
[0031]
The front escutcheon 21 around the lens seat 22 is provided with three engaging protrusions 36a to 36c, and the engaging protrusions 36a to 36c can be engaged with the rail groove 24 through the notches 24a. .
[0032]
Cam surfaces 37a to 37c are provided on the surface of the flange back adjustment ring 23 facing the bracket 25, and the cam surfaces 37a to 37c come into contact with the projections 35a to 35c of the bracket 25, respectively. Yes.
[0033]
The cam surfaces 37a to 37c have a deep surface A, a step surface B, and a shallow surface C with respect to the bracket 25. When the flange back adjustment ring 23 is rotated, the bracket 25 is attached to each surface A, B, C. By engaging the engaging projections 35a to 35c, the rotational movement of the flange back adjustment ring 23 is converted into the straight movement of the bracket 25, and the distance between the CCD 26 and the imaging lens can be varied by moving the imaging lens and the CCD 26 close to each other. To adjust the flange back.
[0034]
At this time, when the deep surface A of the cam surfaces 37a to 37c is engaged with the engagement protrusions 35a to 35c of the bracket 25, the distance between the imaging lens and the CCD 26 in the optical axis direction is increased and the C mount (flange back distance is 17.526). mm), and when the shallow surface C of the cam surfaces 37a to 37c is engaged with the engaging projections 35a to 35c of the bracket 25, the distance between the imaging lens and the CCD 26 in the optical axis direction is shortened and the CS mount ( The flange back distance is set to 12.5 mm), and this switching is performed with the step surface B as a boundary.
[0035]
On the other hand, spacers 40a and 40b as restricting members are detachably attached to the outer peripheral portions of the shaft members 31a and 31b, and the mounting positions of the spacers 40a and 40b with respect to the shaft members 31a and 31b can be varied. Thus, the amount of movement of the bracket 25 that moves with the rotation of the flange back adjustment ring 23 is regulated in multiple stages.
[0036]
Specifically, the spacers 40a and 40b are a first attachment position (see FIG. 5) that is an outer peripheral portion of the shaft members 31a and 31b between the bracket 25 and the front escutcheon 22 on the lens seat 22 side, and the bracket 25 and the lens seat. The second attachment position (see FIG. 6), which is the outer periphery of the shaft members 31a, 31b, between the front escutcheon 22 on the 22 side and the holding plate 39 on the opposite side, is detachably provided. When the spacers 40a and 40b are attached to the first attachment position, the coil springs 32a and 32b are interposed between the bracket 25 and the holding plate 38, and the spacers 40a and 40b are attached to the second attachment position. In this case, the coil springs 32a and 32b are interposed between the outer periphery of the spacers 40a and 40b and between the bracket 25 and the pressing plate 38.
[0037]
Next, a method for assembling the imaging device will be described.
[About CS Mount]
[0038]
First, the flange back adjustment ring 23 is overlapped with the lens seat 22 to align the notches 24a and the engaging protrusions 36a to 36c, and then the rail groove 24 is engaged with the engaging protrusions 36a to 36c through the notches 24a. Thus, the flange back adjustment ring 23 is attached to the lens seat 22.
[0039]
Next, after the printed circuit board 27 is fixed to the screw holes 25a and 25b formed in the bracket 25 by bolts 28a and 28b, the insertion holes 29a and 30a of the tongue-like members 29 and 30 are used to attach the bracket 25 to the front escutcheon 21. Is inserted into the shaft members 31a and 31b. Next, after inserting the spacers 40a and 40b through the shaft members 32a and 32b, the coil springs 32a and 32b are inserted through the shaft members 31a and 31b and attached to the outer peripheral portions of the spacers 40a and 40b.
[0040]
Next, by attaching the holding plate 38 to the front escutcheon 21 with bolts 39, the spacers 40a and 40b are mounted at the second mounting position as shown in FIG. 6 and the coil springs 32a and 32b are held against the tongue-like members 29 and 30. By being provided between the plates 38, the bracket 25 is urged toward the flange back adjusting ring 23 by the coil springs 32a and 32b.
[About C mount]
[0041]
First, the flange back adjustment ring 23 is overlapped with the lens seat 22 to align the notches 24a and the engaging protrusions 36a to 36c, and then the rail groove 24 is engaged with the engaging protrusions 36a to 36c through the notches 24a. Thus, the flange back adjustment ring 23 is attached to the lens seat 22.
[0042]
Next, after fixing the printed circuit board 27 to the screw holes 25a, 25b formed in the bracket 25 by bolts 28a, 28b, the spacers 40a, 40b are inserted into the shaft members 32a, 32b, and then the bracket 25 is attached to the front escutcheon 21. For attachment, the insertion holes 29a and 30a of the tongue-like members 29 and 30 are inserted into the shaft members 31a and 31b, and then the coil springs 32a and 32b are inserted into the shaft members 31a and 31b.
[0043]
Next, by attaching the holding plate 38 to the front escutcheon 21 with bolts 39, the spacers 40a and 40b are mounted at the first mounting position and the coil springs 32a and 32b are held together with the tongue-like members 29 and 30 as shown in FIG. By being provided between the plates 38, the bracket 25 is urged toward the flange back adjusting ring 23 by the coil springs 32a and 32b.
[0044]
Next, the flange back adjusting method will be described with reference to FIGS.
[When CS is mounted]
[0045]
As shown in FIG. 6, since the spacers 40 a and 40 b are attached to the second attachment position, the amount of movement of the bracket 25 from the position close to the flange back adjustment ring 23 to the position separated is restricted. For this reason, when the flange back adjustment ring 23 is rotated to the left side (the other side) indicated by the arrow L, the bracket 25 moves in a direction away from the lens seat 22 with a short movement distance from the flange back adjustment ring 23 to move the spacer 40a, In order to stop at 40b, the rotation of the flange back adjustment ring 23 is restricted.
[0046]
Accordingly, as shown in FIGS. 7 and 8, the shallow surfaces of the cam surfaces 37a to 37c of the flange back adjustment ring 23 as the flange back adjustment ring 23 rotates on the right side (one side) in the L direction and R direction. In the region C, the engagement projections 35a to 35c of the bracket 25 are engaged, and the CS mount (flange back distance is 12.5 mm) is set so that the distance between the imaging lens and the CCD 26 in the optical axis direction is shortened. In this range, the bracket 25 moves and the CCD 26 approaches and separates from the imaging lens provided on the lens seat 22.
[C mount]
[0047]
As shown in FIG. 5, since the spacers 40 a and 40 b are attached to the first attachment position, the bracket 25 is located on the holding plate 38 side from the position separated from the flange back adjustment ring 23, and is attached to the flange back adjustment ring 23. The amount of movement in the approaching direction is restricted.
[0048]
For this reason, when the flange back adjustment ring 23 is rotated, the bracket 25 moves by a moving distance from the distance away from the flange back adjustment ring 23 to the holding plate 38 side. The rotation of the flange back adjustment ring 23 is restricted by stopping at 40a and 40b.
[0049]
Therefore, as shown in FIG. 9, the engagement protrusion of the bracket 25 in the region of the deep surface A of the cam surfaces 37 a to 37 c of the flange back adjustment ring 23 as the flange back adjustment ring 23 rotates in the L direction and R direction. The C mount (flange back distance 17.526 mm) is set so that the distance between the imaging lens and the CCD 26 in the optical axis direction is increased by engaging 35a to 35c, and the bracket 25 moves in the range of the deep surface A so that the CCD 26 It approaches and separates from the imaging lens provided on the lens seat 22.
[0050]
As described above, in the present embodiment, the spacers 40a and 40b are detachably provided on the outer peripheral portions of the shaft members 31a and 31b, and the mounting positions of the spacers 40a and 40b are changed, whereby the flange back adjustment ring 23 is rotated. Since the moving amount of the moving bracket 25 is regulated in two stages, the flange back distance for the C mount and the flange back distance for the CS mount can be set by the common flange back adjustment ring 23. As a result, it is possible to prevent the increase in management cost by facilitating component management at low cost.
[0051]
In particular, in the present embodiment, the spacers 40a and 40b are connected to the bracket 25 and the lens seat 22 side in the first mounting position that is the outer peripheral portion of the shaft members 31a and 31b between the bracket 25 and the front escutcheon 22 on the lens seat 22 side. The first and second spacers 40a and 40b are mounted at the first mounting position so as to be detachable from the second mounting position, which is the outer periphery of the shaft members 31a and 31b, between the front escutcheon 22 and the holding plate 39 on the opposite side. Sometimes, the coil springs 32a and 32b are interposed between the bracket 25 and the holding plate 38, and when the spacers 40a and 40b are attached to the second attachment position, the coil springs 32a and 32b are attached to the outer periphery of the spacers 40a and 40b. And it was made to interpose between the bracket 25 and the holding plate 38.
[0052]
Therefore, when the spacers 40a and 40b are attached to the first attachment position, the spacers 40a and 40b push the bracket 25 to the lens seat 22 when the coil springs 32a and 32b press the bracket 25 toward the lens seat 22. The distance in the optical axis direction between the imaging lens and the CCD 26 can be increased by restricting the movement to the side, and the flange back distance of the C mount can be set.
[0053]
Further, when the spacers 40a and 40b are mounted at the second mounting position, the bracket 40a and 40b can be used as a bracket when the flange back adjusting ring 23 is rotated in one direction against the urging force of the coil springs 32a and 32b. By restricting the movement of the lens seat 25 to the side opposite to the lens seat 22, the distance in the optical axis direction between the imaging lens and the CCD 26 can be reduced. For this reason, it can set to the flange back distance of CS mount.
[0054]
【The invention's effect】
According to the present invention, the flange back distance for C mount (flange back distance 17.526 mm) and the flange back distance for CS mount (flange back distance 12.5 mm) can be set by a common flange back adjustment ring. As a result, it is possible to prevent the increase in management cost by facilitating component management at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an embodiment of an imaging apparatus according to the present invention, and is an exploded perspective view of the imaging apparatus. FIG. 2 is a side cross-sectional view of a flange back adjustment mechanism of the imaging apparatus according to an embodiment. FIG. 4A is a rear view of a front escutcheon according to an embodiment, and FIG. 4B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 4A. FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view of the main part of the imaging apparatus when the spacer according to the embodiment is attached to the first attachment position. FIG. 6 is a view illustrating the spacer according to the embodiment attached to the second attachment position. FIG. 7 is a cross-sectional view of the main part of the imaging apparatus when the flange back adjustment ring of one embodiment is rotated in the other direction and the projection of the bracket is in contact with the deep surface of the cam surface of the flange back adjustment ring. FIG. 8 shows a flange bar according to an embodiment. The figure which shows the state which the protrusion of a bracket and the level | step difference surface of the cam surface of a flange back adjustment ring contact | abutted when a hook adjustment ring is rotated to one direction [FIG. 9] The flange back adjustment ring of one Embodiment is set to one direction The figure which shows the state which the protrusion of the bracket and the shallow surface of the cam surface of a flange back adjustment ring contact | abutted when rotated. FIG. 10 is an exploded perspective view of the conventional imaging device. [Fig. 12] Perspective view of conventional flange back adjustment ring [Explanation of symbols]
21 Front escutcheon (body frame)
22 Lens seat
23 Flange back adjustment ring
25 Bracket (Image sensor mounting member)
26 CCD (imaging device)
31a, 31b Shaft member
32a, 32b Coil spring (pressing member)
37a-37c Cam surface
38 Holding plate (main frame)
40a, 40b Spacer (Regulator)

Claims

本体フレームと、前記本体フレームの前面から突出するとともに撮像レンズが装着可能な環状のレンズ座に回転自在に取付けられたフランジバック調整リングと、前記本体フレームの内周面に前記フランジバック調整リングと対向して設けられるとともに前記撮像素子が装着された撮像素子取付け部材と、前記本体フレームに取付けられ、前記撮像素子取付け部材を軸方向に沿って移動させる軸部材と、前記ブラケットおよび前記撮像素子を前記レンズ座に向かって加圧する押圧部材と、前記フランジバック調整リングの前記撮像素子取付け部材と対向する面に設けられ、前記フランジバック調整リングを一方に回転させたときに前記撮像素子取付け部材に当接して前記押圧部材の付勢力に抗して前記撮像素子取付け部材をフランジバック調整リングから離隔する方向に移動させる一方、前記フランジバック調整リングを他方に回転させたときに前記撮像素子取付け部材に当接して前記押圧部材の付勢力によって前記撮像素子取付け部材をフランジバック調整リングに近接させる方向に移動させるカム面とを備え、
前記軸部材の外周部に規制部材を脱着自在に設け、前記規制部材の取付け位置を可変することにより、前記フランジバック調整リングの回転に伴って移動する前記撮像素子取付け部材の移動量を多段的に規制することを特徴とする撮像装置。A main body frame, a flange back adjustment ring that protrudes from the front surface of the main body frame and is rotatably attached to an annular lens seat on which an imaging lens can be mounted; and the flange back adjustment ring on an inner peripheral surface of the main body frame; An image sensor mounting member that is provided facing and mounted with the image sensor, a shaft member that is mounted on the main body frame and moves the image sensor mounting member in the axial direction, the bracket, and the image sensor A pressing member that pressurizes the lens seat, and a surface of the flange back adjustment ring that faces the image sensor mounting member. When the flange back adjustment ring is rotated in one direction, the image sensor mounting member The image sensor mounting member is flange-backed against the urging force of the pressing member by contact. When the flange back adjustment ring is rotated in the other direction while being moved away from the ring, the image sensor mounting member is brought into contact with the image sensor mounting member when the flange back adjustment ring is rotated in the other direction. A cam surface that moves in the direction of approaching,
A restricting member is detachably provided on the outer peripheral portion of the shaft member, and the mounting position of the restricting member is varied, whereby the moving amount of the imaging element attaching member that moves with the rotation of the flange back adjustment ring is multistage. An imaging apparatus characterized by being restricted to

前記規制部材は、前記撮像素子取付け部材と前記レンズ座側の本体フレームの間の前記軸部材の外周部である第１の取付け位置と、前記撮像素子取付け部材と前記レンズ座と反対側の本体フレームの間の前記軸部材の外周部である第２の取付け位置とに脱着自在に設けられ、
前記規制部材が前記第１の取付け位置に取付けられたときに、前記押圧部材が前記撮像素子取付け部材および前記レンズ座側と反対側の本体フレームの間に介装されるとともに、前記規制部材が前記第２の取付け位置に取付けられたときに、前記押圧部材が前記規制部材の外周部でかつ、前記撮像素子取付け部材および前記レンズ座側と反対側の本体フレームの間に介装されることを特徴とする請求項１記載の撮像装置。The restricting member includes a first attachment position that is an outer peripheral portion of the shaft member between the imaging element attachment member and the body frame on the lens seat side, and a body opposite to the imaging element attachment member and the lens seat. It is detachably provided at a second mounting position that is the outer peripheral portion of the shaft member between the frames,
When the restriction member is attached to the first attachment position, the pressing member is interposed between the imaging element attachment member and the body frame opposite to the lens seat side, and the restriction member is When attached to the second attachment position, the pressing member is interposed between the outer peripheral portion of the restriction member and the imaging element attachment member and the body frame opposite to the lens seat side. The imaging apparatus according to claim 1.