JP3888841B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイールの位置調節が可能なステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリングホイールに接続されるステアリングシャフトを支持するコラムと、そのコラムを車体に対して左右方向に沿う揺動軸回りに揺動可能に連結する連結機構と、そのコラムの揺動を固定および固定解除可能な操作機構とを備えるステアリング装置においては、そのコラムを揺動させることでステアリングホイールの位置を調節することができる。
【0003】
その操作機構として、カムと、一対のローラにより構成されるカムフォロアと、そのカムとカムフォロアとを操作軸回りに相対回転させる手動操作部材とを有するものが従来から用いられている(特開平6−219283号)。そのカムの輪郭面は、その操作軸回りのカムとカムフォロアとの相対回転によってカムとカムフォロアとが操作軸方向に相対変位するように定められている。そのカムとカムフォロアとの操作軸方向の相対変位に応じて、そのコラムの揺動の固定と固定解除とがなされる。
【0004】
そのカムの輪郭面は、そのコラムの揺動固定状態においてカムフォロアと接する固定部と、そのコラムの揺動固定解除状態においてカムフォロアと接する解除部と、そのカムフォロアを固定部と解除部との間で案内する案内部とを有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のカムの輪郭面においては、その案内部における固定部との境界はエッジ状とされていた。そのため、コラムの揺動を固定するためにカムフォロアがエッジ状の境界を乗り越える際に、操作部材の操作量に対して操作力が急激に増加してピーク値をとる。そのため、円滑にコラムの揺動を固定することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することのできるステアリング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ステアリングシャフトを支持するコラムと、そのコラムを車体に揺動可能に連結する連結機構と、そのコラムの揺動を固定および固定解除可能な操作機構とを備え、その操作機構は、カムと、カムフォロアと、そのカムとカムフォロアとを操作軸回りに相対回転させる手動操作部材とを有し、その操作軸回りのカムとカムフォロアとの相対回転によって、そのカムとカムフォロアとが操作軸方向に相対変位するように、そのカムの輪郭面形状が定められ、そのカムの輪郭面は、そのコラムの揺動固定状態においてカムフォロアと接する固定部と、そのコラムの揺動固定解除状態においてカムフォロアと接する解除部と、そのカムフォロアを固定部と解除部との間で変位するように案内する案内部とを有し、そのカムとカムフォロアとの操作軸方向の相対変位に応じて、そのコラムの揺動の固定と固定解除とがなされるステアリング装置において、その案内部の一端は、解除部に滑らかに連なると共にカムフォロア側において凹の曲面とされ、その案内部の他端は、その固定部に滑らかに連なると共にカムフォロア側において凸の曲面とされ、その案内部の他端における曲面の曲率は、一端における曲面の曲率よりも大きくされ、前記固定部と前記解除部は前記相対回転の方向に沿う面とされ、前記カムフォロアは追従部を有し、前記揺動固定解除状態において前記固定部に面接触すると共に前記揺動固定解除状態において前記解除部に面接触する面と、この面に連なる凸の曲面とが、前記追従部に形成され、前記案内部は前記カムフォロアを案内する状態において前記追従部に形成された凸の曲面に接することを特徴とする。
本発明の構成によれば、コラムを揺動固定解除状態から揺動固定状態にするために手動操作部材によりカムとカムフォロアとを操作軸回りに相対回転させると、コラムの揺動固定解除状態においてカムの輪郭面における解除部に接していたカムフォロアは、案内部により固定部に案内される。その案内部は、解除部との境界を構成する一端において解除部に滑らかに連なると共にカムフォロア側において凹の曲面とされ、固定部との境界を構成する他端において固定部に滑らかに連なると共にカムフォロア側において凸の曲面とされている。よって、その操作部材の操作時に操作力を滑らかに変化させることができ、操作力が急激な変化によるピーク値をとるのを防止でき、円滑な操作によりコラムの揺動を固定することができる。また、コラムを揺動固定解除状態から揺動固定状態にするために手動操作部材によりカムとカムフォロアとを操作軸回りに相対回転させる時、その操作部材の操作量に対する操作力の増加割合は当初小さく、コラムが揺動固定状態になる直前で大きくなる。すなわち、手動操作部材を当初は小さな力で操作して最後に大きな力で操作することになるので、コラムの揺動が固定されたか否かを認識することができる。よって、円滑な操作ができるだけでなく、操作部材の操作が不十分になるのを防止して確実にコラムの揺動を固定できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に示す衝撃吸収形電動パワーステアリング装置1は、ステアリングシャフト2と、そのステアリングシャフト2を支持するコラム3と、そのコラム3を車体に対して左右方向に沿う揺動軸O回りに揺動可能に連結する連結機構6と、その連結機構6よりもステアリングホイール側において、そのコラム3の揺動を固定および固定解除可能な操作機構10とを備えている。
【0011】
そのステアリングシャフト2とコラム3とは同軸心とされ、その軸心は車両への取り付け状態において前方に向かうに従い下方に向かうように傾斜する。
【0012】
そのステアリングシャフト2の一端(図1、図2において上方側)にステアリングホイール(図示省略)が連結され、他端に例えばラックピニオン式等のステアリングギア(図示省略)が接続される。そのステアリングホイールの回転がステアリングシャフト2からステアリングギアを介して車輪に伝達されることで車両の操舵がなされる。そのステアリングシャフト2は、車輪側の筒状第1部分2aと、この第1部分2aに軸方向相対移動可能に嵌め合わされるステアリングホイール側の第2部分2bとを有する。その第1部分2aと第2部分2bとは、例えば嵌め合わせ位置において非円形とされることで互いに回転伝達可能とされている。
【0013】
そのコラム3は、操作トルクを検出するトルクセンサ7のセンサハウジング7aに固定される円筒形の第1部分3aと、この第1部分3aのステアリングホイール側に軸方向相対移動可能に嵌め合わされる第2部分3bとを有する。そのコラム3の第2部分3bはステアリングシャフト2の第2部分2bを軸中心に相対回転可能かつ軸方向に同行移動可能に支持する。そのセンサハウジング7aに取り付けられる操舵補助力発生用モータ8により、そのトルクセンサ7により検出される操舵トルクに応じた操舵補助トルクが付与される。そのトルクセンサ7および操舵補助トルクの付与機構は公知の構成を採用できる。
【0014】
その連結機構6は、上記センサハウジング7aに一体化されたブラケット21を有し、そのブラケット21に支持シャフト22が軸中心に回転可能に挿通されている。その支持シャフト22が車体に取り付けられる。これにより、その支持シャフト22の軸心が上記揺動軸Oになる。
【0015】
その操作機構10は、挟み込み部材である第1ブラケット11と、被挟み込み部材である第2ブラケット12とを有する。
その第1ブラケット11は、コラム3の第2部分3bの外方側に位置する一対の側壁11aと、各側壁11aの上端から左右外方に延びる支持部11bと、両支持部11bを連結する連結部11cとを有する。各支持部11bに、ステアリングホイール側において開口する切欠11dが形成される。各切欠11dに接続部材14が挿入される。各支持部11bにおいて、各接続部材14に形成された溝14aに挿入される突出部が、各切欠11dの周縁から突出する。各接続部材14に衝撃吸収板15のステアリングホイール側端部が重ね合わせられる。各支持部11b、各接続部材14、各衝撃吸収板15を貫通するネジ軸40が車体側部材4に植え込まれている。各接続部材14と各衝撃吸収板15は、各ネジ軸40にねじ合わされるナット(図示省略)と車体側部材4とで挟み込まれることで、車体側に固定される。各支持部11bの突出部と各衝撃吸収板15と各接続部材14とを貫通する樹脂充填孔に樹脂16が充填されている。これにより第1ブラケット11は車体に固定されている。各衝撃吸収板15は、ステアリングホイール側端部から車輪側に向かい延び、車輪側端部は自由端とされ、両端間において屈曲することで段部15aが形成され、その段部15aは各支持部11bに形成された開口11e内に位置する。各衝撃吸収板15は、その開口11eから車輪側に向かう部分において、各支持部11bに取り付けられた変位規制部材17により変位が規制されている。これにより、車両が障害物と衝突することでドライバーがステアリングホイールに衝突すると、樹脂16が剪断され、第1ブラケット11と接続部材14との連結が解除され、コラム3の第2部分3bは第1部分3aに対して軸方向移動し、ステアリングシャフト2の第2部分2bは第1部分2aに対して軸方向移動し、衝撃吸収板15は段部15aが開口11eの内周面に押し付けられることで塑性変形する。その樹脂16の剪断と、コラム3の第1部分3aと第2部分3bとの間の摩擦と、衝撃吸収板15の塑性変形により、ドライバーに作用する衝撃が吸収される。
【0016】
その第2ブラケット12は、一対の側壁12aと、両側壁12aの下端を互いに連結する連結壁12bとを有する。両側壁12aの上端がコラム3の第2部分3bに溶接されることで第2ブラケット12はコラム3に固定されている。また、第2ブラケット12における両側壁12aは上記第1ブラケット11の両側壁11aにより挟み込まれる。
【0017】
上記第1ブラケット11の両側壁11aと、第2ブラケット12の両側壁12aとに、左右方向軸心を有する頭部51a付きのボルト51が挿入されている。その第1ブラケット11の両側壁11aにおけるボルト51の挿通用開口11a′は、そのボルト51がコラム3に対して上記揺動軸Oを中心として揺動すると共にコラム軸方向に相対移動するのを許容する大きさを有する。そのボルト51は第2ブラケット12の両側壁12aに対して軸中心に相対回転しないように挿入され、例えば、そのボルト51の外周と両側壁12aのボルト挿通孔12a′とは非円形とされる。さらに、そのボルト51の頭部51aと第1ブラケット11の一方の側壁11aとの間に、揺動ガイド52と伸縮ガイド53とが配置されている。図4、図5に示すように、その揺動ガイド52は、第1ブラケット11の一方の側壁11aに溶接等により固定され、上記揺動軸Oを中心とする円弧に沿う長手方向を有する長孔52aを有し、その長孔52aにボルト51が挿入されている。その伸縮ガイド53は、第2ブラケット12の一方の側壁12aにピン13を介して固定され、コラム3の軸方向に沿う長手方向を有する長孔53aを有し、その長孔53aにボルト51が挿入されている。
【0018】
その第1ブラケット11の他方の側壁11aから突出するボルト51にナット54がねじ合わされる。そのナット54と第1ブラケット11の他方の側壁11aとの間において、手動操作部材であるレバー61と、筒状のカム62と、筒状のカムフォロア63とがボルト51に嵌め合わされている。そのレバー61はカムフォロア63に同行回転するように固定され、そのカム62は第1ブラケット11の他方の側壁11aに固定される。これにより、そのレバー61を回転操作することで、そのカム62とカムフォロア63とはボルト51の軸中心に相対回転する。そのボルト51の軸が操作軸とされる。
【0019】
その操作軸回りのカム62とカムフォロア63との相対回転によって、そのカム62とカムフォロア63とが操作軸方向に相対変位するように、そのカム62の輪郭面形状が定められている。
【0020】
すなわち、その筒状のカム62の一端が周方向に沿って並列する複数の輪郭面を構成し、各輪郭面は、図3、図6の(1)に示すコラム3の揺動固定状態においてカムフォロア63と接する固定部62aと、図6の(2)に示すようにコラム3の揺動固定解除状態においてカムフォロア63と接する解除部62bと、そのカムフォロア63をカム62に対する相対回転時に固定部62aと解除部62bとの間で変位するように案内する案内部62cとを有する。各輪郭面における固定部62a、案内部62c、解除部62bは、この順番でカムの周方向に沿って並列する。操作軸方向において、固定部62aは解除部62bよりもカムフォロア63側に配置され、案内部62cにより固定部62aと解除部62bとが接続されている。そのカムフォロア63は、各カム輪郭面に接する複数の追従部63aを有する。レバー61の操作によりカム62とカムフォロア63とを相対回転させると、各追従部63aがカム輪郭面に沿って移動することで、カム62とカムフォロア63とは操作軸方向に相対変位する。ボルト51の頭部51aとナット54との距離は一定に保持されるので、そのカム62とカムフォロア63との操作軸方向の相対変位に応じて、第1ブラケット11の両側壁11aによる第2ブラケット12の締め付けと締め付け解除とがなされる。すなわち、レバー61を一方向に回転操作すると、その第1ブラケット11による第2ブラケット12の締め付けにより、コラム3の揺動軸O回りの揺動と、第2部分3bの第1部分3aに対する軸方向移動とが固定される。そのレバー61を一方向に回転操作し、図1において二点鎖線で示す位置に変位させると、その締め付け解除によりその揺動と軸方向移動の固定が解除され、ステアリングホイールの位置を調節できる。なお、そのレバー61に形成された突出部61aが第1ブラケット11に形成されたストッパー66に当たることで、そのレバー61の回転が規制される。
【0021】
各カム輪郭面において、解除部62bとの境界を構成する案内部62cの一端は、その解除部62bに滑らかに連なると共にカムフォロア63側において凹の曲面R1とされている。また、固定部62aとの境界を構成する案内部62cの他端は、その固定部62aに滑らかに連なると共にカムフォロア63側において凸の曲面R2とされている。その案内部62cの他端におけるカム62の輪郭面を構成する曲面R2の曲率は、一端におけるカム62の輪郭面を構成する曲面R1の曲率よりも大きくされている。本実施形態では、その案内部62cにおけるカム62の輪郭面は、上記操作軸方向から視てサイクロイド曲線に沿うものとされている。
【0022】
上記構成によれば、コラム3を揺動固定解除状態から揺動固定状態にするためにレバー61によりカム62とカムフォロア63とを操作軸回りに相対回転させると、コラム3の揺動固定解除状態においてカム62の輪郭面における解除部62bに接していたカムフォロア63は、案内部62cにより固定部62aに案内される。その案内部62cは、解除部62bとの境界を構成する一端において解除部62bに滑らかに連なると共にカムフォロア63側において凹の曲面R1とされ、固定部62aとの境界を構成する他端において固定部62aに滑らかに連なると共にカムフォロア63側において凸の曲面R2とされている。よって、そのレバー61の操作時に操作力を滑らかに変化させることができ、操作力が急激な変化によるピーク値をとるのを防止でき、円滑な操作によりコラム3の揺動を固定することができる。
また、曲面R2の曲率は曲面R1の曲率よりも大きくされているので、コラム3を揺動固定解除状態から揺動固定状態にするためにレバー61によりカム62とカムフォロア63とを操作軸回りに相対回転させる時、そのレバー61の操作量に対する操作力の増加割合は当初小さく、コラム3が揺動固定状態になる直前で大きくなる。これにより、レバー61を当初は小さな力で操作して最後に大きな力で操作することになるので、コラム3の揺動が固定されたか否かを認識することができる。すなわち、固定操作時の操作量と操作力との関係は、従来であれば図7の(1)に示すように操作量に対して操作力が急激に増加してピーク値Pをとるのに対して、上記構成によれば図7の(2)に示すように当初は操作量に対する操作力の増加割合は小さく、固定直前に増加割合が大きくなり、しかもピーク値をとることなく操作力は滑らかに変化して最大になる。よって、円滑な操作ができるだけでなく、レバー61の操作が不十分になるのを防止して確実にコラム3の揺動を固定できる。
さらに、レバー61の操作量に対する操作力の変化割合はカム62の輪郭面の形状に応じて変化することから、そのカム62の輪郭面を操作軸方向から視てサイクロイド曲線に沿うものとすることで、その変化割合の選択の自由度が大きく、且つ、カム62の輪郭面の設計が容易になる。
【0023】
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、コラムに挟み込み部材を固定し、車体に被挟み込み部材を固定するようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、コラムの揺動によりステアリングホイールの位置調節が可能なステアリング装置において、円滑な操作によりコラムの揺動を固定し、操作が不十分になるのを防止して確実にコラムの揺動を固定し、その操作力の変化割合の選択の自由度を大きくし、設計の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のステアリング装置の側面図
【図2】本発明の実施形態のステアリング装置の一部破断平面図
【図3】本発明の実施形態のステアリング装置の正面図
【図4】図3のIV矢視図
【図5】図4のV‐V線断面図
【図6】(1)はコラムの揺動固定状態でのカムとカムフォロアを示す図、(2)はコラムの揺動固定解除状態でのカムとカムフォロアを示す図
【図7】(1)は従来のステアリング装置における操作部材の操作量と操作力との関係を示す図、(2)は本発明の実施形態のステアリング装置における操作部材の操作量と操作力との関係を示す図
【符号の説明】
2 ステアリングシャフト
3 コラム
6 連結機構
10 操作機構
61 レバー(手動操作部材)
62 カム
62a 固定部
62b 解除部
62c 案内部
63 カムフォロア
O 揺動軸
R1 凹の曲面
R2 凸の曲面
Claims (1)
- ステアリングシャフトを支持するコラムと、
そのコラムを車体に揺動可能に連結する連結機構と、
そのコラムの揺動を固定および固定解除可能な操作機構とを備え、
その操作機構は、カムと、カムフォロアと、そのカムとカムフォロアとを操作軸回りに相対回転させる手動操作部材とを有し、
その操作軸回りのカムとカムフォロアとの相対回転によって、そのカムとカムフォロアとが操作軸方向に相対変位するように、そのカムの輪郭面形状が定められ、
そのカムの輪郭面は、そのコラムの揺動固定状態においてカムフォロアと接する固定部と、そのコラムの揺動固定解除状態においてカムフォロアと接する解除部と、そのカムフォロアを固定部と解除部との間で変位するように案内する案内部とを有し、
そのカムとカムフォロアとの操作軸方向の相対変位に応じて、そのコラムの揺動の固定と固定解除とがなされるステアリング装置において、
その案内部の一端は、解除部に滑らかに連なると共にカムフォロア側において凹の曲面とされ、
その案内部の他端は、その固定部に滑らかに連なると共にカムフォロア側において凸の曲面とされ、
その案内部の他端における曲面の曲率は、一端における曲面の曲率よりも大きくされ、
前記固定部と前記解除部は前記相対回転の方向に沿う面とされ、
前記カムフォロアは追従部を有し、
前記揺動固定解除状態において前記固定部に面接触すると共に前記揺動固定解除状態において前記解除部に面接触する面と、この面に連なる凸の曲面とが、前記追従部に形成され、
前記案内部は前記カムフォロアを案内する状態において前記追従部に形成された凸の曲面に接することを特徴とするステアリング装置。
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