JP3887560B2 - ペットボトル用急須 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、使用済みのペットボトルに直接取り付け、茶などの飲料を注入することができるペットボトル用急須に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで、ペットボトルは、一般的に茶やジュースなどの中身に充填された飲料を飲み干した場合、そのまま捨てられるか又は回収されリサイクルに供されることが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ペットボトルはポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂からなる構造のため、そのまま捨てられた場合は自然分解されずに永遠にゴミとして残ってしまう。また、リサイクルする場合は一端ペットボトルを細かく断裁して溶解し、他の製品等に再利用する必要があるため、ある程度のコストがかかってしまう。また、ペットボトルは取り扱いが簡単であるにもかかわらず容器としての汎用性は高いため、使用済みのものを再利用したいという要望も高まってきた。
【0004】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、使用済みのペットボトルに飲料を簡単に注入することができるペットボトル用急須を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る第1のペットボトル用急須は、上部に開口部を有し、この開口部から内部に導入された液体を貯留する貯留部と、一端が前記貯留部の底部に連結され他端がペットボトルの口部に装着されて前記貯留部に貯留された液体を内側流路を介して前記ペットボトルの内部に導く管部と、前記管部に設けられて前記管部の内側流路を開閉する開閉機構とを備えたことを特徴とする。
【0006】
この発明の第1のペットボトル用急須によれば、液体を貯留する貯留部と、この貯留部に連結されると共にペットボトルの口部に装着される内側流路を備えた管部と、この管部に設けられ内側流路を開閉する開閉機構とを備えるペットボトル用急須を実現している。このため、開閉機構で内側流路を閉じた状態にした後、貯留部に液体(お湯など)と茶葉や茶葉を入れたティーバッグ等を入れてお茶を抽出したり、インスタントコーヒー等を作った後、開閉機構を操作して内側流路を開いた状態にすれば、簡単に使用済みのペットボトルにお茶等を注入することができる。これにより、ペットボトルの再利用を促進することが期待できる。
【0007】
この発明に係る第2のペットボトル用急須は、上部に開口部を有し、この開口部から内部に導入された液体を貯留する貯留部と、一端が前記貯留部の上部に連結され、前記貯留部を180度回転した場合に他端がペットボトルの口部に装着されて前記貯留部に貯留された液体を内側流路を介して前記ペットボトルの内部に導く漏斗部と、前記漏斗部に設けられて前記漏斗部の内側流路を開閉する開閉機構とを備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明の第2のペットボトル用急須によれば、液体を貯留する貯留部と、この貯留部に連結されると共に貯留部を180度回転した場合にペットボトルの口部に装着される内側流路を備えた漏斗部と、この漏斗部に設けられ内側流路を開閉する開閉機構とを備えるペットボトル用急須を実現している。このため、貯留部に液体(お湯など)と茶葉や茶葉を入れたティーバッグ等、又はインスタントコーヒー等を入れて漏斗部を取り付け、お茶を抽出したりインスタントコーヒー等を作った後、漏斗部を取り付けた貯留部を180度回転させて開閉機構を操作して内側流路を開いた状態にすれば、簡単に使用済みのペットボトルにお茶等を注入することができると共に、漏斗部の一端を直接咥える等してお茶等を飲用することもできる。また、漏斗部の一端を直接カップ等の内側に向けて内側流路を開けば、ペットボトル以外のものにもお茶等を注入することができる。これにより、ペットボトルの再利用を促進することが期待できると共に、簡単にお茶等の抽出等を行うことが可能となる。
【0009】
なお、第1のペットボトル用急須には、貯留部の開口部を着脱自在に塞ぐ蓋部が更に備えられていることが好ましい。貯留部の開口部を蓋部で塞ぐことにより茶葉を蒸らしてお茶の抽出を促すことが期待できるからである。この場合、蓋部は貯留部にはめ込み式やねじ込み式で取り付けられることが考えられる。
【0010】
また、管部の貯留部と連結される側の端部が漉部によって仕切られていることが望ましい。このようにすれば、貯留部に入れた茶葉などが管部の内側流路内に詰まることがなくなるからである。ここで、漉部の材料としては、網状の樹脂板、ナイロンメッシュ又は不織布などが考えられる。
【0011】
また、管部のペットボトルの口部に装着されている側の内側面に、ペットボトルの口部のねじ部と螺合可能な雌ねじ部が形成されていると良い。雌ねじ部が形成されることで、確実にペットボトルの口部を管部に装着することができるようになるからである。
【0012】
なお、第2のペットボトル用急須の貯留部の開口部の漏斗部と連結される側の端部は、漉部によって仕切られていることが好ましい。このようにすれば、貯留部に入れた茶葉などが漏斗部の内側流路内に詰まることがなくなるからである。ここで、漉部の材料としては、上記と同様に、網状の樹脂板、ナイロンメッシュ又は不織布などが考えられる。
【0013】
ここで、第1及び第2のペットボトル用急須の材料は、ポリプロピレンであることが好ましい。適度な耐熱性や良好な取扱性を備える安価な材料だからである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施例を説明する。
図1は、この発明の一実施例に係るペットボトル用急須を示す上方斜視図、図2は、このペットボトル用急須の縦断面図である。
図1及び図2に示すように、ペットボトル用急須1は、例えば、樹脂成型品である円筒形の急須本体部10と、この急須本体部10に取り付けられる蓋部30とから構成される。なお、この例では急須本体部10と蓋部30とは、一体成型により製造され、ヒンジ部70を介して結合された状態からなる。急須本体部10は、上部開口部15から導入される、例えばお湯などの液体、茶葉及びティーバッグなどを内部に貯留する貯留部11と、この貯留部11の下部に形成され、貯留部11に貯留された液体をペットボトル100に注入するための管部12とからなる。
【0015】
貯留部11の底部には、貯留部11に貯留された液体を貯留部11から流出するための流出口13が形成され、この流出口13は、管部12内に設けられた流路14と連結している。流路14内には、管部12の外側に設けられた操作レバー16と連動して開閉される弁17が備えられ、この弁17で流路14を仕切ることにより、貯留部11内に液体等を貯留することができる。なお、操作レバー16と弁17などで開閉機構を構成する。
【0016】
この流路14の下部には、流路14内に流入した液体を外部に流出するための注出口18が設けられ、この注出口18の開口部周縁には、例えば漏れ防止のためのパッキン等からなるシール材19が取り付けられている。また、管部12には、空気抜き用の空気穴12aが設けられている。更に、管部12の開口部内側面(内壁)には、ペットボトル100の口部101のねじ込み部分に着脱自在に取り付けられる(ねじ込められる)雌ねじ部20が形成されている。このため、管部12にペットボトル100が確実に取り付けられると、ペットボトル100の口部101の先端がシール材19と密接し、流路14からの液体の漏れを確実に防ぐことができる構造となっている。
【0017】
なお、流路14内に備えられた弁17は、管部12に設けられた弁機構取付部21を介して操作レバー16と連結されているため、この弁機構取付部21から流路14内に流入した液体が管部12の外部に漏れることを防ぐため、この弁機構取付部21も防水処理がなされている。
【0018】
また、貯留部11の流出口13には、貯留部11内に入れた茶葉等が流路14内に流入することを防止するための網状の樹脂製板、ナイロンメッシュ及び不織布などからなるメッシュ状の漉部22が取り付けられている。この漉部22には、流出口13の内壁と嵌合する嵌合凸部23が形成されているため、上部開口部15から漉部22を流出口13に嵌め込んで取り付けると確実に取り付けることができる構造となっている。
【0019】
一方、蓋部30は、この例では急須本体部10に嵌め込んで取り付け、上部開口部15を塞ぐ構造となっており、この蓋部30には、所定の口径を有する孔31と、この孔31に取り付けられる孔蓋32とから構成される蒸気孔部33が形成されている。なお、孔蓋32は、蓋部30の側面にヒンジ部71を介して連結されている。この孔蓋32を孔31に取り付け、貯留部11に液体等を入れた急須本体部10に蓋部30を取り付ければ、急須本体部10を多少振ったりしても上部開口部15から液体等が漏れ出すことを防止することができる。なお、この蓋部30は、上部開口部15にねじ込んで取り付ける構造でも良い。
【0020】
このようにして構成されるペットボトル用急須1によると、操作レバー16を操作し弁17を閉じた状態にして流路14を仕切り、上部開口部15からお湯と茶葉や茶葉を入れたティーバッグなどを貯留部11内に入れて蓋部30を急須本体部10に取り付け、貯留部11内の茶葉等からお茶を抽出し、その後に急須本体部10の管部12をペットボトル100に取り付けて弁17を開いた状態にすれば、簡単に使用済みのペットボトル100にお茶を注入することができる。
【0021】
図3は、この発明の他の実施例に係るペットボトル用急須を示す上方斜視図、図4は、このペットボトル用急須の縦断面図である。なお、以下において、既に説明した部分と重複する説明は割愛する。
図3及び図4に示すように、ペットボトル用急須2は、円筒形の急須本体部40と、この急須本体部40に取り付けられる蓋部50と、急須本体部40の管部42に取り付けられる円筒形の連結部60とから構成される。急須本体部40は、上部開口部45から入れたお湯などの液体及び茶葉を入れたティーバッグなどを内部に貯留する貯留部41と、この貯留部41の下部に形成され、貯留部41に貯留された液体をペットボトル100に注入するための管部42とからなる。
【0022】
貯留部41の底部には、貯留部41に貯留された液体を貯留部41から流出するための流出口43が形成され、この流出口43は、管部42内に設けられた流路44と連結しており、この流路44の流出口43と反対側には、流路44を通って貯留部41から流出してきた液体を外部に流出する注出口48が形成されている。
【0023】
連結部60は、内部に管部42の開口部の口径よりも小さい径で、注出口48と同径若しくは小さい径の口径を有する連結流路61を有し、連結部60の両開口部側の内壁には、管部42の外壁に形成されたねじ込み部分とペットボトル100の口部101のねじ込み部分に着脱自在に取り付けられる(ねじ込められる)雌ねじ部20a,20bが形成されている。連結流路61内には、連結部60の外側に設けられた操作レバー66と連動して開閉される弁67が備えられ、この弁67で連通流路61を仕切ることができる。また、連結部60には、空気抜き用の空気穴60aが設けられている。更に、連結流路61の両開口部周縁には、漏れ防止のためのパッキン等からなるシール材19a,19bがそれぞれ取り付けられている。このため、連結部60に管部42及びペットボトル100が確実に取り付けられると、管部42の先端がシール材19aと、ペットボトル100の口部101の先端がシール材19bとそれぞれ密接する。従って、連結部60と管部42及びペットボトル100との連結部分からの液体の漏れを確実に防ぐことができると共に、弁67で連通管路61を仕切ることにより貯留部41内に液体等を貯留することができる構造となっている。
【0024】
なお、連通流路61内に備えられた弁67は、連結部60に設けられた弁機構取付部62を介して操作レバー66と連結されているため、この弁機構取付部62から連通流路61内に流入した液体が連結部60の外部に漏れることを防ぐため、この弁機構取付部62も防水処理がなされている。
【0025】
一方、蓋部50は、急須本体部40にはめ込み/ねじ込みなどの方式により取り付けられるもので、上部開口部45を塞ぐ構造となっており、この蓋部50には、所定の口径を有する孔51と、この孔51に取り付けられる孔蓋52とから構成される蒸気孔部53が形成されている。なお、孔蓋52は、蓋部50の側面にヒンジ部72を介して連結されている。この孔蓋52を孔51に取り付け、貯留部41に液体等を入れた急須本体部40に蓋部50を取り付ければ、急須本体部40を振ってお茶の抽出を促したりしても急須本体部40の上部開口部45から貯留部41内の液体等が外部に漏れ出すのを防止することができる。
【0026】
このようにして構成されるペットボトル用急須2によると、連結部60を急須本体部40の管部42に取り付け、操作レバー66を操作して弁67を閉じた状態にし連通流路61を仕切ったうえで、急須本体部40の上部開口部45からお湯と茶葉を入れたティーバッグを貯留部41内に入れて蓋部50を急須本体部40に取り付け、貯留部41内のティーバッグからお茶を抽出し、その後に連結部60をペットボトル100に取り付けて弁67を開いた状態にすれば、上記ペットボトル用急須1と同様に簡単に使用済みペットボトル100にお茶を注入することができる。
【0027】
なお、この例のペットボトル用急須2では、急須本体部40として、使用済みのペットボトルを利用することができる。この場合、使用済みのペットボトルの胴部を切断してペットボトルの口部からキャップを取り外し、この口部を連結部60に取り付けるだけで、十分に使用に耐え得る急須本体部40を構成することができる。これにより、使用済みペットボトルを更に有効活用することができるようになる。また、図4に示すように、急須本体部40の流出口43には、茶葉やティーバッグなどが流路44や連通流路61内に流入しないようにするための漉部63が取り付けられていても良い。この漉部63の流出口43への取付側には、流出口43の内壁と嵌合する嵌合凸部64が形成されているため、上部開口部45から漉部63を流出口43に嵌め込んで取り付けると確実に取り付けることができ、茶葉やティーバッグなどを確実に堰き止めることが可能となる。
【0028】
以下、この例のペットボトル用急須2を用いた使用済みペットボトル100へのお茶の注入過程を図面を参照しながら説明する。
図5は、ペットボトルにお茶を注入する様子を説明するための図である。
まず、図5(a)に示すように、急須本体部40の管部42に連結部60の一方の開口端を確実に取り付け、連結部60に設けられた操作レバー66を操作して連結部60の連通流路61内の弁67を閉じた状態にする。そして、漉部63を流出口43に予め取り付けておき、上部開口部45から茶葉を入れたティーバッグ47を貯留部41内に投入する。なお、急須本体部40の貯留部41の内壁には、例えば貯留部41に注入する湯量を目視で確認することができるように目盛り線などが形成されていても良い。
【0029】
次に、同図(b)に示すように、急須本体部40の貯留部41内にポット110等を用いて上部開口部45から所定量のお湯48を注入する。お湯48を注入した後は、同図(c)に示すように、急須本体部40の上部開口部45を塞ぐように、蒸気孔部53の孔51に孔蓋52を取り付けた状態の蓋部50を急須本体部40に取り付け、直ぐに孔蓋52を取り外し孔51を開放状態にする。そして、所定の時間(1〜2分)が経過したら孔蓋52を取り付けて(閉めて)急須本体部40を振り、貯留部41内部のティーバッグ47からお茶の原液(濃いお茶)を抽出する。こうして抽出されたお茶の原液にが入った貯留部41に所定量の水を注ぎ、再度急須本体部40を振って液体を攪拌することで濃い目のお茶が出来上がる。
【0030】
次に、同図(d)に示すように、ペットボトル100の口部101に連結部60の他方の開口端を確実に取り付け、同図(e)に示すように、操作レバー66を操作して弁67を開いた状態にし、貯留部41内部の濃い目のお茶(液体)48をペットボトル100内に注入する。更に、同図(f)に示すように、ペットボトル100内に水を追加し、好みの濃度に調整して冷蔵庫等で冷やせば、ペットボトル冷茶が出来上がる。
【0031】
図6は、この発明の更に他の実施例に係るペットボトル用急須を示す側面図、図7は、図6の縦断面図である。
図6及び図7に示すように、ペットボトル用急須3は、例えば樹脂成型品である円筒形の急須本体部200と、この急須本体部200の上部に取り付けられる漏斗部300とから構成される。急須本体部200は、例えば上部開口部201から入れたお湯等の液体202及び茶葉を入れたティーバッグ203など内部に貯留する貯留部204を備える。
【0032】
貯留部204の上部には、貯留部204内に液体202、ティーバッグ203等を入れるため、及び貯留部204に貯留された液体202を貯留部204から流出するための上部開口部201が形成され、この上部開口部201には、上部開口部201からのティーバッグ203等の流出を防止するための漉部205が取り付けられている。また、上部開口部201の壁部には、漏斗部300の取付部301の内壁に形成された係合穴302と係合する係合凸部206が形成されている。
【0033】
一方、漏斗部300は、取付部301の上部に開閉機構を備える管部303を備え、この管部303は、貯留部204に貯留された液体202を貯留部204から流出するための流出口304を取付部301側に備え、この流出口304は、管部303内に形成された流路305と連結している。流路305内には、管部303の外側に設けられた操作レバー306と連動して開閉される弁307が備えられ、この弁307で流路305を仕切ることにより、漏斗部300を取り付けた急須本体部200を180度回転させた状態(逆さにした状態)でも、貯留部204及び取付部301内に液体202等を貯留することができる。なお、操作レバー306と弁307等で開閉機構を構成する。また、この流路305の上部には、流路305内に流入した液体202を外部に流出するための注出口308が設けられている。
【0034】
なお、急須本体部200の上部開口部201の開口部周縁には、例えば漏れ防止のためのパッキン等からなるシール材209が取り付けられているため、漏斗部300の取付部301との取り付け部分からの液体202の流出を防止することができる。また、管部303の流路305内に備えられた弁307は、管部303に設けられた弁機構取付部309を介して操作レバー306と連結されているため、この弁機構取付部309から流路305内に流入した液体202が管部303の外部に漏れることを防止すべく、この弁機構取付部309にもシール材210a,210bが取り付けられ防水処理がなされている。
【0035】
また、管部303には、空気抜き用の空気穴310が設けられ、流路305を開いた状態にしたときに空気穴310も開くように構成されている。この例のペットボトル用急須3では、通常状態で漏斗部300が急須本体部200の上部に取り付けられるため、流路305をいわゆる蒸気穴として利用し、弁307をいわゆる蒸気弁として利用することもできる。なお、この例では弁307を弁機構取付部309に取り付けるのに、弁307を挿入して弁307の挿入方向先端部を外壁に引掛けて取り付ける方式を採用しているが、図8に示すように、クリップ部311を弁307の挿入方向先端部に取り付けて弁307を弁機構取付部309に取り付けるようにしても良い。これらの弁取付構造を採用すれば、安価に開閉機構を備えることができる。
【0036】
この例のペットボトル用急須3を用いれば、図9に示すように、ペットボトル用急須3を180度回転させた状態でペットボトル100の口部101に漏斗部300の管部303を取り付け、操作レバー306を操作して弁307を開いた状態にするだけで、流路305及び空気穴310を開くことができるので、簡単にペットボトル100内に液体202等を注入することができる。なお、このペットボトル用急須3は、例えばポリプロピレンからなるため、液体202がお湯であっても変形等することなく簡単に液体202等をペットボトル100に注入することができると共に、ペットボトル以外のものにも簡単に注入することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の第1のペットボトル用急須によれば、液体を貯留する貯留部と、この貯留部に連結されると共にペットボトルの口部に装着される内側流路を備えた管部と、この管部に設けられ内側流路を開閉する開閉機構とを備えるペットボトル用急須を実現している。このため、開閉機構で内側流路を閉じた状態にした後、貯留部に液体(お湯など)と茶葉や茶葉を入れたティーバッグ等を入れてお茶を抽出したり、インスタントコーヒー等を作った後、開閉機構を操作して内側流路を開いた状態にすれば、簡単に使用済みのペットボトルにお茶を注入することができる。これにより、ペットボトルの再利用を促進することが期待できるという効果を奏する。
【0038】
また、この発明の第2のペットボトル用急須によれば、液体を貯留する貯留部と、この貯留部に連結されると共に貯留部を180度回転した場合にペットボトルの口部に装着される内側流路を備えた漏斗部と、この漏斗部に設けられ内側流路を開閉する開閉機構とを備えるペットボトル用急須を実現している。このため、貯留部に液体(お湯など)と茶葉や茶葉を入れたティーバッグ等、又はインスタントコーヒー等を入れて漏斗部を取り付け、お茶を抽出したりインスタントコーヒー等を作った後、漏斗部を取り付けた貯留部を180度回転させて開閉機構を操作して内側流路を開いた状態にすれば、簡単に使用済みのペットボトルにお茶等を注入することができると共に、漏斗部の一端を直接咥える等してお茶等を飲用することもできる。また、漏斗部の一端を直接カップ等の内側に向けて内側流路を開けば、ペットボトル以外のものにもお茶等を注入することができる。これにより、ペットボトルの再利用を促進することが期待できると共に、簡単にお茶等の抽出等を行うことが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るペットボトル用急須を示す上方斜視図である。
【図2】 同ペットボトル用急須の縦断面図である。
【図3】 この発明の他の実施例に係るペットボトル用急須を示す上方斜視図である。
【図4】 同ペットボトル用急須の縦断面図である。
【図5】 同ペットボトル用急須を用いてペットボトルにお茶を注入する様子を説明するための図である。
【図6】 この発明の更に他の実施例に係るペットボトル用急須を示す側面図である。
【図7】 同ペットボトル用急須の縦断面図である。
【図8】 同ペットボトル用急須の異なる弁の取付構造を説明するための縦断面図である。
【図9】 同ペットボトル用急須を用いてペットボトルにお茶を注入する様子を説明するための図である。
【符号の説明】
1,2,3…ペットボトル用急須、10,40,200…急須本体部、11,41,204…貯留部、12,42,303…管部、13,43,304…流出口、14,44,305…流路、15,45,201…上部開口部、16,66,306…操作レバー、17,67,307…弁、18,48,308…注出口、19,209,210…シール材、20…雌ねじ部、21,62,309…弁機構取付部、22,63,205…漉部、23,64…嵌合凸部、30,50…蓋部、31,51…孔、32,52…孔蓋、33,53…蒸気孔部、60…連結部、61…連通流路、206…係合凸部、300…漏斗部、301…取付部、302…係合穴。
Claims (7)
- 上部に開口部を有し、この開口部から内部に導入された液体を貯留する貯留部と、
一端が前記貯留部の底部に連結され他端がペットボトルの口部に装着されて前記貯留部に貯留された液体を内側流路を介して前記ペットボトルの内部に導く管部と、
前記管部に設けられて前記管部の内側流路を開閉する開閉機構とを備えた
ことを特徴とするペットボトル用急須。 - 前記貯留部の開口部を着脱自在に塞ぐ蓋部を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のペットボトル用急須。
- 前記管部の前記貯留部と連結される側の端部が漉部によって仕切られていることを特徴とする請求項1又は2記載のペットボトル用急須。
- 前記管部の前記ペットボトルの口部に装着されている側の内側面に、前記ペットボトルの口部のねじ部と螺合可能な雌ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のペットボトル用急須。
- 上部に開口部を有し、この開口部から内部に導入された液体を貯留する貯留部と、
一端が前記貯留部の上部に連結され、前記貯留部を180度回転した場合に他端がペットボトルの口部に装着されて前記貯留部に貯留された液体を内側流路を介して前記ペットボトルの内部に導く漏斗部と、
前記漏斗部に設けられて前記漏斗部の内側流路を開閉する開閉機構とを備えた
ことを特徴とするペットボトル用急須。 - 前記貯留部の開口部の前記漏斗部と連結される側の端部が漉部によって仕切られていることを特徴とする請求項5記載のペットボトル用急須。
- 前記ペットボトル用急須は、ポリプロピレンからなるものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のペットボトル用急須。
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