JP3887439B2 - スポーツシューズ用スタッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフシューズ等のスポーツシューズの靴底に設けられる滑り防止用のスタッド(突起物)に関し、さらに詳述すると、いわゆるソフトスパイクシューズに好適に使用されるスポーツシューズ用スタッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフシューズ等のスポーツシューズの靴底に設けられる滑り防止用のスタッドとしては、スパイクシューズに使用される円錐状や円錐台状の鋲、スパイクレスシューズに使用される円柱状や円錐台状のラバーポイント、及び、ソフトスパイクシューズに使用される茸状スタッドが知られている。スパイクシューズの鋲及びソフトスパイクシューズの茸状スタッドは靴底に着脱可能に取り付けられるものであり、スパイクレスシューズのラバーポイントは靴底の一部を突出させて靴底と一体に成形したものである。これらのスタッドは、歩行時、プレイ時を通じて体重が大きく加わる靴底の踵部及び踏付け部(土踏まず部と爪先部との間の区域)を中心に靴底に多数設けられている。
【0003】
前述したスポーツシューズ用スタッドの内、スパイクシューズの鋲は金属、セラミック等の硬質材料からなる細長い突起物であるため、これを使用したゴルフシューズは、芝生面等の軟らかい地面に対してはグリップ性が良好である反面、コース内の舗装路を歩くときは鋲による突き上げによって歩きにくく、疲れ易い、芝をひっかけ易い(特にグリーン上において)という欠点がある。また、スパイクレスシューズのラバーポイントは柔軟性を有するため、これを使用したゴルフシューズは、歩行に適している反面、地面把持力の点で問題があり、傾斜面などで滑りやすいという欠点がある。これに対し、茸状のスタッドを用いたソフトスパイクシューズは、上述したスパイクシューズやスパイクレスシューズのような欠点が少なく、そのため近年注目されてきている。
【0004】
スパイクシューズの鋲及びソフトスパイクシューズの茸状スタッドの靴底への取り付け方式としては、損傷したときに容易に交換してシューズの補修ができるように、スタッド主体の上面にボルト部を連設し、靴底に設けたナット部に上記ボルト部をねじ込む方式を採ることが一般的であり、この方式はシューズの補修の点で非常に便利である。この場合、スパイクシューズの鋲は、使用初期(新品時)にはゆるむことが多いので、時々チェックをして締め直す必要があるが、締め直しを数回行ううちに靴底にしっかりと固定され、その後は殆どゆるむことがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ソフトスパイクシューズの茸状スタッドは、スタッド主体が板状であるため、歩行時やプレイ時におけるスタッド主体の接地面積(地面や路面との接触面積)が大きく、スタッドにかなり大きな外力が加わるので、スパイクシューズの鋲に比べてゆるみ易く、歩行時やプレイ時に靴底から脱落して紛失することがあった。しかも、スタッドが外れた後のナット部内に土などが詰まり、スタッドを取り付けてシューズを補修することが困難になることがあった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ソフトスパイクシューズに好適に使用される茸状のスタッドであって、歩行時やプレイ時に靴底から容易に脱落することのないスポーツシューズ用スタッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体により形成され、中央部にボルト挿入孔が穿設された板状部の下面に突起部が突設されてなるスタッド主体と、軸部がスタッド主体のボルト挿入孔に挿入されるボルト体とを具備し、スタッド主体のボルト挿入孔にボルト体の軸部を通して該軸部を靴底に設けられたナット部にねじ込むことにより靴底に取り付けられるとともに、スタッド主体の突起部が、靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向上流側から下流側に向けて下降傾斜する傾斜面が下面に形成された突起部であることを特徴とするスポーツシューズ用スタッドを提供する。
【0008】
本発明のスポーツシューズ用スタッドは、スタッド主体を硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体で形成するとともに、スタッド主体のボルト挿入孔にスタッド主体と別体に形成したボルト体の軸部を通してこの軸部を靴底のナット部にねじ込むことにより靴底に取り付けるようにしてある。したがって、スタッド主体がある程度の柔軟性を有するので、スタッド主体がボルト体によって靴底に強固にしっかりと固定される。また、歩行時やプレイ時にボルト体の頭部表面が接地した場合でも、ボルト体の頭部表面は小さいので、ボルト体には大きな外力が加わらない。そのため、ボルト体が緩まないため、歩行時やプレイ時にスタッドが靴底から脱落することがない。
【0009】
以下、本発明に係るスポーツシューズ用スタッドの各部分、すなわちスタッド主体及びボルト体について説明する。
【0010】
スタッド主体
本発明において、スタッド主体は硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体により形成する。この場合、硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体はJIS-A硬度が60度以上、特に80〜95度であることが、耐久性、グリップ性及びボルト体の緩み防止の点で好ましい。このような硬質ゴムとしては、例えばハイスチレン系SBR系エラストマー、ポリノルボルネン系エラストマー、ウレタン系ゴム、ハイスチレンゴム等が挙げられ、特にハイスチレンゴムが好ましい。硬質ゴム様弾性体としては、硬質ゴムに準じる性質を持つ樹脂等、例えば各種ファイバー、レザーボード、天然素材にポリウレタン樹脂を含浸させたもの、ウレタン系、エステル系、アミド系、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系等の熱可塑性エラストマー、11ナイロン、66ナイロン等のアミド系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン樹脂、ABS、AES等のスチレン系樹脂、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等のエステル系樹脂、ポリアセタール等のエーテル系樹脂等が挙げられ、特に熱可塑性樹脂、中でもナイロンが好ましい。また、本発明においては、スタッド主体の板状部の一部を***させるようにして突起部を形成すること、すなわち板状部と突起部とを一体に形成することが望ましい。
【0011】
スタッド主体の板状部の形状に特に限定はないが、通常は直径が15〜25mm程度、最大厚みが1〜3mm程度の円板状とし、その中央部にボルト体の軸部を挿入可能なボルト挿入孔を形成する。この場合、板状部の縦断面は、図1(a)に示すような均一な肉厚を有する形状(図中2は板状部、4はボルト挿入孔を示す、以下同じ)、図1(b)に示すような中央部が最も肉厚で周縁部に向かうにしたがい漸次肉薄となる形状、図1(c)に示すような板状部の半径の約1/2の位置で最も肉厚となり、この位置から板状部の中央部及び周縁部に向かうにしたがいそれぞれ漸次肉薄となる形状といった任意の形状とすることができる。なお、いずれも場合も板状部の裏面は平坦にするか、笠状に中央部を窪ませることが好ましい。
【0012】
スタッド主体の突起部の形状は、靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向上流側から下流側に向けて下降傾斜する傾斜面が下面に形成された突起部であることが好ましく、かかる突起部を板状部下面のボルト挿入孔周囲に複数個設けることが特に好ましい。この突起部を概念的に示すと、図2(スタッド主体を正面から見た状態の模式的説明図)のようになる。すなわち、板状部2の下面に突起部6が突設されており、突起部6の下面には、図2(a)に示すように、靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向Xにおける上流側X1から下流側X2に向けて下降傾斜する傾斜面8が形成されている(図中10は地面を示す)。上記突起部6が接地して突起部6に荷重が加わった場合、図2(b)に示すように、地面10が突起部6の形状に相応して変形するとともに、前記傾斜面8にその下方から力、すなわち反力Yが加わる。そして、その結果、力Yの分力として突起部6を靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向Xと同方向にスライドさせる力Zが突起部6に働く。この突起部6をZ方向にスライドさせる力は、靴底に対してボルト体を締め付ける力である。したがって、突起部を前記形状としたときには、歩行時やプレイ時に靴底に対してボルト体を締め付ける力が働き、スタッドがより緩みにくくなるため、歩行時やプレイ時にスタッドが靴底から脱落することがより効果的に防止される。
【0013】
前記突起部の形状に限定はないが、例えば、図3(a)〜(j)に示す形状とすることができる。(a)、(e)、(f)、(j)は突起部6を底面視三角形状に形成し、傾斜面8を三角形の平面状にした例、(b)、(d)、(g)、(i)は突起部6を底面視台形状に形成し、傾斜面8を台形の平面状にした例、(c)、(h)は突起部6を底面視長方形状に形成し、傾斜面8を長方形の平面状にした例である。ただし、突起部6の底面視形状は図3に示したような三角形状、台形状、長方形状に限られず、楕円形状等の任意の形状とすることができる。また、図3では傾斜面8を平面状にした例を示したが、傾斜面8の形状は平面状に限られるものではなく、例えば図4(a)に示すような曲面状、図4(b)に示すような平坦な先端面を有する屈曲面状、図4(c)に示すような先端が尖った屈曲面状等の任意の形状とすることができる。なお、突起部の下面の全体を上記傾斜面としてもよく、該下面の一部のみを上記傾斜面としてもよい。また、板状部の下面に複数の突起部を設ける場合、それら突起部は全て同じ形状としてもよく、種々異なる形状としてもよい。
【0014】
前述した突起部6の寸法は適宜決定することができるが、図5の底面図(a)及び断面図(b)に示すように、最大幅mを2〜8mm、最大長さnを2〜8mm、最大高さpを1〜5mm、最小高さqを0〜4mmとすることが適当である。また、最大幅/最大長さの割合(m/n)は0.25〜4、最小高さ/最大高さの割合(p/q)は0〜0.8とすることが適当である。
【0015】
前述した突起部6の配列態様は必ずしも限定されないが、ほぼ円状に配列すること、例えば板状部を円板状とした場合、図6に示すように、板状部2と同心の円にほぼ沿ってほぼ等間隔で配列することが好ましい。この場合、突起部6の傾斜面8の傾斜方向と、突起部6を配列する円の周方向とを一致させればよい。また、突起部を配列する円の半径/板状部の半径の割合(s/t)は、1/2〜1とすることが、同じトルクがかかった場合は、中心軸から離れている方が傾斜面8による作用効果を顕著に得ることができる点で好ましい。なお、突起部6の配列数は、3〜10個、特に4〜8個とすることが適当である。また、板状部2下面の面積(ボルト挿入孔4の面積を含めた面積)に対する突起部6の占有面積(平面面積)の割合は、10〜50%の範囲内とすることが、高い滑り止め効果を期待できる点で適当である。
【0016】
ボルト体
本発明に用いるボルト体は、頭部と外周にねじ山を有する軸部とが連設され、軸部をボルト挿入孔に通してから靴底に設けられたナット部にねじ込むものである。ボルト体の材質は限られないが、錆びないアルミニウム等の軽金属、セラミックス、プラスチックなどの硬質材料で形成することが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
図7は本発明に係るスポーツシューズ用スタッドの一実施形態例を示す斜視図、図8は同スタッドのスタッド主体を示す斜視図、図9は同スタッドのボルト体を示す斜視図である。
【0018】
スタッド主体12は、JIS-A硬度が90度の硬質ゴム(ハイスチレンゴム)により一体に成形されたもので、中央部にボルト挿入孔4が形成された板状部2と、該板状部2の下面に突設された突起部6とを有する。板状部2は、均一な肉厚を有する円板状(図1(a)の形状)のものであり、その直径は約21mm、厚みfは約1.5mmである。
【0019】
ボルト挿入孔4は、後述するボルト体頭部18上側の略四角部22が嵌合し得る略四角形に形成されているとともに、板状部2の該ボルト挿入孔4の下側にはボルト挿入孔4より大径で後述するボルト体頭部18下側の円形部20が嵌入する円形凹部5が形成され、これにより板状部2のボルト挿入孔4の周囲が前記円形部20の受け座7として構成されている。なお、受け座7の厚みgは通常0.5〜1.5mm程度とするものであり、本例ではg=0.8mmとしてある。
【0020】
突起部6は、底面視が三角形状で、その下面に、靴底への取り付け時におけるボルト体14の回転方向X(時計回り方向)における上流側から下流側に向けて下降傾斜する三角形の平面状の傾斜面8を有する(図3(e)の形状)。すなわち、突起部6において、ボルト体14の回転方向Xにおける上流側部分の高さqと下流側部分の高さpは、p>qの関係にある。本例のスタッドでは、8個の同形状の突起部6が、板状部2と同心の円に沿って等間隔で配列されている。この場合、突起部6は、板状部2の外周縁と前記円形凹部5の外周縁との間のほぼ中央に配列されている。なお、各突起部6の最大幅は4mm、最大長さは5mm、最大高さは2.5mm、最小高さは1.5mmである。また、板状部2下面の面積(ボルト挿入孔4の面積を含めた面積)に対する突起部6の占有面積の割合は約23%である。
【0021】
ボルト体14は、スチールからなるもので、頭部18と、外周にねじ山を有する軸部16とを有する。本例のボルト体14の頭部18は、略四角部22の下側に略四角部22より大径の円形部20が連設された構造を有している。また、円形部20の表面には、十字形のドライバー挿入溝24が形成されている。
【0022】
本例のスポーツシューズ用スタッドは、スタッド主体12のボルト挿入孔4にボルト体14の軸部16を通し、円形部20を図中矢印X方向に回して軸部16を靴底に設けられたナット部にねじ込むことにより、靴底に取り付けられるものである。この場合、ボルト挿入孔4にボルト体頭部18上側の略四角部22が嵌合するので、スタッド主体12がボルト体14と一緒に回って靴底に固定される。また、スタッド主体12の円形凹部5内にボルト体頭部18下側の円形部20が嵌入するとともに、円形部20の裏面が受け座7に当接し、これによりボルト体の頭部18表面とスタッド主体12の板状部2下面とが面一となる。
【0023】
なお、本例ではボルト挿入孔4を多角形(略四角形)に形成し、これによりスタッド主体12がボルト体14と一緒に回るようにしてあるが、ボルト体頭部18に多角形部(略四角部22)を設けずにボルト挿入孔4をボルト体14の軸部16が通るに足る大きさの円形としてもよい。この場合には、ボルト体頭部18の裏面全体が受け座7に接することになる。また、本例において受け座7を設けた理由は、スタッド主体12を靴底に取り付けたときにボルト体の頭部18表面とスタッド主体12の板状部2下面とが実質上面一となるようにするための外観上の配慮による(図7参照)。もし、ボルト体の頭部18が板状部2下面から突出することを気にしなければ、受け座7の形成を省略して板状部2下面に受け座の機能を持たせることができる。なお、この場合ボルト挿入孔4はボルト体14の軸部16が通るに足る大きさに形成すればよい。
【0024】
図10は本発明に用いるボルト体の他の例を示す斜視図である。このボルト体14は、頭部18の表面中央部に略円錐状の柱状突起30を突設したものである。なお、図中32はボルト体14の回転用具に嵌合するための四角凸部を示す。本発明では、頭部表面に柱状突起が形成されたボルト体14を用いることにより、グリップ性が一層向上するという利点を得ることができる。この場合、柱状突起30の高さは、スタッドを靴底に取り付けたときに、柱状突起30の下端とスタッド主体12の突起部6の最下端とが同じ高さ位置になるか、柱状突起30の下端がスタッド主体12の突起部6の最下端より1〜2mm下方になる高さに形成することが適当である。このようにすることにより、前に述べた鋲状のスパイクシューズ用スタッドが有する欠点を実質上なくすことができる。なお、柱状突起30の形状は略円錐状に限られず、円柱状、円錐台状、三角錐状等の任意の形状とすることができる。
【0025】
本例のスタッドでは、硬質ゴムからなるスタッド主体12がある程度の柔軟性を有するので、スタッド主体12がボルト体14によって靴底に強固にしっかりと固定される。また、ボルト体14の頭部18表面は小さいので、歩行時やプレイ時に頭部18表面が接地した場合でも、ボルト体14には大きな外力が加わらず、ボルト体14が緩みにくい。さらに、突起部6が接地して突起部6に荷重が加わった場合、突起部6を靴底への取り付け時におけるボルト体14の回転方向Xと同方向にスライドさせる力、すなわち靴底に対してボルト体14を締め付ける力が各突起部6に働く。
【0026】
【発明の効果】
本発明のスポーツシューズ用スタッドは、スタッド主体がある程度の柔軟性を有するので、スタッド主体がボルト体によって靴底に強固にしっかりと固定される。また、歩行時やプレイ時にボルト体の頭部表面が接地した場合でも、ボルト体には大きな外力が加わらない。さらに、歩行時やプレイ時に靴底に対してボルト体を締め付ける力が突起部に働く。そのため、本発明のスタッドを用いたスポーツシューズは、ボルト体が緩まないため、歩行時やプレイ時にスタッドが靴底から脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタッド主体の板状部の縦断面を示す断面図である。
【図2】スタッド主体の突起部の一例を概念的に示す説明図である。
【図3】スタッド主体の突起部の各種例を示す斜視図である。
【図4】スタッド主体の突起部の各種例を示す斜視図である。
【図5】スタッド主体の突起部の一例の寸法を示す図で、(a)は底面図、(b)は断面図である。
【図6】スタッド主体の下面に突起部を円状に配列した例を示す底面図である。
【図7】本発明に係るスポーツシューズ用スタッドの一例を示す斜視図である。
【図8】同スタッドのスタッド主体を示す斜視図である。
【図9】同スタッドのボルト体を示す斜視図である。
【図10】ボルト体の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 板状部
4 ボルト挿入孔
6 突起部
12 スタッド主体
14 ボルト体
16 軸部
18 頭部
Claims (5)
- 硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体により形成され、中央部にボルト挿入孔が穿設された板状部の下面に突起部が突設されてなるスタッド主体と、軸部がスタッド主体のボルト挿入孔に挿入されるボルト体とを具備し、スタッド主体のボルト挿入孔にボルト体の軸部を通して該軸部を靴底に設けられたナット部にねじ込むことにより靴底に取り付けられるとともに、スタッド主体の突起部が、靴底への取り付け時におけるボルト体の回転方向上流側から下流側に向けて下降傾斜する傾斜面が下面に形成された突起部であることを特徴とするスポーツシューズ用スタッド。
- スタッド主体がJIS−A硬度60度以上の硬質ゴム又は硬質ゴム様弾性体よりなる請求項1に記載のスポーツシューズ用スタッド。
- スタッド主体の板状部と突起部とが一体に形成されている請求項1又は2に記載のスポーツシューズ用スタッド。
- ボルト体の頭部表面に柱状突起が形成されている請求項1、2又は3に記載のスポーツシューズ用スタッド。
- 柱状突起の高さが、スタッドを靴底に取り付けたときに、柱状突起の下端とスタッド主体の突起部の最下端とが同じ高さ位置になるか、柱状突起の下端がスタッド主体の突起部の最下端より1〜2mm下方になる高さである請求項4に記載のスポーツシューズ用スタッド。
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