JP3887438B2 - 変電設備 - Google Patents

変電設備 Download PDF

Info

Publication number
JP3887438B2
JP3887438B2 JP29138196A JP29138196A JP3887438B2 JP 3887438 B2 JP3887438 B2 JP 3887438B2 JP 29138196 A JP29138196 A JP 29138196A JP 29138196 A JP29138196 A JP 29138196A JP 3887438 B2 JP3887438 B2 JP 3887438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
information
board
substation equipment
switchgear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29138196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10136519A (ja
Inventor
志郎 丸山
勝 滝本
哲也 岡野
高明 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29138196A priority Critical patent/JP3887438B2/ja
Publication of JPH10136519A publication Critical patent/JPH10136519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3887438B2 publication Critical patent/JP3887438B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の変電機器と、その制御及び監視を行う制御システム部と、この制御システム部に変電機器の制御情報及び電源を供給する上位システム部とから構成された変電設備に係り、特に、制御システム部の構成に改良を加えた変電設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電力需要は増大する傾向にあり、また地価高騰によって用地確保の困難さが増すといった状況が続いている。そのため、送電系統に用いられる変電設備に対しては、いっそうのコンパクト化、大容量化といった増強化が進められている。
【0003】
通常、変電設備は、複数の変電機器と、制御システム部と、上位システム部とから構成されている。このうち、変電機器の主要機器としては開閉装置や変圧器などがあり、開閉装置としては現在、ガス絶縁開閉装置(GIS)が主流を占めている。制御システム部とは、変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及び監視を行うものであり、具体的には現場制御盤が用いられている。上位システム部とは、制御システム部である現場制御盤に対して変電機器の制御情報及び電源を供給するものである。以下、変電機器、制御システム部及び上位システム部に関して、図面を参照して具体的に説明する。
【0004】
a.変電機器…図6及び図7参照
まず、変電機器の一例として、ガス絶縁開閉装置について、図6の平面図及び図7の単線結線図を用いて説明する。ガス絶縁開閉装置とは、開閉器や導体等の高電圧充電部を、絶縁性及び消弧性に優れたSF6 ガス等の絶縁媒体と共に接地金属容器内に収納してなる装置であり、送電線がブッシング1を介して引き込まれている。ブッシング1は断路器2、遮断器3a及び主母線断路器4aを介して主母線5に接続されている。主母線5は変圧器回線の主母線断路器4b及び遮断器3bを介して変圧器6と接続されている。
【0005】
このようなガス絶縁開閉装置は、kV・A当たりの据え付け体積をコンパクト化できる上に、耐環境性に優れているという利点を有している。そのため、電力供給量の増大に伴う変電設備の増強化を満足する装置として広く普及し、稼働している。
【0006】
b.制御システム部…図6、図8及び図9参照
続いて、制御システム部について説明する。制御システム部は、図6中の符号7である現場制御盤により構成される。現場制御盤7は主としてガス絶縁開閉装置の各回線単位で設置されており、ガス絶縁開閉装置を構成する各変電機器の制御及び監視を行うようになっている。現場制御盤7と変電機器であるガス絶縁開閉装置との間には伝送手段として電線が並列に配線されており、この電線を通して変電機器の入/切状態情報、変電機器の故障情報、変電機器の操作ロック情報、変電機器の操作指令情報といった各種の情報が伝送され、これらの情報に基づいて制御及び監視が行われる。
【0007】
また、現場制御盤7においてガス絶縁開閉装置を動作させる制御回路としては、各種のスイッチの接点やリレー類の接点を用いるのが一般的である。例えば、現場制御盤7内の遮断器3a、3bを制御回路は、図8に示すように、投入回路、引外し回路及び欠相検出回路から構成されている。このうち、投入回路は、投入指令入力端子11、切換スイッチ12、インピーダンス素子13及びこのインピーダンス素子13と並列に設けられた投入コイル14aを主な構成要素として構成されている。また、引外し回路は、引外し指令入力端子19、インピーダンス素子10及びこのインピーダンス素子10と直列に設けられた引外しコイル14bを主な構成要素として構成されている。
【0008】
図8中の2点鎖線で囲まれた接点15、16は、投入回路及び引外し回路に組み込まれている。これらの接点15、16は、遮断器3a、3bの本体側に設置されており、遮断器3a、3bの操作ロックや指令信号の一定時間以上の継続を防止するように構成されている。より具体的には、接点15、16とは、遮断器3a、3b本体の動作位置を示す補助開閉器接点や、遮断器3a、3b本体の接地金属容器(タンク)内のガス圧低下時にオンするガス密度スイッチの接点、あるいは遮断器本体の油圧操作機構部の油圧が低下した場合にオンする油圧スイッチの接点等である。
【0009】
ところで、現場制御盤7は図9(A)、(B)に示すような外観となっている。すなわち、現場制御盤7にはケース21が設けられ、このケース21内に模擬母線表示部22、操作スイッチ3、切換スイッチ24、警報表示部25及び中継リレー26が設置されている。
【0010】
c.上位システム部
最後に上位システム部について説明する。上位システム部とは通常、変電所制御室に設置されており、上述した現場制御盤7に対してガス絶縁開閉装置の制御情報を送ると共に、現場制御盤7に電源を供給するように構成されている。なお、上位システム部から現場制御盤7へ制御情報を伝えるための伝送手段として、現場制御盤7と変電所制御室との間に電線が並列に配線されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような従来の変電設備において、現場制御盤7内の配線は、電気ケーブルによる配線が主であった。そのため、現場制御盤7が大型化し、ケース21の幅W、奥行D、高さHが大きくなっていた。また、制御システム部と変電機器との間の配線及び制御システム部と上位システム部との間の配線は、両方とも並列配線となっている。従って、配線量が非常に多く、構成が複雑化して変電設備全体の大型化を招いていた。
【0012】
しかも、あらゆる局面で停電が問題となることからも明らかなように、電力が不可欠な現代社会では、電力を安定して供給することが極めて重要である。したがって変電設備には、その小型簡略化を図ると同時に、さらなる信頼性の向上が強く要求されている。
【0013】
本発明は、以上のような状況を鑑みて提案されたものであり、その主たる目的は、上位システム部との関係も含めて小型簡略化が進んだ制御システム部を持つ変電設備を提供することにある。
【0014】
また、本発明の他の目的は、小型簡略化を図りつつ信頼性に優れた変電設備を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変電機器と、前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及び監視を行う制御システム部と、前記制御システム部に対して前記変電機器の制御情報及び電源を供給する上位システム部とから構成された変電設備において、前記制御システム部内には電源の供給を含み、電圧有無が一つの条件となる共通バスが設けられ、この共通バスに対して、前記上位システム部との間で制御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、前記開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、前記変電機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続され、前記開閉装置制御ボード上には、前記開閉装置相互のインターロック条件を設定するインターロック条件回路が設けられたことを特徴とする。
【0016】
このような請求項1の発明では、制御システム部内の共通バスに複数の回路ボードを接続し、共通バスを介して変電機器と上位システム部との間で、制御情報、開閉装置に関する入/切状態情報、操作指令情報及び故障情報を授受することができるので、制御システム部内の配線を電気ケーブルによって行った場合と比べて、制御システム部を小型簡略化することができる。
【0017】
しかも、共通バスに接続され回路ボードのうち、開閉装置制御ボード上にインターロック条件回路を設けたので、インターロック条件を設定するための専用の回路ボードを設ける必要がない。従って、ボードの枚数を削減することができ、回路の集積率を高めることができる。この結果、制御システム部の構成を簡略化することができる。
【0020】
請求項2の発明は、高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変電機器と、前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及び監視を行う制御システム部と、前記制御システム部に対して前記変電機器の制御情報及び電源を供給する上位システム部とから構成された変電設備において、前記変電機器には該変電機器の電流情報及び電圧情報を検出する計器用変流器及び計器用変圧器が設けられ、前記制御システム部内には電源の供給を含み、電圧有無が一つの条件となる共通バスが設けられ、この共通バスに対して、前記上位システム部との間で制御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、前記開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、前記変電機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続され、さらに前記制御システム部には、前記計器用変流器及び前記計器用変圧器からの電流情報及び電圧情報を入力して前記変電機器における回線単位の監視制御を行うサブ制御ユニットが設けられ、このサブ制御ユニットに前記接点信号入出力ボード及び前記上位システム部が接続されたことを特徴とする。
【0021】
このような請求項2の発明では、計器用変流器及び計器用変圧器から変電機器の電流情報及び電圧情報を上位システム部へ伝送する際に、制御システム部内のサブ制御ユニットおよび接点信号入出力ボードを介して、その伝送を行うことができる。したがって、変電機器と上位システム部とを結ぶ電気ケーブルの本数を削減することができる。
【0022】
また、制御システム部のうち、変電機器を回線単位で監視制御するサブ制御ユニットを、他の回路ボードとは独立して設けているため、このユニットは変電機器の各種電力量データを高速且つ大量に処理するよう設定することができる。従って、変電機器の監視に関する制御システム部の信頼性を高めることができ、さらに上位システム部での処理負荷を低減させることが可能となる。
【0023】
請求項3の発明は、請求項2記載の変電設備において、前記サブ制御ユニットが前記開閉装置のインターロック条件を設定するように構成されたことを特徴とする。
【0024】
このような請求項3の発明では、サブ制御ユニットによって開閉装置相互のインターロック条件の設定を変更することができる。従って、制御システム部内の回路ボード上にインターロック条件回路を設けたり、インターロック条件を設定用の回路ボードを備えたりする必要がなく、制御システム部の構成を簡略化することが可能となる。
【0025】
請求項4の発明は、請求項2または3記載の変電設備において、前記制御システム部には前記変電機器近傍での開閉装置操作を行い該開閉装置の入/切状態を表示する操作表示パネルが設けられ、この操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする。
【0026】
このような請求項4の発明では、上位システム部からの制御情報に頼ることなく、制御システム部が操作表示パネルにより開閉装置を操作することができる。このとき、操作表示パネルは変電機器近傍に位置し、且つ変電機器を回線単位で監視するサブ制御ユニットとつながっているので、正確で迅速な操作を行うように、サブ制御ユニットを利用することができる。
【0027】
請求項5の発明は、請求項4記載の変電設備において、前記操作表示パネルにシリアルデータ伝送路が接続され、このシリアルデータ伝送路を介して前記操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする。
【0028】
このような請求項5の発明では、前記操作表示パネルと前記サブ制御ユニットとをシリアルデータ伝送路により接続するため、両者間の伝送方式はシリアルデータ伝送方式となる。従って、制御システム部内の電気ケーブルの本数を削減することができ、制御システム部の構成を簡略化することができる。
【0029】
請求項6の発明は、請求項4記載の変電設備において、前記操作表示パネルに接点信号入出力インターフェイスが設けられ、この接点信号入出力インターフェイスを介して前記操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする。
【0030】
このような請求項6の発明では、前記操作表示パネルと前記サブ制御ユニットとを接点信号入出力インターフェイスにより接続するため、操作表示パネル及びサブ制御ユニット間の情報をすべて接点信号にてやり取りすることができる。従って、小型の操作表示パネル及びサブ制御ユニットでも対応することが可能となり、これにより制御システム部の小型簡略化を実現することができる。
【0031】
請求項7の発明は、請求項2,3,4,5または6記載の変電設備において、前記変電機器には該変電機器の機器状態を監視して監視情報を出力する機器状態監視センサが設けられ、前記制御システム部には前記機器状態監視センサからの監視情報を入力する機器状態監視ボードが設けられ、前記サブ制御ユニットに前記機器状態監視ボードが接続されたことを特徴とする。
【0032】
このような請求項7の発明では、機器状態監視ボードが機器状態監視センサからの監視情報を入力し、これをサブ制御ユニットに出力する。サブ制御ユニットは変電機器を回線単位で監視制御するユニットであるため、機器状態監視ボード自体の回路構成を簡略化することができる。
【0033】
請求項8の発明は、請求項7記載の変電設備において、前記制御システム部には前記機器状態監視ボードにより計測した監視情報の表示を行う監視パネルが設けられ、この監視パネルにシリアルデータ伝送路を介して前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする。
【0034】
このような請求項8の発明では、機器状態監視ボードからの監視情報を制御システム部の監視パネルにより確認することができるため、変電機器の監視をいっそう強化することができる。しかも、監視パネルとサブ制御ユニットとをシリアルデータ伝送路により接続しているので、両者間の伝送方式はシリアルデータ伝送方式となり、制御システム部内の電気ケーブルの本数を削減することができる。
【0035】
請求項9の発明は、請求項8記載の変電設備において、前記監視パネルは前記操作表示パネルと同一のパネル上に構成されたことを特徴とする。
【0036】
このような請求項9の発明では、監視パネル及び操作表示パネルを単一のパネルで構成することができる。そのため、制御システム部の小型簡略化を進めることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例について図面を参照して詳細に説明する。
【0038】
(1)第1の実施の形態…図1〜図3
[構成]
1は第1の実施の形態による変電設備の構成例を示すブロック図、図2は制御システム部の内部構成を示す回路図、図3(A)及び(B)は制御システム部である現場制御盤の外観を示す側面図及び正面図である。
【0039】
第1の実施の形態に係る変電設備は、変電機器である開閉装置主開路30と、制御システム部を構成する現場制御盤40と、上位システム50とによって構成されている。
【0040】
▲1▼変電機器
開閉装置主回路30には、ガス絶縁開閉装置からなる遮断器31、断路器32a、オフライン操作断路器32b、接地装置33a、オフライン操作接地装置33bが接続されている。また開閉装置主回路30には、開閉装置主回路30の電流情報及び電圧情報を検出する手段として、計器用変流器34及び計器用変圧器35が接続されている。
【0041】
遮断器31にはモータ70、引外しコイル71a、71b、投入コイル72a、72b及び遮断器31の開閉状態を検出する補助スイッチ73が設けられている。断路器32aにはモータ75と断路器32aの開閉状態を検出する補助スイッチ76aとが設けられている。また、接地装置33aにはモータ77と接地装置33aの開閉状態を検出する補助スイッチ78aとが設けられている。さらにオフライン操作断路器32b及びオフライン操作接地装置33bにはそれぞれの開閉状態を検出する補助スイッチ76b及び78bが設けられている。また、各開閉装置には、各ガス区画毎にガス密度スイッチ79が設けられている。
【0042】
▲2▼制御システム部
制御システム部である現場制御盤40は、従来の現場制御盤7と同じように、開閉装置主回路30の近傍に配設されており、開閉装置主回路30及び上位システム部50に接続されている。現場制御盤40には操作表示パネル61と、制御回路ユニット69とが設けられている。
【0043】
図3は図1における現場制御盤40の外観図を示している。この図に示すように、現場制御盤40にはケース44が設けられており、ケース44内には制御回路ユニット69が収納されると共に、その前面に操作表示パネル61が配置されている。なお、制御回路ユニット69は、電源ボード63、遮断器制御ボード64、断路器・接地装置制御ボード66、故障接点入力ボード68、接点信号入力ボード60より構成されている。
【0044】
(共通バス62及び操作表示パネル61)
現場制御盤40の制御回路ユニット69内には共通バス62が設けられている。共通バス62には制御回路ユニット69内の各ボードが接続されており、ボードで使用する信号を共有するように構成されている。また、共通バス62は図2に示すように、開閉装置に関する入/切状態情報バス62a、故障情報バス62b及び操作指令情報バス62cから構成されている。
【0045】
操作表示パネル61とは開閉装置主回路30近傍での開閉装置操作を行い該開閉装置主回路30の入/切状態を表示するパネルである。この操作表示パネル61にはローカル操作指令用スイッチ87が設けられている(図2参照)。ローカル操作指令用スイッチ87の出力側には共通バス62の操作指令情報バス62dが接続されている。
【0046】
(ボード)
次に制御回路ユニット69内の各ボードに関して説明する。接点信号入出力ボード60は、上位システム部50からの開閉装置の操作指令情報を共通バス62の操作指令情報バス62cに入力し、開閉装置の入/切状態情報となる補助接点情報を共通バス62の入/切状態情報バス62aに出力し、さらに開閉装置の故障情報を共通バス62の故障情報バス62bに出力するように構成されている。
【0047】
電源ボード63は上位システム部50から電源を供給されるボードである。また、故障接点入力ボード68は、開閉装置の故障情報を取り込み、これを共通バス62の故障情報バス62bに出力する手段であり、ガス密度スイッチ79に接続されている。
【0048】
遮断器制御ボード64及び断路器・接地装置制御ボード66という2つのボードは請求項でいうところの開閉装置制御ボードである。このうち、遮断器制御ボード64は遮断器31を駆動するための手段であって、ボード上に配置したリレー回路で構成されている。この遮断器制御ボード64には遮断器31の各構成要素(モータ70、引外しコイル71a、71b、投入コイル72a、72b及び補助スイッチ73)が接続されている。
【0049】
断路器・接地装置制御ボード66は、断路器32a、オフライン操作断路器32b、接地装置33a及びオフライン操作接地装置33bを駆動するための手段であり、遮断器制御ボード64と同様、ボード上に配置したリレー回路で構成される。断路器・接地装置制御ボード66には断路器32aのモータ75と補助スイッチ76a、接地装置33aのモータ77と補助スイッチ78a、オフライン操作断路器32bの補助スイッチ76b及びオフライン操作接地装置33bの補助スイッチ78bが接続されている。このとき、断路器・接地装置制御ボード66は前記の4つの補助スイッチ76a、78a、76b、78bから電圧有無信号が入力され、2つのモータ75、77を適宜駆動させるようになっている。さらに断路器・接地装置制御ボード66には計器用変圧器35が接続されている。
【0050】
ここで、図2を参照して上記制御回路ユニット69の内部構成を説明する。なお、図2では断路器・接地装置制御ボード66の投入回路部を中心に示している。断路器・接地装置制御ボード66には、補助スイッチ状態取り込み用リレー80と、モータ駆動用リレー84とが設けられている。
【0051】
補助スイッチ状態取り込み用リレー80には断路器32aの補助スイッチ76a及びオフライン接地装置33bの補助スイッチ78bが接続されている。また、補助スイッチ状態取り込み用リレー80には、共通バス62の入/切情報バス62aが接続されている。さらに、補助スイッチ状態取り込み用リレー80の接点及びモータ駆動用リレー84のコイルには、インターロック条件構成回路部88が接続されている。インターロック条件構成回路部88には開閉装置の種類により異なるインターロック条件の設定変更を行うことが可能なジャンパーピン設定部が設けられている。
【0052】
また、モータ駆動用リレー84には断路器32aのモータ75が接続されている。さらに、モータ駆動用リレー84のコイルには故障情報入力用リレー83が接続されており、このリレー83の接点と前記インターロック条件構成回路部88とを介して、操作指令情報入力用リレー81の接点が接続されている。
【0053】
なお、故障接点入力ボード68には開閉装置の故障接点86が接続されており、故障接点取り込み用リレー85が設けられている。故障接点取り込み用リレー85の接点には共通バス62の故障情報バス62bが接続されている。
【0054】
▲3▼上位システム部50
上位システム部50は変電所制御室に設置されている。この上位システム部50と現場制御盤40との間には伝送路51、52及び電源系統54が接続されている。伝送路51は制御回路ユニット69と上位システム部50との間で、緊急性の低い制御情報を伝送するように構成されている。伝送路52は上位システム部50からの保護リレー情報を遮断器制御ボード64に伝送するように構成されている。電源系統54は電源ボード63、遮断器制御ボード64及び断路器・接地装置制御ボード66に接続されている。
【0055】
また、上位システム部50と開閉装置主回路30との間には伝送路53が設けられている。伝送路53は計器用変流器34及び計器用変圧器35からの電流情報及び電圧情報を上位システム部50に直接伝送するように構成されている。
【0056】
[作用効果]
以上のように構成した第1の実施の形態において、上位システム部50からの操作指令情報は、伝送路51を経由して接点信号入出力ボード60へ伝えられ、この接点信号入出力ボード60から共通バス62上の操作指令情報バス62cを介して、遮断器制御ボード64または断路器・接地装置制御ボード66へと伝えられる。また、操作表示パネル61からのローカル操作指令情報も、共通バス62上の操作指令情報バス62cを介して、遮断器制御ボード64または断路器・接地装置制御ボード66に伝えられる。
【0057】
次に、断路器・接地装置制御ボード66を例にとって、操作指令が出力された時の動作について説明する。上位システム部50または操作表示パネル61から出力された操作指令情報は、操作指令情報バス62c上の当該断路器用バスに出力される。断路器・接地装置制御ボード66では、この操作指令情報が電圧有となった時点で、操作指令情報入力用リレー81のコイルが励磁され、接点がONとなる。
【0058】
この時点で、インターロック条件構成回路部88により設定された操作条件が成立していて、故障接点入力ボード67により取り込まれた故障接点86がOFFとなっていれば、故障情報バス62bの当該信号がOFFとなり、断路器・接地装置制御ボード66上の故障接点取り込み用リレー83の接点がOFFとなり、これによりモータ駆動用リレー84のコイルを励磁することができる。この結果、断路器32aのモータ75に電流が流れ、断路器32aが動作する。なお、第1の実施の形態では、現場制御盤40が操作表示パネル61を備えているため、上位システム部50からの制御情報のみに依存するのではなく、操作表示パネル61によっても開閉装置を操作できるので、優れた操作性を確保することができる。
【0059】
また、高速度の応答が要求される保護リレー情報は、伝送路52を経由して直接、遮断器制御ボード64へ伝送することができる。従って第1の実施の形態では、伝送路52を用いることにより必要な範囲でシステムの高速な応答特性を確保できると同時に、緊急性の低い制御情報に関しては伝送路51により対応することができる。
【0060】
このような第1の実施の形態では、制御回路ユニット69内の共通バス62に複数の回路ボードを接続し、共通バス62を介して開閉装置主回路30と上位システム部50との間で、制御情報、開閉装置に関する入/切状態情報、操作指令情報及び故障情報を授受できる。そのため、制御システム部50内の配線を電気ケーブルによって行った場合と比べて、現場制御盤40自体を小型簡略化することができる。具体的には、図3に示す現場制御盤40のケース44の寸法は、図9に示した従来の現場制御盤7のケース21の寸法:W×D×Hに比べて、0.5W×0.7D×0.5Hといった寸法にまで小型化することができる。
【0061】
このような現場制御盤40の小型簡略化に伴い、上位システム部50との関係をも含めて、変電設備全体を小型簡略化を図ることが可能となる。さらに、変電設備の小型簡略化により建設用地も縮小化することができ、コスト削減にも貢献することができる。
【0062】
しかも、第1の実施の形態では、共通バス62に接続され回路ボードのうち、開閉装置制御ボードである断路器・接地装置制御ボード66上にインターロック条件構成回路部88を設けているため、インターロック条件を設定するための専用回路ボードを別個に設ける必要がない。従って、ボードの枚数を削減することができ、回路の集積率を高めることが可能である。この結果、制御回路ユニット69の構成をいっそう簡略化することができる。
【0063】
さらに、第1の実施の形態では、インターロック条件構成回路部88におけるジャンパーピン設定部にてインターロック条件の変更に対応できるため、機器の追加/削減には各ボードの追加/削減によって対処することができる。従って、標準化されたボードを用いることができ、現場制御盤40のコストが安価となるを共に、現場制御盤40の信頼性を向上することができる。
【0064】
(2)第2の実施の形態…図4参照
4は第2の実施の形態による変電設備の構成例を示すブロック図である。なお、図4において、前記図1にて示した同一の構成要素に関しては同一符号を付して示し、説明は省略する。また、制御システム部側と開閉装置側との接続構成並びに開閉装置内の構成要素に関しては、図面の複雑化を避けるために第2の実施の形態の特徴的な部分のみを図示するだけにとどめ、第1の実施の形態と同様の部分については省略する。
【0065】
[構成]
第2の実施の形態に係る変電設備の構成上の特徴は、現場制御盤40内にサブ制御ユニットとして回線制御コンピュータ90が設けられている点にある。回線制御コンピュータ90は、計器用変流器34及び計器用変圧器35からの電流情報及び電圧情報を入力して開閉装置主回路30を回線単位で監視制御するユニットであり、現場制御盤40内に制御回路ユニット69とは独立して設けられている。この回線制御コンピュータ90は開閉装置主回路のインターロック条件を設定するように構成されている。
【0066】
さらに、回線制御コンピュータ90にはシリアルデータ伝送路55、56、57及び共通バス62に接続された接点信号入出力ボード60が接続されている。シリアルデータ伝送路55には上位システム部50が、シリアルデータ伝送路56には操作表示パネル61が、シリアルデータ伝送路57には後で述べる機器状態監視ボード91が、それぞれ接続されている。また、計器用変流器34から回線制御コンピュータ90への回路には補助変流器93が設けられている。
【0067】
ところで、制御回路ユニット69内の共通バス62には前述した回路ボードに加えて、機器状態監視ボード91が接続されている。機器状態監視ボード91には、後述する開閉装置主回路30側のセンサと前記補助変流器93とが接続されており、これらの出力を取り込むように構成されている。また、前段にて述べたように、機器状態監視ボード91は回線制御コンピュータ90に対して、シリアルデータ伝送路57を介して直接接続されている。そのため、機器状態監視ボード91からの出力データは回線制御コンピュータ90にダイレクトに取り込まれるようになっている。
【0068】
開閉装置主回路30側には、ガス圧を検出するガス圧センサ94が設けられている。また、遮断器31、断路器32a及び接地装置33aにはそれぞれ、その駆動部に近接して駆動部の位置を検出する位置センサ95、96及び97が設けられている。ガス圧力センサ94及び位置センサ95、96、97は前記機器状態監視ボード91に接続されており、開閉装置の監視情報をボード91に出力するように構成されている。
【0069】
[作用効果]
以上のように構成した第2の実施の形態において、上位システム部50からの制御情報は、シリアルデータ伝送路55、回線制御コンピュータ90及び接点信号入出力ボード60を経由して、制御回路ユニット69内の各ボードへとそれぞれ伝えられる。例えば、遮断器制御ボード64では、伝送路52を経由して上位システム50からの保護リレー情報が伝えられると共に、現場制御盤40単位で計測、算出した各種の電力量データが回線制御コンピュータ90及びシリアルデータ伝送路55を経由して上位システム部50に伝えられる。
【0070】
この時、回線制御コンピュータ90は上位システム部50とのデータ伝送に、シリアルデータ伝送路55を使用しているので、両者間のデータ伝送方式はシリアルデータ伝送方式となる。そのため、上位システム部50と現場制御盤40とをつなぐ電気ケーブルの本数を削減することが可能となる。
【0071】
また、回線制御コンピュータ90と操作表示パネル61及び回線制御コンピュータ90と機器状態監視ボード91も、シリアルデータ伝送路56、57により接続しているので、現場制御盤40内の電気ケーブルは非常に少ない本数で済むことになる。従って、現場制御盤40の小型簡略化を図ると同時に、その信頼性を高めることができる。
【0072】
さらに、第2の実施の形態では回線制御コンピュータ90が制御回路ユニット69とは独立しているので、現場制御盤40の回路構成を複雑化させることなく、開閉装置主回路30の各種電力量データを高速且つ大量に処理することができる。したがって、現場制御盤40は上位システム部50での処理負荷を低減させつつ、小型簡略化を図ることが可能となる。
【0073】
しかも、回線制御コンピュータ90は、開閉装置主回路30相互のインターロック条件設定を行うようになっているので、遮断器制御ボード64及び断路器・接地装置制御ボード66への操作指令信号をロックすることができる。従って、現場制御盤40の制御回路ユニット69内にインターロック条件を設定するためのボードまたは回路が不要となる。これにより、制御システム部である現場制御盤40の構成を小型簡略化できると同時に、開閉装置制御ボードである遮断器制御ボード64及び断路器・接地装置制御ボード66の標準化を進めることができる。
【0074】
また、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、上位システム部50からの制御情報に頼ることなく、操作表示パネル61により開閉装置主回路30を操作できるが、この時、操作表示パネル61からの操作指令情報及び上位システム部50からの操作指令情報は、いったん回線制御コンピュータ90に取り込まれてから、接点信号入出力ボード60を経由して制御回路ユニット69内の遮断器制御ボード64及び断路器・接地装置制御ボード66へと伝えられる。すなわち、操作表示パネル61は開閉装置主回路30を回線単位で監視する回線制御コンピュータ90とつながっているため、正確且つ迅速な操作に寄与するよう回線制御コンピュータ90を利用することができる。これにより、操作表示パネル61は優れた操作性を発揮することができる。
【0075】
さらに、第2の実施の形態においては、機器状態監視ボード91がガス圧力センサ94により計測されたガス圧力値、共通バス62上の操作指令情報、各位置センサ95、96、97からの信号変化のタイミングより算出した動作時間データ、遮断器31動作時の主回路電流などを取り込んで演算し、回線制御コンピュータ90及びシリアル伝送路57を経由して上位システム50に伝送することができる。
【0076】
第2の実施の形態では、このようにして機器状態監視ボード91が開閉装置主回路30の監視を行うと同時に、回線制御コンピュータ90自体も計器用変流器34及び計器用変圧器35からの電流情報及び電圧情報を入力して各種電力量データを計測し、開閉装置主回路30を回線単位で監視している。この結果、現場制御盤40は非常に高い精度で監視制御を行うことができる。以上のような第2の実施の形態によれば、上位システム部50での処理負荷を上げることなく、上位系をも含めて、制御システム部である現場制御盤40の監視精度を高めることができ、これにより変電設備の信頼性を向上させることができる。
【0077】
(3)第3の実施の形態…図5
[構成]
5は第3の実施の形態による変電設備の構成例を示すブロック図である。なお、第3の実施の形態の基本的な構成は前記第2の実施の形態のそれと同様であるため、図5において、前記図4にて示した同一の構成要素に関しては同一符号を付して示し、説明は省略する。
【0078】
第3の実施の形態では、操作表示パネル61に接点信号入出力インターフェイス61aが設けられている。接点信号入出力インターフェイス61aには伝送路58が接続され、この伝送路58により操作表示パネル61と回線制御コンピュータ90とが接続されている。
【0079】
また、制御回路ユニット69には機器状態監視ボード91により計測した監視情報を入力してその表示を行う監視パネル92が設けられている。監視パネル92にはシリアルデータ伝送路59が接続され、このシリアルデータ伝送路59を介して監視パネル92に回線制御コンピュータ90が接続されている。
【0080】
[作用効果]
このような構成を有する第3の実施の形態においては、操作表示パネル61と回線制御コンピュータ90とを接点信号入出力インターフェイス61aにより接続するため、両者間の情報をすべて接点信号にてやり取りすることができる。従って、小型の操作表示パネル61及び回線制御コンピュータ90でも対応することが可能となり、これにより現場制御盤40の小型簡略化を実現することができる。
【0081】
また、第3の実施の形態では、機器状態監視ボード91からの監視情報を現場制御盤40側の監視パネル92により確認することができる。そのため、変電機器の監視をいっそう強化することができる。しかも、監視パネル92と回線制御コンピュータ90とをシリアルデータ伝送路59により接続しているので、両者間の伝送方式はシリアルデータ伝送方式であり、現場制御盤40内の電気ケーブルの本数を削減して、現場制御盤40の小型簡略化を進めることができる。
【0082】
(4)他の実施の形態
なお、本発明の変電設備は以上のような実施の形態に限定されるものではなく、例えば電設備として、前記監視パネル92と操作表示パネル61とを同一のパネルとし、操作表示・監視パネルを備えた構成した実施の形態も包含する。このような実施の形態によれば、2つのパネルが持つ機能を単一のパネル上に集約することができるので、現場制御盤40をいっそう小型簡略化することができる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の変電設備によれば、制御システム部内に共通バスを設けた共通バスを介して、制御システム部が変電機器に関する入/切状態情報、故障情報、操作指令情報を授受するように構成し、且つ制御システム部内の開閉装置制御ボード上にインターロック条件回路を設けるといった簡単な構成により、インターロック条件を設定するための専用の回路ボードを削減して、上位システム部との関係も含めて制御システム部の小型簡略化を図ることができる。また、制御システム部に変電機器を監視するサブ制御ユニットを設け、このサブ制御ユニットに開閉装置のインターロック条件を設定機能を持たせたり、操作表示パネルや監視パネルを接続したりすることにより、上位システム部での処理負荷を軽減させつつ、変電機器の監視に関する制御システム部の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による変電設備の第1の実施の形態を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態の変電設備における制御回路ユニットの内部構成例を示す回路図
【図3】第1の実施の形態の変電設備における現場制御盤を示す外観図であり、(A)は側面図、(B)は正面図
【図4】本発明による変電設備の第2の実施の形態を示すブロック図
【図5】本発明による変電設備の第3の実施の形態を示すブロック図
【図6】変電機器の一つであるガス絶縁開閉装置の一例を示す平面図
【図7】図5のガス絶縁開閉装置に対応する単線結線図
【図8】図5の現場制御盤内の遮断器制御回路の一例を示す回路図
【図9】図5の現場制御盤を示す外観図であり、(A)は側面図、(B)は正面図
【符号の説明】
1…ブッシング
2…断路器
3a…遮断器
3b…遮断器
4a…主母線断路器
4b…主母線断路器
5…主母線
6…変圧器
7…現場制御盤
10…インピーダンス素子
11…投入指令入力端子
12…切換スイッチ
13…インピーダンス素子
14a…投入コイル
14b…引外しコイル
15…接点
16…接点
19…引外し指令入力端子
21…ケース
22…模擬母線表示部
23…操作スイッチ
24…切換スイッチ
25…警報表示部
26…中継リレー
30…開閉装置主回路
31…遮断器
32a…断路器
32b…オフライン断路器
33a…接地装置
33b…オフライン接地装置
34…計器用変流器
35…計器用変圧器
40…現場制御盤
44…ケース
45…操作表示パネル
50…上位システム部
51、52、53、58…伝送路
54…電源系統
55、56、57、59…シリアルデータ伝送路
60…接点信号入出力ボード
61…操作表示パネル
61a…接点信号入出力インターフェイス
62…共通バス
63…電源ボード
64…遮断器制御ボード
66…断路器・接地装置制御ボード
68…故障接点入力ボード
69…制御回路ユニット
70、75、77…モータ
71a、71b…引外しコイル
72a、72b…投入コイル
73、76a、76b、78a、78b…補助スイッチ
80…補助スイッチ状態取り込み用リレー
81…操作指令情報入力用リレー
83…故障情報入力用リレー
84…モータ駆動用リレー
85…故障接点取り込み用リレー
86…故障接点
87…ローカル操作指令スイッチ
88…インターロック条件構成回路部
90…回線制御コンピュータ
91…機器状態監視ボード
92…監視パネル
93…補助変流器
94…ガス圧センサ
95、96、97…位置センサ

Claims (9)

  1. 高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変電機器と、前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及び監視を行う制御システム部と、前記制御システム部に対して前記変電機器の制御情報及び電源を供給する上位システム部とから構成された変電設備において、
    前記制御システム部内には電源の供給を含み、電圧有無が一つの条件となる共通バスが設けられ、
    この共通バスに対して、前記上位システム部との間で制御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、
    前記開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、
    前記変電機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続され、
    前記開閉装置制御ボード上には、前記開閉装置相互のインターロック条件を設定するインターロック条件回路が設けられたことを特徴とする変電設備。
  2. 高電圧充電部を絶縁媒体と共に接地金属容器に収納してなる開閉装置を含む複数の変電機器と、前記変電機器の近傍に配設されて当該変電機器の制御及び監視を行う制御システム部と、前記制御システム部に対して前記変電機器の制御情報及び電源を供給する上位システム部とから構成された変電設備において、
    前記変電機器には該変電機器の電流情報及び電圧情報を検出する計器用変流器及び計器用変圧器が設けられ、
    前記制御システム部内には電源の供給を含み、電圧有無が一つの条件となる共通バスが設けられ、
    この共通バスに対して、前記上位システム部との間で制御情報のやり取りを行う接点信号入出力ボードと、
    前記開閉装置の入/切状態情報を取り込み前記開閉装置に操作指令情報を出力する開閉装置制御ボードと、
    前記変電機器の故障情報を取り込む故障接点入力ボードとが接続され、
    さらに前記制御システム部には、前記計器用変流器及び前記計器用変圧器からの電流情報及び電圧情報を入力して前記変電機器における回線単位の監視制御を行うサブ制御ユニットが設けられ、
    このサブ制御ユニットに前記接点信号入出力ボード及び前記上位システム部が接続されたことを特徴とする変電設備。
  3. 前記サブ制御ユニットが前記開閉装置相互のインターロック条件を設定するように構成されたことを特徴とする請求項2記載の変電設備。
  4. 前記制御システム部には前記変電機器近傍での開閉装置操作を行い該開閉装置の入/切状態を表示する操作表示パネルが設けられ、この操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする請求項2または3記載の変電設備。
  5. 前記操作表示パネルにはシリアルデータ伝送路が接続され、このシリアルデータ伝送路を介して前記操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする請求項4記載の変電設備。
  6. 前記操作表示パネルには接点信号入出力インターフェイスが設けられ、この接点信号入出力インターフェイスを介して前記操作表示パネルに前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする請求項4記載の変電設備。
  7. 前記変電機器には該変電機器の機器状態を監視して監視情報を出力する機器状態監視センサが設けられ、前記制御システム部には前記機器状態監視センサからの監視情報を入力する機器状態監視ボードが設けられ、前記サブ制御ユニットに前記機器状態監視ボードが接続されたことを特徴とする請求項2,3,4,5又は6記載の変電設備。
  8. 前記制御システム部には前記機器状態監視ボードにより計測した監視情報の表示を行う監視パネルが設けられ、この監視パネルにシリアルデータ伝送路を介して前記サブ制御ユニットが接続されたことを特徴とする請求項7記載の変電設備。
  9. 前記監視パネルは前記操作表示パネルと同一のパネル上に構成されたことを特徴とする請求項8記載の変電設備。
JP29138196A 1996-11-01 1996-11-01 変電設備 Expired - Lifetime JP3887438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29138196A JP3887438B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 変電設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29138196A JP3887438B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 変電設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10136519A JPH10136519A (ja) 1998-05-22
JP3887438B2 true JP3887438B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=17768190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29138196A Expired - Lifetime JP3887438B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 変電設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3887438B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5166204B2 (ja) * 2008-10-24 2013-03-21 株式会社東芝 ガス絶縁遮断器システムおよびガス絶縁遮断器監視方法
WO2019123641A1 (ja) * 2017-12-22 2019-06-27 三菱電機株式会社 スイッチギヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10136519A (ja) 1998-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101231815B1 (ko) 가스절연 개폐장치용 차단기의 동작상태 감시진단장치
EP1468479B1 (en) A medium voltage integrated switchgear
US7218493B2 (en) Circuit breakers with integrated current and/or voltage sensors
JP2009516337A (ja) スイッチング装置の上流に配置された保護装置の監視方法
JP3887438B2 (ja) 変電設備
US5625530A (en) Gas insulated switchgear equipment including a bypass bus and bypass disconnecting switch
JP2001157381A (ja) 変電機器制御監視装置
JP3827768B2 (ja) 変電設備
JP2002171616A (ja) 変電機器制御盤
JP3302224B2 (ja) 変電設備
JPH09308027A (ja) 変電設備
JPH0946833A (ja) 変電設備
JPH0956023A (ja) 変電設備
JP2002354617A (ja) 複合型ガス絶縁開閉装置
JP2000013930A (ja) 変電設備
JPH11164430A (ja) 変電機器監視制御盤
JPS63209412A (ja) ガス絶縁開閉装置の予防保全システム
JP2645005B2 (ja) 開閉機器動作時間計測システム
JP3560650B2 (ja) 変電設備
JPH1014029A (ja) 変電設備
JPH11299014A (ja) 開閉装置の補助スイッチ回路
JP2001136609A (ja) 制御回路装置及びこれを用いたスイッチギヤ
JPH06187898A (ja) 回路遮断器
Katschinski et al. A new generation of control and diagnostic techniques for gas insulated switchgear
JPH07177623A (ja) ガス絶縁開閉器制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040116

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term