JP3885717B2 - 電子音楽装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外部記憶手段の設定情報に基づいてパワーオン時の初期設定を行うことで、仕向け先に応じた初期設定の便を図った電子音楽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子楽器やシーケンサなどの電子音楽装置においては、楽曲データにより音信号を発生させる時やユーザ操作により演奏する時の各種機能に関する(初期)設定値が、電池バックアップされたSRAMや内蔵フラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されている。このような電子音楽装置の電源をONした時には、SRAMや内蔵フラッシュメモリなどの記憶装置から各機能の設定値を読み出し、これによって初期設定をして立ち上げるようになっている。
【0003】
電子音楽装置には、日本や海外など複数の仕向け地によって異なる機能の設定が要求されるので、このような記憶装置は、電子音楽装置本体に実装され且つ仕向け地毎に異なる仕様の設定値を記憶させておく必要がある。従って、電子音楽装置本体は、仕向け地毎に異なる仕様の構成になってしまい、製造販売現場では、生産時から仕向け地毎に区分けした管理や取扱いが必要になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような事情に鑑み、外部記憶媒体の設定情報を利用することにより、複数の仕向け先毎に異なる機能の設定値が要求される場合でも、装置本体の構成変更を要することなく、パワーオン時に所望の初期設定を行い、管理及び取扱いの便を図ることができる電子音楽装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、本電子音楽装置の変更可能な複数の機能についてデフォルト情報(DF)を記憶している内蔵記憶手段(3)と、これらの機能について設定情報(ST)を記憶している外部記録媒体(4m)の着脱が可能な外部記憶手段(4)と、電源投入時に、外部記憶媒体(4m)に記億された設定情報(ST)の読出しを試み、設定情報(ST)が読み出された機能については、当該設定情報(ST)に基づいて初期設定して立ち上げ、設定情報(ST)が読み出されない機能については、内蔵記憶手段(3)から読み出されるデフォルト情報(DF)に基づいて初期設定して立ち上げるように制御する制御手段(S1〜S5)とを具備し、外部記録媒体(4m)は設定情報を複数記憶可能であり、さらに、ユーザ操作に基づき設定される新たな設定情報(ST:STa,STb,…)を外部記録媒体(4m)に書き込む設定変更手段(S10)と、外部記録媒体(4m)に記録された複数の設定情報(ST:STo,STa,STb,…)から、次回の電源投入時における初期設定に利用される設定情報(ST)を指定する指定手段(S10)とを具備する電子音楽装置〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、後述する実施例における参照記号又は用語を表わす。
【0006】
この発明による電子音楽装置では、外部記録媒体(4m)は、この電子音楽装置と共にユーザに提供されるものであり、この電子音楽装置の仕向け先に応じた設定情報(ST:STo)を記憶している構成とすることができる〔請求項2〕。
【0007】
〔発明の作用〕
この発明による電子音楽装置(請求項1)は、ユーザ操作演奏や楽音信号発生などの各種音楽情報処理を行う際に、例えば、ディスプレイに表示する文字の使用言語の設定や表示内容の選択、パワーオン時に自動演奏させるデモ曲の指定など、自在に変更し得る動作機能について、装置に内蔵される読出専用記憶手段(ROM)などの内蔵記憶手段(3)にデフォルト情報(DF)を記憶しておくと共に、外部記憶装置として外部記憶手段(4)に着脱自在に設けられたメモリカード〔例えば、スマートメディア(登録商標)〕等の可搬性の外部記録媒体(4m)には、設定情報(ST)を記憶しておく。電子音楽装置の電源投入時には、優先的に、外部記録媒体(4m)に記億された各機能の設定情報(ST)を読み出す(S1)。ここで、設定情報(ST)が取得される場合は(S2→YES)、当該設定情報に基づいて、対応する機能を初期設定して立ち上げるが(S3→S5)、外部記録媒体(4m)に設定情報が記憶されていなかったり外部記録媒体(4m)が外部記憶手段(4)に装着されていないなど、設定情報(ST)が取得されない場合に限って(S2→NO)、内蔵記憶手段(3)から読み出したデフォルト情報(DF)に基づいて、対応する機能を初期設定して立ち上げるようにする(S4→S5)。また、外部記録媒体(4m)は設定情報を複数記憶可能であり、設定変更手段(S10)によりユーザが変更しセットした機能の設定情報(ST:STa,STb,…)を外部記憶媒体(4m)に記憶することができ、指定手段(S10)により、外部記録媒体(4m)に記録された複数の設定情報(ST:STo,STa,STb,…)の中から、次回の電源投入時における初期設定に利用される設定情報(ST)を指定する。
【0008】
従って、この発明によれば、電子音楽装置本体を共通仕様の構成にしておき、電子音楽装置の需要先の要求に応じた外部記録媒体(4m)の設定情報(ST)を活用して、電子音楽装置を最適な設定動作条件で自動的に立ち上げることができる。また、設定変更手段によりユーザが変更しセットした種々のユーザ設定情報(STa,STb,…)を持ち運び可能な外部記憶媒体(4m)に記憶させ、外部記憶媒体に記憶された種々の設定情報(STo,STa,STb,…)の中から指定された設定情報を電子音楽装置の初期設定に適用して機能設定の自由度を向上することが可能となる。
【0009】
さらに、この発明による電子音楽装置においては、外部記憶媒体(4m)は、当該電子音楽装置と共にユーザに提供され、予め電子音楽装置の各仕向け先に応じて異なる設定情報(ST:STo)を記憶しておくように構成しているので(請求項2)、例えば、仕向け地が複数有り、仕向け地毎に電子音楽装置の機能を設定変更しなければならない場合でも、仕向け地毎に同梱される可搬性の外部記憶媒体(4m)の記憶内容を変更するだけでよく、電子音楽装置本体は共通の仕様で済むので、管理や取扱いが楽になる。特に、電子音楽装置にカラオケ機能があり、ディスプレイに歌詞表示する場合などには、仕向け地毎に使用する言語を替える必要があるが、仕向け地に適した使用言語の指定情報を設定情報(ST)として予め外部記憶媒体(4m)に記憶させておけば、この指定情報に基づいて仕向け地に対応することができる。
【0010】
なお、この発明の電子音楽装置の設定変更手段(S10)は、さらに、複数のユーザ(A,B,…)毎に設定情報(STa,STb,…)を外部記憶媒体(4m)に記憶するように構成することができる。これによって、各機能につき各ユーザがセットしたユーザ別設定情報(STa,STb,…)を可搬性の外部記憶媒体(4m)に記憶させ、自機及び他の同タイプ電子音楽装置に種々の設定情報(STo,STA,STb,…)を任意多様に適用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成ブロック図を示す。この例では、電子音楽装置は電子楽器であり、その機能の初期設定値(ST)を記憶する脱着自在の外部記録媒体として、スマートメディア等のメモリカード4mが用いられる。この電子楽器は、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、メモリカード(スマートメディア)記憶装置4、他の外部記憶装置5、入力操作部6、ディスプレイ(表示部)7、音源部8、効果回路9、オーディオ及びネットワークインターフェース(I/F)10,11などが備えられ、これらの装置1〜11はバス12を介して互いに接続される。
【0012】
CPU1は、所定の実行プログラムに従い、この電子楽器の立上げ設定を含む基本的処理の外に、演奏操作に基づく演奏データ生成、楽曲データの自動演奏、楽音信号や音信号への効果付与、等々、種々の音楽的情報処理を実行する。RAM2は、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。また、ROM3には、これらの処理を実行するための各種実行プログラムや、各種パラメータ、機能設定用デフォルト情報(DF)などの電子楽器の立上げ時に必要なデータ等が記憶される。
【0013】
メモリカード記憶装置4は、“スマートメディア”と呼ばれる小型メモリカード4mを読み書きする外部記憶装置である。ここで、記録媒体となるメモリカード4mは、電子楽器立上げ時に優先的に利用される機能設定用外部情報(ST)などの情報が記憶され、電子楽器本体に同梱して提供されるのが好ましいが、別途、ユーザ自身で購入するなどようにしてもよい。この場合、ユーザが購入したものなどでは、外部設定情報(ST)を持たないこともある。
【0014】
他の外部記憶装置5は、CD−R(Compact Disc Recordable )、CD−RW(C D ReWritable)、フレキシブルディスク(FD)等の他の記憶媒体を駆動するドライブ装置であり、この電子楽器で利用される楽曲データなどの音楽情報や、各種実行プログラム、各種パラメータなどを保存しておくことができる。他の記録媒体としては、読み書き可能な脱着可能メモリであれば、何でもよいが、より安価で手に入りやすいものが好ましい。
【0015】
入力操作部6は、各種操作子の操作内容を検出してシステム内に導入するものであり、これらの操作子には、鍵盤やホィール等の演奏楽音入力用演奏操作子と、数字/カーソルキーや設定ボタン(パネルスイッチ)等の各種設定用パネル操作子とがある。例えば、鍵盤からは、キーオン/オフ、ノート番号、ベロシティ信号が発生され、これらの信号に基づいて演奏データが生成される。また、パネルスイッチには、Functionボタンや、Enterボタン等が含まれる。
【0016】
ディスプレイ(表示部)7は、各種画面を表示するディスプレイや各種インジケータ(ランプ)を備え、これらの表示/点灯内容をCPU1からの指令に従って制御し、入力操作部5の操作に対する表示援助を行う。例えば、ディスプレイには、パネル操作子で選択された楽曲の曲名又はファイル名、楽譜、歌詞などを表示したり、各機能の現在設定値(FN)の変更画面を表示したり、或いは、選択された背景画像を表示する。また、レッスン機能実行時には、楽曲データの進行と共に、ディスプレイにより左右パートの押鍵すべき鍵盤を表示したり、鍵盤の各鍵毎に近傍に装着したガイドランプを点灯したりする。
【0017】
音源8は、鍵盤からの演奏データや自動演奏される楽曲データに対応する楽音信号を生成し、この楽音信号には、効果付与DSPを含む効果(エフェクト)回路9により、所定の効果が付与される。また、オーディオI/F10は、A/D変換機能を有し、カラオケ機能などのためにマイクロフォンMKなどからのアナログ音信号を入力することができる。効果回路9は、音源8からの楽音信号やマイクMKからの入力音声に対して、リバーブ、コーラス等の効果(エフェクト)を付与し、効果回路9に接続されるサウンドシステム13は、D/A変換部やアンプ、スピーカを備え、効果が付与された楽音信号や音信号に基づく楽音を発生する。なお、効果回路9において付与される効果の種類や掛かり具合は、エフェクト機能の設定値を変更することによって制御される。
【0018】
また、ネットワークI/F11は、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などの一般用通信ネットワークCN或いはMIDIネットワークなどに接続され、これらのネットワークを介して、外部の音楽情報サーバやパーソナルコンピュータ(PC)或いは他の電子楽器(MIDI機器)KDと必要な各種情報を授受することができる。例えば、外部の音楽情報サーバなどから通信ネットワークCNを通して音楽に関する各種実行プログラムやデータを取得したり、他の電子楽器KDからMIDI楽曲などの音楽情報を取得する。従って、この電子楽器に関する機能の設定情報や、必要な楽曲データ、背景画像データなどは、外部のPCや電子楽器KDから受信するようにしてもよい。
【0019】
〔機能の設定〕
この発明の一実施例による電子音楽装置(電子楽器)では、この電子楽器の仕向け先に出荷する時にメモリカード(スマートメディア等)4mが同梱され、メモリカード4mには、当該電子楽器の種々の機能に関する外部設定情報(単に設定情報ともいう)が、仕向け先の要求に応じた初期設定内容で記憶される。また、当該電子楽器本体に内蔵されるROM3にも、別途、当該機能のデフォルト情報DFが記録されている。なお、記号“ST”,“DF”は、設定情報ST及びデフォルト情報DFの内容である外部設定値(単に設定値ともいう)又はデフォルト値自体を表わすことがある。この電子楽器の電源を投入した際は、ROM3のデフォルト情報DFに優先して、メモリカード4mの設定情報STが自動的に読み出され、設定情報STに基づき、対応する諸機能が初期設定されて立ち上げられる。
【0020】
図2は、設定情報STの対象になり得る電子楽器の動作機能について、機能番号(第1欄)及び名称(第2欄)別に、パラメータ値(第3欄)、“外部設定値STの範囲”(第4欄)及び“デフォルト値DF”(第5欄)を例示したものである。ここで、“外部設定値STの範囲”は、メモリカード(スマートメディア)4mに記憶される設定情報STの内容として取り得るレベル範囲を表わし、メモリカード4mには、この範囲内で採用されたレベルに対応するパラメータ値が設定情報STとして機能番号毎に記憶される。また、“デフォルト値DF”は、ROM3に機能番号毎に記録されるデフォルト情報DFの内容であり、メモリカード4mから設定情報STを取得できない場合の初期設定に使用される。
【0021】
図2を用いてこの発明の一実施例による電子音楽装置(電子楽器)の概略的な特徴を説明する。この電子楽器では、演奏データ生成や楽音信号発生などの各種音楽情報処理において自在に変更し得る動作機能(第1,2欄)について、デフォルト情報DF(第5欄)を内蔵ROM3に記憶しておくと共に、メモリカード記憶装置4に着脱自在のメモリカード4mには、設定情報ST(第3,4欄の範囲から選択される)を記憶しておく。電源投入時には、メモリカード4mの設定情報STの読出しを優先し、設定情報STが取得される機能については、当該設定情報に基づいて、対応する機能を初期設定して立ち上げる。また、メモリカード4mに設定情報がなかったりメモリカード4mが装着されていないなど、設定情報STが取得されない場合には、ROM3から読み出したデフォルト情報DFに基づいて、対応する機能を初期設定して立ち上げる。例えば、出荷時に、日本、海外等の電子楽器の仕向け地毎に対応する設定情報ST(=STo)をメモリカード4mに記録しておくことにより、電子楽器本体の仕様を全く共通にしつつ各仕向け地に適した仕様で動作させることができる。
【0022】
さて、各機能について具体的な説明を補足する。機能番号“1”の“言語切換え”(以下、“言語”と略称される。)は、ディスプレイ7に表示する文字に使用される言語を設定する機能を表わし、ディスプレイの表示は、設定された言語に従った内容になる。この例では、共通語として常用される英語(English=パラメータ値“0” )の表記仕様がROM3のデフォルト値DFに設定されているが、メモリカード4mの設定情報STには、英語(English )又は日本語(Japanese)の何れかをパラメータ値“0”,“1”で設定しておくことができる。
【0023】
機能番号“2”のDemo再生は、装置のパワーオン時にデモンストレーション用楽曲(デモ曲)を自動演奏させるか(ON=パラメータ値“1”)させないか(OFF=同“0”)の機能を設定する。機能番号“3”のDemoSongは、デモ曲演奏の場合に、例えば、64の楽曲中から演奏すべき曲をパラメータ値“0”〜“63”を設定する機能であり、図示のデフォルト値DFのようにデモ曲を演奏しない場合には当該機能のデフォルト値(0)は無効となる。
【0024】
また、機能番号“4”ではディスプレイ7の画面における背景画像を選択し(但し、パラメータ“0”は背景画像なし)、機能番号“5”ではベロシティの感度を設定し、機能番号“6”ではメイン音色を設定する。機能番号“7”は、メイン音色の楽音信号に対する音量値を選択する機能であり、このデフォルト値DFは、機能“6”で設定されたメイン音色に対応して予め定められた値である。
【0025】
機能番号“8”は、メイン音色の楽音信号に対して基準となるオクターブ位置を設定する機能であり、基準オクターブ(C4〜B4)からのシフト量を5段階(−2オクターブ=パラメータ“0”〜+2オクターブ=パラメータ“4”)で選択することができ、デフォルト値DFにはシフト量=0オクターブの基準オクターブが設定されている。機能番号“9”は、メイン音色の楽音信号に対するパン(音像定位)の値を設定する機能であり、デフォルト値DFは、機能“6”で設定されたメイン音色に対応して予め定められた値になっている。以下の機能については図2の内容で説明に替えるが、この電子楽器では、鍵盤操作に対応して2音色で演奏するデュアル音色生成機能や、演奏レッスン(採点、ガイド等)、カラオケ(マイク音量等)などの機能を実現するための設定が可能である。
【0026】
なお、この実施例では、図2に示されるように、全ての機能の設定値が、設定情報STに基づいて初期設定されるものとしているが、一部の重要又は必要な機能(例えば、機能番号“1”〜“8”など)の設定値だけを設定情報STに採用し、限定された機能についてのみ設定情報STに基づき初期設定され、他の機能については、共通的な仕様設定になっているROM3のデフォルト情報DFに従うようにしてもよい。この場合、設定情報STに基づいて所定の機能が初期設定され、他の機能については開梱当初デフォルト値DFで初期設定されるが、その後、何れの機能も必要に応じてユーザにより適宜変更可能とする。
【0027】
〔各記憶手段の記憶内容〕
次に、図3及び図4は、この発明の一実施例による電子音楽装置(電子楽器)における各記憶手段の記憶内容を説明するための図である。まず、電子楽器本体に内蔵されるROM3は、図3(1)左側に例示するように、各種実行プログラム、各機能のデフォルト情報DF、デモ曲データ、背景画像データなどの記録領域を備える。ここで、実行プログラムには、この電子楽器の立上げを含む基本的動作処理を行うための基本的処理プログラム、演奏操作子の演奏操作に基づく演奏データの生成や、楽曲データの自動演奏、楽音信号や音信号への効果付与など種々の音楽情報処理プログラムが含まれる。
【0028】
デフォルト情報DFは、図2の第4欄(最右欄)の例に示すように、各種機能(右欄)について共通的な仕様レベルとなるデフォルト値を表わす。図3(1)では、この例に従って、中央上段に示されるように、“言語”、“Demo再生”、“DemoSong”等の機能(左欄)が、パラメータ値“0”,“0”,“0”等(右欄)で、英語、オフ、設定せず等に設定されている。
【0029】
デモ曲データは、特にデフォルト情報DFとして用意されているデモンストレーション用楽曲データであるが、電源オン時のみならず、自動演奏用にも利用することができ、例えば、図3(1)中央部中段に示されるように、10曲の楽曲データ“楽曲データ1”〜“楽曲データ10”がある。各楽曲データは、図3(1)右側に示されるように、SMFデータ、楽譜表示補助データ、歌詞データなどがある。ここで、歌詞データについては、MIDI規格のメタイベント形式にするのが一般的である(SMFデータのメタイベントに含まれる)が、他の形式でもよいので、括弧書きで図示している。楽譜表示補助データは、SMFデータを分析して、音符、休符、拍子、調などからなる楽譜記号を抽出し、ディスプレイ7に楽譜を表示するときに、より楽譜らしくなるように追加される情報であり、例えば、楽譜記号の位置情報、改段改頁情報、音部記号、小節線、速度記号などがある。なお、楽曲データは、SMF以外のフォーマツトでもよい。
【0030】
ROM3の背景画像データは、ディスプレイ画面下地用として電子楽器本体に予め用意されるものであり、例えば、図3(1)中央部下段に示されるように、2つの“画像データ1”,“画像データ2”がある。これらの背景画像データには、BMP形式が採用されるが、JPEG形式等の他の汎用形式でもよい。
【0031】
メモリカード(スマートメディア)4mには、図3(2)の左側に例示するように、各機能の設定情報ST、楽曲データ、背景画像データ、レジストレーションデータ等のその他データが記録されるエリアを備え、例えば、「機能レベルの設定値」と呼ばれるエリアには、各機能の設定情報STが記録される。この情報STは、前述したように、メモリカード4mが使用される電子楽器の各種機能の設定値を表わし、各機能(図2第1,2欄)のレベル範囲(同第4欄)から選択されたレベルの初期設定値をパラメータ値(同第3欄)で指定するものである。
【0032】
各機能の設定情報STは、図3(2)中央上部に示されるように、“ユーザA(出荷時)”、“ユーザB”、“ユーザC”、…などのユーザ別情報STa(STo),STb,STc,…がユーザ別エリアにセットになって記録される。各ユーザ別情報は、図3(2)右側上部に示すように、ROM3のデフォルト情報DFと同様の形式である。ここで、“ユーザA(出荷時)”設定情報STa(STo)は、当該電子楽器の当初の使用開始時には、仕向け先の要求に応じて予め選択された出荷時の初期設定値を表わす出荷時設定情報SToが記録されており、当該電子楽器の使用開始後、出荷時設定情報SToがユーザAの設定情報STaに書換え可能であることを表わしている。また、“ユーザB”以下のユーザ別情報STb,STc,…は、“ユーザA(出荷時)”情報STa(STo)とは別に、当該電子楽器の使用開始後ユーザが任意に設定し得る機能の設定値であり、必要に応じて順次セットを追加していくことができる。従って、ユーザが変更した種々の設定情報を持ち運び可能なメモリカード4mに記憶させて、当該電子楽器或いは他の同じタイプ/機種の電子楽器にユーザ設定情報STa,STb,…を適用し、機能設定の自由度を向上することができる。
【0033】
メモリカード4mの楽曲データは、ROM3のデモ曲データに加えて、当該電子楽器でデモ曲又は自動演奏曲として再生することができる楽曲データであり、図3(2)中央部の中段に示されるように、例えば、楽曲データ“楽曲データ11”以下の54曲が用意される。これらの楽曲データは、図3(2)右側下段のように、ROM3の楽曲データと同様のフォーマットである。また、メモリカード4mの背景画像データも、ROM3の背景画像データと同じフォーマットであり、同様に、ディスプレイ画面の下地などに使用することができ、例えば、図3(2)中央部下段のように“画像データ1”以下の3画像がある。
【0034】
電子楽器が動作する際、図4に示されるような情報をメモリカード4m又はROM3から読み込んでRAM2上にロードする。すなわち、動作機能の初期設定に当っては、メモリカード4m又はROM3に記録されている設定情報ST又はデフォルト情報DFを“機能の現在設定値FN”としてRAM2上にロードされる。また、各種処理における選択的な指示に従ってメモリカード4m又はROM3から読み出される楽曲データや背景画像データ、レジストレーション等のその他データも、RAM2上に現在データとしてロードされる。
【0035】
〔動作フロー例〕
図5及び図6は、この発明の一実施例による電子音楽装置(電子楽器)の動作例を表わすフローチャートを示す。この動作フローに従って、この電子楽器の立上げ時等の機能設定を含む動作の流れを説明する。
【0036】
この電子楽器の電源をオンすると、CPU1は、メモリカード(スマートメディア)4mに対して、機能の設定情報STの読出しを試み(ステップS1)、設定情報STの存否を調べる(ステップS2)。ここで、設定情報STが存在すると(S2→YES)メモリカード4mから設定情報STをRAM2上に読み出し(ステップS3)、そうでないときは(S2→NO)ROM3から機能レベルのデフォルト情報DFを読み出して、現在設定情報FNとする(ステップS4)。
【0037】
次いで、CPU1は、RAM2上の現在設定情報FNに基づいて、この電子楽器を初期設定して初期状態に立ち上げる(ステップS5)。具体的には、読み出した設定情報ST又はデフォルト情報DFの内容値をRAM2の“機能の現在設定値”記憶エリアに転送して現在設定値FNとしてセッティングし、立上げ処理のプログラムに沿って現在設定値に基づく立上げ処理を行う。
【0038】
CPU1は、続いて、所定の実行プログラムに沿い、ユーザ操作に応じて、例えば、以下の(1)〜(8)のように、現在設定情報STに基づく各機能を実現する音楽的情報処理を実行する(図6:ステップS6):
(1)文字、記号、画像をディスプレイ画面7に表示する機能、
(2)楽曲データを自動演奏(再生)する機能、
(3)演奏操作子の操作(押鍵)を検出して対応する楽音信号を発生する機能、
(4)楽音信号や音信号に効果を付与する機能、
(5)デュアル音色演奏を行う機能、
(6)レッスン機能
(7)カラオケ機能
(8)その他の電子楽器の処理を実行する機能、等々。
【0039】
さらに、CPU1は、RAM2上にロードされている“機能の現在設定値”をユーザが変更したか否かを判断し(ステップS7)、変更操作があったときには(S7→YES)、変更内容に応じてRAM2上の“機能の現在設定値”情報を変更する設定変更処理(ステップS8)が行われる。設定変更処理(S8)における設定情報変更手順は、例えば、以下のようにして行われる。
【0040】
この設定値変更処理は、まず、ユーザによりパネル操作子6のFunctionボタンがオン操作されることにより始まる。CPU1は、このボタン操作を検出すると、変更すべき機能の選択画面をディスプレイ7に表示して、所望の機能名(図2第2欄)を選択すべき旨をユーザに促す。ユーザの選択操作があると、さらに、選択された当該機能の設定画面を表示し、この画面を用いて所望の機能レベルを入力すべき旨をユーザに促す。ユーザにより、これに対応する入力があると、入力された機能レベルをRAM2の所定領域に一時記憶しておき、さらに、Enterボタンが押されると、RAM2上の当該機能の現在設定値に対応する場所に書き込んで“機能の現在設定値FN”を変更する。
【0041】
“機能の現在設定値”の変更操作がないと判定した場合(S7→NO)又は設定値変更処理後は(S8)、ユーザによりパネル操作子6のFunctionボタンの特定操作がなされたか(例えば、2秒以上押されたか)否かを判定し(ステップS9)、このボタンの特定操作があるときは(S9→YES)更にメモリカード4mへの機能設定処理(ステップS10)を実行する。
【0042】
この機能設定処理(S10)では、CPU1は、まず、ユーザ指定画面を表示し、ユーザにメモリカード4mのユーザ別「機能レベルの設定値」エリア〔ユーザ別設定情報STa(STo),STb,STc,…の格納領域〕から書込み先を選択させる。ここで、パネル操作子6の別のボタンのユーザ操作によりユーザ種別(A,B,C,…)が指定され、更にEnterボタンが押されると、CPU1は、指定されたユーザ別「機能レベルの設定値」エリアにRAM2上の“機能の現在設定値FN”を書き込む。また、現在設定値FNの書込み後は、書込みされたエリアのユーザ別設定情報が当該電子楽器又は他の同一タイプ/機種の電子楽器の次回の立上げ時に使用されるように自動的に設定されるが、ユーザ操作により「立上げ設定情報の指定」を指示しユーザ別「機能レベルの設定値」エリアから次回立上げ時に使用される設定情報STを指定することができる。
【0043】
なお、ユーザ種別指定操作なくEnterボタンが押された場合は、機能の設定情報STが未だ格納されていない最初のユーザエリアが自動的に指定され、指定されたエリアにRAM2上の現在設定情報FNを書き込み、当該エリアに書き込まれた内容が次回の立上げ時の設定情報STに使用されるように自動的に設定される。例えば、当該電子楽器の最初の利用時から設定値変更がない(ユーザAのエリアに出荷時設定情報SToのみが記憶されている)間は、自動的に、現在設定値FNをユーザBのエリアの設定情報STbとして書き込むと共に、この設定情報STbが次回立上げ時に設定情報STとして使用されるように設定する。
【0044】
そして、Functionボタンの特定操作がないとき(S9→NO)又は機能設定値記憶処理後は(S10)、この電子楽器の動作を終了する指示がない間(S11→NO)、上述の音楽的情報処理(S6)〜機能設定処理(S10)を繰り返し、終了指示があると(S11→YES)この動作フローを終了する。
【0045】
〔種々の実施態様〕
以上、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明したが、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、種々の態様で実施することができる。例えば、機能の設定値を記録するための外部記憶手段は、実施例のようにスマートメディア等のメモリカードだけでなく、コンパクトフラッシュ(R)のようなその他のフラッシュメモリ、CD−R/RW、FD、DVD−R/RW/RAM、DVD+RWなど、読み書き可能で且つ着脱自在の記憶メディアなら何でもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、電子音楽装置の各種音楽情報処理において自在に変更し得る動作機能について、デフォルト情報を内蔵記憶手段に記憶しておくだけでなく、メモリカード等の着脱自在な可搬性の外部記録媒体に設定情報を記憶しておき、電源投入時には、外部記録媒体の設定情報読出しを優先し、設定情報が取得される機能については、当該設定情報に基づき初期設定して立ち上げを行い、設定情報が取得されない機能については、内蔵記憶手段から読み出したデフォルト情報に基づき初期設定を行って立ち上げるようにすると共に、ユーザがセットした設定情報を外部記憶媒体に記憶し、外部記録媒体に記録された複数の設定情報から次回の電源投入時における初期設定に利用される設定情報を指定するようにしているので、電子音楽装置本体を共通仕様の構成にしておき、パワーオン時には、当該電子音楽装置の需要先の要求に応じた外部記録媒体の設定情報を活用して最適な設定動作条件で自動的に立ち上げることができると共に、外部記憶媒体に記憶された種々の設定情報から指定された設定情報を電子音楽装置の初期設定に適用して機能設定の自由度を向上することが可能となる。例えば、複数の仕向け先毎に電子音楽装置の機能を設定変更しなければならない場合でも、仕向け先毎に同梱される可搬性記憶媒体の設定情報を変更するだけでよく、電子音楽装置本体は共通の仕様で済むので、管理や取扱いを楽にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による電子音楽装置のハードウエア構成ブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子音楽装置で初期設定される機能例を表わす図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による電子音楽装置の記憶手段(ROM及びメモリカード)の記憶内容例を表わす図である。
【図4】図4は、この発明の一実施例による電子音楽装置のRAMの記憶内容例を表わす図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による電子音楽装置の動作例を表わすフローチャートの一部である。
【図6】図6は、この発明の一実施例による電子音楽装置の動作例を表わすフローチャートの他部である。
【符号の説明】
DF 電子楽器の各動作機能に関するデフォルト値又はデフォルト情報、
ST 電子楽器の各動作機能に関する(外部)設定値又は(外部)設定情報、
STa(STo),STb,STc,… ユーザA,B,C,…別の設定値又は設定情報〔“STa(STo)”は、出荷時設定値(情報)STo又はその更新によるユーザAの設定値(情報)STaを表わす。〕、
FN 電子楽器の各動作機能に関する現在設定値又は現在設定情報。

Claims (2)

  1. 本電子音楽装置の変更可能な複数の機能についてデフォルト情報を記憶している内蔵記憶手段と、
    これらの機能について設定情報を記憶している外部記録媒体の着脱が可能な外部記憶手段と、
    電源投入時に、上記外部記憶媒体に記憶された設定情報の読出しを試み、設定情報が読み出された機能については、当該設定情報に基づいて初期設定して立ち上げ、設定情報が読み出されない機能については、上記内蔵記憶手段から読み出されるデフォルト情報に基づいて初期設定して立ち上げるように制御する制御手段と
    を具備し、
    上記外部記録媒体は設定情報を複数記憶可能であり、
    さらに、
    ユーザ操作に基づき設定される新たな設定情報を上記外部記録媒体に書き込む設定変更手段と、
    上記外部記録媒体に記録された複数の設定情報から、次回の電源投入時における初期設定に利用される設定情報を指定する指定手段と
    を具備することを特徴とする電子音楽装置。
  2. 前記外部記録媒体は、本電子音楽装置と共にユーザに提供されるものであり、本電子音楽装置の仕向け先に応じた設定情報を記憶していることを特徴とする請求項1に記載の電子音楽装置。
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