JP3885690B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送やCS(Communication Satellite)デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、通信ネットワークや衛星を利用した通信技術の進歩が顕著である。現在、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)を利用して、通信衛星を介して映像音声データを配信するデジタル放送サービスが開始されている。
【0003】
MPEG2の規格には、マルチプログラム(複数の番組)対応の多重・分離方式であるMPEG2−TS(Transport Stream:トランスポートストリーム)形式と、一つのプログラムを基本的なパケットに多重化して時分割伝送するMPEG2−PS(Program Stream:プログラムストリーム)形式の二種類があり、前者がデジタル放送サービスに主に適用されている。
【0004】
MPEG2−TS形式を適用したデジタル放送サービスには、リアルタイム型サービスと蓄積型サービスとがある。リアルタイム型サービスでは、独立PES(Packetized Elementary Stream:パケッタイズドエレメンタリーストリーム)による伝送方式が用いられ、映像や音声のデータが受信装置に送信され、受信装置は送信装置から受信したデータをリアルタイムで処理し、映像や音声を出力する。一方、蓄積型サービスでは、MPEG−2 DSM−CC(Digital Storage Media-Command and Control:サーバ−端末間制御プロトコル)のカルーセル伝送方式が用いられる。
【0005】
上記蓄積型サービスにおいて送信装置から伝送されるデータとしては、例えば受信装置のCPUが受信装置を制御するための制御プログラムが分割され多重化されたデータがある。受信装置は、分割され多重化された制御プログラムのデータを受信すると、デマルチプレクサによって受信信号をセクションと呼ばれる単位のデータに変換する。セクションのデータには、制御プログラムが分割された複数のブロックデータと、これら複数のブロックデータを合成して制御プログラムを生成するための合成データとが含まれる。受信装置のCPUは、セクションのデータからブロックデータと合成データとを検出し、合成データに基づいてデコーダにブロックデータを合成させて制御プログラムを生成させ、この制御プログラムによって受信装置内に既存の制御プログラムを更新する。これにより、受信装置の制御プログラムは常に新しいものに自動的に更新され、受信装置の操作性や機能性が高められるようになっている。
【0006】
しかしながら、デマルチプレクサにより受信信号がセクションのデータに変換されたときに、CPUがビジー状態であると、セクションのデータから合成データやブロックデータを検出できず、制御プログラムを生成することができず、受信した放送信号が無駄になってしまうことがあった。デジタル放送におけるカルーセル伝送では送信装置から放送信号が繰り返して送信されるものの、同じデータを送信する間隔が数週間程度あいているため、受信装置は一度放送信号を利用し損なうと制御プログラムの更新が遅れてしまう。また、制御プログラムのダウンロードサービスにおける伝送回数は限られており、受信装置における放送信号の受信とCPUの状態とのタイミングが合わないと受信装置は放送信号を処理できず、制御プログラムの更新を行えないという問題があった。。
【0007】
ところで、従来、データの通信効率を向上させるための様々な考案がなされている。例えば、特開平06−044269号公報に記載の「衛星通信を利用したゲームデータ通信装置」によれば、電波放送により送信装置からサイクリックに送信されるゲームデータを受信装置が受信して大容量記憶装置に蓄積し、蓄積したゲームデータを実行する。これにより、双方向通信が必ずしも必要ではない通信において、トラフィックの状態に左右されずに受信装置が大容量のゲームデータを高速で受信できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した先行技術である特開平06−044269号公報に記載の考案は、データを高速で受信可能であるが、放送信号から所望のデータを検出する際の検出精度向上を達成するものではなく、上述したCPUのビジー時に放送信号を処理できず制御プログラムの更新を行えないという問題を解決することはできなかった。
【0009】
そこで、本発明の課題は、セクションのデータから確実に制御プログラムを生成して既存の制御プログラムを遅延なく更新することが可能なデジタル放送受信装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、例えば図2及び図3に示すように、デジタル放送の放送信号と該デジタル放送の放送予定時刻を示す予定データとを受信する受信手段(例えば、テレビアンテナ11)を備え、リアルタイム型サービスのデータと蓄積型サービスのデータを処理可能なデジタル放送受信装置(例えば、テレビ受信装置1)において、
デジタル放送受信装置を制御する第1のプログラムを記憶する第1の記憶手段(例えば、メモリ16)と、
第2の記憶手段(例えば、HDD19)と、
前記予定データにより示される放送予定時刻に前記受信手段により受信された蓄積型サービスのデータを前記第2の記憶手段に記憶させる制御手段と、
前記第2の記憶手段に記憶された蓄積型サービスのデータから、デジタル放送受信装置を制御する第2のプログラムが分割された複数の分割データ(例えば、ブロックデータ)と、該複数の分割データを合成するための合成データ(例えば、合成データ)とを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された合成データに基づいて前記複数の分割データを合成して前記第2のプログラムを生成する合成手段と、
前記合成手段により生成された第2のプログラムにより前記第1の記憶手段に記憶された第1のプログラムを更新する更新手段と、
を有するCPU(例えば、CPU23)と、
を備え、
前記第2の記憶手段は、HDD(Hard Disk Drive)であって、
前記CPUは、リアルタイム型サービスのデータを処理中ではないときに、前記第2の記憶手段に記憶された蓄積型サービスのデータを読み出して、検出、合成及び更新処理を行う
ことを特徴とする。
【0011】
請求項1記載の発明では、予定データが示す放送予定時刻に基づいて、制御プログラムが分割、多重化された放送信号を受信して記憶手段に記憶し、記憶した放送信号から分割データと合成データとを検出して制御プログラムを生成できる。このため、放送信号の受信時にデジタル放送受信装置を構成する各部がビジー状態であっても、制御手段が記憶手段に記憶した放送信号を処理可能なときに読み出して処理し、制御プログラムを生成できるため、確実に制御プログラムを更新することができる。また、制御プログラムの更新により、デジタル受信装置の操作性や機能性を向上させることができる。更に、受信手段により受信される放送信号を常に監視する必要がなく、予定データにより定められた時刻に受信された放送信号のみを記憶手段に記憶させればよいため、制御手段の監視処理の負担を軽減し、制御手段の処理速度を保つことができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、例えば図2及び図3に示すように、デジタル放送の放送信号を受信する受信手段(例えば、テレビアンテナ11)を備えたデジタル放送受信装置(例えば、テレビ受信装置1)において、
デジタル放送受信装置を制御する第1のプログラムを記憶する第1の記憶手段(例えば、メモリ16)と、
第2の記憶手段(例えば、HDD19)と、
前記受信手段により受信された放送信号を第2の記憶手段に記憶させる制御手段(例えば、CPU23)と、
前記第2の記憶手段に記憶された放送信号から、デジタル放送受信装置を制御する第2のプログラムが分割された複数の分割データ(例えば、ブロックデータ)と、該複数の分割データを合成するための合成データ(例えば、合成データ)とを検出する検出手段(例えば、CPU23)と、
前記検出手段により検出された合成データに基づいて前記複数の分割データを合成して
前記第2のプログラムを生成する合成手段(例えば、CPU23)と、
前記合成手段により生成された第2のプログラムにより前記第1の記憶手段に記憶された第1のプログラムを更新する更新手段(例えば、CPU23)と、
を備え
前記第2の記憶手段は、HDD( Hard Disk Drive )であることを特徴とする。
【0013】
請求項2記載の発明では、デジタル放送信号を受信して記憶手段に記憶し、記憶した放送信号から分割データと合成データとを検出して制御プログラムを生成する。このため、放送信号の受信時にデジタル放送受信装置を構成する各部がビジー状態であっても、制御手段は記憶した放送信号を処理可能なときに読み出して処理し、制御プログラムを生成できるため、確実に制御プログラムを更新することができる。また、制御プログラムの更新により、デジタル受信装置の操作性や機能性を向上させることができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のデジタル放送受信装置において、
前記受信手段は、前記デジタル放送の放送予定時刻を示す予定データを受信し、
前記制御手段は、前記予定データにより示される放送予定時刻に前記受信手段により受信された放送信号を前記第2の記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明では、デジタル放送の放送予定時刻を示す予定データを利用して、制御プログラムが分割、多重化された放送信号を受信して記憶手段に記憶させる。そのため、制御プログラムを生成するために必要な放送信号を失うことなく確実に記憶手段に記憶することができる。よって、制御プログラムの生成及び更新の精度を向上できる。また、受信手段により受信される放送信号を常に監視する必要がなく、予定データにより定められた時刻に受信された放送信号のみを記憶手段に記憶させればよいため、制御手段の監視処理の負担を軽減し、制御手段の処理速度を保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の具体的な対応について図面を用いて説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
【0017】
まず、図1を用いて、MPEG2―TSのデータ構成について説明する。
トランスポートストリーム(以下、TS)200は、複数番組における圧縮映像信号、音声信号、データの各々を時分割して、或いは制御プログラムを時分割して、必要な情報を付加して時系列で順次並べて多重化した一本のデータ列である。
【0018】
TS200は一つ以上のTSパケット210で構成され、一つのTS200が通信衛星の一つのトランスポンダ(Transponder:中継器)により伝送され、位置チャンネルあたり一つのTS200となる。TSパケット210は、188倍との固定長であり、固定長4バイトのTSヘッダ220と、固定長184バイトのデータ領域230とから構成される。TSヘッダ220には、パケットの銭湯を示す同期バイト240と、パケットの識別のためのPID(Packet IDentifier:パケット識別子)250等の情報が示されている。
【0019】
TSパケット210は、番組を構成する番組データがデータ領域230に格納されたものと、PSI(Program Specific Information:番組使用情報)がデータ領域230に格納されたものとに分類される。番組データとは、各番組の映像信号、音声信号、データ等、又は制御プログラムが分割、多重化されたものである。
【0020】
本実施の形態における制御プログラムとは、後述するテレビ受信装置1(図2参照)が自機を制御するためのプログラムである。具体的には、例えば、通信制御用のプログラムや、放送信号の変換用プログラムや、誤り訂正処理用のプログラム等である。
【0021】
PSIは、PAT(Program Association Table:番組表)、PMT(Program Map Table:番組対応表)、NIT(Network Information Table:ネットワーク情報表)、CAT(Conditional Access Table:コンディショナル・アクセス・テーブル)に分類される。
【0022】
PATは、PMTを含んだTSパケット210のPIDを番組ごとに指定する情報である。PMTは、番組データを含んだTSパケット210のPIDを指定する情報であり、例えば映像信号のPID、音声信号のPID、データのPID、又は制御プログラムのPID等が記述されている。CATは、有料放送において、スクランブルをとくための暗号解読情報を含んだパケットのPIDを指定する情報である。NITは、伝送路に関する物理的な情報(例えば、トランスポンダごとの周波数等)である。
【0023】
次に、本発明を適用したデジタル放送受信装置について説明する。
図2は、本発明を適用した一実施の形態によるテレビ受信装置1の機能的構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、テレビ受信装置1は、テレビアンテナ11と、チューナ12と、復調部及びFEC部13と、デスクランブラ14と、デマルチプレクサ15と、メモリ16と、番組情報復調部17、OSD処理部18と、HDD19と、デコーダ20と、フレームメモリ21と、信号変換回路22と、CPU23と、操作部24等を備えて構成される。
【0024】
テレビアンテナ11は、受信手段であり、デジタル放送の送信局(図示省略)から送信される放送信号を受信する。
テレビアンテナ11により受信される放送信号の種類としては、音声映像信号やデータが多重化された放送信号や、テレビ受信装置1の各部を制御するための制御プログラムが分割され多重化された放送信号や、送信局から制御プログラムを送信する予定時刻を通知するSDTTの放送信号等がある。SDTT(Software Download Trigger Table:ソフトウェアダウンロードトリガーテーブル)とは、制御プログラムの送信予定時刻を示すデータであり、制御プログラムが送信局から送信される数時間前に発信される。
【0025】
チューナ12は、テレビアンテナ11により受信された放送信号の中から特定のチャンネルの放送信号を選択し、復調及びFEC部13に出力する。
【0026】
復調部及びFEC(Forward Error Correction)部13は、チューナ12から入力された放送信号を復調してデジタル放送信号に変換してTSを復元した後、誤り訂正処理を施してデマルチプレクサ15に出力する。
【0027】
デスクランブラ14は、復調及びFEC部13により復調されてデマルチプレクサ15から入力されたTSが視聴契約を要する有料チャンネルのTSであり、TSに不正視聴防止用のスクランブル信号が付加されている場合に、CPU23によりメモリ16内の視聴契約情報が参照されて視聴契約が結ばれていると判断されれば、TSに付加されたスクランブル信号を解除し、復号化したTSをデマルチプレクサ15に出力する。
【0028】
デマルチプレクサ15は、デスクランブラ14から入力される復号化されたTSに含まれる各TSパケットから種々のデータを分離抽出する。デマルチプレクサ15は、処理するTSパケットが音声信号及び映像信号からなる音声映像信号と番組情報とが多重化された信号である場合には、TSパケットから音声映像信号と番組情報とを抽出し、音声映像信号からデジタル映像信号とデジタル音声信号とを分離抽出する。次いで、抽出した番組情報を番組情報復調部17に出力し、デジタル映像信号とデジタル音声信号とをデコーダ20に出力する。一方、デスクランブラ14から入力されるTSがSDTTのデータである場合には、デマルチプレクサ15はこのTSをメモリ16に出力して記憶させる。
【0029】
デスクランブラ14により復号化されてデマルチプレクサ15に入力されるTSが制御プログラム用のデータである場合については、以下に図を参照して説明する。
図3(a)は、デマルチプレクサ15によりTSパケットから分離抽出されるセクションのデータを示す図であり、図3(b)は、(a)に示すセクションのデータ構成を示す図である。デマルチプレクサ15は、デスクランブラ14から入力されるTSが制御プログラムである場合に、図3(a)に示すように、制御プログラム信号が分割された188バイトのTSパケットから、セクション0〜Nのデータ(各セクションは4096バイト)を分離抽出して、HDD19に出力する。
【0030】
なお、図3(b)に示すように、セクションのデータは、複数のデータブロックにより構成される。各データブロックは、データブロックを識別するための識別子を格納するヘッダと実データを格納するデータ領域とによって構成される。データブロックには、合成データを格納するDIIと、制御プログラムデータが分割されたブロックデータを格納するDDBがある。合成データは、分割されて複数のデータブロックに格納された制御プログラムを合成して、CPU23が処理可能な制御プログラムを生成するためのデータである。
【0031】
HDD(Hard Disk Drive)19は、第2の記憶手段であり、デマルチプレクサ15から入力されるセクションのデータを記憶し、CPU23からの指示に従ってセクションのデータをCPU23に出力する。
【0032】
デコーダ20は、デマルチプレクサ15からデジタル音声信号が入力されると、この圧縮されたデジタル音声信号をアナログ音声信号にデコードして、スピーカ2に出力する。また、デジタル映像信号が入力されると、この圧縮されたデジタル映像信号を展開してRGB信号にデコードして、フレームメモリ21に出力する。
【0033】
フレームメモリ21は、デコーダ20から入力されるRGB信号を1フレーム分格納して、信号変換回路22に出力する。
【0034】
信号変換回路22は、フレームメモリ21から入力されるRGB信号を、ビデオ信号にダウンコンバートしてモニタ3に出力する。また、信号変換回路22は、OSD処理部22から入力される番組案内表データをビデオ信号にダウンコンバートしてモニタ3に出力する。
【0035】
番組情報復調部17は、デマルチプレクサ15から入力される番組情報(SI;Service Information)を復調して、メモリ16に出力する。
【0036】
メモリ16は、第1の記憶手段であり、不揮発性の半導体メモリにより構成される。メモリ16には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム及び各種処理プログラムで処理されたデータ等が記憶されている。上記各種プログラムは、コンピュータが読み取り可能な形態で格納され、CPU23は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0037】
具体的には、メモリ16は、有料チャンネルの視聴契約に関する視聴契約情報、番組情報復調部17により復調され入力される番組情報、デマルチプレクサ15から入力されるSDTTのデータ、CPU23がテレビ受信装置1の各部を制御するための制御プログラム、制御プログラム生成処理プログラム等を記憶する。メモリ16は、CPU23からの指示に従って、番組情報をOSD処理部18に出力する。また、メモリ16は、CPU23によって生成された制御プログラムが入力されると、この入力された制御プログラムによってメモリ16内に既存の制御プログラムを更新する。
【0038】
OSD(On Screen Display)処理部18は、番組情報復調部17から入力される復調された番組情報をもとに、モニタ3に表示させる番組案内表データを作成して信号変換回路22に出力する。
【0039】
CPU(Central Processing Unit)23は、制御手段、検出手段、合成手段、及び更新手段であり、メモリ16に記憶されているシステムプログラムや制御プログラムに従って、テレビ受信装置1の各部を集中制御する。また、CPU23は、操作入力部24から入力される指示データに基づく処理を実行するとともに、各種処理の処理結果をメモリ16内の所定の保存先に保存させる。更に、CPU23は、メモリ16に格納された制御プログラムを利用して制御プログラム生成処理を実行する。
【0040】
CPU23は、制御プログラム生成処理において、送信局から受信したSDTTのデータをメモリ16に記憶させ、SDTTが示す制御プログラムのデータ送信予定時刻になると、送信局から受信してデマルチプレクサ15により変換されて得られるセクションのデータをHDD19に記憶させる。また、CPU23は、映像音声信号等のリアルタイム型サービスのデータを処理中ではないときに、HDD19に記憶されたセクションのデータを読み出して、DII及びDDBのデータブロックを検出する。また、DIIのデータブロックから合成データを抽出するとともに、DDBのデータブロックから制御プログラムが分割されたブロックデータと各データブロックの識別子とを抽出し、この抽出した合成データ及び識別子に基づいてブロックデータを合成し、制御プログラムを生成する。そして、CPU23は、生成した制御プログラムをメモリ16に出力し、既存の制御プログラムを新たに生成した制御プログラムにより更新する。
【0041】
操作部24は、操作パネルやリモコン(図示省略)等の入力素子を備えている。ユーザがこれらの入力素子を用いてカーソル操作、アイコン指定、数字入力といった操作を行うことによって、番組の再生、停止、録画、予約等の各種処理の実行を指示する指示データが入力され、操作部24は、入力された指示データをCPU23に出力する。
【0042】
次に、本実施の形態におけるテレビ受信装置1のCPU23の主要な動作を説明する。
CPU23は、制御プログラム生成処理において、受信したSDTTのデータをメモリ16に記憶させ、SDTTにより示される時刻に受信した放送信号がデマルチプレクサ15によってセクションのデータに変換されると、このセクションのデータをHDD19に記憶させる。
【0043】
次いで、CPU23は、リアルタイム型サービスのデータを処理中ではないときに、HDD19に記憶されたセクションのデータを読み出し、セクションのデータブロックごとのヘッダに格納されたデータブロック識別子を検出することにより、各データブロックがDIIであるかDDBであるかを判断する。
【0044】
次いで、CPU23は、DIIのデータブロックのデータ領域から合成データを抽出するとともに、各DDBのヘッダからデータブロック識別子を抽出し、DDBのデータ領域から制御プログラムが分割されたブロックデータを抽出する。
【0045】
続いてCPU23は、合成データとDDBのデータブロック識別子とに基づいてDDBから抽出したデータブロックを並べ替えて合成することにより制御プログラムを生成する。そして、生成した制御プログラムをメモリ16に出力して、メモリ16内に既存の制御プログラムを更新する。
【0046】
以上のように、本実施の形態では、テレビ受信装置1において、HDD19は制御プログラムが分割されたセクションのデータを記憶しているため、デマルチプレクサ15によりセクションのデータが出力されたときにCPU23がビジーであっても、CPU23はビジーではなくなったときにHDD19内に記憶されたセクションのデータからDII及びDDBを検出して合成データを抽出し、合成データに基づいてブロックデータを合成して制御プログラムを生成できる。
【0047】
また、これにより、CPU23はメモリ16内の制御プログラムを遅延なく更新し、更新した制御プログラムを利用してテレビ受信装置1の各部を制御できるため、テレビ受信装置1の機能性や操作性を向上させることができる。
【0048】
また、CPU23は、SDTTが示す放送予定時刻に基づいて、セクションのデータをHDD19に確実に記憶させることができる。更に、これによってデマルチプレクサ15から出力されるセクションのデータを常に監視する必要がなくなるため、CPU23の処理負担を軽減でき、CPU23の処理速度の低下を防ぐことができる。
【0049】
更に、セクションデータから合成データ及び制御プログラムのブロックデータを検出する際のアルゴリズムの精度が高くない場合でも、CPU23は制御プログラムを生成できるまでブロックデータの検出処理を繰り返し実行できるため、確実に制御プログラムを生成し、既存の制御プログラムを更新することが可能である。
【0050】
また、本実施の形態によるテレビ受信装置1は、従来のデジタル放送受信装置の構成を大幅に変更することなく構成できるため、開発コストを抑えることができる。
【0051】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに変更を行ってもよい。
例えば、上記実施の形態では、SDTTのデータをメモリ16に記憶させ、CPU23によりSDTTが示す時刻に受信された放送信号をHDD19に記憶させることとしたが、テレビ受信装置1内に計時用のタイマを設け、受信したSDTTをこのタイマにセットすることにより放送信号の受信、記憶を行ってもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、デジタル放送受信装置において、放送信号から確実に制御プログラムを生成して、既存の制御プログラムを常に新しいプログラムに自動的に更新することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPEG2―TSのデータ構成を示す説明図である。
【図2】本発明を適用した一実施の形態によるテレビ受信装置1の機能的構成を示す概略ブロック図である。
【図3】(a)は、図2のデマルチプレクサ15によりTSパケットから分離抽出されるセクションのデータを示す図であり、(b)は、(a)に示すセクションのデータ構成を示す図である。
【符号の説明】
1 テレビ受信装置
11 テレビアンテナ
12 チューナ
13 復調部及びFEC部
14 デスクランブラ
15 デマルチプレクサ
16 メモリ
17 番組情報復調部
18 OSD処理部
19 HDD
20 デコーダ
21 フレームメモリ
22 信号変換回路
23 CPU
24 操作部
30 スピーカ
31 モニタ
200 トランスポートストリーム
210 TSパケット
220 TSヘッダ
230 データ領域
240 同期バイト
250 PID

Claims (1)

  1. デジタル放送の放送信号と該デジタル放送の放送予定時刻を示す予定データとを受信する受信手段を備え、
    リアルタイム型サービスのデータと蓄積型サービスのデータを処理可能なデジタル放送受信装置において、
    デジタル放送受信装置を制御する第1のプログラムを記憶する第1の記憶手段と、
    第2の記憶手段と、
    前記予定データにより示される放送予定時刻に前記受信手段により受信された蓄積型サービスのデータを前記第2の記憶手段に記憶させる制御手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶された蓄積型サービスのデータから、デジタル放送受信装置を制御する第2のプログラムが分割された複数の分割データと、該複数の分割データを合成するための合成データとを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された合成データに基づいて前記複数の分割データを合成して前記第2のプログラムを生成する合成手段と、
    前記合成手段により生成された第2のプログラムにより前記第1の記憶手段に記憶された第1のプログラムを更新する更新手段と、
    を有するCPUと、
    を備え、
    前記第2の記憶手段は、HDD(Hard Disk Drive)であって、
    前記CPUは、リアルタイム型サービスのデータを処理中ではないときに、前記第2の記憶手段に記憶された蓄積型サービスのデータを読み出して、検出、合成及び更新処理を行う
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
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