JP3882516B2

JP3882516B2 - Sun visor structure of vehicle equipped with head protection airbag device

Info

Publication number: JP3882516B2
Application number: JP2001080056A
Authority: JP
Inventors: 聡西鍜治; 眞也児玉
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2001-03-21
Filing date: 2001-03-21
Publication date: 2007-02-21
Anticipated expiration: 2021-03-21
Also published as: JP2002274173A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフサイドレールに沿って格納配置され、かつインフレータの作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグを備えた頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば特開２０００−２４７２０４号公報に示されるように、ピラーとルーフサイドレールに跨って格納した頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー取付構造において、エアバッグの拡張展開時の荷重がサンバイザーに作用した際に、サンバイザーアームのＶ溝に嵌合した拡径可能なリングを口開き変形させる等によりサンバイザーアームを車室内側に移動させることにより、上記エアバッグの拡張展開時におけるサンバイザーの変形およびサンバイザーアームからの外れを防止することが行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにエアバッグの拡張展開時に、サンバイザーアームのＶ溝に嵌合した拡径可能なリングを口開き変形させてサンバイザーアームを車室内側に移動させることにより、エアバッグの拡張展開領域を確保するように構成した場合には、エアバッグの拡張展開がサンバイザーによって阻害されるのを防止し得るように、極めて軽い力で上記リングを変形させる必要がある。したがって、上記サンバイザーを、車体前方部の格納位置から側方の使用位置に揺動変位させる際等に、サンバイザーアームに所定の荷重が作用すると、上記リングが口開き変形し易く、上記サンバイザーの揺動操作に支障が生じるいという問題がある。
【０００４】
また、エアバッグの拡張展開時に、このエアバッグがサンバイザーに干渉してサンバイザーが車室内側に押動されると、乗員の頭部にサンバイザーが当接する等の問題があるため、上記公報に記載された従来技術では、上記サンバイザーアームの先端に設けられたストッパによりサンバイザーの車室内側への移動を所定ストロークに制限するようにしているが、このように構成した場合には、上記エアバッグが拡張展開することがサンバイザーによって阻害されるという問題があった。
【０００５】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車両の側突時等にエアバッグが拡張展開することがサンバイザーによって阻害されるのを、簡単な構成で効果的に防止することができる頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明は、ルーフサイドレールに沿って格納配置され、車両の側突時等に、インフレータの作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグと、側辺部がルーフサイドレールの車室側の壁面を覆い、上記エアバッグの展開により押圧されて車室内に変位するルーフトリムと、サンバイザーとを備えた車両において、このサンバイザーを、垂直軸を中心としてフロントガラスの上部に沿った前方位置と、車幅方向の側方位置との間で揺動変位自在に支持する回動支持部と、上記ルーフサイドレールに取り付けられてルーフトリムの側辺部よりも車室側に延出する内装部品とを備え、この内装部品は、上記エアバッグの展開時に、上記ルーフトリムの側辺部とサイドレールの車室側の壁面との間に、エアバッグが拡張展開する所定の間隙を確保すべく、上記側方位置にあるサンバイザーに当接することにより、上記垂直軸を中心としたサンバイザーの車幅方向側方への揺動を規制する揺動規制手段を構成し、上記ルーフトリムは、その側辺部がエアバッグの展開圧に応じて揺動することによりルーフサイドレールとの間に隙間を形成するように構成され、上記サンバイザーは、揺動規制手段により揺動を規制されている状態における車両の後面視で、サンバイザーの上端部がルーフサイドの側辺部と離間し、かつルーフサイドレールの側辺部と略同じ高さに位置するように設置されるとともに、上記エアバッグの展開時におけるルーフトリムの側辺部の揺動変位量域に進入しないように構成されたものである。
【０００７】
上記構成によれば、車両の側突時におけるエアバッグの拡張展開領域がサンバイザーによって阻害されるのを簡単な構成で防止し、エアバッグをスムーズに拡張展開させることが可能となる。また、上記サンバイザーを車体前方部の格納位置から側方の使用位置に揺動変位させる際等におけるサンバイザーの揺動操作に支障が生じるのを防止できることになる。
【０００８】
請求項２に係る発明は、上記請求項１記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造において、上記内装部材が、アシストグリップによって構成されたものである。
【０００９】
上記構成によれば、既存のアシストグリップを利用して、エアバッグの拡張展開が査買いされるのを簡単かつ効果的に防止することができる。
【００１０】
請求項３に係る発明は、ルーフサイドレールに沿って格納配置され、車両の側突時等に、インフレータの作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグと、側辺部がルーフサイドレールの車室側の壁面を覆い、上記エアバッグの展開により押圧された車室内に変位するルーフトリムと、サンバイザーとを備えた車両において、このサンバイザーを、垂直軸を中心としてフロントガラスの上部に沿った前方位置と車幅方向の側方位置との間で揺動変位自在に支持する回動支持部を備えるとともに、上記エアバッグの展開時に、上記ルーフトリムの側辺部とルーフサイドレールの車室内側の壁面との間に、エアバッグが拡張展開する所定の間隙を形成すべく、上記側方位置にあるサンバイザーが上記垂直軸を中心として車幅方向側方へ揺動するのを規制する揺動規制手段を上記回動支持部に設け、上記ルーフトリムは、その側辺部がエアバッグの展開圧に応じて揺動することによりルーフサイドレールとの間に隙間を形成するように構成され、上記サンバイザーは、揺動規制手段により揺動を規制されている状態における車両の後面視で、サンバイザーの上端部がルーフサイドの側辺部と離間し、かつルーフサイドレールの側辺部と略同じ高さに位置するように設置されるとともに、上記エアバッグの展開時におけるルーフトリムの側辺部の揺動変位量域に進入しないように構成されたものである。
【００１１】
上記構成によれば、車両の側突時におけるエアバッグの拡張展開領域がサンバイザーによって阻害されるのを簡単な構成で防止し、エアバッグをスムーズに拡張展開させることが可能となる。また、上記サンバイザーを車体前方部の格納位置から側方の使用位置に揺動変位させる際等におけるサンバイザーの揺動操作に支障が生じるのを防止できることになる。
【００１２】
請求項４に係る発明は、上記請求項３に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造において、上記回動支持部は、回動軸を回動自在に支持する筒状の垂直枢支部を有し、回動軸に固着されたピンと、このピンが挿入されるように上記垂直枢支部に形成されたガイド溝とにより上記揺動規制手段が構成されたものである。
【００１３】
上記構成によれば、簡単かつコンパクトな構成でエアバッグの拡張展開が阻害されるのを効果的に防止することができる。
【００１４】
請求項５に係る発明は、上記請求項１〜４のいずれか１項に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造において、上記サンバイザーを、その壁面がルーフトリムの下面に沿うように位置する格納位置と、下方の使用位置との間で揺動変位自在に支持する水平枢支部を備えたものである。
【００１５】
上記構成によれば、上記水平枢支部を中心としてサンバイザーがルーフトリムの下面に沿った格納位置から下方に使用位置に揺動変位するとともに、垂直軸を支点として揺動操作することにより、車幅方向の側方位置に揺動変位することになる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
図１〜図３は、本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造の実施形態を示している。この車両は、側突等を検出する衝突検出センサ（図示せず）の検出信号に応じて作動するインフレータ１と、車両のフロントピラー２の上端部からルーフサイドレール３およびリヤピラー４に沿って蛇腹状に折畳まれた状態で格納配置されたエアバッグ５と、上記インフレータ１の作動時に発生したガスを上記エアバッグ５に供給してエアバッグを拡張展開させるガス供給パイプ６と、上記フロントピラー２、ルーフサイドレール３およびリヤピラー４の車室内側の壁面を覆うフロントピラートリム７、ルーフトリム８およびリヤピラートリム９と、サンバイザー１０とを備えている。
【００１７】
上記エアバッグ５は、フロントピラー２の上端部からルーフサイドレール３の車室内側壁面に沿って車体の後方側に延びるように格納配置されるとともに、このエアバッグ５の格納配置部が、上記ルーフトリム８の側辺部８ａによって覆われている。このルーフトリム８の側辺部８ａは、その端縁（外側端部）が、上記ルーフサイドレール３のフランジ部３ａに取り付けられたウェザーストリップ１１に対して係脱可能に係止されている（図２参照）。なお、図２において、１２は、フロントドアである。
【００１８】
上記エアバッグ５の後部５ａは、リヤピラー４の後辺部に沿って車体の下方側に延びるように格納配置されるとともに、その下方側に上記インフレータ１が配設されている。上記エアバッグ５の後端部は、固定ボルト１３等により上記ガス供給パイプ６とともにリヤピラー４の車室内側壁面、つまりリヤピラー４のインナパネル４ａに固定されている（図３参照）。なお、図３において、１４は、リヤサイドドアである。
【００１９】
また、上記リヤピラー４の後辺部に沿って車体の下方側に延びるように格納配置されたエアバッグ５の後部５ａを覆う略平行四辺形状の延出部８ｂが、上記ルーフトリム８の後端部に連設されている（図１参照）。このルーフトリム８の延出部８ｂは、その上下寸法がリヤピラー４の略半分に設定されるとともに、幅寸法がリヤピラー４の略半分に設定されることにより、このリヤピラー４の上部後辺部を覆うように構成されている。
【００２０】
上記リヤピラートリム９の上部には、上記ルーフトリム８の延出部８ｂに対応する略Ｌ字状の切欠き部が形成され、上記リヤピラー４の後辺部を除く部分、つまりリヤピラー４の前辺部が、上記リヤピラートリム９の上方部９ａにより覆われるようになっている。また、上記ルーフトリム８の延出部８ｂの前縁には、図３に示すように、斜め外方側に傾斜したフランジ部８ｃが形成され、通常時には、このフランジ部８ｃに、上記リヤピラートリム９の上方部９ａの後縁が線接触することにより、両部材が重合した状態となるように構成されている。
【００２１】
上記リヤピラー４の車室内側壁面には、エアバッグ５の拡張展開時に、上記ルーフトリム８の延出部８ｂの前縁と、リヤピラートリム９の上方部９ａの後縁との重合部から車室内側にエアバッグ５を膨出させるように案内するガイド部材１５が、上記ルーフトリム８の延出部８ｂの前縁と、リヤピラートリム９の上方部９ａの後縁との重合部に対応した位置に固着されている。
【００２２】
上記ルーフトリム８の延出部８ｂの下縁と、この延出部８ｂに対応して上記リヤピラートリム９に形成された切欠き部の下縁との間には、上記ルーフトリム８の延出部８ｂの前縁と、リヤピラートリム９の上方部９ａの後縁との間に形成された重合部と同様の重合部が設けられている。また、上記リヤピラートリム９の上方部９ａの上縁と、これに対応するルーフトリム８の下縁との間にも、同様の重合部が設けられている。
【００２３】
上記サンバイザー１０は、図２および図４に示すように、ルーフパネルの前端部下方に設置されたヘッダーパネル１５に回動支持部１６を介して回動自在に支持されている。この回動支持部１６は、固定ボルト等の取付具（図示せず）によって上記ヘッダーパネル１５に固定される皿状の取付部１７と、この取付部１７の中央部から上方に突設された筒状の垂直枢支部１８とを有し、上記取付部１７の外周フランジ部が、上記ヘッダーパネル１５の下方に設置されたルーフトリム８の下面に圧接されるとともに、上記垂直枢支部１８の上部が、上記ヘッダーパネル１５およびルーフトリム８に形成された開口部の上方に挿通した状態で固定されている。
【００２４】
上記回動支持部１６には、上記垂直枢支部１８に回動自在に支持された垂直軸１９が設けられるとともに、この垂直軸１９の下端部には、水平軸からなる水平枢支部２１が連設され、この水平枢支部２１が上記サンバイザー１０に埋設された筒状の抱持部２０に挿入されて抱持されている。
【００２５】
そして、上記水平枢支部２１を中心としてサンバイザー１０を回動操作することにより、ルーフトリム８の下面に沿った格納位置（図１および図２の実線参照）から、下方の使用位置にサンバイザー１０が揺動変位するようになっている。また、上記垂直枢支部１８を中心としてサンバイザー１０を回動操作することにより、フロントガラスの上部に沿った前方位置から、図２の仮想線で示す側方の使用位置にサンバイザー１０が揺動変位するように構成されている。
【００２６】
上記垂直軸１９には、ピン２３が挿通された状態で固着されている。また、上記垂直枢支部１８には、ピン２３の挿通端部が挿入される長孔状のガイド溝２４が形成され、このガイド溝２４の設置範囲で上記垂直軸１９の回動変位が許容されるようになっている。
【００２７】
そして、図５に示すように、サンバイザー１０を上記前方位置から側方の使用位置に揺動変位させる際に、上記ピン２３の挿通端部をガイド溝２４の側端部に当接させることにより、上記垂直軸１９の回動変位を規制するようにしている。これにより、後述するエアバッグ５の拡張展開時に、エアバッグ５により押圧されて車室内側に揺動変位する上記ルーフトリム８の側辺部８ａの揺動変位領域に、上記サンバイザー１０が進入するのを防止している。すなわち、上記垂直軸１９に挿通固着されたピン２３と、上記垂直枢支部１９に形成されたガイド溝２４とにより、上記エアバッグ５の拡張展開領域および上記ルーフトリム８の側辺部８ａの揺動変位領域にサンバイザー１０が揺動して進入するのを規制する揺動規制手段が構成されている。
【００２８】
また、図６に示すように、上記フロントピラー２と、その車室内側に設置されたフロントピラートリム７との間には、一端部が後述する係止具２５によりフロントピラー２に係止されるとともに、他端部が上記エアバッグ５の前端部に縫着される等の手段で固着された帯状部材からなる固定部材２６が配設されている。なお、図６において、２７はフロントガラスである。
【００２９】
そして、後述するエアバッグ５の拡張展開時には、図７に示すように、上記固定部材２６によりフロントピラー２に固定されるエアバッグ５の前端部の固定位置が、上記固定ボルト１３等によりリヤピラー４に固定されるエアバッグ５の後端部の固定位置とが略同一高さとなるように、上記固定部材２６の一端部の固定位置、つまり上記係止具２５によりフロントピラー２に係止される固定部材２６の係止位置が設定されている。
【００３０】
上記構成において、衝突検出センサにより車両に側突等が発生したことが検出されると、上記インフレータ１が作動状態となって発生したガスが上記ガス供給管６を介して上記エアバッグ５内に供給される。この結果、上記ルーフサイドレール３に沿って格納配置されたエアバッグ５が下方に膨出することにより、図７に示すように、車室の側壁面をカーテン状に覆うように拡張展開する。
【００３１】
すなわち、図８に示すように、エアバッグ５が下方に膨出するのに応じ、ルーフトリム８の側辺部８ａが下方に押圧されて車室内側に揺動変位することにより、上記サイドレール３の車室内側の壁面およびウェザーストリップ１１との間に所定の間隙が形成され、この間隙から上記エアバッグ５が拡張展開する。そして、上記水平軸２２に挿通固着されたピン２３と、上記垂直枢支部１９に形成されたガイド溝２４とからなる揺動規制手段により、サンバイザー１０が上記エアバッグ５の拡張展開領域に進入するのを防止するように構成されているため、上記サンバイザー１０によってエアバッグ５の拡張展開が阻害されることなく、このエアバッグ５がスムーズに拡張展開することになる。
【００３２】
また、上記リヤピラー４の後辺部に沿って配設されたエアバッグ５の後部５ａが膨張すると、上記ガイド部材１５により案内されてエアバッグ５の後部５ａがルーフトリム８の延出部８ｂに当接し、この延出部８ｂを車体の内方側に押圧する。この結果、上記延出部８ｂの前縁と、リヤピラートリム９の上方部９ａの後縁との重合部が離間し、この離間部から外方側に上記エアバッグ５の後部５ａが膨出することになる。
【００３３】
そして、上記エアバッグ５の展開状態では、その前端部が上記固定部材２６によりフロントピラー２の上下方向の略中間部に固定された状態となる。なお、図例では、上記エアバッグ５の膨出部を、フロントピラー２からセンターピラー１０の設置部を含む範囲を覆う前席用の前部５ｂと、上記リヤピラー４の設置部を含む範囲を覆う後席用の後部５ａとに分割し、このエアバッグ５の前部５ｂと後部５ａとを、シート状の連結部５ｃによって連結しているが、この構成に代えて、上記エアバッグ５の全体を膨出させるように構成してもよい。
【００３４】
上記のようにルーフサイドレール３に沿って格納配置され、車両の側突時等に、インフレータ１の作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグ５と、上記ルーフサイドレール３の車室内側の壁面を覆うルーフトリム８と、サンバイザー１０とを備えた車両において、このサンバイザー１０を車体に対して回動自在に支持する回動支持部１６と、上記エアバッグ５の拡張展開領域にサンバイザー１０が進入するのを規制する揺動規制手段とを設けたため、車両の側突時等に拡張展開するエアバッグ５がサンバイザー１０に干渉するのを防止して、エアバッグ５をスムーズに拡張展開させることができる。
【００３５】
したがって、上記エアバッグ５の拡張展開がサンバイザー１０により阻害されて上記エアバッグ５を迅速に展開させることが困難となったり、上記サンバイザー１０がエアバッグ５により車室の内方側に押圧されて乗員の頭部に当接したりする等の問題を生じることなく、上記エアバッグ５を迅速かつ適正に拡張展開させ、このエアバッグ５によって乗員の頭部等を効果的に保護することができる。
【００３６】
特に、上記実施形態に示すように、エアバッグ５の拡張展開時に、上記ルーフトリム８の側辺部８ａの揺動領域にサンバイザー１０が進入するのを、上記揺動規制手段により規制するように構成した場合には、車両の側突時等に、上記エアバッグ５の拡張展開およびこれに対応したルーフトリム８の側辺部８ａの揺動変位が、上記サンバイザー１０によって阻害されるのを確実に防止することができるため、上記エアバッグ５を、よりスムーズに拡張展開させることができるという利点がある。
【００３７】
また、上記垂直軸１９に連設された水平軸からなる水平支持部２１を中心とするサンバイザー１０の回動変位を所定の進入規制手段、例えば上記水平枢支部２１に挿通固着されたピンおよび上記筒状の抱持部２０に形成された長孔状のガイド溝等により、サンバイザー１０が側方の使用位置に移動するのを規制することにより、上記エアバッグ５の拡張展開領域またはルーフトリム８の側辺部８ａの揺動領域にサンバイザー１０が進入するのを防止するように構成した場合においても、同様の効果をすることができる。
【００３８】
特に、上記実施形態に示すように、サンバイザー１０とともに回動変位する垂直軸１９からなる回動軸を回動支持部１６に設け、上記垂直軸１９の回動変位を上記揺動規制手段により規制するように構成した場合には、エアバッグ５の拡張展開領域またはルーフトリムの揺動領域へのサンバイザー１０の進入を、簡単な構成で効果的に防止できるという利点がある。なお、上記サンバイザー１０とともに回動変位する水平軸を設け、この水平軸の回動変位を規制手段により規制して、上記エアバッグ５の拡張展開領域またはルーフトリムの揺動領域へのサンバイザー１０の進入を防止するように構成してもよい。
【００３９】
また、図９に示すように、ルーフサイドレール３に取り付けられたアシストグリップ２８等からなる内装部品によって構成された揺動規制手段により、サンバイザー１０の側方移動を規制するように構成してもよい。この構成によれば、上記エアバッグ５の拡張展開領域へのサンバイザー１０の進入を、上記内装部材からなる既存の揺動規制手段により簡単かつ確実に規制することにより、車両の側突時等におけるエアバッグ５の拡張展開が上記サンバイザー１０によって阻害されるのを確実に防止できるという利点がある。
【００４０】
上記実施形態では、エアバッグ５の後部５ａをリヤピラー４の後辺部に沿って格納配置し、かつこのリヤピラー４の後辺部に沿って下方に延びる延出部８ｂを上記ルーフトリム８の後端部に設けるとともに、このルーフトリム８の延出部８ｂの前縁とリヤピラートリム９の上方部９ａの後縁とを互いに重合させた状態で配設し、エアバッグ５の拡張展開時に、上記ルーフトリム８の延出部８ｂとリヤピラートリム９の上方部９ａとの重合部から車室内側にエアバッグ５の後部５ａを膨出させるように構成したため、車両の側突時等に、上記ルーフサイドレール３に沿って格納配置されたエアバッグ５を下方に拡張展開させるとともに、上記リヤピラー４の後辺部に沿って格納配置されたエアバッグ５の後部５ａを、上記ルーフトリム８の延出部８ｂの前縁（フランジ部８ｃ）と、リヤピラートリム９の上方部９ａの後縁との重合部から車体の前方側に膨出させることができる。
【００４１】
したがって、車両の側突時等に、上記リヤピラー４の後辺部を含む車室内の側壁面を、上記エアバッグ５により広範囲に亘って覆うことができ、乗員が側方に付勢されてその頭部が上記リヤピラー４の設置部に向けて押圧された場合等に、上記エアバッグ５によって乗員を効果的に保護することができる。しかも、上記のようにエアバッグ５の後部５ａをリヤピラー４の後辺部に沿って格納配置したため、上記エアバッグ５の後部５ａをリヤピラー４の側壁面に係止することにより、エアバッグ５の展開状態を安定して保持することができ、上記エアバッグの上辺部のみを支持してルーフサイドレール３から垂下させた場合のように、上記エアバッグに押し付けられる乗員の頭部に対する支持力が不足する等の問題が生じることなく、乗員の頭部を安定して支持できるという利点がある。
【００４２】
特に、上記実施形態では、ルーフトリム８の後端部に設けられた上記延出部８ｂの下端部近傍に位置するリヤピラー４の壁面に、上記エアバッグ５の後端部を固定ボルト１３等により固定したため、車両の側突時等に、エアバッグ５の後端部が車体の下方側においてリヤピラー４の壁面（インナパネル４ａ）に固定されることにより、エアバッグ５の展開状態が安定して保持され、このエアバッグ５の後部５ａに乗員の頭部が押し付けられた場合等に、この押し付け力に対する支持力を充分に確保することができる。
【００４３】
さらに、上記実施形態に示すように、エアバッグ５の前端部をフロントピラー２に固定する固定部材２６を設けるとともに、この固定部材２６のフロントピラー２に対するエアバッグ５の前端部の固定位置、つまり上記係止具２５により係止される固定部材２６の先端部の位置と、上記リヤピラー４に対するエアバッグ５の後端部の固定位置、つまり上記固定ボルト１３等によるエアバッグ５の後部５ａの固定位置とを、略同一高さに設定した場合には、車両の側突時等に、エアバッグ５の前端部および後端部を車体の下方側においてフロントピラー２およびリヤピラー４の壁面にそれぞれ固定した状態で、車室の側壁面に沿って拡張展開させることができる。したがって、上記エアバッグ５の後部５ａに乗員の頭部が押し付けられた場合等に、この押し付け力に対する支持力をより増大させることができるという利点がある。
【００４４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ルーフサイドレールに沿って格納配置され、車両の側突時等に、インフレータの作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグと、サンバイザーとを備えた車両において、このサンバイザーを車体に対して回動自在に支持する回動支持部と、上記エアバッグの拡張展開領域にサンバイザーが進入するのを規制する進入規制手段とを設けたため、上記エアバッグの拡張展開領域へのサンバイザーの進入を規制することにより、車両の側突時等に上記エアバッグの拡張展開がサンバイザーによって阻害されるのを確実に防止して、エアバッグをスムーズに拡張展開させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両の内部を示す説明図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。
【図４】サンバイザーの回動支持部の具体的構成を示す部分断面図である。
【図５】サンバイザーの使用状態を示す説明図である。
【図６】図１のＶＩ−ＶＩ線断面図である。
【図７】図エアバッグの展開状態を示す図１相当図である。
【図８】エアバッグの展開状態を示す図２相当図である。
【図９】本発明の別の実施形態を示す図２相当図である。
【符号の説明】
１インフレータ
３ルーフサイドレール
８ルーフトリム
８ａルーフトリムの側辺部
１０サンバイザー
１６回動支持部
１８垂直枢支部
１９垂直軸（回動軸）
２１水平枢支部
２３ピン（揺動規制手段）
２４ガイド溝（揺動規制手段）
２８アシストグリップ（内装部材）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a vehicle equipped with a head protection airbag device including an airbag that is retracted and arranged along a roof side rail and that is expanded and deployed along a side wall surface of a passenger compartment by operation of an inflator.Sun visor structureIt is about.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, as shown in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-247204, in a sun visor mounting structure for a vehicle equipped with a head protection airbag device stored straddling a pillar and a roof side rail, When the load acts on the sun visor, the sun visor arm is moved to the vehicle interior side by opening the deformable ring fitted in the V groove of the sun visor arm and opening the airbag. In order to prevent the sun visor from deforming and coming off the sun visor arm during deployment.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
  As described above, when the airbag is expanded and expanded, the expandable ring that fits into the V groove of the sun visor arm is deformed by opening and the sun visor arm is moved to the vehicle interior side to expand and expand the airbag. In the case where the area is secured, it is necessary to deform the ring with an extremely light force so as to prevent the expansion of the airbag from being hindered by the sun visor. Therefore, when the sun visor is swung and displaced from the storage position of the front part of the vehicle body to the side use position, if a predetermined load is applied to the sun visor arm, the ring easily deforms and the sun visor is easily deformed. There is a problem that the swinging operation of the visor does not hinder.
[0004]
  In addition, when the airbag is expanded and deployed, if the airbag interferes with the sun visor and the sun visor is pushed toward the passenger compartment, there is a problem such as the sun visor coming into contact with the head of the passenger. In the prior art described in the publication, the movement of the sun visor to the vehicle interior side is limited to a predetermined stroke by a stopper provided at the tip of the sun visor arm. There has been a problem that the sun visor hinders the airbag from being expanded and deployed.
[0005]
  The present invention has been made in view of the above points, and effectively prevents a sun visor from obstructing the expansion and deployment of an airbag during a side collision of a vehicle with a simple configuration. Vehicle equipped with a head protection airbag device that canSun visor structureThe purpose is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  According to the first aspect of the present invention, there is provided an airbag that is housed and arranged along a roof side rail, and that expands and deploys along a side wall surface of a passenger compartment by an operation of an inflator at the time of a side collision of the vehicle. In a vehicle having a roof trim that covers the wall of the side rail on the passenger compartment side and is displaced by the deployment of the airbag and is displaced into the passenger compartment, and a sun visor, the sun visor is windshielded around the vertical axis. A pivot support portion that supports a swingable displacement between a front position along the top of the vehicle and a lateral position in the vehicle width direction, andAttached to the roof side railRouxFtRim sidethanThe interior part extends to the passenger compartment side, and when the airbag is deployed, the airbag expands between the side part of the roof trim and the wall surface of the side rail on the passenger compartment side. In order to secure a predetermined gap to be developed, the swinging of the sun visor around the vertical axis in the vehicle width direction is restricted by contacting the sun visor at the side position.The roof trim is configured to form a clearance with the roof side rail by swinging a side portion of the roof trim in accordance with the deployment pressure of the airbag. The upper end of the sun visor is separated from the side of the roof side in the rear view of the vehicle in a state where the swing is restricted by the swing restricting means, and the roof side It is installed so as to be positioned at substantially the same height as the side portion of the rail, and is configured not to enter the swing displacement amount region of the side portion of the roof trim when the airbag is deployed.Is.
[0007]
  According to the above-described configuration, it is possible to prevent the airbag expansion and deployment area from being obstructed by the sun visor with a simple configuration, and to smoothly expand and deploy the airbag. Further, it is possible to prevent troubles in the swinging operation of the sun visor when the sun visor is swung from the retracted position of the front part of the vehicle body to the side use position.
[0008]
  According to a second aspect of the present invention, there is provided a vehicle equipped with the head protection airbag device according to the first aspect.Sun visor structureIn the above, the interior member is constituted by an assist grip.
[0009]
  According to the above configuration, it is possible to simply and effectively prevent the expansion and deployment of the airbag from being purchased using the existing assist grip.
[0010]
  Claim3The present invention relates to an airbag that is housed and arranged along the roof side rail, and that expands and deploys along the side wall surface of the passenger compartment by the operation of the inflator in the event of a side collision of the vehicle, and the side portion of the roof side rail. In a vehicle having a roof trim that covers the wall on the passenger compartment side and is displaced into the passenger compartment pressed by the deployment of the airbag, and a sun visor, the sun visor is placed on the top of the windshield around the vertical axis. A rotation support portion that is supported so as to be swingable and displaceable between a forward position along the vehicle and a lateral position in the vehicle width direction, and when the airbag is deployed, the side portion of the roof trim and the roof side rail The sun visor at the lateral position swings laterally about the vertical axis to form a predetermined gap between the vehicle interior side wall and the airbag. The swing regulating means for regulating a provided in the rotation support portionThe roof trim is configured such that a side portion of the roof trim swings according to the deployment pressure of the airbag to form a gap with the roof side rail, and the sun visor is Installed so that the upper end of the sun visor is spaced apart from the side of the roof side and at the same height as the side of the roof side rail, as seen from the rear of the vehicle in a state where swinging is restricted. And configured not to enter the swing displacement amount region of the side portion of the roof trim when the airbag is deployed.Is.
[0011]
  According to the above-described configuration, it is possible to prevent the airbag expansion and deployment area from being obstructed by the sun visor with a simple configuration, and to smoothly expand and deploy the airbag. Further, it is possible to prevent troubles in the swinging operation of the sun visor when the sun visor is swung from the retracted position of the front part of the vehicle body to the side use position.
[0012]
  According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a vehicle equipped with the head protection airbag device according to the third aspect.Sun visor structureThe pivot support part has a cylindrical vertical pivot part that rotatably supports the pivot axis, and a pin fixed to the pivot axis and the vertical pivot part so that the pin is inserted. The swing restricting means is constituted by a guide groove formed on the surface.
[0013]
  According to the said structure, it can prevent effectively that expansion expansion of an airbag is inhibited with a simple and compact structure.
[0014]
  The invention according to claim 5 is a vehicle equipped with the head protection airbag device according to any one of claims 1 to 4.Sun visor structureIn this embodiment, the sun visor is provided with a horizontal pivot portion that supports the sun visor so as to be swingable and displaceable between a storage position where the wall surface is located along the lower surface of the roof trim and a lower use position.
[0015]
  According to the above configuration, the sun visor swings and displaces from the retracted position along the lower surface of the roof trim downward to the use position with the horizontal pivot portion as the center, and the vehicle is swung with the vertical axis as a fulcrum. It swings and displaces to the lateral position in the width direction.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  1 to 3 show a vehicle equipped with a head protection airbag device according to the present invention.Sun visor structureThe embodiment of is shown. The vehicle includes an inflator 1 that operates according to a detection signal of a collision detection sensor (not shown) that detects a side collision and the like, and a bellows along the roof side rail 3 and the rear pillar 4 from the upper end of the front pillar 2 of the vehicle. An airbag 5 that is stored in a folded state, a gas supply pipe 6 that expands and deploys the airbag by supplying gas generated when the inflator 1 is operated to the airbag 5, and the front pillar. 2, a front pillar trim 7, a roof trim 8, a rear pillar trim 9, and a sun visor 10 that cover the wall surfaces of the roof side rail 3 and the rear pillar 4 on the vehicle interior side.
[0017]
  The airbag 5 is stored and disposed so as to extend from the upper end portion of the front pillar 2 to the rear side of the vehicle body along the side wall surface of the roof side rail 3. The roof trim 8 is covered by the side part 8a. The side edge 8a of the roof trim 8 is engaged with the weather strip 11 attached to the flange 3a of the roof side rail 3 so that the end edge (outer edge) is detachable (see FIG. (See FIG. 2). In FIG. 2, reference numeral 12 denotes a front door.
[0018]
  The rear portion 5a of the airbag 5 is housed and disposed so as to extend to the lower side of the vehicle body along the rear side portion of the rear pillar 4, and the inflator 1 is disposed on the lower side thereof. The rear end portion of the airbag 5 is fixed to the vehicle interior side wall surface of the rear pillar 4, that is, the inner panel 4a of the rear pillar 4 together with the gas supply pipe 6 by a fixing bolt 13 or the like (see FIG. 3). In FIG. 3, reference numeral 14 denotes a rear side door.
[0019]
  Further, a substantially parallelogram-shaped extending portion 8b covering the rear portion 5a of the airbag 5 housed and disposed so as to extend to the lower side of the vehicle body along the rear side portion of the rear pillar 4 is a rear end of the roof trim 8. (See FIG. 1). The extension 8b of the roof trim 8 has an upper and lower dimension set to approximately half of the rear pillar 4 and a width dimension set to approximately half of the rear pillar 4 so that the upper rear side of the rear pillar 4 is It is configured to cover.
[0020]
  A substantially L-shaped notch corresponding to the extension 8b of the roof trim 8 is formed on the upper portion of the rear pillar trim 9, and a portion excluding the rear side of the rear pillar 4, that is, the front side of the rear pillar 4 is formed. The portion is covered with an upper portion 9 a of the rear pillar trim 9. Further, as shown in FIG. 3, a flange portion 8c inclined obliquely outward is formed at the front edge of the extended portion 8b of the roof trim 8. Normally, the rear pillar trim is formed on the flange portion 8c. When the rear edge of the upper portion 9a of the 9 is in line contact, both members are superposed.
[0021]
  When the airbag 5 is expanded and deployed, the vehicle interior side wall surface of the rear pillar 4 has a vehicle compartment from the overlapping portion of the front edge of the extended portion 8b of the roof trim 8 and the rear edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9. The position of the guide member 15 that guides the airbag 5 so as to inflate inside corresponds to the overlapping portion of the front edge of the extended portion 8b of the roof trim 8 and the rear edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9. It is fixed to.
[0022]
  The extension of the roof trim 8 is between the lower edge of the extension 8b of the roof trim 8 and the lower edge of the notch formed in the rear pillar trim 9 corresponding to the extension 8b. An overlapping portion similar to the overlapping portion formed between the front edge of the portion 8b and the rear edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9 is provided. A similar overlap portion is also provided between the upper edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9 and the lower edge of the roof trim 8 corresponding thereto.
[0023]
  The sun visor 10 isAs shown in FIG. 2 and FIG.A header panel 15 installed below the front end of the roof panel is rotatably supported via a rotation support portion 16. The rotation support portion 16 is provided so as to protrude upward from the dish-shaped attachment portion 17 fixed to the header panel 15 by a fixture (not shown) such as a fixing bolt and the center portion of the attachment portion 17. And an outer peripheral flange portion of the mounting portion 17 is pressed against the lower surface of the roof trim 8 installed below the header panel 15 and the upper portion of the vertical pivot portion 18. Is fixed in a state of being inserted above the openings formed in the header panel 15 and the roof trim 8.
[0024]
  The rotation support portion 16 is provided with a vertical shaft 19 rotatably supported by the vertical pivot support portion 18, and a horizontal pivot support portion 21 composed of a horizontal axis is connected to the lower end portion of the vertical shaft 19. The horizontal pivot portion 21 is inserted and held in a cylindrical holding portion 20 embedded in the sun visor 10.
[0025]
  Then, by rotating the sun visor 10 around the horizontal pivot 21, the sun visor is moved from the retracted position along the lower surface of the roof trim 8 (see the solid line in FIG. 1 and FIG. 2) to the use position below. 10 is oscillated and displaced. Further, by rotating the sun visor 10 around the vertical pivot 18, the sun visor 10 is swung from the front position along the upper portion of the windshield to the side use position indicated by the phantom line in FIG. 2. It is configured to be displaced dynamically.
[0026]
  The vertical shaft 19 is fixed with the pin 23 inserted therethrough. The vertical pivot 18 is provided with an elongated guide groove 24 into which the insertion end of the pin 23 is inserted, and the vertical displacement of the vertical shaft 19 is allowed in the installation range of the guide groove 24. It has become so.
[0027]
  As shown in FIG. 5, when the sun visor 10 is swung and displaced from the front position to the side use position, the insertion end of the pin 23 is brought into contact with the side end of the guide groove 24. Thus, the rotational displacement of the vertical shaft 19 is restricted. As a result, when the airbag 5 described later is expanded and deployed, the sun visor 10 enters the swing displacement region of the side portion 8a of the roof trim 8 that is pressed by the airbag 5 and swings to the vehicle interior side. Is prevented. That is, the pin 23 inserted through and fixed to the vertical shaft 19 and the guide groove 24 formed in the vertical pivot 19 support the expansion and expansion region of the airbag 5 and the side 8a of the roof trim 8. Sun visor 10 in the dynamic displacement areaSwingRestrict entryRockingRegulatory means are configured.
[0028]
  Further, as shown in FIG. 6, between the front pillar 2 and the front pillar trim 7 installed on the vehicle interior side, one end is locked to the front pillar 2 by a locking tool 25 described later. At the same time, a fixing member 26 made of a belt-like member fixed by means such as the other end being sewn to the front end of the airbag 5 is disposed. In FIG. 6, reference numeral 27 denotes a windshield.
[0029]
  When the airbag 5 described below is expanded and deployed, as shown in FIG. 7, the fixing position of the front end portion of the airbag 5 fixed to the front pillar 2 by the fixing member 26 is set to the rear pillar 4 by the fixing bolt 13 or the like. The fixing position of one end portion of the fixing member 26, that is, the locking member 25 is locked to the front pillar 2 so that the fixing position of the rear end portion of the airbag 5 fixed to the airbag 5 is substantially the same height. The locking position of the fixing member 26 is set.
[0030]
  In the above configuration, when it is detected by the collision detection sensor that a side collision or the like has occurred in the vehicle, the gas generated when the inflator 1 is in an operating state enters the airbag 5 through the gas supply pipe 6. Supplied. As a result, the airbag 5 housed and arranged along the roof side rail 3 bulges downward, and as shown in FIG. 7, it is expanded and deployed so as to cover the side wall surface of the passenger compartment in a curtain shape.
[0031]
  That is, as shown in FIG. 8, when the airbag 5 is inflated downward, the side portion 8a of the roof trim 8 is pressed downward and swings and displaces toward the vehicle interior side. A predetermined gap is formed between the wall 3 on the vehicle interior side and the weather strip 11, and the airbag 5 is expanded and deployed from this gap. The pin 23 is inserted into and fixed to the horizontal shaft 22 and the guide groove 24 is formed in the vertical pivot 19.RockingSince the restricting means is configured to prevent the sun visor 10 from entering the expansion / deployment region of the airbag 5, the expansion / deployment of the airbag 5 is not hindered by the sun visor 10. The airbag 5 is expanded and deployed smoothly.
[0032]
  Further, when the rear portion 5 a of the airbag 5 disposed along the rear side portion of the rear pillar 4 is inflated, the rear portion 5 a of the airbag 5 is guided by the guide member 15 to the extended portion 8 b of the roof trim 8. It abuts and presses the extended portion 8b toward the inner side of the vehicle body. As a result, the overlap portion between the front edge of the extending portion 8b and the rear edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9 is separated, and the rear portion 5a of the airbag 5 bulges outward from the separated portion. It will be.
[0033]
  In the deployed state of the airbag 5, the front end portion is fixed to a substantially intermediate portion in the vertical direction of the front pillar 2 by the fixing member 26. In the illustrated example, the bulging portion of the airbag 5 includes a front seat front portion 5b covering a range including the installation portion of the center pillar 10 from the front pillar 2 and a range including the installation portion of the rear pillar 4. The airbag 5 is divided into a rear portion 5a for covering the rear seat, and the front portion 5b and the rear portion 5a of the airbag 5 are connected by a sheet-like connecting portion 5c. You may comprise so that the whole may bulge.
[0034]
  The airbag 5 is stored and arranged along the roof side rail 3 as described above, and is expanded and deployed along the side wall surface of the passenger compartment by the operation of the inflator 1 at the time of a side collision of the vehicle, and the roof side rail 3 In a vehicle including a roof trim 8 that covers a wall surface on the vehicle interior side and a sun visor 10, a rotation support portion 16 that rotatably supports the sun visor 10 with respect to the vehicle body, and expansion of the airbag 5 Restricts the sun visor 10 from entering the deployment areaRockingSince the restricting means is provided, the airbag 5 that expands and deploys at the time of a side collision of the vehicle is the sun visor-Thus, the airbag 5 can be smoothly expanded and deployed.
[0035]
  Therefore, the expansion and deployment of the airbag 5 is hindered by the sun visor 10, making it difficult to quickly deploy the airbag 5, or the sun visor 10 is pressed against the inner side of the vehicle compartment by the airbag 5. The airbag 5 can be expanded and deployed quickly and properly without causing problems such as being in contact with the head of the passenger and effectively protecting the head of the passenger and the like. it can.
[0036]
  In particular, as shown in the above embodiment, when the airbag 5 is expanded and deployed, the sun visor is placed in the swinging region of the side portion 8a of the roof trim 8.10The above,RockingWhen configured to be regulated by the regulating means, the expansion and deployment of the airbag 5 and the swinging displacement of the side portion 8a of the roof trim 8 corresponding to the expansion of the airbag 5 are caused by the sun visor.-Since it is possible to reliably prevent the air bag 10 from being obstructed, there is an advantage that the airbag 5 can be expanded and deployed more smoothly.
[0037]
  Further, a sun visor centering on a horizontal support portion 21 composed of a horizontal shaft connected to the vertical shaft 19.-The sun visor 10 is driven by predetermined entry restricting means, for example, a pin inserted and fixed to the horizontal pivot 21 and a long guide groove formed in the cylindrical holding portion 20. The sun visor 10 is prevented from entering the expansion / deployment region of the airbag 5 or the swinging region of the side portion 8a of the roof trim 8 by restricting movement to the side use position. Even in this case, the same effect can be obtained.
[0038]
  In particular, as shown in the above-described embodiment, a rotation shaft composed of a vertical shaft 19 that rotates and displaces together with the sun visor 10 is provided in the rotation support portion 16, and the rotation displacement of the vertical shaft 19 is determined as described above.RockingWhen configured to be regulated by the regulating means, there is an advantage that the sun visor 10 can be effectively prevented from entering the expansion / deployment region of the airbag 5 or the swing region of the roof trim with a simple configuration. A horizontal shaft that is rotationally displaced together with the sun visor 10 is provided, and the rotational displacement of the horizontal shaft is regulated by regulating means, so that the sun visor to the expansion deployment region of the airbag 5 or the swing region of the roof trim is provided. You may comprise so that 10 approach may be prevented.
[0039]
  Moreover, as shown in FIG. 9, the interior part which consists of the assist grip 28 etc. which were attached to the roof side rail 3Swing configured byYou may comprise so that a side movement of the sun visor 10 may be controlled by a control means. According to this configuration, the entry of the sun visor 10 into the expanded deployment region of the airbag 5RockingBy simply and surely restricting by the restricting means, the expansion and deployment of the airbag 5 at the time of a side collision of the vehicle or the like can be performed.-There is an advantage that it can be surely prevented from being inhibited by 10.
[0040]
  In the above embodiment, the rear portion 5 a of the airbag 5 is stored and disposed along the rear side portion of the rear pillar 4, and the extending portion 8 b extending downward along the rear side portion of the rear pillar 4 is provided at the rear of the roof trim 8. In addition to being provided at the end, the front edge of the extended portion 8b of the roof trim 8 and the rear edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9 are superposed with each other. Since the rear portion 5a of the airbag 5 is inflated from the overlapping portion of the extending portion 8b of the roof trim 8 and the upper portion 9a of the rear pillar trim 9 to the vehicle interior side, the roof is in the case of a side collision of the vehicle. The airbag 5 housed and arranged along the side rail 3 is expanded and deployed downward, and the rear portion 5a of the airbag 5 housed and arranged along the rear side of the rear pillar 4 extends from the roof trim 8. And the leading edge of 8b (the flange portion 8c), can be bulged toward the front side of the vehicle body from the polymerization unit of the rear edge of the upper portion 9a of the rear pillar trim 9.
[0041]
  Therefore, the side wall surface of the vehicle interior including the rear side portion of the rear pillar 4 can be covered over the wide range by the airbag 5 at the time of a side collision of the vehicle, and the occupant is urged to the side. When the head is pressed toward the installation portion of the rear pillar 4, the occupant can be effectively protected by the airbag 5. Moreover, since the rear portion 5a of the airbag 5 is retracted and disposed along the rear side portion of the rear pillar 4 as described above, the airbag 5 can be secured by locking the rear portion 5a of the airbag 5 to the side wall surface of the rear pillar 4. The deployment state can be stably maintained, and the support force for the head of the occupant pressed against the airbag is reduced as in the case where only the upper side of the airbag is supported and suspended from the roof side rail 3. There is an advantage that the head of the occupant can be supported stably without causing problems such as lack.
[0042]
  In particular, in the above embodiment, the rear end portion of the airbag 5 is fixed to the wall surface of the rear pillar 4 located near the lower end portion of the extending portion 8b provided at the rear end portion of the roof trim 8 by the fixing bolt 13 or the like. Since the vehicle is fixed, the rear end of the airbag 5 is relocated on the lower side of the vehicle body in the event of a vehicle crash.YaWhen the airbag 5 is fixed to the wall surface (inner panel 4a) of the pillar 4, the deployed state of the airbag 5 is stably maintained, and this is the case when the occupant's head is pressed against the rear portion 5a of the airbag 5. Sufficient support force against the pressing force can be secured.
[0043]
  Further, as shown in the above embodiment, a fixing member 26 for fixing the front end portion of the airbag 5 to the front pillar 2 is provided, and the fixing position of the front end portion of the airbag 5 with respect to the front pillar 2 of the fixing member 26, that is, The position of the front end portion of the fixing member 26 locked by the locking tool 25 and the fixing position of the rear end portion of the airbag 5 with respect to the rear pillar 4, that is, the fixing of the rear portion 5a of the airbag 5 by the fixing bolt 13 or the like. When the positions are set at substantially the same height, the front end portion and the rear end portion of the airbag 5 are placed on the lower side of the vehicle body and the front pillar 2 and the rear portion at the time of a side collision of the vehicle.YaIn a state of being fixed to the wall surface of the pillar 4, it can be expanded and deployed along the side wall surface of the passenger compartment. Therefore, there is an advantage that the supporting force against the pressing force can be further increased when the head of the occupant is pressed against the rear portion 5a of the airbag 5.
[0044]
【The invention's effect】
  As described above, the present invention stores and arranges along the roof side rail, and expands and deploys along the side wall surface of the passenger compartment by the operation of the inflator at the time of a side collision of the vehicle, the sun visor, In the vehicle provided with the above-mentioned, there is provided a rotation support portion for rotatably supporting the sun visor with respect to the vehicle body, and an entry restriction means for restricting the sun visor from entering the expansion / deployment region of the airbag. By restricting the entry of the sun visor into the expansion / deployment region of the airbag, the expansion / deployment of the airbag can be performed in the event of a side collision of the vehicle.-It is possible to reliably prevent the air bag from being obstructed and to smoothly expand and deploy the airbag.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing the inside of a vehicle equipped with a head protection airbag device according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 4 is a partial cross-sectional view showing a specific configuration of a rotation support portion of a sun visor.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a usage state of a sun visor.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is a view corresponding to FIG. 1 and showing a deployed state of the airbag.
FIG. 8 is a view corresponding to FIG. 2 showing a state where the airbag is deployed.
FIG. 9 is a view corresponding to FIG. 2 showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
  1 Inflator
  3 Roof side rail
  8 Roof trim
  8a Side of roof trim
  10 Sun visor
  16 Rotating support
  18 Vertical pivot
  19 Vertical axis (rotating axis)
  21 Horizontal pivot
  23 pin (RockingRegulatory measures)
  24 Guide groove (RockingRegulatory measures)
  28 Assist grip (interior member)

Claims

ルーフサイドレールに沿って格納配置され、車両の側突時等に、インフレータの作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグと、側辺部がルーフサイドレールの車室側の壁面を覆い、上記エアバッグの展開により押圧されて車室内に変位するルーフトリムと、サンバイザーとを備えた車両において、このサンバイザーを、垂直軸を中心としてフロントガラスの上部に沿った前方位置と、車幅方向の側方位置との間で揺動変位自在に支持する回動支持部と、上記ルーフサイドレールに取り付けられてルーフトリムの側辺部よりも車室側に延出する内装部品とを備え、この内装部品は、上記エアバッグの展開時に、上記ルーフトリムの側辺部とサイドレールの車室側の壁面との間に、エアバッグが拡張展開する所定の間隙を確保すべく、上記側方位置にあるサンバイザーに当接することにより、上記垂直軸を中心としたサンバイザーの車幅方向側方への揺動を規制する揺動規制手段を構成し、上記ルーフトリムは、その側辺部がエアバッグの展開圧に応じて揺動することによりルーフサイドレールとの間に隙間を形成するように構成され、上記サンバイザーは、揺動規制手段により揺動を規制されている状態における車両の後面視で、サンバイザーの上端部がルーフサイドの側辺部と離間し、かつルーフサイドレールの側辺部と略同じ高さに位置するように設置されるとともに、上記エアバッグの展開時におけるルーフトリムの側辺部の揺動変位量域に進入しないように構成されたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造。An air bag that is stored and arranged along the roof side rail and expands and deploys along the side wall surface of the vehicle compartment by the operation of the inflator in the event of a side collision of the vehicle, and the side wall portion of the roof side rail on the vehicle side In a vehicle having a roof trim that is pressed by the deployment of the airbag and displaced into the vehicle interior, and a sun visor, the sun visor has a front position along the upper portion of the windshield around the vertical axis. , A rotation support portion that is swingably displaceable with respect to a side position in the vehicle width direction, and an interior part that is attached to the roof side rail and extends to the vehicle compartment side from the side portion of the roof trim The interior part should secure a predetermined gap for expanding and deploying the airbag between the side portion of the roof trim and the wall surface of the side rail on the passenger compartment when the airbag is deployed. The swing trim is configured to regulate swinging of the sun visor about the vertical axis in the vehicle width direction side by contacting the sun visor at the side position. The side portion of the sun visor swings according to the deployment pressure of the airbag to form a gap with the roof side rail, and the sun visor is controlled to swing by swing control means. When the vehicle is in the rear view, the sun visor is installed so that the upper end of the sun visor is separated from the side of the roof side and is located at substantially the same height as the side of the roof side rail. A sun visor structure for a vehicle equipped with a head protection airbag device, characterized in that it does not enter a swing displacement amount region of a side portion of a roof trim when the bag is deployed.

請求項１に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造において、上記内装部材は、アシストグリップであることを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造。In sun visor structure of a vehicle equipped with a head protection air bag device according to claim 1, said interior member is a sun visor structure of a vehicle equipped with a head protection air bag device, characterized in that the assist grip .

ルーフサイドレールに沿って格納配置され、車両の側突時等に、インフレータの作動により車室の側壁面に沿って拡張展開するエアバッグと、側辺部がルーフサイドレールの車室側の壁面を覆い、上記エアバッグの展開により押圧された車室内に変位するルーフトリムと、サンバイザーとを備えた車両において、このサンバイザーを、垂直軸を中心としてフロントガラスの上部に沿った前方位置と車幅方向の側方位置との間で揺動変位自在に支持する回動支持部を備えるとともに、上記エアバッグの展開時に、上記ルーフトリムの側辺部とルーフサイドレールの車室内側の壁面との間に、エアバッグが拡張展開する所定の間隙を形成すべく、上記側方位置にあるサンバイザーが上記垂直軸を中心として車幅方向側方へ揺動するのを規制する揺動規制手段を上記回動支持部に設け、上記ルーフトリムは、その側辺部がエアバッグの展開圧に応じて揺動することによりルーフサイドレールとの間に隙間を形成するように構成され、上記サンバイザーは、揺動規制手段により揺動を規制されている状態における車両の後面視で、サンバイザーの上端部がルーフサイドの側辺部と離間し、かつルーフサイドレールの側辺部と略同じ高さに位置するように設置されるとともに、上記エアバッグの展開時におけるルーフトリムの側辺部の揺動変位量域に進入しないように構成されたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造。An air bag that is stored and arranged along the roof side rail and expands and deploys along the side wall surface of the vehicle compartment by the operation of the inflator in the event of a side collision of the vehicle, and the side wall portion of the roof side rail on the vehicle side In a vehicle provided with a roof trim that is displaced by the deployment of the airbag and is displaced into the vehicle interior, and a sun visor, the sun visor is positioned forwardly along the upper portion of the windshield around the vertical axis. A rotation support portion that is supported so as to be swingable and displaceable with respect to a lateral position in the vehicle width direction, and a side wall portion of the roof trim and a side wall of the roof side rail on the vehicle interior side when the airbag is deployed. In order to form a predetermined gap in which the airbag is expanded and deployed, the sun visor at the side position is controlled to swing from side to side in the vehicle width direction around the vertical axis. A regulating means is provided in the rotation support portion, and the roof trim is configured to form a gap with the roof side rail by swinging its side portion according to the deployment pressure of the airbag, The sun visor is a rear view of the vehicle in a state in which the swing is restricted by the swing restricting means, and the upper end of the sun visor is separated from the side of the roof side and the side of the roof side rail The head protection air is installed so as to be positioned at substantially the same height and is configured not to enter the swing displacement amount region of the side portion of the roof trim when the airbag is deployed. Sun visor structure for vehicles equipped with bag devices.

請求項３に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造において、上記回動支持部は、回動軸を回動自在に支持する筒状の垂直枢支部を有し、回動軸に固着されたピンと、このピンが挿入されるように上記垂直枢支部に形成されたガイド溝とにより上記揺動規制手段が構成されたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造。The sun visor structure for a vehicle equipped with the head protection airbag device according to claim 3, wherein the rotation support portion has a cylindrical vertical pivot support portion that rotatably supports the rotation shaft, Mounted with a head protection airbag device, wherein the swing restricting means is constituted by a pin fixed to a moving shaft and a guide groove formed in the vertical pivot so that the pin is inserted Vehicle visor structure .

請求項１〜４のいずれか１項に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造において、上記サンバイザーを、その壁面がルーフトリムの下面に沿うように位置する格納位置と、下方の使用位置との間で揺動変位自在に支持する水平枢支部を備えたことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両のサンバイザー構造。The sun visor structure of the vehicle carrying the head protection airbag device according to any one of claims 1 to 4, wherein the sun visor is placed at a storage position where the wall surface is along the lower surface of the roof trim. A sun visor structure for a vehicle equipped with a head protection airbag device, characterized in that it comprises a horizontal pivot portion that is supported so as to be swingable and displaceable between the lower use position and the lower use position.