JP3881196B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は移動局との間で無線により通信する無線基地局装置に係わり、特に複数のベースバンド信号処理部に制御チャネル、通話チャネルを分散して割り当てる無線基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動局との間で無線により通信を行う無線基地局装置(BTS: Base Station Transceiver Subsystem)1は、図5に示すようにアンプ部1a、無線部1b、それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部1c1〜1cn、制御部1d、基地局制御装置(BSC: Base Station Controller)3とのインターフェース部1eを備えている。
【0003】
アンプ部1aは送受信信号を増幅し、無線部1bはアンテナよりアンプ部1aを介して入力する高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に、べースバンド信号を高周波信号に変換してアンプ部1aを介してアンテナに入力する。べースバンド信号処理部1c1〜1cnはそれぞれ、複数チャネル分の通信信号(各種制御信号、音声信号など)に対して拡散、直交変調などの処理を施して無線部1bに入力し、また、無線部から入力する複数チャネル分の通信信号に対して直交検波、逆拡散、データ復調などの処理を施し、復調データをインターフェース部1eに入力する。インターフェース部1eは信号多重・信号分離処理や基地局装置(BTS)/基地局制御装置(BSC)間の信号変換処理を行う。制御部1dは呼制御、通話チャネル設定制御、送信電力管理制御などの各種制御を行う。
【0004】
通話チャネル(トラヒックチャネル)の20m秒フレームは16個の無線フレームオフセット(1.25m秒)に分割され、べースバンド信号処理部1c1〜1cnは各無線フレームオフセット単位で割り当てられている通話チャネルの信号処理を実行する。各無線フレームオフセットにおいてべースバンド信号処理部が処理可能なチャネル数には限界がある。このため、新たに通話チャネルをべースバンド信号処理部に割り当てる際、各べースバンド信号処理部の無線フレームオフセットにおける負荷(チャネル数)を考慮して、どのべースバンド信号処理部に通話チャネルを割当てるか選択する必要がある。
【0005】
又、図6に示すように基地局装置1を中心として無線ゾーンZNが存在するが該無線ゾーンは複数のサービスエリア(セクタA,セクタB、セクタC)に分割され、各セクタ内に指向性アンテナ1a1,1a2,1a3が設けられ、基地局装置1は該アンテナを介してセクタ内の移動局2a,2b,2cと無線信号を送受するようになっている。
以上のように、基地局装置(BTS)1は、無線チャネル用の複数のベースバンド信号処理部1c1〜1cnを具備しており、これらべースバンド信号処理部を使用して各セクタに必要な制御チャネルを設定する。無線基地局装置(BTS)1をしてセクタ単位に運用を開始させるには、各セクタに対して少なくとも以下の4つの制御チャネル
(1)Pilot Channel (パイロットチャネル)
(2)Sync Channel (同期チャネル)
(3)Paging Channel (一斉呼び出し/報知情報送信用下り制御チャネル)
(4)Access Channel (無線加入者端末からの発信、着信応答メッセージ送信用上り制御チャネル)
を設定する必要がある。
【0006】
このうち、Paging ChannelとAccess Channelはセクタ毎に複数チャネルの設定が可能である。セクタに設定する各制御チャネルの数及び各制御チャネルにどのベースバンド信号処理部を割当てるかは、BTS運用データ(局運用データ)により予め固定的に設定される。
従って、従来は局運用データに基づいて各セクタに制御チャネルを設定すると共に、各セクタの制御チャネルを所定のベースバンド信号処理部に割り当てている。
また、各ベースバンド信号処理部に割り当てているチャネル数を監視し、割当てチャネル数の少ないベースバンド信号処理部に新たな通話チャネル、制御チャネルを割り当てるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
基地局(BTS)開局時において、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合がある。かかる場合、Paging Channel/Access Channelの設定数を減らす必要があるか否かを判断し、減らす必要がなければ、当該使用できなくなったベースバンド信号処理部に割り当てていた制御チャネルの割当てを解除し、他のベースバンド信号処理部に再割当てを行う必要がある。又、減らす必要があれば、各セクタに設定した制御チャネルを減らしてベースバンド信号処理部の再割当てを行う必要がある。
【0008】
しかし、従来は、制御チャネルの割当てに関して、どのセクタにいかなる制御チャネルを何チャネル分割り当てるか、どのベースバンド信号処理部にどのセクタの制御チャネルを割当てるかを基地局の局運用データで固定的に設定するものであった。このため、基地局(BTS)開局時において、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合、あるいは、装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少ない場合、必要以上に制御チャネルの割り当て数を減らしたり、処理能力以上に制御チャネルを割り当てるなどの問題があった。
【0009】
又、通話チャネルを割当てる場合、ベースバンド信号処理部の負荷分散と呼損率低減のために、同一のベースバンド信号処理部の同一無線フレームオフセットに割り当てが集中しないようにチャネル割当て箇所を選択する必要がある。しかし、従来は厳密な負荷分散を考慮に入れず、各ベースバンド信号処理部に対する無線フレームオフセットの条件のみで割当てを行っていた。
制御チャネルを構成する個々のチャネルの処理負荷は異なるものであり、しかも通話チャネルの処理負荷は伝送レートにより異なるものである。従来はチャネル毎の処理負荷を考慮せず、単に無線フレームオフセットの条件を満足するように新たな通話チャネルや制御チャネルを割り当てるものである。このため、負荷の大きいチャネルが1つのベースバンド信号処理部の所定無線フレームオフセットに集中すると該無線フレームオフセットおける負荷が大きくなってしまい、処理能力を超えて呼損が発生し、呼損率が大きくなる問題があった。また、通話を継続したまま他の基地局にハンドオフできるようにすることが、呼損を低減することにつながる。ハンドオフを可能とする条件は、ハンドオフ元の基地局とハンドオフ後の基地局とが同一無線フレームオフセットを使用することである。以上より、各チャネルの処理負荷を考慮して、べースバンド信号処理部毎に及び無線フレームオフセット毎に均等に負荷分散する必要がある。
【0010】
本発明の目的はベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合、制御チャネルの設定数を減らす必要があるか否かを正しく判断し、各セクタに適切な数の制御チャネルを設定できるようにすることである。
本発明の別の目的は、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合、未実装によりあるいは障害により使用できなくなったべースバンド信号処理部に割り当てていた制御チャネルを処理可能な他のべースバンド信号処理部にその処理能力を超えないように、かつ、負荷分散するように再割当を行うことである。
本発明の別の目的は、チャネル毎の処理負荷を考慮して厳密に各べースバンド信号処理部の負荷が分散するように新たな通話チャネルや制御チャネルをベースバンド信号処理部に動的に割り当てられるようにすることである。
本発明の別の目的は、複数実装して稼動しているべースバンド信号処理部へのチャネル割当てを、各べースバンド信号処理部の負荷が均一化となるように分散し、特定のべースバンド信号処理部が過負荷状態になることを防止し、又、べースバンド信号処理部の安定動作を向上させ、更には、べースバンド信号処理部の障害時におけるシステムダウンを低減することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
発明において、チャネル割当制御部は、処理可能な全ベースバンド信号処理部の処理能力とその実装数及び制御チャネルの処理負荷とに基づいて各サービスエリアに割り当てる制御チャネルの種別及び数を決定し、各サービスエリアに制御チャネルを割り当てる。具体的には、通話チャネル及び制御チャネルを構成する個々のチャネルに処理負荷に応じた重み値が定義されている場合、チャネル割当制御部は、処理可能な全べースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力と、全サービスエリアに設定した制御チャネルの重み値換算の処理負荷とに基づいて、局運用データで指定された制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば局運用データに従って該制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる。
【0012】
ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少ない場合、局運用データにしたがって制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てることができない。かかる場合、チャネル割当制御部は、べースバンド信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み値換算の処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力との比を計算し、処理不可能なべースバンド信号処理部に割り当てた制御チャネルを、前記処理負荷あるいは前記比率が小さなべースバンド信号処理部に割り当てる。
【0013】
又、局運用データで設定された制御チャネルを各サービスエリアに設定することが不可能であれば、処理可能な全べースバンド信号処理部の前記重み値換算の処理能力と、それぞれのサービスエリアに割り当てる最小構成の全制御チャネルの重み値換算した処理負荷とに基づいて、最小構成の制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる。
【0014】
発明によれば、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合、制御チャネルの設定数を減らす必要があるか否かを正しく判断し、各セクタに適切な数の制御チャネルを設定できる。すなわち、減らす必要が無ければ、局運用データにしたがって制御チャネルを各セクタに割り当て、且つ、制御チャネルの処理の実行を各べースバンド信号処理部に割り当てることができる。又、減らす必要があれば、最小構成の制御チャネルを各セクタに設定することが可能であるか否かを正しく判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの処理の実行をべースバンド信号処理部に割り当てることができ、不可能であれば全セクタの閉塞を行うことができる。
【0015】
また、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合、未実装によりあるいは障害により使用できなくなったべースバンド信号処理部に割り当ていた制御チャネルを処理可能な各べースバンド信号処理部にその処理能力を超えないように、かつ、負荷分散するように再割当を行うことができる。
また、複数実装して稼動しているべースバンド信号処理部へのチャネル割当てをべースバンド信号処理部毎に均一化することにより、特定のべースバンド信号処理部が過負荷状態になることを防止することができる。又、各べースバンド信号処理部の処理負荷を均等分散することにより、べースバンド信号処理部の安定動作を向上させることができる。更に、サービス運用に必要な制御チャネルの収容を複数のべースバンド信号処理部に分散させることにより、べースバンド信号処理部の障害時のシステムダウンを低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(A)発明の概略
べースバンド信号処理部へ負荷が均一に分散するようにチャネル(通話チャネル、制御チャネル)を割り当てる場合、べースバンド信号処理部の収容チャネル数だけを考慮する従来の単純な方法では均等に負荷分散することができない。これは、制御チャネルの種別や通話チャネルの通信レートにより、そのチャネルの動作にかかるべースバンド信号処理部の処理負荷が同一ではないためである。
【0018】
本発明では、各制御チャネルの種別および通話チャネルの通信レートにより処理負荷が異なることに着目し、通話チャネル及び制御チャネルに処理負荷に応じた重み値を定義する。これにより、各べースバンド信号処理部に割当てられている全チャネルの処理負荷の合計(重み付け総計)を算出し、新たなチャネルを割当てる際に複数のべースバンド信号処理部の中から最も重み付け総計の低いべースバンド信号処理部を選択して新たなチャネルを割り当てる。このようにすれば、べースバンド信号処理部へ処理負荷を均等に分散することができる。
【0019】
各セクタに対して少なくとも以下の4つの制御チャネル、(1)Pilot Channel、(2)Sync Channel、(3)Paging Channel、(4)Access Channelを設定する必要がある。このうち、Paging ChannelとAccess Channelはセクタ毎に複数チャネルの設定が可能であり、各セクタに設定する各制御チャネルの数及び制御チャネルをどのベースバンド信号処理部に割当てるかは、BTS運用データ(局運用データ)により予め指定される。しかし、べースバンド信号処理部の処理能力とその実装数及び制御チャネルの処理負荷に応じて制御チャネルを局運用データで指定された通りに設定できない場合がある。本発明では局運用データで指定された通りに制御チャネルを設定できなくなったことを的確に判断し、かかる場合にセクタ単位に制御チャネルをサービス可能な最小構成で設定する。
【0020】
また、各無線フレームオフセットにおける実際の負荷状態が、どのべースバンド信号処理部に通話チャネルを割当てるかの選択条件となる。すなわち、ハンドオフ時に指定された無線フレームオフセットに空きがあるべースバンド信号処理部の候補の中から、それぞれ現在収容されている制御チャネルおよび通話チャネルの重み付け値を計算し、最も負荷の軽いべースバンド信号処理部を選択して通話チャネルを割当てる。尚、指定された無線フレームオフセットに空きが存在することは必須条件であり、以下では、この点に付いては言及しない。
【0021】
(B)無線基地局制御装置の構成
図1は本発明の無線基地局装置を含む移動無線システム全体の構成図であり、11は移動局との間で無線により通信を行う無線基地局装置(BTS: Base Station Transceiver Subsystem)、12a〜12cは移動局(携帯電話端末)、13は基地局制御装置(BSC: Base Station Controller)、14は基地局制御装置に接続され、局運用データなどを入力する保守・操作制御部、15は公衆網等のネットワークである。無線基地局装置11を中心とする無線ゾーンは例えば図6に示すように3つのセクタA〜セクタCに区分されており、各セクタに移動局12a〜12cが存在している。
【0022】
無線基地局装置11は、各セクタ毎に指向性アンテナ21a〜21c、アンプ部22a〜22c、無線部23a〜23cを備えている。又、無線基地局装置11は、ベースバンド信号処理を行うベースバンド部24、チャネル割り当て制御等を行う基地局内の制御装置25、伝送インターフェース部26を備えている。
アンプ部21a〜21cは送受信信号を増幅し、無線部22a〜22cはアンテナよりアンプ部21a〜21cを介して入力する高周波信号をべースバンド信号に周波数変換すると共に、べースバンド信号を高周波信号に変換してアンプ部21a〜21cを介してアンテナに入力する。べースバンド部24には複数のべースバンド信号処理部24a〜24nが設けられ、それぞれ複数チャネル分の通信信号(各種制御信号、音声信号、データ信号など)に対して拡散、直交変調などの処理を施して無線部23a〜23cに入力し、また、無線部23a〜23cから入力する複数チャネル分の通信信号に対して直交検波、逆拡散、データ復調などの処理を施し、復調データをインターフェース部26に入力する。インターフェース部26は信号多重・信号分離処理や基地局(BTS)/基地局制御装置(BSC)間の信号変換処理を行う。制御部25は呼制御、送信電力管理制御などの各種制御を行うと共に、本発明に係わる後述のチャネル割り当て制御を行う。チャネル割り当て制御に必要なBTS運用データは保守・操作制御部14により設定され、基地局制御装置13より伝送インターフェース26を介して制御部25に入力される。
【0023】
(C)従来例と本発明の割り当て制御の比較
以下では、従来の重み付け値を用いない場合と本発明の重み付けを用いる場合の割当て制御方法の差異を説明する。
(a)重み付け値を用いない場合のチャネル割当て例(従来例)
前提条件として、▲1▼実装べースバンド信号処理部数を3とし、それぞれをBB#1〜BB#3と表記し、▲2▼1べースバンド信号処理部当たりの最大収容可能チャネル数を10とし、▲3▼各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3に表1に示すように制御チャネルが既に割り当てられているものとする。
【0024】
【表1】
Figure 0003881196
すなわち、各装置の割当て済み制御チャネル数の合計は、
BB#1=2本、 BB#2=5本、 BB#3=5本
である。
【0025】
上記条件で1つのべースバンド信号処理部の最大収容可能チャネル数(=10)に対する各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3の収容チャネル数は
BB#1=2/10、 BB#2=5/10、 BB#3=5/10
となる。これに通話チャネルを6チャネル収容する場合、各べースバンド信号処理部への割当てチャネル数が均等になるようにBB#1に4チャネル、BB#2に1チャネル、BB#3に1チャネルを割当てるものとする。これにより、最大収容可能チャネル数(=10)に対する各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3の収容チャネル数は
BB#1=6/10、 BB#2=6/10、 BB#3=6/10
となる。しかし、各制御チャネルの種別に応じてべースバンド信号処理部にかかる処理負荷の差を考慮すると各べースバンド信号処理部の収容チャネル数換算は
BB#1=6/10、 BB#2=11/10、 BB#3=7/10
となる。ただし、各制御チャネルの処理負荷は、9.6kbsp通話チャネルの処理負荷を1として、Pilotチャネル=1、Syncチャネル=1、Pagingチャネル=2、Accessチャネル=2とする(この係数をチャネルの“重み付け値”という)。
【0026】
従来例のように割当チャネル数が均等になるように通話チャネルを追加すると、すなわち、制御チャネルおよび通話チャネルの重み付けを考慮せずにべースバンド信号処理部の選択を行うと、べースバンド信号処理部BB#2のように処理負荷が処理能力をオーバすることになり、べースバンド信号処理部の過負荷が生じ、安定動作が保証できなくなる。
【0027】
(b)重み付け値を用いた場合のチャネル割当て例(本発明)
従来の問題点を解決するために各チャネルに処理負荷に応じた重み付け値を定義し、新たな通話チャネルを収容する際、全収容チャネルの重み付け総計を算出し、重み付け総計が最小のべースバンド信号処理部に通話チャネルを割り当てる。これにより、各べースバンド信号処理部に処理負荷が均等に分散するようにチャネルの割当てを行うことができる。
前提条件として、▲1▼実装べースバンド信号処理部数を3とし、それぞれをBB#1〜BB#3と表記し、▲2▼1べースバンド信号処理部当たりの最大収容可能チャネル数を9.6kbps音声チャネルに換算して10チャネルとし、▲3▼各制御チャネルの重み付け値を9.6kbsp通話チャネルを1に対して、Pilotチャネル=1、Syncチャネル=1、Pagingチャネル=2、Accessチャネル=2とする。又、▲4▼各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3に表2に示すように制御チャネルが既に割り当てられているものとする。
【0028】
【表2】
Figure 0003881196
すなわち、各装置の割当て済み制御チャネル数の合計は、
BB#1=2本、 BB#2=5本、 BB#3=5本
である。この状態で新たに通話チャネルを6チャネル収容する場合、各べースバンド信号処理部の重み付け総計が均等になるように各べースバンド信号処理部へチャネルを割当てる。最大収容可能チャネル数(=10)に対する各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3の現在の重み付け総計は
BB#1=2/10、 BB#2=10/10、 BB#3=6/10
である。通話チャネルを各べースバンド信号処理部BB#1〜BB#3の重み付け総計の低い順に選択することにより、BB#1に5チャネル、BB#3に1チャネル割り当てる。これにより、
BB#1=7/10、 BB#2=10/10、 BB#3=7/10
となる。このように、本発明によれば、各べースバンド信号処理部の処理能力を超えないように、且つ、各べースバンド信号処理部に均等に負荷が分散するようにチャネルを割り当てることができる。尚、以上では通話チャネルを割り当てた場合であるが、制御チャネルを割り当てる場合も同様に考えることができる。
【0029】
(D)制御チャネルのセクタへの設定処理
(a)処理フロー
図2は制御チャネルのセクタへの設定処理フローであり、予め、通話チャネル及び各制御チャネルに対して処理負荷に応じた重み値が定義されているものとする。又、比率X [%] 、Y [%] はBTS運用データにより予め保守操作部14により設定されているものとする。
制御部(チャネル割当制御部)25は、局運用データより基地局装置1に実装されているべースバンド信号処理部数を読み出し(ステップ101)、全べースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力と全セクタに設定した制御チャネルの重み値換算の処理負荷との比(制御チャネル設定比率)p-totalを算出する(ステップ102)。ついで、制御部25は、全べースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力とそれぞれのセクタに設定する最小構成の全制御チャネルの重み値換算した処理負荷との比(最小構成設定判断比率)p-minを算出する(ステップ103)。
【0030】
ついで、制御チャネル設定比率p-totalと設定比率Xとの大小を比較し(ステップ104)、p-total≦Xであれば、全べースバンド信号処理部の処理能力に対して全制御チャネルの処理に必要な負荷は小さい。このため、各セクタに局運用データ指定通りに制御チャネルを割り当て可能であると判定する(ステップ105)。
一方、ステップ104において、p-total>Xであれば、全べースバンド信号処理部の処理能力に対して全制御チャネルの処理に必要な負荷は大きい。このため、各セクタに局運用データ指定通りに制御チャネルを割り当てることは不可能であると判定する。かかる場合には、最小構成設定判断比率p-minと設定比率Yとの大小を比較し(ステップ106)、最小構成の制御チャネルを各セクタに設定することが可能か判断する。
【0031】
すなわち、p-min≦Yであれば、全べースバンド信号処理部の処理能力に対して最小構成の全制御チャネルの処理に必要な負荷は小さい。このため、各セクタに最小構成で制御チャネルを割り当て可能であると判定する。すなわち、最小構成で制御チャネルを各セクタに割り当てる(ステップ107)。しかし、p-min>Yであれば、全べースバンド信号処理部の処理能力に対して最小構成の全制御チャネルの処理に必要な負荷は大きい。このため、各セクタに最小構成で制御チャネルを割り当てることができないと判定し、全セクタへの電力送出を行わず全セクタを閉塞する(ステップ108)。
【0032】
(b)制御チャネルのセクタへの設定処理の具体例
▲1▼チャネルの重み付け
予め基地局装置BTSで使用する各チャネルに対して重み付けを行う。表3は各チャネルの重み付け一覧であり、これらの値はBTS運用データで設定される。
【0033】
【表3】
Figure 0003881196
▲2▼制御チャネルの最小構成判断比率
制御チャネルをBTS局運用データ通りの指定で各セクタに設定するか、あるいは、最小構成(Pilot、Sync、Paging、Access 各1本)で各セクタに設定するかを判断する比率をX [%] 、制御チャネルを最小構成で設定した際に、電波の送出開始を行うかを判断する比率をY [%] とする。このX と Y で基地局装置BTSの制御チャネル設定に関する最小運用構成が決定される。これらXおよび、Yの値はBTS運用データとしてあらかじめ保守操作部14により設定されている。
【0034】
▲3▼制御チャネルの各セクタへの割当て方法
・重み付け計算
制御チャネルの初期設定時(セクタ運用開始時)、9.6kbps通話チャネル相当で全実装べースバンド信号処理部の重み付け総計w-totalを計算する。ただし、1べースバンド信号処理部あたり、9.6kbpsの25通話チャネル(Traffic Channel)をサポートするものとする。また、局運用データ指定の制御チャネルを全て設定したときの全セクタ分の重み付け総計をw-cnt、その値w-cntの全実装べースバンド信号処理部の重み付け総計w-totalに対する割合をp-totalを計算する。
Figure 0003881196
・制御チャネルの設定
制御チャネル設定比率p-totalと設定比率Xとの大小を比較し、p-total ≦ X であれば、局運用データ指定の制御チャネルを各セクタに設定可能と判断する。この結果、局運用データ指定の制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部に割り当てる。この割り当ては表4に示す順序にしたがって運用データ指定通りに行う。
【0035】
【表4】
Figure 0003881196
尚、局運用データで指定されたべースバンド信号処理部が実装されていない場合、もしくは指定されたべースバンド信号処理部が障害等の場合、局運用データ指定通りに制御チャネルをべースバンド信号処理部に割り当てることが出来ない。かかる場合には、表4に示す順序で局運用データ指定通りに制御チャネルを割り当てる処理を行い、割当処理終了後、後述するダイナミックなチャネルの割当て方法を実行して、未割り当ての制御チャネルを所定のべースバンド信号処理部に割り当てる。
一方、p-total > X であれば、局運用データ指定の制御チャネル数の設定が不可能であると判断し、つぎに各セクタに最小構成で制御チャネルを設定できるか判断する。
【0036】
制御チャネルの最小構成での重み付け総計をw-min、その値の全実装べースバンド信号処理部の重み付け総計w-totalに対する割合をp-minとし、これらを次式により計算する。
w-min = (w-pilot + w-sync + w-page + w-access) x 3(セクタ数)
p-min = w-min / w-total x 100 [%]
ついで、最小構成設定判断比率p-minと設定比率Yとの大小を比較し、p-min≦Yであれば最小構成での設定が可能と判断し、最小構成の制御チャネルで運用する。制御チャネルのべースバンド信号処理部に対する割り当てを表4に示す順序にしたがって最小構成で行う。
しかし、p-min > Y であれば、最小構成の制御チャネルの設定も不可能と判断し、電波送出を停止して全セクタを閉塞とする。
【0037】
(E)ダイナミックなべースバンド信号処理部の割当て方法
図3はダイナミックなべースバンド信号処理部の割当て処理フローである。
局運用データの指定通りに各制御チャネルを表4に示す順序で各べースバンド信号処理部に割り当てる(ステップ201)。この割り当てに際して、局運用データにより指定されたべースバンド信号処理部が基地局装置1に全て実装されているかチェックし(ステップ202)、全て実装されていれば、局運用データ指定通りに制御チャネルをべースバンド信号処理部に設定されたと判断する(ステップ203)。
【0038】
一方、ステップ202において、局運用データにより指定されたべースバンド信号処理部が基地局装置に1つでも実装されていなければ、実装されていないべースバンド信号処理部に割り当てた制御チャネル(再割り当て対象制御チャネル)を新たに割り当てる選択候補リストを作成する(ステップ204)。実装されているべースバンド信号処理部がすべて選択候補になる。ついで、選択候補のべースバンド信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み付け総計(処理負荷)、あるいは該重み付け総計とべースバンド信号処理部の処理能力との比を計算する(ステップ205)。
【0039】
しかる後、以下の▲1▼〜▲3▼の順でべースバンド信号処理部の選択を行う。すなわち、
▲1▼制御チャネルが設定されていないべースバンド信号処理部、
▲2▼再割り当て対象制御チャネルが設定されるセクタと同一セクタの制御チャネルが設定されているべースバンド信号処理部、
▲3▼再割り当て対象制御チャネルが設定されるセクタとは別のセクタの制御チャネルが設定されているべースバンド信号処理部、
を選択順序とする(ステップ206)。
【0040】
ついで、べースバンド信号処理部のうち、重み付け総計、あるいは該重み付け総計とべースバンド信号処理部の処理能力との比が最も小さなべースバンド信号処理部を最終的に選択し、このべースバンド信号処理部に再割り当て対象制御チャネルを割り当てる(ステップ207)。
【0041】
(F)通話チャネルのべースバンド信号処理部への割当て方法
図4は通話チャネルの割り当て処理フローである。
呼制御により、あるいはハンドオフ制御により、新たな通話チャネルの割り当てが要求されると、制御部25は、指定された無線フレームオフセットの空いているべースバンド信号処理部の候補リストを作成する(ステップ301)。ついで、候補リストの各べースバンド信号処理部BB#0〜BB#nについて、通話チャネルを設定した場合における全割り当てチャネルの重み付け総計(負荷)w-bb-0〜w-bb-nを算出する(ステップ302)。
【0042】
各べースバンド信号処理部について、割り当てチャネルの重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nの計算が終了すれば、各重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nがべースバンド信号処理部の最大処理能力w-maxを超えているかチェックし(ステップ303)、超えている場合には、着目べースバンド信号処理部を候補テーブルから削除する(ステップ304)。
ついで、候補リストの全てのべースバンド信号処理部についてステップ303の判定処理が終了したかチェックし(ステップ305)、終了してなければステップ303以降の処理を継続する。全てのべースバンド信号処理部についてステップ303の判定処理が終了すれば、候補リストの中から重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nが最小のべースバンド信号処理部を選択し、該べースバンド信号処理部に要求された通話チャネルを割り当てる(ステップ306)。
【0043】
以上では、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nが最小のべースバンド信号処理部を選択した場合であるが、べースバンド信号処理部毎に最大処理能力が異なる場合には、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nの代わりに、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nとべースバンド信号処理部の最大処理能力w-max0〜w-maxnとの比を用いることができる。すなわち、重み付け総計w-bb-0〜w-bb-nとべースバンド信号処理部の最大処理能力w-max0〜w-maxnとの比をステップ302で計算しておき、ステップ306において該比が最も小さなべースバンド信号処理部を選択し、該べースバンド信号処理部に通話チャネルを割り当てる。
また、以上では、通話チャネルを割り当てる場合であるが、同様に制御チャネルを割り当てることもできる。
【0044】
(G)チャネル割当て設定例
(G-1)制御チャネル割当ての前提
以下に制御チャネル割当て時の処理例を示すが、9.6kbps通話チャネル(Fundamental Channel)の重み付け値(w-fch96)を1とすると、各制御チャネルの重み値は表5に示す通りであるとする。又、べースバンド信号処理部1台あたり、9.6kbps通話チャネルを最大25チャネル分収容できる処理能力を持つものとし、べースバンド信号処理部の最大実装数を10とする。
【0045】
【表5】
Figure 0003881196
更に、比率X[%]、Y[%]は、それぞれBTS局運用データにより設定されているものとし、また、制御チャネルの初期割当てデータも表6に示すようにBTS局運用データにより設定されているものとする。
【0046】
【表6】
Figure 0003881196
以上の場合について、べースバンド信号処理部の実装数の違いによる制御チャネル割当て例を説明する。
【0047】
(G-2)実装べースバンド信号処理部=5台(BB#0〜BB#4)で制御チャネルの初期割当てを行う場合。
(G-2-1)セクタに設定する制御チャネルの決定
制御チャネル設定比率p-total[%]、最小構成設定判断比率p-min[%]をそれぞれ計算し、しかる後、運用データで設定されている比率X、Yと比較する。
【0048】
(1)まず、p-total[%]を次式にしたがって計算する。
p-total =Wt/W
Wt=(運用データ指定の制御チャネル重み付け総計)
W= (全実装べースバンド信号処理部の重み付け総計)
Wt=(w-pilot + w-sync +(w-page) x 3 ) + (w-access) x 3) ) x (セクタ数)
=( 1 + 1 + 9 + 6 ) x 3
=51
W= 5 x 25=125
p-total =Wt/W=51/125=41 [%]
【0049】
(2)ついで、p-min[%]を次式にしたがって計算する。
p-min =Wm/W
Wm=(最小構成制御チャネル重み付け総計)
W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計)
Wm=(w-pilot +w-sync +w-page + w-access) x (セクタ数)
=( 1 + 1 + 3 + 2 ) x 3
=21
W= 5 x 25=125
p-min =Wm/W=21/125= 17 [%]
【0050】
(3)しかる後、p-total 、p-min とX、 Yとを大小比較する。
▲1▼ 局運用データで設定されている比率X、YがそれぞれX=50[%]、Y=30[%]である場合、制御チャネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能であるかの判断は、p-total と Xの大小比較に依存する。p-total (41%)≦ X (50%)であるため、セクタに制御チャネルを局運用データ指定通りに設定できる。
▲2▼ 局運用データで設定されている比率X、YがそれぞれX=40[%]、Y=30[%]である場合、制御チャネルを局運用データの指定通りに設定可能であるかの判断はp-total と X の大小比較に依存する。p-total (41%) > X (40%) であるため、制御チャネルを局運用データの指定通りにセクタに設定することができない。そこで、制御チャネルを最小構成でセクタに設定できるかp-min とY の大小比較により決定する。p-min (17%)≦ Y (30%) であるため、全セクタとも最小構成で制御チャネルを全セクタに設定することができる。
【0051】
▲3▼局運用データで設定されている、比率X、YがそれぞれX=40[%]、Y=15[%]である場合、制御チャネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能であるかの判断はX の大小比較に依存する。p-total (41%) > X (40%) であるため、制御チャネルを局運用データの指定通りにセクタに設定することができない。そこで、制御チャネルを最小構成でセクタに設定できるかp-min とY の大小比較により決定する。p-min (17%)>Y (15%) であるため、最小構成での制御チャネル設定も不可であり、かかる場合には、全セクタを閉塞状態とする。すなわち、電波の送信を行わないため、基地局装置BTSの運用サービスは不可となる。
【0052】
(G-2-2)制御チャネルのべースバンド信号処理部への設定処理
(G-2-1)の▲1▼で局運用データの指定による制御チャネルのセクタへの設定が可能な場合について、以下に制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部へ割り当てる処理を示す。
▲1▼局運用データ(表6)に基づき、各セクタの制御チャネルを割当てるべースバンド信号処理部の番号を選択する。今、実装べースバンド信号処理部がBB#0、BB#1、BB#2、BB#3、BB#4の計5台であるため(BB#5は未実装)、以下のようになる。
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0053】
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0054】
セクタC用のAccess Channelに関しては、局運用データで指定されたべースバンド信号処理部BB#5が未実装(使用不可)状態であるため、このセクタCに設定するべき3つのAccess ChannelはBB#0〜BB#4の中からダイナミックなチャネル割当て方法を用いてべースバンド信号処理部に割当てる。
▲2▼ダイナミックな制御チャネルの割当て方法
上記▲1▼において局データ指定のべースバンド信号処理部が未実装であったために局運用データ指定通りの設定が行えないAccess Channel(セクタC用)のべースバンド信号処理部への再割当て処理を以下に示す。
下記、条件(a)〜(c)の3つの条件に(a)から順番に当てはまるべースバンド信号処理部を候補とする。
【0055】
(a) 制御チャネルが設定されていないべースバンド信号処理部
(b) 同一セクタの制御チャネルが設定されているべースバンド信号処理部
(c) 他のセクタの制御チャネルが設定されているべースバンド信号処理部
条件(a)に当てはまるべースバンド信号処理部はない。これは、実装べースバンド信号処理部:BB#0〜BB#4にはすべて制御チャネルが設定されているためである。
条件(b)からBB#2が候補となる。なぜならばBB#2には、セクタCのPilot CH, Sync CH, Paging CHが割当てられているからである。
条件(c)からBB#0、BB#1、BB#3、BB#4が候補となる。
【0056】
以上より候補となるすべてのべースバンド信号処理部に付いて、さらに割当てるべき、Accsecc Channel (3ch)を設定した場合の重み付け総計を計算し、最も重み付け総計の小さいべースバンド信号処理部を選択する。重み付け総計の計算結果を表7に示す。
【0057】
【表7】
Figure 0003881196
各べースバンド信号処理部の重み付け総計より、重み付け総計の小さいべースバンド信号処理部BB#3とBB#4のうち、最も若い番号のBB#3を選択する。
【0058】
(G-3)実装べースバンド信号処理部=7台(BB#0〜BB#6)で制御チャネルの初期割当てを行う場合。
(G-3-1)セクタに設定する制御チャネルの決定
制御チャネル設定比率p-total[%]、最小構成設定判断比率p-min[%]をそれぞれ計算し、しかる後、運用データで設定されている比率X、Yと比較する。
【0059】
(1)まず、p-total[%]を次式にしたがって計算する。
p-total =Wt/W
Wt=(運用データ指定の制御チャネル重み付け総計)
W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計)
Wt=(w-pilot + w-sync +(w-page) x 3 ) + (w-access) x 3) ) x (セクタ数)
=( 1 + 1 + 9 + 6 ) x 3
=51
W= 7 x 25=175
p-total =Wt/W=51/175=29 [%]
【0060】
(2)ついで、p-min[%]を次式にしたがって計算する。
p-min =Wm/W
Wm=(最小構成の制御チャネル重み付け総計)
W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計)
Wm=(w-pilot +w-sync +w-page + w-access) x (セクタ数)
=( 1 + 1 + 3 + 2 ) x 3
=21
W= 7 x 25=175
p-min =Wm/W=21/175= 12 [%]
【0061】
(3)しかる後、p-total 、p-min とX、 Yとを大小比較する。
局運用データで設定されている比率X、YがそれぞれX=50[%]、Y=30[%]である場合、制御チャネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能であるかの判断は、p-total と Xの大小比較に依存する。p-total (29%)≦ X (50%)であるため、セクタに制御チャネルを局運用データ指定通りに設定する。
【0062】
(G-3-2)制御チャネルのべースバンド信号処理部への設定処理
(G-3-1)で局運用データ指定に従った制御チャネルの設定が可能な場合について、以下に該制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部に割り当てる処理を示す。
局運用データ(表6)に基づき、各セクタの制御チャネルを割当てるべースバンド信号処理部の番号を選択する。今、実装べースバンド信号処理部がBB#0、BB#1、BB#2、BB#3、BB#4、BB#5、BB#6の計7台であるため以下のようになる。
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0063】
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
【0064】
Figure 0003881196
で、運用データ指定通りの設定を行う。
すべての制御チャネルが局運用データ通りの指定でべースバンド信号処理部への割当て設定が可能である。
【0065】
(G-4)実装べースバンド信号処理部=3台(BB#0〜BB#2)で制御チャネルの初期割当てを行う場合。
(G-4-1)セクタに設定する制御チャネルの決定
制御チャネル設定比率p-total[%]、最小構成設定判断比率p-min[%]をそれぞれ計算し、しかる後、運用データで設定されている比率X、Yと比較する。
【0066】
(1)まず、p-total[%]を次式にしたがって計算する。
p-total =Wt/W
Wt=(運用データ指定の制御チャネル重み付け総計)
W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計)
Wt=(w-pilot + w-sync +(w-page) x 3 ) + (w-access) x 3) ) x (セクタ数)
=( 1 + 1 + 9 + 6 ) x 3
=51
W= 3 x 25=75
p-total =Wt/W=51/75=68 [%]
【0067】
(2)ついで、p-min[%]を次式にしたがって計算する。
p-min =Wm/W
Wm=(最小構成の制御チャネル重み付け総計)
W= (全実装べースバンド信号処理部 重み付け総計)
Wm=(w-pilot +w-sync +w-page + w-access) x (セクタ数)
=( 1 + 1 + 3 + 2 ) x 3
=21
W= 3 x 25=75
p-min =Wm/W=21/75= 28 [%]
【0068】
(3)しかる後、p-total 、p-min とX、 Yとを大小比較する。
局運用データで設定されている比率X、YがそれぞれX=50[%]、Y=30[%]である場合、制御チャネルを局運用データ指定通りにセクタに設定可能であるかの判断は、p-total と Xの大小比較に依存する。
p-total (68%) > X (50%) であるため、制御チャネルを局運用データの指定通りにセクタに設定することができない。そこで、制御チャネルを最小構成でセクタに設定できるかp-min とY の大小比較により決定する。p-min (28%)≦ Y (30%) であるため、最小構成で制御チャネルを全セクタに設定する。
【0069】
(G-4-2)制御チャネルのべースバンド信号処理部への設定処理
最小構成の制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部へ割り当てる処理を以下に示す。尚、制御チャネルの最小構成は局運用データで与えられる。
▲1▼最小構成に基づき、各セクタの制御チャネルを割当てるべースバンド信号処理部の番号を選択する。実装べースバンド信号処理部はBB#0、BB#1、BB#2、であるため、以下のようになる。
【0070】
Figure 0003881196
で、設定を行う。
Figure 0003881196
で、設定を行う。
【0071】
Figure 0003881196
で、設定を行う。
Access Channel は、セクタA、B、Cともに局運用データ(最小構成データ)で指定されたべースバンド信号処理部BB#3、#4、#5が未実装のため全セクタのAccess Channelは、ダイナミックなチャネル割当て方法を用いてべースバンド信号処理部BB#0〜BB#2のいずれかに再割当てする。
【0072】
▲2▼ ダイナミックな制御チャネルの割当て方法
上記▲1▼で局運用データ(最小構成データ)指定のべースバンド信号処理部BB#3が未実装であったために運用データ指定通りの設定が行えないAccess Channel のべースバンド信号処理部への再割当て処理を以下に示す。
下記、条件(a)〜(c)の3つの条件に(a)から順番に当てはまるべースバンド信号処理部を候補とする。
【0073】
(a) 制御チャネルが設定されていないべースバンド信号処理部
(b) 同一セクタの制御チャネルが設定されているべースバンド信号処理部
(c) 他のセクタの制御チャネルが設定されているべースバンド信号処理部
条件(a)に当てはまるべースバンド信号処理部はない。すなわち、実装べースバンド信号処理部BB#0〜BB#2にはすべて制御チャネルが設定されている。
【0074】
条件(b)、(c)よりどちらの場合もAccess Channelを含めたべースバンド信号処理部BB#0〜 BB#2の重み付け総計が同じ値になる。このため、セクタA用のAccess Channel (1ch)をべースバンド信号処理部BB#0に、セクタB用のAccess Channel(1ch)をべースバンド信号処理部BB#1に、セクタC用のAccess Channel(1ch)をべースバンド信号処理部BB#2に設定する。
【0075】
・付記
(付記1) 移動局との間で無線により通信する無線基地局装置において、
サービスエリア毎に設けられ、移動局からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を送信する無線部、
それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部、
ベースバンド信号処理部の処理能力とその実装数及び制御チャネルの処理負荷とに基づいて各サービスエリアに割り当てる制御チャネルの種別及び数を決定するチャネル割当制御部、
を備えたことを特徴とする無線基地局装置。
(付記2) 局運用データを用いて各サービスエリアに割り当てる制御チャネルを指定する手段を備え、
通話チャネル及び各制御チャネルに処理負荷に応じた重み値が定義されている場合、前記チャネル割当制御部は、全べースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力と局運用データを用いてサービスエリアに割り当てられた全制御チャネルの重み値換算の処理負荷とに基づいて、前記局運用データで指定された制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば局運用データに従って該制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる、
ことを特徴とする付記1記載の無線基地局装置。
(付記3) 前記チャネル割当制御部は、前記局運用データで指定された制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが不可能であれば、処理可能な全べースバンド信号処理部の前記重み値換算の処理能力と、それぞれのサービスエリアに割り当てる最小構成の全制御チャネルの重み値換算した処理負荷とに基づいて、最小構成の制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる、
ことを特徴とする付記2記載の無線基地局装置。
(付記4) 最小構成の制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが不可能であれば、全セクタを閉塞状態にすることを特徴とする付記3記載の無線基地局装置。
(付記5) 前記制御チャネル指定手段は指定した各制御チャネルの処理の実行を各べースバンド信号処理部に割り当て、
前記チャネル割当制御部は、該割り当てにしたがって各制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部に実行させる、
ことを特徴とする付記2記載の無線基地局装置。
(付記6) 前記チャネル割当制御部は、べースバンド信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み値換算の処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力との比を計算し、
所定のべースバンド信号処理部が未実装によりあるいは障害発生により処理不可能であれば、該べースバンド信号処理部に割り当てた制御チャネルの処理を、前記処理負荷あるいは前記比率が小さなべースバンド信号処理部に割り当てる、
ことを特徴とする付記2記載の無線基地局装置。
(付記7) 移動局との間で無線により通信する無線基地局装置において、
サービスエリア毎に設けられ、移動局からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を送信する無線部、
それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部、
各ベースバンド信号処理部に制御チャネル及び通話チャネルを割り当てるチャネル割当制御部、
を備え、前記チャネル割当制御部はべースバンド信号処理部に通話チャネルあるいは制御チャネルを割り当てる際、通話チャネル及び制御チャネルに処理負荷に応じた重み値を定義し、べースバンド信号処理部毎に、割り当て済み全チャネルの重み値換算した処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信号処理部の重み値換算した処理能力との比を計算し、前記処理負荷あるいは前記比率が小さなべースバンド信号処理部に通話チャネルあるいは制御チャネルを割り当てる、
ことを特徴とする無線基地局装置。
(付記8) 前記チャネル割当制御部は通話チャネルの重み値を伝送レートに応じて定義し、べースバンド信号処理部に通話チャネルを割り当てる際、該べースバンド信号処理部の処理能力を超えないように割り当てる、
ことを特徴とする付記7記載の無線基地局装置。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合、制御チャネルの設定数を減らす必要があるか否かを正しく判断し、各セクタに適切な数の制御チャネルを設定することができる。
また、本発明によれば、制御チャネルを減らす必要がなければ、局運用データにしたがって簡単に制御チャネルを各セクタに割り当て、且つ、制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てることができる。
又、本発明によれば、制御チャネルを減らす必要があれば、最小構成の制御チャネルを各セクタに設定することが可能であるか否かを正しく判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの処理をべースバンド信号処理部に割り当てることができ、不可能であれば全セクタの閉塞を行うことができる。
【0077】
また、本発明によれば、ベースバンド信号処理部の実装数が少ない場合や装置障害により使用できるベースバンド信号処理部が少なくなる場合、未実装によりあるいは障害により使用できなくなったべースバンド信号処理部に割り当てた制御チャネルを処理可能な各べースバンド信号処理部にその処理能力を超えないように、かつ、負荷分散するように再割当を行うことができる。
又、本発明によれば、チャネル毎の処理負荷を考慮して厳密に各べースバンド信号処理部の負荷が分散するように新たな通話チャネルや制御チャネルをベースバンド信号処理部に動的に割り当ることができ、処理能力を超えてチャネルを割り当てることがなくなり、呼損率を減少できる。
【0078】
また、本発明によれば、複数実装して稼動しているべースバンド信号処理部へのチャネル割当てをべースバンド信号処理部毎に均一化することにより、
特定のべースバンド信号処理部が過負荷状態になることを防止することができる。又、各べースバンド信号処理部の処理負荷を均等分散することにより、べースバンド信号処理部の安定動作を向上させることができる。更に、サービス運用に必要な制御チャネルの収容を複数のべースバンド信号処理部に分散させることにより、べースバンド信号処理部の障害時のシステムダウンを低減することができる。
又、べースバンド信号処理部の実装数が少ない場合に、あらかじめ設定された局運用データで指定通りに制御チャネルの割当てが不可能な場合に、制御チャネル構成を最小構成に変更することで、無線基地局としてのサービスを停止することなく、運用を継続可能することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線基地局装置を含む移動無線システム全体の構成図である。
【図2】制御チャネルのセクタへの設定処理フローである。
【図3】ダイナミックなべースバンド信号処理部の割当て処理フローである。
【図4】通話チャネルの割り当て処理フローである。
【図5】従来の無線基地局装置を含む移動無線システム全体の構成図である。
【図6】セクタ(サービスエリア)説明図である。
【符号の説明】
11 無線基地局装置(BTS: Base Station Transceiver Subsystem)
12a〜12c 移動局(携帯電話端末)
13 基地局制御装置(BSC: Base Station Controller)
14 保守・操作制御部
15 ネットワーク
21a〜21c 指向性アンテナ
23a〜23c 無線部
24 ベースバンド部
25 制御部
26 伝送インターフェース部

Claims (3)

  1. 移動局との間で無線により通信する無線基地局装置において、
    サービスエリア毎に設けられ、移動局からの無線信号を受信すると共に移動局に無線信号を送信する無線部、
    それぞれ複数チャネル分のベースバンド信号処理を行うベースバンド信号処理部、
    局運用データを用いて各サービスエリアに割り当てる制御チャネルを指定する手段、
    ベースバンド信号処理部の処理能力とその実装数及び制御チャネルの処理負荷とに基づいて各サービスエリアに割り当てる制御チャネルの種別及び数を決定するチャネル割当制御部、
    を備え、通話チャネル及び各制御チャネルに処理負荷に応じた重み値が定義されている場合、前記チャネル割当制御部は、全べースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力と局運用データを用いてサービスエリアに割り当てられた全制御チャネルの重み値換算の処理負荷とに基づいて、前記局運用データで指定された制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば局運用データに従って該制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる、
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記チャネル割当制御部は、前記局運用データで指定された制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが不可能であれば、処理可能な全べースバンド信号処理部の前記重み値換算の処理能力と、それぞれのサービスエリアに割り当てる最小構成の全制御チャネルの重み値換算した処理負荷とに基づいて、最小構成の制御チャネルを各サービスエリアに割り当てることが可能か判断し、可能であれば最小構成の制御チャネルの処理を各べースバンド信号処理部に割り当てる、
    ことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 前記チャネル割当制御部は、べースバンド信号処理部毎に、割り当てた全チャネルの重み値換算の処理負荷、あるいは該処理負荷とべースバンド信号処理部の重み値換算の処理能力との比を計算し、
    所定のべースバンド信号処理部が未実装によりあるいは障害発生により処理不可能であれば、該べースバンド信号処理部に割り当てた制御チャネルの処理を、前記処理負荷あるいは前記比率が小さなべースバンド信号処理部に割り当てる、ことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
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