JP3880203B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、連続出庫時の効率アップ化対策が施された機械式駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
機械式駐車装置として、例えば特開平8−35347号公報や特開平8−35348号公報に開示されているように、入庫口と出庫口とを各々別個独立させた専用タイプの機械式駐車装置がある。これら公報例では、入庫エレベータ、出庫エレベータ及び走行台車の三者の連係動作により車両を入出庫している。
【0003】
そして、これら公報例では、利用者が例えば入庫後に車内に荷物を忘れたことに気付いて車両を一旦出庫口に呼び出し、荷物を取り出した後、車両を再度元の格納スペースに格納する(再入庫する)場合に、後続の出庫車両が搬出途中にあると上記再入庫車両の搬入経路が絶たれて再入庫できないため、この場合には、上記搬出途中にある後続の出庫車両を一旦元の格納スペースに戻して(仮入庫して)上記再入庫車両の搬入経路を確保し、この状態で再入庫車両を再入庫した後、上記仮入庫した後続の出庫車両を搬出して出庫口から退出させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の公報例では、車両を再入庫するためには後続の出庫車両を一旦元の格納スペースに仮入庫する必要があり、その分だけ出庫効率が悪くなる。また、この間、再入庫車両は出庫口でじっと待機していなければならず、ロスタイムとなって再入庫が遅れる。特に、出庫が連続する場合には、出庫効率を良くする観点から、先行の出庫車両が退出した後直ぐにこれに引き続いて後続の出庫車両を退出できるようにすることが一般に行われており、このためには、後続の出庫車両を先行の出庫車両の直ぐ後ろで待機させることになり、再入庫車両がある場合には、後続の出庫車両の仮入庫に要する時間及び再入庫車両の待ち時間が共に長くなり、再入庫処理及びその後の出庫効率に悪影響を及ぼすことになる。
【0005】
このことを平面往復式駐車装置を例に挙げて図8(a)〜(d)を参照しつつ説明する。
【0006】
(1) 図8(a)に示すように、利用者が出庫目的ではなく再入庫目的で入庫後の車両(再入庫車両C1)を一旦出庫室101に呼び出す。その後、新たな出庫呼びがあり、呼ばれた出庫車両(後続の出庫車両C2)が出庫リフト102に搭載されて出庫リフト昇降路103を上昇し、上記再入庫車両C1の隣で出庫に備えて待機する。
【0007】
(2) 利用者は再入庫車両C1で用事を済ませると、再入庫車両C1を再度元の格納スペースに戻すことになるが、このままでは後続の出庫車両C2が邪魔になって戻すことができない。そこで、図8(b)に示すように、出庫リフト102を下降させて後続の出庫車両C2を一旦上段の走行台車104に移載し、出庫リフト102を空ける。
【0008】
(3) 空になった出庫リフト102を上昇させて再入庫車両C1を出庫リフト102に搭載し、図8(c)に示すように、出庫リフト102を下降させて再入庫車両C1を下段の走行台車104に移載する。
【0009】
(4) 図8(d)に示すように、出庫リフト102を上段の走行台車104側方に上昇させ、上記後続の出庫車両C2を上段の走行台車104から出庫リフト102に移載した後、この出庫リフト102を上昇させて後続の出庫車両C2を出庫室101に搬出し、出庫口101aから退出させる。一方、下段の走行台車104を再入庫車両C1の元の格納スペース105側方に走行させ、搭載している再入庫車両C1を元の格納スペース105に戻す。
【0010】
つまり、この平面往復式駐車装置では、上記(2)の工程が終わるまで再入庫車両C1は動きがとれず、上記の公報例とは後続の出庫車両C2を元の格納スペース105で待機させるか、走行台車104上で待機させるかの違いはあれ、この間は同様にロスタイムとなって再入庫処理及びその後の出庫効率が悪くなることは否めない。
【0011】
また、別のやり方として、上記(1)の状態から再入庫車両C1を一旦出庫室101から退出させて後続の出庫車両C2の退出路を確保し、この状態で後続の出庫車両C2を退出させた後、上記退出させた再入庫車両C1を再度出庫室101に進入させ、出庫リフト102及び走行台車104の連係動作により元の格納スペース105に戻すやり方もある。
【0012】
しかし、このやり方は、後続の出庫車両C2を退出させるために再入庫車両C1を出庫室101に対して出し入れしなければならず、例えば忘れ物等の荷物を取り出す等のためにだけ再入庫車両C1を呼び出した利用者にとってはこのような動作は無駄であり、使い勝手が悪く利用者に労力を強いることになる。
【0013】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、利用者が一旦入庫した車両を出庫目的ではなく用事のために一時的に出庫室に呼び出し、用事が済んだ後に再度入庫させる場合に、予めこのことを察知して後続の出庫車両が上記再入庫車両の搬入経路に進入しないようにすることにより、再入庫車両の搬入経路を確保するために後続の出庫車両をバックさせるという無駄な動作をなくして出庫効率を高めるとともに、再入庫車両を出庫室で待機させることなく速やかに元の格納スペースに戻して再入庫待ちによるロスタイムをなくし、さらには、後続の出庫車両を退出させるために再入庫車両を出庫室に対して出し入れする無駄な動作をなくし、使い勝手を良くして利用者の労力を軽減することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、車両を再入庫目的で呼び出す場合にその後の出庫運転モードを切り換え、再入庫車両の搬入経路を後続の出庫車両に邪魔されることなく確保するようにしたことを特徴とする。
【0015】
具体的には、この発明は、入庫室と出庫室とが各々別個独立して設けられ、上記入庫室は車両搬入手段によって駐車部に連絡されているとともに、上記出庫室は車両搬出手段によって上記駐車部に連絡され、入庫時、利用者が入庫呼び運転盤を操作して識別データを制御手段に入力することにより、上記入庫室に進入した車両を車両搬入手段により駐車部に搬入して格納する一方、出庫時、利用者が出庫呼び運転盤を操作して識別データを制御手段に入力することにより、駐車部に格納された車両を車両搬出手段により上記出庫室に搬出して退出するように構成された機械式駐車装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0016】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記制御手段は、記憶部と制御部とを備え、上記記憶部は、車両の入出庫に伴う通常運転モードと、車両を連続して出庫する際、先行の出庫車両が上記出庫室に搬出されている状態で上記車両搬出手段を後続の出庫車両を搭載して出庫室の先行の出庫車両側方で待機させる連続出庫運転モードと、車両を出庫目的ではなく再入庫目的で一時的に呼び出す際、先行の再入庫車両が上記出庫室に搬出されている状態で上記車両搬出手段を後続の出庫車両を搭載しないで出庫室の先行の再入庫車両側方で待機させて該再入庫車両の搬入経路を確保する再入庫運転モードとを記憶している。また、上記制御部は、上記入庫呼び運転盤及び出庫呼び運転盤からの入力信号を受け、装置各部の駆動部を上記記憶部の各運転モードに基づき駆動させるようになっている。さらに、上記出庫呼び運転盤には、上記記憶部の連続出庫運転モードを再入庫運転モードに切り換える切換手段が設けられていることを特徴とする。
【0017】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、連続出庫運転モードの実行中、車両を出庫目的ではなく再入庫目的で一時的に呼び出す必要が生じた場合、利用者が出庫呼び運転盤の切換手段を操作して連続出庫運転モードを再入庫運転モードに切り換える。これにより、再入庫車両が出庫室に一時的に呼び出されるが、その帰路である搬入経路には車両搬出手段が後続の出庫車両を搭載しないで待機している。つまり、後続の出庫車両の搬出が停止されて再入庫車両の搬入経路が確保されている。
【0018】
したがって、用事が済んだ後、再入庫車両の搬入経路を確保するために後続の出庫車両をバックさせるという無駄な動作がなくなり、出庫効率が高まるとともに、再入庫車両が出庫室で待機することなく速やかに駐車部に戻され、再入庫待ちによるロスタイムがなくなる。さらには、後続の出庫車両を退出させるために再入庫車両を出庫室に対して出し入れする無駄な動作がなくなり、使い勝手が良くなって利用者の労力が軽減する
【0019】
また、車両搬出手段が出庫室の先行の車両側方で待機していることから、連続出庫運転モードでは直ぐに後続出庫車両が搬出可能となり、再入庫運転モードでは直ぐに再入庫車両の搬入が可能になる。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、駐車部には、車両搬入手段と車両搬出手段とを連絡するように延びる台車走行路と、この台車走行路に沿って並設され車両を格納する複数の格納スペースと、1台の車両を搭載する搭載スペースを有し上記台車走行路を走行して上記各格納スペースと車両搬入手段及び車両搬出手段との間で車両を移載する複数台の走行台車とが設けられていることを特徴とする。
【0021】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、再入庫運転モードにおいて、後続の出庫車両を元の格納スペースで待機させることなく複数台の走行台車のいずれかに搭載して待機させ、用事が済んだ再入庫車両を他の走行台車に搭載した後、上記後続の出庫車両を車両搬出手段に移載して出庫室に搬出するとともに、上記再入庫車両を元の格納スペースに戻せばよいことから、再入庫車両を他の走行台車に移載した後、直ぐに後続の出庫車両の車両搬出手段への移載が可能になり、出庫効率が向上する。
【0022】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、駐車部には、車両搬入手段と車両搬出手段とを連絡するように延びる台車走行路と、この台車走行路に沿って並設され車両を格納する複数の格納スペースと、複数台の車両を搭載する搭載スペースを有し上記台車走行路を走行して上記各格納スペースと車両搬入手段及び車両搬出手段との間で車両を移載する走行台車とが設けられていることを特徴とする。
【0023】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、再入庫運転モードにおいて、後続の出庫車両を元の格納スペースで待機させることなく走行台車に搭載して待機させ、用事が済んだ再入庫車両を上記走行台車上の後続の出庫車両の隣に搭載した後、上記後続の出庫車両を車両搬出手段に移載して出庫室に搬出するとともに、上記再入庫車両を元の格納スペースに戻せばよいことから、再入庫車両を後続の出庫車両と同じ1台の走行台車に移載した後、直ぐに後続の出庫車両の車両搬出手段への移載が可能になり、出庫効率が向上する。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、車両はパレットに載せられた状態で入出庫され、出庫室の下方には、先行の出庫車両が退出した後の空パレットを後続の出庫車両を載せたパレットと干渉しないように待避させるパレット待避スペースが設けられていることを特徴とする。
【0025】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、連続出庫運転モードにおいて、車両が出庫室から退出した後の空パレットをパレット待避スペースに一時的に待避させることで、空パレットをその都度元の格納スペースに戻す必要がなくなり、連続出庫運転モードの実行が可能になる。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、車両はパレットに載せられた状態で入出庫され、入庫室及び出庫室の少なくとも出庫室の下方には、複数枚の空パレットを貯留するパレット貯留スペースが設けられていることを特徴とする。
【0027】
上記の構成により、請求項に記載の発明では、連続出庫運転モードにおいて、車両が出庫室から退出した後の空パレットをパレット貯留スペースに貯留させることで、まとまった量の空パレットの貯留が可能になり、連続出庫が何回も連続する場合でも対応が可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0029】
図1及び図2はこの発明の一実施形態に係る機械式駐車装置としての平面往復式駐車装置の構成を概略的に示す。図1及び図2において、1は車両Cが進入する入庫口1aを有する入庫室、2は車両Cが退出する出庫口2aを有する出庫室であって、これら入庫室1及び出庫室2は各々別個独立して地上に設けられている。3は地下に設けられた駐車部であり、上記入庫室1は、入庫リフト昇降路4に昇降可能に配置された車両搬入手段としての入庫リフト5によって上記駐車部3に連絡されているとともに、上記出庫室2は、出庫リフト昇降路6に昇降可能に配置された車両搬出手段としての出庫リフト7によって上記駐車部3に連絡されている。
【0030】
上記駐車部3には、入庫リフト5と出庫リフト7とを連絡するように延びる台車走行路8が設けられ、この台車走行路8の両側には、車両CをパレットPごと格納する複数の格納スペースSが上下2段に台車走行路8に沿って配置されている。この格納スペースSは、台車走行路8と直交する方向に延びる2条の棚レールからなるものであり、図1では便宜上プレート状にしてそのスペース領域を判り易くしている。上記台車走行路8には、走行レール9が上記2段の格納スペースS列に対応して上下2段に2条ずつ平行に敷設され、これら2段の走行レール9には、1台の車両Cを搭載する搭載スペースを有する走行台車10が4個の車輪10aを載せてそれぞれ配置され、これら走行台車10が台車走行路8を1台の車両CをパレットPごと搭載して走行し、上記各格納スペースSと入庫リフト5及び出庫リフト7との間で上記車両CをパレットPごと移載するようになっている。
【0031】
上記入庫リフト5及び出庫リフト7は共に、上下一対のスプロケット11にエンドレスチェーン12が巻き掛けられたチェーンスプロケット機構を入庫リフト昇降路4及び出庫リフト昇降路6の四隅に備え、これらチェーンスプロケット機構の各エンドレスチェーン12に水平に支持されたリフトフレーム13に車載パレットP又は空パレットPを搭載し、左右2つのチェーンスプロケット機構の上側スプロケット11を昇降モータ14の起動により駆動させて車載パレットP又は空パレットPを入庫リフト昇降路4及び出庫リフト昇降路6で昇降させるようになっている。
【0032】
上記入庫室1及び出庫室2の下方には、パレット貯留スペース15がそれぞれ設けられ、これらパレット貯留スペース15には、昇降機能を有するパレット積載装置16が設置され、複数枚の空パレットPをパレット積載装置16に常時積載してパレット貯留スペース15に貯留するとともに、上記パレット積載装置16の昇降動作により空パレットPを入庫室1及び出庫室2との間で受け渡すようになっている。
【0033】
具体的には、入庫室1では、入庫室1下方のパレット積載装置16を上昇させ、最上段の空パレットPを入庫室1の乗入面に移載して入庫に備えるようにしている。空パレットPを移載した後のパレット積載装置16は、上記乗入面の空パレットPとの干渉を回避するために下降し、次の入庫に備える。一方、出庫室2では、車両Cが出庫口2aから退出した後、出庫室2下方のパレット積載装置16を上昇させ、車両Cが退出して空になったパレットPを乗入面から受け取り、その後は、次に搬出される車載パレットPとの干渉を回避するために下降させておく。
【0034】
上記入庫室1の入庫口1a側方には入庫呼び運転盤17が、上記出庫室2の出庫口2a側方には出庫呼び運転盤18がそれぞれ設置されている。これら入庫呼び運転盤17及び出庫呼び運転盤18は共にタッチパネル式の表示画面を備えており、後述する呼び登録ボタン23の役割及び再入庫予約ボタン24があるかないかの違いを除いては同様に構成されているので、ここでは、出庫呼び運転盤18の構成について説明して入庫呼び運転盤17の構成については説明を省略する。図3(a),(b)に示すように、上記出庫呼び運転盤18には、契約利用者が識別データとしての暗証番号を入力するためのテンキー19、入力した暗証番号を表示するための表示部20、入力した暗証番号を確定するためのエンタキー21、暗証番号を間違って入力した場合に取り消すための取消ボタン22、入庫車両Cを出庫目的で出庫室2に呼び出すための呼び登録ボタン23、入庫車両Cを出庫目的ではなく再入庫目的でつまり用事のために一時的に出庫室2に呼び出し、用事が済んだ後に再度入庫させる場合に使用する再入庫予約ボタン24等の各種の操作キーやボタンが配置されている。なお、入庫呼び運転盤17では、呼び登録ボタン23は空パレットPを呼び出すためのものであり、また、再入庫予約ボタン24はない。
【0035】
図1に示すように、上記入庫呼び運転盤17及び出庫呼び運転盤18は、制御手段としてのシーケンス制御回路からなる制御装置25に接続されている。この制御装置25は、CPUからなる制御部26と、車両Cの入出庫に伴う通常運転モードが予めプログラムされて記憶されている記憶部27とを備え、上記入庫呼び運転盤17及び出庫呼び運転盤18からの入力信号に基づき装置各部の駆動部28を制御するようになっている。なお、上記装置各部の駆動部28とは、入庫リフト5、出庫リフト7、走行台車10及びパレット積載装置16等の駆動モータである。
【0036】
そして、入庫時、利用者が入庫呼び運転盤17のテンキー19、エンタキー21及び呼び登録ボタン23を操作して暗証番号を制御装置25に入力すると、制御部26が記憶部27の通常運転モードに基づき演算処理を行って各駆動部28に制御信号を送信し、各駆動部28を駆動させることにより、入庫室1に進入した車両CをパレットPごと入庫リフト5及び走行台車10により駐車部3に搬入して格納するようになっている。つまり、車両Cが入庫口1aから空パレットP上に乗り入れると、車両CをパレットPごと入庫リフト5に移載し、その後は、入庫リフト5を上段又は下段の走行レール9まで下降させて待機中の走行台車10に車両CをパレットPごと移載し、この車両Cを搭載した走行台車10を目的の格納スペースSのところまで台車走行路8に沿って走行させた後、車両CをパレットPごと走行台車10から格納スペースSに払い出して格納するようになっている。
【0037】
一方、出庫時、図3(a)に示すように、利用者が出庫呼び運転盤18のテンキー19、エンタキー21及び呼び登録ボタン23を一点鎖線、二点鎖線及び実線の順に操作して暗証番号を制御装置25に入力すると、制御部26が記憶部27の通常運転モードに基づき演算処理を行って各駆動部28に制御信号を送信し、各駆動部28を駆動させることにより、駐車部3の格納スペースSに格納された車両CをパレットPごと走行台車10及び出庫リフト7により出庫室2に搬出して退出させるようになっている。つまり、出庫しようとする車両CをパレットPごと格納スペースSから走行台車10に引き込み、走行台車10を出庫リフト7のところまで台車走行路8に沿って走行させた後、車両CをパレットPごと走行台車10から出庫リフト7に移載し、出庫リフト7を出庫室2まで上昇させて車両Cを出庫口2aから乗り出して退出させるようになっている。
【0038】
また、上記制御装置25の記憶部27には、上記通常運転モード以外に、車両Cを連続して出庫する際、先行の出庫車両Cが上記出庫室2に搬出されている状態で上記出庫リフト7を後続の出庫車両Cを搭載して出庫室2の先行の出庫車両C側方で待機させる連続出庫運転モードと、車両Cを出庫目的ではなく再入庫目的で一時的に呼び出す際、先行の再入庫車両Cが上記出庫室2に搬出されている状態で上記出庫リフト7を後続の出庫車両Cを搭載しないで出庫室2の先行の再入庫車両C側方で待機させる再入庫運転モードとが記憶されていて、制御部26はこれら連続出庫運転モード及び再入庫運転モードに基づいても装置各部の駆動部28を駆動させるようになっている。
【0039】
ここで、連続出庫運転モードとは、例えば夕方の退社時間帯で多数の出庫要求がひっきりなしにある場合等に短い間隔で連続して出庫呼びをすると、先行の出庫車両Cが出庫室2から退出していない状態で、後続の出庫車両Cが出庫リフト7に搭載されて出庫室2に搬出され上記先行の出庫車両C側方に来ることを言い、通常運転モードの場合と同様に呼び登録ボタン23を押すことで行われるものであって、特別の操作を要するものではない。
【0040】
一方、再入庫運転モードとは、利用者が例えば入庫後に車内に荷物を忘れたことに気付いて車両Cを一旦出庫室2に呼び出し、荷物を取り出した後、車両Cを再度元の格納スペースSに格納する(再入庫する)場合に、運転モードが上記連続出庫運転モードであると、後続の出庫車両Cが再入庫車両Cの搬入経路(帰路)を絶って再入庫できないため、このような事態が生じないように再入庫車両Cを一時的に出庫室2に呼び出す際には、予め後続の出庫車両Cが先行の再入庫車両Cの帰路である出庫リフト昇降路6に入らないように後続の出庫車両Cを走行台車10上に留めておき、後続の出庫車両Cを搭載していない空の出庫リフト7だけが先行の出庫車両C側方に来ることを言い、上記再入庫予約ボタン24を押すことで連続出庫運転モードが再入庫運転モードに切り換えられるものである。また、この際、呼び出した再入庫車両Cを元の格納スペースSに格納するため、利用者の暗証番号とパレットナンバーとを関連付けて記憶部27に書き込み再入庫車両Cである旨の登録をする。このデータは再入庫車両Cが元の格納スペースSに格納された時点で自動的に抹消されるようになっている。なお、この再入庫予約をする際には呼び登録ボタン23は押さず、その代わりに再入庫予約ボタン24を押すようにする。つまり、再入庫時には、図3(b)に示すように、利用者が出庫呼び運転盤18のテンキー19、エンタキー21及び再入庫予約ボタン24を一点鎖線、二点鎖線及び実線の順に操作して暗証番号を制御装置25に入力するようになっている。また、走行台車10上に留め置きされた後続の出庫車両Cは、再入庫車両Cが元の格納スペースSに格納された時点で起動するようになっている。したがって、上記再入庫予約ボタン24により、記憶部27の連続出庫運転モードを再入庫運転モードに切り換える切換手段が構成されている。
【0041】
次に、上述の如く構成された平面往復式駐車装置の出庫呼び操作において再入庫予約をする手順を図4の工程図及び図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、図4では図面を簡略化している都合上、パレットPは図示していない。
【0042】
まず、図3(a)一点鎖線及び二点鎖線のように、利用者が出庫呼び運転盤18のテンキー19及びエンタキー21を順に操作して暗証番号を制御装置25に入力する(ステップS1)。
【0043】
制御装置25の記憶部27で上記暗証番号を照合し(ステップS2)、暗証番号が登録番号と合っているYESの場合にはステップS3に進む一方、暗証番号が登録番号と合っていないNOの場合にはステップS1に戻って取消ボタン22を押して再度暗証番号を入力する。
【0044】
上記ステップS3で荷物の出し入れを行わないNOの場合には、出庫目的であり、図3(a)の実線のように、出庫呼び運転盤18の呼び登録ボタン23を押す(ステップS4)。これにより、走行台車10が上記暗証番号に対応する格納スペースSに向かって台車走行路8を走行し(ステップS5)、出庫車両CをパレットPごと格納スペースSから走行台車10に引き込む(ステップS6)。その後、この走行台車10は出庫リフト7のところまで台車走行路8を走行する(ステップS7)。次いで、ステップS8で再入庫車両Cが出庫室2に搬出されていないNOの場合、あるいは再入庫車両Cが出庫リフト昇降路6を昇降していないNOの場合には、出庫車両CをパレットPごと走行台車10から出庫リフト7に払い出し(ステップS9)、出庫リフト7を上昇させて出庫車両CをパレットPごと出庫室2に搬出し、利用者が出庫車両Cに乗車して出庫口2aから退出する(ステップS10)。出庫車両Cが退出して空になったパレットPはパレット貯留スペース15のパレット積載装置16に貯留し、次の出庫に備える。
【0045】
一方、上記ステップS3で荷物の出し入れを行うYESの場合には、出庫目的ではなく再入庫目的で一時的な呼び出しであり、出庫呼び運転盤18の呼び登録ボタン23を押さず、その代わりに図3(b)の実線のように、再入庫予約ボタン24を押す(ステップS11)。これにより、連続出庫運転モードが再入庫運転モードに切り換えられるとともに、呼び出そうとする車両Cのパレットナンバーが利用者の暗証番号と関連付けられて記憶部27に書き込まれ、再入庫車両Cである旨の登録が行われる(ステップS12)。
【0046】
その後、走行台車10が上記暗証番号に対応する格納スペースSに向かって走行し(ステップS5)、再入庫車両CをパレットPごと格納スペースSから走行台車10に引き込む(ステップS6)。しかる後、走行台車10は出庫リフト7のところまで台車走行路8を走行し(ステップS7)、ステップS8で再入庫車両Cが出庫室2に搬出されていないNOの場合、あるいは再入庫車両Cが出庫リフト昇降路6を昇降していないNOの場合には、再入庫車両CをパレットPごと走行台車10から出庫リフト7に払い出し(ステップS9)、出庫リフト7を上昇させて再入庫車両CをパレットPごと出庫室2に搬出する。その後、上記ステップS1〜S7を経て後続の出庫車両Cを搭載した走行台車10が出庫リフト7のところに来る。
【0047】
この場合、図4(a)に示すように、後続の出庫車両(以下、場合により符号C2を付す)を搭載した走行台車10は上段のものであるとする。ここでは、ステップS8の判定は再入庫車両(以下、場合により符号C1を付す)が出庫室2に搬出されているYESの場合であり(再入庫車両C1が出庫リフト昇降路6を昇降中であるYESの場合も同様)、後続の出庫車両C2を出庫リフト7に払い出すことなく上段の走行台車10上で待機させて搬出を一時的に停止させる。この際、出庫リフト7を空のままで出庫リフト昇降路6を上昇させて再入庫車両C1の側方で待機させる。
【0048】
次いで、利用者が再入庫車両C1から荷物を取り出す等の用事を済ませた後、図4(b)に示すように、再入庫車両C1をパレットPごと出庫リフト7に搭載して出庫リフト昇降路6を下降させ、下段の走行台車10に移載する。
【0049】
その後、図4(c)に示すように、出庫リフト5を上段の走行台車10側方に上昇させ、上記後続の出庫車両C2をパレットPごと上段の走行台車10から出庫リフト5に払い出し(ステップS9)、この出庫リフト5を上昇させて後続の出庫車両C2を出庫室2に搬出し、利用者が後続の出庫車両C2に乗車して出庫口2aから退出する(ステップS10)。後続の出庫車両C2が退出して空になったパレットPはパレット貯留スペース15のパレット積載装置16に貯留し、次の出庫に備える。一方、下段の走行台車10を再入庫車両C1の元の格納スペースS側方に走行させ、搭載している再入庫車両C1を元の格納スペースSに戻す。これにより、再入庫車両Cのパレットナンバーが記憶部27から抹消される。
【0050】
このように、この実施の形態では、連続出庫運転モードの実行中、忘れ物等の荷物を取り出す等のために車両(再入庫車両C1)を一旦出庫室2に呼び出した後、出庫することなく再度入庫させる場合、利用者が出庫呼び運転盤18の再入庫予約ボタン24を押して連続出庫運転モードを再入庫運転モードに切り換え、後続する出庫車両C2を出庫リフト昇降路6に搬出することなくその手前である走行台車10上で待機させるようにしている。
【0051】
このことから、上記再入庫車両C1を用事が済んだ後に元の格納スペースSに戻す際、その帰路である搬入経路を上記後続する出庫車両C2に邪魔されることなく確保することができ、これにより、再入庫車両C1の搬入経路を確保するために後続の出庫車両C2をバックさせるという無駄な動作をする必要がなく、効率良く後続の出庫車両C2を出庫させることができるとともに、再入庫車両C1を出庫室2で待機させる必要がなく用事が済んだ後速やかに駐車部3に戻すことができ、再入庫待ちによるロスタイムをなくすことができる。さらに、後続の出庫車両C2を出庫室2から退出させるために再入庫車両C1を出庫室2に対して出し入れする無駄な動作をする必要がなく、使い勝手が良くなって利用者の労力を軽減することができる。
【0052】
さらに、この実施の形態では、連続出庫運転モードの実行中は、後続の出庫車両Cを搭載した出庫リフト7を出庫室2の先行の出庫車両C側方で待機させる一方、再入庫運転モードの実行に際しては、後続の出庫車両C2を搭載していない出庫リフト7を出庫室2の再入庫車両C1の側方で待機させるようにしているので、連続出庫運転モードでは先行の出庫車両Cの退出後、後続の出庫車両Cを直ぐに搬出することができ、再入庫運転モードでは用事が済んだ後再入庫車両C1を直ぐに搬入することができる。
【0053】
なお、この実施の形態では、入庫リフト5及び出庫リフト7を入庫室1及び出庫室2の乗入レベル及び乗出レベル側方まで上昇させて車両Cを受け渡すようにしているが、図6に出庫室2側を例に挙げて示すように、出庫リフト7として、ガイド支柱29に昇降フレーム30を昇降可能に片持ち支持した構造のものを採用し、上記昇降フレーム30を出庫室2の乗出レベルの真下まで上昇させて車両Cを上下方向に受け渡すようにしたものであってもよい。入庫室1側も出庫室2側と同じ構成であり、入庫リフト5として、ガイド支柱29に昇降フレーム30を昇降可能に片持ち支持した構造のものを採用し、上記昇降フレーム30を入庫室1の乗入レベルの真下まで上昇させて車両Cを上下方向に受け渡すようにすればよく、図6では、入庫室1側の構成要素の符号を括弧書で付した。図6中、31は車両Cの向きを変えるターンテーブルである。
【0054】
また、この実施の形態では、複数台の走行台車10の各々に車両Cを1台ずつ搭載して入庫リフト5及び出庫リフト7との間で車両Cを移載するようにしているので、再入庫運転モードにおいて、後続の出庫車両C2を元の格納スペースSで待機させずにいずれかの走行台車10上で待機させ、用事が済んだ再入庫車両C1を別の走行台車10に搭載して元の格納スペースSに戻すとともに、上記走行台車10上で待機している後続の出庫車両C2を出庫リフト7に直ぐに移載して出庫室2に搬出することができ、後続の出庫車両C2を効率良く出庫することができる。なお、図示しないが、走行台車10の搭載スペースに複数台の車両Cを搭載できるようにし、1台の走行台車10に複数台の車両Cを搭載して入庫リフト5及び出庫リフト7との間で車両Cを移載するようにしてもよい。そして、この場合においては、再入庫運転モードにおいて、後続の出庫車両C2を元の格納スペースSで待機させることなく走行台車10上で待機させ、用事が済んだ再入庫車両C1を上記走行台車上の後続の出庫車両C2の左右、前後又は上下方向の隣に搭載した後、再入庫車両C1を出庫リフト7に直ぐに移載することができ、後続の出庫車両C2を効率良く出庫することができる。また、この実施の形態では、上下2段の格納スペースSの各段ごとに走行台車10をそれぞれ配置したが、走行台車10にリフト機能を持たせて1台の走行台車10で上下2段の格納スペースSを賄うようにしてもよい。
【0055】
さらに、この実施の形態では、出庫室2の下方にパレット貯留スペース15を設置してパレット積載装置16で複数枚の空パレットPを積載して貯留するようにしているので、連続出庫運転モードにおいて、車両Cが出庫室2から退出した後の空パレットPをパレット貯留スペース15に複数枚まとめて貯留することができ、連続出庫が何回も連続する場合でも十分に対応することができる。なお、上記パレット貯留スペース15ほど大きなスペースではないにしても、図7に示すように、少なくとも1枚のパレットPを待避させることができる程度の小空間を出庫室2の下方に形成してこれをパレット待避スペース32とし、出庫車両Cが退出した後の空パレットPを後続の出庫車両Cを載せたパレットPと干渉しないように上記パレット待避スペース32に一時的に待避させるようにしてもよい。そして、これによっても、空パレットPをその都度元の格納スペースSに戻さずに済むので、連続出庫運転モードを実行することができる。また、入庫室1側のパレット貯留スペース15と出庫室2側のパレット貯留スペース15とを連絡して両者の間で空パレットPの受渡しを行うようにすれば、入庫に際して空パレットPを格納スペースSから呼び出す必要がなくなる一方、出庫後に空パレットPを元の格納スペースSに戻す必要がなくなり、即座に入出庫を行い得て入出庫の効率を一段と高めることができる。さらに、入庫室1の下方にもパレット待避スペース32を形成し、入庫室1側及び出庫室2側の両パレット待避スペース32間で空パレットPの受渡しを行うようにすることでも同様の効果を期待できる。図7においても図6と同様に入庫室1側の構成要素の符号を括弧書で付した。
【0056】
その他、上記したことに止まらず、例えば適用される機械式駐車装置も平面循環式駐車装置に限らず、水平循環式駐車装置等であってもよい。また、入庫搬送手段及び出庫搬送手段も昇降するリフト以外に、駐車装置のタイプによっては横行するトラバーサ等であってもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、出庫呼び運転盤に連続出庫運転モードを再入庫運転モードに切り換える切換手段を設け、車両を出庫目的ではなく再入庫目的で一時的に呼び出すときに再入庫運転モードに切り換え、車両搬出手段後続の出庫車両を搭載しないで出庫室の先行の再入庫車両側方で待機させて再入庫車両の搬入経路を確保しているので、再入庫車両の搬入経路を確保するために後続の出庫車両をバックさせるという無駄な動作をなくして出庫効率を高めるとともに、再入庫車両を速やかに駐車部に戻して再入庫待ちによるロスタイムをなくすことができる。しかも、後続の出庫車両を退出させるために再入庫車両を出庫室に対して出し入れする無駄な動作をなくして使い勝手を良くし、利用者の労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る平面往復式駐車装置の全体概略構成図である。
【図2】 図1のII−II線における断面図である。
【図3】 この発明の一実施形態に係る平面往復式駐車装置における出庫呼び運転盤の構成図であり、(a)は通常の出庫運転モード及び連続出庫運転モードの操作手順を示し、(b)は再入庫運転モードの操作手順を示す。
【図4】 この発明の一実施形態に係る平面往復式駐車装置における再入庫時の手順を示す工程図であり、(a)は再入庫車両を出庫室に呼び出すとともに、後続の出庫車両を上段の搬送台車上で待機させた状態を示す工程図、(b)は再入庫車両を搭載した出庫リフトを下降させて下段の搬送台車に移載した状態を示す工程図、(c)は後続の出庫車両を出庫室に搬出するとともに、再入庫車両を元の格納スペースに戻した状態を示す工程図である。
【図5】 この発明の一実施形態に係る平面往復式駐車装置における出庫呼び操作のフローチャートである。
【図6】 出庫室と出庫リフトとの間における車両受渡しの別の態様を示す出庫室側の概略構成図である。
【図7】 パレット待避スペースが設けられた出庫室側の概略構成図である。
【図8】 従来例の平面往復式駐車装置における再入庫時の手順を示す工程図であり、(a)は再入庫車両を出庫室に呼び出すとともに、後続の出庫車両が再入庫車両の隣に上昇した状態を示す工程図、(b)は後続の出庫車両を搭載した出庫リフトを下降させて上段の搬送台車に移載した状態を示す工程図、(c)は再入庫車両を搭載した出庫リフトを下降させて下段の搬送台車に移載した状態を示す工程図、(d)は後続の出庫車両を出庫室に搬出するとともに、再入庫車両を元の格納スペースに戻した状態を示す工程図である。
【符号の説明】
1 入庫室
2 出庫室
3 駐車部
5 入庫リフト(車両搬入手段)
7 出庫リフト(車両搬出手段)
8 台車走行路
10 走行台車
17 入庫呼び運転盤
18 出庫呼び運転盤
24 再入庫予約ボタン(切換手段)
25 制御装置(制御手段)
26 制御部
27 記憶部
28 駆動部
C 車両
C1 再入庫車両
C2 後続の出庫車両
P パレット
S 格納スペース
15 パレット貯留スペース
32 パレット待避スペース

Claims (5)

  1. 入庫室と出庫室とが各々別個独立して設けられ、上記入庫室は車両搬入手段によって駐車部に連絡されているとともに、上記出庫室は車両搬出手段によって上記駐車部に連絡され、入庫時、利用者が入庫呼び運転盤を操作して識別データを制御手段に入力することにより、上記入庫室に進入した車両を車両搬入手段により駐車部に搬入して格納する一方、出庫時、利用者が出庫呼び運転盤を操作して識別データを制御手段に入力することにより、駐車部に格納された車両を車両搬出手段により上記出庫室に搬出して退出させるように構成された機械式駐車装置であって、
    上記制御手段は、車両の入出庫に伴う通常運転モードと、車両を連続して出庫する際、先行の出庫車両が上記出庫室に搬出されている状態で上記車両搬出手段を後続の出庫車両を搭載して出庫室の先行の出庫車両側方で待機させる連続出庫運転モードと、車両を出庫目的ではなく再入庫目的で一時的に呼び出す際、先行の再入庫車両が上記出庫室に搬出されている状態で上記車両搬出手段を後続の出庫車両を搭載しないで出庫室の先行の再入庫車両側方で待機させて該再入庫車両の搬入経路を確保する再入庫運転モードとが記憶された記憶部と、
    上記入庫呼び運転盤及び出庫呼び運転盤からの入力信号を受け、装置各部の駆動部を上記記憶部の各運転モードに基づき駆動させる制御部とを備え、
    上記出庫呼び運転盤には、上記記憶部の連続出庫運転モードを再入庫運転モードに切り換える切換手段が設けられていることを特徴とする機械式駐車装置
  2. 請求項1記載の機械式駐車装置において、
    駐車部には、車両搬入手段と車両搬出手段とを連絡するように延びる台車走行路と、
    この台車走行路に沿って並設され車両を格納する複数の格納スペースと、
    1台の車両を搭載する搭載スペースを有し上記台車走行路を走行して上記各格納スペースと車両搬入手段及び車両搬出手段との間で車両を移載する複数台の走行台車とが設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。
  3. 請求項1記載の機械式駐車装置において、
    駐車部には、車両搬入手段と車両搬出手段とを連絡するように延びる台車走行路と、
    この台車走行路に沿って並設され車両を格納する複数の格納スペースと、
    複数台の車両を搭載する搭載スペースを有し上記台車走行路を走行して上記各格納スペースと車両搬入手段及び車両搬出手段との間で車両を移載する走行台車とが設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。
  4. 請求項1記載の機械式駐車装置において、
    車両はパレットに載せられた状態で入出庫され、
    出庫室の下方には、先行の出庫車両が退出した後の空パレットを後続の出庫車両を載せたパレットと干渉しないように待避させるパレット待避スペースが設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。
  5. 請求項1記載の機械式駐車装置において、
    車両はパレットに載せられた状態で入出庫され、
    入庫室及び出庫室の少なくとも出庫室の下方には、複数枚の空パレットを貯留するパレット貯留スペースが設けられていることを特徴とする機械式駐車装置。
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