JP3878175B2 - Ofdm通信システムにおける最小のpaprを有する数列検索方法 - Google Patents

Ofdm通信システムにおける最小のpaprを有する数列検索方法 Download PDF

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Description

本発明は、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)方式通信システムの性能劣化を防止するため、PAPR(Peak to Average Power Ratio)を減少させる方法に係るもので、詳しくは、最小のPAPRを有する数列を効率的且つ迅速に検索する方法に関するものである。
一般に、前記直交周波数分割多重(以下、OFDMと略称す)方式は、マルチキャリア(multi−carrier)伝送方式の一種であって、均等に分布した搬送波周波数を通して情報を同時に伝送する方式である。よって、前記OFDM方式は、高いデータ伝送率を得ることができるし、データを伝送帯域全体に分散して伝送するため、周波数選択性フェージング(Frequency Selective Fading)及び狭帯域干渉(Narrow−band Interference)に強い。また、前記OFDM方式は、特に、多重経路及び移動通信環境において優秀な性能を発揮するため、無線近距離通信網(local area network)、DAB(Digital Audio Broadcasting)、DVB(Digital Video Broadcasting)、無線ATM(Asynchronous Transfer Mode)、インターネットプロトコル(IP)網及びIMT−2000(Universal Mobile Telecommunications System;UMTS)のような多様な通信システムに提案または採択された。
然し、このようなOFDM方式通信システムは、多くの利点を有するが、高いPAPRを有するという問題点があった。一般に、マルチキャリア伝送方式において、マルチキャリア信号の最大電力(peak envelop power)は、搬送波の数に応じて増加する。例えば、OFDM方式において、N個の信号が同様な位相で重なると、マルチキャリア信号の最大電力は、平均電力のN倍だけ増加する。よって、マルチキャリアの最大電力と平均電力との比として定義されるPAPRは大きくなり、PAPRの値が大きいと、OFDM方式通信システムは、非常に大きな動的範囲(dynamic range)を有する増幅器を必要とし、且つ、複雑な構成を有するデジタル変換器(analog to digital converter;AD converter)及びアナログ変換器(digital to analog converter;DA converter)を使用しなければならない。然し、大きな動的範囲を有する増幅器が使用されたOFDM通信システムの場合も、信号の振幅の変化が大きいため、増幅器が非線形領域で動作して信号が歪曲されて増幅器の性能が低下するという欠点があった。
従って、このようなOFDM通信システムの高いPAPRによる欠点を解決するため、様々な方法が研究された。
PAPRを減少させるための方法として、例えば、クリッピング(clipping)を用いて信号の最大大きさを所定大きさ以下に制限することでPAPRを減少させる方法がある。然し、前記クリッピング方法は、OFDM信号にレクタンギュラウィンドウ(rectangular window)をかけて最大大きさを制限することで、信号が歪曲されてビット誤り率(Bit Error Rate;BER)を増加させ、帯域外周波数特性を悪化させるという問題点があった。
また、PAPRを減少させるための他の方法として、エラー訂正符号技術を利用する方法がある。前記エラー訂正符号利用方法は、ブロック符号化技法に基づいて最大電力の小さい符号語(codeword)のみを選択してOFDM信号を生成することで、全体のPAPRを減少させる方法である。然し、前記エラー訂正符号利用方法は、小さいPAPRを有する符号語を選択するためには、全ての可能な符号語を一々探索しなければならない消耗的な作業が必要で、探索時間が長いという問題点があった。
また、PAPRを減少させるための又他の方法として、二進ゴレイ相補数列(Golay Complementary Sequence)を定義し、その数列を生成する構造的な方法がある。ここで、前記ゴレイ相補数列は、0でない全ての変位(shift)に対し、非周期的自己相関(aperiodic autocorrelation)関数の和が0となる数列の対をいう。前記ゴレイ相補数列を利用してOFDM信号を生成する場合、PAPRが3dB以下になることをゴレイ相補数列の相関性質を利用して確認することができる。且つ、前記ゴレイ相補数列の性質は、多重レベル位相変調(multilevel phase modulation)に適合した多位相(polyphase)数列に拡張することができるため、多様な変調方式に応用することができる。然し、前記ゴレイ相補数列生成方法は、多位相数列を利用するために、多位相数列を全て探索しなければならない消耗的な探索過程が必要であり、符号化及び復号化を行うためには、符号語を格納するためのメモリが必要であるため煩雑であるという問題点があった。
このような問題点を解決するため、デイビス(Davis)及びジェドワブ(Jedwab)により、ゴレイ相補数列とRM(Reed Muller)符号との連関性を利用して、比較的小さい搬送波を有するOFDM通信システムで符号率及びエラー訂正能力を維持しながらも、PAPRを效率的に減少し得る構造的な方法が提案されたが、このような方法を利用する場合、搬送波の個数が多くなるほど符号率が急激に減少するという欠点があった。
そして、多くの搬送波を用いるOFDM通信システムにおけるPAPRを確率的に減少させる方法として、SLM(selected mapping)方法及びPTS(Partial Transmit Sequence)方法がある。
前記SLM方法は、同様な情報を表すM個の数列を所定方法により生成し、そのうち最小のPAPR特性を有する数列を選択して伝送する方法で、M個の数列中、最小のPAPRを有する数列を抽出及び選択して伝送することで、全体的なPAPR特性を改善することができる。
また、前記PTS方法は、入力数列を独立的な部分に分け、それぞれにPAPRを最小化する位相を付加して伝送する方法であって、多様な位相を適用した複数の数列から最小のPAPRを有する数列を選択して伝送することで、システム全体のPAPR特性を改善することができる。
韓国特許出願公開第1999−0084970号明細書 韓国特許出願公開第2001−0069611号明細書 米国登録特許番号6,125,103 米国登録特許番号6,266,320
然るに、このような従来のSLM方法及びPTS方法においては、受信側で元の信号を復元するためには、付加的な情報が必要であり、その付加的な情報は、システムの性能に重要な影響を及ぼすという不都合な点があった。
以上説明したように、OFDM通信システムの高いPAPRにより発生する問題を解決するため、PAPRを減少させるための様々な方法が提案されたが、各方法毎に該当の問題を有していた。
従って、高いPAPRによる問題を解決するためには、まず、OFDM通信システムの入力数列のPAPR分布を正確に把握する必要がある。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもので、OFDM方式通信システムにおいて、入力される数列が同様なPAPRを有するコセット(coset)に分類される特性を利用して、全ての入力数列から最小のPAPRを有する数列を効率的且つ迅速に検索し得る方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、OFDM通信システムの入力数列のPAPR分布を效率的且つ迅速に把握し得る方法を提供することにある。
また、本発明の又他の目的は、数列のPAPR分布状態に基づいて、低いPAPRを有するようにOFDM通信システムのディバイスを設計する際、基本となる方法を提供することにある。
このような目的を達成するため、本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法においては、全ての入力数列を同様なPAPRを有するコセットに分類する過程と、最初の二つの元素が特定値に固定された数列を検索する過程と、前記検索された数列中、最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、前記検出された数列が属するコセットを選択する過程と、前記選択されたコセットに属する数列をそれぞれ抽出する過程と、を順次行うことを特徴とする。
また、前記特定値は、“0”であることを特徴とする。
また、前記分類する過程は、任意の所定位相をかける変換、及び時間軸から特定時間を移動させる変換により生成された数列を、同様なコセットに割り当てることを特徴とする。
また、前記分類する過程は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、数列a=(a、a、...、aN−1)に基づいて、数列a(φ)及び数列a(m)を同様なコセットに割り当ることを特徴とする。このとき、前記数列a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1、前記数列a(m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)、m=0、1、2、...、M−1、前記数列a(m)のi番目の数列a(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1である。
また、前記検索する過程は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、数列a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1を検索することを特徴とする。
また、前記検出する過程は、前記検索された数列のPAPRを計算する過程と、前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択する過程と、前記検索された数列中、前記最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、からなることを特徴とする。
また、本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法においては、前記最初の二つの元素が特定値に固定された数列のPAPRを計算する過程と、前記最初の二つの元素が特定値に固定された数列がそれぞれ属するコセットに割り当てられた数列の個数及び前記計算されたPAPRを利用して、前記全ての入力数列のPAPR分布を分析する過程と、を更に行うことを特徴とする。
前記分析されたPAPR分布状態は、OFDM通信システムのディバイスに要求される動作範囲の決定に利用されることを特徴とする。
そして、本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法においては、最初の二つの元素が“0”に固定された数列を検索する過程と、前記検索された数列のPAPRを計算する過程と、前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択し、その最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、前記検出された数列が属するコセットを選択する過程と、前記選択されたコセットにそれぞれ属する数列を生成する過程と、を順次行うことを特徴とする。
また、前記最初の二つの元素が“0”に固定された数列は、相互異なるコセットに属し、一つのコセットに属する各数列は、同様なPAPR特性を有することを特徴とする。
また、前記検索する過程は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、数列a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1を検索することを特徴とする。
また、前記生成する過程は、前記検出された数列に任意の所定位相をかける変換、及び前記検出された数列を時間軸から特定時間だけ移動させる変換により、前記検出された数列のPAPRと同様なPAPR特性を有する数列を生成することを特徴とする。
また、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、前記検出された数列に任意の所定位相をかける変換により生成された数列は、
a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1で、
前記検出された数列を時間軸から特定時間だけ移動させる変換により生成された数列は、
(m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)、m=0、1、2、...、M−1であることを特徴とする。このとき、前記数列a(m)のi番目の数列は、a(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1である。
本発明のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法は、全ての入力数列を同様なPAPRを有するコセットに分類する過程と、 最初の二つの元素が特定値に固定された数列を検索する過程と、前記検索された数列中、最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、前記検出された数列が属するコセットを選択する過程と、前記選択されたコセットに属する数列をそれぞれ抽出する過程と、を順次行うことを特徴とし、それにより上記目的が達成される。
前記特定値は、“0”であることを特徴とする請求項1に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有してもよい。
前記分類する過程は、任意の所定位相をかける変換、及び時間軸から特定時間を移動させる変換により生成された数列を、同様なコセットに割り当てることを特徴としてもよい。
前記分類する過程は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、数列a=(a、a、...、aN−1)に基づいて、数列a(φ)及び数列a(m)を同様なコセットに割り当てることを特徴とし、このとき、前記数列a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1、前記数列a(m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)、m=0、1、2、...、M−1、前記数列a(m)のi番目の数列a(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1であってもよい。
前記検索する過程は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、数列a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1を検索することを特徴としてもよい。
前記検出する過程は、前記検索された数列のPAPRを計算する過程と、前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択する過程と、前記検索された数列中、前記最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、からなることを特徴としてもよい。
前記最初の二つの元素が特定値に固定された数列のPAPRを計算する過程と、前記最初の二つの元素が特定値に固定された数列がそれぞれ属するコセットに割り当てられた数列の個数及び前記計算されたPAPRを利用して、前記全ての入力数列のPAPR分布を分析する過程と、を更に行うことを特徴としてもよい。
前記分析されたPAPR分布状態は、OFDM通信システムのディバイスに要求される動作範囲の決定に利用されることを特徴としてもよい。
最初の二つの元素が“0”に固定された数列を検索する過程と、前記検索された数列のPAPRを計算する過程と、前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択し、その最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、前記検出された数列が属するコセットを選択する過程と、前記選択されたコセットにそれぞれ属する数列を生成する過程と、を順次行うことを特徴としてもよい。
前記最初の二つの元素が“0”に固定された数列は、相互異なるコセットに属し、一つのコセットに属する各数列は、同様なPAPR特性を有することを特徴としてもよい。
前記検索する過程は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、数列a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1を検索することを特徴としてもよい。
前記生成する過程は、前記検出された数列に任意の所定位相をかける変換、及び前記検出された数列を時間軸から特定時間だけ移動させる変換により、前記検出された数列のPAPRと同様なPAPR特性を有する数列を生成することを特徴としてもよい。
搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、前記検出された数列に任意の所定位相をかける変換により生成された数列は、a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1で、前記検出された数列を時間軸から特定時間だけ移動させる変換により生成された数列は、a(m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)、m=0、1、2、...、M−1であることを特徴とし、このとき、前記数列a(m)のi番目の数列は、a(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1であってもよい。
本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法においては、全ての入力数列を同様なPAPRを有するコセットに分類し、最初の二つの元素が“0”に固定された数列は相互異なるコセットに属するという性質を利用して、最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPRに基づいて、最小のPAPRを有する数列を迅速且つ效率的に検索し得るという効果がある。
また、全ての入力数列を同様なPAPRを有するコセットに分類し、最初の二つの元素が“0”に固定された数列は相互異なるコセットに属するという性質を利用して、最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPRに基づいて、全ての数列のPAPR分布を迅速且つ效率的に分析し得るという効果がある。よって、本発明は、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いるOFDM通信システムにおいて、最小のPAPRを有する数列を検索する場合、全体M個の数列のPAPRを全て計算することなく、MN−2個の数列のPAPRのみを計算すればよいので、検索複雑度を減少し得るという効果がある。且つ、使用される星座度の大きさMが大きいほど検索複雑度は顕著に減少するという効果がある。
また、本発明は、OFDM通信システムにおいて用いられる全ての数列のPAPR分布状態に基づいて、BER性能が良好で、且つ低いPAPRを有するOFDM通信システムのディバイス設計を可能にするという効果がある。且つ、本発明は、OFDM通信システムを低い動作範囲を有するディバイスとして構成し得るようにする。
以下、本発明の実施の形態に対し、図面に基づいて説明する。
図1は、一般のOFDM方式通信システムの構成を示したブロック図で、図示されたように、一般のOFDM方式通信システムは、送信部と受信部とから構成されている。前記送信部は、直列入力デジタル信号を並列信号に変換する第1並列変換部(serial to parallel converter)2と、該第1並列変換部2から出力されるデジタル信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)信号に変換する第1信号マッパ(signal mapper)4と、該第1信号マッパ4から並列出力される各信号を逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform、IDFT)により変調する変調部6と、該変調部6から並列出力される信号を直列に変換する第1直列変換部(parallel to serial converter)8と、該第1直列変換部8から出力される信号に保護信号(guard interval)を挿入するガード挿入部(guard interval insertion unit)10と、該ガード挿入部10から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換した後雑音を除去し、そのアナログ信号をチャンネルを通して送信するアナログ変換部(digital to analog converter)12と、を包含して構成されている。また、前記受信部は、前記チャンネルを通して受信される信号から雑音を除去し、デジタル信号に変換するデジタル変換部(analog to digital converter)14と、該デジタル変換部14から出力される信号から保護信号を除去するガード除去部(guard interval removal unit)16と、該ガード除去部16から出力される信号を並列信号に変換する第2並列変換部18と、該第2並列変換部18からの並列信号をそれぞれ離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform、DFT)により復調する復調部20と、該復調部20のQPSK信号をデジタル信号に変換する第2信号マッパ22と、該第2信号マッパ22から並列出力されるデジタル信号を直列信号に変換する第2直列変換部24と、を包含して構成されている。
一般に、前記OFDM信号を伝送するためには増幅器が必要であるが、図1には図示されていない。
以下、このように構成された一般のOFDM方式通信システムの動作に対して説明する。
第1並列変換部2は、入力される直列デジタル信号を並列信号に変換し、第1信号マッパ4は、前記並列信号をQPSK信号にマッピングし、変調部6は、前記QPSK信号をIDFT方式により変調し、第1直列変換部8は、前記変調されたIDFT信号を直列信号に変換する。その後、ガード挿入部10は、干渉が発生しないように前記直列信号に保護信号を挿入し、アナログ変換部12は、前記直列デジタル信号をアナログ信号に変換し、ローパスフィルタリング(low pass filtering)を通して雑音を遮断し、前記アナログ信号を割り当てられたチャンネルを通して送信する。
次いで、デジタル変換部14は、前記割り当てられたチャンネルを通して信号が受信されると、該受信されたアナログ信号から雑音を除去した後、前記アナログ信号をデジタル信号に変換し、ガード除去部16は、前記デジタル信号から保護信号を除去し、第2並列変換部18は、前記デジタル信号を並列信号に変換する。その後、復調部20は、前記並列信号をDFTを通して復調し、前記第2信号マッパ22は、前記復調された並列信号をデジタル信号にマッピングし、第2直列変換部24は、並列デジタル信号を直列デジタル信号に変換する。
本発明は、このような一般のOFDM通信システムにおいて用いられる全ての数列が同様なPAPRを有するコセット(coset)に分類される特性を利用して、前記全ての数列のPAPR分布を迅速に算出すると共に、最小のPAPRを有する数列を迅速に探索し得る方法を提案する。
図2は、本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法を示したフローチャートで、図示されたように、本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法においては、まず、全ての入力数列を特定特性を利用して同様なPAPRを有するコセットに分類する(S11)。その後、最初の二つの元素が“0”値を有する数列を検索し(S13)、前記検索された数列のPAPRをそれぞれ計算する。次いで、前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択し、その最小のPAPRを有する数列を選択する(S15)。次いで、最小のPAPRを有する数列が属するコセットを確認し(S17)、前記確認されたコセットに属する数列を最小のPAPRを有する数列として抽出する(S19)。
以下、このようなOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法に対し、より詳細に説明する。
まず、OFDM信号のPAPRに対して説明する。
N個の搬送波(carrier)を用いるOFDM通信システムにおいては、与えられたシンボル区間[0、T]にk番目の搬送波に割り当てられる変調信号をA(k=0、1、...、N−1)とすると、OFDM信号s(t)は、次のように表現される。
Figure 0003878175
前記数式1中、Aは、変調方式により信号星座度(constellation)のシンボルの一つとなる。
また、前記数式1に該当するOFDM信号のPAPRは、平均電力に対する最大瞬時電力の割合で、下記の数式2のように与えられる。
Figure 0003878175
上式中、Eは平均をとる演算子を示したものである。
次に、M−PSK変調方式を用いるOFDM信号のPAPR特性に対して説明する。
前記M−PSK変調方式を用いるOFDM通信システムの場合、発生するOFDM信号のPAPRは特別な性質を有するが、第1の特性(A)は、OFDM信号に任意の所定位相をかけてもそのOFDM信号のPAPR特性は変わらないということであり、第2の特性(B)は、OFDM信号を時間軸から特定時間だけ移動(shift)させてもそのOFDM信号のPAPR特性は変わらないということである。
(A)第1の特性
ξ=exp(2πj/M)とするとき、M−PSK変調された数列A=(A、A、...、AN−1)のi番目の成分A
Figure 0003878175
、a∈{0、1、...、M−1}と表現し得るので、数列Aを数列a=(a、a、...、aN−1)に対応させることができる。よって、数式1の信号s(t)は、数式3のように表現される。
Figure 0003878175
上式中、W=exp(j2π/T)である。
前記OFDM信号s(t)に任意の所定位相ξφをかけても、該信号s(t)のPAPR特性は変わらず、M個の数列
a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1
は、前記数列aと同様なPAPRを有する。ここで、加算演算はF(Field)上で行われる(前記加算演算は、modulo M Fieldにクローズ(close)されている)。
即ち、前記信号s(t)に任意の位相ξφをかけた信号をs’(t)とすると、
s’(t)=s(t)・ξφ
となる。
前記s’(t)のPAPRは、前記数式2により次のように計算される。
Figure 0003878175
よって、前記信号s’(t)のPAPRは、前記信号s(t)のPAPRと同様になる。
(B)第2の特性
任意の整数m(m=0、1、2、...、M−1)に対する数列a(m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)のi番目の成分a(m) を、
(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1
と定義すると、M個の数列a(m)のPAPRは、全て数列aのPAPRと同様である。
即ち、a(m)に該当するOFDM信号s(m)(t)は、
Figure 0003878175
となる。
τ=mT/Mの場合、上式は次のように表すことができる。
Figure 0003878175
即ち、s(m)(t)=s(t+τ)となり、s(m)(t)は、前記s(t)を単に時間軸からτmだけ移動させた信号であることが分かる。OFDM信号は、周期Tを有する周期信号であるため、a(m)とaとは同様なPAPR特性を有するOFDM信号を生成する。
前記第1の特性(A)及び第2の特性(B)をまとめると、信号のPAPR特性を変化させない二つの変換が存在するため、aを包含する M個の数列が同様なPAPR特性を有する信号を生成することができる。搬送波の個数がNでM−PSK変調方式を用いる場合、可能なOFDM信号の個数はMであり、本発明に係るPAPR検索装置は、M個のOFDM信号を同様なPAPRを有するM個の数列から構成されるコセットに分割する。よって、コセットの個数はM/M=MN−2となる。
例えば、N=4、M=4のQPSK変調の場合、OFDM通信システムのための総数列の個数は M=4=256である。前記第1の特性(A)による変換及び前記第2の特性(B)による変換により、M=4=16個の数列が同様なPAPR特性を有する。よって、本発明に係るPAPR検索装置は、前記総数列256個を前記第1の特性(A)による変換及び第2の特性(B)による変換により、 MN−1=44−2=16個のコセットに分類する(S11)。このように分類された16個のコセット中一つを図3に示した。
即ち、前記PAPR検索装置は、前記第1の特性(A)及び第2の特性(B)を利用して数列(0、0、0、0)を変換することで、数列(0、0、0、0)のPAPR特性と同様なPAPRを有する数列15個を生成し、それら数列(0、0、0、0)及び生成された15個の数列を一つのコセットに割り当てる。よって、一つのコセットには、同様なPAPRを有する16個の数列が割り当てられる。数式1を参照すると、数列(0、0、0、0)に対するOFDM信号はNである最大のPAPR値を有し、数列(0、0、0、0)が属する前記コセットに割り当てられた数列は全て同様なPAPR特性を有する。このように、前記PAPR検索装置は、256個の全ての数列を16個のコセットに分類する。
参考的に、前述したように、同様なPAPRを有する入力数列は、所定法則により生成され、一般に、(0、0、0、0)の入力数列を包含するコセットは、線形ブロック符号を利用して生成することができる。例えば、入力数列(0、0、0、0)に対するコセットは、16個の符号語(codeword)を有するブロック符号とみなすことができるし、その生成行列は次のようであり、このとき、線形ブロック符号は、F4(modulo 4 Field)において演算が定義される符号となる。
Figure 0003878175
一方、搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いるOFDM通信システムにおいて、最小のPAPRを有する入力数列を探すためには、入力数列の最初の二つの元素は0に固定させ、残りの元素のみ変化させる数列を考慮する。即ち、次のような形態の数列のみを考慮する。
a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1
結局、全体M個の入力数列中、M/M= MN−2個の前記のような形態の数列のみを考慮することで、最小のPAPRを有する入力数列を探すことができる。
即ち、前記生成行列の一例には、F4上でガウシアン消去法を適用することができるし、前記ガウシアン消去法を適用した後の生成行列は次のような形態となる。
Figure 0003878175
前記符号の検査行列は、次のように表すことができる。
Figure 0003878175
前記検査行列によると、数列(0、0、0、0)を包含するコセット、即ち、前記検査行列を満足する符号語は全てシンドローム(syndrome)が(0、0)となる。
ブロック符号の場合、シンドロームが相互異なると別のコセットに属するという性質を有する。即ち、前記検査行列を通して生成される、シンドロームが相互同様な数列は、全て同様なPAPRを有する。前記符号の検査行列は、一般に次のような形態を有する。
Figure 0003878175
ここで、前記−Pは、列の個数が2である行列である。数列の最初の二つの元素値が0に固定される場合、シンドロームは、前記最初の二つの元素を除外した残りの元素により生成される。且つ、生成されるシンドロームはIn−2により生成されるため、入力数列がa=(0、0、a、a、...、aN−1)であると、シンドローム(S)は、S=(a、a、...、aN−1)のような形態となる。
即ち、a=(0、0、a、a、...、aN−1)形態の数列は、相互異なるコセットに属するようになり、各コセットの元素は、同様なPAPRを有する数列から構成されている。
よって、本発明に係るPAPR検索装置は、最小のPAPRを有する数列を検索するため、相互異なるコセットにそれぞれ属するa=(0、0、a、a、...、aN−1)形態の数列、即ち、最初の二つの元素が“0”に固定された数列を検索する(S13)。
その後、PAPR検索装置は、最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPRをそれぞれ計算し、該計算されたPAPRから最小のPAPRを選択し、該選択された最小のPAPRを有する数列を前記最初の二つの元素が“0”に固定された数列から検出する(S15)。
次いで、PAPR検索装置は、前記検出された数列が属するコセットを選択し(S17)、該選択されたコセットに属する数列を最小のPAPRを有する数列として選択する(S19)。よって、PAPR検索装置は、長さNである全ての数列のPAPRを計算することなく、最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPRを計算して、その中で最小のPAPRを有する数列を選択し、該選択された数列が属するコセットを選択することで、最小のPAPRを有する数列を迅速且つ效率的に検索することができる。
前述したように、M−PSK変調方式を使用し、搬送波の個数がNであるOFDM通信システムにおいて、最小のPAPRを有する入力数列を検索するため、全体M個の数列中MN−2個の数列のみを考慮すればよいので、複雑度がMだけ減少するようになる。
一方、OFDM通信システムにおいて用いられる全ての数列のPAPR分布を分析するため、PAPR検索装置は、特定位相をかける変換及び特定時間を移動させる変換を利用して、前記全ての数列を同様なPAPR特性を有するコセットに分類する。その後、PAPR検索装置は、最初の二つの元素が“0”に固定された数列は相互異なるコセットに属するため、前記最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPRを計算する。次いで、PAPR検索装置は、最初の二つの元素が“0”に固定された特定数列が属するコセットの数列のPAPRは全て前記特定数列のPAPRと同様であると判断し、前記最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPR及び該当のコセットの数列の個数に基づいて、前記全ての数列のPAPR分布を算出する。よって、PAPR検索装置は、全ての数列のPAPRを計算することなく、最初の二つの元素が“0”に固定された数列のPAPRのみを計算することで、前記全ての数列のPAPR分布を算出することができる。
前述したように、M−PSK変調方式を使用し、搬送波の個数がNであるOFDM通信システムにおいて、全ての数列のPAPR分布を算出するため、全体M個の数列中MN−2個の数列のみを考慮すればよい。
このように、OFDM通信システムにおいて用いられる全ての数列のPAPR分布が分析されると、設計者は、前記分析されたPAPR分布に基づいて、ビット誤り率(Bit Error Rate、BER)性能が良好で、且つPAPRもあまり高くない数列を選択することができるし、OFDM通信システムを構成するディバイスとして、例えば、増幅器、ADコンバータ及びDAコンバータなどを低い動作範囲を有するディバイスとして設計することができる。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
一般のOFDM方式通信システムの構成を示したブロック図である。 本発明に係るOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法を示したフローチャートである。 本発明により生成されたコセット中一つを示した図である。

Claims (12)

  1. 均等に分布した周波数を有する複数の搬送波を用いる直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)方式通信システムにおいて、
    入力される前記各搬送波の変調信号のシンボルの位相の集合である数列の全てを同様なPAPRを有するコセットに分類する過程と、
    最初の二つのシンボルの位相が“0”に固定された数列を検索する過程と、
    前記検索された数列中、最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、
    前記検出された数列が属するコセットを選択する過程と、
    前記選択されたコセットに属する数列をそれぞれ抽出する過程と、
    を順次行うことを特徴とするOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  2. 前記分類する過程は、任意の所定位相をかける変換、及び時間軸から特定時間を移動させる変換により生成された数列を、同様なコセットに割り当てることを特徴とする請求項1に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  3. 前記分類する過程は、前記搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、
    数列a=(a、a、...、aN−1)に基づいて、数列a(φ)及び数列a(m)を同様なコセットに割り当てることを特徴とし、このとき、
    前記数列a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1、
    前記数列a(m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)、m=0、1、2、...、M−1、
    前記数列a(m)のi番目の数列a(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1である、請求項1に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  4. 前記検索する過程は、
    前記搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、
    数列a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1を検索することを特徴とする請求項1に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  5. 前記検出する過程は、
    前記検索された数列のPAPRを計算する過程と、
    前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択する過程と、
    前記検索された数列中、前記最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  6. 前記最初の二つの元素が特定値に固定された数列のPAPRを計算する過程と、
    前記最初の二つの元素が特定値に固定された数列がそれぞれ属するコセットに割り当てられた数列の個数及び前記計算されたPAPRを利用して、前記全ての入力数列のPAPR分布を分析する過程と、
    を更に行うことを特徴とする請求項1に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  7. 前記分析されたPAPR分布状態は、OFDM通信システムのディバイスに要求される動作範囲の決定に利用されることを特徴とする請求項6に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  8. 均等に分布した周波数を有する複数の搬送波を用いる直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;OFDM)方式通信システムにおいて、
    入力される前記各搬送波の変調信号のシンボルの位相の集合である数列から、最初の二つのシンボルの位相が“0”に固定された数列を検索する過程と、
    前記検索された数列のPAPRを計算する過程と、
    前記計算されたPAPR中、最小のPAPRを選択し、その最小のPAPRを有する数列を検出する過程と、
    前記検出された数列が属するコセットを選択する過程と、
    前記選択されたコセットにそれぞれ属する数列を生成する過程と、
    を順次行うことを特徴とするOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  9. 前記最初の二つの元素が“0”に固定された数列は、相互異なるコセットに属し、一つのコセットに属する各数列は、同様なPAPR特性を有することを特徴とする請求項8に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  10. 前記検索する過程は、
    前記搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、
    数列a=(0、0、a、a、...、aN−1)、a=0、1、2、...、M−1を検索することを特徴とする請求項8に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  11. 前記生成する過程は、
    前記検出された数列に任意の所定位相をかける変換、及び前記検出された数列を時間軸から特定時間だけ移動させる変換により、前記検出された数列のPAPRと同様なPAPR特性を有する数列を生成することを特徴とする請求項8に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
  12. 前記搬送波の個数がNで、M−PSK変調方式を用いる場合、
    前記検出された数列に任意の所定位相をかける変換により生成された数列は、
    a(φ)=(a+φ、a+φ、...、aN−1+φ)、φ=0、1、...、M−1で、
    前記検出された数列を時間軸から特定時間だけ移動させる変換により生成された数列は、
    (m)=(a(m) 、a(m) 、...、a(m) N−1)、m=0、1、2、...、M−1であることを特徴とし、このとき、前記数列a(m)のi番目の数列は、a(m) =a+im(mod M)、i=0、1、...、N−1である、請求項11に記載のOFDM通信システムにおける最小のPAPRを有する数列検索方法。
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