JP3877628B2 - 治療用テープ - Google Patents
治療用テープ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3877628B2 JP3877628B2 JP2002098698A JP2002098698A JP3877628B2 JP 3877628 B2 JP3877628 B2 JP 3877628B2 JP 2002098698 A JP2002098698 A JP 2002098698A JP 2002098698 A JP2002098698 A JP 2002098698A JP 3877628 B2 JP3877628 B2 JP 3877628B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- therapeutic
- slit
- sticking
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、身体の痛みや凝り等を治療するために患部に貼着する治療用テープに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、身体の痛みや凝り等が生じるのは、筋肉の衰えにより身体のバランスが崩れ、ゆがみが生じて筋肉内の血管が収縮して疲労物質・乳酸などが溜まることが原因の一つであることから、身体にテープを貼着することで、皮膚に物理的な刺激を与え、筋肉内の血流を正常化して筋力を高めることにより治療する方法があった。
【0004】
このようなテープとしては、特に身体の肘や膝などの関節部に貼着した時に皮膚が引っ張られることがないように、かつ、皮膚に対してより多くの刺激を与えること等を目的として、例えば図7に示されるように、身体への貼着面01aに粘着剤が塗布されるとともに、長手方向を向く切れ目02(スリット)を複数本設けて複数本の細長の帯状片03を形成した短冊型の治療用テープ01等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の短冊型のテープ01にあっては、予め貼着面01aに粘着剤が塗布されているため、貼着面1aに剥離自在に貼着された剥離シート04を剥離して患部に貼着する際において、テープ01に形成された複数の細長の帯状片03がばらけて互いにもつれたり、捻れるなどしてテープ01の形状が崩れて一定しないため、患部への貼着が難しいといった問題を有していた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、患部に貼着されたテープ材により皮膚が引っ張られることなく、また、より多くの刺激を与えることが出来るとともに、患部への貼着を容易に行うことが出来る治療用テープを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の治療用テープは、身体に貼着するための貼着面に粘着剤が塗布されてなるテープ材からなる治療用テープであって、
前記テープ材には、ほぼ長手方向に延びる所定長さのスリット部が幅方向にわたって複数形成されるとともに、前記貼着面の反対面に、複数の前記スリット部に跨るように連結部材が離脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数のスリット部によりテープ材が幅方向の伸張性を有するため、身体の肘や膝などの関節部に貼着しても皮膚が引っ張られることがないとともに、皮膚に対してより多くの刺激を与えることが出来る。また、連結部材が複数のスリット部に跨るように取り付けられることで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりが規制され、テープ材が互いにもつれたり捩れにくくなるので、患部に容易に貼着することが出来るとともに、連結部材はテープ材における貼着面の反対面に離脱自在に取り付けられているので、テープ材の患部への貼着後においてに簡単に取り外すことが出来、貼着後における伸張性が損なわれることがない。
【0008】
本発明の治療用テープの前記連結部材は、前記テープ材との対向面に粘着剤が塗布されたシート部材からなることが好ましい。
このようにすれば、治療用テープの収納時に連結部材が嵩張ることがないので、コンパクトに収納出来る。
【0009】
本発明の治療用テープの前記シート部材は、前記テープ材の所定箇所に貼着されていることが好ましい。
このようにすれば、シート部材を部分的に貼着することで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを効率よく規制出来るばかりか、製造コストを低減出来る。
【0010】
本発明の治療用テープの前記シート部材は、前記テープ材のほぼ全域にわたって貼着されていることが好ましい。
このようにすれば、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを確実に規制することが出来る。
【0011】
本発明の治療用テープの前記テープ材は、帯状に形成されてロール状に巻回されていることが好ましい。
このようにすれば、貼着面に塗布された粘着剤がシート部材により保護されるので、粘着剤を保護するための剥離シート等が不要となるため、製造コストを低減出来る。
【0012】
本発明の治療用テープの前記連結部材は、複数の前記スリット部に跨るように取り付けられた線状部材からなることが好ましい。
このようにすれば、連結部材をテープ部材に部分的に効率よく取り付けることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明が適用された治療用テープ1を示す斜視図である。この治療用テープ1は、図2に示されるように、肩こり等の患部に貼着して使用する。これにより、患部に貼着された治療用テープ1により皮膚を介して刺激が感覚器に伝達され、患部の血行が良くなることで筋肉の萎縮が解消されるようになっている。
【0015】
この治療用テープ1は、図1に示されるように、長手方向の伸張性を有する綿布製の短冊型テープ材からなり、その両端縁部(短寸の端縁部)近傍に設けられた非スリット領域5、5(非切断領域)間には、長手方向を向く線状のスリット6が幅方向にわたって所定間隔おきに複数本形成されており、これらスリット6、6間には細長の帯状片7(帯状テープ部)が複数形成されている。
【0016】
このように治療用テープ1は、両端縁部の非スリット領域5、5間には長手方向を向くスリット6が幅方向に複数形成されているため、治療用テープ1が幅方向の伸張性を有するため、身体の肘や膝などの関節部に貼着しても皮膚が引っ張られることがないとともに、テープにおける複数のスリット6の端縁部にも皮膚が接触しやすくなり、皮膚により多くの刺激が与えられるようになるため、治療効果が向上する。
【0017】
また、図1に示されるように、治療用テープ1の表面1aには、表面1aとの対向面全域に粘着剤が塗布されたシート部材としての透明なフィルムシート2(連結部材)が、表面1a全域を被覆するように、かつ、剥離自在に貼着されている。
【0018】
また、治療用テープ1における患部への貼着面となる裏面1bには、皮膚に貼着させるための粘着剤が塗布されており、この裏面1bには、裏面1b全域を被覆するようにして剥離シート3が剥離自在に貼着されている。
【0019】
次に、このように構成された治療用テープ1の患部への貼着方法を図3に基づいて説明すると、まず、図3(a)に示すように、治療用テープ1の裏面1bに貼着されている剥離シート3を剥離しておく。次いで、図3(b)に示すように、剥離シート3が剥離された治療用テープ1の貼着面(下面1b)を、患部の皮膚に貼着する。最後に、図3(c)に示すように、フィルムシート2を治療用テープ1の表面1aから剥離する。
【0020】
このように、治療用テープ1の表面1a全域にフィルムシート2が貼着された状態では、各帯状片7が連結部材としてのフィルムシート2により互いに離間不能に連結されているため、治療用テープ1を患部に貼着するために剥離シート3を剥離した際における治療用テープ1自体の幅方向への広がりが規制され、従来のようにスリット6により形成される複数の帯状片7がばらついて互いにもつれたり捩れにくくなり、剥離シート3を剥離した際の取り扱いが容易となるため、患部へ容易に貼着することが出来る。
【0021】
また、各帯状片7同士を離間不能とするフィルムシート2は、治療用テープ1の表面1aに剥離自在に設けられることで、治療用テープ1の貼着後において簡単に除去出来るため、スリット6による治療用テープ1の伸縮性を損ねることがない。
【0022】
尚、本実施例における治療用テープ1は、治療用テープ1の表面1a全域に貼着されるフィルムシート2により、剥離シート3を剥離して患部に貼着する際におけるテープ1自体の幅方向への広がりや各帯状片7の捩れ等が防止されているが、シート部材としてのフィルムシート2は、複数のスリット6に跨るように取り付けられていれば必ずしも治療用テープ1の表面1a全域に貼着されなくてもよく、例えば、図4(a)に示すように、各帯状片7における長手方向の一部が所定長さのフィルムシート8により被覆されるように、各帯状片7の長手方向所定箇所を横切るように貼着してもよく、このように部分的に効率よく貼着することでコストを低減出来る。
【0023】
このように患部に貼着する際におけるテープ1自体の幅方向への広がりを規制するための連結部材としてフィルムシート2、8のようなシート部材を用いることで、治療用テープ1の収納時に連結部材が嵩張ることがないので、コンパクトに収納出来る。
【0024】
また、このような連結部材は、フィルムシート2、8のようなシート部材に限定されるものではなく、例えば図4(b)に示すように、例えば糸や紐等からなる線状部材9を、複数のスリット6に跨るように、例えば粘着剤等を介して取り付けて各帯状片7を連結するようにしてもよい。なお、このような線状部材9の取り付け位置や向き、数量等は図面に記載したものに限定されるものではない。
【0025】
また、このような線状部材9は、治療用テープ1の表面1aに粘着剤を介して取り外し可能に取り付けてもよいし、あるいは綿布の治療用テープ1の繊維間を挿通させるようにして取り付けられていてもよい。
【0026】
図5には、本発明の変形例としての治療用テープ10の外観斜視図が示されている。この治療用テープ10は、幅方向にわたって形成される非スリット領域11(非切断領域)と、この非スリット領域11、11間における幅方向に複数本形成される長手方向を向く線状のスリット13と、が長手方向に交互に形成された帯状のシート材からなり、帯状のシート材はロール状に巻回されている。
【0027】
このような帯状の治療用テープ10においては、例えば非スリット領域11の部分をカットすることで、前述した治療用テープ1とほぼ同様に使用できるものである。
【0028】
また、治療用テープ10の表面10a全域にはフィルムシート15が剥離自在に貼着されているとともに、裏面10bには、皮膚に貼着させるための粘着剤が塗布された貼着面が形成されている。すなわち、粘着剤が塗布された貼着面である裏面10bは、テープ材が巻回された際においてフィルムシート15の表面に貼着されるようになっている。
【0029】
このように連結部材をシート状のフィルムシート15により構成し、これを表面10a全域に設けることで、治療用テープ10の裏面10b、すなわち、患部への貼着面に塗布された粘着剤を保護するために別途剥離シートを使用することなく、患部へ貼着する際における治療用テープ1自体の幅方向への広がりを規制するためのフィルムシート15により貼着面の粘着剤を保護することができるため、製造コストを低減できる。
【0030】
また、図6には、別パターンのスリットが配置された変形例としての短冊形の治療用テープ1’の表面1a’に連結部材としてのフィルムシートが示されている。
【0031】
このように、スリットの配置パターンは、図1に示した治療用テープ1に配置されたスリット6のようなパターンに限定されるものではなく、図6の治療用テープ1’のように、図中点線で示される長手方向に延びるスリットライン17Lに沿って、スリット17からなるスリット部17a、及び切れ目のない非スリット部17bが交互に設けられるように、治療用テープ1’の長手方向に向かって断続的に、かつ、これら長手方向に向かって交互に設けられるスリット部17a及び非スリット部17bが、治療用テープ1’の幅方向(図中横方向)にわたって所定間隔おきに複数形成されるように並設されている。
【0032】
また、互いに隣り合うスリットライン17L、17L上のスリット部17a及び非スリット部17bは、一方のスリットライン17L上の非スリット部17bが、他方のスリットライン17L上のスリット部17aの長手方向ほぼ中央に位置するように設けられている。
【0033】
このように、各スリットライン17L上に形成されたスリット部17a及び非スリット部17bが、互いに長手方向にずれた状態で配置されていることで、各スリットライン17Lに非スリット部17bが幅方向にわたって直線状に配置されて、治療用テープ1’における所定箇所の幅方向の伸張性が損なわれることがないとともに、スリット17が複数形成されても、患部へ貼着する際における治療用テープ1’自体の幅方向への広がりが非スリット部17bにより規制される。
【0034】
よって、フィルムシート16及びスリット部の配置パターンにより、患部へ貼着する際における治療用テープ1’自体の幅方向への広がりの規制作用が効果的に働くため、患部への貼着がより容易になる。なお、このようなスリット部のパターンは、言うまでもなく図5のロール状に巻回された帯状の治療用テープにも適用可能である。
【0035】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0036】
例えば、スリット6、13の長さや配置パターン等は限定されるものではなく、種々に変形可能である。
【0037】
また、治療用テープ1、10のテープ材は、長手方向に伸縮性を有する綿布であるが、テープ材自体の伸縮性の有無は問われるものではないとともに、材質も特に綿布に限定されるものではない。
【0038】
なお、このような治療用テープは患部へ貼着して使用するだけでなく、例えば同じ治療用テープを身体における患部の反対側にバランスよく貼着することも可能であり、身体の任意の箇所に貼着して使用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0040】
(a)請求項1項の発明によれば、複数のスリット部によりテープ材が幅方向の伸張性を有するため、身体の肘や膝などの関節部に貼着しても皮膚が引っ張られることがないとともに、皮膚に対してより多くの刺激を与えることが出来る。また、連結部材が複数のスリット部に跨るように取り付けられることで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりが規制され、テープ材が互いにもつれたり捩れにくくなるので、患部に容易に貼着することが出来るとともに、連結部材はテープ材における貼着面の反対面に離脱自在に取り付けられているので、テープ材の患部への貼着後においてに簡単に取り外すことが出来、貼着後における伸張性が損なわれることがない。
【0041】
(b)請求項2項の発明によれば、治療用テープの収納時に連結部材が嵩張ることがないので、コンパクトに収納出来る。
【0042】
(c)請求項3項の発明によれば、シート部材を部分的に貼着することで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを効率よく規制出来るばかりか、製造コストを低減出来る。
【0043】
(d)請求項4項の発明によれば、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを確実に規制することが出来る。
【0044】
(e)請求項5項の発明によれば、貼着面に塗布された粘着剤がシート部材により保護されるので、粘着剤を保護するための剥離シート等が不要となるため、製造コストを低減出来る。
【0045】
(f)請求項6項の発明によれば、連結部材をテープ部材に部分的に効率よく取り付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された治療用テープの外観斜視図である。
【図2】図1の治療用テープを患部に貼着した状態を示す図である。
【図3】(a)〜(c)は、図1の治療用テープを患部へ貼着させる際の要領を示す断面模式図である。
【図4】図1の治療用テープの変形例を示す表面図である。
【図5】本発明が適用された治療用テープの変形例を示す外観斜視図である。
【図6】スリット部の配置パターンの変形例を示す外観斜視図である。
【図7】従来の治療用テープを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 治療用テープ
1a 表面
1b 裏面(貼着面)
2 フィルムシート(シート部材、連結部材)
3 剥離シート
5 非スリット領域
6 スリット
7 帯状片
8 フィルムシート(シート部材、連結部材)
9 線状部材(連結部材)
10 治療用テープ
10a 表面
10b 裏面
11 非スリット領域
13 スリット
14 帯状片
15、16 フィルムシート(シート部材、連結部材)
17 スリット
17L スリットライン
17a スリット部
17b 非スリット部
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、身体の痛みや凝り等を治療するために患部に貼着する治療用テープに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、身体の痛みや凝り等が生じるのは、筋肉の衰えにより身体のバランスが崩れ、ゆがみが生じて筋肉内の血管が収縮して疲労物質・乳酸などが溜まることが原因の一つであることから、身体にテープを貼着することで、皮膚に物理的な刺激を与え、筋肉内の血流を正常化して筋力を高めることにより治療する方法があった。
【0004】
このようなテープとしては、特に身体の肘や膝などの関節部に貼着した時に皮膚が引っ張られることがないように、かつ、皮膚に対してより多くの刺激を与えること等を目的として、例えば図7に示されるように、身体への貼着面01aに粘着剤が塗布されるとともに、長手方向を向く切れ目02(スリット)を複数本設けて複数本の細長の帯状片03を形成した短冊型の治療用テープ01等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の短冊型のテープ01にあっては、予め貼着面01aに粘着剤が塗布されているため、貼着面1aに剥離自在に貼着された剥離シート04を剥離して患部に貼着する際において、テープ01に形成された複数の細長の帯状片03がばらけて互いにもつれたり、捻れるなどしてテープ01の形状が崩れて一定しないため、患部への貼着が難しいといった問題を有していた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、患部に貼着されたテープ材により皮膚が引っ張られることなく、また、より多くの刺激を与えることが出来るとともに、患部への貼着を容易に行うことが出来る治療用テープを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の治療用テープは、身体に貼着するための貼着面に粘着剤が塗布されてなるテープ材からなる治療用テープであって、
前記テープ材には、ほぼ長手方向に延びる所定長さのスリット部が幅方向にわたって複数形成されるとともに、前記貼着面の反対面に、複数の前記スリット部に跨るように連結部材が離脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数のスリット部によりテープ材が幅方向の伸張性を有するため、身体の肘や膝などの関節部に貼着しても皮膚が引っ張られることがないとともに、皮膚に対してより多くの刺激を与えることが出来る。また、連結部材が複数のスリット部に跨るように取り付けられることで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりが規制され、テープ材が互いにもつれたり捩れにくくなるので、患部に容易に貼着することが出来るとともに、連結部材はテープ材における貼着面の反対面に離脱自在に取り付けられているので、テープ材の患部への貼着後においてに簡単に取り外すことが出来、貼着後における伸張性が損なわれることがない。
【0008】
本発明の治療用テープの前記連結部材は、前記テープ材との対向面に粘着剤が塗布されたシート部材からなることが好ましい。
このようにすれば、治療用テープの収納時に連結部材が嵩張ることがないので、コンパクトに収納出来る。
【0009】
本発明の治療用テープの前記シート部材は、前記テープ材の所定箇所に貼着されていることが好ましい。
このようにすれば、シート部材を部分的に貼着することで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを効率よく規制出来るばかりか、製造コストを低減出来る。
【0010】
本発明の治療用テープの前記シート部材は、前記テープ材のほぼ全域にわたって貼着されていることが好ましい。
このようにすれば、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを確実に規制することが出来る。
【0011】
本発明の治療用テープの前記テープ材は、帯状に形成されてロール状に巻回されていることが好ましい。
このようにすれば、貼着面に塗布された粘着剤がシート部材により保護されるので、粘着剤を保護するための剥離シート等が不要となるため、製造コストを低減出来る。
【0012】
本発明の治療用テープの前記連結部材は、複数の前記スリット部に跨るように取り付けられた線状部材からなることが好ましい。
このようにすれば、連結部材をテープ部材に部分的に効率よく取り付けることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明が適用された治療用テープ1を示す斜視図である。この治療用テープ1は、図2に示されるように、肩こり等の患部に貼着して使用する。これにより、患部に貼着された治療用テープ1により皮膚を介して刺激が感覚器に伝達され、患部の血行が良くなることで筋肉の萎縮が解消されるようになっている。
【0015】
この治療用テープ1は、図1に示されるように、長手方向の伸張性を有する綿布製の短冊型テープ材からなり、その両端縁部(短寸の端縁部)近傍に設けられた非スリット領域5、5(非切断領域)間には、長手方向を向く線状のスリット6が幅方向にわたって所定間隔おきに複数本形成されており、これらスリット6、6間には細長の帯状片7(帯状テープ部)が複数形成されている。
【0016】
このように治療用テープ1は、両端縁部の非スリット領域5、5間には長手方向を向くスリット6が幅方向に複数形成されているため、治療用テープ1が幅方向の伸張性を有するため、身体の肘や膝などの関節部に貼着しても皮膚が引っ張られることがないとともに、テープにおける複数のスリット6の端縁部にも皮膚が接触しやすくなり、皮膚により多くの刺激が与えられるようになるため、治療効果が向上する。
【0017】
また、図1に示されるように、治療用テープ1の表面1aには、表面1aとの対向面全域に粘着剤が塗布されたシート部材としての透明なフィルムシート2(連結部材)が、表面1a全域を被覆するように、かつ、剥離自在に貼着されている。
【0018】
また、治療用テープ1における患部への貼着面となる裏面1bには、皮膚に貼着させるための粘着剤が塗布されており、この裏面1bには、裏面1b全域を被覆するようにして剥離シート3が剥離自在に貼着されている。
【0019】
次に、このように構成された治療用テープ1の患部への貼着方法を図3に基づいて説明すると、まず、図3(a)に示すように、治療用テープ1の裏面1bに貼着されている剥離シート3を剥離しておく。次いで、図3(b)に示すように、剥離シート3が剥離された治療用テープ1の貼着面(下面1b)を、患部の皮膚に貼着する。最後に、図3(c)に示すように、フィルムシート2を治療用テープ1の表面1aから剥離する。
【0020】
このように、治療用テープ1の表面1a全域にフィルムシート2が貼着された状態では、各帯状片7が連結部材としてのフィルムシート2により互いに離間不能に連結されているため、治療用テープ1を患部に貼着するために剥離シート3を剥離した際における治療用テープ1自体の幅方向への広がりが規制され、従来のようにスリット6により形成される複数の帯状片7がばらついて互いにもつれたり捩れにくくなり、剥離シート3を剥離した際の取り扱いが容易となるため、患部へ容易に貼着することが出来る。
【0021】
また、各帯状片7同士を離間不能とするフィルムシート2は、治療用テープ1の表面1aに剥離自在に設けられることで、治療用テープ1の貼着後において簡単に除去出来るため、スリット6による治療用テープ1の伸縮性を損ねることがない。
【0022】
尚、本実施例における治療用テープ1は、治療用テープ1の表面1a全域に貼着されるフィルムシート2により、剥離シート3を剥離して患部に貼着する際におけるテープ1自体の幅方向への広がりや各帯状片7の捩れ等が防止されているが、シート部材としてのフィルムシート2は、複数のスリット6に跨るように取り付けられていれば必ずしも治療用テープ1の表面1a全域に貼着されなくてもよく、例えば、図4(a)に示すように、各帯状片7における長手方向の一部が所定長さのフィルムシート8により被覆されるように、各帯状片7の長手方向所定箇所を横切るように貼着してもよく、このように部分的に効率よく貼着することでコストを低減出来る。
【0023】
このように患部に貼着する際におけるテープ1自体の幅方向への広がりを規制するための連結部材としてフィルムシート2、8のようなシート部材を用いることで、治療用テープ1の収納時に連結部材が嵩張ることがないので、コンパクトに収納出来る。
【0024】
また、このような連結部材は、フィルムシート2、8のようなシート部材に限定されるものではなく、例えば図4(b)に示すように、例えば糸や紐等からなる線状部材9を、複数のスリット6に跨るように、例えば粘着剤等を介して取り付けて各帯状片7を連結するようにしてもよい。なお、このような線状部材9の取り付け位置や向き、数量等は図面に記載したものに限定されるものではない。
【0025】
また、このような線状部材9は、治療用テープ1の表面1aに粘着剤を介して取り外し可能に取り付けてもよいし、あるいは綿布の治療用テープ1の繊維間を挿通させるようにして取り付けられていてもよい。
【0026】
図5には、本発明の変形例としての治療用テープ10の外観斜視図が示されている。この治療用テープ10は、幅方向にわたって形成される非スリット領域11(非切断領域)と、この非スリット領域11、11間における幅方向に複数本形成される長手方向を向く線状のスリット13と、が長手方向に交互に形成された帯状のシート材からなり、帯状のシート材はロール状に巻回されている。
【0027】
このような帯状の治療用テープ10においては、例えば非スリット領域11の部分をカットすることで、前述した治療用テープ1とほぼ同様に使用できるものである。
【0028】
また、治療用テープ10の表面10a全域にはフィルムシート15が剥離自在に貼着されているとともに、裏面10bには、皮膚に貼着させるための粘着剤が塗布された貼着面が形成されている。すなわち、粘着剤が塗布された貼着面である裏面10bは、テープ材が巻回された際においてフィルムシート15の表面に貼着されるようになっている。
【0029】
このように連結部材をシート状のフィルムシート15により構成し、これを表面10a全域に設けることで、治療用テープ10の裏面10b、すなわち、患部への貼着面に塗布された粘着剤を保護するために別途剥離シートを使用することなく、患部へ貼着する際における治療用テープ1自体の幅方向への広がりを規制するためのフィルムシート15により貼着面の粘着剤を保護することができるため、製造コストを低減できる。
【0030】
また、図6には、別パターンのスリットが配置された変形例としての短冊形の治療用テープ1’の表面1a’に連結部材としてのフィルムシートが示されている。
【0031】
このように、スリットの配置パターンは、図1に示した治療用テープ1に配置されたスリット6のようなパターンに限定されるものではなく、図6の治療用テープ1’のように、図中点線で示される長手方向に延びるスリットライン17Lに沿って、スリット17からなるスリット部17a、及び切れ目のない非スリット部17bが交互に設けられるように、治療用テープ1’の長手方向に向かって断続的に、かつ、これら長手方向に向かって交互に設けられるスリット部17a及び非スリット部17bが、治療用テープ1’の幅方向(図中横方向)にわたって所定間隔おきに複数形成されるように並設されている。
【0032】
また、互いに隣り合うスリットライン17L、17L上のスリット部17a及び非スリット部17bは、一方のスリットライン17L上の非スリット部17bが、他方のスリットライン17L上のスリット部17aの長手方向ほぼ中央に位置するように設けられている。
【0033】
このように、各スリットライン17L上に形成されたスリット部17a及び非スリット部17bが、互いに長手方向にずれた状態で配置されていることで、各スリットライン17Lに非スリット部17bが幅方向にわたって直線状に配置されて、治療用テープ1’における所定箇所の幅方向の伸張性が損なわれることがないとともに、スリット17が複数形成されても、患部へ貼着する際における治療用テープ1’自体の幅方向への広がりが非スリット部17bにより規制される。
【0034】
よって、フィルムシート16及びスリット部の配置パターンにより、患部へ貼着する際における治療用テープ1’自体の幅方向への広がりの規制作用が効果的に働くため、患部への貼着がより容易になる。なお、このようなスリット部のパターンは、言うまでもなく図5のロール状に巻回された帯状の治療用テープにも適用可能である。
【0035】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0036】
例えば、スリット6、13の長さや配置パターン等は限定されるものではなく、種々に変形可能である。
【0037】
また、治療用テープ1、10のテープ材は、長手方向に伸縮性を有する綿布であるが、テープ材自体の伸縮性の有無は問われるものではないとともに、材質も特に綿布に限定されるものではない。
【0038】
なお、このような治療用テープは患部へ貼着して使用するだけでなく、例えば同じ治療用テープを身体における患部の反対側にバランスよく貼着することも可能であり、身体の任意の箇所に貼着して使用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0040】
(a)請求項1項の発明によれば、複数のスリット部によりテープ材が幅方向の伸張性を有するため、身体の肘や膝などの関節部に貼着しても皮膚が引っ張られることがないとともに、皮膚に対してより多くの刺激を与えることが出来る。また、連結部材が複数のスリット部に跨るように取り付けられることで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりが規制され、テープ材が互いにもつれたり捩れにくくなるので、患部に容易に貼着することが出来るとともに、連結部材はテープ材における貼着面の反対面に離脱自在に取り付けられているので、テープ材の患部への貼着後においてに簡単に取り外すことが出来、貼着後における伸張性が損なわれることがない。
【0041】
(b)請求項2項の発明によれば、治療用テープの収納時に連結部材が嵩張ることがないので、コンパクトに収納出来る。
【0042】
(c)請求項3項の発明によれば、シート部材を部分的に貼着することで、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを効率よく規制出来るばかりか、製造コストを低減出来る。
【0043】
(d)請求項4項の発明によれば、患部へ貼着する際におけるテープ材自体の幅方向への広がりを確実に規制することが出来る。
【0044】
(e)請求項5項の発明によれば、貼着面に塗布された粘着剤がシート部材により保護されるので、粘着剤を保護するための剥離シート等が不要となるため、製造コストを低減出来る。
【0045】
(f)請求項6項の発明によれば、連結部材をテープ部材に部分的に効率よく取り付けることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された治療用テープの外観斜視図である。
【図2】図1の治療用テープを患部に貼着した状態を示す図である。
【図3】(a)〜(c)は、図1の治療用テープを患部へ貼着させる際の要領を示す断面模式図である。
【図4】図1の治療用テープの変形例を示す表面図である。
【図5】本発明が適用された治療用テープの変形例を示す外観斜視図である。
【図6】スリット部の配置パターンの変形例を示す外観斜視図である。
【図7】従来の治療用テープを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 治療用テープ
1a 表面
1b 裏面(貼着面)
2 フィルムシート(シート部材、連結部材)
3 剥離シート
5 非スリット領域
6 スリット
7 帯状片
8 フィルムシート(シート部材、連結部材)
9 線状部材(連結部材)
10 治療用テープ
10a 表面
10b 裏面
11 非スリット領域
13 スリット
14 帯状片
15、16 フィルムシート(シート部材、連結部材)
17 スリット
17L スリットライン
17a スリット部
17b 非スリット部
Claims (6)
- 身体に貼着するための貼着面に粘着剤が塗布されてなるテープ材からなる治療用テープであって、
前記テープ材には、ほぼ長手方向に延びる所定長さのスリット部が幅方向にわたって複数形成されるとともに、前記貼着面の反対面に、複数の前記スリット部に跨るように連結部材が離脱自在に取り付けられていることを特徴とする治療用テープ。 - 前記連結部材は、前記テープ材との対向面に粘着剤が塗布されたシート部材からなる請求項1に記載の治療用テープ。
- 前記シート部材は、前記テープ材の所定箇所に貼着されている請求項1または2に記載の治療用テープ。
- 前記シート部材は、前記テープ材のほぼ全域にわたって貼着されている請求項1または2に記載の治療用テープ。
- 前記テープ材は、帯状に形成されてロール状に巻回されている請求項4に記載の治療用テープ。
- 前記連結部材は、複数の前記スリット部に跨るように取り付けられた線状部材からなる請求項1に記載の治療用テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098698A JP3877628B2 (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 治療用テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098698A JP3877628B2 (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 治療用テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002238944A JP2002238944A (ja) | 2002-08-27 |
JP3877628B2 true JP3877628B2 (ja) | 2007-02-07 |
Family
ID=19193635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002098698A Expired - Fee Related JP3877628B2 (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 治療用テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3877628B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3819016B2 (ja) | 2004-12-24 | 2006-09-06 | 株式会社キネシオ | 身体貼着用テープ |
JP2015505706A (ja) * | 2011-12-16 | 2015-02-26 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 切り替え可能ドレープを用いるシーリングシステムおよび方法 |
US10940047B2 (en) | 2011-12-16 | 2021-03-09 | Kci Licensing, Inc. | Sealing systems and methods employing a hybrid switchable drape |
CA2951043A1 (en) | 2014-06-05 | 2015-12-10 | Kci Licensing, Inc. | Dressing with fluid acquisition and distribution characteristics |
JP5872657B1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-03-01 | シーベル産業株式会社 | 機能性粘着テープ |
CN110831554A (zh) * | 2017-07-06 | 2020-02-21 | 肌内效知识产权有限公司 | 胶带套装和身体粘贴用的胶带的粘贴方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8334484D0 (en) * | 1983-12-24 | 1984-02-01 | Smith & Nephew Ass | Surgical dressing |
JPS6180020U (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-28 | ||
JPH02139626U (ja) * | 1989-04-21 | 1990-11-21 | ||
JPH0492220U (ja) * | 1990-12-26 | 1992-08-11 | ||
JP3609105B2 (ja) * | 1993-06-30 | 2005-01-12 | 日東電工株式会社 | 粘着性フィルムドレッシング |
JP3709549B2 (ja) * | 1995-09-12 | 2005-10-26 | ニチバン株式会社 | 生体用巻貼着テ−プの製造方法 |
JPH0994264A (ja) * | 1995-10-02 | 1997-04-08 | Nichiban Co Ltd | 生体用貼着シ−ト |
JP3081179U (ja) * | 2001-04-18 | 2001-10-26 | 登 坂 好 正 | テーピング用テープ |
-
2002
- 2002-04-01 JP JP2002098698A patent/JP3877628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002238944A (ja) | 2002-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090299294A1 (en) | Support devices for catheters | |
PL184662B1 (pl) | Rozwieracz nosowy | |
US11083466B2 (en) | Medical compression device | |
JP2007503228A (ja) | 高い剥離角度で解放される多重フィラメントの鼻ストリップ | |
US11564695B2 (en) | Tourniquet | |
JP4478612B2 (ja) | テーピングテープ | |
JP3877628B2 (ja) | 治療用テープ | |
US20130218060A1 (en) | Adhesive Wrist Support System | |
KR20060065675A (ko) | 신체 일부를 지지하기 위한 가요성 랩 | |
JP2002233545A (ja) | 治療用テープ | |
US3417749A (en) | Surgical bandage | |
KR100903427B1 (ko) | 테이핑 테이프 | |
GB2225926A (en) | Post-operative support belt | |
US20200000622A1 (en) | A Kit And Therapeutic Pressure Assembly With Patches For Applying Pressure To A Limb Or Other Body Part | |
JP3939068B2 (ja) | 固定具付き貼付剤 | |
US20180360584A1 (en) | Nasal support device | |
JP4579447B2 (ja) | 関節部位固定用粘着テープ | |
JP3709549B2 (ja) | 生体用巻貼着テ−プの製造方法 | |
JPH0347612Y2 (ja) | ||
JP7058821B2 (ja) | 管状体固定具 | |
US20190262184A1 (en) | Therapy Tape | |
WO2022213187A1 (en) | Device and method for temporarily reducing neck wrinkles | |
KR20100005140U (ko) | 의료용 밴드 | |
US20020177817A1 (en) | Intravenous tubing cuff | |
GB2530315A (en) | Device for retaining healthcare apparatus relative to a patient's body |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060926 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |