JP3876752B2 - 通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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  • Communication Control (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の無線局間で相互に通信を行う通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、特定の制御局の管理下でネットワークが構築される通信システム、通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、複数の無線ネットワークが共存する通信システム、複数の無線ネットワークが競合する通信環境下で各無線ネットワーク内の通信動作を制御する通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、同じ周波数帯で競合する複数の無線ネットワークが共存する通信システム、同じ周波数帯で複数の無線ネットワークが競合する通信環境下で各無線ネットワーク内の通信動作を制御する通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラム関する。(但し、ここで言う「同じ周波数帯」には、データを超広周波数帯域に拡散して送受信を行なうUWB(Ultra Wide Band)無線通信方式を含むものとする。)
【0003】
【従来の技術】
複数のコンピュータを接続してLAN(Local Area Network)を構成することにより、ファイルやデータなどの情報の共有化、プリンタなどの周辺機器の共有化を図ったり、電子メールやデータ・コンテンツの転送などの情報の交換を行うことができる。
【0004】
従来、光ファイバーや同軸ケーブル、あるいはツイストペア・ケーブルを用いて、有線でLAN接続することが一般的であったが、この場合、回線敷設工事が必要であり、手軽にネットワークを構築することが難しいとともに、ケーブルの引き回しが煩雑になる。また、LAN構築後も、機器の移動範囲がケーブル長によって制限されるため、不便である。そこで、従来の有線方式によるLANの配線からユーザを解放するシステムとして、無線LANが注目されている。この種の無線LANによれば、オフィスなどの作業空間において、有線ケーブルの大半を省略することができるので、パーソナル・コンピュータ(PC)などの通信端末を比較的容易に移動させることができる。
【0005】
近年では、無線LANシステムの高速化、低価格化に伴い、その需要が著しく増加してきている。特に最近では、人の身の回りに存在する複数の電子機器間で小規模な無線ネットワークを構築して情報通信を行なうために、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)の導入の検討が行なわれている。例えば、2.4GHz帯や、5GHz帯など、監督官庁の免許が不要な周波数帯域を利用して、異なった無線通信システムが規定されている。
【0006】
例えば、IEEE802.15.3では、20Mbpsを越える高速無線パーソナル・エリア・ネットワークの標準化活動が行われている。当該セクションでは、主として2.4GHz帯の信号を利用したPHY層に準拠した規格化が推進されている。
【0007】
この種のワイヤレス・パーソナル・ネットワークにおいては、1つの無線通信装置が「コーディネータ」と呼ばれる制御局として動作し、このコーディネータを中心にして、およそ10m以内の範囲で、パーソナル・エリア・ネットワークが構築される。このコーディネータが所定の周期でビーコン(Beacon)信号を送信し、そのビーコンの周期が伝送フレーム周期として規定される。そして、この伝送フレーム周期毎に各無線通信装置が利用するタイムスロットの割り当てを行なう。
【0008】
タイムスロットの割り当て方法としては、例えば、「ギャランティード・タイムスロット」(GTS)と、「ダイナミックTDMA(Time Division Multiple Access:時分割多重アクセス)」と呼ばれる方法が採用されていて、所定の伝送容量を保証しながら、なおかつダイナミックに伝送帯域の割当てを行なう通信方法が想定されている。
【0009】
例えば、IEEE802.15.3で規格化されるMAC層には、競合アクセス期間(コンテンション・アクセス期間:CAP)と、非競合アクセス期間(コンテンション・フリー期間:CFP)とが用意されている。そして、非同期通信を行なう場合には、競合アクセス期間を用いて短いデータやコマンド情報が交換される。一方、ストリーム通信を行なう場合には、非競合アクセス期間内にて、ギャランティード・タイム・スロット(GTS)によるダイナミックなタイムスロットの割り当てを行ない、帯域予約伝送が行なわれる仕組みになっている。
【0010】
なお、IEEE802.15.3で規格化されるMAC層部分は、2.4GHz帯の信号を利用したPHY層以外に他のPHY層の標準仕様として応用できるように規定されている。また、IEEE802.15.3で規格化されるPHY層を、2.4GHz帯の信号を利用したPHY層以外に、他のPHY層を利用する標準化活動が開始されつつある。
【0011】
また最近では、SS(Spread Spectrum :スペクトル拡散)方式を適用した無線LAN(Local Area Network)システムが実用化されている。また、PANなどのアプリケーションを対象として、SS方式を応用したUWB(Ultra Wide Band:ウルトラワイドバンド)伝送方式が提案されている。
【0012】
SS方式の一種であるDS(Direct Spread:直接拡散)方式は、送信側において、情報信号にPN(Pseudo Noise:疑似雑音)符号と呼ばれるランダム符号系列を乗算することにより占有帯域を拡散して送信し、受信側において、受信した拡散情報信号にPN符号を乗算することにより逆拡散して情報信号を再生する。UWB伝送方式は、この情報信号の拡散率を極限まで大きくしたものであり、データを例えば2GHzから6GHzという超高帯域な周波数帯域に拡散して送受信を行うことにより高速データ伝送を実現する。
【0013】
UWBでは、数100ピコ秒程度の非常に短い周期のインパルス信号列を用いて情報信号を構成して、この信号列の送受信を行なう。その占有帯域幅は、占有帯域幅をその中心周波数(例えば1GHz〜10GHz)で割った値がほぼ1になるようなGHzオーダの帯域であり、いわゆるW−CDMAやcdma2000方式、並びにSS(Spread Spectrum)やOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式を用いた無線LANにおいて通常使用される帯域幅と比較しても超広帯域なものとなっている。
【0014】
図13には、UWBを用いたデータ伝送の例を示している。入力された情報901は拡散系列902によって拡散される。UWB方式を用いるシステムによっては、この拡散系列の乗算が省かれる場合も存在する。
【0015】
スペクトラム拡散された情報信号903は、UWB方式におけるインパルス信号(ウェーブレットパルス)を用いて変調される(905)。変調方式としては、PPM(Pulse Position Modulation:パルス位置変調)や、位相変調(Biphase Modulation)、振幅変調などが考えられている。
【0016】
UWB方式において用いられるインパルス信号は非常に細いパルスであるため、周波数スペクトル的には非常に広い帯域を使用することになる。これにより、入力された情報信号が、各周波数領域においては雑音レベル以下の電力しか持たないことになる。
【0017】
受信信号905は雑音に紛れているが、受信信号とインパルス信号との相関値を計算することによって検出することが可能である。さらに、多くのシステムにおいては信号の拡散が行われるので、送信情報1ビットに対して多くのインパルス信号が送信される。よって、インパルス信号の受信相関値907をさらに拡散系列長分だけ積分することが可能であり(908)、これによって送信信号の検出は更に容易になる。
【0018】
UWB伝送方式によって拡散された信号は、各周波数領域においては雑音レベル以下の電力しか持たず、このためUWB伝送方式を用いた通信システムは他の方式の通信システムとの共存が比較的容易である。
【0019】
ところで、パーソナル・コンピュータ(PC)などの情報機器が普及し、オフィス内に多数の機器が混在するとともに、各機器どうしが無線ネットワークで接続されているような通信環境を考察した場合、2以上の無線ネットワークが狭い作業環境にひしめき合い、同じ周波数帯で複数の無線ネットワークが共存するという事態が発生し得る。ここで言う「同じ周波数帯」には、データを極めて広い周波数帯に拡散して送受信を行うUWB無線通信方式を含まれる。
【0020】
前述したIEEE802.15.3で規格化されている2.4GHz帯の信号を利用したPHY層の仕様では、同じ周波数帯に他の無線通信システムが複数存在しているため、これらのシステムとの共存性を考慮しなければならない。
【0021】
従来からの無線ネットワークにおける共存方法として、IEEE P802.15.3 Draft 0.9に"Child Piconet"が記載されている。ここでは、親となるネットワークに含まれているある通信装置が、その制御局の制御の元に子ネットワークを形成してネットワークを運用する方法が開示されている。具体的には、親ネットワークで利用するフレーム周期の一部分を、子ネットワークで利用するフレーム周期として割り当てるようになっている。
【0022】
さらに別の無線ネットワークの共存方法としては、IEEE P802.15.3 Draft 0.9に記載されている、"Neighbor Piconet"の構築方法が考えられている。この方法によれば、2つの独立した無線ネットワークの制御局が互いに相手方の無線ネットワークで利用する帯域をフレーム周期内に割り当てるようになっている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、IEEE P802.15.3 Draft 0.9に開示されている、親ネットワークと子ネットワークの関係を用いて複数の無線ネットワークを時分割多重して共存させる方法では、子ネットワークが一旦、親ネットワークに組み込まれなければならないため、ネットワーク参入手続きを伴うなど動作が複雑になる。
【0024】
また、親ネットワークの制御局と通信ができなければ、無線ネットワークにおいて親子関係を結ぶことができない。
【0025】
別の無線ネットワークの共存方法として開示されている方法では、相手方の無線ネットワークで利用する帯域をフレーム周期内に割当てるための処理が必要である。
【0026】
つまり、一旦相手方の無線ネットワークに参入してから、所定の手続きを経て相手方の無線ネットワークで利用する帯域をフレーム周期内に割当てる処理を行なうため、制御が煩雑になる。
【0027】
一方、UWB無線通信ネットワークの場合、データを極めて広帯域に拡散して送受信を行なうことから、周波数方向に複数のチャンネルを設ける方法が存在しない。すなわち、従来からの無線LANのように無線ネットワーク毎に異なる周波数チャネルを利用してネットワークを多重化させるという手法が適用できないため、同一空間上に複数のUWB無線通信システムが存在することが難しい。
【0028】
また、UWB無線通信式で利用されるインパルス信号列は、特定の周波数キャリアを持たないので、キャリア・センスを行うのが難しい。したがって、例えばIEEE802.15.3のPHY層としてUWB無線通信方式を適用した場合、特定のキャリア信号が存在しないことから、同セクションで規格化されたキャリア・センスを利用してアクセス制御を行なうことができないので、時間軸方向に複数のチャネルを設けるという時分割多重方式によるアクセス制御に頼る他ない。
【0029】
本発明は上述したような技術的課題を鑑みたものであり、その主な目的は、競合する複数の無線ネットワークが共存することができる優れた通信システム、並びに複数の無線ネットワークが競合する通信環境下で各無線ネットワーク内の通信動作を好適に制御することができる優れた通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0030】
本発明のさらなる目的は、同じ周波数帯で競合する複数の無線ネットワークが共存することができる優れた通信システム、並びに、同じ周波数帯で複数の無線ネットワークが競合する通信環境下で各無線ネットワーク内の通信動作を好適に制御することができる優れた通信制御装置及び通信制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0031】
本発明のさらなる目的は、一方の無線ネットワークが他方の無線ネットワークに参入するという複雑な手続きなしに、競合する複数の無線ネットワークの共存を実現することができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、同一空間上において、時分割多元接続方式により運用される複数のネットワークの共存を許容する通信システムであって、
複数の無線ネットワークが繰り返して利用可能なネットワーク・フレームを設定するとともに、該ネットワーク・フレーム内に各無線ネットワークが利用できる複数のチャネル・スロットをあらかじめ用意して、同一空間上に存在する各々の無線ネットワークは空きチャネル・スロットを分け合って使用する、
ことを特徴とする通信システムである。
【0033】
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0034】
本発明の第1の側面に係る通信システムによれば、所定の時間周期で、複数の無線ネットワークが繰り返して利用可能なネットワーク・フレームが設定される。そして、そのネットワーク・フレーム内に、各無線ネットワークが利用できる複数のチャネル・スロットがあらかじめ用意されるようになっている。
【0035】
したがって、パーソナル・エリア・ネットワークを運用する各コーディネータは、他のコーディネータが利用していないチャネル・スロットの領域で、自己のパーソナル・エリア・ネットワークを起動するようにすればよい。すなわち、各無線ネットワークは、ネットワーク・フレーム中の空きチャネル・スロットを確認してこれを使用することができるので、新規ネットワークを起動して通信システムに参入するための手続きが著しく軽減される。
【0036】
また、本発明の第2の側面は、同一空間上で複数のネットワークの共存が許容される通信環境下で、時分割多元接続方式によりネットワークを運用する通信制御装置又は通信制御方法であって、
通信環境下では、複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームが設定されており、
少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するネットワーク運用手段又はステップを備える、
ことを特徴とする通信制御装置又は通信制御方法である。
【0037】
本発明の第2の側面に係る通信制御装置又は通信制御方法は、同一空間上にネットワーク・フレームが設定されているかどうかを検出するネットワーク・フレーム検出手段又はステップをさらに備える。例えば、ネットワークを運用する通信制御装置は、ネットワーク・フレームに同期してネットワークの構築状況を記述したビーコン信号を報知している。したがって、ネットワーク・フレーム周期以上の受信動作を行ない、送信信号を検出できたかどうかに応じてネットワーク・フレームの存在を検出することができる。ここで、ネットワーク・フレームを検出するとは、同一空間上において1以上のネットワークがネットワーク・フレーム周期内のチャネル・スロットを利用して通信が行なわれている状況を検出することを言う。
【0038】
そして、前記ネットワーク運用手段又はステップは、ネットワーク・フレームを検出しなかったことに応答して複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレーム周期を自ら設定し、1以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するとともに、少なくとも一部のチャネル・スロットを未使用状態のまま残すようにする。
【0039】
また、既存のネットワーク・フレームを発見した場合には、前記ネットワーク運用手段又はステップは、さらに他局からのビーコン信号を解読するなどして該ネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを検出して、空きチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するようにする。
【0040】
また、他局からのビーコン信号を解読するなどして獲得したネットワーク・フレーム周期内の各チャネル・スロットの使用状況を管理するようにしてもよい。
【0041】
また、本発明の第3の側面は、同一空間上で複数のネットワークの共存が許容される通信環境下で、時分割多元接続方式によりネットワークを運用するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
同一空間上にネットワーク・フレームが設定されているかどうかを検出するネットワーク・フレーム検出ステップと、
ネットワーク・フレームを検出しなかったことに応答して複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを自ら設定するネットワーク・フレーム設定ステップと、
少なくとも一部のチャネル・スロットを未使用状態のまま残しながら、1以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する第1の利用スロット設定ステップと、
既存のネットワーク・フレームを発見したことに応答して、該ネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する第2の利用スロット設定ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0042】
本発明の第3の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第3の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係る通信制御装置又は通信制御方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0043】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0045】
図1には、同一空間に複数のネットワークが存在している状態を表わしている。
【0046】
同図に示す例では、複数の通信装置11、12、13、14、15が、通信装置16を制御局とする第1のUWB無線ネットワーク10を構築している。また、これと同時に、複数の通信装置21、22、23、24が通信装置25を制御局とする第2のUWB無線ネットワーク20を構築している。
【0047】
同図では、それぞれの制御局の電波到達範囲(破線の円部分に相当)が、無線ネットワークの範囲になることを想定している。
【0048】
このとき、双方のネットワークに重複して存在している通信装置13、通信装置21は、複数のビーコン信号を受信できる状態にあることとなる。
【0049】
また、それぞれのネットワークの制御局である通信装置16や通信装置25も他のネットワークのビーコン信号を受信できる状態にあること。
【0050】
図2には、本実施形態に係る無線通信システムにおいて使用される伝送フレーム周期の構成例を示している。
【0051】
同図に示す例では、あらかじめ定められた所定の時間周期を「ネットワーク・フレーム周期」として規定してある。
【0052】
図示のネットワーク・フレームには、チャネル・スロット1、チャネル・スロット2、チャネル・スロット3、チャネル・スロット4という4つのチャネル・スロットで構成されている。さらに、その後に再びチャネル・スロット1が配置され、それぞれのチャネル・スロットがネットワーク・フレームの時間的な連続によって繰り返し設定されることを表わしている。
【0053】
図示の例では、便宜上、1つのネットワーク・フレームは4つのチャネル・スロットで構成されているが、勿論、これ以外の個数のチャネル・スロットで構成されてもよい。
【0054】
これら各チャネル・スロットは、後述するように、同一空間で共存するそれぞれの無線ネットワークで利用されるフレーム周期として設定される。すなわち、無線ネットワークの制御局となる通信装置から周期的に送信されるビーコン信号によって、その無線ネットワークで利用されるフレーム周期の割り当てが決定されるとともに、その制御局と通信可能な無線通信装置を組み込んでいくことによって、無線ネットワークが形成されることになる。
【0055】
本実施形態に係る無線ネットワークでは、このフレーム周期を規定するビーコン信号に続いて、各通信装置がランダム・アクセスの手順を用いて非同期伝送を行なう競合アクセス期間(CAP:Contention Access Period)と、特定の無線通信装置間での利用が許される非競合アクセス期間(CFP:Contention Free Period)とから構成される。
【0056】
また、この非競合アクセス期間は、任意の通信装置の送信に対して、その都度、ギャランティード・タイム・スロット(GTS)と呼ばれるスロット割当てが適宜行なわれ、無線通信が行なわれる構成になっている。図示のチャネル・スロット1では、GTS−1、GTS−2、GTS‐3と3つのGTSが非競合アクセス期間に設定されている。
【0057】
図3には、ネットワーク・フレームを構成する各チャネル・スロットを異なる無線ネットワークで利用している例を図解している。
【0058】
同図に示す例では、図2に示したものと同様にネットワーク・フレームを4つのチャネル・スロットによって、無線通信路が時間的に繰り返し利用される。図中、各チャネル・スロットをそれぞれの無線ネットワークに割り当てることによって、複数の無線ネットワークが共存して動作することができる。
【0059】
第1の無線ネットワークはチャネル・スロット1を利用して動作し、第2の無線ネットワークはチャネル・スロット2を利用して動作をし、第3の無線ネットワークはチャネル・スロット3を利用して動作し、第4の無線ネットワークはチャネル・スロット4を利用して動作をする。
【0060】
そして、再びチャネル・スロット1が到来し、第1の無線ネットワークが動作をする構成が繰り返される。
【0061】
また、第2から第4の無線ネットワークが存在しない場合であっても、第1の無線ネットワークはチャネル・スロット1を用いて動作することが可能である。
【0062】
図4は、図3に示したネットワーク・フレームの変形例であり、複数のチャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用している。
【0063】
図示の例では、チャネル・スロット1とチャネル・スロット2を第1の無線ネットワークが利用している。このような場合、他の無線ネットワークは残りのチャネル・スロット3とチャネル・スロット4でネットワークを運用することができ、それぞれ第2の無線ネットワークと第3の無線ネットワークが形成されている。そして、再びチャネル・スロット1が到来すると、第1の無線ネットワークが動作をするというフレーム構成が繰り返される。
【0064】
また、図5は、図3に示したネットワーク・フレームについてのさらに他の変形例であり、複数のチャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用している。
【0065】
この場合も、複数のチャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用している。図示の例では、チャネル・スロット1とチャネル・スロット2を第1の無線ネットワークが利用するとともに、残りのチャネル・スロット3とチャネル・スロット4を第2の無線ネットワークが利用している。
【0066】
このように、後から構築される無線ネットワークであっても、複数のチャネル・スロットを利用して無線ネットワークを動作させることができる。
【0067】
また、図6は、図3に示したネットワーク・フレームについてのさらに他の変形例であり、複数のチャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用している。
【0068】
この場合も、複数のチャネル・スロットを1つの無線ネットワークで利用している。図示の例では、チャネル・スロット1とチャネル・スロット2、並びにチャネル・スロット3を第1の無線ネットワークのみが利用し、残りのチャネル・スロット4を第2の無線ネットワークが利用している。
【0069】
このように、ネットワーク・フレームのうち少なくとも1つのチャネル・スロットを残して最初の無線ネットワークを動作させることによって、同じ空間上に後から無線ネットワークを構築する余地を残すことが可能である。
【0070】
図7には、本実施形態に係る無線通信システムにおいて使用されるビーコン信号の構成例を示している。このビーコン信号は、同じ無線通信システムとして異なる無線ネットワークにおいても、同じ信号形式にて伝送されるものとして構成される。
【0071】
同図に示すように、ビーコン信号は、当該信号がビーコンであることを識別するビーコン識別子と、どの装置が制御局となっているかを示す装置識別子と、このネットワーク同期用のパラメータが記載されたネットワーク同期パラメータと、ギャランティード・タイム・スロット(GTS)の割当て状況を記載したGTS割当て情報と、この無線ネットワークで利用しているチャネル・スロットの情報を記載した利用チャネル・スロット情報と、他のチャネル・スロットが別の無線ネットワークに利用されていることを示す他スロット利用状況などで構成されている。
【0072】
なお、ビーコン信号は、図7中で個々に記載されたパラメータは必要に応じて削除されてもよく、また必要に応じて別のパラメータが追加されて構成されてもよい。
【0073】
図8には、本実施形態に係る無線通信装置100の機能構成を模式的に示している。この無線通信装置100は、同一空間上に複数の無線ネットワークが共存するような無線通信環境下で、制御局あるいは制御局の配下で動作する端末装置として動作することができる。
【0074】
図示の通り、無線通信装置100は、インターフェース101と、メモリ・バッファ102と、UWB無線送信部103と、アンテナ104と、情報記憶部105と、中央制御部106と、フレーム管理部107と、UWB無線受信部108とで構成される。
【0075】
この無線通信装置100内で実行される一連の動作は、中央制御部106の指示に基づいて起動され、中央制御部106は、伝送フレーム周期のタイミングに従って動作する。また、中央制御部106は、情報記憶部105に格納されている動作手順命令(プログラム)に従って動作する。
【0076】
インターフェース101には、パーソナル・コンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、あるいはその他の形態の情報機器(図示しない)が接続されている。そして、インターフェース101を介して接続される機器から供給される情報があれば、中央制御部106は、これをメモリ・バッファ102に一時格納するとともに、UWB無線送信部103に対して無線送信を指示する。UWB無線送信部103は、メモリ・バッファ102中の送信データをD/A変換及びアップコンバートするとともに、所定の送信タイミングが到来するとUWB無線伝送信号としてアンテナ104から送出する。
【0077】
また、無線通信装置100で情報受信を行なう場合、あらかじめ指定された受信タイミングの到来に応答して、UWB無線受信部108を起動して、アンテナ104からの信号をダウンコンバート及びA/D変換などして受信処理する。ここで得られた情報はメモリ・バッファ102に書き込まれる。中央制御部106は、メモリ・バッファ102内の受信情報を再構築して、これをインターフェース101経由で接続される機器に転送する。
【0078】
無線通信装置100がネットワークの制御局として動作する場合、無線ネットワークを形成する必要があれば、まず、同じ空間上に別の無線ネットワークが既に存在するかどうかを確認する。この場合、事前にネットワーク・フレーム周期の時間よりも長い時間、UWB無線受信部108において、アンテナ104を介して受信される信号を解析して、他の無線ネットワークからのビーコン信号の受信を試みる。
【0079】
ここで、中央制御部106は、ビーコン信号が存在していないと判断した場合には、自らチャネル・スロット(図3を参照のこと)の設定を行ない、フレーム管理部107にその設定内容を格納する。また、中央制御部106は、自ら設定したチャネル・スロットを基にビーコン信号(図7を参照のこと)を生成して、これをメモリ・バッファ102に格納する。そして、UWB無線送信部103は、所定のネットワーク・フレーム周期で、ビーコン信号をアンテナ104より送信する。ネットワーク・フレーム周期は複数のチャネル・スロットで構成され、同じ空間上で後から構築される無線ネットワークが一部のチャネル・スロットを利用することが許容される。
【0080】
他方、中央制御部106において、ビーコン信号が存在していると判断した場合には、そのビーコン信号から、既存のチャネル・スロットの設定を行ない、フレーム管理部107にその設定内容を格納する。また、中央制御部106は、自局内のネットワーク制御を行なうためのビーコン信号を生成して、メモリ・バッファ102に一時格納する。そして、ネットワーク・フレーム周期内で未使用とされるチャネル・スロットを利用して、ビーコン信号がアンテナ104より送信される。
【0081】
また、無線通信装置100が制御局ではなく一般の通信端末として動作する場合、ネットワーク・フレーム周期の時間よりも長い時間に渡って、UWB無線受信部108にて、アンテナ104を介して受信される信号を解析して、前記制御局となる通信装置から送信されたビーコン信号の受信処理を行なう。そして受信されたビーコン信号の情報は、中央制御部108に供給され、どのような無線ネットワークが存在するのかを把握するようになっている。
【0082】
なお、無線通信装置100の構成は図8に示したものに限定されるものではなく、同じ機能又は動作特性を実現することができれば、図示の機能モジュールの一部又は全部を別の構成で代用することも可能である。
【0083】
図9には、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下における制御局間で行なわれる動作シーケンスを示している。同図に示す例では、第1の制御局はネットワーク・フレームが存在しない状況で自らネットワーク・フレームを設定し、また、第2の制御局はネットワーク・フレームが既に設定されている状況下で、未使用状態のチャネル・スロットを利用することで自ネットワークを運用する。
【0084】
まず、第1の制御局では、電源投入後、ネットワーク・フレーム以上の時間に渡って受信処理を行なう。そして、この期間にわたって何ら信号を受信しなかった場合には、自らネットワーク・フレームとチャネル・スロットを設定し、その設定内容を記述した第1のネットワークのビーコン信号を送信(ブロードキャスト)することによって、自ネットワークの運用を開始する。
【0085】
この例では、1つのネットワーク・フレームの中には4つのチャネル・スロットが設けられている。図中、斜線で示した四角部分が第1のネットワークが利用するチャネル・スロットを表わしている。
【0086】
次いで、第2の制御局では、電源投入後、ネットワーク・フレーム以上の時間に渡って受信処理を行なう。そして、この期間に第1のネットワークのビーコン信号を受信することで、ネットワーク・フレームが既に設定されていることを検出する。ここで、ネットワーク・フレームを検出するとは、同一空間上において1以上のネットワークがネットワーク・フレーム周期内のチャネル・スロットを利用して通信が行なわれている状況を検出することを言う。
【0087】
このような場合、既存のネットワーク・フレームのうち、未使用となっているチャネル・スロットを用いて、第2のネットワークのビーコン信号を送信することによって、自ネットワークの運用を開始する。図中、斜線で示した四角部分が第2のネットワークが利用するチャネル・スロットを表わしている。
【0088】
以降、第3の制御局、第4の制御局が同一空間上に存在する場合には、第2の制御局の動作と同じ動作を行なうようにすればよい。
【0089】
また、図10には、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下で、一般の通信端末が行なう動作シーケンスを示している。これは、制御局として動作する機能の備わっていない通信装置の動作シーケンスに相当するものである。
【0090】
同図に示す例では、通信端末は、第1の制御局及び第2の制御局の双方からビーコン信号を受信できる場所に存在するものとする。また、図中の四角で示した部分はネットワークが利用するチャネル・スロットを表わしている。
【0091】
通信端末は、電源投入後、ネットワーク・フレーム以上の時間に渡って受信処理を行ない、この期間に任意のネットワークの制御局からのビーコン信号の受信を試みる。
【0092】
そして、受信できたビーコン信号の記述内容を基に、どのネットワークに参入するかを判断して、参入を希望するネットワークで使用しているチャネル・スロットを利用して、その制御局宛にネットワーク参入要求の送信を行なう。
【0093】
図10に示す動作シーケンス上では、通信端末は、第1のネットワークに参入するために、第1のネットワークのチャネル・スロット内で参入要求の送信とこれに対する参入許可の受信動作を行なっている。
【0094】
そして、通信端末は、第1のネットワークの制御局から参入許可を受信した以後、第1のネットワークでの動作が行える状態となる。
【0095】
図11には、本実施形態に係る無線通信装置100が、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下において制御局として動作するための処理手順をフローチャートの形式で示している。かかる処理動作は、実際には、中央制御部106が情報記憶部105に格納されている動作手順命令を実行するという形態で実現される。以下、図示のフローチャートを参照しながら、制御局としての動作について詳解する。
【0096】
ネットワークの制御局として動作することが設定された無線通信装置100では、電源投入時に、ネットワーク・フレーム周期以上の長い時間にわたって連続して受信動作を行なう(ステップS1)。そして、ビーコンの受信の有無を判定する(ステップS2)。
【0097】
ビーコン信号の受信があれば、この場所に他の無線ネットワークが存在することとなり、さらに利用中のチャネル・スロットのパラメータを獲得する(ステップS3)。この時点で、既存の無線ネットワークに則って、ネットワーク・フレームの設定が行なわれるものとする。
【0098】
次いで、ネットワーク・フレームに空きチャネル・スロットが存在するかを判断する(ステップS4)。そして、空きチャネル・スロットが存在すれば、自己の無線ネットワークで利用するチャネル・スロットの設定を行なう(ステップS5)。
【0099】
一方、ステップS4において空きチャネル・スロットが存在しなければ、ステップS1に戻り、起動処理を引き続き行なう。
【0100】
また、ステップS2においてビーコンの受信がなければ、そのまま、ステップS5に移行して、自己の無線ネットワークで利用するチャネル・スロットの設定を行なう。
【0101】
その後、自己のネットワークで利用するチャネル・スロットの到来を待機する(ステップS6)。そして、当該チャネル・スロットが到来する度にビーコン信号を繰り返し送信して(ステップS7)、無線ネットワークを運用する。
【0102】
また、ビーコン信号の送信タイミング以外には、自己のネットワークで利用する以外のチャネル・スロットで、他の無線ネットワークからのビーコン信号の受信を試みる(ステップS8)。そして、他の無線ネットワークからのビーコン信号を受信した場合には、そのチャネル・スロットが利用中であることを内部のメモリに登録しておいてもよい(ステップS9)。
【0103】
また、図12には、本実施形態に係る無線通信装置100が、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下において一般の通信局として動作するための処理手順をフローチャートの形式で示している。かかる処理動作は、実際には、中央制御部106が情報記憶部105に格納されている動作手順命令を実行するという形態で実現される。以下、図示のフローチャートを参照しながら、通信局としての動作について詳解する。
【0104】
ネットワークの制御局として動作しないことが設定された無線通信装置100では、電源投入時に、ネットワーク・フレーム周期以上の長い時間にわたって連続受信動作を行なう(ステップS11)。そして、ネットワークの制御局からのビーコンの受信の有無を判定する(ステップS12)。
【0105】
制御局からのビーコン信号を受信した場合、この場所に無線ネットワークが存在することを把握し、その無線ネットワークが利用しているチャネル・スロットのパラメータや、ネットワーク識別子の情報を獲得する(ステップS13)。また、複数の無線ネットワークが存在した場合には、それぞれの無線ネットワークに関するパラメータを保持する。
【0106】
次いで、自己の無線通信装置が参入する無線ネットワークの有無を判断する(ステップS14)。そして、参入する無線ネットワークがあれば、自己の無線ネットワークで利用するチャネル・スロットの設定を行なうとともに(ステップS15)、その無線ネットワークの制御局に対して、所定の参入信号を送信する(ステップS16)。
【0107】
その後、制御局からのレスポンスを待機する(ステップS17)。そして、制御局からのレスポンスを受信したことに応答して、制御局の配下でその無線ネットワークの通信装置として動作する(ステップS18)。
【0108】
そして、無線ネットワークに対するビーコン信号が受信できるか判断し、ビーコン信号の受信処理を繰り返し(ステップS19)、ビーコン信号を受信するたびにステップS18に戻り、その無線ネットワークの通信装置として動作を継続する。
【0109】
一方、ビーコン信号を受信できなくなった場合には、ステップS11に戻り、再度無線ネットワークの検索動作が再び起動される。
【0110】
また、ステップS17において無線ネットワークへの参入処理が完了しなかった場合や、ステップS14において参入する無線ネットワークが存在しないと判断された場合、並びに、ステップS12においてビーコン信号をまったく受信することができなかった場合には、ステップS11に戻り、再度無線ネットワークの検索動作が起動される。
【0111】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0112】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、一方の無線ネットワークが他方の無線ネットワークに参入するという複雑な手続きなしに、競合する複数の無線ネットワークの共存を実現することができる、優れた通信システム、通信装置及び通信方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0113】
本発明によれば、事前に所定の時間周期で繰り返し利用可能なチャネル・スロットを複数用意して、それらチャネル・スロットの1つをその無線通信システムで規定されたネットワークが逐次利用することによって、時間軸方向に多重化して複数の無線ネットワークの共存を図ることができる。
【0114】
すなわち、無線ネットワークを運営する場合に、事前に用意された全てのチャネル・スロットの時間に渡って受信を行ない、既に他の無線ネットワークがチャネル・スロットを設定している場合には、その空きチャネル・スロットを用いて自己の無線ネットワークを動作させ、他の無線ネットワークによってチャネル・スロットが設定されていなければ、自らチャネル・スロットを設定して無線ネットワークを形成する。これによって、周波数方向に複数の無線チャンネルを設けることが困難なウルトラワイドバンド無線通信においても、複数のチャンネルを用意することができる。
【0115】
また、本発明によれば、必要とする無線伝送量に応じた個数のチャネル・スロットを各無線ネットワークに割り当てていくことにより、好適な無線ネットワークの運用を図ることができる
【0116】
さらに、複数のチャネル・スロットを事前に設けた無線ネットワークは、少なくとも一部のチャネル・スロットを他の無線ネットワークで利用できるように空き領域としておくことで、同一空間上に複数の無線ネットワークが共存できる環境をあらかじめ構築することができる。
【0117】
また、本発明によれば、無線伝送路を時分割して複数の無線ネットワークで多重化して利用することで、複数の周波数チャンネルを用意する従来からの無線LANシステムと同様に、複数の無線ネットワークを同一空間上に共存させることができる。
【0118】
また、本発明によれば、チャネル・スロットの先頭で所定のビーコン信号の有無を確認するだけで他の周波数チャンネルでの検索(チャンネル・スキャン)処理を実行することができるので、他の無線ネットワークの検索処理が簡素化することができる。
【0119】
また、本発明によれば、IEEE802.15.3にて規格化される"Neighbor Piconet"のように、新規の無線ネットワークがチャネル・スロットを獲得することができる。言い換えれば、親となるネットワークへの参入処理(Association)を経る必要がなくなるため、複数のネットワークが短時間で且つ簡素な手続きだけで共存動作を行なうことができる。
【0120】
また、本発明によれば、無線ネットワークの制御局となる無線通信装置は、他の無線ネットワークによってチャネル・スロットが設定されていなければ、自らチャネル・スロットを設定して無線ネットワークを形成することで、パーソナル・エリア・ネットワークに最適な無線ネットワークを自ら構築することができる。
【0121】
また、本発明によれば、無線ネットワークの制御局となる無線通信装置は、自らチャネル・スロットを設定する機能を備えることで、その後同一空間上に存在する他の無線ネットワークの制御局装置は、その空き領域となるチャネル・スロットを用いて無線ネットワークを形成するようにすることで、各無線ネットワーク間で共存を図ることができる。
【0122】
また、本発明によれば、無線ネットワークの無線通信装置は、ネットワーク・フレームのすべてのチャネル・スロットにわたって受信動作をする機能を設けることで、周辺に存在する無線ネットワークの存在を容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同一空間に複数のネットワークが存在している状態を表わした図である。
【図2】本実施形態に係る無線通信システムにおいて使用される伝送フレーム周期の構成例を示した図である。
【図3】ネットワーク・フレームを構成する各チャネル・スロットを異なる無線ネットワークで利用している例を示した図である。
【図4】図3に示したネットワーク・フレームの変形例を示した図である。
【図5】図3に示したネットワーク・フレームの変形例を示した図である。
【図6】図3に示したネットワーク・フレームの変形例を示した図である。
【図7】本実施形態に係る無線通信システムにおいて使用されるビーコン信号の構成例を示した図である。
【図8】本実施形態に係る無線通信装置100の機能構成を模式的に示した図である。
【図9】同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下における制御局間で行なわれる動作シーケンスを示した図である。
【図10】同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下で、一般の通信端末が行なう動作シーケンスを示した図である。
【図11】本実施形態に係る無線通信装置100が、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下において制御局として動作するための処理手順を示したフローチャートである。
【図12】本実施形態に係る無線通信装置100が、同じ空間上に複数の無線ネットワークが共存する無線通信環境下において一般の通信局として動作するための処理手順を示したフローチャートである。
【図13】UWBを用いたデータ伝送の例を示した図である。
【符号の説明】
100…無線通信装置
101…インターフェース
102…メモリ・バッファ
103…UWB無線送信部
104…アンテナ
105…情報記憶部
106…中央制御部
107…フレーム管理部
108…UWB無線受信部

Claims (10)

  1. 時分割多元接続方式によりネットワークが運用される通信システムであって、
    各ネットワークは、通信制御装置が複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを設定して、該ネットワーク・フレームを繰り返し利用することで運用され、
    各通信制御装置は、ネットワーク・フレームの少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するネットワーク運用手段と、同一空間上にネットワーク・フレームが設定されているかどうかを検出するネットワーク・フレーム検出手段を備え、前記ネットワーク・フレーム検出手段が同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出したときに、前記ネットワーク運用手段は、該検出したネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを繰り返し利用可能なネットワークを時分割多元接続方式により運用する通信制御装置であって、
    複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームの少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するネットワーク運用手段と、
    同一空間上にネットワーク・フレームが設定されているかどうかを検出するネットワーク・フレーム検出手段を備え、
    前記ネットワーク・フレーム検出手段が同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出したときに、前記ネットワーク運用手段は、該検出したネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する、
    ことを特徴とする通信制御装置。
  3. 前記ネットワーク運用手段は、前記ネットワーク・フレーム検出手段が同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出しなかったときには、複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを自ら設定し、該ネットワーク・フレーム内の少なくとも一部のチャネル・スロットを同一空間に参入する他のネットワークを運用するために未使用状態のまま残しながら他の1以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記ネットワーク・フレーム検出手段は、所定のネットワーク・フレーム周期以上の受信動作を行ない、送信信号を検出できたかどうかに応じてネットワーク・フレームの存在を検出する、
    ことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の通信制御装置。
  5. ネットワーク・フレーム周期内の各チャネル・スロットの使用状況を管理するフレーム管理手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の通信制御装置。
  6. 複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを繰り返し利用可能なネットワークを時分割多元接続方式により運用する通信制御方法であって、
    複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームの少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するネットワーク運用ステップと、
    同一空間上にネットワーク・フレームが設定されているかどうかを検出するネットワーク・フレーム検出ステップを備え、
    前記ネットワーク・フレーム検出ステップにおいて同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出したときに、前記ネットワーク運用ステップでは、該検出したネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  7. 前記ネットワーク運用ステップでは、前記ネットワーク・フレーム検出ステップにおいて同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出しなかったときには、複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを自ら設定し、該ネットワーク・フレーム内の少なくとも一部のチャネル・スロットを同一空間に参入する他のネットワークを運用するために未使用状態のまま残しながら他の1以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。
  8. 前記ネットワーク・フレーム検出ステップでは、所定のネットワーク・フレーム周期以上の受信動作を行ない、送信信号を検出できたかどうかに応じてネットワーク・フレームの存在を検出する、
    ことを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の通信制御方法。
  9. ネットワーク・フレーム周期内の各チャネル・スロットの使用状況を管理するフレーム管理ステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項6又は7のいずれかに記載の通信制御方法。
  10. 複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを繰り返し利用可能なネットワークを時分割多元接続方式により運用するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ・システムに対し、
    複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームの少なくとも1つのチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するネットワーク運用手順と、
    同一空間上にネットワーク・フレームが設定されているかどうかを検出するネットワーク・フレーム検出手順を実行させ、
    前記ネットワーク・フレーム検出手順において同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出したときに、前記ネットワーク運用手順は、該検出したネットワーク・フレーム内の空きチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用するが、同一空間上に設定されているネットワーク・フレームを検出しなかったときには、複数のチャネル・スロットからなるネットワーク・フレームを自ら設定し、該ネットワーク・フレーム内の少なくとも一部のチャネル・スロットを未使用状態のまま残しながら他の1以上のチャネル・スロットを用いて自局ネットワークを運用する、
    ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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