JP3875829B2 - オーディオ装置及び楽曲処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばHD(ハードディスク)等への楽曲の記録及び該記録した楽曲のダビングのための送出について一定の規制を行うオーディオ装置及び楽曲処理方法係り、詳しくは楽曲の著作権を保護するオーディオ装置及び楽曲処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
MD録再機やICメモリ装備のオーディオ用録再機では、アナログデータを介在させることなく、デジタルデータのまま処理して、ダビング先の記録媒体へダビングがなされることを、著作権保護の上から、制限している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
著作権保護に根差したダビング制限の従来技術は、デジタルの楽曲データの中に電子透かしのデータを潜ませたり、2世代以上のダビングを禁止するために、世代情報を楽曲データに含ませたりする等、データに細工を施すものである。また、これら対策は、オーディオデータ以外に付随情報もダビングに伴い伝送されて記録されるMDやICメモリに対しては有効であるが、HD(ハードディスク)を介在させて、楽曲をダビングすることには有効とならない。
【0004】
本発明の目的は、ハードディスク等の大容量メモリを介在してダビングが行われる場合に、楽曲についての著作権保護を有効に実施できるオーディオ装置及び楽曲処理方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明のオーディオ装置によれば、記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としている。そして、このオーディオ装置では、楽曲を楽曲ソース機器機器から大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出する。また、大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出する。大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になる場合、その楽曲データは大容量メモリから削除するようになっている。
【0006】
大容量メモリにはハードディスクを含む。
【0007】
著作権の保護が必要とされるのは、楽曲データをデジタルデータで受けてそのデジタルデータを大容量メモリに記録し、かつ該記録したデジタルデータを別の録音機器の記録媒体へ記録するために送出するとき、すなわち(a)と(c)との両方を含むダビング履歴の楽曲が出現するときである。このオーディオ装置では、このようなダビング履歴の楽曲は大容量メモリから削除されるので、すなわち、該楽曲は大容量メモリから録音機器へ移動したことになるので、著作権を保護することができる。
【0008】
第2の発明のオーディオ装置によれば、第1の発明のオーディオ装置において、大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、その楽曲データは、一時メモリへデジタルで記録し、次に、一時メモリの楽曲データを大容量メモリへ再記録することにより、大容量メモリにおける該楽曲データの更新日を現在日へ変更するようにしている。
【0009】
(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない楽曲は、すなわち、大容量メモリへのダビング及び大容量メモリからのダビングの少なくとも一方にアナログデータが関与するダビングとなっている楽曲は、ダビングについて著作権の問題が生じることは特にない。したがって、このようなダビング履歴の楽曲は、その楽曲データを一時メモリ(一時メモリには、通常、揮発型のRAMが採用される。)へデジタルで記録し、その後、一時メモリから大容量メモリへ再記録して、大容量メモリにおける楽曲のデジタルデータに係るファイルの更新日を更新しておくようにする。こうすることにより、頻繁に送出する楽曲については、更新日が最近の日に変更されることにより、大容量メモリ内の楽曲を更新日によりソーティングして、あまり使用されない楽曲を削除の対象にする等の際に便宜を与えることができる。なお、このオーディオ装置において、再記憶により大容量メモリの楽曲を更新したとき、更新日だけでなく、更新時刻も更新するようにできる。
【0010】
第3の発明のオーディオ装置によれば、第1の発明のオーディオ装置において、大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、該楽曲についてのダビング回数測定カウンタを所定数だけインクリメントし、ダビング回数測定カウンタの値が基準値以上になると、該当の楽曲は大容量メモリから削除される。
【0011】
このオーディオ装置では、大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、該楽曲のダビング回数測定カウンタを所定数(例えば1)だけインクリメントし、ダビング回数測定カウンタの値が基準値以上になると、該当の楽曲は大容量メモリから削除されるので、たとえ、当面は、著作権違反にならないダビングであっても、ダビング回数が基準値に達した楽曲のダビングを以降、防止できる。
【0012】
第4の発明のオーディオ装置によれば、記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としている。このオーディオ装置では、楽曲を楽曲ソース機器機器から大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出する。また、大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出する。大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になろうとする場合、大容量メモリから録音機器の記録媒体へのダビングは中止するようになっている。
【0013】
大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になろうとする場合、該ダビング中止されることになるので、大容量メモリを経由する楽曲のダビングに対して著作権を有効に保護することができる。
【0014】
第5の発明のオーディオ装置によれば、第1〜第4の発明のオーディオ装置において、NAND型メモリを前記大容量メモリに代替させる。
【0015】
NAND型メモリには、MS(メモリスティック)、MMC(マルチメディア)、及びSDカード等のリムーバブル型及び/又は携帯型の不揮発性半導体メモリを含む。
【0016】
なお、楽曲のコピー禁止では、大容量メモリやNAND型メモリの楽曲を携帯オーディオのメモリへ適宜、移動させて、携帯オーディオで楽曲を聞くことが不可能である。これに対して、このオーディオ装置では、前述のようなダビング履歴の楽曲は、大容量メモリから録音機器へ移動させることになるので、著作権を保護しつつ、携帯オーディオでの楽曲鑑賞が可能になる。
【0017】
第6の発明の楽曲処理方法によれば、記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としている。この楽曲処理方法において、楽曲を楽曲ソース機器機器から大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出する。また、大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出する。大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になる場合、その楽曲データは大容量メモリから削除するようになっている。
【0018】
第7の発明の楽曲処理方法によれば、第6の発明の楽曲処理方法において、大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、その楽曲データは、一時メモリへデジタルで記録し、次に、一時メモリの楽曲データを大容量メモリへ再記録することにより、大容量メモリにおける該楽曲データの更新日を現在日へ変更するようにしている。
【0019】
第8の発明の楽曲処理方法によれば、第6の発明の楽曲処理方法において、大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、該楽曲についてのダビング回数測定カウンタを所定数だけインクリメントし、ダビング回数測定カウンタの値が基準値以上になると、該当の楽曲は大容量メモリから削除される。
【0020】
第9の発明の楽曲処理方法によれば、記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としている。この楽曲処理方法において、楽曲を楽曲ソース機器機器から大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出する。また、大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出する。大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になろうとする場合、大容量メモリから録音機器の記録媒体へのダビングは中止するようになっている。
【0021】
第10の発明の楽曲処理方法によれば、第6〜第9の発明の楽曲処理方法において、NAND型メモリを前記大容量メモリに代替させる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は大容量メモリ搭載オーディオ機器10を経由するダビングに関与するシステムのブロック図である。大容量メモリ搭載オーディオ機器10は、種々の検知及び処理を行うマイクロコンピュータ11と、楽曲データを記憶する例えばHD(ハードディスク)から成る大容量メモリ12とを有している。楽曲ソース機器14は、例えば、CD、MD、テープ(TAPE)、及び携帯用メモリ等をソース媒体として、ソース媒体に記録されている楽曲データを読み出して楽曲データを出力したり、楽曲データに基づいて楽曲を再生するプレーヤ、又は放送媒体に伝送されて来たソースを出力するチューナ(TUNER。楽曲を受信するチューナには、ラジオチューナだけでなく、衛星チューナやケーブル用チューナも含まれる。)等から成り、楽曲データをアナログ又はデジタルの形式で大容量メモリ搭載オーディオ機器10へ出力する。楽曲配信サーバー16は、インターネットを介して楽曲データを大容量メモリ搭載オーディオ機器10へ配信する。録音機器18は、大容量メモリ搭載オーディオ機器10から楽曲データの供給を受けて、セット中の記録媒体に楽曲データを記録するものであり、記録媒体としては、MD、テープ(TAPE)、及び携帯用メモリがある。マイクロコンピュータ11は、楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ12への伝送データ及び大容量メモリ12から録音機器18への伝送データを監視し、楽曲ソース機器14及び楽曲配信サーバー16から出力されて来る楽曲データ、及び録音機器18へ出力されて行く楽曲データがアナログデータ及びデジタルデータのどちらであるかを検出する。
【0023】
図2は楽曲のダビングについて楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ12へのデータ入力形式及び大容量メモリ12から録音機器18へデータ出力形式と大容量メモリ12における対象楽曲の処理内容との関係を示している。楽曲のダビングについて楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ12へのデータ入力形式及び大容量メモリ12から録音機器18へデータ出力形式の組合わせは、A:デジタル及びデジタル、B:デジタル及びアナログ、C:アナログ及びデジタル、並びにD:アナログ及びアナログの4通りがある。これら組合わせA,B,C,Dのとき、すなわち、該対象楽曲がそれぞれ組合わせA,B,C,Dのデータ入力形式及びデータ出力形式で楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ12にダビングされかつ大容量メモリ12から録音機器18へダビングされるとき、大容量メモリ12における対象楽曲は、図2の表の3列目に記載のとおり、処理される。組合わせAでは、対象楽曲は大容量メモリ12から削除され、組合わせB,C,Dでは、対象楽曲は再記憶(この再記憶については図6で詳述する。)、変更(この変更については図7で詳述する。)、又は無処理(対象楽曲に対して何の処理も行われない。)とされる。
【0024】
図3は楽曲を楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ搭載オーディオ機器10の大容量メモリ12へダビングするときのデータ形式の変化過程を示している。図4は大容量メモリ搭載オーディオ機器10の大容量メモリ12に記録されている楽曲を録音機器18へダビングするときのデータ形式の変化過程を示している。図3において、左端は、ダビングの対象楽曲を出力する楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16のソース媒体を示し、右端はすべて大容量メモリ12となる。図4において、左端はすべて大容量メモリ12であり、右端は、録音機器18において対象楽曲が記録される記録媒体を示している。図3及び図4において、⇒は楽曲データが矢印方向へデジタル形式で流れていることを意味し、→は楽曲データが矢印方向へアナログ形式で流れていることを意味している。なお楽曲ソースがデジタル方式のものであっても、図3のI4,I7のように、楽曲ソース機器14においてアナログへ変換されてから、楽曲ソース機器14より出力される場合がある。楽曲ソースデジタル形式のものであっても、楽曲ソース機器14からの出力がアナログとなって行われる大容量メモリ12へのダビングについては、著作権侵害の問題は生じない。著作権問題は、楽曲についての楽曲ソースからのデジタルデータを、デジタルに維持しつつ、大容量メモリ12へ記録し、かつ楽曲についての大容量メモリ12からのデジタルデータを、デジタルに維持しつつ、録音機器18へ記録するときにだけ生じる。図4において、録音機器18の記録媒体がアナログ媒体である場合には、大容量メモリ12にデジタルで記録されている楽曲データは、途中でアナログ形式へ変更されて、録音機器18へ送られる。図4において、ケースO4に関連して記述されているSDMIとは、Secure Digital Music Initiative(著作権保護協会)の略であり、インターネット等を介して電子音楽配信における著作権保護の規格化を推進する協議会であり、現在、Phase1が定められ、近々Phase2が公表される予定になっている。
【0025】
図5は録音機器18への楽曲のダビングを行うときの大容量メモリ12における対象楽曲について所定の処理を実施するプログラムのフローチャートである。S30では、録音機器18の記録媒体への大容量メモリ12の楽曲(以下、この楽曲を「対象楽曲」と言う。)のダビングにおいて、大容量メモリ搭載オーディオ機器10から送出する楽曲データはデジタル形式かアナログ形式かを判定し、デジタル形式であれば、S31へ進み、アナログ形式であれば、S37へ進む。S31では、対象楽曲を楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ12へダビングしたとき、楽曲ソース機器14又は楽曲配信サーバー16から大容量メモリ12への楽曲データの入力形式はデジタルであったか否かを判定し、該判定がYESであれば、S32へ進み、NOであれば、S33へ進む。S32では、すなわち、図2の組合わせAに該当するものであれば、大容量メモリ12における対象楽曲を削除する。S33では、すなわち、図2の組合わせCに該当するものであれば、大容量メモリ12における対象楽曲を再記憶、変更、又は無処理とする。S37では、すなわち、図2の組合わせB又はDに該当するものであれば、大容量メモリ12における対象楽曲を再記憶、変更、又は無処理とする。こうして、図5のフローチャートでは、図2に説明されているように、組合わせAでダビングされる対象楽曲は大容量メモリ12から削除され(この場合、対象楽曲は、ダビング終了後に一括して、又はダビングを終了した楽曲部分から、大容量メモリ12から削除されるので、最終的には、削除ではなく、移動となる。)、組合わせB,C,Dでダビングされるときは、大容量メモリ12の対象楽曲は、再記憶、変更、又は無処理とされる。
【0026】
図6は再記憶処理のプログラムのフローチャートである。S41では、対象楽曲を一時記憶用のRAMへ記憶させる。S42では、大容量メモリ12から対象楽曲を削除する。S43では、一時記憶用のRAMの対象楽曲を大容量メモリ12に再記憶させる。大容量メモリ12に記憶されている楽曲は属性情報を付加されて記憶されており、属性情報には更新日時が含まれ、S43において大容量メモリ12に再記憶された対象楽曲の更新日時はこの再起億時の日時へ変更される。S44では、一時記憶用のRAMから対象楽曲を削除する。なお、この一時記憶用のRAMは揮発性メモリから構成されるので、S44は特に用意されていなくても、大容量メモリ搭載オーディオ機器10の電源を切った時に、一時記憶用のRAMの対象楽曲は消去され、これにより、S44は省略できる。こうして、大容量メモリ12に記憶されている楽曲について、著作権違反とはならないダビングが行われると、対象楽曲の更新日時が更新され、結果、最近にダビングの行われた楽曲の更新日時ほど、現在日時に近いものになる。大容量メモリ12に記録されている楽曲を更新日時でソーティングして見ることにより、頻繁に使用する楽曲とあまり使用しない楽曲とに分けて、ユーザは一括削除等の適切な処理を能率的に行うことができる。
【0027】
図7は変更処理のプログラムのフローチャートである。S51では、該対象楽曲についてのアナログダビング回数測定カウンタの値、すなわち、今回、大容量メモリ12から録音機器18の記録媒体へダビングしようとしている対象楽曲が、組合わせB〜Dのいずれかの履歴に該当するときは、該対象楽曲についてのダビング回数が基準値以上になっているか否かを判定し、該判定がYESであれば、S52へ進み、NOであれば、S53へ進む。S52では、大容量メモリ12から該対象楽曲を削除する。S53では、該対象楽曲について記録しているアナログダビング回数測定カウンタを1だけインクリメントする。アナログダビングは著作権上の問題は発生しないが、このプログラムでは、アナログダビングの回数を測定して、基準値に達すれば、大容量メモリ12から該当の対象楽曲を削除することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】大容量メモリ搭載オーディオ機器を経由するダビングに関与するシステムのブロック図である。
【図2】楽曲配信サーバーから大容量メモリへのデータ入力形式及び大容量メモリから録音機器へデータ出力形式と大容量メモリにおける対象楽曲の処理内容との関係を示す図である。
【図3】楽曲配信サーバーから大容量メモリ搭載オーディオ機器の大容量メモリへダビングするときのデータ形式の変化過程を示す図である。
【図4】大容量メモリ搭載オーディオ機器の大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器へダビングするときのデータ形式の変化過程を示す図である。
【図5】録音機器への楽曲のダビングを行うときの大容量メモリにおける対象楽曲について所定の処理を実施するプログラムのフローチャートである。
【図6】再記憶処理のプログラムのフローチャートである。
【図7】変更処理のプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10 大容量メモリ搭載オーディオ機器(オーディオ装置)
11 マイクロコンピュータ
12 大容量メモリ
14 楽曲ソース機器
16 楽曲配信サーバー(楽曲ソース)
18 録音機器(録音機器)

Claims (10)

  1. 記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、前記大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としているオーディオ装置において、
    楽曲を楽曲ソース機器機器から前記大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出し、
    また、前記大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、前記録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出し、
    前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になる場合、その楽曲データは前記大容量メモリから削除するようになっていることを特徴とするオーディオ装置。
  2. 前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、その楽曲データは、一時メモリへデジタルで記録し、次に、前記一時メモリの楽曲データを前記大容量メモリへ再記録することにより、前記大容量メモリにおける該楽曲データの更新日を現在日へ変更するようにしていることを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  3. 前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、該楽曲についてのダビング回数測定カウンタを所定数だけインクリメントし、ダビング回数測定カウンタの値が基準値以上になると、該当の楽曲は前記大容量メモリから削除されることを特徴とする請求項1記載のオーディオ装置。
  4. 記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、前記大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としているオーディオ装置において、
    楽曲を楽曲ソース機器機器から前記大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出し、
    また、前記大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、前記録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出し、
    前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になろうとする場合、前記大容量メモリから前記録音機器の記録媒体へのダビングは中止するようになっていることを特徴とするオーディオ装置。
  5. NAND型メモリを前記大容量メモリに代替させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のオーディオ装置。
  6. 記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、前記大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としているオーディオ装置の楽曲処理方法において、
    楽曲を楽曲ソース機器機器から前記大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出し、
    また、前記大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、前記録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出し、
    前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になる場合、その楽曲データは前記大容量メモリから削除するようになっていることを特徴とする楽曲処理方法。
  7. 前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、その楽曲データは、一時メモリへデジタルで記録し、次に、前記一時メモリの楽曲データを前記大容量メモリへ再記録することにより、前記大容量メモリにおける該楽曲データの更新日を現在日へ変更するようにしていることを特徴とする請求項6記載の楽曲処理方法。
  8. 前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴にはならない場合、該楽曲についてのダビング回数測定カウンタを所定数だけインクリメントし、ダビング回数測定カウンタの値が基準値以上になると、該当の楽曲は前記大容量メモリから削除されることを特徴とする請求項6記載の楽曲処理方法。
  9. 記憶容量が5ギガビット以上であって楽曲をデジタルデータで記録自在であるメモリ(以下、「大容量メモリ」と言う。)を備え、前記大容量メモリに記録してある楽曲を適宜、再生自在としているとともに、該楽曲データをアナログ又はデジタルで出力自在としているオーディオ装置において、
    楽曲を楽曲ソース機器機器から前記大容量メモリへダビングする場合に、楽曲ソース機器から入力される楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(a)及び(b)として、(a)か(b)かを検出し、
    また、前記大容量メモリに記録されている楽曲を録音機器の記録媒体へダビングする場合に、前記録音機器へ出力する楽曲データがそれぞれデジタル及びアナログである場合をそれぞれ(c)及び(d)として、(c)か(d)かを検出し、
    前記大容量メモリに記録されていて録音機器の記録媒体へダビングする楽曲が、(a)及び(c)の両方を含むダビング履歴になろうとする場合、前記大容量メモリから前記録音機器の記録媒体へのダビングは中止するようになっていることを特徴とする楽曲処理方法。
  10. NAND型メモリを前記大容量メモリに代替させることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の楽曲処理方法。
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