JP3873395B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はグローブを備えた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、街路灯などにおいて、真球状のガラスグローブを備えた照明器具がある。
真球状のグローブは、デザインがシンプルであるために好まれ多用されている。そして、透明な真球状のグローブを備えた照明器具は、光源から放射される光を制御する部分がないため、天空を含めてかなり広範囲に照明光を放射する。
【0003】
しかし、近時障害光が社会的に問題にされてきており、所望方向以外へは光を出さない照明器具の出現が望まれている。特に天空に対して照明光が放射されるのは忌避される傾向にある。
【0004】
そこで、真球状のグローブの内面の上半球部にアルミニウムの蒸着による反射膜を形成したものが知られており、このグローブを用いれば、天空方向に対する障害光の問題は解決することができる。
【0005】
さらに、光源の周囲に環状のルーバを多段に配設して、障害光を抑制する構成の照明器具がある。
【0006】
他方、ガラスグローブは投石などによって破損しやすいという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のこの種の照明器具は、天空方向への障害光を放射するとともに、破損しやすいという問題がある。
【0008】
また、透明なガラスグローブの上半球部に反射膜を備えた照明器具は、天空方向への障害光の問題はないが、破損しやすい。
【0009】
さらに、グローブ内において、ルーバを配設した照明器具においては、光源を着脱するためにはまずグローブを外し、次にルーバを外さなければならないので、作業が面倒であるばかりでなく、グローブの開口径を大きくする必要があるから、デザイン的に制約を受ける。また、グローブがガラス製であれば、破損の問題もある。
【0010】
以上のように従来の照明器具は、天空方向への障害光、光源着脱の作業性、グローブの破損の問題に対して、全てを解決したものがなかった。
【0011】
本発明は、天空方向への障害光を放射しないで、しかも光源の着脱が容易であり、さらに要すればグローブを破損しにくくして、さらにデザイン的に優美なグローブを備えた照明器具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明の照明器具は、下端に取付部、中間に支承部および支承部から起立した少なくとも一対の腕部を備えた基体と;下部に支承部に当接する下部開口を備えるとともに、上端が開放され腕部の間に位置して固定された椀状の透光グローブと;透光グローブに覆合し、かつ腕部に固定されて透光グローブと協働してグローブを形成する伏せ椀状の遮光カバーと;基体に支持されたソケットと;を具備していることを特徴としている。
【0013】
本発明および以下の各発明において、特に指定しない限り用語の定義および技術的意味は次による。
【0014】
本発明の照明器具は、屋外用照明器具特にガーデンライトに好適であるが、これに限定されない。街路灯、ブラケットなどにも適応する。さらに、要すれば屋内用としても適応する。
【0015】
まず、基体について述べる。
【0016】
基体の下端にある取付部は、支柱などに照明器具を取り付けるために機能する部分であれば、その構造は自由である。しかし、支柱に取り付ける場合は、筒状に形成し、押しねじで固定するなどの手段を用いることができる。
【0017】
支承部は、透光グローブの底面を当接させ透光グローブを支える部分で、防水的に支承することができ。しかし、防水的に支承することは必須ではなく、グローブの内部に侵入した雨水を確実に排水することが重要であり、そのために水抜き孔を支承部に形成する方が好ましい。
【0018】
ただし、水抜き孔から光が漏れると、水抜き孔から漏れる光に誘われて、昆虫が水抜き孔からグローブ内に侵入しやすいから、光漏れ防止手段を講じる必要がある。
【0019】
また、支承部は、多くの場合、取付部と一体に成形する。
【0020】
次に、少なくとも一対の腕部とは、最低2個の腕部があればよいという意味であり、3個以上の腕部をたとえば等間隔に備えていてもよい。腕部は、支承部から起立するが、支承部と一体成形してもよいし、別体に形成したものを支承部に固定してもよい。そして、腕部の形状は、好ましくは透光グローブの輪郭と一致するものである。
【0021】
腕部を支承部と一体に形成する場合には、基体をアルミニウムダイキャストによって取付部、支承部および腕部を全て一体成形することができる。
【0022】
また、腕部を支承部と別体に形成する場合は、両者をねじなどの固着具によって固定すればよく、これにより成形も容易となる。
【0023】
次に、グローブについて述べる。
【0024】
グローブは、透光グローブおよび遮光カバーを主要部として光源を包囲するように構成される。グローブは、真球状ないし楕円球状をなすことができるが、角形たとえば立方体形状、直方体形状、算盤玉形状、多角立体形など任意の立体形状にすることができる。
【0025】
透光グローブの上端すなわちグローブの分割ラインは、グローブの上下方向の中央に設定することができるが、要すれば中央より上側または下側に偏位させることもできる。したがって、分割ラインのグローブの上下方向における位置は自由である。
【0026】
また、グローブは、透光グローブおよび遮光カバーのみで構成されている必要はなく、透光グローブおよび遮光カバーがグローブの主要部を構成しているならば、他の副次的な部材が介在していてもよい。たとえば、透光グローブと遮光カバーとの間にリング体を介在させることができる。リング体は、合成樹脂、金属などの遮光性の材料を成形または曲成させて形成することができる。
【0027】
グローブにリング体を介在させる場合に、リング体を遮光カバーと一体に固定してから透光グローブに取り付けることができる。また、リング体を透光カバーと一体に固定してから遮光カバーをリング体に取り付けることもできる。さらに、リング体は、腕部に取り付けてもよい。後者の構成を採用する場合に、腕部とリング体とで透光グローブを挟持するように構成することができる。
【0028】
透光グローブについて
透光グローブは、好ましくはアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの透明で機械的強度が大きくて透明な材料から製作される。また、透光グローブは機械的に強化されたガラスであってもよい。
【0029】
また、透光グローブは、透明質に限定されるものでなく、光拡散透過性の材料または表面をサンドブラスト処理、プリズム成形などにより、光拡散透過性に処理した透明質の材料から製作されたものであってもよい。
【0030】
したがって、本発明において、透光とは、透明および光拡散透過性のいずれをも含む。
【0031】
さらに、透光グローブは、その底面に下部開口を有し、上端が開放された椀状であればよく、その具体的な形状は特に制限されないが、ほぼ半球形状にすることができる。また、透光グローブの外側面には基体の腕部が嵌合することができる凹溝を形成することが望ましい。
【0032】
さらにまた、透光グローブは、基体の支承部に下部開口を当接させて、かつ腕部の間において、さらに透光グローブに凹溝が形成されている場合には、凹溝に腕部が好ましくは腕部の外面がこれに隣接する透光グローブとほぼ面一になるように嵌合した状態で基体に固定される。
【0033】
遮光カバーについて
遮光カバーは、遮光性を付与されているなら、材料は制限されないが、機械的強度を十分に得られる点においては金属製であることが好ましい。金属製の場合、金属板をへら絞り加工またはプレスによる深絞り加工してもよいし、アルミニウムダイキャストのように鋳造してもよい。
【0034】
また、遮光カバーは、透光グローブに覆合し、透光グローブと協働してグローブを形成する。そのため、遮光カバーは、伏せ椀状をなす。透光グローブと協働して真球状のグローブを得ようとする場合は、遮光カバーをほぼ半球形状にすることができる。しかし、本発明においてはグローブの形状は前述したように真球状に限定されるものではない。
【0035】
また、遮光カバーは、基体の腕部に固定されるが、固定は直接的、間接的のいずれであってもよい。直接的とは、遮光カバーをねじなどの固着具によって直接腕部に固定することをいう。間接的とは、さらにブリッジ部材のような部材またはリング体などを介して腕部に固定することをいう。
【0036】
光源およびその関連について述べる。
【0037】
本発明において、用いる光源は制限されない。たとえば、水銀ランプ、メタルハライドランプおよび高圧ナトリウムランプなどの高輝度放電ランプ、コンパクト形蛍光ランプ、白熱電球などの光源を用いることができる。
【0038】
なお、白熱電球としては、一般照明用電球、ハロゲン電球、クリプトン電球などを用いることができる。
【0039】
したがって、使用する光源の種類および消費電力に応じて最適なソケットおよびソケット取付位置を採用することができる。
【0040】
さらに、ソケットは直接または間接的に基体に支持されていればよい。好ましくは基体の支承部にソケット取付板を固定して、このソケット取付板にソケットを取り付けるのがよい。
【0041】
作用について説明する。
【0042】
本発明においては、グローブを椀状の透光グローブとこれに覆合する伏せ椀状の遮光カバーとを主要部として構成しているため、予め透光グローブを基体に固定しておくことができる。光源の着脱は遮光カバーを取り外して行う。
【0043】
したがって、透光グローブの開放端はその径が大きいから、光源着脱の作業が容易である。また、光源の周囲に所望により、ルーバなどの任意の構造およびサイズの制光部材を装着することが可能である。
【0044】
また、透光グローブは、基体の腕部の間において支承部に底面を当接するので、装着が容易である。
【0045】
さらに、グローブの形状を真球状はもちろんのこと、種々の形状にすることができる。
【0046】
さらにまた、遮光カバーは直接または間接的に腕部に固定され、透光グローブは基体に固定されるので、グローブを機械的に強固に固定することができる。
【0047】
さらにまた、グローブの上半部を遮光カバーによって構成するので、天空部に障害光を放射することを抑制することができる。
【0048】
さらにまた、透光グローブを機械的強度の大きい合成樹脂などで形成し、また遮光カバーを金属など強度の大きい材料で形成することにより、グローブの強度を高めることができ、このため投石などによって容易に破損しないものにすることもできる。
【0049】
請求項2の発明の照明器具は、請求項1記載の照明器具において、透光グローブは、その側面に基体の腕部が嵌合して外面をこれに隣接する透光グローブとほぼ面一になる複数の凹溝を備えていることを特徴としている。
【0050】
本発明は、透光グローブの外側面に凹溝を形成して腕部を嵌合させるので、透光グローブの基体への装着が容易で、しかも透光グローブの固定が確実になるばかりでなく、腕部の外面をこれに隣接する透光グローブとをほぼ面一にするので、腕部が違和感を与えないで、デザイン的に優美になるものである。
【0051】
請求項3の発明の照明器具は、請求項1または2記載の照明器具において、透光グローブおよび遮光カバーは、ほぼ真球状のグローブを形成していることを特徴としている。
【0052】
本発明においては、グローブが真球状であるから、透光グローブおよび遮光カバーをほぼ半球状に形成することができる。ここで、半球状とは完全な半球である必要はなく、いずれか一方が他方に比べて球体の多くの部分を占めていることを許容するものである。光学的要求から透光グローブを遮光カバーより多く球体の部分を占めるようにする、すなわち分割ラインをグローブの上下方向の中央部より上方に位置させることができる。
【0053】
請求項4の発明の照明器具は、請求項1ないし3のいずれか一記載の照明器具において、遮光カバーは、その下端周縁が基体の腕部に固定されていることを特徴としている。
【0054】
遮光カバーを腕部に固定するために、遮光カバーの下端周縁の腕部に対向する部分を端面を除いて外側から凹ませることができる。そうすれば、遮光カバーの上から腕部の上端面にねじ込むことにより、容易に遮光カバーを腕部に固定することができる。しかし、要すれば、上記以外の構造で固定してもよい。
【0055】
請求項5の発明の照明器具は、請求項1ないし3のいずれか一記載の照明器具において、遮光カバーは、両端が基体の腕部に固着されたブリッジ部材を介して固定されていることを特徴としている。
【0056】
本発明において、ブリッジ部材とは対向する複数の腕部の間を橋絡する部材でり、一般的には細長い金属板をもって構成することができる。ブリッジ部材の両端を腕部の端面にたとえばねじによって固定し、その中間部に遮光カバーを固定する。遮光カバーは、その中央すなわち遮光カバーの頂点からねじをブリッジ部材にねじ込んで固定することができる。
【0057】
要すれば、ブリッジ部材は反射体を兼ねることができる。すなわち、透光グローブの上方に位置するように所望の反射板を腕部の間に固定し、反射板を覆うように遮光カバーを透光カバーに覆合して反射板をたとえばボルトを用いて固定することができる。
【0058】
請求項6の発明の照明器具は、請求項1ないし5のいずれか一記載の照明器具において、透光グローブは、合成樹脂製であり;遮光カバーは、金属製である;ことを特徴としている。
【0059】
本発明によれば、投石などによるグローブの破損がなくて、しかも遮光カバーによって天空方向への障害光をなくすことができる最適な構成の照明器具を得ることができる。
【0060】
請求項7の発明の照明器具は、請求項1ないし6のいずれか一記載の照明器具において、透光グローブおよび遮光カバーの間にリング体が介在していることを特徴としている。
【0061】
リング体は、前述したように金属または合成樹脂で製作することができ、たとえばアルミニウムダイキャストからなる。
【0062】
リング体を透光グローブおよび遮光カバーの間に介在させることにより、いくつかの利点が生じる。
【0063】
すなわち、リング体でグローブの中間部を補強することができるので、グローブの強度を向上させる。
【0064】
また、リング体によりグローブの強度を所要のの程度に維持させることにより、グローブの構造を簡素化するとともに、板厚を薄くすることができる。
【0065】
さらに、遮光カバーの構造を簡素化できるので、遮光カバーの製作が容易になる。
【0066】
さらにまた、遮光カバーをリング体を介して取り付けることができるので、遮光カバーの取り付けが容易になる。
【0067】
さらにまた、遮光カバーを防水的または排水容易に取り付けることが可能になる。
【0068】
さらにまた、透光グローブを腕部とリング体とで挟持することができ、これにより、照明器具の組立が容易になる。
【0069】
請求項8の発明の照明器具は、請求項7記載の照明器具において、リング体は、腕部に固定されており;遮光カバーは、リング体にねじで着脱自在に固定されている;ことを特徴としている。
【0070】
リング体の内側部分に凸条すなわち土手をリング状に形成し、この凸条にねじ孔を形成することにより、遮光カバーをリング体にねじで固定しやすくなる。
【0071】
さらに、遮光カバーとリング体との間に複数の小さな排水溝を分散して形成することにより、遮光カバーの内面に結露した水が遮光カバーに沿って落下しても、凸条を乗り越える前に、水は排水溝から外部へ排水される。
【0072】
請求項9の発明の照明器具は、請求項7または8記載の照明器具において、透光グローブは、腕部およびリング体の間に挟持されていることを特徴としている。
【0073】
腕部の間に透光グローブを落とし込んで、基体の支承体に透光グローブを支承させ、さらに腕部にリング体を取り付けることにより、透光グローブを腕部とリング体との間に挟持することができる。
【0074】
腕部を支承体にねじなどの固着具で固定する構成の場合に、固着具の頭部が当接する透光グローブの部分に透孔を形成しておけば、透孔グローブを腕部に当接するのに固着具が邪魔にならない。
【0075】
透孔グローブとリング体との間にOリングなどのパッキングを介在させることにより、リング体と透孔グローブとの間をシールして雨水がグローブ内に侵入するのを阻止することができる。
【0076】
請求項10の発明の照明器具は、請求項1ないし9のいずれか一記載の照明器具において、透光グローブの上端は、グローブの上下方向の中央より上方に位置していることを特徴としている。
【0077】
透孔グローブの上端すなわちグローブの分割ラインをグローブの中央より上方に位置させることにより、透光部分の面積を大きくして配光特性を所望に設定することができる。
【0078】
また、上記構成により、透光部と遮光部とのバランスが良好になってデザイン性が向上する。
【0079】
請求項11の発明の照明器具は、請求項1ないし10のいずれか一記載の照明器具において、遮光カバーの開口端は、内側へ折り返されていることを特徴としている。
【0080】
遮光カバーの開口端を内側へ折り返すことにより、遮光カバーは強度が向上するから、相対的に薄い板材を使用しても所要の強度を備えた遮光カバーを得ることができる。
【0081】
また、上記構成により、遮光カバーの外観が良好になる。
【0082】
請求項12の発明の照明器具は、請求項1ないし11のいずれか一記載の照明器具において、支承部は、互いに離間した複数のボス部を備えるとともにボス部の間に少なくとも1個以上の水抜き孔を備えており;複数のボス部の上に載置されて固着された遮光性部材を具備している;ことを特徴としている。
【0083】
遮光性部材としては、照明器具の部品であって、遮光性のものであれば、どのようなものであってもよい。たとえば、腕部、ソケット取付板などを遮光性部材として利用することができる。
【0084】
水抜き孔と光源との間にボス部に固着された遮光性部材が位置しているから、水抜き孔から光が漏れにくい。しかも、水抜き孔はボス部によって遮光性部材との間に隙間が確保されるので、排水に支障を来すことはない。
【0085】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0086】
図1は、本発明の照明器具の第1の実施形態を示す斜め横方向から見た側面図である。
【0087】
図において、1は基体、2は透光グローブ、3は遮光カバーである。
【0088】
まず、基体1について説明する。
【0089】
図2は、本発明の照明器具の第1の実施形態における基体の一部縦断面正面図である。
【0090】
図3は、同じく一部縦断面側面図である。
【0091】
図4は、同じく平面図である。
【0092】
各図において、1aは取付部、1bは支承部、1cは腕部である。
【0093】
取付部1aは、支柱の先端を受容するように筒状をなし、押しねじをねじ込むねじ孔1a1を備えている。
【0094】
支承部1bは、取付部1aの上に位置していて比較的小径で外面が球面の一部をなしている。また、内面には、環状の支承座1b1が形成されている。さらに、取付部1aの上端に対向してソケット取付板の取付座1b2が一体に形成されている。さらにまた、支承座1b1の内側に環状の位置決め凸条1b3が形成されている。
【0095】
腕部1cは、その一対が支承部の外周部から一体に起立している。腕部1cの外面は球面の一部の形状をなしている。そして、腕部1cの上端面にねじ孔1c1が形成されている。
【0096】
次に、透光グローブ2について説明する。
【0097】
図5は、本発明の照明器具の第1の実施形態における透光グローブの一部縦断面正面図である。
【0098】
図6は、同じく側面図である。
【0099】
図7は、同じく平面図である。
【0100】
各図において、2aは下部開口、2bは底面、2cは凹溝、2dは上部開放端、2eは立ち上がり縁である。
【0101】
透光グローブ2は、透明アクリル樹脂を全体としてほぼ半球状に成形したもので、底面2bの中央に下部開口2aが形成されている。
【0102】
凹溝2cは、透光グローブの側面に対向して縦方向に形成されている。
【0103】
上部開放端2dは、透光グローブ2の上部を内側に折り曲げて、さらに上方へ折り曲げて立ち上がり縁2eを形成することによって形成されている。
【0104】
さらに、遮光カバー3について説明する。
【0105】
図8は、本発明の照明器具の第1の実施形態における遮光カバーの側面図である。
【0106】
図9は、同じく底面図である。
【0107】
各図において、3aは取付凹部、3bは取付孔、3cは頂部小孔である。
【0108】
遮光カバー3は、アルミニウムダイキャストからなり、全体としてほぼ半球状をなしている。
【0109】
取付凹部3aは、遮光カバー3の下部開放端に対向して一体形成されている。
【0110】
取付孔3bは、取付凹部3aの底面に形成されている。
【0111】
頂部小孔3cは、遮光カバー3の頂部に形成された小孔である。
【0112】
以上説明した基体1、透光グローブ2および遮光カバー3の相互の組立関係について、以下図10および図11を参照して説明する。
【0113】
図10は、本発明の照明器具の第1の実施形態における基体と透光グローブとの取付構造を示す要部拡大断面図である。
【0114】
基体1の支承部1b1に透光グローブ2の底面2bを載置し、押さえリング4を底面2bの上に重ねて円周上の適所においてねじ5を押さえリング4の上から支承部1b1にねじ込むことによって透光グローブ2は基体1に固定される。この際、環状の位置決め凸状1b3が透光グローブ2の位置決めを行うとともに、グローブGの内部への雨水の侵入を阻止する。
【0115】
また、基体1の腕部1cは、透光グローブ2の凹溝2cに嵌合し、腕部1cの外面は透光グローブ2と面一になっている。
【0116】
なお、図において、6はソケット、7はソケット取付板、8は水抜き孔である。ソケット取付板7は、ねじ(図示しない。)によって基体1の取付座1b1に固定されている。
【0117】
水抜き孔8は、図1ないし3においては図示を省略しているが、基体1の取付部1aに沿って支承部1bに適数個形成されており、グローブ内に侵入した水を外部に排水する。
【0118】
図11は、同じく基体と遮光カバーとの取付構造を示す要部拡大断面図である。
【0119】
遮光カバー3は、その取付孔3bを腕部1cの上端面に形成されたねじ孔1c1に合わせて上からねじ9をねじ孔1c1にねじ込むことによって、基体1に固定されている。
【0120】
なお、透光グローブ2の上部開放端に形成された立ち上がり縁2eは、遮光カバー3と透光グローブ2との間または遮光カバー3の頂部小孔3cから水が侵入して遮光カバー3の内面に沿って流下しても立ち上がり縁2eを越えて透光グローブ内に落下するのを阻止するとともに、遮光カバー3を透光グローブ2に覆合させる際にガイド作用を行う。
【0121】
以上説明したように、基体1、透光グローブ2および遮光カバー3が組み立てられ、透光グローブ2および遮光カバー3は真球状のグローブGを構成する。そして、基体1から起立している腕部1cは透光グローブ2の側面に形成された凹溝2c内に嵌合してその外面がこれに隣接する透光グローブ2と面一になっているから、グローブGの真球形状に違和感を与えない。
【0122】
図12は、本発明の照明器具の第2の実施形態における遮光カバー3の取付構造を示す線図である。
【0123】
図13は、同じく要部拡大断面図である。
【0124】
各図において、図1ないし図11と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0125】
本実施形態は、遮光カバー3の取付構造が第1の実施形態と異なる。すなわち、細長い金属板をほぼ台形状に折曲して、さらに両端部に透光10aを、また中央にねじ孔10bをそれぞれ形成したブリッジ部材10を用意する。そして、ブリッジ部材10の両端の透光10aを腕部1cの上端面に形成したねじ孔1c1に合わせてねじ11をねじ孔1c1にねじ込むことによってブリッジ部材10を腕部1cに固定する。
【0126】
次に、遮光カバー3を透光グローブ2に覆合して、遮光カバー3の頂部小孔3cからボルト12をブリッジ部材10のねじ孔10bにねじ込むと、遮光カバー3はブリッジ部材10を介して基体1に固定される。
【0127】
なお、遮光カバー3には第1の実施形態におけるような取付凹部3aを形成する必要がないから、遮光カバー3の外観が良好になる。また、ねじ11の頭部を避けるための凹部3dを下端面に形成することにより、透光グローブ2への遮光カバー3の覆合に隙間を生じることなく行うことができる。
【0128】
図14は、本発明の照明器具の第3の実施形態を示す一部縦断面正面図である。
【0129】
図において、図1ないし図11と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0130】
本実施形態は、遮光カバー3’および基体1’の構造が異なる。すなわち、遮光カバー3’は、その主要部3Aおよび環状縁3Bからなる。
【0131】
主要部3Aは、アルミニウム板を絞り加工によって形成してあり、開口端に内向きのフランジ3A1を形成してある。
【0132】
環状縁3Bは、アルミニウムダイキャストによって形成してあり、さらに下端側に取付凹部3aおよび取付孔3bを形成し、上端に内向きのフランジ3B1を形成してある。
【0133】
そうして、主要部3Aのフランジ3A1と環状縁3Bのフランジ3B1とを突き合わせて適当な固着具によって両者を固着して遮光カバー3’を形成してある。
【0134】
一方、基体1’は、支承部1bおよび腕部1cを一体成形するが、取付部1aを別体に成形してある。そして、取付部の上端に支承部1bのフランジ1b4を重ねてねじ13によって両者を固着してある。
【0135】
なお、図中7’はソケット取付板であるが、これは平坦な板体からなる。使用する光源のサイズに応じて光源の発光中心がグローブGの中心近傍に位置するようにするために必要に応じて平坦なものを用いる。
【0136】
また、遮光カバー3’の頂部小孔3cに装着したボルト12は遮光カバー3’の持ち上げ用として用いることができる。
【0137】
図15は、本発明の照明器具の第4の実施形態を示す中央断面正面図である。
【0138】
図16は、同じく中央断面側面図である。
【0139】
本実施形態は、第1の実施形態において細部の設計を全体的に見直したものに相当する。したがって、図1ないし図11と同様の部分については同一符号に「’」記号を付してあるが、主として腕部1c’を支承部1b’と別体にするとともに、透光グローブ2’と遮光カバー3’との間にリング体13を介在させている点が特徴的である。
【0140】
以下、各部を示す図17ないし図25を参照しながらその詳細を説明する。
【0141】
まず、基体について説明する。
【0142】
図17は、同じく基体の取付部および支承部を示す拡大中央断面正面図である。
【0143】
図18は、同じく基体の取付部および支承部を示す拡大平面図である。
【0144】
基体1’の取付部1a’および支承部1b’は、アルミニウムダイキャストで一体に成形されている。
【0145】
取付部1a’は、円筒状をなし、図16において2点鎖線で示すように、内部に支柱14の先端部を挿入して、押しねじ1a1を四方から支柱に押し当てて固定するようになっている。
【0146】
支承部1b’は、取付部1a’の上部に位置していて、中央開口1b4、防水囲壁1b5、第1のボス部1b6、第2のボス部1b7、水抜き孔1b8および支承座1b1’を備えている。
【0147】
中央開口1b4は、支承部1b’の中央に形成され、取付部1a’に連通している。
【0148】
防水囲壁1b5は、開口1b4の周囲に形成され、支承座1b1’より高く、支承部1b’に侵入した水が防水囲壁1b5を乗り越えて支柱12内に落下しないようになっている。
【0149】
第1のボス部1b6は、互いに近接する2個を一組として対角線上に2組が防水囲壁1b5と支承座1b1’との間に形成されている。そして、第1のボス部1b6には、ねじ孔sh1が形成されている。
【0150】
第2のボス部1b7は、長円形をなしていて、第1のボス部1b6と同一円周上に90゜ずれた位置において対角線上に2個が形成されている。そして、第2のボス部1b7の上端には、突起pおよびねじ孔sh2が近接して形成されている。
【0151】
水抜き孔1b8は、各組の第1のボス部1b6の間に支承部1b’を貫通して形成されている。
【0152】
図19は、同じく腕部を示す拡大正面図である。
【0153】
腕部1c’は、アルミニウムダイキャストからなり、ほぼ円弧状に湾曲していて、下端部に第1のボス部1b6のねじ孔sh1に対向する通孔h1が形成され、上端面にねじ孔sh3が形成されている。
【0154】
そうして、腕部1c’は、その通孔h1を支承部1b’の第1のボス部1b6のねじ孔sh1の上に乗せて図15に示すようにねじs1により支承部1b’に固定される。
【0155】
次に、光源およびその関連について説明する。
【0156】
図15および図16に示すように、光源15はソケット6の装着され、ソケット6はソケット取付板7’に取り付けられている。
【0157】
図19は、同じくソケット取付板を示す拡大正面図である。
【0158】
図20は、同じくソケット取付板を示す拡大平面図である。
【0159】
ソケット取付板7’は、取付部7a、ソケット取付座7b、電線押さえ部7cを備えている。
【0160】
取付部7aは、ソケット取付板7’の両端に形成されており、それぞれ相対的に大きい通孔h2と小さい通孔h3とが形成されている。ソケット取付板7’を支承部1b’に取り付ける際に、大きい通孔h2は、第2のボス部1b7の突起pに挿通される。また、小さい通孔h3は、同じくねじ孔sh2に合わせてねじs2により、ねじ孔sh2に固定される。
【0161】
ソケット取付座7bは、取付部7a、7aの間においてコ次状に落ち込んで形成されるとともに、一対のねじ孔sh3、sh3が形成されている。そして、図15、図16に示すソケット6をねじ孔sh3にねじ止めして取り付ける。
【0162】
電線押さえ部7cは、ソケット取付座7bから下方へ垂下しており、さらに図16に示すように、電線押さえ具7dを装着して、支柱14内を通線されてソケット6に導かれた電線を張力止めする。
【0163】
次に、透光グローブについて説明する。
【0164】
図22は、同じく透光グローブを示す中央断面正面図である。
【0165】
図23は、同じく透光グローブを示す平面図である。
【0166】
透光グローブ2’は、下部開口2a’、凹溝2c’、底面2b’、上部開放端2d’および立ち上がり縁2e’を備えている。
【0167】
下部開口2a’は、透光グローブ2’の下部中央に形成されていて、支承部1b’の防水囲壁1b5が通過できる大きさを備えている。
【0168】
凹溝2c’は、腕部1c’を受け入れるように透光グローブ2’の対向する側面に上端から下端の底面2b’まで通して形成されている。
【0169】
底面2b’は、下部開口2a’を取り囲むように形成されていて、腕部1c’の通孔h1を介して支承部1b’の第1のボス部1b6のねじ孔sh1にねじ込まれているねじs1の頭部が通過できる大きさの通孔h4および第2のボス部1b7が挿通する長円形の通孔h5を備えている。
【0170】
上部開放端2d’の内側には立ち上がり縁2e’が形成されている。
【0171】
そうして、透光グローブ2’をその凹溝2c’を腕部1c’に合わせて落とし込むと、凹溝2c’が腕部1c’に嵌合するとともに、下部開口2a’は防水囲壁1b5の外側に、第2のボス部1b7は通孔h5に、それぞれ挿通する。また、通孔h4は、ねじs1の頭部を挿通するから、透光グローブ2’の底面2b’が支承部1b’の支承座1b1’の当接して支持される。
【0172】
さらに、リング体について説明する。
【0173】
図24は、同じくリング体を示す中央断面正面図である。
【0174】
図25は、同じくリング体を示す中央断面側面図である。
【0175】
リング体13は、アルミニウムダイキャストからなり、基部13a、周溝13b、起立縁13c、傾斜面部13d、ねじ孔13e、位置決め突起13f、通孔13gおよび排水溝13hを備えている。
【0176】
基部13aは、平たいリング状をなしている。
【0177】
周溝13bは、基部13aの下面において、透光グローブ2’の立ち上がり縁2e’に対向する位置に形成されている。周溝13b内には図15および図16に示すようにOリング16が収納される。
【0178】
起立縁13cは、基部13aの内側から周状に起立している。
【0179】
傾斜面部13dは起立縁13cの外側面から突出していて、90゜間隔で4個配設されている。
【0180】
ねじ孔13eは、傾斜面部13dに形成されている。
【0181】
位置決め突起13fは、傾斜面部13dに対向する基部13aの上面に小さな三角柱状をなしていて、小間隔で離間する2個が一組となって2組配設されている。
【0182】
通孔13gは、腕部1c’の上端面のねじ孔sh3に対向する位置に形成されている。
【0183】
排水溝13hは、一組の位置決め突起13fの間において、基部13aに切り込んで形成されている。
【0184】
そうして、透光グローブ2’の開放端2d’に形成した立ち上がり縁2e’にリング体13の周溝13bを嵌合させ、リング体13の通孔13gを腕部1c’の上端面のねじ孔sh3に合致させて図示しないねじにより、リング体を腕部1c’に固定する。透光グローブ2’の立ち上がり縁2e’がリング体13の周溝13bに装着したOリング13を圧接するため、透光グローブ2’にリング体13は、シールされて固定される。
【0185】
さらに、遮光カバーについて説明する。
【0186】
遮光カバー3’は、図15および図16に示すように、アルミニウム板を深絞りして球面の一部をなす形状に成形したもので、折り返し縁3eおよび通孔3fを備えている。
【0187】
折り返し縁3eは、遮光カバー3’の周縁を折り返して形成している。
【0188】
通孔3fは、遮光カバー3’の周縁近傍のリング体13のねじ孔13eに対向する位置に形成している。
【0189】
そうして、遮光カバー3’をリング体13の上に位置決め突起11fに案内されて載置し、通孔3fをリング体13のねじ孔13eに合わせて、ねじ3gをねじ込むことにより、遮光カバー3’はリング体13に固定される。
【0190】
使用中に遮光カバーの内面に結露した水が遮光カバー3’の内面を流下しても、水は排水溝13hからグローブGの外部に排水される。
【0191】
最後に、作用について説明する。
【0192】
グローブGは、ほぼ真球形状であるが、透光グローブ2’の上端が上下方向の中央より上に位置しているから、所望の配光特性が得られる。
【0193】
リング体13を透光グローブ2’と遮光カバー3’との間に介在させているので、遮光カバー3’の取り付けが容易である。
【0194】
腕部1c’とリング体13とで透光グローブ2’を挟持しているので、透光グローブ囲2’の組み立てが容易である。
【0195】
透光グローブ2’の内面に結露した水が流下して支承部1b’に落下した場合、水は第1のボス部1b6の間に形成された水抜き孔1b8から外部へ排水される。
【0196】
水抜き孔1b8は、第1のボス部1b6の間に形成され、上部に腕部1c’が位置しているので、水抜き孔1b8からは殆ど光が漏れない。このため、水抜き孔1b8からの昆虫の侵入は著しく少ない。
【0197】
【発明の効果】
請求項1ないし12の各発明によれば、基体から複数の腕部を起立させ、腕部の間に透光カバーを位置させて基体の支承部に遮光カバーの底面を当接させて固定し、遮光カバーを腕部に直接または間接的に固定するとともに、透光グローブとこれに覆合する遮光カバーとでグローブの主要部を構成したことにより、天空方向へ障害光を放射しないとともに、遮光カバーを外して光源を着脱することにより、光源の着脱が容易で、かつ所望サイズおよび構造のルーバなどの制光部材をグローブに収納することができる照明器具を提供することができる。
【0198】
請求項2の発明によれば、加えて基体の腕部が嵌合する凹溝を透光グローブの側面に形成し、さらに腕部の外面をこれに隣接する透光グローブとほぼ面一にすることにより、外観の優美な照明器具を提供することができる。
【0199】
請求項3の発明によれば、加えて透光グローブと遮光カバーとでほぼ真球状のグローブを形成したことにより、従来の真球状のグローブと同様な形状でありながら天空方向への障害光放射がないとともに、強度を向上した照明器具を提供することができる。
【0200】
請求項4の発明によれば、加えて遮光カバーの下端周縁を基体の腕部に固定することにより、遮光カバーの取付構造が簡単な照明器具を提供することができる。
【0201】
請求項5の発明によれば、加えて遮光カバーをブリッジ部材を介して腕部に固定したことにより、遮光カバーの外観を向上させた照明器具を提供することができる。
【0202】
請求項6の発明によれば、加えて透光グローブが合成樹脂製で、遮光カバーが金属製であることにより、投石などによるグローブの破損がなくて、しかも天空方向への障害光の放射のない照明器具を提供することができる。
【0203】
請求項7の発明によれば、加えて透光グローブと遮光カバーとの間にリング体を介在していることにより、グローブの強度が向上するとともに、必要に応じて遮光カバーの内面から流下した水を排水させることができる照明器具を提供することができる。
【0204】
請求項8の発明によれば、加えて遮光カバーをリング体にねじで着脱自在に固定したことにより、遮光カバーの着脱作業が容易になるために、メンテナンスしやすい照明器具を提供することができる。
【0205】
請求項9の発明によれば、加えて透光グローブを腕部とリング体との間に挟持したことにより、透光グローブの組み付けが容易な照明器具を提供することができる。
【0206】
請求項10の発明によれば、加えて透光グローブの上端がグローブの上下方向の中央より上方に位置していることにより、所望の配光特性を得ることができるとともに、デザイン性が向上した照明器具を提供することができる。
【0207】
請求項11の発明によれば、加えて遮光カバーの開口端が折り返されていることにより、遮光カバーの強度を大きくして、なるべく薄い材料を使用した照明器具を提供することができる。
【0208】
請求項12の発明によれば、加えて支承部の複数のボス部の間に水抜き孔を形成するとともに、ボス部の上に遮光性部材を載置していることにより、光が殆ど漏れないため、昆虫が侵入しにくい照明器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具の第1の実施形態を斜め横方向から見た側面図
【図2】本発明の照明器具の第1の実施形態における基体の一部縦断面正面図
【図3】同じく一部縦断面側面図
【図4】同じく平面図
【図5】本発明の照明器具の第1の実施形態における透光グローブの一部縦断面正面図
【図6】同じく側面図
【図7】同じく平面図
【図8】本発明の照明器具の第1の実施形態における遮光カバーの側面図
【図9】同じく底面図
【図10】本発明の照明器具の第1の実施形態における基体と透光グローブとの取付構造を示す要部拡大断面図
【図11】同じく基体と遮光カバーとの取付構造を示す要部拡大断面図
【図12】本発明の照明器具の第2の実施形態における遮光カバーの取付構造を示す線図
【図13】同じく要部拡大断面図
【図14】本発明の照明器具の第3の実施形態を示す一部縦断面正面図
【図15】本発明の照明器具の第4の実施形態を示す中央断面正面図
【図16】同じく中央断面側面図
【図17】同じく基体の取付部および支承部を示す拡大中央断面正面図
【図18】同じく基体の取付部および支承部を示す拡大平面図
【図19】同じく腕部を示す拡大正面図
【図20】同じくソケット取付板を示す拡大正面図
【図21】同じくソケット取付板を示す拡大平面図
【図22】同じく透光グローブを示す中央断面正面図
【図23】同じく透光グローブを示す平面図
【図24】同じくリング体を示す中央断面正面図
【図25】同じくリング体を示す中央断面側面図
【符号の説明】
1…基体
1a…取付部
1b…支承部
1c…腕部
2…透光グローブ
3…遮光カバー
3a…取付凹部
9…ねじ
G…グローブ

Claims (12)

  1. 下端に取付部、中間に支承部および支承部から起立した少なくとも一対の腕部を備えた基体と;
    下部開口を有し支承部に当接する底面を備えるとともに、上端が開放され腕部の間に位置して固定された椀状の透光グローブと;
    透光グローブに覆合し、かつ腕部に固定されて透光グローブと協働してグローブを形成する伏せ椀状の遮光カバーと;
    基体に支持されたソケットと;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  2. 透光グローブは、その側面に基体の腕部が嵌合して腕部の外面がこれに隣接する透光グローブとほぼ面一になる複数の凹溝を備えていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 透光グローブおよび遮光カバーは、ほぼ真球状のグローブを形成していることを特徴とする請求項1または2記載の照明器具。
  4. 遮光カバーは、その下端周縁が基体の腕部に固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の照明器具。
  5. 遮光カバーは、両端が基体の腕部に固着されたブリッジ部材を介して腕部に固定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の照明器具。
  6. 透光グローブは、合成樹脂製であり;
    遮光カバーは、金属製である;
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の照明器具。
  7. 透光グローブおよび遮光カバーの間にリング体が介在していることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の照明器具。
  8. リング体は、腕部に固定されており;
    遮光カバーは、リング体にねじで着脱自在に固定されている;
    ことを特徴とする請求項7記載の照明器具。
  9. 透光グローブは、腕部およびリング体の間に挟持されていることを特徴とする請求項7または8記載の照明器具。
  10. 透光グローブの上端は、グローブの上下方向の中央より上方に位置していることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一記載の照明器具。
  11. 遮光カバーの開口端は、内側へ折り返されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一記載の照明器具。
  12. 支承部は、互いに離間した複数のボス部を備えるとともにボス部の間に少なくとも1個以上の水抜き孔を備えており;
    複数のボス部の上に載置されて固着された遮光性部材を具備している;
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一記載の照明器具。
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