JP3872311B2 - ネットワーク品質管理方法、その装置、そのプログラム及びそのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

ネットワーク品質管理方法、その装置、そのプログラム及びそのプログラムを記録した媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声信号等のリアルタイム信号の通信を行う通信網とパケット通信網との関門となり、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システム(ゲートウェイ)におけるパケット通信網の品質管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のIPパケット網におけるネットワーク品質管理システムでは、IPルータ、ゲートウェイ等の物理ポート単位での送受信パケット数、損失パケット数等の情報を一定時間毎に収集することによりパケット網内での輻輳等を監視し、ネットワークの品質を管理していた。上述したような方法によりネットワークの品質を管理した場合、次の問題が生じる。
【0003】
例えば、電話網とIPパケット網とからなるネットワークにおいて電話サービスを提供した場合、通話後のサービス提供先ユーザからの品質クレームに対してネットワークの異常個所を調査する必要があるが、その際、IPパケット網における故障・輻輳箇所の検証・切り分けが困難となる。
【0004】
その理由としては、
(1)IPパケット網においてダイナミックルーチングが適用された場合、調査対象となる過去の通話中の経路と検証時の経路とが異なる可能性がある、
(2)IPルータ、ゲートウェイ等の物理ポート単位に収集した送受信パケット数、損失パケット数だけでは、品質クレームがあった音声呼に対するパケット損失率を断定できない、
ということがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記事情に鑑みて、出願人は「ネットワーク品質管理方法及び装置」(特願2000−246424)を提案した。しかし、特願2000−246424では、全ての呼に対し、呼毎にその品質と経路を保持していたため、呼の数が膨大になるにつれ、膨大な蓄積能力が通信システム(ゲートウェイ)に必要になるという間題があった。
【0006】
本発明は、上記事情に艦みてなされたものであり、その目的とするところは、通信の呼毎に各種品質情報を収集し、通話後のサービス提供先ユーザからの品質クレームが発生する可能性がある呼についてのみ通信システム(ゲートウェイ)に記憶させることが可能なネットワーク品質管理方法、その装置、そのプログラム及びそのプログラムを記録した媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に該品質管理パケットに基づき該呼に係る第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の品質情報を作成し、該品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該品質情報を記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とするネットワーク品質管理方法を提案する。
【0008】
本発明によれば、第1の通信機器と第2の通信機器との通信中に、第2の通信機器と通信システムとの間で品質管理パケットが送受信され、前記第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に、前記品質管理パケットに基づき該通信の品質情報が生成され、該品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通信元及び通信先の電話番号を含む呼の情報とともに該品質情報を記憶することができる。
【0009】
また、請求項2では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットとしてエコー応答要求パケットを通信システムから第2の通信機器に送出し、該品質管理パケットの送信時刻及び該品質管理パケットのエコー応答要求に応じて第2の通信機器で折り返された品質管理パケットの受信時刻から遅延時間を算出し、該遅延時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該遅延時間を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とするネットワーク品質管理方法を提案する。
【0010】
本発明によれば、第1の通信機器と第2の通信機器との通信の呼毎に通信システムと第2の通信機器との間のパケット遅延時間が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに該遅延時間が記憶される。
【0011】
また、請求項3では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、第2の通信機器において、通信システムに送出したパケットの数及び該通信システムが送出したパケットのうち第2の通信機器において損失したパケット数を測定するとともに該測定結果を前記品質管理パケットに格納して通信システムに送出し、通信システムにおいて、第2の通信機器に送出したパケットの数及び該第2の通信機器が送出したパケットのうち通信システムにおいて損失したパケット数を測定し、該第2の通信機器から受信した品質管理パケットから測定結果を抽出し、第2の通信機器における測定結果及び通信システムにおける測定結果に基づき双方向のパケット損失率を算出し、該パケット損失率が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該パケット損失率を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とするネットワーク品質管理方法を提案する。
【0012】
本発明によれば、第2の通信機器側で測定された送出パケット数及び損失パケット数と、通信システム側で測定された送出パケット数及び損失パケット数とに基づき、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に、双方向のパケット損失率が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに品質情報としてパケット損失率が記憶される。
【0013】
また、請求項4では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、第2の通信機器において、通信システムから受信したパケットの揺らぎ時間を前記品質管理パケットに格納して通信システムに送出し、通信システムにおいて、第2の通信機器から受信したパケットの揺らぎ時間を測定し、該第2の通信機器から受信した品質管理パケットから測定結果を抽出し、第2の通信機器における測定結果及び通信システムにおける測定結果に基づき双方向の揺らぎ時間を算出し、該揺らぎ時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該揺らぎ時間を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とするネットワーク品質管理方法を提案する。
【0014】
本発明によれば、第2の通信機器側で測定された受信パケットの揺らぎ時間と、通信システム側で測定された受信パケットの揺らぎ時間とに基づき、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に、双方向の揺らぎ時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに品質情報として揺らぎ時間が記憶される。
【0015】
さらに、請求項5では、請求項1乃至4いずれか記載のネットワーク品質管理方法において、品質管理パケットとして通信システムと第2の通信機器との間の経路情報を順次記憶するパケットを通信システムから第2の通信機器に送出し、該第2の通信機器で折り返されて通信システムで受信した品質管理パケットから前記経路情報を抽出し、品質情報を記憶する場合は該経路情報を前記呼の情報の一つとして記憶するネットワーク品質管理方法を提案する。
【0016】
本発明によれば、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に、基準値を上回る品質が悪い呼についてのみ、呼の情報の一つとして通信システムと第2の通信機器との間の経路情報が記憶される。
【0017】
また、請求項6では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に該品質管理パケット抽出手段により抽出された該品質管理パケットに基づき該呼に係る第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の品質情報を生成する品質情報生成手段と、品質情報生成手段により生成された品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該品質情報を記憶する品質情報記憶手段と、品質情報生成手段により生成された品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えたネットワーク品質管理装置を提案する。
【0018】
本発明によれば、品質管理パケット抽出手段により第1の通信機器と第2の通信機器との通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いられる品質管理パケットが受信され、該品質管理パケットが抽出される。そして、抽出された該品質管理パケットに基づき該通信の呼毎に該通信の品質情報が生成され、該品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに記憶することができる。
【0019】
また、請求項7では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、品質管理パケットとしてエコー応答要求パケットを作成する品質管理パケット作成手段と、品質管理パケット作成手段により作成された品質管理パケットを第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信に係るパケットとともに第2の通信機器に送出する送信制御手段と、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、品質管理パケットのエコー応答要求に応じて第2の通信機器で折り返された品質管理パケットの受信時刻及び該品質管理パケットの送信時刻から品質情報として遅延時間を算出する品質情報生成手段と、品質情報生成手段により算出された遅延時間が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該遅延時間を品質情報として記憶する品質情報記憶手段と、品質情報生成手段により算出された遅延時間が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えたネットワーク品質管理装置を提案する。
【0020】
本発明によれば、品質管理パケット作成手段によりエコー応答を要求する品質管理パケットが作成され、送信制御手段により該品質管理パケットが第2の通信機器に送出される。該品質管理パケットは第2の通信機器で折り返されると、前記品質管理パケット抽出部で抽出される。そして、該品質管理パケットの送出時刻及び受信時刻から品質情報として遅延時間が算出され、予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに該遅延時間が記憶される。
【0021】
また、請求項8では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、第2の通信機器に送出したパケット数を計数する送出パケット計数手段と、第2の通信機器が送出したパケットのうち通信システムにおいて損失したパケット数を計数する損失パケット計数手段と、第2の通信機器から受信した品質管理パケットから該第2の通信機器において測定した通信システムに送出したパケットの数及び通信システムが送出したパケットのうち第2の通信機器において損失したパケット数を抽出し、抽出した第2の通信機器における送出パケット数及び損失パケット数、並びに前記送出パケット計数手段により計数された送出パケット数及び前記損失パケット計数手段により計数された損失パケット数に基づき双方向のパケット損失率を品質情報として算出する品質情報生成手段と、品質情報生成手段により算出された双方向のパケット損失率が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該パケット損失率を品質情報として記憶する品質情報記憶手段と、品質情報生成手段により算出された双方向のパケット損失率が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えたネットワーク品質管理装置を提案する。
【0022】
本発明によれば、品質管理パケットに格納された第2の通信機器側で測定された送出パケット数及び損失パケット数と、前記送出パケット数計数手段で計数された送出パケット数及び前記損失パケット計数手段で計数された損失パケット数とに基づき、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に双方向のパケット損失率が算出され、双方向のパケット損失率が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに該パケット損失率が記憶される。
【0023】
また、請求項9では、リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、第2の通信機器からの受信パケットの揺らぎ時間を測定する揺らぎ時間測定手段と、第2の通信機器から受信した品質管理パケットから該第2の通信機器において測定した通信システムからの受信パケットの揺らぎ時間を抽出し、抽出した第2の通信機器における揺らぎ時間及び前記揺らぎ時間測定手段により測定された揺らぎ時間に基づき双方向の揺らぎ時間を品質情報として算出する品質情報生成手段と、品質情報生成手段により算出された双方向の揺らぎ時間が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該揺らぎ時間を品質情報として記憶する品質情報記憶手段と、品質情報生成手段により算出された双方向の揺らぎ時間が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えたネットワーク品質管理装置を提案する。
【0024】
本発明によれば、品質管理パケットに格納された第2の通信機器側で測定された受信パケットの揺らぎ時間と、前記揺らぎ時間測定手段で測定された受信パケットの揺らぎ時間とに基づき、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に双方向の揺らぎ時間が算出され、予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報とともに該揺らぎ時間が記憶される。
【0025】
さらに、請求項10では、請求項6乃至9いずれか記載のネットワーク品質管理装置において、前記品質管理パケットとして通信システムと第2の通信機器との間の経路情報を順次記憶するパケットを作成する品質管理パケット作成手段と、該品質管理パケット作成手段により作成された品質管理パケットを第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信に係るパケットとともに第2の通信機器に送出する送信制御手段とを備え、第2の通信機器で折り返された前記品質管理パケットに格納されている経路情報を呼の情報の一つとして抽出し、品質情報を記憶する場合は該経路情報を前記呼の情報の一つとして記憶するネットワーク品質管理装置を提案する。
【0026】
本発明によれば、品質管理パケット生成手段により経路情報を順次記憶する品質管理パケットが作成され、送信制御手段により該品質管理パケットが第2の通信機器に送出される。該品質管理パケットは、第2の通信機器で折り返されると、前記品質管理パケット抽出部で抽出され、経路情報を得ることができる。そして品質情報が予め設定した基準値より大きく、該品質情報を記憶する場合は該経路情報が前記呼の情報の一つとして記憶される。
【0027】
なお、請求項1〜10の全てに共通して、品質情報が予め設定した基準値より大きい場合、通信状態が良好でないと判断して、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放しても良い。
【0028】
また、前述したネットワーク品質管理方法は、請求項11〜15のネットワーク品質管理プログラムをコンピュータに実行させる、もしくは請求項16のネットワーク品質管理プログラムを記録した媒体をコンピュータに読み取らせることによっても実現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例について図面を参照して説明する。図1は本発明のネットワーク構成を説明する図、図2は本発明の通信システムの構成を説明する図、図3は本発明の通信システムに入出力するパケットを説明する図である。
【0030】
本実施の形態では、図1に示すように、リアルタイム信号の一つである音声信号を用いて通信を行う電話機1と、該電話機1が収容された電話網2と、パケット通信網4との間に介在し音声信号とパケットとを相互に変換する通信システム10とを備えている。ここで、パケット通信網4はTCP/IPを用いるものとし、通信端末3ではIP(Internet Protocol)パケットの送受信が可能である。また、通信システム10で変換された音声信号に係るパケットは、RTPに準じてパケット通信網4内で通信される。通信システム10内には、ネットワーク品質管理装置20が設けられている。
【0031】
図2に示すように、通信システム10は、回線信号受信回路制御部11と、回線信号・IP変換部12と、IP・回線信号変換部13と、回線信号送信回路制御部14と、品質管理パケット作成部21と、パケット送信回路制御部22と、送信パケット数カウント部23と、パケット受信回路制御部24と、音声パケット品質測定部25と、品質管理パケット解析部26と、品質判定部27と、品質・経路管理部28とを備えている。
【0032】
本発明の形態では、上記構成のうち、品質管理パケット作成部21と、パケット送信回路制御部22と、送信パケット数カウント部23と、パケット受信回路制御部24と、音声パケット品質測定部25と、品質管理パケット解析部26と、品質判定部27と、品質・経路管理部28とにより、ネットワーク品質管理装置20を構成している。なお、パケット送信回路制御部22及びパケット受信回路制御部24については、本発明のネットワーク品質管理機能を有さない従来の通信システムにおいてもその構成要素となる。
【0033】
回線信号受信回路制御部11は、受信回線を介して電話網2から送られてくる音声信号を受信する。
【0034】
回線信号・IP変換部12は、回線信号受信部11で受信した音声信号をIPパケットに変換する。ここで、IPパケットへの変換は前述のようにRTPを用いる。なお、RTPを用いて音声信号から変換されたIPパケットを以下「音声パケット」と言う。
【0035】
品質管理パケット作成部21は、呼毎のパケット通信網4の遅延と経路を測定するために、呼毎の通話先に送出するPingパケット、TraceRouteパケットを作成する。
【0036】
パケット送信回路制御部22は、図3に示すように、回線信号・IP変換部12からの音声パケット31に、品質管理パケット作成部21で作成したPingパケット32、TraceRouteパケット33を挿入してパケット通信網4に送出する。
【0037】
送信パケット数カウント部23は、パケット送信回路制御部22から送出されるパケット数を呼毎にカウントする。
【0038】
パケット受信回路制御部24は、図3に示すように、パケット通信網4から送られてくるIPパケットを受信して、受信したIPパケットのうち音声パケット34を音声パケット品質測定部25に転送し、通話先から折り返されたPingパケット35、TraceRouteパケット36、RTCPのSR(SenderReport)パケット37及びRR(ReceiverReport)パケット38(RFC1889参照)を品質管理パケット解析部26に転送する。
【0039】
音声パケット品質測定部25は、パケット受信回路制御部24から受信する音声パケットにおいて、損失受信パケット数及び音声パケットの揺らぎ時間を呼毎に測定し、測定結果を品質管理パケット解析部26に転送する。
【0040】
品質管理パケット解析部26は、パケット受信回路制御部24から受信したRTCPのSRパケット及びRRパケットと、通話先から折り返されたPingパケット及びTraceRouteパケット内の各フィールドを解析することにより品質情報を生成し、該品質情報、経路情報を品質判定部27に送出する。
【0041】
品質情報には、1)通信システム10→通信端末3方向のパケット損失率、2)通信端末3→通信システム10方向のパケット損失率、3)通信システム10→通信端末3方向のパケットの揺らぎ時間、4)通信端末3→通信システム10方向のパケットの揺らぎ時間、5)通信システム10・通信端末3間のパケットの遅延時間、6)通信システム10・通信端末3間のパケット経路情報が含まれる。
【0042】
具体的には、前記1)のパケット損失率は、RRパケット内に含まれる通信システム10→通信端末3方向の損失パケット数と、送信パケット数カウント部23で計数した通信システム10→通信端末3方向の送信パケット数とから、計算式(損失パケット数÷送信パケット数)をもって算出する。
【0043】
前記2)のパケット損失率は、SRパケットに含まれる通信端末3→通信システム10方向の送信パケット数と、音声パケット品質測定部25から通知される通信端末3→通信システム10方向の損失パケット数とから、計算式(損失パケット数÷送信パケット数)をもって算出する。
【0044】
前記3)の揺らぎ時間は、RRパケット内に含まれる通信システム10→通信端末3方向の音声パケットの揺らぎ時間を用いる。
【0045】
前記4)の揺らぎ時間は、音声パケット品質測定部25から通知される通信端末3→通信システム10方向の音声パケットの揺らぎ時間を用いる。
【0046】
前記5)の遅延時間は、Pingパケットの送出開始時刻と、該パケットに応答して折り返されたPingパケットの受信時刻から、計算式(受信時刻−送出開始時刻)をもって算出する。
【0047】
前記6)の経路情報は、受信したTraceRouteパケットに含まれる通過IPホスト(ルータ)経路情報を用いる。
【0048】
品質判定部27は、品質管理パケット解析部26から受信した該品質情報のうち、品質に関するパケット損失率、揺らぎ時間、遅延時間について、予め設定された基準値と比較する。比較した結果、基準値よりも大きい場合は、該品質情報及び経路情報を品質・経路管理部28に転送するとともに、パケット送信回路制御部22と回線信号送信回路制御部14に、通信コネクションを解放するための信号送出を指示する。
【0049】
品質・経路管理部28は、品質判定部27から受信した品質情報を記憶保持し、該品質情報に基づき呼毎に各種管理を行う。具体的には、図4に示すように、1)通信システム10→通信端末3方向のパケット損失率43、2)通信端末3→通信システム10方向のパケット損失率41、3)通信システム10→通信端末3方向のパケットの揺らぎ時間44、4)通信端末3→通信システム10方向のパケットの揺らぎ時間42、5)通信システム10・通信端末3間のパケットの遅延時間45、6)通信システム10・通信端末3間のパケットの経路情報46が含まれる。
【0050】
なお、図4の例では、通過IPホスト(ルータ)経路情報46として1台のIPホスト(ルータ)を通過した場合であるが、複数台通過した場合は複数のIPアドレスが保持される。また、音声パケットの揺らぎ時間42,44と遅延時間45は、最大であっても平均であっても良い。
【0051】
IP・回線信号変換部13は、音声パケット品質測定部25で受信した音声パケットを音声信号に変換する。
【0052】
回線信号送信部14は、送信回線を介して、IP・回線信号変換部13からの音声信号を送出する。
【0053】
なお、図3の例において、音声パケットに挿入されるPingパケット、TraceRouteパケット、SRパケット、RRパケットの各パケットが挿入される個数は一通話呼に対し少なくとも1つである。
【0054】
次に、本実施の形態に係るネットワーク品質管理装置の動作を図5を参照し説明する。図5はネットワーク品質管理装置の動作を説明するフローチャートである。
【0055】
まず、通信の開始前に、外部よりまたは予め、品質判定部27に揺らぎ時間、損失パケット率、遅延時間の基準値を設定する(ステップS1)。
【0056】
通信の開始に伴い、品質管理パケット作成部21は、Pingパケット、TraceRouteパケットを作成し、パケット送信回路制御部22に送出する(ステップS2)。パケット送信回路制御部22は、音声パケットとともにPingパケット、TraceRouteパケットを送出する(ステップS3)。
【0057】
次に、パケット送信回路制御部22で複製された音声パケットは送信パケット数カウント部23に送信され、送信パケット数カウント部23は音声パケット数をカウントし、送信パケット数を品質管理パケット解析部26に通知する(ステップS4)。
【0058】
パケット受信回路制御部24は、受信したIPパケットのうち音声パケットを音声パケット品質測定部25に転送し、通信端末3から折り返されたPingパケット、TraceRouteパケット並びにRTCPのSRパケット及びRRパケットを品質管理パケット解析部26に転送する(ステップS5)。
【0059】
次に、音声パケット品質測定部25は、パケット受信回路制御部24から受信する音声パケットについて、損失パケット数及び音声パケットの揺らぎ時間を呼毎に測定し、測定結果を品質管理パケット管理部26に転送する(ステップS6)。
【0060】
次に、品質管理パケット解析部26は、音声パケット品質測定部25から転送される上記の測定結果と、パケット受信回路制御部24から受信したRTCPのSRパケット及びRRパケットと、通信端末3から折り返されたPingパケット、TraceRouteパケット内の各フィールドを解析し、図4を参照して説明した上記1)〜6)に係る品質情報を呼毎に生成し、品質判定部27に送出する(ステップS7)。
【0061】
次に、品質判定部27は、品質管理パケット解析部26から受信した品質情報(揺らぎ時間、遅延時間、パケット損失率)を予め設定された基準値と比較し、大きい場合は、品質管理パケット解析部26から受信した品質情報を品質・経路管理部28に送出するとともに、パケット送信回路制御部22、回線信号送信回路制御部14に通信コネクション切断信号送出を指示して、通話を終了させる(ステップS8,S9)。なお、予め設定された基準値と比較し、大きくない場合は再びステップS2に戻る。
【0062】
このように、本実施の形態に係る通信システムでは、電話機1と通信端末3との通信に係る呼毎に、通信システム10と通信端末3との間で品質管理パケットが送受信され、該品質管理パケットに基づき各種品質情報が生成され、該品質情報が基準値を上回る場合には、該品質情報を保持するとともに通話を切断することができる。
【0063】
従って、例えば、通話中にパケットロスや遅延等で通話困難な場合には、通信システム10により通話を切断するとともに、該通話の品質(パケット損失率、遅延、音声パケットの揺らぎ時間、IPパケット経路)を把握できることから、IPパケット網の故障・輻輳箇所の検証・切り分けが可能となる。
【0064】
なお、本実施の形態では、品質管理パケットを用いて生成する品質情報として、双方向のパケット損失率、双方向のパケット揺らぎ時間、パケットの遅延時間、パケットの経路情報を記憶・管理するようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、通信に用いるプロトコルに応じて種々の情報を品質管理パケットをもって収集し、品質情報を生成するようにすれば良い。
【0065】
また、本実施の形態では、リアルタイム信号の一例として音声信号を例示したが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、リアルタイム信号が映像信号等であっても良い。
【0066】
さらに、本実施の形態では、パケット通信網としてTCP/IPを用いたネットワークを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。他のプロトコルを用いたネットワークにおいても本発明を実施できる。同様に、本実施の形態では、音声パケットとしてRTPを用いたが、他のプロトコルであっても良い。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、音声品質が劣化したと考えられる特定の呼のみに対し、該通信に係る品質情報が記憶されるので、該品質情報に基づきネットワークの品質管理を効率良く行うことができ、通話を切断させることもできる(課金メータを停止させることにより、音声品質が悪い通話に対する課金を回避するメリットがある)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク構成を説明する図
【図2】本発明の通信システムの構成を説明する図
【図3】本発明の通信システムに入出力するパケットを説明する図
【図4】品質情報管理部に記憶される品質情報の一例を説明する図
【図5】本発明のネットワーク品質管理装置の動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
1:電話機、2:電話網、3:通信端末、4:パケット通信網、10:通信システム、11:回線信号受信回路制御部、12:回線信号・IP変換部、13:IP・回線信号変換部、14:回線信号送信回路制御部、20:ネットワーク品質管理装置、21:品質管理パケット作成部、22:パケット送信回路制御部、23:送信パケット数カウント部、24:パケット受信回路制御部、25:音声パケット品質測定部、26:品質管理パケット解析部、27:品質判定部、28:品質・経路管理部。

Claims (16)

  1. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に該品質管理パケットに基づき該呼に係る第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の品質情報を作成し、
    該品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該品質情報を記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする
    ことを特徴とするネットワーク品質管理方法。
  2. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットとしてエコー応答要求パケットを通信システムから第2の通信機器に送出し、
    該品質管理パケットの送信時刻及び該品質管理パケットのエコー応答要求に応じて第2の通信機器で折り返された品質管理パケットの受信時刻から遅延時間を算出し、
    該遅延時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該遅延時間を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする
    ことを特徴とするネットワーク品質管理方法。
  3. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、
    第2の通信機器において、通信システムに送出したパケットの数及び該通信システムが送出したパケットのうち第2の通信機器において損失したパケット数を測定するとともに該測定結果を前記品質管理パケットに格納して通信システムに送出し、
    通信システムにおいて、第2の通信機器に送出したパケットの数及び該第2の通信機器が送出したパケットのうち通信システムにおいて損失したパケット数を測定し、
    該第2の通信機器から受信した品質管理パケットから測定結果を抽出し、第2の通信機器における測定結果及び通信システムにおける測定結果に基づき双方向のパケット損失率を算出し、
    該パケット損失率が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該パケット損失率を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする
    ことを特徴とするネットワーク品質管理方法。
  4. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理方法であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、
    第2の通信機器において、通信システムから受信したパケットの揺らぎ時間を前記品質管理パケットに格納して通信システムに送出し、
    通信システムにおいて、第2の通信機器から受信したパケットの揺らぎ時間を測定し、
    該第2の通信機器から受信した品質管理パケットから測定結果を抽出し、第2の通信機器における測定結果及び通信システムにおける測定結果に基づき双方向の揺らぎ時間を算出し、
    該揺らぎ時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該揺らぎ時間を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする
    ことを特徴とするネットワーク品質管理方法。
  5. 前記品質管理パケットとして通信システムと第2の通信機器との間の経路情報を順次記憶するパケットを通信システムから第2の通信機器に送出し、該第2の通信機器で折り返されて通信システムで受信した品質管理パケットから前記経路情報を抽出し、品質情報を記憶する場合は該経路情報を前記呼の情報の一つとして記憶する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載のネットワーク品質管理方法。
  6. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に該品質管理パケット抽出手段により抽出された該品質管理パケットに基づき該呼に係る第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の品質情報を生成する品質情報生成手段と、
    品質情報生成手段により生成された品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該品質情報を記憶する品質情報記憶手段と、
    品質情報生成手段により生成された品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク品質管理装置。
  7. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、
    品質管理パケットとしてエコー応答要求パケットを作成する品質管理パケット作成手段と、
    品質管理パケット作成手段により作成された品質管理パケットを第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信に係るパケットとともに第2の通信機器に送出する送信制御手段と、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、
    品質管理パケットのエコー応答要求に応じて第2の通信機器で折り返された品質管理パケットの受信時刻及び該品質管理パケットの送信時刻から品質情報として遅延時間を算出する品質情報生成手段と、
    品質情報生成手段により算出された遅延時間が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該遅延時間を品質情報として記憶する品質情報記憶手段と、
    品質情報生成手段により算出された遅延時間が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク品質管理装置。
  8. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、
    第2の通信機器に送出したパケット数を計数する送出パケット計数手段と、
    第2の通信機器が送出したパケットのうち通信システムにおいて損失したパケット数を計数する損失パケット計数手段と、
    第2の通信機器から受信した品質管理パケットから該第2の通信機器において測定した通信システムに送出したパケットの数及び通信システムが送出したパケットのうち第2の通信機器において損失したパケット数を抽出し、抽出した第2の通信機器における送出パケット数及び損失パケット数、並びに前記送出パケット計数手段により計数された送出パケット数及び前記損失パケット計数手段により計数された損失パケット数に基づき双方向のパケット損失率を品質情報として算出する品質情報生成手段と、
    品質情報生成手段により算出された双方向のパケット損失率が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該パケット損失率を品質情報として記憶する品質情報記憶手段と、
    品質情報生成手段により算出された双方向のパケット損失率が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク品質管理装置。
  9. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理装置であって、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに通信システムと第2の通信機器との間で送受信される品質管理パケットを受信し、該品質管理パケットを抽出する品質管理パケット抽出手段と、
    第2の通信機器からの受信パケットの揺らぎ時間を測定する揺らぎ時間測定手段と、
    第2の通信機器から受信した品質管理パケットから該第2の通信機器において測定した通信システムからの受信パケットの揺らぎ時間を抽出し、抽出した第2の通信機器における揺らぎ時間及び前記揺らぎ時間測定手段により測定された揺らぎ時間に基づき双方向の揺らぎ時間を品質情報として算出する品質情報生成手段と、
    品質情報生成手段により算出された双方向の揺らぎ時間が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該揺らぎ時間を品質情報として記憶する品質情報記憶手段と、
    品質情報生成手段により算出された双方向の揺らぎ時間が予め設定した基準値より大きい場合は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションを解放する手段とを備えた
    ことを特徴とするネットワーク品質管理装置。
  10. 前記品質管理パケットとして通信システムと第2の通信機器との間の経路情報を順次記憶するパケットを作成する品質管理パケット作成手段と、
    該品質管理パケット作成手段により作成された品質管理パケットを第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信に係るパケットとともに第2の通信機器に送出する送信制御手段とを備え、
    第2の通信機器で折り返された前記品質管理パケットに格納されている経路情報を呼の情報の一つとして抽出し、品質情報を記憶する場合は該経路情報を前記呼の情報の一つとして記憶する
    ことを特徴とする請求項6乃至9いずれか記載のネットワーク品質管理装置。
  11. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理プログラムであって、
    前記プログラムはコンピュータに、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の呼毎に該品質管理パケットに基づき該呼に係る第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信の品質情報を作成し、
    該品質情報が予め設定した基準値より大きい場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該品質情報を記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする動作を行わせる
    ことを特徴とするネットワーク品質管理プログラム。
  12. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理プログラムであって、
    前記プログラムはコンピュータに、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットとしてエコー応答要求パケットを通信システムから第2の通信機器に送出し、
    該品質管理パケットの送信時刻及び該品質管理パケットのエコー応答要求に応じて第2の通信機器で折り返された品質管理パケットの受信時刻から遅延時間を算出し、
    該遅延時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該遅延時間を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする動作を行わせる
    ことを特徴とするネットワーク品質管理プログラム。
  13. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理プログラムであって、
    前記プログラムはコンピュータに、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、
    第2の通信機器において、通信システムに送出したパケットの数及び該通信システムが送出したパケットのうち第2の通信機器において損失したパケット数を測定するとともに該測定結果を前記品質管理パケットに格納して通信システムに送出し、
    通信システムにおいて、第2の通信機器に送出したパケットの数及び該第2の通信機器が送出したパケットのうち通信システムにおいて損失したパケット数を測定し、
    該第2の通信機器から受信した品質管理パケットから測定結果を抽出し、第2の通信機器における測定結果及び通信システムにおける測定結果に基づき双方向のパケット損失率を算出し、
    該パケット損失率が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該パケット損失率を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする動作を行わせる
    ことを特徴とするネットワーク品質管理プログラム。
  14. リアルタイム信号による通信を行う第1の通信機器とパケット通信を行う第2の通信機器との間に介在し、リアルタイム信号とパケットとを相互に変換する通信システムにおける第2の通信機器側のネットワーク品質管理プログラムであって、
    前記プログラムはコンピュータに、
    第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信中に該通信に用いられるパケットとともに該通信の品質管理に用いる品質管理パケットを該通信システムと第2の通信機器との間で送受信し、
    第2の通信機器において、通信システムから受信したパケットの揺らぎ時間を前記品質管理パケットに格納して通信システムに送出し、
    通信システムにおいて、第2の通信機器から受信したパケットの揺らぎ時間を測定し、
    該第2の通信機器から受信した品質管理パケットから測定結果を抽出し、第2の通信機器における測定結果及び通信システムにおける測定結果に基づき双方向の揺らぎ時間を算出し、
    該揺らぎ時間が予め設定した基準値を上回っていた場合は、通話元及び通話先の電話番号を含む呼の情報を記憶するとともに該揺らぎ時間を品質情報として記憶し、第1の通信機器と第2の通信機器との間の通信コネクションの解放を可とする動作を行わせる
    ことを特徴とするネットワーク品質管理プログラム。
  15. 前記品質管理パケットとして通信システムと第2の通信機器との間の経路情報を順次記憶するパケットを通信システムから第2の通信機器に送出し、該第2の通信機器で折り返されて通信システムで受信した品質管理パケットから前記経路情報を抽出し、品質情報を記憶する場合は該経路情報を前記呼の情報の一つとして記憶する動作を行わせる
    ことを特徴とする請求項11乃至14いずれか記載のネットワーク品質管理プログラム。
  16. 請求項11乃至15いずれか記載のネットワーク品質管理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
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