JP3871918B2 - インタンク用バルブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車の燃料タンク内に予め配設されて用いられるインタンク用バルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料タンクには、燃料配管、蒸気配管(ベーパーライン)などの各種配管が接続されている。これらの配管や、それに付設されるポンプやバルブは、これまで燃料タンクの外側に配設されていたが、近年では、燃料タンク周りの部品を集積化するため、予め燃料タンク内に配設しておく、いわゆるインタンク方式が採用されつつある。
【0003】
インタンク方式においては、各種の配管や、ポンプ、バルブなどを予め燃料タンク内に配設して燃料タンクを組付けて接合した後、燃料タンク外表面の焼付け塗装を施すため、上記配管や、ポンプ、バルブなどは、焼付け塗装時に160℃以上の高温に晒されることになる。
【0004】
従来、上記配管やバルブの材料としては、ポリアセタールが一般に使用されていたが、ポリアセタールは、耐熱性が比較的低く、150〜160℃以上になると変形してしまうため、上記インタンク用の部品材料には使用できなかった。このため、インタンク用の部品材料として、180℃程度の高温に晒されても変形等を起こさないものが望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
耐熱性を向上させるためには、一般には融点の高い樹脂材料を用いればよいのであるが、成形作業性とか、高温下における強度、変形の少なさや、耐燃料性、燃料非透過性なども考慮しなければならないので、単に樹脂の融点だけで決めることはできなかった。
【0006】
特に、インタンク用のバルブにおいては、弁体と弁座とのシール性を良好に維持する必要があることから、他の部品に比べて変形の少なさが特に厳しく要求され、十分な実用に耐える材質のものは未だ見出されていなかった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、インタンク用に用いても、焼付け塗装時に変形しにくく、十分なシール性を確保できるようにしたインタンク用バルブ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1は、燃料タンク内に予め配設された後、タンクの焼付け塗装により高温条件に晒されるインタンク用バルブ装置において、バルブ制御すべき流体の流路に設けられる弁座と、この弁座に接離可能に当接して流体の流れを制御する弁体とを備え、少なくとも前記弁体がガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成されていることを特徴とするインタンク用バルブ装置を提供するものである。
【0009】
上記発明によれば、少なくとも弁体がガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成されているため、インタンク用に用いてタンクの焼付け塗装時に高温下に晒されても、融点が比較的高いポリブチレンテレフタレートの耐熱性と、該樹脂中に含有されたガラス繊維による補強効果とによって、弁体の変形が極めて小さく抑えられるため、弁体と弁座とのシール性を良好に維持することができる。
【0010】
また、驚くべきことには、バルブ装置の少なくとも弁体を、ガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成した場合には、インタンク用に用いてタンクの焼付け塗装時に高温下に晒されると、後述する試験例に示されるように、弁体のシール性がむしろ向上することがわかった。これは、高温処理によってポリブチレンテレフタレートの成形後の固化時に残留した応力が除かれ、かつ、成形品中のガラス繊維の配向が乱れることにより均質化し、成形品の歪等が是正されるためではないかと考えられる。
【0011】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記弁体がガラス繊維を5〜15質量%含有するポリブチレンテレフタレートで形成されているインタンク用バルブ装置を提供するものである。
【0012】
本発明の第3は、第2の発明において、前記弁体がガラス繊維を5〜10質量%含有するポリブチレンテレフタレートで形成されているインタンク用バルブ装置を提供するものである。
【0013】
上記第2、第3の発明によれば、ガラス繊維の含有量を適切な範囲にしたことにより、弁体と弁座とのシール性をより良好に維持させることができる。また、弁体の成形性も良好に保たれる。
【0014】
本発明の第4は、前記第1〜3の発明において、前記弁座もガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成されているインタンク用バルブ装置を提供するものである。
【0015】
上記第4の発明によれば、弁座の変形も効果的に防止できるので、弁体と弁座のシール性をより良好に保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜6は、本発明によるバルブ装置の一実施形態を示し、この実施形態は、燃料タンクの蒸気配管(ベーパーライン)に設けるチェックバルブに適用した例である。
【0017】
図1、2に示すように、このチェックバルブ10は、本体部11及び蓋体部12とからなるバルブケーシング13を有している。
【0018】
本体部11は、複合弁体20を収容する円筒部11aと、この円筒部11aの内部に連通し、後述する燃料タンク内周に沿って配設される蒸気導入管が接続される、一対の対向して伸びる接続管部11b、11cとを有している。本体部11内の前記接続管部11b、11cに連通する開口部周縁には、前記複合弁体20が当接する弁座11dが形成されている。
【0019】
蓋体部12は、上記本体部11の円筒部11aの開口部を閉塞するように組み付けられるフランジ部12aと、燃料タンクから引き出されて、図示しないキャニスタに接続される配管が接続される接続管部12bとを有している。
【0020】
また、円筒部11aの外周には、燃料タンク内壁に形成されるブラケットに固定するためのフック14が設けられており、フック14は、円筒部11aの周壁から突設された支柱14aと、支柱14aの先端から錨型に円筒部11a方向に延出された係止片14bとで構成されている。また、フック14の係止片14bの先端方向に位置して、円筒部11aの外周には、リブ状のブラケットへの当り部15a、15bが形成されている。
【0021】
すなわち、図6に示すように、チェックバルブ10は、上記フック14を介して、燃料タンク40内壁に形成された図示しないブラケットに固定されるようになっている。そして、燃料タンク40内壁には、上記チェックバルブ10と、このチェックバルブ10の接続管部11b、11cに接続される蒸気導入管41、42と、この蒸気導入管41、42の先端に連結されたフィルタ43、44と、上記チェックバルブ10の接続管部12bに接続された、図示しないキャニスタに連結される配管45が配設されるようになっている。
【0022】
一方、図3〜5に示すように、複合弁体20は、外側弁体21と、内側弁体22と、これらの弁体21、22の間に介在し、外側弁体21の内周に螺着された中間筒体23とで構成されている。
【0023】
外側弁体21は、円筒部11aの内周に遊嵌して、円筒部11a内でスライド可能に配置されている。そして、一方の端部に曲面状のシール面21aを有しており、このシール面21aの中央部は開口21bをなしている。シール面21aは、円筒部11aの弁座11dに当接して、前記接続管部11b、11cに連通する流路11eを開閉するようになっている。
【0024】
外側弁体21の他方の端部は開口されていて、この開口部に前記中間筒体23が取付けられている。すなわち、中間筒体23は、全体として円筒状をなし、その一方の端部外周は、上記外側弁体21の内周に挿入され、他端にはフランジ部23aが形成されていて、このフランジ部23aが外側弁体21の開口端部に当接して溶着シールされている。なお、溶着シールに先だって、内側弁体22は、中間筒体23の内部に予め挿入されている。
【0025】
中間筒体23は、内側弁体22が当接する弁座23bを有している。また、フランジ23aの軸方向端面と、蓋体部12との間には、第1圧縮コイルバネ24が介装されている。蓋体部12には、上記第1圧縮コイルバネ24の外れを防止するリブ12cが形成されている。第1圧縮コイルバネ24は、複合弁体20全体を流路11e方向にバネ付勢し、前記蒸気導入管41、42からの蒸気圧が一定値を超えるまでは、複合弁体20の前記シール面21aを弁座11dに当接させる。
【0026】
内側弁体22は、端面が閉塞された半球状のシール面22aを有し、シール面22aに対向する端部は椀状に開口していて、この開口縁内周に設けた拡径段部22bと、外側弁体21の内周に設けたバネ受け部21bとの間に、第2圧縮コイルバネ25が介装されている。第2圧縮コイルバネ25は、内側弁体22を弁座23bに当接させる方向にバネ付勢する。
【0027】
したがって、このチェックバルブ10においては、燃料タンク40内の蒸気圧が所定値以下のときは、図3に示すように、第1圧縮コイルバネ24の付勢力によって複合弁体20のシール面21aが本体部11の弁座11dに当接し、チェックバルブ10は閉じた状態となる。
【0028】
また、燃料タンク40内の蒸気圧が所定値以上になると、図4に示すように、第1圧縮コイルバネ24の付勢力に抗して、複合弁体20が本体部11の弁座11dから離れ、蒸気導入管41、42を通して、燃料タンク40内の燃料蒸気が導入され、チェックバルブ10及び配管45を通って、燃料タンク40の外に配設された図示しないキャニスタに送られる。
【0029】
更に、燃料タンク40内の圧力が所定値以下の負圧となったときには、キャニスタに接続された配管45側の方が高い圧力となるため、複合弁体20内の第2圧縮コイルバネ25に抗して、内側弁体22のシール面22aが弁座23bから離れて内部に押込められ、配管45側の気体が複合弁体20内を通って燃料タンク40内に導入される。
【0030】
こうして、燃料タンク40内の圧力を常時一定の範囲に保って、燃料タンク40の破裂や変形、給油口からの燃料の吹き出し等を防ぐようにしている。したがって、このチェックバルブ10においては、複合弁体20のシール面21aと、弁座11dとのシール性や、複合弁体20内の内側弁体22のシール面22aと弁座23bとのシール性が良好に維持されることが要求される。
【0031】
しかしながら、インタンク用のバルブ装置として用いられるときは、燃料タンク40内にチェックバルブ10、蒸気導入管41、42、フィルタ43、44、配管45などを予め配設しておき、燃料タンク40を閉じて密閉した状態で、燃料タンク40外周の焼付け塗装が行われる。このため、上記チェックバルブ10等は、燃料タンク40内に残されたまま、例えば160〜180℃程度の高温雰囲気下に晒されるので、複合弁体20のシール面21aや、22aが変形を起こし、気密的にシールすることができなくなる可能性があった。
【0032】
本発明の特徴は、上記のような変形を防ぐため、複合弁体20の、少なくとも上記シール面21a,22aを形成する部分の材質を、ガラス繊維を補強材として含有するポリブチレンテレフタレートで形成したことにある。
【0033】
上記実施形態の場合には、複合弁体20の少なくとも外側弁体21及び内側弁体22を、ガラス繊維を補強材として含有するポリブチレンテレフタレートで形成する。具体的には、これらの部品を射出成形する際の材料として、ポリブチレンテレフタレートを主成分とする樹脂粉末と、ガラス繊維の切断物(チョップドストランド)とを混合し、押出機等で加熱混練して形成したペレットを用いて成形を行えばよい。なお、ガラス繊維束に溶融したポリブチレンテレフタレートを含浸させ、所定長さに切断したプリプレグを用いることもできる。ガラス繊維の長さは、特に限定されないが、成形性や補強効果の点から、1〜50mm程度に切断されたものを用いることが好ましい。
【0034】
また、複合弁体20の圧縮コイルバネを除く部分の全てを、上記ガラス繊維を補強材として含有するポリブチレンテレフタレートで形成してもよく、更には、バルブ装置10のバルブケーシング13も、上記ガラス繊維を補強材として含有するポリブチレンテレフタレートで形成してもよい。
【0035】
この場合、燃料タンクの焼付け塗装後に、弁体のシール性を良好に維持するためには、上記ガラス繊維の含有量が重要であることがわかった。すなわち、ガラス繊維の含有量が少なくても、あるいは多すぎても、高温処理後のシール性は低下するのである。本発明者らの実験によれば、成形品中のガラス繊維含有量は、5〜15質量%が好ましく、5〜10質量%がより好ましいことがわかった。ガラス繊維含有量が5質量%未満では、シール性が低下すると共に、耐熱性や強度も不足する傾向がある。また、ガラス繊維含有量が15質量%を超えると、射出成形時の成形性が悪くなり、高温処理後のシール性も低下する。
【0036】
上記成形材料中には、目的とする耐熱性や強度が損なわれない範囲で、ポリブチレンテレフタレート以外の他のポリマーが含有されていてもよく、ポリブチレンテレフタレートと他のポリマーとの共重合体等を用いてもよい。
【0037】
また、ガラス繊維を補強材として含有するポリブチレンテレフタレートからなる成形材料は、これらの樹脂材料に一般に添加される各種の添加剤、例えば耐熱剤、酸化防止剤、耐候性改良剤、帯電防止剤、無機難燃剤、熱安定剤、耐摩耗性改良剤、離型剤、顔料、染料などを含有していてもよい。
【0038】
上記実施形態は、燃料タンクの蒸気配管(ベーパーライン)に設けるチェックバルブに適用した例であるが、本発明は、上記チェックバルブに限らず、インタンク式の燃料タンク内に配置される各種のバルブ装置、例えばカットバルブ、ワンウェイバルブ、シャッター等に適用することができる。
【0039】
【実施例】
試験例1
下記に示す各種の成形材料を用いて、前記図1〜5に示した形状のチェックバルブを各成形材料毎に複数製造した。
【0040】
試作品1:ポリアセタール(以下「POM」と略記する)
試作品2:ガラス繊維を7.5質量%含有するポリブチレンテレフタレート(以下「PBT GF7.5」と略記する)
試作品3:ガラス繊維を15質量%含有するポリブチレンテレフタレート(以下「PBT GF15」と略記する)
試作品4:ガラス繊維を30質量%含有するポリブチレンテレフタレート(以下「PBT GF30」と略記する)
これらの試作品1〜4について、図7に示す実験方法によって、シール性を測定した。図7において、51は図示しないコンプレッサに接続されたチューブであり、52は圧力調整弁で、その流入口に上記チューブ51が連結されている。53は圧力調整弁52の流出口に一端を連結されたチューブで、その他端は流量計54の流入口に連結されている。流量計54の流出口は、チューブ55を介して圧力計58の流入口に連結されている。更に、圧力計58の流出口は、チューブ56を介してチェックバルブ10の接続管部11bに連結され、チェックバルブ10の接続管部11cはキャップ57で閉塞されている。また、チェックバルブ10の接続管部12bは開放されている。
【0041】
このような測定器具を用い、図示しないコンプレッサから加圧空気を導入し、圧力制御弁52により、圧力計55の値が2.9KPaとなるように調整すると共に、そのときの流量計54の流量を測定した。この流量は、チェックバルブ10からの空気の漏れ量を表すものである。
【0042】
この結果、試作品1(POM)は、平均40.4cc/min、標準偏差7.87、試作品2(PBT GF7.5)は、平均60.6cc/min、標準偏差17.24、試作品3(PBT GF15)は、平均79.0cc/min、標準偏差25.14、試作品4(PBT GF30)は、平均117.2cc/min、標準偏差59.15となった。
【0043】
このように、ガラス繊維の含有量が高くなると、シール性にバラツキが生じるが、試作品2(PBT GF7.5)は、POMに近いシール性を示すことがわかる。
【0044】
なお、ガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートからなる試作品2、3、4は、180℃の高温処理を行っても、十分な強度を維持し、大きな変形等は生じなかったが、POMからなる試作品1は、変形が激しく起こり、とても使用できなかった。
【0045】
試験例2
上記試作品2(PBT GF7.5)について、熱負荷前後のシール性の変化を測定した。すなわち、試作品2について、熱負荷前のシール性を試験例1と同様にして測定すると共に、180℃で1時間熱処理した後のシール性を同じく試験例1と同様にして測定した。なお、180℃で1時間というのは、ガソリンタンクの焼付け時における最悪条件下の熱負荷である。
【0046】
この結果を図8に示す。図8中、◆は熱負荷前のシール性測定結果、□は熱負荷後のシール性測定結果を表している。このように、シール性は、一部、個々の製品バラツキに左右されるものがあるが、熱負荷後の方がむしろ向上する場合が多く、上記試作品は、インタンク用のバルブ装置として、安全に使用できることがわかる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、少なくとも弁体がガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成されているため、インタンク用に用いてタンクの焼付け塗装時に高温下に晒されても、融点が比較的高いポリブチレンテレフタレートの耐熱性と、該樹脂中に含有されたガラス繊維による補強効果とによって、弁体の変形が極めて小さく抑えられるため、弁体と弁座とのシール性を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバルブ装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】 同バルブ装置の断面図である。
【図3】 同バルブ装置の弁体収容部であって、燃料タンク内の蒸気圧が高圧でない状態を示す部分断面図である。
【図4】 同バルブ装置の弁体収容部であって、燃料タンク内の蒸気圧が高圧になったときの状態を示す部分断面図である。
【図5】 同バルブ装置の弁体収容部であって、燃料タンク内の蒸気圧が負圧になったときの状態を示す部分断面図である。
【図6】 本発明のバルブ装置を燃料タンクの内壁に配置した状態を示す斜視図である。
【図7】 シール性の測定に用いた装置を示す説明図である。
【図8】 本発明の実施例であるバルブ装置の熱負荷前と熱負荷後のシール性の変化を測定した結果を示す図表である。
【符号の説明】
10 チェックバルブ
11 本体部
11d 弁座
12 蓋体部
13 バルブケーシング
20 複合弁体
21 外側弁体
21a シール面
22 内側弁体
22a シール面
23 中間筒体
23b 弁座
40 燃料タンク
41、42 蒸気導入管
45 配管

Claims (4)

  1. 燃料タンク内に予め配設された後、タンクの焼付け塗装により高温条件に晒されるインタンク用バルブ装置において、バルブ制御すべき流体の流路に設けられる弁座と、この弁座に接離可能に当接して流体の流れを制御する弁体とを備え、少なくとも前記弁体がガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成されていることを特徴とするインタンク用バルブ装置。
  2. 前記弁体がガラス繊維を5〜15質量%含有するポリブチレンテレフタレートで形成されている請求項1記載のインタンク用バルブ装置。
  3. 前記弁体がガラス繊維を5〜10質量%含有するポリブチレンテレフタレートで形成されている請求項2記載のインタンク用バルブ装置
  4. 前記弁座もガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレートで形成されている請求項1記載のインタンク用バルブ装置。
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