JP3869941B2 - 印刷システム、印刷装置、および印刷方法 - Google Patents

印刷システム、印刷装置、および印刷方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信路にバスを用いて印刷処理を行う。
【0002】
印刷システム、印刷装置、情報処理装置、印刷方法、情報処理方法、および、記憶媒体に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
ホストコンピュータから文章データをプリンタへ送り、印刷するシステムにおける通信I/Fとして一般に用いられるものは、セントロニクスI/Fと呼ばれるパラレルI/Fと、イーサネット等のネットワークI/Fで有る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のI/Fでは、例えばパラレルI/FにしてもイーサネットI/Fにしても、印刷すべき文章データはホストコンピュータからプリンタへ送り出し、プリンタは必要十分な容量を有する受信バッファで受信し、内部でビットマップイメージに変換して印刷する形式である。
【0005】
このような方式では、例えばプリンタが両面印刷機能を有する場合は、印刷の順番としては▲1▼1ページ目(1枚目の表面)▲2▼3ページ目(2枚目の表面)▲3▼2ページ目(1枚目の裏面)▲4▼4ページ目(2枚目の裏面)…と言ったように、必ずしも1ページ目→2ページ目→3ページ目と順番に印刷するわけではない。このような場合、従来の通信方式では、
a)両面印刷する時は、ホストコンピュータからプリンタに、1ページ目→3ページ目→2ページ目→4ページ目…という順番に文章データを送る。
b)プリンタに、3ページ分の文章データをストアできる容量の受信バッファを用意し、ホストコンピュータから1ページ→2ページ→3ページと送られて来た文章データを印刷する際にプリンタ側で順番を入れ換える。
と言った方法をとっていた。
【0006】
しかしながら(a)の方式は、ホストコンピュータ側でプリンタに応じてプリンタに送る文章データの順番と管理にしなければならず、ホストコンピュータ側のCPUの負荷が非常に大きいと言う欠点が有った。
【0007】
又(b)の方式は、プリンタの受信バッファの容量が大きくなってしまいコストが上がると言う欠点が有った。
【0008】
本発明では、従来例の欠点を克服する為、通信路として例えばIEEE1394I/Fのようなアドレスアクセス可能なバス形式の通信路を用い、又プリンタ側からホストコンピュータのメモリにアクセスして必要なページの文章データを読み出して印刷すると言う形式を取る事により、ホストコンピュータ側のCPUはプリンタへ送る文章データの順番について全く意識する必要無く、又、文章データそのものはメモリ資源の豊富なホストコンピュータのメモリに有り、プリンタは自分の必要なペースで前記メモリから文章データを読み出すことができプリンタの受信バッファを非常に少ない容量にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷システムは、情報処理装置と印刷装置とからなる印刷システムであって、前記情報処理装置は、前記印刷装置よりアクセス可能な記憶手段に印刷データを記憶させる記憶制御手段と、前記印刷装置に印刷開始命令を出力する手段とを有し、前記印刷装置は、前記印刷開始命令に従って前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする。
【0010】
また、前記情報処理装置は、各ページの印刷データの先頭アドレスを記憶する前記印刷装置よりアクセス可能なテーブルを有し、前記アドレス取得手段は、前記印刷開始命令に基づき前記テーブルをアクセスし、必要なページの印刷データの先頭アドレスを読み出すことを特徴とする。
【0011】
また、前記印刷装置は、印刷が終了したページのページ番号を前記情報処理装置に送信するページ番号送信手段を有し、前記記憶制御手段は、前記ページ番号送信手段により送信されるページ番号のページの印刷データが記憶されている領域に、他のページの印刷データを記憶させることを特徴とする。
【0012】
本発明の印刷装置は、印刷装置よりアクセス可能な記憶手段に印刷データを記憶させる手段と、前記印刷装置に印刷開始命令を出力する手段とを有する情報処理装置とバスで接続される印刷装置であって、前記印刷開始命令に従って前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の印刷装置は、印刷データを記憶する記憶手段を有する情報処理装置と通信する印刷装置であって、前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の印刷方法は、印刷データを記憶する記憶手段を有する情報処理装置と通信可能な印刷装置の印刷方法であって、前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出しステップと、前記読み出しステップで読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0016】
図1に本発明を実施するときの、ネットワーク構成の一例を示す。
【0017】
ここで、本発明では、各機器間を接続するデジタルI/FをIEEE1394シリアルバスを用いるので、IEEE1394シリアルバスについてあらかじめ説明する。
【0018】
《IEEE1394の技術の概要》
家庭用デジタルVTRやDVDの登場も伴なって、ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイムでかつ高情報量のデータ転送のサポートが必要になっている。こういったビデオデータやオーディオデータをリアルタイムで転送し、パソコン(PC)に取り込んだり、又はその他のデジタル機器に転送を行なうには、必要な転送機能を備えた高速データ転送可能なインタフェースが必要になってくるものであり、そういった観点から開発されたインタフェースがIEEE1394−1995(High Performance Serial Bus)(以下1394シリアルバス)である。
【0019】
図12に1394シリアルバスを用いて構成されるネットワーク・システムの例を示す。このシステムは機器A,B,C,D,E,F,G,Hを備えており、A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F間、C−G間、及びC−H間をそれぞれ1394シリアルバスのツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。この機器A〜Hは例としてPC、デジタルVTR、DVD、デジタルカメラ、ハードディスク、モニタ等である。
【0020】
各機器間の接続方式は、ディジーチェーン方式とノード分岐方式とを混在可能としたものであり、自由度の高い接続が可能である。
【0021】
又、各機器は各自固有のIDを有し、それぞれが認識し合うことによって1394シリアルバスで接続された範囲において、1つのネットワークを構成している。各デジタル機器間をそれぞれ1本の1394シリアルバスケーブルで順次接続するだけで、それぞれの機器が中継の役割を行い、全体として1つのネットワークを構成するものである。又、1394シリアルバスの特徴でもある、Plug&Play機能でケーブルを機器に接続した時点で自動で機器の認識や接続状況などを認識する機能を有している。
【0022】
又、図12に示したようなシステムにおいて、ネットワークからある機器が削除されたり、又は新たに追加されたときなど、自動的にバスリセットを行い、それまでのネットワーク構成をリセットしてから、新たなネットワークの再構築を行う。この機能によって、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識することができる。
【0023】
又データ転送速度は、100/200/400Mbpsと備えており、上位の転送速度を持つ機器が下位の転送速度をサポートし、互換をとるようになっている。
【0024】
データ転送モードとしては、コントロール信号などの非同期データ(Asynchronousデータ:以下Asyncデータ)を転送するAsynchronous転送モード、リアルタイムなビデオデータやオーディオデータ等の同期データ(Isochronousデータ:以下Isoデータ)を転送するIsochronous転送モードがある。このAsyncデータとIsoデータは各サイクル(通常1サイクル125μS)の中において、サイクル開始を示すサイクル・スタート・パケット(CSP)の転送に続き、Isoデータの転送を優先しつつサイクル内で混在して転送される。
【0025】
次に、図13に1394シリアルバスの構成要素を示す。
【0026】
1394シリアルバスは全体としてレイヤ(階層)構造で構成されている。図13に示したように、最もハード的なのが1394シリアルバスのケーブルであり、そのケーブルのコネクタが接続されるコネクタポートがあり、その上にハードウエアとしてフィジカル・レイヤとリンク・レイヤがある。
【0027】
ハードウエア部は実質的なインターフェイスチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤはパケット転送やサイクルタイムの制御等を行う。
【0028】
ファームウエア部のトランザクション・レイヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理を行い、ReadやWriteといった命令を出す。シリアルバスマネージメントは、接続されている各機器の接続状況やIDの管理を行い、ネットワークの構成を管理する部分である。
【0029】
このハードウエアとファームウエアまでが実質上の1394シリアルバスの構成である。
【0030】
又ソフトウエア部のアプリケーション・レイヤは使うソフトによって異なり、インタフェース上にどのようにデータをのせるか規定する部分であり、AVプロトコルなどのプロトコルによって規定されている。
【0031】
以上が1394シリアルバスの構成である。
【0032】
次に、図14に1394シリアルバスにおけるアドレス空間の図を示す。
【0033】
1394シリアルバスに接続された各機器(ノード)には必ず各ノード固有の、64ビットアドレスを持たせておく。そしてこのアドレスをROMに格納しておくことで、自分や相手のノードアドレスを常時認識でき、相手を指定した通信も行える。
【0034】
1394シリアルバスのアドレッシングは、IEEE1212規格に準じた方式であり、アドレス設定は、最初の10bitがバスの番号の指定用に、次の6bitがノードID番号の指定用に使われる。残りの48bitが機器に与えられたアドレス幅になり、それぞれ固有のアドレス空間として使用できる。最後の28bitは固有データの領域として、各機器の識別や使用条件の指定の情報などを格納する。
【0035】
以上が1394シリアルバスの技術の概要である。
【0036】
次に、1394シリアルバスの特徴といえる技術の部分を、より詳細に説明する。
【0037】
《1394シリアルバスの電気的仕様》
図15に1394シリアルバス・ケーブルの断面図を示す。
【0038】
1394シリアルバスでは接続ケーブル内に、2組のツイストペア信号線の他に、電源ラインを設けている。これによって、電源を持たない機器や故障により電圧低下した機器等にも電力の供給が可能になっている。
【0039】
電源線内を流れる電源の電圧は8〜40V、電流は最大電流DC1.5Aと規定されている。
【0040】
《DS−Link符号化》
1394シリアルバスで採用されている、データ転送フォーマットのDS−Link符号化方式を説明するための図を図16に示す。
【0041】
1394シリアルバスでは、DS−Link(Data/Strobe Link)符号化方式が採用されている。このDS−Link符号化方式は、高速なシリアルデータ通信に適しており、その構成は、2本の信号線を必要とする。より対戦のうち1本に主となるデータを送り、他方のより対戦にはストローブ信号を送る構成になっている。
【0042】
受信側では、この通信されるデータと、ストローブとの排他的論理和をとることによってクロックを再現できる。
【0043】
このDS−Link符号化方式を用いるメリットとして、他のシリアルデータ転送方式に比べて転送効率が高いこと、PLL回路が不要となるのでコントローラLSIの回路規模を小さくできること、更には、転送すべきデータが無いときにアイドル状態であることを示す情報を送る必要が無いので、各機器のトランシーバ回路をスリープ状態にすることができることによって、消費電力の低減が図れる、などが挙げられる。
【0044】
《バスリセットのシーケンス》
1394シリアルバスでは、接続されている各機器(ノード)にはノードIDが与えられ、ネットワーク構成として認識されている。
【0045】
このネットワーク構成に変化があったとき、例えばノードの挿抜や電源のON/OFFなどによるノード数の増減などによって変化が生じて、新たなネットワーク構成を認識する必要があるとき、変化を検知した各ノードはバス上にバスリセット信号を送信して、新たなネットワーク構成を認識するモードに入る。このときの変化の検知方法は、1394ポート基盤上でのバイアス電圧の変化を検知することによって行われる。
【0046】
あるノードからバスリセット信号が伝達されて、各ノードのフィジカルレイヤはこのバスリセット信号を受けると同時にリンクレイヤにバスリセットの発生を伝達し、かつ他のノードにバスリセット信号を伝達する。最終的にすべてのノードがバスリセット信号を検知した後、バスリセットが起動となる。
【0047】
バスリセットは、先に述べたようなケーブル抜挿や、ネットワーク異常等によるハード検出による起動と、プロトコルからのホスト制御などによってフィジカルレイヤに直接命令を出すことによって起動する。
【0048】
又、バスリセットが起動するとデータ転送は一時中断され、この間のデータ転送は持たされ、終了後、新しいネットワーク構成のもとで再開される。
【0049】
以上がバスリセットのシーケンスである。
【0050】
《ノードID決定のシーケンス》
バスリセットの後、各ノードは新しいネットワーク構成を構築するために、各ノードにIDを与える動作に入る。このときの、バスリセットからノードID決定までの一般的なシーケンスを図24、図25、図26のフローチャートを用いて説明する。
【0051】
図24のフローチャートは、バスリセットの発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるようになるまでの、一連のバスの作業を示してある。
【0052】
まず、ステップS101として、ネットワーク内にバスリセットが発生することを常時監視していて、ここでノードの電源ON/OFFなどでバスリセットが発生するとステップS102に移る。
【0053】
ステップS102では、ネットワークがリセットされた状態から、新たなネットワークの接続状況を知るために、直接接続されている各ノード間において親子関係の宣言がなされる。ステップS103として、すべてのノード間で親子関係が決定すると、ステップS104として一つのルートが決定する。すべてのノード間で親子関係が決定するまで、ステップS102の親子関係の宣言をおこない、又ルートも決定されない。
【0054】
ステップS104でルートが決定されると、次はステップS105として、各ノードにIDを与えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順序で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにIDが与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的にステップS106としてすべてのノードにIDを設定し終えたら、新しいネットワーク構成がすべてのノードにおいて認識されたので、ステップS107としてノード間のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開始される。
【0055】
このステップS107の状態になると、再びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、バスリセットが発生したらステップS101からステップS106までの設定作業が繰り返し行われる。
【0056】
以上が、図24のフローチャートの説明であるが、図24のフローチャートのバスリセットからルート決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了までの手順をより詳しくフローチャート図に表したものをそれぞれ、図25、図26に示す。
【0057】
まず、図25のフローチャートの説明を行う。
【0058】
ステップS201としてバスリセットが発生すると、ネットワーク構成は一旦リセットされる。なお、ステップS201としてバスリセットが発生するのを常に監視している。
【0059】
次に、ステップS202として、リセットされたネットワークの接続状況を再認識する作業の第一歩として、各機器にリーフ(ノード)であることを示すフラグを立てておく。さらに、ステップS203として各機器が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続されているのかを調べる。
【0060】
ステップS204のポート数の結果に応じて、これから親子関係の宣言を始めていくために、未定義(親子関係が決定されてない)ポートの数を調べる。バスリセットの直後はポート数=未定義ポート数であるが、親子関係が決定されていくにしたがって、ステップS204で検知する未定義ポートの数は変化していくものである。
【0061】
まず、バスリセットの直後、はじめに親子関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフであるというのはステップS203のポート数の確認で知ることができる。リーフは、ステップS205として、自分に接続されているノードに対して、「自分は子、相手は親」と宣言し動作を終了する。
【0062】
ステップS203でポート数が複数ありブランチと認識したノードは、バスリセットの直後はステップS204で未定義ポート数>1ということなので、ステップS206へと移り、まずブランチというフラグが立てられ、ステップS207でリーフからの親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0063】
リーフが親子関係の宣言を行い、ステップS207でそれを受けたブランチは適宜ステップS204の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1になっていれば残っているポートに接続されているノードに対して、ステップS205の「自分が子」の宣言をすることが可能になる。2度目以降、ステップS204で未定義ポート数を確認しても2以上あるブランチに対しては、再度ステップS207でリーフ又は他のブランチからの「親」の受付をするために待つ。
【0064】
最終的に、いずれか1つのブランチ、又は例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しなかった為)がステップS204の未定義ポート数の結果としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数がゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一のノードはステップS208としてルートのフラグが立てられ、ステップS209としてルートとしての認識がなされる。
【0065】
このようにして、図25に示したバスリセットから、ネットワーク内すべてのノード間における親子関係の宣言までが終了する。
【0066】
つぎに、図26のフローチャートについて説明する。
【0067】
まず、図25までのシーケンスでリーフ、ブランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定されているので、これを元にして、ステップS301でそれぞれ分類する。
【0068】
各ノードにIDを与える作業として、最初にIDの設定を行うことができるのはリーフからである。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0069】
ステップS302としてネットワーク内に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この後、ステップS303として各自リーフがルートに対して、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある場合には、ルートはステップS304としてアービトレーション(1つに調停する作業)を行い、ステップS305として勝ったノード1つにID番号を与え、負けたノードには失敗の結果通知を行う。ステップS306としてID取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求を出し、同様の作業を繰り返す。IDを取得できたリーフからステップS307として、そのノードのID情報をブロードキャストで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロードキャストが終わると、ステップS308として残りのリーフの数が1つ減らされる。ここで、ステップS309として、この残りのリーフの数が1以上ある時はステップS303のID要求の作業からを繰り返し行い、最終的にすべてのリーフがID情報をブロードキャストすると、ステップS309がN=0となり、次はブランチのID設定に移る。
【0070】
ブランチのID設定もリーフの時と同様に行われる。
【0071】
まず、ステップS310としてネットワーク内に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定する。この後、ステップS311として各自ブランチがルートに対して、IDを与えるように要求する。これに対してルートは、ステップS312としてアービトレーションを行い、勝ったブランチから順にリーフに与え終った次の若い番号から与えていく。ステップS313として、ルートは要求を出したブランチにID情報又は失敗結果を通知し、ステップS314としてID取得が失敗に終わったブランチは、再度ID要求を出し、同様の作業を繰り返す。IDを取得できたブランチからステップS315として、そのノードのID情報をブロードキャストで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロードキャストが終わると、ステップS316として残りのブランチの数が1つ減らされる。ここで、ステップS317として、この残りのブランチの数が1以上ある時はステップS311のID要求の作業からを繰り返し、最終的にすべてのブランチがID情報をブロードキャストするまで行われる。すべてのブランチがノードIDを取得すると、ステップS317はM=0となり、ブランチのID取得モードも終了する。
【0072】
ここまで終了すると、最終的にID情報を取得していないノードはルートのみなので、ステップS318として与えていない番号で最も若い番号を自分のID番号と設定し、ステップS319としてルートのID情報をブロードキャストする。
【0073】
以上で図26に示したように、親子関係が決定した後から、すべてのノードのIDが設定されるまでの手順が終了する。
【0074】
次に、一例として図17に示した実際のネットワークにおける動作を図17を参照しながら説明する。
【0075】
図17の説明として、(ルート)ノードBの下位にはノードAとノードCが直接接続されており、更にノードCの下位にはノードDが直接接続されており、更にノードDの下位にはノードEとノードFが直接接続された階層構造になっている。この、階層構造やルートノード、ノードIDを決定する手順を以下で説明する。
【0076】
バスリセットがされた後、まず各ノードの接続状況を認識するために、各ノードの直接接続されているポート間において、親子関係の宣言がなされる。この親子とは親側が階層構造で上位となり、子側が下位となると言うことができる。
【0077】
図17ではバスリセットの後、最初に親子関係の宣言を行ったのはノードAである。基本的にノードの1つのポートにのみ接続があるノード(リーフと呼ぶ)から親子関係の宣言を行なうことができる。これは自分には1ポートの接続のみということをまず知ることができるので、これによってネットワークの端であることを認識し、その中で早く動作を行ったノードから親子関係が決定されていく。こうして親子関係の宣言を行った側(A−B間ではノードA)のポートが子と設定され、相手側(ノードB)のポートが親と設定される。こうして、ノードA−B間では子−親、ノードE−D間で子−親、ノードF−D間で子−親と決定される。
【0078】
さらに1階層あがって、今度は複数個接続ポートを持つノード(ブランチと呼ぶ)のうち、他ノードからの親子関係の宣言を受けたものから順次、更に上位に親子関係の宣言を行なっていく。図17ではまずノードDがD−E間、D−F間と親子関係が決定した後、ノードCに対する親子関係の宣言を行っており、その結果ノードD−C間で子−親と決定している。
【0079】
ノードDからの親子関係の宣言を受けたノードCは、もう一つのポートに接続されているノードBに対して親子関係の宣言を行なっている。これによってノードC−B間で子−親と決定している。
【0080】
このようにして、図17のような階層構造が構成され、最終的に接続されているすべてのポートにおいて親となったノードBが、ルートノードと決定された。ルートは1つのネットワーク構成中に一つしか存在しないものである。
【0081】
なお、この図17においてノードBがルートノードと決定されたが、これはノードAから親子関係宣言を受けたノードBが、他のノードに対して親子関係宣言を早いタイミングで行なっていれば、ルートノードは他ノードに移っていたこともあり得る。すなわち、伝達されるタイミングによってはどのノードもルートノードとなる可能性があり、同じネットワーク構成でもルートノードは一定とは限らない。
【0082】
ルートノードが決定すると、次は各ノードIDを決定するモードに入る。ここではすべてのノードが、決定した自分のノードIDを他の全てのノードに通知する(ブロードキャスト機能)。
【0083】
自己ID情報は、自分のノード番号、接続されている位置の情報、持っているポートの数、接続のあるポートの数、各ポートの親子関係の情報等を含んでいる。
【0084】
ノードID番号の割り振りの手順としては、まず1つのポートにのみ接続があるノード(リーフ)から起動することができ、この中から順にノード番号=0、1、2、、と割り当てられる。
【0085】
ノードIDを手にしたノードは、ノード番号を含む情報をブロードキャストで各ノードに送信する。これによって、そのID番号は『割り当て済み』であることが認識される。
【0086】
すべてのリーフが自己ノードIDを取得し終わると、次はブランチへ移りリーフに引き続いたノードID番号が各ノードに割り当てられる。リーフと同様に、ノードID番号が割り当てられたブランチから順次ノードID情報をブロードキャストし、最後にルートノードが自己ID情報をブロードキャストする。すなわち、常にルートは最大のノードID番号を所有するものである。
【0087】
以上のようにして、階層構造全体のノードIDの割り当てが終わり、ネットワーク構成が再構築され、バスの初期化作業が完了する。
【0088】
《アービトレーション》
1394シリアルバスでは、データ転送に先立って必ずバス使用権のアービトレーション(調停)を行なう。1394シリアルバスは個別に接続された各機器が、転送された信号をそれぞれ中継することによって、ネットワーク内すべての機器に同信号を伝えるように、論理的なバス型ネットワークであるので、パケットの衝突を防ぐ意味でアービトレーションは必要である。これによってある時間には、たった一つのノードのみ転送を行なうことができる。
【0089】
アービトレーションを説明するための図として図18(a)にバス使用要求の図(b)にバス使用許可の図を示し、以下これを用いて説明する。
【0090】
アービトレーションが始まると、1つもしくは複数のノードが親ノードに向かって、それぞれ使用権の要求を発する。図18(a)ノードのCとノードFがバス使用権の要求を発しているノードである。これを受けた親ノード(図18ではノードA)は更に親ノードに向かって、バス使用権の要求を発する(中継する)。この要求は最終的に調停を行なうルートに届けられる。
【0091】
バス使用要求を受けたルートノードは、どのノードにバスを使用させるかを決める。この調停作業はルートノードのみが行なえるものであり、調停によって勝ったノードはバスの使用許可を与える。図18(b)ではノードCに使用許可が与えられ、ノードFの使用は拒否された図である。アービトレーションに負けたノードに対してはDP(data prefix)パケットを送り、拒否されたことを知らせる。拒否されたノードのバス使用要求は次回のアービトレーションまで待たされる。
【0092】
以上のようにして、アービトレーションに勝ってバスの使用許可を得たノードは、以降データの転送を開始できる。
【0093】
ここで、アービトレーションの一連の流れをフローチャート図27に示して、説明する。
【0094】
ノードがデータ転送を開始できる為には、バスがアイドル状態であることが必要である。先に行われていたデータ転送が終了して、現在バスが空き状態であることを認識するためには、各転送モードで個別に設定されている所定のアイドル時間ギャップ長(例.サブアクション・ギャップ)を経過する事によって、各ノードは自分の転送が開始できると判断する。
【0095】
ステップS401として、Asyncデータ、Isoデータ等それぞれ転送するデータに応じた所定のギャップ長が得られたか判断する。所定のギャップ長が得られない限り、転送を開始するために必要なバス使用権の要求はできないので、所定のギャップ長が得られるまで待つ。
【0096】
ステップS401で所定のギャップ長が得られたら、ステップS402として転送すべきデータがあるか判断し、ある場合はステップS403として転送するためにバスを確保するよう、バス使用権の要求をルートに対して発する。このときの、バス使用権の要求を表す信号の伝達は、図18に示したように、ネットワーク内各機器を中継しながら、最終的にルートに届けられる。ステップS402で転送するデータがない場合は、そのまま待機する。
【0097】
次に、ステップS404として、ステップS403のバス使用要求を1つ以上ルートが受信したら、ルートはステップS405として使用要求を出したノードの数を調べる。ステップS405での選択値がノード数=1(使用権要求を出したノードは1つ)だったら、そのノードに直後のバス使用許可が与えられることとなる。ステップS405での選択値がノード数>1(使用要求を出したノードは複数)だったら、ルートはステップS406として使用許可を与えるノードを1つに決定する調停作業を行う。この調停作業は公平なものであり、毎回同じノードばかりが許可を得る様なことはなく、平等に権利を与えていくような構成となっている。
【0098】
ステップS407として、ステップS406で使用要求を出した複数ノードの中からルートが調停して使用許可を得た1つのノードと、敗れたその他のノードに分ける選択を行う。ここで、調停されて使用許可を得た1つのノード、又はステップS405の選択値から使用要求ノード数=1で調停無しに使用許可を得たノードには、ステップS408として、ルートはそのノードに対して許可信号を送る。許可信号を得たノードは、受け取った直後に転送すべきデータ(パケット)を転送開始する。又、ステップS406の調停で敗れて、バス使用が許可されなかったノードにはステップS409としてルートから、アービトレーション失敗を示すDP(data prefix)パケットを送られ、これを受け取ったノードは再度転送を行うためのバス使用要求を出すため、ステップS401まで戻り、所定ギャップ長が得られるまで待機する。以上がアービトレーションの流れを説明した、フローチャート図27の説明である。
【0099】
《Asynchronous(非同期)転送》
アシンクロナス転送は、非同期転送である。図19にアシンクロナス転送における時間的な遷移状態を示す。図19の最初のサブアクション・ギャップは、バスのアイドル状態を示すものである。このアイドル時間が一定値になった時点で、転送を希望するノードはバスが使用できると判断して、バス獲得のためのアービトレーションを実行する。
【0100】
アービトレーションでバスの使用許可を得ると、次にデータの転送がパケット形式で実行される。データ転送後、受信したノードは転送されたデータに対しての受信結果のack(受信確認用返送コード)をackgapという短いギャップの後、返送して応答するか、応答パケットを送ることによって転送が完了する。ackは4ビットの情報と4ビットのチェックサムからなり、成功か、ビジー状態か、ペンディング状態であるかといった情報を含み、すぐに送信元ノードに返送される。
【0101】
次に、図20にアシンクロナス転送のパケットフォーマットの例を示す。
【0102】
パケットには、データ部及び誤り訂正用のデータCRCの他にはヘッダ部があり、そのヘッダ部には図20に示したような、目的ノードID、ソースノードID、転送データ長さや各種コードなどが書き込まれ、転送が行われる。
【0103】
又、アシンクロナス転送は自己ノードから相手ノードへの1対1の通信である。転送元ノードから転送されたパケットは、ネットワーク中の各ノードに行き渡るが、自分宛のアドレス以外のものは無視されるので、宛先の1つのノードのみが読込むことになる。
【0104】
以上がアシンクロナス転送の説明である。
【0105】
《Isochronous(同期)転送》
アイソクロナス転送は同期転送である。1394シリアルバスの最大の特徴であるともいえるこのアイソクロナス転送は、特にVIDEO映像データや音声データといったマルチメディアデータなど、リアルタイムな転送を必要とするデータの転送に適した転送モードである。
【0106】
又、アシンクロナス転送(非同期)が1対1の転送であったのに対し、このアイソクロナス転送はブロードキャスト機能によって、転送元の1つのノードから他のすべてのノードへ一様に転送される。
【0107】
図21はアイソクロナス転送における、時間的な遷移状態を示す図である。
【0108】
アイソクロナス転送は、バス上一定時間毎に実行される。この時間間隔をアイソクロナスサイクルと呼ぶ。アイソクロナスサイクル時間は、125μSである。この各サイクルの開始時間を示し、各ノードの時間調整を行う役割を担っているのがサイクル・スタート・パケットである。サイクル・スタート・パケットを送信するのは、サイクル・マスタと呼ばれるノードであり、1つ前のサイクル内の転送終了後、所定のアイドル期間(サブアクションギャップ)を経た後、本サイクルの開始を告げるサイクル・スタート・パケットを送信する。このサイクル・スタート・パケットの送信される時間間隔が125μSとなる。
【0109】
又、図21にチャネルA、チャネルB、チャネルCと示したように、1サイクル内において複数種のパケットがチャネルIDをそれぞれ与えられることによって、区別して転送できる。これによって同時に複数ノード間でのリアルタイムな転送が可能であり、又受信するノードでは自分が欲しいチャネルIDのデータのみを取り込む。このチャネルIDは送信先のアドレスを表すものではなく、データに対する論理的な番号を与えているに過ぎない。よって、あるパケットの送信は1つの送信元ノードから他のすべてのノードに行き渡る、ブロードキャストで転送されることになる。
【0110】
アイソクロナス転送のパケット送信に先立って、アシンクロナス転送同様アービトレーションが行われる。しかし、アシンクロナス転送のように1対1の通信ではないので、アイソクロナス転送にはack(受信確認用返信コード)は存在しない。
【0111】
又、図21に示したiso gap(アイソクロナスギャップ)とは、アイソクロナス転送を行う前にバスが空き状態であると認識するために必要なアイドル期間を表している。この所定のアイドル期間を経過すると、アイソクロナス転送を行いたいノードはバスが空いていると判断し、転送前のアービトレーションを行うことができる。
【0112】
つぎに、図22にアイソクロナス転送のパケットフォーマットの例を示し、説明する。
【0113】
各チャネルに分かれた、各種のパケットにはそれぞれデータ部及び誤り訂正用のデータCRCの他にヘッダ部があり、そのヘッダ部には図22に示したような、転送データ長やチャネルNO、その他各種コード及び誤り訂正用のヘッダCRCなどが書き込まれ、転送が行われる。
【0114】
以上がアイソクロナス転送の説明である。
【0115】
《バス・サイクル》
実際の1394シリアルバス上の転送では、アイソクロナス転送と、アシンクロナス転送は混在できる。その時の、アイソクロナス転送とアシンクロナス転送が混在した、バス上の転送状態の時間的な遷移の様子を表した図を図23に示す。
【0116】
アイソクロナス転送はアシンクロナス転送より優先して実行される。その理由は、サイクル・スタート・パケットの後、アシンクロナス転送を起動するために必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクションギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャップ)でアイソクロナス転送を起動できるからである。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロナス転送は優先して実行されることとなる。
【0117】
図23に示した、一般的なバスサイクルにおいて、サイクル#mのスタート時にサイクル・スタート・パケットがサイクル・マスタから各ノードに転送される。これによって、各ノードで時刻調整を行い、所定のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を持ってからアイソクロナス転送を行うべきノードはアービトレーションを行い、パケット転送に入る。図23ではチャネルeとチャネルsとチャネルkが順にアイソクロナス転送されている。
【0118】
このアービトレーションからパケット転送までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行った後、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がすべて終了したら、アシンクロナス転送を行うことができるようになる。
【0119】
アイドル時間がアシンクロナス転送が可能なサブアクションギャップに達する事によって、アシンクロナス転送を行いたいノードはアービトレーションの実行に移れると判断する。
【0120】
ただし、アシンクロナス転送が行える期間は、アイソクロナス転送終了後から、次のサイクル・スタート・パケットを転送すべき時間(cycle synch)までの間にアシンクロナス転送を起動するためのサブアクションギャップが得られた場合に限っている。
【0121】
図23のサイクル#mでは3つのチャネル分のアイソクロナス転送と、その後アシンクロナス転送(含むack)が2パケット(パケット1、パケット2)転送されている。このアシンクロナスパケット2の後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(cycle synch)にいたるので、サイクル#mでの転送はここまでで終わる。
【0122】
ただし、非同期又は同期転送動作中に次のサイクル・スタート・パケットを送信すべき時間(cycle synch)に至ったとしたら、無理に中断せず、その転送が終了した後のアイドル期間を待ってから次サイクルのサイクル・スタート・パケットを送信する。すなわち、1つのサイクルが125μS以上続いたときはその分次サイクルは基準の125μSより短縮されたとする。このようにアイソクロナス・サイクルは125μSを基準に超過、短縮し得るものである。
【0123】
しかし、アイソクロナス転送はリアルタイム転送を維持するために毎サイクル必要であれば必ず実行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮されたことによって次以降のサイクルにまわされることもある。
【0124】
こういった遅延情報も含めて、サイクル・マスタによって管理される。
【0125】
以上が、IEEE1394シリアルバスの説明である。
【0126】
さて、図1に戻って図1は、IEEE1394I/Fを通じて接続された、PC,プリンタ等の機器の接続の状態を示す図である。又図2は、プリンタ103の内部を示すブロック図、図3はPC101の内部を示すブロック図である。図1において、101はパーソナルコンピュータ等のPC、103は、レーザービームプリンタである。
【0127】
又、図2において、201はIEEE1394I/F部、202はRAMで、PC101からIEEE1394I/Fバスを通じて読み出した文章データや、更にその文章データをビットイメージに変換したデータをストアする等に用いられる。なお、本発明における文章データは、テキスト、図形データ、イメージデータを含むものである。203は操作パネル、204はCPU、205はCPU205の動作プログラム等をストアするROM、207はRAM202内に展開されたビットイメージデータを印刷部208から送られて来る水平及び垂直同期信号に同期して読み出して印刷部208へ送る機能を有する、印刷部I/F部、208は印刷部I/F部207を通じて送られて来るVIDEOデータを入力し、用紙上に印刷する印刷部である。
【0128】
又図3において、301はPCのCRT等のディスプレイ、302は操作部、304はメモリ、305はCPU、306はIEEE1394I/F部、307はステータスを入力するFIFO(ファーストインファーストアウトメモリ)である。
【0129】
次に図1、2、3と図9、図10、図11のフローチャートをもとにして、本発明に基づくPCとプリンタの動作について説明する。
【0130】
図9のフローチャートにおいて、PC101上のアプリケーションプログラムを用いて作成された文章は、キーボートからの印刷の指示により印刷用の文章データとして作成され、PC101のメモリ304にストアされる。図4(a)にメモリ304の内部領域を示す。図4(a)において401はデータアドレステーブル領域で402はページデータ領域である。401は、更に内部が403の様なデータ構造を有する。即ち、402にストアされる文章データのページ番号と、そのページ番号の文章データの先頭アドレスが対になって401に羅列して書き込まれる。領域402には、図4(a)の如く1ページから4ページまでの文章データをストアされるので、401には4ページまでの文章データの先頭アドレスが書き込まれ、5ページ以降のその領域にはまだ文章データが無いことを示すFFFFFFFFが書き込まれる。又ページ番号の欄には作成された文章のページ分全てが割り当てられ、最終ページ(図4(a)のnページ目)の後には、401のデータの最後を示す所定の終了コードが書き込まれる。さて、PC101上のアプリケーションプログラムを用いて作成された文章データは、まず最初の4ページ分が各ページ毎にページデータ領域にストアされると共に、1〜4ページのデータの先頭アドレスが、データアドレステーブル領域401に書き込まれる(S001)。文章データがメモリ304にストアされ、準備が出来ると、PC101はプリンタ103に対して、IEEE1394バスを通じて印刷開始命令を出す(S002)。プリンタ103はPC101からの印刷開始命令を受けると、(図10、S201)IEEE1394バスを通じてPC101のメモリ304上のデータアドレステーブル領域401を見に行く。データアドレステーブル領域401には、文章データの各ページの先頭アドレスが書かれているので、プリンタ103は印刷したいページの文章データ、例えば1ページ目を印刷するのなら1ページ目の文章データの先頭アドレスを読み、次にその先頭アドレスの示す1ページ目の文章データを順に読んで行くわけである(S202)。各ページの文章データの最後には、その文章データの最後を示すコード405が必ずあるので、プリンタ103はその最終コード405を読むと、そのページのデータの終了を知るわけである。
【0131】
ここで、プリンタ103の印刷部208の機能について説明する。
【0132】
図6は、プリンタ103の印刷部208を横から見た図である。図6において、501は半導体レーザーで、ビットイメージに応じてON・OFF駆動される。502はモーター503によって駆動される回転ミラーで、ビットイメージデータでON・OFF変調された半導体レーザーの出力を、感光ドラム504に照射する。506は印刷用紙で、ピックアップローラ507によって適当なタイミングでピックアップされ、順次ローラーによって感光ドラムまで送り込まれる。505は転写器で、感光ドラム504に形成された潜像を、印刷用紙に転写する。508は現像器で、トナーを印刷用紙に定着させる。509は定着器で、トナーを印刷用紙に定着させる。
【0133】
510は、510と510−2の二つの位置に振り子の様に移動して停止可能な装置で、定着器509を通った印刷用紙が片面印刷で排紙する場合は、510の位置にあって印刷用紙を排紙ローラ511の位置に誘導して排紙部512に送り出し、両面印刷の為に再度印刷する場合には510−2の位置に移動して、印刷用紙を排紙されないように513の位置に誘導する。515は両面印刷する印刷用紙を一時スタックする場所で、513にある印刷用紙は、ローラ514が逆転する事によりこの位置に送り込まれる。
【0134】
次に本プリンタ103において、両面印刷する場合の動作について説明する。
【0135】
図7において、図7(a)の様にまず第一枚目の印刷用紙がピックアップされ、図7(b)の様に印刷の為に感光ドラム504の近辺に送り込まれる。ここで第1ページ目が表面に印刷された用紙は、図7(c)、(d)の様に排紙されずに513の位置に運び込まれる。更にはローラ514が逆転する事により図7(e)の様に裏面印刷用のストック位置515におかれる。一方で2枚目の印刷用紙が図7(c)の様にピックアップされ、図7(d)の様に刷の為に感光ドラム504の近辺に送り込まれ、図7(e)の様に2枚目の表面(即ち3ページ目)が印刷される。2枚目の用紙が裏面印刷の為に513の位置に誘導されている間に、前記位置515におかれた1枚目の用紙が再びピックアップされ(図7(f))、図7(g)の様に裏面に2ページ目の文章データを印刷すべく、再び感光ドラム504の近辺に送り込まれ、印刷される(図7(h))。裏面も印刷された1枚の用紙は、今度は排紙部に送り込まれ(図7(i))、排紙される。又、その間に2枚目の印刷用紙の裏面に、4ページ目の文章データが印刷され排紙される。更に5ページ以降にも文章データがある場合は、3枚目の用紙がピックアップされて順次印刷されていく。さて、プリンタ103のCPU204が、RAM304のページデータ領域402から読み出した1ページ目の文章データの最後を示すコードを認識すると、プリンタ103のCPU204は次にプリント動作に入る。即ち、RAM202にストアした文章データを解析してビットイメージに変換し、これを印刷部I/F207を介して印刷部208に送ってプリントするわけである。ビットイメージに変換された1ページ目の文章データは、再びRAM202のビットイメージ領域にストアし、印刷部I/F207を介して印刷部208に印刷開始命令を送る。印刷部208は、回転ミラー502と感光ドラム504の回転を開始し、又ピックアップローラ507を起動して印刷用紙を印刷部へ送り込む。印刷用紙が所定の位置に達すると、印刷部208は、印刷部I/F207を介してCPU204に垂直同期信号を送る。CPU204はこの信号を受けてRAM202のビットイメージ領域からビットイメージに変換された1ページ目の文章データを読み出し、同じく印刷部208から印刷部I/F207を介してCPU204に送られる水平同期信号に合わせて印刷部I/F207を介して印刷部208に送る(A203)。このビットイメージ信号は、そのまま印刷部208のレーザー501のON/OFF信号になる為、感光ドラム504上に1ページ目のビットイメージの潜像が形成される(図7(a)、(b))。一方、CPU204は、次に印刷するページの文章データをPC101から読み込む作業に入る。両面プリンタの場合、2ページ目は1ページ目の裏面に印刷される。1ページ目を印刷された用紙は、図7(c)、(d)、(e)、(f)の様に、裏面を印刷すべく送り返されるが、その前に2枚目の用紙が印刷される。この2枚目の用紙の表面には3ページ目の文章が印刷される。従ってCPU204は、IEEE1394バスを通じてPC101のメモリ304上のデータアドレステーブル領域401を見に行き、3ページ目の文章データの先頭アドレスを読み、そのアドレスデータが“FFFFFFFF”(16進コード)(即ち、そのページの文章データが402内に用意されていない)で無ければ(S204)、次にその先頭アドレス403の示す3ページ目の文章データを順に読んで行き、プリンタ103のIEEE1394I/F部201を通じて読み込んだデータをRAM202にストアする。3ページ目の文章データの最後を示すコードを認識すると、プリンタ103のCPU203は3ページ目の文章データの読み込みを終了する。後は同じようにビットイメージに変換し、2枚目の印刷用紙の表面に3ページ目の文章データを印刷しつつ、今度は1枚目の用紙の裏面に2ページ目の文章データを印刷する為に、同様にPC101のメモリから2ページ目の文章データを読み出すわけである。(図7(d)、(e)、(f)、(g))同様に2ページ目の文章データの印刷をしつつ、2枚目の裏面に印刷する4ページ目の文章データをPC101から読み出し、2枚目の裏面が印刷位置に来ると、4ページ目を印刷する。
【0136】
以上の様に、CPU204がPC101から読み出す文章データの順番は、1ページ目→3ページ目→2ページ目→4ページ目である。
【0137】
ここで、5ページ以降を印刷する場合の動作について説明する。
【0138】
3ページ目の印刷(即ち1枚目の用紙の裏面)が終了して、印刷部208の排紙センサ516が印刷終了した1枚目の用紙の通過を検知すると(図11、S211)、プリンタ103は、印刷を終了したページの印刷が終了した事を示すステータスをIEEE1394I/Fバスを通じてPC101に返す(S212)。図8に、この印刷終了ステータスを示す、先頭にヘッダ、次に印刷終了を示すステータスを示すコード、次に終了ページ番号で、今回の場合は1ページと3ページ、そして最後に終了コードで構成される。PC101はこの印刷終了ステータスを受けると(図9、S002)、次のページ(この場合は5ページ目以降)終了したページの文章データの領域に、次に印刷される文章データをストアし、そのページの文章データの先頭アドレスを401の該当ページの領域に書き込むと共に、印刷の終了したページの先頭アドレスを“FFFFFFFF”(16進コード)とする(図9、S003)。
【0139】
図4(b)にその状況を示す。即ち、1ページ目と3ページ目の文章データをストアしていた領域にそれぞれ5ページ目、7ページ目の文章データが書き込まれ、401の5ページ目と7ページ目の先頭アドレスが書き込まれる。4ページ目を印刷し終えたプリンタ103は、次に5ページ目を印刷すべくPC101のメモリ304の5ページ目の文章データの先頭アドレスを見に行く。ここに終了コードが書かれていれば(図10、S204)、文章データは4ページで終了と言う事で、後は印刷した用紙が排紙される度に印刷終了ステータスをPC101に返して終了する。本実施の形態では、最終ページは5ページよりも後のnページで有るので、終了コードは書かれていない。“FFFFFFFF”(16進コード)が書かれていれば、PC101がまだそのページの文章データをメモリ304の領域402にストアしきっていない事を意味するので、先頭アドレスが“FFFFFFFF”(16進コード)以外の値になるまで待つ。(S205)先頭アドレスが“FFFFFFFF”(16進コード)以外の値になると、得られた先頭アドレスをもとに文章データを入力して印刷するわけである。
【0140】
これをnページまで繰り返して、文章データの印刷を完了するわけである。
【0141】
又、裏面を印刷する場合は、実際には逆さまに印刷するわけで有るが、これも裏面を印刷する場合はPC上のそのページの文章データの最後のアドレスのデータからさかのぼって読むようにすれば容易に対応できる事は言うまでもない。
【0142】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷装置は自分の必要なペースで情報処理装置の記憶手段から印刷データを読み出すことができ、印刷データを記憶する印刷装置の記憶手段の容量を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のネットワーク一例を示した図である。
【図2】本発明を適用したプリンタブロック図である。
【図3】本発明を適用したPCのブロック図である。
【図4】本発明における実施例のPCのメモリ303の内部領域の使われ方を示す図である。
【図5】本発明における実施例のプリンタのメモリ202の内部領域の使われ方を示す図である。
【図6】プリンタの印刷部208を示す図である。
【図7】プリンタの印刷部208の、両面印刷時における印刷用紙等の動きを説明する図である。
【図8】プリンタからの印刷終了ステータスを示す図である。
【図9】本発明における実施例のPCでの動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明における実施例のプリンタでの動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明における実施例のプリンタでの動作の流れを示すフローチャートである(割り込みルーチン)。
【図12】1394シリアルバスを用いて接続されたネットワーク構成の一例を示す図である。
【図13】1394シリアルバスの構成要素を表す図である。
【図14】1394シリアルバスのアドレスマップを示す図である。
【図15】1394シリアルバスケーブルの断面図である。
【図16】DS−Link符号化方式を説明するための図である。
【図17】1394シリアルバスで各ノードのIDを決定する為のトポロジ設定を説明するための図である。
【図18】1394シリアルバスでのアービトレーションを説明するための図である。
【図19】アシンクロナス転送の時間的な状態遷移を表す基本的な構成図である。
【図20】アシンクロナス転送のパケットのフォーマットの一例の図である。
【図21】アイソクロナス転送の時間的な状態遷移を表す基本的に構成図である。
【図22】アイソクロナス転送のパケットのフォーマットの一例の図である。
【図23】1394シリアルバスで実際のバス上を転送されるパケットの様子を示したバスサイクルの一例の図である。
【図24】バスリセットからノードIDの決定までの流れを示すフローチャート図である。
【図25】バスリセットにおける親子関係の流れを示すフローチャート図である。
【図26】バスリセットにおける親子関係決定後から、ノードID決定までの流れを示すフローチャート図である。
【図27】アービトレーションを説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
101 PC
103 プリンタ
202 RAM
204 CPU
304 メモリ

Claims (18)

  1. 情報処理装置と印刷装置とからなる印刷システムであって、
    前記情報処理装置は、前記印刷装置よりアクセス可能な記憶手段に印刷データを記憶させる記憶制御手段と、前記印刷装置に印刷開始命令を出力する手段とを有し、
    前記印刷装置は、前記印刷開始命令に従って前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする印刷システム。
  2. 前記印刷装置は、印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスを前記情報処理装置から取得するアドレス取得手段を有し、
    前記読み出し手段は、前記アドレス取得手段により取得されるアドレスに基づいて印刷データを読み出すことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記情報処理装置は、各ページの印刷データの先頭アドレスを記憶する前記印刷装置よりアクセス可能なテーブルを有し、
    前記アドレス取得手段は、前記印刷開始命令に基づき前記テーブルをアクセスし、必要なページの印刷データの先頭アドレスを読み出すことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷装置は、印刷が終了したページのページ番号を前記情報処理装置に送信するページ番号送信手段を有し、
    前記記憶制御手段は、前記ページ番号送信手段により送信されるページ番号のページの印刷データが記憶されている領域に、他のページの印刷データを記憶させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷システム。
  5. 印刷装置よりアクセス可能な記憶手段に印刷データを記憶させる手段と、前記印刷装置に印刷開始命令を出力する手段とを有する情報処理装置とバスで接続される印刷装置であって、
    前記印刷開始命令に従って前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  6. 前記印刷手段は、両面印刷を行い、前記読み出し手段は、前記印刷手段によって行われる両面印刷に必要な順に印刷データを読み出すことを特徴とする請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記バスは、IEEE1394シリアルバスであることを特徴とする請求項5或いは6に記載の印刷装置。
  8. 印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスを前記情報処理装置から取得するアドレス取得手段を有し、
    前記読み出し手段は、前記アドレス取得手段により取得されるアドレスに基づいて印刷データを読み出すことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 前記情報処理装置は、各ページの印刷データの先頭アドレスを記憶する前記印刷装置よりアクセス可能なテーブルを有し、
    前記アドレス取得手段は、前記印刷開始命令に基づき前記テーブルをアクセスし、必要なページの印刷データの先頭アドレスを読み出すことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記読み出し手段は、前記印刷手段の印刷タイミングに応じて必要なページの印刷データを読み出すことを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載の印刷装置。
  11. 印刷データを記憶する記憶手段を有する情報処理装置と通信する印刷装置であって、
    前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  12. 印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスを前記情報処理装置から取得するアドレス取得手段を有し、
    前記読み出し手段は、前記アドレス取得手段により取得されるアドレスに基づいて印刷データを読み出すことを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  13. 前記情報処理装置は、各ページの印刷データの先頭アドレスを記憶する前記印刷装置よりアクセス可能なテーブルを有し、
    前記アドレス取得手段は、前記印刷開始命令に基づき前記テーブルをアクセスし、必要なページの印刷データの先頭アドレスを読み出すことを特徴とする請求項12に記載の印刷装置。
  14. 印刷データを記憶する記憶手段を有する情報処理装置と通信可能な印刷装置の印刷方法であって、
    前記記憶手段に記憶された印刷データのうち必要なページの印刷データを印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスに基づいて読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップで読み出された印刷データに基づき印刷を行う印刷ステップとを有することを特徴とする印刷方法。
  15. 前記印刷装置は、両面印刷を行い、前記読み出しステップでは、前記印刷ステップで行われる両面印刷に必要な順に印刷データを読み出すことを特徴とする請求項14に記載の印刷方法。
  16. 印刷データが記憶されている領域に対応するアドレスを前記情報処理装置から取得するアドレス取得ステップを有し、
    前記読み出しステップでは、前記アドレス取得ステップで取得されるアドレスに基づいて印刷データを読み出すことを特徴とする請求項14或いは15に記載の印刷方法。
  17. 前記情報処理装置は、各ページの印刷データの先頭アドレスを記憶する前記印刷装置よりアクセス可能なテーブルを有し、
    前記アドレス取得ステップでは、前記印刷開始命令に基づき前記テーブルをアクセスし、必要なページの印刷データの先頭アドレスを読み出すことを特徴とする請求項16に記載の印刷方法。
  18. 前記読み出しステップでは、前記印刷ステップでの印刷タイミングに応じて必要なページの印刷データを読み出すことを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の印刷方法。
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