JP3869303B2 - 画像復号化方法及び装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像信号を高能率に符号化して伝送または蓄積することを可能とする画像復号化方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像符号化装置、例えばMPEGで規定された動画像符号化装置では、図36に示すように入力された画像信号を8×8画素の正方ブロックに分割した後、2次元離散コサイン変換(DCT)を施して符号化している。
【0003】
一方、J.Y.A.Wang et.al“Applying Mid-level Vision Techniques for Video Data Compression and Manipulation”,M.I.T.MediaLab.Tech.Report No.263,Feb.1994(文献1)には、図37に示すように背景と被写体(以後、コンテントと呼ぶ)を分けて符号化する技術が開示されている。このように背景やコンテントを別々に符号化するために、コンテントの形状や画面内の位置を表すアルファマップと呼ばれるマップ信号が用意される。この符号化法によると、コンテント毎に画質を変えたり、特定のコンテントのみを再生したりすることができる。ただし、図36に示したように画面内を正方ブロックに分割して符号化する場合には、図38に示すようにコンテントの境界部を含むブロック、すなわちコンテントの内部と外部にまたがるエッジブロックについては別個に処理を行う必要がある。
【0004】
また、画面内の統計的性質や被写体の形状に合わせて、画面内を任意形状のブロックに分割して符号化する方法が提案されている。このような任意形状の直交変換方法は、“松田他、「DCTを用いた画像の可変ブロックサイズ形状変換符号化の検討」、信学秋季全大D-146,1992”(文献2)に記載されている。本明細書では、この変換法をAS−DCTと呼ぶことにする。AS−DCTでは、まず図39(a)に示すように水平(または垂直)方向に1次元のDCTを施し、次に図39(b)に示すように低域のDCT係数から順に並べ換えた後、垂直(または水平)方向に1次元DCTを施している。
【0005】
また、“松田他、「DCTを用いた画像の可変ブロック形状変換符号化の性能評価」、PCSJ92,7-10,1992”(文献3)では、水平方向と垂直方向の変換の順序として、実際に符号化を行ってみて符号化効率の高い方の変換順序を選択することで符号化効率の改善を図っている。
【0006】
さらに、“K.R.Rao/P.Yip 共著、安田浩/藤原洋共訳「画像符号化技術−DCTとその国際標準−」,7.3,pp.164〜165,オーム社”(文献4)には、2次元DCTを利用して画像信号の解像度変換を実現する方法が記載されている。すなわち、図40に示すように、2次元DCTによって得られたDCT係数の一部を取り出し、次数の異なるDCTで逆変換することで解像度の変換が実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
グラフィックディスプレイのような画像システムにおいては、多様な画像効果を実現するために、画面内のコンテントを解像度変換して縮小や拡大を行うことが望まれる。コンテントの形状は種々のものがあり、これら任意形状のコンテントについて解像度変換を行う必要がある。しかし、例えば文献2に記載された任意形状の直交変換法であるAS−DCTでは、変換対象のブロックがエッジブロック、つまりコンテントの境界部を含むブロックである場合には、解像度変換を実現することができない。
【0008】
本発明の目的は、コンテントの境界部を含むブロックについて解像度変換を行うことができる画像復号化方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明では画像信号の方形状のブロック毎に入力される画面内のコンテントの位置および形状を表す符号化されたマップ信号を復号し(第1の復号化)、この第1の復号化により復号されたマップ信号を解像度変換する。一方、符号化された直交変換係数を復号し(第2の復号化)、この第2の復号化により復号された直交変換係数から解像度変換されたマップ信号に基づいて所定解像度の画像を再生するために必要な直交変換係数を選択し、この選択された直交変換係数を逆直交変換して、逆直交変換結果から解像度変換された再生画像信号を得る。そして、前記逆直交変換において、選択された直交変換係数のうちコンテントの内部に位置するブロックについては全ての係数を2次元逆直交変換し、コンテントの境界部を含むブロックについてはコンテントの内部に含まれる係数を2次元または1次元逆直交変換することを特徴とする。
【0010】
ここで、逆直交変換においては例えばコンテントの境界部を含むブロックについては、コンテントの内部に含まれる変換係数を水平または垂直方向に並べ換えた後、水平または垂直方向に1次元逆直交変換を行い、元の画素位置に並べ換えを行った後、垂直または水平方向に1次元逆直交変換を行う。
【0011】
また、画像符号化側においてコンテント内部の画像信号の水平および垂直方向の相関が大きいと判定された方向から先に1次元直交変換を行うように1次元直交変換の方向を切り換えた場合は、その切り換え情報に基づいて第1の画像復号化装置において1次元逆直交変換の方向を切り換えるようにする。
【0012】
このように本発明では、コンテントの位置および形状を表すマップ信号に従って画像信号のうちコンテントの内部に位置するブロック(内部ブロック)は全画素の信号、コンテントの境界部を含むブロック(エッジブロック)はコンテントの内部に含まれる画素の信号をそれぞれ2次元直交変換して変換係数を符号化すると共に、マップ信号を符号化しておき、マップ信号を復号し解像度変換したマップ信号に基づいて、復号した直交変換係数から所望解像度の画像を再生するために必要な直交変換係数を選択し、内部ブロックは全ての係数、エッジブロックはコンテントの内部に含まれる係数をそれぞれ2次元逆直交変換して、解像度変換された再生画像信号を得ることにより、任意形状のコンテントを含むエッジブロックについて解像度変換を行うことができる。
【0013】
この場合、2次元直交変換における水平および垂直方向の1次元直交変換の順序を切り換えられるようにしておき、コンテント内部の画像信号の水平および垂直方向のそれぞれの相関を検出して、相関の高い方向について先に1次元直交変換を行うことで、符号化効率を向上させることができる。
【0014】
【実施形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。入力の画像信号10は、図示しないブロック化回路により複数の正方ブロックに分割された後、減算回路100に供給される。減算回路100では、動き補償予測回路110より供給される動き補償予測信号と入力画像信号10との差分である予測誤差信号30が求められ、直交変換回路200に供給される。
【0015】
直交変換回路200では、予測誤差信号30をブロック毎に供給されるアルファマップ信号20に従って直交変換係数に変換した後、量子化回路120に供給する。量子化回路120で量子化された変換係数は、可変長符号化回路140により符号化されると共に、逆量子化回路130によって逆量子化される。逆量子化された変換係数40は、逆直交変換回路300によって逆変換された後、加算回路150において動き補償予測回路110より供給される動き補償予測信号と加算される。
【0016】
加算回路150の出力である局部復号画像信号は、動き補償予測回路110内のフレームメモリに蓄えられる。可変長符号化回路140で符号化された変換係数と、アルファマップ符号化回路160により符号化されたアルファマップ信号は、多重化回路170において動きベクトル情報等のサイド情報と共に多重化され、符号化ビットストリーム50として出力される。なお、アルファマップ信号は二値画像の符号化法、例えばMMR(Modified Modified Read)により符号化される。
【0017】
次に、図1における直交変換回路200および逆直交変換回路300について詳細に説明する。図2および図3は、それぞれ直交変換回路200および逆直交変換回路300の詳細な構成を示すブロック図である。
【0018】
図2に示す直交変換回路200はスイッチ回路210、AS−DCT回路220およびDCT回路230からなり、アルファマップ信号20はスイッチ回路210とAS−DCT回路220に供給される。スイッチ回路210では、入力される予測誤差信号30のブロックが図38中に示した外部ブロック、内部ブロック、エッジブロックのいずれかであるかを判定し、内部ブロックである場合には予測誤差信号30をDCT回路230に供給し、エッジブロックつまりコンテントの境界部を含むブロックである場合には予測誤差信号30をAS−DCT回路220に供給する。なお、該ブロックが外部ブロックである場合には符号化しないか、または他の方法で符号化するものとする。
【0019】
図4はAS−DCT回路220の構成を示す図であり、図6はAS−DCTの変換手順の例である。図6に示すように、入力されたエッジブロック中で斜線で示されるコンテントの内部に含まれる画素を最初に並べ換え回路221により左端に寄せ集める。次に、DCT回路222において斜線で示される画素について水平方向に1次元DCTを行う。次に、並べ換え回路223において網線で示される変換係数を上端に寄せ集める。最後に、DCT回路224において網線で示される変換係数について垂直方向に1次元DCTを行う。なお、並べ換えおよびDCTの順序を入れ替えて処理することも可能である。
【0020】
図3に示す逆直交変換回路300は、スイッチ回路310、AS−IDCT回路320およびIDCT回路330からなり、アルファマップ信号20はスイッチ回路310とAS−IDCT回路320に供給される。
【0021】
図5は、AS−IDCT回路320の構成を示す図であり、IDCT回路321、並べ換え回路322、IDCT回路323および並べ換え回路324からなる。このように、逆直交変換回路300では直交変換回路200と逆の操作が行われる。
【0022】
次に、本実施形態における画像復号化装置について説明する。図7は、図1の画像符号化装置に対応する解像度変換機能を有する画像復号化装置の構成を示すブロック図である。入力される符号化ビットストリーム60は、分離化回路400において変換係数やアルファマップ信号の成分に分離される。変換係数の符号は可変長復号回路410により復号された後、逆量子化回路420により逆量子化される。一方、アルファマップ信号はアルファマップ復号化回路430により復号された後、解像度変換回路440によって所望の解像度に変換される。
【0023】
解像度変換回路440は、二値画像信号であるアルファマップ信号を解像度変換する。このような2値画像の解像度変換法としては、例えば、“画像処理ハンドブック、p.630、昭晃堂”(文献5)に記載されている拡大縮小法を用いることができる。係数選択回路450では、解像度変換回路440で解像度が変換されたアルファマップ信号を前述したAS−DCTの変換手順と同様に、図8に示すように水平方向に並べ換えた後、垂直方向に並べ換えることで、該解像度の再生画像を得るのに必要な変換係数の帯域を求める。なお、図8は解像度を水平・垂直共に5/8に解像度変換した例である。
【0024】
次に、逆量子化回路420より供給される変換係数から必要な帯域の係数を選択し、逆直交変換回路460に供給する。逆直交変換回路460では、内部ブロックの変換係数については5×5の2次元IDCTを施し、エッジブロックの変換係数については解像度変換回路440より供給される解像度変換されたアルファマップ信号に従ってAS−IDCTを施し、逆変換した信号を加算回路740に供給する。加算回路470では、動き補償回路480より供給される動き補償予測信号と逆直交変換回路460から供給される信号とを加算して得られた再生画像信号70を出力する。
【0025】
(第2の実施形態)
次に、図9〜図15を用いて第2の実施形態を説明する。
図9は、本実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。本実施形態において、直交変換回路250および逆直交変換回路350は、図2中のAS−DCT回路220および図3中のAS−IDCT回路320の変換の順序を切り換えられるようにしたAS−DCT回路およびAS−IDCT回路を構成要素として有する。そして、予測誤差信号30の水平および垂直方向のそれぞれの相関を相関検出回路180により検出し、相関の高い方向を表す信号(切り換え信号)21を直交変換回路250、逆直交変換回路350および多重化回路170に供給する。相関検出回路180において相関を検出する手段としては、例えば水平方向と垂直方向とで各々隣接画素間の2乗誤差を計算する方法がある。
【0026】
図10および図11は、それぞれ直交変換回路250および逆直交変換回路350の詳細な構成を示すブロック図である。図10に示す直交変換回路250は図2と同様に、スイッチ回路210、AS−DCT回路260およびDCT回路230からなり、アルファマップ信号20はスイッチ回路210とAS−DCT回路260に供給され、切り換え信号21はAS−DCT回路260に供給される。図11に示す逆直交変換回路350はスイッチ回路310、AS−IDCT回路360およびIDCT回路330からなり、アルファマップ信号20はスイッチ回路310とAS−IDCT回路360に供給され、切り換え信号21はIDCT回路330に供給される。
【0027】
図12および図13は、それぞれ図10中のAS−DCT回路260および図11中のAS−IDCT回路360の構成を示すブロック図であり、図14はAS−DCT回路260およびAS−IDCT回路360において、変換の順序を切り換える方法を詳細に説明する図である。変換の順序は、図12および図13内の第1のスイッチ回路261,361および第2のスイッチ回路262,362を図14図(a)および(b)のように切り換えることで変更される。具体的には、スイッチ回路261,262および361,362は切り換え信号21により水平方向の相関が高い場合には図14(a)のように切り換えられ、垂直方向の相関が高い場合には図14(b)のように切り換えられる。なお、切り換え信号21はブロック毎に1ビットで符号化して変更してもよいし、フレーム毎に1ビットで符号化して変更しても良い。
【0028】
次に、本実施形態における画像復号化装置について説明する。図15は、図9の画像符号化装置に対応する解像度変換機能を有する画像復号化装置の構成を示すブロック図である。図7に示した第1の実施形態の画像復号化装置と異なる点は、入力される符号化ビットストリーム60から分離化回路400において分離された変換順序の切り換え信号61を逆直交変換回路461に供給しているところである。逆直交変換回路461は、図11に示す画像符号化装置内の逆直交変換回路350と同様に構成され、切り換え信号61により図14で説明したように逆変換の順序を切り換えている。
【0029】
次に、図16および図17を用いてAS−DCTの変換係数のスキャン法の具体例を説明する。一般に、正方ブロックのDCT係数を符号化する場合には、ジグザグスキャンした後、係数の大きさとゼロランレングスの合成事象を2次元可変長符号化を用いて符号化している(「画像符号化技術−DCTとその国際標準−」、pp.288〜290 参照)。一方、AS−DCTではブロックの形状により、図16に示すように変換係数の分布が水平方向hや垂直方向vに偏在する場合がある。従って、本実施形態ではアルファマップ信号により特定できる変換係数の分布に適合させてスキャンの順序を画像符号化装置および画像復号化装置双方においてそれぞれ決定している。
【0030】
図16は、スキャン順序決定手順の例である。まず、アルファマップ信号20(0:コンテント外部、1:コンテント内部)を水平方向hおよび垂直方向vに並べ換え、変換係数の分布(map[v][h]:v、h=0〜size−1)を得る。次に、以下にC言語で記述する手順により、スキャン順序(order[v][h]:v、h=0〜size−1)を決定する。
【0031】
Figure 0003869303
更に、符号化データにスケーラブル機能を実現するために数々のスキャン方法が提案されている(「画像符号化技術−DCTとその国際標準−」、図7.144 参照)。
【0032】
図17は、AS−DCTにおけるスケーラブル機能を実現するためのスキャン方法決定回路のブロック図である。解像度変換回路440においては、アルファマップ信号80を解像度変換し(例えば、水平・垂直方向共に1/2)、第1の水平・垂直並べ換え回路441に供給する。また、第2の水平・垂直並べ換え回路442には解像度変換されないアルファマップ信号80が供給される。水平・垂直並べ換え回路441,442では、図16に示されているような並べ換えが行われ、その結果(map[v][h])が各々第1のスキャン順序決定回路444および排他的論理和計算回路443に供給される。
【0033】
第1のスキャン順序決定回路444では、図16に示した手順で解像度変換されたアルファマップ信号のスキャン順序(低域成分の順序)を決定し、そのスキャン順序の情報81を第2のスキャン順序決定回路445に供給する。排他的論理和計算回路443では、第1の水平・垂直並べ換え回路441より供給される低解像度のmap[v][h]と、第2の水平・垂直並べ換え回路442より供給される高解像度のmap[v][h]との差分がとられ、この差分82が第2のスキャン順序決定回路445に供給される。
【0034】
第2のスキャン順序決定回路445では、第1のスキャン順序決定回路444で決定された低域成分のスキャン順序に引き続いて、高域成分スキャン順序が決定され、低域と高域成分を合わせたスキャン順序を示す情報83が出力される。このアルゴリズムは、更に多段階に分割してスキャン順序を決定する場合にも適用可能である。
【0035】
(第3の実施形態)
次に、図18〜図21を用いて第3の実施形態を説明する。
図18は、本実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。平均値分離回路500では、アルファマップ信号20に従って予測誤差信号30がエッジブロックの信号であれば、平均値分離回路500でコンテントの内部の信号(図19の斜線部)の平均値を算出して分離し、コンテントの外部の信号は全て0にする。この処理により、図19の中央の正方ブロックのブロック内平均値は0となる。このブロック内平均値0の信号32をDCT回路230に供給して2次元DCTを施すと、図19の右側の正方ブロックのようにDC成分は0となる。この際、コンテント外部の信号を平均値が0となる条件の下で、外挿した信号に置き換えてもよい。
【0036】
平均値分離回路500において算出された平均値31は、DCT回路230より供給されるDCTの交流変換係数と共に量子化回路121に供給され、量子化された後に逆量子化回路131および可変長符号化回路140に供給される。逆量子化回路131では、平均値および交流変換係数を逆量子化する。量子化された平均値41は平均値合成回路510に、また量子化された交流変換係数42は逆DCT回路330にそれぞれ供給される。
【0037】
平均値合成回路510では、逆DCT回路330において逆変換された信号をアルファマップ信号20に従って、コンテントの内部の信号に平均値41を合成することで再生画像信号を得る。この際、コンテントの外部の信号は、例えば0にリセットしておく。
【0038】
次に、本実施形態における画像復号化装置について説明する。図20は、図18の画像符号化装置に対応する解像度変換機能を有する画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、図21は解像度変換された信号を再生する手順を示す図である。図20において、逆量子化回路421では平均値および交流変換係数を逆量子化し、平均値62を介して平均値合成回路511に、交流変換係数63を係数選択回路451へそれぞれ供給する。逆DCT回路462では、係数選択回路451において選択された所望の解像度を得るのに必要な帯域の変換係数に対してDCTを施す(図21の例では、5×5の2次元IDCT)。
【0039】
平均値合成回路511では、逆DCT回路462によって逆変換された信号を解像度変換回路440より供給される解像度変換されたアルファマップ信号に従って、コンテント内部の信号に平均値62を合成することで、再生画像信号を得る。
【0040】
(第4の実施形態)
次に、図22〜図25を用いて第4の実施形態を説明する。
図22は、本実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。平均値算出回路501では、アルファマップ信号20に従って予測誤差信号30がエッジブロックの信号であれば、コンテントの内部の画素(図23の斜線部)の平均値aを算出してし、平均値挿入回路502に供給する。この平均値挿入回路502では、図23に示すようにコンテントの外部の画素値を全てコンテントの内部の画素値の平均値aにする処理を行う(平均値挿入)。この処理により、図23の中央の正方ブロックのブロック内平均値はaとなる。このブロック内平均値aの信号をDCT回路230に供給して2次元DCTを施すと、図23の右側の正方ブロックのようにDC成分はA(=8×a)となる。この際、コンテント外部の信号を平均値がaとなる条件の下で、外挿した信号に置き換えてもよい。
【0041】
平均値挿入回路502の出力はDCT回路230に供給され、DCT係数に変換された後、量子化回路120に供給され、量子化される。量子化された変換係数は、逆量子化回路130および可変長符号化回路140に供給される。逆量子化回路130では、量子化回路120より供給される変換係数を逆量子化し、逆DCT回路330に供給する。
【0042】
画素分離回路512では、逆DCT回路330において逆変換された信号をアルファマップ信号20に従って、コンテントの内部の画素信号を分離することで再生画像信号を得る。この際、コンテントの外部の信号は、例えば0にリセットしておく。
【0043】
次に、本実施形態における画像復号化装置について説明する。図24は、図22の画像符号化装置に対応する解像度変換機能を有する画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、図25は解像度変換された信号を再生する手順を示す図である。図24において、逆量子化回路420では変換係数を逆量子化して係数選択回路451へ供給する。逆DCT回路462では、係数選択回路451において選択された所望の解像度を得るのに必要な帯域の変換係数に対してDCTを施す(図25の例では、5×5の2次元IDCT)。
【0044】
画素分離回路513では、逆DCT回路462によって逆変換された信号を解像度変換回路440より供給される解像度変換されたアルファマップ信号に従って、コンテント内部の画素の信号を分離することで、再生画像信号を得る。
【0045】
(第5の実施形態)
次に、図26〜図30を用いて第5の実施形態を説明する。本実施形態は、ベクトル量子化(VQ)による任意形状ブロックの符号化法を用いた例である。図22は、本実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、図23はエッジブロックにおける符号化手順を示す図である。
【0046】
図26において、ベクトル量子化器600は予測誤差信号30とコードブックに蓄えられているコードベクトルとをマッチングして、予測誤差信号30と最も相関の高いコードベクトルを選択する。この際、図27に示したようにエッジブロックに関しては、アルファマップ信号20に従ってコンテントの内部の信号 (図の斜線部)のみでコードベクトルとのマッチングを行い、最も相関の高いコードベクトルのインデックス(図27の例では、“2”)を出力する。
【0047】
符号化回路141では、ベクトル量子化器600より供給されるインデックスを可変長あるいは固定長で符号化して、多重化回路170に出力する。逆ベクトル量子化器610においては、図28に示すようにベクトル量子化器600より供給されるインデックスに対応するコードベクトルから、アルファマップ信号20に従ってコンテントの内部の信号(図の斜線部)を切り出して再生画像信号を出力する。
【0048】
次に、本実施形態における画像復号化装置について説明する。図29は、図26の画像符号化装置に対応する解像度変換機能を有する画像復号化装置の構成を示すブロック図であり、図30は逆ベクトル量子化器620に設けられるコードブックである。入力される符号化ビットストリーム60から分離回路400により分離されたアルファマップ信号は、アルファマップ復号化回路430により復号され、解像度変換回路440により各サブバンド画像信号の解像度に解像度変換される。一方、分離回路400により分離されたインデックスは復号化回路411により復号され、逆ベクトル量子化器620に供給される。
【0049】
逆ベクトル量子化器620では、図30に示すようにインデックスに対応する多重解像度表現されたコードベクトルの中から所望の解像度のコードベクトルを選択し、解像度変換回路440より供給される解像度変換されたアルファマップ信号に従って、コンテントの内部の信号(図の斜線部)を切り出す。この信号に基づいて、加算回路470および動き補償回路480により再生画像信号70が得られる。
【0050】
(第6の実施形態)
次に、図31〜図34を用いて第6の実施形態を説明する。図31および図32は、画像信号のサブバンド分割を説明する図である。入力画像信号は、帯域分割とダウンサンプリングによりサブバンド分割される。図31は、入力画像を4帯域(LL,LH,HL,HH)や、帯域LLを更に4帯域に分割して7帯域にサブバンド分割した例である。また、図32は4帯域にサブバンド分割した際の各成分の空間周波数軸上における配置である。ここでは、入力画像信号を4帯域にサブバンド分割した例について述べる。
【0051】
図33は、本実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、入力画像信号10はサブバンド分割回路700において複数のサブバンド画像信号に分割された後、任意形状符号化回路710,711,712,713に入力される。任意形状符号化回路710においてはサブバンド画像信号LL、任意形状符号化回路711においてはサブバンド画像信号LH、任意形状符号化回路712においてはサブバンド画像信号HL、任意形状符号化回路713においてはサブバンド画像信号HHをそれぞれ第1〜第4の実施形態のいずれかで説明した任意形状の符号化法により符号化する。この際、アルファマップ信号は解像度変換回路446により各サブバンド画像の解像度に変換され、任意形状符号化回路710,711,712,713にそれぞれ供給される。符号化されたアルファマップ信号およびサブバンド画像信号は多重化回路170を介して符号化ビットストリーム50として出力される。
【0052】
図34は、図33の画像符号化装置に対応する本実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図である。入力される符号化ビットストリーム60から分離回路400により分離されたアルファマップ信号は、アルファマップ復号化回路430により復号され、解像度変換回路446により各サブバンド画像信号の解像度に解像度変換される。
【0053】
一方、分離回路400により分離されたサブバンド画像信号は任意形状復号化回路720,721,722,723に入力され、解像度変換回路446から供給されるアルファマップ信号に従って、任意形状復号化回路720においてはサブバンド画像信号LL、任意形状復号化回路721においてはサブバンド画像信号LH、任意形状復号化回路722においてはサブバンド画像信号HL、任意形状復号化回路723においてはサブバンド画像信号HHがそれぞれ第1〜第4の実施形態で説明した任意形状の復号化法により再生される。すなわち、例えばエッジブロックについては、サブバンド画像信号のうちコンテントの内部の信号のみが復号化される。
【0054】
再生された各サブバンド画像信号は、サブバンド合成回路730において所定解像度を得るために必要なサブバンド画像信号のみが合成され、再生画像信号70として出力される。ここで、例えば再生画像信号70としてサブバンド画像LLのみを出力すれば、低解像度の画像が再生される。
【0055】
次に、本発明の応用例として、本発明による画像符号化/復号化装置を適用した画像伝送システムの実施形態を図35を用いて説明する。パーソナルコンピュータ(PC)1001に備えら付けられたカメラ1002より入力された画像信号は、PC1001に組み込まれた画像符号化装置によって符号化される。この画像符号化装置から出力される符号化データは、他の音声やデータの情報と多重化された後、無線機1003により無線で送信され、他の無線機1004によって受信される。無線機1004で受信された信号は、画像信号の符号化データおよび音声やデータの情報に分解される。これらのうち、画像信号の符号化データはワークステーション(EWS)1005に組み込まれた画像復号化装置によって復号され、EWS1005のディスプレイに表示される。
【0056】
一方、EWS1005に備え付けられたカメラ1006より入力された画像信号は、EWS1006に組み込まれた画像符号化装置を用いて上記と同様に符号化される。符号化データは、他の音声やデータの情報と多重化され、無線機1004により無線で送信され、無線機1003によって受信される。無線機1003によって受信された信号は、画像信号の符号化データおよび音声やデータの情報に分解される。これらのうち、画像信号の符号化データはPC1001に組み込まれた画像復号化装置によって復号され、PC1001のディスプレイに表示される。
なお、データの送受信は無線でなく、有線伝送系を用いても構わない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば任意形状のコンテントを含むエッジブロックについて解像度変換を行うことができ、またエッジブロックにおいて従来の符号化法と比べて符号化効率を低下させずに符号化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図
【図2】図1における直交変換回路の構成を示すブロック図
【図3】図1における逆直交変換回路の構成を示すブロック図
【図4】図2におけるAS−DCT回路の構成を示すブロック図
【図5】図2におけるAS−IDCT回路の構成を示すブロック図
【図6】AS−DCTの変換手順を示す図
【図7】同実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図8】同実施形態における解像度変換手順を示す図
【図9】第2の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図
【図10】図9における直交変換回路の構成を示すブロック図
【図11】図9における逆直交変換回路の構成を示すブロック図
【図12】図10におけるAS−DCT回路の構成を示すブロック図
【図13】図11におけるAS−IDCT回路の構成を示すブロック図
【図14】同実施形態におけるAS−DCTの変換順序切り換え動作を示す図
【図15】同実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図16】第1および第2の実施形態におけるスキャン順序決定手順の例を示す図
【図17】AS−DCTにおけるスケーラブル機能を実現するためのスキャン方法決定回路のブロック図
【図18】第3の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図
【図19】同実施形態に係る画像符号化装置における平均値分離手順を示す図
【図20】同実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図21】同実施形態に係る画像復号化装置における平均値合成手順を示す図
【図22】第4の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図
【図23】同実施形態に係る画像符号化装置における平均値挿入手順を示す図
【図24】同実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図25】同実施形態に係る画像復号化装置における画素分離手順を示す図
【図26】第4の実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図
【図27】図26におけるベクトル量子化器での任意形状ブロックのベクトル量子化法を説明するための図
【図28】図26における逆ベクトル量子化器での任意形状ブロックの逆ベクトル量子化法を説明するための図
【図29】同実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図30】図29における逆ベクトル量子化器に設けられるコードブックを示す図
【図31】第5の実施形態に係る画像信号のサブバンド分割を説明する図
【図32】同実施形態において画像信号を4帯域にサブバンド分割した際の各成分の空間周波数軸上における配置を示す図
【図33】同実施形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図
【図34】同実施形態に係る画像復号化装置の構成を示すブロック図
【図35】本発明による画像符号化装置および画像復号化装置が適用される画像伝送システムの一例を示す図
【図36】従来の画像符号化装置の原理説明図
【図37】従来の背景とコンテントを分けて符号化する方法を説明するための図
【図38】従来のコンテントベース符号化を説明する図
【図39】従来の任意形状直交変換法を説明する図
【図40】直交変換を用いて解像度変換を実現する方法を説明する図
【符号の説明】
1,100…減算回路
2,110,480…動き補償予測回路
3,222,224,230…離散コサイン変換回路
4,120,121…量子化回路
5,130,131,420,421…逆量子化回路
6,321,323,330,462…逆離散コサイン変換回路
7,140…可変長符号化回路
8,150,470…加算回路
9,170…多重化回路
10…画像信号
20…アルファマップ信号
30…予測誤差信号
40…変換係数
50…符号化ビットストリーム
60…符号化ビットストリーム
70…再生画像信号
80…アルファマップ信号
141…符号化回路
160…アルファマップ符号化回路
200,250…直交変換回路
210,310…スイッチ回路
220,260…AS−DCT回路
300,350…逆直交変換回路
320,360…逆AS−DCT回路
400…分離化回路
410…可変長復号化回路
430…アルファマップ復号化回路
440…解像度変換回路
441,442…水平・垂直並べ換え回路,
443…排他的論理和計算回路
444,445…スキャン順序決定回路
450,451…係数選択回路
500…平均値分離回路
510,511…平均値合成回路
501…平均値算出回路
502…平均値挿入回路
512,513…画素分離回路
600…ベクトル量子化回路
610,620…逆ベクトル量子化回路
700…サブバンド分割回路
710,711,712,713…任意形状符号化回路
720,721,722,723…任意形状復号化回路
730…サブバンド合成回路

Claims (4)

  1. 画像信号の方形状のブロック毎に入力される画面内のコンテントの位置および形状を表す符号化された二値のマップ信号を復号する第1の復号化ステップと、
    前記第1の復号化ステップにより復号されたマップ信号を所望解像度に解像度変換する解像度変換ステップと、
    符号化された直交変換係数を復号する第2の復号化ステップと、
    前記解像度変換ステップにより解像度変換されたマップ信号を水平方向にブロック内の左端に寄せ集めるように並べ換えた後、ブロック内の上端に寄せ集めるように垂直方向に並べ換えるステップを含み、該ステップにより並べ換えたマップ信号に基づいて、前記第2の復号化ステップにより復号された直交変換係数から該並べ換えたマップ信号の値“1”に対応する帯域である、前記所望解像度の再生画像信号を得るために必要な帯域の直交変換係数を選択する係数選択ステップと、
    前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数を逆直交変換する逆直交変換ステップと、
    前記逆直交変換ステップによる逆直交変換結果から解像度変換された再生画像信号を得る再生ステップとを備え、
    前記逆直交変換ステップは、前記解像度変換されたマップ信号に基づいて前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数がコンテントの内部に位置するブロックの直交変換係数かコンテントの境界部を含むブロックの直交変換係数かの判定を行い、前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数のうちコンテントの内部に位置するブロックの係数については全ての係数を2次元逆直交変換し、コンテントの境界部を含むブロックの係数についてはコンテント内部に含まれる係数を垂直方向に1次元逆直交変換した後、垂直方向に並べ換え、次いで水平方向に1次元逆直交変換した後、水平方向に並べ換えることを特徴とする画像復号化方法。
  2. 画像信号の方形状のブロック毎に入力される画面内のコンテントの位置および形状を表す符号化された二値のマップ信号を復号する第1の復号化ステップと、
    前記第1の復号化ステップにより復号されたマップ信号を所望解像度に解像度変換する解像度変換ステップと、
    符号化された直交変換係数を復号する第2の復号化ステップと、
    前記解像度変換ステップにより解像度変換されたマップ信号を垂直方向にブロック内の上端に寄せ集めるように並べ換えた後、ブロック内の左端に寄せ集めるように垂直方向に並べ換えるステップを含み、該ステップにより並べ換えたマップ信号に基づいて、前記第2の復号化ステップにより復号された直交変換係数から該並べ換えたマップ信号の値“1”に対応する帯域である、前記所望解像度の再生画像信号を得るために必要な帯域の直交変換係数を選択する係数選択ステップと、
    前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数を逆直交変換する逆直交変換ステップと、
    前記逆直交変換ステップによる逆直交変換結果から解像度変換された再生画像信号を得る再生ステップとを備え、
    前記逆直交変換ステップは、前記解像度変換されたマップ信号に基づいて前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数がコンテントの内部に位置するブロックの直交変換係数かコンテントの境界部を含むブロックの直交変換係数かの判定を行い、前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数のうちコンテントの内部に位置するブロックの係数については全ての係数を2次元逆直交変換し、コンテントの境界部を含むブロックの係数についてはコンテント内部に含まれる係数を水平方向に1次元逆直交変換した後、水平方向に並べ換え、次いで垂直方向に1次元逆直交変換した後、垂直方向に並べ換えることを特徴とする画像復号化方法。
  3. 画像信号の方形状のブロック毎に入力される画面内のコンテントの位置および形状を表す符号化された二値のマップ信号を復号する第1の復号化手段と、
    前記第1の復号化手段により復号されたマップ信号を所望解像度に解像度変換する解像度変換手段と、
    符号化された直交変換係数を復号する第2の復号化手段と、
    前記解像度変換ステップにより解像度変換されたマップ信号を水平方向にブロック内の左端に寄せ集めるように並べ換えた後、ブロック内の上端に寄せ集めるように垂直方向に並べ換える手段を含み、該手段により並べ換えたマップ信号に基づいて、前記第2の復号化手段により復号された直交変換係数から該並べ換えたマップ信号の値“1”に対応する帯域である、前記所望解像度の再生画像信号を得るために必要な帯域の直交変換係数を選択する係数選択手段と、
    前記係数選択手段により選択された直交変換係数を逆直交変換する逆直交変換手段と、
    前記逆直交変換手段による逆直交変換結果から解像度変換された再生画像信号を得る再生手段とを備え、
    前記逆直交変換手段は、前記解像度変換されたマップ信号に基づいて前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数がコンテントの内部に位置するブロックの直交変換係数かコンテントの境界部を含むブロックの直交変換係数かの判定を行い、前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数のうちコンテントの内部に位置するブロックの係数については全ての係数を2次元逆直交変換し、コンテントの境界部を含むブロックの係数についてはコンテント内部に含まれる係数を垂直方向に1次元逆直交変換した後、垂直方向に並べ換え、次いで水平方向に1次元逆直交変換した後、水平方向に並べ換えることを特徴とする画像復号化装置。
  4. 画像信号の方形状のブロック毎に入力される画面内のコンテントの位置および形状を表す符号化された二値のマップ信号を復号する第1の復号化手段と、
    前記第1の復号化手段により復号されたマップ信号を所望解像度に解像度変換する解像度変換手段と、
    符号化された直交変換係数を復号する第2の復号化手段と、
    前記解像度変換手段により解像度変換されたマップ信号を水平方向にブロック内の上端に寄せ集めるように並べ換えた後、ブロック内の左端に寄せ集めるように垂直方向に並べ換える手段を含み、該手段により並べ換えたマップ信号に基づいて、前記第2の復号化手段により復号された直交変換係数から該並べ換えたマップ信号の値“1”に対応する帯域である、前記所望解像度の再生画像信号を得るために必要な帯域の直交変換係数を選択する係数選択手段と、
    前記係数選択手段により選択された直交変換係数を逆直交変換する逆直交変換手段と、
    前記逆直交変換手段による逆直交変換結果から解像度変換された再生画像信号を得る再生手段とを備え、
    前記逆直交変換手段は、前記解像度変換されたマップ信号に基づいて前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数がコンテントの内部に位置するブロックの直交変換係数かコンテントの境界部を含むブロックの直交変換係数かの判定を行い、前記係数選択ステップにより選択された直交変換係数のうちコンテントの内部に位置するブロックの係数については全ての係数を2次元逆直交変換し、コンテントの境界部を含むブロックの係数についてはコンテント内部に含まれる係数を水平方向に1次元逆直交変換した後、水平方向に並べ換え、次いで垂直方向に1次元逆直交変換した後、垂直方向に並べ換えることを特徴とする画像復号化装置。
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