JP3869105B2

JP3869105B2 - Pipe caulking method

Info

Publication number: JP3869105B2
Application number: JP01066598A
Authority: JP
Inventors: 和年高石; 昌幸石川; 雄一頓宮; 浩正多田; 明雄高橋
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1998-01-22
Filing date: 1998-01-22
Publication date: 2007-01-17
Anticipated expiration: 2018-01-22
Also published as: JPH11207421A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械部品などに利用されるパイプのかしめ方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、機械部品を初め，あらゆる産業分野でパイプが広く利用されている。
パイプは、それ自体で種々の用途に利用可能なものであるが、さらに別の利用例として、例えばパイプ内部に充填部材を詰めることによりパイプ強度を上げたり、或いはパイプ内部に所要の物質を詰め込んだ後、パイプ両端に充填部材を詰めて栓をすることにより外部への物質飛び出しなどを回避するために利用されている。
【０００３】
ところで、パイプ内部に充填部材を詰めた場合、長年の使用や外部からの衝撃などにより、パイプ内部から充填部材が飛び出たり、抜け出たりすることを防止する観点から、パイプ内部に充填部材を詰めた後、パイプと充填部材とを溶接で接合したり、或いはパイプに穴を開け、内部充填部材にタップを立て、外側からねじをパイプ穴に挿通しタップにねじ止めすることにより、パイプと充填部材とを締結結合する方法がとられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のようにパイプと充填部材とを溶接接合する方法は、溶接の入熱によってパイプが変形したり、パイプの寸法精度が劣化し、さらにパイプの強度が低下し、製品設計上および生産管理上からも好ましいものではない。
【０００５】
一方、パイプと充填部材をねじで締結結合する方法は、ねじなどの余計な機械部品が必要となる他、タップ立ての余計な工程が増え、作業の煩雑さおよびコストアップの要因ともなり、好ましくない。また、パイプ外周にねじ頭部が突き出た状態となり、種々の不都合な問題が出てくる。例えばパイプを他の機械部品の空隙部分に挿入する必要がある場合、ねじ頭部に相当する部分だけ空隙部分を増やす必要があり、製品設計上から厄介な問題となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、特別に部品を追加せずに、精度よくパイプと充填部材とを結合するパイプかしめ方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、断面が多角形となっているパイプと、このパイプ内部に充填される充填部材とをかしめるパイプのかしめ方法において、前記充填部材の平坦部に凹部を形成して前記パイプ内部に充填し、前記充填部材の凹部と相対する前記パイプの平坦部の軸方向中心点に対し、先端円錐形状の工具を前記中心点の鉛直軸から５〜１０°の傾斜をもって回転させながら押し当てることにより、前記パイプの平坦部を変形し前記充填部材の凹部に押し込むことにより、前記パイプと前記充填部材とをかしめるパイプのかしめ方法である。
【０００７】
従って、本発明は、以上のような手段を講じることにより、充填部材に形成される凹部と相対するパイプの平坦部に対して、先端円錐形状の工具を鉛直軸から所定の傾斜をもって回転させながら押し当てることによりパイプと充填部材とをかしめるので、従来のようにねじなどの特別の部品を用いずにかしめることができ、また溶接接合のごとき熱で溶かしてかしめるものでないので、入熱によってパイプが変形しパイプの寸法精度を低下されるといった問題がなくなり、さらにプレス加工技術によるパイプの押圧変形のように過大な荷重が加わることなくパイプの平坦部を変形し充填部材の凹部に押し込むことができ、製品設計上および生産管理上からも好ましいかしめ方法を得ることができる。
【０００８】
なお、断面多角形の形状を有するパイプのかしめ方法だけでなく、断面円形状のパイプにも同様の手段を用いて実現できるものである。
また、充填部材の平坦部に形成する凹部は、予め決められた形状例えば凹形状に形成するが、先端円錐形状の工具を鉛直軸から所定の傾斜をもって回転させながらパイプの平坦部に押し当てるに際し、パイプの平坦部の変形形状を予測できるとか、または実験結果などから変形形状を知り得る場合には、そのパイプの変形形状に合うような形状の凹部を形成すれば、パイプと充填部材とをより精密、かつ、精度よくかしめることができる。
【０００９】
さらに、充填部材は、パイプ内側の断面形状と同一の外形断面形状に形成するとともに、パイプの全長にわたって充填するだけでなく、種々の用途に応じてパイプの任意部分に充填するとか、或いはパイプ両端に栓として充填することも可能である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わるパイプのかしめ方法について図面を参照して説明する。図１は本発明に係わるパイプのかしめ方法の一実施の形態を説明する図である。
【００１１】
このパイプのかしめ方法は、パイプ１内部に充填部材２を充填した後、パイプ外部の平坦部に工具３を回転させつつ押し当てることにより、パイプ１と充填部材２とをかしめる方法である。
【００１２】
このパイプ１は、断面が多角形の形状をなし、周方向にわたって多面体の平坦部４が形成されている。
前記充填部材２は、パイプ１内部に充填する部材であって、パイプ１と同様に多角形の形状をなし、少くとも１つの平坦部の一部に凹部５が形成されている。
【００１３】
前記工具３は、先端部がほぼ円錐形状に形成され、かつ、自身または他の回転駆動装置に被着されて回転可能に設けられている。
本発明によるパイプのかしめ方法は、前記パイプ１内部に充填部材２を充填した後、工具３を用いてパイプ１と充填部材２とをかしめるに際し、工具３は、充填部材２に形成された凹部５と相対するパイプ１の平坦部４の中心点ｃに対し、その中心点ｃの鉛直軸ｄ−ｄ′から僅かに傾斜させた状態で位置決め設定し、工具３を回転させつつ押し当ててパイプ１の平坦部４を変形することにより、パイプ１の平坦部４の変形部分を充填部材２の凹部５内に押し込むことにより、パイプ１と充填部材２とをかしめる方法である。
【００１４】
なお、従来のようにプレス加工技術を用いてパイプ１をかしめることも可能であるが、次のような不都合な問題が生ずる。
すなわち、プレス加工技術を用い、上型を鉛直方向からパイプ１の平坦部４に押しつけ、このパイプ平坦部４を変形させつつ充填部材２の凹部５内に押し込むことによりかしめる方法も可能であるが、発明者等による実験によれば、プレス加工により押し込み加工を行ってかしめた場合には、本発明のように工具３を傾斜させて回転させつつ押し込むかしめ方法に比べて、押し込み加重が１０〜１５倍程度と大きくなり、パイプ１および充填部材２が大きく変形し、高いパイプ寸法精度が望まれる場合には適用困難となる。
【００１５】
次に、本発明方法を用いた具体的な実験例について説明する。
今、例えば板厚２mm，断面が六角形であって断面幅８０mmのステンレス鋼製パイプ１と、同じくステンレス鋼からなる充填部材２とにかしめるに際し、直径φ２０mmの工具３を用い、工具角度を鉛直軸に対して５°に設定し、工具３を回転させつつ押し当てたとき、ステンレス鋼製パイプ１の平坦部４が変形したが、このときの荷重が約１．２トンであり、パイプ１の寸法精度に影響を与えずにかしめることができた。
【００１６】
なお、工具３の傾斜角δとしては鉛直軸に対し５°〜１０°程度が好ましい。その理由は、ステンレス鋼製パイプ１の平坦部４に対し、パイプ１の寸法精度に影響を与えずに適度の荷重によってパイプ１を変形できるためである。
【００１７】
従って、以上のような実施の形態によれば、従来のようにねじなどを用いてパイプ１と充填部材３とを締結結合するものでは、新たにねじを必要とし、ねじ頭部の取扱が問題になるが、本発明方法では、何ら新たな部品を必要とせず、工具３を押し当ててて変形させるだけであるので、作業工程が増えたり、コストアップの要因をなくすことができる。
【００１８】
また、パイプ１の平坦部４に対し、工具３を傾斜させつつ回転させて押し込むことにより、従来のプレス加工技術のようにパイプ平坦部４に過大な荷重を加わわったり、或いは溶接接合のように入熱によってパイプが変形することもなくなり、所望とする寸法精度でパイプ１と充填部材とを強固にかしめることができ、製品設計上，生産管理上からも好ましい。
（その他の実施の形態）
（１）以上のような実施の形態によるパイプのかしめ方法によれば、パイプ１と充填部材２とを所望の寸法精度に維持しながらかしめることが可能であるが、パイプ１が充填部材２の凹部４の角部ａに接触することから、パイプ１に過大な荷重が加わって応力が発生した場合、充填部材２の凹部４の角部ａに接触するパイプ部位ｂに大きな応力集中が発生し、パイプ強度上，問題となる場合が考えられる。
【００１９】
そこで、このような場合の改善策としては、例えば図２に示すように予め充填部材２の凹部４の形状を角のない丸みをもった形状に加工しておき、パイプ１の平坦部４に工具３を回転させつつ押し当てることにより、充填部材２の凹部４とほぼ同一の形状となるようにパイプ１の平坦部４を変形するように加工すれば、特定のパイプ部位への応力集中がなくなり、予期しないパイプ１の変形を回避することができる。
（２）また、前記実施の形態では、充填部材２の少くとも１つの平坦部の一部に凹部５を形成する例について述べたが、任意の２つ以上の平坦部の一部に凹部５を形成してもよい。特に，２つの平坦部に凹部５を形成する場合、中心部を通る充填部材２の相対向する２つの平坦部に凹部５を形成すれば、工具３による加工位置が明確となり、またパイプ１の平坦部４を変形加工したとき、パイプ１と充填部材２とをより強固、かつ、適切にかしめることができる。
（３）さらに、前述する実施の形態においては、断面が多角形をなす形状のパイプ１をかしめる方法について説明したが、断面円形のパイプ１をかしめる場合にも同一断面形状の充填部材２の外周部に凹部５を形成し、パイプ１をかしめることも可能である。但し、断面円形のパイプ１の場合には、断面多角形のパイプ１と異なり、かしめ形状が鉛直軸対象ではなく、３次元的な複雑なかしめ形状となる。
【００２０】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、次のような種々の効果を奏する。
請求項１の発明によれば、充填部材の凹部と相対するパイプの平坦部の軸方向中心点に対し、先端円錐形状の工具を前記中心点の鉛直軸から５〜１０°の傾斜をもって回転させながら押し当てることにより、特別の部品を用いずにパイプをかしめることができ、プレス加工技術と比較し小さな荷重でパイプの平坦部を変形でき、かしめ後のパイプの寸法精度を損傷せずに加工でき、製品設計上および生産管理上好ましいかしめ方法を実現できる。
【００２１】
請求項２の発明によれば、請求項１の発明と同様に特別の部品を必要とせず、また小さな荷重でパイプの平坦部を変形しパイプをかしめることができる。
請求項３の発明によれば、充填部材の凹部の形状をパイプの平坦部またはパイプの外周部の変形形状とほぼ同一形状に形成することにより、パイプの特定の部位に過大な応力集中が加わることがなく、パイプを予め予期できる範囲で変形でき、加工精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わるパイプのかしめ方法の一実施の形態を説明する図。
【図２】本発明に係わるパイプのかしめ方法の他の実施の形態を説明する図。
【符号の説明】
１…パイプ
２…充填部材
３…工具
４…平坦部
５…凹部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a caulking method for pipes used for machine parts and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, pipes are widely used in various industrial fields including machine parts.
The pipe itself can be used for various applications. As another example of use, for example, the pipe strength is increased by filling a filling member inside the pipe, or a required substance is filled inside the pipe. After that, it is used to avoid the material jumping out to the outside by filling plugs at both ends of the pipe and plugging them.
[0003]
By the way, when the filling member is packed inside the pipe, the filling member is packed inside the pipe from the viewpoint of preventing the filling member from popping out or coming out of the pipe due to long-term use or external impact. After that, the pipe and the filling member are joined by welding, or a hole is made in the pipe, the internal filling member is tapped, a screw is inserted from the outside into the pipe hole and screwed to the tap, and the pipe and the filling member And a method of fastening and joining.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of welding and joining the pipe and the filling member as described above causes deformation of the pipe due to heat input of welding, deterioration of the dimensional accuracy of the pipe, and further reduction of the strength of the pipe. It is not preferable from the viewpoint of management.
[0005]
On the other hand, the method of fastening and connecting the pipe and the filling member with a screw requires an extra machine part such as a screw, and also increases the number of extra tapping steps, which causes a complicated work and an increase in cost. Absent. Further, the screw head protrudes from the outer periphery of the pipe, and various disadvantageous problems arise. For example, when it is necessary to insert a pipe into a gap portion of another machine part, it is necessary to increase the gap portion by a portion corresponding to the screw head, which is a troublesome problem in terms of product design.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to provide a pipe caulking method for accurately coupling a pipe and a filling member without adding any special parts.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a pipe caulking method for caulking a pipe having a polygonal cross section and a filling member filled in the pipe. And the inside of the pipe is filled with a tool having a conical tip shape with respect to the axial center point of the flat portion of the pipe facing the concave portion of the filling member at 5 to 10 ° from the vertical axis of the center point . This is a pipe caulking method in which the flat portion of the pipe is deformed and pressed into the concave portion of the filling member by being pressed while being rotated with an inclination, thereby caulking the pipe and the filling member.
[0007]
Therefore, in the present invention, by taking the above-described means, the tip cone-shaped tool is rotated with a predetermined inclination from the vertical axis with respect to the flat portion of the pipe facing the recess formed in the filling member. Since the pipe and the filling member are caulked by pressing, it can be caulked without using special parts such as screws as in the conventional case, and it is not caulked by heat such as welding. The problem that the pipe is deformed by heat and the dimensional accuracy of the pipe is reduced is eliminated, and the flat part of the pipe is deformed without applying an excessive load like the pressing deformation of the pipe by the press working technique, so that the concave part of the filling member is formed. Therefore, it is possible to obtain a preferable caulking method from the viewpoint of product design and production management.
[0008]
It should be noted that not only a caulking method for a pipe having a polygonal cross section but also a pipe having a circular cross section can be realized by using the same means.
In addition, the concave portion formed in the flat portion of the filling member is formed in a predetermined shape, for example, a concave shape, but when the tip cone-shaped tool is pressed against the flat portion of the pipe while rotating with a predetermined inclination from the vertical axis. If the deformed shape of the flat part of the pipe can be predicted, or if the deformed shape can be known from experimental results, the pipe and the filling member can be connected by forming a concave portion that matches the deformed shape of the pipe. It can be caulked with higher precision and accuracy.
[0009]
Furthermore, the filling member is formed to have the same outer cross-sectional shape as the inner cross-sectional shape of the pipe and not only fills the entire length of the pipe, but also fills any part of the pipe according to various applications, or both ends of the pipe. It is also possible to fill as a stopper.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A pipe caulking method according to the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a view for explaining an embodiment of a pipe caulking method according to the present invention.
[0011]
This pipe caulking method is a method of caulking the pipe 1 and the filling member 2 by filling the inside of the pipe 1 with the filling member 2 and then pressing the tool 3 against a flat portion outside the pipe while rotating it.
[0012]
The pipe 1 has a polygonal cross section, and a polyhedral flat portion 4 is formed in the circumferential direction.
The filling member 2 is a member that fills the inside of the pipe 1, has a polygonal shape like the pipe 1, and a recess 5 is formed in a part of at least one flat portion.
[0013]
The tip of the tool 3 is formed in a substantially conical shape, and is attached to itself or another rotary drive device so as to be rotatable.
In the caulking method of the pipe according to the present invention, the tool 3 is formed on the filling member 2 when the pipe 1 and the filling member 2 are caulked using the tool 3 after filling the inside of the pipe 1 with the filling member 2. Positioning is set with respect to the center point c of the flat portion 4 of the pipe 1 facing the recess 5 while being slightly inclined from the vertical axis dd ′ of the center point c, and the tool 3 is pressed while rotating. In this method, the flat portion 4 of the pipe 1 is deformed, and the deformed portion of the flat portion 4 of the pipe 1 is pushed into the concave portion 5 of the filling member 2 to caulk the pipe 1 and the filling member 2.
[0014]
Although it is possible to caulk the pipe 1 using a press working technique as in the prior art, the following disadvantages arise.
That is, it is possible to press the upper die against the flat portion 4 of the pipe 1 from the vertical direction by using a press working technique, and to crimp the pipe flat portion 4 into the concave portion 5 of the filling member 2 while deforming. However, according to experiments by the inventors, when the indentation is performed by pressing, the indentation load is 10 in comparison with the indentation method in which the tool 3 is inclined and rotated as in the present invention. When the pipe 1 and the filling member 2 are greatly deformed and high pipe dimensional accuracy is desired, it becomes difficult to apply.
[0015]
Next, a specific experimental example using the method of the present invention will be described.
For example, when caulking to a stainless steel pipe 1 having a plate thickness of 2 mm, a cross section of hexagon and a cross section width of 80 mm, and a filling member 2 made of stainless steel, a tool angle of φ20 mm is used and the tool angle is set to When set to 5 ° with respect to the vertical axis and pressed while rotating the tool 3, the flat portion 4 of the stainless steel pipe 1 was deformed, but the load at this time was about 1.2 tons, It was possible to caulk without affecting the dimensional accuracy of 1.
[0016]
The inclination angle δ of the tool 3 is preferably about 5 ° to 10 ° with respect to the vertical axis. The reason is that the pipe 1 can be deformed by an appropriate load with respect to the flat portion 4 of the stainless steel pipe 1 without affecting the dimensional accuracy of the pipe 1.
[0017]
Therefore, according to the embodiment as described above, in the case where the pipe 1 and the filling member 3 are fastened and connected by using a screw or the like as in the prior art, a new screw is required, and the handling of the screw head is a problem. However, in the method of the present invention, no new parts are required, and only the tool 3 is pressed and deformed, so that the number of work steps can be increased and the factor of cost increase can be eliminated.
[0018]
Further, by rotating and pushing the tool 3 into the flat portion 4 of the pipe 1 while tilting, an excessive load is applied to the pipe flat portion 4 as in the conventional press working technique, or welding is performed. In addition, the pipe is not deformed by heat input, and the pipe 1 and the filling member can be firmly caulked with the desired dimensional accuracy, which is preferable from the viewpoint of product design and production management.
(Other embodiments)
(1) According to the caulking method of the pipe according to the embodiment as described above, it is possible to caulk the pipe 1 and the filling member 2 while maintaining the desired dimensional accuracy. Contact with the corner portion a of the concave portion 4, so that when an excessive load is applied to the pipe 1 and stress is generated, a large stress concentration occurs at the pipe portion b that contacts the corner portion a of the concave portion 4 of the filling member 2. However, there may be a problem in terms of pipe strength.
[0019]
Therefore, as an improvement measure in such a case, for example, as shown in FIG. 2, the shape of the concave portion 4 of the filling member 2 is processed into a rounded shape with no corners, and the flat portion 4 of the pipe 1 is formed. If the flat part 4 of the pipe 1 is deformed so as to have substantially the same shape as the concave part 4 of the filling member 2 by rotating and pressing the tool 3, stress concentration on a specific pipe part can be reduced. Therefore, unexpected deformation of the pipe 1 can be avoided.
(2) In the above embodiment, the example in which the concave portion 5 is formed in a part of at least one flat portion of the filling member 2 has been described. However, the concave portion 5 is formed in a part of any two or more flat portions. May be formed. In particular, when the concave portions 5 are formed in two flat portions, if the concave portions 5 are formed in two opposing flat portions of the filling member 2 passing through the center portion, the machining position by the tool 3 becomes clear, and the pipe 1 When the flat portion 4 is deformed, the pipe 1 and the filling member 2 can be caulked more firmly and appropriately.
(3) Further, in the above-described embodiment, the method for caulking the pipe 1 having a polygonal cross section has been described. However, the filling member 2 having the same cross sectional shape is also used when the pipe 1 having a circular cross section is caulked. It is also possible to caulk the pipe 1 by forming a recess 5 in the outer periphery of the pipe. However, in the case of the pipe 1 having a circular cross section, unlike the pipe 1 having a polygonal cross section, the caulking shape is not a vertical axis object but a three-dimensional complicated caulking shape.
[0020]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the following various effects can be obtained.
According to the first aspect of the present invention, the tip-shaped conical tool is rotated with an inclination of 5 to 10 ° from the vertical axis of the center point with respect to the axial center point of the flat portion of the pipe facing the recess of the filling member. By pressing the pipe, the pipe can be caulked without using special parts, and the flat part of the pipe can be deformed with a smaller load compared to the press processing technology, without damaging the dimensional accuracy of the pipe after caulking. It can be processed, and a caulking method preferable for product design and production management can be realized.
[0021]
According to the second aspect of the present invention, no special parts are required as in the first aspect of the invention, and the flat portion of the pipe can be deformed and caulked with a small load.
According to the invention of claim 3, excessive stress concentration is applied to a specific portion of the pipe by forming the shape of the concave portion of the filling member substantially the same as the deformed shape of the flat portion of the pipe or the outer peripheral portion of the pipe. Therefore, the pipe can be deformed in a range that can be anticipated in advance, and the processing accuracy can be increased.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view for explaining an embodiment of a pipe caulking method according to the present invention.
FIG. 2 is a view for explaining another embodiment of a caulking method for a pipe according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Pipe 2 ... Filling member 3 ... Tool 4 ... Flat part 5 ... Recessed part

Claims

断面が多角形となっているパイプと、このパイプ内部に充填される充填部材とをかしめるパイプのかしめ方法において、
前記充填部材の平坦部に凹部を形成して前記パイプ内部に充填し、
前記充填部材の凹部と相対する前記パイプの平坦部の軸方向中心点に対し、先端円錐形状の工具を前記中心点の鉛直軸から５〜１０°の傾斜をもって回転させながら押し当てることにより、前記パイプの平坦部を変形し前記充填部材の凹部に押し込むことにより、前記パイプと前記充填部材とをかしめることを特徴とするパイプのかしめ方法。In a caulking method of a pipe for caulking a pipe having a polygonal cross section and a filling member filled in the pipe,
Forming a recess in the flat portion of the filling member to fill the interior of the pipe;
By pressing a tool having a conical tip shape with an inclination of 5 to 10 ° from the vertical axis of the center point against the axial center point of the flat portion of the pipe facing the recess of the filling member, A pipe caulking method, wherein the pipe and the filling member are caulked by deforming a flat portion of the pipe and pushing it into the recess of the filling member.

断面が円形となっているパイプと、このパイプ内部に充填される充填部材とをかしめるパイプのかしめ方法において、
前記充填部材の一部に凹部を形成して前記パイプ内部に充填し、
前記充填部材の凹部と相対する前記パイプの外周部の軸方向中心点に対し、先端円錐形状の工具を前記中心点の鉛直軸から５〜１０°の傾斜をもって回転させながら押し当てることにより、前記パイプの外周部を変形し前記充填部材の凹部に押し込むことにより、前記パイプと前記充填部材とをかしめることを特徴とするパイプのかしめ方法。In a caulking method of a pipe for caulking a pipe having a circular cross section and a filling member filled in the pipe,
Forming a recess in a part of the filling member to fill the inside of the pipe;
By pressing against the axial center point of the outer peripheral portion of the pipe facing the recess of the filling member while rotating the tip cone-shaped tool with an inclination of 5 to 10 ° from the vertical axis of the center point , A method of caulking a pipe, wherein the pipe and the filling member are caulked by deforming an outer peripheral portion of the pipe and pushing it into a recess of the filling member.

前記充填部材に形成される凹部の形状は、前記工具を押し当てることによって変形するパイプの平坦部またはパイプの外周部の変形形状とほぼ同一形状に形成することを特徴とする請求項１または請求項２に記載のパイプのかしめ方法。 The shape of the concave portion formed in the filling member is formed to be substantially the same shape as the flat shape of the pipe deformed by pressing the tool or the deformed shape of the outer peripheral portion of the pipe. Item 3. A method for caulking a pipe according to item 2.