JP3868869B2 - 光ケーブル収容箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ケーブルの収容箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ケーブルを終端処理する装置として、図16に示すような技術があった。
【0003】
図において、符号8は光ケーブル、符号4は筐体本体、符号22aは、筐体本体4に設けられ、光ケーブルの貫通する孔を構成する壁面から構成される開口部、符号30pは、光ケーブル8を把持するとともに、開口部22a内に係止される把持具で、凹型把持部材32p、蓋型把持部材34p、連結部材36p、被圧縮面38pおよび40p、溝部42p、支持面44pおよび46p並びに爪48pを備える。符号24aは、爪48pが歯合する溝で、爪48pと溝24aとが歯合することによって、把持具30pが開口部22a内に係止される。符号26aおよび符号28aは、把持具30pが備える被圧縮面38pおよび40pを圧縮するための、テーパを有するテーパ面である。
【0004】
以上のような構成によれば、把持具30pが開口部22a内に押し込まれることによって、把持具30pが開口部22a内に係止されると共に、把持具30pが光ケーブル8を把持することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記技術では、開口部22aから、開口部22a内へ把持具30pの挿入される方向と反対方向へ、作業者が把持具30pを抜きだすことができないものであった。そのため、開口部22a内から把持具30pを取り外す場合、作業者は、光ケーブル8を掴み、溝24aに沿って爪48pを移動させるように把持具30pを持ち上げることによって、把持具30pを開口部22a内から抜き出すものであった。
【0006】
したがって、従来技術は、把持具30pを開口部22a内から取り外すたびに、光ケーブル8を掴む必要があるので、光ケーブル8の有する光ケーブル心線が傷むことが多く、光ケーブル8の品質の劣化が生じ易いものであった。
【0007】
この発明は、上述する課題を解決し、光ケーブル8の心線を傷めることが少なく、光ケーブル8の品質の劣化が少ない光ケーブル収容箱を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、光ケーブルが貫通する孔を有し、この孔の周壁に前記光ケーブルの軸方向と交差する方向に形成された複数の溝と、この溝が形成された周壁面とは異なる孔周壁面に形成されたテーパ面を有する筐体、この筐体に設けられたテーパ面に対応するテーパ面が外側面に設けられ、筐体の孔内に嵌挿することにより光ケーブルを把持すると共に、筐体に設けた溝に歯合する爪を有して孔内に係止される把持具、およびこの把持具に設けられ、この把持具の孔内での係止状態を解除する係止解除用つまみとを備えた光ケーブル収容箱である。
【0009】
この発明は、筐体の孔の部分は筐体本体に形成された開口部で構成され、筐体に形成された複数の溝は、筐体本体の開口部の互いに平行となっている内周壁に形成されている光ケーブル収容箱である。
【0010】
この発明は、筐体の孔の部分は筐体本体に形成された開口部とこれを覆う蓋で構成され、筐体に形成されたテーパ面は筐体本体の開口部の一部を覆う内蓋の内周壁に形成されている光ケーブル収容箱である。
【0011】
この発明は、把持具は凹型把持部材と蓋型把持部材の2つの部材で構成され、これら2つの部材は分離しないように連結部材で連結されている光ケーブル収容箱である。
【0012】
この発明は、筐体に設けられ、把持具を光ケーブルが遊挿状態になるように孔内に保持する保持部を備える光ケーブル収容箱である。
【0013】
この発明は、孔の周面の壁に設けられる滑合溝と、把持具に設けられ、滑合溝に遊着されて滑合する滑合片とを備える光ケーブル収納箱である。
【0014】
この発明は、筐体に設けられ、把持具の抜出動作を阻止する止め具を備える光ケーブル収納箱である。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態は、FTTH(Fiber To The Home)と呼ばれる計画に基づき、家庭内に引き込まれる光ケーブルの余長処理または、終端処理に用いられる光ケーブルの収容箱に関するものである。
【0016】
参考形態1.
まずこの発明の基本的概念を理解するための参考形態1にかかる構成について、図1(a)、図1(b)、図2、図3および図4に基づいて説明する。
【0017】
図1(a)および図1(b)に基づいて、この参考形態1の光ケーブル収容箱の構成について説明する。
【0018】
なお、図1(b)は、光ケーブルを光ケーブル収容箱の有する孔に挿入する方向から、筐体本体と蓋とを描いた平面図である。
【0019】
図において、符号2は、この参考形態1で使用される光ケーブル収容箱、符号4は光ケーブル収容箱2の筐体本体、符号6は筐体本体4を覆う蓋、符号8は第1の光ケーブル(以降、単に「光ケーブル」という)、符号9は筐体本体4と蓋6とから構成され、光ケーブル8の貫通する孔、符号10は光ケーブル8の有するコネクタ、符号12は筐体本体4に設けられるアダプタ、符号14は第2の光ケーブル、符号16は第2の光ケーブル14の有するコネクタ、符号18は、筐体本体4の有する、光ケーブル8の混線を防止する混線防止用枠、符号20は、光ケーブル収容箱2に対して、光ケーブル8が固定される、ケーブル固定部である。
【0020】
この参考形態1の要部である、ケーブル固定部20の構成について、図2、図3および図4に基づいて説明する。
【0021】
図において、符号22aは、筐体本体4に設けられ、孔9を構成する壁面から構成される開口部、符号24aは開口部22aの周壁に設けられる複数の溝、符号26aおよび符号28aは、開口部22aの周壁が有する、テーパのついた面(以降、「テーパ面」という)、符号30aは、開口部22a内に係止され、光ケーブル8を把持する把持具、符号25aは溝24aの一部の溝であって、光ケーブル8が把持具30aに把持されない状態で、把持具30aを開口部22a内に係止する保持部である。
【0022】
把持具30aの構成について、図2、図3および図4に基づいて説明する。
符号32aは凹型把持部材、符号34aは蓋型把持部材、符号36aは、凹型把持部材32aと蓋型把持部材34aとが分離しないように、凹型把持部材32aと蓋型把持部材34aとを連結する連結部材、符号38aは、凹型把持部材32aが有し、テーパ面26aから圧縮力を受ける被圧縮面、符号40aは、蓋型把持部材32aが有し、テーパ面28aから圧縮力を受ける被圧縮面、符号42aは、凹型把持部材32aの有する溝部、符号44aは、凹型把持部材32aが有し、把持具30aが光ケーブル8を把持する場合に、光ケーブル8を支持する支持面、符号46aは、蓋型把持部材34aが有し、把持具30aが光ケーブル8を把持する場合に、光ケーブル8を支持する支持面、符号48aは、凹型把持部材32aが有し、溝24aと歯合する爪である。なお、ここでは、溝24aと爪48aとが歯合する状態を係止状態という。符号50aは、凹型把持部材32aが有し、係止状態を解除する係止状態解除用つまみ、符号52aは、作業者が、係止状態解除用つまみ50aを図における左から右へ向かう方向に支持した場合に、その反対の方向に、作業者の支持する補助つまみである。符号54aは、凹型把持部材32aにおける、係止状態解除用つまみ50aの周囲に設けられる隙間、符号56aは、蓋型把持部材34aにおける、補助用つまみ52aの周囲に設けられる隙間である。
【0023】
光ケーブル収容箱2の使用方法について、図1から図5に基づいて説明する。
作業者は、光ケーブル収容箱2の筐体本体4から蓋6を取り外して使用する。光ケーブル8は、ケーブル固定部20によって、光ケーブル収容箱2に対して光ケーブル8の固定される位置が決定され、光ケーブル収容箱2から出る光ケーブル8の長さが決定される。また、光ケーブル8が光ケーブル収容箱2内で混線しないように、光ケーブル8は混線防止用枠18の周りに配される。また、光ケーブル8の有するコネクタ10は、光アダプタ12の内部において、第2の光ケーブル14のコネクタ16と接続される。
【0024】
作業者が、光ケーブル8を光ケーブル収容箱2に対して固定する場合の、ケーブル固定部8の動作を、図2から図5に基づいて説明する。
【0025】
作業者は、凹型把持部材32aの溝部42aに光ケーブル8を載せた状態で、溝部42aに蓋型把持部材34aを挿入する。この挿入によって、凹型把持部材32aと蓋型把持部材34aとによって構成される隙間に、光ケーブル8が遊挿された状態が形成される。この状態で、作業者は把持具30aを開口部22a内に挿入する。なお、この状態では、把持具30aの幅は、開口部22a内における所定の位置の幅よりも大きいとする。なお、ここでいう把持具30aの幅とは、把持具30aの被圧縮面38a上端と被圧縮面40aの上端との距離をいう。また、開口部22a内における所定の位置の幅とは、テーパ面26a上の所定の位置の点と、この点の図における上下方向の位置と同じその上下方向の位置にある、テーパ面28a上の点とを結んだ長さをいう。
【0026】
この状態で、把持具30aを開口部22a内に挿入すると、把持具30aはテーパ面26aおよびテーパ面28aから締付けられ、支持面44aと支持面46aとの距離が短くなる。そして、把持具30aが開口部22a内の所定の位置まで挿入されると、支持面44aと支持面46aとの間隔が、光ケーブル8の径より小さくなる。このとき、光ケーブル8が把持具30aによって把持される。また、光ケーブル8が把持具30aに把持される位置において、爪48aと溝24aとが歯合することによって、把持具30aが開口部22a内において固定される。
【0027】
また、溝24aは、テーパ面26a上に複数設けられているので、把持具30aは、光ケーブル8の径の大きさに応じた位置において、係止されることができる。
【0028】
光ケーブル8が光ケーブル収容箱2に対して固定されている場合に、光ケーブル収容箱2から出る光ケーブル8の長さを調節するときの光ケーブル8の動作について図5に基づいて説明する。
【0029】
作業者が、図5において、左から右へ向かう方向eに係止状態解除用つまみ50aの上部を支持し、右から左へ向かう方向fに補助用つまみ52aの上部を支持するようにつまむ。すると、係止状態解除用つまみ50aの支持位置が最大たわみとなるように、係止状態解除用つまみ50aが変形する。そして、係止状態解除用つまみ50aのたわみが所定の量を越えたときに、爪48aが溝24aから抜き出された状態となる。この状態で、把持具30aを開口部22a内から、図における下から上へ向かう方向gへ抜き出すことができる。また、把持具30aが、開口部22a内における把持具30aの固定位置よりも、図における上方向gに移動すると、把持具30aに対する締付け力が解除され、光ケーブル8が把持具30aに遊挿された状態となる。そのため、作業者は光ケーブル収容箱2から出た光ケーブル8の長さを調節できるようになる。また、把持具30aが完全に開口部22a内から抜け出ない程度に把持具30aを図における上方向gに移動すれば、保持部25aによって、把持具30aが開口部22a内に係止され、光ケーブル8は把持具30aに遊挿された状態が構成される。
【0030】
また、隙間54a及び隙間56aが設けられているので、作業者が、係止状態解除用つまみ50aを図における左から右へ向かう方向eへ支持し、補助つまみ52aを図における右から左へ向かう方向fへ支持した場合に、把持具30aが圧縮されることによって、光ケーブル8までが圧縮されることがなくなる。
【0031】
このような参考形態1の構成および動作によれば、係止状態解除用つまみ50aおよび補助つまみ52aをつまむことによって、把持具30aを開口部22a内から、図における下から上へ向かう方向fに引きぬくことが出来るので、光ケーブルを摘んで持ち上げる必要がなくなり、光ケーブル収容箱2から出た光ケーブル8の長さが調節される場合に、光ケーブル8を傷めることがなくなる。
また、係止状態解除用つまみ50aおよび補助つまみ52aをつまむことによって、爪48aがテーパ面26aと接触しない状態で、把持具30aを開口部22a内に挿入することもできる。
【0032】
なお、この参考形態1では、テーパ面28aには溝が設けられていないが、テーパ面28aにも溝24aと同様の溝をもうけることよって、把持具30aを図2における左右が反対になるように引っくり返して開口部22a内に挿入しても、把持具30aを開口部22a内に係止できる、ユーザーフレンドリーな光ケーブル収容箱2を実現することができる。
【0033】
この参考形態1によれば、光ケーブル8をケーブル固定部20から取り外すときに、光ケーブル8を摘んで持ち上げる必要が無く、光ケーブル8に与える負担が少ない光ケーブル収容箱20が実現される。
【0034】
この参考形態1によれば、把持具30aのケーブル固定部20に対する挿脱が、把持具30aの有する爪48aがテーパ面26aに引っかからない状態で行われるので、爪48aの傷まない光ケーブル収容箱が実現される。
【0035】
参考形態2.
この発明の基本的概念を理解するための参考形態2の光ケーブル収容箱2の構成について、図6に基づいて説明する。
【0036】
符号58a及び符号60aは、筐体本体4に設けられる、開口部22aを覆う内蓋である。
【0037】
その他の構成については、参考形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
この参考形態2によれば、開口部22aを覆うように、筐体本体4に内蓋58aおよび60aが設けられているので、光ケーブル収容箱2に対して光ケーブル8を固定する位置を作業者が調節している等、筐体本体4から蓋6が取り外されている場合に、把持具30aが光ケーブル収容箱2から不用意に外れることを防止できる。
【0039】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1の光ケーブル収容箱2の構成について、図7、図8、図9、図10に基づいて説明する。なお、図9は図7において、開口部22b内に、光ケーブル8を把持する把持具30bを挿入した光ケーブル収容箱2を、光ケーブル8の軸に沿って切った場合の断面図である。
【0040】
図7は図1におけるケーブル固定部20を表したものである。
【0041】
なお、参考形態1および参考形態2と同じ構成については同一符号を付して説明を省略する。また、参考形態1および参考形態2と異なる形状であるものの、その部分が果たす技術的役割が同様のものについては、同一の数字と異なるアルファベットを用いた符号を付して、説明を省略する。以降の実施の形態においても、同一の数字の符号で、異なるアルファベットが付されている部材は、同一の数字が付された部材と同様の技術的役割を持つことを表す。
【0042】
また、図7において、テーパ面は、筐体本体4における内蓋部60b周辺に設けられるテーパ面28bのみが描かれているが、筐体本体4における内蓋部58b周辺にも、テーパ面28bと同様のテーパ面(図示せず)が設けられている。
【0043】
また、図7において、爪は、係止状態解除用つまみ50bの周辺に設けられる爪48bのみが描かれているが、係止状態解除用つまみ51bの周辺にも、爪48bと同様の爪(図示せず)がある。
【0044】
この実施の形態1のケーブル固定部20の構成と、参考形態1および参考形態2の構成との相違点を述べる。
【0045】
開口部22bは、その周壁において、図7における左右方向の面が互いに平行となっている点で開口部22aと異なる。また溝24bおよび溝24cは開口部22bの周壁において平行となっている面上に設けられている。また、テーパ面28bが図9における左右方向と上下方向とからなる勾配を有している点で、テーパ面28aと異なる。
【0046】
また、把持具30bは、保持部25bと爪48bとが歯合している状態において、図7における上下方向に蓋型把持部材34bを引き抜くように、分解することができる。
【0047】
また、図7の把持具30bは、爪48bが、蓋型把持部材34bを覆うように位置する凹型把持部材32bに設けられているので、保持部25bと爪48bとが歯合している状態において、図7における紙面奥から紙面手前に向かう方向に凹型把持部材32bを持ち上げるように、把持具30bを分解することは困難である。
【0048】
しかし、図7の変形例の図10のように、爪48eが光ケーブル収納箱2の底面側の把持部材(図10においては凹型把持部材32e)に設けられるように把持具30eを構成すれば、保持部25bと爪48eとが歯合している状態において、図10における紙面奥から紙面手前に向かう方向に蓋型把持部材34eを持ち上げるように、把持具30eを分解することもできる。
【0049】
また、図7または図10において、開口部22bの把持具30b、30eが挿入される側の上方向には空間領域82がある。また、開口部22bの紙面奥から手前に向かう方向(溝24b、24cの筐体底部側から開口側に向かう方向)の上方向にも空間領域84がある。
【0050】
以上のような構成によれば、前記把持具30bまたは30eの分解される方向が、前記開口部22bの周辺に有する空間領域82または84に向かう方向であるので、把持具30bまたは30eの一部である凹型把持部材32bまたは32eを保持部25bおよび25cに固定した状態で、把持具30bまたは30eのその他の一部である蓋型把持部材34bまたは34eを前記開口部22b内から取り出すことができる。したがって、把持具30bまたは30eの一部を固定した状態で、把持具30bまたは30eから光ケーブル8を取り除く作業や、把持具30bまたは30eに光ケーブル8を取り付ける作業を行うことができる。
【0051】
次に、さらに、この実施の形態1の構成が参考形態2の構成と異なる点について述べる。
【0052】
把持具30bが、1つの係止状態解除用つまみと補助つまみではなく、2つの係止状態解除用つまみ50bおよび51bを有している点で、把持具30aと異なる。また、把持具30bに、爪48bと、係止状態解除用つまみ51bの付近に設けられる爪(図示せず)とが設けられていると共に、開口部22bの周壁に、溝が、溝24bのみならず、溝24bの設けられる面と向かい合う面に溝24cが設けられている。
【0053】
以上の構成によれば、2点において把持具30bを係止するので、さらに安定した係止を実現することができる。
【0054】
この実施の形態1によれば、把持具30bを保持部に保持した状態で、作業者は光ケーブル8の光ケーブル収容箱2に対する固定位置を調節できるので、作業者の作業している間に、把持具30bが開口部22b内から外れ、把持具30bを紛失することを防止できる。
【0055】
実施の形態2.
この実施の形態2の構成について図11に基づいて説明する。
【0056】
図において、符号64は、筐体本体4の一部に設けられる止め具である。
【0057】
その他の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0058】
以上の構成によれば、把持具30bを開口部22a内から取り外すときに、誤って、過大な勢いで把持具30bを移動させたとしても、止め具64によって把持具30bの移動を止めることができるので、勢いあまって、把持具30bを落とすことが防止される。
【0059】
この実施の形態2によれば、把持具30bが必要以上にケーブル固定部20から外れることを防止できるので、作業者の作業している間に、作業者が手を滑らせることを防止できる。
【0060】
実施の形態3.
この実施の形態3について図12(a)、図12(b)、図13(a)及び図13(b)に基づいて説明する。
【0061】
なお、図12(a)は、光ケーブル収容箱2から蓋6を取り外し、筐体本体4の、紙面手前にある側面の一部を破断し、この実施の形態3におけるケーブル固定部20を表す斜視図である。また、図12(b)は、図12(a)において、筐体本体4の底面と直交する方向hに、光ケーブル固定部20を眺めた場合の平面図である。また、図12(a)および図12(b)では、把持具30cは、開口部22bの途中まで挿入されている。
【0062】
図13(a)は、図12(a)において、筐体本体4の底面上であって、開口部22b内に把持具30cの挿入される方向と直交する方向iに、把持具30cを眺めた場合の平面図である。また、図13(b)は、図12(a)において、開口部22b内に把持具30cの挿入される方向と反対の方向jに、把持具30cおよび筐体本体4の一部を眺める場合の平面図である。
【0063】
図13(a)、(b)において、符号66および符号68は把持具30cに設けられる滑合片、符号70は、筐体本体4の底面に設けられ、滑合片66及び滑合片68と滑合する滑合溝である。なお、筐体本体4の底面とは、孔9の周面の壁である。また、滑合片66および滑合片68は滑合溝70に遊着されている。この遊着および滑合を実現する構成例を図13(a)および図13(b)に基づいて説明する。
【0064】
滑合片66および滑合片68は、この実施の形態3に適合する程度に弾性変形し、撓む性質を有する。また、滑合片66はテーパ71の設けられる爪67を、滑合片68はテーパ73の設けられる爪69を有する。また、滑合片66および滑合片68が、滑合片66と滑合片68との間に隙間が生じるように、把持具30cに設けられることが望ましい。
【0065】
また、図13(b)において、滑合溝70の幅kは、把持具30cにおける爪67の外縁から爪69の外縁までの長さlよりも小さい。
【0066】
この把持具30cを滑合溝70に遊着させる動作を図13(a)および図13(b)に基づいて説明する。
【0067】
作業者は、滑合片66および68の位置と、滑合溝70の、図13(b)における左右方向の位置とがほぼ一致している状態で、把持具30cを滑合溝70に向かって押しつける。その場合、爪67および爪69が、テ―パ71の設けられる面またはテーパ73の設けられる面において、滑合溝70の口周辺から反力を受ける。
【0068】
すると、滑合片66および68が撓み、または、爪67または爪69が弾性変形し、把持具30cにおける爪67の外縁から爪69の外縁までの長さlが、滑合溝70の幅kよりも同等以下になる。そのため、爪67および爪69は滑合溝70を通りぬけることができる。また、爪67および爪69が滑合溝70を完全に通りぬけた場合に、爪67および爪69は筐体本体4の底面よりも下に位置する。
【0069】
そして、爪67および爪69が筐体本体4の底面よりも図13(b)における下に位置する場合は、爪67および爪69は滑合溝70の周壁から反力を受けなくなるので、滑合片66および滑合片68は、滑合溝70に向かって把持具30cが押しつけられる状態の前の状態における形状に戻る。したがって、把持具30cにおける、爪67と爪69とを含む幅lは、滑合溝70の幅kよりも大きくなる。そのため、把持具30cを筐体本体4の底面から分離するために、そのまま持ち上げても、滑合溝70が爪67および爪69の移動を妨げる。したがって、この場合、把持具30cが筐体本体4の底面から分離しない。
【0070】
一方、筐体本体4から把持具30cを分離させたければ、爪67および爪69を摘むことによって、把持具30cにおいて、爪67と爪69とを含む幅lを滑合溝70の幅kよりも小さくし、把持具30cを筐体本体4から分離するような方向へ移動させれば良い。
【0071】
また、この滑合溝70上を把持具30cがスライドさせられたときに、把持具30cの一部が開口部22c内から抜け出るほど、滑合溝70の長さは長く設けられているので、作業者は狭い開口部22b内で作業を行う必要がなく、作業をさらに行いやすい光ケーブル収容箱2が実現される。
【0072】
また、把持具30cが滑合溝70に沿って、開口部22b内から、把持具30cが抜け出る程度に、滑合溝70の長さが長く設けられるので、把持具30cを筐体本体4に遊着させた状態で、開口部22b内から抜出すことができる。開口部22b内から把持具30cを抜出せば、把持具30cの周囲に作業領域ができるので、作業者が光ケーブル8の固定位置を調節する等の作業を行うことができる光ケーブル収容箱2が実現される。
【0073】
その他の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0074】
この実施の形態3によれば、孔9の周面に設けられる滑合溝70と、把持具30cに設けられる、前記滑合溝70と滑合する滑合片66および68とを備えているので、把持具30cの挿脱動作が容易になる。
【0075】
また、滑合片66および68が滑合溝70に遊着されているので、滑合片66および68が滑合溝70に遊着された状態で、把持具30cが分解可能な場合に、把持具30cを紛失する恐れを減少させることができる。
【0076】
参考形態3.
この参考形態3について、図14および図15に基づいて説明する。
【0077】
図において、符号76は光ケーブル8を保護するカバーである。図14において、このカバー76は、凹型把持部材32dに一体成形によって設けられ、半円筒のカバー78と、その半円筒のカバー78を覆う半円筒のカバー80を有する。半円筒のカバー78と半円筒のカバー80とは、各々の一辺が一体的に、かつ、折れ曲がるように成形されている。また、半円筒のカバー78に溝(図示せず)を設け、その溝(図示せず)に引っかかる爪(図示せず)を半円筒のカバー80に設けるなどして、光ケーブル8を包むように構成される。
【0078】
このカバー76は所定の強さを有しながら、所定の可撓性を有している。例えば、このカバー76を把持具30dとともに、ナイロン(ナイロンは東レの商標である)を用いて一体的に成形するとすれば、強度は充分であるが、可撓性をさらに良くする必要がある。そのため、カバー76にスリットを設け、可撓性がさらに良く、強度をもったカバーを作成することができる。
【0079】
また、把持具30dと独立してカバーを成形するとすれば、予め、可撓性の高い材質を用いてカバーを成形する。例えば、ポリプレンまたは硬質のゴムを用いる。この場合カバー76は把持具に連結させなくとも良い。しかし、このカバー76は、開口部22aにおける、光ケーブル8が光ケーブル収容箱2から出る出口において、光ケーブル収容箱2の内部と外部とに位置するように配されることが必要である。
【0080】
以上の構成によれば、光ケーブル8がカバー76を介して摘まれた場合に、光ケーブル8の有する心線が痛むことはない。
【0081】
また、カバー76は可撓性を有しているので、筐体本体4から光ケーブル8が飛び出る口の周辺において、光ケーブル8が、光ケーブル4に比べて硬度な性質をもった筐体本体4の口を支点として、折り曲げられることも防止される。
また、把持具30dが光ケーブル8を把持し、開口部22a内に係止された場合に、把持具30dの先端が開口部22a内から突出するように設計すれば、把持具30d自身が光ケーブル8のカバー76と同様の効果を奏することもできる。
【0082】
この参考形態3によれば、カバー76を摘むことによって、把持具をケーブル固定部20から取り外すことができるので、光ケーブル8をケーブル固定部20から取り外すときに、光ケーブル8を圧縮することが無く、光ケーブル8に与える負担が少ない光ケーブル収容箱2が実現される。
【0083】
【発明の効果】
この発明によれば、光ケーブルをケーブル固定部から取り外すときに、光ケーブルを摘んで持ち上げる必要がないので、光ケーブルに与える負担が少なく、また把持具のケーブル固定部に対する挿脱が、把持具の有する爪が溝にかからない状態で行われるので、溝の傷みが少ない光ケーブル収容箱が実現される。
【0084】
この発明によれば、筐体本体に開口部を覆う内蓋が設けられているので、作業者が光ケーブル収容箱に対して光ケーブルを固定する位置を調節する作業をしている場合に、把持具の光ケーブル収容箱から外れることが防止される。
【0085】
この発明によれば、把持具を保持部に保持した状態で、作業者は光ケーブルの光ケーブル収容箱に対する固定位置を調節できるので、作業者の作業している間に、把持具が保持部から外れ、把持具を紛失することを防止できる。
【0086】
この発明によれば、把持具が必要以上にケーブル固定部から外れることを防止できるので、作業中の作業している間に、把持具が必要以上にケーブル固定部から外れることによって手を滑らせることを防止できる。
【0087】
この発明によれば、把持具をスライドさせて挿脱することができるので、把持具の挿脱動作が容易になる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明が適用される光ケーブル収容箱の構成図である。
【図2】 この発明の参考形態1のケーブル固定部の構成図である。
【図3】 この発明の参考形態1の把持具の構成図である。
【図4】 この発明の参考形態1の把持具の構成図である。
【図5】 この発明の参考形態1の把持具の構成図である。
【図6】 この発明の参考形態2のケーブル固定部の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態1のケーブル固定部の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の把持具の構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態1のケーブル固定部の断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1の他の把持具の構成図である
【図11】 この発明の実施の形態2のケーブル固定部の構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態3のケーブル固定部の構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態3のケーブル固定部における把持具の構成図である。
【図14】 この発明の参考形態3のケーブル固定部構成図である。
【図15】 この発明の参考形態3の把持具の構成図である。
【図16】 従来のケーブル固定部の構成図である。
【符号の説明】
2 光ケーブル収容箱 4 筐体本体
6 蓋 8 光ケーブル
9 孔 22a、22b 開口部
24a、24b、24c 溝
25a、25b、25c 保持部
30a、30b、30c、30d、30e 把持具
48a、48b、48c、48d、48e 爪
50a、50b、51b、50c、51c、50e、51e 係止状態解除用つまみ
52a 補助つまみ 58a、58b、58c 内蓋
66、68 滑合片 70 滑合溝
76 カバー 82、84 空間領域。
Claims (7)
- 光ケーブルが貫通する孔を有し、この孔の周壁に前記光ケーブルの軸方向と交差する方向に形成された複数の溝と、この溝が形成された周壁面とは異なる孔周壁面に形成されたテーパ面を有する筐体、この筐体に設けられた前記テーパ面に対応するテーパ面が外側面に設けられ、前記筐体の孔内に嵌挿することにより前記光ケーブルを把持すると共に、前記筐体に設けた溝に歯合する爪を有して前記孔内に係止される把持具、およびこの把持具に設けられ、この把持具の前記孔内での係止状態を解除する係止解除用つまみを備えたことを特徴とする光ケーブル収容箱。
- 前記筐体の孔の部分は筐体本体に形成された開口部で構成され、前記筐体に形成された複数の溝は、前記筐体本体の開口部の互いに平行となっている内周壁に形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル収容箱。
- 前記筐体の孔の部分は筐体本体に形成された開口部とこれを覆う蓋で構成され、前記筐体に形成されたテーパ面は前記筐体本体の開口部の一部を覆う内蓋の内周壁に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ケーブル収容箱。
- 前記把持具は凹型把持部材と蓋型把持部材の2つの部材で構成され、これら2つの部材は分離しないように連結部材で連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載の光ケーブル収容箱。
- 前記筐体に設けられ、前記把持具を前記光ケーブルが遊挿状態になるように前記孔内に保持する保持部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の光ケーブル収容箱。
- 前記孔の周面の壁に設けられる滑合溝と、前記把持具に設けられ、前記滑合溝に遊着されて滑合する滑合片とを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光ケーブル収納箱。
- 前記筐体に設けられ、前記把持具の抜出動作を阻止する止め具を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の光ケーブル収納箱。
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