JP3868625B2 - 車輌用標識灯 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、複数の発光ダイオードを備えた車輌用標識灯に関するものであり、特にその見映えを向上させるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車輌用標識灯は、光源、リフレクタおよびレンズを備えているが、従来の車輌用標識灯においては、上記光源が白熱バルブで構成されているので、灯具点灯時これを外部から観察したときの見え方が比較的凡庸なものとなっている。
【0003】
これに対し、図16あるいは17に示すように、上記光源として複数の発光ダイオード2を用いた車輌用標識灯も提案されており、このような灯具構成とすることにより、灯具点灯時の見え方を従来とは異なったものとすることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記車輌用標識灯においては、灯具点灯時これを外部から観察したとき単に複数の小灯具が光って見えるに過ぎず、複数の発光ダイオードを備えたことによる効果以上の格別の効果は得ることができない、という問題がある。
【0005】
すなわち、図16に示す車輌用標識灯は、単に各発光ダイオード2からの直射光をレンズ4で拡散させているに過ぎないので、灯具としては各発光ダイオード2毎に散点的かつ平面的に光るだけであり、一方、図17に示す車輌用標識灯においては、各発光ダイオード2毎に小反射面6が設けられているが、これら各小反射面6は互いに孤立して平面的に配列されているため、灯具としては各発光ダイオード2および小反射面6が散点的に光る小灯具の集合体に過ぎない。
【0006】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の発光ダイオードを備えた車輌用標識灯において、灯具点灯時、奥行感のある斬新な光り方をする輌用標識灯を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、従来のように複数の発光ダイオードおよび小反射面を単に平面的に配列するのではなく、発光ダイオードを設けるべき複数の小反射面を1つのリフレクタの反射面構成要素として放射状に形成することにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0008】
すなわち、本願発明に係る車輌用標識灯は、請求項1に記載したように、
光源と、この光源からの光を前方へ反射させるリフレクタと、このリフレクタの前方に設けられたレンズとを備えた車輌用標識灯であって、
上記光源が、上記リフレクタの光軸に関して周方向に所定ピッチで配設された複数の発光ダイオードからなり、
上記リフレクタの反射面が、上記各発光ダイオードからの光を前方へ反射させるよう、上記光軸に関して周方向に所定ピッチで放射状に形成された複数の小反射面を備えてなる、ことを特徴とするものである。
【0009】
上記各「発光ダイオード」は、その輝度、発光色等その具体的構成について特に限定されるものではない。
【0010】
上記「反射面」は、上記複数の小反射面が相互に密接して形成されたものであってもよいし、上記複数の小反射面が互いに離間して形成されたものであってもよい。
【0011】
上記各「小反射面」は、放射状に形成されたものであれば、その外形形状および表面形状は特に限定されるものではない。また、これら外形形状および表面形状は、各小反射面相互間で同一であってよいことはもちろんであるが、異なるものであってもよい。
【0012】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る車輌用標識灯は、その光源として複数の発光ダイオードを用いているが、これら発光ダイオードはリフレクタの光軸に関して周方向に所定ピッチで配設されており、また、上記リフレクタの反射面は、その光軸に関して周方向に所定ピッチで放射状に形成された複数の小反射面を備えており、これら小反射面により上記各発光ダイオードからの光を前方へ反射させるように構成されているので、灯具点灯時これを外部から観察したとき次のような光り方で見える。
【0013】
すなわち、光軸方向前方から観察したときには、放射状に形成された各小反射面は、該小反射面近傍の発光ダイオードからの光が反射してその全面または一部が光って見える。また、光軸方向前方から視点を上下左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面が放射状に形成されていることから、該小反射面はその近傍の発光ダイオードからの光が反射して光って見えるだけでなく他の発光ダイオードからの光も反射して光って見え、これにより反射面全体が奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0014】
したがって、本願発明によれば、複数の発光ダイオードを備えた車輌用標識灯において、灯具点灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができる。
【0015】
上記構成において、請求項2に記載したように、上記各小反射面の表面形状を、その近傍の発光ダイオードからの光の反射光により、光軸方向前方へ向かう照射光を含む配光パターンを形成する曲面形状に設定するようにすれば、灯具点灯時これを光軸方向前方から観察したときすべての小反射面が光って見えるようにすることができる。
【0016】
上記「反射面」は、複数の小反射面を互いに離間して形成したものであってよいことは上述したとおりであるが、このようにした場合、請求項3に記載したように、これら各小反射面相互間に第2小反射面を各々形成するようにすれば、これら各第2小反射面からの反射光が各小反射面からの反射光に重畳されるため、反射面のキラキラ感を一層高めることができる。
【0017】
この場合において、上記各第2小反射面の表面形状等は特に限定されるものではないが、請求項4に記載したように、これら各第2小反射面を各小反射面に対して後方へオフセットして形成するようにすれば、反射面を周方向に周期的にメリハリを付けて光らせることができ、これにより灯具に一層の奥行感を出すことができる。
【0018】
また、この場合において、上記各第2小反射面の近傍に発光ダイオードを各々配設するようにすれば、上記各小反射面および各第2小反射面を、その近傍の発光ダイオードからの光による反射光および他の発光ダイオードからの光による反射光によりさらに一層キラキラと光って見せることができる。さらに、この場合において、灯具点灯時、すべての発光ダイオードを一斉に点灯させるようにしてもよいが、請求項5に記載したように、灯具点灯モードを、上記各小反射面近傍の発光ダイオードのみが点灯するモードと、上記各第2小反射面近傍の発光ダイオードも同時に点灯するモードとの間で切換可能な構成とすれば、モード切換えにより灯具機能の切換えを行うことができるとともに灯具の光り方を大きく変化させることができ、これにより灯具をより斬新なものとすることができる。
【0019】
ところで、上記車輌用標識灯の灯具構成として、単一のリフレクタを備えた構成としてもよいが、請求項6に記載したように、上記リフレクタが散点的に複数個配設された灯具構成とするとともに、これらリフレクタの前方側に各リフレクタの開口周縁部を覆うエクステンションパネルを設けるようにすれば、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、灯具点灯時には、奥行感を持ってキラキラと光る発光部がリフレクタ毎に散点配置されるため、灯具の光り方をより一層斬新なものとすることができ、また、灯具非点灯時には、これを外部から観察したとき、平面的なエクステンションパネルと奥行感のあるリフレクタとのコントラストにより、斬新な見え方とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の一実施形態について説明する。
【0021】
図1は、本実施形態に係る車輌用標識灯を示す正面図であり、図2は、そのII-II 線断面図である。
【0022】
これらの図に示すように、本実施形態に係る車輌用標識灯10は、テールランプであって、レンズ12とランプボディ14とで構成される灯室内に、左右1対のリフレクタユニット16と、その前方側(標識灯としての前方側であって車輌としては後方側。以下同様)においてその開口周縁部を覆うエクステンションパネル18とが設けられてなっている。
【0023】
上記各リフレクタユニット16は、いずれも同様の構成であって、8個の発光ダイオード20からなる光源と、これら発光ダイオード20からの光を前方へ反射させるリフレクタ22とからなっている。上記レンズ12は素通しレンズであって、灯具としての配光制御機能は各リフレクタユニット16に集約されている。
【0024】
図3は、上記リフレクタユニット16を単品で示す正面図であり、図4は、その斜視図である。
【0025】
これらの図に示すように、上記8個の発光ダイオード20は、リフレクタ22の光軸Axに関して周方向に90°ピッチで2重に配設されている。内周側に位置する4個の発光ダイオード20Aは、光軸Axの上下左右に位置するようにして設けられており、外周側に位置する4個の発光ダイオード20Bは、上記各発光ダイオード20Aと半ピッチ角度がずれた位置に設けられている。
【0026】
上記リフレクタ22は、その開口部22bが略円形に形成されており、その反射面22aは、光軸Axに関して周方向に90°ピッチで該光軸Axの上下左右に位置するようにして放射状に形成された4つの小反射面A1、A2、A3、A4と、これら各小反射面相互間に形成された4つの第2小反射面B1、B2、B3、B4とからなり、各々その近傍の発光ダイオード20Aまたは20Bからの光を前方へ拡散反射させるようになっている。
【0027】
上記4つの小反射面A1、A2、A3、A4は、光軸Ax近傍領域において互いに隣接しているが、それ以外の領域においては互いに離間しており、全体として灯具正面視において略十字形の反射面を形成している。
【0028】
図5は、リフレクタユニット14により形成されるスクリーン配光パターンを示す図である。
【0029】
同図において、配光パターンPa1、Pa2、Pa3、Pa4は、各々小反射面A1、A2、A3、A4からの反射光によるものであり、配光パターンPb1、Pb2、Pb3、Pb4は、各々第2小反射面B1、B2、B3、B4からの反射光によるものであり、配光パターンPdは、8個の発光ダイオード20からの直射光により合成配光パターンとして形成されるものである。なお、図中破線で示す横長の矩形枠は、光軸Ax方向前方(H−V)に対して上下各10°左右各20°の領域(テールランプとして照射することが好ましい領域)を示す枠である。
【0030】
図示のように、配光パターンPdは、光軸Ax方向前方を中心とする略円形の配光パターンとなっており、各配光パターンPa1、Pa2、Pa3、Pa4および各配光パターンPb1、Pb2、Pb3、Pb4は、光軸Ax方向前方へ向かう照射光を含む略楕円形の配光パターンとなっている。そして、反射面22a全体としての配光パターンは、光軸Ax方向前方が最も明るく周辺領域へ向けて徐々に明るさが減少する配光パターンとなっている。
【0031】
このような配光パターンを形成すべく、上記各小反射面A1、A2、A3、A4および各第2小反射面B1、B2、B3、B4の表面形状は、その近傍の発光ダイオード20A、20Bを通る軸線を中心軸とする回転放物面を適宜変形させた曲面形状に設定されている。その際、上記各第2小反射面B1、B2、B3、B4は、上記各小反射面A1、A2、A3、A4よりも焦点距離が長い回転放物面を基準にして形成されており、このため各小反射面A1、A2、A3、A4に対して後方へオフセットしている。
【0032】
図1および2に示すように、上記エクステンションパネル18は、上記各リフレクタユニット16におけるリフレクタ22の開口部22b前方に位置する部分が、円環状に前方へ突出する円環フランジ部18aとして形成されており、その他の部分は略平面状に形成されている。
【0033】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0034】
上記車輌用標識灯10を光軸Ax方向前方から観察したときには、素通しのレンズ12を透して左右1対のリフレクタユニット16およびエクステンションパネル18が見えるが、灯具点灯時には、各リフレクタユニット16のリフレクタ22の反射面22aを構成する4つの小反射面A1、A2、A3、A4および4つの第2小反射面B1、B2、B3、B4のすべてにおいて、その近傍の発光ダイオード20からの光が反射してその一部(光軸Ax方向前方へ反射させる領域)が光って見える。また、光軸Ax方向前方から視点を上下左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面A1、A2、A3、A4および各第2小反射面B1、B2、B3、B4が放射状に形成されていることから、該小反射面および第2小反射面はその近傍の発光ダイオード20からの光が反射して光って見えるだけでなく他の発光ダイオード20からの光も反射して光って見え、これにより反射面22a全体が奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0035】
したがって、本実施形態によれば、複数の発光ダイオードを備えた車輌用標識灯において、灯具点灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができる。
【0036】
しかも、本実施形態においては、上記各第2小反射面B1、B2、B3、B4が各小反射面A1、A2、A3、A4とは異なる表面形状で後方へオフセットして形成されているので、反射面22aを周方向に周期的にメリハリを付けて光らせることができ、これにより灯具に一層の奥行感を出すことができる。
【0037】
また、本実施形態においては、左右1対のリフレクタユニット16が所定間隔をおいて配設されており、これらリフレクタユニット16の前方側に各リフレクタユニット16の開口周縁部を覆うエクステンションパネル18が設けられているので、灯具点灯時には、奥行感を持ってキラキラと光る発光部がリフレクタユニット16毎に散点配置されることとなり、このため灯具の光り方をより一層斬新なものとすることができ、また、灯具非点灯時には、これを外部から観察したとき、平面的なエクステンションパネル18と奥行感のあるリフレクタユニット16とのコントラストにより、斬新な見え方とすることができる。
【0038】
次に、上記実施形態の第1変形例について説明する。
【0039】
上記実施形態においては、上記各小反射面A1、A2、A3、A4および各第2小反射面B1、B2、B3、B4が各発光ダイオード20A、20Bからの光を拡散反射させるように構成されているが、本変形例においては、図6に示すように、上記各小反射面A1、A2、A3、A4が、各発光ダイオード20Aからの光を光軸Ax方向前方へ平行光として反射させるように構成されている。具体的には、上記各小反射面A1、A2、A3、A4の表面形状が、その近傍の発光ダイオード20Aを通る光軸Axと平行な軸線を中心軸とする回転放物面形状に設定されている。
【0040】
一方、上記各第2小反射面B1、B2、B3、B4は、上記実施形態と略同様の表面形状を有しているが、図7に示すように、上記各小反射面A1、A2、A3、A4からの拡散反射光が得られなくなった分を補うように、その反射拡散角度の設定調整が行われている。
【0041】
灯具点灯時にリフレクタユニット16を光軸Ax方向前方から観察すると、図6に示すように、そのリフレクタ22の反射面22aは、4つの小反射面A1、A2、A3、A4が全域にわたって光って見え、4つの第2小反射面B1、B2、B3、B4は、発光ダイオード20Bの周辺領域のみが光って見える。そして、光軸Ax方向前方から視点を上下左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面A1、A2、A3、A4が全域にわたって光って見えることはなくなるが、上記実施形態と同様、各小反射面A1、A2、A3、A4および各第2小反射面B1、B2、B3、B4はその近傍の発光ダイオード20および他の発光ダイオード20からの光が反射して光って見え、これにより反射面22a全体が奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0042】
したがって、本変形例においても、灯具点灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができる。特に本変形例においては、光軸Ax方向前方から観察したときの印象を強烈なものとすることができる。
【0043】
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
【0044】
上記実施形態においては、車輌用標識灯をテールランプとして用いる場合について説明したが、本変形例は、これをテール&ストップランプとして用いるものであって、8個の発光ダイオード20の点灯数の切換えにより、テールランプ点灯モードとストップランプ点灯モードとの切換えが行われるようになっている。
【0045】
すなわち、テールランプ点灯モードでは、図8に示すように、灯具点灯時、8個の発光ダイオード20のうち、内周側の4個の発光ダイオード20Aのみが点灯して、テールランプの配光機能を果たすようになっている。これを実現するため、各小反射面A1、A2、A3、A4は、その近傍の発光ダイオード20から光を拡散反射させて、図9に示すように、上記実施形態とは異なる形状の配光パターンPa1、Pa2、Pa3、Pa4を形成するようになっている。
【0046】
一方、ストップランプ点灯モードでは、図10に示すように、灯具点灯時、8個の発光ダイオード20すべてが点灯して、ストップランプの配光機能を果たすようになっている。追加点灯される各第2小反射面B1、B2、B3、B4により形成される各配光パターンPb1、Pb2、Pb3、Pb4は、上記実施形態と略同様である。
【0047】
テールランプ点灯モードで点灯させた状態でリフレクタユニット16を光軸Ax方向前方から観察すると、リフレクタ22の反射面22aを構成する4つの小反射面A1、A2、A3、A4により、その近傍の発光ダイオード20Aからの光が反射してその一部(光軸Ax方向前方へ反射させる領域)が光って見える。また、光軸Ax方向前方から視点を上下あるいは左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面A1、A2、A3、A4が放射状に形成されていることから、該小反射面はその近傍の発光ダイオード20Aからの光が反射して光って見えるだけでなく他の発光ダイオード20Aからの光も反射して光って見え、これにより反射面22aが十字形状で奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0048】
一方、ストップランプ点灯モードで点灯させた状態での光り方は、上記実施形態と略同様である。もっとも、ストップランプとテールランプとの機能の相違から灯具の明るさは異なったものとなる。
【0049】
このように本変形例によれば、テール&ストップランプにおいて、テールランプおよびストップランプいずれの点灯モードで点灯させた場合においても該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができる。
【0050】
次に、上記実施形態の第3変形例について説明する。
【0051】
本変形例に係る車輌用標識灯も、上記実施形態と同様、テールランプであるが、各リフレクタユニット16の構成が異なっている。
【0052】
すなわち、本変形例においては、図12に示すように、4個の発光ダイオード20が、リフレクタ22の光軸Axに関して周方向に90°ピッチで光軸Axの上下左右に位置するようにして設けられている。そして、リフレクタ22の反射面22aは、各発光ダイオード20からの光を前方へ反射させるよう、上下左右に扇形に4分割された4つの小反射面A1、A2、A3、A4からなっている。これら各小反射面A1、A2、A3、A4は、その近傍の発光ダイオード20から光を拡散反射させて、図13に示すような形状の配光パターンPa1、Pa2、Pa3、Pa4を形成するようになっている。
【0053】
灯具点灯時にリフレクタユニット16を光軸Ax方向前方から観察すると、そのリフレクタ22の反射面22aを構成する4つの小反射面A1、A2、A3、A4により、その近傍の発光ダイオード20からの光が反射してその一部(光軸Ax方向前方へ反射させる領域)が光って見える。また、光軸Ax方向前方から視点を上下左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面A1、A2、A3、A4が放射状に形成されていることから、該小反射面はその近傍の発光ダイオード20からの光が反射して光って見えるだけでなく他の発光ダイオード20からの光も反射して光って見え、これにより反射面22aが奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0054】
このように本変形例においても、灯具点灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができる。
【0055】
次に、上記実施形態の第4変形例について説明する。
【0056】
本変形例に係る車輌用標識灯も、上記実施形態と同様、テールランプであるが、各リフレクタユニット16の構成が異なっている。
【0057】
すなわち、本変形例においては、図14に示すように、6個の発光ダイオード20が、リフレクタ22の光軸Axに関して周方向に60°ピッチで設けられている。そして、リフレクタ22の反射面22aは、各発光ダイオード20からの光を前方へ反射させるよう、扇形に6分割された小反射面A1、A2、A3、A4、A5、A6からなっている。これら各小反射面A1、A2、A3、A4、A5、A6は、その近傍の発光ダイオード20から光を拡散反射させて、図15に示すような形状の配光パターンPa1、Pa2、Pa3、Pa4、Pa5、Pa6を形成するようになっている。
【0058】
灯具点灯時にリフレクタユニット16を光軸Ax方向前方から観察すると、そのリフレクタ22の反射面22aを構成する6つの小反射面A1、A2、A3、A4、A5、A6により、その近傍の発光ダイオード20からの光が反射してその一部(光軸Ax方向前方へ反射させる領域)が光って見える。また、光軸Ax方向前方から視点を上下左右に移動させて斜め前方から観察したときには、各小反射面A1、A2、A3、A4、A5、A6が放射状に形成されていることから、該小反射面はその近傍の発光ダイオード20からの光が反射して光って見えるだけでなく他の発光ダイオード20からの光も反射して光って見え、これにより反射面22aが奥行感を持ってキラキラと光って見える。しかも視点移動に伴って次々と異なった光り方で見える。
【0059】
このように本変形例においても、灯具点灯時、該灯具に奥行感のある斬新な光り方をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る車輌用標識灯を示す正面図
【図2】図1のII-II 線断面図
【図3】上記車輌用標識灯のリフレクタユニットを単品で示す正面図
【図4】上記リフレクタユニットを単品で示す斜視図
【図5】上記リフレクタユニットにより形成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図6】上記実施形態の第1変形例に係るリフレクタユニットを単品で示す正面図
【図7】上記第1変形例のリフレクタユニットにより形成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図8】上記実施形態の第2変形例に係るリフレクタユニット(テールランプ点灯モード)を単品で示す正面図
【図9】上記テールランプ点灯モードでのスクリーン配光パターンを示す図
【図10】上記第2変形例に係るリフレクタユニット(ストップランプ点灯モード)を単品で示す正面図
【図11】上記ストップランプ点灯モードでのスクリーン配光パターンを示す図
【図12】上記実施形態の第3変形例に係るリフレクタユニットを単品で示す正面図
【図13】上記第3変形例のリフレクタユニットにより形成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図14】上記実施形態の第4変形例に係るリフレクタユニットを単品で示す正面図
【図15】上記第4変形例のリフレクタユニットにより形成されるスクリーン配光パターンを示す図
【図16】従来例を示す要部側断面図
【図17】他の従来例を示す要部側断面図
【符号の説明】
10 車輌用標識灯
12 レンズ
14 ランプボディ
16 リフレクタユニット
18 エクステンションパネル
18a 円環フランジ部
20、20A、20B 発光ダイオード(光源)
22 リフレクタ
22a 反射面
22b 開口部
Ax 光軸
A1、A2、A3、A4、A5、A6 小反射面
B1、B2、B3、B4 第2小反射面

Claims (6)

  1. 光源と、この光源からの光を前方へ反射させるリフレクタと、このリフレクタの前方に設けられたレンズとを備えた車輌用標識灯であって、
    上記光源が、上記リフレクタの光軸に関して周方向に所定ピッチで配設された複数の発光ダイオードからなり、
    上記リフレクタの反射面が、上記各発光ダイオードからの光を前方へ反射させるよう、上記光軸に関して周方向に所定ピッチで放射状に形成された複数の小反射面を備えてなる、ことを特徴とする車輌用標識灯。
  2. 上記各小反射面の表面形状が、該小反射面近傍の発光ダイオードからの光の反射光により、上記光軸方向前方へ向かう照射光を含む配光パターンを形成する曲面に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車輌用標識灯。
  3. 上記各小反射面が互いに離間して形成されており、
    これら各小反射面相互間に第2小反射面が各々形成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車輌用標識灯。
  4. 上記各第2小反射面が、上記各小反射面に対して後方へオフセットして形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の車輌用標識灯。
  5. 上記各第2小反射面の近傍に、発光ダイオードが各々配設されており、
    灯具点灯モードが、上記各小反射面近傍の発光ダイオードのみが点灯するモードと、上記各第2小反射面近傍の発光ダイオードも同時に点灯するモードとの間で切換可能に構成されている、ことを特徴とする請求項3または4記載の車輌用標識灯。
  6. 上記リフレクタが散点的に複数個配設されており、
    これらリフレクタの前方側に、該各リフレクタの開口周縁部を覆うエクステンションパネルが設けられている、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の車輌用標識灯。
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