JP3868572B2 - 大容量コンデンサのケースへの固定構造 - Google Patents

大容量コンデンサのケースへの固定構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、円筒面状の外周面を有する大容量コンデンサをケースに固定するための大容量コンデンサのケースへの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の大容量コンデンサのケースへの固定構造としては、例えば図8に示すものがある。この固定構造は、ケース1に円弧状に湾曲した一対の爪1aを設け、この爪1aによって円筒面状の外周面を有する大容量コンデンサ2を保持するようになっている。
【0003】
また、大容量コンデンサのケースへの固定構造としては、図9に示すようなものもある。この固定構造は、円弧状に湾曲したクランプ部材3をケース1にネジ4で固定することによって、クランプ部材3とケース1とで大容量コンデンサ2を保持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記大容量コンデンサのケースへの固定構造においては、爪1aを有するもの(図8)の場合も、クランプ部材3を有するもの(図9)の場合も、大容量コンデンサ2の外径が変化すると、大容量コンデンサ2が取り付け不能になったり、2点鎖線で示すように、大容量コンデンサ2がガタついてしまったりするという問題があった。
【0005】
この発明は上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は大容量コンデンサの外径が変化しても、この大容量コンデンサを確実に固定することのできる大容量コンデンサのケースへの固定構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、円筒面状の外周面を有する大容量コンデンサを、第1のケースと第2のケースとの間で保持するように構成した大容量コンデンサのケースへの固定構造であって、前記第1のケースには、大容量コンデンサを弾性的に保持する弾性保持手段を設け、前記第2のケースには、大容量コンデンサの外周面に当接し、かつこの外周面に対して接線方向を向く傾斜面を有する保持部材を設けてなり、この保持部材は、前記弾性保持手段に保持される前記コンデンサの外周面の反対側の外周面の周方向の一方の側にコンデンサの軸方向に沿って2つ、これらの間を含む他方の側にコンデンサの軸方向に沿って1つ設けて、前記弾性保持手段側へ3つの保持部材により3点で前記コンデンサの外周面を押圧することを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、一方の側に設けた保持部材の傾斜面と、他方の側に設けた保持部材の傾斜面とは、弾性保持手段から大容量コンデンサの軸心を通る力の作用線に対して左右対称になっていることを特徴としている。
【0008】
そして、上記のように構成された請求項1に係る発明においては、大容量コンデンサの外径が変化しても、この変化量を弾性保持手段によって吸収することができるとともに、大容量コンデンサの外周面を接線方向を向く傾斜面によって確実に保持することができる。また、大容量コンデンサの軸心に対して一方の側に2つの保持部材を設け、これらの間の他方の側に1つの保持部材を設けた場合には、大容量コンデンサを3点支持により安定的に保持することができる。
【0009】
請求項2に係る発明においては、一方の側に設けた保持部材の傾斜面と、他方の側に設けた保持部材の傾斜面とが弾性保持手段から大容量コンデンサの軸心を通る力の作用線に対して左右対称になっているから、大容量コンデンサの左右への移動を均等に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を実施例に基づき図1〜図7を参照して説明する。この実施例で示す大容量コンデンサのケースへの固定構造は、図1〜図7に示すように、円筒面状の外周面を有する大容量コンデンサ2を、下ケース(第1のケース)5と上ケース(第2のケース)6との間で保持するように構成したものである。そして、下ケース5には、大容量コンデンサ2を弾性的に保持する弾性マット(弾性保持手段)7を設け、上ケース6には、大容量コンデンサ2の外周面に当接し、かつこの外周面に対して接線方向を向く傾斜面8aを有するリブ(保持部材)8を設けている。
【0011】
弾性マット7は、EPDM(エチレンプロピレンゴム)によって四角形状の厚板状に形成したものである。また、リブ8は、大容量コンデンサ2の軸心20に対して一方の側に2つ、これらの間の他方の側に1つ設けられている。この他方の側のリブ8は、一方の側の2つのリブ8の中央に位置している。
【0012】
そして、一方の側のリブ8の傾斜面8aと、他方の側のリブ8の傾斜面8aとは、図2に示すように、弾性マット7から大容量コンデンサ2の軸心20を通る力の作用線21に対して左右対称になっている。すなわち、一方の側の傾斜面8aと、他方の側の傾斜面8aとの交点80が上記作用線21上に位置するようになっている。
【0013】
また、下ケース5及び上カバー6は、ガス遮断装置のハウジングを構成するものであり、それぞれが樹脂により一体に形成されている。そして、下ケース5には、図1、図4、図7に示すように、弾性マット7を保持する四角形状の枠5aが一体に形成されている。一方、上ケース6には、図1、図3、図4、図5、図6に示すように、上述したリブ8が一体に形成されているとともに、大容量コンデンサ2の端面2aを保持するストッパ9が一体に形成されている。
【0014】
さらに、下ケース5及び上カバー6は、配線板10を保持するようにもなっている。そして、大容量コンデンサ2が大きなものであるために(この実施例では直径が26mm)、この大容量コンデンサ2を配線板10に取り付けることができず、このため下ケース5と上ケース6とで挟み付けるようにして大容量コンデンサ2を保持するようにしている。配線板10には、大容量コンデンサ2を避けるための切欠10aが形成されている。
【0015】
上記のように構成された大容量コンデンサのケースへの固定構造においては、大容量コンデンサ2の外径が変化しても、この変化量を弾性マット7によって吸収することができるとともに、大容量コンデンサ2の外周面を接線方向を向く傾斜面8aによって確実に保持することができる。特に、リブ8においては、大容量コンデンサ2が図2の2点鎖線で示すように変化しても、大容量コンデンサ2の外周面を接線方向を向く傾斜面8aによって確実に保持することができる。
【0016】
したがって、大容量コンデンサ2の外径が所定の公差(例えば、1mm程度の増加、減少)で変化する場合や、外径の異なる他の大容量コンデンサ2に変更された場合でも、この大容量コンデンサ2を確実に固定することができる。そしてまた、弾性マット7の弾性変位では吸収できないほど大容量コンデンサ2の外径が変化した場合には、弾性マット7の厚さを変更するだけで対応することができる。したがって、このような場合にも、コストの増加を最小限に抑えることができる。
【0017】
また、大容量コンデンサ2の軸心20に対して一方の側に2つのリブ8を設け、他方の側に1つのリブ8を設けているから、大容量コンデンサ2を3点支持により安定的に保持することができる。特に、他方の側のリブ8を一方の側のリブ8、8の間の中央に設けているから、大容量コンデンサ2をより安定的に保持することができる。
【0018】
さらに、一方の側に設けたリブ8の傾斜面8aと、他方の側に設けたリブ8の傾斜面8aとが弾性マット7から大容量コンデンサ2の軸心20を通る力の作用線21に対して左右対称になっているから、大容量コンデンサ2の左右への移動を均等に防止することができる。したがって、この点からも大容量コンデンサ2を安定的に保持することができる。
【0019】
また、ネジで止めるような構造のものがないから、組み立ての作業性が向上するという利点がある。
【0020】
なお、上記実施例においては、一方の側にリブ8を2つ設け、他方の側にリブ8を1つ設けるように構成したが、両側ともに、さらに多くのリブ8を設けるように構成してもよい。この場合、他方の側には、一方の側のリブ2の間に、少なくとも1つのリブ8を設ける必要がある。また、3点支持によって安定させる上では、一方の側にリブ8を2つ設け、これらの間の他方の側にリブ8を設けることが好ましい。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に係る発明においては、大容量コンデンサの外径が変化しても、この変化量を弾性保持手段によって吸収することができるとともに、大容量コンデンサの外周面を接線方向を向く傾斜面によって確実に保持することができる。また、大容量コンデンサの軸心に対して一方の側に2つの保持部材を設け、これらの間の他方の側に1つの保持部材を設けた場合には、大容量コンデンサを3点支持により安定的に保持することができる。
【0022】
請求項2に係る発明においては、一方の側に設けた保持部材の傾斜面と、他方の側に設けた保持部材の傾斜面とが弾性保持手段から大容量コンデンサの軸心を通る力の作用線に対して左右対称になっているから、大容量コンデンサの左右への移動を均等に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例として示した大容量コンデンサのケースへの固定構造の要部断面図。
【図2】同大容量コンデンサのケースへの固定構造の要部断面図。
【図3】同大容量コンデンサのケースへの固定構造におけるリブを示す要部説明図。
【図4】同大容量コンデンサのケースへの固定構造の分解断面図。
【図5】同大容量コンデンサのケースへの固定構造を示す図であって、図4のV−V線に沿う矢視図。
【図6】同大容量コンデンサのケースへの固定構造を示す図であって、図4のVI−VI線に沿う矢視図。
【図7】同大容量コンデンサのケースへの固定構造を示す図であって、図4のVII −VII 線に沿う矢視図。
【図8】従来例として示した大容量コンデンサのケースへの固定構造の要部断面図。
【図9】他の従来例として示した大容量コンデンサのケースへの固定構造の要部断面図。
【符号の説明】
2 大容量コンデンサ
5 第1のケース(下ケース)
6 第2のケース(上ケース)
7 弾性保持手段(弾性マット)
8 保持部材(リブ)
8a 傾斜面
20 軸心
21 作用線

Claims (2)

  1. 円筒面状の外周面を有する大容量コンデンサを、第1のケースと第2のケースとの間で保持するように構成した大容量コンデンサのケースへの固定構造であって、
    前記第1のケースには、大容量コンデンサを弾性的に保持する弾性保持手段を設け、
    前記第2のケースには、大容量コンデンサの外周面に当接し、かつこの外周面に対して接線方向を向く傾斜面を有する保持部材を設けてなり、
    この保持部材は、前記弾性保持手段に保持される前記コンデンサの外周面の反対側の外周面の周方向の一方の側にコンデンサの軸方向に沿って2つ、これらの間を含む他方の側にコンデンサの軸方向に沿って1つ設けて、前記弾性保持手段側へ3つの保持部材により3点で前記コンデンサの外周面を押圧することを特徴とする大容量コンデンサのケースへの固定構造。
  2. 請求項1記載の大容量コンデンサのケースへの固定構造において、一方の側に設けた保持部材の傾斜面と、他方の側に設けた保持部材の傾斜面とは、弾性保持手段から大容量コンデンサの軸心を通る力の作用線に対して左右対称になっていることを特徴とする大容量コンデンサのケースへの固定構造。
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