JP3868355B2 - Endoscope - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軟性部の硬度を調整する硬度調整手段を備えた内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することにより、切開を必要とすることなく、体腔内の検査対象部位を観察したり、必要に応じ、処置具を用いて治療処置のできる内視鏡が広く用いられるようになった。
【０００３】
上記内視鏡の挿入部は、屈曲した挿入経路内にも挿入できるように可撓性を有するようにしてあるが、この可撓性のために、手元側に対し先端側の方位が定まらず、目標とする方向に導入することが難しくなる場合がある。
【０００４】
これに対処するために、例えば実開平３−４３８０２号公報には、内視鏡の内部にコイルパイプとワイヤとからなる硬度可変手段（或いは可撓性可変手段）を設けたものが開示されている。この従来例の構成によれば、内視鏡検査を行う術者が簡単な操作で挿入部の可撓性を調整することができ、屈曲した経路内にも挿入し易いようにすることができる。
【０００５】
従来の構成では、挿入部が曲がるとその中のコイルも曲がり、コイルはもともと密着状態なので曲がるとコイル端から出たワイヤはコイル内に引き込まれようとする。しかしワイヤ端は操作レバーに連結されているので移動せず、張力が働くことになり、コイルに圧縮力がかかって硬くなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記挿入部の軟性部がループ状態のときに、術者がストレート状態であると誤認識して軟性部を硬質化して挿入操作を行うと、患者に苦痛を与えることになる。
【０００７】
（発明の目的）
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、軟性部がループ状態のときに、術者がストレート状態であると誤認識して硬度調整ノブを操作しようとしても操作不能として、これにより術者に軟性部がループ状態であることを告知し、患者の苦痛を増大させる操作を防止することができる内視鏡の提供を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による内視鏡は、体腔内に挿入可能な細長で可撓性を有する挿入部と、前記挿入部内に配置され、手元端部の後方への移動が規制された中空状の螺旋体と、前記螺旋体に挿通されて先端側が該螺旋体に固定され、基端側が保持されて前記螺旋体に対して牽引操作されるワイヤと、前記螺旋体と前記ワイヤとの間には該ワイヤを該螺旋体に対して移動自在にする遊び量が設けられ、前記ワイヤが牽引操作されていない状態で、前記螺旋体に対する前記ワイヤの移動量に基づき、該ワイヤの移動量を比較することによって、前記挿入部のループ状態を告知する告知手段とを具備することを特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
（第１の実施の形態）
図１ないし図６は本発明の第１の実施の形態に係り、図１は第１の実施の形態の内視鏡の構造を示し、図２は図１のＡ−Ａ線断面とＢ−Ｂ線断面を示し、図３はカム筒体の具体例を示し、図４は硬度表示部等が設けられた透明窓付近の操作部を示し、図５は軟性部が屈曲された場合におけるコイルとワイヤの状態を示し、図６は肛門から大腸の深部側に挿入部を挿入する様子を示す。
【００１０】
図１に示すように本発明の内視鏡１は細長の挿入部２と、この挿入部２の後端に設けられた操作部３とを有する。挿入部２は先端側から硬質の先端部４と、湾曲自在の湾曲部５と、軟性の軟性部６とからなり、軟性部６の後端は操作部３に接続される。この軟性部６の後端には折れ止め機能を有する折れ止め部材７が設けられている。
【００１１】
軟性部７はその外皮が軟性の軟性管８で覆われ、この軟性管８の内部にはライトガイド９等の内蔵物が挿通されている。このライトガイド９は湾曲部６内では保護筒体１０がかぶされており、その保護筒体１０が軟性部６の中にも一部延出している。
【００１２】
湾曲部５はその外皮１１がゴムチューブなどで形成され、その外皮１１の内側には図示しない湾曲駒が互いに回動自在に連結されている。湾曲部５の後端と軟性部６の前端との境界付近には両部を接続する硬性のリング或いは硬性管１２が設けられ、軟性管８内を挿通されたワイヤ１３の先端がろう付け等で強固に固定されている。
【００１３】
また、この軟性管８内にはこのワイヤ１３が挿通される中空部を有する密着に近い密着状コイル（以下、単にコイルと略記）１４が挿通され、このコイル１４の先端はワイヤ１３の先端より少し後方位置でろう付け等で強固に固定されている。ワイヤ１３の先端付近でその先端が固定されているのはコイル１４の先端だけであって、それより手元側においてはコイル１４に対してワイヤ１３は移動可能になっている。
【００１４】
このコイル１４の手元端部は後端口金１５にビスで固定されているコイルストッパ１６に突き当たって後方側への移動が規制されている。この規制によってコイル１４は、回転不能な状態にもなっている。
【００１５】
図１で示す状態ではコイル１４には圧縮力が作用していない最も柔らかい軟状態（或いは最も可撓性がある状態）であり、この状態から（ワイヤ１３を後方側に引っ張る操作を行い相対的にコイル１４に）圧縮力が加えられると隣接するコイル部分に摩擦力が作用し屈曲しにくい硬状態（或いは可撓性が低い状態）となる。
【００１６】
この後端口金１５は円筒管１７にナットで固定されている。一方、ワイヤ１３の手元端の一部にはワイヤストッパ１８がろう４９で強固に固定されている。
【００１７】
ワイヤストッパ１８の固定位置より後方側にさらにワイヤ１３が延出され、その最後端にマーク部材１９が取り付けてある。コイルストッパ１６とワイヤストッパ１８の間には、前後方向に移動可能な牽引部材２０がその溝部２０ａにワイヤ１３を通すようにして移動リング２１にビス３９（図２（Ｂ）参照）で固定されている。この移動リング２１は、円筒管１７の内側を軸方向に移動可能である。
【００１８】
また、軟性部６が柔らかい軟状態で、かつストレート状態では図１に示すようにワイヤストッパ１８の固定位置は（牽引操作を行わない状態での）牽引部材２０の位置よりも少し後方位置となり、これらの間に距離Ｌとなる所定量の遊びを設けることにより、軟性部６がループ形状などに屈曲されてもワイヤ１３がコイル１４内をこの遊びの範囲内で移動自在にしてコイル１４に圧縮力が作用しないようにしている。
【００１９】
この距離Ｌは軟性部６を少なくとも９０°程度で（例えば頻度の最も大きい曲率での）ループにされた場合にコイルに対してワイヤ１３の後端側（具体的にはワイヤストッパ１８の位置）が移動する移動量以上に設定されている。
【００２０】
上記円筒管１７の外側にはカム筒体２３がかぶさっている。
カム筒体２３には、カム溝２４ａ、２４ｂが掘られている。また、円筒管１７にも長穴２５が設けられている。移動リング２１には移動ピン２２がカム溝２４ａ、２４ｂ、長孔２５を通してビス固定されている。カム筒体２３にはその外側には硬度（可撓性）を変化させる操作を行う硬度可変部材（可撓性可変部材）としての硬度調整ノブ２６が、ピン２７によって固定されている。なお、符号２７ａは充填剤である。
【００２１】
硬度調整ノブ２６の前端は当接部材２９に突き当たる様になっており、当接部材２９は折れ止め部材７の支持部材３０に固定されている。この当接部材２９は回転しないようにビスで支持部材３０に固定されている。
【００２２】
また、カム筒体２３の後端と硬度調整ノブ２６は把持部３１の外筒３２の前端と嵌合している。そして、硬度調整ノブ２６とカム筒体２３とは円筒管１７の外周面に対して回動操作可能になっている。
図１の挿入部２のＡ−Ａ線断面を図２（Ａ）に示す。
【００２３】
図２（Ａ）に示すように、挿入部２内には様々な内蔵物が入っている。
つまり、挿入部２内には、上下、左右に対応する位置に配置された４本の湾曲ワイヤ３３、中央付近に配置された２本の信号ケーブル３４、中央の上部寄りに配置された２本のライトガイド９、下寄りに配置された処置具チャンネル３５、左寄りに配置されたコイル１４及びワイヤ１３、これに隣接して配置された送気を行うための送気チューブ３６及び送水するための送水チューブ３７が内蔵されている。
【００２４】
また、操作部３内にも図２（Ｂ）に示すような内蔵物が配置されている。この内蔵物の配置は図２（Ａ）とほぼ同様である。なお、図１の方ではその中の代表的な内蔵物としてのライトガイド９だけを示している。
【００２５】
このライトガイド９は、湾曲部５内において保護筒体１０がかぶされており、その保護筒体１０が軟性部６の中にも一部延出している。その保護筒体１０の手元端部よりもさらに手元側において、コイル１４の先端がワイヤ１３に固定されている。
【００２６】
図３はカム筒体２３のカム溝２４ａ、２４ｂの形状を示す。カム溝は２条カムであり、その一方をカム溝２４ａもう一方を２４ｂとする。カム溝２４ａと２４ｂは同じ形をしていてカム筒体２３の軸に対して１８０度回転した対称位置にある。図３（Ａ）ではカム溝２４ａ、２４ｂは単純な滑らかな螺旋溝形状をしている。
【００２７】
一方、図３（Ｂ）においては、溝２４ｂの途中に凹部３８ａがあったり、溝２４ｂの最後に凹部３８ｂが設けられており、その凹部３８ａ又は３８ｂに移動ピン２２が係入されると、大きな牽引力を必要とする場合にもその硬度位置にロックできると共に、その凹部３８ａ又は３８ｂに係入された際のクリック感によりその凹部３８ａ又は３８ｂの位置に対応する硬度レベルに設定されたことを術者は視認しなくても把握することができる。
【００２８】
図１に戻り、硬度調整ノブ２６の前端内周面とその内側の円筒管１７の外周面との間にはＯリング４０、またカム筒体２３の後端外周面とこれに嵌合する外筒３２の前端内周面との間にはＯリング４１がそれぞれ配置され、水密を確保すると共に、硬度調整ノブ２６及びカム筒体２３に対して摩擦力を与え、この摩擦力により硬度調整ノブ２６をロックしてその状態に対応する硬度状態にロックする機構を形成している。
【００２９】
また、図１に示す様な内視鏡１の操作部３には、把持部３１の前方位置に処置具挿通口４２が設けられている。操作部３の内部においては処置具挿通口４２と吸引管路４３の分岐している分岐部材４４があり、この分岐部材４４に挿入部２内に設けた処置具チャンネル３５の手元端が、接続部４５において接続されている。
【００３０】
図２（Ｂ）の様に牽引部材２０は、ある程度のスペースをとってしまうものであるが、この牽引部材２０は接続部４５よりも前方にある。本実施の形態では牽引部材２０を最も後方にひいても接続部４５より前方の位置になる様に配置している。
【００３１】
図４は操作部３の外観を示す。マーク部材１９のあるところには、透明窓４６が設けられている。その透明窓４６近傍にはループ状態であるかストレート状態であるかを表示（により術者に告知）するループ状態表示部４７と、軟状態か硬状態であるか及び硬度のレベルを表示する硬度表示部４８が設けてある。
【００３２】
本実施の形態では軟性部６がループ形状などに屈曲されてもワイヤ１３がコイル１４内を距離Ｌの範囲内で移動自在とすることによりワイヤストッパ１８が牽引部材２０に当たらないので、コイル１４に圧縮力が作用せず、コイル１４に働く圧縮力による硬度の増大が起こることを解消していることが特徴となっている。
【００３３】
次に本実施の形態の作用を図６に示すように大腸の深部側に挿入する場合で説明する。
図１のように牽引部材２０がワイヤストッパ１８に突き当たっていない時は、ワイヤ１３に張力がかかっていないのでコイル１４は軟らかい。従って軟性部６も軟らかい状態になっている。図６（Ａ）に示すように、軟性部６が軟らかい状態で挿入部２を押しながら、肛門９１からら曲がりくねったＳ状結腸９２の中を挿入していく。
【００３４】
ここで、軟性部６の一部がある角度で円弧上に曲がった時のワイヤ１３、コイル１４の様子の作用を図５に示す。ワイヤ１３及びコイル１４が曲がっている角度をａ°とする。円弧中心Ｏからワイヤ１３中心軸までの半径をＲとし、円弧中心Ｏから円弧内側となるコイル１４の接触点をつなぐ円弧の半径をｒとする。
【００３５】
コイル１４は自然状態（ストレート状態）では密着コイルなので、図５の内側のコイル部分の円弧の長さはストレート時と変わらない。しかしそれより外側になると、ストレート時よりも曲がったときの方が長くなる。つまり内側のコイル部分を基準にすると、ワイヤ１３はコイル１４内に引き込まれる。その引き込み量をｘとすると、この引き込み量ｘは図５に示す式、つまりｘ＝２πａ（Ｒ−ｒ）／３６０のように算出できる。
【００３６】
仮にＲ−ｒが０．７ｍｍでａが９０°なら、引き込み量ｘは約１．１ｍｍであり、Ｒ−ｒが１．０ｍｍなら引き込み量ｘは約１．６ｍｍとなる。そこで、図１において、牽引部材２０とワイヤストッパ１８の間が引き込み量ｘ以上あれば、ａ°で軟性部６が曲がってもワイヤストッパ１８は牽引部材２０に当たらず、コイル１４に圧縮力がかからないのでコイル１４が硬くなることはない。
【００３７】
従って図６（Ａ）のように大腸の屈曲部（屈曲角をａ°とする）を越えるときも軟性部６が硬くなることなく、患者に極力苦痛を与えないようにスムーズに屈曲部を越えられる。Ｓ状結腸９２の屈曲部は緩いところでも９０°と考えると、Ｒ−ｒはワイヤ１３、コイル１４のサイズで決定するので、牽引部材２０とワイヤストッパ１８の距離（遊び）は１．５７（Ｒ−ｒ）以上が望ましい。
【００３８】
図６（Ａ）で湾曲部５をＳ状結腸９２から下行結腸９３に移る屈曲部に掛けて、軟性部６を捻りながら引くと図６（Ｂ）のように軟性部６及びＳ状結腸９２は略ストレート状態になる（Ｓ状結腸９２はある程度、折り畳まれて短縮化される）。ここで硬度調整ノブ２６を回転操作すると図３（Ａ）のように移動ピン２２がカム溝２４ａの中を移動する。
【００３９】
このことにより、牽引部材２０が後方に引かれ、ワイヤストッパ１８に突き当たり、さらに後方に引くことでワイヤ１３に張力を与え、コイル１４に圧縮力を与えるこことでコイル１４を硬くし、軟性部６を硬くできる。この状態で脾湾曲９４より深部の横行結腸９５、肝湾曲９７、上行結腸９６、盲腸９８側へ挿入する。軟性部６は硬くなっているので、略直線化したＳ状結腸９２が再び撓んだりすることなく、緩やかなカーブを描きながら、図６（Ｃ）のように盲腸９８まで容易に速やかに挿入できる。
【００４０】
さて、図４に示すように硬度調整ノブ２６のすぐ後方には透明窓４６が設けられている。透明窓４６を介してマーク部材１９を見ることができる。この透明窓４６近傍には図４のようにループ状態表示部４７が付いている。軟性部６がストレート状態の時は図４のようにマーク部材１９が透明窓４６の長手方向の中央位置付近の「Ｓ」印のところに位置している。
【００４１】
そして、上述したように軟性部６がループ状態になるとそれに対応してマーク部材１９は前方側に移動し、「Ｌ」印のところ付近に位置する。図６（Ａ）のように軟性部６がループ状態だとマーク部材１９が「Ｌ」を指示するので、術者は軟性部６がループ状態であることを容易に認識できる。
【００４２】
そこで、図６（Ａ）のような時に軟性部６がストレートになっているものと思いこんで硬度調整ノブ２６を操作して軟性部６を硬質化してしまうといった誤操作を防げる。また、図４に示すように、透明窓４６近傍には硬度表示部４８が設けられている。図６（Ｂ）のように軟性部６がストレート状態で、硬度調整ノブ２６を回転操作して軟性部６を硬質化すると、マーク部材１９を後方に移動させることになるので、マーク部材１９は「ＳＯＦＴ」表示から「ＨＡＲＤ」表示を指示するようになる。このことで、術者は軟性部６が軟状態か硬状態かを瞬時に認識できる。そのことで軟性部６の硬さレベルを常に正確に認識でき、誤った挿入操作を防ぐことができる。
【００４３】
なお、ワイヤ１３後端の移動量を検知するセンサを操作部３内に設け、所定の移動量になったら（ループ状態や硬度レベル）、そのことを図示しないモニタに表示したり、周辺機器から音声を出して術者に知らせるようにする告知手段を設けるようにしてもよい。
【００４４】
本実施の形態は以下の効果を有する。
挿入部２がストレートからループ状態になっても、コイル１４に対してワイヤ１３を移動自在にする遊び部を設けているので軟性部６が不用意に硬質化しない。従って、不用意に硬質化した挿入部２が体壁等を圧迫する等が少なく、患者に与える苦痛を増大しないようにできる。
【００４５】
なお、図１で、コイル１４先端を硬性管１２に直接固定してもよい。そして、図１に示すように牽引部材２０とワイヤストッパ１８の間にワイヤ１３が移動できる遊びを設けるのではなく、コイル１４先端からワイヤ１３先端を延出させ、ワイヤ１３先端にワイヤストッパ１８のようなストッパを設け、そのストッパとコイル１４先端との間に遊びを設けるようにしてもよい。この場合には図１のワイヤストッパ１８は牽引部材２０に当接するようにしても良く、図１の構成の場合と殆ど同様の作用及び効果を有する。
【００４６】
（第２の実施の形態）
次ぎに本発明の第２の実施の形態を説明する。本実施の形態は第１の実施の形態と構成は類似しているので、異なる部分のみ図７及び図８を参照して説明する。
【００４７】
図７のように、本実施の形態ではワイヤ１３後端は、ろう４９で牽引部材２０に強固に固定されている。又、図８に示すように、カム筒体２３のカム溝２４ａ、２４ｂの先端には窪み５０が設けられている。移動ピン２２は軟性部６がループ状態の時は窪み５０にはまる位置にあり、軟性部６が軟状態でかつストレート状態であると図８の２点鎖線の位置にくるように設定されている。
【００４８】
そして、硬度調整ノブ２３を回転して硬度を硬くする操作を行うと、移動ピン２３は図８の矢印のようにカム溝２４ａ内を移動する。
【００４９】
つまり、図７は牽引操作しない軟状態で、軟性部６が最もループになった状態でのワイヤ１３の後端を牽引部材２０に固定した状態を示している。従って、軟性部６が硬くされないでストレート状態であると、牽引部材２０は図７より少し後方位置になり、コイルストッパ１６との間に遊びが形成されることになる。
【００５０】
その他の構成は第１の実施の形態と同様であり、同一の部材には同じ符号を付け、その説明を省略する。
次に本実施の形態の作用を説明する。
【００５１】
第１の実施の形態で説明したように、軟性部６のループ状態によってワイヤ１３後端は移動する。本実施の形態では軟性部６のループ状態によって牽引部材２０及び移動リング２１及び移動ピン２２が前後に移動することになる。図８で、軟性部６がループ状態であると移動ピン２２が前に移動し、窪み５０にはまるので、硬度調整ノブ２６を回転操作しようとしてもできない。又は、窪み５０の形状によっては、操作は可能だが操作力量が非常に重くなる。
【００５２】
従って、図６（Ａ）のように軟性部６がループ状態であるのに、術者がストレート状態と誤認識して硬度調整ノブ２６を操作しようとしてもできないので、術者は軟性部６がループ状態であることを改めて認識できる。そのことで患者の苦痛を増大させてしまう操作を行うことを未然に防げる。
【００５３】
軟性部６が略ストレートだと、図８で移動ピン２２は２点鎖線の位置にあるので、第１の実施の形態と同様、硬度調整ノブ２６を回転操作することで移動ピン２２およびワイヤ１３を後方に牽引でき、軟性部６を硬質化できる。
本実施の形態は軟性部６のループ状態の誤認識による挿入操作ミスを防げる効果がある。その他は第１の実施の形態と同様の効果を有する。
【００５４】
（第３の実施の形態）
次に本発明の第３の実施の形態を説明する。第１、２実施の形態と異なる部分のみを、図９、１０を参照して説明する。
【００５５】
図９に示すように本実施の形態の内視鏡１は、挿入部２の構成は第１の実施の形態と同じであるが、操作部３の硬度調整機構の構成が異なる。外観は図９のように、硬度調整レバー６１が湾曲操作ノブ６２と同軸的に設けられている。なお、符号６３はユニバーサルコードを示す。図１０は硬度調整機構の内部構造を示す。
【００５６】
コイル１４後端は操作部３に一部或いは操作部３に固定される部材（例えば図１の後端口金１５或いは円筒管１７に固定される部材）に固定されている。そこからワイヤ１３後端側が後方に延出し、そのワイヤ１３後端にラック部材６５が取り付けられている。このラック部材６５は台６６上を前後方向（挿入部２の長手方向）にスライド可能である。この台６６の上には軸６７とその軸６７周りに回転可能な硬度調整レバー６１がある。硬度調整レバー６１の外周面の一部にはビニオン部６８が設けられている。
【００５７】
又、ラック部材６５にはピニオン部６８の凹凸に対応した凸凹部が対向して設けられている。図１０（Ａ）は硬度調整レバー６１の初期位置（軟性部６の軟状態）で、ラック部材６５はピニオン部６８と噛み合わず、台６６と硬度調整レバー６１の間を移動可能になっている。硬度調整レバー６１を反時計回り方向に回転操作すると、ピニオン部６８がラック部材６５に噛み合い、ワイヤ１３を牽引して硬度を大きくできるようになっている。
【００５８】
次に作用を説明する。
図１０（Ａ）は軟性部６がストレートの時である。硬度調整レバー６１を回転操作すると、ピニオン部６８がラック部材６５に噛み合い、ワイヤ１３を牽引し、コイル１４及び軟性部６を硬質化できる。一方、図１０（Ｂ）は図１０（Ａ）の状態で、軟性部６をループ状態にした場合であるが、ワイヤ１３はコイル１４内に引き込まれる為、ラック部材６５が前方に移動する。
【００５９】
この状態で硬度調整レバー６１を回転操作してもピニオン部６８はラック部材６５に噛み合わない（届かない）ので、硬度調整レバー６１は空回りする。従って、軟性部６の硬度調整操作は不能である。そのことにより、図６（Ａ）のような軟性部６がループ状態で術者がストレートと誤認識して硬度調整レバー６１を操作しても空回りして、軟性部６がループ状態であることを術者が明確に認識できる。
【００６０】
本実施の形態によれば軟性部６のループ状態に誤認識による挿入操作ミスを防げる効果を有する。その他、第１の実施の形態とほぼ同様の効果がある。
【００６１】
なお、上述の各実施の形態では圧縮力によりその硬度が変化する部材として密巻状のコイル１４とこのコイル１４に圧縮力を印加部材としてそのコイル１４内に移動自在に挿通したワイヤ１３とを用いたもので説明したが、コイルの代わりに螺旋状の部材（例えばフレックス）を用いても良い。
【００６２】
また、本発明は可撓管８にほぼ嵌合するコイル、螺旋状部材、円環列に対してその後端側から硬度調整のリングなどを前方に移動して圧縮力を加えて硬度を可変する構成の場合にも適用できる。この場合にはこのリングとコイル、螺旋状部材、円環列等の硬度可変部材の後端との間に所定量の遊びを設ければ良い。
【００６３】
［付記］
（１）軟性部を有する挿入部と操作部とを具備し、軟性部内に密着コイルとその中に挿通したワイヤとを設け、ワイヤを牽引操作してコイルに圧縮力をかけて硬質化することで軟性部の硬度を調整可能にした内視鏡において、
軟性部が硬質化操作する前に軟状態において、軟性部をストレート状態からループ状態にしたときに、前記ワイヤ端部が前記コイル端部に対して移動自在にしたことを特徴とする内視鏡。
【００６４】
（２）上記（１）において、ループ状態を術者に告知する手段を設けた。
（３）上記（２）において、告知する手段は操作部に設けた表示部である。
（４）上記（２）において、告知する手段はワイヤ移動量を検出し、所定の移動量を周辺機器にて表出することによる。
【００６５】
（５）上記（２）において、告知する手段は硬度調整操作不能にすることによる。
（６）上記（５）において、操作不能は、硬度を調整するノブを動かなくすることによる。
（７）上記（５）において、操作不能は、硬度を調整するノブを空回りすることによる。
【００６６】
（８）上記（１）において、ループ状態は、軟性部を少なくとも９０°ループさせた状態である。
（９）上記（１）において、ワイヤはこのワイヤを牽引する部材に対して移動自在であるとともに、ワイヤ後端にストッパを設け、牽引部材とストッパとの間に所定量の遊びを設けた。
【００６７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、軟性部がループ状態のときに、術者がストレート状態であると誤認識して硬度調整ノブを操作しようとしても操作不能として、これにより術者に軟性部がループ状態であることを告知し、患者の苦痛を増大させる操作を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態の内視鏡の構造を示す断面図。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面とＢ−Ｂ線断面図。
【図３】カム筒体の具体例を示す平面図。
【図４】硬度表示部等が設けられた透明窓付近の操作部を示す側面図。
【図５】軟性部が屈曲された場合におけるコイルとワイヤの状態を示す説明図。
【図６】肛門から大腸の深部側に挿入部を挿入する様子を示す説明図。
【図７】本発明の第２の実施の形態の内視鏡の構造を示す断面図。
【図８】カム筒体の具体例を示す平面図。
【図９】本発明の第３の実施の形態の内視鏡を示す側面図。
【図１０】第３の実施の形態における硬度調整機構の構造を示す図。
【符号の説明】
１…内視鏡
２…挿入部
３…操作部
４…先端部
５…湾曲部
６…軟性部
７…折れ止め部材
８…軟性管
９…ライトガイド
１３…ワイヤ
１４…コイル
１５…後端口金
１６…コイルストッパ
１７…円筒管
１８…ワイヤストッパ
１９…マーク部材
２０…牽引部材
２０ａ…溝部
２１…移動リング
２２…移動ピン
２３…カム筒体
２４ａ，２４ｂ…カム溝
２６…硬度調整ノブ
２９…当接部材
３１…把持部
３８ａ，３８ｂ…凹部
４０，４１…Ｏリング
４２…処置具挿入口
４５…接続部
４６…透明窓
４７…ループ状態表示部
４８…硬度表示部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope provided with a hardness adjusting means for adjusting the hardness of a soft part.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, an endoscope capable of observing a site to be inspected in a body cavity without needing an incision by inserting an elongated insertion portion into the body cavity or performing a therapeutic treatment using a treatment tool as necessary. Became widely used.
[0003]
The insertion part of the endoscope is flexible so that it can be inserted into a bent insertion path, but because of this flexibility, the orientation of the distal end side with respect to the proximal side is not fixed. , It may be difficult to introduce in the target direction.
[0004]
In order to cope with this, for example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-43802 discloses an endoscope provided with a hardness varying means (or a flexible varying means) composed of a coil pipe and a wire inside an endoscope. Yes. According to the configuration of this conventional example, an operator who performs an endoscopic examination can adjust the flexibility of the insertion portion with a simple operation, and can easily insert it into a bent path. .
[0005]
In the conventional configuration, when the insertion portion is bent, the coil in the insertion portion is also bent, and since the coil is originally in close contact, the wire coming out from the coil end tends to be drawn into the coil. However, since the wire end is connected to the operation lever, it does not move, tension is applied, and the coil is compressed and hardened.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
When the soft part of the insertion part is in a loop state, if the operator misrecognizes that the soft part is in a straight state and hardens the soft part to perform an insertion operation, the patient is painful.
[0007]
(Object of invention)
The present invention has been made in view of the above circumstances, and when the soft part is in a loop state, even if the operator mistakenly recognizes that it is in a straight state and tries to operate the hardness adjustment knob, the operation is impossible. It is an object of the present invention to provide an endoscope capable of notifying an operator that a soft part is in a loop state and preventing an operation that increases patient pain.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an endoscope according to the present invention has an elongated and flexible insertion portion that can be inserted into a body cavity, and is disposed in the insertion portion, and movement of the proximal end portion to the rear is restricted. A hollow spiral body, a wire that is inserted through the spiral body, the distal end side is fixed to the spiral body, the proximal end side is held, and the wire is pulled with respect to the spiral body; A play amount is provided between the spiral body and the wire to allow the wire to move relative to the spiral body, Based on the amount of movement of the wire relative to the helical body when the wire is not pulled. Ki , By comparing the amount of movement of the wire, The insertion part of Loop shape State And a notifying means for notifying.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
1 to 6 relate to the first embodiment of the present invention, FIG. 1 shows the structure of the endoscope of the first embodiment, and FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. FIG. 3 shows a specific example of a cam cylinder, FIG. 4 shows an operation part near a transparent window provided with a hardness display part, etc., and FIG. 5 shows a coil when a flexible part is bent. FIG. 6 shows a state where the insertion portion is inserted from the anus to the deep side of the large intestine.
[0010]
As shown in FIG. 1, the endoscope 1 of the present invention has an elongated insertion portion 2 and an operation portion 3 provided at the rear end of the insertion portion 2. The insertion portion 2 includes a hard distal end portion 4, a bendable bending portion 5, and a soft flexible portion 6 from the distal end side, and the rear end of the flexible portion 6 is connected to the operation portion 3. At the rear end of the soft part 6, a folding member 7 having a folding preventing function is provided.
[0011]
The outer portion of the soft portion 7 is covered with a soft soft tube 8, and a built-in object such as a light guide 9 is inserted into the soft tube 8. The light guide 9 is covered with a protective cylinder 10 in the curved portion 6, and the protective cylinder 10 partially extends into the soft portion 6.
[0012]
The bending portion 5 has an outer skin 11 formed of a rubber tube or the like, and bending pieces (not shown) are rotatably connected to the inner side of the outer skin 11. In the vicinity of the boundary between the rear end of the bending portion 5 and the front end of the flexible portion 6, a rigid ring or a rigid tube 12 that connects both portions is provided, and the distal end of the wire 13 inserted through the flexible tube 8 is brazed or the like. It is firmly fixed with.
[0013]
Further, a close-contact coil (hereinafter simply referred to as a coil) 14 having a hollow portion through which the wire 13 is inserted is inserted into the flexible tube 8, and the tip of the coil 14 is inserted from the tip of the wire 13. It is firmly fixed by brazing at a slightly rear position. Only the tip of the coil 14 is fixed near the tip of the wire 13, and the wire 13 is movable with respect to the coil 14 on the near side.
[0014]
The proximal end portion of the coil 14 abuts against a coil stopper 16 fixed to the rear end cap 15 with a screw, so that rearward movement is restricted. Due to this restriction, the coil 14 is also in a non-rotatable state.
[0015]
In the state shown in FIG. 1, the coil 14 is in the softest soft state (or the most flexible state) in which no compressive force is applied, and from this state (the operation of pulling the wire 13 backward is performed to perform relative operation. When a compressive force is applied to the coil 14, a frictional force acts on the adjacent coil portion, resulting in a hard state (or a state of low flexibility) that is difficult to bend.
[0016]
The rear end cap 15 is fixed to the cylindrical tube 17 with a nut. On the other hand, a wire stopper 18 is firmly fixed to a part of the proximal end of the wire 13 with a braze 49.
[0017]
A wire 13 is further extended to the rear side from the fixed position of the wire stopper 18, and a mark member 19 is attached to the rear end thereof. Between the coil stopper 16 and the wire stopper 18, a pulling member 20 movable in the front-rear direction is fixed to the moving ring 21 with a screw 39 (see FIG. 2B) so that the wire 13 passes through the groove 20a. ing. The moving ring 21 is movable in the axial direction inside the cylindrical tube 17.
[0018]
Further, when the soft portion 6 is in a soft soft state and in a straight state, as shown in FIG. 1, the fixing position of the wire stopper 18 is slightly behind the position of the pulling member 20 (when the pulling operation is not performed). By providing a predetermined amount of play with a distance L between them, the wire 13 can be moved within the coil 14 within the range of the play and compressed into the coil 14 even if the flexible portion 6 is bent into a loop shape or the like. The force is prevented from acting.
[0019]
This distance L is the rear end side of the wire 13 (specifically, the position of the wire stopper 18) with respect to the coil when the flexible portion 6 is looped at least about 90 ° (for example, with the most frequent curvature). Is set to be greater than the amount of movement.
[0020]
A cam cylinder 23 covers the outside of the cylindrical tube 17.
Cam grooves 24 a and 24 b are dug in the cam cylinder 23. The cylindrical tube 17 is also provided with a long hole 25. A moving pin 22 is screwed to the moving ring 21 through cam grooves 24 a and 24 b and a long hole 25. A hardness adjusting knob 26 as a hardness variable member (flexible variable member) for performing an operation of changing the hardness (flexibility) is fixed to the cam cylinder 23 by a pin 27. In addition, the code | symbol 27a is a filler.
[0021]
The front end of the hardness adjustment knob 26 abuts against the contact member 29, and the contact member 29 is fixed to the support member 30 of the folding preventing member 7. The contact member 29 is fixed to the support member 30 with screws so as not to rotate.
[0022]
Further, the rear end of the cam cylinder 23 and the hardness adjustment knob 26 are fitted to the front end of the outer cylinder 32 of the grip portion 31. The hardness adjusting knob 26 and the cam cylinder 23 can be rotated with respect to the outer peripheral surface of the cylindrical tube 17.
A cross-sectional view taken along line AA of the insertion portion 2 in FIG. 1 is shown in FIG.
[0023]
As shown in FIG. 2A, various kinds of built-in items are contained in the insertion portion 2.
That is, in the insertion portion 2, four bending wires 33 arranged at positions corresponding to the top, bottom, left and right, two signal cables 34 arranged near the center, and two arranged near the upper center. The light guide 9, the treatment instrument channel 35 disposed on the lower side, the coil 14 and the wire 13 disposed on the left side, the air supply tube 36 for performing air supply disposed adjacent thereto, and the water supply A water supply tube 37 is incorporated.
[0024]
Further, a built-in object as shown in FIG. The arrangement of the built-in objects is almost the same as that shown in FIG. In FIG. 1, only a light guide 9 as a typical built-in component is shown.
[0025]
The light guide 9 is covered with a protective cylinder 10 in the curved portion 5, and the protective cylinder 10 partially extends into the soft portion 6. The distal end of the coil 14 is fixed to the wire 13 further on the proximal side than the proximal end of the protective cylinder 10.
[0026]
FIG. 3 shows the shapes of the cam grooves 24 a and 24 b of the cam cylinder 23. The cam groove is a double-row cam, one of which is a cam groove 24a and the other is 24b. The cam grooves 24 a and 24 b have the same shape and are in symmetrical positions rotated by 180 degrees with respect to the axis of the cam cylinder 23. In FIG. 3A, the cam grooves 24a and 24b have a simple smooth spiral groove shape.
[0027]
On the other hand, in FIG. 3B, there is a recess 38a in the middle of the groove 24b, or a recess 38b is provided at the end of the groove 24b, and when the moving pin 22 is engaged in the recess 38a or 38b, Even when a large traction force is required, the hardness position can be locked, and the hardness level corresponding to the position of the recess 38a or 38b is set by the click feeling when the recess 38a or 38b is engaged. The surgeon can grasp without visual recognition.
[0028]
Returning to FIG. 1, the O-ring 40 and the rear end outer peripheral surface of the cam cylinder 23 and the outer periphery fitted to the O ring 40 are provided between the inner peripheral surface of the front end of the hardness adjusting knob 26 and the outer peripheral surface of the cylindrical tube 17 inside thereof. O-rings 41 are respectively disposed between the inner peripheral surface of the front end of the cylinder 32 and ensure water-tightness, and a frictional force is applied to the hardness adjustment knob 26 and the cam cylinder 23, and the hardness adjustment knob is obtained by this frictional force. The mechanism which locks 26 to the hardness state corresponding to the state is formed.
[0029]
Further, the operation unit 3 of the endoscope 1 as shown in FIG. 1 is provided with a treatment instrument insertion port 42 at a position in front of the grasping unit 31. Inside the operation section 3, there is a branch member 44 branched from the treatment instrument insertion port 42 and the suction pipe 43, and the proximal end of the treatment instrument channel 35 provided in the insertion section 2 is connected to the branch member 44. They are connected at the part 45.
[0030]
As shown in FIG. 2B, the traction member 20 takes a certain amount of space, but the traction member 20 is in front of the connection portion 45. In the present embodiment, the traction member 20 is arranged so as to be in a position in front of the connecting portion 45 even when pulled backward.
[0031]
FIG. 4 shows the appearance of the operation unit 3. A transparent window 46 is provided at the mark member 19. In the vicinity of the transparent window 46, a loop state display unit 47 for displaying whether it is in a loop state or a straight state (and notifying the operator), and a hardness indicating whether it is in a soft state or a hard state and the hardness level. A display unit 48 is provided.
[0032]
In this embodiment, even if the flexible portion 6 is bent into a loop shape or the like, the wire 13 can move within the coil 14 within the distance L, so that the wire stopper 18 does not hit the pulling member 20. This is characterized by eliminating the increase in hardness due to the compression force acting on the coil 14 without the compression force acting thereon.
[0033]
Next, the operation of the present embodiment will be described in the case of insertion into the deep part of the large intestine as shown in FIG.
As shown in FIG. 1, when the pulling member 20 is not in contact with the wire stopper 18, the coil 14 is soft because no tension is applied to the wire 13. Therefore, the soft part 6 is also in a soft state. As shown in FIG. 6 (A), while the flexible portion 6 is soft, the insertion portion 2 is pushed, and the inside of the sigmoid colon 92 winding from the anus 91 is inserted.
[0034]
Here, the action of the state of the wire 13 and the coil 14 when a part of the soft part 6 is bent on an arc at a certain angle is shown in FIG. An angle at which the wire 13 and the coil 14 are bent is defined as a °. The radius from the arc center O to the center axis of the wire 13 is R, and the radius of the arc connecting the contact point of the coil 14 located inside the arc from the arc center O is r.
[0035]
Since the coil 14 is a close contact coil in the natural state (straight state), the length of the arc of the inner coil portion in FIG. 5 is the same as that in the straight state. However, if it goes outside, it will be longer when it bends than when it is straight. That is, with reference to the inner coil portion, the wire 13 is drawn into the coil 14. If the pull-in amount is x, the pull-in amount x can be calculated as shown in FIG. 5, that is, x = 2πa (R−r) / 360.
[0036]
If R-r is 0.7 mm and a is 90 °, the pull-in amount x is approximately 1.1 mm, and if R-r is 1.0 mm, the pull-in amount x is approximately 1.6 mm. Therefore, in FIG. 1, if the distance between the pulling member 20 and the wire stopper 18 is equal to or greater than the pulling amount x, the wire stopper 18 does not hit the pulling member 20 even if the flexible portion 6 bends at a °, and the coil 14 has a compressive force. Since it does not start, the coil 14 does not become hard.
[0037]
Therefore, as shown in FIG. 6A, the soft part 6 does not become stiff even when it exceeds the bent part of the large intestine (the bending angle is a °), and the bent part is smoothly passed so as not to cause pain to the patient as much as possible. It is done. Assuming that the bent portion of the sigmoid colon 92 is 90 ° even at a loose place, R-r is determined by the sizes of the wire 13 and the coil 14, so the distance (play) between the traction member 20 and the wire stopper 18 is 1.57 ( Rr) or more is desirable.
[0038]
6A, when the bending portion 5 is hung on a bending portion moving from the sigmoid colon 92 to the descending colon 93, and the flexible portion 6 is pulled while being twisted, the flexible portion 6 and the sigmoid colon 92 as shown in FIG. 6B. Becomes substantially straight (the sigmoid colon 92 is folded and shortened to some extent). Here, when the hardness adjustment knob 26 is rotated, the moving pin 22 moves in the cam groove 24a as shown in FIG.
[0039]
As a result, the pulling member 20 is pulled rearward, abuts against the wire stopper 18 and further pulled rearward to apply tension to the wire 13 and to apply compressive force to the coil 14, thereby hardening the coil 14 and the soft part. 6 can be hardened. In this state, the spleen curve 94 is inserted deeper into the transverse colon 95, liver curve 97, ascending colon 96, and cecum 98 side. Since the soft part 6 is hard, the sigmoid colon 92 that has been substantially straightened does not bend again, and a gentle curve is drawn, and the cecum 98 can be easily and quickly inserted as shown in FIG. it can.
[0040]
As shown in FIG. 4, a transparent window 46 is provided immediately behind the hardness adjustment knob 26. The mark member 19 can be seen through the transparent window 46. In the vicinity of the transparent window 46, a loop state display unit 47 is attached as shown in FIG. When the flexible portion 6 is in a straight state, the mark member 19 is positioned at the “S” mark in the vicinity of the central position in the longitudinal direction of the transparent window 46 as shown in FIG.
[0041]
Then, as described above, when the flexible portion 6 enters the loop state, the mark member 19 moves correspondingly to the front side and is located near the “L” mark. As shown in FIG. 6A, since the mark member 19 indicates “L” when the soft portion 6 is in the loop state, the operator can easily recognize that the soft portion 6 is in the loop state.
[0042]
Therefore, it is possible to prevent an erroneous operation such as making the soft portion 6 hard by operating the hardness adjusting knob 26 assuming that the soft portion 6 is straight at the time as shown in FIG. Further, as shown in FIG. 4, a hardness display portion 48 is provided in the vicinity of the transparent window 46. As shown in FIG. 6B, when the soft portion 6 is in a straight state and the hardness adjustment knob 26 is rotated to harden the soft portion 6, the mark member 19 is moved rearward. “HARD” display is instructed from “SOFT” display. Thus, the surgeon can instantly recognize whether the soft part 6 is in a soft state or a hard state. As a result, the hardness level of the soft portion 6 can always be accurately recognized, and an erroneous insertion operation can be prevented.
[0043]
In addition, a sensor for detecting the movement amount of the rear end of the wire 13 is provided in the operation unit 3, and when a predetermined movement amount is reached (loop state or hardness level), this is displayed on a monitor (not shown) or from a peripheral device. You may make it provide the notification means to make an audio | voice and notify an operator.
[0044]
The present embodiment has the following effects.
Even if the insertion portion 2 changes from a straight state to a loop state, the flexible portion 6 is not inadvertently hardened because the play portion that allows the wire 13 to move with respect to the coil 14 is provided. Therefore, the insertion part 2 hardened carelessly hardly presses the body wall or the like, and the pain given to the patient can be prevented from increasing.
[0045]
In FIG. 1, the tip of the coil 14 may be directly fixed to the rigid tube 12. As shown in FIG. 1, the play that allows the wire 13 to move is not provided between the pulling member 20 and the wire stopper 18, but the tip of the wire 13 is extended from the tip of the coil 14, and the wire stopper 18 is connected to the tip of the wire 13. Such a stopper may be provided, and play may be provided between the stopper and the tip of the coil 14. In this case, the wire stopper 18 in FIG. 1 may abut against the pulling member 20 and has almost the same operations and effects as in the configuration of FIG.
[0046]
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. Since the present embodiment is similar in configuration to the first embodiment, only different portions will be described with reference to FIGS.
[0047]
As shown in FIG. 7, in this embodiment, the rear end of the wire 13 is firmly fixed to the pulling member 20 with a braze 49. Further, as shown in FIG. 8, a recess 50 is provided at the tip of the cam grooves 24 a and 24 b of the cam cylinder 23. The moving pin 22 is set to a position where it fits into the recess 50 when the soft portion 6 is in a loop state, and is set to a position of a two-dot chain line in FIG. 8 when the soft portion 6 is in a soft state and a straight state. .
[0048]
When the hardness adjustment knob 23 is rotated to increase the hardness, the moving pin 23 moves in the cam groove 24a as indicated by the arrow in FIG.
[0049]
That is, FIG. 7 shows a state in which the rear end of the wire 13 is fixed to the traction member 20 in a soft state in which the traction operation is not performed and the flexible portion 6 is in the most looped state. Therefore, if the soft portion 6 is not hardened and is in a straight state, the pulling member 20 is slightly rearward from FIG. 7 and play is formed between the coil stopper 16 and the coil stopper 16.
[0050]
Other configurations are the same as those of the first embodiment, and the same members are denoted by the same reference numerals and the description thereof is omitted.
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0051]
As described in the first embodiment, the rear end of the wire 13 moves depending on the loop state of the flexible portion 6. In the present embodiment, the pulling member 20, the moving ring 21, and the moving pin 22 move back and forth depending on the loop state of the flexible portion 6. In FIG. 8, when the soft portion 6 is in a loop state, the moving pin 22 moves forward and fits into the recess 50, so that it is impossible to rotate the hardness adjusting knob 26. Or, depending on the shape of the recess 50, the operation is possible, but the operation force becomes very heavy.
[0052]
Accordingly, although the soft part 6 is in a loop state as shown in FIG. 6A, the operator cannot recognize the straight state and try to operate the hardness adjustment knob 26. It can be recognized again that it is in a loop state. Therefore, it is possible to prevent an operation that increases the patient's pain.
[0053]
If the flexible portion 6 is substantially straight, the moving pin 22 is in the position of the two-dot chain line in FIG. 8, so that the moving pin 22 and the wire 13 are rotated by rotating the hardness adjustment knob 26 as in the first embodiment. Can be pulled backward, and the soft portion 6 can be hardened.
This embodiment has an effect of preventing an insertion operation error due to erroneous recognition of the loop state of the flexible portion 6. The other effects are the same as those of the first embodiment.
[0054]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described. Only parts different from the first and second embodiments will be described with reference to FIGS.
[0055]
As shown in FIG. 9, in the endoscope 1 of the present embodiment, the configuration of the insertion portion 2 is the same as that of the first embodiment, but the configuration of the hardness adjustment mechanism of the operation portion 3 is different. As shown in FIG. 9, the hardness adjusting lever 61 is provided coaxially with the bending operation knob 62. Reference numeral 63 denotes a universal code. FIG. 10 shows the internal structure of the hardness adjusting mechanism.
[0056]
The rear end of the coil 14 is fixed to a part of the operation unit 3 or a member fixed to the operation unit 3 (for example, a member fixed to the rear end cap 15 or the cylindrical tube 17 in FIG. 1). From there, the rear end side of the wire 13 extends rearward, and a rack member 65 is attached to the rear end of the wire 13. The rack member 65 can slide on the table 66 in the front-rear direction (longitudinal direction of the insertion portion 2). On this stand 66, there is a shaft 67 and a hardness adjusting lever 61 that can rotate around the shaft 67. A binion portion 68 is provided on a part of the outer peripheral surface of the hardness adjusting lever 61.
[0057]
The rack member 65 is provided with convex and concave portions corresponding to the concave and convex portions of the pinion portion 68 so as to face each other. FIG. 10A shows the initial position of the hardness adjustment lever 61 (the soft state of the soft portion 6). The rack member 65 does not mesh with the pinion portion 68 and can move between the base 66 and the hardness adjustment lever 61. . When the hardness adjusting lever 61 is rotated counterclockwise, the pinion portion 68 is engaged with the rack member 65 and the wire 13 is pulled to increase the hardness.
[0058]
Next, the operation will be described.
FIG. 10A shows the case where the flexible part 6 is straight. When the hardness adjusting lever 61 is rotated, the pinion portion 68 is engaged with the rack member 65, the wire 13 is pulled, and the coil 14 and the flexible portion 6 can be hardened. On the other hand, FIG. 10B shows a case where the flexible portion 6 is in a loop state in the state of FIG. 10A, but the wire 13 is drawn into the coil 14, and the rack member 65 moves forward.
[0059]
Even if the hardness adjusting lever 61 is rotated in this state, the pinion portion 68 does not mesh with the rack member 65 (not reach), so the hardness adjusting lever 61 rotates idle. Therefore, the hardness adjustment operation of the soft part 6 is impossible. As a result, the soft part 6 as shown in FIG. 6 (A) is in a looped state, and even if the operator mistakenly recognizes that it is straight and operates the hardness adjusting lever 61, the soft part 6 is in a looped state. Can be clearly recognized by the surgeon.
[0060]
According to the present embodiment, the loop state of the flexible portion 6 has an effect of preventing an insertion operation error due to erroneous recognition. In addition, there are substantially the same effects as in the first embodiment.
[0061]
In each of the above-described embodiments, a closely wound coil 14 is used as a member whose hardness changes due to compressive force, and a wire 13 that is movably inserted into the coil 14 as an application member that applies compressive force to the coil 14. As described above, a spiral member (for example, flex) may be used instead of the coil.
[0062]
Further, in the present invention, the hardness is varied by applying a compressive force by moving a hardness adjusting ring or the like forward from the rear end side with respect to the coil, the spiral member, or the annular ring that is substantially fitted to the flexible tube 8. It can also be applied to a configuration. In this case, a predetermined amount of play may be provided between the ring and the rear end of the hardness variable member such as a coil, a spiral member, or an annular ring.
[0063]
[Appendix]
(1) An insertion portion having a soft portion and an operation portion are provided, and a close-contact coil and a wire inserted therein are provided in the soft portion, and the wire is pulled to apply a compressive force to harden the coil. In an endoscope that can adjust the hardness of the soft part with,
An endoscope, wherein the wire end portion is movable with respect to the coil end portion when the soft portion is changed from a straight state to a loop state in the soft state before the soft portion is hardened. .
[0064]
(2) In the above (1), means for notifying the operator of the loop state is provided.
(3) In said (2), the means to notify is a display part provided in the operation part.
(4) In (2) above, the means for notifying is by detecting the amount of wire movement and displaying the predetermined amount of movement on the peripheral device.
[0065]
(5) In said (2), the means to notify is by making hardness adjustment operation impossible.
(6) In (5) above, the inoperability is due to the movement of the knob for adjusting the hardness.
(7) In the above (5), the inoperability is caused by idling the knob for adjusting the hardness.
[0066]
(8) In the above (1), the loop state is a state in which the soft part is looped at least 90 °.
(9) In (1) above, the wire is movable with respect to the member that pulls the wire, a stopper is provided at the rear end of the wire, and a predetermined amount of play is provided between the pulling member and the stopper.
[0067]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the soft part is in a loop state, even if the surgeon mistakenly recognizes that it is in a straight state and tries to operate the hardness adjustment knob, it becomes inoperable, thereby It is possible to notify that the section is in a loop state and to prevent an operation that increases the patient's pain.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing the structure of an endoscope according to a first embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line AA and BB in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view showing a specific example of a cam cylinder.
FIG. 4 is a side view showing an operation unit in the vicinity of a transparent window provided with a hardness display unit and the like.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a state of a coil and a wire when a soft part is bent.
FIG. 6 is an explanatory view showing a state where the insertion part is inserted from the anus to the deep side of the large intestine.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a structure of an endoscope according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a specific example of a cam cylinder.
FIG. 9 is a side view showing an endoscope according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing a structure of a hardness adjusting mechanism in a third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 ... Endoscope
2 ... Insertion section
3. Operation unit
4 ... Tip
5 ... Curved part
6 ... Soft part
7 ... Folding prevention member
8 ... Soft tube
9. Light guide
13 ... Wire
14 ... Coil
15 ... Rear end cap
16 ... Coil stopper
17 ... Cylindrical tube
18 ... Wire stopper
19. Mark member
20 ... Towing member
20a ... Groove
21 ... Moving ring
22 ... Movement pin
23 ... Cam barrel
24a, 24b ... Cam groove
26 ... Hardness adjustment knob
29 ... Abutting member
31 ... gripping part
38a, 38b ... concave portion
40, 41 ... O-ring
42. Treatment instrument insertion port
45. Connection part
46 ... Transparent window
47. Loop status display section
48 ... Hardness display

Claims (8)

体腔内に挿入可能な細長で可撓性を有する挿入部と、
前記挿入部内に配置され、手元端部の後方への移動が規制された中空状の螺旋体と、
前記螺旋体に挿通されて先端側が該螺旋体に固定され、基端側が保持されて前記螺旋体に対して牽引操作されるワイヤと、
前記螺旋体と前記ワイヤとの間には該ワイヤを該螺旋体に対して移動自在にする遊び量が設けられ、前記ワイヤが牽引操作されていない状態で、前記螺旋体に対する前記ワイヤの移動量に基づき、該ワイヤの移動量を比較することによって、前記挿入部のループ状態を告知する告知手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡。An elongated and flexible insertion section that can be inserted into a body cavity;
A hollow spiral body that is disposed in the insertion portion and whose rear end portion is restricted from moving backwards;
A wire that is inserted through the spiral body, the distal end side is fixed to the spiral body, the proximal end side is held, and is pulled to the spiral body; and
A play amount is provided between the spiral body and the wire so that the wire is movable with respect to the spiral body. Based on the amount of movement of the wire relative to the spiral body when the wire is not pulled. can, by comparing the amount of movement of the wire, and notification means for notifying a loop state of the insertion portion,
An endoscope comprising: 前記告知手段は、前記ワイヤの移動量によってループ状態を告知する指標を備えた表示部と、
前記表示部の指標に対して前記ワイヤの移動量を示すマーク部材と、
を具備することを特徴とする請求項１に記載の内視鏡。 The notification means includes a display unit provided with an indicator for notifying a loop state according to the movement amount of the wire;
A mark member indicating the amount of movement of the wire with respect to the indicator of the display unit;
The endoscope according to claim 1, further comprising: さらに、前記ワイヤの移動量を検知するセンサを備え、
前記告知手段は、前記センサの検知結果に基づいて前記挿入部のループ状態を表示によって告知する表示手段を具備することを特徴とする請求項１に記載の内視鏡。 And a sensor for detecting the amount of movement of the wire,
The endoscope according to claim 1 , wherein the notification unit includes a display unit that notifies the loop state of the insertion portion by display based on a detection result of the sensor . さらに、前記ワイヤの移動量を検知するセンサを備え、
前記告知手段は、前記センサの検知結果に基づいて前記挿入部のループ状態を音声によって告知する音声告知手段を具備することを特徴とする請求項１に記載の内視鏡And a sensor for detecting the amount of movement of the wire,
The endoscope according to claim 1, wherein the notification unit includes a voice notification unit that notifies the loop state of the insertion unit by voice based on a detection result of the sensor. 体腔内に挿入可能な細長で可撓性を有する挿入部と、
前記挿入部内に配置され、手元端部の後方への移動が規制された中空状の螺旋体と、
前記螺旋体に挿通されて先端側が該螺旋体に固定され、前記挿入部の手元側に設けられた操作手段によって、固定された基端側が前記螺旋体に対して牽引操作されるワイヤと、
前記ワイヤが牽引操作されていない状態において、該ワイヤが前記螺旋体内に所定量引き込まれているとき、前記操作手段の操作を規制して該ワイヤに対する牽引動作を制限する規制手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡。 An elongated and flexible insertion section that can be inserted into a body cavity;
A hollow spiral body that is disposed in the insertion portion and whose rear end portion is restricted from moving backwards;
A wire that is inserted through the spiral body and the distal end side is fixed to the spiral body, and the fixed proximal end side is pulled with respect to the spiral body by operating means provided on the proximal side of the insertion portion;
In a state where the wire is not pulled, when the wire is pulled into the spiral body by a predetermined amount, a regulating unit that regulates the operation of the manipulation unit and restricts the pulling operation with respect to the wire;
Endoscope characterized by comprising a. カム溝を備え、前記操作手段の操作に応じて回転するカムと、
前記操作手段に設けられ、前記カム溝内を前記カムの回転に伴って進退するピンとを備え、
前記規制手段は、前記カム溝に設けられ、前記ピンを係入させる係入部であることを特徴とする請求項５に記載の内視鏡。 A cam provided with a cam groove, and rotating according to the operation of the operating means;
A pin that is provided in the operating means and moves forward and backward in the cam groove as the cam rotates;
The endoscope according to claim 5, wherein the restricting means is an engaging portion that is provided in the cam groove and engages the pin . 体腔内に挿入可能な細長で可撓性を有する挿入部と、
前記挿入部内に配置され、手元端部が固定された中空状の螺旋体と、
前記螺旋体に挿通されて先端側が該螺旋体に固定され、基端側が前記螺旋体から延出されたワイヤと、
前記挿入部の手元側であって前記ワイヤの基端部より後方に設けられた操作手段と、
前記螺旋体に対して前記ワイヤの基端側が所定量以上延出したときに、前記操作手段と前記ワイヤとを接続可能な接続手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡。 An elongated and flexible insertion section that can be inserted into a body cavity;
A hollow spiral body disposed in the insertion portion and having a proximal end fixed thereto;
A wire that is inserted through the spiral body and has a distal end side fixed to the spiral body and a proximal end side extended from the spiral body;
An operating means provided on the proximal side of the insertion portion and behind the proximal end portion of the wire;
A connecting means capable of connecting the operating means and the wire when the proximal end side of the wire extends more than a predetermined amount with respect to the spiral body;
An endoscope comprising: 前記接続手段は、前記ワイヤの基端側に設けられたラックと、
前記ラックと噛合するように前記操作手段に設けられ、該操作手段の操作に伴って回動されるピニオンと、
を具備することを特徴とする請求項７に記載の内視鏡。 The connecting means includes a rack provided on a proximal end side of the wire;
A pinion provided in the operating means so as to mesh with the rack, and rotated in accordance with the operation of the operating means;
The endoscope according to claim 7, further comprising:

Images