JP3860021B2 - 資源管理システム、方法、およびそのための機構を備える装置 - Google Patents

資源管理システム、方法、およびそのための機構を備える装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に存在するさまざまなコンピューティング資源の利用を制御するシステムに利用する技術に関する。特に、家庭、宿泊施設ならびにオフィス、会議室、会議場などのビジネスシーンや、書店、映画館、コンサートホールなどの娯楽施設上に局所的に存在する資源を結びつけることにより構成される局所的ネットワークと、それら局所的ネットワークを統括し管理することに利用される資源管理システム、方法、およびそのための機構を備える装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術は、
(1)ネットワークに接続されたワークステーションやメインフレーム上にあるサービスを利用するために用いられ、いわゆるネットワークサービスというものは、いわゆるコンピュータ上でのサービスの提供(メールサービスやWWWサービスなど)に特化している
(2)インターネットプロバイダへのアクセスやWeb上のサービスへのアクセスなど、特定の利用者があるサービスを利用する際に、サービスを提供する特定の資源に対しての静的な利用権を、当該の利用者に対してのみ発行している
(3)利用権の発行について、事前にユーザの申請などが必要である
(4)オフィス内でのファイルサービスやプリントサービスなど静的な1ケ所の局所的空間に対してのみサービスを提供している
(5)WWWブラウザのCookieなど、利用者のサービス利用コンテキストを1ケ所に保持し、同一の場所においてのみ、利用者のコンテキストに応じたサービスの個人化が行える
などの特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、
(1)ネットワークを通じての管理の対象となるために、IPアドレス等のネットワークに参加するための設定情報を内部で保持できる従来のいわゆるコンピュータを対象としており、情報家電などの技術の発達で、さまざまなデバイスが通信機能を持った場合に、個々のデバイスをネットワーク上で運用管理することが困難である
(2)ネットワーク上に存在するさまざまなデバイスやサービス、コンテンツに対する利用権を、動的に個々の利用者に対して提供することができない
(3)利用権の発行に対し、本人の認定や利用権の発行までひとつひとつのプロセスを経ねばならず即時の利用権発行は困難である
(4)遠隔地に存在するデバイスに対して、特定の利用権を持った利用者を認定し、当該の利用者の持つ利用権に応じてデバイスやコンテンツ、サービスなどの利用を安全に実行することができない
(5)利用者の利用するデバイスが変わると、利用者がこれまで用いていたコンテキストが利用できない
などの問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の資源管理システムは、資源識別機構、局所的空間管理機構、仲介機構、サービス機構、セキュアトークンから構成される。図1は本発明の資源管理システムのシステム構成の一例を示す図である。以下、各機構について詳細に説明する。
【0005】
資源識別機構の構成を図2に示す。
資源識別機構は、通信手段を持ち、個々の資源に付帯し、資源を識別する資源情報を管理する資源情報管理手段を持つ。資源情報管理手段の管理する資源情報は、個々の資源に関する資源ID、資源名、資源種別、資源機能、資源利用条件などから構成される。資源識別機構の通信手段は、当該の資源以外の持つ資源、局所的空間管理機構、セキュアトークンなどと通信する。なお、通信手段は資源そのものにも存在する場合も想定され、資源識別機構の通信手段を使用しない場合も存在する。また、上記資源情報は、局所的空間管理機構や仲介機構の管理者などにより、資源もしくは局所的空間管理機構を通じて、内容を変更することができる。
【0006】
図3に局所的空間管理機構の構造を示す。
局所的空間管理機構は、通信手段、局所的空間管理手段、所属資源管理手段、局所的利用権管理手段、アプリケーション管理手段を持つ。
【0007】
局所的空間管理機構の通信手段は、資源、資源に付帯した資源識別機構、他の局所的空間管理機構、仲介機構と通信する。
【0008】
局所的空間管理機構の局所的空間管理手段は、自らが所属する局所的空間に関する、空間名(例えば、オフィス001)、空間ID(例えば、Office00l)、空間種別(例えば、Office)からなる空間情報を管理する。
【0009】
所属資源管理情報は、当該の局所的空間に存在する複数の資源に関する資源情報を、資源識別機構より取得し管理する。
【0010】
局所的利用権管理手段は、当該の局所的空間に存在する個々の資源に関する利用権情報を、仲介機構から取得し管理する場合もあれば、局所的空間管理機構が資源に関する利用権を生成し、仲介機構に渡す場合も存在する。
【0011】
アプリケーション管理手段は、資源上で動作するアプリケーション本体、およびアプリケーション情報、コンテンツ本体、コンテンツ情報などのサービス情報を管理する。
【0012】
局所的空間管理機構は管理対象となる局所的空間内に存在し、有線や無線などの通信手段を備え、資源、資源に付帯した資源識別機構、セキュアトークン、他の局所的空間管理機構、仲介機構と通信する。特に、資源や資源識別機構との通信により局所的ネットワークを構築する。この局所的ネットワークの構築は動的に行われ、局所的ネットワークに所属する資源をリアルタイムに管理することも可能である。
【0013】
図4に仲介機構の構成を示す。
仲介機構は、通信手段、利用権情報管理手段、資源検索手段、サービス検索手段、利用命令中継制御手段を持つ。仲介機構内の通信手段は、複数の局所的空間管理機構や複数のサービス機構と通信を行う。
【0014】
利用権情報管理手段は、資源やサービスに対する利用権本体、当該となる利用権に対する資源情報、当該となる利用権に対する利用者ID、当該の資源およびサービスに関する利用条件、空間情報から構成される利用権情報を管理する。なお、利用権情報の管理は、仲介機構で集中して行われる場合のみではなく、個々の局所的空間管理機構で分散して管理される場合もある。また、サービスの利用権は、当該となるサービス機構から取得する場合もあれば、本手段が生成し管理する場合もある。資源の利用権に関しては、本手段が、生成し局所的空間管理機構に渡す場合もあれば、局所的空間管理機構から取得する場合もある。
【0015】
資源検索手段は、複数の局所的空間管理機構から集められる、空間情報と資源情報を管理、保持し、ユーザに対し資源の検索機能を提供する。
【0016】
サービス検索手段は、複数のサービス機構から集められるサービス実行情報、サービス管理情報を管理、保持し、ユーザに対しサービスの検索機能を提供する。
【0017】
利用命令中継制御手段は、ある局所的空間に存在するユーザが、遠隔地にある資源を利用する際の利用命令を、ユーザが現在いる局所的空間内から、ユーザが利用したい資源がある局所的空間へ中継する機能を提供する。
【0018】
図5にサービス機構の構造を図示する。
サービス機構は、サービス管理手段とコンテキスト管理手段と、サービス実行手段を持つ。
【0019】
サービス管理手段は、個々のサービスの利用権や利用者IDなどのサービス管理情報を管理する機構である。サービスの利用権本体は、通信手段を通じて、仲介機構が取得する。
【0020】
コンテキスト管理手段は、資源やセキュアトークンやサービス機構や局所的空間管理機構から、資源やサービスの利用履歴や個人IDを収集し、コンテキスト情報として保持、管理し、ユーザがサービスや資源の利用する際の個人化のキーとしてコンテキスト情報を利用する。
【0021】
サービス実行手段は、サービス本体である、アプリケーション本体、アプリケーション情報、コンテンツ本体、コンテンツ情報、サービス提供者情報などから構成されるサービス情報を保持し、ネットワークを介し、ユーザに対してサービスを実行する。
【0022】
図6にセキュアトークンの構造を図示する。
セキュアトークンは、通信手段、ユーザ識別手段、ユーザ利用権管理手段、利用履歴管理手段、ユーザ情報管理手段を持つ。
【0023】
セキュアトークンの持つ通信手段は、資源や資源識別機構、局所的空間管理機構と通信する。
【0024】
ユーザ情報管理手段は、ユーザIDやユーザの役割を管理し、資源や資源識別機構、局所的空間管理機構、仲介機構、サービス機構と通信し、ユーザの認証を行う。ユーザの役割に、ユーザの所属する組織や、サービスを利用するために必要な経済状況にあるかなどが管理される。
【0025】
ユーザ利用権保持手段は、資源やサービスを利用するための利用権本体および利用権情報を管理する。
【0026】
ユーザコンテキスト管理手段は、ユーザがどのような資源やサービスを利用したかという利用履歴などからなる利用履歴や、ユーザの嗜好、ユーザの所属などからなるユーザコンテキスト情報を管理する。
【0027】
本発明の実現は
(1)資源の局所的空間管理機構への登録
(2)局所的空間管理機構およびサービス機構の仲介機構への登録
(3)資源やサービスを利用するための利用権の登録
(4)他の局所的空間にある資源やサービスを利用するための利用権の登録
(5)局所的空間管理機構へのサービスのダウンロード
(6)局所的空間内における資源の利用
(7)局所的空間内でのサービスの利用
(8)局所的空間間での資源、サービスの利用、
(9)資源、サービスの個人化
といった複数の場面からなされる。それを説明する。
【0028】
(1)資源の局所的空間管理機構、仲介機構への登録
資源の局所的空間管理機構、仲介機構への登録のシーケンスを図示したものが、図7である。
【0029】
局所的空間管理機構は、所有する通信手段を使用し、局所的空間内に存在する資源に付帯した資源識別機構と通信を行ない、資源識別機構の持つ資源情報管理手段内に蓄積された資源情報の取得を行い、自らの所属資源管理手段内に所属資源情報を更新する。この際、局所的空間管理機構は、一定の期間でポーリングするなどして、常に局所的空間内の資源の状態を最新のものに維持する。取得した資源情報は、仲介機構に転送され、仲介機構内の利用権情報管理手段と資源検索手段に蓄積される。当然、当該の局所的空間内から取り除かれ、局所的空間管理機構と通信できなくなった資源については、当該の局所的空間管理機構の管理から外れ、所属資源管理手段で管理される資源情報テーブルから除外され、仲介機構内の利用権情報管理手段と資源検索手段からも除外される。
【0030】
(2)局所的空間管理機構およびサービス機構の仲介機構への登録
仲介機構に対して、局所的空間機構およびサービス機構を登録するシーケンスを示したものが図8である。
【0031】
局所的空間管理機構が自らの局所的空間管理手段が管理している空間情報を提供し、仲介機構の資源検索手段内に蓄積される。また同様に、サービス機構内のサービス実行手段が管理しているサービス情報を、仲介機構のサービス検索手段内に蓄積する。
【0032】
(3)資源やサービスを利用するための利用権の登録
資源やサービスをユーザが使用するための利用権を、ユーザが保持するセキュアトークン内に格納することで、局所的空間やネットワーク上にあるサービスを安全に利用することができる。資源やサービスを利用するための利用権の登録を図示したものが図9である。
【0033】
資源を利用する場合、ユーザがセキュアトークンを局所的空間管理機構と通信させ、利用権の申請を行う。セキュアトークンは、局所的空間管理機構を経由して、仲介機構内の利用者情報管理手段に利用者ID等の情報を送付し、資源の利用申請を行う。仲介機構は、ユーザIDと利用権情報を確認し、利用権情報の更新を行い、セキュアトークンに利用権情報と利用権本体を送信し、セキュアトークンはそれを格納する。同時に局所的空間制御機構内の局所的利用権管理手段は、利用権情報を保持する。このケースは、仲介機構が集中的に利用権の制御を行う場合であるが、個々の局所的空間管理機構が分散して利用権の管理を行うケースもある。
【0034】
同様にユーザは、ネットワーク上のサービスを利用する場合に、サービス機構に対してもサービス利用権の申請を行う。セキュアトークンを持つユーザは、資源、局所的空間管理機構、仲介機構などを経由して、サービス機構にサービス利用権の申請を行う。サービス機構はサービス管理手段内のサービス管理情報テーブルにセキュアトークン内の利用者IDなどの個人識別情報を格納する。同時に使用可能なサービス情報も併せて利用権情報に格納し、サービス管理情報の更新を行う。正常にサービス利用権情報の格納が行われると、サービス機構は、セキュアトークンに対し利用権の払い出しを行い、セキュアトークンはサービス利用権を内部に保持する。サービス利用権と同様の手順を用い、セキュアトークン内に、資源やサービス機構と協調して動作するアプリケーションをサービス機構からセキュアトークン内に格納するケースも存在する。
【0035】
(4)他の局所的空間にある資源やサービスを利用するための利用権の登録
ユーザが他の局所的空間に存在する資源を利用するために、ユーザの持つセキュアトークンを資源やサービスが利用できるよう登録を依頼するシーケンスを示したものが図10である。
【0036】
セキュアトークンを保持したユーザが、資源や局所的空間管理機構Aを通じて、仲介機構に他の局所的にある特定の資源の利用許可申請をする。仲介機構は当該の局所的空間管理機構Bに対して、資源の状況の確認を行う。資源が問題なく使用できる状況にあれば、当該の局所的空間管理機構Bは、仲介機構に対し資源状況の回答を行う。仲介機構は、セキュアトークン内のユーザID等を用いユーザの識別や仲介機構内の利用権情報管理手段で管理する利用権情報の利用条件と照合し、利用権を獲得できるセキュアトークンであれば利用権情報テーブルの更新を行う。仲介機構は、当該の局所的管理機構Bに対して利用権情報の通知を行い、局所的空間管理機構Bは局所的利用権管理手段内の利用権テーブルを更新し、新たに追加された利用権情報を保持する。局所的空間管理機構Bは利用権情報の更新通知を仲介機構に行い、仲介機構は当該のセキュアトークンに対して利用権の提供を行う。
【0037】
ある局所的空間のある資源から利用可能なサービスを他の局所的空間の資源から利用する場合においても、同様の処理を行う。
【0038】
(5)局所的空間へのサービスのダウンロード
局所的空間管理機構に、サービス機構から、サービスを実行するためのアプリケーションやコンテンツをダウンロードするシーケンスを示したものが図11である。セキュアトークンを持ったユーザが、資源や局所的空間管理機構を通じ、サービス機構に、サービスを実行するためのアプリケーションやコンテンツを要求する。その要求に対し、サービス機構はセキュアトークン内の利用権を、サービスを実行するアプリケーションやコンテンツをダウンロードする局所的空間および資源情報を要求する。それに対しセキュアトークンを保持したユーザは、サービスの実行を行う局所的空間および資源を回答する。その回答を受け、正当な局所的空間と資源であることを認識したサービス機構は、アプリケーションやコンテンツの配信を局所的空間管理機構や資源に対して行う。局所的空間管理機構や資源は、サービスやコンテンツの本体をそれぞれに蓄積する場合も存在する。アプリケーションやコンテンツの配信を受けた局所的ネットワーク管理機構や資源は、アプリケーションやコンテンツをサービス機構から受け取った旨をセキュアトークンに対して伝える。
【0039】
図11においてはサービス機構からのサービスの利用権のダウンロードは、局所的空間管理機構にはその痕跡を残さないが、資源の利用権のダウンロード時のように局所的空間管理機構がサービスの利用権を内部に保持する場合も存在する。
【0040】
(6)局所的空間内における資源の利用
セキュアトークンを持ったユーザが局所的空間に入場し、入場した局所的空間内における資源の利用についてのシーケンスを図12に示す。
【0041】
ユーザの持ったセキュアトークンが、資源を介し、もしくは直接、局所的空間管理機構と通信を行い、セキュアトークン内のユーザ利用権保持手段と局所的ネットワーク管理機構の局所的利用権管理手段の内容に基づき、資源を利用できるユーザであることを認識することで、ユーザは資源に対して命令を与え使用することができる。資源はセキュアトークンに対して、資源の使用履歴を送付し、セキュアトークンはそれを保持する。
【0042】
(7)局所的空間内でのサービスの利用
セキュアトークンを持ったユーザが局所的空間に入場し、入場した局所的空間内の資源からネットワークサービスを利用する際のシーケンスを図13に示す。
【0043】
ユーザの持ったセキュアトークンが、資源や局所的空間管理機構や仲介機構を介し、もしくは直接サービス機構と通信を行い、セキュアトークン内のユーザ利用権保持手段とサービス機構のサービス管理手段の保持する内容に基づき、資源を利用できるユーザであることを認識することで、ユーザはサービスを使用することができる。サービス機構はセキュアトークンに対して、サービスの使用履歴を送付し、セキュアトークンはそれを保持する。
【0044】
(8)局所的空間間での資源・サービスの利用
セキュアトークンを持ったユーザが局所的空間に入場し、入場した局所的空間以外の局所的空間における資源の利用についてのシーケンスを図14に示す。
【0045】
ユーザの持ったセキュアトークンが、資源や局所的空間管理機構Aを介し、仲介機構に対して、他の特定の局所的空間Bに存在する資源を指定して使用を要求する。仲介機構は、利用権情報管理手段を用い、要求のあったセキュアトークンが正当な当該の資源を使用する権利を持つかといった情報を他の当該の局所的空間Bに存在する局所的空間管理機構Bと協調し、確認できれば、資源検索手段を用いて当該の資源B−1を検索する。仲介機構は検索結果をセキュアトークンに返し、ユーザは当該の資源B−1に対しての命令を、資源や局所的空間管理機構A、仲介機構内の利用命令中継制御手段、他の特定の局所的空間にある局所的空間管理機構Bを通じて送り、利用する。利用履歴は、セキュアトークンに返され、保持される。
【0046】
ユーザが現在いる以外の局所的空間のサービスを利用する場合についても、同様にセキュアトークンによるユーザ認証を行い、利用履歴を保持する。
【0047】
(9)資源・サービスの個人化
資源やサービスの個人の嗜好や利用環境に合わせチューニングするシーケンスを図15に示す。
【0048】
セキュアトークン内のユーザコンテキスト管理手段に蓄積された個人の嗜好や資源やサービスの利用履歴などのユーザコンテキスト情報を、資源やサービス利用の認証時に、当該の資源やサービスをユーザに併せチューニングする。
こうした環境のチューニングに必要な情報は、サービス機構上にあるコンテキスト管理機構に蓄積され、遠隔地における資源・サービス利用においても、資源やサービスを個人化する際に利用する場合もある。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を示す。
(1)資源の局所的空間管理機構への登録の例
資源であるビデオカメラAに対して、資源識別機構を付帯させる。資源情報として、「資源ID(0000000129)」、「資源名(VideoCamera129)」、「資源種別(VideoCamera)」、「資源機能(REC,PLAY,FF,REW)」、資源利用条件(利用可能ユーザ:all,利用可能空間001-003)」(図2参照)を登録する。これは、0000000129というIDを持つビデオカメラは、録画、再生、早送り、巻き戻しの機能を持ち、空間ID00l-003にいるすべてのユーザに対して操作可能であることを意味する。このビデオカメラAが、局所的空間管理機構AとBluetoothなどの通信手段を介して通信し、局所的空間管理機構Aは資源情報の登録を行う。また、同時に局所的空間管理機構Aは、仲介機構と通信手段を介して有線の通信を行い、自らの管理対象となったビデオカメラAの資源情報を、自らの空間情報とあわせて提供し、仲介機構はそれを登録する。(図7参照)
【0050】
(2)局所的空間管理機構およびサービス機構の仲介機構への登録
局所的空間機構Bは、その存在を仲介機構に知らせるため、通信手段を使用して、自らの「空間名(○○サッカー場)」、「空間ID(VP5236)」、「空間種別(サッカー場)」(図には示していない)といった空間情報を仲介機構に知らせる。仲介機構は、自らの資源検索手段や利用権情報管理手段に登録し、登録したことを通知する。(図8参照)
【0051】
同様にWebサービスを行うサービス機構Aは、その存在を仲介機構に知らせるために、サービス情報を送付する。仲介機構はWebサービスを行うサービス機構に関する「アプリケーション情報(Webサービス)」、「コンテンツ情報(交通案内)」、「サービス提供者情報(■■交通管理社)」といったサービス情報を登録し、登録の通知をサービス機構に返す。(図8参照)
【0052】
(3)資源やサービスを利用するための利用権の登録
あるユーザがセキュアトークンであるICカードに自らのオフィス内の資源であるビデオカメラを利用する際に、ICカードと資源であるPCを通信させ、さらにPCと局所的空間管理機構とを通信させ、さらにその先にある仲介機構に対して、資源の利用権の申請を行う。仲介機構は、すでに局所的空間管理機構から抽出されている資源に対する利用条件と利用者IDなどのユーザを識別する情報とのマッチングを行い、正当なユーザであれば、利用権情報の更新を行い、ビデオカメラに対する利用権を局所的空間管理機構や資源であるPCを経由して、ICカードにダウンロードする。局所管理機構は、この際ICカードに対するビデオカメラの利用権に関する情報を、利用権情報として保持する。(図9参照)
【0053】
また、あるICカードに、自らのオフィス内から利用する、Webサービスを利用するために、ユーザは資源であるPC、局所的空間管理機構、仲介機構を介し、サービス機構に利用権の申請を行う。サービス機構はサービス管理情報にユーザID等を格納し、正当なユーザであればサービス管理情報を生成し、仲介機構に渡す。仲介機構は、これから利用権情報の更新を行い、利用権情報管理手段内に保持し、ICカードに利用権をダウンロードする。局所管理機構は、この際ICカードに対するWebサービスの利用権に関する情報を、利用権情報として保持する。(図9参照)
【0054】
(4)他の局所的空間にある資源やサービスを利用するための利用権の登録
ユーザが、遠隔地にある他の局所的空間管理機構Bが管理するビデオカメラを使用する際には、ICカードを自らのいる局所的空間の資源であるPCと通信させ、自らが存在する局所的管理機構Aを介して、仲介機構に対して局所的空間管理機構Bが管理するビデオカメラの利用権を申請する。この際、仲介機構内の資源検索機構を用いて資源を探索することも可能である。仲介機構は局所的空間管理機構Bに対して当該のビデオカメラの資源状況の確認を行い、資源が使用可能な状態であれば、局所的空間管理機構Bが利用可能であると回答する。その回答を受けて、すでに局所的空間管理機構Bや仲介機構内の利用権情報管理手段から抽出されている資源に対する利用条件と利用者IDなどのユーザを識別する情報とのマッチングを行い、正当なユーザであれば、利用権情報の更新を行い、利用権情報の通知を局所的空間管理機構Bに対して行う。通知を受けた局所的管理機構Bは、局地的利用権を保持し、局地的利用権情報の更新通知を仲介機構に対して行う。それを受けた仲介機構は、利用権の提供をICカードに行う。(図10参照)
【0055】
(5)局所的ネットワーク管理機構へのサービスのダウンロード
ICカードを持ったユーザは、資源であるPC、局所的管理機構、仲介機構を介してサービス機構にサービスであるアプリケーションやコンテンツの配信を要求する。サービス機構は、利用権の認証を行い、認証が正常に行われれば、認証結果をICカードに対して伝達する。認証はサービス機構が行う場合もあれば、仲介機構が行う場合もある。認証結果を受けたユーザは資源であるPCを通じて、ダウンロード先の通知を、仲介機構を介してサービス機構に対して行う。サービス機構は仲介機構からダウンロード先を配信され、サービスのダウンロード先の確認を行う。確認終了後、サービスの配信を局所的空間管理機構に対して行う。サービスの配信を受けた局所的空間管理機構は、サービス配信結果の通知をICカードに送る。(図11参照)
【0056】
(6)局所的空間内における資源の利用
ICカードを持ったユーザは、資源であるビデオカメラを利用する際に、資源とICカードを通信させ、資源であるビデオカメラを通じて、局所的管理機構に対して資源利用の要求を行う。局所的管理機構は局所的利用権の照合を行い、正当なユーザからの利用要求であれば、利用許可の配信を資源であるビデオカメラを介して、ICカードに利用許可の配信を行う。利用許可を受けたICカードを持つユーザは、資源であるビデオカメラの利用を行い、ビデオカメラは、利用履歴をICカードに対して送る。(図12参照)
【0057】
(7)局所的空間内でのサービスの利用
ICカードを持ったユーザは、ネットワーク上のサービスであるWebサービスを利用する際に、端末PCとICカードを通信させ、PCと局所的空間管理機構、仲介機構を介して、サービスの利用要求をサービス機構に行うサービス機構は、ユーザの利用権の認証を行い、認証結果の通知を、仲介機構を介して認証結果の通知を行うICカードに対して行う。ユーザは、ICカードを用いてサービス機構のWebサービスを利用し、利用状況をICカードに受け取る。また、サービス機構内のコンテキスト管理手段内のコンテキスト情報に利用履歴を保存する。(図13参照)
【0058】
(8)局所的空間間での資源、サービスの利用
遠隔地である局所的空間Bにある資源のビデオカメラを、利用する際に、仲介機構を介して、局所的空間管理機構Bにあるビデオカメラに対する状況の確認を行う。同時に資源であるビデオカメラに対する利用権の確認を仲介機構が行い、資源であるビデオカメラの利用状況が問題なければ、ビデオカメラの利用認証をICカードに対して通知する。ユーザはICカードを利用して、資源、局所的空間管理機構A、仲介機構、局所的空間管理機構Bを介して資源であるビデオカメラの利用を行う。資源であるビデオカメラは、局所的空間Aに存在するICカードに対し利用履歴を送信しこれを保持する。(図14参照)
【0059】
(9)資源、サービスの個人化
ICカードを利用して資源を利用するユーザについては、資源であるやサービスであるWebサービスの利用時にICカード内に蓄積された、資源やサービスの利用履歴やユーザの嗜好ユーザの所属などから構成されるユーザコンテキスト情報を局所的空間管理機構やサービス機構に配信し、資源やサービスの個人化を行う。資源であるビデオカメラは、ユーザAに対しては、すべてのコントロールを許可するが、ユーザBに対しては、ユーザBのコンテキスト情報のユーザの所属などのパラメータにより、録画機能が使用できない等の利用条件の一部が制限される場合もある。Webサービスでは、電車の乗換案内などのWebサービスにアクセスした時に、ユーザコンテキスト情報をサービスコンテキスト管理機構に配信し、アクセス時にそのユーザの利用頻度の多い列車の乗換情報が最初に提示される。(図15参照)
【0060】
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
本発明を用いることにより、
(1)従来のいわゆるコンピュータを対象のみならず、情報家電などの技術の発達で、さまざまなデバイスが通信機能を持った場合に、個々のデバイスをネットワーク上で運用管理することを可能とする
(2)ネットワーク上に存在するさまざまなデバイスやサービス、コンテンツに対する利用権を、動的に個々の利用者に対して提供することが可能とする
(3)利用権の発行に対し、本人の認定や利用権の発行までひとつひとつのプロセスを経ず即時の利用権発行を可能とする
(4)遠隔地に存在するデバイスに対して、特定の利用権を持った利用者を認定し、当該の利用者の持つ利用権に応じてデバイスやコンテンツ、サービスなどの利用を安全に実行することを可能とする
(5)利用者の利用するデバイスや空間が変化しても、利用者がこれまで用いていたコンテキストを利用可能とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示す図である。
【図2】資源識別機構の構造を示す図である。
【図3】局所的空間管理機構の構造を示す図である。
【図4】仲介機構の構造を示す図である。
【図5】サービス機構の構造を示す図である。
【図6】セキュアトークン内の構造を示す図である。
【図7】資源登録のシーケンスを示す図である。
【図8】局所的空間管理機構およびサービス機構の登録シーケンスを示す図である。
【図9】資源やサービス利用のための利用権登録シーケンスを示す図である。
【図10】他の局所的空間にある資源やサービス利用のための利用権登録シーケンスを示す図である。
【図11】局所的空間管理機構へのサービスのダウンロードシーケンスを示す図である。
【図12】局所的空間内における資源の利用のシーケンスを示す図である。
【図13】局所的空間内におけるサービスの利用のシーケンスを示す図である。
【図14】局所的空間間での資源・サービスの利用のシーケンスを示す図である。
【図15】資源やサービスの個人化のシーケンスを示す図である。

Claims (17)

  1. 個々の資源に付帯し、通信手段と、前記資源に関する資源情報を管理する資源情報管理手段と、を持つ資源識別機構と、
    前記資源識別機構の通信手段と通信する通信手段と、自らが所属する局所的空間に関する空間情報を管理する局所的空間管理手段と、当該の局所的空間に存在する複数の資源に関する資源情報を前記複数の資源に付帯する資源識別機構より取得し管理する所属資源管理手段と、当該の局所的空間に存在する個々の資源を利用する権利に関する情報である利用権情報を管理する局所的利用権管理手段と、前記資源上で動作するアプリケーション本体およびサービス情報を管理するアプリケーション管理手段と、を持つ局所的空間管理機構と、
    を持つことを特徴とし、ユーザが局所的空間内に存在する資源を利用することを可能にする資源管理システム。
  2. 複数の資源にそれぞれ付帯する前記資源識別機構と複数の前記局所的空間管理機構と通信する通信手段と、前記資源の利用権に関して自ら生成した利用権情報または前記局所的空間管理機構から取得した利用権情報を管理する利用権情報管理手段と、複数の局所的空間管理機構から集められた空間情報と資源情報を管理、保持し、ユーザに対し資源の検索機能を提供する資源検索手段と、複数のサービス機構から集められたサービス実行情報、サービス管理情報を管理、保持し、ユーザに対しサービスの検索機能を提供するサービス検索手段と、ある局所的空間に存在するユーザが、遠隔地にある資源を利用する際の利用命令を、ユーザが現在いる局所的空間内から、ユーザが利用したい資源がある局所的空間へ中継する機能を提供する利用命令中継制御手段と、を持つ仲介機構と
    前記仲介機構の持つ通信手段と通信する通信手段と、サービスの利用権およびサービス管理情報を管理するサービス管理手段と、前記資源、前記局所的空間管理機構から収集したコンテキスト情報を保持、管理するコンテキスト管理手段と、アプリケーション本体およびサービス情報を保持し、ネットワークを介し、ユーザに対してサービスを実行するサービス実行手段と、を持つ複数のサービス機構と、
    を持つことを特徴とし、ユーザが他の局所的空間内に存在する資源やサービス機構を利用することを可能にする請求項1に記載の資源管理システム。
  3. 複数の資源にそれぞれ付帯する前記資源識別機構と、複数の前記局所的空間管理機構と前記仲介機構と複数の前記サービス機構を持つ資源管理システム上の資源やサービスを利用するために、個々の利用者が所有する、通信手段とユーザ情報管理手段とユーザ利用権保持手段とユーザコンテキスト保持手段を持つセキュアトークンを持つ請求項に記載の資源管理システム。
  4. 前記複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別機構と、前記複数の局所的空間管理機構と、前記仲介機構と、前記複数のサービス機構と、個々の利用者が所有する、通信手段とユーザ情報管理手段とユーザ利用権保持手段とユーザコンテキスト保持手段を持つセキュアトークンと、を持つ資源管理システムで、遠隔地にある局所的空間管理機構の管理する資源を利用する際に、セキュアトークン内のユーザ利用権保持手段内に格納されている利用者ID、資源に関する利用条件を含む利用権情報と、資源識別機構の資源情報管理手段内の資源ID、利用条件を少なくとも含む資源情報と、局所的空間管理機構の局所的利用権管理手段内で管理する局所的空間内の資源に関する利用権情報と仲介機構の利用権情報管理手段内の利用権情報の条件の照合を行うことにより動的利用権管理を実現する請求項に記載の資源管理システム。
  5. セキュアトークンのユーザコンテキスト保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理手段の情報を用いて、利用者が存在する局所的空間管理機構内に所属する資源を、セキュアトークン内のユーザコンテキスト管理手段に蓄積された個人の嗜好、または資源もしくはサービスの利用履歴を含むユーザコンテキスト情報を、資源もしくはサービス利用の認証時に、利用者が存在する前記局所的空間管理機構に配信することにより、セキュアトークンを持つ利用者に合わせ適応させる請求項3または4に記載の資源管理システム。
  6. セキュアトークンのユーザコンテキスト保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理手段の情報を用いて、利用者が存在しないネットワーク接続された局所的空間管理機構内に所属する資源を、セキュアトークン内のユーザコンテキスト管理手段に蓄積された個人の嗜好、または資源もしくはサービスの利用履歴を含むユーザコンテキスト情報を、資源もしくはサービス利用の認証時に、利用者が存在しないネットワークに接続された前記局所的空間管理機構に配信することにより、セキュアトークンを持つ利用者に合わせ適応させる請求項3ないし5のうちいずれか1項に記載の資源管理システム。
  7. 個々の資源に付帯し、通信手段と、前記資源に関する資源情報を管理する資源情報管理手段と、を持つ資源識別機構と、
    前記資源識別機構の通信手段と通信する通信手段と、自らが所属する局所的空間に関する空間情報を管理する局所的空間管理手段と、当該の局所的空間に存在する複数の資源に関する資源情報を前記複数の資源に付帯する資源識別機構より取得し管理する所属資源管理手段と、当該の局所的空間に存在する個々の資源を利用する権利に関する情報である利用権情報を管理する局所的利用権管理手段と、前記資源上で動作するアプリケーション本体およびサービス情報を管理するアプリケーション管理手段と、
    を持つ局所的空間管理機構とが、
    それらの通信手段を使用して通信を行い、前記資源識別機構が管理する資源情報を前記局所的空間管理機構に登録することを特徴とし、ユーザが局所的空間内に存在する資源を利用することを可能にする資源管理方法。
  8. 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別機構と複数の局所的空間管理機構と通信する通信手段と利用権情報管理手段と資源検索手段とサービス検索手段と利用命令中継制御手段を持つ仲介機構と、仲介機構の持つ通信手段と通信する通信手段とサービス管理手段とコンテキスト管理手段とサービス実行手段を持つ複数のサービス機構とが、それらの通信手段を使用して通信を行い、前記局所的空間管理機構に登録されている資源情報および前記局所的空間管理機構が管理している空間情報を前記仲介機構に蓄積することを特徴とし、ユーザが他の局所的空間内に存在する資源やサービス機構を利用することを可能にする請求項7に記載の資源管理方法。
  9. 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別機構と、複数の局所的空間管理機構と仲介機構と複数のサービス機構を持つ資源管理システム上の資源やサービスを利用するために、個々の利用者が所有する、通信手段とユーザ情報管理手段とユーザ利用権保持手段とユーザコンテキスト保持手段を持つセキュアトークンは、前記局所的空間管理機構を経由して、前記仲介機構に資源の利用申請を行い、前記仲介機構は利用者を識別する情報と利用権が利用条件に合致しているかどうかの確認を行い、利用権情報の更新を行い、前記セキュアトークンに利用権情報と利用権本体を送信し、前記セキュアトークンは前記利用権情報と前記利用権本体をユーザ利用権保持手段に格納する請求項8に記載の資源管理方法。
  10. 複数の資源にそれぞれ付帯する資源識別機構と、複数の局所的空間管理機構と仲介機構と複数のサービス機構とセキュアトークンを持つ資源管理システムで、遠隔地にある局所的空間管理機構の管理する資源を利用する際に、セキュアトークンは、自らが所属する局所的空間管理機構を経由して、前記仲介機構に他の局所的にある特定の資源の利用申請を行い、前記仲介機構は当該の局所的空間管理機構に対して資源の状況の確認を行い、前記当該の局所的空間管理機構は前記仲介機構に対して資源の状況の回答を行い、前記仲介機構はセキュアトークンが利用権を獲得できる場合は利用権情報を更新し前記当該の局所的管理機構に対して利用権情報を通知し、前記当該の局所的利用権管理機構は新たに追加された利用権情報を保持し更新通知を前記仲介機構に行い、前記仲介機構は前記セキュアトークンに対して利用権の提供を行う請求項8に記載の資源管理方法。
  11. セキュアトークンのユーザコンテキスト保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理手段の情報を用いて、利用者が存在する局所的空間管理機構内に所属する資源を、セキュアトークン内のユーザコンテキスト管理手段に蓄積された個人の嗜好、または資源もしくはサービスの利用履歴を含むユーザコンテキスト情報を、資源もしくはサービス利用の認証時に、利用者が存在する前記局所的空間管理機構に配信することにより、セキュアトークンを持つ利用者に合わせ適応させる請求項9または10に記載の資源管理方法。
  12. セキュアトークンのユーザコンテキスト保持手段内の情報とサービス機構のコンテキスト管理手段の情報を用いて、利用者が存在しないネットワーク接続された局所的空間管理機構内に所属する資源を、セキュアトークン内のユーザコンテキスト管理手段に蓄積された個人の嗜好、または資源もしくはサービスの利用履歴を含むユーザコンテキスト情報を、資源もしくはサービス利用の認証時に、利用者が存在しないネットワークに接続された前記局所的空間管理機構に配信することにより、セキュアトークンを持つ利用者に合わせ適応させる請求項9ないし11のうちいずれか1項に記載の資源管理方法。
  13. 請求項1に記載の資源管理システムにおける資源管理機構を備える装置であって、
    個々の資源に付帯し、
    前記通信手段と前記局所的空間管理手段と前記所属資源管理手段と前記局所的利用権管理手段と前記アプリケーション管理手段を持つ前記局所的空間管理機構の前記通信手段と通信する通信手段と、
    前記資源に関する資源情報を管理する資源情報管理手段と、
    を持つ資源識別機構を備える装置。
  14. 請求項1に記載の資源管理システムにおける局所的空間管理機構を備える装置であって、
    前記資源識別機構の前記通信手段と通信する通信手段と、
    自らが所属する局所的空間に関する空間情報を管理する局所的空間管理手段と、
    当該の局所的空間に存在する複数の資源に関する資源情報を前記複数の資源に付帯する資源識別機構より取得し管理する所属資源管理手段と、
    当該の局所的空間に存在する個々の資源を利用する権利に関する情報である利用権情報を管理する局所的利用権管理手段と、
    前記資源上で動作するアプリケーション本体およびサービス情報を管理するアプリケーション管理手段と、
    を持つ局所的空間管理機構を備える装置。
  15. 請求項2に記載の資源管理システムにおける仲介機構を備える装置であって、
    複数の資源にそれぞれ付帯する前記資源識別機構と複数の前記局所的空間管理機構と通信する通信手段と、
    仲介機構の持つ通信手段と通信する通信手段と前記サービス管理手段と前記コンテキスト管理手段とサービス実行手段を持つ複数の前記サービス機構の前記通信手段と通信する通信手段と、
    前記資源の利用権に関して自ら生成した利用権情報または前記局所的空間管理機構から取得した利用権情報を管理する利用権情報管理手段と、
    複数の局所的空間管理機構から集められた空間情報と資源情報を管理、保持し、ユーザに対し資源の検索機能を提供する資源検索手段と、
    複数のサービス機構から集められたサービス実行情報、サービス管理情報を管理、保持し、ユーザに対しサービスの検索機能を提供するサービス検索手段と、
    ある局所的空間に存在するユーザが、遠隔地にある資源を利用する際の利用命令を、ユーザが現在いる局所的空間内から、ユーザが利用した資源がある局所的空間へ中継する機能を提供する利用命令中継制御手段と、
    を持つ仲介機構を備える装置。
  16. 請求項2に記載の資源管理システムにおけるサービス機構を備える 装置であって、
    前記仲介機構の前記通信手段と通信する通信手段と、
    サービスの利用権およびサービス管理情報を管理するサービス管理手段と、
    前記資源、前記局所的空間管理機構から収集したコンテキスト情報を保持、管理するコンテキスト管理手段と、
    アプリケーション本体およびサービス情報を保持し、ネットワークを介し、ユーザに対してサービスを実行するサービス実行手段と、利用命令中継制御手段と、
    を持つサービス機構を備える装置。
  17. 請求項3に記載の資源管理システムにおけるセキュアトークンを備える装置であって、
    前記資源識別機構と、複数の前記局所的空間管理機構と前記仲介機構と複数の前記サービス機構を持つ資源管理システム上の資源やサービスを利用するために、個々の利用者が所有する、通信手段とユーザ情報管理手段とユーザ利用権保持手段とユーザコンテキスト保持手段を持つセキュアトークンを備える装置。
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