JP3858218B2 - 回転電機のブラシ支持機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転電機のブラシ支持機構に関し、特にブラシ圧調整機構を具備した回転電機のブラシ支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、回転電機のブラシ支持装置の従来例であって、回転電機(例えば巻線形誘導電動機)の部分縦断面図、図8は、図7のB−B断面拡大詳細図である。図7及び図8において、巻線形誘導電動機の回転子の片側に対して環状に設けられた整流子101の外周には、ブラシホルダ103が左右4個ずつ対称的に配置され、後述する取付板106などを介して固定されている。各ブラシホルダ103には、ブラシ102が挿入され、さらにスプリング114の片側が係止穴103aに挿入された爪部を介して固定されている。このスプリング114は、コイル状に形成された先端でブラシ102の頭部を押圧している。各ブラシホルダ103は、図7に示す環状の取付板106に固定され、この取付板106は、図7において 120°間隔に設けられた固定具107を介して、図示しない固定子に固定されている。
【0003】
このように構成された回転電機のブラシ支持装置においては、巻線形誘導電動機の回転子が回転することによって、整流子101が回転し、この整流子101に流れる電流は、これらのブラシ102に接続された図示しないピグテール線を介して外部より導かれる。また、ブラシ102が摩耗すると、スプリング114による押圧力が低下するので、保守・点検の際に取り換えられる。ところで、このように構成された回転電機のブラシ支持装置においては、回転子の回転に伴って整流子101も軸心線と直交方向に振動するが、巻線形誘導電動機に連結された負荷が、例えば、ポンプの場合には、軸方向にも振動する場合もある。また、製造上の誤差で、固定子と回転子間の軸方向の磁気中心が若干ずれた場合には、軸方向の振動が発生する。
【0004】
前記問題点を解決する手段として、例えば特開平9−98546号公報があり、回転電機のブラシ支持装置に関するものである。図9は、前記特開平9−98546号公報に開示されている回転電機のブラシ支持装置の実施形態を示す部分縦断面図で、前記従来の技術で示した図7に対応する図である。また、図10は、図9のA−A断面拡大詳細図で、同じく図8に対応する図である。
【0005】
図9及び図10のものでは、従来の技術で示した図7及び図8の場合と異なって、各相の各ブラシ102を押圧するスプリングは、それぞれ2個の引張りばね105とし、該引張りばね105の復帰力によって、各ブラシ102を押圧する帯板104の両端を各引張りばね105に接続したことである。なお、ブラシホルダ103や取付板106などは、従来の技術で示した図7及び図8と同一のため、同一符号を付して説明を省略する。図9及び図10において、各ブラシ102の押圧側には、図10に示すように軸心線と平行な方向に長い角穴102aがあらかじめ加工されている。この角穴102aの長さは、帯板104の幅と比べて僅かに長くなっている。
【0006】
一方、巻線形誘導電動機の固定子の下部ベース108には、図9においてはL字形に形成されガラス繊維入り強化ポリエステル樹脂で製作された固定具108aが、図9においては軸心を挟んで左右対称に固定されている。この固定具108aの上部には、密着巻で巻き付けられた引張りばね105の下端に形成されたフック部がボルトで固定されている。この引張りばね105の上部のフック部には、開口側が僅かに狭い略U字状に湾曲したばね鋼材の帯板104の下端がボルトで固定されている。この帯板104は、図10に示すように、各ブラシ102に形成された角穴102aにあらかじめ貫挿されている。この結果、帯板104は、引張りばね105の復帰力によって両端が下方の軸心側に引張られ、この帯板104によって、弧状に配置された各ブラシ102は、回転子の軸心方向に押圧されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
係る図7の従来例においては、以下のような問題点があった。即ち、各ブラシについてスプリング114が取り付けられているので、組立に時間がかかるだけでなく、各スプリング相互の僅かな製作誤差によって、各ブラシに印加される圧力が変動するおそれがある。すると、各ブラシの摩耗も不均一となるので、特定のブラシが定期点検に至る前に大幅に摩耗し、接触圧力が不足して過熱したり、整流子との間に火花が発生するおそれもある。
【0008】
又、図9の回転電機のブラシ支持装置では、以下のような問題点があった。即ち、各相の各ブラシ102を押圧するスプリングは、それぞれ2個の引張りばね105とし、この引張りばね105の復帰力によって、各ブラシ102を押圧する帯板104の両端を各引張りばね105に接続したものである。各ブラシ102を押圧する帯板104は、略U字状に湾曲したばね鋼材である為に、複数のブラシが個々に変動した場合には変動した各々のブラシに追従してブラシ圧を調整できない。係る事態が長期に亘って継続された場合には、複数のブラシが互いに異なる摩耗をし、帯板104の機能が損なわれ、前記したと同様に特定のブラシが定期点検に至る前に大幅に摩耗し、接触圧力が不足して過熱したり、整流子との間に火花が発生するおそれもある。
【0009】
本発明は、係る問題を解決してブラシに印加される圧力のばらつきを防ぐ回転電機のブラシ支持機構を得ることを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために請求項1記載の回転電機のブラシ支持機構では、整流子の外周に設けられた複数のブラシを前記整流子に押圧する回転電機のブラシ支持装置において、一対のブラシが互いに均衡するように押圧を発生するブラシ圧調整機構が具備され、前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合するばね機構結合部から構成され、前記ばね機構部は、前記ブラシ圧調整機構によって押圧が調整される一対のブラシの一端に、該ブラシの整流子と接する側と異なる側を押圧する押圧部が各々一端に形成されている2本のばね部分を具備する第1のばね具と第2のばね具とを有し、前記第1のばね具と第2のばね具の他端は、前記2本のばね部分が一体化されると共に、該一体化された部分が各々はめ込まれた前記ばね機構結合部によって可動的に結合されており、前記第1のばね具の一端と他端との間、及び前記第2のばね具の一端と他端との間には、前記ブラシ圧調整機構を回転電機に固定するための固定部が各々具備されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の回転電機のブラシ支持機構では、請求項1の発明において、前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合する切り欠き部が形成されているばね機構結合部から構成されることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の回転電機のブラシ支持機構では、請求項1又は2の発明において、前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合する合成樹脂で形成されているばね機構結合部から構成されることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を説明するための説明図である。図1に示す本発明の実施形態では、図7で示したブラシホルダなどの回転電機を構成する部分については省略してある。又、回転電機は、整流子1がブラシと接触しているものとする。図1において、図示していない回転子の片側に対して回転軸6の周囲に設けられた整流子1の外周には、ブラシ5a、5bが設けられている。前記ブラシ5a、5bは、ばね機構部2と、ばね機構結合部4により後述するようにして整流子1に何れも一定の圧力で押圧されて接触されている。以下ばね機構部2とばね機構結合部4とを総称してブラシ圧調整機構と称する。
【0014】
前記ばね機構部2は、弾性を有する材料(例えば、はがね)で形成されている、第1のばね具2Aと第2のばね具2Bからなり、該第1のばね具2Aと第2のばね具2Bの一端は、ブラシ5a、5bとを押圧する押圧部2a、2bが各々形成されている。前記ばね機構結合部4は、ばね機構部2から加えられる圧力によって変形しない剛性の材料(例えば合成樹脂)で形成されている。前記ばね機構結合部4は、前記第1のばね具2Aと第2のばね具2Bの前記押圧部2a、2bが形成されている側と反対の端を各々結合する切り欠き部4a、4bが形成されている。前記第1のばね具2Aと第2のばね具2Bの前記押圧部2a、2bが形成されている側と反対の端が、前記切り欠き部4a、4bに挿入され、ばね機構部2とばね機構結合部4とが可動可能に結合されている。
【0015】
前記第1のばね具2Aの一端と他端との間、及び前記第2のばね具2Bの一端と他端との間には、前記ブラシ圧調整機構を回転電機に固定するための固定部3a、3bが設けられている。前記第1のばね具2Aと第2のばね具2Bは、前記押圧部2a、2bからの力をばね機構結合部4に伝えるように前記固定部3a、3bにより図示してない回転電機に取り付けられている。係る取り付けは、前記押圧部2a、2bからの力がばね機構結合部4に伝達するように前記第1のばね具2Aと第2のばね具2Bは回転電機に可動的に取り付けられている。
【0016】
前記構成のブラシ圧調整機構の作用について以下に説明する。前記第1のばね具2Aと第2のばね具2Bとにより、一方の端である押圧部2a、2bに力が加えられる。係る力は、前記固定部3a、3bを各々の支点として、ブラシ5a、5bが各々、前記整流子1を押すように働く。一方、前記押圧部2a、2bからの反力が前記固定部3a、3bを支点としてばね機構結合部4に加えられ、ブラシ5a、5bは、互いの押圧が均衡して静止している。
【0017】
係る均衡状態において、何らかの原因(例えば押圧部2aの圧力が強く、ブラシ5aが摩耗する)でブラシ5aとブラシ5bとの圧力のバランスが崩れ、例えば押圧部2aがX1方向に移動し、整流子1に近づいたとする。係る場合に、第1のばね具2Aの弾力は、固定部3aが可動的に取り付けられているので、固定部3aを介してばね機構結合部4をX2方向に移動するように働く。
【0018】
一方ばね機構結合部4は、変形しない材料で形成されているので、第2のばね具2BはX2方向に移動される。係る場合、押圧部2bによって、ブラシ5bに加えられている圧力も減少し、押圧部2aと2bの押圧が均衡する位置でばね機構結合部4は静止する。その結果、第1のばね具2Aの弾力によって固定部3aを介して押圧部2aの圧力が減少し、ブラシ5aの押圧が減少する。よって、前記ブラシ5aが摩耗する力が減少し、ブラシ5aの摩耗が低減される。
【0019】
ブラシ5bについても同様の作用がなされ、又、整流子1などの偏芯、振動などによってブラシ5aとブラシ5bに加わる力が変化した場合についても同様の作用がなされる。
【0020】
図2は、本発明の実施形態を説明する概観図である。図2において、回転軸6の周囲には、電機子巻線7と、該電機子巻線7に電流を供給するための整流子1が設けられている。該整流子1は図示していない回転電機の固定子に固定されたブラシホルダに保持され、前記整流子1には、ブラシ5a、5bが接触するようにして回転軸6を挟んで設けられている。該ブラシ5a、5bが整流子1と接触していない側には、前記ブラシ圧調整機構が設けられている。該ブラシ圧調整機構は、前記したように、ばね機構部2と、ばね機構結合部4とからなる。但し、図2においては、前記ばね機構部2は、前記ブラシ5a、5bを押圧する第1のばね具2A1、2A2(図示せず)と第2のばね具2B1、2B2から各々構成されている。
【0021】
図3は、ばね具とその取付を示す図であって、第1のばね具2A1、2A2と第2のばね具2B1、2B2の正面図を図3(a)、図3(c)に、側面図を図3(b)、図3(d)に示す。前記両ばね具には、該ばね具を回転電機の固定子(図2では図示せず)に固定するための固定部3a、3bが各々以下のように設けられている。即ち、第1のばね具2A1、2A2には固定部3a1、3a2が、第2のばね具2B1、2B2には固定部3b1、3b2が各々リング状に形成されている。そして、前記リング状の固定部には固定具8a、8bが各々貫通され、該固定具8a、8bによって図示していない回転電機の固定子に前記固定部3a(3a1、3a2)、3b(3b1、3b2)が各々固定される。
【0022】
前記ブラシ5a、5bを押圧する第1のばね具2A1、2A2と第2のばね具2B1、2B2の端には押圧部2a1、2a2、と2b1、2b2が各々形成されていて、前記ブラシ5a、5bは前記押圧部によって整流子1と接触していない側が押圧されている。
【0023】
又、第1のばね具2A1、2A2、第2のばね具2B1、2B2の前記ブラシ5a、5bを押圧する端と反対の端Ra、Rbは一体化されている。前記一体化された部分Ra、Rbは、ばね機構結合部4の両端に各々以下のようにして可動的に結合されている。即ち、ばね機構結合部4は図4に示す構造をしていて、図4(a)は上面図、図4(b)は側面図である。前記ばね機構結合部4は、ばね機構部2から加えられる圧力によって変形をしない剛性の材料(例えば合成樹脂)で形成されている。ばね機構結合部4の両端は、各々前記ばね機構部2と結合する切り欠き部4a、4bが形成されている。該切り欠き部4a、4bにばね機構部2の一体化された部分Ra、Rbが各々はめ込まれてばね機構部2とばね機構結合部4とが可動的に結合される。
【0024】
図5は、本発明の実施形態の一部断面図である。図6は、図5のA―B部断面図である。以下、図5、図6を用いて説明する。回転軸6の周囲には、電機子巻線7と、該電機子巻線7に電流を供給するための整流子1が設けられている。該整流子1は回転電機の固定子に固定されたブラシホルダ9a、9bに保持され、前記整流子1には、ブラシ5a、5bが接触するようにして回転軸6を挟んで設けられている。前記回転軸6は、ベアリング24により回転可能なように回転電機の固定子22に取り付けられている。
【0025】
前記ブラシホルダ9a、9bには、ネジ23a、23bによりブラシ5a、5bを介して整流子1に電流を流す為の端子20a、20bが取り付けられていて、図示していないピグテール線から前記端子20a、20bに電流が供給される。
【0026】
第1のばね具2A(2A1、2A2)、第2のばね具2B(2B1、2B2)は、固定具8a、8bにより固定部3a(3a1、3a2)、3b(3b1、3b2)が前記ブラシホルダ9a、9bに各々固定されている。又、前記ブラシホルダ9a、9bは、ネジ21a、21bにより回転電機の固定子22に固定されている。固定具8a、8bにより固定された第1のばね具2A(2A1、2A2)、第2のばね具2B(2B1、2B2)の一体化された部分Ra、Rbは、ばね機構結合部4の切り欠き部4a、4bに各々はめ込まれてばね機構部2(第1のばね具2A(2A1、2A2)、第2のばね具2B(2B1、2B2))と可動的に結合されている。
【0027】
前記ばね機構結合部4とばね機構部2が作用して、第1のばね具2A(2A1、2A2)、第2のばね具2B(2B1、2B2)の他端に形成されている押圧部2a1、2a2、と2b1、2b2によりブラシ5a、5bが整流子1に各々押圧されている。
【0028】
なお、図5、図6におけるブラシ圧調整機構の作用は、図1で説明したと同様であり、説明を省略する。
【0029】
又、前記実施の形態においては、ブラシは1組として説明したが、これ以外の数であってもよく、係る場合にはブラシの組数に応じてブラシ圧調整機構の数を増加し、回転軸に対して前記ブラシ圧調整機構が互いの押圧がバランスするように設けるようにする。更に又、前記ばね機構部2は、各ブラシに対して各々1又は2個として説明したが、これ以外の数であってもよい。係る場合であっても固定部に対して押圧部と反対側の端は一体化されていて、ばね機構結合部4と可動的に結合されている。
【0030】
【発明の効果】
本発明のブラシ支持機構によれば、整流子の外周に設けられた複数のブラシを前記整流子に押圧する回転電機のブラシ支持装置において、一対のブラシが互いに均衡するように押圧を発生するブラシ圧調整機構が具備されていることによって、各ブラシに加わる圧力を均等にし、もって各ブラシの摩耗も均一となるので、特定のブラシが定期点検に至る前に大幅に摩耗することもなく、接触圧力が不足して過熱したり、整流子との間に火花が発生するおそれもなくなる。さらに、前述した軸方向の振動が、万一、ブラシに印加されてもブラシに加わる圧力を一定に保つ作用が働き、ブラシも振動せず、過熱や火花発生の要因となるおそれもなくなる。
【0031】
本発明のブラシ支持機構によれば、前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合するばね機構結合部から構成されることにより、ブラシ圧調整機構を簡単な構造にできる。
【0032】
本発明のブラシ支持機構によれば、前記ブラシ圧調整機構におけるばね機構部は、当該ブラシ圧調整機構によって押圧が調整される一対のブラシの一端に、該ブラシの整流子と接する側と異なる側を押圧する押圧部が形成されている第1のばね具と第2のばね具とを有し、前記第1のばね具と第2のばね具の他端は、前記ばね機構結合部によって可動的に結合され、前記第1のばね具の一端と他端との間、及び前記第2のばね具の一端と他端との間には、前記ブラシ圧調整機構を回転電機に固定するための固定部が各々具備されていることにより、ブラシ圧調整機構は安定したブラシ圧を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための説明図である。
【図2】本発明の実施形態を説明する概観図である。
【図3】ばね具とその取付を示す図であって、第1のばね具2A1、2A2と第2のばね具2B1、2B2の正面図を図3(a)、図3(c)に、側面図を図3(b)、図3(d)に示す。
【図4】ばね機構結合部の図であって、図4(a)は上面図、図4(b)は側面図である。
【図5】本発明の実施形態の一部断面図である。
【図6】図5のA―B部断面図である。
【図7】従来の回転電機のブラシ支持装置であって、回転電機の部分縦断面図である。
【図8】図7のB−B断面拡大詳細図である。
【図9】従来の回転電機の他のブラシ支持装置であって、回転電機の部分縦断面図である。
【図10】図9のB−B断面拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 整流子
2 ばね機構部
2a、2b 押圧部
2A、2B ばね具
3a、3b 固定部
4 ばね機構結合部
4a、4b 切り欠き部
5a、5b ブラシ
6 回転軸
7 電機子巻線
8a、8b 固定具
22 回転電機の固定子
Claims (3)
- 整流子の外周に設けられた複数のブラシを前記整流子に押圧する回転電機のブラシ支持装置において、
一対のブラシが互いに均衡するように押圧を発生するブラシ圧調整機構が具備され、
前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合するばね機構結合部から構成され、
前記ばね機構部は、前記ブラシ圧調整機構によって押圧が調整される一対のブラシの一端に、該ブラシの整流子と接する側と異なる側を押圧する押圧部が各々一端に形成されている2本のばね部分を具備する第1のばね具と第2のばね具とを有し、
前記第1のばね具と第2のばね具の他端は、前記2本のばね部分が一体化されると共に、該一体化された部分が各々はめ込まれた前記ばね機構結合部によって可動的に結合されており、
前記第1のばね具の一端と他端との間、及び前記第2のばね具の一端と他端との間には、前記ブラシ圧調整機構を回転電機に固定するための固定部が各々具備されていることを特徴とする回転電機のブラシ支持機構。 - 前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合する切り欠き部が形成されているばね機構結合部から構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のブラシ支持機構。
- 前記ブラシ圧調整機構は、ばね機構部と、該ばね機構部を結合する合成樹脂で形成されているばね機構結合部から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転電機のブラシ支持機構。
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